JP2019040004A - 撮影システム及び撮影方法 - Google Patents

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【課題】自然な背景を有する被写体の画像を簡単に得ることが可能な撮影システム及び撮影方法を提供する。【解決手段】撮影システム100は、被写体Pを撮影する携帯情報端末1のカメラ14と、携帯情報端末1のカメラ14が撮影する被写体Pの背景画像42になる、ぼかしのある絵柄を有する背景板3とを備える。そして、携帯情報端末1のカメラ14と、背景板3との間の距離Lは、携帯情報端末1のカメラ14の画角に背景板3が写りこむ距離であり、かつ、背景板3の背景画像42により決定される。【選択図】図1

Description

本発明は、撮影システム及び撮影方法に関する。
従来、被写体を含む画像に、例えば、観光地の画像を合成して、あたかも被写体が観光地に行って撮影したかのような画像を得ることが行われている。
具体的には、カメラによる被写体の撮影画像と、観光地の背景画像である合成用画像とを合成して、合成画像を生成する装置が開示されており、その技術を用いて画像を得ることができる。合成画像の生成では、クロマキー合成を行うことが一般的に行われている(例えば、特許文献1)。
特許第3499862号公報
特許文献1では、被写体を撮影した画像に合成用画像を合成する処理を行うものであった。よって、撮影画像と合成用画像との合成処理が必要であり、処理が煩雑であった。また、生成した画像は、2つの画像を合成したものであるため、見た目に不自然な画像になる場合があった。
そこで、本発明は、自然な背景を有する被写体の画像を簡単に得ることが可能な撮影システム及び撮影方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、被写体を撮影する撮影装置と、前記撮影装置が撮影する前記被写体の背景画像になる、ぼかしのある絵柄を有する絵柄部材と、を備えた撮影システムである。
第2の発明は、第1の発明の撮影システムにおいて、前記撮影装置と、前記絵柄部材との間の距離を決定する撮影位置決定手段を備える、撮影システムである。
第3の発明は、第2の発明の撮影システムにおいて、前記撮影位置決定手段は、前記絵柄部材のぼかし度合に応じて前記距離を決定する、撮影システムである。
第4の発明は、第2の発明の撮影システムにおいて、前記撮影位置決定手段は、前記絵柄部材に有する前記絵柄の大きさに応じて前記距離を決定する、撮影システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの撮影システムにおいて、前記絵柄部材は、前記撮影装置の被写界深度内に位置する、撮影システムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの撮影システムにおいて、前記撮影装置は、撮影画像に、保有する画像データを重畳する、撮影システムである。
第7の発明は、第6の発明の撮影システムにおいて、前記画像データは、ぼかし処理を施したものである、撮影システムである。
第8の発明は、第7の発明の撮影システムにおいて、前記ぼかし処理は、前記被写体との距離に応じた、異なるぼかし度合である、撮影システムである。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの撮影システムにおいて、前記絵柄部材は、印刷画像が貼付された板材である、撮影システムである。
第10の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの撮影システムにおいて、前記絵柄部材は、シート状の部材である、撮影システムである。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかの撮影システムにおいて、前記撮影装置は、携帯情報端末に設けられている、撮影システムである。
第12の発明は、ぼかしのある絵柄を有する絵柄部材を被写体の背景画像にして、撮影装置により前記被写体を撮影する撮影方法である。
本発明によれば、自然な背景を有する被写体の画像を簡単に得ることが可能な撮影システム及び撮影方法を提供することができる。
本実施形態に係る撮影システムの全体概要を示す図である。 本実施形態に係る携帯情報端末の機能ブロック図である。 本実施形態に係るぼかし処理前後の画像の例を示す図である。 本実施形態に係るぼかし処理前後の画像を背景板にした場合の携帯情報端末による撮影画像例を示す図である。 本実施形態との比較例として、一眼レフカメラによる撮影画像例を示す図である。 本実施形態に係る撮影システムでの画像例を示す図である。 変形形態に係る撮影システムの全体概要を示す図である。 変形形態に係る撮影システムでの画像例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る撮影システム100の全体概要を示す図である。
図2は、本実施形態に係る携帯情報端末1の機能ブロック図である。
図3は、本実施形態に係るぼかし処理前後の画像の例を示す図である。
図1に示す撮影システム100は、携帯情報端末1と、背景板3(絵柄部材)とを備える。そして、撮影システム100は、携帯情報端末1のカメラ14(撮影装置)によって、背景板3の手前方向X1側に配置した被写体Pを撮影することで、背景板3を背景とした被写体Pの画像を得るシステムである。
<携帯情報端末1>
携帯情報端末1は、カメラ14を備える端末であり、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット等である。
図2に示すように、携帯情報端末1は、制御部10と、記憶部12と、カメラ14と、タッチパネルディスプレイ16と、通信インタフェース部19とを備える。
制御部10は、携帯情報端末1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部12に記憶されているオペレーティングシステム(OS)や、各種のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
記憶部12は、制御部10を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部12は、制御部10が各種の処理を実行する上において必要なプログラムやデータ等を、適宜記憶するようになされている。
カメラ14は、被写体Pを撮影する装置である。カメラ14は、携帯情報端末1に備えられるため、一般的に、一眼レフカメラのような性能の高いカメラではなく、性能の低いカメラである。
カメラ14は、絞り部14aと、レンズ14bと、イメージセンサ14c(撮像素子)とを備える。
絞り部14aは、いわゆるカメラのシャッターの役割を果たす。絞り部14aは、レンズ14bに当てる光を調整するものであり、開放する大きさは、絞り値(以下、F値ともいう。)に応じて決定される。なお、携帯情報端末1のカメラ14の場合には、F値は、予め決まった値になっている。
レンズ14bは、絞り部14aから入射した光を透過し、又は、屈折する。レンズ14bは、イメージセンサ14cに焦点が合うように調整するためのものである。
イメージセンサ14cは、例えば、1/2.6型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等である。イメージセンサ14cは、制御部10の出力信号に基づいて、被写体Pの撮像を行う。
ここで、携帯情報端末1に備えられるような性能の低いカメラ14を、一眼レフカメラのような性能の高いカメラと比較して説明する。
携帯情報端末1のカメラ14は、F値を変えるための機能を有していない。そのため、F値は、固定である。
一般に、F値は、その値が小さいほど、ピントが合って見える範囲が狭くなり、大きいほど、ピントが合って見える範囲が広くなる。
そして、カメラ14のF値は、ピントが合って見える範囲が広くなるような、比較的大きな値になっている。そのため、カメラ14においては、F値によって背景にもピントが合ってしまい、被写体Pの背景をぼかすことができない。
他方、一眼レフカメラは、F値を変えるための機能を有する。よって、背景をぼかした画像を取得する場合に、一眼レフカメラは、F値を小さくすることで、ピントが合う範囲を狭くして、被写体Pの背景をぼかすことができる。
次に、携帯情報端末1は、携帯情報端末1自体のサイズの小ささや軽さを追及するため、あらゆる部品を小型軽量化している。そのため、携帯情報端末1のカメラ14には、例えば、1/2.6型より小さいサイズのイメージセンサ14cが搭載されている。そして、携帯情報端末1のカメラ14の場合、イメージセンサ14cが小さくても、イメージセンサが大きいものと同じ画角を得ようとするので、焦点距離が短い、つまり、被写界深度が深いレンズを使うことになる。そのため、携帯情報端末1のカメラ14では、被写界深度が深くなり、被写体Pの背景をぼかすことが難しくなる。
他方、一眼レフカメラが有するイメージセンサは、携帯情報端末1のようなサイズの制約がなく、サイズが大きい。携帯情報端末1のカメラ14に搭載されたイメージセンサ14cと同じ性能のイメージセンサを、一眼レフカメラが有する場合、イメージセンサのサイズが大きいため、焦点距離が長い、つまり、被写界深度が浅いレンズにも対応でき、被写体Pの背景をぼかすことができる。
タッチパネルディスプレイ16は、例えば、撮影者が撮影のためのボタンを押下する等の入力するための入力装置としての機能と、例えば、カメラ14を介して取得した画像を表示させる等の表示装置としての機能とを有する。
通信インタフェース部19は、例えば、撮影した画像をアップロードするための外部装置等に対して、データを送受信するためのインタフェースである。
<背景板3>
図1に戻り、背景板3は、例えば、ぼかし処理を施した背景画像の印刷物30(印刷画像)を、ボード(板材)に貼り付けたものである。
背景板3は、例えば、横方向Yが5〜8m程度、鉛直方向Zが2〜3m程度の大きさを有するボードであり、背面(奥行方向X2側)に、直立させるための支柱(図示せず)等を有する。そして、背景板3は、例えば、背景画像を背景板3の大きさに印刷した印刷物30が、前面(手前方向X1側)に貼り付けられている。背景画像は、例えば、携帯情報端末1とは異なる他のカメラ(図示せず)で撮影された風景等の画像である。なお、背景画像は、携帯情報端末1で撮影した画像であってもよい。
ここで、背景板3に貼り付ける背景画像の例を、図に基づき説明する。
図3(A)は、ぼかし処理を施す前の背景画像40の例である。ぼかし処理前の背景画像40は、背景画像40に含まれる絵柄模様等の各パーツ(絵柄)が鮮明であり、シャープな印象の画像である。
図3(B)は、ぼかし処理を施した後の背景画像42の例である。ぼかし処理後の背景画像42は、背景画像42に含まれる各パーツがぼんやりしており、全体にぼかしがある画像である。ここで、背景画像42は、背景画像40に対して、例えば、周囲の画素値の平均をとる方法等、公知の手法によるぼかし処理を施すことによって生成された画像である。
なお、背景画像42は、一般的なコンピュータに、例えば、ぼかし処理を実行するためのぼかし処理プログラムを有し、背景画像40にぼかし処理を行うことで生成できる。
背景画像42が生成できたら、次に、背景画像42を紙等に印刷し、印刷物30を、背景板3に貼り付ける。このような作業によって、背景板3を準備することができる。
背景板3は、上述したように、例えば、背景画像が表示されたディスプレイや、背景画像を投影したスクリーンではなく、背景画像40にぼかし処理を施した背景画像42を印刷した印刷物30が貼付されたものである。そのようにすることで、被写体Pの背景の色目を、実際の背景により近いものにできる。また、背景画像が表示されたディスプレイや、背景画像を投影したスクリーンではなく、背景画像40にぼかし処理を施した背景画像42を印刷した印刷物30を使用した場合には、撮影結果に、縞模様のような、いわゆるモアレが生じないという効果もある。
<撮影システム100の設営>
次に、撮影システム100の設営について説明する。
まず、背景板3を設置する。背景板3の背景画像42の色調が実際の色調により近いものになるように、設置空間において、一定量以上の光を有する場所に、背景板3を設置するのが好ましい。
次に、携帯情報端末1の位置を決定する。
第1に、携帯情報端末1の撮影位置決定手段は、背景板3との関係によって携帯情報端末1の位置を決定する。
まず、撮影システム100では、携帯情報端末1の画角に少なくとも背景板3のみが写りこむように、携帯情報端末1と、背景板3との距離Lの最大値を決定する。つまり、携帯情報端末1の位置は、距離Lの最大値より内側の範囲内になる。
次に、例えば、背景画像42を生成するために施したぼかし処理における、ぼかし度合に応じて、携帯情報端末1の位置を決定する。携帯情報端末1と、背景板3との距離Lは、ぼかし度合が大きいほど短くてよい。
また、例えば、背景画像42に有する各パーツの大きさに応じて、携帯情報端末1の位置を決定する。携帯情報端末1と、背景板3との距離Lは、各パーツの大きさが大きいほど、短くてよい。
第2に、携帯情報端末1の撮影位置決定手段は、カメラ14の被写界深度Dに基づいて携帯情報端末1の位置を定めることができる。
カメラ14が被写体Pに合焦した際に、図1に示すように、被写界深度Dに背景板3が入るように、携帯情報端末1と背景板3との距離Lを決定する。携帯情報端末1のカメラ14は、上述したように、一般的に、性能が低いため、被写界深度Dが大きい。よって、被写界深度Dに被写体Pと背景板3とを含むように、携帯情報端末1の位置を決定することは、容易である。
次に、設営完了後の背景板3を用いた撮影について説明する。
図4は、本実施形態に係るぼかし処理前後の画像を背景板3にした場合の携帯情報端末1による撮影画像例を示す図である。
図5は、本実施形態との比較例として、一眼レフカメラによる撮影画像例を示す図である。
撮影システム100の設営が完了したら、携帯情報端末1と、背景板3との間の被写体Pを、携帯情報端末1のカメラ14によって撮影する。
図4(A)は、比較例であり、背景画像40が貼付された背景板をバックに、携帯情報端末1によって被写体Pを撮影した画像50の例を示す。
図4(B)は、背景画像42が貼付された背景板3をバックに、携帯情報端末1によって被写体Pを撮影した画像52の例を示す。
なお、図5は、比較例であり背景画像40が貼付された背景板のもとで、一眼レフカメラによって撮影した画像54の例を示す。この図5に示す画像54を撮影するために使用する一眼レフカメラは、F値を小さく設定し、イメージセンサが大きいものを使用している。そして、画像54は、被写界深度Dを浅くし、被写体Pに焦点が合うように設定した一眼レフカメラによって撮影されたものである。
図4(A)に示す画像50は、背景になる画像がはっきりとした画像である。そのため、画像50は、被写体Pと、背景になる画像との遠近感が分かりにくい。
図4(B)に示す画像52は、背景になる画像が、ぼかし処理がされたものである。そのため、画像52は、被写体Pと、背景になる画像との遠近感が、背景画像42のぼかし効果によって、分かりやすいものになっている。
また、図4(B)に示す画像52は、図5に示す画像54と比較すると、画像54とほぼ同じ画像である。よって、画像52は、性能の高いカメラで撮影した画像54と遜色ない画像になる。よって、撮影システム100は、被写体Pの背景を自然な背景にでき、自然な遠近感を感じられる画像を得ることができる。
なお、背景画像42が貼付された背景板3をバックに、携帯情報端末1によって被写体Pを撮影する場合に、被写体Pの前面に、さらに前景を有するようにしてもよい。その場合には、例えば、前景画像の印刷物を、被写体Pの前面に配置して撮影してもよい。前景画像の印刷物を被写体の前面に配置する場合、無色かつ透過性のある素材に絵柄画像を印刷した印刷物を、被写体の前面に配置にすればよい。
図6は、本実施形態に係る撮影システムでの画像例を示す図である。画像60は、図4(B)に示す画像52と同じ条件で、に、被写体Pの前面に前景画像60aを配置して撮影した合成画像である。ここで、前景画像60aは、コントラストのはっきりした、実物とほぼ同じ大きなパーツの画像である。このように、前景画像60aと共に背景板3を背景にして被写体Pを撮影することで、より背景画像との遠近感を感じさせることができる。
また、撮影画像に、前景画像を合成してもよい。その場合には、携帯情報端末1は、図4(B)に示す画像52に、この携帯情報端末1の記憶部12に有する前景画像60aを重畳すればよい。
さらに、合成する前景画像は、ぼかし処理を施したものであってもよい。その場合、被写体Pに合焦した画像になるようにするため、前景画像は、被写体Pとの距離に応じたぼかし度合によるぼかしが施されたものであるものが望ましい。このように、ぼかし処理を施した前景画像を重畳することにより、より自然な風合いの画像である写真データを生成できる。
なお、前景画像と、背景画像との両方に同じパーツ(例えば、桜)を含めるようにすると、撮影した画像は、前景画像と背景画像とによって、より一体感が出たものにできる。
このように、本実施形態によれば、撮影システム100は、以下のような効果がある。
(1)被写体Pの背景として写りこむ背景板3の画像を、ぼかし処理を施した背景画像42を印刷した印刷物30にすることで、性能の低いカメラ14を使用した撮影であっても、背景が自然な遠近感が表現され、自然な背景にした被写体Pの画像を得ることができる。
また、背景板3を背面に被写体Pを撮影するだけでよく、合成処理等の煩雑な処理を行う必要がない。そのため、背景板3を用意すれば、簡単に自然な背景にした被写体Pの画像を得ることができる。
(2)携帯情報端末1と、背景板3との距離Lを、背景板3の背景画像42のぼかし度合や、各パーツの大きさに応じて決定するので、背景板3の背景画像42との関係において、自然な違和感のない画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、背景板に貼付する印刷物が、背景画像に対してぼかし処理を行った画像の印刷物であるとして説明したが、これに限定されない。ぼかし処理を行わず、背景画像に対して拡大印刷することによってぼかしを有するようになった印刷物であってもよい。
(2)本実施形態では、背景板を、背景画像の印刷物を貼付したものとして説明したが、これに限定されない。複数の印刷物を、めくり可能にして背景板の上端部に束ねておき、適宜の印刷物を背景板に垂れ下げるようにしてもよい。そのようすることで、1つの背景板であっても、複数種類の背景画像による撮影を行うことができる。
(3)本実施形態では、背景板を、床面に対して直立したボードに、ぼかし処理を施した背景画像の印刷物を貼り付けたものとして説明したが、これに限定されない。
図7は、変形形態に係る撮影システム100−2の全体概要を示す図である。
図8は、変形形態に係る撮影システム100−2での画像例を示す図である。
図7に示す撮影システム100−2では、ぼかし処理を施した背景画像70が印刷された、例えば、床シートであるターポリン3−2(絵柄部材)を、床面に敷く。そして、ターポリン3−2を鉛直方向Zの上から下の方向(−Z方向)に撮影するカメラ14−2を配置する。
カメラ14−2は、性能の低いものであってよく、ターポリン3−2の上の被写体Pを撮影可能である。
そして、撮影システム100−2では、カメラ14−2の画角に少なくともターポリン3−2のみが写りこむように、かつ、被写界深度Dにターポリン3−2が入るように、カメラ14−2とターポリン3−2との距離Lを決定するのは、撮影システム100の場合と同様である。
図8は、図7に示す撮影システム100−2において被写体Pを撮影し、前景画像60a,60bを合成した画像72である。
前景画像60bは、全面に散りばめられた桜の花びらの画像である。
このように、床面に配置されたぼかし画像のターポリン3−2の上の被写体を、鉛直方向Zの上から下の方向(−Z方向)に撮影することで、面白い角度からの画像72が取得できると共に、ぼかし画像である背景画像70と、前景画像60a,60bとにより、遠近感が感じられる自然な画像72が取得できる。
(4)本実施形態では、携帯情報端末のカメラを用いるものを例に説明したが、これに限定されない。他の性能の低いカメラであってもよい。また、性能の高いカメラであっても、被写界深度を大きく設定して撮影すれば、同様の効果を奏することができる。
(5)本実施形態では、背景板を板材として説明したが、これに限定されない。例えば、背景板に代わって、背景画像を、壁等に貼り付けたものであってもよい。
(6)本実施形態では、被写体は1人であったが、複数人であってもよいし、撮影対象は、人でなくてもよい。
1 携帯情報端末
3 背景板
3−2 ターポリン
14,14−2 カメラ
14c イメージセンサ
30 印刷物
42 背景画像
52,60,72 画像
100,100−2 撮影システム
D 被写界深度
L 距離
P 被写体

Claims (12)

  1. 被写体を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置が撮影する前記被写体の背景画像になる、ぼかしのある絵柄を有する絵柄部材と、
    を備えた撮影システム。
  2. 請求項1に記載の撮影システムにおいて、
    前記撮影装置と、前記絵柄部材との間の距離を決定する撮影位置決定手段を備える、
    撮影システム。
  3. 請求項2に記載の撮影システムにおいて、
    前記撮影位置決定手段は、前記絵柄部材のぼかし度合に応じて前記距離を決定する、
    撮影システム。
  4. 請求項2に記載の撮影システムにおいて、
    前記撮影位置決定手段は、前記絵柄部材に有する前記絵柄の大きさに応じて前記距離を決定する、
    撮影システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の撮影システムにおいて、
    前記絵柄部材は、前記撮影装置の被写界深度内に位置する、
    撮影システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の撮影システムにおいて、
    前記撮影装置は、撮影画像に、保有する画像データを重畳する、
    撮影システム。
  7. 請求項6に記載の撮影システムにおいて、
    前記画像データは、ぼかし処理を施したものである、
    撮影システム。
  8. 請求項7に記載の撮影システムにおいて、
    前記ぼかし処理は、前記被写体との距離に応じた、異なるぼかし度合である、
    撮影システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の撮影システムにおいて、
    前記絵柄部材は、印刷画像が貼付された板材である、
    撮影システム。
  10. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の撮影システムにおいて、
    前記絵柄部材は、シート状の部材である、
    撮影システム。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載の撮影システムにおいて、
    前記撮影装置は、携帯情報端末に設けられている、
    撮影システム。
  12. ぼかしのある絵柄を有する絵柄部材を被写体の背景画像にして、撮影装置により前記被写体を撮影する撮影方法。
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