JP2019075412A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019075412A
JP2019075412A JP2017198601A JP2017198601A JP2019075412A JP 2019075412 A JP2019075412 A JP 2019075412A JP 2017198601 A JP2017198601 A JP 2017198601A JP 2017198601 A JP2017198601 A JP 2017198601A JP 2019075412 A JP2019075412 A JP 2019075412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
layer
organic
pixel
lower electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017198601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6962773B2 (ja
Inventor
淳 高城
Atsushi Takagi
淳 高城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2017198601A priority Critical patent/JP6962773B2/ja
Priority to PCT/JP2018/037413 priority patent/WO2019073929A1/ja
Publication of JP2019075412A publication Critical patent/JP2019075412A/ja
Priority to US16/844,007 priority patent/US11233108B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6962773B2 publication Critical patent/JP6962773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/121Active-matrix OLED [AMOLED] displays characterised by the geometry or disposition of pixel elements
    • H10K59/1213Active-matrix OLED [AMOLED] displays characterised by the geometry or disposition of pixel elements the pixel elements being TFTs
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/02Details
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/22Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of auxiliary dielectric or reflective layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • H10K59/122Pixel-defining structures or layers, e.g. banks
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K2101/00Properties of the organic materials covered by group H10K85/00
    • H10K2101/10Triplet emission

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】熱活性型材料が含まれた発光層を有する表示装置において、残像現象の発生を抑制することを目的とする。【解決手段】本開示に係る表示装置は、基板と、前記基板の上方に画素毎に設けられた第1下部電極と、前記第1下部電極の上方に設けられた第1有機層と、前記第1有機層内において前記画素毎に設けられ、熱活性型材料を含む第1発光層と、前記第1有機層の上方に設けられた上部電極と、を含む第1有機発光ダイオードと、前記基板と前記第1有機発光ダイオードとの間に設けられ、前記第1下部電極に接続され、平面視において前記第1発光層と重畳して配置された第1駆動TFTと、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(electroluminescence:EL)表示装置などのフラットパネルディスプレイは、基板上に薄膜トランジスタ(thin film transistor:TFT)や有機発光ダイオード(organic light−emitting diode:OLED)などが形成された表示パネルを有する。
下記特許文献1においては、基板、駆動TFT、層間絶縁層などを含む下地構造層の上方に配置された、複数の有機発光ダイオードと、複数の有機発光ダイオード間に配置されたバンクとを有する構成が開示されている。特許文献1において、駆動TFTは、平面視においてバンクと重畳して配置されており、有機発光ダイオードの有機層内に含まれる発光層とは重畳せずに配置されている。
また、下記特許文献2においては、熱活性型の蛍光遅延材料、即ち熱活性化遅延蛍光(TADF:thermally activated delayed fluorescence)材料を、有機EL表示装置の発光層に用いることが開示されている。
特開2011−65800号公報 特開2013−116975号公報
しかし、上記従来の構成においては、残像現象が発生する可能性があることが問題となっていた。即ち、上記従来の構成においては、発光層に熱活性型材料が含まれる場合において、当該熱活性型材料による熱エネルギーの吸収が不足するような場合に、残像現象が発生する可能性があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、熱活性型材料が含まれた発光層を有する表示装置において、残像現象の発生を抑制することを目的とする。
(1)本開示に係る表示装置は、基板と、前記基板の上方に画素毎に設けられた第1下部電極と、前記第1下部電極の上方に設けられた第1有機層と、前記第1有機層内において前記画素毎に設けられ、熱活性型材料を含む第1発光層と、前記第1有機層の上方に設けられた上部電極と、を含む第1有機発光ダイオードと、前記基板と前記第1有機発光ダイオードとの間に設けられ、前記第1下部電極に接続され、平面視において前記第1発光層と重畳して配置された第1駆動TFTと、を含む。
(2)上記(1)における表示装置において、前記基板の上方に画素毎に設けられた第2下部電極と、前記第2下部電極の上方に設けられた第2有機層と、前記第2有機層内において前記画素毎に設けられ、熱活性型材料を含まない第2発光層と、前記第2有機層の上方に設けられた前記上部電極と、を含む第2有機発光ダイオードと、前記基板と前記第2有機発光ダイオードとの間に設けられ、前記第2下部電極に接続され、平面視において前記第2発光層と重畳せずに配置された第2駆動TFTと、を含む構成としてもよい。
(3)上記(2)における表示装置において、前記画素の境界に沿って形成され、前記画素の発光領域に開口部を有する絶縁膜を更に備え、前記第2駆動TFTは、平面視において前記絶縁膜と重畳して配置された構成としてもよい。
(4)上記(1)〜(3)における表示装置において、前記第1発光層は、熱活性型材料として熱活性型の遅延蛍光材料を含む構成としてもよい。
(5)上記(1)〜(4)における表示装置において、前記第1発光層の発光色は、青色又は緑色である構成としてもよい。
(6)上記(2)〜(3)における表示装置において、前記第2発光層の発光色は、赤色である構成としてもよい。
図1は、本実施形態に係る表示装置の概略の構成を示す模式図である。 図2は、本実施形態に係る表示装置における表示パネルの模式的な平面図である。 図3は、図2に示すIII−III線に沿った位置での表示パネルの模式的な垂直断面図である。 図4は、本実施形態に係る表示装置に含まれる発光層と駆動TFTとの配置関係を示す模式的な平面図である。 図5は、本実施形態に係る表示装置に含まれる発光層と駆動TFTとの配置関係を示す模式的な平面図である。 図6は、本実施形態に係る表示装置に含まれる発光層と駆動TFTとの配置関係を示す模式的な平面図である。 図7は、本実施形態に係る表示装置に含まれる発光層と駆動TFTとの配置関係を示す模式的な平面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、本開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
本実施形態に係る表示装置2は、例えば有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パソコン、携帯端末、携帯電話等に搭載される。図1は本実施形態に係る表示装置2の概略の構成を示す模式図である。表示装置2は、画像を表示する画素アレイ部4と、当該画素アレイ部4を駆動する駆動部とを備える。表示装置2は、ガラスなどからなる基材を有していてもよい。表示装置2は、可撓性を有するフレキシブルディスプレイであってもよく、その場合は可撓性を有した樹脂フィルムなどからなる基材を有していてもよい。表示装置2は、当該基材の内部又は上方に設けられた配線と、を含む配線層を有する。
画素アレイ部4には画素に対応して有機発光ダイオード6及び画素回路8がマトリクス状に配置される。画素回路8は、点灯TFT(thin film transistor)10、駆動TFT12、及びキャパシタ14などを含む。
一方、駆動部は、走査線駆動回路20、映像線駆動回路22、駆動電源回路24及び制御装置26を含み、画素回路8を駆動し、有機発光ダイオード6の発光を制御する。
走査線駆動回路20は画素の水平方向の並び(画素行)ごとに設けられた走査信号線28に接続されている。走査線駆動回路20は制御装置26から入力されるタイミング信号に応じて走査信号線28を順番に選択し、選択した走査信号線28に、点灯TFT10をオンする電圧を印加する。
映像線駆動回路22は画素の垂直方向の並び(画素列)ごとに設けられた映像信号線30に接続されている。映像線駆動回路22は制御装置26から映像信号を入力され、走査線駆動回路20による走査信号線28の選択に合わせて、選択された画素行の映像信号に応じた電圧を各映像信号線30に出力する。当該電圧は、選択された画素行にて点灯TFT10を介してキャパシタ14に書き込まれる。駆動TFT12は書き込まれた電圧に応じた電流を有機発光ダイオード6に供給し、これにより、選択された走査信号線28に対応する画素の有機発光ダイオード6が発光する。
駆動電源回路24は画素列ごとに設けられた駆動電源線32に接続され、駆動電源線32及び選択された画素行の駆動TFT12を介して有機発光ダイオード6に電流を供給する。
ここで、有機発光ダイオード6の下部電極は駆動TFT12に接続される。一方、各有機発光ダイオード6の上部電極は、全画素の有機発光ダイオード6に共通の電極で構成される。下部電極を陽極(アノード)として構成する場合は、高電位が入力され、上部電極は陰極(カソード)となって低電位が入力される。下部電極を陰極(カソード)として構成する場合は、低電位が入力され、上部電極は陽極(アノード)となって高電位が入力される。
図2は表示装置2の表示パネル40の模式的な平面図である。表示パネル40の表示領域42に図1に示した画素アレイ部4が設けられ、上述したように画素アレイ部4には有機発光ダイオード6が配列される。
表示パネル40には表示領域42外に駆動部形成領域46が設けられ、表示領域42につながる配線が配置される。さらに駆動部形成領域46には駆動部を構成するドライバIC48が搭載されたり、FPC(Flexible Printed Circuits)44が接続されたりする。FPC44は走査線駆動回路20、映像線駆動回路22、駆動電源回路24及び制御装置26等に接続されたり、その上にICを搭載されたりする。
以下、図3を用いて、本実施形態における実施例1について説明する。図3は図2に示すIII−III線に沿った位置での表示パネル40の模式的な垂直断面図である。
図3に示すように、本実施形態の表示パネル40は、アレイ基板50を有する。本実施形態においては、アレイ基板50を構成する材料としてポリイミドを用いている。アレイ基板としてはガラスなどからなる基材でもよい。フレキシブルディスプレイの場合は、十分な可撓性を有する基材であれば、アレイ基板50を構成する材料として、ポリイミド以外の樹脂材料を用いてもよい。
アレイ基板50の上方には、アンダーコート層として、第1シリコン酸化膜54、第1シリコン窒化膜56、第2シリコン酸化膜58を含む三層積層構造を設けている。最下層の第1シリコン酸化膜54は、アレイ基板50との密着性向上のため、中層の第1シリコン窒化膜56は、外部からの水分及び不純物のブロック膜として、最上層の第2シリコン酸化膜58は、第1シリコン窒化膜56中に含有される水素原子が半導体層側に拡散しないようにするブロック膜として、それぞれ設けられる。なお、アンダーコート層は、特にこの構造に限定されるものではなく、更なる積層を有する構造であってもよいし、単層構造あるいは二層構造としてもよい。
アンダーコート層の上方には、第1駆動TFT12A、第2駆動TFT12B、第3駆動TFT12Cが設けられる。各駆動TFT12は、チャネル領域とソース・ドレイン領域との間に、低濃度不純物領域が設けられた構造を有する。本実施形態においては、ゲート絶縁膜60としてシリコン酸化膜を用い、ゲート電極としてTi、Alの積層構造からなる第1配線62を用いている。第1配線62は、駆動TFT12のゲート電極としての機能に加え、保持容量線としても機能する。即ち、第1配線62は、ポリシリコン膜64との間で、保持容量の形成に用いられる。
駆動TFT12の上方においては、層間絶縁膜となる第2シリコン窒化膜66、及び第3シリコン酸化膜68をそれぞれ積層し、さらにソース・ドレイン電極及び引き回し配線となる第2配線70を形成する。本実施形態においては、第2配線70が、Ti、Al、Tiの三層積層構造を有する構成とした。層間絶縁膜、第1配線62と同層の導電層で形成される電極と、駆動TFT12のソース・ドレイン配線と同層の導電層で形成される電極とで、保持容量が形成される。引き回し配線は、アレイ基板50周縁の端部にまで延在され、図2に示したFPC44やドライバIC48を接続する端子を形成する。
駆動TFT12の上方においては、平坦化膜72を形成する。平坦化膜72としては感光性アクリル等の有機材料が多く用いられる。平坦化膜72は、CVD(chemical vapor deposition)法等により形成される無機絶縁材料に比べ、表面の平坦性に優れる。平坦化膜72は、画素コンタクト部、及び周辺領域では除去される。平坦化膜72の除去により露出された第2配線70の上面は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明導電膜74により被覆される。
続いて、透明導電膜74と同層に、第3配線76を設ける。本実施形態においては、この第3配線76はMo、Al、Moの三層積層構造で設けられ、周辺引き回し配線や、画素内で付加的に設けられる容量素子の形成に用いられる。先程、平坦化膜72を除去した後に露出された第2配線70の上面を透明導電膜74で被覆するのは、第3配線76のパターニング工程から第2配線70の露出面を保護する意味もある。透明導電膜74、及び第3配線76の上面は、一旦、第3シリコン窒化膜78で被覆される。その後、透明導電膜74の画素コンタクト部において、第3シリコン窒化膜78に開口部が設けられ、透明導電膜74の上面の一部が露出される。
その後、開口部から露出された透明導電膜74の上面に接続されるよう、画素電極となる下部電極80を形成する。本実施形態においては、下部電極80は反射電極として形成され、ITO、Ag、ITOからなる三層積層構造を有する。画素コンタクト部においては、透明導電膜74、第3シリコン窒化膜78、下部電極80によって付加容量が形成される。ところで、下部電極80のパターニング時、一部において透明導電膜74がエッチング環境にさらされるが、透明導電膜74の形成工程後から、下部電極80の形成工程までの間に行われるアニール処理によって、透明導電膜74は下部電極80のエッチングに対し耐性を有する。
下部電極80の形成工程後、バンク、又はリブと呼ばれる、画素領域の隔壁となる絶縁膜82を形成する。絶縁層82としては平坦化膜72と同じく感光性アクリル等が用いられる。絶縁膜82は、下部電極80の上面を発光領域として露出するように開口され、その開口端はなだらかなテーパー形状となるのが好ましい。開口端が急峻な形状になっていると、後で形成される有機層100のカバレッジ不良を生ずる。ここで、平坦化膜72と絶縁膜82は、両者の間に介在する第3シリコン窒化膜78に設けた開口部を通じて接触させている部位を有する。この開口部は、絶縁膜82の形成工程後の熱処理等を通じて、平坦化膜72から脱離する水分や脱ガスを、絶縁膜82を通じて引き抜くために設けている。
絶縁膜82の形成後、有機層100を構成する有機材料を積層形成する。有機層100を構成する積層構造として、下部電極80側から順に、正孔輸送層102、発光層104、電子輸送層106を積層形成する。本実施形態において、正孔輸送層102と電子輸送層106とは、複数のサブ画素に亘って形成され、発光層104は、サブ画素ごとに形成される。有機層100は、蒸着による形成であってもよいし、溶媒分散の上での塗布形成であってもよい。また、有機層100は、各サブ画素に対して、選択的に形成してもよいし、表示領域42を覆う全面において、層状に形成されてもよい。有機層100を層状に形成する場合は、全サブ画素において白色光を得て、カラーフィルタ(図示せず)によって所望の色波長部分を取り出す構成とすることができる。本実施形態においては、有機層100を、各サブ画素に、選択的に形成する構成を採用する。
有機層100の形成後、上部電極84を形成する。本実施形態においては、トップエミッション構造としているため、上部電極84は、透明導電材料、一例としてIZO(Indium Zinc Oxide)を用いて形成される。前述の有機層100の形成順序に従うと、下部電極80が陽極となり、上部電極84が陰極となる。
これら上部電極84、有機層100、下部電極80により、有機発光ダイオード6を構成している。本実施形態において、表示装置2は、緑色に発光する第1発光層104Gをその第1有機層100G内に含む、第1有機発光ダイオード6Gと、赤色に発光する第2発光層104Rをその第2有機層100R内に含む、第2有機発光ダイオード6Rと、青色に発光する第3発光層104Bをその第3有機層100B内に含む、第3有機発光ダイオード6Bと、を備えている。
本実施形態においては、緑色に発光する第1発光層104Gと、青色に発光する第3発光層104Bは、熱活性型材料を含んでおり、具体的には熱活性型の遅延蛍光材料をアシストドーパントとして含んでいる。また、赤色に発光する第2発光層104Rは、熱活性型材料を含まない発光層104であり、第2発光素子104Rを含む第2有機発光ダイオード6Rは燐光素子である。
特開2013−116975号公報等に開示されているように、通常、キャリア注入型の有機EL素子の場合、生成した励起子のうち、励起一重項状態に励起されるのは25%であり、残り75%は励起三重項状態に励起される。従って、励起三重項状態からの発光である燐光を利用するほうが、エネルギーの利用効率が高い。しかしながら、励起三重項状態は寿命が長いため、励起状態の飽和や励起三重項状態の励起子との相互作用によるエネルギーの失活が起こり、一般に燐光の量子収率が高くないことが多い。
一方、遅延蛍光材料は、系間交差等により励起三重項状態へとエネルギーが遷移した後、三重項−三重項消滅あるいは熱エネルギーの吸収により、励起一重項状態に逆系間交差され蛍光を放射する。有機EL素子に遅延蛍光材料を利用した場合、励起一重項状態の励起子は通常通り蛍光を放射する。一方、励起三重項状態の励起子は、熱を吸収して励起一重項へ系間交差され蛍光を放射する。このとき、励起一重項からの発光であるため蛍光と同波長での発光でありながら、励起三重項状態から励起一重項状態への逆系間交差により、生じる光の寿命は通常の蛍光や燐光よりも長くなるため、これらよりも遅延した蛍光として観察される。これを遅延蛍光として定義できる。
このような熱活性化型の励起子移動機構を用いれば、キャリア注入後に熱エネルギーの吸収を経ることにより、通常は25%しか生成しなかった励起一重項状態の化合物の比率を25%以上に引き上げることが可能となる。
第1有機発光ダイオード6Gの下部電極80は、第1駆動TFT12Aに接続され、第2有機発光ダイオード6Rの下部電極80は、第2駆動TFT12Bに接続され、第3有機発光ダイオード6Bの下部電極80は、第3駆動TFT12Cに接続されている。
ここで、本実施形態においては、図3、及び発光層104と駆動TFT12との配置関係を示す模式的な平面図である図4、及び図5に示すように、熱活性型材料を含む第1発光層104Gは、平面視において第1駆動TFT12Aと重畳するように配置している。また、熱活性型材料を含む第3発光層104Bは、平面視において少なくともその一部が、第3駆動TFT12Cと重畳するように配置している。なお、図5は、図3における熱活性型材料を含む第3発光層104Bを含む画素における配置関係を示している。図5、図6における一点鎖線は、画素の繰り返し単位を示している。
このような構成とすることにより、第1発光層104Gに含まれる熱活性型の遅延蛍光材料に、効率よく第1駆動TFT12Aの熱エネルギーを吸収させることができ、第1発光層104Gに含まれる遅延蛍光材料が、上述した励起一重項状態に逆系間交差されることを促進させることができる。同様に、第3発光層104Bに含まれる熱活性型の遅延蛍光材料に、効率よく第3駆動TFT12Cの熱エネルギーを吸収させることができ、第3発光層104Bに含まれる遅延蛍光材料が、励起一重項状態に逆系間交差されることを促進させることができる。なお、第3発光層104Bの配置位置としては、図7に示すように1以上のTFT(点灯TFT10、及び駆動TFT12)と重畳させてもよい。なお、図7における一点鎖線は、画素の繰り返し単位を示している。
一方、本実施形態においては、図3、図4、及び図6に示すように、熱活性型材料を含まない燐光素子である第2有機発光ダイオード6Rの第2発光層104Rは、平面視において第2駆動TFT12Bと重畳せずに配置している。具体的には、平面視において、第2駆動TFT12Bは、第2発光層104R近傍に配置された絶縁膜82と重畳して配置される。なお、図6は、図3における熱活性型材料を含まない第2発光層104Rを含む画素における配置関係を示している。図6における一点鎖線は、画素の繰り返し単位を示している。
このような構成とすることにより、熱活性型材料を含まない燐光素子である第2有機発光ダイオード6Rの第2発光層104Rに、第2駆動TFT12Bの熱エネルギーが伝達されるのを抑制し、燐光素子である第2有機発光ダイオード6Rの寿命が短くなるのを抑制することができる。
上部電極84の形成後、パッシベーション層90を形成する。パッシベーション層90は、先に形成した有機層100に、外部からの水分が侵入することを防止することをその機能の一つとしており、パッシベーション層90としてはガスバリア性の高いものが要求される。本実施形態においては、パッシベーション層90の積層構造として、第4シリコン窒化膜92、アクリル樹脂などからなる有機樹脂膜94、第5シリコン窒化膜96の積層構造を採用した。更に、有機樹脂膜94と、第5シリコン窒化膜96との間に、シリコン酸化膜を介在させる構成としてもよい。
以上の工程により、表示装置2が作製される。必要に応じて、パッシベーション層90の上方にカバーガラスやタッチパネル基板等を設けてもよい。この場合、表示装置2とカバーガラスやタッチパネル基板等との空隙を埋めるために、両者の間に樹脂等を用いた充填材を介在させてもよい。
2 表示装置、4 画素アレイ部、6 有機発光ダイオード、6G 第1有機発光ダイオード、6R 第2有機発光ダイオード、6B 第3有機発光ダイオード、8 画素回路、10 点灯TFT、12 駆動TFT、12A 第1駆動TFT、12B 第2駆動TFT、12C 第3駆動TFT、14 キャパシタ、20 走査線駆動回路、22 映像線駆動回路、24 駆動電源回路、26 制御装置、28 走査信号線、30 映像信号線、32 駆動電源線、40 表示パネル、42 表示領域、44 FPC、46 駆動部形成領域、48 ドライバIC、50 アレイ基板、54 第1シリコン酸化膜、56 第1シリコン窒化膜、58 第2シリコン酸化膜、60 ゲート絶縁膜、62 第1配線、64 ポリシリコン膜、66 第2シリコン窒化膜、68 第3シリコン酸化膜、70 第2配線、72 平坦化膜、74 透明導電膜、76 第3配線、78 第3シリコン窒化膜、80 下部電極、82 絶縁膜、84 上部電極、90 パッシベーション層、92 第4シリコン窒化膜、94 有機樹脂膜、96 第5シリコン窒化膜、100 有機層、100G 第1有機層、100R 第2有機層、100B 第3有機層、102 正孔輸送層、104 発光層、104G 第1発光層、104R 第2発光層、104B 第3発光層、106 電子輸送層。

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に画素毎に設けられた第1下部電極と、前記第1下部電極の上方に設けられた第1有機層と、前記第1有機層内において前記画素毎に設けられ、熱活性型材料を含む第1発光層と、前記第1有機層の上方に設けられた上部電極と、を含む第1有機発光ダイオードと、
    前記基板と前記第1有機発光ダイオードとの間に設けられ、前記第1下部電極に接続され、平面視において前記第1発光層と重畳して配置された第1駆動TFTと、
    を含む、表示装置。
  2. 前記基板の上方に画素毎に設けられた第2下部電極と、前記第2下部電極の上方に設けられた第2有機層と、前記第2有機層内において前記画素毎に設けられ、熱活性型材料を含まない第2発光層と、前記第2有機層の上方に設けられた前記上部電極と、を含む第2有機発光ダイオードと、
    前記基板と前記第2有機発光ダイオードとの間に設けられ、前記第2下部電極に接続され、平面視において前記第2発光層と重畳せずに配置された第2駆動TFTと、
    を更に含む、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画素の境界に沿って形成され、前記画素の発光領域に開口部を有する絶縁膜を更に備え、
    前記第2駆動TFTは、平面視において前記絶縁膜と重畳して配置された、
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第1発光層は、熱活性型材料として熱活性型の遅延蛍光材料を含む、
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の表示装置。
  5. 前記第1発光層の発光色は、青色又は緑色である、
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載の表示装置。
  6. 前記第2発光層の発光色は、赤色である、
    請求項2又は3に記載の表示装置。
JP2017198601A 2017-10-12 2017-10-12 表示装置 Active JP6962773B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017198601A JP6962773B2 (ja) 2017-10-12 2017-10-12 表示装置
PCT/JP2018/037413 WO2019073929A1 (ja) 2017-10-12 2018-10-05 表示装置
US16/844,007 US11233108B2 (en) 2017-10-12 2020-04-09 Display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017198601A JP6962773B2 (ja) 2017-10-12 2017-10-12 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019075412A true JP2019075412A (ja) 2019-05-16
JP6962773B2 JP6962773B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=66100904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017198601A Active JP6962773B2 (ja) 2017-10-12 2017-10-12 表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11233108B2 (ja)
JP (1) JP6962773B2 (ja)
WO (1) WO2019073929A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111009568A (zh) * 2019-12-27 2020-04-14 武汉天马微电子有限公司 一种显示面板及显示装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010054194A1 (en) 2008-11-07 2010-05-14 Zephyros, Inc. Hybrid reinforcement structure
JP2022047037A (ja) * 2020-09-11 2022-03-24 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114429A (ja) * 2008-10-10 2010-05-20 Canon Inc 表示装置
JP2014045179A (ja) * 2012-08-03 2014-03-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光素子
JP2017092329A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 株式会社ジャパンディスプレイ 有機el素子

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065800A (ja) 2009-09-16 2011-03-31 Seiko Epson Corp 有機el装置とその製造方法、およびこれを備えた電子機器
JP2013116975A (ja) 2011-12-02 2013-06-13 Kyushu Univ 遅延蛍光材料、有機発光素子および化合物
JP2013232629A (ja) * 2012-04-06 2013-11-14 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光素子、発光装置、電子機器、および照明装置
US8994013B2 (en) * 2012-05-18 2015-03-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting element, light-emitting device, display device, electronic device, and lighting device
JP6298602B2 (ja) * 2012-07-31 2018-03-20 株式会社半導体エネルギー研究所 発光素子、発光装置、電子機器、及び照明装置
KR102358426B1 (ko) * 2012-08-03 2022-02-08 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 발광 소자, 발광 장치, 표시 장치, 전자 기기, 및 조명 장치
JP6312960B2 (ja) * 2012-08-03 2018-04-18 株式会社半導体エネルギー研究所 発光素子、発光装置、電子機器、照明装置及び複素環化合物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114429A (ja) * 2008-10-10 2010-05-20 Canon Inc 表示装置
JP2014045179A (ja) * 2012-08-03 2014-03-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光素子
JP2017092329A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 株式会社ジャパンディスプレイ 有機el素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111009568A (zh) * 2019-12-27 2020-04-14 武汉天马微电子有限公司 一种显示面板及显示装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019073929A1 (ja) 2019-04-18
US11233108B2 (en) 2022-01-25
US20200235182A1 (en) 2020-07-23
JP6962773B2 (ja) 2021-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10720485B2 (en) Display device having a reduced risk of disconnection of a wiring line included in a curved region
US10269884B2 (en) Organic light emitting display having an insulating layer and a metal layer forming a capacitor
KR102562897B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
US12082466B2 (en) Display device
JP6872343B2 (ja) 表示装置および表示装置の製造方法
US10658625B2 (en) Display device
JP2018018823A (ja) 有機発光ダイオード表示装置
KR102607376B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
US11233108B2 (en) Display device
KR20200094264A (ko) 유기 발광 표시 장치
JP2018195418A (ja) 表示装置
KR101978779B1 (ko) 유기발광 다이오드 표시장치 및 그 제조 방법
JP2019003040A (ja) 表示装置
US10431756B2 (en) Display device
US11765951B2 (en) TFT array substrate including a heat dissipation layer in a curved region
JP2019102589A (ja) 表示装置と表示装置の製造方法
JP2019110007A (ja) 有機el表示装置
US10923536B2 (en) Organic el display device and method of manufacturing organic el display device
JP7126140B2 (ja) 有機el表示装置
JP2018106803A (ja) 有機el表示装置および有機el表示装置の製造方法
US20220199955A1 (en) Display device and manufactring method thereof
JP2018205583A (ja) 表示装置
US20220285647A1 (en) Display apparatus
KR20240080650A (ko) 표시 장치
KR102135916B1 (ko) 초고해상도 평판 표시장치용 박막 트랜지스터 기판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6962773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150