JP2019056471A - 高温配管の冷却構造及び高温配管の冷却システム - Google Patents
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Description
本発明の一態様に係る高温配管の冷却構造は、外周面を第1断熱材に被覆された高温配管の被冷却部を冷却する高温配管の冷却構造であって、前記第1断熱材の一部を撤去した前記高温配管の外周面から離間し、かつ該高温配管の前記被冷却部を被覆する第2断熱材と、前記被冷却部を冷却する冷却媒体を供給する供給部と、前記供給部から供給された前記冷却媒体を前記第1断熱材の外周面側へ排出する排出部と、を備える。
なお、冷却媒体を排出する空間に対して均一に開口している状態とは、例えば、同形の開口が等間隔に並んでいる状態や、同一幅のスリットが略全域に亘って開口している状態などを示す。
また、例えば、第1断熱材の撤去箇所を供給部から周方向の一部のみとした場合には、高い冷却効果を得るとともに、第1断熱材の撤去箇所を低減することができる。したがって、高温配管の露出面を低減し、火傷など対する安全性を高めることができる。
また、ヘッダを介することで、被冷却部に対して均一に冷却媒体を導くことができるとともに、均一に冷却媒体を排出できる。したがって、供給部から排出部まで流れる冷却媒体の流れが局所に偏ることを防止し、冷却媒体の流れを均一化できる。以上から、被冷却部を均一に冷却できるので、冷却後の被冷却部のメタル温度が均一化され、配管寿命を均一に延命化でき、この結果、高温配管の寿命予測精度の向上、プラントの信頼性向上が可能となる。
また、第1板材に湾曲部が形成されるので、この湾曲部に沿うように冷却媒体が流れることで、供給口から供給される冷却媒体の速度勾配及び温度勾配を高温配管の表面近傍でより大きくできるので、被冷却部をより効果的に冷却できる。
上記構成では湾曲部が、断面が90度よりも小さい円弧状に形成される。これにより、熱変形等によって、第1板材が第1断熱材側に傾斜した場合であっても、冷却媒体の流れる向きが高温配管の外表面から離れにくくすることができる。したがって、第1板材が熱変形した場合であっても、冷却媒体の供給方向を、高温配管の外周面に沿うように維持できる。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態について、図1から図6を用いて説明する。
第1板材18の配管2側の端部は、第2板材19の配管2側の端部よりも、配管2側に位置する。また、第1板材18の配管2側の端部には、配管2に近づくにつれて第1断熱材3の一端面3bから離間するように湾曲した湾曲部20が形成される。湾曲部20は、断面が略90度の円弧状に形成されている。また、第2板材19の配管2に対向する端部と、配管2の外周面2aとによって、供給部14の供給口が形成される。供給口は、図2に示すように、配管2の周方向に沿って全域に亘って設けられる。これにより、供給口から供給される冷却空気は、図2の矢印で示すように、配管2の外周面2aの周方向の略全域に沿って、均一に供給される。
外装板23は、金属で形成された円筒部材であって、第2断熱材27の外周面を覆う。また、外装板23の外周面には、第1フランジ部16と対応する位置に第2フランジ部17が形成される。上述のように、第1フランジ部16と第2フランジ部17とが固定されることで、供給ヘッダ11と排出ヘッダ12とを連結する。内装板24は、略円筒形状の部材であって、第2断熱材27の内周面を覆う。
基部28の厚さ(半径方向の長さ)は、配管2からの輻射を好適に断熱可能な厚さに設定される。例えば、基部28の厚さは、第2断熱材27の外周面に接する外装板23の外周面の温度が火傷をしない温度(50℃程度)となるように設定される。
基部28の半径方向内側端部から配管2の外周面2aまでの距離は、外装板23の外周面の温度が低下するので配管2の外周面2aから離れるほど望ましいので、本実施形態では第1断熱材3の外周面3aから配管2の外周面2aまでの距離と略同一となるように配置する。
突出部29の厚さは、冷却後の冷却空気を導出するため、基部28の厚さよりも薄く設定される。排出ヘッダ12をコンパクトにするため、突出部29の外周面と基部28の外周面とは面一となるように配置してもよい。突出部29は、外装板23の加熱を抑制するため、配管2の外周面2aから外装板23または第2側板26へと向かう輻射を遮るように突出させる。具体的には、第1断熱材3の一端面3bと配管2の外周面2aとの接触箇所と、第1断熱材3の他端面3c(第1断熱材3の一端面3bと対向する端面)の半径方向外端とを結ぶ直線Bの延長線上まで突出させる。
第2断熱材27と第1断熱材3との間に、冷却後の冷却空気を導出する流路を形成するため、基部28と突出部29の連結箇所を、第1断熱材3の他端面3cよりも一端面3b側に設けてもよく、突出部29の半径方向内側の端部を第1断熱材3の外周面よりも、半径方向外側に設けてもよい。
図6に示すように、排出ヘッダ12の外部側から空間4内部への雨水などの侵入を抑制するため、排出口30に、チャッキダンパ(流入防止部)31を設けてもよい。またチャッキダンパ(流入防止部)31での圧力損失を抑制するため、排出口30の全流路面積が、供給口20aの全流路面積よりも大きくなるように形成してもよい。
冷却媒体供給装置からダクト15を介して供給ヘッダ11のヘッダ部13内部の空間に冷却空気が供給される。ヘッダ部13内部の空間に供給された冷却空気は、ヘッダ部13内部の空間を流通するとともに、略均等に供給部14に流入する。具体的には、第1板材18と第2板材19との間を流通する(図1矢印A1参照)。第1板材18と第2板材19との間を流通した冷却空気は、湾曲部20によって、配管2の外周面2aに沿うように流れ、供給口20aを通過して空間4内に流入する(図3(a)矢印A7参照)。
このとき、冷却空気は、配管2の外周面2aの周方向の略全域に沿って、均一に供給される(図2参照)。空間4内に流入した冷却空気は、配管2の外周面2aに沿うように流れ、そのまま溶接部5に到達する(図2矢印A2及び図1矢印A3参照)。溶接部5に到達した冷却空気は、その勢いのまま配管2の外周面2aに沿って流れる。配管2の外周面2aに沿って流れた冷却空気は、第1断熱材3の他端面3cに衝突し、他端面3cに沿って流通する(図1矢印A4参照)。他端面3cに沿って流通した冷却空気は、第2断熱材27と第1断熱材3との間に形成された流路に流入する(図1矢印A5参照)。流路を流通した冷却空気は、第2側板26に形成された複数の排出口30に向かい、複数の排出口30から均等に大気に排出される(図1矢印A6参照)。
本実施形態では、供給部14から溶接部5を冷却する冷却空気が供給され、供給された冷却空気が排出口30から排出される。また、排出ヘッダ12によって、溶接部5を被覆しているので、溶接部5の周囲には空間4が形成され、この空間4が供給部14から排出口30へと流れる冷却空気の流路となる。このように、冷却空気の流路を好適に形成することができるので、供給部14から供給された冷却空気が淀むことがない。冷却空気が淀むことがないので、空間4の流路がない場合と比較して、溶接部5における冷却効果の不均一性を抑制できる。
また複数の排出口30は、周方向に略等ピッチで設けられる。これにより、溶接部5を冷却した冷却空気を均一に大気に排出される。このように構成することで、より効果的に、空間4内を流れる冷却空気の流れが局所に偏ることを防止でき、冷却空気の流れを均一化できる。
このように、溶接部5を均一に冷却できるので、冷却後の溶接部5のメタル温度が均一化され、配管寿命を均一に延命化できる。この結果、配管2の寿命予測精度を向上させ、プラントの信頼性を向上できる。
また、溶接部5が被覆されているので、溶接部5を冷却する際に、配管2が設置される環境の影響を受けにくくすることができる。したがって、配管2の設置環境の影響を抑制し、安定した冷却性能を得ることができる。また、屋外環境下で降雨等があった場合であっても、雨水等を第2断熱材27が遮ることができ、雨水等が空間4内部から溶接部5に至ることを抑制することができる。したがって、別途雨よけの構造等を設ける必要がないので、冷却構造1をコンパクトな構造にできる。
第1板材18は、600℃近い高温となる配管2の近傍に配置されるので、配管2からの加熱により、熱変形を起こす可能性がある。断面が略90度の円弧状に形成されている湾曲部20では、熱変形等によって、第1板材18が第1断熱材3の一端面3b側に傾斜した場合、図3(d)に示すように、第1板材18が傾斜した角度分だけ、湾曲部20の下流端部が配管2の半径方向外側(図3(d)では紙面上方側)を向いてしまう(図3(d)矢印A10参照)。これにより、供給口から供給される冷却空気流れは、配管2の外周面2aに沿わずに、配管2の半径方向外側に供給されるため、冷却能力が低下する。
一方、図3(b)(c)に示す構成とすることで、図3(d)に示すように熱変形等によって、第1板材18が第1断熱材3の一端面3b側に傾斜した場合であっても、これにより、供給口から供給される冷却空気は、配管2の外周面2aに沿う流れを維持するため、冷却能力の低下を抑制できる(図3(d)矢印A8、A9参照)。
次に、第2実施形態について図7及び図8を用いて説明する。
本実施形態では、図7に示すように、被冷却部である溶接部35が配管軸方向に延びるように形成される点及び第1断熱材36を配管2の周方向の一部のみ撤去している点が上第1実施形態と主に異なる。第1実施形態と同様の形態については、その詳しい説明は省略する。
本実施形態では、供給部34と溶接部35とが為す周方向の角度θ1が略45度以下となるように形成される。また、第1断熱材36を撤去する周方向の角度θ2が略90度以下となるように形成される。なお、供給部34が供給ヘッダ37に設けられ、排出部39が排出ヘッダ38に設けられる点は第1実施形態と同様である。
上記の構成では、供給部34と溶接部35とが為す周方向の角度を、局所熱伝達率が一定である45度以下とする。これにより、供給部34から供給された冷却空気は配管2から剥離し局所熱伝達率が低下する前に、溶接部35に到達するので、冷却性能を低下させることなく溶接部35を冷却できる。
また、第1断熱材36の撤去箇所を供給部14から周方向に略90度以下とする。したがって、高い冷却性能が得られるとともに、周方向の全域に亘って第1断熱材36を撤去する場合と比べて、第1断熱材36の撤去箇所を低減できる。この結果、600℃近い高温となる配管2の露出面を低減することで火傷などに対する安全性を高め、かつ、放熱を抑制することでプラント効率の低下を抑制できる。
次に、第3実施形態について図9及び図10を用いて説明する。
本実施形態では、供給ヘッダ及び排出ヘッダを用いずに、第2断熱材47に供給部49及び排出部50を形成する。
第1断熱材43は、溶接部45を被覆している部分が除去され、溶接部45を取り囲むように空間44が形成される。また、第1断熱材43は、配管42の周方向の全域に亘って撤去している。また、空間44の半径方向の外側は、第2断熱材47で塞がれている。第2断熱材47は、配管42の外周面42aから半径方向外側に所定の距離だけ離間している。また、第2断熱材47には、空間44に連通する供給部49及び排出部50が形成される。排出部50は、図9及び図10に示すように、溶接部45の直上に形成され、配管42の外部に対して上向きに開口する(図9では鉛直上向き)。これに対し供給部49は、排出部50の周方向180度反対側に形成される(図9では鉛直下向き)。
供給部49から空間44内に、自然対流によって冷却空気が流入する(図10矢印A11参照)。供給部49から空間44内に流入した冷却空気は、二手にわかれ、図10の矢印A12に示すように、配管42の外周面42aを周方向に沿うように上昇しながら流通する。配管42の外周面42aを周方向に沿うように上昇しながら流通した冷却空気は、溶接部45を冷却したのち、排出部50から空間44の外部へと排出される(矢印A13参照)。
本実施形態では、供給部49及び排出部50が第2断熱材47に形成される。これにより、既存設備に追加する冷却装置や冷却構造を設けることなく、供給部49及び排出部50を設けることができる。したがって、故障や損傷等の発生頻度を抑制し、メンテナンス性を向上できる。また、既存設備に追加する冷却装置や冷却構造を設けておらず省スペースなので、既存設備に空きスペースがない状況の高温配管にも適用できる。
また、排出部50が鉛直上向きに開口しているので、冷却流路に空気が淀むことなく、好適に冷却空気を排出できる。
次に、第4実施形態について図12及び図13を用いて説明する。
図12及び図13に示すように、一実施形態における溶接部55は、配管52の下端に形成されている点のみが第3実施形態と異なる。
一実施形態に係る冷却構造51では、供給部59は溶接部55の直下に形成される。したがって、第2断熱材57と配管52の外周面52aとの間に形成された空間54内に、供給部59から自然対流によって冷却空気が流入する(図13矢印A14参照)と直ちに溶接部55を冷却する。溶接部55を冷却した冷却空気は、二手にわかれ、図13の矢印A15に示すように、配管52の外周面52aを周方向に沿うように上昇しながら流通する。配管52の外周面52aを周方向に沿うように上昇しながら流通した冷却空気は、排出孔60から空間54の外部へと排出される(矢印A16参照)。
次に、第5実施形態について図14及び図15を用いて説明する。
図14及び図15に示すように、一実施形態における溶接部65は、配管62の周方向に亘って設けられる。
一実施形態では、第2断熱材67と配管62の外周面62aとの間に形成された空間64内に、供給部69から自然対流によって冷却空気が流入する(図15矢印A17参照)。供給部69から空間64内に流入した冷却空気は、二手にわかれ、図15の矢印A18に示すように、配管62の外周面62aを周方向に沿うように上昇しながら流通するとともに、溶接部65を冷却する。配管62の外周面62aを周方向に沿うように上昇しながら流通するとともに溶接部65を冷却した冷却空気は、排出部70から空間64の外部へと排出される(矢印A19参照)。
次に、第6実施形態について図17を用いて説明する。
本実施形態に係る高温配管の冷却システム100は、配管74に設けられた第1被冷却部70a及び第2被冷却部70bと、第1被冷却部70a及び第2被冷却部70bに冷却空気を供給するブロワ(冷却媒体供給装置)71と、ブロワ71と第1被冷却部70a及び第2被冷却部70bとを連通するダクト72と、を備える。
ダクト72は、ブロワ71と被冷却部との間において、第1ダクト72aと第2ダクト72bとに分岐する。第1ダクト72aは、第1被冷却部70aと連通し、第2ダクト72bは、第2被冷却部70bと連通する。また、第1ダクト72aは配管74に沿って設けられ、配管74に固定される。
また、第1ダクト72a及び第2ダクト72bには、内部を流通する冷却空気の流量を調整する流量調整弁73が設けられる。
なお、第1被冷却部70a及び第2被冷却部70bにおける配管の冷却構造は、第1実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
本実施形態では、ブロワ71と被冷却部との距離が離れていたとしても、ダクト72によって、リークすることなく被冷却部に冷却媒体を供給できる。したがって、ブロワ71を被冷却部の近傍に配置する必要がないので、被冷却部の近傍にブロワ71を設置するスペースがない場合であっても、配管74を冷却できる。また、第1ダクト72aを配管74に沿って設けているので、第1ダクト72aを支持するための特別な支持具等を設ける必要がなく、設置コストを低減できる。
例えば、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
2 配管(高温配管)
2a 外周面
3 第1断熱材
3a 外周面
3b 一端面
3c 他端面
4 空間
5 溶接部(被冷却部)
11 供給ヘッダ
12 排出ヘッダ
13 ヘッダ部
14 供給部
15 ダクト
16 第1フランジ
17 第2フランジ
18 第1板材
19 第2板材
20 湾曲部
21 スペーサー
23 外装板
24 内装板
25 第1側板
26 第2側板
27 第2断熱材
28 基部
29 突出部
30 排気口(排出部)
31 チャッキダンパ(流入防止部)
34 供給部
35 溶接部
36 第1断熱材
37 供給ヘッダ
38 排出ヘッダ
42、52、62 配管
42a、52a、62a 外周面
43、63 第1断熱材
44、54、64 空間
45、55、65 溶接部
47、57、67 第2断熱材
49、59、69 供給部
50、60、70 排出部
71 ブロワ(冷却媒体供給装置)
72、72a、72b ダクト
73 流量調整弁
74 配管
100 冷却システム
A1〜A19 冷却空気の流れ
C2 中心線
W 冷却空気
X 配管
Z 冷却空気の流れ
θ1、θ2 角度
Claims (15)
- 外周面を第1断熱材に被覆された高温配管の被冷却部を冷却する高温配管の冷却構造であって、
前記第1断熱材の一部が撤去された前記高温配管の外周面から離間し、かつ該高温配管の前記被冷却部を被覆する第2断熱材と、
前記被冷却部を冷却する冷却媒体を供給する供給部と、
前記供給部から供給された前記冷却媒体を前記第1断熱材の外周面側へ排出する排出部と、を備える高温配管の冷却構造。 - 前記排出部には、該排出部からの流入を防止する流入防止部が設けられている請求項1に記載の高温配管の冷却構造。
- 前記排出部は、前記冷却媒体を排出する空間に対して均一に開口している請求項1または請求項2に記載の高温配管の冷却構造。
- 前記排出部の全開口面積は、前記供給部の全開口面積よりも大きい請求項1から請求項3のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
- 前記排出部は、前記供給部よりも上方に位置している請求項1から請求項4のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
- 前記被冷却部は、前記高温配管の中心軸方向に延在していて、
前記供給部と前記被冷却部とが為す周方向の角度は45度以下である請求項1から請求項5のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。 - 前記供給部及び前記排出部は、前記第2断熱材に形成されている請求項1から請求項6のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
- 冷却媒体供給装置から前記冷却媒体が導入される供給ヘッダと、
前記被冷却部を冷却した前記冷却媒体が導入される排出ヘッダと、を備え、
前記供給部は、前記供給ヘッダに形成され、
前記排出部は、前記排出ヘッダに形成されている請求項1から請求項6のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。 - 前記排出部は、前記第1断熱材と前記第2断熱材との間に形成されていて、
前記第2断熱材は、前記高温配管の前記外周面から前記第2断熱材の外周面側へと向かう輻射を遮るように、前記排出部方向に突出している請求項8に記載の高温配管の冷却構造。 - 前記第1断熱材は、前記高温配管と交差する端面を有し、
前記供給部は、前記端面に沿って設けられた第1板材と、該第1板材と対向する平板状の第2板材と、を有し、
前記第1板材の前記高温配管側の端部は、前記第2板材の前記高温配管側の端部よりも、前記高温配管側に位置していて、
前記第1板材の前記高温配管側の端部には、前記高温配管に近づくにつれて前記端面から離間するように湾曲した湾曲部が形成され、
前記第2板材の前記高温配管側の端部と前記高温配管の前記外周面との間から前記冷却媒体が供給される請求項8または請求項9に記載の高温配管の冷却構造。 - 前記湾曲部は、断面が90度よりも小さい円弧状に形成されている請求項10に記載の高温配管の冷却構造。
- 前記第1断熱材は、前記高温配管と交差する端面を有し、
前記供給部は、前記端面に沿って設けられた平板状の第1板材と、該第1板材と対向する平板状の第2板材と、を有し、
前記第1板材の前記高温配管側の端部は、前記第2板材の前記高温配管側の端部よりも、前記高温配管側に位置していて、
前記第2板材の前記高温配管側の端部と前記高温配管の前記外周面との間から前記冷却媒体が供給される請求項8または請求項9に記載の高温配管の冷却構造。 - 前記第2板材の前記高温配管側の端部と前記高温配管の前記外周面との間にはスペーサーが設けられている請求項10から請求項12のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。
- 前記冷却媒体供給装置から前記供給ヘッダまで前記冷却媒体を供給するダクトを備え、
前記ダクトは、前記高温配管に沿って配置されている請求項8から請求項13のいずれかに記載の高温配管の冷却構造。 - 請求項8から請求項14のいずれかに記載の高温配管の冷却構造において、
前記被冷却部が複数形成されていて、
1つの前記冷却媒体供給装置から、複数の前記被冷却部に対して前記冷却媒体が供給される高温配管の冷却システム。
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JP6918662B2 (ja) | 2021-08-11 |
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