JP2019066012A - テンショナ - Google Patents

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有哉 川崎
Yuya Kawasaki
有哉 川崎
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Abstract

【課題】簡単な構成で、オイルによるダンピング効果を活用でき、プランジャに偏心荷重が加わっても位置ずれせず、安定してシューにタイミングチェーンを引きつけ摺動できるテンショナを提供すること。【解決手段】プランジャ120と、プランジャ収容穴111を有したハウジング110と、プランジャ120を付勢する付勢手段124と、圧油室115と、チェックバルブ114とを有するテンショナ100であって、プランジャ120は、本体部121と、本体部121から延び、本体部121より小径のロッド部122とを有し、プランジャ収容穴111は、本体部121を摺動可能且つ収容可能に構成され、プランジャ収容穴111の底部には、ロッド部122が摺動可能に挿通される引込み孔112が設けられ、ロッド部122の先端側には、引きつけガイド130が接続可能に構成されていること。【選択図】図1

Description

本発明は、走行するチェーンやベルト等に適正張力を付与するテンショナに関する。
従来、チェーン等の張力を適正に保持するためにテンショナを用いることが慣用されており、例えば、エンジンルーム内のクランク軸とカム軸の夫々に設けたスプロケット間に無端懸回した伝動チェーンをテンショナレバーによって摺動案内を行うチェーンガイド機構において、チェーン等の張力を適正に保持するために、テンショナによってテンショナレバーを付勢するものが公知である。
例えば、特許文献1で公知のテンショナは、互いにネジ係合された回転可能且つ進退不可能な第1のシャフト部材9と回転不可能且つ進退可能な第2のシャフト部材とで構成されたプランジャ(第1のシャフト部材9、第2のシャフト部材10)と、プランジャ(第1のシャフト部材9、第2のシャフト部材10)を収容可能なハウジング(ケース12)と、ハウジング(ケース12)内で第1のシャフト部材9に回転力を与える付勢手段(捩りばね11)とを有し、第2のシャフト部材10の先端部にはチェーンガイド5に接続された引きつけガイド(連結プレート8)が係合されている。
このテンショナは、付勢手段(捩りばね11)によって第1のシャフト部材9に回転力を与えて、回転不可能な第2のシャフト部材10と第1のシャフト部材9とが互いに係合しているネジを閉めることで、第2のシャフト部材10をハウジング(ケース12)内へ引き込み、第2のシャフト部材10に係合された引きつけガイド(連結プレート8)をハウジング(ケース12)側に引き込む付勢力と、タイミングチェーン4の張力によってハウジング(ケース12)と反対側へ引きつけガイド(連結プレート8)を揺動する揺動力とが釣り合う位置から、タイミングチェーン4の張力の増減を相殺するようにテンショナが移動し、タイミングチェーン4に一定の張力を付与しているものである。
また、特許文献2で公知のタイミングチェーンガイドのテンショナ用油圧アジャスタは、プランジャ(押進体54)と、オイル噴出口86を有したプランジャ(押進体54)を収容可能なハウジング(アジャスタ本体44)と、ハウジング(アジャスタ本体44)内でプランジャ(押進体54)をハウジング(アジャスタ本体44)内から出没可能に付勢する付勢手段(スプリング52)と、プランジャ(押進体54)およびハウジング(アジャスタ本体44)の間に形成された圧油室(オイル室48、押進体収容孔50)とを有し、プランジャ(押進体54)の先端部にはチェーンガイド(タイミングチェーンテンショナ32)に接続された引きつけガイド(連絡部材60、当接体62)が当接している。
このテンショナ用油圧アジャスタは、ハウジング(アジャスタ本体44)内の圧油室(オイル室48)を通るオイルの圧力によってプランジャ(押進体54)をハウジング(アジャスタ本体44)内から押し出す方向へ付勢力を与えることで、引きつけガイド(連絡部材60、当接体62)を介してチェーンガイド(タイミングチェーンテンショナ32)に押進力を作用させ、タイミングチェーン24に所定の張力を付与するとともに、オイル噴出口86から噴射されたオイルをタイミングチェーン24に直接的に供給するものである。
また、特許文献3で公知のチェンテンショナーは、プランジャ(ロッド8)と、ハウジング(軸筒9)と、付勢手段(バネ10)とを有し、プランジャ(ロッド8)は、ハウジング(軸筒9)に挿入されるとともに、付勢手段(バネ10)でハウジング(軸筒9)から抜ける方向へ付勢してあり、付勢手段(バネ10)の付勢方向と反対側のプランジャ(ロッド8)の先端には、引きつけガイド(バネ板12)が接続されている。
このチェンテンショナーは、く字状に曲げて撓み代が設けてある引きつけガイド(バネ板12)の先端をチェンテンショナー6のピン13に掛止めてあり、付勢手段(バネ10)の付勢力によってプランジャ(ロッド8)を引くことで、引きつけガイドを通じてチェンテンショナー6を引き、チェン5を適正に張った状態に保つものである。
特開2000−193051 特開2002−115750 実開昭61−038356
ところが、上記特許文献等で公知のテンショナにおいては、改善の余地があった。
すなわち、上記特許文献1および特許文献3で公知のテンショナでは、ハウジング内にオイルを貯留しておらず、上記特許文献2で公知のテンショナでは、オイルを使用してはいるものの、オイルを加圧してプランジャをハウジングから押し出す方向へ付勢力を与えた後は、オイルをタイミングチェーン側へ向けて噴射させており、いずれもオイルのダンピング効果によるプランジャの往復動の抑制は考慮されていないため、使用時にプランジャの往復動を減衰できず、安定してシューをタイミングチェーンへ引きつけることができない虞があった。
また、上記特許文献2で公知のテンショナは、前後に移動可能なプランジャとハウジングとが接触する面が1面のみであるため、プランジャのハウジング外への出没量と引きつけガイドでシューを引く際に発生するプランジャにかかる偏心荷重の大きさや向きによっては、プランジャがハウジング内でズレやすくなり、十分に引きつけガイドを引くことが難しくなる虞があった。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡単な構成で、オイルによるダンピング効果を効果的に活用できるとともに、プランジャに偏心荷重が加わっても変形や位置ずれをせず、安定してシューにタイミングチェーンを引きつけ摺動できるテンショナを提供することを目的とするものである。
本発明のテンショナは、プランジャと、前記プランジャを収容可能なプランジャ収容穴を有したハウジングと、前記プランジャを前記プランジャ収容穴の開放側へ付勢する付勢手段と、前記プランジャおよび前記ハウジングの間に形成された圧油室と、前記圧油室へのオイルの流入を許容するとともに前記圧油室からのオイルの流出を防止するチェックバルブとを有するテンショナであって、前記プランジャは、本体部と、前記本体部から延び、前記本体部より小径のロッド部とを有し、前記プランジャ収容穴は、前記本体部を摺動可能且つ収容可能に構成され、前記プランジャ収容穴の底部には、前記ロッド部が摺動可能に挿通される引込み孔が設けられ、前記ロッド部の先端側には、引きつけガイドが接続可能に構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
請求項1に係る発明のテンショナによれば、プランジャは、本体部と、本体部から延び、本体部より小径のロッド部とを有し、プランジャ収容穴は、本体部を摺動可能且つ収容可能に構成され、プランジャ収容穴の底部には、ロッド部が摺動可能に挿通される引込み孔が設けられ、引込み孔にロッド部を挿通するとともに、プランジャ収容穴に本体部を収容することで、プランジャおよびハウジングの間に圧油室が形成されるため、圧油室内をオイルで満たした状態でプランジャを動作した場合、本体部およびロッド部とハウジングとの摺動部分から僅かに漏れ出すオイルのダンピング効果によってプランジャの往復動を十分に減衰できる。
また、プランジャ収容孔に挿通されたロッド部をハウジング内に引き込むことで、ロッド部に接続された引きつけガイドを介してシューをタイミングチェーンに引きつけているため、テンショナ本体をチェーンラインの内側に配置することができ、テンショナを設置する空間を最小限に抑えることができるとともに、カム間のチェーンの伸びを内側へ引込み、プランジャの移動量に対する伸びの吸収率を改善することができる。
さらに、プランジャとハウジングとは、常に本体部の外側面とプランジャ収容穴の内側面と接触且つロッド部の外側面と引込み孔の内側面と接触しているため、プランジャが偏心荷重や往復方向以外の荷重を受けても、プランジャは、ハウジング内で位置ずれを起こすことがなく、安定して摺動できる。
請求項2に記載の構成によれば、本体部は、プランジャ収容穴内のみを摺動可能に構成されており、プランジャとハウジングとの接触面積が常に一定となるため、シューを引く際にプランジャとハウジングとの間で発生する摺動抵抗の急激な変化を抑制することができる。また、圧油室からのオイルの漏出量が一定となり、ダンピング効果の変化も抑制できる。
請求項3に記載の構成によれば、プランジャは、ロッド部の中心軸を回転中心として回転可能に構成されているとともに、ロッド部と引きつけガイドとは、ロッド部の中心軸を回転中心として互いに回転可能に接続されているため、プランジャが摺動中に回転力を受けても、プランジャは自由に回転し、受けた回転力を解消できるとともに、引きつけガイドは、プランジャが回転しても、常にシューにタイミングチェーンを引きつけ摺動する向きを、最適な状態に維持しながらシューを引きつけることができる。
請求項4に記載の構成によれば、ロッド部は、中実に形成されているため、曲げ方向に大きな荷重がかかっても、プランジャは曲がることなく確実に摺動し、引きつけガイドを介してシューを引くことができる。
請求項5に記載の構成によれば、引きつけガイドには、シューの側面を通りロッド部と引きつけガイドとを接続可能に構成された接続腕と、シューを支持するベース部とが設けられているため、ロッド部の先端をシューの中心に合わせても、引きつけガイドの接続腕をシューの側面に回り込ませ、確実にシューの中心を引くことができる。
請求項6に記載の構成によれば、接続腕は、エンジンブロックに摺接するようにシュー側へ延びているため、引きつけガイドがシューを引く際に大きな力を受けても、接続腕がエンジンブロック側に広がるように変形することはなく、引きつけガイドで確実にシューを安定して引くことができる。
請求項7に記載の構成によれば、引きつけガイドは、接続腕が通るシューの側面と反対側の側面を通り、ベース部と接続腕とを接続する固定腕が設けられているため、接続腕と固定腕とによって、引きつけガイドはシューの両側面から引っ張られることになり、より一層安定してシューを引くことができるとともに、引きつけガイドがシューを引きつける位置のずれを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るテンショナ100の斜視図。 本発明の一実施形態に係るテンショナ100の斜視断面図。 本発明の一実施形態に係るテンショナ100の正面断面図。 本発明の一実施形態に係るテンショナ100の、プランジャ120を最大まで引き込んだ状態を示す正面断面図。
以下に、本発明の一実施形態に係るテンショナ100について、図面に基づいて説明する。
テンショナ100は、走行するチェーンやベルト等に適正張力を付与するものであり、図1に示すように、ハウジング110と、プランジャ120と、シューSを引きつける引きつけガイド130とを有している。
ハウジング110には、図2に示すように、プランジャ120を収容可能なプランジャ収容穴111と、プランジャ収容穴111の底部を貫通する、プランジャ収容穴111よりも内径が小さい引込み孔112と、プランジャ収容穴111の内周面に連通する、オイル供給路113とが設けられている。
オイル供給路113の、プランジャ収容穴111とは反対側の端部は、チェックバルブ114を介して外部からオイルが流入可能に構成されている。
プランジャ120は、ロッド部122と、ロッド部122の一端に形成された本体部121とを有しており、ロッド部122は引込み孔112内を摺動可能に挿通され、本体部121は、プランジャ収容穴111内を摺動可能に挿通されている。
また、ロッド部122の先端部には、ロッド部122の外周面を一周する凹溝状に形成された連結用溝123が設けられている。
プランジャ収容穴111と本体部121とで囲まれた空間に、オイル供給路113からオイルが供給されて、圧油室115が形成される。
圧油室115内には、本体部121とプランジャ収容穴111の底面に両端が接するように配置され、本体部121をプランジャ収容穴111の底面から遠ざける方向に付勢する付勢バネ124が設けられている。
また、圧油室115内は、オイル供給路113から供給されるオイルで満たされ、ロッド部122と引込み孔112の間や、本体部121とプランジャ収容穴111の間といった微小な隙間からオイルが僅かながら漏れ出ることで往復動を減衰させるダンピング特性が得られ、流出したオイルは、チェックバルブ114を通してオイル供給路113から常に補充可能に構成されている。
ロッド部122の、連結用溝123には、引きつけガイド130が接続されている。
引きつけガイド130は、ベース部131と、ベース部131の側方から延びて連結用溝123に接続される接続腕132と、ベース部131の接続腕132が延びている側方とは反対側の側方から接続腕132の端部に接続可能な固定腕133とを有している。
連結用溝123と接続腕132とは、ロッド部122の長手方向の中心を回転中心として互いに回転可能に接続されている。
ベース部131は、シューSのチェーン走行側と反対側の面を支持しており、固定腕133は、ベース部131と接続腕132とを繋ぐように着脱可能に構成されているため、固定腕133を外すことで、無端状のチェーンをシューSの上に設置できる。
次に、テンショナ100がシューSを引きつける手順について、図3および図4を用いて説明する(往復動は誇張して図示した。)。
まず、通常の動作時は、図3に示すように、エンジンブロック(図示しない)の取り付け壁部(図示しない)に設けられたオイル供給手段から常にオイルが供給されており、オイルはチェックバルブ114を通り、オイル供給路113を通って圧油室115に流入し、常に圧油室115内はオイルで満たされた状態が維持される。
プランジャ120は付勢バネ124によってプランジャ収容穴111の開放側に付勢されているため、プランジャ120のロッド部122に接続された引きつけガイド130は、シューSをテンショナ100側へ引きつけるように付勢し、シューSに摺接するチェーンの張力が適正な位置で安定する。
このように、テンショナ100はシューSを引きつけるように付勢するため、テンショナ100をチェーンラインの内側に配置することができ、テンショナ100を設置する空間を最小限に抑えることができる。
また、引きつけガイド130は、接続腕132と固定腕133とによって、シューSの両側面を通り、ベース部131とロッド部122とを接続しているため、引きつけガイド130をシューSの中心部分に安定して接触させながら引きつけることができる。
さらに、引きつけガイド130の接続腕132を、エンジンブロック(図示しない)に摺接するような位置に設けることで、引きつけガイド130がシューSを引く際に大きな力を受けた場合でも、接続腕132がエンジンブロック(図示しない)側に広がるように変形することはなく、引きつけガイド130で確実にシューSを安定して引くことができる。
ここで、エンジン(図示しない)を始動させると、チェーンはシューS上を摺動し、プランジャ120は摺動するチェーンの張力変動によって往復動する。
このプランジャ120の往復動によって、プランジャ120がプランジャ収容穴111側へ引き込まれた後、反動で引きつけガイド130側へ進出する際、圧油室115の容積が小さくなるため、付勢バネ124の付勢力に加えて、オイルによるダンピング力がプランジャ120の往復動を抑制するように作用することで、プランジャ120が引きつけガイド130側へ進出する力を減ずるように力が働く。
これによって、付勢バネ124の付勢力を、エンジン始動時のチェーンのバタつきを防止するために大きくした場合においても、プランジャ120を必要以上に前後移動させることが回避され、必要以上の力でチェーンを引きつけてチェーンの張力を高くしてしまうことがなく、チェーンとシューSとの摺動面におけるフリクション性が向上し、騒音の増加や、エンジン(図示しない)の燃費の悪化を防止できる。
また、エンジン(図示しない)を動作させる度に、徐々にチェーンの全長が伸び、張力が低下するが、プランジャ120は常に付勢バネ124によって付勢されているため、引きつけガイド130でシューSをプランジャ収容穴111側へ引き込むことで、伸びたチェーンの張力を維持することができるとともに、カム間のチェーンの伸びをエンジンブロック(図示しない)の内側へ引込むことで、プランジャ120の移動量に対する伸びの吸収率を改善できる。
チェーン走行中には、チェーンやシューSの振動で、プランジャ120に偏心荷重を与えたり、往復方向以外の荷重を与えてしまうことがあるが、プランジャ120とハウジング110とは、常に本体部121の外側面とプランジャ収容穴111の内側面、ロッド部122の外側面と引込み孔112の内側面の二箇所で接触しているため、プランジャ120が偏心荷重や往復方向以外の荷重を受けても、プランジャ120は、ハウジング110内で位置ずれを起こすことがなく、安定して摺動することができる。
また、本実施形態では、チェーンが伸びて、プランジャ120がプランジャ収容穴111内に大きく引き込まれる状態でも、図4に示すように、本体部121はプランジャ収容穴111の外に出ることはない。
これによって、プランジャ120がハウジング110に対して接触している面積は常に一定となるため、引きつけガイド130でシューSを引く際に、プランジャ120とハウジング110との摺動部分で発生する摺動抵抗の急激な変化を抑制できるとともに、本体部121とプランジャ収容穴との摺動部およびロッド部122と引込み孔との摺動部から漏出する圧油室内のオイルの量が一定となり、ダンピング効果の変化も抑制できる。
プランジャ120が往復動する際、付勢バネ124との接触等で徐々にプランジャ120がロッド部122の長手方向の中心軸を回転中心として回転することがあるが、連結用溝123と接続腕132とは、ロッド部122の長手方向の中心軸を回転中心として互いに回転可能に接続されているため、プランジャ120が回転しても引きつけガイド130の向きは変わることなく、確実にシューSを適正な方向へ引きつけることができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
上述した実施形態では、チェックバルブはハウジングに設けられているものとして説明したが、チェックバルブの取り付け位置はこれに限定されず、例えば、プランジャの本体部に圧油室まで貫通するオイル供給路を設け、圧油室と反対側のオイル供給路の端部にチェックバルブを取り付けてもよい。
また、上述した実施形態では、圧油室内のオイルは、本体部とプランジャ収容穴との摺動部およびロッド部と引込み孔との摺動部から僅かに漏出するものとして説明したが、オイルの漏出箇所はこれに限定されず、例えば、プランジャとハウジングとの摺動部に、オイル漏出用の浅い誘導溝を設けてもよく、ハウジングに漏出室まで貫通するオイル流出用の微小な誘導孔を設けてもよい。
また、上述した実施形態では、圧油室内に付勢バネが設けられているものとして説明したが、付勢バネの取り付け位置はこれに限定されず、例えば、プランジャ収容穴の開放側に設け、付勢バネの収縮力でプランジャをプランジャ収容穴の開放側へ引っ張ってもよい。
また、上述した実施形態では、固定腕は、ベース部と接続腕とを繋ぐように着脱可能に構成されているものとして説明したが、固定腕の構成はこれに限定されず、例えば、固定腕がなくてもよく、接続腕を介さずに、ベース部とロッド部とを直接繋ぐように構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、連結用溝と接続腕とは、ロッド部の長手方向の中心を回転中心として互いに回転可能に接続されているものとして説明したが、連結用溝と接続腕との接続関係はこれに限定されず、例えば、連結用溝と接続腕とが互いに回転しないように接続されるとともに、ロッド部と本体部とが互いに回転可能に設けられていてもよい。
100 ・・・ テンショナ
110 ・・・ ハウジング
111 ・・・ プランジャ収容穴
112 ・・・ 引込み孔
113 ・・・ オイル供給路
114 ・・・ チェックバルブ
115 ・・・ 圧油室
120 ・・・ プランジャ
121 ・・・ 本体部
122 ・・・ ロッド部
123 ・・・ 連結用溝
124 ・・・ 付勢バネ
130 ・・・ 引きつけガイド
131 ・・・ ベース部
132 ・・・ 接続腕
133 ・・・ 固定腕
S ・・・ シュー

Claims (7)

  1. プランジャと、前記プランジャを収容可能なプランジャ収容穴を有したハウジングと、前記プランジャを前記プランジャ収容穴の開放側へ付勢する付勢手段と、前記プランジャおよび前記ハウジングの間に形成された圧油室と、前記圧油室へのオイルの流入を許容するとともに前記圧油室からのオイルの流出を防止するチェックバルブとを有するテンショナであって、
    前記プランジャは、本体部と、前記本体部から延び、前記本体部より小径のロッド部とを有し、
    前記プランジャ収容穴は、前記本体部を摺動可能且つ収容可能に構成され、
    前記プランジャ収容穴の底部には、前記ロッド部が摺動可能に挿通される引込み孔が設けられ、
    前記ロッド部の先端側には、引きつけガイドが接続可能に構成されていることを特徴とするテンショナ。
  2. 前記本体部は、前記プランジャ収容穴内のみを摺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記プランジャは、前記ロッド部の中心軸を回転中心として回転可能に構成されているとともに、前記ロッド部と前記引きつけガイドとは、前記ロッド部の中心軸を回転中心として互いに回転可能に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテンショナ。
  4. 前記ロッド部は、中実に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテンショナ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のテンショナと、チェーンを摺動案内するシューと、前記引きつけガイドとを有するチェーン張力付与機構であって、
    前記引きつけガイドには、前記シューの側面を通り前記ロッド部と前記引きつけガイドとを接続可能に構成された接続腕と、前記シューを支持するベース部とが設けられていることを特徴とするチェーン張力付与機構。
  6. 前記接続腕は、エンジンブロックに摺接するように前記シュー側に延びていることを特徴とする請求項5に記載のチェーン張力付与機構。
  7. 前記引きつけガイドには、前記接続腕が通る前記シューの側面と反対側の側面を通り、前記ベース部と前記接続腕とを、前記接続腕が通る前記シューの側面と反対側の側面で接続する固定腕が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のチェーン張力付与機構。
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