JP2019063468A - 前置レンズ装置及び眼科用顕微鏡 - Google Patents

前置レンズ装置及び眼科用顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも2種類の前置レンズを入れ替えることができ、執刀医、助手等の手が接触することなく、眼科用顕微鏡の視界にも入ることがないような、前置レンズ装置を提供する。【解決手段】被検眼11を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡2に用いる前置レンズ装置1において、複数の前置レンズ601,602,603を、観察光学系の光軸O−300方向に重ねて前記観察光学系の光路の近傍に配置し、前置レンズをそれぞれ独立に移動させて前記観察光学系の光路上に挿脱可能とする、前置レンズ支持機構7を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、被検眼を拡大して観察する眼科用顕微鏡、及び眼科用顕微鏡の対物レンズと被検眼の間に前置レンズを挿脱する前置レンズ装置に関する。
本発明は、特に、2つ以上の前置レンズを入れ替えることができる機構を備えた前置レンズ装置、及び当該前置レンズ装置を有する眼科用顕微鏡に関する。
眼科用顕微鏡は、レンズ等からなる観察光学系により患者の被検眼を拡大して観察することができる医療用又は検査用の機器である。
眼科用顕微鏡には、前眼部(例えば角膜、前嚢、強膜等)を観察する機能と、後眼部(例えば網膜)を観察する機能とを備えるものがある。この種の眼科用顕微鏡では、対物レンズと被検眼の間の観察光学系の光路上に前置レンズを挿脱して、前眼部観察と後眼部観察とを切り替えることができる。
前眼部観察に際しては図10(A)に示すように、観察光学系の対物レンズ13よりも被検眼11側にある焦点位置(前側焦点位置)U0に、被検眼11の前眼部が位置するように、対物レンズ13と被検眼11の間の距離H2を設定する。観察光学系の対物レンズ13からの焦点距離をF1とすると、H2=F1となる。
一方、後眼部観察に際しては図10(B)に示すように、対物レンズ13と被検眼11との間の距離H2´をより長く設定し、前側焦点位置U0と被検眼11との間に前置レンズ6を配置する。前置レンズ6は、観察光学系の光を平行光として被検眼の水晶体11bに導き、水晶体11bを介して網膜11aに焦点を結ぶように配置される。前置レンズ6の焦点距離をF2とすると、典型的には、H2´≒F1+2×F2である。
前置レンズを光路上に挿脱可能に支持する前置レンズ装置としては、各種方式のものが開発されている。
例えば、前置レンズを保持アームによって保持し、旋回軸を中心に保持アームを旋回させることにより、前置レンズを観察光学系の光路上に挿入し、また離脱させることができる前置レンズ装置が開発されている(特許文献1[0027]〜[0032])。保持アームには、さらにルーペ保持機構を設けることができ、ルーペを観察光学系の光路上に挿脱して、被検眼における焦点位置を調整することもできる(特許文献1[0071]〜[0077])。
また、眼科用顕微鏡の観察光学系の光軸に対して傾いた回転軸を中心に回転するレンズ受け部に、屈曲したレンズホルダを介して、2つの前置レンズを取り付けたリボルバ方式の前置レンズ装置が開発されている。この前置レンズ装置は、観察光学系の光路上で、2つの前置レンズを入れ替えることができる(特許文献2[0120])。
このように、従来の前置レンズ装置では、保持される前置レンズは通常1個、多くて2個であり、屈折力の異なる前置レンズを使用するためには、人手により前置レンズを取り替える必要があるものであった。
特開2003−062003号公報 特開2009−205156号公報
眼科用顕微鏡は、手術に用いる際には、少なくとも2種類の前置レンズを用いることが一般的である。従来、2種類の前置レンズは、助手等が手動により取り替えを行う必要があり煩雑であったため、簡易に前置レンズを入れ替えることができる前置レンズ装置の開発が望まれていた。
しかしながら、眼科用顕微鏡を手術に用いる際には、執刀医のみならず、助手等が共同で患者の被検眼の手術を行うため、被検眼の近くで作業する執刀医と助手等の手に接触することなく、かつ眼科用顕微鏡の観察視野内に入ることのないように、2種類の前置レンズを配置しなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、前記従来の状況に鑑み、少なくとも2種類の前置レンズを入れ替えることができ、執刀医、助手等の手が接触することなく、眼科用顕微鏡の視界にも入ることがないような、前置レンズ装置を開発することを目的とする。
前記課題を解決するため、本願の発明者らは鋭意研究した結果、少なくとも2つの前置レンズを、観察光学系の光軸方向に重ねて観察光学系の光路の近傍に配置し、前置レンズを移動させて観察光学系の光路上に挿脱可能とすることによって、前置レンズが、執刀医、助手等の手に接触することや、眼科用顕微鏡の視野に入ることを防ぐことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、前置レンズ装置に関する下記の第1の発明と、眼科用顕微鏡に関する下記の第2の発明を提供する。
(1) 第1の発明は、被検眼を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡に用いる前置レンズ装置において、
少なくとも2つの前置レンズを、前記観察光学系の光軸方向に重ねて前記観察光学系の光路の近傍に配置し、前記前置レンズをそれぞれ独立に移動させて前記観察光学系の光路上に挿脱可能とする、前置レンズ支持機構を有することを特徴とする前置レンズ装置に関する。
(2) 第1の発明の前置レンズ装置においては、前記前置レンズが、焦点距離の短いものほど被検眼側に配置されていることが好ましい。
(3) 前記(2)の前置レンズ装置においては、少なくとも2つの前記前置レンズについて、前記前置レンズの焦点距離の長さの違いの分だけ前記観察光学系の光軸方向の位置をずらして、前記前置レンズを配置することが好ましい。
(4) 第2の発明は、被検眼を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡において、前記いずれかの前置レンズ装置を有することを特徴とする眼科用顕微鏡に関する。
(5) 第2の発明の眼科用顕微鏡においては、前記観察光学系の光軸上に挿脱可能で、前記観察光学系の対物レンズよりも被検眼側にある焦点位置を調整するために使用する対物補助レンズを有することが好ましい。
(6) 前記(5)の眼科用顕微鏡においては、前記対物補助レンズが、マイナスのパワーを有するレンズであることが好ましい。
(7) 前記(5)又は(6)の眼科用顕微鏡においては、前記前置レンズの挿入又は離脱に連動して、前記対物補助レンズを挿入又は離脱する切り替え機構を有することが好ましい。
(8) 前記(5)〜(7)の眼科用顕微鏡においては、前記前置レンズの数がn個(n≧2)であるときに、少なくともn個の対物補助レンズを有することが好ましい。
本発明によれば、少なくとも2つの前置レンズを、観察光学系の光軸方向に重ねて観察光学系の光路の近傍に配置しているため、前置レンズの存在する空間を、光軸方向に長さのある小さな空間とすることができる。これにより、前置レンズが、執刀医と助手等の作業する手が接触してしまうことや、眼科用顕微鏡の観察視野内に入ってしまうことを効果的に抑制することが可能となる。
そして、本発明によれば、前置レンズをそれぞれ独立に移動させて観察光学系の光路上に挿脱可能としているので、2つ以上の前置レンズを入れ替え可能に配置することを可能とする。
本発明の第1の実施形態の前置レンズ装置及び眼科用顕微鏡を模式的に示す斜視図である。 前置レンズを挿脱して前眼部観察と後眼部観察を切り替えたときの、対物レンズと被検眼との距離の関係を示す模式図である。図2(A)は、前眼部観察を行う際の位置関係を示し、図2(B)は、後眼部観察を行う際の位置関係を示し、図2(C)は、対物補助レンズを使用して後眼部観察を行う際の位置関係を示す。 前置レンズの屈折力が異なる場合における、対物レンズと被検眼との距離の関係を示す模式図である。図3(A)は、屈折力がDの前置レンズを使用する場合の位置関係を示し、図3(B)は、屈折力がD´´の前置レンズを使用する場合の位置関係を示し、図3(C)は、屈折力がD´´の前置レンズと対物補助レンズを使用する場合の位置関係を示す。 本発明の第2の実施形態の眼科用顕微鏡において、前眼部を観察する際の光学系の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の第2の実施形態の眼科用顕微鏡において、前眼部を観察する際の光学系の構成を模式的に示す正面図である。 前眼部を観察する際の対物補助レンズの配置を模式的に示す斜視図である。図6(A)は、本発明の第2の実施形態の眼科用顕微鏡における対物補助レンズの配置を示し、図6(B)は、対物補助レンズを対物レンズの被検眼側とは反対側に設ける場合の配置を示す。 本発明の第2の実施形態の眼科用顕微鏡において、後眼部を観察する際の光学系の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の第2の実施形態の眼科用顕微鏡において、後眼部を観察する際の光学系の構成を模式的に示す正面図である。 後眼部を観察する際の対物補助レンズの配置を模式的に示す斜視図である。図9(A)は、本発明の第2の実施形態の眼科用顕微鏡における対物補助レンズの配置を示し、図9(B)は、対物補助レンズを対物レンズの被検眼側とは反対側に設ける場合の配置を示す。 前置レンズを挿脱して前眼部観察と後眼部観察を切り替えたときの、対物レンズと被検眼との距離の関係を示す模式図である。
1. 前置レンズ装置
本発明の前置レンズ装置は、被検眼を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡に用いる前置レンズ装置に関するものであり、
少なくとも2つの前置レンズを、前記観察光学系の光軸方向に重ねて前記観察光学系の光路の近傍に配置し、前記前置レンズをそれぞれ独立に移動させて前記観察光学系の光路上に挿脱可能とする、前置レンズ支持機構を有することを特徴とする。
本発明の前置レンズ装置は、少なくとも2つの前置レンズを、観察光学系の光軸方向に重ねて観察光学系の光路の近傍に配置しているため、前置レンズの存在する空間を、光軸方向に長さのある小さな空間とすることができる。これにより、前置レンズが、執刀医と助手等の作業する手が接触してしまうことや、眼科用顕微鏡の観察視野内に入ってしまうことを効果的に抑制することが可能となる。
そして、本発明の前置レンズ装置は、前置レンズをそれぞれ独立に移動させて観察光学系の光路上に挿脱可能としているので、2つ以上の前置レンズを入れ替え可能に配置することを可能とする。
さらに、本発明の前置レンズ装置は、前置レンズを観察光学系の光軸方向に重ねているため、前置レンズを観察光学系の光路上に挿入したときの対物レンズとの距離が、それぞれの前置レンズで異なるものとすることができる。したがって、前置レンズの焦点距離に応じて前置レンズを配置することも可能となる。
本発明において、「観察光学系の光路の近傍」とは、観察光学系の光軸に近く、前置レンズを配置しても眼科用顕微鏡による被検眼の観察を妨害しない位置をいう。
本発明において、前置レンズをそれぞれ独立に「移動」させるとは、前置レンズが移動して観察光学系の光路上に移動できる形態であればどのようなものであってもよく、例えば、前置レンズをスライドさせる機構により平行移動させることができる。
本発明の前置レンズ装置においては、前置レンズを重ねて配置するにあたり、焦点距離の短いものほど、被検眼側に配置することが好ましい。このような配置とすることにより、観察光学系の光路上に挿入される前置レンズを入れ替えた場合でも、前置レンズと被検眼の間の距離を前置レンズの焦点距離に近いものとすることができるため、前置レンズの位置調整を少なくすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態の1つの例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の前置レンズが3つの場合の前置レンズ装置及び眼科用顕微鏡を模式的に示す斜視図である。
図1に示されるように、前置レンズ装置1は、前置レンズ支持機構7と、前置レンズ支持機構7によって支持される前置レンズ601,602,603とを有している。
前置レンズ支持機構7は、それぞれの前置レンズを保持する前置レンズ保持板701,702,703と、それらの前置レンズ保持板をスライド可能に保持する支持躯体710とを有している。
図1に示されるように、前置レンズ601,602,603は、支持躯体710上で、観察光学系の光軸O−300の方向に重ねられている。これにより、前置レンズの存在する空間を、光軸方向に長さのある小さな空間とすることができ、被検眼の周囲に大きな作業空間を確保することができる。
そして、前置レンズ601,602,603は、観察光学系の光路の近傍に位置しており、前置レンズ保持板701,702,703を、手動又は図示しないアクチュエータによりスライドすることによって、観察光学系の光路上に、それぞれ独立に挿入・離脱させることができる。この例の場合、3つ以上の前置レンズを入れ替え可能に観察光学系の光路の周囲に配置することが可能となる。
図1は、前置レンズ603が観察光学系の光路上に挿入されている状態を示している。図1中、観察光学系の光路の中心を通る観察光学系の光軸O−300を点線で示す。観察光学系の光路は、前置レンズを透過して、被検眼11に入射する。
図1に示されるとおり、前置レンズ支持機構7は、支持アーム1002によって保持されている。支持アーム1002は、旋回軸1003を中心に回動可能に、支持ブラケット1004と連結している。このため、旋回レバー1005を手動で操作することにより、支持アーム1002を旋回させることができる。この旋回動作により、前置レンズ支持機構7を、観察光学系の光路上から退避させることができる。これにより、前置レンズを使用しない場合には、さらに広い作業空間を確保することができる。また、退避させた前置レンズ支持機構7を、旋回レバー1005による操作により、観察光学系の光路上に再度挿入することもできる。
支持ブラケット1004は、連結アーム1006を介して、前置レンズ位置調整装置1007と連結している。前置レンズ位置調整装置1007は、連結アーム1006を観察光学系の光軸方向に上下に駆動することにより、前置レンズの上下の位置を制御する。
前置レンズ装置1は、以上のように、前置レンズ支持機構7、前置レンズ601,602,603、支持アーム1002、旋回軸1003、支持ブラケット1004、旋回レバー1005、連結アーム1006、及び前置レンズ位置調整装置1007からなる。
前置レンズ装置1は、眼科用顕微鏡本体12に取り付けられている。前置レンズ装置1は、眼科用顕微鏡本体12に容易に着脱可能となるように、図示しないアタッチメント部を介して取り付けることもできる。
眼科用顕微鏡2は、眼科用顕微鏡本体12と前置レンズ装置1を含んで構成されている。
眼科用顕微鏡本体12には、観察光学系のレンズ等の光学素子を収納する鏡筒14があり、鏡筒14の最も被検眼11側には、対物レンズ13が設置されている。
前置レンズ位置調整装置1007は、観察光学系の光路上に挿入された前置レンズの焦点距離に応じて、前置レンズと対物レンズ13との間の距離を調整するために用いることができる。
前置レンズを観察光学系の光路上に挿入すると、被検眼の像が反転して逆像となるため、これを正像に戻すためのレンズユニットが、インバータ部15に設けられている。このインバータ部15に設けられるレンズユニットの光学系には、例えば、特公平7−48091号公報に開示のものを用いることができる。レンズユニットは、例えば、旋回レバー1005の操作による前置レンズ支持機構7の挿脱と連動して、切り替えレバー16を手動で操作することで鏡筒内の光路上に挿脱することができる。また、旋回レバー1005による前置レンズ支持体5の挿脱と連動して図示しないアクチュエータを作動させることにより自動的に鏡筒内の光路上にレンズユニットを挿脱することもできる。インバータ部におけるレンズユニットの挿脱による切り替えは、前置レンズ支持機構7の前置レンズ保持板701,702,703のスライドと連動して行うものであってもよい。
前置レンズ601は、屈折力が40Dの凸レンズであり、前置レンズ602は、屈折力が80Dの凸レンズであり、前置レンズ603は、屈折力が120Dの凸レンズである。
第1の実施形態の前置レンズ装置を使用すれば、例えば、屈折力が40Dである前置レンズ601を使用して、執刀医が眼科用顕微鏡2により被検眼内部を観察した場合に、ピントが合わず被検眼内部の像がぼやけてしまったときに、前置レンズを入れ替えることができる。執刀医は、図示しないフットスイッチを使用してアクチュエータを駆動させて、観察光学系の光路に挿入する前置レンズを、屈折力が80Dの前置レンズ602又は屈折力が120Dの前置レンズ603に入れ替えることができる。これにより、執刀医は、助手等の力を借りることなく簡便かつ速やかに前置レンズを入れ替えることができ、手術の作業性を向上させることができる。
前置レンズ支持機構7においては、前置レンズ601,602,603を保持する前置レンズ保持板701,702,703が、光軸方向に重ねられているため、前置レンズ601,602,603を観察光学系の光路上に挿入した場合に、対物レンズ13との距離がそれぞれ異なるものとすることができる。
各前置レンズは、それぞれ屈折力が異なり、その焦点距離も異なっている。焦点距離は屈折力(ディオプター)の逆数として求めることができ、例えば、屈折力が40Dの前置レンズの屈折力は、1/40=0.025mであり、屈折力が80Dの前置レンズの屈折力は、1/80=0.0125mであり、屈折力が大きくなるほど焦点距離が短くなる。
したがって、前置レンズの焦点距離に応じて、観察光学系の光路上に挿入された時における対物レンズとの距離が異なるように、各前置レンズを配置することも可能となる。
特に、少なくとも2つの前置レンズについて、前置レンズの焦点距離の長さの違いの分だけ観察光学系の光軸方向の位置をずらして、それぞれの前置レンズを配置することが好ましい。
第1の実施形態の前置レンズ装置においては、前置レンズ601,602,603のうち、前置レンズ601が最も屈折力が小さいことから焦点距離が最も長い。このため、前置レンズ601は、被検眼11との距離が前置レンズ601の焦点距離に近いものとなるように、最も対物レンズ13側に保持されている。一方、前置レンズ603は最も屈折力が大きいことから焦点距離が最も短い。このため、前置レンズ603は、被検眼11との距離が前置レンズ603の焦点距離に近いものとなるように、最も被検眼11側に保持されている。前置レンズ602は、前置レンズ601と前置レンズ603の間の位置に保持されている。
このため、前置レンズ保持板701,702,703をスライドさせて、前置レンズを入れ替えた場合でも、前置レンズと被検眼との距離は、前置レンズの焦点距離に近い状態を維持することができるため、前置レンズの位置調整は、微調整のみで済むこととなる。
前置レンズの位置の微調整は、前置レンズ位置調整装置1007によって行うことができる。
2. 眼科用顕微鏡
本発明の眼科用顕微鏡は、被検眼を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡であり、眼科用顕微鏡本体に加えて、前記1.に記載した前置レンズ装置を有することを特徴とする。
本発明において「眼科用顕微鏡」とは、被検眼を拡大して観察することを可能とする光学素子を含む観察光学系を有する医療用又は検査用の機器をいい、ヒト用のみならず動物用のものも含む。「眼科用顕微鏡」には、これらに限定されるわけではないが、例えば、眼底カメラ、スリットランプ、眼科手術用顕微鏡等が含まれる。
眼科用顕微鏡は、さらに照明光学系を有することが好ましく、照明光学系によって照明された被検眼から反射・散乱された戻り光を、観察光学系により拡大して観察することができる。照明光学系は、被検眼を照明するための光学素子を含んで構成されるものである。照明光学系には、さらに光源を含ませることができるが、自然光を被検眼に導くものであってもよい。
本発明における「観察光学系」は、左眼用観察光学系と右眼用観察光学系とに分けて構成することができ、左右の観察光学系により得られる像に視差を生じさせた場合には、双眼視により立体的に観察することも可能となる。
本発明における「観察光学系」は、接眼レンズ等を通じて観察者が直接被検眼を観察できるものであってもよく、また、撮像素子等により受光して画像化することにより観察できるものであってもよく、あるいは、両方の機能を備えるものであってもよい。
観察光学系の最も被検眼の側には、対物レンズが設けられている。そして、本発明の前置レンズ装置は、対物レンズと被検眼の間に、少なくとも2つの前置レンズを入れ替え可能に挿入・離脱することができる装置である。
眼科用顕微鏡本体と前置レンズ装置とは一体化していてもよく、また、眼科用顕微鏡本体に、アタッチメント部を介して、前置レンズ装置を容易に着脱可能とできるものであってもよい。
前記のとおり、眼科用顕微鏡は、対物レンズと被検眼の間の観察光学系の光路上に前置レンズを挿脱して、前眼部(例えば角膜、前嚢、強膜等)の観察と、後眼部(例えば網膜)の観察とを切り替えることができる。
図2は、前置レンズを挿脱して前眼部観察と後眼部観察を切り替えた時の、対物レンズと被検眼との距離の関係を示す模式図である。
前眼部観察に際しては、図2(A)に示すように、観察光学系の対物レンズ13よりも被検眼11側にある焦点位置(前側焦点位置)U0に、被検眼11の前眼部が位置するように、対物レンズ13と被検眼11の間の距離H2を設定する。観察光学系の対物レンズ13からの焦点距離をF1とすると、H2=F1となる。
一方、後眼部観察に際しては図2(B)に示すように、対物レンズ13と被検眼11との間の距離H2´をより長く設定し、前側焦点位置U0と被検眼11との間に前置レンズ6を配置する。前置レンズ6は、観察光学系の光を平行光として被検眼の水晶体11bに導き、水晶体11bを介して網膜11aに焦点を結ぶように配置される。前置レンズ6の焦点距離をF2とすると、典型的には、H2´≒F1+2×F2である。
図2(A)における対物レンズ13と被検眼11との距離H2と、図2(B)における対物レンズ13と被検眼11との距離H2´とを比較すれば明らかなように、前置レンズ6を挿入する場合には、対物レンズ13と被検眼11との距離を長くする必要があり、前置レンズの挿入・離脱を行うたびに、眼科用顕微鏡本体を光軸に沿って上下に移動させる必要がある。眼科用顕微鏡本体の上下の移動は、手動又は自動により行うこともできるが、前置レンズの挿入・離脱を行うために移動を行うことは煩雑である。
そこで、前眼部観察を行う際には、図2(C)に示すように、前置レンズを光路から離脱させるとともに、凹レンズからなる対物補助レンズ17を光路上に挿入することにより、焦点距離を長くしてH2´に一致させる。そして、後眼部観察を行う際には、図2(B)に示されるように、対物補助レンズ17を光路から離脱させるとともに、前置レンズ6を光路上に挿入する。このように対物補助レンズ17を用いることで、前眼部観察と後眼部観察のいずれを行う場合でも対物レンズ13と被検眼11との間の距離はH2´となり、眼科用顕微鏡本体を上下に移動させる必要がなくなる。
したがって、本発明の眼科用顕微鏡においては、観察光学系の対物レンズよりも被検眼側にある焦点位置を調整するために使用する対物補助レンズを有することが好ましい。
ここで、対物補助レンズは、焦点距離を長くすることができるマイナスのパワーを有するレンズであることが好ましい。マイナスのパワーを有するレンズは、通常、凹レンズとも呼ばれるレンズである。
また、本発明の眼科用顕微鏡においては、前置レンズの挿入又は離脱に連動して、対物補助レンズを自動的に挿入又は離脱させることができる切り替え機構を有することが好ましい。
図3は、前置レンズの屈折力が異なる場合における、対物レンズと被検眼との距離の関係を示す模式図である。
図3(A)は、後眼部観察にあたり、前置レンズ6を光路上に挿入した状態を示す図であり、図2(B)と同じ位置関係となっている。図3(A)では、対物レンズ13と前置レンズ6との間の距離をH1´で示している。また、前置レンズ6の屈折力はDである。
一方、図3(B)は、同じ後眼部観察において、前置レンズ6を、屈折力のより大きな前置レンズ6´´に入れ替えた状態を示している。前置レンズ6´´の屈折力はD´´である。
前置レンズ6,6´´の焦点距離は、レンズの屈折力の逆数から求めることができる長さであるから、図3(A)における前置レンズ6の焦点距離F2よりも、図3(B)における前置レンズ6´´の焦点距離F2´´の方が短くなる。図3(A)と図3(B)を比較すれば明らかなように、対物レンズ13と前置レンズ6,6´´の間の距離H1´,H1´´は、焦点距離の短い(屈折力の大きい)前置レンズ6´´を用いた図3(B)の場合の方が、図3(A)の場合よりも短くする必要がある。また、対物レンズ13と被検眼11の間の距離H2´,H2´´も、焦点距離の短い(屈折力の大きい)前置レンズ6´´を用いた図3(B)の場合の方が、図3(A)の場合よりも短くする必要がある。
したがって、前置レンズを入れ替えた場合には、対物レンズと前置レンズの間の距離を調整する必要があるのと同時に、眼科用顕微鏡本体を上下に移動させて、対物レンズと被検眼の間の距離も調整する必要がある。
そこで、前置レンズを入れ替えた場合には、図3(C)に示すように、凹レンズからなる対物補助レンズ17を光路上に挿入することにより、焦点距離を長くして、F1´´´=H2´−2×F2´´となるようにする。そうすると、対物レンズ13と被検眼11との距離は、H2´と一致することとなる。これにより、前置レンズを入れ替えた場合でも、対物レンズ13と被検眼11との間の距離はH2´のままでよいこととなり、顕微鏡本体を上下に移動させる必要がなくなる。
ただし、対物レンズ13と前置レンズの間の距離は、前置レンズ6を用いる場合にはH1´とし、前置レンズ6´´を用いた場合にはH1´´´となるように調整する必要がある。
ここで、前記1.にも記載したとおり、少なくとも2つの前置レンズを、焦点距離の短いものほど被検眼側に配置することにより、前置レンズの入れ替えに伴う前置レンズの位置の調整も不要とすることが可能である。
さらに、前置レンズを、屈折力のさらに大きな第3の前置レンズに入れ替えた場合には、それに対応した第3の対物補助レンズを用いることにより、対物レンズと被検眼との距離を一定にすることができる。
したがって、本発明の眼科用顕微鏡においては、少なくとも2つの前置レンズを入れ替えて使用するにあたり、焦点距離の調整を行うための対物補助レンズを少なくとも2つ有することが好ましい。すなわち、前置レンズをn個(n≧2)有する場合には、n個以上の対物補助レンズを有することが好ましい。
そして、前置レンズ装置においては、前置レンズの焦点距離の長さの違いの分だけ、観察光学系の光軸方向の位置をずらして、各前置レンズを配置することが好ましい。
以下、前置レンズ装置と対物補助レンズを使用する本発明の眼科用顕微鏡の実施形態の1つの例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第2の実施形態>
図4〜9は、本発明の第2の実施形態を模式的に示す図面である。
図4は、眼科用顕微鏡2の側面模式図であり、図5は同じく正面模式図であり、それぞれ被検眼11の前眼部(例えば角膜、前嚢、強膜等)を観察する様子を示している。また、図6(A)に、図4及び図5の眼科用顕微鏡の観察光学系300(対物補助レンズが対物レンズの被検眼側に設けられる観察光学系)の模式図を示す。
図4に示すように、眼科用顕微鏡2は、観察光学系300のほか照明光学系1800(図5には示していない)を備えている。
観察光学系300は、観察対象(図4及び図5では被検眼11)を観察することができる。図4に参照されるように、照明光学系1800は、被検眼11の観察すべき部分を照明することができる。
図4及び図5では、観察光学系は、被検眼11よりも手前に前側焦点位置U0を有している。
図5に明示されるように、観察光学系300は、右眼用観察光学系300Rと左眼用観察光学系300Lを有している。なお、図4では、右眼用観察光学系300Rについては全構成が示され、左眼用観察光学系300Lについては右眼用観察光学系300Rと共用される対物レンズ13のみが示されている。
図5において、前置レンズ6は1つだけ図示しているが、実際には、前置レンズ装置により少なくとも2つの前置レンズが重ねて配置されている。
また、図5に明示されるように、右眼用観察光学系300Rの光軸O−300Rと左眼用観察光学系300Lの光軸O−300Lは、それぞれ対物レンズ13を通過している。
本実施形態では、照明光学系1800と、観察光学系300は、眼科用顕微鏡本体12に収納されている。図4及び図5においては、眼科用顕微鏡本体12を一点鎖線で示す。
図4に示した照明光学系1800は、照明光源19、光ファイバ1801、出射光絞り1802、コンデンサレンズ1803、照明野絞り1804、コリメートレンズ1805及び反射ミラー1806を含んで構成されている。照明光学系1800の光軸をO−1800で示す。
図4に示されるように照明光源19は、本実施形態では眼科用顕微鏡本体12の外部に設けられている。照明光源19には光ファイバ1801の一端が接続されている。光ファイバ1801の他端は、眼科用顕微鏡本体12の出射光絞り1802に臨む位置に配置されている。照明光源19から出射された照明光は、光ファイバ1801により導光され、出射光絞り1802を介してコンデンサレンズ1803に入射する。
出射光絞り1802は、光ファイバ1801の出射口の一部領域を遮断するように作用する。出射光絞り1802による遮断領域が変更されると、照明光の出射領域が変更される。それにより、照明光による照射角度、つまり被検眼11に対する照明光の入射方向と対物レンズ13の光軸とがなす角度を変更することができる。
照明野絞り1804は、対物レンズ13の前側焦点位置U0と光学的に共役な位置(×の位置)に設けられている。コリメートレンズ1805は、照明野絞り1804を通過した照明光を平行光束にする。反射ミラー1806は、コリメートレンズ1805によって平行光束にされた照明光を対物レンズ13に向けて反射する。反射ミラー1806により反射された光は、対物レンズ13を透過して、被検眼11に照射される。
被検眼11に照射された照明光は、網膜の組織で反射・散乱される。その反射・散乱した戻り光(「観察光」とも呼ばれる)は、対物レンズ13を透過して、観察光学系300に入射する。
観察光学系300は、照明光学系1800により照明されている被検眼11を、対物レンズ13を介して観察するために用いられる。
図4及び図5に示されるように、変倍レンズ系301(レンズ301a,301b,301c)、ビームスプリッタ302(テレビカメラ表示用の画像情報を取得するためのビームスプリッタ)、結像レンズ303、像正立プリズム304、眼幅調整プリズム305、視野絞り306、及び接眼レンズ307を含んで構成されている。観察光学系300の光軸を、O−300で示す。
図5に示されるように、右眼用観察光学系300Rのビームスプリッタ302は、被検眼11から右眼用観察光学系に沿って導光された観察光の一部を分離して撮影光学系2000に導く。撮影光学系2000は、結像レンズ2001、反射ミラー2002、及びテレビカメラ2003を含んで構成されている。テレビカメラ2003が取得した画像情報は図示しないモニターに送られて表示される。
図4及び図5に示されるように、像正立プリズム304は、倒像を正立像に変換する。眼幅調整プリズム305は、観察者の眼幅(左眼と右眼の間の距離)に応じて左右の観察光路の間の距離を調整するための光学素子である。視野絞り306は、観察光の断面における周辺領域を遮断して観察者の視野を制限するものである。視野絞り306は、対物レンズ13の前側焦点位置U0と共役な位置(×の位置)に設けられている。
右眼用観察光学系300R,左眼用観察光学系300Lは、光路から挿脱可能に構成されたステレオバリエータを含んで構成されてもよい。ステレオバリエータは、左右の変倍レンズ系301によってそれぞれ案内される左右の観察光学系の光軸O−300L,O−300Rの相対的位置を変更するための光軸位置変更素子である。ステレオバリエータは、例えば、観察光路に対して観察者側に設けられた退避位置に退避される。
図4及び図5の眼科用顕微鏡2では、観察光学系は、対物レンズ13と被検眼11との間にレンズが存在しない場合には、被検眼11よりも手前に前側焦点位置(U0で示す)を有している。眼科用顕微鏡2では、対物レンズ13の被検眼11側に対物補助レンズ17が備えられている。
対物補助レンズ17は、前側焦点位置U0と対物レンズ13との間の対物レンズ13寄りの位置にセットされ、又は当該位置からリリースできる。対物補助レンズ17は、セットしたときの合焦点が被検眼の前眼部位置である第1の焦点(U1)となるように選ばれている。
なお、図6(A)では、被検眼11の前眼部を観察する際の観察光学系において対物補助レンズ17が対物レンズ13の被検眼11側に設けられる場合を示している。本発明では、図6(B)に示すように、対物補助レンズ17を対物レンズ13の被検眼11側とは反対側に設け被検眼11の前眼部を観察することもできる。
図7は、図4及び図5で説明した装置において被検眼11の後眼部(例えば網膜)を観察する様子を示す図4に対応する側面図である。また、図8は、同じく図5に対応する正面図であり、図9(A)は同じく図6(A)に対応する模式図である。
図7及び図8において、前置レンズ6は、前側焦点位置U0よりも被検眼11側の位置にセットされており、セットされたときの被検眼11の水晶体を介した焦点(第2の焦点U2)は、被検眼11の網膜の位置(後眼部位置)に設定されている。また、対物補助レンズ17は、観察光学系の光路上からリリースされている。
なお、対物補助レンズ17を対物レンズ13の被検眼11側とは反対側に設けた場合にも(図6(B)参照)、被検眼11の後眼部を観察するときには、図9(B)に示すように対物補助レンズ17をリリースする必要がある。
1 :前置レンズ装置
2 :眼科用顕微鏡
300 :観察光学系
300R :右眼用観察光学系
300L :左眼用観察光学系
301 :変倍レンズ系
302 :ビームスプリッタ
303 :結像レンズ系
304 :像正立プリズム
305 :眼幅調整プリズム
306 :視野絞り
307 :接眼レンズ
6,6´´,601〜603 :前置レンズ
7 :前置レンズ支持機構
701〜703 :前置レンズ保持板
710 :支持躯体
1002 :支持アーム
1003 :旋回軸
1004 :支持ブラケット
1005 :旋回レバー
1006 :連結アーム
1007 :前置レンズ位置調整機構
11 :被検眼
11a :網膜
11b :水晶体
12 :眼科用顕微鏡本体
13 :対物レンズ
14 :鏡筒
15 :インバータ部
16 :切り替えレバー
17,17´´´:対物補助レンズ
1800 :照明光学系
1801 :光ファイバ
1802 :出射光絞り
1803 :コンデンサレンズ
1804 :照明野絞り
1805 :コリメートレンズ
1806 :反射ミラー
19 :照明光源
2000 :撮影光学系
2001 :結像レンズ
2002 :反射ミラー
2003 :テレビカメラ
F1,F1´,F1´´´ :対物レンズからの焦点距離
F2,F2´´ :前置レンズの焦点距離
H1´,H1´´,H1´´´ :対物レンズと前置レンズとの距離
H2,H2´,H2´´ :対物レンズと被検眼との距離
O−300 :観察光学系の光軸
O−300R :右眼用観察光学系の光軸
O−300L :左眼用観察光学系の光軸
O−1800 :照明光学系の光軸
U0 :前側焦点位置
U1 :第1の焦点
U2 :第2の焦点

Claims (8)

  1. 被検眼を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡に用いる前置レンズ装置において、
    少なくとも2つの前置レンズを、前記観察光学系の光軸方向に重ねて前記観察光学系の光路の近傍に配置し、前記前置レンズをそれぞれ独立に移動させて前記観察光学系の光路上に挿脱可能とする、前置レンズ支持機構を有する
    ことを特徴とする前置レンズ装置。
  2. 前記前置レンズが、焦点距離の短いものほど被検眼側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の前置レンズ装置。
  3. 少なくとも2つの前記前置レンズについて、前記前置レンズの焦点距離の長さの違いの分だけ前記観察光学系の光軸方向の位置をずらして、前記前置レンズを配置することを特徴とする、請求項2に記載の前置レンズ装置。
  4. 被検眼を観察する観察光学系を有する眼科用顕微鏡において、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の前置レンズ装置を有する
    ことを特徴とする眼科用顕微鏡。
  5. 前記観察光学系の光軸上に挿脱可能で、前記観察光学系の対物レンズよりも被検眼側にある焦点位置を調整するために使用する対物補助レンズを有することを特徴とする、請求項4に記載の眼科用顕微鏡。
  6. 前記対物補助レンズが、マイナスのパワーを有するレンズであることを特徴とする、請求項5に記載の眼科用顕微鏡。
  7. 前記前置レンズの挿入又は離脱に連動して、前記対物補助レンズを挿入又は離脱する切り替え機構を有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の眼科用顕微鏡。
  8. 前記前置レンズの数がn個(n≧2)である場合に、少なくともn個の前記対物補助レンズを有する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の眼科用顕微鏡。
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