JP2019059192A - 印刷装置、及び印刷装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電素子を用いてインク吐出を行う印刷装置において、圧電素子を駆動する駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減する。【解決手段】印刷媒体に印刷する印刷ヘッド112と、印刷ヘッドを駆動する駆動波形生成回路410と、駆動波形生成回路の温度を検出する温度検出回路426と、温度検出回路により検出された温度に基づいて、駆動波形生成回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な印刷ヘッドのノズル数を超えないように、駆動波形生成回路を制御して印刷ヘッドを駆動させることにより、駆動波形生成回路の発熱を抑制する制御部412と、を備える印刷装置。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置、及び印刷装置の制御方法に関する。
従来、印刷装置として、印刷ヘッド内にインク吐出ノズルに対応して圧電素子を設け、圧電素子への通電をオン/オフすることによりノズルからのインク吐出を制御して印刷を行うインクジェット式プリンターが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、圧電素子への電圧印加をオン/オフするトランジスターの温度を検知し、温度が所定の閾値を超えたときに、上記トランジスターの冷却時間(動作停止時間)を延長し又は印刷パス数を増加させる印刷装置が開示されている。
特開2004−90502号公報
しかしながら、上記従来の印刷装置では、圧電素子を駆動するトランジスターの温度が所定の閾値を超えたときに、一律に冷却時間を延長し又は印刷パス数を一定数まで増加させるので、上記温度が上記閾値を跨ぐ際に印刷速度が大きく変化することとなり得る。
本発明の目的は、圧電素子を用いてインク吐出を行う印刷装置において、圧電素子を駆動する駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することである。
上記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを駆動する駆動回路と、前記駆動回路の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出された温度に基づいて、前記駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、前記駆動回路を制御して前記印刷ヘッドを駆動させることにより、前記駆動回路の発熱を抑制する制御部と、を備える。
この構成によれば、印刷の際に同時駆動されるノズル数が駆動回路の温度に応じて予め設定されたノズル数を超えないように駆動回路が制御される。このため、駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
また、本発明は、前記駆動回路の温度に対応した、同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を示す閾値情報を記憶した記憶部を有し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記閾値情報が示す前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、前記駆動回路を制御して前記印刷ヘッドを駆動させる。
この構成によれば、駆動回路の温度に応じた、同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を示す閾値情報を予め記憶部に記憶しておくので、駆動回路の温度に基づいて閾値情報を参照することにより、容易に駆動回路を制御することができる。
また、本発明は、前記印刷ヘッドが複数のノズルを備え、前記駆動回路は、印刷データに基づき複数の前記ノズルから駆動するノズルを選択する選択回路と、前記印刷ヘッドのノズルを駆動する電圧波形を生成するトランジスターを備えた駆動波形発生回路と、を備え、前記温度検出部は、前記トランジスターの温度を検出する。
この構成によれば、同時使用するノズルの数の影響を直接的に受けて発熱量が増加するトランジスターの温度に基づいて駆動回路が制御される。このため、より効果的に、駆動回路の温度の上昇を抑制し、この抑制の結果として生ずる、温度の上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
また、本発明は、前記印刷媒体の印刷可能領域のサイズに基づき前記印刷ヘッドにより印刷を行う定型印刷モードを実行可能であり、前記制御部は、前記定型印刷モードにおいて、前記印刷ヘッドの印刷位置が前記印刷可能領域の終端を含む所定範囲内である場合は、前記駆動回路の温度に応じた前記駆動回路の制御を行わない。
この構成によれば、駆動回路の温度上昇に伴う印刷速度の減少を低減しつつ、印刷動作のスループットを更に向上することができる。
また、本発明は、前記印刷ヘッドを、前記印刷媒体の搬送路において往復走査させる走査機構を備え、前記制御部は、前記駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、印刷データに基づく印刷画像において前記印刷ヘッドの1回の走査で印刷する範囲を設定し、前記駆動回路および前記走査機構を制御する。
この構成によれば、駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
また、本発明は、前記印刷ヘッドのノズル数を示す閾値情報が、前記駆動回路の環境温度、及び又は、前記印刷ヘッドの走査方向における前記印刷媒体の大きさに対応して設定される。
この構成によれば、駆動回路の温度や印刷媒体の大きさに応じてきめ細かく、駆動回路の温度上昇を抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
上記課題を解決するため、本発明は、印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを駆動する駆動回路と、を備える印刷装置の制御方法であって、前記駆動回路の温度を検出し、検出した温度に基づいて、前記駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、前記駆動回路を制御して前記印刷ヘッドを駆動させることにより、前記駆動回路の発熱を抑制する。
この構成によれば、駆動回路の温度上昇を抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示す図。 本印刷装置の、印刷ヘッドのインク吐出面の構成を示す図。 印刷ヘッドの走査と用紙搬送とによる印刷動作を示す説明図。 キャリッジ、印刷ヘッド、及びヘッド駆動装置の構成を示す図。 閾値情報の一例を示す図である。 印刷装置による印刷動作の例を示す図。 ヘッド駆動装置の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示す図である。
本印刷装置100は、例えばインクジェット式カラープリンターである。印刷装置100は、本体フレーム102に固定されたキャリッジガイド軸104と、キャリッジガイド軸104に挿通されたキャリッジ106と、キャリッジ106をキャリッジガイド軸104上で図示A方向に摺動させるキャリッジ駆動モーター108とを備える。ここで、キャリッジ駆動モーター108は、キャリッジ106が備える印刷ヘッド112(後述)を、印刷媒体である用紙Pの搬送路において往復走査させる走査機構を構成する。
キャリッジ106は、それぞれ異なる色のインクを収容した複数のインクカートリッジ110を保持し、インクカートリッジ110に収容されたインクは、キャリッジ106に設けられた印刷ヘッド112から吐出される。
図2は、印刷ヘッド112のインク吐出面(用紙Pに対向する面)の構成を示す図である。印刷ヘッド112は、そのインク吐出面に配されたノズル(図示黒色の点)の配列を備える。これらのノズルは、図示A方向に並べて配された、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのノズル群200、202、204、206で構成されている。
図2に示す例では、ノズル群200、202、204、206のそれぞれは、幅w長さdの領域に配された、図示A方向に2個、図示B方向(A方向に直交する方向)に13個並んだ2×13の矩形配列の複数のノズルで構成されている。
用紙Pへの印刷は、キャリッジ駆動モーター108により印刷ヘッド112を用紙P上で図示A方向の一方側へ1回移動させて用紙P上の帯状領域に印刷を行う毎に、搬送モーター(不図示)により用紙Pを図示B方向にステップ状に送り出すことで行われる。以下、印刷ヘッド112を用紙P上で図示A方向の一方側に1回移動させることを「走査」と呼び、1回の走査で行う印刷工程を1つの「パス」と呼ぶ。印刷ヘッド112は、2パス(2回走査)で用紙P上を1往復する。
図3は、印刷ヘッド112の走査と用紙Pのステップ状搬送とによる印刷動作の様子を示す説明図である。
図示の例では、用紙Pをステップ状に送り出しつつ印刷ヘッド112を図示A方向に沿って5回走査することで、5つの帯状印刷領域300、302、304、306、308に順次画像を形成して、用紙Pの全体に印刷が施されている。この例では、印刷ヘッド112の1回の走査で形成される帯状印刷領域の幅Dに対し、用紙Pの送り出し量を、例えばD−ΔDとすることで、互いに隣接する帯状画像領域が幅ΔDだけ重なるように、印刷画像が形成されている。なお、図3に破線で示す領域310は、用紙P上の印刷可能領域であり、印刷可能領域内に画像が形成されるように、適宜、印刷ヘッド112のノズルからのインク吐出が制御される。図3の例では、各帯状印刷領域300、302、304、306、308は、それぞれ、印刷ヘッド112の1つのパスで印刷され、印刷可能領域310は5パスで印刷される。
印刷ヘッド112に設けられた全てのノズルを用いて行う通常の印刷動作においては、帯状印刷領域300等の幅Dは、印刷ヘッド112のインク吐出面におけるノズル配列の長さd(図示B方向の長さ)により定まる標準的な値(標準幅)Dsに設定される。
印刷装置100(図1)は、また、印刷ヘッド112のインク吐出動作を制御するヘッド駆動装置114を有する。
図4は、キャリッジ106、印刷ヘッド112、及びヘッド駆動装置114の構成を示す図である。
印刷ヘッド112のノズルからのインク吐出は、印刷ヘッド112の複数のノズルのそれぞれに対応して印刷ヘッド112に設けられた複数の圧電素子400−1、400−2、…、400−nにより制御される。なお、nは、印刷ヘッド112に設けられているノズルの総数であり、図2に示すノズル構成の場合はn=104である。また、以下、圧電素子400−1、400−2、…、400−nを総称するときは、圧電素子400という。
キャリッジ106には、これら複数の圧電素子400のそれぞれへの通電を選択的にオン/オフして動作対象とする圧電素子400(したがって、動作対象とするノズル)を選択するノズルセレクター回路402(選択回路)が設けられている。ここで、ノズルセレクター回路402は、選択回路を構成する。
ヘッド駆動装置114は、駆動波形生成回路410と、制御部412と、制御部412の動作に必要なデータを記憶する記憶部414と、を有する。
駆動波形生成回路410は、圧電素子400に印加する駆動電圧を出力する。駆動波形生成回路410は、ノズルセレクター回路402により選択された圧電素子400の端子間に所定の電圧を印加するためのトランジスター420を備える。また、駆動波形生成回路410は、上記選択された圧電素子400の端子間を短絡して印加電圧をほぼゼロにするためのトランジスター422を備える。すなわち、トランジスター420、422は、印刷ヘッド112のノズルを駆動する電圧波形を生成する。本実施形態では、トランジスター420及び422は、それぞれ、NPN型及びPNP型バイポーラトランジスターである。これに代えて、例えば電解効果トランジスター(FET)を、トランジスター420及び422として用いることもできる。
また、駆動波形生成回路410は、制御部412からの信号に基づいてトランジスター420及び422の動作を制御する駆動波形発生回路424を備える。ここで、駆動波形生成回路410と、ノズルセレクター回路402とは、印刷ヘッド112を駆動する駆動回路を構成する。
駆動波形生成回路410は、さらに、駆動波形生成回路410の温度、特にトランジスター420、422の温度を検知する温度検出回路426を備える。温度検出回路426は、例えば、サーミスターで構成され、周囲温度によって変化するサーミスターの抵抗値に応じた電圧を制御部412に出力する。
制御部412は、例えば外部のパーソナルコンピューター(不図示)から受信した印刷データに基づいて、用紙Pへの印刷を行うべく、駆動波形生成回路410、ノズルセレクター回路402、及びキャリッジ駆動モーター108の動作を制御する。制御部412は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを備えるコンピューターである。制御部412は、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等を有する構成であってもよい。そして、制御部412は、機能要素(又は機能ユニット)として、画像生成部430と、駆動波形制御部432と、走査制御部434と、ノズル数決定部436と、温度算出部438と、を有する。
制御部412が備えるこれらの機能要素は、例えば、コンピューターである制御部412がプログラムを実行することにより実現される。なお、上記コンピューター・プログラムは、コンピューター読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
上記に代えて、制御部412が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
画像生成部430は、外部から受信する印刷データに基づいて、次に実行する印刷ヘッド112の1回の走査において標準幅Dsの帯状印刷領域に形成すべき画像のデータ(印刷画像データ)を生成する。その際、画像生成部430は、生成した印刷画像データに基づいて、標準幅Dsの帯状印刷領域を次の1回の走査で印刷する際に同時に駆動することが必要なノズルの数(要求ノズル数)Npを算出する。そして、画像生成部430は、要求ノズル数Npが、後述するノズル数決定部436から出力される最大吐出ノズル数N(t)より大きいときは、同時に駆動するノズル数がN(t)を超えないように、次の1回の走査で印刷する範囲を縮小して設定する。より具体的には、同時に駆動するノズル数がN(t)を超えないように、次の1回の走査で印刷する帯状印刷領域の幅Dを設定し、帯状印刷領域についての印刷画像データを生成する(印刷範囲の設定動作については、さらに後述する)。
そして、画像生成部430は、生成した印刷画像データを、駆動波形制御部432へ出力すると共に、後述する走査制御部434に指示して印刷ヘッド112の走査を開始させる。続いて、画像生成部430は、上記生成した印刷画像データに基づき、印刷ヘッド112の移動に伴って、動作対象とすべきノズルを順次選択し、選択したノズルに対応する圧電素子400への通電経路をオンするようにノズルセレクター回路402を制御する。
駆動波形制御部432は、画像生成部430から受信した印刷画像データに基づいて、画像生成部430により選択される上記ノズルについてのインクの吐出量と吐出タイミングを定める。また、駆動波形制御部432は、定めたインクの吐出量及び吐出タイミングに応じた信号を、駆動波形発生回路424へ出力する。
走査制御部434は、画像生成部430からの指示により、キャリッジ駆動モーター108(図1)の制御を開始して、印刷ヘッド112の走査を行う。すなわち、キャリッジ駆動モーター108を制御してキャリッジ106をキャリッジガイド軸104上で摺動させることにより、キャリッジ106に設けられた印刷ヘッド112を、印刷媒体(用紙P)の搬送路において図1の図示A方向に移動させる。
ここで、画像生成部430によるノズルセレクター回路402の制御と、駆動波形制御部432からのインク吐出量及び吐出タイミングを示す信号の出力とは、走査制御部434が行う用紙P上における印刷ヘッド112の移動に同期して行われる。これにより、画像生成部430が生成した印刷画像データに対応する走査1回分の画像が用紙P上に印刷されて、一つの帯状印刷領域の印刷が完了する。
温度算出部438は、駆動波形生成回路410の温度検出回路426が出力する電圧に基づいて駆動波形生成回路410の温度tを検出し、検出した温度をノズル数決定部436へ出力する。ここで、温度算出部438と、温度検出回路426とは、駆動波形生成回路410の温度、特にトランジスター420、422の温度を検出する温度検出部を構成する。
ノズル数決定部436は、温度算出部438が算出した駆動波形生成回路410の温度tに基づいて、後述する記憶部414が記憶する閾値情報440を参照する。そして、1回の走査において同時に駆動することが許容される(同時駆動可能な)ノズル数である最大吐出ノズル数N(t)を算出する。そして、ノズル数決定部436は、算出した最大吐出ノズル数N(t)を、画像生成部430へ出力する。
記憶部414は、例えば半導体メモリーで構成されており、閾値情報440を記憶する。閾値情報440は、駆動波形生成回路410の温度tに応じて決定すべき、1回の走査において同時に駆動することのできる最大吐出ノズル数N(t)を表す。閾値情報440は、例えば、印刷装置100の電源がオンされて、コンピューターである制御部412がプログラムの実行を開始したときに、印刷動作に先立って、上記プログラムに記述されたデータに従って記憶部414に書き込まれる。これに代えて、記憶部414を不揮発性メモリーで構成しておき、例えば印刷装置100の製造時に、閾値情報440を記憶部414に予め書き込んでおくものとすることもできる。
図5は、駆動波形生成回路410の温度に応じた最大吐出ノズル数を規定する閾値情報440の一例を示す図である。図5には、閾値情報440として、駆動波形生成回路410の(より具体的には、トランジスター420、422の)温度tに応じた、1回走査あたりの(1走査あたりの)最大吐出ノズル数N(t)を規定するライン500が示されている。図示横軸は、温度検出回路426と温度算出部438とにより検出された駆動波形生成回路410の温度tを示し、図示縦軸は、1走査あたりの最大吐出ノズル数N(t)を示す。図示の例では、最大吐出ノズル数N(t)は、温度tに対してライン500に沿って変化し、温度tがTa以下の領域では一定値Nmaxであり、温度tがTaを超える領域では、温度tの上昇と共に直線的に減少する。
ここで、Nmaxは、例えば、印刷ヘッド112が備える全ノズル数に所定の係数を乗じた数とすることができる。なお、図5に示す閾値情報440は、例えば、ライン500に沿うように温度tとN(t)の数値とを対応付けたルックアップテーブルの形式で、又はライン500を表す所定の数式の係数で構成される数値群として、記憶部414に記憶しておくことができる。
上述したように、制御部412の画像生成部430は、印刷画像データに基づいて、次の1回の走査において標準幅Dsの帯状印刷領域を形成するための要求ノズル数Np(すなわち、同時に使用すべきノズルの数)を算出する。そして、画像生成部430は、要求ノズル数Npが、駆動波形生成回路410の温度tに応じて定まる最大吐出ノズル数N(t)より大きいときは、同時に使用されるノズルの数がN(t)を超えないように、次の走査の帯状印刷領域の幅Dを縮小して設定する。
より具体的には、画像生成部430は、同時に使用するノズル数が最大吐出ノズル数N(t)を超えないように、標準幅Dsの帯状印刷領域を幅方向にM個に分割して、1回の走査で形成する帯状印刷領域の幅Dを決定する。この分割数Mは、例えば次式により算出される。
M=INT(Np/N(t))+1 (1)
画像生成部430は、次に印刷する標準幅Dsの帯状印刷領域の印刷画像データを幅方向にM個に分割して、次のM回の走査においてそれぞれ形成すべき帯状印刷領域についてのM個の印刷画像データを生成し、駆動波形制御部432に送る。そして、制御部412は、上記M個の印刷画像データに基づき、走査制御部434、画像生成部430、及び駆動波形制御部432により、キャリッジ駆動モーター108、駆動波形生成回路410、及びノズルセレクター回路402を制御して、M回の走査を行う。これにより、制御部412は、同時に使用するノズル数が最大吐出ノズル数N(t)を超えないような幅Ddを持つM個の帯状印刷領域を、M回の走査により形成して、標準幅Dsの帯状印刷領域の印刷を行う。
図6は、同時に使用されるノズル数が駆動波形生成回路410の温度tに応じた最大吐出ノズル数N(t)を超えないように行われる印刷動作の一例を示す図である。用紙Pの印刷可能領域620内の印刷画像は、標準幅Dsの5つの帯状印刷領域600、602、604、606、608で構成されている。図示の例では、上述の式(1)で算出されたMは、用紙Pの印刷全体において3であり、標準幅Dsの5つの帯状印刷領域600、602、604、606、608は、それぞれ、3つの帯状印刷領域に分割されて3回の走査(3パス)で印刷が行われている。すなわち、標準幅Dsの帯状印刷領域600、602、604、606、608は、それぞれ、分割された幅Ddを持つ3つの帯状印刷領域610a、610b、610cと、612a、612b、612cと、614a、614b、614cと、616a、616b、616cと、618a、618b、618cと、で構成されている。各帯状印刷領域610a〜610c、612a〜612c、614a〜614c、616a〜616c、および618a〜618cは、それぞれ、印刷ヘッド112の1つのパスで印刷される。従って、図6の例では、印刷可能領域620は15パスで印刷される。
一般に、印刷ヘッド112に用いられる圧電素子400は電気的にはコンデンサーである。したがって、圧電素子400への電圧印加のオンオフにつれて、トランジスター420、422には、圧電素子400への充電電流と放電電流とがそれぞれ流れ、動作の継続と共にトランジスター420、422の温度が上昇する。そして、ノズルセレクター回路402により動作対象として同時に選択される圧電素子400の数(したがって、同時使用されるノズル数)が多いほど、上記充電電流及び放電電流も大きくなり、トランジスター420、422の発熱が増えて温度上昇が大きくなる。
上述の構成を有する印刷装置100は、駆動波形生成回路410(特にトランジスター420、422)の温度tの上昇に応じて、同時に使用することを許容する最大のノズル数、すなわち最大吐出ノズル数N(t)を、閾値情報440に従って減少させる。そして、1回の走査で同時に使用するノズルの数が最大吐出ノズル数N(t)を超えないように、1回の走査で形成する帯状印刷領域の幅を決定する。このため、駆動波形生成回路410のトランジスター420、422の動作温度の上昇を抑制して、良好なインク吐出動作を確保することができる。
また、印刷装置100においては、最大吐出ノズル数N(t)は、図4に示すように、駆動波形生成回路410の温度tの上昇に対してほぼ連続的に減少(例えば、単調減少)するように設定され得る。このため、最大吐出ノズル数N(t)の減少に応じて標準幅Dsの帯状印刷領域を印刷するのに要する走査の数も、温度tの上昇につれてほぼ連続的に増加することとなるので、温度tの上昇に伴う印刷速度の低下を必要最小限まで低減することが可能となる。
さらに、標準幅Dsの帯状印刷領域を印刷するための走査の回数Mは、印刷画像データに基づく要求ノズル数Npと、最大吐出ノズル数N(t)との比較から算出される(例えば、式(1))。このため、駆動波形生成回路410の温度が上昇して最大吐出ノズル数N(t)が減少しても、標準幅Dsの帯状印刷領域に印刷すべき画像のドット数が少なく、NpがN(t)より小さい値である限り、帯状印刷領域についての分割は行われない。すなわち、印刷装置100では、実際の印刷画像のドット密度に応じて標準幅Dsの帯状印刷領域の分割の要否が判断されるので、不要な印刷速度の低下が防止される。
なお、本実施形態では、記憶部414に記憶する閾値情報440には、例えば図4に示すような最大吐出ノズル数N(t)を表す一のライン500についての情報が含まれるものとしたが、これには限られない。これに代えて又はこれに加えて、閾値情報440には、所定の複数の条件のそれぞれに応じた、最大吐出ノズル数N(t)を規定する複数のラインについての情報が含まれるものとすることができる。
例えば、閾値情報440には、駆動波形生成回路410の環境温度や周囲温度の値のそれぞれに応じて最大吐出ノズル数N(t)を規定する、複数のラインについての情報を含めるものとすることができる。これに代えて又はこれに加えて、閾値情報440には、例えば、印刷ヘッド112の走査方向における用紙Pの大きさのそれぞれに応じて最大吐出ノズル数N(t)を規定する、複数のラインについての情報を含めるものとすることができる。より具体的には、例えば、環境温度等が高ければトランジスター420等の温度は上昇しやすくなるため、環境温度の複数の値に対して設定されたそれぞれのN(t)を表す複数のラインについての情報を、閾値情報440に含めるものとすることができる。また、例えば、用紙Pのサイズが大きく1回の走査の距離が長いほど、同時に使用すべきノズルの数は多くなる。したがって、用紙Pのサイズが大きいほどより多くのノズルの同時使用が許容されるように、印刷ヘッド112の走査方向における用紙Pの種々のサイズに応じて設定されたN(t)を表す複数のラインについての情報を、閾値情報440に含めてもよい。
また、最大吐出ノズル数N(t)を表すラインの形状は、図5に示すライン500のような形状には限られない。最大吐出ノズル数N(t)は、駆動波形生成回路410の温度tの変化範囲において、少なくとも、温度tの上昇に伴って単調減少する領域を含んでいればよく、温度tに対するN(t)の変化の形状は任意に設定することができる。例えば、温度tに対するN(t)の変化の形状は、温度tの所定の温度を境にその傾きが変化する直線であってもよいし、温度tの増加に対し非線形に減少するものであってもよい。
次に、ヘッド駆動装置114の動作について、図7に従って説明する。
図7は、印刷装置1の動作を示すフローチャートである。図7に示す動作は、印刷装置100の電源がオンされ、例えば外部のパーソナルコンピューターから印刷データを受信したときに開始される。
動作を開始すると、制御部412の温度算出部438は、温度検出回路426の出力を受信して、駆動波形生成回路410の(特に、トランジスター420、422の)温度tを検出する(S100)。次に、ノズル数決定部436は、上記検出した温度tに基づき、記憶部414が記憶する閾値情報440(例えば図5)を参照して、現在の駆動波形生成回路410の温度tに対応する1走査あたりの最大吐出ノズル数N(t)を算出する(S102)。
また、画像生成部430は、受信した上記印刷データに基づき、次の(すなわち、次の走査で印刷範囲となる予定の)標準幅Dsの帯状印刷領域の印刷において同時に駆動されることとなるノズルの数(すなわち、要求ノズル数)Npを算出する(S104)。次に、画像生成部430は、算出した要求ノズル数Npが上記算出した最大吐出ノズル数N(t)より大きいか否かを判断する(S106)。そして、NpがN(t)以下であるときは(S106、NO)、制御部412は、次の標準幅Dsの帯状印刷領域を、1回の走査により印刷する(S108)。続いて、制御部412は、用紙P上の印刷がすべて終了したか否かを判断し(S114)、終了していれば(S114、YES)、処理を終了し、終了していなければ(S114、NO)、ステップS100に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS106においてNpがN(t)より大きいときは、画像生成部430は、例えば上述した式(1)を用いて、次の標準幅Dsの帯状印刷領域の分割数Mを算出する(S110)。そして、画像生成部430は、次の標準幅Dsの帯状印刷領域をM個に分割し、同時に駆動されるノズル数がN(t)を超えないように1走査あたりの印刷範囲を縮小して、帯状印刷領域をM回の走査により印刷する(S112)。その後、画像生成部430は、処理をステップS114に移す。
なお、本実施形態では、標準幅Dsの帯状印刷領域の全てについて、要求ノズル数Npと最大吐出ノズル数N(t)との比較を行い、Np>N(t)の場合に1走査あたりの印刷範囲を縮小するものとした(図7のステップS106、S110、S112)。ただし、これに限らず、例えば印刷装置100がA4、A3等の定型サイズ用紙の印刷可能領域のサイズに基づいて印刷を行う定型印刷モードを実行可能な場合は、印刷可能領域の終端を含む所定範囲内では、1走査の印刷範囲の縮小を行わないものとしてもよい。
より具体的には、印刷ヘッド112の印刷位置が印刷可能領域の終端を含む所定範囲内(例えば図6の符号608の領域内)である場合は、1走査の印刷範囲の縮小(すなわち、駆動波形生成回路410の温度tに応じた制御)を行わないものとすることができる。用紙P全体の印刷を終了した時点で圧電素子400の動作はしばらく休止されるので、用紙Pの印刷が終了する印刷可能範囲の終端部付近でN(t)を超える数のノズル数を同時使用しても、その後の休止期間でトランジスター420等が冷却されるためである。
以上、説明したように、本実施形態の印刷装置100は、用紙Pに印刷する印刷ヘッド112と、印刷ヘッド112を駆動する駆動回路と、駆動回路の温度を検出する温度検出部とを備える。印刷装置100は、温度検出部により検出された温度に基づいて、駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な印刷ヘッド112のノズル数を超えないように、駆動回路を制御する制御部412を備える。制御部412は、駆動回路を制御し、印刷ヘッド112を駆動させることにより、駆動回路の発熱を抑制する。
本発明の印刷装置、及び、印刷装置の制御方法を適用した印刷装置100によれば、印刷の際に同時駆動されるノズル数が駆動回路の温度に応じて予め設定されたノズル数を超えないように駆動回路が制御される。このため、駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
詳細には、印刷装置100は、駆動回路の温度tの上昇につれて、1回の走査において同時に駆動することを許容するノズルの最大数(最大吐出ノズル数N(t))をほぼ連続的に減少させる。そして、標準幅Dsの帯状印刷領域での要求ノズル数Np(同時駆動を要するノズル数)がN(t)を超えるときは、帯状印刷領域を複数の帯状印刷領域に分割し、1走査あたりの印刷範囲を縮小して、標準幅Dsの帯状印刷領域を複数回の走査により印刷する。これにより、印刷装置100では、圧電素子400を駆動する駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、温度上昇に伴う印刷速度の低下を必要最小限まで低減することができる。
また、印刷装置100は、駆動回路の温度に対応した、同時駆動可能な印刷ヘッド112のノズル数を示す閾値情報440を記憶した記憶部414を有する。制御部412は、記憶部414に記憶された閾値情報440が示す印刷ヘッド112のノズル数を超えないように、駆動回路を制御して印刷ヘッド112を駆動させる。これにより、駆動回路の温度に応じた、同時駆動可能な印刷ヘッド112のノズル数を示す閾値情報440を予め記憶部414に記憶しておくので、駆動回路の温度に基づいて閾値情報440を参照することにより、容易に駆動回路を制御することができる。
また、印刷装置100では、印刷ヘッド112が複数のノズルを備える。駆動回路は、印刷データに基づき複数のノズルから駆動するノズルを選択するノズルセレクター回路402と、印刷ヘッド112のノズルを駆動する電圧波形を生成するトランジスター420、422を備えた駆動波形発生回路424と、を備える。温度検出部は、トランジスター420、422の温度を検出する。これにより、同時使用するノズルの数の影響を直接的に受けて発熱量が増加するトランジスター420、422の温度に基づいて駆動回路が制御される。このため、より効果的に、駆動回路の温度の上昇を抑制し、この抑制の結果として生ずる、温度の上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
また、印刷装置100は、用紙Pの印刷可能領域のサイズに基づき印刷ヘッド112により印刷を行う定型印刷モードを実行可能である。制御部412は、定型印刷モードにおいて、印刷ヘッド112の印刷位置が印刷可能領域の終端を含む所定範囲内である場合は、駆動回路の温度に応じた駆動回路の制御を行わない。これにより、駆動回路の温度上昇に伴う印刷速度の減少を低減しつつ、印刷動作のスループットを更に向上することができる。
また、印刷装置100は、印刷ヘッド112を、用紙Pの搬送路において往復走査させる走査機構を備える。制御部412は、駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な印刷ヘッド112のノズル数を超えないように、印刷データに基づく印刷画像において印刷ヘッド112の1回の走査で印刷する範囲を設定する。制御部412は、印刷データに基づく印刷画像において印刷ヘッド112の1回の走査で印刷する範囲を設定し、駆動回路および走査機構を制御する。これにより、駆動回路の温度上昇を効果的に抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
また、印刷装置100では、印刷ヘッド112のノズル数を示す閾値情報440が、駆動回路の環境温度、及び又は、印刷ヘッド112の走査方向における用紙Pの大きさに対応して設定される。これにより、駆動回路の温度や用紙Pの大きさに応じてきめ細かく、駆動回路の温度上昇を抑制しつつ、この抑制の結果として生ずる、温度上昇に伴う印刷速度の低下を低減することができる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、印刷ヘッド112のノズルを駆動する電圧波形を、駆動波形発生回路424がトランジスター420、422を用いて生成する構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動波形発生回路424で駆動波形を生成し、この駆動波形をノズルセレクター回路402に入力してもよい。
また、上記実施形態では、印刷ヘッド112が複数の圧電素子400−1、…、400−nによりノズルを駆動する、ピエゾ式のインクジェットプリンターである印刷装置100の構成を例示した。本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、インクを加熱してノズルから吐出される印刷ヘッドを備える印刷装置に、本発明を適用することも可能である。また、複合機等の装置に組み込まれる印刷装置に対して本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、印刷媒体である用紙Pをステップ式で搬送し、用紙Pの搬送方向Bと交差する方向Aに、印刷ヘッド112を走査して印刷する構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1ページ分の印刷媒体を搬送してから、印刷ヘッドを印刷媒体の搬送方向と交差する方向に移動させて印刷パスを実行し、印刷パス間で印刷ヘッドを印刷媒体の搬送方向に移動させる印刷装置に、本発明を適用することもできる。
また、印刷媒体は、所定サイズのカットシートであってもよいし、ロール紙やファンフォールド紙等の連続シートであってもよい。印刷媒体の材料は紙や合成樹脂等、特に限定されず、コーティング等の表面処理の有無も問わない。
また、制御部412のCPUが実行するプログラムは、印刷装置1が備える記憶部414やROMに記憶されるプログラムに限定されない。例えば、他の記憶装置、記憶媒体や外部装置の記憶媒体に上記プログラムを記憶させ、制御部412により読み出して実行する構成としてもよい。また、上記実施形態で制御部412に構成される各機能部430、432、434、436、438は、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。この場合において、1つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部を実現してもよいし、制御部412が各機能部に対応するハードウェアを備える構成としてもよく、ソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで構成してもよい。
100…印刷装置、102…本体フレーム、104…キャリッジガイド軸、106…キャリッジ、108…キャリッジ駆動モーター、110…インクカートリッジ、112…印刷ヘッド、114…ヘッド駆動装置、200〜206…ノズル群、300〜308、600〜608、610a〜610c、612a〜612c、614a〜614c、616a〜616c、618a〜618c…帯状印刷領域、310、620…印刷可能領域、400−1〜400−n…圧電素子、402…ノズルセレクター回路(選択回路)、410…駆動波形生成回路、412…制御部、414…記憶部、420、422…トランジスター、424…駆動波形発生回路、426…温度検出回路、430…画像生成部、432…駆動波形制御部、434…走査制御部、436…ノズル数決定部、438…温度算出部、P…用紙(印刷媒体)。

Claims (7)

  1. 印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度に基づいて、前記駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、前記駆動回路を制御して前記印刷ヘッドを駆動させることにより、前記駆動回路の発熱を抑制する制御部と、を備える印刷装置。
  2. 前記駆動回路の温度に対応した、同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を示す閾値情報を記憶した記憶部を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記閾値情報が示す前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、前記駆動回路を制御して前記印刷ヘッドを駆動させる請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷ヘッドは複数のノズルを備え、
    前記駆動回路は、
    印刷データに基づき複数の前記ノズルから駆動するノズルを選択する選択回路と、
    前記印刷ヘッドのノズルを駆動する電圧波形を生成するトランジスターを備えた駆動波形発生回路と、を備え、
    前記温度検出部は、前記トランジスターの温度を検出する請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷媒体の印刷可能領域のサイズに基づき前記印刷ヘッドにより印刷を行う定型印刷モードを実行可能であり、
    前記制御部は、前記定型印刷モードにおいて、前記印刷ヘッドの印刷位置が前記印刷可能領域の終端を含む所定範囲内である場合は、前記駆動回路の温度に応じた前記駆動回路の制御を行わない請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷ヘッドを、前記印刷媒体の搬送路において往復走査させる走査機構を備え、
    前記制御部は、前記駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、印刷データに基づく印刷画像において前記印刷ヘッドの1回の走査で印刷する範囲を設定し、前記駆動回路および前記走査機構を制御する請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷ヘッドのノズル数を示す閾値情報は、前記駆動回路の環境温度、及び又は、前記印刷ヘッドの走査方向における前記印刷媒体の大きさに対応して設定される請求項5記載の印刷装置。
  7. 印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを駆動する駆動回路と、を備える印刷装置の制御方法であって、
    前記駆動回路の温度を検出し、
    検出した温度に基づいて、前記駆動回路の温度に応じて予め設定されている同時駆動可能な前記印刷ヘッドのノズル数を超えないように、前記駆動回路を制御して前記印刷ヘッドを駆動させることにより、前記駆動回路の発熱を抑制する、印刷装置の制御方法。
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