JP2019067047A - 技術情報共有システム及び技術情報共有方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】因果関係モデルを用いて蓄積された技術知識を共有することを可能とする。【解決手段】製造品質を管理する指標を示す品質指標データと製造業績の指標を示す業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、因果関係モデルの構造を変えうる生産リソースを識別するための付帯情報を追加した部分モデルを構築するモデル構築部と、部分モデルに追加された付帯情報に基づいて、部分モデルを統合した統合モデルを構築するモデル統合部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、技術情報共有システム及び技術情報共有方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。この公報には、観測結果から、各変数間の相関係数を算出することで、因果関係モデルを導出し、要因変数の確率を算出する方法が記載されている。また、特許文献2がある。この公報には、行動を識別する識別器において、修正が必要と判断された場合に、元のセンサデータを用いて再学習して識別器を再構築する方法が記載されている。
特開2011−203996号公報 特開2013−41323号公報
製造業では、製品の品質や生産性、製造コストなど種々のKPI(Key Performance Indicator)を満たすように、作業や製造時の条件調整などを工夫しているが、作業者の熟練度や装置の操作方法に関する知識に応じて、生産性や品質にばらつきが発生することがある。特に新規の装置や工程導入時は、既存の実績がある工場に比べて、生産性や品質が低水準になりがちである。このような実績に応じた品質、生産性の差異を埋めるためには、蓄積された技術知識を共有することが有効である。
しかしながら、従来技術では、技術知識として因果関係モデルを構築しているが、例えば、装置間、工場間では設備や作業が異なるため、他の装置、工場などで蓄積したモデルを適用できない。したがって、異なる装置間、工程間でも技術知識を共有するためのモデルが必要となる。
前記特許文献1には、観測結果から因果関係を学習することにより、因果関係モデルを導出する方法が記載されているが、工場間で共通モデルとして保持する内容に関する記載は無い。また、因果関係モデルを作成しているだけであり、工場間で共有することを考えると、設備などが異なる場合には、因果関係モデルを構築する手法だけでは適用することは難しい。また前記特許文献2には、識別器が適切でないと判断された場合に、識別器を再構築することで対応することが出来るが、再構築の方法が過去に構築した時の学習データを用いるため、元の識別器を活用するのではなく、結局のところ再学習が必要となってしまう。
本発明は、因果関係モデルを用いて蓄積された技術知識を共有することが可能な技術情報共有システム及び技術情報共有方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる技術情報共有システムは、製造品質を管理する指標を示す品質指標データと製造業績の指標を示す業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、因果関係モデルの構造を変えうる生産リソースを識別するための付帯情報を追加した部分モデルを構築するモデル構築部と、前記部分モデルに追加された前記付帯情報に基づいて、前記部分モデルを統合した統合モデルを構築するモデル統合部と、を備えることを特徴とする技術情報共有システムとして構成される。
また、本発明は、上記技術情報共有システムで行われる技術情報共有方法としても把握される。
本発明によれば、因果関係モデルを用いて蓄積された技術知識を共有することが可能となる。
技術情報共有システムの全体像である。 技術情報共有システム構成の例である。 モデル構築処理フローの例である。 KPIデータの定義例である。 4Mデータの定義例である。 付帯情報の定義例である。 因果関係モデルの定義例である。 因果関係モデルにおける確率配列の定義例である。 モデル構築画面の例である。 モデル統合処理フローの例である。 モデル統合画面の例である。 モデル再構築処理フローの例である。 モデル再構築画面の例である。 推奨制御計算フローの例である。 推奨制御決定に利用する確率配列の例である。 推奨制御データの定義例である。 推奨制御表示画面の例である。 因果関係モデルの詳細情報表示画面の例である。 技術情報共有システムにおけるモデルを格納する層の例である。 技術情報共有システムの活用例である。 付帯情報の有無による効果の例である(付帯情報がないモデル)。 付帯情報の有無による効果の例である(付帯情報があるモデル)。 推奨制御活用時の課金計算部を追加したシステム例である。 モデル組替画面の例である。 課金計算フローの例である。 課金データの定義例である。 課金計算を追加した推奨制御表示画面の例である。 課金情報表示画面の例である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本実施形態のシステムの全体像を示している。工場、製造ライン101は、実際に製造を実行する対象となる生産リソースである。以下では、生産リソースとして工場、製造ライン101を例示しているが、製造現場で用いられる設備やシステム、装置、機器をはじめとする製造に関する様々な生産リソースについても同様に適用することができる。本システムでは、工場、製造ライン101から、製造情報102として、Machine、Man、Material、Methodからなり、製造品質を管理する指標を示す4Mデータと、製造実行時に満たすべき指標情報であって製造業績の指標を示すKPIデータを抽出する。本システムでは、4MデータおよびKPIデータを基に、モデル構築処理103を実行し、技術情報として、各データの因果関係を計算してモデル化することで、部分モデル104を構築する。部分モデル104は、4MデータおよびKPIデータに基づいて構築された因果関係モデルに対して、後述する付帯情報を含めた因果関係モデルである。以下では製造情報102として4MデータおよびKPIデータを用いているが、4Mデータのほか製造の品質を管理するための各種指標を示すデータを用いたり、KPIデータのほか製造に関する業績を評価するための各種指標を示すデータについても同様に考えることができる。
本システムでは、モデル統合処理105を実行し、モデル構築処理103で作成した部分モデル104を統合モデル106に統合する処理を行う。統合モデル106は、部分モデル104を統合したモデルである。また、本システムでは、モデル再構築処理107において、統合モデル106から各工場で必要なモデルを抽出し、再構築することで再構築モデル108を構築する。再構築モデル108は、工場、製造ライン101で活用される。再構築モデル108に基づいた製造実行時の4MデータおよびKPIデータの抽出、モデル構築を繰り返し行うことにより、統合モデルの技術情報を蓄積する。
図2は、本実施形態のシステム構成を示している。本システム200は、一般的な計算機(例えば、PC(Personal Computer)等の情報処理装置)で構成でき、例えば、ソフトウェアプログラムの実行処理により本実施例の特徴的な処理を実現する。
本システム200は、入出力部210、表示部220、制御部230、記憶部240、およびバス等の通信経路で構成される。
入出力部210では、ユーザの操作により、因果関係モデルの設定項目やグラフィカルユーザインターフェース(GUI)上にある項目の入力、ならびにモデル構築条件の入力を行う入力装置や、特定した観測データの許容範囲や制御データの最適値、高精度なモデル変換の出力を行う出力装置であり、例えばキーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ等、ハードウェアとしては一般的な入出力装置や表示装置がある。
本システムでは、表示部220が、入出力部210に表示される画面でGUIを構成し、制御部230と連携して入出力部210に各種の情報を表示する。表示部220を構成する各部(因果関係モデル表示部221、統合モデル表示部222、再構築モデル表示部223、推奨制御表示部224、モデル詳細情報表示部225)は、制御部230を構成する各部(モデル構築部231、モデル統合部232、モデル再構築部233、推奨制御計算部234)と同様に、ソフトウェアプログラムを実行することにより、その機能が実現される。制御部230は、例えばCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random access memory)、ROM(Read only memory)等、ハードウェアとしては一般的な要素により構成される。制御部230は、モデル構築部231と、モデル統合部232と、モデル再構築部233と、推奨制御計算部234とを有し、本実施例の特徴的な機能を実現する処理行う。
モデル構築部231は、KPIデータ記憶部241に記憶されているKPIデータと、4Mデータ記憶部242に記憶されている4Mデータとを用いて、4MデータとKPIデータから因果関係モデルを構築する。本システムでは、構築した因果関係モデルに対して、付帯情報記憶部243に記憶されている付帯情報を新たに追加した因果関係モデルを部分モデルとして構築する。構築された部分モデルは部分モデル記憶部245に記憶される。付帯情報とは、因果関係モデルの構造を変えうる上記生産リソースを識別するための情報である。本実施例では、付帯情報として、4MデータやKPIデータを出力する生産リソースの属性(例えば、機種やメーカー、バージョンのほか、性能や性質といった生産リソースの特徴を示す情報)、生産リソースを用いた製造手順(例えば、製品の組み立て手順や加工手順を示す情報)、生産リソースが設置されている場所や位置(例えば、製品を製造する工場の場所や製造ラインの位置を示す情報)を含む例を挙げているが、これらに限定されない。
モデル統合部232は部分モデル記憶部245に記憶されている部分モデルと、統合モデル記憶部246に記憶されている統合モデルを用いて、部分モデルの技術情報を統合モデルに追加し、新たな統合モデルとして構築する。構築された統合モデルは統合モデル記憶部246に記憶される。
モデル再構築部233は、統合モデル記憶部246に記憶されている統合モデルと、付帯情報記憶部243に記憶されている付帯情報を用いて、統合モデルから、指定された付帯情報を含むモデルを抽出し、再構築モデルとして構築する。構築された再構築モデルは、再構築モデル記憶部247に記憶される。
推奨制御計算部234は、再構築モデル記憶部247に記憶されている再構築モデルと、KPIデータ記憶部242に記憶されているKPIデータを用いて、本システムを使用するユーザが選択したKPIデータの値を変更するために推奨される制御データを計算する。計算された推奨制御データは、推奨制御データ244に記憶される。
以下、制御部における処理の詳細について説明する。
図3から図9を用いて、モデル構築部231の詳細な処理について説明する。図3は、モデル構築部231で実施する処理フローの例である。まず、製造時の実績データから、製造時の生産性やコストとして設定されているKPIデータ301、センサ情報などから4Mデータ302を抽出し、工場、工程、装置といった付帯情報303を入力とする。
KPIデータ301の定義例を図4に示す。図4において、KPIデータ401は、KPIデータ記憶部241に記憶され、1行目はヘッダ情報、1列目に製品ID、2列目に生産性、3列目にコストの値といった目標値を保持する。KPIデータに限らず、以下で示すデータ定義は例であり、データ保持方法は別の方法であってよい。
4Mデータ302の定義例を図5に示す。図5において、4Mデータ501は、4Mデータ記憶部242で記憶され、Machineデータ502、Manデータ503、Materialデータ504、Methodデータ505から構成される。Machineデータ502は1列目から順に設備ID、工具種、加工速度、稼働時間など設備に関するデータを保持する。Manデータ503は1列目から順に作業者ID、作業実績、作業場所、作業時間など、作業者の作業に関するデータを保持する。Materialデータ504は1列目から順に材料ID、品質、投入実績、温度など材料に関するデータを保持する。Methodデータ505は1列目から順にMethod ID、製造条件を示すレシピ、作業指示Noなど作業方法に関するデータを保持する。
付帯情報303の定義例を図6に示す。図6において、付帯情報601は、付帯情報記憶部243に記憶され、装置の機種、工程、場所などの付帯情報を保持している。データ602は、装置機種の付帯情報として1列目から順にEquipment ID、機種名、メーカーなどの装置を識別するための項目を保持している。データ603は、工程の付帯情報として1列目から順にProcess ID、プロセス名などの工程を識別するための項目を保持している。データ604は、工場の付帯情報として、Fab ID、工場名などの工場を識別するための項目を保持している。
次に図3のモデル構築処理の因果関係モデル構築処理304と、付帯情報の追加処理305を説明する。因果関係モデル構築処理304では、モデル構築部231は、KPIデータと、4Mデータを用いて因果関係グラフを生成する。従来の因果関係モデルは、単に因果関係をグラフ化したものであるのに対して、本システムでは、工程間、装置間でも共通のモデルで技術情報を共有するために、モデル構築部231は、付帯情報の追加処理305により、因果関係モデルに対して、新たに付帯情報を追加した因果関係モデルを、部分モデル306として構築する。
構築される部分モデルは、図7で表現される。図7(a)はグラフ表現、図7(b)は、データテーブル表現の例を示す。図7(a)において、モデル構築部231は、KPIデータ301、4Mデータ302の各項目を因果関係モデルにおけるノードをノード701で表現し、ノード701間をエッジとして矢印でつなぐ。モデル構築部231は、付帯情報もノード701として追加し、付帯情報が追加されたノード701と矢印でつなぐ。図7(b)のデータテーブル表現において、因果関係モデルにおける各ノードは、ノード番号、ノード名、親ノード、確率配列、付帯情報を有したテーブル702から構成される。ノード番号はノード生成順に採番され、ノード名はデータの項目名、親ノードは因果関係モデル上で接続されたノードの内、矢印の始点にあるノード701の集合からなる。確率配列は、矢印の終点側にあるノード701に対して定義される。モデル上では因果関係のあるノードをエッジでつないでおり、例えば図7では、n1が加工装置における加工速度、n2が加工速度を原因として変動する加工時間となる。各ノードは制御データだけでなく、センサで取得したデータや、人の作業に関するデータに対しても設定される。
確率配列の例を図8に示す。確率配列は、各ノードが取りうる全ての値に対する条件付き確率を格納するテーブルである。図8の例に対する確率配列は、ノードn1、n2及びn3が取りうる全ての値に対して、条件付き確率が保持される。図8(a)は、付帯情報1(機種)がAaに対するノードn1とノードn2との間の確率配列、図8(b)は付帯情報1(機種)がBbに対するノードn1とノードn2との間の確率配列の例である。図7の例では付帯情報1(機種)はAaの因果関係しか無いため、モデル構築部231は、付帯情報の追加処理305において、付帯情報1(機種)がBbの時の確率配列による影響を排除するように定義する。例えば、モデル構築部231は、付帯情報1(機種)がBbの時の確率配列について、当該確率配列を構成する各ノードが取りうる値に依存しないように定義する。これにより、付帯情報1(機種)がBbのとき、部分モデルを構成するノードn1、n2間に因果関係が無いように定義可能である。このように確率配列を定義することにより、装置ごとの技術情報を共通のモデルで保持することが可能となり、また、付帯情報に基づいて、装置の構成に応じたモデルの抽出が可能となる。
モデル構築部231からの指示に従って因果関係モデル表示部221が表示するモデル構築画面について図9を用いて説明する。図9は、モデル構築画面の例である。モデル構築画面900は、部分モデル表示部911と、付帯情報設定表示部912から主に構成される。部分モデル表示部911は、モデル構築部231で得られた因果関係の部分モデルをグラフ形式で表示する部分である。まず、ユーザからモデル構築のボタン914が押下されると、モデル構築部231は、KPIデータと4Mデータから因果関係モデルを構築する処理が行われる。因果関係モデル表示部221がその結果を部分モデル表示部911に表示する。
付帯情報設定表示部912は、部分モデル表示部911に表示された部分モデルに対して付帯情報を設定する部分である。まず、ユーザから、部分モデル表示部911に表示された部分モデルの一部が選択される。例えば、図9では部分モデルにおけるn1、n2、n4が選択された状態である。このとき、ユーザから、付帯情報設定表示部912において、所属情報が入力され、所属情報チェックボックスにチェックが入れられる。図9の例では、所属情報1:機種に対して、機種Aaが入力され、チェックが入れてある状態を示している。この状態で設定するボタン913が押下されると、因果関係モデル表示部221が表示する部分モデル表示部911に表示された部分モデルの選択された部分に対して、モデル構築部231が付帯情報を設定する。モデル保存が押下されると、モデル構築部231が部分モデルを部分モデル記憶部245に記憶する。
次に図10と図11を用いて、モデル統合部232で実施するモデル統合処理について説明する。図10は、モデル統合処理フローの例である。モデル統合処理では、モデル統合部232が、部分モデル306と、統合モデル記憶部246に記憶されている統合モデル1001を入力として、ノード探索処理1002において、部分モデル306の各ノード701が統合モデル1001に存在するか探索する。モデル統合部232は、ノード有判定処理1003で共通のノード701があるか否かを判定し、共通のノード701が無いと判定した場合(1003;no)、ノード追加処理1004で統合モデル1001に新たにノード701を追加する。新たに追加されたノードに対しては、同じ付帯情報無判定処理1005において、新たに追加されたノードであるため、同じ付帯情報は無いと判定される(1005;yes)。このため、付帯情報の更新処理1006、確率配列の追加処理1007において、モデル統合部232は、部分モデル306における付帯情報、確率配列を追加する。
モデル統合部232は、ノード有判定処理1003において、共通のノード701があると判定した場合には(1003;yes)、既存の統合モデル1001にあるノード701に対して、同じ付帯情報無判定処理1005において同じ付帯情報が無いか判定する。モデル統合部232は、同じ付帯情報が無いと判定した場合は(1005;yes)、付帯情報の更新処理1006において、部分モデル306の付帯情報を追加する。モデル統合部232は、同じ付帯情報が有ると判定した場合は(1005;no)、重複して追加することはせず、確率配列の追加処理1007を実行する。モデル統合部232は、付帯情報に対する確率配列の追加処理1007の処理を実行することにより、部分モデル306を統合モデル1001に統合した新たな統合モデル1008を構築する。
図11は、統合モデル表示部222が表示するモデル統合画面の例である。モデル統合画面1100は、呼出モデルの表示部1111、部分モデル表示部1112、統合モデル表示部1113から主に構成される。ユーザから統合モデルを呼び出すボタン1114が押下されると、統合モデル表示部222は、呼出モデル表示部1111に呼び出した統合モデルである呼出モデルを表示する。部分モデル表示部1112は、統合する部分モデルを表示する部分である。ユーザから部分モデルを呼び出すボタン1115が押下され、部分モデル記憶部245に記憶されている部分モデルから統合したい部分モデルが選択されると、統合モデル表示部222は、部分モデル表示部1112に該当する部分モデルを表示する。
呼出モデル表示部1111に呼出モデルが表示され、部分モデル表示部1112に部分モデルが表示された状態で、モデルを統合するボタン1116が押下されると、モデル統合部232がモデル統合処理を実行し、統合モデルに部分モデルが追加された新たな統合後のモデルとして統合モデルが統合モデル表示部1113に表示される。統合モデルを保存するボタン1117が押下されると、モデル統合部232が統合モデル表示部1113に表示されている新たな統合モデルを、統合モデル記憶部246に記憶する。図10の統合モデル処理フローはあくまで例であり、統合モデルに統合するモデルを部分モデルに限る必要は無い。例えば、統合モデルが複数ある場合も同様に考えることができ、その場合、一方の統合モデルを部分モデルとして扱うことにより、複数の統合モデルを一つのモデルに統合することも可能である。
次に、図12と図13を用いてモデル再構築部233におけるモデル再構築の処理について説明する。
図12は、モデル再構築部233で実施するモデル再構築処理フローの例である。新たな統合モデル1008と付帯情報303を入力とする。モデル再構築部233は、入力された付帯情報303に該当するノードを新たな統合モデル1008から検索する処理1201を実行し、該当するノードと、ノードに接続されたエッジをモデルとして抽出する。検索、抽出する方法は単にノードを検索する方法に限らず、因果関係モデルの特徴を活用した方法として、積分計算を実施することにより、不要なノードを一括して削除する処理を実行しても良い。モデル再構築部233は、抽出したモデルを再構築モデル1203として出力する。
図13は、再構築モデル表示部223が表示するモデル再構築画面の例である。モデル再構築画面1300は、統合モデル表示部1311と、付帯情報入力部1312と、再構築モデル表示部1313から主に構成される。再構築モデル表示部223は、ユーザからモデルを呼び出すボタン1315が押下されると、統合モデル記憶部246に記憶されている統合モデルを呼び出して統合モデル表示部1311に表示する。また、再構築モデル表示部223が表示する付帯情報入力部1312において、ユーザにより付帯情報が入力され、チェックボックスにチェックされた後、設定するボタン1314が押下されると、モデル再構築部233が検索対象となる付帯情報を設定する。付帯情報が設定された状態で、モデルを再構築するボタン1316が押下されると、モデル再構築部233の処理が実行され、再構築モデル表示部223は、再構築モデル表示部1313に、設定された付帯情報を含むモデルを再構築モデルとして表示する。
このとき、ユーザは、再構築モデル表示部223が表示した再構築モデルを確認し、例えば、表示した再構築モデルの付帯情報の機種を他の異なる機種にリプレースした場合の再構築モデルを確認することもできる。上記付帯情報入力部1312において他の異なる機種を入力してチェックボックスにチェックしてモデルを再構築するボタン1316が押下されると、再びモデル再構築部233の処理が実行され、再構築モデル表示部223は、入力され他の異なる機種を適用した再構築モデルを表示する。モデルを保存するボタン1317が押下されることで、モデル再構築部233は再構築モデルを再構築モデル記憶部247に記憶する。は、上記で説明した、部分モデル記憶部245に記憶されている部分モデル、統合モデル記憶部246に記憶されている統合モデル、再構築モデル記憶部247に記憶されている再構築モデルの定義例はいずれも因果関係モデルに対して付帯情報を追加したモデルであり、その定義例は、図7に示す通りである。
次に図14から図17を用いて、推奨制御計算部234における推奨制御計算処理について説明する。
図14は、推奨制御計算部234で実施する推奨制御計算処理フローの例である。再構築モデル1203と、KPIデータ301を入力とする。推奨制御計算部234は、まず、制御情報の探索処理1401を実行して、再構築モデル1203における、KPIデータ301を探索してKPIの一覧を抽出する。推奨制御計算部234は、抽出されたKPIに対して、制御改善の推定処理1402を実行する。推奨制御計算部234は、制御改善の推定処理1402において、再構築モデル1203を構成する各ノードの確率配列を用いることで、抽出された再構築モデル1203のKPIを改善するための推奨制御を推定する。図15に示した確率配列の例を用いて推定方法を説明する。
図15は、制御情報を加工速度、KPIを生産性として、因果関係を計算したときの確率配列の例である。推奨制御計算部234は、例えば、図15において生産性が1.1以上となる期待値を列ごとに計算して、最も期待値の高い加工速度を推奨制御として計算する。推奨制御計算部234は、図15において生産性が1.1以上となる条件を満たす太枠内に示す値の中から最も期待値の高い加工速度を選択した推定制御の計算結果を、推奨制御データ1403として出力する。なお、例えば、制御情報である加工速度と作業時間との関係から推奨制御を算出することもできる。
図16に、推奨制御データ記憶部244に記憶されている推奨制御データの定義例を示す。1列目から順に項目名、推奨制御のデータを保持している。図16では、推奨制御計算部234により選択された最も期待値の高い加工速度が1.5であることがわかる。制御改善の推定処理1402においては、確率配列を利用した方法に限定するものではない。例えば、再構築モデルにおいて、制御情報とKPIの因果関係を抽出した後、制御を変更したシミュレーションを実施することにより、KPIを改善する制御情報を探索することにより、推奨制御を抽出する手法をとってもよい。
図17は、推奨制御表示部224により表示される推奨制御表示画面の例である。推奨制御表示画面1700は、再構築モデル表示部1711と、KPI一覧表示部1712と、KPI周辺情報表示部1713と、推奨作業案表示部1714から主に構成される。ユーザからモデルを呼び出すボタン1720が押下され、再構築モデルが選択されると、推奨制御表示部224は、再構築モデル表示部1711に再構築モデルを表示する。並行して、推奨制御表示部224は、KPI一覧表示部1712に再構築モデルを構成するノードを含むKPIテーブル1715を表示する。KPIテーブル1715に表示されたKPIのチェックボックスにチェックを入れた状態で、設定するボタン1716が押下されると、推奨制御表示部224は、KPI周辺情報表示部1713にチェックされたKPIと因果関係のあるノードを含む制御テーブル1717を表示する。制御テーブル1717に表示された項目にチェックが入れられると、推奨制御表示部224は、推奨作業案表示部1714に、チェックされたノードについての推奨制御案テーブル1718を表示する。
図18は、モデル詳細情報表示部225が表示する因果関係モデルの詳細表示画面の例である。因果関係モデルの詳細表示画面1800は、因果関係モデル表示部1811と、詳細情報表示部1812から主に構成される。ユーザからモデルを呼び出すボタン1813が押下され、表示するモデルが選択されると、モデル詳細情報表示部225は、因果関係モデル表示部1811に選択したモデルを表示する。並行して、モデル詳細情報表示部225は、詳細情報表示部1812に選択したモデルの詳細情報を表示する。
次にシステムの活用事例とその効果について説明する。
図19に本システムのデータ格納について一例を示す。まず、本システムのモデル構築部231は、工場や製造現場などのエッジ1901の層において、4Mデータ、KPIデータを抽出する。また、モデル構築部231は、抽出した4Mデータ、KPIデータから付帯情報を追加した因果関係モデルを部分モデルとして構築し、データマート1902の層へ格納する。モデル統合部232は、モデル構築部231が構築した部分モデルをクラウド1903の層に統合モデルへ追加して、統合モデルを更新する。モデル再構築部233は、クラウド1903の層にある統合モデルを工場B向けに再構築し、データマート1904に格納する。モデル再構築部233は、格納した再構築モデルをエッジ1905の層にある工場Bに適用する。図19に記載の格納する層は一例であり、このような格納方法に限定されるものではない。
図20に本システム活用方法の一例を示す。図20では、図19に示したエッジ1901の層に設けられた複数ある既存工場2001の各工場で出力された4Mデータ、KPIデータを含む製造実績から、図19に示したデータマート1902の層に設けられたデータセンタで部分モデル2002が構築される。各工場に対応して設けられたデータセンタで構築された部分モデル2002は、図19に示したクラウド1903の層に設けられたクラウドシステムにおいて統合モデル2003に統合され、共通の技術情報として共有、活用することが可能である。付帯情報を用いることにより、上記データマート1902の層に設けられた新工場2005に対応するデータセンタで統合モデル2003から新工場2005に対して適用可能な再構築モデル2004を構築することができる。さらに、新工場2005で出力された4Mデータ、KPIデータを含む製造実績から、上記データマート1902の層に設けられた新工場に対応するデータセンタで部分モデル2002が構築され、既存工場2001の場合と同様に、上記クラウド1903の層に設けられたクラウドシステムにおいて統合モデル2003に統合され、新たな共通の技術情報として共有、活用される。そして、複数の既存工場2001の各工場または/および新工場2005に対応する部分モデル2002が上記のように統合モデル2003に繰り返し統合され、システム自体が統合モデル2003を学習してゆく。このような活用方法により、工場内だけでなく、新工場で蓄積した技術知識を共有することで、新工場の立ち上げ期間短縮や、生産性の向上、コスト低減などのKPI改善に貢献することができる。また、新規の工場における製造実績から新たに部分モデル2002を構築し、統合モデル2003に統合することにより、技術知識を蓄積していく。
図20においては、新工場2005に再構築モデル2004を適用しているが、新工場2005に限定するものではなく、再構築モデル2004は既存工場2001のいずれか複数の既存工場2001に対して構築、適用しても良い。また、図20に示す3つの既存工場2001のそれぞれに対応する部分モデル2002は、例えば、図19に示したデータマート1902の層を構成する1つのデータセンタで構築されても良いし、各工場に対応するそれぞれのデータセンタで構築されても良い。さらには、新工場2005に対応する部分モデル2002や再構築モデル2004を含めて上記1つのデータセンタで構築されても良いし、新工場に対応するデータセンタで構築されても良い。
図21A、21Bは、本実施例における付帯情報を追加して、統合モデルを保持することによる効果の一例である。図21Aの(a)において、加工装置:機種Aa2101の製造実績から部分モデル構築2102の処理を実行し、付帯情報の無い因果関係モデルを加工装置の部分モデル2103として構築する。この部分モデル2103を実際に加工装置に適用することを考える。付帯情報が無い場合、加工装置:機種Aa2104には機種とモデルが一致した状態で適用できるが、加工装置:機種Bb2105に適用しようとすると、機種とモデルが不一致であり、センサ情報などが異なると、モデルを適用することが出来ない。
一方、図21Bの(b)では、加工装置:機種Aa2101、加工装置:機種Bb2105から部分モデルを構築するが、いずれも付帯情報のある因果関係モデルを構築する。これらのモデルをモデル統合処理2107により、統合モデル2108として保持する。統合モデル2108からモデル再構築処理2109により加工装置:機種Aaの再構築モデル2110を再構築して、加工装置:機種Aa2101に適用し、加工装置:機種Bbの再構築モデル2111を再構築して、加工装置:機種Bb2105に適用することで、いずれの装置においても機種とモデルが一致して、モデルを適用することが可能となる。
次に、ユーザに対してKPI改善する推奨制御を提供する事例について図22から図27を用いて説明する。図22は、図2における技術情報共有システムに対して、システムのユーザがその目的に応じて必要なモデルを組み替えて利用する事例において、システムから推奨された制御を実行する時に発生する費用を計算する機能を追加した例である。表示部220に対して、ユーザの目的に応じてモデル組み替え操作を行うモデル組替表示部2201、推奨制御に対する課金情報を表示する課金情報表示部2202を追加し、制御部230に対して推奨制御に対する課金額を計算する課金計算部2203を追加し、記憶部240に対して課金データ記憶部2204を追加したシステムである。
モデル組替表示部2201について、図23を用いて説明する。図23は、モデル組替表示部2201が表示するモデル組替画面の例である。モデル組替画面2300は、再構築モデル表示部2301、組替後モデル表示部2302、付帯情報、4M設定表示部2303から主に構成される。ユーザからモデルを呼び出すボタン2305が押下され、再構築モデルが選択されると、モデル組替表示部2201は、再構築モデル表示部2301に再構築モデルを表示する。付帯情報、4M設定表示部2303において、付帯情報と、4Mの中で必要なデータが入力され、チェックボックスにチェックを入れて設定するボタン2304が押下されると、モデル再構築部223は、設定したデータだけを用いた組替後のモデルを構築し、モデル組替表示部2201が組み替え後のモデルを組替後モデル表示部2302に表示する。組替後モデル表示部2302にモデルが表示された状態でモデルを保存するボタン2306が押下されると、モデル再構築部223は、組替後モデル表示部2302に表示されたモデルを再構築モデルとして再構築モデル記憶部247に記憶する。
課金計算部2203について、図24から図26を用いて説明する。図24は、課金計算フローの例である。再構築モデル1204、推奨制御データ1403、課金データ2401を入力とする。課金計算部2203は、まず、効果の推定処理2402で、再構築モデル1203、推奨制御データ1403から、図14の推奨制御推定において活用した図15の確率配列を用いて、推奨制御設定時のKPIへの効果を推定する。課金計算部2203は、課金額の計算処理2403において、推定された効果と課金データ2401を用いて本システムのユーザへの課金額2404を計算し、出力する。
図25は、課金データ記憶部2004に記憶される課金データの定義例である。1列目から順に項目、効果、課金額を定義したデータを保持している。図25では、本システムにより効果が0.1向上すると、その効果に応じて、1.0M円ユーザに課金されることがわかる。課金データはユーザによってあらかじめ設定される。
図26は、推奨制御表示部224が表示する推奨制御表示画面に課金計算2601が追加された画面の例である。まず、図17における操作と同様に推奨作業テーブル1718が表示された後、設定するボタン1719が押下され、課金を計算するボタン2601が押下されると、課金計算部2203は、図24に示された課金額の計算フローに沿って、課金の計算を開始する。
図27は、課金情報表示部2202が表示する課金情報表示画面の例である。課金情報表示画面2700は、提供元・提供先表示部2701と、付帯情報、4Mデータの確認表示部2702と、効果推定表示部2703と、サマリ表示部2704から主に構成される。課金情報表示部2202は、提供元・提供先表示部2701に表示される参照するボタン2705が押下されて選択することで、提供元・提供先を設定できる。提供元・提供先は、課金情報表示部2202が、あらかじめ記憶部240や本システムに接続された外部のシステムやコンピュータに記憶されている組織情報を読み出すなどして設定すればよい。また、課金情報表示部2202は、付帯情報、4Mデータの確認表示部2702に、図23で付帯情報、4M設定表示部2303から設定されたデータを表示する。図23で設定されていない場合は、再構築モデルに含まれている付帯情報、4Mデータが表示される。また、課金情報表示部2202は、効果推定表示部2703に、図24の処理で計算された推定効果を表示する。また、課金情報表示部2202は、サマリ表示部2704に、設定された提供元・提供先と、推奨作業データの参照ボタン2706と課金額を表示する。参照ボタン2706が押下されると、推奨制御表示部224が図26の推奨制御表示画面を表示する。図27では、推定された効果にしたがって、A会社からB会社に対して3M円が課金されることがわかる。
このように、本実施例によれば、Man、Machine、Material、Methodデータからなる4Mデータと、KPIデータを用いて因果関係モデルを構築し、更に、構築した因果関係モデルに対して、装置や工場のデータを付帯情報として、因果関係モデルに追加して、新規のモデルを構築し、構築したモデルを統合して、共通の統合モデルとして保持し、統合モデルに蓄積した技術情報を活用する場合に追加した付帯情報を用いて統合モデルから工場の設備に応じたモデルを再構築して適用する。したがって、付帯情報を考慮した因果関係に基づいて構築したモデルを統合した共通のモデルの構築が可能となる。したがって、既存装置で培った技術情報を共通の知識として、共有・展開することにより、生産性の向上に貢献する。また、新規の工程、工場にも技術知識を展開することにより、立ち上げ期間を短縮することが可能となる。
従来から、熟練技術やノウハウに依存しないプロセス・検査計測の構築が求められていたが、本システムにより、高品質な製品を提供するレシピベースモノづくりの取組みを加速させることが可能となる。また、例えば、従来の因果関係モデルでは装置の機種(type)が異なるとモデルの構造が変わってしまい、差異ごとに個別のモデルを保持した場合、共通の構造が重複して保持すべきデータ量が膨大になってしまうところ、本システムによれば、個別にモデルを保持することなく、装置や工程ごとの技術情報を共有することが可能となる。
以上、実施の形態に基づき具体的に説明したが、取り扱うデータは、装置に関する情報に限られず、例えば、作業時間等の人由来の情報や、製品を構成する素材情報等の情報も含まれる。また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
200・・・技術情報共有システム
210・・・入出力部
220・・・表示部
221・・・因果関係モデル表示部
222・・・統合モデル表示部
223・・・再構築モデル表示部
224・・・推奨制御表示部
225・・・モデル詳細情報表示部
230・・・制御部
231・・・モデル構築部
232・・・モデル統合部
233・・・モデル再構築部
234・・・推奨制御計算部
240・・・記憶部
241・・・KPIデータ記憶部
242・・・4Mデータ記憶部
243・・・付帯情報記憶部
244・・・推奨制御データ記憶部
245・・・部分モデル記憶部
246・・・統合モデル記憶部
247・・・再構築モデル記憶部

Claims (10)

  1. 製造品質を管理する指標を示す品質指標データと製造業績の指標を示す業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、因果関係モデルの構造を変えうる生産リソースを識別するための付帯情報を追加した部分モデルを構築するモデル構築部と、
    前記部分モデルに追加された前記付帯情報に基づいて、前記部分モデルを統合した統合モデルを構築するモデル統合部と、
    を備えることを特徴とする技術情報共有システム。
  2. 入力された付帯情報を含むモデルを前記統合モデルから抽出し、抽出した前記モデルを再構築モデルとして構築するモデル再構築部、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の技術情報共有システム。
  3. 前記再構築モデルにおける前記業績評価指標データと、前記再構築モデルを構成するノードの確率配列とに基づいて、抽出された前記再構築モデルの業績評価指標を改善するための推奨制御を推定した推奨制御データを出力する推奨制御計算部、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の技術情報共有システム。
  4. 前記モデル構築部は、前記部分モデルを構成するノードのうち、因果関係がないノード間の前記確率配列について、当該確率配列を構成する各ノードが取りうる値に依存しないように定義する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の技術情報共有システム。
  5. 前記再構築モデルと、前記推奨制御データとに基づいて、推奨制御設定時の業績評価指標への効果を推定し、推定された効果と、前記効果に応じて定められた課金額が定義された課金データとに基づいて、前記効果による課金額を計算する課金計算部、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の技術情報共有システム。
  6. データマート層とクラウド層とを有して構成される技術情報共有システムであって、
    前記データマート層は、
    生産リソースから出力された製造品質を管理する指標を示す品質指標データと製造業績の指標を示す業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、因果関係モデルの構造を変えうる生産リソースを識別するための前記生産リソースを識別するための付帯情報を追加した部分モデルを構築するモデル構築部と、入力された付帯情報を含むモデルを統合モデルから抽出し、抽出した前記モデルを再構築モデルとして構築するモデル再構築部と、を有し、
    前記クラウド層は、
    前記部分モデルに追加された前記付帯情報に基づいて、前記部分モデルを統合した前記統合モデルを構築するモデル統合部を有する、
    ことを特徴とする技術情報共有システム。
  7. 前記生産リソースを有したエッジ層を備え、
    前記データマート層の前記モデル構築部は、前記エッジ層から出力された前記品質指標データと前記業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、前記部分モデルを構築する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の技術情報共有システム。
  8. 前記エッジ層は、
    前記生産リソースとして既存工場および新工場から構成され、前記既存工場および前記新工場のそれぞれは、前記品質指標データと前記業績評価指標データとを出力し、
    前記データマート層は、前記既存工場および前記新工場のそれぞれに対応して設けられ、
    前記既存工場に対応する前記データマート層は、前記既存工場の前記モデル構築部が、前記既存工場から出力された前記品質指標データと前記業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、前記因果関係モデルの構造を変える前記既存工場を識別するための付帯情報を追加した既存工場部分モデルを構築し、
    前記新工場に対応する前記データマート層は、前記新工場の前記モデル構築部が、前記新工場から出力された前記品質指標データと前記業績評価指標データとに基づいて構築した因果関係モデルに対して、前記因果関係モデルの構造を変える前記新工場を識別するための付帯情報を追加した新工場部分モデルを構築し、前記新工場の前記モデル再構築部が、入力された付帯情報を含むモデルを前記統合モデルから抽出し、抽出した前記モデルを再構築モデルとして構築し、
    前記クラウド層は、
    前記モデル統合部が、前記既存工場部分モデルに追加された前記付帯情報または/および前記新工場部分モデルに追加された前記付帯情報に基づいて、前記統合モデルを構築する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の技術情報共有システム。
  9. 製造品質を管理する指標を示す品質指標データと製造業績の指標を示す業績評価指標データとに基づいて因果関係モデルを構築し、
    構築された前記因果関係モデルに対して、因果関係モデルの構造を変えうる生産リソースを識別するための付帯情報を追加した部分モデルを構築し、
    前記部分モデルに追加された前記付帯情報に基づいて、前記部分モデルを統合した統合モデルを構築する、
    ことを特徴とする技術情報共有方法。
  10. 入力された付帯情報を含むモデルを前記統合モデルから抽出し、
    抽出した前記モデルを再構築モデルとして構築する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の技術情報共有方法。
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