JP2019040475A - 人流予測装置、システムおよびプログラム - Google Patents

人流予測装置、システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動的に更新される適切な人流予測モデルに基づいて将来の人流データを予測できるようにする。
【解決手段】データ取得部111の制御の下、センサ2のうちの人流センサ、センサ2のうちの外部センサ、およびBEMS3からそれぞれ、対象空間内の対象区画に係る人流データ、外部データ、およびBEMSデータが取得される。人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、対象区画に係る過去の所定期間に取得された人流データと、過去の所定期間に取得された外部データおよびBEMSデータとに基づいて、人流予測モデルが学習される。その後、人流データ予測部1123の制御の下、学習された人流予測モデルと、取得された人流データと、取得された外部データおよびBEMSデータとに基づいて、対象区画に係る将来の人流データが予測される。人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、上記人流予測モデルは動的に更新される。
【選択図】図1

Description

この発明は、過去の人流等のデータに基づいて将来の人流等を予測する人流予測装置、システムおよびプログラムに関する。
従来、ビルやテーマパーク、商店街等がある空間(以下、対象空間と称する)において、任意の地点(以下、計測地点と称する)の人の流れ(以下、人流と称する)や通行量を把握して、対象空間内のレイアウト等の設計や空調等の設備の最適運用に生かそうという試みが成されている。
人流および通行量(以下、人流と通行量を合わせ人流等と称する)を計測する手段としては、カメラによる撮像を利用する手段(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)、レーザによる点群を用いる手段(レーザレンジファインダ、レンジスキャナ、レーザスキャナ、以下、総称しLRFと称する)(例えば、非特許文献1を参照)、あるいは、赤外線センサを用いる手段(例えば、非特許文献2を参照)等が提案されている。
また、計測した人流等から計測時点以降の人流等を予測する技術としては、エレベータと群衆行動モデルとを組み合わせて人流等を予測する技術(例えば、特許文献3を参照)、対象空間の人流等と相関がある他の空間の人流等をもって対象空間の人流等の予測に代える技術(例えば、特許文献4を参照)、あるいは、群衆行動モデルのような何らかの予測に用いるモデルを曜日・時間帯毎のみで分類し静的に構築して利用する技術(例えば、特許文献5を参照)等が提案されている。
特許第4931895号 特許第5856456号 特許第4228862号 特開2011−231946号公報 特許第5769860号
和田悠佑,中村嘉隆,東野輝夫,"障害物の存在する空間におけるレンジスキャナを用いた人流モデル化手法の提案,"マルチメディア,分散,強調とモバイル(DICOMO2011)シンポジウム,pp.1183-1192,2011. 秦淑彦,赤田紘基,吉川尚志,角知昭,焦電型赤外線センサによる廊下での通行判定方式,情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI),Vol. 2016-UBI-4,pp.1-6,2016.
ところが、特許文献3に記載されるような技術は、計測地点で計測された人物の数を対象区域毎に割り振るものであり、例えば商業施設の営業開始前であって人流等の計測が未だなされていない時点では営業時間内の人流等を予測することができない。すなわち、人流等を予測することができるのは、直前に計測されたデータが存在する場合に限られる。同様に、時間が離れた将来の人流等を予測することはできない。
そもそも、特許文献3に記載されるような、昇降機など特定の機器の利用者数のみを予測に用いる方法は、例えばエレベータがほとんど利用されない低層の施設には適用できないように、適用可能な施設が制限されてしまうという問題もあった。
また、特許文献4に記載されるような技術では、例えば商業施設の営業開始の前後のような人流等が大きく変化するような状況においては、営業開始前の周辺空間のように人物の数が少ない時点のデータをもって営業開始後の混雑時間帯の人流等を予測したとしても、その予測値は精度が低いものとなってしまう。
また、特許文献5に記載されるような技術では、人流等に影響を及ぼす何らかの変動があるような状況においては、静的に構築されたモデルを使用して、長期間にわたる将来の人流等を安定して正確に予測することは事実上不可能になる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、動的に更新される適切な人流予測モデルに基づいて将来の人流データを予測できる人流予測装置、システムおよびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するためにこの発明の第1の態様は、人が通行する対象空間において、当該対象空間内の対象区画に係る人流データを予測する人流予測装置であって、過去の人流データから将来の人流データを予測するための人流予測モデルを記憶する記憶媒体と、前記対象区画に係る人流データを取得するデータ取得部と、前記人流予測モデルと、前記取得された人流データとに基づいて、前記対象区画に係る将来の人流データを予測する人流データ予測部と、前記取得された人流データを少なくとも用いて、前記人流予測モデルを動的に更新する人流予測モデル学習機能部とを備えるようにしたものである。
この発明の第2の態様は、前記データ取得部が、前記対象空間に関係する物理現象を表す情報およびイベントの実施状況を表す情報の少なくとも一方を含む外部データと、前記対象空間内の施設におけるエネルギ管理に関するエネルギ管理データとのうちの少なくとも一方を、さらに取得し、前記人流予測モデル学習機能部が、前記対象区画に係る過去の所定期間に取得された人流データと、前記過去の所定期間に取得された前記外部データおよび前記エネルギ管理データの少なくとも一方とに基づいて前記人流予測モデルを学習し、前記人流データ予測部が、前記学習された人流予測モデルと、前記取得された人流データと、前記取得された前記外部データおよび前記エネルギ管理データの少なくとも一方とに基づいて、前記対象区画に係る将来の人流データを予測するようにしたものである。
この発明の第3の態様は、前記人流予測モデル学習機能部が、前記取得された前記対象区画に係る人流データを用いて、教師あり学習により前記人流予測モデルを動的に更新するようにしたものである。
この発明の第4の態様は、前記人流予測装置が、前記取得された前記対象区画に係る人流データが示す値と、当該人流データが取得された時刻について前記対象区画に係り予め予測されている人流データが示す値との差異を計算する差異計算部をさらに備え、前記人流予測モデル学習機能部が、前記計算された差異の値が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記時刻までの期間に取得された少なくとも人流データに基づいて前記人流予測モデルを学習し直すようにしたものである。
この発明の第5の態様は、前記人流予測装置が、前記データ取得部によって取得されたデータから、当該データの特徴量を計算し、当該計算された特徴量と前記取得された人流データとの相関を表す値を用いた統計的分析処理を実行することによって、所定の条件を満たす特徴量を選択する変数自動選択部をさらに備え、前記人流予測モデル学習機能部が、前記選択された特徴量を、将来の人流データを予測するための説明変数として使用する前記人流予測モデルを学習するようにしたものである。
この発明の第6の態様は、前記人流予測モデル学習機能部が、前記対象区画に係る過去の人流データから算出可能な前記対象空間に係る全体通行量を表すデータをもとに、前記対象空間に係る将来の全体通行量を表すデータを予測する前記人流予測モデルを学習し、前記人流予測装置が、前記全体通行量を表すデータと前記対象区画に係る人流データとの関係を表す関係モデルを教師あり学習により生成する補完機能部をさらに備え、前記人流データ予測部が、前記人流予測モデルに基づいて前記対象空間に係る将来の全体通行量を予測し、前記関係モデルと、前記予測された前記対象空間に係る将来の全体通行量とに基づいて、前記対象区画に係る将来の人流データを予測するようにしたものである。
この発明の第1の態様によれば、対象区画に係る人流データが取得され、動的に更新される人流予測モデルと、取得された人流データとに基づいて、対象区画に係る将来の人流データが予測される。当該人流予測モデルは、取得された人流データを少なくとも用いて動的に更新される。このように、動的に更新される適切な人流予測モデルを利用することにより、将来の人流等を長期間安定して正確に予測することが可能となる。また、適切な人流予測モデルを利用することにより、例えば、施設の営業時間外等を挟むような人流等に不連続性がある時期を含む期間、例えば1日〜数週間の期間であっても、人流等を予測することが可能となる。
この発明の第2の態様によれば、対象空間に関係する物理現象を表す情報およびイベントの実施状況を表す情報の少なくとも一方を含む外部データと、対象空間内の施設におけるエネルギ管理に関するエネルギ管理データとのうちの少なくとも一方がさらに取得される。上記人流予測モデルは、対象区画に係る過去の所定期間に取得された人流データと、過去の所定期間に取得された外部データおよびエネルギ管理データの少なくとも一方とに基づいて学習されたものであり、当該学習された人流予測モデルと、取得された人流データと、取得された外部データおよびエネルギ管理データの少なくとも一方とに基づいて、対象区画に係る将来の人流データが予測される。このように、所定の区画の人流等に大きな影響を及ぼし得る、例えば、複合商業施設における、a)施設内で開催されるイベント等、b)施設内店舗の入れ替え、c)季節商品の物販等、あるいは、公共交通機関に直結する施設等における、d)交通網の遅延や臨時便の状況、e)屋外の天候等のように、さまざまな外的要因による影響を考慮に入れて学習された人流予測モデルを利用することにより、これらの外的要因による影響を考慮に入れて将来の人流等を予測することが可能となる。
この発明の第3の態様によれば、取得された対象区画に係る人流データを用いて、教師あり学習により人流予測モデルが動的に更新される。このため、さまざまな外的要因による影響を受けることにより人流予測モデルによる予測の精度が徐々に落ちる場合でも、適当な回数の更新を踏まえることにより、人流予測モデルを、外的要因による影響も反映させたものへとその都度更新することができ、当該人流予測モデルを利用することによって引き続き将来の人流等の予測を精度良く行なうことができる。
この発明の第4の態様によれば、上記取得された上記対象区画に係る人流データが示す値と、当該人流データが取得された時刻について対象区画に係り予め予測されている人流データが示す値との差異が計算される。計算された差異の値が予め定められた閾値よりも大きい場合に、上記時刻までの期間に取得された少なくとも人流データに基づいて人流予測モデルが学習し直される。このため、人流等の予測値が現実の事象から大きく乖離した場合に、現在使用するのに適切な人流予測モデルを学習し直すことができる。
この発明の第5の態様によれば、取得されたデータから、当該データの特徴量が計算され、当該計算された特徴量と上記取得された人流データとの相関を表す値を用いた統計的分析処理が実行されることによって、所定の条件を満たす特徴量が選択される。上記人流予測モデルは、選択された特徴量を、将来の人流データを予測するための説明変数として使用するものとして学習されたものである。このため、人流等を予測するために、取得されたデータから、人流等の予測の精度向上に寄与する説明変数を選択することが可能となる。
この発明の第6の態様によれば、上記人流予測モデルは、対象区画に係る過去の人流データから算出可能な上記対象空間に係る全体通行量を表すデータをもとに、上記対象空間に係る将来の全体通行量を表すデータを予測するものであり、当該人流予測モデルに基づいて対象空間に係る将来の全体通行量が予測される。教師あり学習により生成された、対象空間に係る全体通行量を表すデータと対象区画に係る人流データとの関係を表す関係モデルと、上記予測された対象空間に係る将来の全体通行量とに基づいて、対象区画に係る将来の人流データが予測される。このため、例えば、対象区画のセンサが故障等により正常に動作しない場合においても対象区画に係る将来の人流等を継続して予測することが可能となる。また、人流センサの計測精度が低いような場合にも、全体通行量を経由しないで将来の人流データを予測する場合と比較して、精度が向上した将来の人流データの予測が可能となる。
すなわちこの発明によれば、動的に更新される適切な人流予測モデルに基づいて将来の人流データを予測できる人流予測装置、システムおよびプログラムを提供することができる。
この発明の第1の実施形態に係る人流予測装置の機能構成を示すブロック図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、初期状態における人流予測処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、初期状態における人流予測処理の一例を示すフロー図。 図1に示した記憶ユニットに記憶されるセンサデータテーブルの一例を示す図。 図1に示した制御ユニットによって実行される人流予測モデル学習処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される人流予測モデル学習処理の一例を示すフロー図。 図1に示した記憶ユニットに記憶される人流予測モデルテーブルの一例を示す図。 図1に示した制御ユニットによって実行される人流予測モデル更新処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される人流予測モデル更新処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、学習された人流予測モデルに基づく人流予測処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される関係モデル学習処理の一例を示すフロー図。 図1に示した記憶ユニットに記憶される関係モデルテーブルの一例を示す図。 図1に示した制御ユニットによって実行される関係モデル更新処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される関係モデル更新処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、関係モデルに基づく人流予測処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、関係モデルに基づく人流予測処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される変数自動選択処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、誤差拡大時の人流予測モデル再学習処理の一例を示すフロー図。 図1に示した制御ユニットによって実行される、誤差拡大時の人流予測モデル再学習処理の一例を示すフロー図。
以下、図面を参照してこの発明に係る実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、この発明の第1の実施形態に係る人流予測装置1の機能構成を示すブロック図である。図1に図示される人流予測装置1は、人が通行する施設等の対象空間において、当該対象空間内に存在する1以上の対象区画毎に、当該対象区画に出入りする人流や通行量等の人流等を表す人流データに基づいて、将来の人流データを予測することができる。
センサ2は、対象区画に係る人流データを取得する人流センサと、対象空間に関係する外部データを取得する外部センサとを含んでいる。人流データは、例えば、カメラによる撮像や、レーザによる点群や、赤外線センサ等を用いて取得するものとする。外部データは、例えば、対象空間内または対象空間周辺の、代表点の温度、気温、風速、気圧、降水量、無線アクセスポイントの電波強度データ等の物理現象を表す情報である。なお、外部データは、対象空間に関係する物理現象を表す情報を含むものに限定されず、例えば、対象空間周辺の公共交通機関の特別運行情報等のデータや、対象空間に関係するイベントの実施状況を表す情報等を含むものであってもよい。
ビルエネルギ管理システム(BEMS)3は、例えば、対象空間内の空調の設定温度、ファンコイルユニット(以下、FCUと称する)の電源状態、FCUの熱源のバルブ開度、使用水量、消費電力量等を表すBEMSのデータである、BEMSデータを取得する。なお、以下ではBEMSデータを用いて人流予測処理を実行する例を説明するが、対象空間内の他の施設におけるエネルギ管理に関するエネルギ管理データを用いて人流予測処理を実行するようにしてもよい。
本実施形態に係る人流予測装置1は、制御ユニット11と、記憶ユニット12と、外部インタフェースユニット13と、入出力インタフェースユニット14とを備えている。
外部インタフェースユニット13は、例えば1つ以上の有線または無線の通信インタフェースユニットを含み、センサ2に含まれる人流センサから対象区画に係る人流データを、センサ2に含まれる外部センサから対象空間に関係する外部データを、BEMS3からBEMSデータを取得し、取得された人流データ、外部データ、およびBEMSデータを制御ユニット11へ入力する。
入出力インタフェースユニット14は、例えば、キーボードやマウス等を含む入力部4により入力された操作信号等を制御ユニット11へ入力するとともに、制御ユニット11から出力された表示データを表示部5に表示させる。
記憶ユニット12は、記憶媒体としてHDD(Hard Disc Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の随時書き込みおよび読み出しが可能な不揮発メモリを使用したものであり、本実施形態を実現するために使用される記憶領域として、センサデータテーブル記憶部121と、人流予測モデルテーブル記憶部122と、補助的な関係モデルテーブル記憶部123と、人流予測データ記憶部124とを備えている。
センサデータテーブル記憶部121は、人流データ、外部データ、およびBEMSデータ、ならびに、予測された将来の人流データを記憶させるために使用される。
人流予測モデルテーブル記憶部122は、過去の人流データから将来の人流データを予測するための人流予測モデルを記憶させるために使用される。
関係モデルテーブル記憶部123は、例えば対象空間への入場者数または出場者数またはその両方である全体通行量を表すデータと対象区画に係る人流データとの関係を表す関係モデルを記憶させるために使用される。
人流予測データ記憶部124は、予測された将来の人流データを記憶させるために使用される。人流予測データ記憶部124に記憶される、予測された将来の人流データは、例えば、順次、センサデータテーブル記憶部121に移動される。なお、予測された将来の人流データは、センサデータテーブル記憶部121に直接記憶させるようにして、記憶ユニット12が人流予測データ記憶部124を備えないものとしてもよい。
制御ユニット11は、CPU(Central Processing Unit)を含み、本実施形態における処理機能を実行するために、データ取得部111と、人流予測部112と、変数自動選択部113と、出力部114とを備えている。
データ取得部111は、人流データ取得部1111と、外部データ取得部1112と、BEMSデータ取得部1113と、差異計算部1114とを備えている。
人流データ取得部1111は、センサ2のうちの人流センサから対象区画に係る人流データを外部インタフェースユニット13を介して取得し、取得された人流データを記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる処理を実行する。
外部データ取得部1112は、センサ2のうちの外部センサから対象空間に関係する外部データを外部インタフェースユニット13を介して取得し、取得された外部データを記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる処理を実行する。
BEMSデータ取得部1113は、BEMS3からBEMSデータを外部インタフェースユニット13を介して取得し、取得されたBEMSデータを記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる処理を実行する。
差異計算部1114は、取得された対象区画に係る人流データを受け取り、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶される、当該人流データが取得された時刻について対象区画に係り予め予測されている人流データを読み出す処理を実行する。その後、差異計算部1114は、取得された対象区画に係る人流データが示す値と、当該人流データが取得された時刻について対象区画に係り予め予測されている人流データが示す値との差異を計算する処理を実行する。
人流予測部112は、人流予測モデル学習機能部1121と、補助的な測定器補完機能部1122と、人流データ予測部1123とを備えている。
人流予測モデル学習機能部1121は、学習された人流予測モデルに基づく人流予測処理に先立つ人流予測モデル学習モードにおいて、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶される、過去の所定期間に取得された対象区画に係る人流データと外部データとBEMSデータとを読み出し、読み出された、過去の所定期間に取得された対象区画に係る人流データと外部データとBEMSデータとに基づいて、過去の人流データから将来の人流データを予測するための人流予測モデルを学習し、学習された人流予測モデルを記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶させる処理を実行する。なお、上記所定期間は任意の期間でありオペレータが設定してもよい。
人流予測モデル学習機能部1121は、人流予測モデル学習モードにおいて人流予測モデルが構築された後に、取得された対象区画に係る人流データを受け取り、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶される人流予測モデルを読み出し、当該取得された人流データを用いて、読み出された人流予測モデルを教師あり学習により動的に更新し、更新された人流予測モデルを記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶させる処理を実行する。
人流予測モデル学習機能部1121は、差異計算部1114において計算された、取得された対象区画に係る人流データが示す値と、当該人流データが取得された時刻について対象区画に係り予め予測されている人流データが示す値との差異の値が、予め定められた閾値よりも大きいとの情報を受け取ると、当該人流データが取得された時刻までの期間に取得された人流データと外部データとBEMSデータとに基づいて、人流予測モデルを学習し直し、学習し直された人流予測モデルを記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶させる処理を実行する。
人流データ予測部1123は、人流データ予測モードにおいて、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶される人流予測モデルを読み出し、読み出された人流予測モデルに基づいて、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶される人流データと外部データとBEMSデータとから対象区画に係る将来の人流データの予測に使用されるデータを読み出す処理を実行する。その後、人流データ予測部1123は、読み出された人流予測モデルと、読み出されたデータとに基づいて、対象区画に係る将来の人流データを予測し、予測された人流データを記憶ユニット12の人流予測データ記憶部124に記憶させる処理を実行する。なお、当該予測処理は、例えば、入出力インタフェースユニット14を介して入力部4により入力される操作信号等に応じて実行されるようにしてもよい。
変数自動選択部113は、データ取得部111によって取得されたデータから、当該データの特徴量を計算し、当該計算された特徴量と取得された人流データとの相関を表す値を用いた統計的分析処理を実行することによって、所定の条件を満たす特徴量を選択する処理を実行する。その後、人流予測モデル学習機能部1121は、上記人流予測モデルとして、上記選択された特徴量を、将来の人流データを予測するための説明変数として使用する人流予測モデルを学習する処理を実行することができる。
出力部114は、記憶ユニット12の人流予測データ記憶部124に記憶される、上記予測された対象区画に係る将来の人流データを読み出し、読み出された人流データを入出力インタフェースユニット14を介して表示部5に出力して、当該データの情報を表示させる処理を実行する。
測定器補完機能部1122は、例えば、上記人流予測モデルが、過去の人流データから将来の人流データを予測するために、対象区画に係る過去の人流データから算出可能な対象空間に係る全体通行量を表すデータをもとに、対象空間に係る将来の全体通行量を表すデータを予測するためのものであるような場合に利用されるものである。
そのような人流予測モデルを用いる場合、測定器補完機能部1122は、学習された人流予測モデルに基づく人流予測処理に先立つ関係モデル学習モードにおいて、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶される、過去の所定期間に取得された対象区画に係る人流データと外部データとBEMSデータとを読み出し、読み出された、過去の所定期間に取得された対象区画に係る人流データと外部データとBEMSデータとに基づいて、上記全体通行量を表すデータと対象区画に係る人流データとの関係を表す関係モデルを教師あり学習により生成し、生成された関係モデルを記憶ユニット12の関係モデルテーブル記憶部123に記憶させる処理を実行する。なお、上記所定期間は任意の期間でありオペレータが設定してもよい。また、測定器補完機能部1122は、人流予測モデル学習機能部1121と同様に、記憶ユニット12の関係モデルテーブル記憶部123に記憶される関係モデルを更新および学習し直す処理を実行することができる。
このような場合に、人流データ予測部1123は、人流データ予測モードにおいて、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶される人流予測モデルを読み出し、読み出された人流予測モデルに基づいて対象空間に係る将来の全体通行量を予測する。その後、人流データ予測部1123は、記憶ユニット12の関係モデルテーブル記憶部123に記憶される関係モデルを読み出し、読み出された関係モデルと、上記予測された対象空間に係る将来の全体通行量とに基づいて、対象区画に係る将来の人流データを予測する処理を実行する。
(動作)
次に、以上のように構成された人流予測装置1の動作を説明する。
(1)初期状態における人流データ予測処理
本発明の人流予測装置1では、学習された人流予測モデルに基づいて将来の人流データを予測する処理を実行するが、例えば、人流予測モデルが学習される前には、以下に説明するような、予め定められた人流予測モデルに基づいて将来の人流データを予測する処理を実行するようにしてもよい。
図2A,2Bは、図1に示した制御ユニット11によって実行される、予め定められた人流予測モデルに基づく将来の人流データの予測処理の一例を示すフロー図である。なお、図2AのステップS101からステップS103までのセンサデータ記憶処理と、図2BのステップS104からステップS107までの人流データ予測処理とを、連続的なフローとして図示および説明しているが、上記人流データ予測処理は、上記センサデータ記憶処理とは関係なく任意のタイミングで実行することができる。例えば、上記人流データ予測処理は、オペレータによって要求された任意のタイミングで実行されるものであってもよい。
最初に、ステップS101において、センサ2のうちの人流センサが、人が通行する対象空間内の当該センサの対象区画に係る人流等を計測し、計測された人流データを当該センサの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。なお、識別子Iは、1つのセンサに対して1つの識別子が設定されるようにしてもよく、また、1つのセンサが複数の計測地点において計測を行なうような場合には、計測地点毎に異なる複数個の識別子が設定されるようにしてもよい。また、識別子Iは、例えば、センサの設置者が設定するものとする。これらは、本明細書全体を通して例えばセンサの識別子として利用して説明する識別子I,I等についても同様である。また、識別子I,I,I等の各々は任意のセンサを特定するものであってもよく、センサに対応するその都度異なる識別子を表すものであってもよい。
ステップS102において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、時刻tにおいて上記人流データとともに対応する識別子Iを取得する。
ステップS103において、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、取得された人流データを識別子Iと時刻tとともに、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる。なお、当該センサデータテーブル記憶部121において、時刻tにおける識別子Iにより識別される予測された人流データが記憶されている場合には、そのデータを上書きすることによって取得された人流データを記憶させるものとし、以下でも同様である。ただし、記憶ユニット12において、予測された人流データを記憶させる場所をセンサデータテーブル記憶部121とは異なる場所にしていた場合はこの限りではない。ステップS101からステップS103の処理が繰り返し実行されることによって、1つ以上の任意の数のセンサからの例えば人流データがそれぞれ、対応する識別子および時刻とともに、センサデータテーブル記憶部121に記憶されていく。
図3は、図1に示した記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶されるセンサデータテーブルの一例を示す図である。センサデータテーブルは、人流データを含むセンサデータの一覧である。図3に示す例では、センサデータとして、計測された時点で対象区画に存在する人の数が記憶されている。なお、センサデータテーブルを論理的あるいは物理的に分けることによって、センサあるいは計測地点あるいは計測時刻等により異なるセンサデータテーブルへ保存するようにしてもよい。目的のデータが記憶されている場所への参照は記憶装置自身が備えるようにしてもよい、あるいは、本発明の各構成要素がデータ要求時に発行する要求文(以下、クエリと称する)にその情報を含めることにより解決してもよい。
ここで、人流データは、例えば以下に示すものを表すものであるが、これに限定されるものではない。
・例えば1分間など任意の単位時間あたりに測定地点を通過した人の数(以下、通過人数と称する)
・測定地点の半径aメートルの範囲にいる人の数(以下、滞留人数と称する)
・測定地点を通過した人の移動方向
・測定地点として対象空間が外部と接続する計測点であるデータにおいて、例えば上記通過人数などを計測時刻毎に全て加算することで求められる対象空間の全体通行量
続いて、ステップS104において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、予測したい人流データの識別子Iと予測したい時刻tを決定し、識別子Iにより識別される過去n回分の人流データを記憶ユニット12に要求する。なお、当該識別子Iと時刻tの決定は、例えば、オペレータが入力部4を介して入力するものであってもよく、以下においても同様である。過去n回分の人流データは、例えば、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶される、予め定められた人流予測モデルによって決定される。
ステップS105において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された過去n回分の人流データを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS106において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、返却された過去n回分の人流データを取得し、人流等の最尤推定値として、取得された過去n回分の人流データの平均値を計算して、人流データの予測値とする。
ステップS107において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、上記人流データの予測値を、時刻tにおける識別子Iにより識別される人流データの予測値として、記憶ユニット12の人流予測データ記憶部124に記憶させる。
(2)人流予測モデル学習処理
図4A,4Bは、図1に示した制御ユニットによって、学習された人流予測モデルに基づく人流予測処理に先立ち実行される、人流予測モデル学習処理の一例を示すフロー図である。なお、図4AのステップS201からステップS207までのセンサデータ記憶処理と、図4BのステップS208からステップS213までの人流予測モデル学習処理とを、連続的なフローとして図示および説明しているが、上記人流予測モデル学習処理は、上記センサデータ記憶処理とは関係なく任意のタイミングで実行することができる。例えば、上記人流予測モデル学習処理は、オペレータによって要求された任意のタイミングで実行されるものであってもよい。
最初に、ステップS201において、センサ2のうちの人流センサが、人が通行する対象空間内の当該センサの対象区画に係る人流等を計測し、計測された人流データを当該センサの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。
ステップS202において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、時刻tにおいて上記人流データとともに対応する識別子Iを取得する。
一方、ステップS203において、センサ2のうちの外部センサは、対象空間に関係する物理現象を計測し、計測された外部データを当該センサの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。なお、外部データは、対象空間に関係する物理現象を表す情報を含むものに限定されず、例えば、対象空間に関係するイベントの実施状況を表す情報等を含むものであってもよく、以下でも同様である。
ステップS204において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111の外部データ取得部1112の制御の下、時刻tにおいて上記外部データとともに対応する識別子Iを取得する。
ステップS205において、BEMS3は、対象空間内のBEMSデータを当該データの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。なお、BEMSデータの代わりに、対象空間内の他の施設におけるエネルギ管理に関するエネルギ管理データが入力されるようにしてもよく、以下でも同様である。
ステップS206において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111のBEMSデータ取得部1113の制御の下、時刻tにおいて上記BEMSデータとともに対応する識別子Iを取得する。
なお、ステップS201からステップS206の各ステップの順序は便宜的なものに過ぎず、ステップS201、ステップS203、およびステップS205の各ステップは任意の順に実行されてもよく、ステップS202、ステップS204、およびステップS206の各ステップはそれぞれ、ステップS201、ステップS203、およびステップS205のうちの対応するステップの後に実行されるものであればよい。また、ステップS203からステップS206は補足的なものであり、各ステップの動作は実行されなくてもよい。
次に、ステップS207において、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111、外部データ取得部1112、およびBEMSデータ取得部1113の制御の下、取得された人流データ、外部データ、およびBEMSデータを、各データの識別子と時刻とともに、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる。ステップS201からステップS207の処理が繰り返し実行されることによって、1つ以上の任意の数のセンサからの例えば人流データ、外部データ、およびBEMSデータがそれぞれ、対応する識別子および時刻とともに、センサデータテーブル記憶部121に記憶されていく。
続いて、ステップS208において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、予測したい区域人流または全体通行量等を特定する識別子Iを決定し、識別子Iにより識別される過去M日間分のデータ(以下、目的変数と称する)を、記憶ユニット12に要求する。
ステップS209において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対し、要求された過去M日間分の人流データを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS210において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、識別子Iにより識別されるデータをSとし時刻tにおけるSが示す値をSとした時、例えば1時間等の時間の粒度をΔt(以下、単位時間と称する)とした時にn単位時間だけ前の時刻t−n×Δtの目的変数の値をSt−nと表現する場合において、j単位時間差の偏自己相関PACF(j)に関して過去m日間の範囲であって偏自己相関の絶対値|PACF(j)|が最大となる単位時間差である
を決定する。
ステップS211において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、決定された
を元に、
を説明変数の1つとし、また、Sの時刻tから過去m日間の平均値である
を説明変数の1つとする。その後、例えば、重回帰分析として基底関数φ(x)を説明変数の一次関数とするような重回帰モデルを人流予測モデルとする場合には、その人流予測モデルの偏回帰係数a,a,…を決定するために記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶される過去M日間分(ただしM>mとする)のデータを読み出し、時刻tの目的変数に対応する上記説明変数を全て組み合わせたデータの組
を1つのデータセットとし、続いて時刻t−Δtの目的変数St−Δtに対応する上記説明変数を全て組み合わせたデータの組
を1つのデータセットとし、これを上記説明変数が読み出したデータから算出できなくなるまで繰り返すことによりD個のデータセットを作成する。
ステップS212において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、上記D個のデータセットから構築できる偏回帰係数a,a,…を未知変数としたD本の連立方程式を最小二乗法等の方法により解くことにより、偏回帰係数を算出する。
ステップS213において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、算出された偏回帰係数aおよびaに対応する説明変数xの識別子Ial、時刻tからの相対時刻jまたは当該説明変数の算出式、ならびに目的変数の識別子Iを含む、将来の人流データを予測するための人流予測モデルを、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶させる。
なお、上記では人流データのみを説明変数の算出に利用する場合を説明したが、外部データおよびBEMSデータも上記説明変数の算出に利用するようにしてもよい。
なお、算出式が用いられる場合は、記憶ユニット12には、例えば、必要なセンサデータの識別子を含む算出式そのものを、当該算出式の識別子とともに記憶させておく。
図5は、図1に示した記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶される人流予測モデルテーブルの一例を示す図である。
1行目は、識別子「0000abcd」で識別される人流データを目的変数とするとき、例えば、前日の同時刻の当該人流データを示す「ID:0000abcd,j=24×3600」のデータが説明変数として用いられることを表している。また、3行目は、識別子「0000abcd」で識別される人流データを目的変数とするとき、例えば、過去5日間の当該人流データが示す値の平均値を示す「average(ID:0000abcd,5×24×3600)」のデータも説明変数として用いられることを表している。
ここで、説明変数は、上述したものの他に例えば以下のようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・単位時間差を|PACF(j)|が大きいものから順に上位h個
とした時、
の全て
・七曜制における曜日が月曜日から日曜日までを順に1、2、…7とした場合に時刻tの属する日の曜日がkであった場合に第k要素が1でその他の要素が0であるような7次元曜日ベクトル
・ある曜日wのSと異なる曜日のwのSt´の相関係数ρを計算した場合に、例えば0.8などの閾値ρθと比較してρ>ρθなる曜日を1のカテゴリとし、いずれの曜日とも上記の条件を満たさない曜日はその曜日のみを1のカテゴリとするようなc個のカテゴリをもって、上記の曜日ベクトルと同じく定めるc次元曜日カテゴリベクトル
・tが属する24時間制における時(hour)
・tが属する月あるいは四季などの季節を数値化した変数
・上記の月あるいは四季を各々の要素の数である12あるいは4の次元としtが属する要素のみを1としその他の要素が0であるような月ベクトルあるいは季節ベクトル
・tが属する日あるいは時における降水確率、予想気温、等の気象データの予測値あるいは天気予報によって予報される気象
・tが属する日あるいは時において対象空間に近い位置にある公共交通機関の特別運行が存在するか否かの真偽値
・tが属する日あるいは時における対象空間あるいはその近隣施設におけるイベントが存在するか否かの真偽値
・上記イベントの規模、対象年齢層、参加費などの特徴をベクトル化したイベント特徴ベクタ
また、人流予測モデルは、上述した重回帰モデルの他に以下に示すようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・説明変数xのうち学習に用いたD個の平均がμ、標準偏差がσなる時に平均が0、分散が1となるようスケーリングした
をxに代えて説明変数として用いた重回帰モデル
・φ(x)を説明変数の多項式とした多項式重回帰モデル
・φ(x)として多次元の説明変数を許容する基底関数としたベクトル重回帰モデル
・φ(x)として異なる説明変数の積を基底関数とした相互作用項を含む重回帰モデル
・以上の効果のうち任意の複数の効果を含む重回帰モデル
また、偏回帰係数の導出は、上述した最小二乗法を利用するものの他に以下に示すようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・最小二乗法の変わりに確率的勾配降下法などの近似解法を用いる方法
・L1正則化あるいはL2正則化の項を加えた後に最小二乗法を適用する方法
・以上の方法のうち複数の方法を組み合わせる方法
また説明変数の算出式を記憶ユニット12に記憶させることに代えて、当該算出式によって計算されるデータ(以下、二次データと呼ぶ)を記憶ユニット12にデータとして記憶させ新たな識別子を当該二次データの識別子として付与し、当該二次データの識別子を記憶させることによって代えても良い。
(3)人流予測モデル更新処理
図6A,6Bは、図1に示した制御ユニット11によって実行される人流予測モデル更新処理の一例を示すフロー図である。当該人流予測モデル更新処理では、取得された人流データを用いて、教師あり学習により人流予測モデルが動的に更新される。
最初に、ステップS301において、センサ2のうちの人流センサが、人が通行する対象空間内の当該センサの対象区画に係る人流等を計測し、計測された人流データを当該センサの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。
ステップS302において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、時刻tにおいて上記人流データとともに対応する識別子Iを取得する。
ステップS303において、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、取得された人流データを識別子Iと時刻tとともに、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる。その後、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、センサデータテーブル記憶部に記憶される識別子Iにより識別される人流データが更新されたことを知らせる通知(以下、更新通知)を人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121へ送信する。
続いて、ステップS304において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、上記更新通知の受け取りに応じて、識別子Iにより識別される人流データSを予測するための人流予測モデルを記憶ユニット12に要求する。
ステップS305において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された人流データSを予測するための人流予測モデル、上述した人流予測モデル学習処理において人流データSを予測するための人流予測モデルの学習に用いたデータセットに必要な説明変数の識別子または算出式を、人流予測モデルテーブル記憶部122から返却する。
ステップS306において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、少なくとも上記データセット1つ分の必要な、人流データ、外部データ、およびBEMSデータ等のセンサデータを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS307において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求されたセンサデータを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS308において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、返却されたセンサデータからデータセットを作成する。
ステップS309において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、作成されたデータセットを1つ以上用いて確率的勾配降下法等の方法により偏回帰係数を算出して更新する。
ステップS310において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、更新された偏回帰係数aおよびaに対応する説明変数xの識別子Ial、時刻tからの相対時刻jまたは当該説明変数の算出式、ならびに目的変数の識別子Iを含む人流予測モデルを、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶させる。
ステップS304からステップS310までの処理を、新たな人流等のデータがセンサデータテーブル記憶部121に記憶される度に繰り返すことにより、偏回帰係数の値が逐次的に更新される形で人流予測モデルが更新される(以下、この工程をオンライン学習すると称する)。
(4)学習された人流予測モデルに基づく人流データ予測処理
図7は、図1に示した制御ユニット11によって実行される、上述したように学習および更新された人流予測モデルに基づいて将来の人流データを予測する処理の一例を示すフロー図である。
最初に、ステップS401において、人流予測装置1の制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、予測したい人流データの識別子Iと予測したい時刻t´を決定し、識別子Iにより識別される人流データが示す値を目的変数とする、上述した人流予測モデル学習処理において学習された人流予測モデル、または、上述した人流予測モデル更新処理において更新された人流予測モデルを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS402において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された人流予測モデルを、人流予測モデルテーブル記憶部122から返却する。
ステップS403において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、返却された人流予測モデルに含まれる説明変数の識別子と相対時刻または当該説明変数の算出式をもとに必要な、人流データ、外部データ、BEMSデータ等のセンサデータを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS404において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求されたセンサデータを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS405において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、返却されたセンサデータから必要に応じて説明変数を算出する。
ステップS406において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、例えば重回帰モデルである人流予測モデルに含まれる偏回帰係数aに対応する説明変数をxとした時に、これらの積を全て加算し
を算出し、算出された
を時刻t´における識別子Iにより識別される人流データの予測値とする。なお、上記説明および図面では人流予測モデルが重回帰モデルである場合を例に挙げて説明しているが、人流予測モデルは他のモデルであってもよい。
ステップS407において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、上記人流データの予測値を記憶ユニット12の人流予測データ記憶部124に記憶させる。
なお、人流予測データ記憶部124に記憶される予測値は、例えば、図3に示したセンサデータテーブルと同様のものに記憶される。
(5)関係モデル学習処理
図8は、図1に示した制御ユニット11によって実行される関係モデル学習処理の一例を示すフロー図である。
最初に、ステップS501において、人流予測装置1の制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、補完したい計測器が計測している人流データの識別子Iを決定し、全体通行量と識別子Iにより識別される人流データとを記憶ユニット12に要求する。
ステップS502において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された全体通行量と識別子Iにより識別される人流データとを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS503において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、時刻tにおける当該人流データSを目的変数とし、時刻tにおける全体通行量Xを説明変数の1つとして、上述した人流予測モデル学習処理において実行したのと同様に偏回帰係数を算出する。
ステップS504において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、算出された偏回帰係数と対応する説明変数の識別子と目的変数の識別子とを含む、全体通行量を表すデータと上記人流データとの関係を表す関係モデルを、記憶ユニット12の関係モデルテーブル記憶部123に記憶させる。
図9は、図1に示した記憶ユニット12の関係モデルテーブル記憶部123に記憶される関係モデルテーブルの一例を示す図である。
ここで、説明変数は、上述したものの他に以下に示すようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・上述した人流予測モデル学習処理における表記と同様の表記を用いた時に目的変数Sと単位時間差jの全体通行量Xt−jとの間の偏相互相関PCCF(j)に関して過去m日間の範囲であって|PCCF(j)|が最大となる単位時間差
について
なる全体通行量
・単位時間差を偏相互相関の絶対値|PCCF(j)|が大きいものから順に上位h個
とした時、
の全て
・七曜制における曜日が月曜日から日曜日までを順に1、2、…7とした場合に時刻tの属する日の曜日がkであった場合に第k要素が1でその他の要素が0であるような7次元曜日ベクトル
・ある曜日wのSと異なる曜日のwのSt´の相関係数ρを計算した場合に、例えば0.8等の閾値ρθと比較してρ>ρθなる曜日を1のカテゴリとし、いずれの曜日とも上記の条件を満たさない曜日はその曜日のみを1のカテゴリとするようなc個のカテゴリをもって、上記の曜日ベクトルと同じく定めるc次元曜日カテゴリベクトル
・tが属する24時間制における時(hour)
・tが属する月あるいは四季などの季節を数値化した変数
・上記の月あるいは四季を各々の要素の数である12あるいは4の次元としtが属する要素のみを1としその他の要素が0であるような月ベクトルあるいは季節ベクトル
・tが属する日あるいは時における降水確率、予想気温、などの気象データの予測値あるいは天気予報によって予報される気象
・tが属する日あるいは時において対象空間に近い位置にある公共交通機関の特別運行が存在するか否かの真偽値
・tが属する日あるいは時における対象空間あるいはその近隣施設におけるイベントが存在するか否かの真偽値
・上記イベントの規模、対象年齢層、参加費などの特徴をベクトル化したイベント特徴ベクタ
また、関係モデルは、上述した重回帰モデルの他に以下に示すようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・説明変数Xのうち学習に用いたD個の平均がμ、標準偏差がσなる時に平均が0、分散が1となるようスケーリングした
をXに代えて説明変数として用いた重回帰モデル
・φを説明変数の多項式とした多項式重回帰モデル
・φとして多次元の説明変数を許容する基底関数としたベクトル重回帰モデル
・φとして異なる説明変数の積を基底関数とした相互作用項を含む重回帰モデル
・以上の効果のうち任意の複数の効果を含む重回帰モデル
また、偏回帰係数の導出は、上述した最小二乗法を利用するものの他に以下に示すようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・最小二乗法の変わりに確率的勾配降下法などの近似解法を用いる方法
・L1正則化あるいはL2正則化等の正則化項を加えた後に最小二乗法を適用する方法
・以上の方法のうち複数の方法を組み合わせる方法
(6)関係モデル更新処理
図10A,10Bは、図1に示した制御ユニット11によって実行される関係モデル更新処理の一例を示すフロー図である。当該関係モデル更新処理では、取得された人流データを用いて、教師あり学習により関係モデルが動的に更新される。
最初に、ステップS601において、センサ2のうちの人流センサが、人が通行する対象空間内の当該センサの対象区画に係る人流等を計測し、計測された人流データを当該センサの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。
ステップS602において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、時刻tにおいて上記人流データとともに対応する識別子Iを取得する。
ステップS603において、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、取得された人流データを識別子Iと時刻tとともに、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる。その後、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、センサデータテーブル記憶部に記憶される識別子Iにより識別される人流データが更新されたことを知らせる通知(以下、更新通知)を人流予測部112の測定器補完機能部1122へ送信する。
ステップS604において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、上記更新通知の受け取りに応じて、識別子Iにより識別される人流データSを予測するための関係モデルを記憶ユニット12に要求する。
ステップS605において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された人流データSを予測するための関係モデル、上述した関係モデル学習処理において人流データSを予測するための関係モデルの学習に用いたデータセットに必要な説明変数の識別子または算出式を、関係モデルテーブル記憶部123から返却する。
ステップS606において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、少なくとも上記データセット1つ分の必要な、人流データ、外部データ、およびBEMSデータ等のセンサデータを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS607において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求されたセンサデータを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS608において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、返却されたセンサデータからデータセットを作成する。
ステップS609において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、作成されたデータセットを1つ以上用いて確率的勾配降下法等の方法により偏回帰係数を算出して更新する。
ステップS610において、制御ユニット11は、人流予測部112の測定器補完機能部1122の制御の下、更新された偏回帰係数と対応する説明変数の識別子と目的変数の識別子とを含む、全体通行量を表すデータと上記人流データとの関係を表す関係モデルを、記憶ユニット12の関係モデルテーブル記憶部123に記憶させる。
ステップS604からステップS610までの処理を、新たな人流等のデータがセンサデータテーブル記憶部121に記憶される度に繰り返すことにより、偏回帰係数の値が逐次的に更新される形で関係モデルが更新される(オンライン学習)。
(7)関係モデルに基づく人流データ予測処理
図11A,11Bは、図1に示した制御ユニット11によって実行される、関係モデルに基づく人流データ予測処理の一例を示すフロー図である。
最初に、ステップS701において、人流予測装置1の制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、予測したい人流データの識別子Iと予測したい時刻t´を決定し、全体通行量と識別子Iにより識別される人流データとの関係を表す、上述した関係モデル学習処理において学習された関係モデル、または、上述した関係モデル更新処理において更新された関係モデルを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS702において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された関係モデルを、関係モデルテーブル記憶部123から返却する。
ステップS703において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、全体通行量を予測するための、上述した人流予測モデル学習処理において学習された人流予測モデル、または、上述した人流予測モデル更新処理において更新された人流予測モデルを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS704において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された人流予測モデルを、人流予測モデルテーブル記憶部122から返却する。
なお、ステップS701からステップS704の各ステップの順序は便宜的なものに過ぎず、ステップS701およびステップS703の各ステップは任意の順に実行されてもよく、ステップS702およびステップS704の各ステップはそれぞれ、ステップS701およびステップS703のうちの対応するステップの後に実行されるものであればよい。
ステップS705において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、返却された人流予測モデルに含まれる説明変数の識別子と相対時刻または当該説明変数の算出式をもとに必要な、人流データ、外部データ、BEMSデータ等のセンサデータを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS706において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求されたセンサデータを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS707において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、返却されたセンサデータから必要に応じて説明変数を算出する。
ステップS708において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、上述した、学習された人流予測モデルに基づく人流データ予測処理と同様に、全体通行量を予測するための、例えば重回帰モデルである人流予測モデルより、時刻t´における全体通行量の予測値を算出する。
ステップS709において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、予測された時刻tにおける全体通行量
および例えば重回帰モデルである関係モデルに含まれる他の説明変数の識別子と相対時刻または当該説明変数の算出式をもとに必要な、人流データ、外部データ、BEMSデータ等のセンサデータを、記憶ユニット12に要求して取得し、関係モデルに含まれる偏回帰係数aに対応する説明変数をxとした時に、これらの積を全て加算し
を算出し、この
を時刻t´における識別子Iにより識別される人流データの予測値とする。なお、上記説明および図面では人流予測モデルおよび関係モデルが重回帰モデルである場合を例に挙げて説明しているが、人流予測モデルおよび関係モデルは他のモデルであってもよい。
ステップS710において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流データ予測部1123の制御の下、上記人流データの予測値を記憶ユニット12の人流予測データ記憶部124に記憶させる。
なお、人流予測データ記憶部124に記憶される予測値は、例えば、図3に示したセンサデータテーブルと同様のものに記憶される。
(8)変数自動選択処理
図12は、図1に示した制御ユニット11によって実行される変数自動選択処理の一例を示すフロー図である。当該変数自動選択処理では、上述したように学習される人流予測モデルにおいて説明変数として使用される変数が自動選択される。
最初に、ステップS801において、人流予測装置1の制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、目的変数Sの識別子Iと、関連する特徴量を抽出したい、人流データ、外部データ、およびBEMSデータ等のセンサデータの識別子Iとを決定し、決定された、目的変数Sの識別子Iと、関連する特徴量を抽出したいセンサデータの識別子Iとを、変数自動選択部113へ送信する。なお、特徴量は、例えば、上記センサデータに任意の線形または非線形変換を加えた、データの特徴を表現する量である。当該センサデータの識別子Iの決定は、例えば、自動で、センサの識別子毎に順番に、またはランダムに決定される、あるいは、オペレータにより決定されるようにしてもよい。
ステップS802において、制御ユニット11は、変数自動選択部113の制御の下、受信された識別子Iより識別される過去M日間分のセンサデータsを、記憶ユニット12に要求する。
ステップS803において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された過去M日間分のセンサデータsを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS804において、制御ユニット11は、変数自動選択部113の制御の下、識別子Iにより識別されるセンサデータsを加工したデータ、例えば、センサデータsを微分した微分値s´等を算出する。
ステップS805において、制御ユニット11は、変数自動選択部113の制御の下、上記微分値s´等を説明変数としxとの相互相関関数γ(jΔt)を算出する。
ステップS806において、制御ユニット11は、変数自動選択部113の制御の下、算出された相互相関関数γ(jΔt)の絶対値の最大値γMAXを、例えば0.8等の閾値γθと比較する。当該比較の結果が、γMAX>γθの条件を満たす場合は、上記説明変数は、上記目的変数Sに係る適切な説明変数であると判定されることになる。一方、上記条件が満たされない場合は、ステップS804に戻り、センサデータsに他の変換を施したs´´に対して同様の動作が繰り返される。なお、当該相互相関関数を利用した統計的分析の代わりに、相関係数等を利用した統計的分析を用いるようにしてもよい。
ステップS801からステップS806において上記条件が満たされるまでの動作が、必要な説明変数の数だけ繰り返される。
その後、ステップS807において、人流予測装置1の制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、目的変数Sの識別子Iと、上記条件が満たされた各説明変数に係る上記識別子Iと識別子Iにより識別されるセンサデータの上記加工の算出式と、ならびに、上述したのと同様の方法で算出された偏回帰係数とを含む、人流予測モデルを学習し、学習された人流予測モデルを記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に記憶させる。
ここで、説明変数の算出式は、上記微分値の他に例えば以下に示すようなものがあるが、これに限定されるものではない。
・センサデータsを連続するm個ずつ集めたものの平均値
または標準偏差σ
・センサデータsを連続するm個ずつ集めて離散フーリエ変換または離散ウェーブレット変換など周波数変換して得られる複素数列Fにおいてセンサデータの計測の単位時間Δtの逆数をf=1/Δtとした時に(以下、fをサンプリング周波数と称する)周波数分解能Δf=f/mについてi番目の複素数列Fのパワースペクトル|Fまたは偏角arg(F
・以上の説明変数のべき乗
(9)人流予測モデル再学習処理
図13A,13Bは、図1に示した制御ユニット11によって実行される、誤差拡大時の人流予測モデル再学習処理の一例を示すフロー図である。
最初に、ステップS901において、センサ2のうちの人流センサが、人が通行する対象空間内の当該センサの対象区画に係る人流等を計測し、計測された人流データSを当該センサの識別子Iとともに人流予測装置1へ入力する。
ステップS902において、人流予測装置1の制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、時刻tにおいて上記人流データSとともに対応する識別子Iを取得する。
ステップS903において、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶されるセンサデータテーブルを参照し、時刻tについて識別子Iにより識別される人流データの予測値が記憶されている場合には、上記取得された人流データSをセンサデータテーブル記憶部121に上書きする前に、当該予測値を表す人流予測データを記憶ユニット12に要求する。
ステップS904において、記憶ユニット12は、制御ユニット11に対して、要求された人流予測データを、センサデータテーブル記憶部121から返却する。
ステップS905において、制御ユニット11は、データ取得部111の差異計算部1114の制御の下、人流予測データ
が示す値と人流データStが示す値との差ΔSを計算する。
ステップS906において、制御ユニット11は、データ取得部111の人流データ取得部1111の制御の下、上記人流センサから取得された人流データSを識別子Iと時刻tとともに、記憶ユニット12のセンサデータテーブル記憶部121に記憶させる。
ステップS907において、制御ユニット11は、データ取得部111の差異計算部1114の制御の下、上記差ΔSを予め定められた閾値θと比較する。当該比較の結果が、|ΔS|>θの条件を満たす場合は、後続するステップS908へと進む。一方、上記条件が満たされない場合は、後続するステップの処理は実行されない。なお、人流データの示す値と人流予測データの示す値との差を計算して、計算された差を閾値と比較する例を説明したが、例えば、人流データの示す値と人流予測データの示す値との比を計算して、計算された比を閾値と比較するようにしてもよい。
ステップS908において、制御ユニット11は、データ取得部111の差異計算部1114の制御の下、予測が正常ではないと見なして人流予測モデル学習機能部1121に対して、学習を要する人流データの識別子Iと学習が必要であることを示す信号(以下、送信される信号を合わせて再学習要求通知と称する)とを合わせて送信する。
ステップS909において、制御ユニット11は、人流予測部112の人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、上記再学習要求通知の受け取りに応じて、識別子Iにより識別される過去M日間分の人流データを、記憶ユニット12に要求する。
その後、ステップS910からステップS914まで、上述した人流予測モデル学習処理に係り説明した図4BのステップS209からステップS213までと同様の処理が実行され、記憶ユニット12の人流予測モデルテーブル記憶部122に、識別子Iにより識別される人流データを予測するための人流予測モデルが記憶されることになる。
なお、上記では、再学習要求通知の受け取りに応じて、上述した人流予測モデル学習処理と同様の処理が実行される例を説明したが、これは例に過ぎず、例えば、再学習要求通知の受け取りに応じて、上述したような人流予測モデル更新処理、関係モデル学習処理、関係モデル更新処理、関係モデルに基づく人流データ予測処理、あるいは変数自動選択処理等を利用する処理が実行されるようにしてもよい。
(10)人流予測データ出力処理
まず、人流予測装置1の制御ユニット11は、出力部114の制御の下、出力する人流データの将来の時刻tと識別子Iを決定する。ただし、これらは設定ファイルとして人流予測装置1の中に記述されていてもよく、あるいは、入力部4により入力された操作信号等が出力部114に通知するようにしてもよい。
続いて、制御ユニット11は、出力部114の制御の下、記憶ユニット12の人流予測データ記憶部124またはセンサデータテーブル記憶部121を参照し、時刻tにおける、識別子Iにより識別される人流予測データの有無を調べる。
制御ユニット11は、出力部114の制御の下、当該人流予測データが存在する場合には、表示部5に当該人流予測データを出力し、当該人流予測データが存在しない場合には、NULL値を出力する。なお、当該人流予測データが出力される先は、表示部5以外の他の何らかの装置であってもよい。
(効果)
以上詳述したように、この発明の第1の実施形態では、以下のような効果が奏せられる。
(1)データ取得部111の制御の下、センサ2のうちの人流センサ、センサ2のうちの外部センサ、およびBEMS3からそれぞれ、対象空間内の対象区画に係る人流データ、外部データ、およびBEMSデータが取得される。人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、対象区画に係る過去の所定期間に取得された人流データと、過去の所定期間に取得された外部データおよびBEMSデータとに基づいて、過去の人流データから将来の人流データを予測するための人流予測モデルが学習される。その後、人流データ予測部1123の制御の下、学習された人流予測モデルと、取得された人流データと、取得された外部データおよびBEMSデータとに基づいて、対象区画に係る将来の人流データが予測される。
このように学習される人流予測モデルを利用することにより、例えば、施設の営業時間外等を挟むような人流等に不連続性がある時期を含む期間、例えば1日〜数週間の期間であっても、人流等を予測することが可能となる。
また、このように、所定の区画の人流等に大きな影響を及ぼし得る、例えば、複合商業施設における、a)施設内で開催されるイベント等、b)施設内店舗の入れ替え、c)季節商品の物販等、あるいは、公共交通機関に直結する施設等における、d)交通網の遅延や臨時便の状況、e)屋外の天候等のように、さまざまな外的要因による影響を考慮に入れて学習された人流予測モデルを利用することにより、これらの外的要因による影響を考慮に入れて将来の人流等を予測することが可能となる。
(2)人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、取得された対象区画に係る人流データを用いて、教師あり学習により上記人流予測モデルが動的に更新される。
このため、さまざまな外的要因による影響を受けることにより人流予測モデルによる予測の精度が徐々に落ちる場合でも、適当な回数の更新を踏まえることにより、人流予測モデルを、外的要因による影響も反映させたものへとその都度更新することができ、当該人流予測モデルを利用することによって引き続き将来の人流等の予測を精度良く行なうことができる。
(3)人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、対象区画に係る過去の人流データから算出可能な対象空間に係る全体通行量を表すデータをもとに、対象空間に係る将来の全体通行量を表すデータを予測する上記人流予測モデルが学習される。また、測定器補完機能部1122の制御の下、上記全体通行量を表すデータと対象区画に係る人流データとの関係を表す関係モデルが教師あり学習により生成される。その後、人流データ予測部1123の制御の下、上記人流予測モデルに基づいて上記対象空間に係る将来の全体通行量が予測され、上記関係モデルと、上記予測された対象空間に係る将来の全体通行量とに基づいて、対象区画に係る将来の人流データが予測される。
このため、例えば、対象区画のセンサが故障等により正常に動作しない場合においても対象区画に係る将来の人流等を継続して予測することが可能となる。また、人流センサの計測精度が低いような場合にも、全体通行量を経由しないで将来の人流データを予測する場合と比較して、精度が向上した将来の人流データの予測が可能となる。
(4)変数自動選択部113の制御の下、データ取得部111によって取得されたデータから、当該データの特徴量を計算し、当該計算された特徴量と取得された人流データとの相関を表す値を用いた統計的分析処理を実行することによって、所定の条件を満たす特徴量が選択される。その後、人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、上記選択された特徴量を、将来の人流データを予測するための説明変数として使用する上記人流予測モデルが学習される。
このため、人流等を予測するために、取得されたデータから、人流等の予測の精度向上に寄与する説明変数を選択することが可能となる。
(5)差異計算部1114の制御の下、取得された対象区画に係る人流データが示す値と、当該人流データが取得された時刻について対象区画に係り予め予測されている人流データが示す値との差異が計算される。当該計算された差異の値が予め定められた閾値よりも大きい場合に、人流予測モデル学習機能部1121の制御の下、当該人流データが取得された時刻までの期間に取得された少なくとも人流データに基づいて人流予測モデルが学習し直される。
このため、人流等の予測値が現実の事象から大きく乖離した場合に、現在使用するのに適切な人流予測モデルを学習し直すことができる。
[他の実施形態]
なお、この発明は上記第1の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記第1の実施形態では、人流予測装置を1つの装置として図示して説明しているが、当該人流予測装置が備える各機能部は、空間的に分散配置されネットワーク経由で通信可能な状態に接続された複数の装置のうちの任意の装置に備えられるようにしてもよい。また、人流予測装置が備える各機能部を、クラウドなどネットワーク上の計算機または仮想技術を用いた仮想マシン上にソフトウェアとして構成してもよい。
その他、人流予測装置等の装置の種類とその構成や、センサデータテーブル、人流予測モデルテーブル、および関係モデルテーブルに記憶される情報の構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記第1の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記第1の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、上記第1の実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…人流予測装置、11…制御ユニット、111…データ取得部、1111…人流データ取得部、1112…外部データ取得部、1113…BEMSデータ取得部、1114…差異計算部、112…人流予測部、1121…人流予測モデル学習機能部、1122…測定器補完機能部、1123…人流データ予測部、113…変数自動選択部、114…出力部、12…記憶ユニット、121…センサデータテーブル記憶部、122…人流予測モデルテーブル記憶部、123…関係モデルテーブル記憶部、124…人流予測データ記憶部、13…外部インタフェースユニット、14…入出力インタフェースユニット、2…センサ、3…BEMS、4…入力部、5…表示部

Claims (8)

  1. 人が通行する対象空間において、当該対象空間内の対象区画に係る人流データを予測する人流予測装置であって、
    過去の人流データから将来の人流データを予測するための人流予測モデルを記憶する記憶媒体と、
    前記対象区画に係る人流データを取得するデータ取得部と、
    前記人流予測モデルと、前記取得された人流データとに基づいて、前記対象区画に係る将来の人流データを予測する人流データ予測部と、
    前記取得された人流データを少なくとも用いて、前記人流予測モデルを動的に更新する人流予測モデル学習機能部と
    を備える人流予測装置。
  2. 前記データ取得部は、前記対象空間に関係する物理現象を表す情報およびイベントの実施状況を表す情報の少なくとも一方を含む外部データと、前記対象空間内の施設におけるエネルギ管理に関するエネルギ管理データとのうちの少なくとも一方を、さらに取得し、
    前記人流予測モデル学習機能部は、前記対象区画に係る過去の所定期間に取得された人流データと、前記過去の所定期間に取得された前記外部データおよび前記エネルギ管理データの少なくとも一方とに基づいて前記人流予測モデルを学習し、
    前記人流データ予測部は、前記学習された人流予測モデルと、前記取得された人流データと、前記取得された前記外部データおよび前記エネルギ管理データの少なくとも一方とに基づいて、前記対象区画に係る将来の人流データを予測する、請求項1に記載の人流予測装置。
  3. 前記人流予測モデル学習機能部は、前記取得された前記対象区画に係る人流データを用いて、教師あり学習により前記人流予測モデルを動的に更新する、請求項1又は2に記載の人流予測装置。
  4. 前記取得された前記対象区画に係る人流データが示す値と、当該人流データが取得された時刻について前記対象区画に係り予め予測されている人流データが示す値との差異を計算する差異計算部をさらに備え、
    前記人流予測モデル学習機能部は、前記計算された差異の値が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記時刻までの期間に取得された少なくとも人流データに基づいて前記人流予測モデルを学習し直す、請求項1乃至3のいずれかに記載の人流予測装置。
  5. 前記データ取得部によって取得されたデータから、当該データの特徴量を計算し、当該計算された特徴量と前記取得された人流データとの相関を表す値を用いた統計的分析処理を実行することによって、所定の条件を満たす特徴量を選択する変数自動選択部をさらに備え、
    前記人流予測モデル学習機能部は、前記選択された特徴量を、将来の人流データを予測するための説明変数として使用する前記人流予測モデルを学習する、請求項1乃至4のいずれかに記載の人流予測装置。
  6. 前記人流予測モデル学習機能部は、前記対象区画に係る過去の人流データから算出可能な前記対象空間に係る全体通行量を表すデータをもとに、前記対象空間に係る将来の全体通行量を表すデータを予測する前記人流予測モデルを学習し、
    前記人流予測装置は、前記全体通行量を表すデータと前記対象区画に係る人流データとの関係を表す関係モデルを教師あり学習により生成する補完機能部をさらに備え、
    前記人流データ予測部は、前記人流予測モデルに基づいて前記対象空間に係る将来の全体通行量を予測し、前記関係モデルと、前記予測された前記対象空間に係る将来の全体通行量とに基づいて、前記対象区画に係る将来の人流データを予測する、請求項1に記載の人流予測装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の人流予測装置の各構成要素を分散配置して当該構成要素をネットワーク経由で通信可能な状態に接続することにより、前記将来の人流データを予測する人流予測システム。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の人流予測装置が備える各部としてコンピュータを機能させるプログラム。
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