JP2019063421A - Wearable device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ウェアラブル装置の特に充電機構に関するものである。 The present invention relates particularly to a charging mechanism of a wearable device.
近年の高齢化社会の進行に伴い高齢者の介護や健康管理、安全管理が重要となっている。特に、近年では徘徊中の認知症患者が交通事故や列車事故等により犠牲となる事例もあり、場合によっては家族や介助者の責任が問われる可能性が有る。このため、徘徊症状を有する認知症患者は介助者が常に所在に注意を払う必要があり介護の負担も大きい。この問題点に関し下記[特許文献1]には、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)機能を備えた携帯端末が自身(被介助者)の位置情報を携帯電話回線を用いて送信する位置情報検出装置に関する発明が開示されている。しかしながら、携帯電話回線や商用のデータ通信網を用いた情報送信は消費電力が大きく、頻繁な電池交換や充電作業が必要という問題点がある。 With the progress of the aging society in recent years, care, health management and safety management of elderly people are becoming important. In particular, in recent years, there are cases in which a patient with dementia who is suffering from a car accident or train accident or the like is sacrificed, and in some cases, the responsibility of a family member or an assistant may be questioned. For this reason, patients with dementia who have lupus symptoms must always pay attention to whereabouts of the assistant, and the burden of nursing care is also large. With regard to this problem, in the following [Patent Document 1], a portable terminal having a GPS (Global Positioning System) function transmits the position information of itself (a person to be assisted) using a cellular phone line. An invention related to an information detection apparatus is disclosed. However, information transmission using a cellular phone line or a commercial data communication network consumes a large amount of power, and there is a problem that frequent battery replacement and charging work are required.
この問題点に対し、本願発明者らは下記[特許文献2]に示す履物及び安全管理システムに関する発明を行った。また、特願2016−141235号に示すような商用の無線データ網と近距離無線モジュールとを併用した位置発信装置及び位置検知システムに関する発明を行った。これら[特許文献2]及び[特願2016−141235号]に記載の発明は、靴底に充電用の平面コイルを有しており、この履物を給電コイルを備えた靴置きに載置することで、平面コイルを介して非接触で充電池への充電を行う。これにより、例えば夜間等の不使用時に履物を靴置きに載置しておくことで、自動的に充電池への充電が行われ、電池交換や充電作業の不備を防止することができる。 In order to address this problem, the inventors of the present invention have invented the footwear and safety management system shown in the following [Patent Document 2]. Furthermore, the invention related to a position transmission device and a position detection system using a commercial wireless data network and a short distance wireless module in combination as disclosed in Japanese Patent Application No. 2016-141235 was performed. The inventions described in these [Patent Document 2] and [Japanese Patent Application No. 2016-141235] have a flat coil for charging at the shoe sole, and this footwear is placed in a shoe shelf provided with a feeding coil. And charge the rechargeable battery without contact via the planar coil. Thus, for example, by placing the footwear on the shoe rack at the time of non-use, such as at night, charging of the rechargeable battery is automatically performed, and defects in battery replacement and charging work can be prevented.
しかしながら、[特許文献2]及び[特願2016−141235号]に記載の発明のように靴底に平面コイルを設置した場合、充電回路全体の寿命が靴底の摩耗度に依存するという問題点がある。また、靴底に水滴やゴミ等が付着した場合に充電特性に変化が生じるという問題点がある。さらに、履物側が汚損した場合、使用者側は充電回路を備えた履物全体を再度購入する必要があり経済的負担が大きいという問題点がある。また、製造者側はサイズ、デザイン、色等が異なるある程度の製品ラインナップを揃える必要があり、製造コストが増大するという問題点がある。 However, when the flat coil is installed on the sole as in the invention described in [Patent Document 2] and [Japanese Patent Application No. 2016-141235], the entire life of the charging circuit depends on the degree of wear on the sole. There is. In addition, there is a problem that the charge characteristic changes when the water drop or the dust adheres to the shoe sole. Furthermore, when the footwear side is contaminated, the user side needs to repurchase the entire footwear having the charging circuit, which causes a large economic burden. In addition, the manufacturer side needs to have a certain product lineup with different sizes, designs, colors, etc., and there is a problem that the manufacturing cost increases.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、既存の履物に設置及び移動が可能なウェアラブル装置の提供を目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a wearable device which can be installed and moved on existing footwear.
本発明は、
(1)着用者の情報を取得する電子機器30と、履物10の内側に挿入され足の甲部を覆うアッパー部52を備えたインソール部50、50’と、前記インソール部50、50’に設けられた平面コイル54と、前記平面コイル54により充電され前記電子機器30に電力を供給する充電池32と、給電コイル74を備え前記平面コイル54との間の電磁誘導により前記充電池32を充電する充電部70a、70bと、を有し、
前記平面コイル54は、少なくとも人の親指の中足骨もしくは楔状骨が位置する部位もしくは人の子指の中足骨が位置する部位に設けられることを特徴とするウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)平面コイル54が、アッパー部52に設けられることを特徴とする上記(1)記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)平面コイル54が、インソール部50’から前記履物10の外面に折り返された帯状部53に設けられることを特徴とする上記(1)記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)アッパー部52の甲部側に平面コイル54をさらに有することを特徴とする上記(2)または上記(3)に記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)平面コイル54に所定の誘起電圧が生じたときに電子機器30と充電池32との接続を開くとともに、前記平面コイル54と前記充電池32との接続を閉じる切替部56bを有することを特徴とする上記(1)乃至上記(4)のいずれかに記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(6)充電部70aが、アッパー部52に挿入されるシューキーパ部72を有するとともに、前記シューキーパ部72は平面コイル54と略対向する位置に給電コイル74を備えることを特徴とする上記(1)乃至上記(5)のいずれかに記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(7)充電部70bが、履物10の甲部が挿入するホルダ部73を有するとともに、前記ホルダ部73の内面側には平面コイル54と略対向する位置に給電コイル74を備えることを特徴とする上記(1)乃至上記(5)のいずれかに記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(8)一対の充電部70a、70bが複数配列したことを特徴とする上記(6)または上記(7)に記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
(9)電子機器30がインソール部50、50’に設けられたことを特徴とする上記(1)乃至上記(8)のいずれかに記載のウェアラブル装置を提供することにより、上記課題を解決する。
The present invention
(1) An
The
(2) The above problem is solved by providing the wearable device according to the above (1), characterized in that the
(3) The above object is achieved by providing the wearable device according to the above (1), wherein the
(4) The problem is solved by providing the wearable device according to the above (2) or (3) characterized by further including a
(5) A
(6) The
(7) The
(8) The problem is solved by providing the wearable device according to the above (6) or (7), characterized in that a plurality of pairs of
(9) The above problem is solved by providing the wearable device according to any one of (1) to (8), wherein the
本発明に係るウェアラブル装置は、少なくとも充電用の平面コイルと充電池とを履物のインソール部に設ける。このため、インソール部を移動することで、既存の履物に容易に充電用の平面コイルと充電池とを移設することが可能となる。これにより、使用者側は安価な市販の履物を用いることが可能となり経済的な負担を抑えることができる。また、製造者側はインソール部のみを製造すればよいため、製造コストの低減を図ることができる。 In the wearable device according to the present invention, at least a flat coil for charging and a rechargeable battery are provided in the insole portion of the footwear. For this reason, by moving the insole portion, it is possible to easily transfer the flat coil for charging and the rechargeable battery to the existing footwear. As a result, the user can use inexpensive commercial footwear and the economic burden can be reduced. In addition, since the manufacturer side only needs to manufacture the insole portion, the manufacturing cost can be reduced.
本発明に係るウェアラブル装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。ここで、図1(a)は本発明に係るウェアラブル装置の第1の形態のインソール部50の上面図であり、図1(b)は側面図である。また、図1(c)は第1の形態のインソール部50を履物10に挿入した状態を示す図である。また、図2(a)は本発明に係るウェアラブル装置の第2の形態のインソール部50’の上面図であり、図2(b)は側面図である。
An embodiment of a wearable device according to the present invention will be described based on the drawings. Here, FIG. 1 (a) is a top view of the
先ず、本発明に係るウェアラブル装置は、図1(c)に示すように、例えばユーザの履物10等に設置され着用者の情報(位置情報、歩行情報、生体情報等)を取得する電子機器30と、履物10の内側に挿入されるインソール部50、50’と、外部に設置される後述の充電部(第1の形態の充電部70a、第2の形態の充電部70b)と、で主に構成される。尚、電子機器30は、図1(c)に示すようにインソール部50、50’と別体としても良いし、図3(a)、(b)に示すようにインソール部50、50’内に設けても良い。尚、このときの電子機器30の設置場所は使用時(歩行時)の衝撃及び荷重が比較的小さい土踏まず部分に設けることが好ましい。
First, as shown in FIG. 1 (c), the wearable device according to the present invention is, for example, an
また、インソール部50、50’はユーザの足の甲部を覆うアッパー部52を備えており、第1の形態のインソール部50では、このアッパー部52の表面側に平面コイル54が設置される。また、第2の形態のインソール部50’では、アッパー部52等から延びて履物10の外面に折り返される帯状部53が設けられ、この帯状部53に平面コイル54が設置される。
Further, the
インソール部50、50’に設置する平面コイル54には特に限定は無く周知の平面コイルを用いることができる。ただし、平面コイル54の大きさは小型のものが好ましく、外径が15mm〜20mm程度の円形のものを用いることが好ましい。また、平面コイル54の設置位置は、歩行時に変形が少ない部位に設けることが好ましい。ここで、人間が歩行する際の蹴り出し時には、図4(a)の足の骨格図に示す指節骨と中足骨との間の関節が屈曲し、履物10においてはこの部分が最も変形する部位となる。これに対し、中足骨の中央部分から基側(足首側)及び楔状骨の部分は比較的変形が少ない。従って、平面コイル54の好ましい設置位置としては、平均的な人間が履物10(インソール部50、50’)を適正に着用した時に、人の足の親指の中足骨の中央部分から基側もしくは楔状骨が位置する部位が挙げられる。また、人の足の子指の中足骨の中央部分から基側の位置する部位が挙げられる。さらに、足の甲部(人差指〜薬指の中足骨の中央部分から基側もしくは楔状骨の位置する部位)が挙げられる。よって、第1の形態のインソール部50では平面コイル54を図1(a)に示すようにアッパー部52のこれらの部位に設置することが好ましい。また、第2の形態のインソール部50’では帯状部53を履物10の外面に折り返した時に、平面コイル54がこれらの部位に位置するよう設置することが好ましい。尚、第2の形態のインソール部50’では帯状部53を介して平面コイル54を設置するため、歩行時の履物10の変形が直接的に影響せず、平面コイル54の変形をより一層抑制することができる。
There are no particular limitations on the
また、老人介護施設等で一般的に使用されている履物10としては、図4(b)に示すように、面ファスナによって着用者の足首を締着するベルト部10aを備えたものが多い。そして、このような履物10においてベルト部10aの付け根部分と面ファスナの固定部分は肉厚で上記の変形の少ない部分の中でも特に変形が少ない部位となっている。よって、平面コイル54の設置位置としてはこの部位が最も好ましい。尚、平面コイル54の個数は1つでも良いし、上記の3箇所のうちの2箇所に設けても良い。また、本例で図示するように全ての箇所に設けても良い。また、平面コイル54の設置方法に関しても特に限定は無く、アッパー部52、帯状部53の表層側に埋設しても良いし、表面に縫い付けても良い、また表面に薄層のポケットを設けその中に設置するようにしても良い。
In addition, as
そして、平面コイル54からのケーブルはインソール部50、50’内を通って回路部56と接続する。また、回路部56には充電が可能なリチウムイオン電池等の周知の充電池32が接続する。尚、充電池32及び回路部56も使用時(歩行時)の衝撃及び荷重が比較的小さいインソール部50の土踏まず部分に設置することが好ましい。
The cable from the
ここで、回路部56の一例を図5のブロック図に示す。先ず、回路部56には前述のように平面コイル54からのケーブルと充電池32とが接続する。また、充電池32からの電力を電子機器30に出力する出力ライン58が接続する。そして、回路部56は平面コイル54からの交流電流を整流、平滑して直流電流とし充電池32側に出力する充電ユニット56aと、平面コイル54に所定の誘起電圧が生じたときに充電池32の接続を切り替える切替部56bと、を有している。尚、充電ユニット56aとしては周知の充電回路を用いることができる。また、切替部56bは平面コイル54の誘起電圧を直接もしくは充電ユニット56a等から間接的に検知して充電池32の接続を切り替える周知のスイッチング回路を用いることができる。
Here, an example of the
また、平面コイル54を複数有する構成では、回路部56の図示しない制御部が充電動作時に各平面コイル54に生じる誘起電圧を検知して、誘起電圧の高い平面コイル54を優先的に充電に用いるようにしても良い。また、制御部が充電池32の充電残量を検知して、その充電残量に応じて使用する平面コイル54の個数を変化させるようにしても良い。
Further, in the configuration having a plurality of
次に、本発明を構成する充電部(第1の形態の充電部70a、第2の形態の充電部70b)の構成を説明する。尚、ここで示す第1の形態の充電部70a、第2の形態の充電部70bは本発明に好適なものであるが、特にこれに限定されるものではなく、平面コイル54を介して非接触で充電を行う事が可能であれば如何なる形状でも良い。また、第1の形態の充電部70a、第2の形態の充電部70bはどちらのインソール部50、50’に対しても充電が可能である。
Next, the configuration of the charging unit (the charging
先ず、第1の形態、第2の形態の充電部70a、70bは共通する構成として、平面コイル54を介した電磁誘導により充電池32を充電する給電コイル74と、商用電源等からの電力を所定の高周波電圧にして給電コイル74に供給する電源部78と、給電コイル74の動作を制御する充電制御部76と、を有している。
First, the charging
そして、第1の形態の充電部70aは、図6に示すように、履物10ごとインソール部50、50’のアッパー部52に挿入して保持するシューキーパ部72を有し、このシューキーパ部72の表面側の所定の位置に給電コイル74が固定される。また、第2の形態の充電部70bは、図7に示すように、インソール部50、50’が挿入した履物10の甲部が挿入するホルダ部73を有し、このホルダ部73の内面側の所定の位置に給電コイル74が固定される。そして、これらの給電コイル74を設置する所定の位置とは、履物10をシューキーパ部72もしくはホルダ部73の適正な位置に挿入した時に、給電コイル74がインソール部50、50’側の平面コイル54と略対向する位置である。即ち、平面コイル54が人の親指の中足骨もしくは楔状骨が位置する部位に存在する場合には、この位置と略対向する位置のシューキーパ部72の表面側、もしくはホルダ部73の内面側に給電コイル74が設けられ、平面コイル54が人の子指の中足骨が位置する部位に存在する場合には、この位置と略対向する位置のシューキーパ部72の表面側、もしくはホルダ部73の内面側に給電コイル74が設けられる。さらに、平面コイル54がアッパー部52の甲部側に存在する場合には、この位置と略対向する位置のシューキーパ部72の表面側、もしくはホルダ部73の内面側に給電コイル74が設けられる。
And, as shown in FIG. 6, the charging
尚、第1の形態の充電部70aは横置き型としても良いが、図6に示すように、シューキーパ部72の先側を上方に向け2つを一対とした上で、縦方向、横方向、縦横方向等に複数配列して縦置き型のシューズラックとして構成することが好ましい。また、第2の形態の充電部70bは横置き型として靴箱や靴置きに設置することが好ましいが、ホルダ部73の先側を下方に向け2つを一対とした上で、縦方向、横方向、縦横方向に複数配列して縦置き型のシューズラックとして構成しても良い。
Although the
次に、履物10やインソール部50、50’に設置する電子機器30の例を説明する。尚、以下に示す電子機器30は一例であり、これに限定されるものではなく、着用者の位置情報を取得し記録もしくは送信する機器、反力センサや加速度計、ジャイロ等の周知のセンサによって着用者の歩数や歩行距離、疲労度、ふらつき状態等の歩行情報を取得し記録もしくは送信する機器、体温計や発汗計、脈拍計等の着用者の生体情報を取得し記録もしくは送信する機器等、如何なるものでも良い。また、電子機器30がインソール部50と別体の場合には、電子機器30もインソール部50と同様に履物10に対し着脱可能なものを用いることが好ましい。尚、電子機器30の履物10等への固定位置には特に限定は無いが、履物10にベルト部10aが存在する場合には、図4(b)に示すように、このベルト部10aに設けることが好ましい。
Next, an example of the
次に、電子機器30の一例の動作を簡単に説明する。ここに例示する電子機器30は、例えば認知症患者等の着用者の履物10に設置して、近くにいる介助者が携帯する受信装置(スマートフォン等の携帯端末)に着用者の位置情報を送信するものであり、例えばGPS衛星からの信号を受信して自身の位置情報を取得する位置情報取得部と、商用の無線データ通信網を使用して情報の送受信を行う遠距離通信部と、Zigbee(登録商標)やBluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線システムを使用して情報の送受信を行う近距離通信部と、を有している。そして、通常時においては消費電力の少ない近距離通信部を用いて位置情報の送信を一定間隔で行う。また、例えば着用者が介助者から離れるなどして近距離無線の圏外に移動し、受信装置が位置情報を受信することができない場合、受信装置は介助者に対し警告を行う。介助者は受信装置からの警告を受けて、受信した最後の位置情報を基に着用者を捜索する。そして、介助者が電子機器30の近距離無線の圏内に入ると、受信装置は電子機器30からの位置情報を受信して着用者の位置を特定し、これにより介助者は着用者を保護することができる。また、着用者の捜索が難航した場合、介助者は受信装置を操作して商用の無線データ通信網を用いた位置情報送信要求を電子機器30に送信する。電子機器30はこの位置情報送信要求を受けて、遠距離通信部を用いた商用の無線データ通信網による位置情報の送信を行う。これにより、介助者の受信装置は電子機器30からの位置情報を受信して着用者の位置を特定し、これにより介助者は着用者を保護することができる。このように、この電子機器30は受信装置からの位置情報送信要求を受信したときのみ、消費電力の大きい商用の無線データ通信網を用いた位置情報の送信を行う。このため、電力消費量が少なく長時間の使用が可能となる。
Next, the operation of an example of the
次に、本発明に係るウェアラブル装置の動作及び使用方法を説明する。先ず、インソール部50、50’を履物10の内部に挿入する。このとき、第2の形態のインソール部50’では帯状部53を履物10の外面に折り返す。また、電子機器30が別体の場合には、インソール部50、50’から延びた出力ライン58と電子機器30とを接続する。
Next, the operation and usage of the wearable device according to the present invention will be described. First, the
次に、インソール部50、50’が挿入された履物10を、第1の形態の充電部70aのシューキーパ部72に挿入する。もしくは、第2の形態の充電部70bのホルダ部73内に挿入する。尚、この際、インソール部50’では図2(c)に示すように、外面に折り返した帯状部53が捲れないように保持する周知のベルト部材11を巻き付けるようにしても良い。これにより、インソール部50、50’の平面コイル54と充電部70a、70bの給電コイル74とが略対向する。そして、充電部70a、70bの電源部48は商用電源を例えば100kHzの所定の高周波電圧とした後、充電制御部76を介して給電コイル74に印加する。これにより、給電コイル74からは高周波電圧の方向に準じた磁界が交互に発生する。そして、給電コイル74と対向した平面コイル54には、この給電コイル74の電磁誘導によって誘起電圧が生じ誘起電流が流下する。
Next, the
平面コイル54に誘起電圧が生じると切替部56bはこれを検知して、充電池32と出力ライン58との接続を開き電子機器30への電力供給を停止するとともに、充電池32と充電ユニット56aとの接続を閉じる。これにより、平面コイル54で生じた誘起電流は充電ユニット56aによって整流、平滑されて例えば4.5Vの所定の直流電力となり充電池32に出力される。これにより、充電池32に対する充電が行われる。このとき充電制御部76は充電インジケータを点灯させるなどして履物10(インソール部50、50’)が充電中であることを報知するようにしても良い。また、充電池32への充電が完了すると、充電インジケータの色もしくは発光動作を変化させて履物10(インソール部50、50’)の充電完了を報知するようにしても良い。
When an induced voltage is generated in the
次に、履物10を充電部70a、70bから抜き取り使用者の足に装着する。このとき、切替部56bは平面コイル54の誘起電圧が消えたことを検知して、充電池32と充電ユニット56aとの接続を開くとともに、充電池32と出力ライン58との接続を閉じる。これにより、電子機器30には充電池32からの電力が供給され所定の動作を行う。
Next, the
次に、着用者が履物10を履いて活動する。このとき、平面コイル54は前述のように比較的変形の少ない部位に設置されているため、使用時の変形はほとんど影響しない。また、充電池32と回路部56(及び電子機器30)はインソール部50、50’の土踏まず部分に設置されているため、使用時の衝撃や荷重の影響を低く抑えることができる。
Next, the wearer wears the
また、履物10を汚損等で交換する場合、インソール部50、50’を古い履物10から抜き出して新しい履物10に装着する。これにより、電子機器30がインソール部50、50’と別体の場合には、既存の履物10に電子機器30の電源部(充電池32及び回路部56)を容易に移設することができる。また、電子機器30がインソール部50、50’に内蔵された構成では、ウェアラブル装置の本体部を既存の履物10に容易に移設することができる。
When the
以上のように、本発明に係るウェアラブル装置は、充電用の平面コイル54と充電池32とを履物10のインソール部50、50’に設ける。このため、電子機器30がインソール部50、50’と別体の場合には、インソール部50、50’を移動することで電子機器30の電源部を既存の履物10に容易に移設することが可能となる。また、電子機器30がインソール部50、50’に内蔵された構成では、ウェアラブル装置の本体部を既存の履物10に容易に移設することができる。これにより、使用者側は安価な市販の履物10を用いることが可能となり経済的な負担を抑えることができる。また、製造者側はインソール部50、50’のみを製造すればよいため、履物10の製品ラインナップを揃える必要が無く、製造コストの低減を図ることができる。さらに、電子機器30がインソール部50、50’と別体の構成では、使用者が装着する様々な電子機器30の電源としてインソール部50、50’を用いることができる。
As described above, the wearable device according to the present invention provides the
また、インソール部50、50’は足の指先から甲部を覆うアッパー部52を備え、第1の形態のインソール部50では、このアッパー部52の表面側に平面コイル54を設ける。また、第2の形態のインソール部50’では帯状部53を設け、この帯状部53に平面コイル54を設ける。そして、平面コイル54は歩行時等に変形の少ない部位に設けるため、使用時における平面コイル54への変形はほとんど生じない。そして、この平面コイル54を介した充電は、アッパー部52に挿入されるシューキーパ部72もしくはアッパー部52が挿入するホルダ部73を介して行われる。ここで、平面コイル54をインソール部の底面に設けた場合、履物10のアウターソールが肉厚で平面コイル54と給電コイル74とを近接配置することができず、充電の効率が悪い。しかしながら、平面コイル54をインソール部50、50’のアッパー部52もしくは帯状部53に設けることで、シューキーパ部72もしくはホルダ部73に設けられた給電コイル74を平面コイル54に近接配置することができ、これにより十分な効率で充電池32への充電を行うことができる。
The
尚、本例で示したウェアラブル装置の平面コイル54、インソール部50、50’、回路部56、第1の形態の充電部70a、第2の形態の充電部70b、電子機器30等の各部の構成、寸法、デザイン、配置、動作機構等は一例であり、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
In the wearable device shown in this example, the
10 履物
30 電子機器
32 充電池
50、50’ インソール部
52 アッパー部
53 帯状部
56b 切替部
54 平面コイル
70a 第1の形態の充電部
70b 第2の形態の充電部
72 シューキーパ部
73 ホルダ部
74 給電コイル
10 Footwear
30 Electronics
32 battery
50, 50 'insole
52 upper part
53 band
56b switching unit
54 flat coil
70a Charging unit of the first form
70b Second-type charging unit
72 Shukeypa part
73 Holder
74 Feeding coil
Claims (9)
履物の内側に挿入され足の甲部を覆うアッパー部を備えたインソール部と、
前記インソール部に設けられた平面コイルと、
前記平面コイルにより充電され前記電子機器に電力を供給する充電池と、
給電コイルを備え前記平面コイルとの間の電磁誘導により前記充電池を充電する充電部と、を有し、
前記平面コイルは、少なくとも人の親指の中足骨もしくは楔状骨が位置する部位もしくは人の子指の中足骨が位置する部位に設けられることを特徴とするウェアラブル装置。 Electronic devices that obtain information on the wearer,
An insole with an upper that is inserted inside the footwear and covers the instep of the foot;
A planar coil provided in the insole;
A rechargeable battery charged by the planar coil and supplying power to the electronic device;
A charging unit including a feeding coil for charging the rechargeable battery by electromagnetic induction with the planar coil;
The wearable device is characterized in that the planar coil is provided at least at a site where a metatarsal or cuneiform bone of a person's thumb is located or a site where a metatarsus of a human finger is located.
Priority Applications (1)
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JP2017194749A JP2019063421A (en) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | Wearable device |
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JP2017194749A JP2019063421A (en) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | Wearable device |
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ID=66338588
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019063421A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023241773A1 (en) * | 2022-06-13 | 2023-12-21 | Huawei Digital Power Technologies Co., Ltd. | Wearable wireless power receiver and walkable power transmitter |
-
2017
- 2017-10-05 JP JP2017194749A patent/JP2019063421A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023241773A1 (en) * | 2022-06-13 | 2023-12-21 | Huawei Digital Power Technologies Co., Ltd. | Wearable wireless power receiver and walkable power transmitter |
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