JP2019060353A - Valve component and valve body - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばスプールバルブやソレノイドバルブのように摺動可能なスプールを有するバルブに使用されるバルブ部品及びバルブボディに関する。 The present invention relates to a valve component and a valve body used for a valve having a slidable spool such as, for example, a spool valve or a solenoid valve.
従来、自動変速機の油圧制御装置としては、複数のリニアソレノイドバルブや切換えバルブ等の各種バルブ(以下、単にバルブという)と、これらのバルブ同士を連通する油路とを有するバルブボディを備えたものが普及している。バルブボディはアルミダイカスト等、金属製のものが主流であるが、近年では、合成樹脂製のバルブボディが開発されている。合成樹脂製のバルブボディを形成するために、バルブの構成部材である金属製の円筒形状のスリーブと合成樹脂製のカバー(ボディ部)とを、例えばインサート成形等の射出成形によって一体形成するようにしたバルブの取付構造が知られている(特許文献1参照)。 Conventionally, a hydraulic control device for an automatic transmission includes a valve body having a plurality of linear solenoid valves, various valves such as switching valves (hereinafter simply referred to as valves), and an oil passage connecting the valves. Things are widespread. The valve body is mainly made of metal such as aluminum die casting, but in recent years, a valve body made of synthetic resin has been developed. In order to form a valve body made of a synthetic resin, a cylindrical metal sleeve and a synthetic resin cover (body portion) which are constituent members of the valve are integrally formed by injection molding such as insert molding, for example. The valve mounting structure is known (see Patent Document 1).
しかしながら、上述した特許文献1に記載したバルブでは、ポートがスリーブの一方側の側面に偏って形成されていると共に、スリーブの変形対策が考慮されていないため、樹脂の射出成形時に射出材の射出圧でスリーブが変形してしまう虞があった。即ち、スリーブのポートが形成されている側(以下、ポート側という)は、スリーブの中心線を挟んだ反対側に比べて、中空になっているため剛性が小さくなっている。このため、特に複数のポートが並んで配置されている場合に、スリーブのポート側が射出圧によって中心線方向に圧縮されてしまい、スリーブがポート側を内側にして弓形状に湾曲して変形してしまう虞があった。スリーブが弓形状に湾曲してしまうと、スプールの摺動性が低下し、バルブスティックし易くなってしまう虞がある。スリーブが射出圧によって変形しないようにスリーブを厚肉化することが考えられるが、それではスリーブが大型化してしまい、バルブボディの大型化を招いてしまう。 However, in the valve described in Patent Document 1 described above, the port is formed to be biased to the side surface on one side of the sleeve, and no countermeasure against deformation of the sleeve is taken into consideration. There is a possibility that the sleeve may be deformed by pressure. That is, since the side on which the port of the sleeve is formed (hereinafter referred to as the port side) is hollow compared to the opposite side across the center line of the sleeve, the rigidity is smaller. For this reason, particularly when a plurality of ports are arranged side by side, the port side of the sleeve is compressed in the center line direction by the injection pressure, and the sleeve is curved and deformed into an arch shape with the port side inside. There was a risk of If the sleeve is curved in an arc shape, the slidability of the spool may be reduced, and the valve may be easily stuck. It is conceivable to thicken the sleeve so that the sleeve is not deformed by the injection pressure, but this increases the size of the sleeve and causes the valve body to be enlarged.
そこで、バルブボディの大型化を招くことなく、射出圧に対する剛性を向上できるスリーブを利用したバルブ部品及びバルブボディを提供することを目的とする。 Therefore, it is an object of the present invention to provide a valve component and a valve body using a sleeve capable of improving the rigidity against the injection pressure without causing the valve body to be enlarged.
本開示に係るバルブ部品は、スプールを摺動可能に収容する穴部を有する筒形状のスリーブと、前記スリーブの周囲に樹脂成形されたボディ部と、を備え、前記スリーブは、前記穴部の中心線の方向の一方側の端部である第1の端部と、前記中心線の方向の他方側の端部である第2の端部と、前記第1の端部及び前記第2の端部の間に形成された中間部と、前記中間部の前記穴部の壁面に形成され、前記スプールの位置により前記スリーブの外部油路との連通状態が変化する複数のポートと、前記第1の端部及び前記第2の端部に形成され、前記中心線から前記ポートの開口方向と同方向に向けて前記スリーブから突出して設けられ、かつ、前記ボディ部から露出した露出面を有する突出部と、を有する。 A valve component according to the present disclosure includes: a cylindrical sleeve having a hole for slidably accommodating a spool; and a body portion molded by resin around the sleeve, wherein the sleeve is a portion of the hole. A first end which is an end on one side in the direction of the center line, a second end which is an end on the other side of the direction of the center line, the first end and the second end An intermediate portion formed between the end portions, and a plurality of ports formed on the wall surface of the hole portion of the intermediate portion, the communication state with the external oil passage of the sleeve changing according to the position of the spool; It has an exposed surface which is formed at one end and the second end and protrudes from the sleeve in the same direction as the opening direction of the port from the center line and which is exposed from the body portion And a protrusion.
本開示に係るバルブボディは、上述したバルブ部品と、外部油路が形成され、前記バルブ部品に積層されたブロック部材と、を備え、前記ブロック部材の前記外部油路の開口部が、前記バルブ部品の前記ポートに接続された状態である。 A valve body according to the present disclosure includes the valve component described above and a block member in which an external oil passage is formed and stacked on the valve component, and an opening of the external oil passage of the block member is the valve. It is in the state of being connected to the port of the part.
本バルブ部品及びバルブボディによると、スリーブの中心線方向の両端部に突出部が設けられており、各突出部は、中心線から開口方向と同方向に向けてスリーブから突出して設けられている。このため、バルブ部品の射出成形時にスリーブに射出圧が加えられ、スリーブのポート側を中心線方向に圧縮しようとしても、各突出部がスリーブの両端部で金型に当接してスリーブの変形を防止するよう作用する。これにより、スリーブを厚肉にすることでバルブボディの大型化を招くことなく、射出圧に対する剛性を向上することができる。 According to the valve component and the valve body, the protrusions are provided at both ends in the centerline direction of the sleeve, and the protrusions are provided to project from the sleeve in the same direction as the opening direction from the centerline. . For this reason, injection pressure is applied to the sleeve at the time of injection molding of the valve component, and each protrusion abuts on the mold at both ends of the sleeve even if it is attempted to compress the port side of the sleeve in the centerline direction. Act to prevent. As a result, by making the sleeve thick, the rigidity against the injection pressure can be improved without increasing the size of the valve body.
以下、バルブ部品及びバルブボディを適用した車両用伝動装置の油圧制御装置の実施の形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。まず、車両用伝動装置の一例として自動変速機3が搭載される車両1の概略構成について、図1に沿って説明する。図1に示すように、本実施の形態の車両1は、例えば、内燃エンジン2と、自動変速機3と、自動変速機3を制御する油圧制御装置4及びECU(制御装置)5と、車輪6とを備えている。内燃エンジン2は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関であり、自動変速機3に連結されている。また、本実施の形態では、自動変速機3は、所謂FR(フロントエンジン・リアドライブ)型としている。但し、自動変速機3は、FR型には限られず、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型であってもよい。また、同一の油圧制御装置4をFR型の自動変速機3とFF型の自動変速機とに共用可能としてもよい。また、本実施の形態では、車両用伝動装置を適用した車両1の一例として駆動源として内燃エンジンのみを利用する車両の場合について説明しているが、これには限られず、駆動源として、例えば内燃エンジンと電動モータとを利用するハイブリッド車両に適用してもよい。
Hereinafter, an embodiment of a hydraulic control device for a vehicle transmission to which a valve component and a valve body are applied will be described with reference to FIGS. 1 to 5. First, a schematic configuration of a vehicle 1 on which an
自動変速機3は、トルクコンバータ30と、変速機構31と、これらを収容するミッションケース32とを有している。トルクコンバータ30は、内燃エンジン2及び変速機構31の間に介在され、作動流体を介して内燃エンジン2の駆動力を変速機構31に伝達可能である。また、トルクコンバータ30には、不図示のロックアップクラッチが設けられ、ロックアップクラッチの係合により内燃エンジン2の駆動力を変速機構31に直接伝達可能である。
The
変速機構31は、摩擦係合要素の一例である第1クラッチC1を含む複数のクラッチやブレーキの同時係合の組み合わせにより、複数の変速段を選択的に形成可能な多段変速機構としている。また、変速機構31は、油圧の給排により第1クラッチC1を係脱可能な油圧サーボ33を有している。但し、変速機構31としては、多段変速機構には限られず、ベルト式無段自動変速機構等のような無段変速機構であってもよい。
The
油圧制御装置4は、例えばバルブボディにより構成されており、不図示のオイルポンプから供給された油圧からレギュレータバルブ等の元圧供給部69によりライン圧やモジュレータ圧等を生成し、ECU5からの制御信号に基づいて変速機構31のクラッチやブレーキをそれぞれ制御するための油圧を給排可能である。油圧制御装置4の詳細な構成については、後述する。
The hydraulic control device 4 is constituted of, for example, a valve body, generates a line pressure, a modulator pressure and the like by an original
ECU5は、例えば、CPUと、処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備えており、油圧制御装置4への制御信号等、各種の信号を出力ポートから出力する。
The
次に、上述した油圧制御装置4の構成について、図2乃至図4に沿って詳細に説明する。図2及び図3に示すように、油圧制御装置4は、バルブボディであり、複数のリニアソレノイドバルブ70(図4参照)やソレノイドバルブ79を収容したソレノイド設置部40と、切換えバルブ66(図4参照)などのバルブを収容したバルブ設置部60と、これらソレノイド設置部40とバルブ設置部60との間に設けられた油路設置部50と、が積層されて形成されている。即ち、油圧制御装置4は、ソレノイド設置部40のバルブ部品としての第1ブロック41と、ブロック部材としての油路設置部50と、を備えている。
Next, the configuration of the above-described hydraulic control device 4 will be described in detail with reference to FIGS. 2 to 4. As shown in FIG. 2 and FIG. 3, the hydraulic control device 4 is a valve body, and a
本実施の形態では、積層方向Lを上下方向とし、ソレノイド設置部40を下方(第2の方向D2)に向けると共に、バルブ設置部60を上方(第1の方向D1)に向けて、バルブ設置部60をミッションケース32に取り付けて設けられている。即ち、積層方向Lのうち、油路設置部50からソレノイド設置部40への方向を第2の方向D2とし、その反対方向を第1の方向D1としている。また、後述するリニアソレノイドバルブ70の中心線L1の長手方向を、幅方向Wとしている。
In the present embodiment, with the stacking direction L being the vertical direction, the
図2乃至図4に示すように、ソレノイド設置部40は、リニアソレノイドバルブ70や油圧をオンオフするソレノイドバルブ等のソレノイドバルブ79を収容している。ソレノイド設置部40は、合成樹脂製の略板状ブロックである第1ブロック(バルブ部品)41を有している。第1ブロック41は、第2の方向D2側に設けられた第1面(外面)411を有している。尚、第1ブロック41は、金属製のスリーブ73と、スリーブ73の周囲に樹脂成形された樹脂部(ボディ部)41sと、を備えている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
第1ブロック41には、積層方向Lに直交する幅方向Wの一側端部及びその反対側の他側端部から交互に内部に向けて複数の第1の穴部44(図4参照)が、互いに平行に並んで配置されて形成されている。本実施の形態では、第1ブロック41は、射出成形において、有底円筒形状の金属製のスリーブ73がインサート成形されることで形成されており、スリーブ73の内部が第1の穴部44とされている。また、スリーブ73と、スリーブ73の周囲に樹脂成形された第1ブロック41とにより、バルブ部品を構成している。尚、スリーブ73の詳細な構成については後述する。
In the
図4に示すように、各スリーブ73には、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79が設けられている。リニアソレノイドバルブ70及びソレノイドバルブ79は、中心線L1を平行かつ同一平面上に配置して設けられている。リニアソレノイドバルブ70は、油圧を調圧する調圧部71と、供給される電力に応じてプランジャ72pを駆動する電磁部(ソレノイド部)72とを有している。調圧部71は、スリーブ73に収容され、油圧を調圧するための摺動可能な第1のスプール70pと、第1のスプール70pを一方向に押圧する圧縮コイルばねからなる付勢ばね70sとを有している。
As shown in FIG. 4, each
図2乃至図4に示すように、バルブ設置部60は、切換えバルブ66を収容している。バルブ設置部60は、合成樹脂製の略板状ブロックである第2ブロック61を有している。また、第2ブロック61は、第2の方向D2側に設けられた第2面612と、第1の方向D1側に設けられた第3面613とを有している。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
第2ブロック61には、幅方向Wの一側端部及びその反対側の他側端部から交互に内部に向けて複数の第2の穴部64(図4参照)が、互いに平行に並んで配置されて形成されている。本実施の形態では、第2ブロック61は、アルミダイカスト、射出成形、あるいは3Dプリント等の製法で形成されている。但し、第2ブロック61の製法としては、これらには限られず、例えば有底円筒形状の金属製のスリーブをインサート成形することで形成し、スリーブの内部を第2の穴部64としてもよい。
In the
図4に示すように、各第2の穴部64には、切換えバルブ66が設けられている。切換えバルブ66は、例えば油路を切換え又は油圧を調圧可能なバルブである。切換えバルブ66は、中心線L2を平行かつ同一平面上に配置して設けられている。各第2の穴部64には、摺動可能な第2のスプール66pと、第2のスプール66pを一方向に押圧する圧縮コイルばねからなる付勢ばね66sと、付勢ばね66sが第2のスプール66pを押圧した状態にするストッパ67とが収容され、これらにより切換えバルブ66が形成されている。ストッパ67は、不図示の留め具により第2の穴部64の開口の近傍に固定されている。
As shown in FIG. 4, each
バルブ設置部60は、第2ブロック61と、ポート95と、連通孔96と、開口部97と、を有している。第2ブロック61の第2の穴部64は、略円柱形状で、第2のスプール66pを摺動可能に収容している。ポート95は、第2の穴部64の壁面に形成され、第2のスプール66pの位置により第2の穴部64の内外の連通状態を変化させる。ポート95は、第2の穴部64の壁面、即ち内周面に設けられて第2の穴部64に開口した曲面部分としている。ポート95は、第1の方向D1側に設けられたものと、第2の方向D2側に設けられたものとがある。本実施の形態では、ポート95は、開口部97の側から視て、略長方形状としている。
The
連通孔96は、ポート95と開口部97とを連通し、第2ブロック61の外側面及びポート95を接続する。連通孔96は、第2の穴部64の中心線L2に直交する方向を中心線として形成されている。開口部97は、第2のポート連通部を構成し、第2ブロック61の外側面に開口されている。開口部97は、連通孔96が第2ブロック61の外側面に開口されて、平面状に露出して形成されている。各開口部97は、連通孔96の中心線に直交する平面状に形成されている。このため、第2の穴部64の中心線L2と開口部97とは、平行に設けられている。積層方向Lの同じ側に設けられた開口部97同士は、同一平面上に配置されている。本実施の形態では、開口部97及び連通孔96は、積層方向Lから視て、ポート95と同じ形状及び大きさの長方形状としている。
The
図2乃至図4に示すように、油路設置部50は、ソレノイド設置部40に接合された第1のプレート51と、バルブ設置部60に接合された第2のプレート52と、第1のプレート51及び第2のプレート52に接合された複数のパイプ(外部油路)53と、を有している。油路設置部50は、各プレート51,52と、その間に接合されたパイプ53とを有する1つの組立体として形成され(図3参照)、各プレート51,52がソレノイド設置部40及びバルブ設置部60に接合されている。即ち、油路設置部50は、パイプ53が形成されると共に、第1ブロック41に積層されている。尚、本実施の形態では、ソレノイド設置部40とバルブ設置部60とを連通する部材は、全てパイプ53としている。このため、パイプ53以外の管等を利用する必要が無いので、製造工程の複雑化を防止することができると共に、その他のパイプ等を設けないことでバルブボディの大型化を抑制することができる。
As shown in FIGS. 2 to 4, the oil
パイプ53は、各プレート51,52を介して間接的にソレノイド設置部40及びバルブ設置部60に接合され、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79のポート75と切換えバルブ66のポート95とを連通している。本実施の形態では、パイプ53は合成樹脂製の円管形状で、例えば、3Dプリントにより形成されている。パイプ53は、各プレート51,52に対して溶着又は接着等により接合されている。パイプ53の端面(開口部)53aは環状で、パイプ53は環状の端面53aを介して貫通孔51a,52aに、それぞれ連通されている。パイプ53の端部53bは直線状であると共に、パイプ53の端面53aはパイプ53の端部53bの延伸方向に直交して形成されている。各貫通孔51a,52aは、それぞれ平面部である第1のプレート内側面512及び第2のプレート内側面522に開口している。即ち、貫通孔51a,52aの開口の周囲には、各開口方向に直交する平面部が設けられている。パイプ53の端面53aは、貫通孔51a,52aの各周囲の第1のプレート内側面512及び第2のプレート内側面522に接合されている。また、各パイプ53同士は、互いに接合されず、いずれも各プレート51,52のみに接合されて支持されている。但し、各パイプ53同士が互いに接合されないことには限られず、互いに接合されていてもよい。
The
パイプ53としては、大径パイプ54と、大径パイプ54より小径の小径パイプ55とが設けられている。大径パイプ54は、例えば、ライン圧やレンジ圧、摩擦係合要素を制御するための油圧等、大流量の作動油を流通するために使用される。小径パイプ55は、例えば、切換えバルブ66の信号圧等、小流量の作動油を流通させるために使用される。但し、これら大径パイプ54及び小径パイプ55は、各プレート51,52に対する接合等について差異は無いので、本明細書中ではまとめてパイプ53として説明する。尚、本実施の形態では、パイプ53は、断面円環形状の円管としているが、これには限られず、断面角環形状の管としてもよい。
As the
図4に示すように、第1のプレート51は、第2の方向D2側を向いた第1のプレート外側面511と、第1の方向D1側を向いた第1のプレート内側面512と、第1のプレート外側面511及び第1のプレート内側面512を貫通した第1の貫通孔51aと、を有している。パイプ53の第1のプレート51側の端面53aは、第1のプレート内側面512に第1の貫通孔51aを囲うように溶着又は接着等により接合されている。第1のプレート外側面511は、ソレノイド設置部40の第1面411に溶着又は接着等により接合されている。これにより、油路設置部50のパイプ53の端面53aが、第1ブロック41のポート75に接続された状態となっている。即ち、第1のプレート51は、スリーブ73とパイプ53との間に、スリーブ73とパイプ53とのそれぞれに間接的にあるいは直接的に接合されて介在されている。第1の貫通孔51aは、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79の開口部77とパイプ53とを連通しており、ひいては、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79のポート75とパイプ53とを連通している。第1の貫通孔51aは、連通孔76に連通してスリーブ73の外側面から第1のプレート51を貫通し、第1のプレート51の外側面に開口されてパイプ53に連通されている。
As shown in FIG. 4, the
第2のプレート52は、第1の方向D1側を向いた第2のプレート外側面521と、第2の方向D2側を向いた第2のプレート内側面522と、第2のプレート外側面521及び第2のプレート内側面522を貫通した第2の貫通孔52aと、を有している。パイプ53の第2のプレート52側の端面53aは、第2のプレート内側面522に第2の貫通孔52aを囲うように溶着又は接着等により接合されている。第2のプレート外側面521は、バルブ設置部60の第2面612に溶着又は接着等により接合されている。即ち、第2のプレート52は、第2ブロック61とパイプ53との間に、第2ブロック61とパイプ53とのそれぞれに間接的にあるいは直接的に接合されて介在されている。第2の貫通孔52aは、切換えバルブ66の開口部97とパイプ53とを連通しており、ひいては、切換えバルブ66のポート95とパイプ53とを連通している。第2の貫通孔52aは、連通孔96に連通して第2ブロック61の外側面から第2のプレート52を貫通し、第2のプレート52の外側面に開口されてパイプ53に連通されている。
The
ここで、切換えバルブ66のポート95の開口部97には、パイプ53に連通されたものと、閉塞されたものとがある。パイプ53に連通されたポート95の開口部97は、第2のプレート52の第2の貫通孔52aを介してパイプ53に連通されている。また、パイプ53に連通されていないポート95の開口部97は、第2のプレート52により閉塞されている。これにより、第2のプレート52の第2の貫通孔52aの有無や配置を変更することで、切換えバルブ66のポート95の開閉を設定することができる。
Here, the
図5(a)〜図5(c)に示すように、スリーブ73は、スプール70p(図4参照)を摺動可能に収容する第1の穴部44を有する円筒形状で、第1の端部73aと、第2の端部73bと、中間部73cと、を有している。第1の端部73aは、第1の穴部44の中心線L1の方向(幅方向W)の一方側の端部であり、底部74と空気孔80とを有している。底部74は、第1の穴部44に収容されたスプール70p(図4参照)が突き当て可能であり、空気孔80は、後述する第1の突出部81の内部を通って、第1の穴部44と外部とを連通する。第2の端部73bは、中心線L1の方向(幅方向W)における第1の端部73aとは反対側の他方側の端部であり、スプール70pを第1の穴部44に挿入可能な開口である挿入口44aを有している。中間部73cは、第1の端部73a及び第2の端部73bの間に形成されている。
As shown in FIGS. 5 (a) -5 (c), the
また、スリーブ73は、複数のポート75と、連通孔76と、開口部77と、凸部78とを有している。各ポート75は、中間部73cの第1の穴部44の壁面に形成され、スプール70pの位置によりスリーブ73の内外の連通状態が変化するように設けられている。ポート75は、第1の穴部44の壁面、即ち中間部73cの内周面に設けられて、第1の穴部44に開口した曲面部分としている。ポート75は、開口部77の側から視て、長円形状としている。複数のポート75のうちの過半数のポート75、本実施の形態では4つのポート75のうちの全てのポート75は、中心線L1からそれぞれのポート75の開口方向Dpを第1の方向D1に向けて形成されている。即ち、スリーブ73は、開口方向Dpを第1の方向D1に平行になるようにして、第1ブロック41の樹脂部41sにインサート成形されている。
The
本実施の形態では、ポート75として、入力ポート75i、出力ポート75o、フィードバックポート75f、ドレンポート75dの4つのポート75が設けられている。図4に示すように、調圧部71は、入力ポート75iに入力された油圧をスプール70pにより調圧して出力ポート75oから出力する。本実施の形態のリニアソレノイドバルブ70は、通電時に開放されるノーマルクローズタイプとしている。このため、付勢ばね70sがスプール70pを付勢する方向は、フィードバックポート75fから調圧部71内にフィードバックされる油圧がスプール70pを押圧する方向と同方向であり、リニアソレノイドバルブ70の各ポート75は、電磁部72側から、ドレンポート75d、出力ポート75o、入力ポート75i、フィードバックポート75fの順で配置されている。
In the present embodiment, four
図5(a)〜図5(c)に示すように、連通孔76は、ポート75から中間部73cの第1の方向D1(開口方向Dp)に延びており、ポート75と開口部77とを連通し、中間部73cの外側面及びポート75を接続する。連通孔76は、第1の穴部44の中心線L1からポート75の中心を通過する開口方向Dpを中心線として形成されている。凸部78は、連通孔76が形成され、中間部73cの外側面から第1の方向D1に突出している。開口部77は、凸部78の第1の方向D1の先端部に形成され、連通孔76が中間部73cの外側面に開口されている。尚、本実施の形態では、開口部77及び連通孔76は、第1の方向D1側から視て、ポート75と同じ形状及び大きさの長円形状としている。
As shown in FIGS. 5A to 5C, the
図4に示すように、凸部78の先端面78aは、第1ブロック41の樹脂部41sから第1の方向D1に露出した状態に形成されている。図5(a)〜図5(c)に示すように、各凸部78の先端面78aは、連通孔76の中心線に直交する平面状に形成されている。このため、第1の穴部44の中心線L1と先端面78aとは、平行に設けられている。先端面78aは、第1ブロック41の第1の方向D1側に設けられた平面である第1面411に露出している。このため、各先端面78a同士と第1面411とは、同一平面上に配置されている。
As shown in FIG. 4, the
第1の端部73aは、底部74側の端部に第1の突出部(突出部)81を有している。第1の突出部81は、第1の方向D1に向けて突出して形成されると共に、中心線L1に平行な平面で、第1ブロック41の樹脂部41sから露出した第1の露出面(露出面)81aを有し、第1の方向D1を中心線とする略円筒形状に形成されている。第1の突出部81の内周部は、空気孔80に連通している。このため、第1の穴部44と外部とは、空気孔80及び第1の突出部81の内周部により連通されている。図4に示すように、第1の露出面81aは、第1のプレート51の貫通孔51bの周縁部に接合されており、空気孔80は貫通孔51bを介して外部に連通している。
The
図5(a)〜図5(c)に示すように、第2の端部73bは、挿入口44a側の近傍に第2の突出部(突出部)82を有している。第2の突出部82は、中心線L1を中心として第2の端部73bの外周側に突出したフランジ形状に形成されている。また、第2の突出部82は、第1の方向D1に向けて突出して形成されると共に、中心線L1に平行な平面で、第1ブロック41の樹脂部41sから露出した第2の露出面(露出面)82aを有している。尚、図4に示すように、第2の突出部82は、リニアソレノイドバルブ70の電磁部72をスリーブ73に装着した際に電磁部72をスリーブ73に位置決めする位置決め部を兼用している。
As shown in FIGS. 5 (a) to 5 (c), the
本実施の形態では、ポート75は、入力ポート75i、出力ポート75o、フィードバックポート75f、ドレンポート75dの4つのポート75としており、全てのポート75の開口方向Dpと、各突出部81,82の各露出面81a,82aの露出方向とが、いずれも第1の方向D1であるように形成されている。また、各ポート75の各先端面78aと、各露出面81a,82aと、第1面411とは、中心線L1に平行な一平面上に位置した所謂面一となる位置に形成されている。これにより、スリーブ73を第1ブロック41の樹脂部41sにインサート成形する際に、金型の一平面に対して各先端面78aと各露出面81a,82aとを当接させることができる。
In the present embodiment, the
本実施の形態では、中間部73cは、第2の方向D2に向けて突出した第3の突出部83を有している。第3の突出部83は、第1ブロック41の樹脂部41sから第2の方向D2に向けて露出した第3の露出面83aを有している。第3の露出面83aは、スリーブ73を第1ブロック41の樹脂部41sにインサート成形する際にばね等の付勢部材により押圧することで、各先端面78aと各露出面81a,82aとを金型の一平面に押圧して、スリーブ73の位置を金型内で安定させるために設けられている。このため、図4に示すように、第1ブロック41の第3の露出面83aの第2の方向D2側には、射出成形時に付勢部材を当接したことによる孔41aが形成されている。
In the present embodiment, the
上述した第1ブロック41の樹脂部41sにスリーブ73をインサート成形する際は、スリーブ73を金型に装着する。この時、各先端面78aと各露出面81a,82aとを金型の一平面に当接させる。また、各先端面78aと各露出面81a,82aとが当接する金型に対向する金型からは、付勢部材により第3の露出面83aを押圧させるようにして、金型を閉じて型締めする。そして、各金型のガイド孔からスライドピンを挿入し、各開口部77等の穴を閉塞する。この状態で、キャビティに合成樹脂材を射出して充填する。この時、スリーブ73に射出圧が加えられ、スリーブ73の中で相対的に剛性の小さい中間部73cの各凸部78を中心線L1の方向に圧縮させようとする外力が作用する。
When insert-molding the
これに対し、中間部73cの各凸部78の先端面78aと各端部73a,73bの各露出面81a,82aとが金型の一平面に対して当接するので、スリーブ73の中間部73c及び両端部73a,73bで金型に当接してスリーブ73の変形を防止するつっかえ棒として作用する。更に、中間部73cの第3の露出面83aが反対側から付勢されることで、各突出部81,82の突出方向の反対側からも第1の方向D1に向けてスリーブ73を押さえ付ける。これにより、スリーブ73の射出圧に対する剛性を向上することができる。その後、金型を開き、スリーブ73がインサート成形された第1ブロック41が取り出される。尚、硬化後の射出材は、スリーブ73を変形させる力を発生しない。また、先端面78aと各露出面81a,82aとは、射出成形時に金型の一平面に当接しているので、金型から取り出した後にはいずれも射出材に覆われずに第1ブロック41の樹脂部41sから外部に露出している。
On the other hand, since the
上述した油圧制御装置4のバルブボディを製造する際は、例えば、第1ブロック41を上述のようなインサート成形等、第2ブロック61をDSI成形等により形成する。そして、パイプ53を射出成形や3Dプリント等、各プレート51,52を射出成形等によりそれぞれ形成する。そして、例えば、第1のプレート51の第1のプレート内側面512にパイプ53の端面53aを接触させた状態で、第1のプレート51の第1のプレート外側面511からレーザを照射し、第1のプレート51とパイプ53とをレーザ溶接により接合する。第2のプレート52とパイプ53とについても、同様にレーザ溶接により接合する。これにより、複数のパイプ53の内側の方に配置されたパイプ53であっても、容易に接合することができ、しかも全てのパイプ53に対して容易に均一に接合することができる。尚、このようにレーザ溶接により接合するために、各プレート51,52及びパイプ53は、例えばPPS,PA6,PA66等の合成樹脂製であることが好ましく、特にプレート51,52はレーザの透過率の高い材質であると共に、パイプ53はレーザの透過率の低い材質であることがより好ましい。その後、それらを組み立てて溶着等により接合して、油路設置部50を1つの組立体として形成する。次いで、第1ブロック41の第1面411と油路設置部50の第1のプレート51の第1のプレート外側面511とを溶着等により接合し、第2ブロック61の第2面612と油路設置部50の第2のプレート52の第2のプレート外側面521とを溶着等により接合することで、バルブボディを形成する。
When manufacturing the valve body of the hydraulic control device 4 described above, for example, the
次に、上述した自動変速機3の油圧制御装置4の動作について、図1乃至図4に沿って説明する。内燃エンジン2の始動後、オイルポンプが駆動して油圧が供給されると、レギュレータバルブ及びモジュレータバルブ等の元圧供給部69によりライン圧やモジュレータ圧やレンジ圧が生成される。生成されたライン圧やモジュレータ圧やレンジ圧は、油路設置部50のパイプ53を流通してソレノイド設置部40のリニアソレノイドバルブ70に供給される。リニアソレノイドバルブ70では、ECU5からの電気信号に基づいて電磁部72が作動し、調圧部71の第1のスプール70pが移動され、調圧後の油圧が出力される。
Next, the operation of the hydraulic control device 4 of the
出力された作動油は、パイプ53を介して流通され、バルブ設置部60を経て自動変速機3に供給されたり、切換えバルブ66に供給されたりする。これにより、切換えバルブ66の第2のスプール66pの位置が切り換えられ、あるいは、ポート95同士が連通あるいは遮断され、自動変速機3に供給される。自動変速機3に油圧が供給されることにより、自動変速機3のクラッチやブレーキ等が係脱されて所望の変速段が形成されたり、あるいは自動変速機3の各部の潤滑が行われる。
The output hydraulic oil is circulated through the
以上説明したように、本実施の形態の油圧制御装置4によると、スリーブ73の中心線方向の両端部に突出部81,82が設けられており、各突出部81,82は、中心線L1から開口方向Dpと同方向の第1の方向D1に向けてスリーブ73から突出して設けられている。このため、第1ブロック41の射出成形時にスリーブ73に射出圧が加えられ、スリーブ73のポート75側を中心線方向に圧縮しようとしても、各突出部81,82がスリーブ73の両端部で金型に当接してスリーブ73の変形を防止するよう作用する。これにより、スリーブ73を厚肉にすることでバルブボディの大型化を招くことなく、射出圧に対する剛性を向上することができる。
As described above, according to the hydraulic control device 4 of the present embodiment, the
また、本実施の形態の油圧制御装置4によると、中間部73cには、第2の方向D2に突出した第3の突出部83が設けられている。このため、第1ブロック41の射出成形時にスリーブ73に射出圧が加えられ、スリーブ73が第1の方向D1側のポート75を中心線方向に圧縮されそうになっても、スリーブ73の両端部73a,73bにおいて第1の突出部81及び第2の突出部82が第1の方向D1で金型に当接すると共に、スリーブ73の中間部73cにおいて第3の突出部83が第2の方向D2で金型に当接して、スリーブ73の変形を防止するよう作用する。これにより、スリーブ73を厚肉にすることでバルブボディの大型化を招くことなく、より効果的に射出圧に対する剛性を向上することができる。
Further, according to the hydraulic control device 4 of the present embodiment, the
また、本実施の形態の油圧制御装置4によると、第1の突出部81の内周部に空気孔80が連通している。そして、第1ブロック41の射出成形時には、第1の突出部81の露出面81aを金型に当接した状態で金型を型締めするので、空気孔80に射出材が入り込むことを防止できる。このため、空気孔80が他の部位に設けられている場合のように、第1ブロック41の射出成形時に空気孔80を塞ぐための別の金型やスライドピンを不要にして、金型のコストを低減することができる。
Further, according to the hydraulic control device 4 of the present embodiment, the
また、本実施の形態の油圧制御装置4によると、第2の突出部82は、リニアソレノイドバルブ70の電磁部72をスリーブ73に装着した際に電磁部72をスリーブ73に位置決めする位置決め部を兼用している。このため、スリーブ73の形状の複雑化を抑えて、コスト増を抑制することができる。
Further, according to the hydraulic control device 4 of the present embodiment, the
上述した本実施の形態の油圧制御装置4では、全てのポート75の開口方向Dpと、各突出部81,82の各露出面81a,82aの露出方向とが、いずれも第1の方向D1である場合について説明したが、これには限られない。例えば、4つのポート75のうちの3つのポートの開口方向Dpと、各露出面81a,82aの露出方向とが、いずれも第1の方向D1で、他の1つのポートの開口方向が第2の方向D2であってもよい。あるいは、例えば、3つのポートのうちの2つのポートの開口方向Dpと、各露出面81a,82aの露出方向とが、いずれも第1の方向D1で、他の1つのポートの開口方向が第2の方向D2であってもよい。いずれの場合も、スリーブ73において、複数のポートのうちの過半数のポートが配置された側のように、剛性のバランスが崩れて低剛性になった側が射出成形時に射出圧により圧縮により変形しやすくなるので、その側に各突出部81,82を設けると共に、反対側に第3の突出部83を設けることにより、射出圧に対する剛性を向上することができる。
In the hydraulic control device 4 of the present embodiment described above, the opening directions Dp of all the
また、本実施の形態の油圧制御装置4では、各ポート75の各先端面78aと、各露出面81a,82aとは、中心線L1に平行な一平面上に位置した所謂面一となる位置にある場合について説明したが、これには限られない。例えば、キャビティ側に段差面を有する金型を利用することで、各先端面78aと各露出面81a,82aとが段差面に段差を有して当接されるようにしてもよい。
Further, in the hydraulic control device 4 according to the present embodiment, the tip end surfaces 78a of the
また、本実施の形態の油圧制御装置4では、第1の突出部81は、略円筒形状で内周部が空気孔80に連通している場合について説明したが、これには限れられない。例えば、空気孔80を別の部位に設け、第1の突出部81を第2の突出部82と同様に、中心線L1を中心として第1の端部73aの外周側に突出したフランジ形状に形成してもよい。あるいは、各突出部81,82と凸部78との間に中心線L1に沿ったリブを設け、リブが金型に当接することで、スリーブ73の剛性を向上するようにしてもよい。あるいは、第1の突出部81がポート75、連通孔76、開口部77、凸部78を有するようにしてもよい。
Further, in the hydraulic control device 4 of the present embodiment, the case where the
尚、本実施の形態は、以下の構成を少なくとも備える。本実施の形態のバルブ部品(41)は、スプール(70p)を摺動可能に収容する穴部(44)を有する筒形状のスリーブ(73)と、前記スリーブ(73)の周囲に樹脂成形されたボディ部(41s)と、を備え、前記スリーブ(73)は、前記穴部(44)の中心線(L1)の方向の一方側の端部である第1の端部(73a)と、前記中心線(L1)の方向の他方側の端部である第2の端部(73b)と、前記第1の端部(73a)及び前記第2の端部(73b)の間に形成された中間部(73c)と、前記中間部(73c)の前記穴部(44)の壁面に形成され、前記スプール(70p)の位置により前記スリーブ(73)の外部油路(53)との連通状態が変化する複数のポート(75)と、前記第1の端部(73a)及び前記第2の端部(73b)に形成され、前記中心線(L1)から前記ポート(75)の開口方向(Dp)と同方向に向けて前記スリーブ(73)から突出して設けられ、かつ、前記ボディ部(41s)から露出した露出面(81a,82a)を有する突出部(81,82)と、を有する。この構成によれば、スリーブ(73)の中心線方向の両端部に突出部(81,82)が設けられており、各突出部(81,82)は、中心線(L1)から開口方向(Dp)と同方向に向けてスリーブ(73)から突出して設けられている。このため、バルブ部品(41)の射出成形時にスリーブ(73)に射出圧が加えられ、スリーブ(73)のポート(75)側を中心線方向に圧縮しようとしても、各突出部(81,82)がスリーブ(73)の両端部(73a,73b)で金型に当接してスリーブ(73)の変形を防止するよう作用する。これにより、スリーブ(73)を厚肉にすることでバルブボディ(4)の大型化を招くことなく、射出圧に対する剛性を向上することができる。 The present embodiment at least includes the following configuration. The valve component (41) of the present embodiment is formed of a cylindrical sleeve (73) having a hole (44) for slidably accommodating the spool (70p), and resin molded around the sleeve (73). A body (41s), and the sleeve (73) has a first end (73a) which is an end on one side of the hole (44) in the direction of the center line (L1); The second end (73b), which is the other end in the direction of the center line (L1), is formed between the first end (73a) and the second end (73b) The intermediate portion (73c) and the wall surface of the hole portion (44) of the intermediate portion (73c) are formed, and the position of the spool (70p) communicates with the external oil passage (53) of the sleeve (73) A plurality of ports (75) of varying states; said first end (73a) and said second It is formed at the end (73b), is provided projecting from the sleeve (73) in the same direction as the opening direction (Dp) of the port (75) from the center line (L1), and the body portion ( And a projection (81, 82) having an exposed surface (81a, 82a) exposed from 41s). According to this configuration, the protrusions (81, 82) are provided at both ends in the center line direction of the sleeve (73), and each protrusion (81, 82) extends from the center line (L1) in the opening direction ( Dp) is provided projecting from the sleeve (73) in the same direction. Therefore, the injection pressure is applied to the sleeve (73) at the time of injection molding of the valve component (41), and each protrusion (81, 82) is used to compress the port (75) side of the sleeve (73) in the centerline direction. ) Acts on the mold at both ends (73a, 73b) of the sleeve (73) to prevent deformation of the sleeve (73). Thus, by making the sleeve (73) thicker, the rigidity against the injection pressure can be improved without increasing the size of the valve body (4).
また、本実施の形態のバルブ部品(41)では、前記第1の端部(73a)は、前記穴部(44)に収容された前記スプール(70p)が突き当て可能な底部(74)と、前記第1の端部(73a)に設けられた突出部(81)の内部を通って、前記穴部(44)と外部とを連通する空気孔(80)と、を有する。この構成によれば、バルブ部品(41)の射出成形時には、突出部(81)の露出面(81a)を金型に当接した状態で金型を型締めするので、空気孔(80)に射出材が入り込むことを防止できる。このため、空気孔(80)が他の部位に設けられている場合のように、バルブ部品(41)の射出成形時に空気孔(80)を塞ぐための別の金型やスライドピンを不要にして、金型のコストを低減することができる。 Further, in the valve component (41) of the present embodiment, the first end (73a) and the bottom (74) to which the spool (70p) accommodated in the hole (44) can butt And an air hole (80) communicating the hole (44) with the outside through the inside of the protrusion (81) provided at the first end (73a). According to this configuration, at the time of injection molding of the valve component (41), the mold is clamped while the exposed surface (81a) of the protrusion (81) is in contact with the mold. The injection material can be prevented from entering. For this reason, as in the case where the air hole (80) is provided at another portion, another mold or slide pin for closing the air hole (80) at the time of injection molding of the valve component (41) is unnecessary. Thus, the cost of the mold can be reduced.
また、本実施の形態のバルブ部品(41)では、前記第2の端部(73b)は、前記スプール(70p)を前記穴部(44)に挿入可能な挿入口(44a)を有し、前記第2の端部(73b)に設けられた突出部(82)は、供給される電力に応じてプランジャ(72p)を駆動するソレノイドバルブ(70)のソレノイド部(72)を前記スリーブ(73)に装着した際に、前記ソレノイド部(72)を前記スリーブ(73)に位置決めする位置決め部(82)である。この構成によれば、突出部(82)が位置決め部(82)を兼用しているので、これらを別個に設けた場合に比べてスリーブ(73)の形状の複雑化を抑えて、コスト増を抑制することができる。 Further, in the valve component (41) according to the present embodiment, the second end (73b) has an insertion port (44a) which can insert the spool (70p) into the hole (44). The protrusion (82) provided at the second end (73b) is a sleeve (73) of the solenoid portion (72) of the solenoid valve (70) for driving the plunger (72p) according to the supplied electric power. Positioning portion (72) for positioning the solenoid portion (72) on the sleeve (73). According to this configuration, since the projection (82) doubles as the positioning part (82), the complication of the shape of the sleeve (73) can be suppressed and the cost can be increased as compared with the case where these are separately provided. It can be suppressed.
また、本実施の形態のバルブ部品(41)では、前記露出面(81a,82a)と前記ボディ部(41s)の外面(411)とは、前記穴部(44)の中心線(L1)に平行な一平面上に位置した状態である。この構成によれば、バルブ部品(41)の製造時に露出面(81a,82a)を金型に当接させることで、露出面(81a,82a)とボディ部(41s)の外面(411)とを中心線(L1)に平行な一平面上に位置させることができる。これにより、露出面(81a,82a)を確実に金型に当接させることができ、射出圧に対するスリーブ(73)の剛性を向上することができる。 Further, in the valve component (41) of the present embodiment, the exposed surface (81a, 82a) and the outer surface (411) of the body portion (41s) are at the center line (L1) of the hole portion (44). It is in the state of being located on one parallel plane. According to this configuration, the exposed surface (81a, 82a) is brought into contact with the mold when the valve component (41) is manufactured, whereby the exposed surface (81a, 82a) and the outer surface (411) of the body portion (41s) Can be located on one plane parallel to the center line (L1). As a result, the exposed surfaces (81a, 82a) can be reliably brought into contact with the mold, and the rigidity of the sleeve (73) against the injection pressure can be improved.
また、本実施の形態のバルブ部品(41)では、前記スリーブ(73)は、前記ポート(75)から前記ポート(75)の前記開口方向(Dp)に延びた連通孔(76)と、前記連通孔(76)が形成され、前記中間部(73c)の外側面から前記開口方向(Dp)に突出した凸部(78)と、を有し、前記凸部(78)の先端面(78a)は、前記ボディ部(41s)から前記開口方向(Dp)に露出した状態である。この構成によれば、凸部(78)の先端面(78a)は射出成形時に金型の一平面に当接しているので、金型から取り出した後には射出材に覆われずにボディ部(41s)から外部に露出している。このため、バルブ部品(41)と他の部材との接合を容易に行うことができる。 Further, in the valve component (41) of the present embodiment, the sleeve (73) includes the communication hole (76) extending from the port (75) in the opening direction (Dp) of the port (75); A communication hole (76) is formed, and has a convex portion (78) projecting in the opening direction (Dp) from the outer side surface of the intermediate portion (73c); a tip surface (78a) of the convex portion (78) Is exposed from the body portion (41s) in the opening direction (Dp). According to this configuration, since the tip end surface (78a) of the convex portion (78) is in contact with one plane of the mold at the time of injection molding, the body portion is not covered by the injection material after being taken out of the mold. 41s) is exposed to the outside. Therefore, the valve component (41) and other members can be easily joined.
また、本実施の形態のバルブ部品(41)では、前記凸部(78)の先端面(78a)と、前記露出面(81a,82a)と、前記ボディ部(41s)の外面(411)とは、前記穴部(44)の中心線(L1)に平行な一平面上に位置した状態である。この構成によれば、スリーブ(73)の製造時に凸部(78)の先端面(78a)と露出面(81a,82a)との開口方向(Dp)における位置関係を高精度に加工することができ、バルブ部品(41)の寸法精度を向上することができる。 Further, in the valve component (41) of the present embodiment, the tip surface (78a) of the convex portion (78), the exposed surface (81a, 82a), and the outer surface (411) of the body portion (41s) Is located in a plane parallel to the center line (L1) of the hole (44). According to this configuration, the positional relationship in the opening direction (Dp) between the tip surface (78a) of the convex portion (78) and the exposed surface (81a, 82a) in the manufacturing of the sleeve (73) can be processed with high accuracy. It is possible to improve the dimensional accuracy of the valve component (41).
また、本実施の形態のバルブ部品(41)では、前記複数のポート(75)は、全て前記開口方向(Dp)を同方向にした状態である。この構成によれば、全てのポート(75)がスリーブ(73)の片側に偏在して変形しやすい場合であっても、スリーブ(73)の剛性を向上することができる。 Further, in the valve component (41) of the present embodiment, all the plurality of ports (75) are in the state where the opening direction (Dp) is the same. According to this configuration, the rigidity of the sleeve (73) can be improved even if all the ports (75) are unevenly distributed on one side of the sleeve (73).
また、本実施の形態のバルブボディ(4)は、前記バルブ部品(41)と、外部油路(53)が形成され、前記バルブ部品(41)に積層されたブロック部材(50)と、を備え、前記ブロック部材(50)の前記外部油路(53)の開口部(53a)が、前記バルブ部品(41)の前記ポート(75)に接続された状態である。この構成によれば、バルブ部品(41)は、スリーブ(73)を厚肉にすることでバルブボディ(4)の大型化を招くことなく、射出圧に対する剛性を向上することができるので、バルブボディ(4)の小型化を図ることができる。 In the valve body (4) of the present embodiment, the valve component (41) and the block member (50) formed with the external oil passage (53) and stacked on the valve component (41) The opening (53a) of the external oil passage (53) of the block member (50) is connected to the port (75) of the valve component (41). According to this configuration, the valve component (41) can improve the rigidity against the injection pressure without increasing the size of the valve body (4) by thickening the sleeve (73). It is possible to miniaturize the body (4).
また、本実施の形態のバルブボディ(4)では、前記バルブ部品(41)の前記スリーブ(73)は、前記突出部(81)の内部を通って前記穴部(44)と外部とを連通する空気孔(80)を有し、前記空気孔(80)は、前記外部油路(53)の開口部(53a)に接続されているか、又は大気開放されている。この構成によれば、他のブロック部材(50)に対向する突出部(81)に空気孔(80)を有するバルブ部品(41)であっても、空気孔(80)を塞ぐことなく利用することができる。 Further, in the valve body (4) of the present embodiment, the sleeve (73) of the valve component (41) communicates the hole (44) with the outside through the inside of the protrusion (81). The air hole (80) is connected to the opening (53a) of the external oil passage (53) or open to the atmosphere. According to this configuration, the valve component (41) having the air hole (80) in the projection (81) facing the other block member (50) is used without blocking the air hole (80) be able to.
4 油圧制御装置(バルブボディ)
41 第1ブロック(バルブ部品)
41s 樹脂部(ボディ部)
44 第1の穴部(穴部)
44a 挿入口
50 油路設置部(ブロック部材)
53 パイプ(外部油路)
53a 端面(開口部)
70 リニアソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
70p スプール
72 電磁部(ソレノイド部)
72p プランジャ
73 スリーブ
73a 第1の端部
73b 第2の端部
73c 中間部
74 底部
75 ポート(複数のポート)
75d ドレンポート(ポート)
75f フィードバックポート(ポート)
75i 入力ポート(ポート)
75o 出力ポート(ポート)
76 連通孔
78 凸部
78a 先端面
80 空気孔
81 第1の突出部(突出部)
81a 第1の露出面(露出面)
82 第2の突出部(突出部、位置決め部)
82a 第2の露出面(露出面)
411 第1面(外面)
Dp 開口方向
L1 中心線
4 Hydraulic control unit (valve body)
41 1st block (valve parts)
41s resin part (body part)
44 First hole (hole)
53 pipe (external oil passage)
53a end face (opening)
70 Linear solenoid valve (solenoid valve)
75d drain port (port)
75f feedback port (port)
75i input port (port)
75o output port (port)
76
81a First exposed surface (exposed surface)
82 Second projection (projection, positioning part)
82a Second exposed surface (exposed surface)
411 first surface (outer surface)
Dp opening direction L1 center line
Claims (9)
前記スリーブは、
前記穴部の中心線の方向の一方側の端部である第1の端部と、
前記中心線の方向の他方側の端部である第2の端部と、
前記第1の端部及び前記第2の端部の間に形成された中間部と、
前記中間部の前記穴部の壁面に形成され、前記スプールの位置により前記スリーブの外部油路との連通状態が変化する複数のポートと、
前記第1の端部及び前記第2の端部に形成され、前記中心線から前記ポートの開口方向と同方向に向けて前記スリーブから突出して設けられ、かつ、前記ボディ部から露出した露出面を有する突出部と、を有するバルブ部品。 And a cylindrical sleeve having a hole for slidably receiving the spool, and a body portion molded of resin around the sleeve,
The sleeve is
A first end which is an end on one side of the direction of the center line of the hole;
A second end, which is the other end in the direction of the center line;
An intermediate portion formed between the first end and the second end;
A plurality of ports formed on the wall surface of the hole portion of the intermediate portion, the communication state of the sleeve with the external oil passage changing according to the position of the spool;
An exposed surface formed on the first end and the second end, protruding from the sleeve in the same direction as the opening direction of the port from the center line, and exposed from the body portion And a projection having:
前記第2の端部に設けられた突出部は、供給される電力に応じてプランジャを駆動するソレノイドバルブのソレノイド部を前記スリーブに装着した際に、前記ソレノイド部を前記スリーブに位置決めする位置決め部である請求項1又は2に記載のバルブ部品。 The second end has an insertion opening through which the spool can be inserted into the hole.
The projecting portion provided at the second end positions the positioning portion for positioning the solenoid portion on the sleeve when the solenoid portion of the solenoid valve for driving the plunger according to the supplied electric power is mounted on the sleeve. The valve component according to claim 1 or 2, which is
前記ポートから前記ポートの前記開口方向に延びた連通孔と、
前記連通孔が形成され、前記中間部の外側面から前記開口方向に突出した凸部と、を有し、
前記凸部の先端面は、前記ボディ部から前記開口方向に露出した状態である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバルブ部品。 The sleeve is
A communication hole extending from the port to the opening direction of the port;
The communication hole is formed, and has a convex portion protruding in the opening direction from an outer surface of the intermediate portion,
The valve component according to any one of claims 1 to 4, wherein a distal end surface of the convex portion is exposed from the body portion in the opening direction.
外部油路が形成され、前記バルブ部品に積層されたブロック部材と、を備え、
前記ブロック部材の前記外部油路の開口部が、前記バルブ部品の前記ポートに接続された状態であるバルブボディ。 The valve component according to any one of claims 1 to 7;
An external oil passage is formed, and a block member stacked on the valve component;
A valve body in which the opening of the external oil passage of the block member is connected to the port of the valve component.
前記空気孔は、前記外部油路の開口部に接続されているか、又は大気開放されている請求項8に記載のバルブボディ。 The sleeve of the valve component has an air hole communicating the hole with the outside through the inside of the projection,
The valve body according to claim 8, wherein the air hole is connected to the opening of the external oil passage or opened to the atmosphere.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017183049A JP2019060353A (en) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | Valve component and valve body |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017183049A JP2019060353A (en) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | Valve component and valve body |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019060353A true JP2019060353A (en) | 2019-04-18 |
Family
ID=66176773
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019060353A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020195283A1 (en) | 2019-03-27 | 2020-10-01 | ソニー株式会社 | Information medium, recording device, and readout device |
-
2017
- 2017-09-22 JP JP2017183049A patent/JP2019060353A/en active Pending
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