JP2019040135A - 表示装置及びテレビジョン受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトが複数のエリアに分割されている場合に、エリア毎にガンマ値を決定することにより、視認性が高く、かつ、省電力の効果が高い表示装置を提供すること。
【解決手段】表示パネルと、複数の領域に分割されたバックライトと、映像信号に応じて分割された領域毎にバックライトの輝度値を算出するエリア輝度値算出部(102)と、前記領域毎に、ガンマ値を決定するバックライトガンマ部(104)と、前記輝度値と、前記ガンマ値に基づいて領域毎に前記バックライトの輝度を制御するバックライト駆動回路(25)と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置等に関する。
従来から、ディスプレイに設けられたバックライトを領域毎に複数分割し、バックライトの明るさを制御する、いわゆるローカルディミングと呼ばれる技術が知られている。ローカルディミングの技術を利用することにより、バックライトの輝度が下がることで電力が低減し、省電力なディスプレイを提供することができる。
例えば、特許文献1には、ターゲットガンマ曲線(target gamma curve : TGV)を用いて複数のディミング(dimming)単位領域のそれぞれの代表階調値(representative grayscale value : RGV)に対応する駆動ディミングデューティサイクルを算出する段階と、前記駆動ディミングデューティサイクルに基づいて複数の発光単位ブロックを含む光源の前記各ディミング単位領域と対応する各発光単位ブロックを駆動させる段階とを有する発明が開示されている。
特開2009−175740号公報
ローカルディミングを強めることでより電力を低減させることができるが、この場合、液晶側のガンマと、バックライト側のガンマのバランスに精度が求められてしまい、ムラ等が生じてしまうという問題が生じてしまった。
例えば、ローカルディミングを強めた場合、エリアによってはガンマ値が2.2となるが、この場合隣接エリアとの明暗が視認できてしまうことにより、輝度ムラが生じてしまうという問題があった。
また、明るいエリアの周囲が暗いと、周囲のバックライトからのアシスト光が得られず、結果としてバックライトが期待以上に暗くなってしまい、液晶側の表示が飽和してしまうといった問題も生じていた。
上述した課題に鑑み、本発明は、バックライトが複数のエリアに分割されている場合に、エリア毎にガンマ値を決定することにより、視認性が高く、かつ、省電力の効果が高い表示装置を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明の表示装置は、
表示パネルと、
複数の領域に分割されたバックライトと、
映像信号に応じて分割された領域毎にバックライトの輝度値を算出する輝度値算出部と、
前記領域毎に、ガンマ値を決定するガンマ値決定部と、
前記輝度値と、前記ガンマ値とに基づいて領域毎に前記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の表示装置等によれば、表示パネルと、複数の領域に分割されたバックライトとそなえた表示装置であって、映像信号に応じて分割された領域毎にバックライトの輝度値を算出し、また、前記領域毎に、ガンマ値を決定する。そして、算出された輝度値と、ガンマ値とに基づいて領域毎にバックライトの輝度を制御することができる。これにより、領域毎にガンマ値が決定されることから、適切な明るさで映像が表示されることとなり、また、バックライトの輝度が制御されることから電力を低減することができる。
第1実施形態における表示装置の外観を示す図である。 第1実施形態における表示装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における駆動処理部の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるガンマパターンの一例を説明するための図である。 第1実施形態の効果を説明するための図である。 第1実施形態の効果を説明するための図である。 第1実施形態をテレビ受信装置に適用した場合の機能構成を説明するための図である。 第5実施形態におけるガンマパターンの一例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、一例として、表示装置をテレビジョン受信装置に適用した場合について説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
まず、図1の本実施形態における表示装置1の全体の外観を示す。本実施形態では、表示装置の一例として、ローカルディミングにより制御されている映像を表示可能なテレビ受信装置を例に説明するが、表示装置であれば他の装置であってもよい。
図2は、本実施形態における表示装置1の構成を示すブロック図である。図2に示す表示装置1は、駆動処理部10に、バックライト20を駆動させるバックライト駆動回路25と、液晶表示パネル(表示パネル)30を駆動させる液晶駆動回路35とが接続されている。そして、液晶表示パネルに表示画面が表示される。
表示装置1は、表示画面を複数のエリアに分割し、エリア内の入力画像に基づきバックライト光源の輝度を制御しながら、液晶表示パネル30を駆動するローカルディミングを行う。
液晶駆動回路35は、液晶表示パネル30の駆動回路である。液晶駆動回路35は、駆動処理部10から出力された液晶表示パネル30の駆動に用いる表示用データ(以下、「液晶データ」という)に基づき、液晶表示パネル30に対して表示素子の光透過率を制御する信号(電圧信号)を出力する。
バックライト20は、液晶表示パネル30の背面側に設けられ、液晶表示パネル30の背面にバックライト光を照射する。バックライト20は、例えば、m×n個の領域に分割されており、それぞれの領域の光量を独立して制御可能である。これらの領域は、例えば、LEDユニット等により構成されており、行方向にm個ずつ、列方向にn個ずつ、全体として2次元状(配列状)に配置される。
これらのLEDユニットは、RGB各色以外の色を発する複数のLEDであってもよいし、色毎に輝度を変更しない場合には白色LEDであってもよい。また、バックライトは高速に輝度の調節が可能なLEDで構成されるのが好適であるが、その他の周知の光源、例えばCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)であってもよい。
バックライト駆動回路25は、バックライト20の駆動回路である。バックライト駆動回路25は、駆動処理部10から出力されたバックライト20の駆動に用いるバックライト制御用データ(以下、「LEDデータ」という)に基づき、バックライト20に対して輝度を制御する信号(電圧信号又は電流信号)を出力する。
図3は、本実施形態における駆動処理部10の詳細な構成を示すブロック図である。駆動処理部10は、エリア輝度算出部102と、バックライトガンマ部104と、ガンマパターン決定部106と、液晶ガンマ部122と、液晶データ補償部124と、液晶ガンマ補正部126とを備えて構成されている。
映像信号から抽出された入力画像(画像データ)は、エリア輝度算出部102及び液晶ガンマ部122にそれぞれ入力される。エリア輝度算出部102(輝度算出部)は、入力画像を複数のエリアに分割し、各エリアに対応したバックライトの輝度値を算出する。ここで算出される輝度値は、絶対値であってもよいし、相対値であってもよい。
そして、算出されたバックライトの輝度値は、バックライトガンマ部104によって、実際の輝度値に補正される。ここでバックライトガンマ部104は、ガンマパターン決定部106により決定されたガンマパターンに基づいて、各エリアに対応したガンマ値と、エリア輝度算出部102により算出された輝度値に基づいて、実際のバックライトの輝度値が算出されることとなる。
ここで、ガンマパターンとは、バックライトのエリア毎に適用されるガンマ値が記憶されているガンマ値テーブルである。例えば、本実施形態では、ガンマパターン決定部106は、ガンマパターンを記憶しており、ガンマパターンを適用することにより、バックライトガンマ部104は、エリア毎の輝度値を変化させる。
ここで、本実施形態におけるガンマパターンを図4に示す。従来はエリア総て同じガンマ値(例えば、ガンマ値=1.2)が適用されていたが、本実施形態に示す、図4(a)のガンマパターンは、中心はリニア(例えば、中心部のガンマ値を1.0)にし、周辺にかけてガンマ値が高く(例えば、最外部のエリアのガンマ値を2.2)なるようなガンマパターンとなっている。
すなわち、中心部近傍は、画質劣化を防ぐためにガンマ値を「1.0」としている。また、周辺部は、画面端のため、弊害が見えにくくなることから、ガンマ値を「2.2」としている。そして、中央部近傍から、周辺部にかけて徐々にガンマ値が高くなっている。図4(a)の場合は、「1.0」「1.2」「1.6」「2.2」と変化している。
これらのガンマパターンは、他のパターンが適用される場合もある。例えば、図4(b)で示すように、千鳥状(ディザ状)で表現される場合もある。この場合、ガンマ値が「1.0」と「1.6」とで分散していることから、画質劣化が目立たず、弊害が見えにくくなるといった効果が期待できる。
液晶ガンマ部122は、入力された映像信号に応じて、映像信号を液晶表示パネル30において表示する場合に、液晶表示パネル30の特性に合うようにガンマ補正を行う機能部である。そして、補正された液晶における表示データが液晶データとして、出力される。
さらに、液晶ガンマ部122から出力された液晶データと、バックライトガンマ部104から出力されたエリア毎の輝度値に基づく輝度情報が、液晶データ補償部124に入力される。液晶データ補償部124は、入力された2つのデータから、液晶データの補正を行う。なお、入力される輝度情報としては、例えば、輝度値の逆数で表される補償利得値が利用される。
ここで、人間の目が感じる輝度は、液晶データと、バックライトの輝度とのかけ算となる。すなわち、入力画像における人間の目に感じさせる輝度は、液晶データ×バックライト輝度値となる。
したがって、液晶データが入力画像/バックライトの輝度値となるように、エリア毎に演算する。そして、この補償された値に基づいて、液晶ガンマ補正部126において、液晶データを、実際の表示パネル30に適切に表示されるように、液晶データを補正し、液晶駆動回路35に出力する。
ここで、本実施形態を適用した場合の効果について、図5及び図6を用いて説明する。図5に示すように、例えば背景50%グレーの画像において、白Windows表示の画像(映像)を表示した場合のバックライト輝度について説明する図である。
図6(a)は、ローカルディミングの適用がない場合のバックライド輝度である。この場合総てのエリアの輝度が「100%」と設定されており、全体として平均100%の輝度となる。
図6(b)は、ローカルディミングを適用した従来におけるバックライトの輝度を示した図である。この場合、ガンマは全体に1.2が設定されており、白い部分は100%、グレーの部分は44%の輝度となっている。したがって、平均としてはおよそ48%となり、図6(a)と比較しておよそ52%電力が削減されている。
図6(c)は、ローカルディミングにおいて、本実施形態におけるガンマパターンを適用した場合のバックライトの輝度を示した図である。この場合、中心部近傍は「100%」の輝度であるが周辺に行くにつれて輝度が下がっている。そして、最外の輝度は「22%」となっている。
これにより、平均としてはおよそ34%となり、図6(b)と比較して、およそ14%削減されている。また、中心部近傍では輝度が下がっておらず、周辺にかけてガンマを強めることにより輝度が下がっていることから、画質の低下が感じにくい状態で輝度を下げることが可能となっている。
また、段階的にガンマ値を変化させていることから、境目の処理が適切に行われていることにより、ムラ(例えば、輝度ムラ、色ムラ)が発生しにくいといった効果も期待できる。
なお、本実施形態の表示装置1を、例えばテレビジョン受信装置200に適用した場合の機能構成を図7に示す。図7のテレビジョン受信装置200は、制御部210と、チューナ部220と、外部入力部225と、表示部230と、バックライト制御部235と、音声出力部240と、操作部250と、記憶部260と、映像処理部270とを備えて構成されている。
制御部210は、テレビジョン受信装置200の全体を制御するための機能部である。制御部210は、記憶部260に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
チューナ部220は、選局されたチャンネルの放送波を受信し、映像信号、音声信号として出力する機能部である。例えば、放送局から放送されたデジタル放送を、外部アンテナを経由して受信する。なお、受信する放送としては、デジタル放送に限らず、例えばマルチキャスト放送等であってもよい。
外部入力部225は、外部からの映像信号/音声信号を入力するための機能部である。例えば、コンピュータや、レコーダといった他の装置を、HDMI(登録商標)や、Displayポート、D−SUB、コンポジット等により接続可能である。
表示部230は、上述した実施形態の液晶表示パネル30及びバックライト20により構成されている。このバックライト20は、バックライト制御部235により、エリア毎に輝度が制御可能である。すなわち、ローカルディミングの機能が本実施形態では実現可能である。そして、チューナ部220及び外部入力部225から出力される映像信号が表示される。
音声出力部240は、チューナ部220及び外部入力部225から出力される音声信号が出力される機能部である。例えば、スピーカや、ヘッドフォン等により構成されている。
操作部250は、テレビジョン受信装置200を操作するための機能部である。例えば、電源のON/OFFや、チャンネルの選局、音量の調整、モード切替えといった種々の操作が、操作部250を介して行われる。
記憶部260は、テレビジョン受信装置200の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部260は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
また、記憶部260には、ガンマパターン262が記憶されている。ガンマパターン262は、工場出荷時に予め記憶されていてもよいし、サービスマン等により後から記憶されてもよい。また、通信部(不図示)を介してネットワークから受信されたり、利用者により設定されたりしてもよい。
映像処理部270は、バックライト制御部235により制御されたバックライトの輝度に応じて、映像信号を処理したり、表示モードに応じて映像信号に画像処理(例えば、明度を切り替えたり、鮮鋭化処理を施したり等)をしたりする機能部である。
このように、本実施形態の表示装置をテレビ受信装置に適用した場合に、画像の劣化がすくなく、かつ、省電力なテレビ受信装置を提供することが可能となる。
[2.第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、適用されるガンマパターンは1つとして説明したが、本実施形態では複数ガンマパターンを有しており、そのガンマパターンをモードやコンテンツの種類に応じて切り替える実施形態について説明する。
なお、本実施形態の構成及び動作は、第1実施形態と共通であるため、その説明を省略する。
例えば、第1のガンマパターンとして、図4(a)を用いて説明したが、例えば総ての領域でガンマ値が「1.0」となる第2のガンマパターンを有する。
そして、省電力モードのときは、第1のテーブルが選択され、高画質モードのときは、第2のテーブルが選択される。このように、利用者が選択するモードに応じて、ガンマパターンを切り替えることが本実施形態ではできる。
切り替え可能なガンマパターンとしては、他にも考えられる。例えば、「シネマモード」「ゲームモード」「スポーツモード」といった、視聴シーンに応じたモード毎にガンマパターンを記憶しており、それらを切り替えてもよい。また、入力される信号として、「HDMI」や、「D−SUB」といった、外部入力先に応じて適切なガンマパターンに切り替えてもよい。
また、視聴している番組が「スポーツ」「ニュース」「ドラマ」「映画」といったコンテンツの種類に応じてガンマパターンを有しており、それらを切りえてもよい。すなわち、番組に応じた表示モードを利用者が切り替える場合、この表示モードに対応したガンマパターンを有し、表示モードの切り替えに応じてガンマパターンも切り替える。これにより、利用者が所望する画質で表示することが可能となり、かつ、電力低減効果を高いガンマパターンを用意することが可能となる。
[3.第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第1実施形態では、ガンマパターンを1つとして説明したが、本実施形態では複数ガンマパターンを有しており、そのガンマパターンを画面(表示画面)の種類に応じて切り替える可能な実施形態について説明する。
なお、本実施形態の構成及び動作は、第1実施形態と共通であるため、その説明を省略する。
表示画面は、複数の表示領域に分割して映像を表示する場合がある。例えば、表示画面を縦や横で分割し、2つ以上の表示画面を表示する場合がある。また、1つの大きな表示画面である親画面の中に、別の子画面を表示するPinP表示も考えられる。
この場合、表示画面における表示領域毎にガンマパターンを適用してもよい。例えば、PinPで子画面を表示する場合、省電力効果を大きくしたい場合は、親画面の領域にて上述したガンマパターン(例えば、図4(a)のガンマパターン)を適用する。そして、子画面の部分は通常の表示(例えば、総ての領域でガンマ値が1.0となるガンマパターン)を適用する。なお、親画面と子画面が逆の場合でも適用可能である。
なお、親画面の場合は、表示画面の端の部分は目立ちにくいため、図4(a)のガンマパターンを利用することで、画質低下の影響が少なく、かつ、電力低減の効果が高く期待できる。ただ、子画面の場合は、親画面の表示画面内であるため、親画面と境界域と異なるガンマ値である場合は輝度差が目立つ場合がある。この場合は、輝度差が目立たないようなガンマ値に設定されることが望ましい。
また、上述した第2実施形態と組み合わせることも可能である。例えば、左右に分割表示している場合に、右画面は「スポーツ」、左画面は「ドラマ」といったコンテンツ(表示モード)に応じて、それぞれ適切なガンマパターンを割り当てるといったことも可能である。
また、上述した実施形態は表示画面として、表示装置1が単体の場合を説明したが、例えばマルチディスプレイのように、複数の表示装置を組み合わせた場合のガンマパターンを用意しても良い。この場合、隣接する表示装置の境界領域のガンマ値は、他の周辺領域と比べて異なるガンマ値となるように設定してもよい。
[4.第4実施形態]
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、ガンマパターンが複数記憶されている場合に、入力される映像信号を解析し、適切なガンマパターンを選択する実施形態である。
最近の放送では、番組によっては一定の表示エリアに同じものが表示されることが考えられる。例えば、画面下側にSNS(social networking service)の投稿が表示されたり、画面の回りに気象情報が表示されたりする場合が考えられる。
これらの放送に応じて、適切なガンマパターンを選択する。なお、映像信号を解析してもガンマパターンを選択してもよいし、番組情報に基づいてガンマパターンを選択してもよい。
また、ガンマパターンとしては、番組に応じたガンマパターンを放送波によって受信してもよいし、ガンマパターンの提供サーバから受信してもよい。このように、本実施形態によれば、受信された番組、入力された映像信号といった、現在表示するコンテンツの場面に応じて、さらに適切なガンマパターンを選択することが可能となる。
[5.第5実施形態]
つづいて、第5実施形態について説明する。上述した実施形態は、ガンマパターンを記憶している場合について説明したが、本実施形態はガンマパターン決定部106が、ガンマパターンを生成する場合について説明する。
すなわち、本実施形態においては、ガンマパターンは予め記憶されてなくてもよいし、一部の基本パターンが記憶されており、その基本パターンに基づいてガンマパターンが補完して生成されてもよい。なお、単純にエリア毎にガンマ値を算出し、当該ガンマ値を利用してもよい。
(1)基本パターンから、補完して生成する場合
例えば、図8に示すように、一部のガンマ値のみが記憶されているガンマパターンを記憶している。そして、記憶されているガンマ値に基づいて、空いている値を補完することにより、1つのガンマパターンを生成してもよい。例えば、ローカルディミングのエリアが細かくなると、その分ガンマパターンの記憶容量も大きくなる。そこで、一部のガンマ値のみを記憶しておき、残りを補完するといった方法が考えられる。
(2)1つのガンマパターンから他のモードのガンマパターンを生成する場合
例えば、図4(a)に示したガンマパターンを基本パターンとし、そこから表示モードやコンテンツに応じたガンマ値を補完することで、新たなガンマパターンを生成する。この場合、基本的なガンマパターンは1つしか記憶されていない場合でも、必要に応じてガンマパターンを生成することが可能となる。
(3)ガンマパターンを生成する/エリア毎のガンマ値を算出する
予めガンマパターンを持っておらず、ガンマ値をエリア毎に算出する。算出されたガンマ値をエリア毎にガンマパターンとして記憶してもよいし、直接映像信号に適用してもよい。
例えば、エリアをm×nに分割しているとき、中心のエリアはガンマ値が1.0に、周辺のエリアはガンマ値が2.2になるようにガンマ値を設定するように演算を行う。すなわち、[(m×0.5),(n×0.5)]の領域はガンマ値が1.0となるが、[x,0]、[x,n]、[0,y]、[n,y]の領域(すなわち、周辺領域)はガンマ値が2.2となるように割り当てる演算を行えばよい。
このように、本実施形態によれば、ガンマパターンを記憶していなかったり、記憶していても新たなガンマパターンを生成したり、少ない基本的なパターンから多くのガンマパターンを生成することが可能となる。例えば、エリアが細かく区切られていると、ガンマパターンの容量が大きくなってしまうが、本実施形態を適用すれば、ガンマパターン用の容量を大きく確保することなく、適切なガンマパターンを適用可能となる。
[6.第6実施形態]
つづいて、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、実際に表示されている表示パネルの状態を利用者が視認し、それに応じたガンマパターンの学習を行う実施形態である。
例えば、上述した実施形態を適用した映像信号が表示される。このとき、利用者は例えば、映像がきれいに表示されていない、輝度が適切に出力されていないと感じた場合には、その旨を指示する。このとき、適切に表示されていない、出力されていない箇所を指摘するのが好ましいが、当該箇所を指摘しなくてもよい。
この場合、例えばガンマ値を調整した表示を行う。そして、利用者が適切に表示/出力されたと感じた状態を指示する。このときのガンマ値を学習後のガンマ値とし、ガンマパターンを更新するか、補正用のガンマ値を記憶する。
また、利用者が適切に表示/出力されていないことを判断する場合に、通常の番組やコンテンツが表示されている状態であってもよいし、判断用の映像としてテストパターン等が表示されていてもよい。
このように、本実施形態によれば、表示装置1の設置環境や、利用者の感じ方により、適切に表示されるよう、ガンマパターンに補正したり、補正用のガンマパターンを生成したりすることができる。また、補正用のガンマパターンとしては、例えば、表示モード毎に生成しても良いし、時間帯や、室内光の環境毎に生成してもよい。
[7.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態では、表示装置をテレビジョン受信装置に適用した場合について説明したが、それ以外の表示装置でも適用可能なことは勿論である。例えば、大型ディスプレイ、コンピュータ、スマートフォン、タブレット、カーナビゲーション等の各種装置においても適用可能である。
また、実施形態において各装置で動作する機能は、ソフトウェア(プログラム)で実現されてもよいし、ハードウェアで実現されてもよい。プログラムで実現される場合は、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDD、SSDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1 表示装置
10 駆動処理部
102 エリア輝度算出部
104 バックライトガンマ部
106 ガンマパターン決定部
122 液晶ガンマ部
124 液晶データ補償部
126 液晶ガンマ補正部
20 バックライト
25 バックライト駆動回路
30 液晶表示パネル(表示パネル)
35 液晶駆動回路

Claims (7)

  1. 表示パネルと、
    複数の領域に分割されたバックライトと、
    映像信号に応じて分割された領域毎にバックライトの輝度値を算出する輝度値算出部と、
    前記領域毎に、ガンマ値を決定するガンマ値決定部と、
    前記輝度値と、前記ガンマ値とに基づいて領域毎に前記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記領域毎に、ガンマ値が記憶されたガンマ値テーブルを記憶する記憶部をさらに有し、
    前記ガンマ値決定部は、前記ガンマ値テーブルからガンマ値を読み出して決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ガンマ値テーブルは、中心部から周辺部にかけてガンマ値が高くなることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記ガンマ値テーブルから読み出されたガンマ値に基づいて、補間するガンマ値を算出するガンマ値算出部をさらに有し、
    前記ガンマ値決定部は、前記ガンマ値テーブルから読み出されたガンマ値と、前記ガンマ値算出部により算出されたガンマ値とによって、領域毎にガンマ値を決定することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記記憶部には、前記ガンマ値テーブルが複数記憶されており、
    前記ガンマ値決定部は、入力された映像信号、表示モード又は表示画面の領域に応じて前記記憶部からガンマ値テーブルを読み出して、領域毎にガンマ値を決定することを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の表示装置。
  6. 前記映像信号に応じて、ガンマ値を算出するガンマ値算出部をさらに有し、
    前記ガンマ値決定部は、前記ガンマ値算出部により算出されたガンマ値から、ガンマ値を決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の表示装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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