JP2019040014A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着性能と用紙の分離性を向上させた定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、定着ベルト21と、前記定着ベルト21との間に、加圧領域Nを形成する加圧ローラー23と、前記加圧領域Nにおいて前記定着ベルト21の内周面に接触し、回転する該定着ベルト21に対して摺動する摺動面41を有する押圧パッド27と、を備える。前記摺動面41は、搬送方向に沿って連続して形成された、前記加圧ローラー23と反対側に凹んだ第1の円弧状面43及び第2の円弧状面45を有する。前記第1の円弧状面43は、前記加圧ローラー23の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する。前記第2の円弧状面45は、前記第1の円弧状面43を下流側に延長した延長面よりも前記加圧ローラー34の側に傾斜している。前記第1の円弧状面43と前記第2の円弧状面45との境界は、前記加圧領域Nの下流端Nxに対応している。
【選択図】図4
【解決手段】定着装置は、定着ベルト21と、前記定着ベルト21との間に、加圧領域Nを形成する加圧ローラー23と、前記加圧領域Nにおいて前記定着ベルト21の内周面に接触し、回転する該定着ベルト21に対して摺動する摺動面41を有する押圧パッド27と、を備える。前記摺動面41は、搬送方向に沿って連続して形成された、前記加圧ローラー23と反対側に凹んだ第1の円弧状面43及び第2の円弧状面45を有する。前記第1の円弧状面43は、前記加圧ローラー23の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する。前記第2の円弧状面45は、前記第1の円弧状面43を下流側に延長した延長面よりも前記加圧ローラー34の側に傾斜している。前記第1の円弧状面43と前記第2の円弧状面45との境界は、前記加圧領域Nの下流端Nxに対応している。
【選択図】図4
Description
本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
定着装置においては、定着ベルトや定着ローラー等の定着部材と、加圧ローラー等の加圧部材との間に加圧領域を形成し、トナー像が転写された用紙が加圧領域を通過することで、トナー像を溶融して用紙に定着させている。トナー像を用紙に確実に定着させるには、用紙の搬送方向に沿った加圧領域の長さは長い方が好ましい。加圧領域の長さを長くする方法として、大径の加圧ローラーを用いる方法や、加圧ローラーの表面の弾性層の厚さを厚くする方法、加圧ローラーの表面の弾性層のゴム硬度を低下させる方法、加圧部材の定着部材への押圧力を高める方法等が知られている。
しかしながら、大径の加圧ローラーを用いる場合は、定着装置が大型化するという問題がある。また、加圧ローラーの弾性層の厚さを厚くすると、定着装置のウォームアップ時間が長くなるという問題がある。さらに、加圧ローラーの弾性層のゴム硬度を低下させると、温度に依存して外径が変化しやすくなり、搬送性や耐久性が低下する。加圧部材の押圧力を高めた場合は、加圧ローラーの表面の撓み量が大きくなり、搬送性が低下したり定着フレームの補強が必要になったりするという問題がある。
このような問題点に対して、可撓性を有する無端状の定着ベルトを用いた摺動ベルト定着方式が考案された。この摺動ベルト定着方式では、定着ベルトを、ベルト支持部材によって内側から支持して加圧ローラーに圧接させ、加圧ローラーとの摩擦力によって回転させる。ベルト支持部材の形状を調整することで、低い押圧力で加圧領域の長さを長くすることが可能となる。
加圧領域でトナー像が定着された用紙は、分離部材によって定着部材から分離される。上記の摺動ベルト定着方式の場合、定着ベルトの表面から用紙を分離しにくいという問題がある。この問題は、例えば、コシの弱い用紙にトナーの付着量の多いカラー画像を形成する場合等において顕著となる。
そこで、加圧領域において定着ベルトの内周面に接触する押圧パッドの形状や材質が検討されている。例えば、特許文献1には、加熱体(定着ベルト)と記録材(用紙)とが接触する領域内における加熱体の曲率半径が、記録材の搬送方向の上流側の方が下流側よりも大きくなるように設定された定着装置が記載されている。また、特許文献2には、弾性を有する押圧部材(押圧パッド)を用いた定着装置が記載されている。さらに、特許文献3には、押圧パッドの、定着ベルトの内周面に接触する摺動面が、平坦部と、平坦部よりも用紙の搬送方向の下流側の円弧状部と、を有する定着装置が記載されている。
しかしながら上記特許文献1に記載された定着装置では、加圧領域内で曲率半径が変化するので、加圧領域内の圧力が不均一となる虞がある。また、特許文献2に記載された定着装置では、加圧ローラーの表面への押圧パッドの食い込みが変動しやすく、加圧領域が変動しやすく、用紙の分離性が不安定であるという問題がある。さらに、特許文献3に記載された定着装置では、用紙の分離性は得られるが、特許文献1と同様に、加圧領域内で曲率半径が変化するので、加圧領域の圧力が不均一となる虞がある。
本発明は上記事情を考慮し、定着性能と用紙の分離性を向上させた定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、回転可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトとの間に、用紙が挟持搬送される加圧領域を形成する加圧ローラーと、前記加圧領域において前記定着ベルトの内周面に接触し、回転する該定着ベルトに対して摺動する摺動面を有する押圧パッドと、を備え、前記摺動面は、用紙の搬送方向に沿って連続して形成された、前記加圧ローラーと反対側に凹んだ第1の円弧状面及び第2の円弧状面を有し、前記第1の円弧状面は、前記加圧ローラーの曲率半径よりも大きい曲率半径を有し、前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面を前記搬送方向の下流側に延長した延長面よりも前記加圧ローラーの側に傾斜し、前記第1の円弧状面と前記第2の円弧状面との境界は、前記加圧領域の前記搬送方向の下流端に対応していることを特徴とする。
本発明の定着装置において、前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面の曲率半径と同じ曲率半径を有し、かつ、曲率中心が前記第1の円弧状面の曲率中心とは異なっていることを特徴としても良い。
本発明の定着装置において、前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面の前記曲率半径よりも大きい曲率半径を有していることを特徴としても良い。
本発明の定着装置において、前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面の前記曲率半径よりも小さい曲率半径を有していることを特徴としても良い。
本発明の画像形成装置は、用紙にトナー像を形成する画像形成部と、前記トナー像を前記用紙に定着する上記に記載の定着装置と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、加圧領域内の圧力を安定にできる。さらに、加圧領域を通過した用紙は、第2の円弧状面に沿って加圧ローラーの側に搬送されるので、用紙が定着ベルトから分離しやすくなる。
以下、図面を参照しつつ本発明の画像形成装置及び定着装置について説明する。
まず、図1を用いて、画像形成装置としてのプリンターの全体の構成について説明する。図1はプリンター1の内部構成を模式的に示す正面図である。以下、図1における紙面手前側をプリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きはプリンター1を正面から見た方向を基準として説明する。各図のL及びRは、それぞれ左方向及び右方向を示す。
プリンター1の装置本体2には、用紙Sが収容される給紙カセット3と、給紙カセット3から用紙Sを送り出す給紙装置5と、用紙Sにトナー像を形成する画像形成部7と、トナー像を用紙Sに定着する定着装置9と、用紙Sを排紙する排紙装置11と、排紙された用紙Sが受け止められる排紙トレイ13と、が備えられている。さらに、装置本体2には、給紙装置5から、画像形成部7と定着装置9とを通って排紙装置11に向かう用紙Sの搬送経路15が形成されている。
給紙装置5によって給紙カセット3から給紙された用紙Sは、搬送経路15に沿って画像形成部7に搬送され、用紙Sにトナー像が形成される。用紙Sは搬送経路15に沿って定着装置9に送られ、トナー像が用紙Sに定着される。トナー像が定着された用紙Sは排紙装置11から排紙トレイ13に排出される。
次に、図2を参照して、定着装置9について説明する。図2は定着装置の断面図である。
図2に示されるように、定着装置9は、定着ベルト21と、定着ベルト21との間に加圧領域Nを形成する加圧ローラー23と、定着ベルト21を加熱するIHヒーター25と、定着ベルト21の中空部に設けられる押圧パッド27と、を備えている。さらに、定着装置9は、これらが支持される定着ハウジング(図示省略)を備えている。
定着ベルト21は、所定の内径を有し、用紙の幅よりも長い幅を有する無端状ベルトである。定着ベルト21は、可撓性を有する材料で形成され、基材層と、基材層の外周面に設けられる弾性層と、弾性層の外周面に設けられる離型層と、を有している。基材層は、Ni等の磁性金属や、CuやAg、Al等の金属を付与したポリイミド樹脂で形成されている。弾性層は、シリコンゴム等で形成されている。離型層は、PFAチューブ等で形成されている。また、基材層の内周面に摺動層が形成される場合もある。摺動層は、ポリイミドアミドやPTFE等で形成されている。
定着ベルト21は、ベルトガイド31によって定着ハウジングに回転可能に支持されている。ベルトガイド31は、定着ベルト21の中空部に設けられる支持部材33に支持されている。支持部材33は、四角筒状の部材であり、定着ベルト21の中空部を貫通して、両端が定着ハウジングに固定されている。
ベルトガイド31は、定着ベルト21の内周面に沿った円弧状の断面形状を有し、バネ性を有する材料で形成されている。ベルトガイド31は、支持部材33の上部に固定されて、定着ベルト21に張力を与えて、IHヒーター25と所定の間隔を隔てて対向させている。なお、ベルトガイド31の換わりに、定着ベルト21の両端に内設する円弧状のフランジ部を定着ハウジングに設けても良い。
加圧ローラー23は、芯金と、芯金の外周面に設けられる弾性層と、弾性層の外周面に設けられる離型層と、を有している。弾性層は、シリコンゴム等で形成されている。離型層は、PFAチューブ等で形成されている。
加圧ローラー23は、定着ベルト21の下方から定着ベルト21に接触するように配置されて、定着ハウジングに回転可能に支持されている。これにより、加圧ローラー23と定着ベルト21との間に加圧領域Nが形成される。また、加圧ローラー23は、駆動源(図示省略)に接続して回転駆動される。駆動源によって加圧ローラー23が図2の反時計回り方向に回転すると、定着ベルト21は、加圧ローラー23に従動して、加圧ローラー23の回転方向とは反対の時計回り方向に回転する。この結果、搬送された用紙Sが加圧領域Nを通過する。
IHヒーター25は、コイル部25aと、コイル部25aを巻線状に保持するコイルボビン25bと、アーチコア25cと、を有している。IHヒーター25は、定着ベルト21の外周面の上半分を覆うように配置されて、定着ハウジングに支持されている。コイル部25aに高周波の交流電圧を印加することにより磁界を発生させ、この磁界の作用によって定着ベルト21の基材層に渦電流が発生して基材層が発熱し、定着ベルト21が加熱される。
押圧パッド27は、定着ベルト21の幅方向に長い、扁平な略直方体状の部材であり、液晶ポリマー等の樹脂で形成されている。押圧パッド27は、支持部材33の下面に固定されている。押圧パッド27の、加圧領域Nに対向する面41は、摺動シート35を介して定着ベルト21の内周面に接触している。定着ベルト21が前述のように回転すると、加圧領域Nに対向する面41は、定着ベルト21に対して摺動する。この加圧領域Nに対向して定着ベルトに対して摺動する面41を摺動面41とする。
さらに、定着装置9は、加圧領域Nよりも用紙の搬送方向Yの上流側に設けられる用紙進入ガイド37と、加圧領域Nよりも用紙の搬送方向Yの下流側に設けられる分離部材39と、を備えている。用紙進入ガイド37は、加圧領域Nに向かって上方に傾斜するように搬送経路に沿って配置されている。分離部材39は、定着ベルト21の回転方向に対してカウンター方向から定着ベルト21の表面に向かうように支持されている。
次に、押圧パッド27について、図3及び図4を参照してさらに説明する。図3は押圧パッドの断面図、図4は加圧領域の断面図である。
図3に示されるように、押圧パッド27の摺動面41は、用紙の搬送方向Yの上流側の第1の円弧状面43と、第1の円弧状面43から下流側に連続して設けられる第2の円弧状面45と、を有している。両円弧状面43、45は、加圧ローラー23と反対側に凹状に湾曲している。第1の円弧状面43の曲率半径は、加圧ローラー23の曲率半径よりも大きい。一例として、第1の円弧状面43の曲率半径は、加圧ローラー23の曲率半径の2倍以上が好ましく、4倍以上が特に好ましい。ただし、第1の円弧状面43の曲率半径を大きくすると、搬送方向Yに沿った加圧領域Nの長さが短くなるため、加圧領域Nの長さに応じて設定される。第2の円弧状面45の曲率半径は、第1の円弧状面43の曲率半径と等しい。ただし、第2の円弧状面45の曲率中心は、第1の円弧状面43の曲率中心と異なっている。さらに、第2の円弧状面45は、第1の円弧状面43を搬送方向Y下流側に延長した延長面43aよりも加圧ローラー23に近接する方向に傾斜している。第1の円弧状面43と第2の円弧状面45とは滑らかに連続している。
図4に示されるように、定着ベルト21は、押圧パッド27の摺動面41によって加圧ローラー23に押圧されて、定着ベルト21と加圧ローラー23との間に加圧領域Nを形成している。加圧領域Nは、摺動面41の全面に対応する部分に形成されているわけではなく、搬送方向の上流側及び下流側の端部では、定着ベルト21と加圧ローラー23とは接触していない。第1の円弧状面43と第2の円弧状面45との境界Bは、加圧領域Nの下流端Nxに対応するように設けられている。つまり、加圧領域Nは、主に第1の円弧状面43で押圧された定着ベルト21と加圧ローラー23との間に形成されて、第2の円弧状面45で押圧された定着ベルト21は加圧領域Nには寄与せず、加圧ローラー23とは接触していない。なお、境界Bは、加圧領域Nの下流端Nxの近傍であって、下流端から上流側に1mm程度離れた位置と、下流側に1mm程度離れた位置との間であればよい。
上記構成を有する定着装置9の定着動作を説明する。まず、加圧ローラー23が駆動されて回転し、定着ベルト21は、加圧ローラー23の回転方向とは反対の方向に従動回転する。同時に、IHヒーター25が駆動されて定着ベルト21を加熱する。定着ベルト21は、所定の制御温度(例えば、160℃)となるまで加熱される。このように定着ベルト21が加熱された後、トナー像が転写された用紙Sが、用紙進入ガイド37に案内されて加圧領域Nに搬送される。加圧領域Nにおいて、用紙Sは定着ベルト21と加圧ローラー23とに挟持されて搬送される。この際、定着ベルト21によって用紙Sが加熱されると共に加圧ローラー23と定着ベルト21とによって加圧されて、トナー像が用紙Sに定着される。トナー像が定着された用紙Sは、先端が分離部材39によって定着ベルト21から分離されて、搬送経路15に沿って搬送される。
上記説明したように、本発明の定着装置9の押圧パッド27の摺動面41は、搬送方向Yの上流側の第1の円弧状面43と下流側の第2の円弧状面45とを有している。さらに、第2の円弧状面45は、第1の円弧状面43を搬送方向Yの下流側に延長した延長面43aよりも加圧ローラー23の川に傾斜している。加圧領域Nは、前述のように、加圧ローラー23の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する第1の円弧状面43によって押圧される定着ベルト21と加圧ローラー23との間に形成されるので、搬送方向Yに沿った加圧領域Nの長さを長くでき、定着性能を安定化できる。
そして、加圧領域Nを通過した用紙Sは,第2の円弧状面45に沿う方向(図4の矢印Aで示す)に搬送される。すなわち、用紙Sは、定着ベルト21から離れて加圧ローラー23に接近する方向に搬送される。したがって、用紙Sを定着ベルト21から分離しやすくなる。特に、第2の円弧状面45は、摺動面41の搬送方向Yの最下流部まで曲率をもっているので、用紙Sはより定着ベルト21から離れる方向へ搬送されやすくなる。また、加圧領域Nの搬送方向Yの下流側端部(加圧領域Nの出口)よりも下流側では、定着ベルト21は、押圧パッド27によって凸状に湾曲するので、曲率分離性によっても用紙Sを定着ベルト21から分離しやすくなる。
また、第1の円弧状面43と第2の円弧状面45との境界Bは、加圧領域Nの下流端Nxに対応しているので、加圧領域N内で急激な曲率変化が生じないようになっている。したがって、加圧領域N内で圧力の抜けや加圧領域Nの長さの変動等が発生し難く、安定な定着性能を得ることができる。
なお、第1の円弧状面43と第2の円弧状面45との境界Bは厳密に加圧領域Nの下流端Nxに対応していなくても良く、下流端の近傍であれば、ある程度上流側及び下流側にずれていても良い。一例として、下流端よりも1mm程度上流側及び下流側へずれていても良い。加圧領域N内であっても下流端の近傍であれば、トナーは加圧領域N内で溶融して用紙Sに定着した後であるため、圧力変動が生じてもトナー像はずれにくい。
第2の円弧状面45の曲率半径は、第1の円弧状面43の曲率半径よりも大きい、あるいは、小さくてもよい。一例として、第1の円弧状面43の曲率半径は、第2の円弧状面45の曲率半径の1.5〜2倍程度が好ましい。いずれの場合も、第2の円弧状面45が、摺動面41の最下流部まで曲率をもつので、用紙Sを定着ベルト21から離れる方向へ搬送させやすくなる。用紙Sの分離性を考慮すると、第2の円弧状面45の曲率半径は小さい方が好ましいが、小さすぎると、用紙Sが加圧ローラー23の側へ過度に湾曲してしまう虞がある。このため、第2の円弧状面45の曲率半径は適宜な範囲内に設定される。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る定着装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
7 画像形成部
9 定着装置
21 定着ベルト
23 加圧ローラー
27 押圧パッド
41 摺動面
43 第1の円弧状面
45 第2の円弧状面
7 画像形成部
9 定着装置
21 定着ベルト
23 加圧ローラー
27 押圧パッド
41 摺動面
43 第1の円弧状面
45 第2の円弧状面
Claims (5)
- 回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトとの間に、用紙が挟持搬送される加圧領域を形成する加圧ローラーと、
前記加圧領域において前記定着ベルトの内周面に接触し、回転する該定着ベルトに対して摺動する摺動面を有する押圧パッドと、を備え、
前記摺動面は、
用紙の搬送方向に沿って連続して形成された、前記加圧ローラーと反対側に凹んだ第1の円弧状面及び第2の円弧状面を有し、
前記第1の円弧状面は、前記加圧ローラーの曲率半径よりも大きい曲率半径を有し、
前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面を前記搬送方向の下流側に延長した延長面よりも前記加圧ローラーの側に傾斜し、
前記第1の円弧状面と前記第2の円弧状面との境界は、前記加圧領域の前記搬送方向の下流端に対応していることを特徴とする定着装置。 - 前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面の曲率半径と同じ曲率半径を有し、かつ、曲率中心が前記第1の円弧状面の曲率中心とは異なっていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面の前記曲率半径よりも大きい曲率半径を有していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記第2の円弧状面は、前記第1の円弧状面の前記曲率半径よりも小さい曲率半径を有していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記トナー像を前記用紙に定着する請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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