JP2019054587A - パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム - Google Patents

パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019054587A
JP2019054587A JP2017175892A JP2017175892A JP2019054587A JP 2019054587 A JP2019054587 A JP 2019054587A JP 2017175892 A JP2017175892 A JP 2017175892A JP 2017175892 A JP2017175892 A JP 2017175892A JP 2019054587 A JP2019054587 A JP 2019054587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
circuit
scan
inverter circuit
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017175892A
Other languages
English (en)
Inventor
克也 平
Katsuya Taira
克也 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority to JP2017175892A priority Critical patent/JP2019054587A/ja
Publication of JP2019054587A publication Critical patent/JP2019054587A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】追加設備を必要とせずにIV特性を取得する。【解決手段】パワーコンディショナシステムは、太陽電池アレイから直流電力を受け取るインバータ回路と、前記インバータ回路に入力される直流電流および直流電圧を計測する計測器と、前記インバータ回路を制御する制御回路と、を備えている。前記制御回路は、予め定められた所定信号に応答して、前記太陽電池アレイの動作点が予め定めた動作点範囲を辿るように前記インバータ回路を制御するIVスキャン制御を実行する。出力端が前記インバータ回路と接続し、入力端が前記太陽電池アレイに含まれる複数の太陽電池ストリンググループとそれぞれ接続した複数の遮断器を備えてもよい。前記制御回路は、前記複数の遮断器のうち一部の遮断器を遮断した状態で前記IVスキャン制御を実行してもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システムに関するものである。
従来、例えば特表2013−537720号公報に開示されているように、太陽電池のIV特性を測定する監視システムが知られている。
特表2013−537720号公報
上記公報にかかる従来の監視システムは、刺激回路、センサ回路、および電気パラメータ算出手段を備えている。従来の監視システムは、これらの専用のハードウェア設備を太陽光発電システムに追加することを要求している。このような専用ハードウェアの追加は、コスト増加等の問題を招くので好ましくない。上記公報の段落0047には、並列監視ユニットがPVモジュール、接続箱、搭載装置、およびインバータなどに一体化されてもよい旨の記載がある。この記載は、刺激回路、センサ回路および電気パラメータ算出手段をPVモジュールなどに追加で組み込むことを述べているに過ぎず、「一体化」に関してこれ以上の具体的事項は何ら説明されていない。結局のところ、上記公報に記載された内容はいずれも専用ハードウェア設備の追加を前提とするものであった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、追加設備を必要とせずにIV特性を取得することができるパワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システムを提供することを目的とする。
本発明にかかるパワーコンディショナシステムは、
太陽電池アレイから直流電力を受け取るインバータ回路と、
前記インバータ回路を制御する制御回路と、
前記インバータ回路に入力される直流電流および直流電圧を計測する計測器と、
を備え、
前記制御回路は、予め定められた所定信号に応答して、前記計測器が前記直流電流および前記直流電圧を計測しているときに、前記太陽電池アレイの動作点が予め定めた動作点範囲を辿るように前記インバータ回路を制御するIVスキャン制御を実行するように構築されている。
本発明にかかる太陽光発電システムは、
太陽電池アレイから直流電力を受け取るインバータ回路と、
前記インバータ回路を制御する制御回路と、
前記太陽電池アレイから前記インバータ回路に入力される直流電流および直流電圧を計測する計測器と、
前記太陽電池アレイの発電状態を監視するためのモニタ装置と、
を備え、
前記モニタ装置は、予め定められた所定操作に応答して、前記インバータ回路の出力電力の大きさを指令するための第一指令値または前記インバータ回路に入力される前記直流電圧の大きさを指令するための第二指令値を、前記太陽電池アレイの動作点が予め定めた動作点範囲を辿るように前記制御回路に対して与えるように構築され、
前記制御回路は、前記計測器が前記直流電流および前記直流電圧を計測しているときに、前記モニタ装置から与えられた前記第一指令値または前記第二指令値に従って前記インバータ回路を制御するように構築されている。
本発明によれば、IVスキャンのための制御を太陽光発電システムの通常設備に実行させるので、追加設備を必要とせずにIV特性を取得することができる。
本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナシステムおよびこれを備える太陽光発電システムを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナシステムおよびこれを備える太陽光発電システムの回路図である。 本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナシステムで実行されるルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナシステムで実行される過積載なしの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナシステムで実行される過積載有りの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態2にかかるパワーコンディショナシステムで実行されるルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかるパワーコンディショナシステムで実行されるIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態3にかかるパワーコンディショナシステムで実行されるルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかるパワーコンディショナシステムで実行される過積載なしの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態3にかかるパワーコンディショナシステムで実行される過積載有りの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態4にかかるパワーコンディショナシステムで実行されるルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4にかかるパワーコンディショナシステムで実行されるIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態5にかかるパワーコンディショナシステムおよびこれを備える太陽光発電システムの回路図である。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナシステム6およびこれを備える太陽光発電システム1を示す図である。太陽光発電システム1は、太陽電池アレイ2と、複数の接続箱4と、パワーコンディショナシステム6と、モニタ装置10と、を備えている。太陽光発電システム1は、電力系統11と接続されている。以下、パワーコンディショナシステムを、「PCS」と簡略に記載することがある。モニタ装置10には、パーソナルコンピュータを用いることができる。太陽電池アレイ2は、後述する図2でも示すように、複数の太陽電池ストリンググループ20〜29を含んでいる。複数の太陽電池ストリンググループ20〜29それぞれは、接続箱4を介して、PCS6に接続されている。「太陽電池ストリンググループ」とは、複数の太陽電池ストリングを接続して一つのグループにまとめたものである。実施の形態1にかかる複数の太陽電池ストリンググループ20〜29それぞれも、複数の太陽電池ストリング2sによって構成されている。太陽電池ストリング2sは、複数の太陽電池パネルを接続したものである。
図2は、本発明の実施の形態1にかかるPCS6およびこれを備える太陽光発電システム1の回路図である。太陽電池アレイ2は、複数の太陽電池ストリンググループ20〜29を含んでいる。
PCS6は、インバータ回路61と、ゲートドライブ基板62と、制御回路63と、ネットワークカード64と、入力電流計65と、入力電圧計66と、出力電流計67と、出力電圧計68と、入力遮断部69と、を備えている。
入力遮断部69は、複数の遮断器B1〜B10を含んでいる。複数の遮断器B1〜B10の入力端は、太陽電池アレイ2に含まれる複数の太陽電池ストリンググループ20〜29とそれぞれ接続している。複数の遮断器B1〜B10の出力端は、インバータ回路61と接続している。制御回路63は、複数の遮断器B1〜B10それぞれのオンオフを個別に制御することができる。
インバータ回路61は、複数の遮断器B1〜B10を介して、太陽電池アレイ2から直流電力を受け取る。インバータ回路61は、内蔵された複数のスイッチング素子をPWM制御することで、入力された直流電力を交流電力に変換して出力する。制御回路63は、ゲートドライブ基板62を介してインバータ回路61にPWM駆動信号を供給することで、インバータ回路61を制御する。入力電流計65および入力電圧計66は、インバータ回路61に入力される直流電流および直流電圧を計測する。出力電流計67および出力電圧計68は、インバータ回路61が出力した出力電流および出力電圧を計測する。ネットワークカード64は、モニタ装置10と制御回路63との間に介在して両者の通信を仲介する。PCS6の出力電力は、連系変圧器12を介して電力系統11と接続されている。
図2には、制御回路63の内部構成も模式的に図示されている。制御回路63は、ゲートインターフェース基板63aと、PWM制御部63bと、電力制御部63cと、第一電流電圧スキャン部63dと、表示操作パネル63eと、通信インターフェース63fと、外部インターフェース基板63gと、を備えている。電力制御部63cは、入力直流電流Iinと、入力直流電圧Vinと、出力交流電流Ioと、出力交流電圧Voとを受信する。電力制御部63cは、PWM制御部63bおよびゲートインターフェース基板63aを介して、ゲート駆動信号をゲートドライブ基板62に供給する。電力制御部63cは、設定された電力制限値Plimitを上回らない範囲で、できるだけ電力制限値Plimitに近づくようにインバータ回路61の出力電力を制御する。
第一電流電圧スキャン部63dは、通信インターフェース63fを通じてIVスキャン開始信号を受信すると、電力制御部63cと協働することによって、予め設定されたIVスキャン制御を実行する。第一電流電圧スキャン部63dは、制御回路63内においてロジック回路の形態で備えられても良いし、制御回路63がマイコン等であればメモリ内にプログラムの形態で備えられても良い。
電力制御部63cは、IVスキャン制御の実行中に入力電流計65および入力電圧計66で計測された入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinを、通信インターフェース63fおよびネットワークカード64を介して、モニタ装置10に伝達する。電力制御部63cは、内蔵メモリを備えても良く、IVスキャン制御の実行中に計測された入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinをこの内蔵メモリに記録してもよい。電力制御部63cに記録された入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinが、IV特性カーブの形態で、モニタ装置10に伝達されてもよい。表示操作パネル63eにIVスキャン開始ボタンを表示しておき、IVスキャン開始ボタンが押されるとIVスキャン開始信号が第一電流電圧スキャン部63dに伝達されるようにしても良い。
図3は、本発明の実施の形態1にかかるPCS6で実行されるルーチンを示すフローチャートである。図3のルーチンは、制御回路63が実行するIVスキャン制御の具体例を示したものである。
図3のルーチンでは、まず、制御回路63が、PCS6を通常運転モードで運転する(ステップS100)。通常運転モードは、電力制御部63cに予め設定された標準的な制御ロジックを実行することで実現される。通常運転モードは、MPPTモードつまり最大電力点追従モードでもよい。通常運転モードは、外部からの要求発電量に応じて最大電力から一定の電力抑制を行うモードである抑制発電モードであってもよい。通常運転モードは、既に各種公知の電力変換装置で実行されている運転モードを採用すればいいので、これ以上の説明は省略する。
次に、制御回路63は、IVスキャン開始指令を受け取ったか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102の判定は、実際には、第一電流電圧スキャン部63dにモニタ装置10からIVスキャン開始指令信号が入力されたか否かによって実現される。ステップS102の条件が成立していない限り、処理はステップS100に戻り、制御回路63は通常運転モードを継続する。
ステップS102の判定結果が肯定となると、制御回路63は、ステップS103〜S111の処理を実行する。ステップS103〜S111の処理は、第一電流電圧スキャン部63dが電力制御部63cの制御に介入することで、実現される。なお、図3のルーチンが実行される上では、第一電流電圧スキャン部63dと電力制御部63cとが協働してIVスキャン制御を実現するように制御回路63が構築されればよいので、両者の機能分担に限定はない。例えば、ステップS102の判定が成立した場合に、電力制御部63cにおける電力制限値Plimitの設定権限などを第一電流電圧スキャン部63dに一時的に移すように両者の機能分担が構築されても良い。電力制御部63cが、IVスキャン制御の実行中には、第一電流電圧スキャン部63dからの指示を受け付けるように構築されていれば良い。この場合には、IVスキャン制御の実行中に限り、第一電流電圧スキャン部63dが上位機能ブロックとして電力制御部63cを操作することができる。
ステップS103では、制御回路63が、次の三つの処理を実行する。一つ目の処理では、初期電力値P(IVscanINI)に、現在の出力電力値P(現在値)が代入される。二つ目の処理では、スキャン電力値P(IVscan)に、初期電力値P(IVscanINI)が代入される。三つ目の処理では、電力制限値Plimitに、スキャン電力値P(IVscan)が代入される。
次に、電流及び電圧の計測が行われる(ステップS104)。このステップでは、制御回路63が、入力電流計65および入力電圧計66で計測された入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinを取得する。取得された入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinは、電力制御部63cの内蔵メモリに記録されてもよく、モニタ装置10に伝達されてもよい。
次に、制御回路63は、現在のスキャン電力値P(IVscan)が、出力電力定格値の1.5%以下となっているか否かを判定する(ステップS105)。出力電力定格値の1.5%という数値は、予め定められた「スキャン電力最小値」である。ステップS105では、現在のスキャン電力値P(IVscan)がスキャン電力最小値以下となったかが判定される。
ステップS105の判定結果が否定である場合には、制御回路63は、ステップS106の処理を実行する。ステップS106では、制御回路63が、次の二つの処理を実行することで、電力制限値Plimitおよびスキャン電力値P(IVscan)をデクリメント更新する。一つ目の処理では、電力制限値Plimitに、スキャン電力値P(IVscan)から予め定めた所定値k1を減じた値が代入される。二つ目の処理では、スキャン電力値P(IVscan)に、現在のスキャン電力値P(IVscan)から所定値k1を減じた値が代入される。ステップS106の終了時点で、電力制限値Plimitおよびスキャン電力値P(IVscan)はそれぞれ前回値から所定値k1を減じた値となる。
次に、ステップS104と同様に、電流及び電圧の計測が行われる(ステップS107)。ステップS107の後、処理はステップS105に戻る。これにより、スキャン電力値P(IVscan)がスキャン電力最小値より大きな値である限り、制御回路63は、電力制限値Plimitおよびスキャン電力値P(IVscan)をデクリメント更新しながら、入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinを取得する。
ステップS105の判定結果が肯定となったら、処理はステップS108に進む。ステップS105の判定結果が肯定であるということは、スキャン電力値P(IVscan)がスキャン電力最小値以下となっているので、IVスキャンが予め設定されたIVスキャン範囲の下限に到達したことを意味する。ステップS108では、制御回路63は、現在のスキャン電力値P(IVscan)が、ステップS103で設定された初期電力値P(IVscanINI)以上となっているか否かを判定する。
ステップS108の判定結果が否定である場合には、制御回路63は、ステップS109の処理を実行する。ステップS109では、制御回路63が、次の二つの処理を実行することで、電力制限値Plimitおよびスキャン電力値P(IVscan)をインクリメント更新する。一つ目の処理では、電力制限値Plimitに、スキャン電力値P(IVscan)に所定値k1を加えた値が代入される。二つ目の処理では、スキャン電力値P(IVscan)に、現在のスキャン電力値P(IVscan)に所定値k1を加えた値が代入される。ステップS109の終了時点で、電力制限値Plimitおよびスキャン電力値P(IVscan)はそれぞれ前回値に所定値k1を加えた値となる。次に、ステップS104およびステップS107と同様に、電流及び電圧の計測が行われる(ステップS110)。ステップS110の後、処理はステップS108に戻る。
これにより、スキャン電力値P(IVscan)が初期電力値P(IVscanINI)より小さな値である限り、制御回路63は、電力制限値Plimitおよびスキャン電力値P(IVscan)をインクリメント更新しながら、入力直流電流Iinおよび入力直流電圧Vinを取得する。
ステップS108の判定結果が肯定となったら、処理はステップS111に進む。ステップS108の判定結果が肯定であるということは、スキャン電力値P(IVscan)が初期電力値P(IVscanINI)以上となっているので、IVスキャン開始前の電力値へとインバータ回路61の出力電力が戻ったことを意味する。制御回路63は、ステップS108の判定結果が肯定となった時点でIVスキャンが完了したものとみなし、ステップS111において通常運転モードを再開する。これにより、制御回路63は、初期電力値P(IVscanINI)を上限とし、スキャン電力最小値を下限とするIVスキャン範囲で、太陽電池アレイ2の動作点を一往復させることができる。その後、今回のルーチンが終了する。
以上説明したとおり、実施の形態1によれば、制御回路63は、IVスキャン開始信号の入力に応答して、太陽電池アレイ2の動作点が予め定めた所定動作点範囲を辿るように電力制限値Plimitを増減することができる。電力制限値Plimitの増減によって、制御回路63は、太陽電池アレイ2の動作点が所定動作点範囲を辿るようにインバータ回路61を制御するIVスキャン制御を実行することができる。PCS6は、太陽光発電システム1に必要不可欠な通常設備である。IVスキャンのための制御を通常設備に実行させるので、追加設備を必要とせずにIV特性を取得することができる。
所定値k1は、固定値に限られず、可変値とされてもよい。所定値k1を大きく設定することでインクリメントおよびデクリメントの変化分を大きくすることができ、IVスキャンの実行時間を短くすることができる。所定値k1を小さく設定することでインクリメントおよびデクリメントを小刻みに行うことができ、IVスキャンの測定精度を高めることができる。モニタ装置10あるいは表示操作パネル63eから所定値k1を指定することができるようにしてもよい。ステップS106のデクリメント更新とステップS109のインクリメント更新とで同じ所定値k1を用いているが、各更新で異なる所定値を用いてデクリメントおよびインクリメントを行う変形例が提供されてもよい。
図4は、本発明の実施の形態1にかかるPCS6で実行される過積載なしの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。図5は、本発明の実施の形態1にかかるPCS6で実行される過積載有りの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。「過積載」とは、太陽電池アレイ2の搭載量がPCS6容量を超える状態である。
制御回路63が上記図3のルーチンを実行することで、動作点P1から動作点P2まで太陽電池アレイ2の動作点をスキャンすることができる。図4および図5には、IVスキャンによる計測可能範囲Xが破線四角で図示されている。計測可能範囲Xは、PCS6の定格によって決まる。
過積載がされていない場合、図4に示すように太陽電池アレイ2のPVカーブのピーク付近まで計測可能範囲Xを設定することができる。一方、過積載がされていると、天候状況に応じて太陽電池アレイ2の最大発電可能量がPCS6の定格発電量を上回ることがある。過積載がされている場合には、制御回路63は、予め定められた出力上限値PULを上回らないように、インバータ回路61の出力電力を制御する。出力上限値PULは、PCS6の定格発電量に応じて予め定められた値である。
実施の形態2.
実施の形態2にかかるPCSおよび太陽光発電システムは、実施の形態1のPCS6および太陽光発電システム1と同様のハードウェア構成を備えている。以下の説明では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と実施の形態2とで同一または対応する構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1と実施の形態2とで共通する内容については説明を省略または簡略化する。
図5に示すようにPCS6の定格によってIVスキャンの計測可能範囲Xが制限を受けるので、過積載がされていると、太陽電池アレイ2のPVカーブのピーク値付近まではIVスキャンを行うことができない。そこで、実施の形態2においては、第一電流電圧スキャン部63dが、予め定められた規則に従って、IVスキャン制御中に入力遮断部69に制御信号を送る。入力遮断部69は、受け取った制御信号に従って、複数の遮断器B1〜B10のオンオフを切り換える。これにより、制御回路63は、複数の遮断器B1〜B10のうち一部の遮断器を遮断した状態でIVスキャン制御を実行する。太陽電池アレイ2の搭載量がPCS6容量を超えるような過積載が行われている場合でも、なるべく多くの太陽電池ストリンググループのIV特性を計測することができる。
図6は、本発明の実施の形態2にかかるPCS6で実行されるルーチンを示すフローチャートである。図6のルーチンは、図3のルーチンと次の二点で異なっている。一つ目の相違点は、図6のルーチンでは、ステップS120およびS121の処理が追加されていることである。二つ目の相違点は、図6のルーチンでは、ステップS108の判定結果が肯定であるときに処理がステップS120に戻るように図3のルーチンが変形されていることである。
図6のルーチンでは、ステップS102の判定結果が肯定となると、制御回路63は、ステップS120の処理を実行する。ステップS120では、測定済回路数Nに、現在の測定済回路数Nに1を加えた値が代入される。「測定済回路数」とは、IV測定を行った回路の数である。ただし、測定済回路数Nの初期値はゼロであり、初回のステップS120では測定済回路数Nは1に設定される。さらに、制御回路63は、測定回路の切り替えを行う。ここで、測定回路の切り替えは、測定済回路数Nが1である場合には、複数の遮断器B1〜B10のうち第一の遮断器B1のみをオンつまり接続状態とする。
次に、制御回路63は、測定済回路数Nが入力回路数N以下であるか否かを判定する(ステップS121)。入力回路数Nは、PCS6に入力されている太陽電池ストリンググループの回路数である。実施の形態2において、入力回路数Nは、複数の遮断器B1〜B10に接続された太陽電池ストリンググループ20〜29の個数である。実施の形態2では実施の形態1と同じく太陽電池ストリンググループ20〜29が合計で10個なので、入力回路数Nは10である。初回のステップS121では、測定済回路数Nは1である。測定済回路数Nが入力回路数Nよりも小さいので、ステップS121の判定結果は肯定となる。
ステップS121の判定結果が肯定である場合には、制御回路63は、実施の形態1と同様にステップS103〜ステップS108の処理を実行する。実施の形態1と同様に処理がステップS108に進むと、ステップS108の判定結果が否定である限り、ステップS108〜ステップS110の処理が繰り返し実行される。これにより、第一の遮断器B1を介してPCS6に接続された太陽電池ストリンググループ20のIVスキャンを行うことができる。ステップS108の判定結果が肯定になると、処理はステップS120に戻る。
ステップS120では、測定済回路数Nがインクリメントされることで、測定済回路数Nが2に更新される。インクリメントにより測定済回路数Nが2となった場合には、複数の遮断器B1〜B10のうち第二の遮断器B2のみをオンつまり接続状態とする。次に、ステップS121の判定が再び行われる。現在の測定済回路数Nは2であり測定済回路数Nが入力回路数N以下なので、ステップS121の判定結果は肯定となる。その後、実施の形態1と同様に、ステップS103〜ステップS110の処理が実行される。これにより、第二の遮断器B2を介してPCS6に接続された太陽電池ストリンググループ21に対してIVスキャンを行うことができる。ステップS108の判定結果が肯定になると、処理はステップS120に戻る。
ステップS120では、測定済回路数Nがインクリメントされることで、測定済回路数Nが3に更新される。その後、第三の遮断器B3のみをオンとした状態で、ステップS103〜S110の処理が実行されることで、太陽電池ストリンググループ22に対するIVスキャンが行われる。このようにして、初回のステップS120で遮断器B1のみがオンとされた後、二回目以降のステップS120で測定済回路数Nが増加される度に遮断器B2から遮断器B10まで順にオン状態のものが切り換えられていく。その結果、ステップS121の判定結果が否定となるまでに、太陽電池ストリンググループ20〜29それぞれに対してIVスキャンを実行することができる。制御回路63は、複数の遮断器B1〜B10のうち一つの遮断器のみを接続させた状態でIVスキャン制御を実行するので、太陽電池ストリンググループごとのIV特性を計測することができる。その結果、ステップS121の判定結果が否定となると処理はステップS111に進み、制御回路63が通常運転モードを再開する。その後、今回のルーチンが終了する。
なお、一つずつではなく、太陽電池ストリンググループ20〜29を複数グループに分けて、グループごとにIVスキャンを行っても良い。例えば、太陽電池ストリンググループ20、21を第一グループとし、太陽電池ストリンググループ22、23を第二グループとし、太陽電池ストリンググループ24、25を第三グループとし、太陽電池ストリンググループ26、27を第四グループとし、太陽電池ストリンググループ28、29を第五グループとしてもよい。この場合、ステップS120で測定済回路数Nを2ずつインクリメントしながら、第一〜第五グループの接続が切り換えられるように遮断器B1〜B10を2つずつ接続すればよい。これにより、複数の遮断器B1〜B10のうち一部の遮断器を遮断した状態でIVスキャン制御を実行することができる。その結果、太陽電池アレイ2の搭載量がPCS6容量を超えるような過積載が行われている場合でも、なるべく多くの太陽電池ストリンググループのIV特性を計測することができる。
図7は、本発明の実施の形態2にかかるPCS6で実行されるIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。実施の形態2では、太陽電池ストリンググループ20〜29を一つずつIVスキャンするので、計測可能範囲Xを太陽電池ストリンググループ20〜29それぞれのPVカーブ上限値付近までとることができる。従って、過積載の太陽光発電システム1であっても、広範囲のIVカーブを取得することができる。
実施の形態3.
実施の形態3にかかるPCSおよび太陽光発電システムは、実施の形態1のPCS6および太陽光発電システム1と同様のハードウェア構成を備えている。以下の説明では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と実施の形態3とで同一または対応する構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1と実施の形態3とで共通する内容については説明を省略または簡略化する。
実施の形態3では、制御回路63は、入力直流電圧Vinがスキャン電圧値となるようにインバータ回路61を制御することができる。制御回路63は、IVスキャン開始信号の入力に応答して、太陽電池アレイ2の動作点が動作点範囲を辿るようにスキャン電圧値を増減する。実施の形態1では「電力制限値Plimit」を増減していたのに対し、実施の形態3では「スキャン電圧値」を増減する点で、実施の形態1と実施の形態3は異なっている。
図8は、本発明の実施の形態3にかかるPCS6で実行されるルーチンを示すフローチャートである。図8のルーチンでは、まず、実施の形態1と同様にステップS100およびステップS102が実行される。ステップS102の判定結果が肯定となると、制御回路63は、ステップS203の処理を実行する。ステップS203では、制御回路63は、次の二つの処理を実行する。一つ目の処理として、初期電圧値V(IVscanINI)に、運転可能電圧V(min)が代入される。「運転可能電圧V(min)」は、予め定められた値であり、PCS6が運転を継続することのできる最小の入力電圧値である。二つ目の処理として、初回のスキャン電圧値V(IVscan)に、初期電圧値V(IVscanINI)が代入される。制御回路63は、入力直流電圧Vinが上記のスキャン電圧値V(IVscan)となるようにインバータ回路61を制御する。
次に、電流の計測が行われる(ステップS204)。このステップでは、制御回路63が、入力電流計65で計測された入力直流電流Iinを取得する。スキャン電圧値V(IVscan)と取得された入力直流電流Iinの値は、電力制御部63cの内蔵メモリに記録されてもよく、モニタ装置10に伝達されてもよい。
次に、制御回路63は、現在のスキャン電圧値V(IVscan)が運転可能電圧V(max)よりも小さいか否かを判定する(ステップS205)。「運転可能電圧V(max)」は、予め定められた値であり、PCS6が運転可能な最大の入力電圧値である。運転可能電圧V(max)は、PCS6の定格入力電圧と同じでもよい。
ステップS205の判定結果が肯定である場合には、制御回路63は、ステップS206の処理を実行する。ステップS206では、制御回路63が、次の処理を実行することで、スキャン電圧値V(IVscan)をインクリメント更新する。現時点のスキャン電圧値V(IVscan)に予め定めた所定値k2を加えた値が、初回のスキャン電圧値V(IVscan)に代入される。
その後、ステップS204と同様に、電流計測が行われる(ステップS207)。ステップS207においても、スキャン電圧値V(IVscan)と取得された入力直流電流Iinの値は、電力制御部63cの内蔵メモリに記録されてもよく、モニタ装置10に伝達されてもよい。その後、処理はステップS205に戻る。これにより、スキャン電圧値V(IVscan)が運転可能電圧V(max)よりも低い限り、制御回路63は、スキャン電圧値V(IVscan)をインクリメント更新しながら、入力直流電流Iinを取得する。
ステップS205の判定結果が否定となったら、処理はステップS111に進む。ステップS205の判定結果が否定であるということは、スキャン電圧値V(IVscan)が運転可能電圧V(max)以上となっているので、IVスキャンが最大限に行われたことを意味する。制御回路63は、ステップS205の判定結果が否定となった時点でIVスキャンが完了したものとみなし、ステップS111において通常運転モードを再開する。これにより、制御回路63は、運転可能電圧V(min)を下限とし運転可能電圧V(max)を上限とするIVスキャン範囲で、太陽電池アレイ2の動作点を片道で移動させることができる。その後、今回のルーチンが終了する。
所定値k2は、固定値に限られず、可変値とされてもよい。モニタ装置10あるいは表示操作パネル63eから所定値k2を指定することができるようにしてもよい。実施の形態1における所定値k1と同様に、所定値k2を大きく設定することでIVスキャンの実行時間を短くしたり、所定値k2を小さく設定することでIVスキャンの測定精度を高めたりすることができる。
以上説明したとおり、実施の形態2によれば、制御回路63は、IVスキャン開始信号の入力に応答して、太陽電池アレイ2の動作点が予め定めた所定動作点範囲を辿るようにスキャン電圧値V(IVscan)を調節することができる。スキャン電圧値V(IVscan)の調節によって、制御回路63は、太陽電池アレイ2の動作点が所定動作点範囲を辿るようにインバータ回路61を制御するIVスキャン制御を実行することができる。したがって、実施の形態2でも、実施の形態1と同様に追加設備を必要とせずにIV特性を取得することができる。
図9は、本発明の実施の形態3にかかるPCS6で実行される過積載なしの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。実施の形態3では、実施の形態1と比べて、計測可能範囲Xを、より小さな電圧まで設定することができる。制御回路63が上記図8のルーチンを実行することで、動作点P1から動作点P2まで太陽電池アレイ2の動作点をスキャンすることができる。
図10は、本発明の実施の形態3にかかるPCS6で実行される過積載有りの場合のIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。過積載有りの場合、太陽光発電システム1の発電量はPCS6の出力上限値PULを越えることができないので、実施の形態1の図5と同様に計測可能範囲Xは制限される。
実施の形態4.
実施の形態4にかかるPCSおよび太陽光発電システムは、実施の形態1のPCS6および太陽光発電システム1と同様のハードウェア構成を備えている。以下の説明では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と実施の形態4とで同一または対応する構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1と実施の形態4とで共通する内容については説明を省略または簡略化する。
図11は、本発明の実施の形態4にかかるPCS6で実行されるルーチンを示すフローチャートである。実施の形態4は、実施の形態3にかかる図8のルーチンに、実施の形態2にかかる図6のルーチンのステップS120およびステップS121を追加したものである。制御回路63は、実施の形態3と同様に、IVスキャン開始信号の入力に応答して、太陽電池アレイ2の動作点が動作点範囲を辿るようにスキャン電圧値V(IVscan)を調節する。ステップS120およびステップS121が追加されているので、制御回路63は、実施の形態2と同様に、複数の遮断器B1〜B10のうち一つの遮断器のみを接続させた状態でIVスキャン制御を実行する。これにより太陽電池ストリンググループごとのIV特性を計測することができる。実施の形態4においても、実施の形態3と同様の変形が施されてもよい。
図12は、本発明の実施の形態4にかかるPCS6で実行されるIVスキャンの動作を説明するためのグラフである。実施の形態2と同様に、過積載の太陽光発電システム1であっても、広範囲のIVカーブを取得することができる。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5にかかるPCS506およびこれを備える太陽光発電システム501の回路図である。実施の形態5にかかるPCS506および太陽光発電システム501は、実施の形態1のPSC6および太陽光発電システム1と同様のハードウェア構成を備えている。ただし、実施の形態5では、第一電流電圧スキャン部63dが、第二電流電圧スキャン部510に置換されている。実施の形態5は、実施の形態1で第一電流電圧スキャン部63dが担っていた機能を、第二電流電圧スキャン部510に担わせるという点で実施の形態1と相違している。以下の説明では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と実施の形態5とで同一または対応する構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1と実施の形態5とで共通する内容については説明を省略または簡略化する。
モニタ装置10は、第二電流電圧スキャン部510を備えている。第二電流電圧スキャン部510は、ロジック回路とプログラムとの少なくとも一方の形態で、モニタ装置10に備えられている。モニタ装置10は、ネットワークカード64および通信インターフェース63fを介して、電力制御部63cおよび入力遮断部69に制御信号を与えることができる。電力制御部63cは、IVスキャン制御の実行中には、第二電流電圧スキャン部510からの指示を受け付けるように構築されている。
モニタ装置10と制御回路63とが協働することによって、実施の形態1〜4で説明した図3、図6、図8および図11のフローチャートのいずれか一つを実行することができる。モニタ装置10は、キーボード等の入力デバイスを介して、監視者の操作を受け付ける。モニタ装置10に予め定められた所定操作が入力されると、この所定操作に応答して第二電流電圧スキャン部510がIVスキャン制御を開始する。
実施の形態5におけるIVスキャン制御は、第二電流電圧スキャン部510が電力制御部63cの制御に介入することで実現される。具体的には、第二電流電圧スキャン部510が、電力制御部63cに対して「スキャン電力指令値」または「スキャン電圧指令値」を与える。
「スキャン電力指令値」は、インバータ回路61の出力電力の大きさを指令するための値である。スキャン電力指令値に従って、実施の形態1、2で説明した電力制限値Plimitの値が指定される。「スキャン電圧指令値」は、インバータ回路61に入力される電圧の大きさを指令するための値である。スキャン電圧指令値に従って、実施の形態3、4で説明した入力直流電圧Vinの値が指定される。スキャン電力指令値またはスキャン電圧指令値が与えられることで、実施の形態1〜4およびその変形例と同様に太陽電池アレイ2の動作点が予め定めた動作点範囲を辿るように、電力制御部63cがインバータ回路61を制御する。第二電流電圧スキャン部510は、実施の形態2と同様に、入力遮断部69に対する制御信号を送ることで複数の遮断器B1〜B10を選択的にオンオフできるように構築されてもよい。
制御回路63に備えられた電力制御部63cは、スキャン電力指令値またはスキャン電圧指令値に従ってインバータ回路61を制御することで、実施の形態1〜4およびこれらの変形例にかかるIVスキャン制御のうちいずれか一つを実行することができる。モニタ装置10は太陽光発電システム501の監視用に設けられる一般的設備なので、実施の形態5でも、実施の形態1と同様に追加設備を必要とせずにIV特性を取得することができる。
1 太陽光発電システム、2 太陽電池アレイ、2s 太陽電池ストリング、4 接続箱、6 パワーコンディショナシステム(PCS)、10 モニタ装置、11 電力系統、12 連系変圧器、20〜29 太陽電池ストリンググループ、61 インバータ回路、62 ゲートドライブ基板、63 制御回路、63a ゲートインターフェース基板、63b PWM制御部、63c 電力制御部、63d 第一電流電圧スキャン部、63e 表示操作パネル、63f 通信インターフェース、63g 外部インターフェース基板、64 ネットワークカード、65 入力電流計、66 入力電圧計、67 出力電流計、68 出力電圧計、69 入力遮断部、501 太陽光発電システム、510 第二電流電圧スキャン部、B1〜B10 遮断器

Claims (6)

  1. 太陽電池アレイから直流電力を受け取るインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御回路と、
    前記太陽電池アレイから前記インバータ回路に入力される直流電流および直流電圧を計測する計測器と、
    を備え、
    前記制御回路は、予め定められた所定信号に応答して、前記計測器が前記直流電流および前記直流電圧を計測しているときに、前記太陽電池アレイの動作点が予め定めた動作点範囲を辿るように前記インバータ回路を制御するIVスキャン制御を実行するように構築されたパワーコンディショナシステム。
  2. 出力端が前記インバータ回路と接続し、入力端が前記太陽電池アレイに含まれる複数の太陽電池ストリングとそれぞれ接続するように、前記太陽電池アレイと前記インバータ回路との間に設けられた複数の遮断器を備え、
    前記制御回路は、前記複数の遮断器のうち一部の遮断器を遮断した状態で前記IVスキャン制御を実行するように構築された請求項1に記載のパワーコンディショナシステム。
  3. 前記制御回路は、前記複数の遮断器のうち一つの遮断器のみを接続させた状態で前記IVスキャン制御を実行するように構築された請求項2に記載のパワーコンディショナシステム。
  4. 太陽電池アレイから直流電力を受け取るインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御回路と、
    前記太陽電池アレイから前記インバータ回路に入力される直流電流および直流電圧を計測する計測器と、
    前記太陽電池アレイの発電状態を監視するためのモニタ装置と、
    を備え、
    前記モニタ装置は、予め定められた所定操作に応答して、前記インバータ回路の出力電力の大きさを指令するための第一指令値または前記インバータ回路に入力される前記直流電圧の大きさを指令するための第二指令値を、前記太陽電池アレイの動作点が予め定めた動作点範囲を辿るように前記制御回路に対して与えるように構築され、
    前記制御回路は、前記計測器が前記直流電流および前記直流電圧を計測しているときに、前記モニタ装置から与えられた前記第一指令値または前記第二指令値に従って前記インバータ回路を制御するように構築された太陽光発電システム。
  5. 出力端が前記インバータ回路と接続し、入力端が前記太陽電池アレイに含まれる複数の太陽電池ストリングとそれぞれ接続するように、前記太陽電池アレイと前記インバータ回路との間に設けられた複数の遮断器を備え、
    前記制御回路は、前記複数の遮断器のうち一部の遮断器を遮断した状態で、前記モニタ装置から与えられた前記第一指令値または前記第二指令値に従った前記インバータ回路の制御を実行するように構築された請求項4に記載の太陽光発電システム。
  6. 前記制御回路は、前記複数の遮断器のうち一つの遮断器のみを接続させた状態で、前記モニタ装置から与えられた前記第一指令値または前記第二指令値に従った前記インバータ回路の制御を実行するように構築された請求項5に記載の太陽光発電システム。
JP2017175892A 2017-09-13 2017-09-13 パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム Pending JP2019054587A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017175892A JP2019054587A (ja) 2017-09-13 2017-09-13 パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017175892A JP2019054587A (ja) 2017-09-13 2017-09-13 パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019054587A true JP2019054587A (ja) 2019-04-04

Family

ID=66014788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017175892A Pending JP2019054587A (ja) 2017-09-13 2017-09-13 パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019054587A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201827A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Omron Corp カーブトレーサを内蔵したパワーコンディショナおよびカーブトレーサのカーブ評価方法
WO2011104882A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 東芝三菱電機産業システム株式会社 太陽光発電システム
JP2012169447A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Tabuchi Electric Co Ltd 太陽光発電システム
JP2014081669A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Ntt Facilities Inc 電力供給システム、電力供給制御装置、電力供給制御方法、及びプログラム
JP2015177604A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 オムロン株式会社 太陽電池の評価装置
US20160099676A1 (en) * 2014-10-01 2016-04-07 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for an integrated pv curve tracer
CN105680797A (zh) * 2016-03-01 2016-06-15 华为技术有限公司 一种检测光伏组串的电流电压曲线的方法及系统
JP2016115283A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社東芝 電流電圧抑制装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201827A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Omron Corp カーブトレーサを内蔵したパワーコンディショナおよびカーブトレーサのカーブ評価方法
WO2011104882A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 東芝三菱電機産業システム株式会社 太陽光発電システム
JP2012169447A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Tabuchi Electric Co Ltd 太陽光発電システム
JP2014081669A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Ntt Facilities Inc 電力供給システム、電力供給制御装置、電力供給制御方法、及びプログラム
JP2015177604A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 オムロン株式会社 太陽電池の評価装置
US20160099676A1 (en) * 2014-10-01 2016-04-07 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for an integrated pv curve tracer
JP2016115283A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社東芝 電流電圧抑制装置
CN105680797A (zh) * 2016-03-01 2016-06-15 华为技术有限公司 一种检测光伏组串的电流电压曲线的方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Beerten et al. Identification and small-signal analysis of interaction modes in VSC MTDC systems
US10505437B2 (en) Power converting device and ground impedance value detecting method
US9906134B1 (en) Insulation detecting circuit, power converting device and insulation impedance value detecting method
CN103973114A (zh) 一种恒功率控制的直流电源
CN112924752A (zh) 光伏逆变器系统的绝缘阻抗检测电路及绝缘阻抗检测方法
US11888321B2 (en) Power conversion apparatus and method for controlling output impedance of power conversion apparatus
US11855460B2 (en) Photovoltaic inverter and corresponding switching frequency control method
US10608425B2 (en) Alternating current optimal yield control within a multi-power stack inverter
KR20190033673A (ko) 적분형 상태궤환 제어기를 이용한 분산전원 계통연계 장치의 제어 시스템 및 방법
CN113489354B (zh) 一种光伏发电系统及变换电路
JP6316152B2 (ja) パワーコンディショナ
US10141828B2 (en) Maximum power point tracking method and system thereof
JP2019054587A (ja) パワーコンディショナシステムおよび太陽光発電システム
CN112130088A (zh) 一种假负载测试装置及其功率自动调节方法
JP2015195655A (ja) パワーコンディショナ
CN109245577B (zh) 用于操作逆变器的方法和逆变器
US20100301817A1 (en) Method for controlling electrical power
CN110263481B (zh) 分布式光伏暂态特性测试方法
CN111727538B (zh) 蓄电装置并设型风力发电系统
Lu et al. Impedance-based analysis of DC link control in voltage source rectifiers
CN110277926B (zh) 直流至交流转能器及其控制方法
CN111555424A (zh) 从机的开环控制方法及主从机并联系统
JP3811655B2 (ja) 力率制御装置及び方法
US11909330B2 (en) Current control device and power conversion system employing same
US20070145938A1 (en) Excitation system for synchronous machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210813

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220125