JP2019068582A - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の部品との間の電気的絶縁を確実にすると共に、省スペース化を図りやすい、制御装置一体型回転電機を提供すること。【解決手段】回転電機2と、回転電機2を駆動制御する制御装置3とを一体化してなる制御装置一体型回転電機1。制御装置3は、制御装置3の構成部品を保持するケース本体31を有する。回転電機2と制御装置3とは、交流電流が通電する複数の交流接続部11によって互いに電気的に接続されている。回転電機2と制御装置3との並び方向から見たとき、交流接続部11は、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機と、該回転電機を駆動制御する制御装置とを一体化してなる制御装置一体型回転電機に関する。
回転電機と、該回転電機を駆動制御する制御装置とを一体化してなる制御装置一体型回転電機として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。制御装置一体型回転電機は、制御装置から交流電力を回転電機に供給することで、回転電機を駆動することができるよう構成されている。制御装置一体型回転電機は、制御装置と回転電機とが一体化されている。制御装置と回転電機との間において交流電流を流通させる電気的接続部が設けてある。
特許第5602214号公報
しかしながら、上記制御装置一体型回転電機においては、回転電機と制御装置との並び方向から見たとき、電気的接続部が制御装置のケース本体の外形輪郭よりも外側に突出している。そのため、並び方向と直交する方向における制御装置の小型化が困難となる。これに伴い、制御装置一体型回転電機の小型化が困難となる。特に、電気的接続部がケース本体の外形輪郭よりも突出していることにより、制御装置一体型回転電機の周囲の部品との電気的絶縁を図るために、配置スペースを大きく取る必要が生じる。
特許文献1に開示の構成においては、電気的接続部をカバーにて覆っているが、万一、このカバーの破損等が生じたときに、電気的接続部と周囲との電気的絶縁の確保が困難となる。さらに言えば、制御装置一体型回転電機を搭載した車両等が、万一衝突等したときに、周囲の部品との電気的絶縁を確保することが必要となる。つまり、制御装置一体型回転電機に対して、並び方向に直交する方向に隣り合う位置に配置する部品の種類が制限されることとなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、周囲の部品との間の電気的絶縁を確実にすると共に、省スペース化を図りやすい、制御装置一体型回転電機を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、回転電機(2)と、該回転電機を駆動制御する制御装置(3)とを一体化してなる制御装置一体型回転電機(1)であって、
上記制御装置は、該制御装置の構成部品を保持するケース本体(31)を有し、
上記回転電機と上記制御装置とは、交流電流が通電する複数の交流接続部(11)によって互いに電気的に接続されており、
上記回転電機と上記制御装置との並び方向から見たとき、上記交流接続部は、上記ケース本体の外形輪郭よりも内側に配置されている、制御装置一体型回転電機にある。
上記制御装置一体型回転電機において、上記並び方向から見たとき、上記交流接続部は、ケース本体の外形輪郭よりも内側に配置されている。そのため、並び方向と直交する方向における制御装置の小型化を図ることができる。特に、電気的接続部がケース本体の外形輪郭の内側に配されていることにより、制御装置一体型回転電機の周囲の部品との電気的絶縁を図りやすい。そのため、制御装置一体型回転電機の配置スペースを小さくすることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、周囲の部品との間の電気的絶縁を確実にすると共に、省スペース化を図りやすい、制御装置一体型回転電機を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、制御装置一体型回転電機の側面説明図。 実施形態1における、後方から見た制御装置一体型回転電機の平面説明図。 実施形態1における、後方から見た、カバーを取り外した状態の制御装置一体型回転電機の平面説明図。 実施形態1における、交流接続部付近の側面説明図。 実施形態1における、組み合わせる前の制御装置及び回転電機の一部の側面説明図。 実施形態1における、前方から見た制御装置の平面説明図。 実施形態1における、制御装置一体型回転電機の回路図。 実施形態1における、エンジンブロックの近傍に配置された制御装置一体型回転電機の平面説明図。
(実施形態1)
制御装置一体型回転電機に係る実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
本実施形態の制御装置一体型回転電機1は、図1、図2に示すごとく、回転電機2と、回転電機2を駆動制御する制御装置3とを一体化してなる。
図3〜図5に示すごとく、制御装置3は、制御装置3の構成部品を保持するケース本体31を有する。
回転電機2と制御装置3とは、交流電流が通電する複数の交流接続部11によって互いに電気的に接続されている。
図3に示すごとく、回転電機2と制御装置3との並び方向から見たとき、交流接続部11は、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、車両に搭載される車両用の回転電機とすることができる。この場合、回転電機2は、例えば車両のエンジンにより駆動され、発電する発電機(すなわち、オルタネータ)としての機能、及び、エンジンを始動させる電動機(すなわち、スタータモータ)としての機能を有している。このような回転電機2は、ISG(Integrated Starter Generator の略)とも称される。回転電機2は、図7の回路図に示すように、ステータ22とロータ23とを有しているとともに、ロータ23に固定されたシャフトを有する。ステータ22とシャフトとロータ23とは、ハウジング20内に収容されており、図1〜図6等の構造図においては、表れていない。
ステータ22は、ステータコアと、三相のステータコイルとを有する。この三相のステータコイルに位相がずれた交流電流を流すことにより、ステータ22は、ロータ23を回転させる回転磁界を発生する。シャフトは、ロータ23と一体的に形成され、ロータ23とともに回転する。
ロータ23は、ステータ22と同軸の円筒状の部材であり、ステータ22の内周側に配置されている。そして、ロータ23の軸を含む、中央の空洞部にシャフトが挿入固定されている。ロータ23は、その内部にロータコイルを有している。このロータコイルに流れる電流により形成される磁界と、ステータ22により形成される回転磁界とが相互作用して、ロータ23に回転のモーメントが発生する。なお、ロータコイルの代わりに、ロータに永久磁石を埋め込んだ構成を採用することもできる。
シャフトの軸方向において、回転電機2の一端に、図1に示すごとく、制御装置3が固定されている。本明細書において、シャフトの軸方向を、単に「軸方向」ともいう。すなわち、回転電機2と制御装置3とが並ぶ並び方向が、軸方向と一致している。また、回転電機2に対して、制御装置3が配置された側を、後方、その反対側を前方というものとする。図1等において、軸方向を矢印Xにて示すと共に、前方をXf、後方をXrにて示す。
図6に示すごとく、制御装置3は、ケース本体31に、半導体モジュール4、バスバー、回路基板等、制御装置3の構成部品を搭載している。
制御装置3は、回転電機2に駆動力を発生させるために、バッテリから回転電機2に供給される電力を制御する。また、バッテリを充電するために、回転電機2の発生した電力を変換してバッテリに供給する。制御装置3は、直流電力と三相交流電力との間の電力変換を行うインバータ回路を有する。
制御装置3の半導体モジュール4は、インバータ回路を構成している。本実施形態において、制御装置3は、3つの半導体モジュール4を有する。
各半導体モジュール4は、図7に示すように、それぞれ4つのスイッチング素子を有する。本実施形態においては、スイッチング素子として、MOSFET(すなわち、金属酸化物型電界効果トランジスタ)を用いている。ただし、スイッチング素子として、IGBT(すなわち、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を用いてもよい。
各半導体モジュール4は、互いに直列接続された上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子とを、2つずつ備えている。
第1の半導体モジュール4aにおける4つのスイッチング素子と、第2の半導体モジュール4bにおける2つのスイッチング素子とが、第1のステータ22aの各相に接続されている。また、第2の半導体モジュール4bにおける他の2つのスイッチング素子と、第2の半導体モジュール4bの4つのスイッチング素子とが、第2のステータ22bの各相に接続されている。
図6に示すごとく、軸方向から見たとき、3つの半導体モジュール4は、ケース本体31において、周状に配列してある。つまり、軸方向から見たとき、第1の半導体モジュール4aに対して、90°姿勢を変化させた状態で、第2の半導体モジュール4bが配置されている。また、第3の半導体モジュール4cは、第1の半導体モジュール4aに対して、ケース本体31の中心部を挟んで反対側に配置されている。各半導体モジュール4は、正極パワー端子41P及び負極パワー端子41Nを、ケース本体31の中央部側に設けている。また、各半導体モジュール4は、交流パワー端子41Aをケース本体31の外周側に設けている。
交流パワー端子41Aは、交流バスバー34Aに接続されている。交流パワー端子41Aと交流バスバー34Aとの接続部は、内部接続部12となる。交流バスバー34Aにおける交流パワー端子41Aと反対側の端部が、制御装置側端子113となる。図5に示すごとく、この制御装置側端子113に、回転電機2から突出した回転電機側端子112が接続される。この制御装置側端子113と回転電機側端子112との接続部が、交流接続部11である。図3、図4に示すごとく、本実施形態において、交流接続部11は、6個形成されている。交流接続部11を構成する制御装置側端子113及び回転電機側端子112は、いずれも軸方向における後方へ立設している。
図6に示すごとく、制御装置3は、制御装置3内の通電部品同士が接続される内部接続部12を有する。正極パワー端子41Pは、正極バスバー34Pに接続されている。及び負極パワー端子41Nは、負極バスバー34Nに接続されている。正極パワー端子41Pと正極バスバー34Pとの接続部、及び負極パワー端子41Nと負極バスバー34Nとの接続部が、内部接続部12となる。正極バスバー34Pは、バッテリの正極に接続される電源端子15に電気的に接続されている。負極バスバー34Nは、バッテリの負極に接続されると共に接地されるハウジング20等に、電気的に接続されている。
制御装置3は、ロータ23のロータコイルへ界磁電流を供給するための界磁回路33を有する。図示を省略するが、界磁回路33は、複数のスイッチング素子を有する回路である。この界磁回路33から、直流の界磁電流を、回転電機2のロータへ供給する。それゆえ、界磁回路33から界磁電流を供給するための界磁電流用接続部13においても、制御装置3と回転電機2とが接続されている。
つまり、制御装置3は、界磁回路33に電気的に接続された2つの界磁回路側端子133を有する。回転電機2は、ロータコイルに電気的に接続された2つのロータ側端子132を有する。そして、制御装置3と回転電機2とが互いに組み付けられる際には、2つの界磁回路側端子133と2つのロータ側端子132とが、互いに接続される。この接続部が、界磁電流用接続部13となる。なお、ロータ側端子132は、ロータのシャフトに設けたスリップリングに対して摺動するブラシに接続されている。そして、ブラシを保持するブラシホルダ231から軸方向へ突出している。
軸方向から見たとき、界磁電流用接続部13も、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。また、内部接続部12も、軸方向から見たとき、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。
図4に示すごとく、交流接続部11は、軸方向Xにおいて、ケース本体31における回転電機2と反対側の端部よりも、回転電機2側に配置されている。つまり、交流接続部11は、軸方向において、ケース本体31の後端319よりも前方Xf側に配置されている。
交流接続部11は、ケース本体31を、軸方向Xに貫通している。すなわち、ケース本体31は、軸方向Xに貫通する挿通孔を複数有する。この挿通孔に、交流接続部11を構成する制御装置側端子113及び回転電機側端子112が挿通されている。そして、交流接続部11の後端部119は、挿通孔から後方Xrへ露出している。
図3〜図5に示すごとく、制御装置3は、交流接続部11よりも軸方向Xにおける回転電機2と反対側に、少なくとも一部が存在するように配置された、電気的に孤立した浮遊電位部材を有する。すなわち、交流接続部11よりも後方Xrに、少なくとも一つの浮遊電位部材が突出している。
本実施形態においては、浮遊電位部材は、制御装置3における半導体モジュール4を放熱するための放熱フィン32である。放熱フィン32は、アルミニウム合金等からなる。そして、電位的には、交流接続部11や内部接続部12、或いは界磁電流用接続部13等に対して、孤立している浮遊電位部材である。
ここで、浮遊電位部材は、いずれの電子部品とも電気的に接続されず、特に積極的に電流を流すことのない部材である。それゆえ、浮遊電位部材としては、例えば、ケース同士を固定するボルトなども該当し得る。
図6に示すごとく、放熱フィン32は、軸方向から見たとき、各半導体モジュール4に重なるように配置されている。放熱フィン32は、各半導体モジュール4の後側面に、熱的に接触するように配置されている。放熱フィン32は、図5に示すごとく、半導体モジュール4の後側面に対向するフィン基板部321と、該フィン基板部321から軸方向へ突出する複数のフィン部322とを有する。複数のフィン部322は、それぞれ板状に形成されており、その主面同士が対向するように並列的に配置されている。図3に示すごとく、軸方向から見たとき、各フィン部322の長手方向が、ケース本体31の径方向に概略沿っている。
また、フィン基板部321と半導体モジュール4との間には、熱伝導性を有すると共に電気的絶縁性を有する熱伝導部材320が介在している。熱伝導部材320としては、例えばセラミック板を用いることができる。
図3に示すごとく、軸方向から見たとき、複数の交流接続部11のうちの少なくとも一部は、浮遊電位部材を介して、他の交流接続部11と離間して配置されている。本実施形態においては、6つの交流接続部11のうち、3つの交流接続部11と他の3つの交流接続部11とが、一つの放熱フィン32bを介して互いに反対側に配置されている。放熱フィン32における一方側に配された3つの交流接続部11は、第1のステータ22aに接続される交流接続部11である。放熱フィン32における他方側に配された3つの交流接続部11は、第2のステータ22bに接続される交流接続部11である。
軸方向から見たとき、交流接続部11は、周方向において、2つの放熱フィン32の間に、配置されている。すなわち、3つの交流接続部11は、放熱フィン32aと放熱フィン32bとの間に配置されている。また、他の3つの交流接続部11は、放熱フィン32bと放熱フィン32cとの間に配置されている。
放熱フィン32a、32b、32cは、それぞれ、半導体モジュール4a、4b、4cに重なるように配置されている。それゆえ、軸方向から見たとき、3つの交流接続部11は、半導体モジュール4aと半導体モジュール4bとの間に配置され、他の3つの交流接続部11は、半導体モジュール4bと半導体モジュール4cとの間に配置されていることにもなる。
回転電機2と制御装置3とは、締結部材であるボルト14によって互いに固定されている。図4に示すごとく、軸方向Xにおいて、交流接続部11は、ボルト14における回転電機2と反対側の端部よりも、回転電機2に近い側に配されている。つまり、交流接続部11は、ボルト14の後端141よりも、前方Xf側に配置されている。
ボルト14は、軸方向において、ケース本体31と回転電機2のハウジング20とを締結している。より具体的には、ボルト14の脚部が、ケース本体31に設けた挿通孔に挿通されると共に、ハウジング20に設けた雌ネジに螺合している。ボルト14は、ケース本体31における複数箇所に配置され、複数箇所において、ケース本体31をハウジング20に固定している。
ボルト14の頭部142は、六角柱形状を有すると共に、軸方向に長尺な形状を有する。ボルト14は、いわゆるスタッドボルトであり、その後端面に、軸方向に開口した雌ネジ部が形成されている。そして、この雌ネジ部に他のネジ311が締結される。
図1、図2に示すごとく、ケース本体31には、その後方から、カバー310が取り付けられる。カバー310は、放熱フィン32や、交流接続部11を後方から覆うように、配設される。カバー310は、複数のボルト14の後端面に当接するように、配置される。そして、カバー310に設けた貫通孔に、その後方から、ネジ311を挿通すると共に、ボルト14の後端側に設けた雌ネジに螺合することで、カバー310をケース本体31に固定している。
図3に示すごとく、軸方向から見たとき、交流接続部11は、ボルト14よりも、ケース本体31の外形輪郭312から離れた位置に形成されている。
複数のボルト14のうちの一部は、交流接続部11の近傍に配置されている。より具体的には、一つのボルト14は、3つの交流接続部11と共に、周方向に沿って配列されている。ボルト14に対して、周方向の両側に、交流接続部11が配置されている。そして、ボルト14の一部が、径方向において、これらの交流接続部11よりも外側に突出している。つまり、軸方向から見たとき、ボルト14の一部が、交流接続部11よりも、ケース本体31の外形輪郭312に近い位置に配置されている。
軸方向から見たとき、複数の交流接続部11は、ケース本体31の中央を通る直線Lに対して、いずれか一方側の領域に偏在している。本実施形態においては、例えば、図3に示すごとく、直線Lを、2つの放熱フィン32aの中心付近と放熱フィン32cの中心付近とを通るように描いたとき、6個の交流接続部11のすべてが、直線Lにて仕切られた一方側の領域に配置されている。ここで、直線Lが通るケース本体31の中央は、図示を省略する回転電機2のシャフトの中心軸である。
図6に示すごとく、内部接続部12は、軸方向から見たとき、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。また、図5に示すごとく、内部接続部12は、軸方向Xにおいて、ケース本体31における回転電機2と反対側の端部よりも、回転電機2側に配置されている。つまり、内部接続部12は、ケース本体31の後端319よりも前方Xfに配置されている。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
上記制御装置一体型回転電機1において、軸方向から見たとき、交流接続部11は、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。そのため、軸方向と直交する方向における制御装置3の小型化を図ることができる。特に、電気的接続部(すなわち、交流接続部11等)がケース本体31の外形輪郭312の内側に配されていることにより、制御装置一体型回転電機1の周囲の部品との電気的絶縁を図りやすい。そのため、制御装置一体型回転電機1の配置スペースを小さくすることができる。
交流接続部11は、軸方向において、ケース本体31における回転電機2と反対側の端部よりも、回転電機2側に配置されている。これにより、軸方向において、交流接続部11と周囲の部品との干渉を防ぎやすい。それゆえ、軸方向における周囲の部品との間の電気的絶縁を確実にすると共に、省スペース化を図りやすい。
交流接続部11は、ケース本体31を、軸方向に貫通している。それゆえ、交流接続部11を、軸方向から見たとき、ケース本体31の外形輪郭312の内側に配置しやすくなる。その結果、制御装置一体型回転電機1の周囲の部品との電気的絶縁を図りやすくなる。また、制御装置一体型回転電機1の一層の省スペース化を図ることができる。
制御装置3は、交流接続部11よりも軸方向における回転電機2と反対側に、少なくとも一部が存在するように配置された、浮遊電位部材(本実施形態においては、放熱フィン32)を有する。これにより、軸方向において、交流接続部11が、周囲の部品と干渉することを防ぎやすくなる。それゆえ、軸方向における周囲の部品との間の電気的絶縁を確実にすると共に、省スペース化を図りやすい。
浮遊電位部材は、半導体モジュール4を放熱するための放熱フィン32である。これにより、放熱フィン32が、放熱機能と共に、交流接続部11を保護する役割をも担うことができる。つまり、万一、制御装置一体型回転電機1に対して、後方から衝撃が加わっても、周囲の部品は放熱フィン32に当接して、交流接続部11にまでは当接しないようにすることができる。このように、放熱フィン32が、放熱の役割と共に、交流接続部11を保護する役割をも果たすことが可能となる。その結果、部品点数を多くすることなく、周囲の部品との絶縁確保を図ることができる。
軸方向から見たとき、複数の交流接続部11のうちの少なくとも一部は、浮遊電位部材である放熱フィン32を介して、他の交流接続部11と離間して配置されている。これにより、複数の交流接続部11の間の電気的絶縁を図りやすい。
軸方向において、交流接続部11は、ボルト14の後端141よりも、回転電機2に近い側に配されている。これにより、ボルト14が、締結部材としての役割と共に、交流接続部11を保護する役割をも担うことができる。その結果、部品点数を多くすることなく、周囲の部品との絶縁確保を図ることができる。
軸方向から見たとき、交流接続部11は、ボルト14よりも、ケース本体31の外形輪郭312から離れた位置に形成されている。これにより、軸方向に直交する方向において、ボルト14によって、交流接続部11を保護することができる。つまり、仮に外周側から周囲の部品がケース本体31に衝突したときにも、当該部品はボルト14に当接して、交流接続部11に当接することを抑制しやすい。その結果、軸方向に直交する方向において、周囲の部品との絶縁確保を図ることができる。
軸方向から見たとき、複数の交流接続部11は、ケース本体31の中央を通る直線Lに対して、いずれか一方側の領域に偏在している。これにより、複数の交流接続部11のすべてを、制御装置一体型回転電機1に隣接する特定の部品に対して、遠ざけることが可能となる。例えば、図8に示すごとく、制御装置一体型回転電機1を車両のエンジンブロックEBに隣接して配置する場合、複数の交流接続部11が存在する側の領域が、エンジンブロックEBと反対側に配されるように、配置することができる。その結果、万一、車両が衝突したときに、エンジンブロックEBと制御装置一体型回転電機1とが干渉しても、エンジンブロックEBが交流接続部11に干渉することを防ぐことができる。その結果、電気的絶縁を確保することができる。
内部接続部12は、軸方向から見たとき、ケース本体31の外形輪郭312よりも内側に配置されている。さらに、内部接続部12は、軸方向Xにおいて、ケース本体31における後端部319よりも、前方Xf側に配置されている。これにより、内部接続部12が外部の部品と干渉することを効果的に防ぐことができる。つまり、後方Xrからの衝撃に対しても、外周側からの衝撃に対しても、ケース本体31によって、内部接続部12が保護されやすくなる。
以上のごとく、本実施形態によれば、周囲の部品との間の電気的絶縁を確実にすると共に、省スペース化を図りやすい、制御装置一体型回転電機を提供することができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 制御装置一体型回転電機
11 交流接続部
2 回転電機
3 制御装置
31 ケース本体
312 外形輪郭
X 軸方向(並び方向)

Claims (10)

  1. 回転電機(2)と、該回転電機を駆動制御する制御装置(3)とを一体化してなる制御装置一体型回転電機(1)であって、
    上記制御装置は、該制御装置の構成部品を保持するケース本体(31)を有し、
    上記回転電機と上記制御装置とは、交流電流が通電する複数の交流接続部(11)によって互いに電気的に接続されており、
    上記回転電機と上記制御装置との並び方向(X)から見たとき、上記交流接続部は、上記ケース本体の外形輪郭(312)よりも内側に配置されている、制御装置一体型回転電機。
  2. 上記交流接続部は、上記並び方向において、上記ケース本体における上記回転電機と反対側の端部(319)よりも、上記回転電機側に配置されている、請求項1に記載の制御装置一体型回転電機。
  3. 上記交流接続部は、上記ケース本体を、上記並び方向に貫通している、請求項1又は2に記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 上記制御装置は、上記交流接続部よりも上記並び方向における上記回転電機と反対側に、少なくとも一部が存在するように配置された、電気的に孤立した浮遊電位部材(32)を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 上記浮遊電位部材は、上記制御装置における半導体モジュールを放熱するための放熱フィン(32)である、請求項4に記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 上記並び方向から見たとき、上記複数の上記交流接続部のうちの少なくとも一部は、上記浮遊電位部材を介して、他の上記交流接続部と離間して配置されている、請求項4又は5に記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 上記回転電機と上記制御装置とは、締結部材(14)によって互いに固定されており、上記並び方向において、上記交流接続部は、上記締結部材における上記回転電機と反対側の端部(141)よりも、上記回転電機に近い側に配されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 上記並び方向から見たとき、上記交流接続部は、上記締結部材よりも、上記ケース本体の外形輪郭から離れた位置に形成されている、請求項7に記載の制御装置一体型回転電機。
  9. 上記並び方向から見たとき、複数の上記交流接続部は、上記ケース本体の中央を通る直線(L)に対して、いずれか一方側の領域に偏在している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  10. 上記制御装置は、該制御装置内の通電部品同士が接続される内部接続部(12)を有し、該内部接続部は、上記並び方向から見たとき、上記ケース本体の外形輪郭よりも内側に配置されていると共に、上記並び方向において、上記ケース本体における上記回転電機と反対側の端部よりも、上記回転電機側に配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
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