JP2019036018A - 運転者支援装置及び運転者支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者に連続運転を停止させるタイミングを精度良く設定することが可能な、新規かつ改良された運転者支援装置及び運転者支援方法を提供する
【解決手段】車両の運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定部402と、車両の運転状態が単調であるかを示す単調運転判定指標を算出する単調運転判定指標算出部408と、覚醒度と単調運転判定指標とに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定する連続運転時間設定部410と、を備える、運転者支援装置400が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者支援装置及び運転者支援方法に関する。
従来、例えば下記の特許文献1には、車両運転中における運転者の体調悪化を未然に防止するため、運転者監視部にて運転者の身体情報を検出し、当該身体情報を基に体調診断部2にて体調診断を行い、体調診断の結果が休憩推奨案内しきい値以下と判断した場合、運転者に休憩を促す案内を行うことが記載されている。また、下記の特許文献2には、覚醒度に基づいて安全運転を運転者に促すようなルート検索(運行計画)を行うことを想定した技術が記載されている。
特開2013−109447号公報 特開2009−223673号公報
しかし、上記特許文献に記載された技術は、運転者の状態のみに基づいて運転者に休憩に休憩を促したり、安全運転のためのルートを提供するものである。このため、休憩を促すタイミングや、安全運転のためのルートを精度良く設定することは困難である。
例えば、高速道路を走行している場合と一般道を走行している場合とでは、高速道路の方が単調な運転であるため、高速道路を走行している場合の方がより覚醒度が低下し易い傾向がある。このため、覚醒度などの運転者の状態のみに基づいて、休憩や安全運転を促すことは困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、運転者に連続した運転を許容する連続運転時間を精度良く設定することが可能な、新規かつ改良された運転者支援装置及び運転者支援方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両の運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定部と、車両の運転状態が単調であるかを示す単調運転判定指標を算出する単調運転判定指標算出部と、前記覚醒度と前記単調運転判定指標とに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定する連続運転時間設定部と、を備える、運転者支援装置が提供される。
前記連続運転時間設定部は、前記覚醒度、前記単調運転判定指標、及び前記連続運転時間の関係を規定したテーブルに基づいて前記連続運転時間を設定するものであっても良い。
また、前記単調運転判定指標算出部は、前記覚醒度が所定のしきい値以下の場合に前記単調運転判定指標を算出するものであっても良い。
また、前記連続運転時間に基づいて、運転者に警告を行うための処理を行う警告部を更に備えるものであっても良い。
また、前記警告部は、表示装置への表示、スピーカからの発音、又はシート振動部の振動による警告を行うための処理を行うものであっても良い。
また、前記連続運転時間に基づいて、ナビゲーションシステムにおける休憩場所を設定する休憩場所設定部を更に備えるものであっても良い。
また、前記休憩場所設定部は、現時点から前記連続運転時間が経過するまでの時間が所定値以下の場合は、最も近い前記休憩場所を設定するものであっても良い。
また、運転者との会話を実行するための処理を行う会話実行部を更に備えるものであっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両の運転者の覚醒度を判定するステップと、車両の運転状態が単調であるかを示す単調運転判定指標を算出するステップと、前記覚醒度と前記単調運転判定指標とに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定するステップと、を備える、運転者支援方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、運転者に連続運転を停止させるタイミングを精度良く設定することが可能な運転者支援装置及び運転者支援方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る運転支援システムの構成を示す模式図である。 本実施形態に係る運転支援システムで行われる処理を示すフローチャートである。 ドライバセンサがカメラから構成される場合に、ドライバセンサがドライバを撮影している状態を示す模式図である。 ドライバの口が開いているか否かを判定する開口検知を示す模式図である。 ドライバ目が閉じているか否かを判定する様子を示す模式図である。 ドライバ状態判定部が閉眼率を判定する方法を説明するための模式図である。 単調運転判定指標算出部が単調運転判定指標を算出する方法を示す模式図である。 警告時間設定部が、連続運転警告時間を設定する際に使用するマップを示す模式図である。 連続運転警告時間が設定される様子を示す模式図である。 図2のステップS20の処理を詳細に示すフローチャートである。 ステップS32で行われる処理を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る運転支援システム1000の構成を示す模式図である。運転支援システム1000は、基本的には自動車などの車両に構成されるシステムである。図1に示すように、運転支援システム1000は、ドライバセンサ200、位置検出センサ250、車速センサ300、操舵角センサ350、運転者支援装置400、表示装置500、スピーカ600、シート振動部700、ナビゲーションシステム800、マイクロフォン900を有して構成されている。
ドライバセンサ200は、カメラ、視線センサ、モーションセンサ等から構成され、ドライバ(運転者)の頭や腕の動き、視線方向などを測定する。ドライバセンサ200がカメラから構成される場合、カメラが撮像した画像を画像処理することで、頭や腕の動き、視線方向などを取得する。ドライバセンサ200が視線センサから構成される場合、角膜反射法などの方法により視線検出を行う。
位置検出センサ250は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)等を用い、車両の位置を検出する。車速センサ300は、車両速度Vを検出する。操舵角センサ350は、車両を操舵するステアリングホイールの操舵角δを検出する。
表示装置500は、例えば車両のダッシュパネル等に設けられ、液晶表示装置(LCD)等から構成され、乗員に各種情報を提供する装置である。表示装置500は、車両のフロントガラスなどに表示を行うHUD(Head−up Display)装置から構成されていても良い。
スピーカ600は、表示装置500にドライバに対する表示を行う際に、必要に応じて警告音を発生させる。また、スピーカ600は、後述するように、ドライバと会話を行うための音声を発生させる。シート振動部700は、車両の座席に設けられ、ドライバや同乗者に警告を発する際に、座席を振動することで警告を行う。
車両を安全に運転するためには、ドライバが適当なタイミングで休憩をとることが望ましい。例えば、高速道路で長距離を運転する場合、適当なタイミングでサービスエリアに入り、十分に休憩をとることで、居眠りや前方不注意等に起因する事故の発生を大幅に軽減することができる。
本実施形態において、運転者支援装置400は、各種センサが検出した情報に基づいて、ドライバの運転を支援するための処理を行う。特に、本実施形態では、ドライバセンサ200が検出した情報から得られるドライバの覚醒度と、単調運転の度合いを示す単調運転判定指標とから、ドライバへ休憩を促すタイミングを変更する処理を行う。
ドライバに適度な休憩を促すためには、ドライバが車両の運転を開始してから、所定の時間(例えば、1〜2時間程度)が経過したタイミングで、休憩を促すことが望ましい。一方、所定の時間が経過していなくても、ドライバの覚醒度が低下している場合は、休憩を促すタイミングをより早くしてドライバの疲労を回復させることが望ましい。
また、車両が直線の高速道路を走行している場合など、車両が単調運転を行っている場合は、ドライバの覚醒度が低下し易くなることが想定される。従って、このような場合も、休憩を促すタイミングをより早くして、ドライバの疲労を回復させることが望ましい。
このため本実施形態では、ドライバがイグニッションスイッチ(車両を起動するためのスイッチ)をオンにしてから120分が経過した時点でドライバに休憩を促すような初期設定がされている場合に、ドライバの覚醒度が低下したり、単調運転の度合いが高い場合は、休憩を促すタイミングを変更し、120分が経過するよりも早い段階で警告を促すようにする。
このような制御を行うため、運転者支援装置400は、ドライバセンサ200が検出した情報からドライバの覚醒度を判定する覚醒度判定部402、ドライバ状態判定部406、車速センサ300及び操舵角センサ350が検出した情報から単調運転判定指標を算出する単調運転判定指標算出部408、覚醒度と単調運転判定指標に基づいて連続運転時間を設定する連続運転時間設定部410、を有する。また、運転者支援装置400は、表示装置500、スピーカ600、シート振動部700を制御してドライバに対して警告を行う警告部412と、対話型のAIによるドライバとの会話を実行する会話実行部414と、現在地から目的地までの経路を検索する経路検索部416と、休憩場所を検索する休憩場所検索部418と、連続運転時間に基づいて休憩場所を設定する休憩場所設定部420と、を有する。
なお、運転者支援装置400の各構成要素は、回路(ハードウェア)、またはCPUなどの中央演算処理装置とこれを機能させるためのプログラム(ソフトウェア)によって構成されることができる。
図2は、本実施形態に係る運転支援システム1000で行われる処理を示すフローチャートである。図2に示す処理は、主として運転者支援装置400にて行われる。以下では、図2のフローチャートと、関連する図面を参照しながら、運転支援システム1000で行われる処理を説明する。先ず、ステップS10では、ドライバ状態判定部406が、ドライバセンサ200から検出した情報からドライバの状態を判定する。ここでは、ドライバ状態判定部406が、ドライバの眼の閉眼率を判定する。次のステップS12では、覚醒度判定部402が、閉眼率に基づいて覚醒度が低下しているか否かを判定する。
図3は、ドライバセンサ200がカメラから構成される場合に、ドライバセンサ200がドライバ100を撮影している状態を示す模式図である。図3に示すように、ドライバセンサ200は、一例としてステアリングコラム150の上部に設置される。
ドライバセンサ200がカメラから構成される場合、ドライバセンサ200によって撮影された画像は、運転者支援装置400に入力される。ドライバ状態判定部406は、入力画像から目、鼻、口など顔の各部位の特徴点の位置情報を検知し、位置情報に基づいて眠気、居眠りなど前方不注意の可能性などドライバの状態を判定する。
図4は、ドライバの口が開いているか否かを判定する開口検知を示す模式図である。図4に示すように、口の上下の特徴点間の距離D1から口の開閉状態を判定し、特徴点間の距離D1が所定値を超える場合(図4に示す開口状態)では、ドライバの口が開いている可能性があり、あくびの可能性があると判定することができる。また、例えば開口状態のまま一定時間が経過する状況が複数回検知される場合は、居眠りの危険性が増大していると判断できる。
図5は、ドライバ目が閉じているか否かを判定する様子を示す模式図である。図5に示すように、目の上下の特徴点間の距離D2から目が閉じていることを検知し、特徴点間の距離D2が所定値以下の場合(図5に示す目閉じ状態)では、居眠りの可能性があると判定することができる。居眠りをしているか否かの判定は、例えば基準時間に対して目が閉じている時間の比率(閉眼率)が所定のしきい値を超えたか否かによって判定することができる。また、目閉じ検知が複数回検知されると居眠りの危険性が増大していると判断できる。また、画像処理により瞬きを検出し、瞬きの回数に基づいて居眠りをしているか否かの判定を行っても良い。図4、図5に関連するこれらの判定は、ドライバ状態判定部406によって行われる。
図6は、ドライバ状態判定部406が閉眼率を判定する方法を説明するための模式図であって、時間の経過に伴って開眼度が変化する様子を示している。図6の縦軸は開眼度を示しており、横軸は時間を示している。開眼度は、眼が完全に開いている状態を100%として、眼の開いている割合を示している。例えば、開眼度は、図5に示す距離D2の最大値をDMAXとすると、DMAXに対するD2の割合として表すことができる。図6に示すように、開眼度は、時間の経過に伴って変動する。
図6に示す閉眼判定しきい値は、眼が閉じているか否かを判定するためのしきい値であって、開眼度が閉眼判定しきい値以下の場合は、眼が閉じていると判定される。閉眼時間は、閉眼判定しきい値によって眼が閉じていると判断される時間を表している。つまり、閉眼時間は、開眼度が閉眼判定しきい値以下である時間を表す。
閉眼率は、所定の時間内における閉眼時間の割合である。例えば、車両が10分間走行した際に、閉眼時間が2分であれば、閉眼率は20%となる。図2のステップS12において、覚醒度判定部402は、閉眼率が所定のしきい値以上の場合は、覚醒度が低下していると判定する。
ステップS12で覚醒度が低下していると判定した場合は、ステップS14へ進む。ステップS14では、単調運転判定指標算出部408が、単調運転判定指標を算出する。単調運転判定指標は、単調運転の度合いを示す指標であり、ドライバによる車両への操作のバラツキ具合で求めることができる。具体的には、単調運転判定指標は、車両速度Vの変動と、操舵角δの変動から求まる。
図7は、単調運転判定指標算出部408が単調運転判定指標を算出する方法を示す模式図である。図7において、縦軸は車両速度Vの分散である速度分散Vvelを示しており、横軸は操舵角δの分散である操舵角分散Vstrを示している。単調運転判定指標算出部408は、速度分散Vvelと操舵角分散Vstrに基づいて単調運転判定指標を算出する。図7に示すように、単調運転判定指標は、速度分散Vvelが小さいほど大きくなり、操舵角分散Vstrが小さいほど大きくなる。
速度分散Vvelが小さい場合は、車両速度Vの変動(バラツキ)が少なく、例えば高速道路を一定の速度で走行している場合に該当する。また、操舵角分散Vstrが小さい場合は、操舵角δの変動が少なく、例えば直線の道路を走行している場合に該当する。つまり、速度分散Vvelが小さいほど、また操舵角分散Vstrが小さいほど、単調な運転が行われていることになる。
速度分散Vvelは、以下の式から算出することができる。以下の式において、例えば、ウィンドウ時間Tは10秒〜20秒程度である。また、vは、100ms〜1秒程度のサンプリング周期で車速センサ300により検出された車両速度Vである。
Figure 2019036018
上式から求まった速度分散Vvelが小さい程、車両速度Vのバラツキが小さく、単調運転をしていることになる。
また、操舵角分散Vstrは、以下の式から算出することができる。以下の式において、例えば、ウィンドウ時間Tは10秒〜20秒程度である。また、δは、100ms〜1秒程度のサンプリング周期で操舵角センサ350により検出された操舵角である。
Figure 2019036018
上式から求まった操舵角分散Vstrが小さい程、操舵角δのバラツキが小さく、単調運転をしていることになる。
図2のステップS14の後はステップS16に進む。ステップS16では、連続運転時間設定部410が、覚醒度と単調運転判定指標とに基づいて、連続運転を許容する時間を示す連続運転時間を設定する。連続運転時間は、イグニッションスイッチをオンにした時点から起算される。図8は、連続運転時間設定部410が連続運転時間を設定する際に使用するテーブルを示す模式図である。図8に示すテーブルでは、眠気レベルと単調運転判定指標に応じた連続運転時間(0、30分、45分、60分、90分、120分)が予め設定されている。
図8に示す眠気レベルは、覚醒度に応じて定まる。また、覚醒度は、閉眼率によって定まる。例えば、閉眼率が0以上20%未満の場合は眠気レベルが“1”であり、閉眼率が20%以上40%未満の場合は眠気レベルが“2”であり、閉眼率が40%以上60%未満の場合は眠気レベルが“3”であり、閉眼率が60%以上80%未満の場合は眠気レベルが“4”であり、閉眼率が80%以上100%以下の場合は眠気レベルが“5”である。
図8に示すように、眠気レベルが高いほど、つまり覚醒度が低いほど、連続運転時間は短く設定される。また、単調運転判定指標が大きいほど、連続運転時間は短く設定される。
図9は、連続運転時間が変更される様子を示す模式図である。時刻t0でイグニッションスイッチがオンになった時点では、連続運転時間は120分に設定されている。この状態では、時刻t0から120分が経過した時点で休憩するようにドライバへ警告が行われる。一方、時刻t1で覚醒度と単調運転判定指標に基づいて連続運転時間(90分)が新たに設定されると、連続運転時間が120分から90分に変更され、時刻t0から90分が経過した時点で休憩するようにドライバへ警告が行われる。なお、連続運転時間の起算時はイグニッションスイッチがオンになった時点でなくても良く、例えば図2のステップS16で連続運転時間を設定した時点を起算時としても良い。
ステップS18では、ステップS16で設定された連続運転時間に基づいて、警告部412が表示装置500、スピーカ600、シート振動部700を制御して、ドライバに対して警告を行う。例えば、連続運転時間が60分に設定された場合、イグニッションスイッチをオンしてから30分が経過すると、表示装置500に「あと30分で休憩してください」などの警告表示が行われる。また、例えば、連続運転時間が60分に設定された場合、イグニッションスイッチをオンしてから45分が経過すると、スピーカ600が「あと15分で休憩してください」などのメッセージを音声で発する。また、例えば、連続運転時間が60分に設定された場合、イグニッションスイッチをオンしてから50分が経過すると、シート振動部700がドライバの着座しているシートを振動させ、ドライバに対して警告を発する。
なお、表示装置500、スピーカ600、シート振動部700による警告は、それぞれが単独で行っても良いし、表示装置500、スピーカ600、シート振動部700のうちの複数が同時に行っても良い。
次のステップS20では、ナビゲーションシステム800における目的地を変更する処理を行う。ここでは、ステップS16で設定された連続運転時間に基づいて、目的地を変更する処理(休憩地点(中継点)を追加する処理)を行う。
図10は、図2のステップS20の処理を詳細に示すフローチャートである。先ず、ステップS30では、現在の車両の走行状況から、連続運転時間が経過するまでの間における走行可能距離を算出する。次のステップS32では、休憩場所検索部418が、ナビゲーションシステム800の情報を参照して、ステップS30で算出した走行可能距離を半径として、車両の現在地を中心とする円を描き、その円内で休憩施設を検索する。なお、ナビゲーションシステム800には、地図情報とともに休憩場所(パーキングエリア、サービスエリア、道の駅、コンビニエンスストア等)の位置が登録されている。
図11は、ステップS32で行われる処理を示す模式図である。図11に示す設定時間は、イグニッションスイッチをオンした時点から現在までの時間を走行時間とした場合に、連続運転時間から走行時間を減算して得られる時間であり、車両が平均速度40km/hで走行している場合に、現時点から連続運転時間が経過するまでの時間を示している。図11に示すように、設定時間が90分であれば、連続運転時間が経過するまでに車両が走行できる走行可能距離は60kmとなる。また、設定時間が60分であれば、連続運転時間が経過するまでに車両が走行できる走行可能距離は40kmとなる。また、設定時間が30分であれば、連続運転時間が経過するまでに車両が走行できる走行可能距離は20kmとなる。
図11では、図2のステップS16で連続運転時間を設定した時点での現在の車両(自車)の位置Oを中心として、半径60kmの円A、半径40kmの円B、半径20kmの円Cを描いている。また、現在の車両の位置Oから目的地までの経路Kが示されている。なお、経路Kは、車両の現在位置Oと車両の目的地に基づいて、経路検索部416がナビゲーションシステム800の地図情報を参照して設定する。設定時間が90分の場合を例に挙げて説明すると、図10のステップS32において、休憩場所検索部418は、ナビゲーションシステム800の地図情報を参照して、連続運転時間が経過するまでに車両が走行可能な距離60kmを半径とする円Aを設定し、円Aの範囲内で円Aの輪郭に近い休憩施設を検索する。
また、ナビゲーションシステム800による経路Kが設定されていない場合、休憩場所検索部418は、現在位置Oまで車両が走行してきた方向Dの延長線上を含む所定の角度範囲(図11に示す角度θの範囲)内で、最も円Aの輪郭に近い休憩施設を検索しても良い。
次に、図10のステップS34では、ステップS32の検索結果に基づき、検索した休憩施設のうち、経路K上にある休憩施設(または経路Kに近い休憩施設)の絞り込みを行う。次のステップS36では、ステップS34で絞り込んだ休憩施設のうち、現在位置Oから最も遠い休憩施設を変更後の目的地(中継地)として設定する。
なお、ステップS16において、図8のテーブルに基づいて連続運転時間が0に設定された場合は、現在位置Oからも最も近い最寄りの休憩施設を変更後の目的地(中継地)として設定する。
以上のようにして、図2のステップS20では、目的地の変更が行われる。経路検索部416は、変更された目的地に基づいて、ナビゲーションシステム800の地図情報を用いて、現在の車両の位置Oから変更された目的地までの経路を検索する。新たに検索された経路は、表示装置500に表示され、ナビゲーションシステム800により変更された目的地までの経路が案内される。
ステップS20の後はステップS22へ進む。ステップS22では、対話型AIによるドライバとの会話を開始する。この会話は、運転者支援装置400の会話実行部414が会話による発話内容を決定し、スピーカ600が音声を発生することで行われる。具体的には、会話実行部414は、ドライバの覚醒度を高めるためにドライバとの会話のための出力文を生成する。ここで生成される出力文は、例えば、ドライバに対する質問を含むものや、クイズ、しりとり、などドライバの応答を促す内容を含むことが望ましい。会話実行部414は、生成したドライバへの出力文を音声信号に変換し、スピーカ600に出力する。
また、会話実行部414は、マイクロフォン900が取得したドライバの発話内容に基づいて、スピーカ600が発生する発話内容を決定することができる。具体的に、会話実行部414は、出力文のスピーカ600による発話に対応してマイクロフォン900から得られたドライバからの発話の入力内容に対し、新たな出力文を生成し、音声信号に変換してスピーカ600に出力する。これにより、ドライバの発話内容に応じた音声をスピーカから発音することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、ドライバの覚醒度と単調運転判定指標とに基づいて、運転者に許容される連続運転時間を設定するようにしたため、連続運転時間を覚醒度と単調運転判定指標に応じた最適な時間に設定することが可能となる。そして、連続運転時間に基づいてドライバに警告を行うことで、最適なタイミングでドライバに休憩を促すことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
400 運転者支援装置
402 覚醒度判定部
408 単調運転判定指標算出部
410 連続運転時間設定部
412 警告部
414 会話実行部
420 休憩場所設定部
800 ナビゲーションシステム

Claims (9)

  1. 車両の運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定部と、
    車両の運転状態が単調であるかを示す単調運転判定指標を算出する単調運転判定指標算出部と、
    前記覚醒度と前記単調運転判定指標とに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定する連続運転時間設定部と、
    を備えることを特徴とする、運転者支援装置
  2. 前記連続運転時間設定部は、前記覚醒度、前記単調運転判定指標、及び前記連続運転時間の関係を規定したテーブルに基づいて前記連続運転時間を設定することを特徴とする、請求項1に記載の運転者支援装置。
  3. 前記単調運転判定指標算出部は、前記覚醒度が所定のしきい値以下の場合に前記単調運転判定指標を算出することを特徴とする、請求項1又は2に記載の運転者支援装置。
  4. 前記連続運転時間に基づいて、運転者に警告を行うための処理を行う警告部を更に備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の運転者支援装置。
  5. 前記警告部は、表示装置への表示、スピーカからの発音、又はシート振動部の振動による警告を行うための処理を行うことを特徴とする、請求項4に記載の運転者支援装置。
  6. 前記連続運転時間に基づいて、ナビゲーションシステムにおける休憩場所を設定する休憩場所設定部を更に備える、請求項1〜5のいずれかに記載の運転者支援装置。
  7. 前記休憩場所設定部は、現時点から前記連続運転時間が経過するまでの時間が所定値以下の場合は、最も近い前記休憩場所を設定することを特徴とする、請求項6に記載の運転者支援装置。
  8. 運転者との会話を実行するための処理を行う会話実行部を更に備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の運転者支援装置。
  9. 車両の運転者の覚醒度を判定するステップと、
    車両の運転状態が単調であるかを示す単調運転判定指標を算出するステップと、
    前記覚醒度と前記単調運転判定指標とに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定するステップと、
    を備えることを特徴とする、運転者支援方法。
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