JP2019041341A - 多視点画像符号化装置、多視点画像復号装置及びそれらのプログラム - Google Patents

多視点画像符号化装置、多視点画像復号装置及びそれらのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】立体像の品質が高く、符号化効率が優れた多視点画像符号化装置を提供する。【解決手段】多視点画像符号化装置2は、多視点画像群が入力される多視点画像群入力手段20と、デプス群が入力されるデプス群入力手段21と、多視点画像群から評価指標を算出する相関係数算出手段22と、中心の視点に近い視点の多視点画像から順番に評価指標の閾値判定を行って符号化間隔を決定する符号化間隔決定手段23と、決定した符号化間隔で多視点画像及びデプスを符号化する符号化手段24と、符号化した多視点画像及びデプスと、符号化間隔情報とを送信する送信手段25とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、多視点画像符号化装置、多視点画像復号装置及びそれらのプログラムに関する。
従来より、任意視点から視認することができる立体テレビ用の撮像・表示方式として、平面上又は球面上に配列されたレンズ群を用いて、撮像・表示するインテグラル方式が知られている。インテグラル方式の立体映像は、複数の要素画像から構成される要素画像群を用いて表現される。
要素画像群の伝送に際しては、情報量が膨大であることから、何らかの映像符号化手法を用いて、情報量を削減する必要がある(非特許文献1)。しかし、要素画像群に既存の映像符号化手法を適用した場合、既存の映像符号化手法における変換・量子化のブロック単位と、要素画像群を構成する要素画像の画素数・形状とが異なることから符号化効率が劣化する。この劣化を解決する手法として、要素画像を多視点画像群に変換してから既存の映像符号化手法を用いることが提案されている(特許文献1)。
多視点画像群の符号化手法として、大きく2つの手法が知られている。その一つは、全ての多視点画像を符号化する手法である。もう一つは、多視点画像から奥行情報画像(以下、「デプス」と表記)を生成し、一部の多視点画像及びデプスのみを符号化し、復号時に視点内挿する手法である。
後者の手法では、理想的なデプスが生成可能であれば、符号化対象とする多視点画像の数及びデプスの数が最小となるように、例えば、多視点画像群の中心及び4隅に位置する多視点画像及びデプスのみを符号化し、それ以外の多視点画像及びデプスを符号化する必要がない。そして、後者の手法では、符号化した多視点画像及びデプスを復号し、符号化しなかった多視点画像及びデプスについては、視点内挿技術を用いて補完することで立体像を復号する。
特に実写では、理想的なデプスを生成することが難しく、後者の手法を適用した場合、十分な品質で立体像を復号することができない。そこで、多視点画像群を符号化する際、符号化対象とする多視点画像の数及びデプスの数を最小とはせず、視点内挿技術で対応できる範囲にすることが考えられる。この場合、符号化対象とする多視点画像及びデプスを一定間隔、例えば、多視点画像群及びデプスを数視点おきに符号化し、符号化しなかった多視点画像及びデプスを視点内挿して補完すればよい。
特許6031260号公報
H.265/HEVC、ISO/IEC 23008−2
前記した従来技術では、多視点画像群を符号化するにあたって、符号化する多視点画像及びデプスを固定間隔で符号化する。このため、従来技術では、被写体の模様や形状が変化した場合でも固定間隔で符号化するので、その模様や形状によっては符号化対象とする多視点画像の数及びデプスの数に過不足が生じる。ここで、符号化対象とする多視点画像の数及びデプスの数が少なすぎる場合、復号した際に満足な品質の立体像を得ることができない。一方、符号化対象とする多視点画像の数及びデプスの数が多すぎる場合、必要以上に多視点画像及びデプスを符号化することとなり、符号化効率が劣化するという問題がある。
そこで、本発明は、立体像の品質が高く、符号化効率が優れた多視点画像符号化装置、多視点画像復号装置及びそれらのプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本発明にかかる多視点画像符号化装置は、2次元方向の各視点に対応する多視点画像で構成された多視点画像群と、各多視点画像の奥行を表す奥行情報画像で構成された奥行情報画像群とを符号化する多視点画像符号化装置であって、水平評価指標算出手段と、垂直評価指標算出手段と、水平符号化間隔決定手段と、垂直符号化間隔決定手段と、符号化手段と、出力手段と、を備える構成とした。
かかる多視点画像符号化装置によれば、水平評価指標算出手段は、多視点画像群又は奥行情報画像群の少なくとも一方において、予め定めた基準視点の基準画像と、基準視点から水平方向に移動した視点の水平参照画像との相関を表す評価指標を算出する。
また、垂直評価指標算出手段は、基準画像と、基準視点から垂直方向に移動した視点の垂直参照画像との相関を表す評価指標を算出する。
ここで、評価指標とは、基準画像と参照画像との空間的な相関を評価する指標であり、例えば、2次元相関係数、平均2乗誤差、ピーク信号対雑音比をあげることができる。
また、水平符号化間隔決定手段は、基準視点に近い視点の水平参照画像から順番に、水平参照画像と基準画像との評価指標の閾値を判定し、水平方向の符号化間隔を決定する。
また、垂直符号化間隔決定手段は、基準視点に近い視点の垂直参照画像から順番に、垂直参照画像と前記基準画像との評価指標の閾値を判定し、垂直方向の符号化間隔を決定する。
また、符号化手段は、水平符号化間隔決定手段及び垂直符号化間隔決定手段が決定した符号化間隔で多視点画像及び奥行情報画像を符号化する。
そして、出力手段は、符号化手段が符号化した多視点画像及び奥行情報画像と、水平方向及び垂直方向の符号化間隔を表す符号化間隔情報とを出力する。
このように、多視点画像符号化装置は、水平方向及び垂直方向のそれぞれで、基準画像と参照画像との空間的な相関を考慮して符号化間隔を決定する。
また、前記した課題に鑑みて、本発明にかかる多視点画像復号装置は、本発明にかかる多視点画像符号化装置が出力する、水平方向及び垂直方向の符号化間隔を表す符号化間隔情報を用いて、符号化間隔で符号化された多視点画像及び奥行情報画像を復号する多視点画像復号装置であって、多視点画像補間手段と、奥行情報画像補間手段と、を備える構成とした。
かかる多視点画像復号装置によれば、多視点画像補間手段は、符号化間隔で復号された多視点画像に補間処理を施し、2次元方向の各視点に対応する多視点画像で構成された多視点画像群を生成する。
また、奥行情報画像補間手段は、符号化間隔で復号された奥行情報画像に補間処理を施し、各多視点画像の奥行を表す奥行情報画像で構成された奥行情報画像群を生成する。
このように、多視点画像復号装置は、符号化されなかった視点の多視点画像及び奥行情報画像を補間処理により生成する。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本発明によれば、基準画像と参照画像との空間的な相関を考慮して符号化間隔を決定し、決定した符号化間隔で多視点画像及び奥行情報画像を符号化し、符号化しなかった視点の多視点画像及び奥行情報画像を補間処理により生成する。これにより、本発明によれば、被写体の模様や形状に応じた符号化が可能となるので、必要以上に多視点画像及び奥行情報画像を符号化することがなく、符号化効率が優れ、高品質な立体像を得ることができる。
本発明の第1実施形態にかかる立体映像表示システムの概略図である。 図1の多視点画像符号化装置及び多視点画像復号装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態において、多視点画像群及びデプス群を説明する説明図である。 第1実施形態において、多視点画像群及びデプス群の符号化間隔を説明する説明図である。 図2の多視点画像符号化装置の動作を示すフローチャートである。 図2の多視点画像復号装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる多視点画像符号化装置及び多視点画像復号装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の各実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の手段には同一の符号を付し、説明を省略した。
(第1実施形態)
[立体映像表示システムの概略]
図1を参照し、本発明の第1実施形態にかかる立体画像表示システム100の概略について説明する。
立体画像表示システム100は、立体画像を表示するものであり、図1に示すように、立体画像生成装置1と、多視点画像符号化装置2と、多視点画像復号装置3と、立体画像表示装置4とを備える。例えば、立体画像生成装置1及び多視点画像符号化装置2が放送局に配置され、多視点画像復号装置3及び立体画像表示装置4がユーザUの自宅に配置されていることとする。
立体画像生成装置1は、インテグラル方式(IP方式)で立体画像を生成するものである。ここで、立体画像生成装置1は、既知の手法により、要素画像群を多視点画像群に変換すると共に、各多視点画像のデプス(奥行情報画像)を生成する。例えば、立体画像生成装置1は、各要素画像から同一座標の画素を取得し、取得した画素をその要素画像の位置に応じて配置することで、多視点画像を生成する。また、例えば、立体画像生成装置1は、ステレオ画像や距離センサを用いて、デプスを生成する。このデプスは、多視点画像の画素毎の奥行値を表した情報である。
その後、立体画像生成装置1は、多視点画像群及びデプス群を多視点画像符号化装置2に出力する。
多視点画像符号化装置2は、立体画像生成装置1から入力された多視点画像群及びデプス群を符号化し、符号化した多視点画像群及びデプス群と、後記する符号化間隔情報とを多視点画像復号装置3に送信するものである。
多視点画像復号装置3は、多視点画像符号化装置2から符号化間隔情報と、符号化された多視点画像群及びデプス群とを受信し、受信した多視点画像群及びデプス群を復号するものである。そして、多視点画像復号装置3は、復号した多視点画像群及びデプス群を立体画像表示装置4に出力する。
なお、多視点画像符号化装置2及び多視点画像復号装置3の詳細は後記する。
立体画像表示装置4は、IP方式で立体画像を表示するものである。このとき、立体画像表示装置4は、既知の手法により、多視点画像群及びデプス群から要素画像群を生成する。例えば、立体画像表示装置4は、多視点画像及びデプスから被写体の3次元モデルを生成し、この3次元モデルから要素画像群を生成する
その後、立体画像表示装置4は、生成した要素画像群(立体画像)をユーザUに表示する。
[多視点画像符号化装置の構成]
図2を参照し、多視点画像符号化装置2の構成について説明する。
図2に示すように、多視点画像符号化装置2は、多視点画像群入力手段20と、デプス群入力手段21と、相関係数算出手段22と、符号化間隔決定手段23と、符号化手段24と、送信手段(出力手段)25とを備える。
多視点画像群入力手段20は、立体画像生成装置1等の外部から、2次元方向の各視点に対応する多視点画像で構成された多視点画像群が入力されるものである。そして、多視点画像群入力手段20は、この多視点画像群を相関係数算出手段22及び符号化手段24に出力する。
デプス群入力手段21は、立体画像生成装置1等の外部から、各多視点画像のデプスで構成されたデプス群が入力されるものである。そして、デプス群入力手段21は、このデプス群を符号化手段24に出力する。
相関係数算出手段22は、後記する評価指標を算出するものであり、水平相関係数算出手段(水平評価指標算出手段)22Hと、垂直相関係数算出手段(垂直評価指標算出手段)22Vとを備える。
水平相関係数算出手段22Hは、多視点画像群入力手段20から入力された多視点画像群において、予め定めた基準視点の基準画像と、基準視点から水平方向に移動した視点の水平参照画像との相関を表す評価指標(2次元相関係数)を算出するものである。
垂直相関係数算出手段22Vは、多視点画像群入力手段20から入力された多視点画像群において、基準画像と、基準視点から垂直方向に移動した視点の垂直参照画像との相関を表す評価指標(2次元相関係数)を算出するものである。
<評価指標の算出>
図3を参照し、相関係数算出手段22による評価指標の算出について具体的に説明する(適宜図2参照)。
図3では、各視点に対応するように多視点画像v及びデプスdを2次元方向に配列して図示した。
図3に示すように、多視点画像群Vは、2次元方向の各視点に対応する多視点画像vで構成されている。本実施形態では、多視点画像群Vは、水平方向(X軸方向)に13視点分、垂直方向(Y軸方向)に9視点分の多視点画像vで構成されている。従って、デプス群Dは、デプスd及び多視点画像vがペアとなるように、多視点画像vと同数のデプスdで構成されている。
第1実施形態では、多視点画像群V及びデプス群Dのうち、多視点画像群Vから評価指標を算出する。従って、多視点画像vが、基準画像及び参照画像として扱われる。以後、基準画像となる多視点画像を「基準多視点画像」、参照画像となる多視点画像を「参照多視点画像」とする。
また、本実施形態では、基準視点を中心の視点に設定することとする。図3に示すように、基準多視点画像vは、多視点画像群で中心視点に対応する多視点画像v、つまり、左から7番目、上から5番目の視点の多視点画像vとなる。
また、基準視点より左側に位置する視点の多視点画像vを基準視点から近い順に、水平参照多視点画像vL1,vL2,…,vLjとする。添え字jは、基準視点からの水平方向の最大視点数を表す(図3の例では、j=6)。
また、基準視点より上側に位置する視点の多視点画像vを基準視点から近い順に、垂直参照多視点画像vU1,vU2,…,vUkとする。添え字kは、基準視点からの垂直方向の最大視点数を表す(図3の例では、k=4)。
評価指標とは、2つの画像の空間的な相関を表す指標であり、例えば、以下の式(1)で定義される2次元相関係数rのことである。式(1)では、2次元相関係数rの算出対象となる2つの画像をそれぞれ画像A、画像Bとする。この画像A及び画像Bは、横m画素、縦n画素である。また、式(1)では、A ̄が画像Aの各画素の平均値を表し、B ̄が画像Bの各画素の平均値を表し、Amnが画像Aで座標(m,n)の画素の画素値を表し、Bmnが画像Bで座標(m,n)の画素の画素値を表す。
Figure 2019041341
すなわち、水平相関係数算出手段22Hは、式(1)を用いて、基準多視点画像vと水平参照多視点画像vLtとの2次元相関係数rLtを算出する。このとき、式(1)において、基準多視点画像v又は水平参照多視点画像vLtの何れか一方を画像Aをとし、他方を画像Bとする。なお、添え字tは、視点のカウンタを表す(図5)。
ここで、多視点画像群VがRGB形式の場合、G信号を用いて2次元相関係数rLtを算出し、多視点画像群VがYCbCr形式の場合、Y信号を用いて2次元相関係数rLtを算出する。
さらに、垂直相関係数算出手段22Vは、式(1)を用いて、基準多視点画像vと垂直参照多視点画像vUtとの2次元相関係数rUtを算出する。このとき、式(1)において、基準多視点画像v又は垂直参照多視点画像vUtの何れか一方を画像Aをとし、他方を画像Bとする。
その後、相関係数算出手段22は、水平相関係数算出手段22H及び垂直相関係数算出手段22Vで算出した評価指標を符号化間隔決定手段23に出力する。
図2に戻り、多視点画像符号化装置2の構成について、説明を続ける。
符号化間隔決定手段23は、相関係数算出手段22から入力された評価指標の閾値判定により符号化間隔を決定するものであり、水平符号化間隔決定手段23Hと、垂直符号化間隔決定手段23Vとを備える。
水平符号化間隔決定手段23Hは、基準視点に近い視点の水平参照多視点画像vLtから順番に、当該水平参照多視点画像vLtと基準多視点画像vとの評価指標(2次元相関係数rLt)の閾値判定を行って、水平方向の符号化間隔を決定するものである。
垂直符号化間隔決定手段23Vは、基準視点に近い視点の垂直参照多視点画像vUtから順番に、当該垂直参照多視点画像vUtと基準多視点画像vとの評価指標(2次元相関係数rUt)の閾値判定を行って、垂直方向の符号化間隔を決定するものである。
<符号化間隔の決定>
図3を参照し、符号化間隔決定手段23による符号化間隔の決定について具体的に説明する(適宜図2参照)。
水平符号化間隔決定手段23Hは、2次元相関係数rLtが閾値th未満であるか否かの閾値判定を、2次元相関係数rLtが閾値th未満になるまで、水平参照多視点画像vLtの視点を基準視点から1視点ずつ水平方向に離間させながら繰り返す。そして、水平符号化間隔決定手段23Hは、2次元相関係数rLtが閾値th未満になった場合、水平参照多視点画像vLtの視点と基準視点との間隔を、水平方向の符号化間隔として決定する。
なお、閾値thは、任意の値で予め設定しておく。
最初に、水平符号化間隔決定手段23Hは、基準視点から水平方向に1視点離れた水平参照多視点画像vL1と基準多視点画像vとの2次元相関係数rL1が閾値th未満であるか否かを判定する。
2次元相関係数rL1が閾値th未満の場合、水平符号化間隔決定手段23Hは、水平参照多視点画像vL1の視点と基準視点との間隔である1視点を、水平方向の符号化間隔として決定し、判定を終了する。
2次元相関係数rL1が閾値th未満でない場合、水平符号化間隔決定手段23Hは、以下のように、水平参照多視点画像vL2に対する処理を行う。
次に、水平符号化間隔決定手段23Hは、基準視点から水平方向に2視点離れた水平参照多視点画像vL2と基準多視点画像vとの2次元相関係数rL2が閾値th未満であるか否かを判定する。
2次元相関係数rL2が閾値th未満の場合、水平符号化間隔決定手段23Hは、水平参照多視点画像vL2の視点と基準視点との間隔である2視点を、水平方向の符号化間隔として決定し、判定を終了する。
2次元相関係数rL2が閾値th未満でない場合、水平符号化間隔決定手段23Hは、2次元相関係数rL3,…,rL5が閾値th未満になるまで、水平参照多視点画像vL3,…,vL5の順に離間させながら閾値判定を繰り返す。
ここで、閾値判定を繰り返し、多視点画像群Vにおいて、水平方向で最も遠い視点の水平参照多視点画像vL6に到った場合を考える。この場合、水平方向の符号化間隔が、基準視点と水平参照多視点画像vL6の視点との間隔を超えることがない。このため、水平符号化間隔決定手段23Hは、水平参照多視点画像vL6の視点と基準視点との間隔である6視点を、水平方向の符号化間隔として決定し、判定を終了する。
垂直符号化間隔決定手段23Vは、水平符号化間隔決定手段23Hと同様の処理を垂直方向で行う。すなわち、垂直符号化間隔決定手段23Vは、2次元相関係数rUtが閾値th未満であるか否かの閾値判定を、2次元相関係数rUtが閾値th未満になるまで、垂直参照多視点画像vUtの視点を基準視点から1視点ずつ垂直方向に離間させながら繰り返す。そして、垂直符号化間隔決定手段23Vは、2次元相関係数rUtが閾値th未満になった場合、垂直参照多視点画像vUtの視点と基準視点との間隔を、垂直方向の符号化間隔として決定する。
最初に、垂直符号化間隔決定手段23Vは、基準視点から垂直方向に1視点離れた垂直参照多視点画像vU1と基準多視点画像vとの2次元相関係数rU1が閾値th未満であるか否かを判定する。
2次元相関係数rU1が閾値th未満の場合、垂直符号化間隔決定手段23Vは、垂直参照多視点画像vU1の視点と基準視点との間隔である1視点を、垂直方向の符号化間隔として決定し、判定を終了する。
2次元相関係数rU1が閾値th未満の場合、垂直符号化間隔決定手段23Vは、2次元相関係数rU2,rU3が閾値th未満になるまで、垂直参照多視点画像vU2,vU3の順に離間させながら閾値判定を繰り返す。
ここで、閾値判定を繰り返し、多視点画像群Vにおいて、垂直方向で最も遠い視点の垂直参照多視点画像vU4に到った場合を考える。この場合、垂直方向の符号化間隔が、基準視点と垂直参照多視点画像vU4の視点との間隔を超えることがない。このため、垂直符号化間隔決定手段23Vは、垂直参照多視点画像vU4の視点と基準視点との間隔である4視点を、垂直方向の符号化間隔として決定し、判定を終了する。
その後、符号化間隔決定手段23は、水平符号化間隔決定手段23H及び垂直符号化間隔決定手段23Vで決定した符号化間隔を符号化手段24に出力する。
このように、多視点画像群Vのみを用いて符号化間隔を決定したが、この符号化間隔は、多視点画像群Vだけでなくデプス群Dにも適用される。
図2に戻り、多視点画像符号化装置2の構成について、説明を続ける。
符号化手段24は、符号化間隔決定手段23から入力された符号化間隔で多視点画像群V及びデプス群Dを符号化するものである。ここで、符号化手段24は、任意の手法(例えば、H.265/HEVC)で符号化を行うことができる。
例えば、水平方向の符号化間隔が3視点、垂直方向の符号化間隔が2視点の場合を考える。この場合、符号化手段24は、図4に示すように、基準視点の多視点画像v及びデプスdを符号化する。さらに、符号化手段24は、多視点画像v及びデプスdのそれぞれを、基準視点から数えて、水平方向で3視点間隔、垂直方向で2視点間隔で符号化する。このように、多視点画像群V及びデプス群Dを全て符号化する場合と比較して、符号化する多視点画像v及びデプスdが1/6になる。
そして、符号化手段24は、水平方向及び垂直方向の符号化間隔を表す符号化間隔情報を生成する。その後、符号化手段24は、符号化した多視点画像v及びデプスdと、生成した符号化間隔情報とを送信手段25に出力する。
なお、図4では、符号化する多視点画像v及びデプスdを太線で図示し、符号化しない多視点画像v及びデプスdを破線で図示した。また、符号化間隔が、図4に示すように、水平方向で3視点間隔、垂直方向で2視点間隔に限定されないことは言うまでもない。
送信手段25は、符号化手段24から入力された多視点画像v、デプスd及び符号化間隔情報を多視点画像復号装置3に送信するものである。ここで、送信手段25は、デジタル放送を用いて送信を行うこととする。
[多視点画像復号装置の構成]
続いて、多視点画像復号装置3の構成について説明する。
図2に示すように、多視点画像復号装置3は、受信手段30と、多視点画像復号手段31と、デプス復号手段(奥行情報画像復号手段)32と、多視点画像補間手段33と、デプス補間手段(奥行情報画像補間手段)34とを備える。
受信手段30は、多視点画像符号化装置2から多視点画像v、デプスd及び符号化間隔情報を受信するものである。そして、受信手段30は、受信した多視点画像v及び符号化間隔情報を多視点画像復号手段31に出力する。さらに、受信手段30は、受信したデプスd及び符号化間隔情報をデプス復号手段32に出力する。
多視点画像復号手段31は、受信手段30から入力された符号化間隔情報を参照し、この符号化間隔情報が示す符号化間隔で多視点画像vを復号するものである。ここで、多視点画像復号手段31は、符号化手段24と同一の手法(例えば、H.265/HEVC)で復号を行うことができる。例えば、水平方向の符号化間隔が3視点、垂直方向の符号化間隔が2視点の場合を考える。この場合、多視点画像復号手段31は、図4に示すように、基準視点の多視点画像vを復号する。さらに、多視点画像復号手段31は、基準視点から数えて、水平方向で3視点間隔、垂直方向で2視点間隔で多視点画像vを復号する。
その後、多視点画像復号手段31は、復号した多視点画像vを多視点画像補間手段33に出力する。
デプス復号手段32は、受信手段30から入力された符号化間隔情報を参照し、この符号化間隔情報が示す符号化間隔でデプスdを復号するものである。ここで、デプス復号手段32は、符号化手段24と同一の手法(例えば、H.265/HEVC)で復号を行うことができる。例えば、水平方向の符号化間隔が3視点、垂直方向の符号化間隔が2視点の場合を考える。この場合、デプス復号手段32は、図4に示すように、基準視点のデプスdを復号する。さらに、デプス復号手段32は、基準視点から数えて、水平方向で3視点間隔、垂直方向で2視点間隔でデプスdを復号する。
その後、デプス復号手段32は、復号したデプスdをデプス補間手段34に出力する。
多視点画像補間手段33は、多視点画像復号手段31から入力された多視点画像vに補間処理を施し、多視点画像群Vを生成するものである。ここで、多視点画像補間手段33は、視点内挿により、符号化されていない視点の多視点画像vを補完する。そして、多視点画像補間手段33は、生成した多視点画像群Vを立体画像表示装置4に出力する。
デプス補間手段34は、多視点画像復号手段31から入力されたデプスdに補間処理を施し、デプス群Dを生成するものである。ここで、デプス補間手段34は、視点内挿により、符号化されていない視点の多視点画像vに対応したデプスを補完する。そして、デプス補間手段34は、生成したデプス群Dを立体画像表示装置4に出力する。
[多視点画像符号化装置の動作]
図5を参照し、多視点画像符号化装置2の動作について説明する(適宜図2参照)。
図5に示すように、多視点画像符号化装置2は、カウンタtを‘1’に初期化する(ステップS1)。
水平相関係数算出手段22Hは、基準多視点画像vと水平参照多視点画像vLtとの2次元相関係数rLtを算出する(ステップS2)。
水平符号化間隔決定手段23Hは、2次元相関係数rLtが閾値th未満であるか、又は、カウンタtが最大視点数j以上であるかを判定する(ステップS3)。
ステップS3でNoの場合、水平符号化間隔決定手段23Hは、カウンタtをインクリメントし(ステップS4)、ステップS2の処理に戻る。
ステップS3でYesの場合、水平符号化間隔決定手段23Hは、カウンタtを、水平方向の符号化間隔として決定する(ステップS5)。
多視点画像符号化装置2は、カウンタtを‘1’に初期化する(ステップS6)。
垂直相関係数算出手段22Vは、基準多視点画像vと垂直参照多視点画像vUtとの2次元相関係数rUtを算出する(ステップS7)。
垂直符号化間隔決定手段23Vは、2次元相関係数rUtが閾値th未満であるか、又は、カウンタtが最大視点数k以上であるかを判定する(ステップS8)。
ステップS8でNoの場合、垂直符号化間隔決定手段23Vは、カウンタtをインクリメントし(ステップS9)、ステップS7の処理に戻る。
ステップS8でYesの場合、垂直符号化間隔決定手段23Vは、カウンタtを、垂直方向の符号化間隔として決定する(ステップS10)。
符号化手段24は、ステップS5で決定した水平方向の符号化間隔、ステップS10で決定した垂直方向の符号化間隔で多視点画像v及びデプスdを符号化する。そして、符号化手段24は、水平方向及び垂直方向の符号化間隔を表す符号化間隔情報を生成する(ステップS11)。
送信手段25は、ステップS10で符号化した多視点画像v及びデプスdと、生成した符号化間隔情報を多視点画像復号装置3に送信する(ステップS12)。
[多視点画像復号装置の動作]
図6を参照し、多視点画像復号装置3の動作について説明する(適宜図2参照)。
図6に示すように、受信手段30は、多視点画像符号化装置2から多視点画像v、デプスd及び符号化間隔情報を受信する(ステップS20)。
多視点画像復号手段31は、ステップS20で受信した符号化間隔情報を参照し、この符号化間隔情報が示す符号化間隔で多視点画像vを復号する。
また、デプス復号手段32は、ステップS20で受信した符号化間隔情報を参照し、この符号化間隔情報が示す符号化間隔でデプスdを復号する(ステップS21)。
多視点画像補間手段33は、ステップS21で復号した多視点画像vに視点内挿処理を施す。
また、デプス補間手段34は、ステップS21で復号したデプスdに視点内挿処理を施す(ステップS22)。
[作用・効果]
以上のように、本発明の第1実施形態に係る立体画像表示システム100は、多視点画像vの空間的な相関を考慮して符号化間隔を決定し、決定した符号化間隔で多視点画像v及びデプスdを符号化し、符号化しなかった視点の多視点画像v及びデプスdを視点内挿により生成する。これにより、立体画像表示システム100では、被写体の模様や形状に応じた符号化が可能となるので、必要以上の多視点画像v及びデプスdを符号化することがなく、符号化効率が優れ、高品質な立体像を得ることができる。
(第2実施形態)
図1を参照し、本発明の第2実施形態にかかる立体画像表示システム100Bについて、第1実施形態と異なる点を説明する。
第1実施形態では、多視点画像群から2次元相関係数を求めることとして説明した。これに対し、第2実施形態では、デプス群から2次元相関係数を求める点が、第1実施形態と異なる。
図1に示すように、立体画像表示システム100Bは、立体画像生成装置1と、多視点画像符号化装置2Bと、多視点画像復号装置3と、立体画像表示装置4とを備える。
なお、多視点画像符号化装置2B以外の各装置は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
[多視点画像符号化装置の構成]
図7を参照し、多視点画像符号化装置2Bの構成について説明する。
図7に示すように、多視点画像符号化装置2Bは、多視点画像群入力手段20Bと、デプス群入力手段21Bと、相関係数算出手段22Bと、符号化間隔決定手段23と、符号化手段24と、送信手段25とを備える。
なお、符号化間隔決定手段23、符号化手段24及び送信手段25は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
多視点画像群入力手段20Bは、立体画像生成装置1等の外部から多視点画像群が入力されるものである。そして、多視点画像群入力手段20Bは、この多視点画像群を符号化手段24に出力する。
デプス群入力手段21Bは、立体画像生成装置1等の外部からデプス群が入力されるものである。そして、デプス群入力手段21Bは、このデプス群を相関係数算出手段22B及び符号化手段24に出力する。
相関係数算出手段22Bは、デプス群から評価指標をするものであり、水平相関係数算出手段(水平評価指標算出手段)22BHと、垂直相関係数算出手段(垂直評価指標算出手段)22BVとを備える。
水平相関係数算出手段22BHは、デプス群入力手段21Bから入力されたデプス群において、予め定めた基準視点の基準画像と、基準視点から水平方向に移動した視点の水平参照画像との相関を示す評価指標(2次元相関係数)を算出するものである。
垂直相関係数算出手段22BVは、デプス群入力手段21Bから入力されたデプス群において、基準画像と、基準視点から垂直方向に移動した視点の垂直参照画像との相関を示す評価指標(2次元相関係数)を算出するものである。
すなわち、第2実施形態では、多視点画像群及びデプス群のうち、デプス群Dから評価指標を算出する。従って、デプスが、基準画像及び参照画像として扱われる。
なお、水平相関係数算出手段22BH及び垂直相関係数算出手段22BVは、評価指標の算出方法などが第1実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
[作用・効果]
以上のように、本発明の第2実施形態に係る立体画像表示システム100Bは、デプスの空間的な相関を考慮して符号化間隔を決定する。これにより、立体画像表示システム100Bは、第1実施形態と同様、符号化効率が優れ、高品質な立体像を得ることができる。
(変形例)
以上、本発明の各実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した各実施形態では、評価指標の算出及び閾値判定の際、水平方向で左側、垂直方向で上側に視点を離間させることとして説明したが、本発明では、視点を左右上下の何れの方向に離間させてもよい。
例えば、水平方向で右側、垂直方向で下側に視点を離間させてもよい。
また、基準視点に対して、水平方向で左右両側、垂直方向で上下両側の参照画像を用いてもよい。この場合、水平方向及び垂直方向のそれぞれにおいて、基準視点からの同一間隔となる2視点分の参照画像から評価指標を求め、2つの評価指標の平均値で閾値判定を行ってもよい。
前記した各実施形態では、評価指標として、2次元相関係数を算出することとして説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、評価指標として、平均2乗誤差(MSE:Mean Squared Error)、又は、ピーク信号対雑音比(PSNR:Peak Signal-to-noise Ratio)を算出してもよい。この場合、評価指標の種類に応じて、閾値を適切な値に予め設定することが好ましい。
前記した各実施形態では、RGB形式であればG信号、YCbCr形式であればY信号を用いて、評価指標を算出することとして説明したが、本発明は、これに限定されない。
例えば、RGB形式の場合、R信号のみ、又は、B信号のみを用いて、評価指標を算出してもよい。さらに、R信号、G信号、B信号のうち、何れか2種類以上を用いて各信号の評価指標を算出し、その平均値から符号化間隔を決定してもよい。
例えば、YCbCr形式の場合、Cb信号のみ、又は、Cr信号のみを用いて、評価指標を算出してもよい。さらに、Y信号、Cb信号、Cr信号のうち、何れか2種類以上を用いて各信号の評価指標を算出し、その平均値から符号化間隔を決定してもよい。
前記した各実施形態では、多視点画像群又はデプス群の一方から評価指標を算出することとして説明したが、本発明は、これに限定されない。すなわち、本発明は、多視点画像群又はデプス群の両方から評価指標を算出し、多視点画像群から算出した評価指数により多視点画像群の符号化間隔を決定し、デプス群から算出した評価指数によりデプス群の符号化間隔を決定してもよい。
前記した各実施形態では、同一時刻の多視点画像群又はデプス群で構成された静止画であることとして説明したが、時間方向に連続した多視点画像群又はデプス群からなる動画像であってもよい。
前記した各実施形態では、出力手段が、デジタル放送を用いる送信手段であることとして説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、出力手段は、ネットワークを介して、多視点画像、デプス及び符号化間隔情報を多視点画像復号装置に出力(送信)できる。さらに、出力手段がストレージ装置に多視点画像、デプス及び符号化間隔情報を出力(蓄積)し、多視点画像復号装置がストレージ装置からこれら情報を読み出してもよい。
前記した実施形態では、多視点画像符号化装置及び多視点画像復号装置のそれぞれを独立したハードウェアとして説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明は、コンピュータが備えるCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、前記した多視点画像符号化装置及び多視点画像復号装置として協調動作させるプログラムで実現することもできる。これらのプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
1 立体画像生成装置
2,2B 多視点画像符号化装置
20,20B 多視点画像群入力手段
21,21B デプス群入力手段
22,22B 相関係数算出手段
22H,22BH 水平相関係数算出手段(水平評価指標算出手段)
22V,22BV 垂直相関係数算出手段(垂直評価指標算出手段)
23 符号化間隔決定手段
23H 水平符号化間隔決定手段
23V 垂直符号化間隔決定手段
24 符号化手段
25 送信手段(出力手段)
3 多視点画像復号装置
30 受信手段
31 多視点画像復号手段
32 デプス復号手段(奥行情報画像復号手段)
33 多視点画像補間手段
34 デプス補間手段(奥行情報画像補間手段)
4 立体画像表示装置
100,100B 立体画像表示システム

Claims (7)

  1. 2次元方向の各視点に対応する多視点画像で構成された多視点画像群と、各多視点画像の奥行を表す奥行情報画像で構成された奥行情報画像群とを符号化する多視点画像符号化装置であって、
    前記多視点画像群又は前記奥行情報画像群の少なくとも一方において、予め定めた基準視点の基準画像と、前記基準視点から水平方向に移動した視点の水平参照画像との相関を表す評価指標を算出する水平評価指標算出手段と、
    前記基準画像と、前記基準視点から垂直方向に移動した視点の垂直参照画像との相関を表す評価指標を算出する垂直評価指標算出手段と、
    前記基準視点に近い視点の水平参照画像から順番に、当該水平参照画像と前記基準画像との評価指標の閾値を判定し、水平方向の符号化間隔を決定する水平符号化間隔決定手段と、
    前記基準視点に近い視点の垂直参照画像から順番に、当該垂直参照画像と前記基準画像との評価指標の閾値を判定し、垂直方向の符号化間隔を決定する垂直符号化間隔決定手段と、
    前記水平符号化間隔決定手段及び前記垂直符号化間隔決定手段が決定した符号化間隔で前記多視点画像及び前記奥行情報画像を符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段が符号化した多視点画像及び奥行情報画像と、前記水平方向及び前記垂直方向の符号化間隔を表す符号化間隔情報とを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする多視点画像符号化装置。
  2. 前記水平符号化間隔決定手段は、
    前記水平参照画像と前記基準画像との評価指標が予め設定した閾値未満であるか否かの閾値判定を、当該評価指標が前記閾値未満になるまで、前記水平参照画像の視点を前記基準視点から1視点ずつ水平方向に離間させながら繰り返し、
    当該評価指標が前記閾値未満になった場合、前記水平参照画像の視点と前記基準視点との間隔を、前記水平方向の符号化間隔として決定し、
    前記垂直符号化間隔決定手段は、
    前記垂直参照画像と前記基準画像との評価指標が前記閾値未満であるか否かの閾値判定を、当該評価指標が前記閾値未満になるまで、前記垂直参照画像の視点を前記基準視点から1視点ずつ垂直方向に離間させながら繰り返し、
    当該評価指標が前記閾値未満になった場合、前記垂直参照画像の視点と前記基準視点との間隔を、前記垂直方向の符号化間隔として決定することを特徴とする請求項1に記載の多視点画像符号化装置。
  3. 前記水平評価指標算出手段及び前記垂直評価指標算出手段は、前記評価指標として、2次元相関係数、平均2乗誤差、ピーク信号対雑音比の何れかを算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多視点画像符号化装置。
  4. 請求項1に記載の多視点画像符号化装置が出力する、前記水平方向及び前記垂直方向の符号化間隔を表す符号化間隔情報を用いて、前記符号化間隔で符号化された多視点画像及び奥行情報画像を復号する多視点画像復号装置であって、
    前記符号化間隔で復号された多視点画像に補間処理を施し、2次元方向の各視点に対応する多視点画像で構成された多視点画像群を生成する多視点画像補間手段と、
    前記符号化間隔で復号された奥行情報画像に補間処理を施し、各多視点画像の奥行を表す奥行情報画像で構成された奥行情報画像群を生成する奥行情報画像補間手段と、
    を備えることを特徴とする多視点画像復号装置。
  5. 前記多視点画像符号化装置から、前記符号化間隔情報と、符号化された前記多視点画像及び前記奥行情報画像を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した符号化間隔情報を参照し、前記符号化間隔で前記多視点画像を復号する多視点画像復号手段と、
    前記受信手段が受信した符号化間隔情報を参照し、前記符号化間隔で前記奥行情報画像を復号する奥行情報画像復号手段と、をさらに備え、
    前記多視点画像補間手段は、前記多視点画像復号手段が復号した多視点画像に補間処理を施し、
    前記奥行情報画像補間手段は、前記奥行情報画像復号手段が復号した奥行情報画像に補間処理を施すことを特徴とする請求項4に記載の多視点画像復号装置。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の多視点画像符号化装置として機能させるための多視点画像符号化プログラム。
  7. コンピュータを、請求項4又は請求項5に記載の多視点画像復号装置として機能させるための多視点画像復号プログラム。
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