JP2019081209A - マニピュレータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マニピュレータの操作が的確に行えるマニピュレータ装置を提供する。【解決手段】少なくとも一つの関節を有するマニピュレータ23を備えたマニピュレータ装置1であって、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを検出するトルク検出部154と、マニピュレータ23を撮像するカメラ22と、カメラ22により撮像した画像を表示するための表示部11と、表示部11に画像信号を出力して表示制御を行いマニピュレータ23の操作中においてトルク検出部154により検出したトルクのアイコンAをマニピュレータ23の画像と共に表示部11に表示させる表示制御部153とを備えて構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、マニピュレータ装置に関する。
従来、マニピュレータ装置として、例えば、特許第4558682号公報に記載されるように、移動型ロボットに用いられるマニピュレータであって、カメラを搭載し、マニピュレータで作業状況をカメラが撮像する画像を確認しながらマニピュレータの操作が行えるものが知られている。
特許第4558682号公報
上述したマニピュレータにあっては、マニピュレータの作業状況を画像で確認しながら操作することができるが、作業内容によってはマニピュレータの操作が的確に行えないおそれがある。例えば、マニピュレータが外部からトルクを受けた場合、そのトルクを認識することができない。このため、マニピュレータをどのように操作すれば的確に作業が行えるのかを把握しにくく、マニピュレータの操作が的確に行えないこととなる。
そこで、マニピュレータ装置において、外部から受けるトルクを考慮して、マニピュレータの操作が的確に行える装置の開発が望まれている。
そこで、本発明の一態様に係るマニピュレータ装置は、少なくとも一つの関節を有するマニピュレータと、マニピュレータが外部から受けるトルクを検出するトルク検出部と、マニピュレータを撮像するカメラと、カメラにより撮像した画像を表示するための表示部と、表示部に画像信号を出力して表示制御を行い、マニピュレータの操作中においてトルク検出部により検出したトルクの方向を示すアイコンをマニピュレータの画像と共に表示部に表示させる表示制御部とを備えて構成されている。このマニピュレータ装置によれば、マニピュレータの操作中において、マニピュレータが外部から受けるトルクの方向を示すアイコンをマニピュレータの画像と共に表示部に表示させる。このため、マニピュレータの操作者は、トルクのアイコンを見ることにより、マニピュレータの操作状況を認識することができる。従って、マニピュレータの操作を的確に行える。
また、本発明の一態様に係るマニピュレータ装置において、表示部は、アイコンとして、トルクの方向に応じて湾曲する矢印を表示してもよい。この場合、アイコンとしてトルクの方向に応じて湾曲する矢印が表示されるため、操作者はマニピュレータが外部から受けるトルクの方向を迅速に認識することができる。このため、表示部に表示される矢印を見ることでマニピュレータを的確に操作することができる。
また、本発明の一態様に係るマニピュレータ装置において、表示部は、トルクが大きいほど矢印を大きく表示してもよい。この場合、マニピュレータの操作者は、トルクを示す矢印を見ることでトルクの大きさを認識することができる。このため、操作者は、マニピュレータを操作して矢印が小さくなることでマニピュレータの操作が適切であることを認識することができ、円滑かつ的確な操作が行える。
さらに、本発明の一態様に係るマニピュレータ装置において、表示部は、トルクが大きいほど矢印を長く表示してもよい。この場合、マニピュレータの操作者は、矢印を見ることでトルクの大きさを認識することができる。このため、操作者は、マニピュレータを操作して矢印が短くなることでマニピュレータの操作が適切であることを認識することができ、円滑かつ的確な操作が行える。
本発明によれば、外部からトルクを受けるような作業であっても、マニピュレータの操作を的確に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係るマニピュレータ装置を示す構成概要図である。 図2は、図1のマニピュレータ装置における電気的構成を示すブロック図である。 図3は、図1のマニピュレータ装置の画像表示の説明図である。 図4は、図1のマニピュレータ装置の画像表示の説明図である。 図5は、図1のマニピュレータ装置の画像表示の説明図である。 図6は、図1のマニピュレータ装置における表示制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下の説明では、本発明が、走行移動体に搭載される場合について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るマニピュレータ装置1の構成概要図である。
図1に示されるように、マニピュレータ装置1は、マニピュレータ23を搭載する移動体20と、マニピュレータ23を遠隔操作する操作部10とを備えている。このマニピュレータ装置1は、人が立ち入れない場所等における作業を遠隔操作する場合などに用いられる。マニピュレータ装置1は、マニピュレータ23を遠隔操作できるため、人が立ち入れない場所等における作業などを行う場合であっても、マニピュレータ装置1の操作者の安全を図ることができる。
移動体20は、本体21に無限軌道を備えた走行移動体である。この移動体20は、クローラなどの無限軌道を備えることで、不整地の走行に適している。なお、移動体20としては、車輪を備えた走行移動体を用いる場合もある。移動体20の本体21には、マニピュレータ23が取り付けられている。マニピュレータ23は、例えば、移動体20の前部に取り付けられ、移動体20の前部で作業が行えるようになっている。マニピュレータ23は、少なくとも一つの関節を有するものが用いられる。本実施形態では、六つの関節を有する6軸マニピュレータが用いられている。例えば、マニピュレータ23は、本体21に対し垂直軸を中心に旋回可能であり、二つの関節で二つのリンクを結合し水平軸を中心に各リンクを回動可能とされ、リンク先端の把持部231に対し垂直軸、水平軸、長手方向の軸を中心にそれぞれ回動可能とされる。
把持部231は、作業対象物Wを把持する機構により構成されている。例えば、把持部231は、複数の指部231aを有し、指部231aを開閉することにより作業対象物Wを把持及び把持解除を可能に構成される。把持部231の基端側には、力覚センサ25が設けられている。力覚センサ25は、把持部231が外部から受けるトルクを検出するセンサである。力覚センサとしては、例えば、3軸の力成分(Fx、Fy、Fz)と3軸のモーメント成分(Mx、My、Mz)を検出できるものが用いられる。
移動体20の本体21には、カメラ22が取り付けられている。カメラ22は、マニピュレータ23を撮像する撮像機器である。カメラ22は、マニピュレータ23の作業領域に向けて取り付けられ、マニピュレータ23の作業状況を撮影する。図1では、カメラ22は前方に向けて取り付けられ、移動体20の前方の領域を撮像可能となっている。移動体20の本体21には、走行駆動部26、通信部27及び制御部28が設けられている(図2参照)。これらの詳細については、後述する。
図1に示すように、操作部10は、表示部11及び本体部12を備えている。表示部11は、カメラにより撮像した画像を表示するための表示機器であり、例えば矩形の表示領域を有するディスプレイが用いられる。表示部11は、カメラ22により撮像されるマニピュレータ23の作業状況を表示する。カメラ22により撮像される画像は、動画であってもよいし、静止画であってもよい。本体部12には、マニピュレータ23の操作レバーなどの操作入力部13が設けられている。また、本体部12内には、通信部14及び制御部15が設けられている(図2参照)。これらの詳細については、後述する。
操作部10と移動体20は、無線により通信可能となっている。操作部10の操作入力により、移動体20のマニピュレータ23を操作することができる。なお、操作部10と移動体20をケーブルなどの線状部材で電気的に接続し、操作部10と移動体20の間で有線通信可能としてもよい。また、図1では、操作部10の本体部12が設置型の場合について図示しているが、本体部12は、操作者が手に取って操作できるハンディタイプのものであってもよい。この場合、表示部11は、設置型であってもよいし、本体部12に取り付けられて操作部10全体がハンディタイプに構成されていてもよい。
図2はマニピュレータ装置1の電気的構成の概要を示すブロック図である。
図2に示すように、操作部10は、表示部11、操作入力部13、通信部14及び制御部15を備えている。制御部15は、操作部10における各制御を実行する制御器であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアとにより構成されたコンピュータが用いられる。制御部15は、作動制御部151、走行制御部152、表示制御部153及びトルク検出部154を備えている。作動制御部151は、マニピュレータ23の作動制御を行う。作動制御部151は、操作入力部13の操作信号に基づいて作動制御信号を生成し、通信部14へ作動制御信号を出力する。走行制御部152は、移動体20の走行制御を行う。走行制御部152は、操作入力部13の走行操作入力に基づいて走行制御信号を生成し、通信部14へ走行制御信号を出力する。
表示制御部153は、通信部14から画像データを入力し、この画像データに基づいて画像信号を生成し、表示部11に対し画像信号を出力する。表示制御部153は、マニピュレータ23の操作中においてトルク検出部154により検出したトルクの方向を示すアイコンをマニピュレータ23の画像と共に表示部11に表示させる。例えば、図3に示すように、表示制御部153は、画像データ及びマニピュレータ23が外部から受けるトルクのデータに基づいて、マニピュレータ23の画像と共にアイコンAを表示部11に表示させる。ここで、マニピュレータ23が外部から受けるトルクは、マニピュレータ23が作動することにより外部から受ける反トルクである。このため、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを検出し表示することにより、マニピュレータ23の作動及び操作が適切であるかどうかを認識することができる。
トルクの方向を示すアイコンAは、例えば、トルクの向きに応じて曲率を持ち湾曲する矢印とされる。アイコンAの向きは、力覚センサ25により検知されるトルクデータに基づいて決定されて表示される。アイコンAは、図3の表示部11に示されるようにマニピュレータ23の把持部231に加わるトルクに基づいて表示されてもよいし、図2の表示部11に示されるように把持部231が把持する作業対象物Wに加わるトルクに応じて表示されてもよい。
マニピュレータ23の操作者は、表示部11にアイコンAが表示されることにより、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを認識することができる。また、操作者は、アイコンAが小さくなるようにマニピュレータ23を作動させることにより、作業が円滑に行うことができる。
図4に示すように、表示部11は、アイコンAと共に球体Bを表示してもよい。例えば、球体Bは、アイコンAの表示領域の内側付近に表示され、アイコンAと同心状の球体様の円である。以下、球体Bは、球体様に表示される円であるが、球体と記載する。この球体Bは、アイコンAの向きを認識しやすくするための表示体である。つまり、この球体Bが表示されることにより、操作者は、アイコンAの角度、つまりトルクの角度を容易に認識することができる。球体Bが表示されていなくても、アイコンAの矢印の曲率によってアイコンAの角度を認識することができる。しかしながら、球体Bが表示されることにより、マニピュレータ装置1に不慣れな操作者であっても、表示部11の画面に対しアイコンAの示すトルクの軸が垂直であるのか斜めであるのかなど容易に認識することができ、アイコンAの角度を容易に認識することができる。
この球体Bは、半透明として表示してもよいし、輪郭のみを表示してもよい。このように表示することにより、マニピュレータ23の作業状況の表示が見にくくなることを抑制することができる。
図5に示すように、表示部11は、マニピュレータ23に加わるトルクに応じてアイコンAの大きさを変えて表示してもよい。例えば、アイコンAは、マニピュレータ23に加わるトルクが大きいほど大きく表示され、トルクが小さいほど小さく表示されてもよい。具体的には、アイコンAは、マニピュレータ23に加わるトルクが大きいほど長く表示され、トルクが小さいほど短く表示されてもよい。また、アイコンAは、マニピュレータ23に加わるトルクが大きいほど太く表示され、トルクが小さいほど細く表示されてもよい。このように、トルクが大きいほどアイコンAを大きく表示することにより、アイコンAが小さくなるようにマニピュレータ23を操作すれば作業が適切に行われていくため、マニピュレータ23による作業を円滑に行うことができる。
図2において、トルク検出部154は、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを検出する。例えば、トルク検出部154は、通信部14から入力されるトルクデータに基づいてマニピュレータ23が外部から受けるトルクを演算する。通信部14から入力されるトルクデータは、力覚センサ25により検出されるトルクデータであり、制御部28及び通信部27を介して操作部10側へ通信される。
表示部11は、制御部15に接続され、表示制御部153から出力される画像信号に従って画像を表示する。表示部11は、上述したように、カメラ22により撮像した画像を表示するための表示機器であり、例えば表示領域を有するディスプレイが用いられる。操作入力部13は、マニピュレータ23を操作及び移動体20の走行を操作するため入力部であり、例えば、操作レバー、操作スイッチ、操作ボタンなどにより構成される。通信部14は、移動体20との通信を行うための通信機器である。通信部14は、移動体20の通信部27と通信するための通信機器である。通信部14は、制御部15から出力される制御信号などを移動体20に向けて送信する。また、通信部14は、移動体20から送信される画像データや検出データなどを受信し、制御部15へ入力する。
移動体20は、カメラ22、アクチュエータ24、力覚センサ25、走行駆動部26、通信部27及び制御部28を備えている。制御部28は、移動体20における各制御を実行する制御器であり、例えば、CPU、ROM及びRAM等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアとにより構成されるコンピュータが用いられる。制御部28は、作動制御部281、走行制御部282及び画像制御部283を備えている。
作動制御部281は、マニピュレータ23の作動制御を行う。作動制御部151は、通信部27から作動制御信号を入力され、アクチュエータ24に対し作動制御信号を出力する。これにより、アクチュエータ24が作動制御信号に従って駆動し、マニピュレータ23が操作入力に応じて作動することとなる。
走行制御部282は、移動体20の走行制御を行う。走行制御部282は、通信部27から走行制御信号を入力され、走行駆動部26に対し走行制御信号を出力する。これにより、走行駆動部26が走行制御信号に従って駆動し、移動体20が操作入力に応じて走行することとなる。
画像制御部283は、カメラ22の作動制御等を実行する。画像制御部283は、カメラ22の作動制御を行うと共に、カメラ22から出力される画像データを入力し、通信部27へ画像データを出力する。
カメラ22は、制御部28と接続され、撮像した画像を制御部28へ出力する。カメラ22としては、マニピュレータ23の作業状況を撮影でき画像データを出力できる撮像機器であれば、いずれの撮像機器を用いてもよい。アクチュエータ24は、マニピュレータ23の関節を回転作動させるアクチュエータであり、例えばモータが用いられる。アクチュエータ24は、関節の設置数に応じて設けられる。アクチュエータ24は、制御部28と接続され、制御部28から出力される作動制御信号に応じて作動する。
力覚センサ25は、制御部28に接続され、検出信号を制御部28に出力する。力覚センサ25は、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを検出するセンサであり、少なくとも3軸のモーメント成分(Mx、My、Mz)を検出できるものが用いられる。走行駆動部26は、移動体20を走行駆動させる部位であり、例えばエンジンやモータなどの駆動機が用いられる。走行駆動部26は、制御部28と接続され、制御部28から出力される走行制御信号に応じて駆動する。通信部27は、制御部28から出力される制御信号などを操作部10に向けて送信する。また、通信部27は、操作部10から送信される作動制御信号、走行制御信号などを受信し、制御部28へ入力する。
次に、本実施形態に係るマニピュレータ装置1の動作について説明する。
図1において、マニピュレータ装置1の操作者が操作部10の操作入力部13を操作することにより、移動体20が走行し、マニピュレータ23が作動する。例えば、移動体20は、マニピュレータ23の作業位置まで走行し、作業位置で走行停止する。そして、マニピュレータ23が操作入力部13の操作に応じて作動し、所定の作業を実行する。図1は、マニピュレータ23が作業対象物Wを穴に挿入するペグインホール(ピン挿入)作業を行う場合について示している。また、カメラ22がマニピュレータ23の作業状況を撮像しており、カメラ22が撮像した画像は無線通信により操作部10へ送信され、表示部11に表示される。
このペグインホール作業では、穴の開口位置と作業対象物Wの先端位置を合わせつつ、作業対象物Wの方向を穴の方向に合わせる必要があるため、マニピュレータ23の遠隔操作は容易ではない。
本実施形態に係るマニピュレータ装置1では、マニピュレータ23と共にマニピュレータ23が外部から受けるトルクの方向を示すアイコンAを表示部11に表示させる。このため、マニピュレータ装置1の操作者は、アイコンAを見ることにより、作業対象物Wの方向が穴の方向に対しずれを生じていることを容易に認識することができる。このため、マニピュレータ装置1の操作を修正して適正な作業が行える。
図6はマニピュレータ装置1の表示制御処理を示すフローチャートである。図6の一連の制御処理は、例えば、マニピュレータ装置1の作動開始によって開始され、制御部15により実行される。
まず、図6のステップS10(以下、単に「S10」と示す。S10以降のステップについても同様とする。)に示すように、画像入力処理が行われる。画像入力処理は、カメラ22により撮像された画像データを読み込む処理である。例えば、制御部15は、通信部14を介してカメラ22が撮像する画像データを入力し、随時その画像データの読み込みを行う。
そして、S12に処理が移行し、トルク検出処理が行われる。トルク検出処理は、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを演算する処理である。例えば、制御部15は、通信部14を介して力覚センサ25により検出される検出信号を入力し、その検出信号に基づいてマニピュレータ23が外部から受けるトルクを演算する。
そして、S14に処理が移行し、表示制御処理が行われる。表示制御処理は、表示部11にマニピュレータ23の作業状況を表示させると共に、外部から受けるトルクの方向を示すアイコンAを表示させる処理である。例えば、制御部15は、S12のトルク検出処理により演算されたトルクに基づいて、トルクの方向を示すアイコンAを生成し、マニピュレータ23の作業状況を示す画像と共にアイコンAを表示部11に表示させる。これにより、図3に示すように、マニピュレータ23が外部から受けるトルクを示すアイコンAが作業状況と共に表示される。操作者は、この画像を見ることにより、マニピュレータ23が外部からトルクを受けていることを認識でき、トルクの方向及びトルクの角度も認識することができる。このため、マニピュレータ23の操作の修正が容易に行える。
このとき、図4に示すように、トルクのアイコンAと共に球体Bを表示する場合、操作者は、トルクの方向を容易に認識することができる。すなわち、アイコンAと共に球体Bを表示することにより、アイコンAがどの角度で表示されているのかを認識しやすくなり、トルクの方向を認識しやすくなる。
また、図5に示すように、アイコンAの大きさをマニピュレータ23に加わるトルクの大きさに応じて表示させる場合、操作者は、アイコンAの大きさを見ることにより、トルクの大きさを容易に認識することができる。また、操作者は、マニピュレータ23の操作を修正した際に、トルクのアイコンAが小さくなる場合、その修正操作が正しいことを認識することができる。また、操作者は、マニピュレータ23の操作を修正した際に、トルクのアイコンAが大きくなる場合、その修正操作が誤っていることを認識することができる。このため、マニピュレータ23の修正操作が適切に行える。従って、マニピュレータ23を用いた作業が円滑に行え、作業効率の向上を図ることができる。
そして、図6のS16に処理が移行し、制御処理の終了条件が成立したか否かが判定される。制御処理の終了条件とは、図6に示される一連の制御処理の終了条件である。例えば、制御処理の終了条件が成立した場合とは、マニピュレータ装置1の電源がオフされた場合やマニピュレータ23の作業が終了した場合などが該当する。S16において、制御部15により制御処理の終了条件が成立していないと判定された場合、S10に処理が戻る。一方、S16において、制御部15により制御処理の終了条件が成立した判定された場合、図6の一連の制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るマニピュレータ装置1によれば、マニピュレータ23の操作中において、マニピュレータ23が外部から受けるトルクの方向を示すアイコンAをマニピュレータ23の画像と共に表示部11に表示させる。このため、マニピュレータ23の操作者は、アイコンAを見ることにより、マニピュレータ23の操作状況を容易に認識することができる。従って、マニピュレータ23の操作を的確に行える。
例えば、表示部11にアイコンAが表示されないと、マニピュレータ23の作業が上手く進まないときに、操作者はマニピュレータ23をどのように操作すればよいのか分からない場合がある。これに対し、本実施形態に係るマニピュレータ装置1では、表示部11にアイコンAを表示することにより、操作者がマニピュレータ23に加わるトルクを知ることができ、マニピュレータ23の操作状況を的確に認識することができる。このため、マニピュレータ23の操作の修正が容易に行え、難しい作業であっても円滑に作業が進められるのである。
また、例えば、表示部11にトルクのアイコンAでなく、マニピュレータ23に加わる外力を表示する場合、マニピュレータ23の操作が適切に行うことが難しい。すなわち、マニピュレータ23に加わる外力を表示しても、マニピュレータ23をどの方向へ操作を修正すればよいか認識しづらく、適切にマニピュレータ23の操作が行えないのである。これに対し、これに対し、本実施形態に係るマニピュレータ装置1では、表示部11にトルクの方向を示すアイコンAを表示することにより、マニピュレータ23の操作の修正が容易に行え、難しい作業であっても円滑に作業が進められる。
また、本実施形態に係るマニピュレータ装置1によれば、アイコンAとしてトルクの向きに応じて湾曲する矢印を表示することができる。このため、操作者はマニピュレータ23が外部から受けるトルクの方向及びトルクの角度を迅速に認識することができる。このため、操作者がアイコンAを見ることでマニピュレータ23を的確に操作することができる。
また、本実施形態に係るマニピュレータ装置1によれば、トルクが大きいほどアイコンAを大きく表示することができる。このため、マニピュレータ23の操作者は、矢印のアイコンAを見ることでトルクの大きさを認識することができる。従って、操作者は、マニピュレータ23を操作して矢印のアイコンAが小さくなることでマニピュレータ23の操作が適切であることを認識することができ、円滑に操作が行える。
また、本実施形態に係るマニピュレータ装置1によれば、トルクが大きいほどアイコンAを長く表示することができる。このため、マニピュレータ23の操作者は、矢印のアイコンAを見ることでトルクの大きさを認識することができる。従って、操作者は、マニピュレータ23を操作して矢印のアイコンAが短くなることでマニピュレータ23の操作が適切であることを認識することができ、円滑に操作が行える。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。例えば、上述した実施形態では移動体20の走行操作を操作部10で行う場合について説明したが、移動体20の走行操作は、操作部10とは別の操作ユニットなどによって行ってもよい。具体的には、操作部10とは別の操作ユニットなどによって移動体20に走行制御信号を送信し、その走行制御信号に従って移動体20の走行が行われてもよい。この場合であっても、上述したマニピュレータ装置1と同様な作用効果を得ることができる。つまり、マニピュレータ23の操作中において、マニピュレータ23が外部から受けるトルクのアイコンAをマニピュレータ23の画像と共に表示部11に表示させることにより、マニピュレータ23の作業状況が容易に認識でき、マニピュレータ23の操作を的確に行える。
また、上述した実施形態ではマニピュレータ23の作業としてペグインホールの作業を行う場合について説明したが、マニピュレータ23の作業はペグインホールの作業以外の作業に適用してもよい。例えば、ペグインホールの作業以外の作業としては、ドアノブを回す作業などである。この場合であっても、上述したマニピュレータ装置1と同様な作用効果を得ることができる。また、ドアノブを回す作業にあっては、トルクの方向及びトルクの大きさを表示することが特に有効である。つまり、マニピュレータ23でドアノブを回す場合、マニピュレータ23が受けるトルクを表示することにより、ドアノブに対し加えているトルクを認識することができる。このため、表示部11に表示されるアイコンAを見ることで、ドアノブに対し加えているトルクを把握することができ、ドアノブを回す作業を円滑に行える。
また、上述した実施形態では移動体20として走行移動体を用いたマニピュレータ装置1について説明したが、移動体20は、飛行体であってもよい。具体的には、移動体20は、ドローンなどのUAV(Unmanned AerialVehicle)であってもよい。この場合であっても、上述したマニピュレータ装置1と同様な作用効果を得ることができる。
1 マニピュレータ装置
10 操作部
11 表示部
15 制御部
20 移動体
22 カメラ
25 力覚センサ
28 制御部
153 表示制御部
154 トルク検出部
A アイコン
W 作業対象物

Claims (4)

  1. 少なくとも一つの関節を有するマニピュレータと、
    前記マニピュレータが外部から受けるトルクを検出するトルク検出部と、
    前記マニピュレータを撮像するカメラと、
    前記カメラにより撮像した画像を表示するための表示部と、
    前記表示部に画像信号を出力して表示制御を行い、前記マニピュレータの操作中において前記トルク検出部により検出したトルクの方向を示すアイコンを前記マニピュレータの画像と共に前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えるマニピュレータ装置。
  2. 前記表示部は、前記アイコンとして、前記トルクの方向に応じて湾曲する矢印を表示する、
    請求項1に記載のマニピュレータ装置。
  3. 前記表示部は、前記トルクが大きいほど前記矢印を大きく表示する、
    請求項2に記載のマニピュレータ装置。
  4. 前記表示部は、前記トルクが大きいほど前記矢印を長く表示する、
    請求項2又は3に記載のマニピュレータ装置。
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