JP2019072237A - 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 - Google Patents
歯冠の誤飲・誤嚥防止具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019072237A JP2019072237A JP2017200970A JP2017200970A JP2019072237A JP 2019072237 A JP2019072237 A JP 2019072237A JP 2017200970 A JP2017200970 A JP 2017200970A JP 2017200970 A JP2017200970 A JP 2017200970A JP 2019072237 A JP2019072237 A JP 2019072237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crown
- ring member
- dental
- tooth crown
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
【課題】歯冠等の試適及び装着操作の安全性を飛躍的に向上させると共にリングの除去も既存器具で簡便且つ的確に実施できる歯冠の誤飲・誤嚥防止リングを提供する。【解決手段】歯冠10の装着時に歯冠10の誤飲及び誤嚥を防止する。平面視で歯冠10の外周方向に長い環状となるリング部材2からなり、歯冠10の外周面10aに整合するように凹状に形成された鑞着部3を有し、鑞着部3にてリング部材2が歯冠10の所定位置に着脱可能に固定され、リング部材2にフロスが挿通される。【選択図】図11
Description
本発明は、乳歯冠や永久歯冠に適用して歯冠装着時の誤飲、誤嚥を防止する歯冠の誤飲・誤嚥防止具に関するものである。
歯冠、例えば特に乳歯冠は銀歯を乳歯に被せることで、虫歯の進行を止め、あるいは永久歯の歯並びを守る等の利点があり、我が国では毎年10万歯使用されている。一般に小児(3歳から5歳程度)では歯科恐怖症のため、号泣や体動のために乳歯冠装着時に誤飲あるいは誤嚥のリスクが高い。誤飲あるいは誤嚥の発症率は0.01%程度と言われている。
小児や障害者では歯科治療に非協力なため、体動を認め、また寝たきり等の高齢者では運動機能の衰えのため、歯科治療時に歯冠等の試適あるいは装着時における誤飲及び誤嚥のリスクが高い。
なお、この種の歯冠に関する技術として例えば特許文献1には、頬側及び舌側面の削除なしに損傷した歯牙の修復を行うと共に、動揺のある歯牙及び隣接歯の頬側及び舌側面、非機能咬頭及び対合歯と接触しない咬合面を被蓋できるようにした固定用補綴物及びその製造方法が開示される。
また、特許文献2には、特に小児歯科において大きな虫歯病変を有する乳歯及び永久大臼歯の治療に有益な、大量生産で歯色付きのアセタールホモポリマー樹脂でできた射出成形歯冠及び歯冠の大量生産方法が開示される。
更に、特許文献3には、永久歯や乳歯の臼歯に被せる既製冠及びその歯冠修復処置に関し、技工性や審美性に優れる永久歯や乳歯の臼歯部歯冠が開示される。
また、特許文献2には、特に小児歯科において大きな虫歯病変を有する乳歯及び永久大臼歯の治療に有益な、大量生産で歯色付きのアセタールホモポリマー樹脂でできた射出成形歯冠及び歯冠の大量生産方法が開示される。
更に、特許文献3には、永久歯や乳歯の臼歯に被せる既製冠及びその歯冠修復処置に関し、技工性や審美性に優れる永久歯や乳歯の臼歯部歯冠が開示される。
ここで、従来用いられている誤飲防止具の例を図13に示す。図13において歯冠10に誤飲防止具を構成するリング200が鑞着され、リング200は図14のように鑞着部201において1点で鑞着される。リング200は図15のように例えば、縦(歯冠径方向長さ)A=3.0mm、横(歯冠周方向長さ)B=3.5mm、厚さC=0.6mm(図14参照)程度の寸法を有する略円形に形成される。
リング200は歯冠10の外周面に点接触した状態で、鑞着部201で鑞着されるため、リング200を歯冠10に1点で鑞着するには極めて高度な技術を要していた。なお、図15のように鑞着部201の鑞着範囲W=1.5mm程度である。
また、図16のように誤飲、誤嚥防止のためにフロス4を結紮する際、フロス4の結紮作業は細かく煩雑であり、かなりの時間や工数がかからざるを得なかった。
更に、図17のように歯冠10からリング200を除去する際、リング200を把持するのが困難であり、手間や時間がかからざるを得なかった。
また、図16のように誤飲、誤嚥防止のためにフロス4を結紮する際、フロス4の結紮作業は細かく煩雑であり、かなりの時間や工数がかからざるを得なかった。
更に、図17のように歯冠10からリング200を除去する際、リング200を把持するのが困難であり、手間や時間がかからざるを得なかった。
本発明はかかる実情に鑑み、歯冠等の試適及び装着操作の安全性を飛躍的に向上させると共にリングの除去も既存器具で簡便且つ的確に実施できる歯冠の誤飲・誤嚥防止リングを提供することを目的とする。
本発明による歯冠の誤飲・誤嚥防止具は、対象歯に被せられる歯冠の装着時に当該歯冠の誤飲及び誤嚥を防止するための歯冠の誤飲・誤嚥防止具であって、平面視で前記歯冠の外周方向に長い環状となるリング部材からなり、前記歯冠の外周面に整合するように凹状に形成された鑞着部を有し、この鑞着部にて前記リング部材が前記歯冠の所定位置に着脱可能に固定され、前記リング部材にフロスが挿通されることを特徴とする。
本発明によれば、例えば特にリスキーな歯冠装着時の安全性を飛躍的に向上させると共に、誤飲防止具の除去も既存器具で簡便にできる。簡単に作製可能でありその製作費用もさほどかからない。また、誤飲や誤嚥等の事故率を略0%に近づけるだけでなく、通常の診療でも術者の心的負担の軽減につながる。
以下、図面に基づき、本発明による歯冠の誤飲・誤嚥防止具における好適な実施の形態を説明する。
本実施形態において特に乳歯既製冠(乳歯冠)の誤飲防止具の例とする。なお、永久歯冠に対しても本発明は同様に適用可能である。ここで先ず、乳歯冠及びその装着手順等に関連して、概略説明する。図1は乳歯冠10の例を示しており、これを装着する対象年齢は3歳から5歳である。重症の乳歯う蝕に適用される。既製のもので、それぞれの歯種に5〜6種類のサイズがある。通常、装着される対象歯に数回着脱を行い、サイズを選択する。一般的に乳歯冠10の装着時にはこれを嫌がって、口を開けずあるいは首をふり、更には手足をバタバタつかせることもあり、誤飲や誤嚥のリスクが高い。
本実施形態において特に乳歯既製冠(乳歯冠)の誤飲防止具の例とする。なお、永久歯冠に対しても本発明は同様に適用可能である。ここで先ず、乳歯冠及びその装着手順等に関連して、概略説明する。図1は乳歯冠10の例を示しており、これを装着する対象年齢は3歳から5歳である。重症の乳歯う蝕に適用される。既製のもので、それぞれの歯種に5〜6種類のサイズがある。通常、装着される対象歯に数回着脱を行い、サイズを選択する。一般的に乳歯冠10の装着時にはこれを嫌がって、口を開けずあるいは首をふり、更には手足をバタバタつかせることもあり、誤飲や誤嚥のリスクが高い。
図2に示すように乳歯冠10を装着する際、対象歯11に対する乳歯冠10の試適、合着時には手から乳歯冠10が滑り落ちる可能性があり、そのまま誤飲、誤嚥させるリスク
が非常に高い。
小児の咽頭に関して、図3に示されるように小児期には口蓋扁桃肥大12を認め、号泣時には激しい口呼吸になるため、口腔内に落下したものは咽頭部まで落下もしくは、強い吸気のため、気管まで吸い込まれる可能性がある。また、協力が得られないため一旦、口腔内に落下したものは自力で出すことはせず、飲み込むことも考えられる。
が非常に高い。
小児の咽頭に関して、図3に示されるように小児期には口蓋扁桃肥大12を認め、号泣時には激しい口呼吸になるため、口腔内に落下したものは咽頭部まで落下もしくは、強い吸気のため、気管まで吸い込まれる可能性がある。また、協力が得られないため一旦、口腔内に落下したものは自力で出すことはせず、飲み込むことも考えられる。
乳歯冠装着の流れとして、次の主要な手順に沿って行われる。
1)表面麻酔・局所麻酔
2)ラバーダム装着
3)支台歯形成
4)乳歯冠試適(サイズ選択のため)
5)ラバーダムを外して対合関係確認のために再度乳歯冠試適、乳歯冠を外して、マージン、咬合面を適切な状態になるまで、試適調整を繰り返す。
6)試適が済んだら、合着用セメントにて合着
1)表面麻酔・局所麻酔
2)ラバーダム装着
3)支台歯形成
4)乳歯冠試適(サイズ選択のため)
5)ラバーダムを外して対合関係確認のために再度乳歯冠試適、乳歯冠を外して、マージン、咬合面を適切な状態になるまで、試適調整を繰り返す。
6)試適が済んだら、合着用セメントにて合着
次に、具体的な乳歯冠装着手順について、例えば乳歯冠装着の例で説明する。
図4は、局所麻酔の様子を示している。小児は急に動くことがあり、危険を伴う処置時には頭部と体幹をしっかり保持する必要がある。
図5は、ラバーダム100の装着時の様子を示している。通常、治療時にはラバーダム100を使用し、誤飲、誤嚥のないように配慮している。
この際、咬合関係等を診るための乳歯冠10の試適が行われる。この場合、図2に示したようにラバーダム100は除去された状態で行う。
また、図6のように脱落時の対応としてバキューム101を準備しておく。
図4は、局所麻酔の様子を示している。小児は急に動くことがあり、危険を伴う処置時には頭部と体幹をしっかり保持する必要がある。
図5は、ラバーダム100の装着時の様子を示している。通常、治療時にはラバーダム100を使用し、誤飲、誤嚥のないように配慮している。
この際、咬合関係等を診るための乳歯冠10の試適が行われる。この場合、図2に示したようにラバーダム100は除去された状態で行う。
また、図6のように脱落時の対応としてバキューム101を準備しておく。
次に図7は、乳歯冠10の適合状態の確認の様子を示している。
図8は、試適した乳歯冠10の除去の様子を示している。この場合、何度か乳歯冠10の脱着を繰り返し、適合させる。勢い余って手元から滑り落ちることもあり、最も危険な操作とされる。
図9は、装着された乳歯冠10を示している。
上記概略説明したように歯科医は診療を通して誤飲、誤嚥のリスクを感じながら日常臨床を行っている。
図8は、試適した乳歯冠10の除去の様子を示している。この場合、何度か乳歯冠10の脱着を繰り返し、適合させる。勢い余って手元から滑り落ちることもあり、最も危険な操作とされる。
図9は、装着された乳歯冠10を示している。
上記概略説明したように歯科医は診療を通して誤飲、誤嚥のリスクを感じながら日常臨床を行っている。
前述したように従来の誤飲防止具(図13〜図17参照)では、歯冠10に対して鑞着部201にてリング200を鑞着するには極めて高度な技術を要し、また、フロス4の結紮作業は細かく煩雑であり、かなりの時間や工数がかからざるを得なかった。
本発明はかかる背景に鑑みて発案されたものであり、その要旨は対象歯に被せられる歯冠(本例では乳歯冠10の例で説明する)の装着時に当該歯冠の誤飲及び誤嚥を防止するための歯冠の誤飲・誤嚥防止具であって、平面視で歯冠の外周方向に長い環状となるリング部材からなり、歯冠の外周面に整合するように凹状に形成された鑞着部を有し、この鑞着部にてリング部材が歯冠の所定位置に着脱可能に固定され、リング部材にフロスが挿通されることを特徴とするものである。
本発明はかかる背景に鑑みて発案されたものであり、その要旨は対象歯に被せられる歯冠(本例では乳歯冠10の例で説明する)の装着時に当該歯冠の誤飲及び誤嚥を防止するための歯冠の誤飲・誤嚥防止具であって、平面視で歯冠の外周方向に長い環状となるリング部材からなり、歯冠の外周面に整合するように凹状に形成された鑞着部を有し、この鑞着部にてリング部材が歯冠の所定位置に着脱可能に固定され、リング部材にフロスが挿通されることを特徴とするものである。
図10は、本発明による誤飲・誤嚥防止具1の歯冠、即ち乳歯冠10における取付状態を摸式的に示している。誤飲・誤嚥防止具1は図11にも示すように平面視で歯冠、本例では乳歯冠10の外周方向に長い環状のリング部材2からなり、乳歯冠10の外周面10aに整合するように凹状に形成された鑞着部3を有し、この鑞着部3にてリング部材2が乳歯冠10の所定位置に着脱可能に固定される。
更に誤飲・誤嚥防止具1は、乳歯冠10(対象歯11)の咬合面PよりもH=数mm程度離して、対象歯11の対合歯と咬合しない高さ位置で乳歯冠10に固定される。
更に誤飲・誤嚥防止具1は、乳歯冠10(対象歯11)の咬合面PよりもH=数mm程度離して、対象歯11の対合歯と咬合しない高さ位置で乳歯冠10に固定される。
リング部材2の具体的な形状寸法等に関して、リング部材2は好適には厚さもしくは径が0.6mm前後の金属線材(例えばステンレス鋼等)を、図11のように縦(歯冠径方向長さ)A=3.0mm、横(歯冠周方向長さ)B=5.5mm程度の寸法を有する。
乳歯冠10における誤飲・誤嚥防止具1の取付位置及び姿勢等に関して、リング部材2のリング面を水平、即ち咬合面Pと略平行にして頬内側となるように配置される。乳歯冠10自体を基準にすれば、その外側に配置される。
乳歯冠10における誤飲・誤嚥防止具1の取付位置及び姿勢等に関して、リング部材2のリング面を水平、即ち咬合面Pと略平行にして頬内側となるように配置される。乳歯冠10自体を基準にすれば、その外側に配置される。
誤飲・誤嚥防止具1は、対象歯11(奥歯)における近心寄り、即ち前歯寄りの部位に電気蝋着により固定される。リング部材2は鑞着部3において図12に示されるように、乳歯冠10の外周面10aに整合するように凹状に形成された接合面3aを有し、鑞着部3において相互に間隔をおいて設定された少なくとも2点3A,3Bで乳歯冠10に鑞着される。この場合、鑞着部3の鑞着範囲W=3.0mm程度に設定される(図11)。
誤飲・誤嚥防止具1の脱着に関して、対象歯11に対して近心に水平に蝋着されているため、その除去は乳歯冠10の合着後、口腔内でプライヤー等を用いて簡単且つ的確に行うことができる。その際、フロス4があるため除去時にも誤飲・誤嚥防止具1の誤飲は起きない。その後、口腔内で蝋着部分が研磨される。
本発明の誤飲・誤嚥防止具1は乳歯冠10の工場出荷時には、初めから取り付けられたものになっている。乳歯冠10を対象歯11に対して試適する際、乳歯冠10の脱着を繰り返して適合させるが、誤飲・誤嚥防止具1にフロス4が掛かっているため乳歯冠10の誤飲の心配が全くない。その場合、対象歯11(乳歯冠10)に対して好適な位置及び姿勢で誤飲・誤嚥防止具1を取り付けることで、乳歯冠10の装着作業に何ら邪魔にならず、これを適正且つ円滑に行うことができる。
乳歯冠10の装着後に誤飲・誤嚥防止具1を取り外すが、リング部材2の乳歯冠10に対する結合強度は適度に弱く設定されているため、リング部材2を的確に取り外すことができる。取り外された誤飲・誤嚥防止具1は、リング部材2にフロス4が通っているため取外し後でも誤飲・誤嚥防止具1の誤飲を防ぐことができる。
特に、本発明の誤飲・誤嚥防止具1においてリング部材2の幅、即ち歯冠周方向長さBを5.5mm程度まで拡大することで、鑞着部3において2点3A,3Bで乳歯冠10に鑞着される。リング部材2の幅を拡大することにより、鑞着作業が格段に容易になる。従来では既に述べたように歯冠10に対して言わば点接触する鑞着部201にてリング200を鑞着するため、極めて高度な技術を要していたが、本発明では幅広となった鑞着部3で2点3A,3Bで鑞着するため、その鑞着作業を容易化することができる。
しかも、本発明の誤飲・誤嚥防止具1では、乳歯冠10の外周面10aに整合するように凹状に形成された接合面3aを有し、乳歯冠10に対して言わば面接触する鑞着部3にてリング部材2を鑞着するため、鑞着部3の鑞着の品質が向上する。また、このように接合面3aで面接触することで、鑞着作業時にリング部材2をふら付くことなく保持して行うことができ、円滑且つ的確に鑞着作業を実施することができる。
更に、接合面3aが乳歯冠10の外周面10aに整合するように凹状に形成されているため、鑞着部3が乳歯冠10の外周面10aにぴったりと当たり、この点でも鑞着作業を的確且つ容易化することができる。
更に、接合面3aが乳歯冠10の外周面10aに整合するように凹状に形成されているため、鑞着部3が乳歯冠10の外周面10aにぴったりと当たり、この点でも鑞着作業を的確且つ容易化することができる。
また、リング部材2の幅、即ち歯冠周方向長さBの拡大に伴いその内孔2a(図11参照)が拡径し、これによりリング部材2に対してフロス4を掛ける結紮作業を容易化し、これに必要な時間や工数を減少することができる。この場合、不器用な術者でもフロス4の結紮作業を容易に行え、また、手の大きい外国人がフロス4を掛ける場合でもフロス4の結紮作業がより容易になる。
このように本発明の誤飲・誤嚥防止具1によれば、乳歯冠10及び誤飲・誤嚥防止具1自体の誤飲を完全に防止し、高い安全性を確保保証することができる。そして、ラバーダム100やバキューム101等の使用を省略することができ、乳歯冠10の装着作業における時間や工数を大幅に低減することができる。このようにリスキーな乳歯冠10装着時の安全性を飛躍的に向上させると共に、誤飲防止具の除去も既存器具で簡便にできる。簡単に作製可能でありその製作コストも安く、誤飲や誤嚥等の事故率を略0%に近づける上に通常の診療でも術者の心的負担の軽減につながる等々の利点を有する。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
本発明の適用範囲として、乳歯重症う蝕、永久歯の形成不全あるいは在宅歯科医療での即日歯冠修復等幅広く応用可能である。
本発明の適用範囲として、乳歯重症う蝕、永久歯の形成不全あるいは在宅歯科医療での即日歯冠修復等幅広く応用可能である。
1 誤飲防止具、2 リング部材、3 鑞着部、3a 接合面、4 フロス、10 乳歯冠、10a 外周面。
Claims (4)
- 対象歯に被せられる歯冠の装着時に当該歯冠の誤飲及び誤嚥を防止するための歯冠の誤飲・誤嚥防止具であって、
平面視で前記歯冠の外周方向に長い環状となるリング部材からなり、
前記歯冠の外周面に整合するように凹状に形成された鑞着部を有し、この鑞着部にて前記リング部材が前記歯冠の所定位置に着脱可能に固定され、
前記リング部材にフロスが挿通されることを特徴とする歯冠の誤飲・誤嚥防止具。 - 前記リング部材は、前記鑞着部において少なくとも2点で前記歯冠に鑞着されることを特徴とする請求項1に記載の歯冠の誤飲・誤嚥防止具。
- 前記リング部材は平面視で、前記歯冠の外周面に沿う5.5mm以上の歯冠周方向長さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の歯冠の誤飲・誤嚥防止具。
- 前記リング部材は平面視で、前記歯冠の外周面に沿う3.0mm以上の鑞着範囲を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯冠の誤飲・誤嚥防止具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017200970A JP2019072237A (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 |
CN201821688210.4U CN209678712U (zh) | 2017-10-17 | 2018-10-17 | 牙冠的误食、误咽防止工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017200970A JP2019072237A (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003031U Continuation JP3234509U (ja) | 2021-08-04 | 2021-08-04 | 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019072237A true JP2019072237A (ja) | 2019-05-16 |
Family
ID=66543489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017200970A Pending JP2019072237A (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019072237A (ja) |
CN (1) | CN209678712U (ja) |
-
2017
- 2017-10-17 JP JP2017200970A patent/JP2019072237A/ja active Pending
-
2018
- 2018-10-17 CN CN201821688210.4U patent/CN209678712U/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN209678712U (zh) | 2019-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5444219B2 (ja) | 口腔内咬合矯正装置用の歯科矯正アタッチメントモジュール | |
JPH0710267B2 (ja) | 筋肉拡張用の口腔保護器具 | |
US10376341B2 (en) | Labial attachment device for use with orthodontic auxiliary and lingual appliance system | |
KR101823549B1 (ko) | 무치악 환자용 교합 채득 도구 | |
CN111107805B (zh) | 正畸器具 | |
US20180193111A1 (en) | Molar appliance for an orthodontic brace | |
US11564778B2 (en) | Orthodontic elastic attachments for use with dental aligners | |
JP5006890B2 (ja) | 歯牙固定具 | |
US5720611A (en) | Long-armed type uprighting spring for molar tooth | |
Roy et al. | An interim bite raiser. | |
JP3234509U (ja) | 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 | |
JP2003190185A (ja) | 咬合補助装置 | |
JP2019072237A (ja) | 歯冠の誤飲・誤嚥防止具 | |
JP6433138B2 (ja) | 歯冠の誤飲防止具 | |
EP3482714B1 (en) | Orthodontic appliance for dentistry | |
US5030092A (en) | Method and apparatus for temporary attachment of a safety line to dental restorations and appliances | |
JP3212235U (ja) | 矯正装置 | |
US20120322029A1 (en) | Dental isolator | |
Villalta et al. | Indirect composite onlay restorations in primary molars: a clinical report | |
CN213851154U (zh) | 基于带圈式开大曲的牙合垫矫治器 | |
Dewey | The lingual arch in combination with the labial arch with extensions as used by Dr. Lloyd S. Lourie | |
RU161020U1 (ru) | Межзубная распорка | |
JP3126461U (ja) | 葬儀用審美口腔装具 | |
JP2009066281A (ja) | 部分義歯 | |
CN205459132U (zh) | 用于稳定替牙列期上颌第一恒磨牙位置的装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211026 |