JP2019031383A - Passenger conveyor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は乗客コンベアに関する。 Embodiments of the present invention relate to passenger conveyors.
エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの乗降場所には乗降板が設けられており、利用者は乗客コンベアに乗り降りする際にその乗降板の上を通過する。乗降板の下には乗客コンベアの駆動装置等が収納されているため、乗客コンベアの保守点検の際には乗降板を取り外すことになる。 A boarding / alighting board is provided at a passenger conveyor boarding location such as an escalator or a moving walkway, and the user passes over the boarding board when getting on / off the passenger conveyor. Since a passenger conveyor drive device and the like are stored under the boarding / alighting board, the boarding / alighting board is removed during maintenance inspection of the passenger conveyor.
例えば特許文献1に記載されているように、これまでの一般的な乗降板では、左右2箇所にねじ孔が設けられており、乗客コンベアの稼働中はこれらのねじ孔がねじで閉じられていた。そして、乗降板を取り外す場合は、乗降板から左右のねじを外してそれぞれのねじ孔に専用の工具をねじ込むか、左右のねじを緩めてそれらのねじの頭部をそれぞれ専用の工具で保持して、2人の作業者が同時に専用の工具を引っ張って乗降板を持ち上げていた。
For example, as described in
また、例えば特許文献2に記載されているように、ねじ孔以外の特殊な構造物を乗降板に設けて、専用の工具を用いて乗降板を取り外すことが提案されていた。特許文献2では、乗降板に、貫通孔と、貫通孔を下方から塞ぐ閉塞体と、閉塞体を上方に押し付ける押付部材とを設け、作業者が閉塞体を押し下げて専用の工具を貫通孔に入れ、専用の工具を引っ張って乗降板を持ち上げることが提案された。
Further, for example, as described in
しかし、左右2箇所にねじ孔が設けられた一般的な乗降板を取り外すためには、上記のように2人の作業者が必要であった。また、ねじ孔が設けられた上記の乗降板や、ねじ孔以外の特殊な構造物が設けられた乗降板は、取り外すために専用の工具が必要であった。 However, in order to remove a general boarding / alighting board provided with screw holes at two places on the left and right, two workers are required as described above. In addition, a special tool is required to remove the boarding / alighting board provided with screw holes and the boarding / alighting board provided with special structures other than the screw holes.
そこで本発明は、乗降板を専用の工具を用いずに1人で取り外すことができる乗客コンベアを提供することを課題とする。 Then, this invention makes it a subject to provide the passenger conveyor which can remove a boarding / alighting board by one person, without using an exclusive tool.
実施形態の乗客コンベアは、踏面の移動部の移動方向両側に乗降板が設けられた乗客コンベアであって、前記乗降板は、歩行面を有する表面板と、前記表面板の端部に形成された切欠き部又は前記表面板を上下に貫通する貫通孔と、前記切欠き部又は前記貫通孔を跨ぐ棒状部材と、前記切欠き部又は前記貫通孔を閉塞する蓋とを備えることを特徴とする。 The passenger conveyor of the embodiment is a passenger conveyor provided with boarding boards on both sides in the moving direction of the moving part of the tread surface, and the boarding board is formed on a surface plate having a walking surface and an end portion of the surface plate. A through-hole penetrating vertically through the notch or the surface plate, a rod-like member straddling the notch or the through-hole, and a lid for closing the notch or the through-hole. To do.
以下の実施形態は例示であり、発明の範囲はこれに限定されない。乗客コンベアとしてエスカレータや動く歩道等が挙げられるが、ここではエスカレータの一例について図面に基づき説明する。 The following embodiment is an exemplification, and the scope of the invention is not limited to this. Examples of passenger conveyors include escalators and moving walkways. Here, an example of an escalator will be described with reference to the drawings.
以下の説明において、後述する踏段20の移動する方向を前後方向とし、踏段20の幅方向をその他の部材等に関しても幅方向とする。また、以下の説明において、前後方向のうち乗客コンベアから離れる方向をコンベア外方又はエスカレータ外方とする。
In the following description, a direction in which a
1.エスカレータ1の構造
図1に示すように、エスカレータ1は、上階側の支承部2と下階側の支承部3とに支承されたトラス10を備える。トラス10は複数の枠材からなる。複数の枠材として、前後方向(図の左右方向)へ延びる左右一対の上枠材11、上枠材11の下方において上枠材11と平行に延びる左右一対の下枠材12、上枠材11と下枠材12とを連結する縦枠材13、左右一対の上枠材11を連結する横枠材14(図3参照)等がある。
1. Structure of
トラス10の内部には上階側と下階側との間で周回する無端の踏段チェーン15が設けられている。この踏段チェーン15は、トラス10の内部に設けられた駆動装置(図示省略)が駆動することによって周回する。踏段チェーン15には複数の踏段20が取り付けられている。踏段チェーン15が周回すると、これらの踏段20が上階側と下階側との間を移動する。具体的には、これらの踏段20は、外部へ露出して(従って上に利用者を載せて)上階側又は下階側の乗り口から反対側の降り口へ移動した後、トラス10の内部に入って反転して、トラス10の内部で降り口から乗り口へ戻って行く。踏段20が外部へ露出して移動する部分を踏段20の移動部とする。なお踏段20は利用者が足を載せる面である踏面21を有する。
An
図1、図2に示すように、踏段20の移動部の前後方向両側に乗降板40が設けられている。より具体的には、図1〜図3に示すように、上記の支承部3と踏段20の移動部との間の場所において、トラス10の上方に、乗降板40が設けられている。上階側の乗降板40と下階側の乗降板40との間の部分が踏段20の移動部となる。
As shown in FIGS. 1 and 2, boarding /
トラス10の上には左右一対のスカートガード23が設けられ、これらのスカートガード23の上にはそれぞれ欄干22が設けられている。欄干22には踏段20と同期して移動する手摺ベルト24が設けられている。
A pair of left and
エスカレータ1の利用者は、乗降板40の上を歩行して、エスカレータ1の乗り口において踏段20に乗り込む。利用者は、踏段20がエスカレータ1の降り口に到達すると、踏段20から降りて、乗降板40の上を歩行してエスカレータ1から離れて行く。
The user of the
2.トラス10の支承構造
ここで、トラス10の下階側の支承構造を図3に示す。支承部3には、床面7に対して凹部となる駆体切欠部4と、駆体切欠部4の内部に配置されたアンカープレート30とが設けられている。アンカープレート30の上面は床面7より低い水平面である。
2. FIG. 3 shows a support structure on the lower floor side of the
トラス10の前後方向の端部には支持金具31が固定されている。支持金具31は、前後方向の断面形状がL字状の部材であり、トラス10の縦枠材13に沿った垂直板32と、垂直板32の上端部からエスカレータ外方へ向かって突出した水平板33とからなる。垂直板32は、ボルト等の固定具又は溶接等の手段により、トラス10の縦枠材13及び横枠材14に固定されている。一方、支持金具31の水平板33はアンカープレート30に載り、これによりエスカレータ1が支承されている。
A support fitting 31 is fixed to an end portion of the
アンカープレート30及び支持金具31の水平板33には上からモルタルカバー35が被せられている。モルタルカバー35の上にモルタル34が充填されて、駆体切欠部4が埋められている。
The
図示しないが、エスカレータ1の上階側にも下階側と同じ支承構造が形成されている。それによりトラス10及びそれを有するエスカレータ1が上階側の支承部2と下階側の支承部3とに支承されている。
Although not shown, the same support structure as the lower floor side is formed on the upper floor side of the
3.乗降板40の構造
通常、乗降板40は、前後方向に並ぶ分割可能な複数の表面板を備える。本実施形態では、図2、図3に示すように、乗降板40は、第1表面板42、第2表面板44、及び第3表面板46を備える。そして、踏段20の移動部から遠い方から、第1表面板42、第2表面板44、及び第3表面板46の順に並んでいる。第1表面板42、第2表面板44、及び第3表面板46の上面は、エスカレータ1の利用者の歩行面である。
3. The structure of the boarding / alighting
図2に示すように、踏段20の移動部に最も近い第3表面板46は、上記の左右のスカートガード23の間に配置されている(なお図2では欄干22及び手摺ベルト24を省略してある)。第3表面板46の踏段20側の辺には櫛板(コムとも言われる)48が取り付けられている。1枚の櫛板48は第3表面板46と比較して小さなものだが、複数の櫛板48が第3表面板46の幅方向に隙間無く並べられて、第3表面板46の踏段20側の辺の全体に櫛板48が取り付けられている。踏段20は、これらの櫛板48の下を通過して、乗降板40の下のトラス10の内部へ入って行ったり、乗降板40の下のトラス10の内部から出てきたりする。
As shown in FIG. 2, the
図3に示すように、乗降板40は、各表面板42、44、46の裏側に固定された裏部材として、第1裏部材52、第2裏部材54及び第3裏部材56を備える。各裏部材52、54、56は、それぞれ、表面板42、44、46に接触して固定される複数の固定部50と、固定部50と固定部50との間で下方に突出した複数の支持部51からなる。ボルト等の固定具又は溶接等の手段により、固定部50が表面板42、44、46の下面側に固定されている。
As shown in FIG. 3, the boarding / alighting
4.乗降板40の支持構造
図4に示すように、乗降板40の下において、トラス10の左右の上枠材11の上部にそれぞれ支持材60が固定されている。支持材60は、水平な水平板部61と、水平板部61のエスカレータ1幅方向外側の端部から立ち上がった垂直板部62とからなり、幅方向の断面がL字状である。支持材60はこの断面形状を保ったまま上枠材11に沿って前後方向に延びている。支持材60の水平板部61は、ボルト等の固定具又は溶接等の手段により、トラス10の上枠材11に固定されている。また、支持材60の垂直板部62は、ボルト等の固定具により、エスカレータ1が設置される建築物の床部5に固定されている。
4). As shown in FIG. 4, under the boarding /
また、支持材60の垂直板部62には、ボルト等の固定具又は溶接等の手段により、板状の縁金64が垂直板部62と平行に固定されている。縁金64の上端部は乗降板40の上面と同一面上に現れている。図2に示すように、縁金64は乗降板40の前後方向に延びる辺に沿って延びている。
Further, a plate-shaped
また、図3に示すように、トラス10のエスカレータ外方の端部において、横枠材14に縁金65が設けられている。縁金65は、水平な水平部66と、水平部66の踏段20側の端部から立ち上がった垂直部67とからなり、前後方向の断面形状がL字状である。縁金65はこの断面形状を保ったまま横枠材14に沿って幅方向に延びている。縁金65の水平部66は、ボルト等の固定具又は溶接等の手段により、トラス10の横枠材14に固定されている。縁金65の上端部は乗降板40の上面と同一面上に現れている。図2に示すように、縁金65は乗降板40のエスカレータ外方の辺に沿って延びている。
Further, as shown in FIG. 3, an
このように、乗降板40は踏段20の移動部側を除く3方を縁金64、65で囲われている。
In this way, the boarding / alighting
図3、図4に示すように、上記の乗降板40の裏部材52、54、56の複数の支持部51は、トラス10の幅方向両側に固定された上記の支持材60の水平板部61の上に載っている。それにより、乗降板40の表面板42、44、46は、トラス10の上枠材11と上下方向に間隔を空けて支持されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the plurality of
なお、以上の乗降板40の支持構造は、エスカレータ1の上階側と下階側とで共通している。
In addition, the support structure of the
5.乗降板40の切欠き部70及び蓋74の構造
図2、図5、図6に示すように、乗降板40の第1表面板42のエスカレータ外方の端部には1つの切欠き部70が形成されている。図2に示すように、切欠き部70は第1表面板42の幅方向中央に形成されていることが望ましい。図5、図6に示すように、第1表面板42の裏側の第1裏部材52にも、切欠き部70と上下方向に重なる場所に切欠き部53が形成されている。
5. As shown in FIGS. 2, 5, and 6, one
図5、図6に示すように、乗降板40には切欠き部70を跨ぐ棒状部材72が設けられている。そのため、図6に示すように、平面視で切欠き部70の中に棒状部材72が現れる。本実施形態では棒状部材72は乗降板40の幅方向に延びている。棒状部材72の前後方向の断面形状は、四角形等の多角形等であっても良いが、本実施形態では円形とする。
As shown in FIGS. 5 and 6, the boarding / alighting
この棒状部材72は、第1表面板42又は第1裏部材52に、溶接等によって固定されている。本実施形態では、図5、図6に示すように、切欠き部70の幅方向両側の場所にまで第1裏部材52が延長されており、その延長された部分の下面に棒状部材72が固定されている。
The rod-
第1表面板42の切欠き部70は上から被される蓋74によって閉塞される。図5に示すように切欠き部70が蓋74によって閉塞されているとき、蓋74の上面と第1表面板42の上面とが同一の平面を形成している。この平面は利用者の歩行面となる。また、切欠き部70が蓋74によって閉塞されているとき、蓋74のエスカレータ外方(図5、図6における矢印Dの方向)の端部73と蓋74の隣接部材である縁金65との間には僅かな隙間79が形成されている。
The
図5に示すように、蓋74の裏側には棒状部材72に嵌まることによって棒状部材72を保持する保持部75が設けられている。切欠き部70が蓋74によって閉塞されているとき、この保持部75が棒状部材72を保持している。本実施形態では、保持部75は、乗降板40の幅方向に延びる棒状部材72を前後方向両側から挟んで、棒状部材72を保持している。
As shown in FIG. 5, a holding
保持部75の前後方向の断面形状は略C字形である。また上記のように棒状部材72は前後方向の断面形状が円形の棒状の部材である。そのため、蓋74は、保持部75で棒状部材72を保持したまま、棒状部材72を回転軸にして回転可能となっている。
The cross-sectional shape of the holding
保持部75は蓋74の前後方向の中央付近において下方に突出して設けられている。蓋74のエスカレータ外方の端部73から保持部75に向かって蓋74が上下方向に厚くなるように、蓋74の裏側に傾斜面76が設けられている。この傾斜面76は蓋74の上面に対して傾斜している。
The holding
以上の特徴を有する保持部75及び傾斜面76は、蓋74の1箇所(例えば蓋74の幅方向の一端から他端にかけての部分)に設けられていても良いし、蓋74の幅方向の複数箇所(例えば蓋74の幅方向両側部分)に設けられていても良い。
The holding
蓋74の材質は例えば樹脂又はアルミニウムである。また、蓋74の材質は第1表面板42の材質と同じであることが望ましい。
The material of the
図5、図6に示すように、蓋74よりエスカレータ外方の縁金65に、蓋74の下方に向かって突出する突起78が設けられている。このような突起78は、蓋74のエスカレータ外方の部分の下面に当たることによって、蓋74のエスカレータ外方の部分が下に下がることを防ぐものである。図5に示すように、突起78は、蓋74が切欠き部70を閉塞しているとき、既に蓋74に当たっていることが望ましい。
As shown in FIGS. 5 and 6, a
突起78は蓋74の幅方向中央以外の場所に設けられている。例えば図5、図6に示すように、2つの突起78が蓋74の幅方向両側の場所に設けられている。
The
なお、このように蓋74の下面に当たる突起78は、蓋74の下で棒状部材72よりエスカレータ外方の場所に存在すれば良く、縁金65ではなく第1表面板42の下面又は第1裏部材52に固定されていても良い。
Note that the
なお、棒状部材72より踏段20側(図5、図6における矢印E側)の場所には、このように蓋74の下面に当たる突起は設けられていない。
In addition, the protrusion which hits the lower surface of the lid | cover 74 in this way is not provided in the place of the
蓋74は、回転軸となる棒状部材72よりエスカレータ外方の部分の方が、棒状部材72より踏段20側の部分よりも、重くなるよう設計されていても良い。例えば図5に示すように、回転軸となる棒状部材72よりエスカレータ外方の部分の方が、棒状部材72より踏段20側の部分よりも、前後方向へ長く又は上下方向へ厚く設計され、それによって重くなっていても良い。それにより、蓋74の棒状部材72より踏段20側の部分が下方に下がることを防ぐ突起が無くても、蓋74の棒状部材72より踏段20側の部分が軽いために下方に下がりにくい。
The
なお、以上の特徴を有する切欠き部70及び蓋74は、上階側の乗降板40と下階側の乗降板40との両方に設けられている。
The notched
6.乗降板40の取り外し方
乗降板40の取り外し方について、図7に示す手摺ベルト着脱工具80を用いる場合を例に説明する。図7に示すように、手摺ベルト着脱工具80はフック状のフック部81を有する。手摺ベルト着脱工具80は、エスカレータ1の設置や保守点検の際に手摺ベルト24の着脱のために使用される工具である。
6). How to Remove the Boarding / Exiting
乗降板40を取り外す場合、まず、作業者は、蓋74のエスカレータ外方の端部73と縁金65との間の隙間79(図5参照)に手摺ベルト着脱工具80のフック部81の先端を入れ、蓋74のエスカレータ外方の部分を軽く持ち上げる(図8(a))。次に、作業者は、手摺ベルト着脱工具80のフック部81の先端を、蓋74の裏側の傾斜面76を滑らせながら、切欠き部70の奥へ入れていく(図8(b))。すると、蓋74が棒状部材72を回転軸にして回転し、蓋74のエスカレータ外方の部分が持ち上がってくる。
When removing the boarding / alighting
次に、作業者は、蓋74の持ち上がった部分を掴んで、蓋74を棒状部材72から取り外す(図8(c))。すると平面視で第1表面板42の切欠き部70の中に棒状部材72が現れる。
Next, the operator grasps the raised portion of the
次に、作業者は、手摺ベルト着脱工具80のフック部81を棒状部材72に引っ掛ける(図8(d))。そして作業者は、手摺ベルト着脱工具80で棒状部材72を引っ張ることにより第1表面板42を持ち上げて(図8(e))、第1表面板42を取り外す。
Next, the worker hooks the
作業者は、第1表面板42を取り外した後、第2表面板44と第3表面板46を手で取り外す。作業者は、第1表面板42を取り外せば第2表面板44の第1表面板42側の部分を掴むことができるので、工具等を使わなくても第2表面板44を取り外すことができる。同様に、作業者は、工具等を使わなくても第3表面板46を取り外すことができる。
After removing the
なお、作業者が第1表面板42、第2表面板44及び第3表面板46を外すと、当然、それらに固定されている第1裏部材52、第2裏部材54及び第3裏部材56も一緒に外れる。
In addition, when an operator removes the
作業者は、手摺ベルト着脱工具80の代わりに、ドライバ等の他の工具を使って以上の作業をすることもできる。例えば、作業者は、隙間79にドライバを入れて、そのままドライバを使って蓋74のエスカレータ外方の部分を持ち上げて、蓋74を棒状部材72から取り外しても良い。そして、作業者は、蓋74を棒状部材72から取り外した後、ペンチで棒状部材72を掴んで引っ張り上げて、第1表面板42を取り外しても良い。
The operator can perform the above-described work using another tool such as a driver instead of the handrail belt attaching / detaching
7.効果
本実施形態では、上記の通り、乗降板40の第1表面板42に切欠き部70が形成されその切欠き部70を跨いで棒状部材72が設けられている。そのため、作業者は1人で、工具を棒状部材72に引っ掛けて第1表面板42を引っ張り上げ、第1表面板42を取り外すことができる。そしてこの作業は、専用の工具ではなく、手摺ベルト着脱工具80やペンチのような、エスカレータ1の保守点検で用いるありふれた工具で行うことができる。
7). Effect In the present embodiment, as described above, the
ここで、この切欠き部70が第1表面板42の幅方向の中央に形成されていることにより、1人の作業者で容易に乗降板40を取り外すことができる。
Here, since the
また、切欠き部70を閉塞する蓋74が保持部75を有し、その保持部75が棒状部材72を保持しているため、蓋74が外れにくい。さらに、作業者は、棒状部材72を回転軸にして蓋74を回転させることによって、蓋74のエスカレータ外方の部分を容易に持ち上げることができ、その持ち上げた部分を掴んで蓋74を容易に取り外すことができる。
In addition, since the
また、蓋74の下で棒状部材72よりエスカレータ外方の場所に、蓋74に当たる突起78があるため、利用者が蓋74のエスカレータ外方の部分を踏む等してその部分が下がってしまうことを防ぐことができる。また、切欠き部70が蓋74に閉塞されている状態において蓋74のエスカレータ外方の端部73と蓋74に隣接する縁金65との間に隙間79が形成されているため、作業者がその隙間79に工具を入れることによって蓋74の取り外し作業を始めやすい。
In addition, since there is a
また、蓋74がエスカレータ外方の端部73から保持部75に向かって厚くなるように、蓋74の下面に傾斜面76が設けられているため、作業者は工具を傾斜面76に沿って滑らせながら容易に蓋74を開くことができる。
In addition, since the
8.変更例
以上の実施形態に対して、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変更、置換、省略等を行うことができる。
8). Modification Examples Various modifications, substitutions, omissions, and the like can be made to the above embodiments without departing from the spirit of the invention.
図9に変更例の乗降板140を示す。なお図9において、上記実施形態と同じ部分には、上記実施形態と同じ符号を付してある。この乗降板140の第1表面板142には、上記実施形態における第1表面板42の端部の切欠き部70が無く、その代わりに第1表面板142を上下に貫通する貫通孔170が形成されている。この貫通孔170も第1表面板142の幅方向中央に形成されていることが望ましい。また、この貫通孔170は、例えば、第1表面板142の前後方向中央よりエスカレータ外方の場所に形成されている。この貫通孔170は上記実施形態と同じ構造及び材質の蓋74によって閉塞される(図9は蓋74を外した状態を示している)。貫通孔170が蓋74によって閉塞されると、蓋74のエスカレータ外方の端部73(図8等参照)と蓋74の隣接部材である第1表面板142との間には僅かな隙間が形成される。
FIG. 9 shows a
本変更例においては、上記実施形態と同じ棒状部材72が貫通孔170を跨いで設けられている。蓋74が、その保持部75で棒状部材72を保持することにより、第1表面板142に取り付けられる。棒状部材72の断面形状が円形であれば、蓋74は棒状部材72を回転軸にして回転可能である。
In this modification, the same rod-
貫通孔170の棒状部材72よりエスカレータ外方の場所には突起178が設けられている。この突起178は第1表面板142の下面に固定されている。この突起178は、上記実施形態における突起78と同じく、蓋74のエスカレータ外方の部分の下面に当たることによって、蓋74のエスカレータ外方の部分が下に下がることを防ぐものである。
A
本変更例の乗降板140も、作業者が1人で工具を棒状部材72に引っ掛けて第1表面板142を引っ張り上げ、乗降板140を取り外すことができる。
The
1…エスカレータ、2…支承部、3…支承部、4…駆体切欠部、5…床部、7…床面、10…トラス、11…上枠材、12…下枠材、13…縦枠材、14…横枠材、15…踏段チェーン、20…踏段、21…踏面、22…欄干、23…スカートガード、24…手摺ベルト、30…アンカープレート、31…支持金具、32…垂直板、33…水平板、34…モルタル、35…モルタルカバー、40…乗降板、42…第1表面板、44…第2表面板、46…第3表面板、48…櫛板、50…固定部、51…支持部、52…第1裏部材、53…切欠き部、54…第2裏部材、56…第3裏部材、60…支持材、61…水平板部、62…垂直板部、64…縁金、65…縁金、66…水平部、67…垂直部、70…切欠き部、72…棒状部材、73…蓋74のエスカレータ外方の端部、74…蓋、75…保持部、76…傾斜面、78…突起、79…隙間、80…手摺ベルト着脱工具、81…フック部、140…乗降板、142…第1表面板、170…貫通孔、178…突起
DESCRIPTION OF
実施形態の乗客コンベアは、踏面の移動部の移動方向両側に乗降板が設けられた乗客コンベアであって、前記乗降板は、歩行面を有する表面板と、前記表面板の端部に形成された切欠き部又は前記表面板を上下に貫通する貫通孔と、前記切欠き部又は前記貫通孔を跨ぐ棒状部材と、前記切欠き部又は前記貫通孔を閉塞する蓋とを備え、前記蓋が前記棒状部材を保持する保持部を備えることを特徴とする。 The passenger conveyor of the embodiment is a passenger conveyor provided with boarding boards on both sides in the moving direction of the moving part of the tread surface, and the boarding board is formed on a surface plate having a walking surface and an end portion of the surface plate. and the notch or through hole penetrating through the surface plate up and down, and the rod member straddling the cutout portion or the through hole, and a lid for closing the notch portion or the through hole, said lid A holding portion for holding the rod-like member is provided .
実施形態の乗客コンベアは、踏面の移動部の移動方向両側に乗降板が設けられた乗客コンベアであって、前記乗降板は、歩行面を有する表面板と、前記表面板の端部に形成された切欠き部又は前記表面板を上下に貫通する貫通孔と、前記切欠き部又は前記貫通孔を跨ぐ棒状部材と、前記切欠き部又は前記貫通孔を閉塞する蓋とを備え、前記蓋が前記棒状部材を保持する保持部を備え、前記切欠き部又は前記貫通孔が前記表面板の幅方向の中央に形成されたことを特徴とする。 The passenger conveyor of the embodiment is a passenger conveyor provided with boarding boards on both sides in the moving direction of the moving part of the tread surface, and the boarding board is formed on a surface plate having a walking surface and an end portion of the surface plate. A through-hole penetrating vertically through the notch or the surface plate, a rod-like member straddling the notch or the through-hole, and a lid for closing the notch or the through-hole. A holding portion for holding the rod-shaped member is provided , and the cutout portion or the through hole is formed at the center in the width direction of the surface plate .
Claims (10)
前記乗降板は、歩行面を有する表面板と、前記表面板の端部に形成された切欠き部又は前記表面板を上下に貫通する貫通孔と、前記切欠き部又は前記貫通孔を跨ぐ棒状部材と、前記切欠き部又は前記貫通孔を閉塞する蓋とを備える、乗客コンベア。 In the passenger conveyor provided with boarding boards on both sides of the moving direction of the moving part of the tread surface,
The boarding / exiting plate includes a surface plate having a walking surface, a notch formed in an end portion of the surface plate or a through-hole penetrating the surface plate vertically, and a bar shape straddling the notch or the through-hole. A passenger conveyor comprising a member and a lid that closes the notch or the through hole.
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