JP2019047893A - Finger blood collection device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、採血を行う指採血装置に関する。 The present invention relates to a finger blood collecting apparatus for collecting blood.
被検者の手の指(手指)を針で穿刺した後、この指から採血する装置として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。すなわち、特許文献1には、「容器部の下方に位置付けられ、圧力変動部による圧力が変動された後に採血対象を穿刺する穿刺部」を備える採血装置について記載されている。
As a device for collecting blood from a finger after puncturing the finger (finger) of the subject's hand with a needle, for example, the technology described in
特許文献1には、被検者の指先を採血装置に置いた状態で採血を行う構成が記載されているが、被検者の手の全体(手のひら、採血対象の指、採血対象の指以外の指)を採血装置に楽に置くための構成については記載されていない。すなわち、被検者の手に負担をかけずに、無理のない状態で採血を行うことが望まれるが、そのような構成について特許文献1には記載されていない。
そこで、本発明は、採血を行いやすい指採血装置を提供することを課題とする。 Then, this invention makes it a subject to provide the finger | toe blood collection apparatus which is easy to collect blood.
このような課題を解決するために、本発明は、筐体と、前記筐体に配置され、採血対象である被検者の手指が挿入される筒状の指挿入部と、を備え、前記筐体の上部材は、前記採血が行われる方の手が置かれる手置き部を有するとともに、穿刺針を上下に進退させるための孔が設けられ、採血対象である前記手指の指先が置かれる採血部を有し、前後方向の縦断面と、前記手置き部の表面と、の交線である第一交線が、上に凸の曲線状を呈していることを特徴とする。 In order to solve such problems, the present invention comprises a housing, and a tubular finger insertion portion which is disposed in the housing and into which a finger of a subject who is a subject of blood collection is inserted. The upper member of the housing has a hand rest on which the hand on which the blood collection is performed is placed, and a hole for advancing and retracting the puncture needle is provided, and the finger tip of the finger to be collected is placed It has a blood collection part, and the 1st intersection line which is an intersection line of the longitudinal section of the direction of order, and the surface of the above-mentioned hand placement part is characterized by presenting curvilinear form convex upwards.
本発明によれば、採血を行いやすい指採血装置を提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a finger blood collecting apparatus that facilitates blood collection.
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る指採血装置100の斜視図である。なお、図1に示すように、前後・左右・上下を定義する。つまり、指採血装置100に正対して、後記する指挿入部1に自身の指を挿入した被検者を基準として(図7参照)、前後・左右・上下を定義する。より具体的には、被験者に面する側を前とし、その反対側を後ろとする。
First Embodiment
FIG. 1 is a perspective view of a
指採血装置100は、被検者の手指(以下、単に「指」という)から採血する装置であり、血液検査等に用いられる。なお、指採血装置100を用いた採血は、例えば、医療機関の採血室や薬局の他、被検者の自宅等で行うことも可能である。
The finger
図1に示すように、指採血装置100は、筐体20と、指挿入部1と、指押さえ部2と、スタートボタン3と、停止ボタン4(非常停止ボタンともいう)と、表示部5と、を備えている。
筐体20は、後記するカートリッジ17(図4参照)、空気ポンプ11(図5参照)、回路基板(図示せず)等を収容するものであり、その外形は、概ね直方体状を呈している。すなわち、筐体20は、前後・左右の壁が略一体で形成された側壁21と、この側壁21に繋がる底板22(図5参照)とで構成される有底の箱体と、この箱体の上面の開口h1(図4参照)を塞ぐ上部材23と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the finger
The
図1に示すように、筐体20の上部材23は、平面視矩形状の第一上部材23pと、この第一上部材23pの前側(被検者側)に連なる平面視矩形状の第二上部材23qと、を備えている。これらの第一上部材23p及び第二上部材23qは、取外し可能になっている。
As shown in FIG. 1, the
なお、次に説明するベース部23aや手置き部23bは、第一上部材23p及び第二上部材23qに亘って設けられている。また、後記する採血部23cや指押さえ部2は、第一上部材23pに設けられている。
The
上部材23の形状の観点から考えると、この上部材23は、ベース部23aと、手置き部23bと、採血部23cと、を備えている。
ベース部23aの表面は、滑らかな曲面状を呈している。より詳しく説明すると、ベース部23aの後部の表面は略水平であり、ベース部23aの前部の表面は、斜め下方に緩やかに傾斜している。つまり、前方に向かうにつれて、ベース部23aの表面の高さが徐々に低くなっている。なお、被検者の手が置かれる手置き部23bや、採血が行われる採血部23cについては後記する。
Considering the shape of the
The surface of the
指挿入部1は、被検者の指(中指や人差し指等の任意の指)が挿入される円筒状(筒状)の部材であり、平面視において筐体20の中央付近に配置されている。また、筐体20が備える上部材23の中央付近には、矩形状の開口h5が設けられている。この開口h5に貫挿された状態で、指挿入部1が手置き部23bの上側に露出している。指挿入部1の中心軸線は、指採血装置100の前後方向と同じ方向になっている。
The
なお、被検者が指挿入部1に指(例えば、中指)を入れ、さらに、手置き部23bに手(他の指や手のひら)を置いた状態で、手が不自然な形にならないように、また、手に無駄な力を入れる必要がないように、指挿入部1の位置・高さ(上部材23における前後左右の位置やベース部23aからの高さ)が適宜に設定されている。また、指挿入部1の内径は、一般的(平均的)な大人の指が指挿入部1に挿入された状態で、指挿入部1の内周面と指との間に所定の隙間ができる程度の大きさになっている。
In addition, in a state in which the subject puts a finger (for example, the middle finger) in the
指挿入部1は、この指挿入部1に挿入された指に隣り合う他の指と接触する箇所が面取りされてなる面取部1aを有している。具体的には、指挿入部1の外周面の前端付近に面取部1aが設けられている。例えば、被検者の中指が指挿入部1に挿入された場合、この中指に隣り合う人指し指や薬指の付け根付近に、指挿入部1の前端が当たることが多い。ここで、前記したように、指挿入部1が面取部1aを有しているため、人指し指や薬指の付け根付近が指挿入部1に当たっても、被検者に痛みを感じるさせるおそれはほとんどない。これによって、被検者に負担を与えることなく、楽な状態で採血を行うことができる。
The
指押さえ部2は、採血部23cに置かれた指の指先を上から押圧する部材であり、上部材23において指挿入部1の後側に設置されている。つまり、前後方向において、指押さえ部2と指挿入部1との間には、所定の隙間F(図8参照)が設けられている。そして、被検者が指挿入部1に指を挿入すると、その指の一部が隙間Fから見えるようになっている。これによって、指の略全体が隠れる構成と比べて、採血中、被検者に安心感を与えることができる。なお、前記した「指先」とは、指の先端付近の部分である。また、詳細は後記するが、指押さえ部2は、指の前後方向の位置決めを行う役割も有している。
The finger pressing
図1に示すように、指押さえ部2は、回動部2aと、弾性体2bと、を備えている。回動部2aは、被検者等によって回動される部材である。回動部2aは、その外形が概ね直方体状を呈し、前端付近の下部が切り欠かれている。この切り欠かれた部分に、弾性体2bが設置されている。また、回動部2aの後端付近の下部には、左右方向に延びるヒンジHが設けられている。このヒンジHを軸として、被検者等によって回動部2aが回動される(図5の太矢印を参照)。
As shown in FIG. 1, the
なお、回動部2aが前方(被検者から見て手前側)に倒された状態(図1に示す状態)を維持するように、バネ(図示せず)で付勢してもよいし、これに代えて、磁石(図示せず)の吸引力を利用してもよい。
A spring (not shown) may be used to maintain the state (shown in FIG. 1) in which the turning
弾性体2bは、その弾性力によって被検者の指を上から押圧するための樹脂製部材であり、回動部2aに設置されている。そして、回動部2aがヒンジHの軸周りに前方に倒された状態で、指挿入部1に挿入された指の指先が、弾性体2bによって適度に押圧されるようになっている(図7参照)。これによって、穿刺針E(図6参照)によって被検者の指先が穿刺された際、その指先が上方に動くことを抑制できる。したがって、指先の穿刺や、その後の採血を適切に行うことができる。
The
図1に示すスタートボタン3は、指の採血を開始する際、被検者等によって押されるボタンであり、筐体20の所定箇所に設けられている。より詳しく説明すると、本実施形態では、ベース部23aの右後部に円形の孔h3(図2参照)が形成され、この孔h3にスタートボタン3が設けられている。
The
図1に示す停止ボタン4は、指の採血を中断する際、被検者等によって押されるボタンであり、筐体20の所定箇所に設けられている。より詳しく説明すると、本実施形態では、ベース部23aの左後部に円形の別の孔h4(図2参照)が形成され、この孔h4に停止ボタン4が設けられている。
The
なお、手置き部23bに被検者の手が置かれ、さらに、指挿入部1に指が挿入された状態で(図7参照)、同じ手の他の指が、スタートボタン3及び停止ボタン4の少なくとも一方にとどくようにしてもよいし、双方に指がとどくようにしてもよい。つまり、採血を行う方の手だけでスタートや停止の操作を行うことができるようにしてもよい。採血を行う方の手だけでボタン3,4の双方の操作をできるようにすることで、例えば、片手しか使えないような場合でも、被検者自身で採血を行うことができる。
In addition, the test subject's hand is placed on the
また、手置き部23bに被検者の手が置かれ、さらに、指挿入部1に指が挿入された状態で、同じ手の他の指が、スタートボタン3及び停止ボタン4の少なくとも一方にとどかないようにしてもよい。これによって、スタートボタン3及び停止ボタン4の誤操作を防止できる。
Further, with the subject's hand placed on the
表示部5は、採血に関する所定の情報を表示するディスプレイであり、筐体20の後壁に設置されている。例えば、被検者等によってスタートボタン3が押された場合、採血を開始する旨の情報が表示部5に表示される。また、採血中に停止ボタン4が押された場合、採血を中断する旨の情報を表示部5に表示される。その他、指の穿刺、採血、及び絆創膏の貼付け等の処置が順次に行われているとき、各処置が行われている旨や、残り時間等の情報が表示部5に表示される。
The
次に、被検者の手が置かれる手置き部23bや、採血が行われる採血部23cについて説明する。
図1に示す手置き部23bは、採血が行われる方の手が置かれる部分であり(図7参照)、ベース部23aと一体形成されている。手置き部23bは、ベース部23aから盛り上がるように形成され、ドーム状(円蓋状、球冠状)を呈している。手置き部23bは、一般的(平均的)な大人の手の各指先が、この手置き部23bから若干はみ出る程度の大きさに形成されている(図7参照)。
Next, the
The
図2は、指採血装置100の平面図である。
図2に示すように、手置き部23bは、左右方向において上部材23の中央付近に設けられるとともに、前後方向において上部材23の中央よりもやや前側に設けられている。手置き部23bとベース部23aとの間の境界線は、平面視において比較的円形に近い楕円状を呈している。
FIG. 2 is a plan view of the
As shown in FIG. 2, the
採血部23cは、採血対象である指の指先が置かれる部分であり、手置き部23bの後端付近に設けられている。図2に示すように、採血部23cは、指置き部231cと、孔h6と、凸状部232cと、を備えている。
The
指置き部231cは、指挿入部1に挿入された指の指先(例えば、中指の指先)が置かれる部分である。指置き部231cは、被検者の指先が置かれた場合に、この指先の腹が指置き部231cの表面に収まるように形成されている。つまり、指置き部231cの表面は、左右方向において湾曲しており、左右方向の中央に近づくにつれて、指置き部231cの表面の高さが低くなっている。これによって、被検者の指先の腹が指置き部231cにぴったりと収まるため、被検者に安心感(指の位置の安定感)を与えることができる。
The
また、指置き部231cの表面(つまり、採血部23cの表面)は、被験者から見て、奥側に向かうにつれて斜め下向きに傾斜している。これによって、指挿入部1に挿入された指(図7に示す中指)と、ドーム状の手置き部23bに置かれた他の指(図7に示す親指・人指し指・薬指・小指)と、の位置関係が、手に力を入れる必要がない自然な状態になる。
一般に、人が手に全く力を入れていなければ、手の各指は若干曲がった状態になる。前記したように、指置き部231cの表面が傾斜し、さらに、手置き部23bがドーム状を呈している。これによって、被検者が手にほとんど力を入れていない自然な状態で、被検者の指先から採血できる。
In addition, the surface of the
In general, each finger of the hand is slightly bent if the person does not exert any force at all. As described above, the surface of the
また、採血部23cが有する指置き部231cの中央付近には、穿刺針E(図6参照)を上下に進退させるための孔h6が設けられている。この孔h6を介して穿刺針Eが上方に移動することで、被検者の指先が穿刺されるようになっている。
In the vicinity of the center of the
凸状部232cは、被検者の指先が指置き部231cにフィットした状態において、この指先の前後・左右方向の位置ずれを抑制するものである。凸状部232cは、指置き部231cを取り囲むように、平面視で逆U字状の領域に設けられている。そして、凸状部232cは、指挿入部1に挿入された指の指先の腹の縁に沿うように盛り上がって形成されている。これによって、被検者の指の先端が凸状部232cに当てられた状態で、指の位置を安定させることができる。
The
また、凸状部232cは、指の爪の先端を逃がす高さに形成されている(図8参照)。これによって、指の爪の先端が凸状部232cに当たることなく、指置き部231cに指先がフィットした状態で採血を行うことができる。例えば、被検者の指の爪の長さが比較的長い場合であっても、凸状部232cによって、指先が適切に位置決めされる。また、凸状部232cは、指の爪の先端を逃がす高さに形成されているため、凸状部232cに爪が当たることがほとんどない。これによって、被検者の指(特に、爪の生えぎわ)に負担をかけない状態で採血を行うことができる。
次に、被検者の手が置かれる手置き部23bの詳細について説明する。
Further, the
Next, details of the
図3は、指採血装置100が備える第二上部材23qの斜視図である。
第二上部材23qは、前記したように、ベース部23aと、手置き部23bと、を備えている。手置き部23bの後部には、平面視でU字状に切り欠かれてなる切欠h7が形成されている。そして、切欠h7及び第一上部材23p(図2参照)の前端面によって、平面視矩形状の開口h5(図2参照)が形成される。
FIG. 3 is a perspective view of the second
As described above, the second
また、前後方向の縦断面Paと、手置き部23bの表面と、の交線である第一交線Laが、上に凸の曲線状を呈している。言い換えると、指挿入部1(図1参照)に自身の指を挿入した被検者から見て前後・上下方向に平行な縦断面Paと、手置き部23bの表面と、の交線である第一交線Laが、上に凸の曲線状を呈している。
In addition, a first intersection line La, which is an intersection line of the longitudinal cross section Pa in the front-rear direction and the surface of the
例えば、被検者が手置き部23bに手を置いていない状態で、被検者が自身の前方にかざした手に力を全く入れていなければ、手のひらや各指の腹は、通常、平面状ではなく、上に凸の曲面状になる。そして、被検者が手に力を入れていない状態で手置き部23bに手を置くと、前記したように、第一交線Laが上に凸の曲線状を呈しているため、前後・上下方向において手置き部23bが手にぴったりとフィットする。つまり、被検者は、手に全く力を入れていない状態から、手の形をほとんど変えることなく、手置き部23bに手を置くことができる。したがって、被検者にとって楽な状態で採血を行うことができる。
For example, if the subject does not put his / her hand in front of the
また、第一交線Laに含まれる各点の高さは、第一交線Laの頂点Tから後方に向かうにつれて低くなるとともに、頂点Tから前方(被検者側)に向かうにつれても低くなる。これによって採血を行う際、被検者が手首を無理に曲げたりする必要がなく、被検者にとって自然な状態で採血を行うことができる。 Further, the height of each point included in the first intersection line La becomes lower as it goes backward from the apex T of the first intersection line La, and also becomes lower as it goes forward (the test subject side) from the apex T . Thereby, when blood is collected, the subject does not have to bend the wrist forcibly, and blood can be collected in a natural state for the subject.
また、左右方向の縦断面Pbと、手置き部23bの表面と、の交線である第二交線Lbが、上に凸の曲線状を呈している。言い換えると、指挿入部1に自身の指を挿入した被検者から見て左右・上下方向に平行な縦断面Pbと、手置き部23bの表面と、の交線である第二交線Lbが、上に凸の曲線状を呈している。これによって、被検者が手に力を入れていない状態で手置き部23bに手を置くと、前記したように、第二交線Lbが上に凸の曲線状を呈しているため、前後・左右方向において手置き部23bが手にぴったりとフィットする。したがって、被検者にとって楽な状態で採血を行うことができる。
In addition, a second intersection line Lb, which is an intersection line between the vertical cross section Pb in the left-right direction and the surface of the
図4は、指採血装置100から上部材23を取り外した状態の斜視図である。
指採血装置100は、前記した各構成の他に、支持部6と、第一受け皿部7と、係合部8と、レール9と、カフ10(図5参照)と、空気ポンプ11(図5参照)と、チューブ12と、を備えている。さらに、指採血装置100は、バネ13(付勢部:図5参照)と、仕切板14と、第二受け皿部15(受け皿部)と、脚板16と、カートリッジ17と、を備えている。
FIG. 4 is a perspective view of the
The finger
図4に示す支持部6は、指挿入部1を支持する部分であり、指挿入部1と一体形成されている。この支持部6は、縦断面視でU字状(向きを考慮すると、⊂字状)を呈している。そして、前後方向の所定範囲内(図1に示す開口h5の前後方向の長さで規定される範囲内)において、指挿入部1及び支持部6が一体で移動可能になっている。これによって、例えば、指の長さが比較的短い被検者は、指挿入部1に通した指の付け根の股で指挿入部1を後方に押すことによって、採血部23cに指先を置くことができる。
The
図4に示す例では、支持部6の後端面は、指挿入部1の後端面と略面一になっている。一方、支持部6の前端部には、前方に向けて斜め下方に傾斜する傾斜面kが設けられている。この傾斜面kには、後記するチューブ12を設置するための溝が形成されている。
In the example shown in FIG. 4, the rear end surface of the
第一受け皿部7は、被検者の指が穿刺されて細かい血滴が飛んだ場合に、この血滴を受けるための皿であり、平面視で四角枠状を呈している。第一受け皿部7は、支持部6を取り囲むように設けられ、支持部6の下部と略一体になっている。
The
係合部8は、次に説明するレール9に係合される部材であり、レール9を介して前後方向に移動可能になっている。係合部8は、第一受け皿部7の下側に設置され、第一受け皿部7と略一体になっている。
レール9は、前後方向において係合部8等を案内するものである。レール9は、仕切板14の上面に固定された状態で、係合部8に係合している。
The engaging
The rail 9 guides the engaging
図5は、指採血装置100における図1のII-II線矢視断面図である。
なお、図5では、カートリッジ17(図4参照)の図示を省略している。
図5に示すカフ10は、指挿入部1に挿入された指を空気(ガス)の圧力で圧迫する袋状の「圧迫部」であり、指挿入部1の内周面(内壁面)に設置されている。カフ10は、チューブ12を介して空気ポンプ11に接続されている。
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line II-II of FIG.
In FIG. 5, the illustration of the cartridge 17 (see FIG. 4) is omitted.
The
図5に示す空気ポンプ11は、チューブ12を介してカフ10に空気を供給するポンプであり、仕切板14の下側に設置されている。空気ポンプ11は、制御部(図示せず)からの指令に基づいて、空気圧を適宜に増減し、カフ10を膨張又は収縮させるようになっている。
チューブ12は、空気ポンプ11及びカフ10の一方から他方に空気を導く管である。
The
The
仕切板14は、筐体20内を上下方向で仕切る機能を有する他、レール9等を支持する機能も有している。図5に示す例において仕切板14は、その後端部が支持壁Wに固定され、前端部が筐体20の前壁に固定されている。また、仕切板14には、チューブ12が挿通される挿通孔h8が形成されている。さらに、仕切板14は、縦断面視で上側に延びるバネ設置部14aを有している。バネ設置部14aは、次に説明するバネ13が設置される部分であり、仕切板14に固定されたレール9の後側に配置されている。
The
バネ13は、被検者から見て、奥側に移動した指挿入部1及び支持部6を手前側に押し戻すように付勢する「付勢部」であり、バネ設置部14aの前面に設置されている。図5に示す例では、バネ13が、その弾性力によって係合部8を前方に付勢している。前記したように、指挿入部1、支持部6、第一受け皿部7、及び係合部8は、略一体になっている。したがって、係合部8の他、指挿入部1、支持部6、及び第一受け皿部7も、バネ13によって前方に付勢されている。
The
例えば、被検者が指挿入部1に中指を挿入し(図7参照)、中指と人差し指との間の股や、中指と薬指との間の股で、バネ13の付勢力に逆らって指挿入部1を後方に押したとする。そうすると、略一体である指挿入部1、支持部6、第一受け皿部7、及び係合部8がレール9に案内されて後方に移動する。これによって、被検者は、中指の指先を採血部23cに適切に置くことができる。また、例えば、中指の第一関節と第二関節との間をカフ10によって圧迫できる。
For example, the subject inserts the middle finger into the finger insertion portion 1 (see FIG. 7), and the crotch between the middle finger and the index finger or the crotch between the middle finger and the ring finger resists the biasing force of the
図4に示す第二受け皿部15は、被検者の指に穿刺されて細かい血滴が飛んだ場合に、この血滴を受けるための皿である。第二受け皿部15は、平面視で左右方向に細長い矩形状を呈し、その両端が筐体20の左右の側壁21に近接している。図4に示す例では、第二受け皿部15は、第一上部材23pと第二上部材23qとの境界線(左右方向の境界線)の下側に設置されている。つまり、第二受け皿部15は、上部材23の下側において、採血部23cの孔h6の付近に配置されている。
The
また、縦断面視で⊂字状を呈する支持部6の凹部6aに入り込むように、第二受け皿部15が設置されている。言い換えると、支持部6は、前後方向に移動に伴って自身が第二受け皿部15に干渉しないようにするための凹部6aを有している。これによって、被検者が指挿入部1や支持部6を前後方向に移動させているとき、この支持部6が第二受け皿部15に干渉することを防止できる。
Moreover, the
脚板16は、第二受け皿部15を支持する板である。図4に示す例では、左右方向で所定間隔を空けて、4枚の脚板16が第二受け皿部15に設置されている。
次に、図4では簡略化して図示したカートリッジ17について詳細に説明する。
The
Next, the
図6は、指採血装置100が備えるカートリッジ17の分解斜視図である。
カートリッジ17は、穿刺、採血、及び絆創膏の貼付けを順次に行うものであり、筐体20内に設置されている。カートリッジ17は、穿孔器ホルダ17aと、採血管ホルダ17bと、絆創膏ホルダ17cと、これらを収容するケース17dと、を備えている。その他、ケース17dを左右方向に移動させたり、各ホルダを上下方向に移動させたりするための駆動源(図示せず)が設けられている。
FIG. 6 is an exploded perspective view of the
The
穿孔器ホルダ17aは、穿孔器171aを有するホルダである。スタートボタン3(図2参照)が押された後、孔h6(図2参照)の真下に移動した穿孔器ホルダ17aが駆動源(図示せず)によって上昇すると、穿孔器171aの上端が指先の腹に押し付けられる。そして、穿孔器171aに収容された穿刺針Eが一瞬飛び出して、指先の皮膚及び毛細血管を穿刺するようになっている。
The
採血管ホルダ17bは、吸収パッド171b及び採血管172bを有するホルダである。指先の穿刺後、孔h6(図2参照)の真下に移動した採血管ホルダ17bが駆動源(図示せず)によって上昇すると、吸収パッド171bが指先の腹に押し付けられる。これによって、採血管172b内に血が滴り落ちるようになっている。
The blood
絆創膏ホルダ17cは、絆創膏171cを有するホルダである。指先からの採血後、孔h6(図2参照)の真下に移動した絆創膏ホルダ17cが駆動源(図示せず)によって上昇すると、絆創膏ホルダ17cの上端が指先の腹に押し付けられる。これによって、指先の穿刺された箇所に絆創膏171cが貼られるようになっている。
The
なお、穿孔器ホルダ17a、採血管ホルダ17b、及び絆創膏ホルダ17cは、採血を行うたびに取替可能にである。
次に、指採血装置100の構成によって奏される効果を、採血の手順と併せて説明する。また、被検者が、自身の手の中指を指挿入部1に挿入する場合について説明するが、指挿入部1に他の指を挿入してもよい。
The
Next, the effects exerted by the configuration of the
図7は、指採血装置100によって採血が行われている様子を示す斜視図である。
なお、図7では、表示部5(図1参照)の図示を省略している。
採血を行う際、被検者は、手の中指を指挿入部1に挿入し、中指の指先を採血部23cに置き、さらに、手の略全体を手置き部23bに置く。そして、被検者は、指押さえ部2によって中指の指先が押圧されるように、指押さえ部2を手前側に回動させる。
FIG. 7 is a perspective view showing how blood is being collected by the finger
In FIG. 7, the display unit 5 (see FIG. 1) is not shown.
When blood is collected, the subject inserts the middle finger of the hand into the
前記したように、手置き部23bはドーム状を呈し、また、採血部23cの表面は、後方に向かって斜め下向きに傾斜している。したがって、被検者が指置き部231cに中指の指先を置き、さらに、手置き部23bに手を置いた状態では、手のひらのや各指の腹の表面が、上に凸の曲面状になる。これによって、被検者は、手にほとんど力を入れていない楽な状態で採血を行うことができる。例えば、手に力を入れにくい老人が被検者であっても、手にほとんど力をいれず、各指が若干曲がった自然な状態で採血を行うことができる。また、指挿入部1は、面取部1aを有しているため、中指に隣り合っている人指し指や薬指が指挿入部1に接触しても、この接触に伴う痛みを被検者が感じることはほとんどない。
As described above, the
図8は、指採血装置100によって採血が行われている様子を示す縦断面図である。
前記したように、指挿入部1が有する凸状部232cは、指の爪の先端を逃がす高さに形成されている。したがって、指の爪の先端が凸状部232cに当たることなく、指置き部231cに指先がフィットした状態で採血を行うことができる。このように本実施形態によれば、被検者にとって採血を行いやすい指採血装置100を提供できる。
FIG. 8 is a longitudinal cross-sectional view showing a state in which blood collection is performed by the finger
As described above, the
そして、被検者等によってスタートボタン3(図2参照)が押されると、空気ポンプ11が作動し、チューブ12を介してカフ10に空気が供給される。その結果、例えば、被検者の中指の第一関節と第二関節との間がカフ10によって適度に圧迫される。そして、カートリッジ17が左右方向に移動し、穿刺、採血、及び絆創膏171c(図6参照)の貼付けが順次に行われる。
Then, when the start button 3 (see FIG. 2) is pressed by the subject or the like, the
より詳しく説明すると、被検者の中指がカフ10によって圧迫された状態で、穿刺針Eが孔h6を介して上昇・下降し、指先の皮膚及び毛細血管が穿刺される。このとき、指挿入部1に挿入された中指の指先は、指押さえ部2によって上から押圧されている。これによって、指先の上方への移動が抑制されるため、指先の穿刺や、その後の採血を適切に行うことができる。ちなみに、穿刺直後は、指先において若干の血が出るが、この血は表面張力で指先に付いたままであることが多い。
More specifically, in a state in which the middle finger of the subject is compressed by the
穿刺後、カートリッジ17が左右方向に移動し、さらに、吸収パッド171b(図6参照)が指先の腹に押し付けられることで、採血管172b(図6参照)内に血が滴り落ちる。なお、採血中、カフ10によって中指を圧迫する力を適宜に増減させてもよい。
採血管172bに所定量の血液が溜まった後、カフ10による中指の圧迫が解除される。なお、採血管172bに溜まった血液の量をセンサ(図示せず)やカメラ(図示せず)で検出してもよいし、また、採血の終了タイミングを採血時間に基づいて決定してもよい。採血後、カートリッジ17が左右方向に移動し、さらに、絆創膏ホルダ17c(図6参照)が上昇することによって、採血箇所に絆創膏171cが貼られる。このようにして、採血に関する一連の処理が行われる。
After puncturing, the
After a predetermined amount of blood has accumulated in the
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、ベース部23a(図9参照)と手置き部23b(図9参照)との間の境界線が、平面視において楕円形の前部を切り欠いた形状になっている点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
Second Embodiment
In the second embodiment, the boundary between the
図9は、第2実施形態に係る指採血装置100Aの斜視図である。
図9に示すように、筐体20Aの上部材23Aは、ベース部23aと、手置き部23bと、採血部23cと、を備えている。そして、ベース部23aと手置き部23bとの間の境界線が、平面視において楕円形の前部を切り欠いた形状になっている。このような構成によれば、指採血装置100Aの前後方向の幅が第1実施形態よりも短くなるため、指採血装置100Aのコンパクト化を図ることができる。
FIG. 9 is a perspective view of a
As shown in FIG. 9, the
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、ベース部23a(図10参照)と手置き部23b(図10参照)との間の境界線が、平面視において楕円形の右部・左部を切り欠いた形状になっている点が、第1実施形態とは異なっている。また、第3実施形態は、指押さえ部2(図1参照)が省略されている点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
Third Embodiment
In the third embodiment, the boundary between the
図10は、第3実施形態に係る指採血装置100Bが備える筐体の上部材23Bの斜視図である。
なお、図10では、第1実施形態で説明したスタートボタン3(図1参照)、停止ボタン4(図1参照)、及び表示部5(図1参照)の図示を省略している。
FIG. 10 is a perspective view of the
In FIG. 10, the start button 3 (see FIG. 1), the stop button 4 (see FIG. 1), and the display unit 5 (see FIG. 1) described in the first embodiment are not shown.
図10に示すように、上部材23Bは、ベース部23aと、手置き部23bと、採血部23cと、を備えている。また、ベース部23aと手置き部23bとの間の境界線が、平面視において楕円形の右部・左部を切り欠いた形状になっている。このような構成によれば、被検者は、あたかもパソコン(図示せず)のマウスを持っている感覚で、採血を行うことができる。また、指採血装置100Bの左右方向の幅が第1実施形態よりも短くなるため、指採血装置100Bのコンパクト化を図ることができる。
As shown in FIG. 10, the
≪第4実施形態≫
第4実施形態は、指挿入部1C(図11参照)と指押さえ部2C(図11参照)とが一体形成されている点が、第1実施形態とは異なっている。また、第4実施形態は、第一カフ18(図11参照)及び第二カフ19(図11参照)が設けられている点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
Fourth Embodiment
The fourth embodiment is different from the first embodiment in that a finger insertion portion 1C (see FIG. 11) and a finger holding portion 2C (see FIG. 11) are integrally formed. The fourth embodiment is different from the first embodiment in that a first cuff 18 (see FIG. 11) and a second cuff 19 (see FIG. 11) are provided. The other aspects are the same as in the first embodiment. Therefore, only the parts different from the first embodiment will be described, and the descriptions of the overlapping parts will be omitted.
図11は、第4実施形態に係る指採血装置に指が置かれた状態の側面図である。
なお、図11では、採血部23c(図2参照)の図示を省略している。
図11に示すように、指採血装置は、筐体20C、指挿入部1C、指押さえ部2C、第一カフ18、第二カフ19等を備えている。
FIG. 11 is a side view of a state where a finger is placed on the finger blood collecting device according to the fourth embodiment.
In FIG. 11, the
As shown in FIG. 11, the finger blood collecting apparatus includes a housing 20C, a finger insertion unit 1C, a finger holding unit 2C, a
指押さえ部2Cは、指挿入部1Cと一体形成されている。すなわち、円筒状を呈する指挿入部1Cと、この指挿入部1Cに連なって、指挿入部1Cの上部から後前方に延びる指押さえ部2Cと、が一体形成されている。 The finger holding portion 2C is integrally formed with the finger insertion portion 1C. That is, a cylindrical finger insertion portion 1C and a finger pressing portion 2C extending rearward and forward from the upper portion of the finger insertion portion 1C are integrally formed continuously with the finger insertion portion 1C.
第一カフ18は、指において指挿入部1Cに囲まれた部分を圧迫する袋状の「圧迫部」であり、指挿入部1Cの内周面(内壁面)に設置されている。
第二カフ19は、指挿入部1Cに挿入された指の指先を上から圧迫する袋状の「別の圧迫部」であり、指押さえ部2Cに設置されている。
The
The
これら第一カフ18及び第二カフ19の空気圧は、独立で調整可能になっている。そして、採血が行われる過程で、第一カフ18及び第二カフ19によって指が適宜に圧迫される。このような構成によれば、第1実施形態よりも指採血装置の部品点数を削減し、ひいては、製造コストを削減できる。
The air pressure of the
≪変形例≫
以上、本発明に係る指採血装置100等について各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、各実施形態では、指採血装置100(図1参照)が備える指挿入部1が円筒状である構成について説明したが、これに限らず、「筒状」である他の形状であってもよい。
«Modification»
The finger
For example, in each embodiment, although the
また、各実施形態では、バネ13(図5参照)の付勢力によって、指挿入部1や支持部6等が前後方向に移動可能な構成について説明したが、これに限らない。すなわち、スタートボタン3等の操作に応じて、制御部(図示せず)が、指挿入部1や支持部6等を駆動源(図示せず)によって移動させるようにしてもよい。
また、各実施形態では、カフ10に空気が供給される場合について説明したが、カフ10に所定の「ガス」が供給されるようにしてもよい。
Moreover, although each embodiment demonstrated the structure which the
Moreover, although each embodiment demonstrated the case where air was supplied to the
また、被検者が、採血対象である指に筒状の使い捨て指サック(図示せず)を付けるようにしてもよい。
また、表示部5の表示機能に加えて音声認識の機能も追加し、被検者の「スタート」等の声の認識結果に基づいて、指採血装置100が採血を行うようにしてもよい。
また、指挿入部1に挿入された指の位置をセンサで検出し、その指の指先が採血部23cに置かれたとき、採血が開始されるようにしてもよい。
Further, the subject may attach a tubular disposable finger sack (not shown) to the finger to be collected.
Further, in addition to the display function of the
Alternatively, the position of the finger inserted in the
また、第1実施形態(図1参照)及び第2実施形態(図9参照)では、指採血装置100が指押さえ部2を備える構成について説明したが、指押さえ部2を省略してもよい。このような構成でも、円筒状の指挿入部1によって指の位置が固定されるため、採血を適切に行うことができる。
In the first embodiment (refer to FIG. 1) and the second embodiment (refer to FIG. 9), the finger
また、第3実施形態(図10参照)では、指採血装置100Bが指押さえ部2を備えない構成について説明したが、指押さえ部2を追加してもよい。
また、第4実施形態(図11参照)では、指採血装置100Cが、第一カフ18及び第二カフ19を備える構成について説明したが、これらを一体にしてもよい。
Further, in the third embodiment (see FIG. 10), the finger
In the fourth embodiment (see FIG. 11), although the finger blood collecting apparatus 100C has the configuration including the
また、各実施形態を、適宜に組み合わせてもよい。例えば、第3実施形態と第4実施形態とを組み合わせてもよい。すなわち、指採血装置が、第3実施形態で説明した構成の筐体20Bを備えるとともに、第4実施形態で説明した構成の指挿入部1Cや指押さえ部2C等を備えるようにしてもよい。 Also, the embodiments may be combined as appropriate. For example, the third embodiment and the fourth embodiment may be combined. That is, the finger blood collecting apparatus may include the finger insertion unit 1C, the finger pressing unit 2C, and the like having the configuration described in the fourth embodiment, as well as the housing 20B having the configuration described in the third embodiment.
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。 Further, each embodiment is described in detail for easy understanding of the present invention, and the present invention is not necessarily limited to one having all the configurations described. In addition, it is possible to add, delete, and replace other configurations for part of the configurations of the embodiment. Further, the mechanisms and configurations described above indicate what is considered to be necessary for the description, and not all the mechanisms and configurations of the product are necessarily shown.
100,100A,100B,100C 指採血装置
1,1C 指挿入部
1a 面取部
2,2C 指押さえ部
3 スタートボタン
4 停止ボタン
5 表示部
6 支持部
6a 凹部
7 第一受け皿部
8 係合部
9 レール
10 カフ(圧迫部)
11 空気ポンプ
12 チューブ
13 バネ(付勢部)
14 仕切板
14a バネ設置部
15 第二受け皿部(受け皿部)
16 脚板
17 カートリッジ
18 第一カフ(圧迫部)
19 第二カフ(別の圧迫部)
20,20A,20B,20C 筐体
23,23A,23B 上部材
23a ベース部
23b 手置き部
23c 採血部
232c 凸状部
E 穿刺針
F 隙間
La 第一交線
Lb 第二交線
Pa 縦断面(前後方向の縦断面)
Pb 縦断面(左右方向の縦断面)
T 頂点
h6 孔
100, 100A, 100B, 100C finger
11
14
16
19 Second cuff (another compression part)
20, 20A, 20B,
Pb longitudinal section (vertical section in left and right direction)
T vertex h6 hole
Claims (13)
前記筐体に配置され、採血対象である被検者の手指が挿入される筒状の指挿入部と、を備え、
前記筐体の上部材は、
前記採血が行われる方の手が置かれる手置き部を有するとともに、
穿刺針を上下に進退させるための孔が設けられ、採血対象である前記手指の指先が置かれる採血部を有し、
前後方向の縦断面と、前記手置き部の表面と、の交線である第一交線が、上に凸の曲線状を呈していること
を特徴とする指採血装置。 And
And a cylindrical finger insertion unit disposed in the housing and into which a finger of a subject to be collected is inserted.
The upper member of the housing is
As well as having a hand rest where the hand from which the blood is collected is placed,
A hole is provided for advancing and retracting the puncture needle up and down, and has a blood collection unit on which the finger tip of the finger to be collected is placed;
A finger blood collecting device characterized in that a first intersection line, which is an intersection line of a longitudinal cross section in the front-rear direction and a surface of the hand rest, presents a convex curvilinear shape.
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The heights of the respective points included in the first intersection line become lower as going backward from the top of the first intersection line, and also become lower as going forward from the top. Finger blood collection device as described.
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The finger blood collecting apparatus according to claim 1, wherein a second line of intersection, which is the line of intersection between the longitudinal cross section in the left-right direction and the surface of the hand rest, exhibits a convex curvilinear shape. .
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The finger collection apparatus according to claim 1, wherein the surface of the blood collection unit is inclined obliquely downward toward the back side as viewed from the subject.
前記凸状部は、前記手指の爪の先端を逃がす高さに形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The blood collection unit has a convex portion which is formed to be raised along the belly edge of the fingertip.
The finger blood collecting apparatus according to claim 1, wherein the convex portion is formed at a height at which the tip of the nail of the finger escapes.
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The finger blood collecting apparatus according to claim 1, wherein the finger insertion unit includes a chamfered portion formed by chamfering a portion in contact with another finger adjacent to the finger.
前記指挿入部及び前記支持部は、前後方向に移動可能であり、
被検者から見て、奥側に移動した前記指挿入部及び前記支持部を手前側に押し戻すように付勢する付勢部をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 And a support unit integrally formed with the finger insertion unit and supporting the finger insertion unit;
The finger insertion portion and the support portion are movable in the front-rear direction,
The finger blood collecting apparatus according to claim 1, further comprising: a biasing unit configured to bias the finger insertion unit moved to the back side and the support unit back to the front side as viewed from the subject. .
前記支持部は、前後方向に移動に伴って自身が前記受け皿部に干渉しないようにするための凹部を有すること
を特徴とする請求項7に記載の指採血装置。 The lower portion of the upper member includes a pan portion disposed in the vicinity of the hole,
The finger collecting apparatus according to claim 7, wherein the support portion has a recess for preventing the support portion from interfering with the tray portion as it moves in the front-rear direction.
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The finger blood collecting device according to claim 1, further comprising: a bag-like pressing portion which is installed on an inner wall surface of the finger inserting portion and presses the finger inserted into the finger inserting portion with a pressure of gas.
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 The finger blood collecting apparatus according to claim 1, further comprising a finger pressing unit configured to press the finger of the finger placed on the blood collecting unit from above.
前後方向において、前記指押さえ部と前記指挿入部との間に隙間が設けられていること
を特徴とする請求項10に記載の指採血装置。 The finger pressing portion is installed on the upper member,
The finger blood collecting apparatus according to claim 10, wherein a gap is provided between the finger pressing portion and the finger inserting portion in the front-rear direction.
前記指押さえ部に設置され、前記指挿入部に挿入された前記手指の指先を上から圧迫する袋状の別の圧迫部を備えること
を特徴とする請求項10に記載の指採血装置。 The finger pressing portion is integrally formed with the finger insertion portion,
The finger blood collecting apparatus according to claim 10, further comprising: a bag-like separate pressing portion which is installed in the finger pressing portion and presses the finger tip of the finger inserted in the finger insertion portion from above.
前記手指の採血を中断する際に押される停止ボタンと、を備え、
前記スタートボタン及び前記停止ボタンは、前記筐体の所定箇所に設けられること
を特徴とする請求項1に記載の指採血装置。 A start button which is pressed when blood collection of the finger is started;
A stop button which is pressed when interrupting blood collection of the finger;
The finger sampling device according to claim 1, wherein the start button and the stop button are provided at predetermined positions of the housing.
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