JP2019038568A - 搬送容器 - Google Patents

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邦明 加賀
Kuniaki Kaga
邦明 加賀
徹 般谷
Toru Hanya
徹 般谷
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Abstract

【課題】RFIDタグを備えた搬送容器、特に点滴袋において、情報を記録したタグの剥落や交換が起こり難く、点滴袋が搬送用容器内に水平状態に積み重ねられ、または垂直状態に並置されても、RFIDタグとRFIDリーダーとの間で高信頼度の通信が可能な搬送容器等を提供する。【解決手段】RFIDタグを備えた搬送容器等において、搬送容器を合成樹脂材料で製造するとともに、その搬送容器等の周囲の少なくとも一部に縁部を成形し、その縁部に医薬液体情報が記録されるRFIDタグを設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、流動性のある物質を搬送する際に使用される搬送容器に関し、より詳しくは、医薬液体等の収容、搬送に適した点滴袋等に関する。
点滴袋に代表される搬送容器は、内部にたとえば血液製剤、生理食塩水、ブドウ糖液などの医薬液体が、製造元において充填され、その医薬液体が所定の搬送用容器に収容されて、使用先に搬送される。
このような搬送容器には、通常、その正面中央に、充填されている医薬液体に関する情報(以下、医薬液体情報という。)が文字および/またはバーコードで記録されたラベルが貼り付けられる。医薬液体情報には、たとえば、医薬液体の名称や属性を特定する情報、使用する患者の識別情報、医薬液体に対するアレルギー情報等の少なくとも一つが含まれる。そして、このような情報は、製造元、卸業者、病院の受け入れ部署、医師の指示など、それぞれの段階を追うごとに、その搬送容器に記載されるべき情報が増えていく。
たとえば、点滴袋を例にとれば、同じ袋に多数のラベルが次々に貼付けられることになる。また、上記ラベルが貼り付けられるだけでは、多数の点滴袋が搬送用容器に収容された後は、中にどのような点滴袋が収容されているかを確認するためには、搬送用容器を開け、各点滴袋のラベルを見なければならず、かつそのラベルも何枚にも増えてしまうため、煩雑である。
そのような煩雑さを解消するため、点滴袋に医薬液体情報を記録したRFIDタグ(Radio Frequency Identification技術を用いるタグ)を貼り付け、搬送用容器から点滴袋を取り出さずに、搬送用容器の外側からRFIDリーダーによって医薬液体情報を読み取る読取装置が使用されるようになった(たとえば、特許文献1,2)。
特開2008−109965号公報 特開2013−7593号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものは、点滴袋に貼り付け可能な貼付け部と、その貼付け部に一体に形成され、吊り下げ用フックに引っ掛けて点滴袋を吊下げるための吊下げ部とを有し、その吊下げ部にRFIDタグを取り付けてなる吊下げラベルである。
したがって、RFIDタグを取り付けた吊下げラベルは点滴袋とは別体であって、後に点滴袋に貼り付けられるので、貼り付けられた吊下げラベルのRFIDタグに記録されている医薬液体情報と点滴袋に充填されている医薬液体とが合致しない事態が発生する虞がある。
他方、特許文献2に記載されたものは、点滴袋の表面中央に貼り付けられるラベルの裏面にRFIDタグが設けられている。そのため、RFIDリーダーから送信された電波は、点滴袋内の医薬液体の成分によっては医薬液体によって吸収及び反射されるので、RFIDタグとRFIDリーダーとの間の通信の信頼度が低くなる場合がある。そして、RFIDタグが受信する電波の強度を所定の強度とするためには、RFIDリーダーが送信する電波に必要な強度を、点滴袋内の医薬液体の量に応じて変える必要がある(特許文献2の段落0046)。特許文献2の発明には、上記の問題点がある。
点滴袋内の医薬液体が、RFIDリーダーから送信された電波を吸収または反射しないものであっても、点滴袋は搬送用容器内に水平状態に積み重ねられ、または垂直状態に並置されるので、点滴袋の表面中央に設けられているRFIDタグとRFIDリーダーとの通信信頼度に問題が生じることは避けられない。
本発明は、RFIDタグを備えた搬送容器等において、上記従来技術の問題点が解消された搬送容器、より好ましくは点滴袋として好適に用いられる搬送容器等を提供することを目的とする。
本発明は、液体を搬送するための容器であれば医薬液体が収容される点滴袋に限られず、医薬液体以外の液体等が収容される袋にも適用可能である。また、袋に収容される物は、流動性があれば、液体以外のものでもよいが、好ましくは医薬液体である。搬送容器は好ましくはそのまま点滴に用いることができるいわゆる点滴袋であることが好ましい。本明細書では、これらの袋を総称して点滴袋等ということがある。
本発明は、上記目的を達成するため、搬送容器等を合成樹脂材料で製造するとともに、その搬送容器等の周囲の少なくとも一部に縁部を成形し、その縁部に内部の流動体に関する情報が記録されるRFIDタグを設けたことを特徴とする。(請求項1)
ここでいう縁部とは、医薬液体等を収容するための中空部を有さない部分をいう。
また、RFIDタグには内部の流動体に関する情報、例えば製造日、液の内容、輸送状況、有効期限等の情報のほか、納入日時の情報や、液体が医薬品である場合には、それを適用する患者の情報等を記録してもよい。内部の流動体に関する情報を、以下、医薬液体情報と言う場合がある。
搬送容器等の縁部に設けられたRFIDタグは、少なくとも内容物が使用されるまで内容物を収容する中空部と分離不能に設けられていることが好ましく、具体的には搬送容器等の製造時にその縁部に埋設されたもの、またはモールドされたRFIDタグを埋設したもの、あるいは、搬送容器等の製造後に、モールドされたRFIDタグを搬送容器等の縁部に接着または溶着されたものとすることが好ましい。(請求項2)
搬送容器等の縁部にRFIDタグを設ける位置は、搬送容器等の周辺の比較的広い幅を有する縁部が良く、たとえば、肩が最適である。(請求項3) なお、ここでいう肩とは、その搬送容器等がおおよそ4角形であった場合、各角(直角である必要はなく、丸みを帯びていてもよい)から各辺の方向に、各辺の長さの1/3の範囲に設けてあることが好ましい。肩がどこになるかは自明であると思われるが、念のため、およそ4角形の点滴袋の場合を説明すると、縁部のうち、各々の辺を3等分し、その両端それぞれ1/3の角を含む部分に相当する位置である。
RFIDタグをモールドする合成樹脂材料は、PET(ポリエチレンテレフタレート)またはシリコーン樹脂であることが好ましい。(請求項4)
請求項1に係る発明によれば、搬送容器等を合成樹脂材料で製造するとともに、その搬送容器等の周囲の少なくとも一部に縁部を成形し、その縁部に内部の流動体の情報、好ましくは医薬品搬送に用いられるため医薬液体情報が記録されているRFIDタグを設けたので、点滴袋等が搬送用容器内に水平状態に積み重ねられ、または垂直状態に並置される、いずれ場合も、RFIDタグが隣接する搬送容器、好ましくは点滴袋の本体(医薬液体収容部)により隠蔽されない。したがって、点滴袋等が搬送用容器内に収容されたままで、RFIDタグとRFIDリーダー間で高信頼度の通信が可能である。
請求項2に係る発明によれば、搬送容器等の縁部にRFIDタグを容易かつ確実に設けることができる。
請求項3に係る発明によれば、搬送容器等がそれをさらに入れて運ぶ搬送用容器内に収容されたままで、電波障害を受けずにRFIDタグとRFIDリーダーとの間の通信が可能である。
請求項4に係る発明によれば、モールドが電波透過性に優れるので、RFIDタグとRFIDリーダーとの間の高信頼度な通信が可能であり、また、RFIDタグを密封し易く、点滴袋等の縁部に埋設し易い。
本発明の一実施の形態である点滴袋の正面図である。 図1の点滴袋の使用状態の一例を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態である点滴袋の断面図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の搬送容器を点滴袋に適用した一例を示す。点滴袋1は、収容される医薬液体に悪影響を与えることが無い材質であれば特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)その他の合成樹脂材料で製造されている。点滴袋1は、医療用液体が充填される中空部2を有し、その中空部2の周方向外側に、縁部3が設けられており、その縁部3の少なくとも一部に、RFICタグ5を設けることが可能な幅があればよい。図1の例では、点滴袋1の中空部2に医療用液体を注入し、かつ排出するための注排出口4に近い縁部3の肩の位置、すなわち、いわゆる肩3aに他の部分よりも大きい幅が備えてある。そして、その肩3aに、RFIDタグ5が設けられている。
またRFIDタグ5は、たとえば、薄い基板の上にICチップとアンテナを備えた既知のものである。ICチップは医薬液体情報を格納する記憶部と制御部とを有する。点滴袋1の肩3aにRFIDタグ5を備えるには、点滴袋1の製造時にその縁部3にRFIDタグ5またはRFIDタグ5をPETまたはシリコ−ン樹脂などのモールド内に密封したものを埋設する方法、または、製造後の点滴袋1の縁部3にRFIDタグ5をPETまたはシリコーン樹脂などのモールド内に密封したものを接着または溶着する方法を用いることができる。
点滴袋1のRFIDタグ5には、点滴袋1に医薬液体が充填される直前又は直後に、医薬液体情報がRFIDリーダーによる従来技術を用いて記録される。医薬液体は、たとえば、血液製剤、生理食塩水、ブドウ糖液などである。
点滴袋1の注排出口4と反対側の端部の縁部3bの中央には、図2に例示するように、点滴袋1を吊り下げ支柱10のフック11に吊り下げるための孔6が設けられている。
さらに、点滴袋1には、従来と同様に、正面中央にラベル7が貼られている。
この実施の形態においては、RFIDタグ5が点滴袋1の比較的幅広く成形された肩3aに設けられるので、RFIDタグ5を容易に設けることができる。また、多数の同様の点滴袋1が運搬用容器に収容された状態では、収容態様が水平状態で重ねられた場合、垂直状態で整列された場合のいずれの場合でも、RFIDタグ5は点滴袋1に収容されている医薬液体により隠蔽されることが無いので、RFIDタグとRFIDリーダーとの間の通信が医薬液体により影響を受けることがない。したがって、点滴袋1の確実な管理を実行することができる。
[他の実施の形態]
上記の実施の形態においては、点滴袋1に対するRFIDタグ5の設置位置の最も好ましい例として、点滴袋1の肩3aにしたが、これは、図1に例示された点滴袋1は、両肩の間に一つの注排出口4が突設されているものであるので、運搬用容器には注排出口4を上向きにして垂直状態に収容されるからである。
図3に例示するように、両肩の間に突出高さが等しい注入口4aと排出口4bの2本が突設されていて、注入口4aおよび排出口4bと反対側の吊下げ用孔6がリング状に形成されている点滴袋1Aの場合は、運搬用容器に収容するときは、注入口4aと排出口4bを下側にし、吊下げ用孔6を上側にして収容すると、収容状態が安定する。したがって、このような点滴袋1Aには、注入口4aおよび排出口4bと反対側の縁部3bにRFIDタグ5を設けることが良い。もちろん、注入口4aおよび排出口4b側の縁部3aに幅を取って、その部分にRFIDタグ5を設けても良い。上記RFIDリーダーは、RFIDリーダーライターであってもよい。
1,1A 点滴袋
2 中空部
3 周縁
3a 肩の縁部
3b 底の縁部
4 注排出口
4a 注出口
4b 排出口
5 RFIDタグ
6 吊り下げ用孔
7 ラベル

Claims (4)

  1. RFIDタグを備えた搬送容器等において、前記搬送容器等を合成樹脂材料で製造するとともに、前記搬送容器等の周囲の少なくとも一部に縁部を成形し、その縁部に内部の流動体に関する情報が記録されるRFIDタグを設けたことを特徴とする搬送容器。
  2. 請求項1に記載の前記搬送容器等において、
    前記縁部に設けられたRFIDタグは、前記搬送容器等の製造時に前記縁部に埋設されたもの、またはモールドされたRFIDタグを埋設したもの、あるいは、前記搬送容器等の製造後に、モールドされたRFIDタグを前記搬送容器等の前記縁部に接着または溶着されたもののいずれかであることを特徴とする搬送容器。
  3. 前記搬送容器等の縁部にRFIDタグを設ける位置が、前記搬送容器等の肩であることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送容器。
  4. RFIDタグをモールドする合成樹脂材料は、PETまたはシリコン樹脂である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送容器。
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