JP2019073846A - 衣服用ファン - Google Patents

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謙次郎 今田
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勇二 宮
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Keiji Yamada
啓二 山田
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Abstract

【課題】衣服への取り付け作業が容易であって耐久性にも優れた衣服用ファンを提供する。【解決手段】衣服100の取り付け孔101に取り付けられて衣服100の表側と裏側を通気させるための衣服用ファン1であって、羽体10と該羽体10を内側に備えるハウジング15とを備えた本体13と、該本体13に着脱自在に取り付けられる保持リング14とを備え、ハウジング15は、衣服100の取り付け孔101に挿入される筒状の周壁部18と、該周壁部18の一端部側の外周面に突設されたフランジ部19とを備え、保持リング14は、ハウジング15の周壁部18の外周面に他端部側から装着される構成であって且つ軸線回りの一方向に回転させることでフランジ部19に接近する構成であり、本体13のフランジ部19と保持リング14との間に衣服100を挟み込むようにして衣服100に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服の取り付け孔に取り付けられる衣服用ファンに関する。
この種の衣服用ファンとして、下記特許文献1には、衣服の外側に位置する外部取付部品のフランジ部と、衣服の内側に位置する内部取付部品のフランジ部との間に衣服の取り付け孔の開口縁部を挟み込むことにより、衣服の取り付け孔に衣服用ファンを取り付ける構成が記載されている。そして、外部取付部品と内部取付部品をゴムベルトで連結して互いに分離しないようにしている。
しかしながら、ゴムベルトを使用して両部品を連結する構成であるために衣服への取り付け作業が煩雑である。また、ゴムベルトであるため劣化して破断しやすいという問題もある。
特許第4399765号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、衣服への取り付け作業が容易であって耐久性にも優れた衣服用ファンを提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る衣服用ファンは、衣服の取り付け孔に取り付けられて衣服の表側と裏側を通気させるための衣服用ファンであって、羽体と該羽体を内側に備えるハウジングとを備えた本体と、該本体に着脱自在に取り付けられる保持リングとを備え、ハウジングは、衣服の取り付け孔に挿入される筒状の周壁部と、該周壁部の一端部側の外周面に突設されたフランジ部とを備え、保持リングは、ハウジングの周壁部の外周面に他端部側から装着される構成であって且つ軸線回りの一方向に回転させることでフランジ部に接近する構成であり、本体のフランジ部と保持リングとの間に衣服を挟み込むようにして衣服に取り付けられることを特徴とする。
該構成の衣服用ファンは、例えば本体のハウジングの周壁部を衣服の表側から取り付け孔に挿入する。ハウジングの周壁部は取り付け孔を通って衣服の裏側に突出する一方、ハウジングのフランジ部は取り付け孔を通らずに衣服の表側に位置して衣服の表面に当接する。そして、衣服の裏側に突出したハウジングの周壁部の外周面に衣服の裏側から保持リングを装着する。その際、保持リングを軸線回りの一方向に回転させることでフランジ部に接近させることができる。従って、保持リングを一方向に回転操作して、本体のフランジ部と保持リングとの間に衣服を挟み込んで、衣服用ファンを衣服に取り付ける。逆に、衣服から衣服用ファンを取り外す際には、保持リングを取り付け時とは反対方向に回転させることで、本体から保持リングを容易に取り外すことができる。
特に、ハウジングと保持リングには、互いに係止することで本体に対する保持リングの緩み止めとなる係止部がそれぞれ形成されていることが好ましく、衣服への取付状態がより一層確実なものとなる。
また、衣服を保持リングと共に狭持するためのフランジ部の狭持面には、衣服に押し付けられる押圧突起が形成されていることが好ましく、衣服をより一層強固に狭持することができて、衣服への取付状態がより一層確実なものとなる。
また、本体は、給電用のL型のオス側コネクタが接続される受電コネクタを備えており、ハウジングには、オス側コネクタが差し込まれる差し込み口が形成されていると共に、該差し込み口の周囲にはオス側コネクタとの干渉を回避するための逃げ部が凹設されており、該逃げ部は、差し込み口を正面から見たとき、差し込み口を中心として周壁部の軸線方向と直交する方向に対称の形状となっていることが好ましい。例えば、差し込み口を正面から見たときにおいて、周壁部の軸線方向を上下方向とすると、逃げ部は差し込み口を中心として左右対称形状となる。このように逃げ部が左右対称形状となっていると、差し込み口を介して受電コネクタに接続されたオス側コネクタを左側にも右側にも同程度回転させた状態とすることができる。従って、給電ケーブルの配線の自由度が高くなり、給電ケーブルを本体から左側に伸ばすようにしてもよいし、本体から右側に伸ばすようにしてもよい。また、オス側コネクタがハウジングに当接することでオス側コネクタに力が作用してオス側コネクタが受電コネクタから抜けやすくなったりするということも防止できる。そのため、オス側コネクタの受電コネクタへの接続状態が維持される。
以上のように、保持リングの回転操作という簡単な操作で本体のフランジ部と保持リングとの間に衣服を狭持できるので、取り付け作業の作業性に優れている。また、保持リングの回転によって衣服を狭持する構成であるため、ゴムベルトも不要であって、耐久性にも優れている。
本発明の一実施形態における衣服用ファンを平面側から見た斜視図。 同衣服用ファンの正面図。 同衣服用ファンの平面図。 図3のA−A断面図。 図4の要部拡大図。 同衣服用ファンの本体を平面側から見た斜視図。 同衣服用ファンの本体の平面図。 同衣服用ファンの保持リングの斜視図。 同衣服用ファンにL型のオス側コネクタを接続した状態であってL型のオス側コネクタを右側に向けた状態を示しており、(a)は要部平面図、(b)は正面図。 同衣服用ファンにL型のオス側コネクタを接続した状態であってL型のオス側コネクタを左側に向けた状態を示しており、(a)は要部平面図、(b)は正面図。 同衣服用ファンにL型のオス側コネクタを接続した状態であってL型のオス側コネクタを右側に向けた状態を示す要部右側面図。 同衣服用ファンを衣服に取り付けた使用状態を示し、(a)は正面図、(b)は背面図。 (a)及び(b)は同衣服用ファンの本体における逃げ部の形成領域を示す模式図。 本発明の他の実施形態における衣服用ファンの背面図。 図14のB−B断面図。 同衣服用ファンの本体を平面側から見た斜視図。 同衣服用ファンの保持リングを示し、(a)は平面側から見た斜視図、(b)は断面図。
以下、本発明の一実施形態にかかる衣服用ファン1について図1〜図13を参酌しつつ説明する。本実施形態における衣服用ファン1は、衣服100に形成された取り付け孔101に取り付けられる。図12に取付状態の一例を示している。冷却ファン装置は、衣服用ファン1と、バッテリ2と、バッテリ2と衣服用ファン1とを電気的につないでバッテリ2の電力を衣服用ファン1に供給するための給電ケーブル3とを備えている。衣服用ファン1の個数や配置等については任意であるが、本実施形態では、衣服用ファン1を二つ使用する構成を例示している。取り付け孔101は衣服100の後ろ身頃の下部に左右一対対称配置で形成されており、その左右の取り付け孔101にそれぞれ衣服用ファン1が取り付けられる。バッテリ2は前身頃の裏面(内面)に取り付けられる。例えば、左側の前身頃の下部にバッテリ2が取り付けられて、バッテリ2から左右一対の衣服用ファン1との間が一つの給電ケーブル3によって接続される。給電ケーブル3は、バッテリ2から水平方向に延びて左右の衣服用ファン1に達する。給電ケーブル3は、途中で二股に分岐していて、分岐した各端部にはL型のオス側コネクタ4(図9、図10参照)が備えられており、オス側コネクタ4が衣服用ファン1に接続される。
図4のように、衣服用ファン1は、回転する羽体10を備えていて、羽体10が回転することによって、取り付け孔101を介して衣服100の表側と裏側とを通気する。通常は、羽体10が回転することによって衣服100の表側から空気を取り込んで裏側へ空気を排出する。即ち、衣服100と体との間の隙間に外部の空気を送り込んで、体を冷却する。衣服100の裏側に送り込まれた空気は、例えば衣服100の袖口や首元から外部に排出される。
羽体10はモータ11の主軸12に一体的に取り付けられていてモータ11によって駆動される。説明の都合上、羽体10の回転中心線の方向を上下方向とし、衣服100への取付状態において衣服100の裏側となる方を上側、衣服100の表側となる方を下側として説明する。尚、図1、図2、図6、図7においてモータ11等の内部構造の図示は省略している。衣服100の取り付け孔101は丸形であり、衣服用ファン1は、取り付け孔101の形状に対応して図3のように平面視円形状であって、その中心線上に羽体10の回転中心が位置している。衣服用ファン1は、上下方向の寸法(高さ)に対して直径が大きい扁平の円柱状である。
衣服用ファン1は、羽体10及び該羽体10の駆動源であるモータ11を内蔵する本体13と、該本体13に着脱自在に取り付けられる保持リング14とを備えている。本体13は、ハウジング15を備えており、該ハウジング15の内側に羽体10とモータ11とが位置している。ハウジング15は、扁平の筒状であって、底面部16と、天面部17と、底面部16の周縁部と天面部17の周縁部とを上下に連結する筒状の周壁部18とを備えており、周壁部18の一端部である下端部には径方向外側に向けてフランジ部19が周設されている。尚、本体13のハウジング15と保持リング14は軽量化のために何れも合成樹脂製とすることが好ましい。
<底面部16>
底面部16は、平坦状であってもよいが、図2、図4のように下側に向けて若干膨出した凸面状とされている。底面部16には、多数の通気孔20が形成されている。羽体10が回転することで底面部16の通気孔20から空気がハウジング15の内部に流入する。従って、底面部16の通気孔20は吸気側の通気孔20である。
<周壁部18>
周壁部18は、上部18aと下部18bに区画され、上部18aには多数の通気孔20が形成されている一方、下部18bには通気孔20は形成されていない。周壁部18の下部18bの外周面は上下方向に沿って径一定で延びている。周壁部18の上部18aは周壁部18の下部18bに対して一段小径となっていて天面部17となだらかにつながっている。
周壁部18の下部18bの外周面には雄ネジ部21が形成されている。雄ネジ部21は、周壁部18の下部18bの外周面のうち、上下方向の中間部分のみに形成されている。従って、雄ネジ部21はフランジ部19から所定距離上方に離れて位置していて、周壁部18の下部18bの外周面のうち雄ネジ部21の下側には雄ネジ部21が形成されていない滑面22が全周に亘って存在している。雄ネジ部21とフランジ部19の狭持面19aとの間の上下方向の離間距離は、衣服100の厚さ、詳細には、取り付け孔101の開口縁部における衣服100の生地の厚さよりも大きく、また、後述するフランジ部19の押圧突起23の突出高さよりも大きい。更には、雄ネジ部21とフランジ部19の狭持面19aとの間の上下方向の離間距離は、雄ネジ部21のネジピッチよりも大きい。同様に、周壁部18の下部18bの外周面のうち雄ネジ部21の上側にも雄ネジ部21が形成されていない滑面が存在している。図5に示しているように、雄ネジ部21のネジ山の先端部は先鋭に尖った形状や角張った形状ではなく断面視円弧状に丸味を帯びている。また、図6のように、本実施形態では、雄ネジ部21の始点21aと終点21bは、周壁部18の下部18bの外周面の全周において略同じ角度位置となっている。但し、雄ネジ部21の始点21aと終点21bが互いに異なる角度位置であってもよい。
<フランジ部19>
フランジ部19は周壁部18の軸線方向に対して直交する方向に延びていて、従って、フランジ部19は水平方向に延びている。フランジ部19の上面は衣服100の表面に当接する狭持面19aとなっていて、該狭持面19aは上下方向に対して直交する面である。また、フランジ部19の狭持面19aに対して周壁部18の下部18bの外周面は直交している。フランジ部19の幅は例えば全周に亘って略一定とされている。フランジ部19は底面部16の周縁部と径方向に連続している。
フランジ部19の狭持面19aには、衣服100の表面に押し付けられる押圧突起23が形成されている。該押圧突起23の形状、配置、個数等は任意であるが、図6及び図7のように、周方向に等間隔で配置されることが好ましく、例えば90度間隔で合計四箇所に形成される。但し、押圧突起23を180度間隔で二箇所形成したり120度間隔で三箇所形成したりしてもよい。押圧突起23は、フランジ部19の狭持面19aの全幅に亘って形成されることが好ましく、例えば、フランジ部19の狭持面19aの内縁から外縁まで径方向に沿って筋状に延びる形状としてよい。また、押圧突起23は下端よりも上端の方が幅狭となる形状であることが好ましい。
<天面部17>
天面部17は、全体として上側に膨出するドーム状である。天面部17は、円形の頂上部17aにおいて略平坦となっていて、その頂上部17aの周縁部から径方向外側に向けて徐々に下降して周壁部18とつながっている。即ち、天面部17は、中央部に位置する頂上部17aと、該頂上部17aの径方向外側に環状に周設されて頂上部17aから周壁部18にかけて徐々に下降するテーパ状の肩部17bとを備えている。天面部17の肩部17bには、多数の通気孔24が形成されている。尚、周壁部18の上部18aの通気孔24と天面部17の周縁部の通気孔24は連続した孔形状となっている。このように天面部17の肩部17bから周壁部18の上部18aにかけて多数形成された通気孔24は、排気側の通気孔24であって、羽体10が回転することで空気が通気孔24を通ってハウジング15の内部から外部に排出される。
天面部17の頂上部17aと肩部17bの境界部近傍に差し込み口25が形成されており、その差し込み口25の内側(内部)には受電コネクタ26が配置されている。受電コネクタ26は天面部17の頂上部17aの下側に位置している。給電ケーブル3のL型のオス側コネクタ4が差し込み口25を介して受電コネクタ26に接続され、受電コネクタ26からモータ11へと電力が供給される。差し込み口25は、ハウジング15の上部18aに位置していて、径方向外側に向けて開口している。従って、オス側コネクタ4は受電コネクタ26に径方向に接続される。
差し込み口25の周囲には、オス側コネクタ4との干渉を回避するための逃げ部27が凹設されている。該逃げ部27は、天面部17の肩部17bの全周のうち所定箇所に一箇所形成されている。逃げ部27は、天面部17の肩部17bから周壁部18の上部18aにかけて形成されていて、その周方向の左右両側に対して一段下側に凹んだ凹部として形成されている。逃げ部27は、平面視において扇状であってその中心角は例えば40〜60度程度とされている。図13(a)に、平面視における逃げ部27の形成領域を模式的に示している。図13(a)においてクロスハッチングを施している部分が逃げ部27の形成領域である。
また、逃げ部27は、図2のように差し込み口25を正面に見た正面視において、差し込み口25を中心として左右対称形状とされている。オス側コネクタ4は、受電コネクタ26に接続した状態において、その接続方向の軸線回りに回転させることができる。オス側コネクタ4を受電コネクタ26に接続した状態において、図9のようにオス側コネクタ4を右側に水平に倒した状態から図10のようにオス側コネクタ4を左側に水平に倒した状態まで、オス側コネクタ4を180度回転させることができる。図9のようにオス側コネクタ4を右側に水平に倒した状態を0度位置とし、図10のようにオス側コネクタ4を左側に水平に倒した状態を180度位置としたとき、オス側コネクタ4を0度位置から180度位置まで180度の角度範囲で自由に回転させることができる。そして、例えばオス側コネクタ4を0度位置としたとき、図11のようにオス側コネクタ4とハウジング15の肩部17bや周壁部18の上部18aとの間には隙間Sが存在していて、オス側コネクタ4はハウジング15の肩部17bには干渉しない。オス側コネクタ4を180度位置としたときも同様であって、オス側コネクタ4はハウジング15の肩部17bや周壁部18の上部18aとは干渉しない。
尚、逃げ部27の形成領域は、種々の形状であってよい。即ち、逃げ部27の形成領域を所定の中心角を有する平面視扇状とするのではなく、図13(b)のように、平面視において本体13の中心から所定距離離間した位置に径方向と直交する方向に引いた直線によって区画されるDカット状としてもよい。図13(b)においてクロスハッチングを施している部分が逃げ部27の形成領域である。
<ハウジング15の部材構成>
ハウジング15は複数の部材から構成されている。即ち、ハウジング15は、下側に位置するベース30と、該ベース30の上側に連結されるメッシュ状のカバー31と、カバー31に連結されるキャップ32とから構成されている。ベース30は、ハウジング15の底面部16とフランジ部19と周壁部18の下部18bを構成しており、従って、ハウジング15の底面部16とフランジ部19と周壁部18の下部18bは一つの部材として一体的に形成されている。カバー31は、ハウジング15の周壁部18の上部18aと天面部17の肩部17bの大部分を構成しており、カバー31に逃げ部27が形成されている。カバー31の下端部がベース30の上端部の径方向内側に連結されている。カバー31の上部中央部には円形の開口部35が形成されていて、その開口部35をキャップ32が覆うように、キャップ32がカバー31に装着されている。キャップ32は、ハウジング15の天面部17の頂上部17aと肩部17bの上端部を構成している。また、カバー31は、開口部35から内側且つ下側に延びるモータ保持部36を備えており、該モータ保持部36にモータ11が下側から取り付けられている。従って、モータ11は、カバー31の内側に吊り下げ保持された状態にある。カバー31のモータ保持部36とキャップ32との間に受電コネクタ26が配置されている。
<保持リング14>
保持リング14は、本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面に装着される。上述のようにハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面には雄ネジ部21が形成されているが、それに対応して保持リング14の内周面には雌ネジ部40が形成されており、保持リング14は本体13に上側から螺着される。雌ネジ部40は、保持リング14の内周面の全周に亘って連続して形成されていてもよいが、本実施形態では、保持リング14の内周面の全周のうち所定角度範囲のみに形成されている。即ち、保持リング14の内周面の全周は、雌ネジ部40が形成された角度範囲と、雌ネジ部40が形成されていない角度範囲41とから構成されている。雌ネジ部40が形成されていない角度範囲41は180度対向して二箇所設けられており、従って、雌ネジ部40が形成された角度範囲も周方向に間隔をあけて二箇所設けられている。但し、雌ネジ部40が形成された角度範囲や雌ネジ部40が形成されていない角度範囲41の数や配置は任意であって種々変更してよい。
また、雌ネジ部40は、保持リング14の内周面の軸線方向(上下方向)の中央部のみに形成されていて、保持リング14の内周面のうち雌ネジ部40の下側には雌ネジ部40が形成されていない滑面42が全周に亘って存在している。図5のように保持リング14が本体13に螺着した状態において、保持リング14の雌ネジ部40の下側の滑面42は、本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの滑面22と径方向に隙間をあけて対峙する。このように保持リング14の雌ネジ部40の下側の滑面42と本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの滑面22との間には隙間が形成されるが、その隙間は衣服100の厚さ以上とされることが好ましい。
保持リング14は、軸線方向の寸法に対して径方向の寸法が小さい薄肉の筒状である。保持リング14の下端部には径方向外側に向けてフランジ部43が周設されている。保持リング14のフランジ部43の外径は、本体13のフランジ部19の外径と略同じである。保持リング14の下端面即ちフランジ部43の下面が保持リング14の狭持面43aである。保持リング14のフランジ部43は略水平に延びており、保持リング14の狭持面43aは保持リング14の軸線方向と直交する面であり且つ水平面であって、凹凸のない平滑面となっている。
保持リング14の狭持面43aと本体13の狭持面19aとの間に衣服100を挟み込む。図4及び図5に取り付け孔101の開口縁部における衣服100を二点鎖線で示している。このように保持リング14の狭持面43aと本体13の狭持面19aは互いに平行に対向して衣服100を狭持する。上述のように本体13の狭持面19aには押圧突起23が形成されているので、衣服100を開口縁部の全周に亘って均等に狭持するのではなく、本体13の狭持面19aの押圧突起23と保持リング14の狭持面43aとで衣服100を局所的に強く挟み込むことになる。尚、衣服100を挟み込まない状態においては、押圧突起23に保持リング14の狭持面43aが当接する。押圧突起23に保持リング14の狭持面43aが当接した状態においては、本体13の狭持面19aのうち押圧突起23が形成されていない部分と保持リング14の狭持面43aとの間には、押圧突起23の高さに相当する隙間が形成される。
保持リング14の外周面には、保持リング14を回転操作する際の滑り止めとなる凹凸が形成されている。凹凸形状は任意であるが、本実施形態では、凸部44と凹部45とが周方向に交互に形成されている。凸部44と凹部45は全周に亘って交互に形成されている。尚、凸部44において保持リング14の肉厚は相対的に厚くなっていて、凹部45において保持リング14の肉厚は相対的に薄くなっている。
以上のように構成された衣服用ファン1は例えば以下のようにして衣服100の取り付け孔101に取り付けられる。即ち、衣服100の表側から本体13を取り付け孔101に挿入する。本体13のハウジング15は取り付け孔101を通って衣服100の裏側に突出する。一方、ハウジング15のフランジ部19は取り付け孔101を通過することができずに衣服100の取り付け孔101の開口縁部の表面に当接する。衣服100の裏側に突出した本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面に保持リング14を螺着させる。そして、保持リング14を時計回りに強く締め込むことで、衣服100の取り付け孔101の開口縁部を保持リング14のフランジ部43と本体13のフランジ部19とで狭持する。このように保持リング14を本体13に螺着させることで衣服100に衣服用ファン1を取り付けることができる。逆に、衣服100から衣服用ファン1を取り外す際には、保持リング14を反時計回りに回転させて本体13から保持リング14を取り外すことで衣服100の狭持状態を解除して、本体13を衣服100の取り付け孔101から表側に取り外す。
このように保持リング14の回転操作という簡単な操作で本体13と保持リング14との間に衣服100を狭持できるので、衣服用ファン1を衣服100に容易に取り付けることができ、また、衣服100からの取り外しも容易である。また、保持リング14を回転させて本体13と共に衣服100を狭持するので、従来のようなゴムベルトは不要であり、耐久性にも優れている。
また、本体13のフランジ部19の狭持面19aに押圧突起23が形成されているので、押圧突起23を衣服100に強く押し付けることができて、衣服用ファン1を衣服100に確実に取り付けることができる。また、保持リング14にフランジ部43を設けているので、保持リング14の狭持面43aの径方向の寸法(幅)を拡大することでき、安定した取付状態が得られる。
本体13の周壁部18の下部18bを衣服100の取り付け孔101に挿入したり取り付け孔101から取り外したりする際に、雄ネジ部21が衣服100の取り付け孔101の開口縁部と摺動する可能性があるが、雄ネジ部21のネジ山の先端部が丸味を帯びているので、雄ネジ部21が衣服100に引っ掛かりにくく、スムーズに本体13を取り付け孔101に抜き差しすることができる。また、本体13の周壁部18の下部18bの外周面において雄ネジ部21の下側には滑面22が形成されていて、保持リング14の雌ネジ部40の下側にも滑面42が形成されていて、本体13に保持リング14を螺着した状態で、保持リング14の雌ネジ部40の下側の滑面42と本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの滑面22との間に隙間が形成されるので、仮に本体13を衣服100の取り付け孔101に対して偏心していても、本体13の滑面22と保持リング14の滑面42との間の隙間に衣服100の開口縁部が折れ曲がるようにして入り込むことができる。そのため、仮に本体13が衣服100の取り付け孔101に対して偏心したとしても、衣服100に衣服用ファン1をしっかりと取り付けることができる。
尚、本実施形態では、保持リング14を本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面に螺着する構成であったが、ネジ以外の構成によって保持リング14を本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面に回転させつつ装着するようにしてもよい。例えば、図14〜図17には、ネジではなく係合溝50による構成を示している。図16のようにハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面には係合溝50が形成されている。該係合溝50は、斜め下方に向かう傾斜溝51と、傾斜溝51の上端部から周壁部18の下部18bの上端部まで上下方向(軸線方向)に延びる縦溝52とから構成されている。傾斜溝51の周方向に対する傾斜角度は45度未満であることが好ましい。傾斜溝51の下端部は周壁部18の下部18bの外周面の上下方向中途部に位置していてフランジ部19から上方に離れて位置している。このような係合溝50は、ハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面に180度対向して一対形成されている。但し、係合溝50の個数、配置は任意である。
一方、保持リング14の内周面には、本体13の係合溝50に係合する係合突起60が形成されている。係合突起60は、本体13の係合溝50の個数と配置に対応して形成されていて、本実施形態では180度対向した二箇所の位置にそれぞれ径方向内側に向けて突設されている。係合突起60の形状は任意であるが、例えば円柱状としてよい。尚、保持リング14の外周面には係合突起60に対応した位置に突条61が形成されており、該突条61が目印となり、突条61の位置によってその径方向内側に位置する係合突起60の位置を把握できる。
図14及び図15のように保持リング14を本体13に装着する際、保持リング14の係合突起60を係合溝50の縦溝52の上側に位置させて、そこから保持リング14を下降させて係合突起60を縦溝52に係合させる。そして、保持リング14を平面視において時計回りに回転させることで、係合突起60が傾斜溝51の下端部に向けて移動する。このように係合突起60が係合溝50の傾斜溝51に案内されることで、保持リング14は傾斜溝51に沿って徐々に下降して本体13のフランジ部19に接近していく。従って、保持リング14のフランジ部43と本体13のフランジ部19との間に衣服100を狭持することができる。
また、本体13と保持リング14には緩み止め機構を設けることが好ましい。具体的には、本体13のハウジング15の周壁部18の下部18bの外周面には、上下方向に延びる係止溝53が形成されている。係止溝53は、周壁部18の下部18bの外周面の上端から下端まで上下方向の全長に亘って形成されている。係止溝53は一本であってもよいが本実施形態では周方向に等間隔で多数本並設されている。そして、この多数本ワンセットになった係止溝53の群が、180度対向して一対設けられている。
一方、保持リング14は、その全周のうちの一箇所に可撓片62を備えている。該可撓片62の左右両側(周方向の両側)には、それぞれスリット63が形成されている。スリット63は、保持リング14の上端から保持リング14の下端近傍まで延びている。従って、可撓片62は、その下端部においてのみ保持リング14の他の部分とつながっていて、その下端部を支点として径方向の内外に弾性変形する。かかる可撓片62の内面に、本体13の係止溝53に係止する係止突条64が形成されている。係止突条64は上下方向即ち保持リング14の軸線方向に沿って延びている。尚、係止突条64の上下方向の長さは係止溝53のそれよりも短い。そして、係止突条64は可撓片62の上部に形成されている。
上述したように保持リング14を回転させながら本体13に装着していく際に、保持リング14の係止突条64は本体13の係止溝53に順次係止していく。保持リング14を本体13に装着していく際、保持リング14の係止突条64は、最初に、正面から見て最も右側の係止溝53に係止する。その位置から更に保持リング14を平面視時計回りに回転させると、可撓片62が径方向外側に弾性変形して係止溝53同士の間の突条を乗り越えて、左隣の係止溝53に再び係止する。即ち、係止突条64は右側の係止溝53から左側の係止溝53へと順次ラッチの如く係止していく。そして、図15のように、保持リング14の係合突起60が本体13の係合溝50の下端部近傍に達すると、一群の多数本の係止溝53のうち正面から見て最も左側に位置する係止溝53に係止突条64が係止する。
このように本体13の係止溝53に保持リング14の係止突条64が係止することにより、その位置に保持リング14を係止することができ、保持リング14の緩みが防止される。また、係止溝53が多数本並設されているので、何れの係止溝53に係止突条64が係止してもその位置で保持リング14が係止されることになる。従って、衣服100の厚さが増減しても容易にそれに対応することができ、衣服100が薄い場合には左寄りの係止溝53に係止突条64を係止させればよく、衣服100が厚い場合には右寄りの係止溝53に係止突条64を係止させればよい。
尚、可撓片62は、保持リング14の上端よりも上方に所定長さ突出していることが好ましい。保持リング14の上端から上方に突出した可撓片62の上方突出部65を指で径方向外側に押すことで、可撓片62を強制的に径方向外側に弾性変形させて係止突条64を係止溝53から外すことができる。そして、この状態で、保持リング14を装着時とは反対の方向に回転させることで、保持リング14を本体13から取り外すことができる。
尚、保持リング14を装着時とは反対の方向に回転させようとする回転操作力が所定値を超えると、係止突条64が係止溝53から受ける反力によって可撓片62が径方向外側に弾性変形させられて、係止突条64が係止溝53を乗り越えていくように構成してもよい。このように構成すると、保持リング14を本体13から取り外すときに、上述した上方突出部65を指で径方向外側に押す操作が不要となるので便利である。
尚、係止溝53を一本のみ形成するようにしてもよい。また、本体13に係合突起60を形成し、保持リング14に係合溝50を形成するようにしてもよい。同様に、本体13に係止突条64を形成し、保持リング14に係止溝53を形成してもよい。
また、保持リング14にフランジ部43を設けたが、フランジ部43を設けない構成としてもよい。但し、フランジ部43を設けることにより保持リング14の狭持面43aの幅を拡大できる。
1 衣服用ファン
2 バッテリ
3 給電ケーブル
4 オス側コネクタ
10 羽体
11 モータ
12 主軸
13 本体
14 保持リング
15 ハウジング
16 底面部
17 天面部
17a 頂上部
17b 肩部
18 周壁部
18a 上部
18b 下部
19 フランジ部
19a 狭持面
20 通気孔
21 雄ネジ部
21a 始点
21b 終点
22 滑面
23 押圧突起
24 通気孔
25 差し込み口
26 受電コネクタ
27 逃げ部
30 ベース
31 カバー
32 キャップ
35 開口部
36 モータ保持部
40 雌ネジ部
41 雌ネジ部が形成されていない角度範囲
42 滑面
43 フランジ部
43a 狭持面
44 凸部
45 凹部
50 係合溝
51 傾斜溝
52 縦溝
53 係止溝
60 係合突起
61 突条
62 可撓片
63 スリット
64 係止突条
65 上方突出部
100 衣服
101 取り付け孔
S 隙間

Claims (4)

  1. 衣服の取り付け孔に取り付けられて衣服の表側と裏側を通気させるための衣服用ファンであって、
    羽体と該羽体を内側に備えるハウジングとを備えた本体と、該本体に着脱自在に取り付けられる保持リングとを備え、
    ハウジングは、衣服の取り付け孔に挿入される筒状の周壁部と、該周壁部の一端部側の外周面に突設されたフランジ部とを備え、
    保持リングは、ハウジングの周壁部の外周面に他端部側から装着される構成であって且つ軸線回りの一方向に回転させることでフランジ部に接近する構成であり、
    本体のフランジ部と保持リングとの間に衣服を挟み込むようにして衣服に取り付けられることを特徴とする衣服用ファン。
  2. ハウジングと保持リングには、互いに係止することで本体に対する保持リングの緩み止めとなる係止部がそれぞれ形成されている請求項1記載の衣服用ファン。
  3. 衣服を保持リングと共に狭持するためのフランジ部の狭持面には、衣服に押し付けられる押圧突起が形成されている請求項1又は2記載の衣服用ファン。
  4. 本体は、給電用のL型のオス側コネクタが接続される受電コネクタを備えており、ハウジングには、オス側コネクタが差し込まれる差し込み口が形成されていると共に、該差し込み口の周囲にはオス側コネクタとの干渉を回避するための逃げ部が凹設されており、該逃げ部は、差し込み口を正面から見たとき、差し込み口を中心として周壁部の軸線方向と直交する方向に対称の形状となっている請求項1乃至3の何れかに記載の衣服用ファン。
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