JP2019072222A - 自動点眼装置及び自動点眼方法 - Google Patents

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JP2019072222A JP2017200741A JP2017200741A JP2019072222A JP 2019072222 A JP2019072222 A JP 2019072222A JP 2017200741 A JP2017200741 A JP 2017200741A JP 2017200741 A JP2017200741 A JP 2017200741A JP 2019072222 A JP2019072222 A JP 2019072222A
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洋平 安西
Yohei Anzai
洋平 安西
育美 小泉
Ikumi Koizumi
育美 小泉
裕二 小川
Yuji Ogawa
裕二 小川
昌暢 岩佐
Masanobu Iwasa
昌暢 岩佐
拓 畠山
Hiroshi Hatakeyama
拓 畠山
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Abstract

【課題】患者に操作負担をかけず、確実な薬液の点眼を迅速に行うことができる自動点眼装置及び自動点眼方法を提供すること。【解決手段】ノズル位置検出部42によって噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出された場合に、報知/案内出力部33からその旨を報知し、ノズル位置検出部42によって噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出された状態であって、瞼開閉検出部43が瞼101の開閉を検出した後の所定タイミングで薬液を眼球表面102に噴出させる制御を行う制御部30を備える。また、制御部30は、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出されない場合、ノズル位置検出部42の検出結果をもとに、報知/案内出力部33から、噴出ノズル10の先端位置の移動を案内出力する。【選択図】図4

Description

本発明は、患者に操作負担をかけず、確実な薬液の点眼を迅速に行うことができる自動点眼装置及び自動点眼方法に関する。
手動点眼補助具としては、例えば、非特許文献1に記載されたものがある。この手動点眼補助具は、薬液が充填された点眼瓶を装着し、点眼瓶の薬液吐出位置が眼球表面に対して適切な位置になるような距離を保たせるカップ構造を有する。このカップ構造によって点眼瓶の薬液吐出位置を適正な位置に配置することができ、簡単かつ正確に点眼を行うことができる。
しかし、点眼瓶から吐出される薬液は、鉛直方向に滴下するため、患者は、点眼時に顔を鉛直上向きの姿勢に維持する必要があるので、患者に負担がかかる。
そこで、噴出ノズルから眼球表面に薬液を噴出し、水平方向への点眼を可能にして、患者が顔を鉛直上向きの姿勢をとることなく点眼を行うことができる自動点眼装置がある。
「らくらく点眼III|川本産業株式会社−えがおを、ずっと。えがおに、ずっと。」、[online]、[平成29年10月6日検索]、インターネット<URL:https://www.kawamoto-sangyo.co.jp/products/consumer/eye-consumer/rakuten32/>
しかしながら、携帯型の自動点眼装置では、自動点眼装置であっても、患者自身が、噴出ノズルの先端を、眼球表面に対する薬液噴出の適正な位置に配置する操作が必要である。このため、携帯型の自動点眼装置は、自動点眼装置であるにもかかわらず、薬液噴出の適正な位置への操作に時間がかかる場合があり、最終的な点眼が終了するまでに時間がかかってしまう場合があった。また、噴出ノズルの先端が、薬液噴出の適正な位置に配置されても、患者が瞼を閉じてしまう場合があり、無駄な薬液を消費してしまうとともに、点眼終了までの時間がかかってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、患者に操作負担をかけず、確実な薬液の点眼を迅速に行うことができる自動点眼装置及び自動点眼方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる自動点眼装置は、薬液を貯蔵する薬液貯蔵部と、前記薬液貯蔵部に貯蔵された薬液を眼球表面に噴出する噴出ノズルと、前記薬液を前記噴出ノズルから噴出させる噴出駆動部と、前記眼球表面に対する前記噴出ノズルの先端の位置が点眼適正位置であるか否かを検出するノズル位置検出部と、瞼の開閉を検出する瞼開閉検出部と、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出された場合、その旨を報知する報知部と、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出された場合に、前記報知部からその旨を報知し、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出された状態であって、前記瞼開閉検出部が瞼の開閉を検出した後の所定タイミングで前記噴出駆動部を駆動させて前記薬液を前記眼球表面に噴出させる制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる自動点眼装置は、上記の発明において、薬液の噴出量を入力する入力部と、前記噴出ノズルから噴出した薬液の量を検出する薬液量検出部と、を備え、前記制御部は、前記薬液量検出部の検出結果をもとに、前記入力部から入力された薬液の噴出量となるように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動点眼装置は、上記の発明において、前記薬液貯蔵部は、着脱可能であり、前記薬液貯蔵部が装着された場合に該薬液貯蔵部内の薬液の種類を検出する薬液種類検出部を備え、前記制御部は、前記薬液種類検出部が検出した薬液の種類を表示部に表示出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動点眼装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出されない場合、前記ノズル位置検出部の検出結果をもとに、前記噴出ノズルの先端位置の移動を案内出力することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動点眼装置は、上記の発明において、前記薬液貯蔵部から前記噴出ノズルの先端までの間であって前記噴出ノズル側に逆止弁を設けたことを特徴とする。
また、本発明にかかる自動点眼方法は、薬液を貯蔵する薬液貯蔵部と、前記薬液貯蔵部に貯蔵された薬液を眼球表面に噴出する噴出ノズルと、前記薬液を前記噴出ノズルから噴出させる噴出駆動部と、前記眼球表面に対する前記噴出ノズルの先端の位置が点眼適正位置であるか否かを検出するノズル位置検出部と、瞼の開閉を検出する瞼開閉検出部と、を備えて前記薬液を前記眼球表面に自動噴出させる自動点眼装置の自動点眼方法であって、前記ノズル位置検出部が、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出した場合、その旨を報知する報知ステップと、前記ノズル位置検出部が、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出した状態であって、前記瞼開閉検出部が瞼の開閉を検出した後の所定タイミングで前記噴出駆動部を駆動させて前記薬液を前記眼球表面に噴出させる噴出制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる自動点眼方法は、上記の発明において、前記ノズル位置検出部が、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にないと検出した場合に、前記ノズル位置検出部の検出結果をもとに前記噴出ノズルの先端位置の移動を案内出力する案内出力ステップをさらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、噴出ノズルの先端が点眼適正位置にあると検出された場合に、その旨を報知し、噴出ノズルの先端が点眼適正位置にあると検出された状態であって、瞼開閉検出部が瞼の開閉を検出した場合、この瞼の開閉後の所定タイミングで自動で薬液を眼球表面に噴出させるようにしているので、患者に操作負担をかけず、確実な薬液の点眼を迅速に行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態である自動点眼装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した自動点眼装置の背面フレーム側の外観構成を示す斜視図である。 図3は、図1に示した自動点眼装置の正面フレーム側からみた正面図である。 図4は、自動点眼装置の制御系の構成を示すブロック図である。 図5は、制御部による薬液噴出制御処理手順を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態の変形例である自動点眼装置の制御系の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(外観構成)
図1は、本発明の実施の形態である自動点眼装置1の外観構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した自動点眼装置1の背面フレーム2b側の外観構成を示す斜視図である。さらに、図3は、図1に示した自動点眼装置1の正面フレーム2a側からみた正面図である。
図1〜図3に示すように、自動点眼装置1は、正面フレーム2aと背面フレーム2bとが合わさって1つの筐体2を形成している。背面フレーム2b内には、噴出ノズル10、薬液貯蔵部20、アクチュエータ21、ポンプユニット22、制御部30、バッテリ37などの主要構成要素が内蔵される。背面フレーム2bの表面には、表示部34や、入力部35を構成する電源スイッチSW1、流量調整スイッチSW2,SW3が配置される。
正面フレーム2aの上部は、アイガード11が形成され、このアイガード11の基端部側に噴出ノズル10の先端が位置する。正面フレーム2aの上部は、眼の周縁に突き当てられる突き当て部3aが形成される。また、正面フレーム2aの下部は、患者の手で把持される把持部3bが形成される。把持部3bの表面は、突き当て部3aの表面よりも低く形成されている。
(制御系の構成)
図4は、自動点眼装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図4に示すように、自動点眼装置1は、薬液を霧状に噴出する噴出ノズル10を有する。噴出ノズル10は、アイガード11の基端側中央に配置され、薬液をアイガード11の開放端側に噴出する。噴出ノズル10には、流路L1を介して、薬液を貯蔵する薬液貯蔵部20から薬液が供給される。また、噴出ノズル10には、流路L2を介して空圧タンク24からエアーが供給される。噴出ノズル10は、薬液貯蔵部20から供給された薬液を空圧タンク24から供給されるエアーによって薬液を霧状にして噴出する。
薬液貯蔵部20は、カートリッジ容器で薬液を貯蔵し、自動点眼装置1に対して着脱可能である。薬液貯蔵部20は、アクチュエータ21の駆動によって容器が押圧されることによって薬液を供給する。薬液貯蔵部20の設置位置には、薬液貯蔵部20の容器外部に貼付されたバーコードなどの薬液情報を読み込む情報読込部15が配置される。
逆止弁27は、流路L1上であって噴出ノズル10側に設けられ、薬液の逆流を防止するとともに、薬液が空気に触れることを防止する。薬液の噴出後、逆止弁27から下流の流路L1上に薬液が残らないように、空圧タンク24からのエアーが吹き込まれる。これにより、薬液が外気と触れないので、キャップ等を設けずとも、雑菌の繁殖を防ぐことができる。なお、流路L1は、抗菌樹脂で形成される。なお、流路L1上には、エアーバルブ25が配置される。また、圧力センサ26は、空圧タンク24の圧力を検出する。空圧タンク24の圧縮は、圧力ポンプ23によって行われる。なお、圧力ポンプ23と空圧タンク24は、ポンプユニット22を形成する。
噴出ノズル10の周縁には、撮像部12と流量センサ13とが設けられる。撮像部12は、眼球100の眼球表面102を撮像する。流量センサ13は、噴出ノズル10から噴出される薬液の流量を検出する。流量センサ13は、例えばコリオリ式流量計である。
アイガード11の内周面には、マーカ照射部14が設けられる。マーカ照射部14は、噴出ノズル10の先端位置にマーカ画像Mを照射する。このマーカ画像Mは、患者が噴出ノズル10に対して瞳を正対させるために凝視させるものである。このマーカ画像Mの色や模様は任意である。
制御部30には、駆動制御部31、記憶部32、報知/案内出力部33、表示部34、入力部35、充電部36、撮像部12、流量センサ13、マーカ照射部14、情報読込部15、エアーバルブ25、圧力センサ26が接続される。
記憶部32は、不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、認証情報D1、薬液種類情報D2、噴出量設定情報D3、ログ情報D4を記憶する。報知/案内出力部33は、ブザー出力や音声出力を行う出力デバイスであり、報知出力や案内出力を行う。表示部34は、液晶パネル等の表示デバイスである。入力部35は、入力スイッチなどの入力デバイスであり、例えば、電源スイッチSW1、流量調整スイッチSW2,SW3である。
さらに、制御部30は、自動点眼装置1の全体を制御する制御部であり、薬液噴出制御部41、ノズル位置検出部42、瞼開閉検出部43、認証部44、薬液種類判定部45、薬液量判定部46、ログ記録部47を有する。制御部30は、これらの機能部に対応するプログラムを不揮発性メモリなどの記憶装置に記憶しておき、これらのプログラムをメモリにロードして、CPUで実行することで、対応するプロセスを実行させることになる。
薬液噴出制御部41は、駆動制御部31を介してアクチュエータ21及び圧力ポンプ23を駆動制御する。薬液噴出制御部41は、圧力センサ26が検出する圧力をもとに、圧力ポンプ23を駆動して空圧タンク24内の圧力を所定圧に維持させる。薬液噴出制御部41は、薬液を噴出する場合、アクチュエータ21を駆動して、噴出量設定情報D3に保持された薬液の噴出量を噴出ノズル10側に供給するとともに、エアーバルブ25を開にして噴出ノズル10側にエアーを供給する。
ノズル位置検出部42は、撮像部12が撮像した画像をもとに、眼球表面102に対する噴出ノズル10の先端の位置が点眼適正位置であるか否かを検出する。点眼適正位置は、所定範囲の領域である。具体的にノズル位置検出部42は、画像をもとに瞳及び虹彩の大きさや距離を求め、眼球表面102の中心に対する噴出ノズル10の3次元位置を検出する。なお、ノズル位置検出部42は、赤外線を用いた他の位置検出機構であってもよい。
なお、制御部30は、ノズル位置検出部42が噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出された場合、その間、その旨を報知/案内出力部33から報知出力する。例えば、報知/案内出力部33は、ブザー出力する。なお、制御部30は、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出された場合、マーカ画像Mを点灯から点滅に変化させてもよい。また、制御部30は、ノズル位置検出部42が噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出されない場合、噴出ノズル10の先端位置の移動を、報知/案内出力部33から案内出力する。例えば、報知/案内出力部33は、音声で「もっと右です」と案内出力する。なお、報知/案内出力部33は、ブザーや音声に限らず、バイブレーション出力、光出力であってもよい。
瞼開閉検出部43は、撮像部12が撮像した画像をもとに、瞼101の開閉を検出する。なお、瞼開閉検出部43は、画像ではなく、赤外線などを用いた他の検出機構であってもよい。
なお、制御部30は、ノズル位置検出部42が噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出され、かつ、瞼開閉検出部43が瞼101の開閉を検出した場合、薬液噴出制御部41によって、この瞼101の開閉をトリガとして、その後の所定タイミングで薬液を眼球表面102に噴出させる。この瞼101の開閉から所定タイミングの時間は短い方が好ましい。特に、ほぼ0であることが好ましい。
認証部44は、認証が必要なことを表示部34に表示し、入力部35から入力された識別情報が認証情報D1に照らして許可できるか否かを判定する。識別情報は、指紋、バーコード、虹彩、数値あるいは文字の入力であってもよい。
薬液種類判定部45は、情報読込部15が読み込んだ情報をもとに薬液種類情報D2を参照して、薬液貯蔵部20内の薬液の種類を検出する。薬液種類判定部45は、検出した薬液の種類を表示部34に表示出力する。
薬液量判定部46は、薬液量検出部としての流量センサ13が検出した値をもとに噴出した薬液量を検出する。
ログ記録部47は、薬液量判定部46の判定結果をもとに、薬液使用量及び薬液使用時間をログ情報D4として記録する。
充電部36は、外部電源からのバッテリ37への充電制御を行うとともに、バッテリ37から制御部30を含む各構成要素に対する電源供給を行う。
(薬液噴出制御処理)
次に、図5に示したフローチャートを参照して、制御部30による薬液噴出制御処理手順について説明する。図5に示すように、制御部30は、まず電源スイッチSW1がONか否かを判定する(ステップS101)。電源スイッチSW1がONでない場合(ステップS101,No)、本判定処理を繰り返す。一方、電源スイッチSW1がONである場合(ステップS101,Yes)、さらに認証部44によって本人認証の許可があったか否かを判定する(ステップS102)。本人認証の許可がない場合(ステップS102,No)には、本処理を終了し、本人認証の許可があった場合(ステップS102,Yes)には、薬液種類が本人に許可されたものか否かを判定する(ステップS103)。薬液種類が本人に許可されたものでない場合(ステップS103,No)には、本処理を終了し、薬液種類が本人に許可されたものである場合(ステップS103,Yes)、さらに噴出量設定情報D3から薬液の噴出量を取得する(ステップS104)。なお、噴出量設定情報D3は、例えば流量調整スイッチSW2,SW3を用いて予め設定されるものである。
その後、制御部30は、ノズル位置検出部42の検出結果をもとに、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあるか否かを判定する(ステップS105)。噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にない場合(ステップS105,No)には、報知/案内出力部33から、噴出ノズル10の先端を移動させる案内出力を行い(ステップS106)、ステップS105に戻る。
一方、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にある場合(ステップS105,Yes)には、報知/案内出力部33から、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にある旨を報知出力する(ステップS107)。そして、さらに瞼開閉検出部43の検出結果をもとに、瞼101の開閉があったか否かを判定する(ステップS108)。瞼101の開閉がない場合(ステップS108,No)には、ステップS105に戻る。
瞼101の開閉があった場合(ステップS108,Yes)、この瞼101の開閉をトリガとして、瞼101の開閉後の所定タイミングで薬液を噴出する(ステップS109)。その後、制御部30は、薬液使用量及び薬液使用時間をログ情報D4として記録し(ステップS110)、本処理を終了する。
(変形例)
図6は、本発明の実施の形態の変形例である自動点眼装置1Aの制御系の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本変形例では、エアーを用いず、薬液を加圧することによって薬液を噴霧するようにしている。このため、圧力ポンプ23、空圧タンク24、エアーバルブ25、圧力センサ26に替えて、加圧シリンダ55と、これを駆動するDCモータ52とを設けている。また、本変形例では、アクチュエータ21に替えてステップモータ51を設けている。さらに、流路L2に替えて、流路L1が加圧シリンダ55に接続されている。その他の構成は、実施の形態と同じである。
上記の実施の形態及び変形例において、外部と無線通信を行う無線通信部をさらに備えるようにしてもよい。制御部30は、無線通信部を介して少なくともログ情報D4を外部装置に送信する。これにより、遠隔で自動点眼装置1,1Aによる点眼の管理を行うことができる。
上述した実施の形態及び変形例では、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出された場合に、その旨を報知し、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出された状態であって、瞼開閉検出部43が瞼101の開閉を検出した場合、この瞼101の開閉後の所定タイミングで、自動で薬液を眼球表面102に噴出させるようにしているので、患者に操作負担をかけず、確実な薬液の点眼を迅速に行うことができる。
また、上述した実施の形態及び変形例では、噴出ノズル10の先端が点眼適正位置にあると検出されない場合、ノズル位置検出部42の検出結果をもとに、噴出ノズル10の先端位置の移動を案内出力するようにしているので、さらに、患者に操作負担をかけず、確実な薬液の点眼を迅速に行うことができる。
なお、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、上述した実施の形態または変形例の各構成要素は適宜組み合わせが可能である。
1,1A 自動点眼装置
2a 正面フレーム
2b 背面フレーム
2 筐体
3a 突き当て部
3b 把持部
10 噴出ノズル
11 アイガード
12 撮像部
13 流量センサ
14 マーカ照射部
15 情報読込部
20 薬液貯蔵部
21 アクチュエータ
22 ポンプユニット
23 圧力ポンプ
24 空圧タンク
25 エアーバルブ
26 圧力センサ
27 逆止弁
30 制御部
31 駆動制御部
32 記憶部
33 報知/案内出力部
34 表示部
35 入力部
36 充電部
37 バッテリ
41 薬液噴出制御部
42 ノズル位置検出部
43 瞼開閉検出部
44 認証部
45 薬液種類判定部
46 薬液量判定部
47 ログ記録部
51 ステップモータ
52 DCモータ
55 加圧シリンダ
100 眼球
101 瞼
102 眼球表面
D1 認証情報
D2 薬液種類情報
D3 噴出量設定情報
D4 ログ情報
L1,L2 流路
M マーカ画像
SW1 電源スイッチ
SW2,SW3 流量調整スイッチ

Claims (7)

  1. 薬液を貯蔵する薬液貯蔵部と、
    前記薬液貯蔵部に貯蔵された薬液を眼球表面に噴出する噴出ノズルと、
    前記薬液を前記噴出ノズルから噴出させる噴出駆動部と、
    前記眼球表面に対する前記噴出ノズルの先端の位置が点眼適正位置であるか否かを検出するノズル位置検出部と、
    瞼の開閉を検出する瞼開閉検出部と、
    前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出された場合、その旨を報知する報知部と、
    前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出された場合に、前記報知部からその旨を報知し、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出された状態であって、前記瞼開閉検出部が瞼の開閉を検出した後の所定タイミングで前記噴出駆動部を駆動させて前記薬液を前記眼球表面に噴出させる制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動点眼装置。
  2. 薬液の噴出量を入力する入力部と、
    前記噴出ノズルから噴出した薬液の量を検出する薬液量検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記薬液量検出部の検出結果をもとに、前記入力部から入力された薬液の噴出量となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の自動点眼装置。
  3. 前記薬液貯蔵部は、着脱可能であり、
    前記薬液貯蔵部が装着された場合に該薬液貯蔵部内の薬液の種類を検出する薬液種類検出部を備え、
    前記制御部は、前記薬液種類検出部が検出した薬液の種類を表示部に表示出力することを特徴とする請求項1または2に記載の自動点眼装置。
  4. 前記制御部は、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出されない場合、前記ノズル位置検出部の検出結果をもとに、前記噴出ノズルの先端位置の移動を案内出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動点眼装置。
  5. 前記薬液貯蔵部から前記噴出ノズルの先端までの間であって前記噴出ノズル側に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動点眼装置。
  6. 薬液を貯蔵する薬液貯蔵部と、前記薬液貯蔵部に貯蔵された薬液を眼球表面に噴出する噴出ノズルと、前記薬液を前記噴出ノズルから噴出させる噴出駆動部と、前記眼球表面に対する前記噴出ノズルの先端の位置が点眼適正位置であるか否かを検出するノズル位置検出部と、瞼の開閉を検出する瞼開閉検出部と、を備えて前記薬液を前記眼球表面に自動噴出させる自動点眼装置の自動点眼方法であって、
    前記ノズル位置検出部が、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出した場合、その旨を報知する報知ステップと、
    前記ノズル位置検出部が、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にあると検出した状態であって、前記瞼開閉検出部が瞼の開閉を検出した後の所定タイミングで前記噴出駆動部を駆動させて前記薬液を前記眼球表面に噴出させる噴出制御ステップと、
    を含むことを特徴とする自動点眼方法。
  7. 前記ノズル位置検出部が、前記噴出ノズルの先端が前記点眼適正位置にないと検出した場合に、前記ノズル位置検出部の検出結果をもとに前記噴出ノズルの先端位置の移動を案内出力する案内出力ステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の自動点眼方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022030301A1 (ja) * 2020-08-04 2022-02-10 参天製薬株式会社 液体噴射用駆動ユニット及び液体噴射装置

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