JP2019061489A - Rfタグ、rfタグ付き樹脂製品、rfタグ付きゴム製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】歪影響を低減することができるRFタグ、RFタグ付き樹脂製品、RFタグ付きゴム製品を提供することである。【解決手段】RFタグ100は、内部に静電容量を有するICチップ500と、ICチップ500と並列して取り付けられたインダクタパターン部Lと、ICチップ500およびインダクタパターン部Lの間に設けられた第1接点部280と、第1接点部280と異なり、ICチップ500およびインダクタパターン部Lの間に設けられた第2接点部290と、を含むものである。【選択図】図1
Description
本発明は、RFタグ、RFタグ付き樹脂製品、RFタグ付きゴム製品に関する。
近年、製品または部品等の在庫管理、物流管理等を行う管理システムにおいて、RFID(Radio Frequency Identification)技術が利用されている。このRFID技術を用いたシステムでは、RFタグとリーダライタ(以下、読取装置という。)との間で無線通信が行われ、RFタグに記憶される識別情報等が読取装置により読み取られる。
例えば、特許文献1(特開2016−49920号公報)には、RFタグが剛性の高い部材であるスティフナーと隣接するように配置されている場合、RFタグが歪み易くなってしまう。そこで、特許文献1の発明は、内蔵したRFタグに歪が生じ難いように構成されたタイヤを提供することについて開示されている。
特許文献1に記載のタイヤは、RFタグ、又は、RFタグが被覆ゴムで覆われて構成されたRFタグ構成体を内蔵したタイヤであって、RFタグ、又は、RFタグ構成体は、タイヤ最大幅位置よりもビード部側においてビード部を補強するスティフナーと接しないように、コード補強層のタイヤ内腔側に接して配置され、前記コード補強層のタイヤ内腔側に接して配置されたRFタグ又はRFタグ構成体のタイヤ内腔側には、コード層またはゴム層により形成された補強層が配置されたものである。
特許文献2(特開2016−37236号公報)には、内蔵したRFタグに歪が生じ難く、かつ、タイヤ成型時におけるクリス発生率を減少させることが可能なタイヤについて開示されている。
特許文献2に記載のタイヤにおいては、RFタグが被覆ゴムで覆われて構成されたRFタグ構成体を内蔵したタイヤであって、タイヤに内蔵されたRFタグのタイヤ幅方向間の中心を通る幅方向中心線を境とした被覆ゴムのタイヤ幅方向内側部分の体積とタイヤ幅方向外側部分の体積とを異ならせたものである。
特許文献3(特開2016−37235号公報)には、従来、走行時に発生するタイヤ内の歪が内蔵のRFタグの近傍に集中するとRFタグが歪み易くなってしまうという課題があった。そこで、内蔵したRFタグに歪が生じ難いように構成されたタイヤについて開示されている。
特許文献3に記載のタイヤは、RFタグが被覆ゴムで覆われて構成されたRFタグ構成体を内蔵したタイヤであって、RFタグを覆う被覆ゴムの弾性率が、隣接するタイヤ幅方向両側に位置する各隣接部材のゴムの弾性率よりも高いものである。
特許文献4(特開2008−305218号公報)には、電力発生器によって充分な起電力を発生しながら、RFタグを長寿命とするタイヤの回転数検出機構について開示されている。
特許文献4に記載のタイヤの回転数検出機構は、タイヤに設けられ、該タイヤの接地変形により起電力を発生する電力発生器と、タイヤに設けられ、前記電力発生器が発生した起電力の電圧が所定値以上となる毎に1を加算してメモリに再記憶するとともに、外部の通信機と無線通信により接続されたとき、メモリに記憶されているデータを前記通信機に送出するRFタグとを備えたタイヤの回転数検出機構において、前記電力発生器をタイヤのサイドウォール部に、RFタグをビード部にそれぞれ設けるようにしたものである。
特許文献5(特開2007−48884号公報)には、粘着剤がダイに付着したり、フレームに残存するのを抑制防止し、しかも、例え大きな圧力を加えてもフレームからダイシング層がずれたり、外れるのを防ぐことのできる半導体ウェーハのダイシング用フレームについて開示されている。
特許文献5に記載の半導体ウェーハのダイシング用フレームは、樹脂を含む成形材料を用いた射出成形用金型により射出成形されて半導体ウェーハを収容する中空のフレームと、このフレームの平坦な裏面に取り付けられ、収容された半導体ウェーハを粘着保持する可撓性のダイシング層とを備え、このダイシング層に粘着保持した半導体ウェーハが複数のダイにダイシングされた後、エキスパンド装置にダイシング層が上方からセットされてフレームが下方に圧接されることにより、ダイシング層が延伸される半導体ウェーハのダイシング用フレームであって、射出成形用金型を、フレームの裏面を形成する第一の型と、フレームの裏面以外の部分を形成する第二の型とから構成し、フレームのASTMD790における曲げ弾性率を25〜50GPaの範囲とするとともに、ASTMD790における曲げ強度を150〜600MPaの範囲とし、フレームの内周面を傾斜させて表面にはRFタグ用の収納穴を一体形成し、フレームの内周面と裏面とに88°〜89°の角度を形成させ、射出成形用金型における第一、第二の型の接合部の一部分をフレームの内周面と裏面とが交差する箇所とすることにより、フレームの内周面下端部と裏面内周縁とが区画するコーナ部を半径0.2mm以下の略ナイフエッジ形状に成形し、ダイシング層を、フレームの中空を覆うポリオレフィン系フィルムと、このポリオレフィン系フィルムの表面に塗布されて半導体ウェーハを粘着する粘着剤とから形成し、このダイシング層の表面周縁部の粘着剤をフレームの裏面に接着したものである。
先行文献1乃至5には、RFタグをタイヤまたは樹脂に取り付ける技術について開示されている。先行文献1乃至5における従来技術においては、RFタグ自体には、工夫を行わず、RFタグの周辺を工夫することにより歪を受けないよう考慮されていた。
すなわち、RFタグそのものの歪対策については、考慮されていなかった。
すなわち、RFタグそのものの歪対策については、考慮されていなかった。
本発明の主な目的は、歪影響を低減することができるRFタグ、RFタグ付き樹脂製品、RFタグ付きゴム製品を提供することである。
本発明の他の目的は、歪影響を低減し、耐圧力を有するRFタグ、RFタグ付き樹脂製品、RFタグ付きゴム製品を提供することである。
本発明の他の目的は、歪影響を低減し、耐圧力を有するRFタグ、RFタグ付き樹脂製品、RFタグ付きゴム製品を提供することである。
(1)
一局面に従うRFタグは、内部に静電容量を有するICチップと、ICチップと並列して取り付けられたインダクタパターン部と、ICチップおよびインダクタパターン部の間に設けられた第1接点部と、第1接点部と異なり、ICチップおよびインダクタパターン部の間に設けられた第2接点部と、を含むものである。
一局面に従うRFタグは、内部に静電容量を有するICチップと、ICチップと並列して取り付けられたインダクタパターン部と、ICチップおよびインダクタパターン部の間に設けられた第1接点部と、第1接点部と異なり、ICチップおよびインダクタパターン部の間に設けられた第2接点部と、を含むものである。
この場合、第1接点部は、面形状からなり、第2接点部は、面形状からなる。また、内部静電容量を有するICチップとインダクタパターン部とからなる共振回路によりRFタグと読取装置との通信が可能となるとともに、RFタグの薄膜化または小型化を実現することができる。
なお、本実施の形態において薄型化とは、薄膜は3μm以上35μm以下の厚みの範囲を意味する。
なお、第1接点部は、いわゆる第1面接点部からなり、第2接点部は、いわゆる第2面接点部からなる。その結果、RFタグの電気的接点が面形状であるため、歪が生じた場合であっても、電気的接続を確実に行うことができる。また、アンテナ部分については、ダイポールアンテナ、コーリニアアレイアンテナ、およびモノポールアンテナのいずれか一つのアンテナを用いることができる。
なお、本実施の形態において薄型化とは、薄膜は3μm以上35μm以下の厚みの範囲を意味する。
なお、第1接点部は、いわゆる第1面接点部からなり、第2接点部は、いわゆる第2面接点部からなる。その結果、RFタグの電気的接点が面形状であるため、歪が生じた場合であっても、電気的接続を確実に行うことができる。また、アンテナ部分については、ダイポールアンテナ、コーリニアアレイアンテナ、およびモノポールアンテナのいずれか一つのアンテナを用いることができる。
(2)
第2の発明にかかるRFタグは、一局面に従うRFタグにおいて、RFタグは、矩形状からなり、第1接点部および第2接点部は、板状に形成されてもよい。
第2の発明にかかるRFタグは、一局面に従うRFタグにおいて、RFタグは、矩形状からなり、第1接点部および第2接点部は、板状に形成されてもよい。
この場合、第1接点部および第2接点部は、板状に形成されるので、接点範囲を大きく取ることができる。その結果、歪の影響をうけることなく、電気的接触を維持することができる。
(3)
第3の発明にかかるRFタグは、一局面または第2の発明にかかるRFタグにおいて、RFタグは、円筒形状からなり、第1接点部および第2接点部は、筒状に形成されてもよい。
第3の発明にかかるRFタグは、一局面または第2の発明にかかるRFタグにおいて、RFタグは、円筒形状からなり、第1接点部および第2接点部は、筒状に形成されてもよい。
この場合、第1接点部および第2接点部は、筒状に形成されるので、接点範囲を大きく取ることができる。その結果、歪の影響をうけることなく、電気的接触を維持することができる。
(4)
第4の発明にかかるRFタグは、一局面から第3の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性エレメントおよび第2導電性エレメントをさらに含み、第1接点部は、第1導電性エレメントと電気的に接続され、第2接点部は、第2導電性エレメントと電気的に接続され、第1導電性エレメントおよび第2導電性エレメントは、互いに電気的に絶縁されてもよい。
第4の発明にかかるRFタグは、一局面から第3の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性エレメントおよび第2導電性エレメントをさらに含み、第1接点部は、第1導電性エレメントと電気的に接続され、第2接点部は、第2導電性エレメントと電気的に接続され、第1導電性エレメントおよび第2導電性エレメントは、互いに電気的に絶縁されてもよい。
この場合、互いに絶縁されている第1導電性エレメントおよび第2導電性エレメントをアンテナとして機能させることができる。
(5)
第5の発明にかかるRFタグは、一局面から第3の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルをさらに含み、第1接点部は、第1導電性ジェルと電気的に接続され、第2接点部は、第2導電性ジェルと電気的に接続され、第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルは、互いに電気的に絶縁されてもよい。
第5の発明にかかるRFタグは、一局面から第3の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルをさらに含み、第1接点部は、第1導電性ジェルと電気的に接続され、第2接点部は、第2導電性ジェルと電気的に接続され、第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルは、互いに電気的に絶縁されてもよい。
この場合、互いに絶縁されている第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルをアンテナとして機能させることができる。
(6)
第6の発明にかかるRFタグは、第4の発明にかかるRFタグにおいて、導電性エレメント長は、波長をλと仮定し、導電性エレメントの比誘電率をεと仮定した場合に、(λ/4+λ/4)−εで算出されてもよい。
第6の発明にかかるRFタグは、第4の発明にかかるRFタグにおいて、導電性エレメント長は、波長をλと仮定し、導電性エレメントの比誘電率をεと仮定した場合に、(λ/4+λ/4)−εで算出されてもよい。
この場合、通信性能を向上させることができる。また、電波の周波数帯域に精度良く設定することができる。
(7)
第7の発明にかかるRFタグは、第4の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性エレメントは、第1導電性樹脂エレメントからなり、第2導電性エレメントは、第2導電性樹脂エレメントからなってもよい。
第7の発明にかかるRFタグは、第4の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性エレメントは、第1導電性樹脂エレメントからなり、第2導電性エレメントは、第2導電性樹脂エレメントからなってもよい。
この場合、第1導電性エレメントが第1導電性樹脂エレメントからなり、第2導電性エレメントが、第2導電性樹脂エレメントからなる。その結果、樹脂と一体に成形させることができる。
(8)
第8の発明にかかるRFタグは、第5の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性ジェルは、第1導電性樹脂ジェルからなり、第2導電性ジェルは、第2導電性樹脂ジェルからなってもよい。
第8の発明にかかるRFタグは、第5の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性ジェルは、第1導電性樹脂ジェルからなり、第2導電性ジェルは、第2導電性樹脂ジェルからなってもよい。
この場合、第1導電性エレメントが第1導電性樹脂ジェルからなり、第2導電性エレメントが、第2導電性樹脂ジェルからなる。その結果、樹脂と一体に成形させることができる。
(9)
第9の発明にかかるRFタグは、第4の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性エレメントは、第1導電性ゴムエレメントからなり、第2導電性エレメントは、第2導電性ゴムエレメントからなってもよい。
第9の発明にかかるRFタグは、第4の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性エレメントは、第1導電性ゴムエレメントからなり、第2導電性エレメントは、第2導電性ゴムエレメントからなってもよい。
この場合、第1導電性エレメントが第1導電性ゴムエレメントからなり、第2導電性エレメントが、第2導電性ゴムエレメントからなる。その結果、ゴムと一体に成形させることができる。
(10)
第10の発明にかかるRFタグは、第5の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性ジェルは、第1導電性ゴムジェルからなり、第2導電性ジェルは、第2導電性ゴムジェルからなってもよい。
第10の発明にかかるRFタグは、第5の発明にかかるRFタグにおいて、第1導電性ジェルは、第1導電性ゴムジェルからなり、第2導電性ジェルは、第2導電性ゴムジェルからなってもよい。
この場合、第1導電性エレメントが第1導電性ゴムジェルからなり、第2導電性エレメントが、第2導電性ゴムジェルからなる。その結果、ゴムと一体に成形させることができる。
(11)
他の局面にかかるRFタグ付き樹脂製品は、請求項4から8のいずれか1項に記載のRFタグを樹脂製品と一体成型したものである。
他の局面にかかるRFタグ付き樹脂製品は、請求項4から8のいずれか1項に記載のRFタグを樹脂製品と一体成型したものである。
この場合、RFタグを樹脂製品と一体成形することができる。その結果、耐圧力、歪影響を低減したRFタグを樹脂製品に含めることができる。
(12)
さらに他の局面に従うRFタグ付きゴム製品は、請求項4から6および9、10のいずれか1項に記載のRFタグをゴム製品と一体成型したものである。
さらに他の局面に従うRFタグ付きゴム製品は、請求項4から6および9、10のいずれか1項に記載のRFタグをゴム製品と一体成型したものである。
この場合、RFタグをゴム製品と一体成形することができる。その結果、耐圧力、歪影響を低減したRFタグをゴム製品に含めることができる。
(13)
第13の発明にかかるRFタグ付きゴム製品は、さらに他の局面に従うRFタグ付きゴム製品において、ゴム製品は、タイヤであってもよい。
第13の発明にかかるRFタグ付きゴム製品は、さらに他の局面に従うRFタグ付きゴム製品において、ゴム製品は、タイヤであってもよい。
この場合、タイヤにRFタグが内蔵されるので、タイヤの管理またはタイヤを装着した自動車の管理、タイヤの回転数等を容易に検出することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付す。また、同符号の場合には、それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さないものとする。
[本実施の形態]
図1は、本実施の形態にかかるRFタグ100の一例を示す模式的斜視図である。
図1は、本実施の形態にかかるRFタグ100の一例を示す模式的斜視図である。
図1に示すように、RFタグ100は、矩形状のインレット部200および第1接点部280および第2接点部290からなる。
第1接点部280は、矩形状のインレット部200の一端側に設けられ、第2接点部290は、矩形状のインレット部200の他端側に設けられる。
なお、本実施の形態においては、矩形状のインレット部200および第1接点部280および第2接点部290は、樹脂、ゴム、発泡スチロール、セラミック等の矩形状部材に形成されていることが好ましい。
第1接点部280は、矩形状のインレット部200の一端側に設けられ、第2接点部290は、矩形状のインレット部200の他端側に設けられる。
なお、本実施の形態においては、矩形状のインレット部200および第1接点部280および第2接点部290は、樹脂、ゴム、発泡スチロール、セラミック等の矩形状部材に形成されていることが好ましい。
(インレット部200)
図1に示したインレット部200は、ICチップ500およびインダクタパターンLを形成する回路210を含む。
回路210は、略環状形状の回路部の一部を切欠いた切り欠き部を有する形状からなる。すなわち、具体的には、アルファベット文字のC形状からなる。
回路210は、辺211a、辺211b、辺211c、および辺211dから形成される。
なお、回路210は、一部を切欠く場合について説明したが、これに限定されず、切り欠き部の代わりに、絶縁部を形成してもよい。
図1に示したインレット部200は、ICチップ500およびインダクタパターンLを形成する回路210を含む。
回路210は、略環状形状の回路部の一部を切欠いた切り欠き部を有する形状からなる。すなわち、具体的には、アルファベット文字のC形状からなる。
回路210は、辺211a、辺211b、辺211c、および辺211dから形成される。
なお、回路210は、一部を切欠く場合について説明したが、これに限定されず、切り欠き部の代わりに、絶縁部を形成してもよい。
本実施の形態において、回路210は、アルミニウムの金属薄膜からなる。一般的に本実施の形態における薄膜は3μm以上35μm以下の厚みから形成される。
回路210は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成される。
回路210は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成される。
また、インレット部200の回路210の切り欠き部を架け渡すように、ICチップ500が設けられる。
本実施の形態においては、インレット部200においては、回路部210の内部面積Sにより、インダクタパターンLのインピーダンスを一定にすることができる。
本実施の形態においては、インレット部200においては、回路部210の内部面積Sにより、インダクタパターンLのインピーダンスを一定にすることができる。
(第1接点部280および第2接点部290)
図1に示すように、第1接点部280は、インレット部200の一端側に設けられ、第2接点部280は、インレット部200の他端側に設けられている。
図1に示すように、第1接点部280は、インレット部200の一端側に設けられ、第2接点部280は、インレット部200の他端側に設けられている。
また、本実施の形態において、第1接点部280および第2接点部290は、アルミニウムの金属薄膜からなる。一般的に本実施の形態における薄膜は3μm以上35μm以下の厚みから形成される。さらに、本実施の形態においては、第1接点部280は、0.3 cm×0.5 cmの面積を有する平面で形成されており、第2接点部290は、0.3 cm×0.5 cmの面積を有する平面で形成されている。
(導電性エレメント300)
図2は、図1のRFタグ100に導電性エレメント300を取り付けた状態を示す模式的斜視図である。
図2は、図1のRFタグ100に導電性エレメント300を取り付けた状態を示す模式的斜視図である。
図2に示すように、導電性エレメント300は、第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390からなる。また、第1導電性エレメント380と、第2導電性エレメント390との間は、電気的に絶縁されている。
また、第1導電性エレメント380は、導電性を有する材質から形成される。同様に、第2導電性エレメント390は、導電性を有する材質から形成される。本実施の形態においては、第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390は、同一材質からなることとしているが、これに限定されず、異種の材質からなってもよい。
次に、第1導電性エレメント380は、第1接点部280と電気的に接続される。また、第2導電性エレメント390は、第2接点部290と電気的に接続される。
第1導電性エレメント380の外周長さ値S1は、辺381、辺382、辺383、辺384の長さの合計である。また、第1導電性エレメント380の比誘電率を比誘電率εとする。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S1は、下記式(1)で表すことができる。
第1導電性エレメント380の外周長さ値S1は、辺381、辺382、辺383、辺384の長さの合計である。また、第1導電性エレメント380の比誘電率を比誘電率εとする。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S1は、下記式(1)で表すことができる。
同様に、第2導電性エレメント390の外周長さ値S2は、辺391、辺392、辺393、辺394の長さの合計である。また、第2導電性エレメント390の比誘電率を比誘電率εとする。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S2は、下記式(2)で表すことができる。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S2は、下記式(2)で表すことができる。
また、本実施の形態において第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390は、辺381、辺382、辺383、辺384が矩形状からなり、辺391、辺392、辺393、辺394が矩形状からなることとしているが、これに限定されず、矩形状、星形状、多角形、その他の任意の形状からなってもよい。
(RFタグ100の動作)
図3は、RFタグ100の等価回路の一例を示す模式図である。
図3に示すように、RFタグ100の等価回路は、主にインダクタパターンLと、コンデンサCbと、ICチップ500とからなる。インダクタパターンL、コンデンサCbおよびICチップ500は、読取装置から送信される電波の周波数帯域で共振する共振回路を構成する。
この共振回路の共振周波数f[Hz]は、式(3)により与えられる。共振周波数fの値は、読取装置から送信される電波の周波数帯域に含まれるように設定される。
図3は、RFタグ100の等価回路の一例を示す模式図である。
図3に示すように、RFタグ100の等価回路は、主にインダクタパターンLと、コンデンサCbと、ICチップ500とからなる。インダクタパターンL、コンデンサCbおよびICチップ500は、読取装置から送信される電波の周波数帯域で共振する共振回路を構成する。
この共振回路の共振周波数f[Hz]は、式(3)により与えられる。共振周波数fの値は、読取装置から送信される電波の周波数帯域に含まれるように設定される。
式(3)において、La:インダクタパターンLのインダクタンス、Cb:ICチップ500内部の等価容量を意味する。
ここで、本実施の形態においてICチップ500には、内部にコンデンサを含むものがあり、また、ICチップ500は浮遊容量を有する。そのため、共振回路の共振周波数fを設定する場合、ICチップ500内部の等価容量Cbを調整し、共振回路を形成する。すなわち、共振回路は、インダクタパターンLのインダクタンス、およびICチップ500の内部の等価容量Cbを考慮して設定された共振周波数fを有することが好ましい。
上記のように、ICチップ500内部の等価容量Cbを調整することで、共振回路の共振周波数fを、電波の周波数帯域に精度良く設定することができる。その結果、RFタグ100の読み取り性能をさらに向上させることができる。また、ICチップ500が生成する電源電圧をさらに高くすることができる。
図3に示すように、本実施の形態にかかるRFタグ100は、インダクタパターンLおよびICチップの内部静電容量において、共振回路が形成される。
また、ICチップ500は、RFタグ100の第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390が受信した読取装置の電波に基づいて動作する。
具体的に本実施の形態にかかるICチップ500は、まず、読取装置から送信される搬送波の一部を整流して、ICチップ500自身が動作するために必要な電源電圧を生成する。そして、ICチップ500は、生成した電源電圧によって、ICチップ500内の制御用の論理回路、商品の固有情報等が格納された不揮発性メモリを動作させる。
また、ICチップ500は、RFタグ100の第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390が受信した読取装置の電波に基づいて動作する。
具体的に本実施の形態にかかるICチップ500は、まず、読取装置から送信される搬送波の一部を整流して、ICチップ500自身が動作するために必要な電源電圧を生成する。そして、ICチップ500は、生成した電源電圧によって、ICチップ500内の制御用の論理回路、商品の固有情報等が格納された不揮発性メモリを動作させる。
また、ICチップ500は、読取装置との間でデータの送受信を行うための通信回路等を動作させる。
(RFタグ付き樹脂製品)
図4は、RFタグ付き樹脂製品110の一例を示す模式図である。
図4は、RFタグ付き樹脂製品110の一例を示す模式図である。
図4に示すように、RFタグ付き樹脂製品110は、RFタグ100を樹脂製品910と一体成型したものである。
本実施の形態におけるRFタグ100における第1導電性エレメント380は、第1導電性樹脂エレメント380からなり、第2導電性エレメント390は、第2導電性樹脂エレメント390からなる。
本実施の形態におけるRFタグ100における第1導電性エレメント380は、第1導電性樹脂エレメント380からなり、第2導電性エレメント390は、第2導電性樹脂エレメント390からなる。
この場合、樹脂製品910と同材質からなる第1導電性樹脂エレメント380からなり、樹脂製品910と同材質からなる第2導電性樹脂エレメント390からなる。
その結果、樹脂製品910と、第1導電性樹脂エレメント380および第2導電性樹脂エレメント390と、は、容易に一体に形成することができる。
その結果、樹脂製品910と、第1導電性樹脂エレメント380および第2導電性樹脂エレメント390と、は、容易に一体に形成することができる。
なお、本実施の形態においては、RFタグ100を樹脂製品910と一体成型していることとしているが、これに限定されず、RFタグ100を樹脂製品910に貼着させてもよい。
この場合、本実施の形態においては、第1導電性樹脂エレメント380からなることとしているが、これに限定されず、第1導電性樹脂エレメント380の代わりに第1導電性樹脂ジェルを用いてもよい。
この場合、本実施の形態においては、第1導電性樹脂エレメント380からなることとしているが、これに限定されず、第1導電性樹脂エレメント380の代わりに第1導電性樹脂ジェルを用いてもよい。
また、本実施の形態においては、第2導電性樹脂エレメント390からなることとしているが、これに限定されず、第2導電性樹脂エレメント390の代わりに第2導電性樹脂ジェルを用いてもよい。
その結果、RFタグ100を樹脂製品910に容易に貼着させることができる。なお、RFタグ100を接着剤、粘着剤を用いて樹脂製品910に容易に貼着してもよい。
その結果、RFタグ100を樹脂製品910に容易に貼着させることができる。なお、RFタグ100を接着剤、粘着剤を用いて樹脂製品910に容易に貼着してもよい。
(RFタグ付きゴム製品)
図5は、RFタグ付き樹脂製品120の一例を示す模式図である。
図5は、RFタグ付き樹脂製品120の一例を示す模式図である。
図5に示すように、RFタグ付きゴム製品120は、RFタグ100をゴム製品920と一体成型したものである。図5に示すゴム製品920は、タイヤからなる。
本実施の形態におけるRFタグ100における第1導電性エレメント380は、第1導電性ゴムエレメント380からなり、第2導電性エレメント390は、第2導電性ゴムエレメント390からなる。
この場合、ゴム製品920と同材質からなる第1導電性ゴムエレメント380からなり、ゴム製品920と同材質からなる第2導電性ゴムエレメント390からなる。
その結果、ゴム製品920と、第1導電性ゴムエレメント380および第2導電性ゴムエレメント390と、は、容易に一体に形成することができる。
その結果、ゴム製品920と、第1導電性ゴムエレメント380および第2導電性ゴムエレメント390と、は、容易に一体に形成することができる。
なお、本実施の形態においては、RFタグ100をゴム製品920と一体成型していることとしているが、これに限定されず、RFタグ100をゴム製品920に貼着させてもよい。
この場合、本実施の形態においては、第1導電性ゴムエレメント380からなることとしているが、これに限定されず、第1導電性ゴムエレメント380の代わりに第1導電性ゴムジェルを用いてもよい。
この場合、本実施の形態においては、第1導電性ゴムエレメント380からなることとしているが、これに限定されず、第1導電性ゴムエレメント380の代わりに第1導電性ゴムジェルを用いてもよい。
また、本実施の形態においては、第2導電性ゴムエレメント390からなることとしているが、これに限定されず、第2導電性ゴムエレメント390の代わりに第2導電性ゴムジェルを用いてもよい。
その結果、RFタグ100をゴム製品920に容易に貼着させることができる。なお、RFタグ100を接着剤、粘着剤を用いてゴム製品920に容易に貼着してもよい。
その結果、RFタグ100をゴム製品920に容易に貼着させることができる。なお、RFタグ100を接着剤、粘着剤を用いてゴム製品920に容易に貼着してもよい。
(他の例)
以下、図1に示したRFタグ100と異なるRFタグ100について説明を行う。図6は、本実施の形態にかかるRFタグ100の他の例を示す模式的斜視図である。
以下、図1に示したRFタグ100と異なるRFタグ100について説明を行う。図6は、本実施の形態にかかるRFタグ100の他の例を示す模式的斜視図である。
図6に示すように、RFタグ100は、円筒状のインレット部200および第1接点部280および第2接点部290からなる。
第1接点部280は、円筒状のインレット部200の一端側に設けられ、第2接点部290は、円筒状のインレット部200の他端側に設けられる。
第1接点部280は、円筒状のインレット部200の一端側に設けられ、第2接点部290は、円筒状のインレット部200の他端側に設けられる。
(インレット部200)
図6に示したインレット部200は、ICチップ500およびインダクタパターンLを形成する回路210を含む。
回路210は、略環状形状の回路部の一部を切欠いた切り欠き部を有する形状からなる。すなわち、具体的には、アルファベット文字のC形状からなる。
回路210は、辺211a、辺211b、辺211c、および辺211dから形成される。
なお、回路210は、一部を切欠く場合について説明したが、これに限定されず、切り欠き部の代わりに、絶縁部を形成してもよい。
図6に示したインレット部200は、ICチップ500およびインダクタパターンLを形成する回路210を含む。
回路210は、略環状形状の回路部の一部を切欠いた切り欠き部を有する形状からなる。すなわち、具体的には、アルファベット文字のC形状からなる。
回路210は、辺211a、辺211b、辺211c、および辺211dから形成される。
なお、回路210は、一部を切欠く場合について説明したが、これに限定されず、切り欠き部の代わりに、絶縁部を形成してもよい。
本実施の形態において、回路210は、アルミニウムの金属薄膜からなる。一般的に本実施の形態における薄膜は3μm以上35μm以下の厚みから形成される。
回路210は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成し、その後、当該回路210を円筒状に形成している。
回路210は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成し、その後、当該回路210を円筒状に形成している。
また、インレット部200の回路210の切り欠き部を架け渡すように、ICチップ500が設けられる。
本実施の形態においては、インレット部200においては、回路部210の内部面積Sにより、インダクタパターンLのインピーダンスを一定にすることができる。
本実施の形態においては、インレット部200においては、回路部210の内部面積Sにより、インダクタパターンLのインピーダンスを一定にすることができる。
(第1接点部280および第2接点部290)
図1に示すように、第1接点部280は、インレット部200の一端側に設けられ、第2接点部280は、インレット部200の他端側に設けられている。
図1に示すように、第1接点部280は、インレット部200の一端側に設けられ、第2接点部280は、インレット部200の他端側に設けられている。
また、本実施の形態において、第1接点部280および第2接点部290は、アルミニウムの金属薄膜からなる。一般的に本実施の形態における薄膜は3μm以上35μm以下の厚みから形成される。さらに、本実施の形態においては、第1接点部280は、Φ0.3 cm×0.5 cmの面積を有する円筒面で形成されており、第2接点部290は、Φ0.3 cm×0.5 cmの面積を有する円筒面で形成されている。
(導電性エレメント300)
図7は、図6のRFタグ100に導電性エレメント300を取り付けた状態を示す模式的斜視図である。
図7は、図6のRFタグ100に導電性エレメント300を取り付けた状態を示す模式的斜視図である。
図7に示すように、導電性エレメント300は、第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390からなる。また、第1導電性エレメント380と、第2導電性エレメント390との間は、電気的に絶縁されている。
また、第1導電性エレメント380は、導電性を有する材質から形成される。同様に、第2導電性エレメント390は、導電性を有する材質から形成される。本実施の形態においては、第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390は、同一材質からなることとしているが、これに限定されず、異種の材質からなってもよい。
次に、第1導電性エレメント380は、第1接点部280と電気的に接続される。また、第2導電性エレメント390は、第2接点部290と電気的に接続される。
第1導電性エレメント380の外周長さ値S3は、筒部の長さと、端部の周長との長さの合計である。また、第1導電性エレメント380の比誘電率を比誘電率εとする。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S3は、下記式(4)で表すことができる。
第1導電性エレメント380の外周長さ値S3は、筒部の長さと、端部の周長との長さの合計である。また、第1導電性エレメント380の比誘電率を比誘電率εとする。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S3は、下記式(4)で表すことができる。
同様に、第2導電性エレメント390の外周長さ値S4は、筒部の長さと、端部の周長との長さの合計である。また、第2導電性エレメント390の比誘電率を比誘電率εとする。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S4は、下記式(5)で表すことができる。
また、UHF帯RFID周波数の周波数の波長λ(ラムダ)を用いた場合、外周長さ値S4は、下記式(5)で表すことができる。
また、他の例において第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390は、円筒状からなることとしているが、これに限定されず、矩形状、星形状、多角形、その他の任意の形状からなってもよい。
また、第1導電性エレメント380は、第1導電性樹脂エレメント380、第1導電性樹脂ジェル380、第1導電性ゴムエレメント380、第1導電性樹脂ジェル380からなってもよく、第2導電性エレメント390は、第2導電性樹脂エレメント390、第2導電性樹脂ジェル390、第2導電性ゴムエレメント390、第2導電性樹脂ジェル390からなってもよい。
(さらに他の例)
次に、図8および図9は、さらに他の例のRFタグ100の一例を示す模式図である。
次に、図8および図9は、さらに他の例のRFタグ100の一例を示す模式図である。
図8に示すように、ICチップ500およびインダクタパターンLの代わりに、ICチップ500およびチップコイル250を設けてもよい。
また、図9に示すように、ICチップ500およびインダクタパターンLの代わりに、ICチップ500およびインダクタパターン部260を設けてもよい。
また、図9に示すように、ICチップ500およびインダクタパターンLの代わりに、ICチップ500およびインダクタパターン部260を設けてもよい。
以上のように、本発明にかかるRFタグ100は、第1接点部280は、面形状からなり、第2接点部290は、面形状からなる。また、内部静電容量Cbを有するICチップとインダクタパターン部Lとからなる共振回路によりRFタグ100と読取装置との通信が可能となるとともに、RFタグ100の薄膜化または小型化を実現することができる。
また、RFタグ100の電気的接点が面形状であるため、歪が生じた場合であっても、電気的接続を確実に行うことができる。また、第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390については、ダイポールアンテナ、コーリニアアレイアンテナ、およびモノポールアンテナのいずれか一つのアンテナを用いることができる。
また、第1接点部280および第2接点部290は、板状に形成されるので、接点範囲を大きく取ることができる。その結果、歪の影響をうけることなく、電気的接触を維持することができる。
一方、第1接点部280および第2接点部290は、筒状に形成された場合、接点範囲を大きく取ることができる。その結果、歪の影響をうけることなく、電気的接触を維持することができる。
また、互いに絶縁されている第1導電性エレメント380および第2導電性エレメント390をアンテナとして機能させることができる。
さらに、互いに絶縁されている第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルをアンテナとして機能させることができる。
さらに、互いに絶縁されている第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルをアンテナとして機能させることができる。
また、RFタグ付き樹脂製品110は、RFタグ100を樹脂製品910と一体成形することができる。その結果、耐圧力、歪影響を低減したRFタグ100を樹脂製品910に含めることができる。
さらに、RFタグ付きゴム製品120は、RFタグ100をゴム製品920と一体成形することができる。その結果、耐圧力、歪影響を低減したRFタグ100をゴム製品920、タイヤに含めることができる。
また、タイヤにRFタグ100が内蔵されるので、タイヤの管理またはタイヤを装着した自動車の管理、タイヤの回転数等を容易に検出することができる。
さらに、RFタグ付きゴム製品120は、RFタグ100をゴム製品920と一体成形することができる。その結果、耐圧力、歪影響を低減したRFタグ100をゴム製品920、タイヤに含めることができる。
また、タイヤにRFタグ100が内蔵されるので、タイヤの管理またはタイヤを装着した自動車の管理、タイヤの回転数等を容易に検出することができる。
本発明においては、Cbが「静電容量」に相当し、ICチップ500が「ICチップ」に相当し、インダクタパターン部L、チップコイル250、インダクタパターン部260が「インダクタパターン部」に相当し、第1接点部280が「第1接点部」に相当し、第2接点部290が「第2接点部」に相当し、RFタグ100が「RFタグ」に相当し、第1導電性エレメント380が「第1導電性エレメント、第1導電性樹脂エレメント、第1導電性ゴムエレメント、第1導電性ジェル、第1導電性樹脂ジェル、第1導電性ゴムジェル」に相当し、第2導電性エレメント390が「第2導電性エレメント、第2導電性樹脂エレメント、第2導電性ゴムエレメント、第2導電性ジェル、第2導電性樹脂ジェル、第2導電性ゴムジェル」に相当し、樹脂製品910が「樹脂製品」に相当し、RFタグ付き樹脂製品110が「RFタグ付き樹脂製品」に相当し、ゴム製品920が「ゴム製品、タイヤ」に相当し、RFタグ付きゴム製品120が「RFタグ付きゴム製品」に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 RFタグ
110 RFタグ付き樹脂製品
120 RFタグ付きゴム製品
280 第1接点部
290 第2接点部
380 第1導電性エレメント
390 第2導電性エレメント
500 ICチップ
910 樹脂製品
920 ゴム製品
L インダクタパターン部
110 RFタグ付き樹脂製品
120 RFタグ付きゴム製品
280 第1接点部
290 第2接点部
380 第1導電性エレメント
390 第2導電性エレメント
500 ICチップ
910 樹脂製品
920 ゴム製品
L インダクタパターン部
Claims (13)
- 内部に静電容量を有するICチップと、
前記ICチップと並列して取り付けられたインダクタパターン部と、
前記ICチップおよび前記インダクタパターン部の間に設けられた第1接点部と、
前記第1接点部と異なり、前記ICチップおよび前記インダクタパターン部の間に設けられた第2接点部と、を含む、RFタグ。 - 前記RFタグは、矩形状からなり、
前記第1接点部および前記第2接点部は、板状に形成された、請求項1記載のRFタグ。 - 前記RFタグは、円筒形状からなり、
前記第1接点部および前記第2接点部は、筒状に形成された、請求項1記載のRFタグ。 - 第1導電性エレメントおよび第2導電性エレメントをさらに含み、
前記第1接点部は、前記第1導電性エレメントと電気的に接続され、
前記第2接点部は、前記第2導電性エレメントと電気的に接続され、
前記第1導電性エレメントおよび前記第2導電性エレメントは、互いに電気的に絶縁された、請求項1から3のいずれか1項に記載のRFタグ。 - 第1導電性ジェルおよび第2導電性ジェルをさらに含み、
前記第1接点部は、前記第1導電性ジェルと電気的に接続され、
前記第2接点部は、前記第2導電性ジェルと電気的に接続され、
前記第1導電性ジェルおよび前記第2導電性ジェルは、互いに電気的に絶縁された、請求項1から3のいずれか1項に記載のRFタグ。 - 前記導電性エレメント長は、波長をλと仮定し、前記導電性エレメントの比誘電率をεと仮定した場合に、(λ/4+λ/4)−εで算出される、請求項4記載のRFタグ。
- 前記第1導電性エレメントは、第1導電性樹脂エレメントからなり、
前記第2導電性エレメントは、第2導電性樹脂エレメントからなる、請求項4記載のRFタグ。 - 前記第1導電性ジェルは、第1導電性樹脂ジェルからなり、
前記第2導電性ジェルは、第2導電性樹脂ジェルからなる、請求項5記載のRFタグ。 - 前記第1導電性エレメントは、第1導電性ゴムエレメントからなり、
前記第2導電性エレメントは、第2導電性ゴムエレメントからなる、請求項4記載のRFタグ。 - 前記第1導電性ジェルは、第1導電性ゴムジェルからなり、
前記第2導電性ジェルは、第2導電性ゴムジェルからなる、請求項5記載のRFタグ。 - 請求項4から8のいずれか1項に記載の前記RFタグを樹脂製品と一体成型した、RFタグ付き樹脂製品。
- 請求項4から6および9、10のいずれか1項に記載の前記RFタグをゴム製品と一体成型した、RFタグ付きゴム製品。
- 前記ゴム製品は、タイヤである、請求項12に記載のRFタグ付きゴム製品。
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Cited By (1)
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CN114516245A (zh) * | 2020-11-20 | 2022-05-20 | 通伊欧轮胎株式会社 | 轮胎 |
-
2017
- 2017-09-26 JP JP2017185384A patent/JP2019061489A/ja active Pending
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