JP2019040309A - 飛行体及び複数の飛行体による編隊飛行制御方法 - Google Patents

飛行体及び複数の飛行体による編隊飛行制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】屋外のライブイベント等において複数の飛行体による空間演出を実現すること。【解決手段】飛行制御方法は、第1の飛行体であるコマンダ機1と、複数の第2の飛行体であるプレイヤ機2とにより1個の編隊を構成し、コマンダ機1を遠隔操縦し、コマンダ機1からの指令信号に従ってプレイヤ機2を自律飛行させる。各プレイヤ機2が、コマンダ機1に対する自機の相対位置が、メモリに記憶された隊形情報168が示すパート位置となるように自機を飛行制御することで、隊形情報168に基づく飛行隊形で編隊全体を統率して飛行させることができる。また、コマンダ機1の指令に従いながらプレイヤ機2が自律飛行することで、複数の飛行体を様々な態様で動作させる空間演出を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、無人で飛行する飛行体、及び複数の無人飛行体を編隊飛行させるための飛行制御方法に関する。
無人航空機の一種であるマルチコプタは、垂直軸回りに回転駆動される複数の回転翼を備え、それぞれの回転翼の回転数の制御により、垂直飛行や水平飛行などを行う。また、マルチコプタは、ホバリング飛行能力を有しており、地震、津波、火山などの自然災害や、化学工場爆発、海難事故など、人が容易には近づけない災害現場における空撮など、被災状況の詳細な調査に期待がよせられている。
また、このようなマルチコプタの他の利用形態として、例えば屋外でのライブイベントなどで観客の目を楽しませるために、大空に多数のマルチコプタを編隊飛行させることによる空間演出が考えられる。しかし、複数のマルチコプタを個々に遠隔操縦して、統率された編隊飛行を行うには技術的にも限界があり、また複数チャネルによる電波干渉の課題も残されている。
このような無人航空機の編隊飛行に関するものとして、例えば特許文献1には、飛行制御部により、編隊における自律飛行体の配置を定めた隊形情報に基づいて、編隊が避難誘導する隊形となるように自律飛行体のそれぞれを制御する自律飛行制御システムが提案されている。この自律飛行制御システムでは、マスタードローンがサーバからの避難方向を示す隊形情報を受信すると、スレーブドローンに対して移動する指示情報を生成し、各スレーブドローンの飛行制御部がマスタードローンと同様に隊形情報を参照し、自装置の座標位置(マスタードローンとの相対的な位置)に移動して隊形を構成する。これにより、編隊を構成する複数の自律飛行体の制御が可能となっている。
特開2017−056899号公報
しかし、このような自律飛行制御システムを、例えば上述したライブイベントにおける疑似花火や提灯風船などのような空間演出に適用した場合、それぞれのドローンが隊形情報を元に様々な方向に移動することになる。その結果、場合によっては2機のドローンが交差することもあり得、姿勢が大きく乱れ、制御不能となるおそれがある。また、ドローンの回転翼同士が僅かでも接触すると墜落の危険性が極めて高くなる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、屋外でのライブイベント等において複数の飛行体による空間演出を実現するために、複数の飛行体の飛行を統率して編隊飛行を可能にする等の飛行制御技術を提供することを目的とする。
本発明は、複数の飛行体を編隊飛行させるための飛行制御方法であって、第1の飛行体であるコマンダ機と、複数の第2の飛行体であるプレイヤ機とにより1個の編隊を構成し、前記コマンダ機を遠隔操縦することと、前記コマンダ機からの指令信号に従って前記プレイヤ機を自律飛行させることを含む飛行制御方法である。
また、飛行制御方法は、前記プレイヤ機が前記コマンダ機の方向を判定することを更に含むことが好ましい。そして、前記コマンダ機が電波を放射し、前記プレイヤ機が、複数のアンテナで受信する前記電波の受信強度に基づいて前記コマンダ機の方向を判定することが好ましい。
また、飛行制御方法は、前記各プレイヤ機が、前記コマンダ機に対する自機の相対位置が、隊形情報が示すパート位置となるように自機を飛行制御することで、前記隊形情報に基づく飛行隊形が編成されることが好ましい。
また、本発明は、前記飛行制御方法に用いられる飛行体であって、マルチコプタと、該マルチコプタの全体を球状に覆う網状の外枠体とを備える飛行体である。
本発明によれば、1機のコマンダ機を遠隔操縦するだけで、それに従う複数のプレイヤ機の編隊飛行を実現することができる。また、コマンダ機からの指令に応じてプレイヤ機に様々な態様の空間演出動作を行うこともできる。
複数機の飛行体により構成される編隊を説明するための図である。 一実施形態による飛行体の斜視図である。 一実施形態によるマルチコプタの斜視図である。 図3のマルチコプタに備えられる制御ユニットのブロック図である。 図2の飛行体の構造を説明するための正面図である。 図2の飛行体における受信アンテナの配置を説明するための図である。 コマンダ機の方向を判定する方法を説明するための図である。 複数の飛行体による飛行隊形の一実施形態を示す図である。 複数の飛行体による空間演出飛行の一実施形態を示す図である。 複数の飛行体による空間演出動作の一実施形態を示す図である。
以下、本発明に係る好適な一実施形態を説明する。本実施形態では、図1に示すように、1機のリーダ格の無人飛行体(これを「コマンダ機1」と称する。)と、それに従う複数機の無人飛行体(これらを「プレイヤ機2」と称する。)により1個の編隊が組まれる。本実施形態による飛行体は、図2に示すように、マルチコプタ10と、マルチコプタ10の全体を球状に覆う外枠体20とを備えている。
先ず、図3を参照し、マルチコプタ10の基本的な構成について説明する。マルチコプタ10は、本体11と、上昇用の4つのロータユニット12A〜12Dとを備えている。それぞれのロータユニット12A〜12Dは、例えばサーボモータである回転モータ13と、回転モータ13の回転シャフトに固定された回転翼14とを備えている。そして、各回転モータ13が本体11から延びるアーム15の先端部に連結され、これにより、本体11の右前方、左前方、右後方及び左後方にロータユニット12A〜12Dが配置されている。
ここで、隣接するロータユニット12A、12Bの回転翼14、14は、互いに逆方向に回転して揚力得る。同じく隣接するロータユニット12C、12Dの回転翼14、14も、互いに逆方向に回転して揚力を得る。本体11の重心に対し対称の位置関係にある例えばロータユニット12A、12Dの回転翼14、14は、同じ方向に回転して揚力を得る。
本実施形態では、例えばロータユニット12A、12Dの回転翼14、14が時計回り方向(CW:clockwise)に回転し、ロータユニット12B、12Cの回転翼14、14が反時計回り方向(CCW:counterclockwise)に回転するように駆動される。
なお、ここでの説明では、時計回り方向(CW)への回転を正転とし、反時計回り方向(CCW)への回転を逆転としている。また、本実施形態では、4つのロータユニット(回転翼)を備えるマルチコプタを例に説明するが、例えば回転翼が6つ以上あるマルチコプタを本発明に適用してもよい。
マルチコプタ10の本体11内には制御ユニット16が設けられている。ここで、図4は、制御ユニット16の概略構成を示すブロック図である。マルチコプタ10においては、この制御ユニット16による回転翼14の回転数制御により、上昇、下降は勿論のこと、ロール軸、ピッチ軸、ヨー軸のそれぞれの軸周りでの姿勢が補正される。
上述したように、ロータユニット12A、12Dの回転翼14が正転し、ロータユニット12B、12Cの回転翼14が逆転するように駆動される。このように、隣り合う回転翼14同士が逆方向に回転することで、回転モーメントによる作用、反作用が打ち消され、マルチコプタ10の姿勢を安定させることができる。また、全ての回転翼14が同時に回転することで、ジャイロ効果により、上昇姿勢なども安定する。
マルチコプタ10が上昇制御を行う場合、ロータユニット12A〜12Dの全ての回転翼14の回転数が予め決められた値(例えばプログラムの指令値)となるように制御される。このとき、本体11には回転翼14による揚力が発生し、その揚力が機体の重力を超えると、マルチコプタ10が上昇する。揚力と機体の重力とをバランスさせることで、ホバリング制御を行うことができる。
次に、マルチコプタ10を前進させる場合には、後方側のロータユニット12C、12Dの回転数が、前方側のロータユニット12A、12Bの回転数より高くなるように制御される。これにより、機体が前方に傾き、マルチコプタ10を前進させることができる。
また、マルチコプタ10の向きを変える場合、ロータユニット12A〜12Dの回転翼14の回転数が変えられる。例えば、正転するロータユニット12A、12Dの回転数が、逆転するロータユニット12C、12Bの回転数より高くなるように制御すると、機体の向きを右に旋回させることができる。
このようなマルチコプタ10の飛行制御は、制御ユニット16のCPU17による演算処理部である飛行制御部171及び姿勢制御部172が制御指令信号をモータ制御部173に出力し、モータ制御部173がその指令に従いモータ駆動部161を制御してロータユニット12A〜12Dの回転を制御することで実現される。
位置姿勢判定部174は、GPSユニット18からの位置情報に、対気速度センサ31、高度センサ(気圧センサ)32、ジャイロセンサ33からの検出信号を考慮し、マルチコプタ10の飛行位置(本明細書で飛行体又はマルチコプタの「位置」とは、緯度経度の他に高度も含む三次元の位置を意味する。)、飛行速度、飛行方向、機体姿勢等を判定する。そして、判定した現在の位置及び姿勢情報がナビゲータ170に随時入力される。ナビゲータ170がメモリに記憶されている飛行計画情報167と、位置姿勢判定部174から得た位置姿勢情報とに基づいて飛行制御部171及び姿勢制御部172を指令制御することで、マルチコプタ10の自律的飛行が可能となる。
また、マルチコプタ10がラジオコントロール(「RC」と略称する。)モード、すなわち遠隔操縦によって飛行するときは、RC解析部175が、RC受信部19から受信した遠隔操作信号を解析し、その結果がナビゲータ170に入力される。そして、ナビゲータ170が、解析された遠隔操作情報に基づいて飛行制御部171及び姿勢制御部172を指令制御することで、マルチコプタ10の遠隔操縦飛行が行われる。
また、ナビゲータ170は、メモリに記憶された隊形情報168に基づいて、コマンダ機1と自機との相対位置をその隊形に従わせる編隊飛行制御を行うことができる。更に、ナビゲータ170は、メモリに記憶された空間演出動作情報169に基づいて飛行制御部171及び姿勢制御部172を指令制御することで、空中で飛行体を様々な態様で動作させる空間演出動作も行うことができる。ここで、制御ユニット16のメモリには、複数の異なる隊形を示す隊形情報168と、複数の異なる空間演出動作を示す空間演出動作情報169とが予め記憶されている。これら編隊飛行及び空間演出動作の制御方法については後述する。
次に、外枠体20は、細線21を網状かつ球状に組み上げて形成される。外枠体20(細線21)は、可撓性(クッション性)を有する比較的軽量な樹脂で形成される。例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、フェノール樹脂及びこれらを主成分とした樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を2種以上用いた合成樹脂であってもよい。
本体11の前後左右には、図5に示すように4本の連結部材22が設けられている。これらの連結部材22の端部を外枠体20の内側に固定することで、外枠体20内にマルチコプタ10を固定配置することができる。この場合、マルチコプタ10の重心と、外枠体20の重心とを一致させて、マルチコプタ10の飛行中の姿勢を安定させることができる。
なお、これら連結部材22に、ある飛行体(コマンダ機1)が他の飛行体(コマンダ機2)に電波信号(例えば2.4GHz又は5GHz等のマイクロ波)を送信するための、無指向性の送信アンテナ24を取り付けることができる。
また、連結部材22の素材としては、合成アルミ等の金属や樹脂を採用することができるが、外枠体20と同様に可撓性のある軽量樹脂を採用することが好ましい。
外枠体20内でのマルチコプタ10の固定配置については、4本の連結部材22によるものに限定されない。例えば、本体11の前後の2本の連結部材22により、外枠体20内にマルチコプタ10を固定してもよいし、本体11の左右の2本の連結部材22により、外枠体20内にマルチコプタ10を固定してもよい。
このように、本実施形態の飛行体(コマンダ機1、プレイヤ機2)においては、外枠体20を網状体としたことで、内部に配置されるマルチコプタ10と外気とが遮断されない。そのため、マルチコプタ10の回転翼制御による、上昇、下降、進行、旋回及びホバリングなどの通常の飛行が可能となっている。また、外枠体20を可撓性のある球状体としたことで、飛行体が接触する場面が生じても、外枠体20同士の接触面積を小さくでき、かつ、マルチコプタ10の回転翼同士の接触を防ぐことができる。また万が一、飛行体が墜落した場合でも、可撓性のある外枠体20が地面との衝撃を和らげるため、マルチコプタ10の本体11や回転翼14の破壊を防ぐことができる。
また、外枠体20には、図2に示したように、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子23が複数配置されている。発光素子23を、例えば細線21の交点に取り付けてもよいし、細線21の線上に取り付けてもよい。発光素子23の配置態様やその個数は、任意に設定することができる。また、発光素子23は、青、緑、赤のいずれかの単色のものであってもよいし、青、緑、赤の全てをパッケージ化した多色のものであってもよい。多色の発光素子23を採用した場合、それぞれの発光輝度を制御することで、様々な発光色を放つことができる。
更に図6に示すように、外枠体20には、他の飛行体(例えばコマンダ機1)が発信するマイクロ波を受信するための受信アンテナ25が取り付けられている。受信アンテナ25は、例えば図6の破線で示す仮想正四面体の頂点に対応する位置に4個設けられることが好ましい。ただし、受信アンテナ25は、4個に限られるものではなく、3個又は5個以上取り付けられてもよい。
それぞれの受信アンテナ25a〜25dは、小型パラボラ又は誘電体レンズ等による指向性を有し、電波の受信感度ピークが、外枠体20の球状面に対し直交する方向となるように設置されている。これにより、少なくとも3個の受信アンテナが受信する電波強度を比較することで、マイクロ波の発信源である飛行体(コマンダ機1)の方向を判定できる。
例えば、図7に示すように、受信アンテナ25a〜25dが正四面体の頂点に位置する場合、各面の法線は正四面体の中心、つまりマルチコプタ10の機体中心から4方向均等に放射状に延びる。もし、3個の例えば受信アンテナ25a〜25cで受信される電波強度Pa、Pb、Pcが同じであれば、これらアンテナを頂点とする三角形面の法線N1の延長先に電波の発信源(コマンダ機1)があると判定できる。3個の受信アンテナ25a〜25cで受信される電波強度Pa、Pb、Pcに差がある場合には、それぞれのアンテナが受信する電波信号強度の比に応じた角度だけ法線N1からずれた方向に、電波の発信源(コマンダ機1)があると判定できる。
次に、複数の飛行体を用いて編隊飛行及び空間演出を行う方法を説明する。図1に示したように、本実施形態によれば、遠隔操縦される1機のコマンダ機1と、コマンダ機1からの指令により自律飛行する複数機のプレイヤ機2とにより1個の編隊が構成される。
先ず、地上の制御室からコマンダ機1をラジコンの遠隔操縦により離陸させ、所定の高さまで上昇させる。コマンダ機1及びプレイヤ機2には、予め初期の隊形情報168が設定されている。また、コマンダ機1と各プレイヤ機2には、それぞれの隊形情報168が示す隊形のパート位置を示すパートIDが割り当てられている。
コマンダ機1からは、コマンダ機1の位置情報(緯度、経度、高度情報を含む)が、随時、各プレイヤ機2に送信される。具体的には、コマンダ機1の位置情報は、コマンダ機1の信号変換部178によりコマンダ機位置信号に変換される。そして、変調部164が、マイクロ波周波数帯(例えば2.4GHz又は5GHz)のキャリア信号にコマンダ機位置信号を周波数変調して、変調マイクロ波信号をトランスミッタ34に出力する。コマンダ機1のトランスミッタ34は、変調マイクロ波信号を増幅し、送信アンテナ24からマイクロ波を周囲のプレイヤ機2に放射する。
各プレイヤ機2は、コマンダ機1からのマイクロ波を受信アンテナ25で受信する。プレイヤ機2が受信したマイクロ波信号は、レシーバ35を経て、電波強度検出部162により各受信アンテナ25a〜25dにおける受信電波強度が判定される、そして、コマンダ機方向判定部176は、図7を用いて説明した方法で、コマンダ機1の方向を判定する。
また、各プレイヤ機2は、受信したマイクロ波信号を復調部163が復調し、信号解析部177が復調されたコマンダ機位置信号からコマンダ機1の位置情報を抽出する。抽出されたコマンダ機1の位置情報は、各プレイヤ機2のナビゲータ170に出力される。
また、各プレイヤ機2の位置姿勢判定部174は、自機の位置を随時判定し、ナビゲータ170に出力する。各プレイヤ機2のナビゲータ170は、設定されている隊形情報168を参照し、コマンダ機1に対する自機の相対位置が、隊形情報168において自機に割り当てられたパートIDの位置に一致させるようにして自機を飛行制御する。
これにより、遠隔操縦されるコマンダ機1に追従して、他のプレイヤ機2、2、・・・が、隊形情報168で示される自己のパートの相対位置を維持しながら自律飛行する。このようにして、隊形情報168に基づき、例えば図8に示すV字状に整列するような統率された飛行隊形で、複数の飛行体を編隊飛行させることができる。
なお、地上の制御室からコマンド機1に送信するラジコンの遠隔操作信号に、隊形情報168の設定情報を含ませることができる。この場合、コマンド機1が隊形情報168の設定情報を地上から受信すると、その情報がマイクロ波でコマンド機1から各プレイヤ機2に送信される。これにより、例えば飛行中又は空中でホバリング中の飛行体の隊形を、地上からの遠隔操作で変更することができる。また、コマンド機1がメモリに記憶された飛行計画情報167に基づいて各プレイヤ機2に隊形情報168の設定情報を送信し、隊形を変更してもよい。
本実施形態では、上述したように各プレイヤ機2が、マイクロ波の受信強度に基づいて、コマンド機1の方向を判定するコマンダ機方向判定部176を備えている。そのため、例えばコマンド機1が各プレイヤ機2に「拡散」指令をマイクロ波で送信すると、各プレイヤ機2がその指令に従い、例えば図9に示すようにコマンド機1から離れる方向に一斉に拡散又は放射するような空間演出飛行を行うことができる。このとき、各プレイヤ機2の発光制御部179が、メモリに記憶された発光演出パターン情報165に基づき発光素子駆動部166を駆動して、自機の外枠体20に配置した発光素子23を点灯若しくは点滅又は発光色を変更することで、例えば疑似花火のような空間演出を行うことができる。
また、コマンド機1が各プレイヤ機2に「集合」指令を送信して、各プレイヤ機2をコマンド機1に向けて飛行させ、隊形を再編成することもできる。
また、本実施形態では、各プレイヤ機2が、地上からの遠隔操縦によらない自律飛行機能を備えている。そのため、例えば図10に示す各プレイヤ機2が空中に拡散した位置で、メモリに記憶された空間演出動作情報169に基づいて、例えば上下移動を繰り返したり、左右に揺れたりするような空間演出動作を行うこともできる。また、各プレイヤ機2が、空間演出動作に伴い、発光演出パターン情報165に基づいて、外枠体20の発光素子23を点灯若しくは点滅又は発光色を変更してもよい。これにより、提灯風船のような、空中で複数の光る飛行体を様々な態様で動作させる空間演出を行うことができる。
なお、空間演出動作情報169及び/又は発光演出パターン情報165の選択情報を、地上からコマンダ機1を介して各プレイヤ機2に送信してもよいし、コマンド機1がメモリに記憶された飛行計画情報167に基づいて各プレイヤ機2に選択情報を送信することで、編隊全体の空間演出内容を変更してもよい。
1 コマンダ機(第1の飛行体)
2 プレイヤ機(第2の飛行体)
10 マルチコプタ
11 本体
12A〜12D ロータユニット
13 回転モータ
14 回転翼
15 アーム
16 制御ユニット
17 CPU
20 外枠体
21 細線
22 連結部材
23 発光素子
24 送信アンテナ
25、25a〜25d 受信アンテナ
161 モータ駆動部
162 電波強度検出部
163 復調部
164 変調部
165 発光演出パターン情報
166 発光素子駆動部
167 飛行計画情報
168 隊形情報
169 空間演出動作情報
170 ナビゲータ
171 飛行制御部
172 姿勢制御部
173 モータ制御部
174 位置姿勢判定部
175 RC解析部
176 コマンダ機方向判定部
177 信号解析部
178 信号変換部
179 発光制御部

Claims (5)

  1. 複数の飛行体を編隊飛行させるための飛行制御方法であって、
    第1の飛行体であるコマンダ機と、複数の第2の飛行体であるプレイヤ機とにより1個の編隊を構成し、
    前記コマンダ機を遠隔操縦することと、
    前記コマンダ機からの指令信号に従って前記プレイヤ機を自律飛行させること
    を含む飛行制御方法。
  2. 前記プレイヤ機が前記コマンダ機の方向を判定することを更に含む、請求項1に記載の飛行制御方法。
  3. 前記コマンダ機が電波を放射し、前記プレイヤ機が、複数のアンテナで受信する前記電波の受信強度に基づいて前記コマンダ機の方向を判定する、請求項2に記載の飛行制御方法。
  4. 前記各プレイヤ機が、前記コマンダ機に対する自機の相対位置が、隊形情報が示すパート位置となるように自機を飛行制御することで、前記隊形情報に基づく飛行隊形が編成される、請求項1〜3の何れか1項に記載の飛行制御方法。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載の飛行制御方法に用いられる飛行体であって、
    マルチコプタと、該マルチコプタの全体を球状に覆う網状の外枠体とを備える飛行体。
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