JP2019054482A - 撮像装置 - Google Patents

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雅也 山本
平田 豊
Yutaka Hirata
豊 平田
祥悟 中村
Shogo Nakamura
祥悟 中村
鈴木 栄二
Eiji Suzuki
栄二 鈴木
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Abstract

【課題】ユーザが感じうる煩わしさを低減することが可能な撮像装置を、提供する。【解決手段】ユーザの頭部に装着して用いられる撮像装置、または、ユーザの頭部に装着して用いられる装着型の装置に接続して用いられる撮像装置であって、ユーザの一方の目を撮像対象とする第1の撮像部材と、ユーザの他方の目を撮像対象とする第2の撮像部材と、を備え、第1の撮像部材および第2の撮像部材は、撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、一方の目側または他方の目側に位置するように、まとめて配置される、撮像装置が、提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
人の目の動きをモニタリングする技術が開発されている。人の右目を撮像するカメラと人の左目を撮像するカメラとを備える装置によって、人の目の動きをモニタリングする技術としては、例えば特許文献1に記載の技術が挙げられる。
特開2015−109984号公報
視線の検出に用いられる手法としては、例えば角膜反射法を利用する方法がある。角膜反射法は、IR LED(InfraRed Light Emitting Diode)などの光源の光が角膜において反射された角膜反射像(「プルキニエ像」とも呼ばれる。)を用いて視線を検出する方法である。角膜反射法が用いられる場合、例えば、視線の検出対象のユーザの両目それぞれに対応する2つの角膜反射像を撮像装置で撮像して2つの角膜反射像を観測し、観測された角膜反射像の位置に対する瞳孔の位置に基づいて、視線が検出される。
ここで、例えば、角膜反射法を利用したユーザの視線の検出に用いられる既存の装置や、ユーザの目の計測に用いられる既存の装置は、撮像部材によってユーザの目を撮像する。また、上記ようなユーザの目を撮像する既存の装置では、例えば特許文献1に記載の装置のように、検出対象のユーザの両目それぞれに対応する2つの撮像部材が、ユーザの右目に対応する位置とユーザの左目に対応する位置との2箇所に配置される。
しかしながら、既存の装置のように、ユーザの右目に対応する位置とユーザの左目に対応する位置との2箇所に撮像部材が配置される構成の場合には、2箇所に配置された撮像部材がユーザに認識されることがある。また、2箇所に配置された撮像部材がユーザに認識された場合、2箇所に配置された撮像部材をユーザが煩わしく感じてしまう可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザが感じうる煩わしさを低減することが可能な、新規かつ改良された撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、ユーザの頭部に装着して用いられる撮像装置、または、ユーザの頭部に装着して用いられる装着型の装置に接続して用いられる撮像装置であって、上記ユーザの一方の目を撮像対象とする第1の撮像部材と、上記ユーザの他方の目を撮像対象とする第2の撮像部材と、を備え、上記第1の撮像部材および上記第2の撮像部材は、上記撮像装置または上記装着型の装置が上記ユーザの頭部に装着されたときに、上記一方の目側または上記他方の目側に位置するように、まとめて配置される、撮像装置が、提供される。
かかる構成によって、撮像部材が配置される箇所を減らすことができるので、ユーザにとって目障りとなる可能性がある部分を減らすことが可能となる。したがって、かかる構成によって、ユーザが感じうる煩わしさを低減することができる。
また、上記第1の撮像部材および上記第2の撮像部材のうちの、上記撮像装置または上記装着型の装置が上記ユーザの頭部に装着されたときに撮像対象の目との距離がより大きくなる一方の撮像部材は、光学系を調整する調整機構を備えていてもよい。
また、上記第1の撮像部材および上記第2の撮像部材のうちの他方の撮像部材は、光学系を調整する調整機構を備えていてもよい。
また、上記第1の撮像部材および上記第2の撮像部材は、上記撮像装置または上記装着型の装置が上記ユーザの頭部に装着されたときに、上記ユーザの有効視野の外に位置するように、配置されていてもよい。
本発明によれば、ユーザが感じうる煩わしさを低減することができる。
ユーザの両目をそれぞれ撮像するための撮像部材の配置の一例を概略的に示す説明図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置における、第1の撮像部材と第2の撮像部材との配置の一例を概略的に示す説明図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の外観の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置における撮像状態の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置における撮像状態の他の例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1]本発明の実施形態に係る撮像装置
[1−1]本発明の実施形態に係る撮像装置の構成
本発明の実施形態に係る撮像装置は、例えば、アイウェアや耳かけ型の装置のようなユーザの頭部に装着して用いられる装着型の装置であって、撮像機能を有する装置である。また、本発明の実施形態に係る撮像装置は、例えば、アイウェアなどのユーザの頭部に装着して用いられる装着型の装置に物理的に接続して用いられ、撮像機能を有する装置であってもよい。以下では、ユーザの頭部に装着して用いられる本発明の実施形態に係る撮像装置を、「装着型の撮像装置」と示す場合がある。また、以下では、ユーザの頭部に装着して用いられる装着型の装置を「装着型の装置」と示し、装着型の装置に物理的に接続可能な本発明の実施形態に係る撮像装置を、「接続型の撮像装置」と示す場合がある。また、以下では、「装着型の撮像装置」と「接続型の撮像装置」とを総称して、「本発明の実施形態に係る撮像装置」と示す。
つまり、本発明の実施形態に係る撮像装置は、装着型の撮像装置、または、装着型の装置に物理的に接続可能な、接続型の撮像装置である。
本発明の実施形態に係る撮像装置は、例えば、ユーザの一方の目を撮像対象とする第1の撮像部材と、ユーザの他方の目を撮像対象とする第2の撮像部材とを備え、ユーザの両目をそれぞれ撮像する。本発明の実施形態に係る撮像装置は、例えば、本発明の実施形態に係る撮像装置が備えているバッテリなどの内部電源から供給される電力、または、外部電源から供給される電力などによって、駆動する。
第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれは、例えば、鏡筒に設けられる光学系と、複数の撮像素子を有するイメ−ジセンサとを含んで構成される。イメ−ジセンサでは、例えば複数の撮像素子がマトリクス状に配置される。光学系は、1または2以上のレンズを含んで構成される。光学系を構成するレンズとしては、例えば、フォーカスレンズ、ズームレンズ、単焦点レンズなどの様々なレンズが、挙げられる。撮像素子としては、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)などが、挙げられる。
なお、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれの構成は、上記に示す例に限られない。
例えば、第1の撮像部材および第2の撮像部材のうちの少なくとも一方の撮像部材は、光学系を調整する調整機構を備えていてもよい。
調整機構は、例えば鏡筒に設けられ、光学系を構成するレンズの鏡筒内における位置関係を変える。調整機構としては、例えば、鏡筒に設けられ回動可能なリング状の回動部材と、回動部材の回動と連動して光学系を構成するレンズを鏡筒内で移動させるレンズ移動部材とが、挙げられる。レンズ移動部材は、例えばバネやゴムなどの弾性体を含んで構成され、回動部材の回動に応じてレンズを移動させる。
なお、本発明の実施形態に係る調整機構の構成は、上記に示す例に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る調整機構は、手動で光学系を調整することが可能な任意の構成、または、モータなどの駆動により自動的に光学系を調整することが可能な任意の構成を、とることが可能である。
後述するように、本発明の実施形態に係る撮像装置では、第1の撮像部材および第2の撮像部材は、“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときにおける、第1の撮像部材と撮像対象のユーザの一方の目との間の距離”と、“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときにおける、第2の撮像部材と撮像対象のユーザの他方の目との間の距離”とが異なるように、配置される。以下では、“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときにおける、第1の撮像部材と撮像対象のユーザの一方の目との間の距離”を「第1の撮像部材と撮像対象の目との間の距離」と示す。また、以下では、“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときにおける、第2の撮像部材と撮像対象のユーザの他方の目との間の距離”を「第2の撮像部材と撮像対象の目との間の距離」と示す。
調整機構が備えられる場合、調整機構は、少なくとも第1の撮像部材および第2の撮像部材のうちの“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、撮像対象の目との距離がより大きくなる撮像部材”に設けられる。なお、調整機構が備えられる場合、調整機構は、第1の撮像部材および第2の撮像部材の双方に設けられていてもよい。つまり、第1の撮像部材および第2の撮像部材は、異なる構成であってもよいし、同一の構成であってもよい。
また、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれは、撮像素子により生成されたアナログ信号を信号処理する信号処理回路を有していてもよい。信号処理回路は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路とADC(Analog to Digital Converter)とを含み、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
また、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれは、撮像により生成された画像信号(アナログ信号またはデジタル信号)を送信する送信器を有していてもよい。送信器としては、例えば、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)アライアンスのCSI−2(Camera Serial Interface 2)規格などの、画像信号を伝送することが可能な任意の規格に則った送信器が、挙げられる。なお、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが有する送信器は、任意の通信方式の有線通信または任意の通信方式の無線通信で、画像信号を送信する送信器であってもよい。
第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれにおける撮像により生成された画像信号は、例えば、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが有する送信器により、画像信号を処理する処理機能を有する外部装置へ伝送され、当該外部装置において処理される。
また、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれは、IR LEDなどの光源を有していてもよい。なお、IR LEDなどの光源は、例えば、装着型の装置が備える光源など、本発明の実施形態に係る撮像装置の外部の光源であってもよいことは、言うまでもない。
第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが光源を有する場合、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれは、例えば、光源の発光と連動して撮像を行う。光源の発光と連動した撮像とは、例えば、“光源が発光しているときに第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが撮像を行い、光源が発光していないときには、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが撮像を行わないこと”をいう。
光源の発光と第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれにおける撮像との連動は、例えば、本発明の実施形態に係る撮像装置が備えるプロセッサにより制御されてもよいし、本発明の実施形態に係る撮像装置の外部装置により制御されてもよい。本発明の実施形態に係る撮像装置がプロセッサを備える場合、当該プロセッサは、後述する処理回路として機能しうる。
第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが光源の発光と連動して撮像を行うことによって、角膜反射像の観測をより効率的に行うことができ、また、本発明の実施形態に係る撮像装置において消費される消費電力を低減することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置は、例えば上記のような第1の撮像部材および第2の撮像部材を備えることによって、装着型の撮像装置または装着型の装置を頭部に装着したユーザの両目を、それぞれ撮像する。
なお、本発明の実施形態に係る撮像装置の構成は、上記に示す例に限られない。
例えば、本発明の実施形態に係る撮像装置は、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれにおける撮像により生成された画像信号を処理する処理回路を、さらに備えていてもよい。
処理回路における処理としては、例えば、画像信号が示す撮像画像に基づき視線を検出する視線検出処理や、画像信号が示す撮像画像に基づき目を計測する処理など、撮像画像に対して行うことが可能な任意の処理が、挙げられる。本発明の実施形態に係る視線検出処理の一例としては、例えば、撮像画像に含まれる角膜反射像の位置に対する瞳孔の位置に基づいて視線を検出する処理(角膜反射法を利用した視線検出処理の一例)が挙げられる。また、目を計測する処理の一例としては、例えば、瞬目を計測する処理が挙げられる。なお、本発明の実施形態に係る画像信号が示す撮像画像に基づく処理が、上記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
処理回路は、例えば、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれと、データバスなどの信号線で電気的に接続され、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれから信号線で伝送される画像信号を処理する。処理回路と第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれとを信号線で接続する規格としては、例えば、MIPIアライアンスのCSI−2規格などが挙げられる。なお、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれと処理回路とは、任意の通信方式の有線通信、または、任意の通信方式の無線通信で、画像信号を送受信してもよい。
処理回路としては、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが、挙げられる。
また、本発明の実施形態に係る撮像装置では、第1の撮像部材および第2の撮像部材の一方または双方が、上記処理回路を有していてもよい。上記処理回路を有する第1の撮像部材は、上記送信器を有していなくてもよく、また、上記処理回路を有する第2の撮像部材は、上記送信器を有していなくてもよい。
また、本発明の実施形態に係る撮像装置は、例えば、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれにおける撮像により生成された画像信号を、無線通信または有線通信で送信する通信デバイスを、さらに備えていてもよい。通信デバイスとしては、例えば、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれが有する送信器よりも、通信可能範囲が大きい通信方式に対応する通信デバイスが挙げられる。一例を挙げると、通信デバイスとしては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、LAN(Local Area Network)端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられる。
[1−2]第1の撮像部材および第2の撮像部材の配置
本発明の実施形態に係る撮像装置は、上述したように、第1の撮像部材および第2の撮像部材を備えることによって、装着型の撮像装置または装着型の装置を頭部に装着したユーザの両目を、それぞれ撮像する。
ここで、ユーザの両目をそれぞれ撮像するための撮像部材の配置としては、例えば上述した既存の装置のように、“ユーザの一方の目に対応する位置に第1の撮像部材を配置し、ユーザの他方の目に対応する位置に第2の撮像部材を配置する、2箇所への配置”が、挙げられる。
図1は、ユーザの両目をそれぞれ撮像するための撮像部材の配置の一例を概略的に示す説明図である。図1は、既存の撮像装置と同様に撮像部材が配置される撮像装置10における、第1の撮像部材12と第2の撮像部材14との配置の一例を示している。
撮像装置10では、図1に示すように、ユーザの右目に対応する位置とユーザの左目に対応する位置との2箇所に、第1の撮像部材12と第2の撮像部材14とが配置される。
例えば図1に示す撮像部材の配置では、第1の撮像部材12によりユーザに右目が撮像され、第2の撮像部材14によりユーザに左目が撮像される。よって、例えば図1に示す撮像部材の配置により、装着型の撮像装置または装着型の装置を頭部に装着したユーザの両目を、それぞれ撮像することが可能である。
しかしながら、図1に示すように、ユーザの右目に対応する位置とユーザの左目に対応する位置との2箇所に撮像部材が配置される場合には、上述したように、ユーザが2箇所に配置された撮像部材を煩わしく感じてしまう可能性が、ある。
そこで、本発明の実施形態に係る撮像装置では、第1の撮像部材および第2の撮像部材が、装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、ユーザの一方の目側または他方の目側に位置するように、まとめて配置される。つまり、本発明の実施形態に係る撮像装置では、第1の撮像部材および第2の撮像部材が、1箇所にまとめて配置される。
また、本発明の実施形態に係る撮像装置では、例えば、まとめて配置された第1の撮像部材および第2の撮像部材が、装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに当該ユーザの有効視野の外に位置するように、配置されていてもよい。ユーザの有効視野の外への第1の撮像部材および第2の撮像部材の配置は、例えば、本発明の実施形態に係る撮像装置の設計段階において人間の視野特性を考慮することにより、実現される。
ここで、人間の視野特性は、例えば下記のように分類することが可能である。
・弁別視野:視力や色弁別などの視機能が優れ、人間が、任意のオブジェクトの形状や内容を認識することができる範囲
・有効視野:人間が、眼球運動を行うことにより、目的とするオブジェクトの形状や内容を認識することができる範囲
・その他の範囲:弁別視野、および有効視野以外の範囲
ユーザの有効視野の外に位置するような配置の例としては、例えば、“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、第1の撮像部材および第2の撮像部材が上記その他の範囲に位置するように、第1の撮像部材および第2の撮像部材をまとめて配置すること”が、挙げられる。第1の撮像部材および第2の撮像部材の、ユーザの有効視野の外に位置するような配置は、例えば、有効視野の範囲の統計量(人間の視野特性に対応する指標の一例)、第1の撮像部材および第2の撮像部材それぞれの撮像機能、撮像装置のデザインなどを考慮することにより、決定される。
なお、ユーザの有効視野の外に位置するような配置の例は、上記に示す例に限られない。例えば、第1の撮像部材および第2の撮像部材は、装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、ユーザの死角となる任意の位置(ユーザの視界に入らない位置)に、配置されてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る撮像装置100における、第1の撮像部材102と第2の撮像部材104との配置の一例を概略的に示す説明図である。
また、図3は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の外観の一例を示す説明図である。図3は、撮像装置100が装着型の装置200に接続して用いられる接続型の撮像装置である場合における、撮像装置100の外観の一例を示している。
なお、図3に示す撮像装置100と装着型の装置200とは、一体の装置(すなわち、装着型の撮像装置)であってもよい。また、本発明の実施形態に係る撮像装置の外観が、図3に示す例に限られないことは、言うまでもない。
図2、図3に示す撮像装置100では、第1の撮像部材102および第2の撮像部材104が、ユーザの右目側にまとめて配置されている。
図2、図3に示す例では、第1の撮像部材102は、ユーザの右目(ユーザの一方の目の一例)を撮像対象とし、第2の撮像部材104は、ユーザの左目(ユーザの他方の目の一例)を撮像対象としている。なお、本発明の実施形態に係る撮像装置が、“第1の撮像部材がユーザの左目(ユーザの一方の目の他の例)を撮像対象とし、第2の撮像部材がユーザの右目(ユーザの他方の目の他の例)を撮像対象とする構成”であってもよいことは、言うまでもない。
また、図2、図3に示す例では、第1の撮像部材102と撮像対象の目との間の距離よりも、第2の撮像部材と撮像対象の目との間の距離の方が大きくなるように、第1の撮像部材102および第2の撮像部材104が配置されている。
なお、本発明の実施形態に係る撮像装置における第1の撮像部材および第2の撮像部材の配置の例は、図2、図3に示す例に限られない。例えば、第1の撮像部材がユーザの右目を撮像対象とし、第2の撮像部材がユーザの左目を撮像対象とする場合、本発明の実施形態に係る撮像装置では、第2の撮像部材と撮像対象の目との間の距離よりも第1の撮像部材と撮像対象の目との間の距離の方が大きくなるように、第1の撮像部材および第2の撮像部材が配置されていてもよい。
図2、図3に示す撮像部材の配置では、第1の撮像部材102によりユーザに右目が撮像され、第2の撮像部材104によりユーザに左目が撮像される。よって、例えば図2、図3に示す撮像部材の配置により、装着型の撮像装置または装着型の装置を頭部に装着したユーザの両目を、それぞれ撮像することが可能である。
また、撮像装置100では、図2、図3に示すように、第1の撮像部材102および第2の撮像部材104がユーザの右目側の1箇所にまとめて配置される。つまり、図2、図3に示す撮像部材の配置では、図1に示す撮像部材の配置よりも撮像部材が配置される箇所を減らすことができる。また、撮像部材が配置される箇所を減らすことは、ユーザにとって目障りとなる可能性がある部分を減らすことに該当する。
よって、仮に、1箇所にまとめて配置された第1の撮像部材102および第2の撮像部材104が、装着型の撮像装置または装着型の装置を頭部に装着したユーザに認識されたとしても、撮像部材の配置箇所が減ることによって、ユーザが感じる煩わしさは低減する。
また、1箇所にまとめて配置された第1の撮像部材102および第2の撮像部材104が、ユーザの有効視野の外に位置するように配置される場合には、ユーザが煩わしさを感じる可能性をより低減することが可能である。
したがって、撮像装置100は、ユーザが感じうる煩わしさを低減することができる。
上述したように、図2、図3に示す撮像装置100では、第1の撮像部材102と撮像対象の目との間の距離よりも、第2の撮像部材104と撮像対象の目との間の距離の方が大きくなるように、第1の撮像部材102および第2の撮像部材104が配置されている。そのため、例えば第1の撮像部材102の解像度と第2の撮像部材104の解像度とが同一である場合には、下記に示すような事態が生じうる。
・第2の撮像部材104における撮像により得られる撮像画像では、第1の撮像部材102における撮像により得られる撮像画像よりも、撮像対象の目を示す領域以外の領域が大きくなる。
ここで、上記のような事態が生じたとしても、例えば、上述した画像信号を処理する処理機能を有する外部装置や上述した画像信号を処理する処理回路において、画像処理が行われることによって、ユーザの視線の検出やユーザの瞬目の検出などを行うことは、可能である。
一方、上述したように、本発明の実施形態に係る撮像装置では、第1の撮像部材および第2の撮像部材のうち、少なくとも“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、撮像対象の目との距離がより大きくなる撮像部材”に、調整機構が設けられうる。調整機構が設けられる場合、図2、図3に示す撮像装置100では、少なくとも撮像対象の目との距離がより大きい第2の撮像部材104に、調整機構が設けられる。
第2の撮像部材104に調整機構が設けられることによって、第2の撮像部材104では、光学系を調整することができ、第2の撮像部材104における光学系の調整によって、第2の撮像部材104における撮像範囲や被写界深度は調整される。
図4は、本発明の実施形態に係る撮像装置100における撮像状態の一例を示す説明図であり、第1の撮像部材102の解像度と第2の撮像部材104の解像度とが同一である場合における撮像装置100における撮像状態の一例を示している。また、図5は、本発明の実施形態に係る撮像装置100における撮像状態の他の例を示す説明図であり、第2の撮像部材104が有する調整機構により光学系が調整された後の、撮像装置100における撮像状態の一例を示している。図4に示す“R”および図5に示す“R”は、第2の撮像部材104の撮像範囲を概念的に示している。
第2の撮像部材104が有する調整機構により光学系が調整されることによって、第2の撮像部材104の画角や光学ズーム倍率などが変更され、その結果、図4、図5に示すように第2の撮像部材104における撮像範囲なども変更される。
よって、少なくとも第2の撮像部材104に調整機構が設けられることによって、第1の撮像部材102の解像度と第2の撮像部材104の解像度とが同一である場合であっても、第1の撮像部材102および第2の撮像部材104それぞれで、目が同様に撮像された撮像画像を得ることができる。
また、第1の撮像部材102および第2の撮像部材104それぞれで、目が同様に撮像された撮像画像が得られることによって、上述した外部装置や処理回路における処理の精度の低下を防止することが、可能となる。
[2]本発明の実施形態に係る撮像装置により奏される効果の一例
本発明の実施形態に係る撮像装置が用いられることによって、例えば下記に示す効果が奏される。なお、本発明の実施形態に係る撮像装置により奏される効果が、下記に示す効果に限られないことは、言うまでもない。
・第1の撮像部材および第2の撮像部材が、ユーザの片目側にまとめて配置されるので、ユーザが感じうる煩わしさを低減することができる。
・まとめて配置される第1の撮像部材および第2の撮像部材が、ユーザの有効視野の外に位置するように配置されることによって、ユーザが感じうる煩わしさをさらに低減することができる。
・第1の撮像部材および第2の撮像部材のうち、少なくとも“装着型の撮像装置または装着型の装置がユーザの頭部に装着されたときに、撮像対象の目との距離がより大きくなる撮像部材”に、調整機構が設けられることによって、第1の撮像部材および第2の撮像部材がまとめて配置される場合であっても、同等の解像度でユーザの両目それぞれが撮像された撮像画像を得ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10、100 撮像装置
12、102 第1の撮像部材
14、104 第2の撮像部材
200 装着型の装置

Claims (4)

  1. ユーザの頭部に装着して用いられる撮像装置、または、ユーザの頭部に装着して用いられる装着型の装置に接続して用いられる撮像装置であって、
    前記ユーザの一方の目を撮像対象とする第1の撮像部材と、
    前記ユーザの他方の目を撮像対象とする第2の撮像部材と、
    を備え、
    前記第1の撮像部材および前記第2の撮像部材は、前記撮像装置または前記装着型の装置が前記ユーザの頭部に装着されたときに、前記一方の目側または前記他方の目側に位置するように、まとめて配置される、撮像装置。
  2. 前記第1の撮像部材および前記第2の撮像部材のうちの、前記撮像装置または前記装着型の装置が前記ユーザの頭部に装着されたときに撮像対象の目との距離がより大きくなる一方の撮像部材は、光学系を調整する調整機構を備える、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の撮像部材および前記第2の撮像部材のうちの他方の撮像部材は、光学系を調整する調整機構を備える、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の撮像部材および前記第2の撮像部材は、前記撮像装置または前記装着型の装置が前記ユーザの頭部に装着されたときに、前記ユーザの有効視野の外に位置するように、配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
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