JP2019075657A - 通信装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】代理処理の実行において、代理処理を実行する装置の通信量や消費電力を低減させる。【解決手段】通信装置は、所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行い、前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの代理処理を行う。そして、代理処理の結果、行うべき代理処理、当該代理処理の数、のうちの少なくとも何れかを記憶し、その内容が変化したと判断された場合、前記特定の通信装置へ通知を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、通信技術に関する。
近年、IEEE802.11規格シリーズに代表される無線LANが広く利用されている。無線LANは、多くの場合、アクセスポイント(AP)と呼ばれる基地局によってネットワークが制御される。このAPと、APの電波到達範囲内に存在し、無線接続状態であるステーション(STA)とによって無線ネットワークが構成される。
また、このような従来型のAPとSTAによる単純な無線ネットワーク構成のみならず、さまざまな無線LANのネットワーク形態の製品、および仕様規格が登場している。特許文献1には、省電力で通信装置やそれが提供するサービスなどを発見するための規格としてWi−Fi Allianceによって規定されているNAN規格(Neighbor Awareness Networking規格)がある。これは、通信装置が、他の通信装置との間で情報交換する期間を当該他の通信装置と同期して、無線RF(Radio Frequency)部を有効にする時間を短縮することによって省電力化を図るものである。この、NANにおける同期のための期間は、DW(Discovery Window)と呼ばれる。また、所定の同期期間が共有されたNANデバイスの集合は、NANクラスタと呼ばれる。NANデバイスの中で、MasterおよびNon−Master Syncという役割を有する端末は、DW期間における端末間の同期を確保するための信号である、Sync Beaconを送信する。NANデバイスは、他の端末との間で同期を確立した上で、DW期間において、サービスを発見するための信号であるSubscribeメッセージ及びサービスを提供していることを通知するための信号であるPublishメッセージ等を、送受信する。さらに、NANデバイスは、DW期間において、サービスに関する追加情報を交換するためのFollow−upメッセージを送受信することができる。一方、NANデバイスは、一部のDW期間において無線信号を受信しない状態であるDOZE状態に入ることも可能であり、より一層消費電力を低減することができる。
DW期間のうち、どのくらいの頻度のDW期間で無線信号を受信するかは、NANデバイスに依存する。しかしながらNANクラスタに参加する全てのNANデバイスは、DW0と呼ばれる特別なDW期間では必ず無線信号を受信できる状態(以降、AWAKE状態)である必要がある。DW0は、16回のDW期間に対して1回の周期で到来するDW期間である。また、DW0は、NANクラスタが同期に用いるカウンタタイマであるTSF(Time Synchronization Function)の下位23bitが0x0である時刻から始まるDW期間である。また、MasterとNon−Master Syncとして動作するNANデバイスは、DW期間ごとにSync Beaconを送信する必要があるため、全てのDW期間で無線信号を受信できることとなる。
一方で、DW期間ごとにSync Beaconを送信しないNANデバイスはNon−Master Non−Syncとして動作し、全てのDW期間でAWAKE状態である必要はなく、最低限DW0でAWAKE状態であればよい。
サービスの検索や提供を他の通信装置に依頼することで、自身の無線信号が到達できない範囲にいる通信装置のサービスの発見する方法の提案がなされている(特許文献2)。これによれば例えば、代理を依頼する側の通信装置(以降、Proxy Client)は、代理を依頼される側の通信装置(以降、Proxy Server)に、Subscribeメッセージの代理送信を依頼することができる。これを受けたProxy Serverは、Proxy Clientの代わりにSubscribeメッセージを送信し、その結果をProxy Clientに通知する。
米国特許出願公開第2014/0302787号明細書 米国特許出願公開第2015/0081840号明細書
上述のように、NANを用いることでサービスの発見を効率的に行うことができる。しかしながら上記の代理処理において、Proxy ServerがDW期間毎に毎回代理処理の結果の通知を行うと、Proxy Serverの処理負荷や通信量が増えることにより消費電力が増加してしまう。
そこで本発明は、代理処理の実行において、代理処理を実行する装置の通信量や消費電力を低減させることを目的とする。
上記目的のために本発明の通信装置は、所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う通信手段と、前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの代理処理を行う処理手段と、前記処理手段による代理処理の結果、前記処理手段によって行うべき代理処理、当該代理処理の数、のうちの少なくとも何れかを記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された内容が変化したか否か判断する判断手段と、前記判断手段によって変化したと判断された場合、前記特定の通信装置へ、前記記憶手段による記憶に基づく通知を行う通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、代理処理の実行において、代理処理を実行する装置の通信量や消費電力を低減させることができる。
通信システムの構成を示す図である。 NANデバイス101の機能構成を示すブロック図である。 NANデバイス101のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態1におけるNANデバイス101の動作を示すフローチャートである。 実施形態1における通信システムのシーケンスを示す図である。 本実施形態で用いるフレームの構成を示す図である。 実施形態2におけるNANデバイス101の動作を示すフローチャートである。 実施形態2における通信システムのシーケンスを示す図である。 実施形態2で用いるフレームの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、各通信装置は、IEEE802.11規格シリーズに準拠する無線LANの通信機能を有する端末であるものとするが、これに限られない。また、以下の各通信装置は、Wi−Fi Neighbor Awareness Networking規格(NAN)に従って他の通信装置及びその提供するサービスを発見可能なNANデバイスであるものとするが、これにも限られない。すなわち、以下の各説明では、所定の規格に対応する専門用語が用いられているが、同種の他の規格においても以下の各議論を適用することが可能である。
NANについて説明する。NANでは、サービス情報をDiscovery Window(以降、DWと称す)と呼ばれる期間に通信する。DWは、NANを実行する複数のデバイスが、convergeする時間およびチャネルである。また、DWのスケジュールを共有している端末の集合をNANクラスタと呼ぶ。
NANクラスタに属する各端末は、Master、Non−Master Sync及びNon−Master Non−Syncのうちの何れかの役割で動作する。Masterとして動作する端末は、各端末がDWを識別し、同期するためのビーコンであるSynchronization Beacon(以降、Sync Beaconと称す)を送信する。また、Masterとして動作する端末は、NANクラスタに属していない端末に当該NANクラスタを認識させるための信号であるDiscovery Beaconを送信する。Discovery Beaconは、例えば100TU(Time Unit、1TUは1024μ秒)ごとに、DWの期間外でも送信される。なお、各NANクラスタにおいて、少なくとも1台の端末は、Masterとして動作する。
Non−Master Syncとして動作する端末は、Sync Beaconを送信するが、Discovery Beaconは送信しない。Non−Master Non−Syncとして動作する端末は、Sync BeaconもDiscovery Beaconも送信しない。
NANクラスタに参加する端末は、Sync Beaconに従って、所定周期毎のDW期間に同期し、DW期間においてサービス情報を通信する。
各端末は、DW期間にサービスを発見するための信号であるSubscribeメッセージや、サービスを提供していることを通知するための信号であるPublishメッセージを互いに通信する。更に、各端末は、DW期間にサービスに関する追加情報を交換するためのFollow−upメッセージをやりとりすることができる。なお、Publish、Subscribe、Follow−upといったメッセージを、総称してService Discovery Frame(SDF)と呼ぶ。各端末は、SDFをやりとりすることで、サービスの広告または検出を行うことができる。尚、Subscribeメッセージを送信するNANデバイスをSubscriverと呼び、Publishメッセージを送信するNANデバイスをPublisherと呼ぶ。
上述のように、NANデバイスは、DW期間においても、DOZE状態で、無線信号を送受信しない状態となって、消費電力を抑制することができる。一方で、そのようなNANデバイスは、DOZE状態となっているDW期間においては、Subscribeメッセージ及びPublishメッセージの送受信を行うことができない。このため、そのNANデバイスが提供するサービスを他のNANデバイスが発見するまでの期間が長期化してしまいうる。
これに対して、NANデバイスによっては、Subscribe及びPublish等のサービスの検索及び報知を、他のNANデバイスに依頼することが可能である。ここでは、他のNANデバイスのサービスの検索及び報知を代理処理する特定のNANデバイスのことをProxy Serverと呼び、他のNANデバイスに代理処理を依頼する特定のNANデバイスをProxy Clientと呼ぶ。Proxy Serverは、Proxy Clientから、サービス情報の代理送信を依頼された場合、当該Proxy Clientのサービス情報を代理送信する。Proxy Serverがサービスの検索及び/又は報知をProxy Clientの代わりに実行することによって、Proxy Clientは、より多くの期間にわたってDOZEに入ることで、大幅に消費電力を削減することができる。また、Proxy Clientが提供しているサービスを検索しているNANデバイスにとっては、Proxy ClientがDOZE状態のときにSubscribeメッセージを送信しても、Proxy Serverが応答を返してくれる場合がある。このため、サービスを検索しているNANデバイスは、Proxy ClientがDOZE状態であっても、Proxy Serverが代理で応答することによってProxy Clientが提供するサービスを発見できる可能性が高まる。
しかしながら、Proxy Clientからサービスの検索及び報知の代理処理を要求されたProxy Serverが頻繁にDOZE状態に入ると、Proxy Clientのサービスの検索及び報知の代理処理を行う期間が少なくなってしまう。そのため、Proxy Serverはできるだけ多くのDWにおいてAWAKE状態であるようにすればそのような不都合を解消できる。一方で、Proxy Serverの機能を有しているが、Proxy依頼を受けていない状態の場合においては、多くのDWにおいてAWAKEにする必要はなくDOZE状態でいた方が消費電力を低減できる。
以下、各実施形態に共通の無線通信システム及び通信装置の構成について説明した後に、各実施形態に係る処理の流れについて説明する。
(無線通信システムの構成)
まず、本実施形態の無線通信システムの構成例について、図1を用いて説明する。本実施形態の無線通信システムは、それぞれがNAN規格に従う通信装置であるNANデバイス101〜NANデバイス105を含んで構成され、NANデバイス101〜105は、NANクラスタ106に参加している。NANクラスタ106に参加しているNANデバイス(NANデバイス101〜105)は、2.4GHzの周波数帯域の6ch(2.437GHz)でネットワークを構築している。ここで、NANクラスタ106は、DW期間の長さが16TUであり、また、DW期間の開始タイミングから次のDW期間の開始タイミングまでの時間間隔が512TUのNANクラスタである。また、DW期間は、DW0〜DW15の16個のDW期間を1つの周期とする期間であり、DWn(nは0から15の整数)の16個後のDW期間もまたDWnである。NANクラスタ106に参加している全てのNANデバイスは、DW0では必ずAWAKE状態であり無線信号を受信できるものとする。
NANデバイス101は以下に説明する各処理を実行することが可能な通信装置である。NANデバイス101は、NAN規格に基づいて、周囲の通信装置およびそれらが提供するサービスを発見し、自身が提供可能なサービスの情報を提供することができる。また、NANデバイス101は、他のNANデバイスのサービスの検索および報知を代理することができるProxy Serverとして動作することができる。NANデバイス101は、NANクラスタ106に、Masterとして参加しているものとする。
NANデバイス102、105はNon−Master Non−SyncとしてNANクラスタ106に参加する通信装置である。NANデバイス102はプリントサービスおよびチャットサービスを検索する。一方でNANデバイス105は写真共有サービスを検索する。NANデバイス102、105はProxy Clientの機能を有しており、Proxy Serverを発見すると、代理でサービスの検索を依頼することができる。自身でサービスを検索している場合、すなわちProxyを依頼していない場合には、すべてのDW期間で無線信号を受信する。一方で、Proxyを依頼している場合には、DW0、DW2、DW4のみで無線信号を受信する。
NANデバイス103およびNANデバイス104はNANデバイス102が検索するプリントサービスを提供可能なデバイスであるPublisherであるものとする。NANデバイス103はNANクラスタ106におけるDW1およびDW3でサービスの報知を行う。
NANデバイス101〜105は、無線信号を送受信しないDW期間においては、通信部に電力を供給せず、DOZE状態となるものとする。
なお、NANデバイス101〜105の各々が他の役割として動作してもよい。例えば、NANデバイス102がサービスを提供するためのサービス提供信号であるPublishメッセージを送信するPublisherとして動作してもよい。以後、電波送受信可能な状態をアウェイク状態と呼び、電波送受信不可能な状態をスリープ状態と呼ぶ。また、Proxy Serverに登録されている代理で検索を行うサービスを代理サービスと呼ぶ。
(NANデバイス101の構成)
図2は、NANデバイス101の機能構成例を示すブロック図である。NANデバイス101は、その機能構成として、例えば、無線LAN制御部201、NAN制御部202、Proxy Server制御部203、UI制御部204、及び記憶部205を有する。
無線LAN制御部201は、他の無線LAN装置との間で無線信号の送受信を行うためのアンテナ並びに回路、及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。無線LAN制御部201は、IEEE802.11規格シリーズに従って、無線LANの通信制御を実行する。NAN制御部202は、NAN規格に従って制御を行うプログラムおよびハードウェアを含んで構成される。Proxy Server制御部203は、NAN制御部202を制御して、他のNANデバイスのサービスの検索及び報知を代理するProxy機能を実現する。UI制御部204は、NANデバイス101の不図示のユーザによるNANデバイス101に対する操作を受け付けるためのタッチパネル又はボタン等のユーザインタフェースに関わるハードウェアおよびそれらを制御するプログラムを含んで構成される。なお、UI制御部204は、例えば、画像等の表示、又は音声出力等の、情報をユーザに提示するための機能をも有する。記憶部205は、NANデバイス101が動作するプログラムおよびデータを保存するROMとRAM等によって構成されうる記憶装置である。
図3に、本実施形態に係るNANデバイス101のハードウェア構成を示す。NANデバイス101は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部301、制御部302、機能部303、入力部304、出力部305、通信部306及びアンテナ207を有する。
記憶部301は、一つ以上のROM、RAMの両方、もしくは、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部301として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。
制御部302は、一つ以上のCPU、または、MPU等のプロセッサにより構成され、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによりNANデバイス101全体を制御する。なお、制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりNANデバイス101全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部302は、機能部303を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部303は、NANデバイス101が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、NANデバイス101がカメラである場合、機能部303は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、NANデバイス101がプリンタである場合、機能部303は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、NANデバイス101がプロジェクタである場合、機能部303は投影部であり、投影処理を行う。機能部303が処理するデータは、記憶部301に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部306を介して他の通信装置と通信したデータであってもよい。
入力部304は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部305は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部305による出力とは、画面上への表示や、スピーカによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部304と出力部305の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部306は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。また、通信部306はアンテナ307を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。NANデバイス101は通信部306を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。
以下、上述のようなNANデバイス101が実行する処理の流れ、無線通信システムにおけるシーケンスなどのいくつかの実施形態について説明する。
<実施形態1>
本実施形態では、NANデバイス101がNANデバイス102の代理でサービスを検索し、検索結果に変更があったことを契機に、その結果をまとめてNANデバイス102に通知する。
NANクラスタにてNANデバイス102の代理でサービス検索を行うNANデバイス101の動作を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。本フローチャートは、NANデバイス101がNANクラスタに参加し、Proxy Serverとしての動作を開始した時点で開始される。なお、図4に示すフローチャートは、NANデバイス101の制御部302が記憶部301に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工並びに各ハードウェアの制御を実行することにより実行される。なお、図4に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としてもよい。
NANデバイス101はProxy Serverとしての動作を開始すると、Proxy Serverとして動作可能であることを周囲に報知する。具体的には、提供するサービスとしてProxy Serviceの情報を含んだPublishメッセージを報知してもよいし、Sync BeaconにProxy Serverとしての動作が可能であることを示す情報を含めてもよい。又は、他のNANデバイスからProxy Clientとして動作する情報を受け取ってからProxy Serverとしての動作を開始してもよい。
NANデバイス101は、Proxy Clientを発見したかどうかを判断する(S401)。Ploxy Clientを発見した場合には、NANデバイス101は、Proxy Clientから、サービスを代理で検索する依頼を受信したか否かを判断する(S402)。代理検索の依頼を受信した場合には、NANデバイス101は依頼内容をサービス登録として登録し、サービスの代理検索を開始する(S403)。更に、代理検索の依頼元であるPloxy Clientに対してサービス登録状況を送信する(S403)。
サービス登録状況とは、Proxy ServerであるNANデバイス101に登録されている代理処理を行うサービスの種類や、代理処理の登録数や、代理処理を依頼したProxy Clientを示す情報等を含んだサービス登録の登録状況である。Proxy Serverは、Proxy Clientからの依頼に応じて代理処理を実行するが、その登録数に制限を設けている。例えば、登録数が10個に達した場合には、それ以降(11個目以降)の代理処理の登録はできないようになる。そのためProxy Serverは、現在登録されている代理処理の登録数や代理処理を行うサービスの種類や、登録の依頼元の情報を記憶して管理している。代理処理を行うサービスの種類は、検索(Subscribe)を代理で行うものであるか、報知(Publish)を代理で行うものであるかという情報の他に、プリントサービス、チャットサービス、画像送信サービス等の、サービスの内容を示す情報を含む。サービスの内容を示す情報は、例えば、サービス名のハッシュ値として管理される。Proxy Clientを示す情報は、Proxy ClientのデバイスIDやMACアドレス、UUID等、装置を識別できる情報であればよい。S403において、NANデバイス101は、これらの情報をNANデバイス102に送信する。これを受けたNANデバイス102は、Proxy ServerであるNANデバイス101にあといくつの代理処理を依頼可能であるのかを知ることができる。
本実施形態では、SubscriberであるNANデバイス102からプリントサービスの代理検索の登録依頼を受信する。なお、S401〜S403までの代理処理の登録動作と、これから説明する代理検索の処理は並行して実行させてもよい。NANデバイス101は、複数のProxy Clientからそれぞれ依頼された複数のサービスを登録してもよい。よって、あるタイミングでサービス登録依頼を受信しなくても(S401やS402でNo)、すでに登録済みのサービスがあるか判断し(S404)、ある場合はS405に進みProxy Serverとして代理検索を開始する。
代理検索を開始したときのNANデバイス101の動作を具体的に説明する。NANデバイス101は、登録されているサービス登録を参照し、Proxy Clientが起動する直前のDWまで待つ(S405)。前述のサービス登録には、Proxy Clientの識別情報と併せて、そのProxy Clientが起動している(起きている)DWを示す情報が管理されている。この情報は、Proxy Clientがサービス登録を依頼する際に併せてProxy Clientから送信される。そして、NANデバイス101は、代理で検索するサービスのサービス検索用フレームを送信する(S406)。S405の処理に代えて、例えば、Proxy Clientが起きる直前のDWだけでなく、すべてのDWにおいて、検索用フレームを送信してもよい。しかし、Proxy Clientが起きる直前のDWのみで検索を行うことで、代理検索時の検索用フレームの送信回数を削減できる。一方で、すべてのDWで検索する場合は、検索用フレームの送信回数は増えるが、より多くの装置を発見できる。他にも、すべてのNANデバイスが起きていると考えられるDW0にて代理検索用フレームを送信することで、効率的に検索結果を得ることも可能である。本実施形態の場合、検索用フレームの送信にはNANデバイス102の代理としてSubscribeメッセージを送信する。なお、省電力のためにProxy Server自身はSubscribeメッセージを送信せず、PublisherからのPublishメッセージの受信を待つだけでもよい。
NANデバイス101は、PublisherからのPublishメッセージを受信したか否か判断する(S407)。受信した場合、Publishメッセージによって示されるサービスが、代理で検索しているサービスと合致するか否かを判断する(S408)。代理検索しているサービスであった場合、NANデバイス101は、検索結果候補のフィルタリングを行う(S409)。例えば、代理検索しているサービス名は一致したとしても、Publisherがサービスの提供対象とする装置がMAC Address等によって指定されており、それがProxy Clientとは異なるものであった場合は検索結果に反映させない。又は、同じNANデバイスからある期間中に複数のPublishを受信した場合、1つの検索結果候補として出力する。他にも、Publish受信時の電波強度が一定以下の場合、検索結果候補から除外することも考えられる。尚、検索結果候補とは、NANデバイス101が代理で検索した結果発見されたNANデバイス、もしくはサービスのことであり、NANデバイスの識別情報、発見されたNANデバイスが提供するサービスの情報が含まれる。検索結果のフィルタリングが終わると、NANデバイス101は、検索結果候補の存在率を計算する(S410)。これは、例えば、前回存在率を計算してから、代理検索のSubscribeを10回送信した場合を考える。Subscribe10回の送信に対してPublishを8回受け取った場合、存在率は80%となる。別の計算方法として、前回存在率を計算してから、5回のDWがあったとする。5回のDWのうち、3回のDWでPublishを受信した場合、存在率は60%と計算できる。存在率の計算方法はこのほかのものであってもよい。
次に、NANデバイス101は、ある検索結果候補に対して計算した存在率が、ある閾値以上であるかを確認し、閾値以上であれば、その検索結果候補を検索結果の1つとして記憶する(S411)。検索結果とは、検索結果候補から、Ploxy Clientに送信する内容をまとめ、NANデバイス101が記憶部301に記憶するものである。このように、フィルタリングや存在率の計算を行うことで、例えば、対象期間のみ電波が届かなかった場合に検索結果から除外されてしまうことや、突発的に現れて消えるデバイスが検索結果に含まれてしまうことを避けることができる。なお、存在率を計算する対象の期間は、それぞれ重なる期間があってもよい。
次に、NANデバイス101は、記憶した検索結果からPublisher Listを出力する(S412)。これは、最後の検索結果をそのままPublisher Listとする。Publisher Listとは、検索結果から、実際にProxy Clientに送信する情報である。他に、送信するデータ量を削減するために、前回までに送信したPublisher Listを記憶し、その差分を今回のPublisher Listとしてもよい。この場合、次のS413では、送信する内容があるかどうかを確認する処理となる。また、検索結果としたかどうかを毎回記憶し、過去5回分の平均値をとって、この後送信するべきPublisher Listの内容としてもよい。
次に、NANデバイス101は、今回送信する予定のPublisher Listと、前回のPublisher Listとを比較し、変化があったか否かを判断する(S413)。Publisher Listが変化するとは、即ち、Publisher Listに含まれるNANデバイスの数や識別情報、提供するサービスの内容等の少なくとも何れかが変化することである。Publisher Listに変化があった場合、記憶部301に記憶しているPublisher Listを更新する(S414)。次に、Proxy Clientが起きるDWまで待った後(S415)、Publisher ListをProxy Clientに送信する(S416)。
図5に、このとき送信するSDF(Service Discovery frame)であるPublisher Listのフレーム構成例を示す。SDFはIEEE802.11規格のPublic Action Frameを用いる。SDFはPublich Action Frameの一部にNANで規定される情報を含めるためのNAN Attribute 501を含む。複数あるAttributeのうち、ひとつはService Descriptor Attributeを含める。なお、他のAttributeを用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。
例えば、図5ではService Descriptor Attributeを一部変更した形を示している。Service Descriptor AttributeのService Control Field 505にて、sub−Attributeを付与することを示す。なお、sub−attributeであることを示すために、現在使用されていない7bit目を用いる(516)。これに基づき、Service Descriptor Attributeにsub−attributeを付与する(506〜515)。506にはsub−attributeがPublisher Listであることを示すIDを記述する(506)。ここでは、例えば0x05を示す。次に、sub−attributeの長さを示す(507)。次に、Num of Publisher(508)は、送信するPublisherの数が入力される。もし、送信するPublisherがない場合、この値を0としてProxy Clientに送信することになる。その後ろのLength(509)には、1つのPublisherの情報の長さが入力される。Mac address(510)にはPublisherのMac addressが入力される。Instance ID(511)からfilter(514)には、Publishメッセージに含まれる情報がそのまま入力される。以後(515)、各Pusblishメッセージの情報を509〜514と同様に続けていく。なお、上記フレーム構成は一例であり、別の構成をとってもよい。
NANデバイス101は、サービスを代理で検索する際に、S407でPublishメッセージの受信を待つほかに、Proxy ClientからのProxy登録終了依頼の受信も待つ(S417)。NANデバイス101は、Proxy登録終了依頼を受信すると、対象のProxy Clientのサービスの代理検索を終了すると共に、Proxy登録終了依頼に伴って更新されたサービス登録の状況をProxy Clientへ通知する(S418)。なお、S401、S405、S415、S417はそれぞれ独立した動作である。よって、順番が入れ替わっても構わないし、並行して実行してもよい。
続いて、Subscriberとして動作するNANデバイス102が、NANデバイス101にSubscribeを登録してから、Publisher Listを受信するまでのシーケンスを、図6を用いて説明する。
図6において、NANデバイス102はDW0、DW2、DW4においてアウェイク(起動)状態であるとし、それ以外はスリープ状態であるものとする。NANデバイス101、NANデバイス103はすべてのDWにおいてアウェイク状態であるとし、それ以外はスリープ状態であるものとする。NANデバイス104はDW0、DW4においてアウェイク状態であるとし、それ以外はスリープ状態であるものとする。NANデバイス103はDW1、DW3にてPublishメッセージを送信する。
NANデバイス102がサービス検索を開始する。DW0になると、NANデバイス102は近くにProxy Serverとして動作するNANデバイス101が存在することを確認し、サービス登録依頼を送信する(S602)。NANデバイス101はサービス登録依頼を受信すると、代理検索の準備を開始するとともに、NANデバイス102にサービス登録状況を送信する(S603)。
次に、NANデバイス103がサービスの提供を開始する。DW1になると、NANデバイス101はNANデバイス102が起きる直前のDWであるため、代理でSubscribeメッセージを送信する(S605)。NANデバイス103はこれを受け取ると、Publishメッセージを送信する(S606)。NANデバイス101はDW1で受信したPublishメッセージから、図4のフローに従ってPublisher Listを作成する(S607)。作成したPublisher Listは初回の送信となるため、NANデバイス101は送信すると判断する。DW2になると、NANデバイス102がNANフレームを受信可能となるため、NANデバイス101はPublisher Listを送信する(S609)。
次に、NANデバイス104がサービスの提供を開始する。DW3になると、NANデバイス102が起きる直前のDWであるため、NANデバイス101は代理でSubscribeメッセージを送信する(S611)。NANデバイス103はこれを受け取ると、Publishメッセージを送信する(S612)。NANデバイス101はDW3で受信したPublishメッセージから図3のフローに従ってPublisher Listを作成する(S614)。作成したPublisher Listは、前回送信したPublisher Listと同じであるため、NANデバイス101はPublisher Listを送信しないと判断する。DW4になると、NANデバイス102がNANフレームを受信可能となるが、Publisher Listを送信しないと判断しているため、何も送信しない。このあと、もしNANデバイス104からのPublishをNANデバイス101が受信できた場合は、図3のフローにしたがってPublisher ListをNANデバイス102に送信することになる。
このように本実施形態では、NANデバイス101が代理でサービスを検索し、検索した結果に変化があった場合のみPublisher ListをProxy Clientへ送信する。これによりNANデバイス101はPublisher Listを送信するための通信量を抑えることができ、それに伴い消費電力も抑えることができる。また、Proxy Clientとなるデバイスは一般にスマートフォンなどの消費電力をなるべく抑えたい機器であることが考えられる。Proxy ClientであるNANデバイス102は、Publisher Listを要求することなくPublisher Listの受信が可能となるため、フレーム送信時にかかる消費電力を抑えることができる。さらに、Publisher Listを受信する回数を減らすことにより、受信した内容からNANデバイス102のユーザに検索結果を表示するための演算回数を減らすことができ、NANデバイス102は省電力で動作することができる。
尚、図6のシーケンスでは、NANデバイス101はNANデバイス102が受信可能となる直前のDWである、DW1,DW3でのみ代理検索フレームを送信していた。しかし、例えばDW0で送信していてもよい。また、NANデバイス102がProxy Clientとしてサービス登録を行った後、特定DWでない周期および期間に受信可能となっていてもよい。例えば、2minごとに16msecだけ受信可能となっていてもよい。その場合、NANデバイス101はProxy Clientが受信可能になる期間より前のDWおよびDW0でのみ代理検索フレームを送信することとしてもよい。これにより、NANデバイス102はさらに省電力でサービス検索を行うことが可能になる。
<実施形態2>
第1の実施形態では、Proxy Serverとして動作するNANデバイス101が、Publisher Listに変化があったことをトリガとしてProxy ClientへPublisher Listを送信した。これに対して本実施形態は、Proxy Serverとして動作するNANデバイス101が管理しているサービス登録状況に変化があった場合に、その旨をProxy Clientへ通知する。
NANクラスタ106にてNANデバイス102の代理でサービス検索を行うNANデバイス101の動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。フローチャートは、NANデバイス101がNANクラスタに参加し、Proxy Serverとしての動作を開始した時点で開始される。なお、図7に示すフローチャートは、NANデバイス101の制御部302が記憶部301に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工並びに各ハードウェアの制御を実行することにより実行される。なお、図7に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としてもよい。
NANデバイス101はProxy Serverとしての動作を開始すると、図4のフローチャートと同様に、Proxy Serverとして動作可能であることを周囲に報知する。そして、NANデバイス101は、Proxy Clientを発見したかどうかを判断する(S701)。Ploxy Clientを発見した場合には、NANデバイス101は、Proxy Clientから、サービスを代理で検索する依頼を受信したか否かを判断する(S702)。代理検索の依頼を受信した場合には、NANデバイス101はサービス登録が可能か否かを判断する(S703)。判断の結果、サービス登録が可能ではない場合は、NANデバイス101はサービス登録失敗の通知をProxy Clientへ送信する(S704)。サービス登録が可能な場合は、NANデバイス101は依頼内容をサービス登録として登録しサービスの代理検索を開始する(S705)。更に、代理検索の依頼元であるProxy Clientに対してサービス登録状況を送信する(S705)。
図8に、このとき送信するSDF(Service Discovery frame)であるサービス登録のフレーム構成例を示す。SDFはIEEE802.11規格のPublic Action Frameを用いる。SDFはPublich Action Frameの一部にNANで規定されている情報を含めるためのNAN Attribute(501)を含む。フレーム構成の一部(501〜507、516)は実施形態1と重複するため、説明を省略する。なお、506にはsub−attributeがサービス登録状況であることを示すIDを記述する。ここでは、例えば0x07を示す。801、802にNANデバイス101に登録可能なサービスの最大値と現在登録しているサービスの数を示す。
S705において依頼内容をサービス登録として登録する処理では、2つ目のsub−attributeを付与する。2つ目のsub−attributeには、506に例えば0x01を記述する。また、応答がどのサービスに対応するのかを示すためのIDを803に記述する。さらに、対象のサービスは登録依頼が成功したかどうかを判断するための値を804に記述する。
なお、上記フレーム構成は一例であり、別の構成をとってもよい。例えば、801、802はPublish、Subscribeで分けて記述してもよい。これにより、Publish、Subscribeで登録可能な数が異なる場合、その通知を行うことができるようになる。sub−attributeは1つにまとめてもよい。また、804に応答拒否と入れた場合に、その理由を示す領域があってもよい。sub−attributeをフレームごとに分け、2回に分けて送信してもよい。これにより例えば、登録依頼の送信者には図8に示すフレームを送信し、他のProxy Clientもしくは周囲のNANデバイスに向けては1つ目のsub−attributeのみを送信する。といった操作が可能になる。
また、新たにサービスを登録する時には一つ目のsub−attributeの情報を送信せず、登録サービス数が減少したときのみ通知してもよい。これにより、一度Proxy Serverに登録したサービス数が上限に達したことで新たなサービス登録依頼をあきらめていたProxy Clientは新たにサービスを登録するタイミングを計ることができる。
これはMulticastやBroadCastで一度に送信してもよい。これにより、Proxy Serverの代理サービス登録状況を回りに通知することができる。また、複数のProxy Clientからサービスを登録しており、ある特定のProxy Clientが通知したDW内で受信可能状態となっていない場合に備えて、以下の処理を行う。まず、NANデバイス101は、現段階でサービス登録状況を通知したProxy Clientのほかに代理でサービスを登録しているProxy Clientがいるかを確認する(S706)。該当するProxy Clientがいる場合、NANデバイス101はProxy Clientが受信可能となるDWまで待つ(S707)。このとき、Proxy ClientがDW以外で受信可能となる場合は、その期間まで待つようにしてもよい。該当するProxy Clientが受信可能となったら、NANデバイス101は、そのProxy Clientに向けてサービス登録状況を通知する(S708)。
ここで、NANデバイス101は、複数のProxy Clientの複数のサービスを登録してもよい。よって、あるタイミングでサービス登録依頼を受信できなくても、すでに登録済みのサービスがある場合はS710に進み(S709)、Proxy Serverとして代理検索を開始する。代理検索を開始したときのNANデバイス101の動作(S710〜S713)は、実施形態1と同様であるため説明を省略する。
NANデバイス101は、サービスを代理で検索する際に、S711でPublishメッセージの受信を待つほかに、Proxy ClientからのProxy登録終了依頼の受信も待つ(S714)。NANデバイス101は、Proxy登録終了依頼を受信すると、対象のProxy Clientのサービスの代理検索を終了すると共に、Proxy登録終了依頼に伴って更新されたサービス登録の状況をProxy Clientへ通知する(S715)。サービス登録状況の通知方法はS705〜S708と同様の動作を行う(S715〜S718)。なお、実施形態1と同様に、S701、S710、S714はそれぞれ独立した動作である。よって、順番が入れ替わっても構わないし、並行して実行してもよい。
続いて、Subscriberとして動作するNANデバイス102が、NANデバイス101に2件のサービスを登録するまでのシーケンスを、図9を用いて説明する。
図9において、NANデバイス102はDW0、DW2、DW4においてアウェイク(起動)状態であるとし、それ以外はスリープ状態であるものとする。NANデバイス101、NANデバイス103はすべてのDWにおいてアウェイク状態であるとし、DW以外ではスリープ状態であるものとする。NANデバイス105はDW0、DW2、DW3、DW4においてアウェイク状態であるとし、それ以外はスリープ状態であるものとする。NANデバイス103はDW1、DW3にてPublishメッセージを送信する。本シーケンス開始時にはNANデバイス101はProxy Serverとして動作しており、NANデバイス105は写真共有サービスの代理検索依頼を行っているものとする。また、NANデバイス105はDW1とDW2の間でサービス検索終了処理を開始するものとする。また、NANデバイス101が代理で検索できるサービスは全部で5つあり、NANデバイス105が代理検索を依頼している写真共有サービスを含めて4つのサービスをすでに代理で検索しているものとする。
NANデバイス102がサービス検索を開始する。DW0になると、NANデバイス102は近くにProxy Serverとして動作するNANデバイス101が存在することを確認する。次に、代理で検索を依頼したいプリントサービスおよびチャットサービスについてそれぞれについてサービス登録依頼を送信する(S902)。なお、これはまとめて行ってもよい。また、その際に優先順位とともにサービス登録を依頼してもよい。NANデバイス101はサービス登録依頼を受信すると、サービス登録可能かを確認し、可能であれば、代理検索の準備を開始するとともに、NANデバイス102にサービス登録状況を送信する(S903)。本実施例ではNANデバイス101が新たに代理で登録できるサービスは1つであるため、プリントサービスのみを代理検索で登録し、チャットサービスは登録不可応答を返す。プリントサービスを新たに代理検索の項目としたため、各Proxy Clientに向けて、サービス登録状況を送信する(S904)。DW1では、NANデバイス101はNANデバイス102、NANデバイス105の代理でサービスを検索する(S906)。
次に、NANデバイス105が写真共有サービスの検索を終了する。DW2になると、NANデバイス102およびNANデバイス105がNANフレームを受信可能となるため、NANデバイス101はPublisher Listを送信する(S909、S910)。
NANデバイス105はユーザからサービス検索終了の通知を受け取ったため、サービス登録を終了する依頼を送信する(S911)。NANデバイス101はNANデバイス105からサービス登録終了依頼を受信すると、写真共有サービスの代理検索を終了し、サービス登録状況を各Proxy Clientに送信する(S912)。ここで、NANデバイス102はNANデバイス101に代理検索を依頼できる枠が1つ増えたことを知ることになる。
そこでNANデバイス102は次にアウェイク状態となるDW4にて、NANデバイス101にサービス登録依頼を送信する(S920)。NANデバイス101はサービス登録が可能なことを確認し、代理検索を開始するとともに、NANデバイス102にサービス登録状況を送信する(S921)。
このように、Proxy Serverが適切なタイミングでサービス登録状況を他のNANデバイスに送信することにより、Proxy Clientはサービス検索を代理で依頼できるタイミングを適切に計ることができるようになる。また、サービスを新たに登録したときもサービス登録状況を送信することで、Proxy Clientは常にProxy Serverに登録できるサービスの空き状況を把握できる。よって、ユーザからサービス検索指示を新たに受け取ったときに、Proxy Serverに代理検索を依頼できるかをProxy Client単体で把握することができるようになる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態では、NANデバイス102はDW0、DW2でアウェイク状態となっていたが、他のDWでアウェイク状態となっていてもよい。上述の実施形態では、NANデバイス101が、NANデバイス102が要求しているサービスの検索に関して、代理で検索するProxy Serverとして動作する場合について説明した。しかしながら、Proxy機能によって代理送信されるのは検索するサービスの情報に限られない。例えば、NANデバイス101は、他の機器によるサービスを提供している通知を受け付けて、その機器の代わりにサービスを通知してもよい。この場合、NANデバイス101は、例えば、他の機器によるPublishメッセージを代理で送信してその応答であるSubscribeメッセージやFollow−upメッセージを受信することによってサービスの検索を行いうる。なお、NANデバイス101は、Publishメッセージを送信することなく、さらに別の機器が例えば自発的に送信したSubscribeメッセージを待ち受けてもよい。いずれの場合であっても、NANデバイス101は、サービスの検索の代理を依頼した機器に対して、その機器が無線信号を受信できるDW期間において、その検索結果を通知することができる。
上述の実施形態でProxy Serverに登録可能な代理サービスの数は任意に設定可能である。又は、Proxy Serverの負荷状況に応じて動的に変更されてもよい。上述の実施形態ではサービス登録状況を代理サービスの数で表現したが、別の方法で表現してもよい。例えば、登録しているサービスIDの一覧を送信するようにしてもよい。これにより、例えばProxy Clientが新しくサービスの代理検索を依頼するときに、他のProxy Clientと共同でサービス検索を代理実行してもらえるかを事前に知ることができるようになる。
また、上記実施形態では、記憶した検索結果や登録したサービスに変更があったときに毎回Proxy Clientに向けた通知を行っていた。これを変更が何回かあった場合にまとめて送信するようにしてもよい。例えば、1度目の検索結果から2度目の検索結果に差分があり、3度目の検索結果にも差分があった場合、3度目の検索結果のみを送信するものとしてもよい。これにより、Proxy Clientに送信するフレームをさらに減らすことができるようになる。これについては、例えば、差分のみ通知する際は、1度目から2度目、2度目から3度目の差分をまとめて送信するようにしてもよい。また、上述の実施形態では、NANデバイス101は、NANデバイス102からのProxy要求を受け付けたが、他の1つ以上のNANデバイスからのProxy要求を受け付けてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 無線LAN制御部
202 NAN制御部
203 Proxy Server制御部
204 UI制御部
205 記憶部

Claims (13)

  1. 所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う通信手段と、
    前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの代理処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による代理処理の結果、前記処理手段によって行うべき代理処理、当該代理処理の数、のうちの少なくとも何れかを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された内容が変化したか否か判断する判断手段と、
    前記判断手段によって変化したと判断された場合、前記特定の通信装置へ、前記記憶手段による記憶に基づく通知を行う通知手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記通知手段は、前記期間において、前記特定の通信装置へ前記通知を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記特定の通信装置が、複数の前記期間のうちの一部の期間において起動し、残りの一部の期間において起動していない場合、前記処理手段は、前記特定の通信装置が起動している一部の期間の直前の前記期間において代理処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記処理手段によって行われる代理処理は、サービスを提供する装置を検索する処理であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の通信装置。
  5. 前記記憶手段によって記憶される代理処理は、検索の対象となるサービスを示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の通信装置。
  6. 前記記憶手段によって記憶される代理処理の数は、当該代理処理を依頼した特定の通信装置の数であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の通信装置。
  7. 前記記憶手段は、前記処理手段による代理処理の結果、前記処理手段によって行うべき代理処理、当該代理処理の数、のうちの少なくとも何れかと、前記代理処理を依頼した前記特定の通信装置の識別情報とを併せて記憶することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の通信装置。
  8. 前記無線信号は、他の通信装置が提供するサービスを示す信号を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の通信装置。
  9. 前記無線信号は、他の通信装置が提供するサービスを検索する信号を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の通信装置。
  10. 前記期間は、Wi−Fi Neighbor Awareness Networking規格で規定されたDiscovery Windowであり、
    前記複数の通信装置の集合は、Wi−Fi Neighbor Awareness Networking規格で規定されたNANクラスタであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の通信装置。
  11. 前記通知手段は、Wi−Fi Neighbor Awareness Networking規格で規定されたService Discovery Frameを使用して通知を行うことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の通信装置。
  12. 所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う通信工程と、
    前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの代理処理を行う処理工程と、
    前記処理工程による代理処理の結果、前記処理工程によって行うべき代理処理、当該代理処理の数、のうちの少なくとも何れかを記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段によって記憶された内容が変化したか否か判断する判断手段と、
    前記判断工程によって変化したと判断された場合、前記特定の通信装置へ、前記記憶部による記憶に基づく通知を行う通知工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
  13. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の通信装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
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