JP2019078335A - Supporting structure of park rod - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パークロッドの支持構造に関する。 The present invention relates to a support structure for a park rod.
特許文献1には、車両用の自動変速機が備えるパークロッドの支持構造が開示されている。
図9は、従来例にかかるパーキング機構の一般的な構成を説明する図である。
パーキング機構10は、図示しないシフトレバーの操作に連動して中心軸X回りに回転(回動)するマニュアルシャフト2と、マニュアルシャフト2と一体に回転するロッドプレート3と、長手方向の一端42側の連結部45がロッドプレート3で支持されたパークロッド4と、パークロッド4により操作されるパーキングポール5と、パークロッド4の長手方向の他端41側を支持するサポートSと、を有している。
FIG. 9 is a view for explaining the general configuration of a parking mechanism according to the prior art.
The
パークロッド4は、他端41側にウェッジ8を有する。
シフトレバー(図示せず)がPレンジ位置に操作されると、マニュアルシャフト2とロッドプレート3とが中心軸X回りに回転する。そうすると、パークロッド4の連結部45が中心軸Xに平行な軸線X1回りに回転しながら中心軸X周りの周方向(図中、矢印AまたはB方向)に変位する。
これにより、パークロッド4の他端41側が出力軸9に平行な軸線Y方向に進退移動して(図中、矢印CまたはD方向参照)、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間に、ウェッジ8が挿入される。
The
When the shift lever (not shown) is operated to the P range position, the
Thereby, the
ウェッジ8が操作部51とサポートSとの間に挿入されると、パーキングポール5が、軸線Yに平行な軸線Y1周りに回動して、パーキングギヤ90の外周に形成された歯部91に係合部52を係合させる。
パーキングギヤ90は、自動変速機の出力軸9に相対回転不能に連結されており、パーキングポール5の係合部52が歯部91に係合すると、出力軸9の回転が規制される。
When the
The
ウェッジ8の外周は、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間への挿入を容易にするために、軸線Yに対して傾斜したテーパ面80となっている。
The outer periphery of the
例えば、自動変速機を搭載した車両が坂道に駐車されている場合、パーキングギヤ90には、坂道の勾配に応じた負荷が作用している。
この負荷は、パーキングギヤ90の歯部91に係合した係合部52を介して、パーキンポール5に作用する。そのため、パーキングギヤ90には、パーキングギヤ90の歯部91から係合部52を離脱させる方向の負荷(回転負荷)が作用している。
For example, when a vehicle equipped with an automatic transmission is parked on a slope, a load corresponding to the slope of the slope is applied to the
This load acts on the
この負荷は、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間に挿入されたウェッジ8を、サポートS側に押し付ける方向に作用する(以下、この負荷を押し付け力と標記する)。
This load acts in a direction to press the
Pレンジを解除して、坂道に駐車している車両を発進させる際には、パークロッド4を軸線Y方向に移動させて、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間から、ウェッジ8を引き抜く必要がある(図中、矢印C方向)。
When releasing the P range and starting the vehicle parked on the slope, the
ここで、ウェッジ8を引き抜くために必要な力は、上記押し付け力と、操作部51及びサポートSとの間の摩擦係数によって決まる(以下、これら押し付け力と摩擦係数とを合わせて「パークロッド荷重」と標記する)。
Here, the force required to pull out the
ウェッジ8の引き抜きは、マニュアルシャフト2を中心軸X回りに回動させることで行う。マニュアルシャフト2の回動に必要な回転トルク(以下、操作トルクとも標記する)は、次の式で求まる。
操作トルク=(A)パークロッド荷重×(B)中心軸Xに直交する方向におけるマニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離(中心軸Xと軸線X1との距離)
Extraction of the
Operation torque = (A) park rod load × (B) center-to-center distance between the
ここで、上記「(A)パークロッド荷重」は、ウェッジ8と操作部51及びサポートSとの接触状態(表面の凹凸や摩擦係数)によって変化する値である。そうすると、「(A)パークロッド荷重」が設計予測値より増加する場合もあり得る。
Here, the “(A) park rod load” is a value that changes depending on the contact state (surface unevenness or friction coefficient) between the
このような場合、マニュアルシャフト2を回動させるには、大きな操作トルクが必要となる。よって、ドライバーがシフトレバーを操作する際、当該シフトレバーを重く感じたり、引っかかりを感じたりする。そして、ドライバーはシフトレバーの操作感覚に不都合な印象を受けることになる。
In such a case, in order to turn the
そこで、シフトレバーの操作に必要な操作トルクの増加を防ぎ、ドライバーに不都合な印象を受けないようにすることが求められている。 Therefore, it is required to prevent an increase in the operation torque necessary for the operation of the shift lever so as not to receive an adverse impression on the driver.
本発明は、
シフトレバーの操作に連動して回動するマニュアルシャフトと、
前記マニュアルシャフトと一体に回動するロッドプレートと、
長手方向の一端側が、アクチュエータを介して前記ロッドプレートに連結されて、前記マニュアルシャフトの回動軸に平行な第1の軸線回りに回動可能に支持されたパークロッドと、を有し、
前記パークロッドの他端側が、前記マニュアルシャフトの回動に連動して進退移動するように構成されたパークロッドの支持構造であって、
前記アクチュエータが、前記パークロッドの一端側を前記マニュアルシャフトと前記連結部との中心間距離を小さくする方向に変位させる構成とした。
The present invention
A manual shaft that rotates in conjunction with the operation of the shift lever,
A rod plate that rotates integrally with the manual shaft;
One end side in the longitudinal direction is coupled to the rod plate via an actuator, and has a park rod rotatably supported about a first axis parallel to a rotation axis of the manual shaft;
The other end side of the park rod is a support structure of the park rod configured to move forward and backward in conjunction with the rotation of the manual shaft,
The actuator displaces one end side of the park rod in a direction to reduce the center-to-center distance between the manual shaft and the connecting portion.
本発明によれば、パークロッド荷重が変化する場合であっても、マニュアルシャフトの回動軸に直交する方向における当該マニュアルシャフトと連結部との中心間距離を、アクチュエータによって変化させることが出来る。これにより、操作トルクが増加することを防止できる。
よって、シフトレバーの操作に必要な操作トルクの増加を防ぎ、ドライバーが不都合な印象を受けないようにすることができる。
According to the present invention, even when the park rod load changes, the distance between the centers of the manual shaft and the connecting portion in the direction orthogonal to the rotation axis of the manual shaft can be changed by the actuator. This can prevent the operation torque from increasing.
Therefore, it is possible to prevent an increase in operating torque required for operating the shift lever and to prevent the driver from receiving an adverse impression.
以下、本発明の実施形態を、パークロッド4の支持構造1を採用した自動変速機を例に挙げて説明する。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described by taking an automatic transmission adopting the
図1は、パークロッド4の支持構造1を説明する図である。
図1の(a)は、パーキング機構10の概略構成図であり、Pレンジが選択された状態を説明する図である。
図1の(b)は、図1の(a)におけるアクチュエータ6周りを、中心軸X方向から見た図である。
FIG. 1 is a view for explaining the
(A) of FIG. 1 is a schematic block diagram of the
FIG. 1B is a view of around the
図1の(a)に示すように、車両用の自動変速機には、当該自動変速機を搭載した車両の駐車時に、出力軸9の回転を規制するためのパーキング機構10が設けられている。
As shown in FIG. 1A, the automatic transmission for a vehicle is provided with a
パーキング機構10は、図示しないシフトレバーの操作に連動して中心軸X回りに回転するマニュアルシャフト2と、当該マニュアルシャフト2と一体に回転するロッドプレート3と、長手方向の一端42側の連結部45がアクチュエータ6を介してロッドプレート3で支持されたパークロッド4と、パークロッド4に外挿されたウェッジ8により操作されるパーキングポール5と、パークロッド4の長手方向の他端41側を支持するサポートSと、を有している。
The
パーキング機構10では、マニュアルシャフト2とロッドプレート3とが中心軸X回りに回転すると、パークロッド4の連結部45の位置が、中心軸X周りの周方向(図中、矢印AまたはB方向)に変位する。
この際に、パークロッド4の連結部45が中心軸Xに平行な軸線Xa回りに回転することで、パークロッド4の長手方向の他端41側が、中心軸Xに直交する方向(図中、矢印CまたはD方向)に進退移動するようになっている。
In the
At this time, when the connecting
パークロッド4の他端41側には、パーキングポール5を駆動するためのウェッジ8が設けられている。ウェッジ8が、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間に挿入されてパーキングポール5が駆動されると、パーキングポール5の係合部52が、出力軸9に設けられたパーキングギヤ90の歯部91に係合して、出力軸9の回転が規制される(図1の(a)参照)。
At the
パーキング機構10では、図示しないシフトレバーの選択レンジが、「Pレンジ」に切り換えられると、パークロッド4に外挿されたウェッジ8が、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間に挿入されて出力軸9の回転が規制される。
この状態において、ウェッジ8には、パーキングポール5の操作部51から押圧力が作用している。ウェッジ8は、操作部51から作用する押圧力で、サポートSに対して押し付けられており、ウェッジ8は、操作部51とサポートSとの間で把持されている。
In the
In this state, a pressing force is applied to the
また、図示しないシフトレバーの選択レンジが、「Pレンジ」から「Pレンジ以外」の選択レンジに切り換えられると、パークロッド4が、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜く方向に変位する。そして、ウェッジ8が操作部51とサポートSの間から引き抜かれた時点で、パーキングポール5の係合部52が、出力軸9に設けられたパーキングギヤ90の歯部91から離脱して出力軸9の回転が許容される。
なお、前記したように、ウェッジ8が、操作部51とサポートSとの間で把持されているので、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜く際に、所定の操作力が必要となる。
In addition, when the selection range of the shift lever (not shown) is switched from the “P range” to the selection range of “other than P range”, the
As described above, since the
[パークロッド4]
ここで、パークロッド4の連結部45は、円柱形状の基部40の長手方向の一端42側を、基部40に対して略直交する方向に屈曲させて形成されている。連結部45は、ロッドプレート3に付設したアクチュエータ6で回動可能に支持されており、パークロッド4は、アクチュエータ6を介してロッドプレート3で支持されている。
[Park rod 4]
Here, the connecting
[アクチュエータ6]
図1の(b)に示すように、アクチュエータ6は、中心軸Xから見て略矩形形状を成す筐体60を有している。このアクチュエータ6は、中心軸Xから径方向外側にオフセットした位置に配置されており、中心軸X方向におけるロッドプレート3の一方の面3aに取り付けられている。
[Actuator 6]
As shown in (b) of FIG. 1, the
アクチュエータ6は、互いに平行な長壁部61、61のうちの一方の長壁部61を、マニュアルシャフト2の中心軸Xに直交する方向である直径線Lxに平行な直線Lmに沿わせた向きで設けられている。
以下の説明では、マニュアルシャフト2の中心軸Xに直交する方向を、マニュアルシャフト2の直径線Lx方向とも標記する。
In the
In the following description, the direction orthogonal to the central axis X of the
直径線Lx側の長壁部61では、長手方向に沿ってスリット62が設けられている(図1の(a)参照)。
アクチュエータ6では、支持孔611を有する支持部材610が、スリット62から外側に突出している。
In the
In the
中心軸X方向から見て支持部材610は、前記した直径線Lxを横切って設けられており、支持部材610における直径線Lxと交差する領域には、支持孔611が設けられている。支持孔611は支持部材610を中心軸X方向に貫通する貫通孔である。アクチュエータ6は、支持孔611の中心を前記した直径線Lx上に位置させて、ロッドプレート3上に固定されている。
以下の説明においては、支持孔611の中心を通ると共に、直径線Lxに直交する線分を軸線Xaと標記する。
The
In the following description, a line passing through the center of the
この支持孔611には、パークロッド4の連結部45が挿入されている。支持孔611において連結部45は、軸線Xa回りに回転可能に支持されている。
The connecting
支持部材610は、筐体60内に設置した図示しない駆動機構により、直径線Lx方向に移動可能に設けられている。
アクチュエータ6は、図示しない制御装置からの指令に基づいて、支持部材610を直径線Lx方向に変位させる。
The
The
本実施形態では、支持部材610は、図中実線で示す位置P2と、図中仮想線で示す位置P1との間で変位可能となっている(図中、矢印Eまたは矢印F参照)。
ここで、支持部材610が位置P2に配置されると、支持孔611の中心が、直径線Lx上で、中心軸Xから距離L2だけオフセットした位置に配置される。
支持部材610が位置P1に配置されると、支持孔611の中心が、直径線Lx上で、中心軸Xから距離L1だけオフセットした位置に配置される。
位置P2における中心軸Xからのオフセット量L2は、位置P1における中心軸Xからのオフセット量L1よりも大きい(L2>L1)。
In the present embodiment, the
Here, when the
When the
The offset amount L2 from the central axis X at the position P2 is larger than the offset amount L1 from the central axis X at the position P1 (L2> L1).
なお、図1の(b)では、支持部材610が位置P2に配置された状態が示されている。
そのため、アクチュエータ6により、支持孔611で支持された連結部45の軸線Xaが、マニュアルシャフト2の直径線Lx方向に変位するようになっている。
In addition, in FIG. 1, (b), the state by which the supporting
Therefore, the axis line Xa of the connecting
本実施形態では、パークロッド4を、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜く方向に変位させる際に、支持部材610が、図1における位置P1に配置される。この状態では、パークロッド4の連結部45とマニュアルシャフト2との軸間距離が最小になる。
In the present embodiment, when the
ここで、車両を発進させるために図示しないシフトレバーの選択レンジを、PレンジからDレンジに切り換えると、シフトレバーの操作に連動して、マニュアルシャフト2とロッドプレート3とが中心軸X回りに回動する(図1の(a)における矢印B方向)。
そうすると、ロッドプレート3にアクチュエータ6を介して支持されたパークロッド4は、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間で把持されたウェッジ8を、引き抜く方向(図1の(a)における矢印C方向)に変位する。
Here, when the selection range of the shift lever (not shown) is switched from the P range to the D range to start the vehicle, the
Then, the
前記したように、シフトレバーの選択レンジが「Pレンジ」である場合、ウェッジ8は、操作部51とサポートSとの間で把持されている。
そのため、ウェッジ8を、操作部51とサポートSとの間から引き抜くための所定の操作力が必要である。この所定の操作力は、マニュアルシャフト2が、シフトレバーの操作に連動して中心軸X回りに回転することで生じる。
よって、ウェッジ8を、操作部51とサポートSとの間から引き抜くためには、マニュアルシャフト2を中心軸X回りに回転させる操作力(操作トルク)が必要である。
As described above, when the selection range of the shift lever is the “P range”, the
Therefore, a predetermined operating force is required to pull the
Therefore, in order to pull out the
ここで、操作トルクは次の式で求まる。
操作トルク=(A)パークロッド荷重×(B)直径線Lx方向におけるマニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離
Here, the operating torque is obtained by the following equation.
Operation torque = (A) park rod load × (B) center-to-center distance between the
ここで、「(A)パークロッド荷重」は、操作部51とサポートSとの間で把持されたウェッジ8に作用する把持力に相当する。パークロッド荷重は、例えば自動変速機を搭載した車両が坂道に駐車している場合には、坂道の傾斜が大きくなるほど大きくなる。
Here, “(A) Park rod load” corresponds to the gripping force acting on the
「(B)直径線Lx方向におけるマニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離」は、直径線Lx方向における中心軸Xからの軸線Xaのオフセット量に相当する。
“(B) Center-to-center distance between the
よって、例えば上記した「パークロッド荷重」が増加すると、パークロッド荷重の増加に比例して操作トルクが増加する。
また、上記した「マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離」が小さくなると、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜くのに必要な操作トルクは小さくなる。
Therefore, for example, when the above-mentioned "park rod load" increases, the operation torque increases in proportion to the increase of the park rod load.
In addition, when the above-mentioned “distance between the centers of the
本実施形態では、ウェッジ8を操作部51とサポートとの間から引き抜く際に、アクチュエータ6を駆動して、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を小さくする。
これにより、例えば自動変速機を搭載した車両が坂道に駐車されて、パークロッド荷重が大きくなったとしても、パークロッド荷重の増加分を、中心間距離を小さくすることによる操作トルクの減少分で相殺できる。
よって、パークロッド荷重が大きい場合であっても、ウェッジ8を操作部51とサポートSとの間から引き抜くための操作トルクが、大きく増加しない。
In the present embodiment, when the
Thus, for example, even if a vehicle equipped with an automatic transmission is parked on a slope and the park rod load increases, the increase in park rod load is a decrease in operating torque due to the reduction in the center-to-center distance. It can be offset.
Therefore, even when the park rod load is large, the operation torque for pulling out the
以下、シフトレバー(図示せず)の選択レンジの「Pレンジ」からの変更に伴うアクチュエータ6の動作を説明する。
図2は、図1における中心軸X方向からみたパークロッド4の支持構造1を模式的に示す図である。
図2の(a)は、選択レンジが「Pレンジ」である場合のパークロッド4と連結部45の配置を説明する図である。
図2の(b)は、図2の(a)の状態から、Pレンジが解除される直前の連結部45の位置を説明する図である。
図2の(c)は、図2の(b)の状態から、Pレンジが解除された直後の連結部45の位置を説明する図である。
図2の(d)は、選択レンジが「Pレンジ」以外の選択レンジに変更された場合のパークロッド4と連結部45の配置を説明する図である。
図3は、アクチュエータ6の駆動を説明するフローチャートである。
Hereinafter, the operation of the
FIG. 2 is a view schematically showing the
(A) of FIG. 2 is a figure explaining arrangement | positioning of the
(B) of FIG. 2 is a figure explaining the position of the
(C) of FIG. 2 is a figure explaining the position of the
FIG. 2D is a view for explaining the arrangement of the
FIG. 3 is a flowchart for explaining the driving of the
アクチュエータ6の駆動は、車両用の自動変速機が備える制御装置により制御される。
図3に示すように、シフトレバー(図示せず)の選択レンジの変更が検出されると(ステップS01、Yes)、選択レンジの変更が、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更であるか否かが確認される(ステップS02)。
The drive of the
As shown in FIG. 3, when the change of the selection range of the shift lever (not shown) is detected (Yes in step S01), the change of the selection range is from “P range” to “other selection range”. It is confirmed whether it is a change (step S02).
「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更である場合(ステップS02、Yes)、アクチュエータ6が、パークロッド4の連結部45を、位置P2から位置P1まで変位させる(ステップS03、図2の(a)、(b))。
なお、この際に、車両の走行を阻止するブレーキのオン操作を、アクチュエータ6により連結部45を変位させるための要件としても良い。
If it is a change from "P range" to "another selected range" (step S02, Yes), the
At this time, the on operation of the brake for blocking the traveling of the vehicle may be set as a requirement for displacing the connecting
そうすると、シフトレバーの操作に連動するマニュアルシャフト2の回動により、パークロッド4は、ウェッジ8を、操作部51とサポートSとの間から引き抜く方向に変位させる(図2の(c)参照)。
Then, the
この際に、連結部45は、位置P1に位置決めされている。この位置P1は、アクチュエータ6により連結部45を変位させる前の位置P2よりも、マニュアルシャフト2の近傍に位置している。
よって、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離が、アクチュエータ6を駆動する前よりも短くなっている。
At this time, the connecting
Therefore, the center-to-center distance between the
そのため、連結部45がマニュアルシャフト2の近傍に位置していることにより、ウェッジ8を操作部51とサポートSとの間から引き抜く方向に変位させるのに必要な操作トルクが小さくなっている。
よって、パーキングポール5の操作部51とサポートSとの間に把持されているウェッジ8に作用する荷重(パークロッド荷重)が大きい場合であっても、操作トルクの減少分だけ、パークロッド荷重が相殺される。
これにより、パークロッド4を、ウェッジ8を操作部51とサポートSとの間から引き抜く方向に変位させるのに必要な操作トルクは、パークロッド荷重が大きい場合であっても大きく増加しないようになっている。
よって、ドライバーがシフトレバーの操作感覚に不都合な印象を受けないようにすることが出来る。
Therefore, by locating the connecting
Therefore, even if the load (park rod load) acting on the
As a result, the operation torque required to displace the
Therefore, it is possible to prevent the driver from receiving an inconvenient impression on the operation feeling of the shift lever.
そして、操作部51とサポートSとの間からのウェッジ8の引き抜きが完了すると、(ステップS04、Yes)、アクチュエータ6が、パークロッド4の連結部45を、位置P1から位置P2まで変位させる(ステップS05、図2の(c)、(d))。
これにより、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更が、マニュアルシャフト2の回動に連動して実施される。
Then, when the extraction of the
Thus, the change from the “P range” to the “other selection range” is performed in conjunction with the rotation of the
ここで、ウェッジ8の引き抜きが完了したか否かは、例えば、トルクセンサにより、マニュアルシャフト2の回転トルクを検出することで特定できる。
なお、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更が完了した時点で、連結部45を、位置P1から位置P2まで変位させる構成としても良い。
Here, whether or not the extraction of the
When the change from “P range” to “another selected range” is completed, the connecting
連結部45が位置P2に位置決めされている場合、中心軸X周りの周方向における当該連結部45の移動軌跡は、パークロッド4の軸線Yに沿う直線上の移動軌跡と近似できる。よって、パークロッド4は軸線Yに沿って進退移動する(図1の(a)の矢印Cまたは矢印D参照)。
When the connecting
ここで、連結部45が位置P1に位置決めされている場合、連結部45は、位置P2に位置決めされている場合よりもマニュアルシャフト2の近くで、中心軸X周りの周方向に変位する。
そのため、マニュアルシャフト2が中心軸X回りに回転した際の連結部45の変位量は、連結部45が位置P2に位置決めされている場合の変位量よりも小さくなるものの、連結部45を中心軸X周りの周方向に変位させる力(操作トルク)は、連結部45が位置P2に位置決めされている場合よりも大きくなる。
Here, when the connecting
Therefore, although the amount of displacement of connecting
本実施形態では、少なくともPレンジを解除するときに(ウェッジ8をパーキングポール5とサポートSとで挟まれた領域から引き抜くときに)、連結部45を位置P1に位置決めする。
そして、Pレンジを解除する時点を除き、連結部45は、連結部45の中心軸X周りの周方向の変位量を大きく確保するために位置P2に位置決めされる。
In the present embodiment, when at least the P range is released (when the
Then, except at the time of releasing the P range, the connecting
これにより、Pレンジが解除された後は、連結部45を位置P2に位置決めすることで、パーキングポール5の操作部51とサポートSとで挟まれた領域からウェッジ8を確実に引き抜くことができる。
また、他のレンジからPレンジに設定する場合では、連結部45を位置P2に位置決めしておくことで、パーキングポール5の操作部51とサポートSとで挟まれた領域にウェッジ8を確実に挿入することができる。
Thereby, after the P range is released, the
In addition, when setting from the other range to the P range, positioning the connecting
以上の通り、実施の形態では、
(1)シフトレバーの操作に連動して中心軸X回りに回動するマニュアルシャフト2と、
マニュアルシャフト2と一体に回動するロッドプレート3と、
長手方向の一端42側が、ロッドプレート3に付設されたアクチュエータ6を介してロッドプレート3に連結されて、マニュアルシャフト2の中心軸X(回動軸)に平行な軸線Xa(第1の軸線)回りに回動可能に支持されたパークロッド4と、を有し、
パークロッド4の他端41側が、マニュアルシャフト2の回動に連動して進退移動するように構成されたパークロッド4の支持構造1であって、
アクチュエータ6が、パークロッド4の連結部45(一端側)をマニュアルシャフト2の直径線Lx方向(回動軸に直交する方向(例えば、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を小さくする方向))に変位させる構成とした。
なお、アクチュエータ6による変位方向は、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を小さくする方向であれば限定がなされないが、回動軸に直交する方向であることが好ましい。回転軸に直交する方向とするのであれば、変位をさせる際の変位距離を短くすることができ、アクチュエータ駆動時の変位時間を短縮化することができる。その結果、アクチュエータの駆動時間を短縮できパーク解除時間を短縮することができる。
As described above, in the embodiment,
(1) A
A
One
The
The
The displacement direction by the
このように構成すると、パークロッド荷重が大きくなったとしても、アクチュエータ6を駆動して、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を小さくし、操作トルクの減少分で相殺できる。
これにより、パークロッド4を、ウェッジ8を操作部51とサポートSとの間から引き抜く方向に変位させるのに必要な操作トルクの増加を防ぎ、ドライバーがシフトレバーの操作感覚に不都合な印象を受けないようにすることができる。
With this configuration, even if the park rod load increases, the
This prevents an increase in operating torque required to displace the
(2)アクチュエータ6は、
シフトレバーの選択レンジがPレンジであって、当該Pレンジを解除する際に、直径線Lx方向におけるマニュアルシャフト2に近づく方向にパークロッド4の連結部45を変位させる構成とした。
(2) The
The selection range of the shift lever is the P range, and when the P range is released, the connecting
このように構成すると、Pレンジを解除するときのみ、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を短くすることが出来る。
これにより、ウェッジ8のパーキングポール5及びサポートSとの接触状態によってパークロッド荷重が増加した場合でも、操作トルクが増加することを防ぐことができる。
よって、ドライバーがシフトレバーの操作する場合に、ウェッジ8を引き抜く瞬間に操作トルクが増加して、不都合な印象を受けることを防ぐことが出来る。
With this configuration, the center-to-center distance between the
Thereby, even when the park rod load increases due to the contact state of the
Therefore, when the driver operates the shift lever, the operation torque is increased at the moment when the
また、Pレンジを解除する場合以外の場合では、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を長くすることで、連結部45の中心軸X周りの周方向の移動距離を長く確保できる。
これにより、パーキングポール5の操作部51とサポートSとで挟まれた領域に対して、ウェッジ8の引き抜きまたは挿入を確実に行うことが出来る。
Further, in the case other than the case of releasing the P range, by increasing the center-to-center distance between the
Thus, the
[変形例1]
前記した実施の形態では、シフトレバーの選択レンジが、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」に変更される場合に、連結部45を、一律に位置P1に位置決めする場合について説明をした。本願発明は、上記した実施形態の態様のみに限定されない。
[Modification 1]
In the above-described embodiment, when the selection range of the shift lever is changed from "P range" to "another selection range", the case where the connecting
例えば、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜くのに必要な操作トルクが大きい場合に、連結部45を位置P1に位置決めするようにした構成のパークロッド4の支持機構1Aとしても良い(図4参照)。
For example, also as the
図4に示すパークロッド4の支持機構1Aでは、ウェッジ8を操作部51とサポートSとの間から引き抜く方向に変位させるのに必要な操作トルクの大きさ(トルク値)をトルクセンサ65で測定する。そして、測定されたトルク値が閾値を超えた場合にのみ、アクチュエータ6Aが連結部45を位置P1へ位置決めする構成となっている。
In the
変形例1にかかるパークロッド4の支持構造1Aについて、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、変形例1にかかるパークロッド4の支持構造1Aを説明する図であって、中心軸X方向から見たパークロッド4の支持構造1Aを記載してある。
図4の(a)は、選択レンジが「Pレンジ」である場合のパークロッド4と連結部45の配置を説明する図である。
図4の(b)は、図4の(a)の状態から、Pレンジが解除される直前の連結部45の位置を説明する図である。
図4の(c)は、図4の(b)の状態から、Pレンジが解除された直後の連結部45の位置を説明する図である。
図4の(d)は、選択レンジが「Pレンジ」以外の選択レンジに変更された場合のパークロッド4と連結部45の配置を説明する図である。
図5は、アクチュエータ6の駆動を説明するフローチャートである。
The
FIG. 4 is a view for explaining the
(A) of FIG. 4 is a figure explaining arrangement | positioning of the
(B) of FIG. 4 is a figure explaining the position of the
(C) of FIG. 4 is a figure explaining the position of the
FIG. 4D is a view for explaining the arrangement of the
FIG. 5 is a flowchart for explaining the drive of the
[トルクセンサ65]
図4に示すように、マニュアルシャフト2には、トルクセンサ65が外嵌されている。このトルクセンサ65は、ケーブル63を介してアクチュエータ6Aの長壁部61、61のうち、スリット62の設けられていない方の長壁部61に接続されている。
[Torque sensor 65]
As shown in FIG. 4, a
アクチュエータ6Aの駆動は、車両用の自動変速機が備える制御装置により制御される。
図5に示すように、シフトレバー(図示せず)の選択レンジの変更が検出されると(ステップS11、Yes)、選択レンジの変更が、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更であるか否かが確認される(ステップS12)。
The drive of the
As shown in FIG. 5, when the change of the selection range of the shift lever (not shown) is detected (Yes in step S11), the change of the selection range is from “P range” to “other selection range”. It is confirmed whether it is a change (step S12).
「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更である場合(ステップS12、Yes)、
マニュアルシャフト2に作用しているトルクが、閾値Th_nよりも大きいか否かが確認される(ステップS13)。
測定されたトルク値が閾値Th_nより大きい場合(ステップS13、Yes)、アクチュエータ6Aが、パークロッド4の連結部45を、位置P2から位置P1まで変位させる(ステップS14、図4の(a)、(b))。
連結部45を中心軸X周りの周方向に変位させる力(操作トルク)を増大させて、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜くのに必要な操作力を低減させるためである。
If it is a change from "P range" to "another selected range" (step S12, Yes),
It is checked whether the torque acting on the
If the measured torque value is larger than the threshold Th_n (Yes in step S13), the
The force (operation torque) for displacing the
前記したように、ウェッジ8は、操作部51とサポートSとの間で把持されており、例えば自動変速機を搭載した車両が坂道に駐車されている場合には、ウェッジ8を引き抜くのに必要な操作力(パークロッド荷重)が大きくなっていることがある。
As described above, the
パークロッド荷重が大きくなると、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜くのに必要な操作力が大きくなる。そうすると、マニュアルシャフト2を回転させるのに必要な回転トルクが大きくなり、シフトレバーの操作に必要な操作力もまた大きくなる。
本実施形態では、パークロッド荷重が大きくなった場合に、シフトレバーの操作力が大きくなる程度を抑制するために、連結部45を直径線Lx方向で変位させて、シフトレバーの操作に必要な操作力が増大する程度を抑制する仕様となっている。
そのため、マニュアルシャフト2に付設したトルクセンサ65の検出値(検出トルク)と、閾値Th_nとの比較により、パークロッド荷重の増大により、シフトレバーの操作に必要な操作力が大きくなったか否かを確認している。
As the park rod load increases, the operating force required to pull out the
In the present embodiment, in order to suppress the increase in the operation force of the shift lever when the park rod load is increased, the connecting
Therefore, by comparing the detection value (detection torque) of the
なお、連結部45を直径線Lx方向で変位させるか否かの判定にあたり、トルクセンサ65の検出値(検出トルク)に加えて、車両の走行を阻止するブレーキのオン操作を要件としても良い。
In addition to the detection value (the detection torque) of the
これにより、連結部45を位置P1に位置させた状態で、マニュアルシャフト2がシフトレバーの操作に連動して回動し、パークロッド4は、マニュアルシャフト2の回動に連動して、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜く方向に変位する(図4の(c)参照)。
Thereby, the
これにより、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜くのに必要な操作トルクを大きく増加しないので、ドライバーがシフトレバーの操作感覚に不都合な印象を受けないようにすることが出来る。
As a result, the operation torque required to pull out the
そして、操作部51とサポートSとの間からのウェッジ8の引き抜きが完了すると(ステップS15、Yes)、アクチュエータ6Aが、パークロッド4の連結部45を、位置P1から位置P2まで変位させる(ステップS16、図4の(c)、(d))。
これにより、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更が、マニュアルシャフト2の回動に連動して実施される。
Then, when the extraction of the
Thus, the change from the “P range” to the “other selection range” is performed in conjunction with the rotation of the
ここで、トルクセンサ65で測定したトルク値が、閾値Th_n以下の場合(ステップS13、No)には、連結部45は、位置P2に保持されたままの状態で維持されて、位置P1への変位は実施されない。
トルク値が閾値Th_n以下の場合には、操作部51とサポートSとの間からのウェッジ8の引き抜くのに必要な操作トルクが、シフトレバーを操作するドライバーに違和感を与えるほど大きくならない。
そのため、トルク値が閾値Th_n以下の場合には、連結部45を位置P2に保持したままにしても、ドライバーは不都合な印象を受けない。従って、アクチュエータ6Aを駆動させて、マニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を減少させる必要はない。
Here, when the torque value measured by the
When the torque value is equal to or less than the threshold Th_n, the operation torque required to pull out the
Therefore, when the torque value is equal to or less than the threshold value Th_n, the driver does not receive an unpleasant impression even if the connecting
このように、トルク値が閾値Th_nより大きくなったときのみ、アクチュエータ6Aが連結部45を位置P1に位置決めすることで、当該アクチュエータ6Aの駆動回数を必要最低限にして、消費電力を抑えることが出来る。
As described above, the
(3)マニュアルシャフト2には、当該マニュアルシャフト2が回動する際に発生する操作トルクを測定するトルクセンサ65が取り付けられており、
アクチュエータ6Aは、トルクセンサ65で測定したトルク値が所定の閾値Th_nより大きい場合に、マニュアルシャフト2に近づける方向に連結部45を変位させる構成とした。
(3) The
The
このように構成すると、トルク値が閾値Th_nより大きくなったときのみ、直径線Lx方向におけるマニュアルシャフト2と連結部45との中心間距離を短くすることが出来る。これにより、アクチュエータ6Aの作動回数を必要最小限にして、消費電力を抑えることができる。
According to this configuration, it is possible to shorten the center-to-center distance between the
[変形例2]
前記した実施の形態では、ロッドプレート4の連結部45が、アクチュエータ6の支持孔611に支持されていることを説明した。本願発明は、この態様にのみ限定されるものではない。
例えば、ロッドプレート4の連結部45とアクチュエータ6の支持孔611との間にジョイント部材Jを介在させた構成のパークロッド4の支持機構1Bとしてもよい。
[Modification 2]
In the above-described embodiment, it has been described that the connecting
For example, the
図6は、変形例2にかかるパークロッド4の支持構造1Bを説明する図である。
図6の(a)は、パークロッド4の支持構造1Bを説明する図である。
図6の(b)は、ディテントスプリング7の側面図である。
図6の(c)は、ディテントスプリング7の上面図である。
図6の(d)は、図6の(a)におけるパークロッド4及びディテントスプリング7の面Aにおける切断面を模式的に説明する図である。
FIG. 6 is a view for explaining the
(A) of FIG. 6 is a figure explaining the
(B) of FIG. 6 is a side view of the
FIG. 6C is a top view of the
(D) of FIG. 6 is a view schematically illustrating a cut surface in the plane A of the
[ジョイント部材J]
図6の(a)に示すように、パークロッド4とアクチュエータ6は、ジョイント部材Jを介して連結されている。
[Joint member J]
As shown to (a) of FIG. 6, the
具体的には、ジョイント部材Jは、円柱形状の基部J10の長手方向の一端J2側を、基部J10に対して略直交する方向に屈曲させて形成されている。
基部J10の長手方向の他端J1側には支持孔J11が形成されている。支持孔J11は基部J10を中心軸X方向に貫通する貫通孔である。この支持孔J11の中心線Xbは、中心軸Xに平行な軸線である(以下、軸線Xbと標記する)。
Specifically, the joint member J is formed by bending one end J2 side in the longitudinal direction of the cylindrical base J10 in a direction substantially orthogonal to the base J10.
A support hole J11 is formed on the other end J1 side in the longitudinal direction of the base J10. The support hole J11 is a through hole which penetrates the base portion J10 in the central axis X direction. The center line Xb of the support hole J11 is an axis parallel to the center axis X (hereinafter referred to as the axis Xb).
パークロッド4の連結部45は、支持孔J11で軸線Xb回りに回転可能に連結されている。ジョイント部材Jの長手方向の一端J2側は、アクチュエータ6の支持孔611で軸線Xa回りに回転可能に挿入されている。
The connecting
また、図6の(a)に示すように、パーキング機構10は、シフトレバーの選択レンジに応じて決まる所定位置で、中心軸X回りのロッドプレート3の位置決めをするディテントスプリング7を有する。
Further, as shown in FIG. 6A, the
[ディテントスプリング7]
ディテントスプリング7は、薄肉の板状部材を折り曲げて形成したものであり、基部70の厚み方向を軸線Yに沿わせた向きで変速機ケース側に固定される。
ディテントスプリング7では、係合部71と係止部75とが、基部70に設けられている。係合部71は、軸線Yに略直交する方向に延出しており、係合部71の先端部を、ロッドプレート3に係合させている。
[Detent spring 7]
The
In the
図6(b)に示すように、基部70における係止部75と係合部71の間の領域からは、延出部72が延出している。この延出部72は、係合部71よりも上方で、当該係合部71と同じ方向に延出している。
As shown in FIG. 6B, an
図6(c)に示すように、延出部72は当該延出部72の先端72a側が軸線Y上と交差する位置まで基部70から延出している。
As shown in FIG. 6C, the
延出部72は、当該延出部72の先端72a側から軸線Y方向に沿って突出する突出部73を有している。
図6の(a)に示すように、突出部73は延出部72からパークロッド4側に向かって突出する。突出部73の先端73aはパークロッド4の上方に位置している。
The extending
As shown to (a) of FIG. 6, the
突出部73の突出長さL3は、連結部45がディテントスプリング7から最も離れた位置に位置決めされた場合でも、突出部73の先端73aが、パークロッド4側に及ぶ長さに設定されている。
なお、連結部45がディテントスプリング7から最も離れた位置となるのは、Pレンジが選択されている場合であって、ジョイント部材Jの一端J2が位置P2で位置決めされた位置である(図6の(a)参照)。
The protruding length L3 of the protruding
The connecting
図6の(d)に示すように、突出部73の先端73aには、中心軸X及び軸線Yの双方に直交する方向(以下、突出部73の幅方向と標記する)における両端にガイド部74、74が形成されている。
As shown in (d) of FIG. 6, at the
これらガイド部74、74は、中心軸X方向におけるパークロッド4側に向かって、突出部73から離れる方向に形成されている。また、これらガイド部74、74は、パークロッド4の中心線(軸線Y)よりも中心軸X方向における下方側に及ぶ長さで形成されている。
突出部73の幅方向におけるガイド部74、74の間隔W1は、パークロッド4の直径D1より僅かに大きい間隔となっている(W1>D1)。
The
The distance W1 between the
かかる構成を備えるパーキング機構10の動作であって、操作部51とサポートSとの間からウェッジ8を引き抜く場合の動作を、前記したフローチャート(図3)を流用しつつ説明する。
The operation of the
図7の(a)は、中心軸X方向からみたパークロッド4の支持構造1Bを模式的に示す図であり、Pレンジが解除される直前の連結部45の位置を説明する図である。
図7の(b)は、図7の(a)の状態から、Pレンジが解除された直後の連結部45の位置を説明する図である。
なお、図7では、ディテントスプリング7の突出部73は仮想線で示してある。
FIG. 7A is a view schematically showing the
(B) of FIG. 7 is a diagram for explaining the position of the connecting
In FIG. 7, the
選択レンジの変更が、「Pレンジ」から「他の選択レンジ」への変更である場合(図3におけるステップS02、Yes)、アクチュエータ6が、ジョイント部材Jの一端J2を、位置P2から位置P1まで変位させる(図3におけるステップS03、図7の(a))。
この場合、連結部45の軸線Xa周りの周方向の変位はガイド部74、74によって規制される。
When the change of the selection range is a change from “P range” to “another selection range” (Yes in step S02 in FIG. 3), the
In this case, the circumferential displacement of the connecting
次に、シフトレバーの操作に連動するマニュアルシャフト2の回動により、パークロッド4は、ウェッジ8を、操作部51とサポートSとの間から引き抜く方向に変位する(図7の(b)参照)。この場合、ジョイント部材Jの一端J2が中心軸X周りの周方向に変位しつつ、軸線Xa回りに回転する。
ここで、連結部45は、軸線Xb回りで回転可能であると共に、ガイド部74、74によって軸線Xa周りの周方向の変位が規制されている。この状態で、ジョイント部材Jの一端J2が中心軸X周りの周方向に変位しつつ軸線Xa回りに回転すると、連結部45の移動軌跡は、軸線Yに沿う直線上の移動軌跡と近似できる。
これにより、パークロッド4は軸線Yに沿って進退移動する。
Next, the
Here, the connecting
Thus, the
(4)パークロッド4の連結部45が、軸状のジョイント部材J(支持部材)の長手方向の他端J1側に連結されていると共に、マニュアルシャフト2の中心軸Xに平行な軸線Xb(第2の軸線)回りに回転可能に支持されており、
ジョイント部材Jの長手方向の一端J2側が、ロッドプレート3に付設されたアクチュエータ6を介してロッドプレート3に連結されて、軸線Xa回りに回転可能に支持されており、
ロッドプレート3は、ディテントスプリング7によって、中心軸X回りの位置決めがされており、
ディテントスプリング7は、当該ディテントスプリング7からパークロッド4の進退経路上まで及ぶ長さで突出する突出部73を有し、
突出部73の先端73aには、連結部45の軸線Xa周りの周方向の変位を規制するガイド部74、74(規制部材)を有する構成とした。
(4) The connecting
One end J2 side in the longitudinal direction of the joint member J is coupled to the
The
The
The
このように構成すると、マニュアルシャフト2を中心軸X回りに回動させると、ジョイント部材Jの一端J2が中心軸X周りの周方向に変位しつつ軸線Xa回りに回転する。
パークロッド4の連結部45は、軸線Xb回りで回転可能であると共に、ガイド部74、74によって軸線Xa周りの周方向の変位が規制されている。従って、マニュアルシャフト2の回転に連動して軸線Y方向に沿って進退移動する。
これにより、操作トルクが増加することを防止しつつ、パークロッド4が軸線Yに対して傾いた状態で進退移動することを防止できる。
According to this structure, when the
The connecting
As a result, it is possible to prevent the
[変形例3]
図8は、変形例3にかかるパークロッド4の支持構造1Cを説明する図である。
上記した変形例2では、突出部73が延出部72を介在させてディテントスプリング7の基部70と一体に形成されているものについて例示した。しかし、本願発明は、この態様のみに限定されない。
[Modification 3]
FIG. 8 is a view for explaining a
In the second modification described above, the
例えば、変形例3にかかる突出部73Aは、長手方向における先端73aとは反対側の端部73b側が図示しない固定要素(例えば、変速機ケース)に図示しないボルトで直接固定されているものであっても良い。
これにより、変形例3にかかる突出部73Aは、変形例2にかかる突出部73よりも支持強度が向上する
For example, the protruding
As a result, the
ここで、マニュアルシャフト2が回動すると、ガイド部74、74には、パークロッド4から突出部73Aの長手方向に直交する向きの力が作用する。
この場合において、パークロッド4からガイド部74、74に上記の力が作用しても、突出部73Aが撓むことを防止できる。
よって、突出部73Aと共にガイド部74、74が定位置で保持されるので、マニュアルシャフト2が回動しても、パークロッド4の姿勢を保つことが出来る。
Here, when the
In this case, even if the above-described force is applied from the
Therefore, since the
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、これら実施形態に示した態様のみに限定されるものではない。発明の技術的な思想の範囲内で、適宜変更可能である。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited only to the aspect shown to these embodiment. It can be suitably modified within the scope of the technical idea of the invention.
1、1A、1B、1C 支持構造
2 マニュアルシャフト
3 ロッドプレート
4 パークロッド
5 パーキングポール
6、6A アクチュエータ
7 ディテントスプリング
8 ウェッジ
9 出力軸
10 パーキング機構
20 変速機ケース
45 連結部
60 筐体
61 長壁部
62 スリット
63 ケーブル
65 トルクセンサ
70 基端部
72 延出部
73 突出部
74 ガイド部
90 パーキングギヤ
610 支持部
611 支持孔
J ジョイント部材
Lm 直線
Lx 直径線
S サポート
P1、P2 位置
X 中心軸
Xa 軸線
Xb 軸線
X1 軸線
Y 軸線
Y1 軸線
1, 1A, 1B,
Claims (4)
前記マニュアルシャフトと一体に回動するロッドプレートと、
長手方向の一端側が、アクチュエータを介して前記ロッドプレートに連結されて、前記マニュアルシャフトの回動軸に平行な第1の軸線回りに回動可能に支持されたパークロッドと、を有し、
前記パークロッドの他端側が、前記マニュアルシャフトの回動に連動して進退移動するように構成されたパークロッドの支持構造であって、
前記アクチュエータが、前記パークロッドの一端側を前記マニュアルシャフトと前記連結部との中心間距離を小さくする方向に変位させることを特徴とするパークロッドの支持構造。 A manual shaft that rotates in conjunction with the operation of the shift lever,
A rod plate that rotates integrally with the manual shaft;
One end side in the longitudinal direction is coupled to the rod plate via an actuator, and has a park rod rotatably supported about a first axis parallel to a rotation axis of the manual shaft;
The other end side of the park rod is a support structure of the park rod configured to move forward and backward in conjunction with the rotation of the manual shaft,
A support structure for a park rod, wherein the actuator displaces one end side of the park rod in a direction to reduce the center-to-center distance between the manual shaft and the connecting portion.
前記シフトレバーの選択レンジがPレンジであって、当該Pレンジを解除する際に、前記マニュアルシャフトに近づく方向に前記パークロッドの一端側を変位させることを特徴とする請求項1記載のパークロッドの支持構造。 The actuator is
The park rod according to claim 1, wherein the selection range of the shift lever is a P range, and when the P range is released, one end side of the park rod is displaced in a direction approaching the manual shaft. Support structure.
前記アクチュエータは、前記トルクセンサが測定したトルクの測定値が所定の閾値より大きい場合に、前記マニュアルシャフトに近づける方向に前記パークロッドの一端側を変位させることを特徴とする請求項2に記載のパークロッドの支持構造。 The manual shaft is attached with a torque sensor that measures a torque generated when the manual shaft rotates.
The actuator according to claim 2, wherein the actuator displaces one end side of the park rod in a direction approaching the manual shaft when the measured value of the torque measured by the torque sensor is larger than a predetermined threshold. Park rod support structure.
前記支持部材の長手方向の一端側が、前記アクチュエータを介して前記ロッドプレートに連結されて、前記第1の軸線回りに回転可能に支持されており、
前記ロッドプレートは、ディテントスプリングによって、前記回動軸回りの位置決めがされており、
前記ディテントスプリングは、当該ディテントスプリングから前記パークロッドの進退経路上まで及ぶ長さで突出する突出部を有し、
前記突出部の先端には、前記パークロッドの前記第1の軸線周りの周方向の変位を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のパークロッドの支持構造。 One end side in the longitudinal direction of the park rod is connected to the other end side in the longitudinal direction of the shaft-like support member, and is rotatably supported around a second axis parallel to the rotation axis of the manual shaft Yes,
One end side in the longitudinal direction of the support member is connected to the rod plate via the actuator and supported rotatably around the first axis,
The rod plate is positioned about the pivot by a detent spring,
The detent spring has a projection that extends from the detent spring to a length along the path of movement of the park rod.
The control part which controls the displacement of the circumferential direction around said 1st axis line of said park rod is provided in the tip of said projection part according to any one of claims 1 to 3 characterized by the above-mentioned. Park rod support structure.
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