JP2019042129A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な操作入力で複数の医用画像の表示を切り替えることができる装置を提供する。【解決手段】 情報処理装置は、第1の医用画像と第2の医用画像とを取得し、操作者の操作を受け付ける受付部に対して一つの操作が実行されている期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、前記受付部に対する前記一つの操作が終了すると前記第2の医用画像に替えて前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる。【選択図】 図2

Description

本明細書の開示は、医用画像情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及びプログラムに関する。
医師は複数の医用画像を比較しながら観察することにより診療を行うことがある。特許文献1には、2つの血管画像を重畳した灌流重畳画像を作成し、当該灌流重畳画像と当該2つの血管画像のそれぞれとの3つの画像のうち、いずれかの画像が表示されるように、操作者からの要求に応じて表示を切り替えることが開示されている
特開2010−213863号公報
表示部に表示させる医用画像を切り替えるために都度、操作入力を行うことは医師にとって手間となるおそれがある。
本発明の実施形態に係る情報処理装置は、第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段と、操作者の操作を受け付ける受付部に対して一つの操作が実行されている期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、前記受付部に対する前記一つの操作が終了すると前記第2の医用画像に替えて前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る情報処理装置によれば、医師といった操作者は一つの操作を行うだけで、任意の期間、表示部に表示させる医用画像を切り替えることができる。
光音響画像、超音波画像、光音響画像と超音波画像との重畳画像の一例を夫々示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置により行われる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理装置により表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置により表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置により表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
本明細書では、被検体に光を照射し、被検体内部で生じた膨張によって発生する音響波を光音響波と称する。また、トランスデューサから送信された音響波または当該送信された音響波が被検体内部で反射した反射波(エコー)を超音波と称する。また、光音響波と超音波とを合わせて音響波と称する。
被検体内部の状態を低侵襲に画像化する方法として、超音波を用いた画像化の方法や光音響を用いた画像化の手法が利用されている。超音波を用いて画像化された画像を以下では超音波画像と称する。光音響を用いて画像化された画像を以下では光音響画像と称する。光音響画像では、たとえばヘモグロビンの光学特性により血管を描出できることが知られている。
医師は診療を行う際に、患者を被検体とする複数の医用画像を取得し、それらを比較しながら観察を行う場合がある。医師が当該観察に使用する端末の表示部に表示させる医用画像や、医用画像を表示させる期間は観察において様々である。たとえば医師が現在観察している内容に応じて、比較のために表示させたい他の医用画像から読み取りたい情報が異なり、したがって、当該他の医用画像を表示させる期間も異なると考えられる。
図1は複数の医用画像を重畳して得られる重畳画像の一例である。ここでは、光音響画像600と超音波画像700とを重畳して得られる重畳画像800を一例として示す。光音響画像600からは血管601の位置情報等が得られ、超音波画像700からは腫瘍702の位置情報等が得られる。このように複数の医用画像を比較しながら観察することにより、それぞれの医用画像から得られる異なった情報を組み合わせて診療が行われる場合がある。当該比較を行うための手法の一例が、複数の医用画像を重畳することであり、図1の例では腫瘍と血管との位置関係の情報が得られることが期待される。
光音響画像600と超音波画像700との輝度値の違いによっては、重畳画像800において血管像801の視認性が低下してしまう場合が考えられる。たとえば、超音波画像700のスペックルノイズが強く、画像の大部分の輝度値が高いような場合である。また、光音響画像600が重畳されることによって重畳画像800のコントラストが低下し、重畳画像800の腫瘍像802の視認性が低下してしまう場合が考えられる。このように、たとえば2つの画像の輝度が互いに影響して、それぞれの画像から得られる情報の視認性を低下させてしまう場合が考えられる。
複数の医用画像を重畳した重畳画像を観察することにより、それぞれの医用画像から得られる情報を組み合わせることは有用な手法の一つであるが、輝度のバランスを考慮しない重畳画像を用いて比較をおこなうことは、重畳画像に用いるそれぞれの医用画像の状態によっては必ずしも好ましくない場合も考えられる。第1の実施形態に係る情報処理装置100は、複数の医用画像のそれぞれの視認性は低下させずに、医師が複数の医用画像を容易に比較することができるようにすることを目的とする。情報処理装置100は、第1の医用画像を読影中に医師といった操作者が第2の医用画像を必要とするとき、一つの操作入力で所望の期間、第2の医用画像を表示部に表示させる。
情報処理装置100が表示部110に表示させる医用画像は、たとえば磁気共鳴画像診療装置、超音波画像診療装置、光超音波イメージング装置、放射線画像診療装置、コンピュータ断層撮影画像診療装置、陽電子放射断層撮影画像診療装置などのいずれかのモダリティにより撮影された画像である。医用画像はボリュームデータであってもよい。医用画像は関心領域(ROI)等を示すアノテーションの情報を含んでいてもよい。近年では、上述の各種のモダリティにより得られる医用画像を含め、診療に用いられる医用画像や診療に関する各種の情報が電子化されている。撮像装置と、当該撮像装置と接続される各種の装置との間の情報連携のために、たとえばDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格が用いられることが多い。DICOMは医用画像のフォーマットと、それらの画像を扱う装置間の通信プロトコルを定義した規格である。DICOMに基づいて取り扱われる画像、メタデータと画像データとで構成される。メタデータには、たとえば患者、検査、シリーズ、画像に関する情報が含まれる。メタデータはDICOMデータエレメントと呼ばれるデータ要素の集まりで構成される。各々のDICOMデータエレメントにはデータ要素を識別するためのタグが付加される。例えば、DICOMデータエレメントには、ピクセルデータである画像データに対して、画像データであることを示すタグが付加される。第1の実施形態においては、医用画像および情報処理装置100により行われる処理はDICOMに則ることとする。また、各種の処理に必要な情報は医用画像のメタデータに含まれる情報、あるいはDICOMに則って外部装置に問い合わせて取得される情報を用いることとする。
図2は、情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置100は、医用画像101を保存するデータベース102と通信ネットワーク103を介して接続されている。データベース102は、たとえばPACS(Picture Archiving and Communication System)である。情報処理装置100は記憶部104、画像取得部105、表示制御部108を有する。情報処理装置100は入力部109及び表示部110と接続されている。
記憶部104は、画像取得部105によりデータベース102から取得された複数の医用画像101を保存する。画像取得部105は、データベース102から医用画像を取得する。別の例では、画像取得部105は医用画像撮像装置(不図示)、いわゆるモダリティから医用画像を取得してもよい。また、画像取得部105は医用画像101に画像処理を施してもよい。画像処理とは、たとえば2つの画像の対応する特徴同士の位置を合わせる処理である位置合わせ処理や、位置合わせされた2つの画像を重畳する処理や、ボリュームデータに対する最大値投影(maximum intensity projection, MIP)処理である。以下では、2つの画像を重畳して得られた画像を重畳画像と称する。また、以下では、最大値投影処理により生成された画像を投影画像と称する。
画像取得部105は、操作者が比較して観察するための少なくとも2つの医用画像を取得する。ここではそれぞれ、第1の医用画像106と第2の医用画像107と称する。第2の医用画像107は第1の医用画像106とは異なる医用画像である。第1の医用画像106及び第2の医用画像107はそれぞれデータベース102から取得された医用画像であってもよいし、画像取得部105により画像処理を施された医用画像、たとえば投影画像であってもよい。画像取得部105は取得した医用画像をデータベース102に保存させてもよい。この観点で、画像取得部105は第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段の一例である。
表示制御部108は表示部110に第1の医用画像106又は第2の医用画像107のいずれかを表示させる。具体的には、表示制御部108は入力部109から発信される信号を受信する。表示制御部108は入力部109から第2の医用画像107を表示させる指示を示す信号を受信している期間は第2の医用画像107を表示部110に表示させる。また、表示制御部108は入力部109から第2の医用画像107を表示させる指示を示す信号を受信していない期間は第1の医用画像106を表示部110に表示させる。すなわち、表示制御部108は第1の医用画像106を表示部110に表示させ、入力部109から信号を受信している期間のみ第2の医用画像107を表示部110に表示させる。この観点で、表示制御部108は操作者の一つの操作入力の行われる期間に発信される信号を受信している期間は第2の医用画像を表示部110に表示させ、当該信号を受信していない期間は第1の医用画像を表示部110に表示させる表示制御手段の一例である。
入力部109は、操作者の指示を情報処理装置100に入力する。入力部109はたとえば、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチパネル、スイッチボックス、音声を含む音を受信するマイクや、特定のジェスチャーを受け付ける装置である。入力部109は、第2の医用画像107を表示部110に表示させる指示を受け付ける装置としての観点において、モーメンタリスイッチとして機能する。オルタネイトスイッチとして機能する場合、操作者が指示を入力するうえで手間が生じるおそれがある。入力部109がモーメンタリスイッチとして機能することにより、操作者は簡易な操作入力で、所望の期間のみ第2の医用画像107を表示させる指示を入力することができる。この観点で、入力部109は操作者の操作を受け付ける受付部の一例である。
図7は情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置100はたとえばコンピュータである。情報処理装置100は、CPU111、ROM112、RAM113、記憶装置114、USB115、通信回路116、グラフィックスボード117を有する。これらはBUSにより通信可能に接続されている。BUSは接続されたハードウェア間でのデータの送受信や、CPU111から他のハードウェアへの命令を送信するために使用される。
CPU(Central Processing Unit)111は情報処理装置100及びこれに接続する各部を統合的に制御する制御回路である。CPU111はROM112に格納されているプログラムを実行することにより制御を実施する。またCPU111は、表示部110を制御するためのソフトウェアであるディスプレイドライバを実行し、表示部110に対する表示制御を行う。さらにCPU111は、入力部109に対する入出力制御を行う。
ROM(Read Only Memory)112は、CPU111による制御の手順を記憶させたプログラムやデータを格納する。ROM112は、情報処理装置100のブートプログラムや各種初期データを記憶する。また、情報処理装置100の処理を実現するための各種のプログラムを記憶する。
RAM(Random Access Memory)113は、CPU111が命令プログラムによる制御を行う際に作業用の記憶領域を提供するものである。RAM113は、スタックとワーク領域とを有する。RAM113は、情報処理装置100及びこれに接続する各部における処理を実行するためのプログラムや、画像処理で用いる各種パラメータを記憶する。RAM113は、CPU111が実行する制御プログラムを格納し、CPU111が各種制御を実行する際の様々なデータを一時的に格納する。
記憶装置114は、第1の医用画像106や第2の医用画像107などの各種のデータを保存する補助記憶装置である。記憶装置114は、たとえばHDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)である。
USB(Universal Serial Bus)115は入力部109と接続する接続部である。
通信回路116は通信ネットワーク103に接続されている各種の外部装置との通信を行うための回路である。通信回路116は、たとえば出力する情報を転送用パケットに格納してTCP/IPといった通信技術により、通信ネットワーク103を介して外部装置に出力する。情報処理装置100は、所望の通信形態にあわせて、複数の通信回路を有していてもよい。
グラフィックスボード117は、GPU(Graphics Processing Unit)、ビデオメモリを含む。GPUは、たとえば光音響信号から光音響画像を生成するための再構成処理に係る演算を行う。
HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)118は、表示部110と接続する接続部である。
CPU111やGPUはプロセッサの一例である。また、ROM112やRAM113や記憶装置114はメモリの一例である。情報処理装置100は複数のプロセッサを有していてもよい。第1の実施形態においては、情報処理装置100のプロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、情報処理装置100の各部の機能が実現される。
また、情報処理装置100は特定の処理を専用に行うCPUやGPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を有していても良い。情報処理装置100は特定の処理あるいは全ての処理をプログラムしたFPGA(Field−Programmable Gate Array)を有していてもよい。
図3は第1の実施形態に係る情報処理装置100により行われる処理の一例を示すフローチャートである。
(S200:医用画像を選択する工程)
ステップS200において画像取得部105は、操作者の指示に基づいて第1の医用画像と第2の医用画像とを選択する。第1の実施形態においては、医師といった操作者が比較して観察する対象として複数の医用画像を選択する場合を例に説明する。複数の医用画像を比較する観点から、ステップS200において選択される複数の医用画像は、位置合わせが可能な医用画像な組み合わせであることとする。位置合わせが可能な医用画像の組み合わせとは、たとえば被検体の同じ領域や重複する領域が撮像された医用画像の組み合わせである。画像取得部105は選択された医用画像をデータベース102または記憶部104から取得する。
なお、医師は第1の医用画像や第2の医用画像を一つの画面上に表示して観察する、読影と呼ばれる作業を行う場合がある。情報処理装置100は読影のための機能を提供してもよい。読影のための機能には、たとえばユーザの操作入力により、第1の医用画像と第2の医用画像とを重畳表示したり、画面に表示させる態様を変更したりするための機能が含まれる。したがって、実施形態の一例において第1の医用画像と第2の医用画像とは予め位置合わせが行われていることとする。位置合わせとは2つの画像の対応する特徴同士の位置を合わせる処理である。位置合わせはプロクラテス法、IPC(iterative closest point)アルゴリズム、2つの画像の濃度の特徴に基づくアルゴリズム、物理モデルを利用したアルゴリズム等により行われ、任意の制約条件を用いてよい。第1の医用画像と第2の医用画像とが一つのプローブにより得られた超音波画像と光音響画像であった場合には、被検体に対するプローブの位置に基づいて位置合わせされてもよい。
(S201:画像処理を行う工程)
ステップS201において画像取得部105は、ステップS200において選択された医用画像がたとえば投影画像や重畳画像であった場合、それらを生成する。ステップS200において選択された医用画像が特に画像処理を要しないものである場合、ステップS201の処理を行わなくてもよい。
ステップS200において投影画像が選択された場合、画像取得部105はデータベース102または記憶部104から取得した医用画像に投影画像処理を施す。ステップS200において重畳画像が選択された場合、画像取得部105はデータベース102または記憶部104から取得した医用画像を用いて重畳画像を生成する。画像取得部105は操作者の指示に応じて、いずれかの医用画像の透明度を増加させて重畳画像を生成する。これにより、重畳画像に用いられる複数の医用画像の輝度が互いに影響して、それぞれの医用画像から得られる情報の視認性を低下させる可能性を低減することができる。
(S202:第1の医用画像を表示する工程)
第1の実施形態においては、入力部109からの信号を受信していない期間に表示される画像を第1の医用画像、入力部109からの信号を受信している期間に表示される画像を第2の医用画像とする。
ステップS202において表示制御部108は、入力部109からの信号を受信していないので第1の医用画像を表示部110に表示させる、表示制御部108は、ステップS200で第1の医用画像として選択されたボリュームデータに含まれるスライス画像を表示部110に表示させる。あるいは、ステップS201で生成された投影画像または重畳画像を第1の医用画像として表示部110に表示させる。
(S203:信号の受信を開始する工程)
ステップS203において情報処理装置100は入力部109からの信号の受信を開始する。具体的には、ステップS203の前までの処理により表示部110には第1の医用画像が表示されており、医師といった操作者は第2の医用画像を表示部110に表示させるための指示を、入力部109を介して情報処理装置100に入力する。当該指示は操作者の一つの操作入力により行われる。入力部109は当該一つの操作入力が行われる期間に情報処理装置100に信号を発信する。操作者が当該一つの操作入力を開始したことに応じて入力部109からの信号が発信され、情報処理装置100は第2の医用画像を表示部110に表示させるための指示を示す信号の受信を開始する。
(S204:第2の医用画像に切替表示する工程)
ステップS204において、表示制御部108は表示部110に第2の医用画像を表示させる。すなわち、医師といった操作者が第2の医用画像を表示させる指示を、入力部109を介して入力しているので、表示部110には第1の医用画像から切り替えて第2の医用画像が表示される。第2の医用画像の表示は、操作者が入力を継続する期間、継続して行われる。
(S205:入力部への入力を終了する工程)
ステップS205において情報処理装置100は入力部109からの信号の受信を終了する。具体的には、ステップS205の前までの処理により表示部110には第2の医用画像が表示されており、操作者は第2の医用画像を表示部110に表示させるための指示を終了する。指示の終了は、ステップS203で開始した一つの操作入力を終了することにより示される。すなわち操作者はステップS203からステップS205において一つの操作入力を開始し、終了する。これにより入力部109は情報処理装置100への信号の発信を停止する。
(S206:第1の医用画像に切替表示する工程)
ステップS206において、表示制御部108は表示部110に第1の医用画像を表示させる。すなわち、操作者が第2の医用画像を表示させる指示を、入力部109を介して入力するのを終了したので、情報処理装置100には入力部109から信号が発信されない。表示制御部108は、第2の医用画像から切り替えて第1の医用画像を表示部110に表示させる。再び入力部109に当該指示の入力が行われない限り、表示部110には第1の医用画像が表示される。
再び入力部109に当該指示の入力が行われ、情報処理装置100に当該指示を示す信号が受信され始めると、ステップS203に進んでステップS206までの処理を繰り返す。これにより、操作者の意図する期間だけ、第1の医用画像から第2の医用画像に切り替えて表示することができる。操作者は簡易な操作入力により、第2の医用画像への切り替えを指示することができる。
医師は第2の医用画像を所望の期間表示部110に表示させて必要な情報を読み取った後、第2の医用画像を表示させる指示の入力を終了し、第1の医用画像に速やかに表示を切り替えることができる。これにより、第2の医用画像から読み取った情報、たとえば病変部の位置や形状、信号強度といった情報を記憶している間に、第1の医用画像を観察することできる。第1の医用画像と第2の医用画像とが切り替えて表示されるので、医師は第1の医用画像と第2の医用画像との両方を視認性よく観察することができる。
医師は第1の医用画像と第2の医用画像との切り替えを簡易な操作入力で、かつ所望の期間だけ行うことができる。医師がたとえばオルタネイトスイッチを用いて、第1の医用画像と第2の医用画像との表示の切り替えを指示しようとする場合、切り替えの開始時と終了時との2回の操作入力が必要であり、手間のかかる操作となる場合がある。第1の実施形態の例によれば、医師はモーメンタリスイッチを用いてかかる切り替えの指示を行うことができ、医師が行う操作入力は1回である。第1の実施形態に係る情報処理装置は、操作者の操作を受け付ける受付部に対して一つの操作が実行されている期間、たとえばモーメンタリスイッチが押下されている期間は第2の医用画像を表示部110に表示させる。そして、第1の実施形態に係る情報処理装置は、当該一つの操作入力が終了すると、たとえばモーメンタリスイッチの押下が終了すると、第1の医用画像を表示部110に再び表示させる。これにより医師は第1の医用画像と第2の医用画像との表示の切り替えを簡易に繰り返し行うことができる。たとえば操作者は、5秒間のうちに10回程度切替表示するような速い切替表示を指示することができ、情報処理装置100は当該指示に応じて切り替え表示を行うことができる。医師はこのように繰り返して切り替え表示を行うことで、第1の医用画像から読み取った情報と第2の医用画像から読み取った情報とを失念する前に確認して組み合わせることができ、医用画像を効率よく観察することができる。
[具体例1]
第1の医用画像と第2の医用画像とが共にボリュームデータに含まれる二次元画像、いわゆるスライス画像である場合の具体例を示す。
図4は具体例1において表示部110に表示される画面の一例を示す図である。ここで第1の医用画像は光音響画像600であり、第2の医用画像は超音波画像700である。上述したように、表示部110には光音響画像600に含まれるスライス画像と、超音波画像700に含まれるスライス画像とが切り替えて表示される。光音響画像600と超音波画像700とは位置合わせ処理が行われていることとする。
図3に例示したフローチャートの各処理を具体的に説明する。
(S200:医用画像を選択する工程)
ステップS200において画像取得部105は操作者の指示に基づいて、第1の医用画像として光音響画像600のボリュームデータ、第2の医用画像として超音波画像700のボリュームデータを選択する。ここで選択された医用画像は特に画像処理を要しないので、ステップS201の処理は行われない。
(S202:第1の医用画像を表示する工程)
ステップS202において表示制御部108は、第1の医用画像として光音響画像600のボリュームデータ内の操作者が指示するスライス画像を表示部110に表示させる。操作者は任意に、表示部110に表示させるスライス画像の位置を変更することができる。操作者は第1の医用画像である光音響画像600から血管像601を観察することができる。
(S203:入力部への入力を開始する工程)
操作者は第2の医用画像である超音波画像700を表示部110に表示させたい場合、入力部109を介して当該指示を情報処理装置100に入力することができる。操作者は入力部109への入力を開始し、第2の医用画像を表示させたいと考える期間中、当該入力を継続して行う。情報処理装置100は当該指示を示す信号の受信を開始する。入力部109はモーメンタリスイッチとして機能し、操作者はたとえばマウスやキーボードの特定のボタンへの押下を開始し、押下を継続する。
(S204:第2の医用画像に切替表示する工程)
ステップS204において表示制御部108は、当該指示を示す信号を受信している期間、第2の医用画像を表示部110に表示させる。すなわち、操作者が当該指示を入力している期間中、第1の医用画像から切り替わって第2の医用画像が表示部110に表示される。入力部109から当該指示を示す信号が入力されたときに表示部110に表示されていた光音響画像600のスライス画像と対応する位置の、超音波画像700のスライス画像を、表示制御部108は表示部110に表示させる。操作者は第2の医用画像を表示中に、表示させるスライス画像の位置を任意に変更することができる。操作者は第2の医用画像である超音波画像700から腫瘍像702を観察することができる。
(S205:入力部への入力を終了する工程)
第2の医用画像である超音波画像700のスライス画像の情報を得て、再び第1の医用画像に切り替えたいとき、入力部109への入力を終了する。操作者はたとえばマウスやキーボードの特定のボタンに対して継続していた押下を終了する。すなわち操作者は一つの操作を終了する。
(S206:第1の医用画像に切替表示する工程)
ステップS206において表示制御部108は、入力部109からの当該指示を示す信号の受信が終了したことに応じて、表示部110に第1の医用画像である光音響画像600のスライス画像を表示させる。入力部109からの信号が終了した際に表示されていた超音波画像700のスライス画像と対応する位置の、光音響画像600のスライス画像を、表示制御部108は表示部110に表示させる。
なお、操作者が第2の医用画像を表示部110に表示させるための一つの操作を行っている期間に当該第2の医用画像に含まれる2次元画像(スライス画像)の位置を変更していた場合の、ステップS206において表示部110に表示させる第1の医用画像の位置は、たとえば位置合わせに関する情報に基づいて行われる。第1の医用画像と第2の医用画像とは予め位置合わせされており、それぞれの座標間で対応づけられている。ステップS204で表示されたスライス画像(たとえばXY平面の2次元画像である)のスライス位置(Z軸上の位置)と対応するスライス位置(第1の医用画像のZ軸上の位置)の第1の医用画像がステップS206において表示される。
ステップS204において第2の医用画像のスライス画像の位置が変更されていた場合、ステップS205において第2の医用画像を表示させるための一つの操作を終了した後に、ステップS202と同じ第1の医用画像のスライス画像を表示してしまうと、医師にとって直前まで観察していたスライス画像と対応しないスライス画像に表示が切り替わることになる。このような場合、医師が第1の医用画像と第2の医用画像とを観察する効率が低下するおそれがある。具体例1によれば、直前まで表示部110に表示されていたスライス画像と対応する位置の、第1の医用画像のスライス画像がステップS206において表示部110に表示されるので、医師は効率よく医用画像の観察を行うことができる。
医師といった操作者は、第1の医用画像と第2の医用画像とを切り替えて表示させることにより、腫瘍像702と血管像601の情報とを容易に組み合わせて第1の及び第2の医用画像の観察を行うことができる。
[具体例2]
第1の医用画像と第2の医用画像との両方あるいはどちらか一方が投影画像である場合の具体例を示す。
図5は具体例2において表示部110に表示される画面の一例を示す図である。ここで第1の医用画像は光音響画像600の投影画像610であり、第2の医用画像は超音波画像700である。上述したように、表示部110には投影画像610と、超音波画像700に含まれるスライス画像とが切り替えて表示される。光音響画像600と超音波画像700とは位置合わせ処理が行われていることとする。
図3に例示したフローチャートの各処理を具体的に説明する。
(S200:医用画像を選択する工程)
ステップS200において画像取得部105は操作者の指示に基づいて、第1の医用画像として光音響画像600の投影画像、第2の医用画像として超音波画像700のボリュームデータを選択する。
(S201:画像処理を行う工程)
ステップS201において画像取得部105は光音響画像600に対して最大値投影処理を行い、投影画像610を生成する。光音響画像は0.1mm程度の薄いスライス画像で表示すると血管像は点状像となることがあり、この場合、血管としての繋がりがわかりにくい可能性がある。最大値投影処理により、投影画像610においてはスライス画像のそれぞれに写る血管像が統合され、血管の繋がりや形状を認識しやすくなると考えられる。
(S202:第1の医用画像を表示する工程)
ステップS202において表示制御部108は、第1の医用画像として光音響画像600の操作者指示に基づく投影範囲の投影画像610を選択して、表示部110に表示させる。操作者は任意に投影画像610の投影範囲を変更することができる。操作者は第1の医用画像である投影画像610から血管像611を観察することができる。
(S203:入力部への入力を開始する工程)
操作者は第2の医用画像である超音波画像700を表示部110に表示させたい場合、入力部109を介して、第2の医用画像を表示させる指示を情報処理装置100に入力することができる。操作者は入力部109への入力を開始し、第2の医用画像を表示させたいと考える期間中、当該入力を継続して行う。情報処理装置100は当該指示を示す信号の受信を開始する。入力部109はモーメンタリスイッチとして機能し、操作者はたとえばマウスやキーボードの特定のボタンへの押下を開始し、押下を継続する。
(S204:第2の医用画像に切替表示する工程)
ステップS204において表示制御部108は、当該指示を示す信号を受信している期間、第2の医用画像を表示部110に表示させる。すなわち、操作者が当該指示を入力している期間中、第1の医用画像から切り替わって第2の医用画像が表示部110に表示される。入力部109から当該指示を示す信号が入力されたときに表示部110に表示されていた投影画像610の投影範囲内に含まれる位置の、超音波画像700のスライス画像を、表示制御部108は表示部110に表示させる。操作者は第2の医用画像を表示中に、表示させるスライス画像の位置を任意に変更することができる。操作者は第2の医用画像である超音波画像700から腫瘍像702を観察することができる。
(S205:入力部への入力を終了する工程)
第2の医用画像である超音波画像700のスライス画像の情報を得て、再び第1の医用画像に切り替えたいとき、操作者は入力部109への入力を終了する。操作者はたとえばマウスやキーボードの特定のボタンに対して継続していた押下を終了する。
(S206:第1の医用画像に切替表示する工程)
ステップS206において表示制御部108は、入力部109からの当該指示を示す信号の受信が終了したことに応じて、表示部110に第1の医用画像である投影画像610を表示させる。入力部109からの信号が終了した際に表示されていた超音波画像700のスライス画像と対応する位置の投影範囲の投影画像610が表示部110に表示される。
医師といった操作者は、第1の医用画像と第2の医用画像とを切り替えて表示させることにより、腫瘍像702と血管像611の情報とを容易に組み合わせて第1の及び第2の医用画像の観察を行うことができる。
[具体例3]
第1の医用画像と第2の医用画像との両方が重畳画像である場合の具体例を示す。
図6は具体例3において表示部110に表示される画面の一例を示す図である。ここで第1の医用画像と第2の医用画像はそれぞれ、光音響画像と超音波画像とを重畳した重畳画像である。第1の医用画像と第2の医用画像はそれぞれ光音響画像と超音波画像との重畳における透明度が互いに異なる。
以下では、第1の医用画像は超音波画像の透明度を増加させて光音響画像と重畳した重畳画像900であり、第2の医用画像は光音響画像の透明度を増加させて超音波画像と重畳した重畳画像1000であるとする。
また、以下では第1の医用画像と第2の医用画像はともに光音響画像のスライス画像と超音波画像のスライス画像との重畳画像であるとする。なお、重畳画像にはスライス画像ではなく投影画像を用いてもよい。
図3に例示したフローチャートの各処理を具体的に説明する。
(S200:医用画像を選択する工程)
ステップS200において画像取得部105は、第1の医用画像及び第2の医用画像としてそれぞれ光音響画像と超音波画像との重畳画像を選択する。
(S201:画像処理を行う工程)
画像取得部105は、第1の医用画像として、光音響画像に対して、透明度を増加させた超音波画像を重畳した重畳画像900を生成する。また画像取得部105は、第2の医用画像として、超音波画像に対して、透明度を増加させた光音響画像を重畳した重畳画像1000を生成する。ここでは、第1の医用画像は光音響画像と超音波画像とを、80%と20%の重畳比率で重畳した重畳画像900である。また第2の医用画像は光音響画像と超音波画像とを、30%と70%の重畳比率で重畳した重畳画像1000である。
(S202:第1の医用画像を表示する工程)
ステップS202において表示制御部108は、第1の医用画像として重畳画像900に含まれるスライス画像を表示部110に表示させる。操作者は任意に、表示させる重畳画像900のスライス画像の位置を変更することができる。
また、投影画像を用いた重畳画像を表示している場合には、操作者は任意にその投影画像の投影範囲を変更することができる。
図6に示す例では、第1の医用画像は光音響画像の情報を優位に含んでおり、医師といった操作者は重畳画像900から血管像901を観察することができる。
(S203:入力部への入力を開始する工程)
操作者は第2の医用画像である重畳画像1000を表示部110に表示させたい場合、入力部109を介して、第2の医用画像を表示させる指示を情報処理装置100に入力することができる。操作者は入力部109への入力を開始し、第2の医用画像を表示させたいと考える期間中、当該入力を継続して行う。情報処理装置100は当該指示を示す信号の受信を開始する。入力部109はモーメンタリスイッチとして機能し、操作者はたとえばマウスやキーボードの特定のボタンへの押下を開始し、押下を継続する。
(S204:第2の医用画像に切替表示する工程)
ステップS204において表示制御部108は、当該指示を示す信号を受信している期間、第2の医用画像を表示部110に表示させる。すなわち、操作者が当該指示を入力している期間中、第1の医用画像から切り替わって第2の医用画像が表示部110に表示される。入力部109から当該指示を示す信号が入力されたときに表示部110に表示されていた重畳画像900のスライス画像と対応する位置の重畳画像1000のスライス画像が、表示制御部108により表示部110に表示される。操作者は第2の医用画像を表示中に、表示させるスライス画像の位置を任意に変更することができる。
また第1の医用画像が投影画像に基づく重畳画像である場合には、具体例2と同様にして当該投影画像の投影範囲に含まれる位置の重畳画像1000のスライス画像が表示部110に表示される。
図6に示す例では、第2の医用画像は超音波画像の情報を優位に含んでおり、医師といった操作者は重畳画像1000から腫瘍像1002を観察することができる。
(S205:入力部への入力を終了する工程)
第2の医用画像である重畳画像1000からの情報を得て、再び第1の医用画像に切り替えたいとき、操作者は入力部109への入力を終了する。操作者はたとえばマウスやキーボードの特定のボタンに対して継続していた押下を終了する。
(S206:第1の医用画像に切替表示する工程)
ステップS206において表示制御部108は、入力部109からの当該指示を示す信号の受信が終了したことに応じて、表示部110に第1の医用画像である重畳画像900を表示させる。入力部109からの信号が終了した際に表示されていた重畳画像1000のスライス画像と対応する位置の重畳画像900のスライス画像が表示部110に表示される。
医師といった操作者は、第1の医用画像と第2の医用画像とを切り替えて表示させることにより、腫瘍像1002と血管像901の情報とを容易に組み合わせて第1の及び第2の医用画像の観察を行うことができる。
具体例3では第1の医用画像と第2の医用画像とでともに重畳画像を用いているので、表示される医用画像を切り替えた後も、切り替える前の画像から読み取れる情報を観察できる可能性がある。たとえば第2の医用画像を観察する際に、第1の医用画像の血管像901と対応する血管像1001を操作者は観察することができる。また、第1の医用画像を観察する際に、第2の医用画像の腫瘍像1002と対応する腫瘍像902を操作者は観察することができる。
[変形例]
上述の実施形態においては、2つの医用画像の表示を切り替える場合を例に説明したが、3つ以上の医用画像の表示を切り替えるようにしてもよい。たとえば情報処理装置100は医用画像の切替パターンに応じて複数の入力部を備えていてもよい。具体的には、情報処理装置100は光音響画像と超音波画像と核磁気共鳴立体画像とを切替表示させてもよい。情報処理装置100は入力部Aから光音響画像と超音波画像との切替を指示する信号を受信し、入力部Aとは異なる入力部Bから光音響画像と核磁気共鳴画像との切替を指示する信号を受信し、入力部A及び入力部Bと異なる入力部Cから超音波画像と核磁気共鳴画像との切替を指示する信号を受信してもよい。その場合、すべての入力部から信号を受信していない場合に表示部110に表示させる医用画像の種類を予め定めておいてもよい。
上述の実施形態においては、表示制御部108が入力部109から発信される信号を受信する場合を例に説明したが、本発明はこれに限らない。たとえば情報処理装置100は表示制御部108とは異なるモジュールとして、入力部109から発信される信号を受信する受信手段(不図示)を備えてもよい。
上述の実施形態においては、第1の医用画像及び第2の医用画像の例として超音波画像や光音響画像を用いる場合を例に説明したが、これらの医用画像の組み合わせは上述の例に限られない。本発明において任意のモダリティ(撮像装置)により取得された医用情報が用いられてよく、第1の医用画像と第2の医用画像とは任意の組み合わせであってよい。モダリティは、たとえばデジタルラジオグラフィ、X線CT装置、MRI装置、SPECT装置、SPECT/CT装置、PET装置、PET/CT装置、PET/MRI装置、超音波撮像装置、光音響撮像装置、眼底カメラ、OCT装置である。上述の実施形態で例に用いた超音波画像と光音響画像との組み合わせにおいては、たとえば一つのプローブに超音波を発信する構成と光を照射する構成と、超音波(反射波ならびに音響波)を受信する構成とを備えたモダリティによりこれらの画像が得られる場合が考えられる。同一の被検体における超音波画像と光音響画像とが同じ検査において取得され、位置合わせで生じる誤差が少ないと期待される。また、超音波画像と光音響画像とでは描出される被検体内の構成に違いがあり、相補的な情報が得られると期待される。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の各実施形態における情報処理装置は、単体の装置として実現してもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組合せて上述の処理を実行する形態としてもよく、いずれも本発明の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。情報処理装置および情報処理システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
本発明の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
上述の実施形態を適宜組み合わせた形態も、本発明の実施形態に含まれる。

Claims (20)

  1. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段と、
    操作者の操作を受け付ける受付部に対して一つの操作が実行されている期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、前記受付部に対する前記一つの操作が終了すると前記第2の医用画像に替えて前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2の医用画像に含まれる2次元画像である第2の2次元画像の、前記第2の医用画像おける位置を変更する変更手段を更に有し、
    前記表示制御手段は、前記一つの操作が実行されている期間に前記変更手段により位置が変更された第2の2次元画像の位置と対応する2次元画像であって、前記第1の医用画像に含まれる第1の2次元画像を、前記一つの操作が終了した後に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の2次元画像は前記第1の医用画像のスライス画像であり、前記第2の2次元画像は前記第2の医用画像のスライス画像であり、
    前記表示制御手段は、前記変更が行われた前記第2の医用画像における被検体の方向と対応する、前記第1の医用画像における前記被検体の方向に変更された位置の前記第1の2次元画像を、前記一つの操作が終了した後に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記一つの操作が実行されている期間にのみ前記第2の医用画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付部はモーメンタリスイッチであり、前記一つの操作は前記モーメンタリスイッチの押下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記受付部は前記モーメンタリスイッチの押下に伴い信号を発信し、前記モーメンタリスイッチの押下が終了すると前記信号の発信を終了し、前記信号を前記受付部が発信している期間を前記一つの操作が実行されている期間とすることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の医用画像及び第2の医用画像は、それぞれ被検体からの音響波に基づく医用画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の医用画像と第2の医用画像との少なくともいずれか一方は3次元画像に対する最大値投影処理により得られる投影画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の医用画像と前記第2の医用画像との少なくともいずれか一方は被検体からの音響波に基づく複数の医用画像を重畳して得られる重畳画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1の医用画像は被検体に光を照射することにより得られる光音響波に基づく画像である光音響画像であり、前記第2の医用画像は被検体に照射した音響波が被検体内部で反射した反射波に基づく画像である超音波画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段と、
    前記第2の医用画像を表示部に表示させる指示を示す信号であって、操作者の一つの操作入力の行われる期間に発信される信号を受信している期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、
    前記信号を受信していない期間は前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  12. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段と、
    前記第1の医用画像と前記第2の医用画像との少なくともいずれか一方の医用画像を表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記第2の医用画像が前記表示部に表示されている期間に、前記第2の医用画像に含まれる2次元画像である第2の2次元画像の、前記第2の医用画像における位置の変更が指示された場合に、
    前記第1の医用画像に含まれる第1の2次元画像の位置を、前記変更された前記第2の医用画像における位置と対応する位置に変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  13. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段と、
    操作者の操作を受け付ける受付部に対して一つの操作が実行されている期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、前記受付部に対する前記一つの操作が終了すると前記第2の医用画像に替えて前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  14. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する取得手段と、
    前記第2の医用画像を表示部に表示させる指示を示す信号であって、操作者の一つの操作入力の行われる期間に発信される信号を受信している期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、
    前記信号を受信していない期間は前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  15. 前記操作者の操作を受け付ける受付部をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する工程と、
    操作者の操作を受け付ける受付部に対して一つの操作が実行されている期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、前記受付部に対する前記一つの操作が終了すると前記第2の医用画像に替えて前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  17. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する工程と、
    前記第2の医用画像を表示部に表示させる指示を示す信号であって、操作者の一つの操作入力の行われる期間に発信される信号を受信している期間は前記第2の医用画像を表示部に表示させ、
    前記信号を受信していない期間は前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  18. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する工程と、
    前記第1の医用画像を表示部に表示させる工程と、
    前記第2の医用画像を表示部に表示させる指示を示す信号であって、操作者の一つの操作入力の行われる期間に発信される信号を受信する工程と、
    前記信号を受信している期間に、前記第2の医用画像を前記表示部に表示させる工程と、
    前記信号の受信が終了するとともに、前記第1の医用画像を前記表示部に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  19. 第1の医用画像と第2の医用画像とを取得する工程と、
    前記第1の医用画像に含まれる第1の2次元画像を表示部に表示させる工程と、
    前記第1の2次元画像に替えて前記第2の医用画像に含まれる第2の2次元画像を前記表示部に表示させる工程と、
    前記第2の2次元画像の、前記第2の医用画像における位置の変更を受け付ける工程と、
    前記変更された位置の前記第2の2次元画像を前記表示部に表示させる工程と、
    前記第1の2次元画像の位置を、前記変更された前記第2の医用画像における位置と対応する位置に変更する工程と、
    前記変更された位置における前記第1の2次元画像を、前記第2の2次元画像に替えて前記表示部に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  20. 請求項16乃至請求項19に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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