JP2019027192A - urinal - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、小便器に係り、特に、排尿を受けて排出する小便器に関する。 The present invention relates to a urinal, and more particularly, to a urinal that discharges in response to urination.
従来から、特許文献1に記載されているように、小便器の制御部が、排水トラップに溜まっている尿を洗浄水によって置換する第一洗浄モードと、この第一洗浄モードの実行後に実行される第二洗浄モードと、を備え、制御部が第二洗浄モードを実行することにより、第一洗浄モードの排水を洗い流して、横引配管における尿石の発生を抑制するものが知られている。
Conventionally, as described in
これまで、小便器の排水トラップ及び排水トラップの下流側の横引配管に形成される尿石は、細菌の活動により約2時間程度の比較的長時間のサイクルで生成されると考えられてきた。
しかしながら、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、バイオフィルムが形成された環境下においては、数秒程度の非常に短時間であっても尿石が発生するという新たな知見を見出した。
Until now, urine stones formed in drainage traps of urinals and horizontal pipes downstream of drainage traps have been thought to be produced in a relatively long cycle of about 2 hours due to bacterial activity. .
However, as a result of intensive studies, the present inventors have found a new finding that urine stones are generated even in a very short time of about several seconds in an environment where a biofilm is formed.
このような知見により、少容積の排水トラップにおいてバイオフィルムが形成されている場合には、排尿中に尿濃度が一時的に高くなる程度であっても、数秒程度で尿石が発生し付着してしまうことが分かった。
また、横引配管においても同様の現象が起きるため、横引配管内に比較的高い尿濃度の洗浄水が流入した場合にも、尿石が発生し付着してしまう。
Based on these findings, when a biofilm is formed in a small-volume drain trap, urinary stones are generated and attached in a few seconds, even if the urine concentration temporarily increases during urination. I found out.
Further, since the same phenomenon occurs in the horizontal piping, urine stones are generated and attached even when cleaning water having a relatively high urine concentration flows into the horizontal piping.
さらに、近年の洗浄水の節水化の要請に伴い、比較的少ない容積の節水型の排水トラップが提案されている。
このような節水型の排水トラップにおいては、使用者の排尿により排水トラップ内の洗浄水が置換され、排水トラップ内の尿濃度が高くなりやすい。
よって、前述の新たな知見に基づけば、排水トラップ、例えば節水型の排水トラップにおいて、排水トラップ及び横引配管における尿石の発生を早期に抑制することが重要な課題となっている。
Furthermore, with the recent demand for water saving of washing water, a water saving drain trap having a relatively small volume has been proposed.
In such a water-saving drain trap, the wash water in the drain trap is replaced by the user's urination, and the urine concentration in the drain trap tends to be high.
Therefore, based on the above-mentioned new knowledge, in drain traps, for example, water-saving drain traps, it is an important issue to suppress the occurrence of urinary stones in drain traps and horizontal pipes at an early stage.
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、洗浄水中の尿がバイオフィルムを含む有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることを抑制することができる小便器を提供することである。 Therefore, the present invention solves the problems of the prior art as described above, that is, the object of the present invention is to remove urinary stones in a relatively short time due to organic soil containing biofilm in the urine in the wash water. It is providing the urinal which can suppress producing.
請求項1に係る発明は、排水用の横引配管に排水する小便器であって、排尿を受けるボウル面を形成し、その底部に排水口を形成するボウル部と、前記ボウル部の排水口と連通する排水トラップと、前記ボウル部のボウル面に洗浄水を吐水する吐水部と、使用者の小便器の使用を検知する検知センサーと、前記吐水部による洗浄水の吐水を制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記検知センサーが使用者の使用を検知しなくなった後に、前記吐水部から吐水を行う本洗浄吐水モードと、設定されたスケジュールに基づいて前記吐水部から洗浄水を吐水して前記排水トラップの下流側に接続される前記横引配管におけるバイオフィルムを含む有機物汚れの形成を抑制する有機物汚れ抑制吐水モードと、前記検知センサーが使用者の使用を検知している間において前記吐水部から吐水を行う尿希釈吐水モードとを有し、前記有機物汚れ抑制吐水モードで吐水される水量が、毎回一定であることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された請求項1に係る発明の小便器によれば、有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、排水トラップ及び横引配管においてバイオフィルムを発生させる細菌の増殖を抑制し、バイオフィルムを含む有機物汚れの形成を抑制することができる。また、仮に、バイオフィルムを含む有機物汚れが排水トラップ及び横引配管内に形成されたとしても、請求項1に係る発明の小便器によれば、有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、有機物汚れを設定されたスケジュールに基づいて洗浄することができる。
さらに、仮に、バイオフィルムを含む有機物汚れが排水トラップ及び横引配管内に形成されたとしても、請求項1に係る発明の小便器によれば、尿希釈吐水モードを実行することにより、排尿がされてから本洗浄吐水モードが実行されるまでの排水トラップ及び横引配管内の洗浄水の尿濃度を低下させることができる。よって、洗浄水中の尿が有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることを抑制することができる。
さらに、請求項1に係る発明の小便器によれば、尿希釈吐水モードが実行されることにより、本洗浄吐水モードが実行されるときに排水トラップ内の洗浄水の尿濃度が尿の希釈により低下されている。よって、本洗浄吐水モードの実行により、この実行時点の排水トラップ内の洗浄水中の尿が横引配管の上流側に流れる場合においても、横引配管内に残存する洗浄水の尿濃度が低減され、洗浄水中の尿が尿石を生じさせることを抑制することができる。
従って、請求項1に係る発明の小便器によれば、有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードを組合せることにより、洗浄水中の尿が排水トラップ及び横引配管内においてバイオフィルムを含む有機物汚れにより尿石を生じさせることを抑制することができる。
また、有機物汚れ抑制吐水モードで使用する水量が、毎回一定であることにより、使用条件に因らず、確実にトラップ及び横引配管内の有機物汚れの堆積を抑制することができる。
The invention according to
According to the urinal of the invention according to
Furthermore, even if organic matter contamination including biofilm is formed in the drainage trap and the horizontal pipe, according to the urinal of the invention according to
Furthermore, according to the urinal of the invention according to
Therefore, according to the urinal of the invention according to
In addition, since the amount of water used in the organic dirt suppression water discharge mode is constant every time, it is possible to reliably suppress the accumulation of organic dirt in the trap and the horizontal pipe regardless of the use conditions.
請求項2に係る発明は、請求項1に記載された小便器の構成に加えて、前記尿希釈吐水モードにおける前記吐水部からの吐水の瞬間流量が、前記有機物汚れ抑制吐水モードにおける前記吐水部からの吐水の瞬間流量より小さいことにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された請求項2に係る発明の小便器によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加え、尿希釈吐水モードにおいて、排尿中の排水トラップ内の尿が横引配管に流入するとき、この流入の瞬間流量が比較的小さいことによりこの尿が横引配管の上流側に逆流するように流れてしまうことを抑制することができる。これにより、横引配管の上流側に尿石が生じることを抑制することができる。また、有機物汚れ抑制吐水モードにおける吐水の瞬間流量は尿希釈吐水モードにおける吐水の瞬間流量よりも高くなるので、有機物汚れ抑制吐水モードにおける吐水により横引配管を比較的広範囲に確実に洗浄することができる。よって、有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードを組合せることにより、洗浄水中の尿が横引配管内においてバイオフィルムを含む有機物汚れにより尿石を生じさせることをより抑制することができる。
The invention according to
According to the urinal of the invention according to
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された小便器の構成に加えて、前記本洗浄吐水モードにおける前記吐水部からの吐水の瞬間流量が、前記尿希釈吐水モードにおける前記吐水部からの吐水の瞬間流量より大きいことにより、前述した課題を解決するものである。
本洗浄吐水モードにおける吐水の瞬間流量はボウル面の洗浄性能を確保できる程度の流量が望ましい。一方で、尿希釈吐水モードにおける吐水の瞬間流量を本洗浄吐水モードにおける吐水の瞬間流量よりも大きくしたとしても、尿濃度の低下に寄与しにくくなる。
そこで、このように構成された請求項3に係る発明の小便器によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加え、本洗浄吐水モードにおけるボウル面の洗浄性能を確保するとともに、尿希釈吐水モードに使用する洗浄水の無駄使いを抑制することができる。
In the invention according to claim 3, in addition to the configuration of the urinal described in
The instantaneous flow rate of water discharge in the main cleaning water discharge mode is desirably a flow rate that can secure the cleaning performance of the bowl surface. On the other hand, even if the instantaneous flow rate of the water discharge in the urine dilution water discharge mode is made larger than the instantaneous flow rate of the water discharge in the main washing water discharge mode, it is difficult to contribute to a decrease in the urine concentration.
Therefore, according to the urinal of the invention according to claim 3 configured as described above, in addition to the effect exhibited by the invention according to
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された小便器の構成に加えて、前記有機物汚れ抑制吐水モードにおいて前記吐水部から吐水される水量が、前記本洗浄吐水モードにおいて前記吐水部から吐水される水量以上となることにより、前述した課題を解決するものである。
本洗浄吐水モードと有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードとを組合せて吐水する場合において、使用者の使用回数によって増加する尿希釈吐水モードで吐水した流量に対し、全ての吐水モードの合計の吐水流量の増大を抑制しようとすると、例えば有機物汚れ抑制吐水モードで吐水する水量の低減によって調整することとなる。このとき、有機物汚れ抑制吐水モードにおいて1回分として吐水部から吐水される吐水される水量を本洗浄吐水モードにおいて1回分として吐水部から吐水される吐水される水量以上とする。
これにより、請求項4に係る発明の小便器によれば、有機物汚れ抑制吐水モードにおいて横引配管内に流入した洗浄水の水位は本洗浄吐水モードにおいて横引配管内に流入した洗浄水の水位より高くなるため、実行頻度が有機物汚れ抑制吐水モードの実行頻度よりも高い本洗浄吐水モードの実行時に横引配管の水位面付近に発生したバイオフィルムを含む有機物汚れを有機物汚れ吐水モードによって洗い流すことができる。従って、横引配管において洗浄水中の尿が有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることをより抑制することができる。
The invention according to claim 4 is characterized in that, in addition to the configuration of the urinal described in any one of
When water is discharged in combination with the main cleaning water discharge mode, the organic matter suppression water discharge mode, and the urine dilution water discharge mode, the total of all water discharge modes is compared to the flow rate discharged in the urine dilution water discharge mode, which increases with the number of times the user uses. In order to suppress the increase in the water discharge flow rate, for example, adjustment is performed by reducing the amount of water discharged in the organic matter suppression water discharge mode. At this time, the amount of water discharged from the water discharge portion as one time in the organic matter suppression water discharge mode is set to be equal to or more than the amount of water discharged from the water discharge portion as one time in the main cleaning water discharge mode.
Thereby, according to the urinal of the invention which concerns on Claim 4, the water level of the wash water which flowed into the horizontal pipe in the organic matter suppression water discharge mode is the level of the wash water which flowed into the horizontal pipe in the main water discharge mode Because of the higher frequency, the organic dirt containing biofilm generated near the water level surface of the horizontal piping is washed away by the organic dirt water discharge mode when the main washing water discharge mode is executed, which is executed more frequently than the organic dirt suppression water discharge mode. Can do. Therefore, it is possible to further suppress the urine in the washing water from generating urinary stones in a relatively short time due to organic contamination in the horizontal piping.
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された小便器の構成に加えて、前記制御部が、前記本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間経過時に前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された請求項5に係る発明の小便器によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加え、本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間経過時に有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間経過するまでに小便器の使用がなかった場合に排水トラップ内で成長していた有機汚れを洗い流せるため、より排水トラップ内の汚れの成長を抑制できる。
また、長時間小便器を使用しない場合に発生する自然乾燥による封水切れを防ぐことができるため、部屋内への臭気が漏れることを防ぐことができる。
According to a fifth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the urinal described in any one of the first to fourth aspects, the control unit suppresses organic contaminants after the main cleaning water discharge mode is completed. The above-described problem is solved by executing the organic matter suppression water discharge mode when the water discharge execution time has elapsed.
According to the urinal of the invention concerning Claim 5 comprised in this way, in addition to the effect which invention based on any one of
Moreover, since it is possible to prevent the seal water from being cut off due to natural drying that occurs when the urinal is not used for a long time, it is possible to prevent the odor from leaking into the room.
請求項6に係る発明は、請求項5に記載された小便器の構成に加えて、前記有機物汚れ抑制吐水実行時間が、複数の所定時間から選択自在であることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された請求項6に係る発明の小便器によれば、請求項5に係る発明が奏する効果に加え、有機物汚れ抑制吐水実行時間が、複数の所定時間から選択自在であることにより、設置場所に応じて最適な有機物汚れ抑制吐水実行時間を選択することができるため、汚れの堆積抑制と節水とを両立させることができる。
The invention according to claim 6 solves the above-described problem by adding the construction of the urinal described in claim 5 and selecting the organic dirt suppression water discharge execution time from a plurality of predetermined times. Is.
According to the urinal of the invention concerning Claim 6 comprised in this way, in addition to the effect which the invention which concerns on Claim 5, there exists organic matter dirt suppression water discharge execution time by being freely selectable from a plurality of predetermined times. In addition, since it is possible to select an optimal organic matter suppression water discharge execution time according to the installation location, it is possible to achieve both the suppression of contamination accumulation and water saving.
請求項7に係る発明は、請求項5に記載された小便器の構成に加えて、前記本洗浄吐水モードが終了してから前記有機物汚れ抑制吐水実行時間より短い有機物汚れ抑制吐水判定時間経過時において、前回の前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数が所定回数以上であった場合は、前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行し、前回の前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数が所定回数より少なかった場合は、前記有機物汚れ抑制吐水実行時間経過時に前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された請求項7に係る発明の小便器によれば、請求項5に係る発明が奏する効果に加え、本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間より短い有機物汚れ抑制吐水判定時間経過時において、前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数が所定回数以上であった場合は、有機物汚れ抑制吐水モードを実行し、前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数が所定回数より少なかった場合は、有機物汚れ抑制吐水実行時間経過時に有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、使用頻度に見合って有機物汚れ抑制吐水モードが実行されるため、より確実に排水トラップおよび建物配管内の汚れの堆積を抑制できる。
According to a seventh aspect of the invention, in addition to the configuration of the urinal described in the fifth aspect, when the organic dirt suppression water discharge determination time is shorter than the organic dirt suppression water discharge execution time after the main washing water discharge mode ends. If the urinal usage count has been more than a predetermined number of times since the previous execution of the organic dirt suppression water discharge mode, the organic contamination suppression water discharge mode is executed and the previous organic dirt suppression water discharge mode is executed. If the number of times the urinal has been used is less than the predetermined number of times, the above-mentioned problem is solved by executing the organic matter suppression water discharge mode when the organic matter suppression water discharge execution time has elapsed.
According to the urinal of the invention concerning Claim 7 comprised in this way, in addition to the effect which the invention which concerns on Claim 5 show | plays, the organic matter stain | pollution | contamination shorter than organic stain | pollution | contamination suppression water discharge execution time after this washing | cleaning water discharge mode is complete | finished If the urinal usage count has been more than the specified number of times since the previous organic dirt suppression water discharge mode was executed when the suppression water discharge determination time has elapsed, the organic dirt suppression water discharge mode is executed and the previous organic dirt suppression water discharge is performed. If the number of urinal usages after executing the mode is less than the predetermined number of times, by executing the organic matter suppression water discharge mode when the organic matter suppression water discharge execution time has elapsed, the organic contamination suppression water discharge mode is set according to the frequency of use. As a result, it is possible to more reliably suppress the accumulation of dirt in the drain trap and the building piping.
請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された小便器の構成に加えて、前記有機物汚れ抑制吐水モードが、一定時間ごとに実行されることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された構成された請求項8に係る発明の小便器によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加え、有機物汚れ抑制吐水モードが、一定時間ごとに実行されることにより、使用頻度によらず確実に排水トラップ内が置換されるため、排水トラップ内の有機汚れの成長が抑制され、より確実に排水トラップおよび建物配管内の汚れの堆積を抑制できる。
According to an eighth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the urinal described in any one of the first to fourth aspects, the organic dirt suppression water discharge mode is executed at regular intervals. It solves the aforementioned problems.
According to the urinal of the invention according to claim 8 configured as described above, in addition to the effect exerted by the invention according to any one of
請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載された小便器の構成に加えて、前記有機物汚れ抑制吐水モードが、間欠的に実行されることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された構成された請求項9に係る発明の小便器によれば、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加え、有機物汚れ抑制吐水モードが、間欠的に実行されることにより、有機物汚れ抑制吐水モードを1回だけ行う場合に比べて建物配管内の有機物汚れが残存し難くなるため、より建物配管内の汚れの堆積を抑制することができる。
According to a ninth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the urinal described in any one of the first to eighth aspects, the organic matter contamination-suppressing water discharge mode is intermittently executed. It solves the problem.
According to the urinal of the invention according to claim 9 configured as described above, in addition to the effect exerted by the invention according to any one of
本発明によれば、洗浄水中の尿がバイオフィルムを含む有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることを抑制することができる小便器を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the urinal which can suppress that the urine in washing water produces a urolith in a comparatively short time by the organic substance dirt containing a biofilm can be provided.
<1.本発明者により見出された新たな尿石発生メカニズム>
本発明者等は、鋭意研究することにより、バイオフィルムを含む有機物汚れが形成されている環境下において、非常に短時間でも尿石が発生するという以下の新しい知見を見出した。
<1. New mechanism of urine stone discovery discovered by the present inventor>
As a result of intensive research, the present inventors have found the following new finding that urine stones are generated even in a very short time in an environment where organic soil including biofilm is formed.
従来から、以下のように尿石等の無機物汚れに着目した尿石の発生のメカニズムが知られている。
このメカニズムにおいては、使用者の小便器の使用後に排尿が排水トラップ管路及び横引配管に滞留し、この滞留した尿に一般細菌が付着する。
この一般細菌の代謝過程において、ウレアーゼと呼ばれる酵素が排出される。
このウレアーゼ酵素によって尿中の尿素が分解され、アンモニアが発生する。
アンモニアが水溶することで尿を含む液体中のpHが上昇し、アルカリ性となる。
pHが8.0〜8.5を超えるような比較的高い環境になると、尿中に含まれるCa及びMgの炭酸塩、リン酸塩などの溶解度が低下するため尿液中にこれらの塩が析出し、尿石として排水トラップ管路及び横引配管に付着する。
このような無機物汚れの尿石の発生は、2時間以上の比較的長時間にわたって比較的緩やかに進行すると考えられてきた。
2. Description of the Related Art Conventionally, the mechanism of urine stone generation that pays attention to inorganic dirt such as urine stone is known as follows.
In this mechanism, after the user uses the urinal, urine remains in the drain trap pipe and the horizontal pipe, and general bacteria adhere to the retained urine.
In this general bacterial metabolic process, an enzyme called urease is excreted.
Urea in the urine is decomposed by this urease enzyme, and ammonia is generated.
When ammonia is dissolved in water, the pH in the liquid containing urine is increased and the solution becomes alkaline.
In a relatively high environment where the pH exceeds 8.0 to 8.5, the solubility of carbonates and phosphates of Ca and Mg contained in urine decreases, so these salts are contained in the urine fluid. It precipitates and adheres to the drain trap pipe and the horizontal pipe as urine stone.
It has been considered that the generation of urine stones of such inorganic soil progresses relatively slowly over a relatively long time of 2 hours or more.
これに対し、本発明者等は、排水トラップ管路及び横引配管内に発生する汚れのうち無機物汚れと異なる有機物汚れに新たに着目し、バイオフィルムを含む有機物汚れが形成されている環境下において、数秒程度の非常に短時間でも尿石が発生するという知見を得た。 On the other hand, the present inventors newly paid attention to organic dirt different from inorganic dirt among dirt generated in the drain trap pipe and the horizontal pipe, and in an environment where organic dirt including biofilm is formed. In the study, urinary stones were found to be generated even in a very short time of several seconds.
図1A乃至図1Cに示すように、短時間での尿石Uの発生のメカニズムは、バイオフィルムを含む有機物汚れVに着目したものであり、以下のように説明される。
有機物汚れVは、一般細菌等の細菌Xが増殖する過程で放出するEPS(細胞外多糖類:Extracellular Poly Succharide)を中心としたバイオフィルム、尿中に含まれるタンパク質などが複合して形成される。
このような有機物汚れVは配管内のぬめりとして知られ、非常に粘性の高い粘液を形成する。
このような有機物汚れVのバイオフィルムは、排水トラップT及び横引配管HP等に付着した細菌Xが細胞外に多糖類のポリマーを生成し、これに包まれることで細胞の脱離が抑えられるようになり、発達すると考えられている。
As shown in FIGS. 1A to 1C, the mechanism of generation of urinary stone U in a short time is based on organic matter contamination V including a biofilm, and will be described as follows.
The organic soil V is formed by a composite of biofilms such as EPS (Extracellular Poly Succharide) released during the growth of bacteria X such as general bacteria, and proteins contained in urine. .
Such organic dirt V is known as slimming in the piping, and forms very viscous mucus.
In such a biofilm of organic dirt V, bacteria X attached to the drain trap T and the horizontal pipe HP generate a polysaccharide polymer outside the cell, and the cells are prevented from being detached by being wrapped in this. And is thought to develop.
図1Aにおいては、使用者が小便器に排尿する前の状態の小便器の排水トラップTの一部を拡大して示している。
図1Aに示す排水トラップTは、使用者が小便器を多数回にわたり使用し続けた後の状態となっている。
排水トラップTは、前回の本洗浄吐水モードにより吐水された洗浄水を貯留している。
以下、図1A乃至図4Gにおいては排水トラップT内の状態及び反応を説明しているが、横引配管HP等の排水トラップTの下流側の設備配管内の状態及び反応についてもほぼ同様であり、横引配管HP等にも適用される。
In FIG. 1A, a part of the drainage trap T of the urinal before the user urinates to the urinal is shown in an enlarged manner.
The drain trap T shown in FIG. 1A is in a state after the user has continued to use the urinal many times.
The drain trap T stores the cleaning water discharged in the previous main cleaning water discharging mode.
Hereinafter, the state and reaction in the drain trap T are described in FIGS. 1A to 4G, but the state and reaction in the equipment piping downstream of the drain trap T such as the horizontal piping HP are substantially the same. It is also applied to the horizontal piping HP.
使用者が小便器を使用した後、排水トラップTに有機物汚れVのバイオフィルムが形成されている場合、細菌Xがこのバイオフィルムを発生且つ発達させている。
バイオフィルムは、スポンジ状の内部構造体を形成しており、内部に細菌Xやアンモニア(又はアンモニウムイオンNH4 +)を保持しやすくなっている。
細菌Xはウレアーゼ酵素を排出し、このウレアーゼ酵素が尿中の尿素を分解し、アンモニア(又はアンモニウムイオンNH4 +)が発生されている。
よって、バイオフィルム近傍領域にはアンモニア(又はアンモニウムイオンNH4 +)が多量に存在している状態となっている。
有機物汚れVの近傍の液中にアンモニアが水溶してアンモニウムイオンNH4 +を生じさせることで有機物汚れVの近傍の領域のpHが比較的高い値まで上昇する。
バイオフィルムを含む有機物汚れVの近傍の高pH環境領域YのpHは、8以上、好ましくは9以上、好ましくは8〜10の範囲の値となる。
After the user uses the urinal, if a biofilm of organic dirt V is formed in the drain trap T, the bacteria X are generated and developed.
The biofilm forms a sponge-like internal structure, and easily retains bacteria X and ammonia (or ammonium ion NH 4 + ) inside.
Bacterium X excretes urease enzyme, which decomposes urea in urine to generate ammonia (or ammonium ion NH 4 + ).
Therefore, a large amount of ammonia (or ammonium ion NH 4 + ) is present in the biofilm vicinity region.
Ammonia dissolves in the liquid in the vicinity of the organic dirt V to generate ammonium ions NH 4 + , whereby the pH in the area in the vicinity of the organic dirt V rises to a relatively high value.
The pH of the high pH environment region Y in the vicinity of the organic soil V including the biofilm is 8 or more, preferably 9 or more, preferably 8 to 10 in range.
図1Bにおいては、図1Aに示すような状態の排水トラップTを有する小便器において、使用者が排尿し、小便器の洗浄動作が行われるまでの比較的短時間の間において、排水トラップT内が尿でほぼ満たされている状態を示している。
この尿が、有機物汚れVの近傍の高pH環境領域Yに触れる又は接近することにより、尿中に含まれるCa及びMgの炭酸塩、リン酸塩などが析出し、数秒程度の非常に短時間で尿石Uが発生するというメカニズムが見いだされた。
In FIG. 1B, in the urinal having the drain trap T in the state as shown in FIG. 1A, the inside of the drain trap T in a relatively short time until the user urinates and the cleaning operation of the urinal is performed. Is almost filled with urine.
When this urine touches or approaches the high pH environment region Y in the vicinity of the organic matter stain V, carbonates and phosphates of Ca and Mg contained in the urine are precipitated, and it is a very short time of about several seconds. The mechanism that urine stone U is generated was found.
図1Cにおいては、図1Bに示すような排水トラップT内が尿でほぼ満たされている状態から、小便器の洗浄動作が行われた後、排水トラップT内の尿が新たな洗浄水で置換された状態を示している。
排水トラップT内の尿は新たな洗浄水で置換されるものの、析出した尿石Uは有機物汚れVに吸着された状態のままとなる。
バイオフィルムは、スポンジ状の内部構造体を形成していることから、尿石Uも保持されやすい。
このように尿石Uが付着していると、この尿石U自身にさらに細菌Xが付着しやすくなり、尿石Uの発生がより促進されることも見いだされた。
このようにして、毎回の短時間の洗浄の積み重ねによって、有機物汚れV上に短時間で尿石が析出し、尿石Uが積層されることが見出された。
In FIG. 1C, the urine in the drainage trap T is replaced with new flushing water after the urinal washing operation is performed from the state in which the drainage trap T is almost filled with urine as shown in FIG. 1B. It shows the state that was done.
Although the urine in the drain trap T is replaced with new washing water, the precipitated urine U remains adsorbed on the organic matter stain V.
Since the biofilm forms a sponge-like internal structure, the urine stone U is also easily held.
It has also been found that when the urinary stone U adheres, the bacteria X more easily adhere to the urine stone U itself, and the generation of the urinary stone U is further promoted.
In this way, it was found that urine stones were deposited on the organic matter V in a short time and urine stones U were laminated by the accumulation of washings for a short time each time.
本発明者等は、このような新たな知見に基づいて、尿を含む洗浄水がバイオフィルムと接することにより比較的短時間で尿石を発生させるメカニズムの作動を抑制し、排水トラップT及び横引配管HPにおける尿石の発生を抑制する技術を発明したものである。 Based on such new knowledge, the present inventors suppress the operation of the mechanism that generates urine stones in a relatively short time when the washing water containing urine comes into contact with the biofilm, and The present invention invents a technique for suppressing the generation of urinary stones in the main pipe HP.
さらに、本発明者等は、鋭意研究することにより、バイオフィルムを含む有機物汚れが形成されている環境下において、同程度の期間において、排水トラップT及び横引配管HP内の洗浄水の尿濃度の違いにより、尿石が発生する量に差がでるという以下の新しい知見を見出した。 Furthermore, the present inventors have conducted intensive research to determine the urine concentration of the cleaning water in the drain trap T and the horizontal pipe HP in the same period in an environment where organic soil including biofilm is formed. The following new findings were found that the difference in the amount of urinary stones generated due to the difference.
図2Aにおいては、図1Aに示すような排水トラップTを有する小便器において、使用者が排尿し、小便器の洗浄動作が行われるまでの比較的短時間の間において、排水トラップT内が比較的高い尿濃度の洗浄水でほぼ満たされている状態を示している。
この比較的高い尿濃度の洗浄水が、有機物汚れVの近傍の高pH環境領域Yに触れる又は接近することにより、数秒程度の非常に短時間で尿石Uが比較的多く発生する。
In FIG. 2A, in the urinal having the drain trap T as shown in FIG. 1A, the inside of the drain trap T is compared in a relatively short time until the user urinates and the cleaning operation of the urinal is performed. It shows a state almost filled with wash water with a high urine concentration.
When the wash water having a relatively high urine concentration touches or approaches the high pH environment region Y near the organic soil V, a relatively large amount of urine stone U is generated in a very short time of about several seconds.
図2Bに示すように、比較的多く発生した尿石Uは、小便器の洗浄動作が行われて、排水トラップT内の洗浄水が新しい洗浄水に置換された後も、有機物汚れVに吸着された状態のままとなる。
図3に示すように、使用者の排尿時に、比較的高い尿濃度の洗浄水が、排水トラップT内に流入することが、小便器の使用の度に繰り返されることにより、このように発生した尿石Uが排水トラップT上に多く蓄積し、有機物汚れVの厚みを比較的大きくさせる。
As shown in FIG. 2B, the relatively large amount of urinary stone U is adsorbed to the organic contaminant V after the urinal cleaning operation is performed and the cleaning water in the drain trap T is replaced with new cleaning water. It will remain in the state.
As shown in FIG. 3, when the user urinates, a relatively high urine concentration of wash water flows into the drain trap T in this manner by repeating the use of the urinal. A large amount of urine stone U accumulates on the drain trap T, and the thickness of the organic dirt V is relatively increased.
一方、図2Cにおいては、図1Aに示すような排水トラップTを有する小便器において、使用者が排尿し、小便器の洗浄動作が行われるまでの比較的短時間の間において、排水トラップT内が比較的低い尿濃度の洗浄水でほぼ満たされている状態を示している。
この比較的低い尿濃度の洗浄水が、有機物汚れVの近傍の高pH環境領域Yに触れる又は接近することにより、数秒程度の非常に短時間で尿石Uが比較的少なく発生する。
このように、使用者が排尿した後、小便器の洗浄動作が行われるまでの毎回の同程度の時間において、尿石Uの発生量は排水トラップT内の洗浄水の尿濃度に依存する知見が見出された。
よって、排水トラップT内の洗浄水の尿濃度を低減できれば尿石Uの析出量を抑制することができる知見も見出された。
On the other hand, in FIG. 2C, in the urinal having the drain trap T as shown in FIG. 1A, the inside of the drain trap T in a relatively short time until the user urinates and the cleaning operation of the urinal is performed. Shows a state of being almost filled with wash water having a relatively low urine concentration.
When this relatively low urine concentration wash water touches or approaches the high pH environment region Y in the vicinity of the organic contaminant V, urine stone U is generated in a relatively short time of about several seconds.
Thus, the knowledge that the amount of urine U generated depends on the urine concentration of the wash water in the drain trap T in the same amount of time every time after the user urinates until the urinal washing operation is performed. Was found.
Therefore, the knowledge which can suppress the precipitation amount of the urine stone U if the urine density | concentration of the washing water in the drain trap T can be reduced was also found.
図2Dに示すように、比較的少なく発生した尿石Uも、小便器の洗浄動作が行われた後、有機物汚れVに吸着された状態のままとなる。
図3に示すように、使用者の排尿時に、比較的低い尿濃度の洗浄水が、排水トラップT内に流入することが、小便器の使用の度に繰り返される場合には、比較的少ない尿石Uが排水トラップT上に蓄積するので、有機物汚れVの厚みを抑制できる。
毎回の使用者の排尿時における排水トラップT内の洗浄水の尿濃度の差が、使用回数が多くなるごとに、より大きな有機物汚れVの厚みの差となる知見も見出された。
As shown in FIG. 2D, the relatively small amount of urine stone U remains adsorbed on the organic dirt V after the urinal cleaning operation is performed.
As shown in FIG. 3, when the urine of the user is discharged, a relatively low amount of urine wash water flows into the drain trap T every time the urinal is used, so that a relatively small amount of urine. Since the stone U accumulates on the drain trap T, the thickness of the organic dirt V can be suppressed.
It has also been found that the difference in the urine concentration of the wash water in the drain trap T at each user's urination becomes a greater difference in the thickness of the organic soil V as the number of uses increases.
さらに、本発明者等は、鋭意研究することにより、排水トラップT及び横引配管HP内の洗浄水の尿濃度の違いにより、尿石の発生のメカニズムが異なり、有機物汚れVの厚みの増加に差がでるという以下の知見を見出した。 Furthermore, the present inventors have conducted intensive research and found that the mechanism of urine stone generation differs depending on the urine concentration of the washing water in the drain trap T and the horizontal pipe HP, and the thickness of the organic matter V is increased. The following findings were found that a difference appears.
図4Aにおいては、上述の図1Aに示すような、排水トラップT及び横引配管HPにおけるバイオフィルムを含む有機物汚れVの発生のメカニズムを再び示している。
図4Aにおける(a)工程に示すように、使用者の排尿が排水トラップTに付着し、細菌Xが尿に付着して排水トラップT上で増殖する。
時間の経過及び/又は小便器の使用回数の増加に伴い、図4Aにおける(a)工程から(b)工程に進む。
In FIG. 4A, the mechanism of the generation | occurrence | production of the organic substance stain | pollution | contamination V containing the biofilm in the drain trap T and the horizontal piping HP as shown to above-mentioned FIG. 1A is shown again.
As shown in the step (a) in FIG. 4A, the user's urine adheres to the drain trap T, and the bacteria X adhere to the urine and grow on the drain trap T.
As time passes and / or the number of times the urinal is used increases, the process proceeds from step (a) to step (b) in FIG. 4A.
図4Aにおける(b)工程に示すように、排水トラップTには有機物汚れVのバイオフィルムが形成される。
次に、(b)工程から(c)工程に進む。
図4Aにおける(c)工程に示すように、バイオフィルムは、内部に細菌Xやアンモニア(又はアンモニウムイオンNH4 +)を保持しやすくなっている。
バイオフィルム内部の細菌Xはウレアーゼ酵素Zを排出し、このウレアーゼ酵素Zが尿中の尿素を分解し、アンモニア(又はアンモニウムイオンNH4 +)が発生することとなる。
このように、使用者が小便器に排尿する前の状態において、小便器の排水トラップTの一部が、図4A(c)に示すような有機物汚れVが形成されている状態となっている。
As shown in step (b) in FIG. 4A, a biofilm of organic dirt V is formed on the drain trap T.
Next, the process proceeds from step (b) to step (c).
As shown in step (c) in FIG. 4A, the biofilm is easy to retain bacteria X and ammonia (or ammonium ions NH 4 + ) inside.
Bacteria X inside the biofilm discharges urease enzyme Z, which decomposes urea in urine and generates ammonia (or ammonium ion NH 4 + ).
Thus, in a state before the user urinates to the urinal, a part of the urinal drain trap T is in a state where the organic dirt V as shown in FIG. 4A (c) is formed. .
図4Bに示すように、図4A(c)に示すような有機物汚れVが形成された排水トラップTに、比較的高い尿濃度の排尿及び/又は洗浄水が流入するとき、尿素が比較的多いため、ウレアーゼ酵素Zが分解する尿中の尿素が比較的多く、アンモニアが比較的多く発生する。
これらのアンモニアが水溶することでアンモニウムイオンNH4 +を生じさせ、有機物汚れVの近傍の領域のpHが比較的高い値まで上昇する。
As shown in FIG. 4B, when urine with a relatively high urine concentration and / or wash water flows into the drain trap T on which the organic dirt V as shown in FIG. 4A (c) is formed, the amount of urea is relatively large. Therefore, a relatively large amount of urea in the urine is decomposed by the urease enzyme Z, and a relatively large amount of ammonia is generated.
When these ammonia are dissolved in water, ammonium ions NH 4 + are generated, and the pH in the region near the organic matter V is increased to a relatively high value.
図4Cに示すように、図4Bに示すような高pH環境下においては、尿を含む液体中の無機物、例えばCa2+、Mg2+、NH4 +、PO4 3−等がアンモニアと反応して、リン酸マグネシウムアンモニウムを析出させる反応が支配的となる。
リン酸マグネシウムアンモニウムはアルカリ性環境下で尿液から生成されやすい尿石成分となる。
As shown in FIG. 4C, in a high pH environment as shown in FIG. 4B, inorganic substances in the liquid containing urine, such as Ca 2+ , Mg 2+ , NH 4 + , PO 4 3−, etc., react with ammonia. The reaction for precipitating magnesium ammonium phosphate becomes dominant.
Magnesium ammonium phosphate becomes a urinary stone component that is easily generated from urine in an alkaline environment.
図4Dに示すように、リン酸マグネシウムアンモニウムは粒子径の比較的大きな結晶性の尿石を生じさせる。
図4Dは走査型電子顕微鏡(SEM)により得られた画像であり、表示倍率は2000倍である。
この画像は、後述するように、本発明の実施形態における小便器の排水トラップ管路及び横引配管内の有機物汚れの発生を再現するような実験により得られた有機物汚れを撮影したものである。
バイオフィルム中にこのような比較的粒子径の大きな尿石が混在することにより、尿石の厚み及び有機物汚れVの厚みが増大しやすくなる。
このようなリン酸マグネシウムアンモニウムの尿石を主に含む有機物汚れVの厚みは、後述するリン酸カルシウムの尿石を含む有機物汚れVの厚みよりも増大されやすい。
排水トラップT内の洗浄水の尿濃度が高くなるほど、リン酸マグネシウムアンモニウムの析出割合が増大し、有機物汚れVの厚みが増大する。
As shown in FIG. 4D, magnesium ammonium phosphate produces crystalline urolith with a relatively large particle size.
FIG. 4D is an image obtained by a scanning electron microscope (SEM), and the display magnification is 2000 times.
As will be described later, this image is a photograph of organic dirt obtained by an experiment that reproduces the occurrence of organic dirt in the drain trap pipe and horizontal pipe of the urinal according to the embodiment of the present invention. .
By mixing such a urine with a relatively large particle size in the biofilm, the thickness of the urinary stone and the thickness of the organic dirt V are likely to increase.
The thickness of the organic matter stain V mainly containing the magnesium ammonium phosphate urine is more likely to be larger than the thickness of the organic matter stain V containing calcium phosphate urine stone, which will be described later.
As the urine concentration of the washing water in the drain trap T increases, the deposition rate of magnesium ammonium phosphate increases and the thickness of the organic matter stain V increases.
一方、図4Eに示すように、図4A(c)に示すような有機物汚れVが形成された排水トラップTに、比較的低い尿濃度の排尿及び/又は洗浄水が流入するときを説明する。
このとき、尿素が比較的少ないため、ウレアーゼ酵素Zが分解する尿中の尿素が比較的少なく、アンモニアの発生が比較的少ない。
よって、アンモニアが水溶して生じるアンモニウムイオンNH4 +によるpHの上昇は比較的低く抑制される。
On the other hand, as shown in FIG. 4E, the case where urine and / or wash water having a relatively low urine concentration flows into the drain trap T in which the organic dirt V as shown in FIG. 4A (c) is formed will be described.
At this time, since the amount of urea is relatively small, the amount of urea in the urine where the urease enzyme Z is degraded is relatively small, and the generation of ammonia is relatively small.
Therefore, an increase in pH due to ammonium ions NH 4 + generated by aqueous ammonia is suppressed to a relatively low level.
図4Fに示すように、図4Eに示すようなpH上昇が比較的低く抑制されている環境下においては、尿を含む液体中の無機物、例えばCa2+、Mg2+、PO4 3−等どうしが反応して、リン酸カルシウムを析出させる反応が支配的となる。
リン酸カルシウムは上述したリン酸マグネシウムアンモニウムが尿液から生成されやすい環境下よりも中性に近い環境下においても尿液から生成されやすい尿石成分となる。
As shown in FIG. 4F, in an environment where the increase in pH is suppressed to be relatively low as shown in FIG. 4E, inorganic substances in the liquid containing urine, such as Ca 2+ , Mg 2+ , PO 4 3−, etc. The reaction that causes the calcium phosphate to precipitate is dominant.
Calcium phosphate becomes a urinary stone component that is easily generated from urine fluid in an environment that is more neutral than the environment in which magnesium ammonium phosphate is easily generated from urine fluid.
図4Gに示すように、リン酸カルシウムは粒子径の比較的小さな非結晶性の尿石を生じさせる。
図4Gは走査型電子顕微鏡(SEM)により得られた画像であり、表示倍率は2003倍である。
この画像は、後述するように、本発明の実施形態における小便器の排水トラップ管路及び横引配管内の有機物汚れの発生を再現するような実験により得られた有機物汚れを撮影したものである。
リン酸カルシウムの尿石は、リン酸マグネシウムアンモニウムの尿石よりも小さい。
バイオフィルム中にこのような比較的粒子径の小さな尿石が混在することにより、尿石の厚み及び有機物汚れVの厚みは少しずつ増加する。
粒子径の小さな尿石が主成分となる場合には、厚みの増加ペースは比較的遅くなり、厚みが増大されにくくなる。
排水トラップTに流入する洗浄水中の尿濃度が低くなるほど、リン酸カルシウムの析出割合が増大し、有機物汚れVの厚みは増大されにくくなる。
As shown in FIG. 4G, calcium phosphate produces amorphous urolith with a relatively small particle size.
FIG. 4G is an image obtained by a scanning electron microscope (SEM), and the display magnification is 2003 times.
As will be described later, this image is a photograph of organic dirt obtained by an experiment that reproduces the occurrence of organic dirt in the drain trap pipe and horizontal pipe of the urinal according to the embodiment of the present invention. .
Calcium phosphate urolith is smaller than magnesium ammonium phosphate urolith.
By mixing such a urine stone having a relatively small particle diameter in the biofilm, the thickness of the urine stone and the thickness of the organic dirt V increase little by little.
When urine stone having a small particle size is the main component, the pace of increase in thickness is relatively slow, making it difficult to increase the thickness.
The lower the concentration of urine in the wash water flowing into the drain trap T, the greater the precipitation rate of calcium phosphate, and the more difficult it is to increase the thickness of the organic dirt V.
本発明者等は、このような新たな知見に基づいて、排水トラップTに流入する洗浄水の尿濃度を調整し、排水トラップT及び横引配管HPに付着する尿石の厚みを抑制する技術を発明したものである。 Based on such new knowledge, the present inventors adjust the urine concentration of the wash water flowing into the drain trap T and suppress the thickness of urine stones adhering to the drain trap T and the horizontal pipe HP. Was invented.
<2.第1実施形態>
図5乃至図10に基づいて、本発明の第1実施形態である小便器100について説明する。
<2. First Embodiment>
Based on FIG. 5 thru | or FIG. 10, the
<2.1.小便器の設置状況>
まず、本発明の第1実施形態である小便器の設置状況を示す図である図5を用いて、本発明の第1実施形態である小便器100の設置状況を説明する。
図5に示すように、本発明の第1実施形態である小便器100は、建築物の壁面Wの表側に複数個並んで設置されている。
この小便器100の設置された壁面Wの裏側下方には、わずかに下り傾斜しながら横向きに延びる排水用の横引配管HPが接続されている。
この横引配管HPはさらに下流の縦排水管VPに接続されている。
小便器100は、それぞれ、小便器100の下部の壁面側から壁面Wを通って壁面Wの裏側に設置された横引配管HPに排水するようになっている。
<2.1. Installation status of urinals>
First, the installation situation of the
As shown in FIG. 5, the
A horizontal drain pipe HP for drainage extending sideways while being slightly inclined downward is connected to the lower side of the back side of the wall surface W on which the
This horizontal pipe HP is further connected to the downstream vertical drain pipe VP.
Each of the
<2.2.小便器の構造>
次に、図6乃至図8を用いて、本発明の第1実施形態である小便器100の構造について説明する。
図6は本発明の第1実施形態である小便器の概略斜視図であり、図7は本発明の第1実施形態である小便器の側面断面図であり、図8は本発明の第1実施形態である小便器の自動洗浄ユニットの構成を示す概略図である。
<2.2. Urinal structure>
Next, the structure of the
FIG. 6 is a schematic perspective view of a urinal according to the first embodiment of the present invention, FIG. 7 is a side sectional view of the urinal according to the first embodiment of the present invention, and FIG. It is the schematic which shows the structure of the automatic washing unit of the urinal which is embodiment.
図6乃至図8に示すように、小便器100は、陶器製の便器本体110と、この便器本体110を洗浄するための洗浄水を自動的に便器本体110に吐水する吐水装置である自動洗浄ユニット120とを備えている。
As shown in FIGS. 6 to 8, the
便器本体110の正面側には、排尿を受けるボウル面111aを有するボウル部111が形成されており、このボウル部111よりも壁面W側の便器本体110の上方領域には、自動洗浄ユニット120の一部を収納するための収納室112が形成されている。
また、便器本体110のボウル部111の底部には、排水口111bが形成されている。
便器本体110は、さらに、排水口113の下流側に、その内部に封水を形成する排出部である排水トラップ130を備えている。
排水トラップ130は排水口113と連通している。
この排水トラップ130の下流側には、壁面Wを貫通する流路を形成する排水ソケットS等を介して、横引配管HPが接続されている。
A
Further, a
The
The
A horizontal pipe HP is connected to the downstream side of the
排水トラップ130は、排水トラップ130内に封水を形成するように貯留される洗浄水の容積が、200ml以下となるような節水型トラップとして形成されている。
このような節水型トラップの排水トラップ130は、従来の700ml程度の容積の排水トラップに比べて少ない洗浄水の水量により排水トラップ130内の洗浄水を置換することができる。
節水型の排水トラップ130の容積は、好ましくは、40ml〜200mlの範囲内であり、より好ましくは、120ml〜200mlの範囲内であり、より好ましくは120mlである。
このような節水型の排水トラップは、使用者の排尿の尿量よりも少ない容積を有していることから、排水トラップ130内の洗浄水の尿濃度が高くなりやすく、この尿を希釈することが排水トラップ130及び横引配管HP内の尿石付着の抑制に効果的となる。
The
The
The volume of the water-saving
Such a water-saving drain trap has a volume smaller than the urine volume of the user's urination, so the urine concentration of the wash water in the
図8に示すように、自動洗浄ユニット120は、水道等の給水源(図示せず)から洗浄水が供給される主給水路121aを形成する主給水管121と、この主給水管121を止水する止水栓122と、主給水管121の下流側端部に接続されて且つ主給水管121を第1の給水管123aと第2の給水管123bに分岐する分岐部である管継手125とを備えている。
また、管継手125によって主給水管121から分岐された一方の第1の給水管123aには、その内部の給水路(第1の給水路124a)内を通過する洗浄水の瞬間流量について第1の所定の瞬間流量Q1[リットル/分]に調整する第1の定流量弁126aが設けられている。
さらに、この第1の定流量弁126aの下流側には、第1の給水路124aを開閉する第1の開閉弁127aが設けられている。
この第1の開閉弁127aの下流側の第1の給水路124aの下流側端部には、ボウル部111内に洗浄水を吐水する吐水装置の一部であるスプレッダ128(吐水部)が設けられており、このスプレッダ128の第1の吐水部128aが第1の給水路124aの下流側端部と接続されている。
なお、本実施形態では、第1の所定の瞬間流量Q1[リットル/分]は、好ましくは8[リットル/分]〜17[リットル/分]、より好ましくは8[リットル/分]〜12[リットル/分]、さらにより好ましくは9[リットル/分]に設定される。
As shown in FIG. 8, the
Further, the first
Further, a first on-off
At the downstream end of the first
In the present embodiment, the first predetermined instantaneous flow rate Q1 [liter / minute] is preferably 8 [liter / minute] to 17 [liter / minute], more preferably 8 [liter / minute] to 12 [liter / minute]. Liter / minute], more preferably 9 [liter / minute].
一方、管継手125によって主給水管121から分岐された他方の第2の給水管123bには、その内部の給水路(第2の給水路124b)内を通過する洗浄水の瞬間流量について、第1の所定の瞬間流量Q1[リットル/分]よりも低い第2の所定の瞬間流量Q2[リットル/分]に調整する第2の定流量弁126bが設けられている。
また、この第2の定流量弁126bの下流側には、第2の給水路124bを開閉する第2の開閉弁127bが設けられている。
この第2の開閉弁127bの下流側の第2の給水路124bの下流側端部には、スプレッダ128の第2の吐水部128bが接続されている。
なお、本実施形態では、第2の所定の瞬間流量Q2[リットル/分]は、好ましくは0.1[リットル/分]〜8.0[リットル/分]に設定され、より好ましくは0.1[リットル/分]〜0.6[リットル/分]に設定され、さらにより好ましくは0.3[リットル/分]に設定される。
なお、第1の所定の瞬間流量Q1[リットル/分]と第2の所定の瞬間流量Q2[リットル/分]との瞬間流量差は、好ましくは1.0[リットル/分]〜8.9[リットル/分]に設定される。
On the other hand, in the other second
A second opening /
A second
In the present embodiment, the second predetermined instantaneous flow rate Q2 [liter / minute] is preferably set to 0.1 [liter / minute] to 8.0 [liter / minute], more preferably 0.8. It is set to 1 [liter / minute] to 0.6 [liter / minute], and more preferably 0.3 [liter / minute].
The instantaneous flow rate difference between the first predetermined instantaneous flow rate Q1 [liter / minute] and the second predetermined instantaneous flow rate Q2 [liter / minute] is preferably 1.0 [liter / minute] to 8.9. Set to [L / min].
つぎに、第2の開閉弁127bの下流側には、電解除菌水ユニット129が設けられており、この電解除菌水ユニット129は、電解除菌水を生成する電解槽(図示せず)を備えており、第2の吐水部128bに電解除菌水を供給する電解除菌水供給部として機能するようになっている。
Next, on the downstream side of the second on-off
また、自動洗浄ユニット120は、スプレッダ128に設けられて便器本体110の正面側に立つ使用者の有無を検知する人体検知センサーとしての検知センサー128cと、この検知センサー128cから送信される検知信号を受信すると共に所定の制御プログラム等に基づいて第1の開閉弁127a及び第2の開閉弁127bのそれぞれの動作を制御する制御部であるコントローラー120Aを備えている。
Further, the
検知センサー128cは、赤外線式の人体検知センサーである。
検知センサー128cは、使用者の小便器の使用(使用しているという使用状態)を検知する他の検知センサー、例えば、マイクロ波を使用したドップラー式のセンサー、又は使用者の小便器の使用による尿の流れを検知する流量検知センサー等であってもよい。
ドップラー式のセンサーは、使用者の人体の検知だけでなく尿流の検知も可能となるため、ボウル面への排尿の有無をより正確に特定することができる。
The
The
Since the Doppler sensor can detect not only the user's human body but also the urine flow, the presence or absence of urination to the bowl surface can be specified more accurately.
コントローラー120Aは、CPU及びメモリ等を内蔵し、所定の制御プログラム等に基づいて他の機器の制御を行うことができる。
コントローラー120Aは、第1の開閉弁127aの開閉動作を制御することにより、第1の吐水部128aからの後述する本洗浄吐水モード又は有機物汚れ抑制吐水モードの吐水の開始及び終了を制御する。
コントローラー120Aは、第2の開閉弁127bの開閉動作を制御することにより、第2の吐水部128bからの後述する尿希釈吐水モード又は電解除菌水の吐水の開始及び終了を制御する。
The
The
The
なお、本実施形態では、自動洗浄ユニット120の第1の給水路124a及び第2の給水路124bのそれぞれの洗浄水の瞬間流量Q1,Q2を調整する流量調整手段として、第1の定流量弁126aと第2の定流量弁126bのそれぞれを採用した形態について説明するが、これらの形態に限られず、例えば、定流量弁以外にも、流量センサー等を使用して洗浄水を適正な流量に調整する他の流量調整手段を採用し、この他の流量調整手段の動作をコントローラー120Aにより制御するようにしてもよい。
また、流路中に開度が調整自在な電動弁を備え、単一の吐水部から複数の瞬間流量を吐水可能にしてもよい。
In the present embodiment, the first constant flow valve is used as a flow rate adjusting means for adjusting the instantaneous flow rates Q1 and Q2 of the cleaning water in the first
In addition, an electric valve with an adjustable opening degree may be provided in the flow path so that a plurality of instantaneous flow rates can be discharged from a single water discharge portion.
<2.3.小便器の動作>
続いて、図9および図10を用いて本発明の第1実施形態である小便器100の動作について説明する。
図9は本発明の第1実施形態である小便器において、小便器の動作を示すフローチャートであり、図10は本発明の第1実施形態である小便器において、実際の動きを示すタイムチャートである。
<2.3. Operation of urinal>
Then, operation | movement of the
FIG. 9 is a flowchart showing the operation of the urinal in the urinal according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 10 is a time chart showing the actual movement in the urinal according to the first embodiment of the present invention. is there.
コントローラー120Aは、検知センサー128cが使用者の使用を検知している間のうち所定の期間において第2の吐水部128bから吐水を行う尿希釈吐水モードと、検知センサー128cが使用者の使用を検知しなくなった後に、第1の吐水部128aから吐水を行う本洗浄吐水モードと、設定されたスケジュールに基づいて第1の吐水部128aから洗浄水を吐水して排水トラップ130及び横引配管HPにおけるバイオフィルムを含む有機物汚れの形成を抑制する有機汚れ抑制吐水モードとを備えている。
The
<2.3.1.使用回毎の動作>
まず、図9および図10を用いて本発明の第1実施形態である小便器100の使用回毎の動作について説明する。
<2.3.1. Operation after each use>
First, the operation | movement for every use of the
小便器100に通電しているあいだ、小便器100の検知センサー128cは使用を検知している(ステップS100)。
そして、小便器100の検知センサー128cが、使用者がボウル部111の前に立つと、検知センサー128cが使用者の使用を検知してステップS101に進む(このときの時刻t10とする;図10参照)。
While the
When the
<2.3.1.1.尿希釈吐水モード>
時刻t10経過後(すなわち、ステップS101において)、コントローラー120Aは第2の開閉弁127bを開弁する。
これにより、スプレッダ128の第2の吐水部128bからボウル部111のボウル面111aに向かって瞬間流量Q2で吐水が実行される。
そして、ステップS102に進む。
<2.3.1.1. Urine dilution spout mode>
After time t10 has elapsed (that is, in step S101), the
As a result, water is discharged from the second
Then, the process proceeds to step S102.
ステップS102では、第2の吐水部128bからの吐水中に検知センサー128cが使用を検知しているか否かを判定する。
使用を検知している場合は、ステップS102を繰り返す。
使用を検知しなくなった場合は、ステップS103へ進む。
In step S102, it is determined whether or not the
If use is detected, step S102 is repeated.
If no use is detected, the process proceeds to step S103.
検知センサー128cが人体を検知しなくなった場合(すなわち、ステップS103において)、コントローラー120Aは第2の開閉弁127bを閉弁し、第2の吐水部128bからの吐水を終了させる。
その後、ステップS104へと進む(このときの時刻を時刻t11とする;図10参照)。
When the
Thereafter, the process proceeds to step S104 (the time at this time is set as time t11; see FIG. 10).
このようにステップS101、ステップS102、ステップS103は「使用者の使用を検知してから、使用者の使用を検知しなくなるまでの時間」であり、換言すれば「使用者がボウル部111へ排尿している最中に吐水を行うことで、排水トラップ130へ流入する尿を希釈している時間」であり、この3ステップの実行を「尿希釈吐水モード」という。
As described above, Step S101, Step S102, and Step S103 are “time from detection of user's use until no use is detected”, in other words, “user urinates to bowl 111”. This is the “time during which the urine flowing into the
<2.3.1.2.本洗浄吐水モード>
時刻t11経過後(すなわち、ステップS104において)、コントローラー120Aは第1の開閉弁127aを開弁する。
これにより、スプレッダ128の第1の吐水部128aからボウル部111のボウル面111aに向かって瞬間流量Q1で吐水する。
なお、このときの吐水時間を本洗浄時間Ta(例えば3.3秒)とし、本洗浄時間Ta終了後の時刻を時刻t12とする(図10参照)。
そして、時刻t12経過後、ステップS105に進む。
<2.3.1.2. Main cleaning water discharge mode>
After time t11 has elapsed (that is, in step S104), the
Thereby, water is discharged from the first
The water discharge time at this time is the main cleaning time Ta (for example, 3.3 seconds), and the time after the main cleaning time Ta is ended is time t12 (see FIG. 10).
And after time t12 progresses, it progresses to step S105.
このステップS104は「使用者の使用を検知しなくなった後に、スプレッダ128の第1の吐水部128aから吐水が行われる」時間であり、換言すれば「ボウル部111を洗浄すると共に排水トラップ130内を洗浄水に置換する時間」であり、ステップS104が実行されている時間を「本洗浄吐水モード」という。
なお、「本洗浄吐水モード」で使用される水量(すなわち、第1の吐水部128aから吐水される水量)は、約0.5リットルである。
This step S104 is a time “water is discharged from the first
The amount of water used in the “main cleaning water discharge mode” (that is, the amount of water discharged from the first
ステップS105では、小便器100が1回使用されたため、使用回数カウンターp(変数)に1を加える。
そして、ステップS106へ進む。
In step S105, since the
Then, the process proceeds to step S106.
<2.3.2.有機物汚れ抑制吐水モード>
ステップS106では、再び小便器100の使用を検知する。
検知センサー128cが小便器100の使用を検知した場合は、ステップS101に戻る。
検知センサー128cが小便器100の使用を検知しない場合は、ステップS107へ進む。
<2.3.2. Organic dirt suppression water discharge mode>
In step S106, the use of the
When the
When the
ステップS107では、時刻t12から有機物汚れ抑制吐水判定時間Tb(例えば1時間)を経過したか否かを判定する。
時刻t12から有機物汚れ抑制吐水判定時間Tb経過していない場合はステップS106に戻る。
時刻t12から有機物汚れ抑制吐水判定時間Tb経過した場合(このときの時刻をt13とする;図10参照)はステップS108に進む。
In step S107, it is determined whether or not an organic contaminant suppression water discharge determination time Tb (for example, 1 hour) has elapsed since time t12.
If the organic dirt suppression water discharge determination time Tb has not elapsed from time t12, the process returns to step S106.
When the organic dirt suppression water discharge determination time Tb has elapsed from time t12 (the time at this time is t13; see FIG. 10), the process proceeds to step S108.
ステップS108では、前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してから時刻t13に至るまでのあいだの小便器の使用回数カウンターpが所定回数P以上になったか否かを判定する。
前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してから時刻t13に至るまでのあいだの小便器の使用回数カウンターpが所定回数P以上になった場合は、ステップS109に進む(図10の(a)のパターンになる)。
前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してから時刻t13に至るまでのあいだの小便器100の使用回数カウンターpが所定回数Pより少ない場合は、ステップS110に進む(図10の(b)のパターンになる)。
In step S108, it is determined whether or not the urinal use frequency counter p has reached a predetermined number P or more during the period from the execution of the previous organic matter suppression water discharge mode to the time t13.
When the urinal usage count p between the previous organic dirt suppression water discharge mode and the time t13 is equal to or greater than the predetermined number P, the process proceeds to step S109 (FIG. 10A). Pattern).
When the use frequency counter p of the
ステップS110では、時刻t12から有機物汚れ抑制吐水実行時間Td(例えば2時間)を経過したか否かを判定する。
時刻t12から有機物汚れ抑制吐水実行時間Td経過していない場合はステップS106に戻る。
時刻t12から有機物汚れ抑制吐水実行時間Td経過した場合(このときの時刻をt15とする;図10の(b)参照)はステップS109に進む。
なお、有機物汚れ抑制吐水実行時間Tdは、複数の所定の実行時間から適宜選択自在となっている。
In step S110, it is determined whether or not the organic matter suppression water discharge execution time Td (for example, 2 hours) has elapsed since time t12.
If the organic matter suppression water discharge execution time Td has not elapsed since time t12, the process returns to step S106.
If the organic dirt suppression water discharge execution time Td has elapsed from time t12 (the time at this time is set to t15; see FIG. 10B), the process proceeds to step S109.
In addition, the organic matter suppression water discharge execution time Td can be appropriately selected from a plurality of predetermined execution times.
ステップS109において、コントローラー120Aは第1の開閉弁127aを開弁する。
これにより、スプレッダ128の第1の吐水部128aからボウル部111のボウル面111aに向かって瞬間流量Q1で間欠的に吐水する。
ステップS109において、吐水開始から吐水終了までの時間(吐水時間)を有機物汚れ抑制吐水時間Tc(例えば13.2秒)とする。
その後、ステップS111に進む。
In step S109, the
Thus, water is intermittently discharged from the first
In step S109, the time from the start of water discharge to the end of water discharge (water discharge time) is defined as an organic contamination suppression water discharge time Tc (for example, 13.2 seconds).
Then, it progresses to step S111.
ステップS111では、小便器100の使用回数カウンターpをゼロにリセットする。
In step S111, the usage counter p of the
この一連のステップS106、ステップS107、ステップS108、ステップS109、ステップS110は「排水トラップ130及び横引配管HPにおいてバイオフィルムを発生させる細菌の増殖を抑制するための吐水」であり、この5ステップの実行を「有機物汚れ抑制吐水モード」という。
すなわち、この「有機物汚れ抑制吐水モード」は、「本洗浄吐水モード」が終了してから図10の(a)のパターン(前回の有機物汚れ抑制吐水モードが実行されてからの小便器100の使用回数が所定回数Pより少なかった場合)においては有機物汚れ抑制吐水判定時間Tc後に、図10の(b)のパターン(前回の有機物汚れ抑制吐水モードが実行されてからの小便器100の使用回数が所定回数P以上であった場合)においては有機物汚れ抑制吐水実行時間Td後に実行される。
なお、「有機物汚れ抑制吐水モード」で使用される水量(すなわち、第1の吐水部128aから吐水される水量)は毎回一定であり、その水量は複数の所定流量(例えば、1リットル、2リットル、4リットル)から選択自在である。
This series of step S106, step S107, step S108, step S109, and step S110 is “water discharge for suppressing the growth of bacteria that generate biofilms in the
That is, this “organic matter suppression water discharge mode” is the pattern (a) in FIG. 10 after the “main cleaning water discharge mode” is completed (use of the
The amount of water used in the “organic matter suppression water discharge mode” (that is, the amount of water discharged from the first
<2.4.作用効果>
このようにして得られた本発明の第1実施形態である小便器100は、有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、排水トラップ130及び横引配管HPにおいてバイオフィルムを発生させる細菌の増殖を抑制し、バイオフィルムを含む有機物汚れの形成を抑制することができる。また、仮に、バイオフィルムを含む有機物汚れが排水トラップ及び横引配管HP内に形成されたとしても、小便器100によれば、有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、有機物汚れを設定されたスケジュールに基づいて洗浄することができる。
さらに、仮に、バイオフィルムを含む有機物汚れが排水トラップ130及び横引配管HP内に形成されたとしても、小便器100によれば、尿希釈吐水モードを実行することにより、排尿がされてから本洗浄吐水モードが実行されるまでの排水トラップ130及び横引配管HP内の洗浄水の尿濃度を低下させることができる。よって、小便器100によれば、洗浄水中の尿が有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることを抑制することができる。
さらに、小便器100によれば、尿希釈吐水モードが実行されることにより、本洗浄吐水モードが実行されるときに排水トラップ内の洗浄水の尿濃度が尿の希釈により低下されている。よって、本洗浄吐水モードの実行により、この実行時点の排水トラップ130内の洗浄水中の尿が横引配管HPの上流側に流れる場合においても、横引配管HP内に残存する洗浄水の尿濃度が低減され、洗浄水中の尿が尿石を生じさせることを抑制することができる。
従って、小便器100によれば、有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードを組合せることにより、洗浄水中の尿が排水トラップ130及び横引配管HP内においてバイオフィルムを含む有機物汚れにより尿石を生じさせることを抑制することができる。
また、有機物汚れ抑制吐水モードで使用する水量が、毎回一定であることにより、使用条件に因らず、確実に排水トラップ130及び横引配管HP内の有機物汚れの堆積を抑制することができる。
<2.4. Effect>
The
Furthermore, even if organic matter contamination including biofilm is formed in the
Further, according to the
Therefore, according to the
In addition, since the amount of water used in the organic matter suppression water discharge mode is constant every time, it is possible to reliably suppress the accumulation of organic matter in the
さらに、尿希釈吐水モードにおいて、排尿中の排水トラップ130内の尿が横引配管HPに流入するとき、この流入の瞬間流量が比較的小さいことによりこの尿が横引配管HPの上流側に逆流するように流れてしまうことを抑制することができる。これにより、横引配管HPの上流側に尿石が生じることを抑制することができる。また、有機物汚れ抑制吐水モードにおける吐水の瞬間流量は尿希釈吐水モードにおける吐水の瞬間流量よりも高くなるので、有機物汚れ抑制吐水モードにおける吐水により横引配管HPを比較的広範囲に確実に洗浄することができる。よって、有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードを組合せることにより、洗浄水中の尿が横引配管HP内においてバイオフィルムを含む有機物汚れにより尿石を生じさせることをより抑制することができる。
Further, in the urine dilution water discharge mode, when the urine in the
さらに、本洗浄吐水モードにおけるボウル面111aの洗浄性能を確保するとともに、尿希釈吐水モードに使用する洗浄水の無駄使いを抑制することができる。
Further, it is possible to secure the cleaning performance of the
さらに、有機物汚れ抑制吐水モードにおいて横引配管HP内に流入した洗浄水の水位は本洗浄吐水モードにおいて横引配管HP内に流入した洗浄水の水位より高くなるため、実行頻度が有機物汚れ抑制吐水モードの実行頻度よりも高い本洗浄吐水モードの実行時に横引配管HPの水位面付近に発生したバイオフィルムを含む有機物汚れを有機物汚れ吐水モードによって洗い流すことができる。従って、横引配管HPにおいて洗浄水中の尿が有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることをより抑制することができる。 Furthermore, since the water level of the cleaning water that has flowed into the horizontal pipe HP in the organic dirt suppression water discharge mode is higher than the water level of the cleaning water that has flowed into the horizontal pipe HP in the main cleaning water discharge mode, the frequency of execution is reduced. Organic dirt including a biofilm generated in the vicinity of the water level surface of the horizontal pipe HP during execution of the main cleaning water discharge mode higher than the mode execution frequency can be washed away by the organic dirt water discharge mode. Therefore, it is possible to further suppress the urine in the wash water from generating the urinary stone in a relatively short time due to the organic matter contamination in the horizontal pipe HP.
さらに、本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間Td経過時に有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間Td経過するまでに小便器100の使用がなかった場合に排水トラップ130内で成長していた有機汚れを洗い流せるため、より排水トラップ130内の汚れの成長を抑制できる。
また、長時間小便器100を使用しない場合に発生する自然乾燥による封水切れを防ぐことができるため、部屋内への臭気が漏れることを防ぐことができる。
Further, by executing the organic matter suppression water discharge mode when the organic dirt suppression water discharge execution time Td has elapsed from the end of the main cleaning water discharge mode, until the organic contamination suppression water discharge execution time Td has elapsed after the main cleaning water discharge mode has ended. In addition, when the
Moreover, since it is possible to prevent the seal water from being cut off due to natural drying that occurs when the
さらに、有機物汚れ抑制吐水実行時間Tdが、複数の所定時間から選択自在であることにより、設置場所に応じて最適な有機物汚れ抑制吐水実行時間Tdを選択することができるため、汚れの堆積抑制と節水とを両立させることができる。 Furthermore, since the organic matter contamination suppressing water discharge execution time Td can be selected from a plurality of predetermined times, the optimum organic material contamination suppressing water discharge execution time Td can be selected according to the installation location. Both water saving can be achieved.
さらに、本洗浄吐水モードが終了してから有機物汚れ抑制吐水実行時間Tdより短い有機物汚れ抑制吐水判定時間Tb経過時において、前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数である小便器使用回数カウンターpが所定回数P以上であった場合は、有機物汚れ抑制吐水モードを実行し、前回の有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数カウンターpが所定回数Pより少なかった場合は、有機物汚れ抑制吐水実行時間Td経過時に有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、使用頻度に見合って有機物汚れ抑制吐水モードが実行されるため、より確実に排水トラップ130および建物配管HP内の汚れの堆積を抑制できる。 Furthermore, it is the number of times the urinal is used since the last organic matter suppression water discharge mode is executed when the organic matter suppression water discharge determination time Tb is shorter than the organic contamination suppression water discharge execution time Td after the main cleaning water discharge mode ends. When the urinal use frequency counter p is equal to or greater than the predetermined number P, the organic matter suppression water discharge mode is executed, and the urinal use frequency counter p after executing the previous organic contamination suppression water discharge mode is greater than the predetermined number P. If the amount is small, the organic matter suppression water discharge mode is executed according to the frequency of use by executing the organic matter suppression water discharge mode when the organic matter suppression water discharge execution time Td has elapsed. Accumulation of dirt in the HP can be suppressed.
さらに、有機物汚れ抑制吐水モードが、間欠的に実行されることにより、有機物汚れ抑制吐水モードを1回だけ行う場合に比べて建物配管HP内の有機物汚れが残存し難くなるため、より建物配管HP内の汚れの堆積を抑制することができる。 Furthermore, since the organic matter dirt suppression water discharge mode is intermittently executed, the organic matter dirt in the building pipe HP is less likely to remain compared to the case where the organic dirt suppression water discharge mode is performed only once. The accumulation of dirt inside can be suppressed.
<3.第2実施形態>
続いて、図11乃至図13に基づいて、本発明の第2実施形態である小便器200について説明する。
図11は本発明の第2実施形態である小便器において、小便器を使用する使用回毎の動作を示すフローチャートであり、図12は本発明の第2実施形態である小便器において、実際の動きを示すタイムチャートであり、図13は本発明の第2実施形態である小便器において、有機物汚れ抑制吐水モードの動作を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態である小便器200は、本発明の第1実施形態である小便器100と吐水動作が異なるものであり、多くの要素について小便器100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
<3. Second Embodiment>
Next, a
FIG. 11 is a flowchart showing the operation of each use of the urinal in the urinal according to the second embodiment of the present invention, and FIG. 12 shows the actual operation in the urinal according to the second embodiment of the present invention. FIG. 13 is a flow chart showing the operation of the organic matter suppression water discharge mode in the urinal according to the second embodiment of the present invention.
The
<3.1.使用回毎の動作>
まず、図11および図12を用いて本発明の第2実施形態である小便器200の使用回毎の動作について説明する。
<3.1. Operation after each use>
First, the operation | movement for every use of the
小便器200に通電しているあいだ、小便器200の検知センサー228cは使用を検知している(ステップS200)。
そして、小便器200の検知センサー228cが、使用者がボウル部211の前に立つと、検知センサー228cが使用者の使用を検知してステップS201に進む(このときの時刻t20とする;図12参照)。
While the
Then, when the detection sensor 228c of the
<3.1.1.尿希釈吐水モード>
時刻t20経過後(すなわち、ステップS201において)、コントローラー220Aは第2の開閉弁227bを開弁する。
これにより、スプレッダ228の第2の吐水部228bからボウル部211のボウル面211aに向かって瞬間流量Q2で吐水が実行される。
そして、ステップS202に進む。
<3.1.1. Urine dilution spout mode>
After time t20 has elapsed (that is, in step S201), the controller 220A opens the second on-off valve 227b.
As a result, water is discharged at an instantaneous flow rate Q2 from the second water discharger 228b of the spreader 228 toward the bowl surface 211a of the
Then, the process proceeds to step S202.
ステップS202では、第2の吐水部228bからの吐水中に検知センサー228cが使用を検知しているか否かを判定する。
使用を検知している場合は、ステップS202を繰り返す。
使用を検知しなくなった場合は、ステップS203へ進む。
In step S202, it is determined whether or not the detection sensor 228c detects use during the water discharge from the second water discharge unit 228b.
If use is detected, step S202 is repeated.
If no use is detected, the process proceeds to step S203.
検知センサー228cが人体を検知しなくなった場合(すなわち、ステップS203において)、コントローラー220Aは第2の開閉弁227bを閉弁し、第2の吐水部228bからの吐水を終了させる。
その後、ステップS204へと進む(このときの時刻を時刻t21とする;図12参照)。
When the detection sensor 228c no longer detects a human body (that is, in step S203), the controller 220A closes the second on-off valve 227b and terminates the water discharge from the second water discharge unit 228b.
Thereafter, the process proceeds to step S204 (the time at this time is set as time t21; see FIG. 12).
このようにステップS201、ステップS202、ステップS203は「使用者の使用を検知してから、使用者の使用を検知しなくなるまでの時間」であり、換言すれば「使用者がボウル部211へ排尿している最中に吐水を行うことで、排水トラップ230へ流入する尿を希釈している時間」であり、この3ステップの実行を「尿希釈吐水モード」という。
As described above, step S201, step S202, and step S203 are “time from detection of use by the user until no use is detected by the user”, in other words, “the user urinates to the
<3.1.2.本洗浄吐水モード>
時刻t21経過後(すなわち、ステップS204において)、コントローラー220Aは第1の開閉弁227aを開弁する。
これにより、スプレッダ228の第1の吐水部228aからボウル部211のボウル面211aに向かって瞬間流量Q1で吐水する。
なお、このときの吐水時間を本洗浄時間Ta(例えば3.3秒)とし、本洗浄時間Ta終了後の時刻を時刻t22とする(図12参照)。
<3.1.2. Main cleaning water discharge mode>
After time t21 has elapsed (that is, in step S204), the controller 220A opens the first on-off valve 227a.
Thereby, water is discharged at an instantaneous flow rate Q1 from the first water discharge portion 228a of the spreader 228 toward the bowl surface 211a of the
The water discharge time at this time is the main cleaning time Ta (for example, 3.3 seconds), and the time after the main cleaning time Ta is ended is time t22 (see FIG. 12).
このステップS204は「使用者の使用を検知しなくなった後に、スプレッダ228から吐水が行われる」時間であり、換言すれば「ボウル部211を洗浄すると共に排水トラップ230内を洗浄水に置換する時間」であり、ステップS204が実行されている時間を「本洗浄吐水モード」という。
なお、「本洗浄吐水モード」で使用される水量(すなわち、第1の吐水部228aから吐水される水量)は、約0.5リットルである。
This step S204 is a time “water is discharged from the spreader 228 after the use of the user is no longer detected”, in other words, “a time for cleaning the
Note that the amount of water used in the “main cleaning water discharge mode” (that is, the amount of water discharged from the first water discharge unit 228a) is about 0.5 liters.
<3.2.有機物汚れ抑制吐水モード>
続いて図13を用いて、有機物汚れ抑制吐水モードについて説明する。
まず、ステップS210において、コントローラー220Aは、前回の有機物汚れ抑制吐水モードが実行された時点から一定の所定時間Tのカウントを開始する。
<3.2. Organic dirt suppression water discharge mode>
Subsequently, the organic matter suppression water discharge mode will be described with reference to FIG.
First, in step S210, the controller 220A starts counting for a predetermined time T from the time when the previous organic dirt suppression water discharge mode is executed.
ステップS211において、コントローラー220Aは、S210の時点から所定時間Tが経過したか否かを判定する。
コントローラー220Aは、所定時間Tが経過していない場合には、S211に戻る。
コントローラー220Aは、所定時間Tが経過している場合には、排水トラップ230及び横引配管HPにおいてバイオフィルムを発生させる細菌の増殖を抑制するために吐水が有効であると判断して、今回の有機汚れ抑制吐水モードを実行することを決定し、S212に進む。
なお、本実施形態において、所定時間Tについては、好ましくは1時間〜3時間に設定され、より好ましくは1.5時間〜2.5時間に設定され、さらに好ましくは2時間に設定される。
In step S211, the controller 220A determines whether or not a predetermined time T has elapsed since the time of S210.
If the predetermined time T has not elapsed, the controller 220A returns to S211.
When the predetermined time T has elapsed, the controller 220A determines that water discharge is effective in order to suppress the growth of bacteria that generate biofilms in the drain trap 230 and the horizontal pipe HP. It is determined to execute the organic stain suppression water discharge mode, and the process proceeds to S212.
In the present embodiment, the predetermined time T is preferably set to 1 hour to 3 hours, more preferably set to 1.5 hours to 2.5 hours, and further preferably set to 2 hours.
ステップS212において、コントローラー220Aは第1の開閉弁227aを開弁する。
これにより、スプレッダ228の第1の吐水部228aからボウル部211のボウル面211aに向かって瞬間流量Q1で間欠的に吐水する。
ステップS212において、吐水開始から吐水終了までの時間(吐水時間)を有機物汚れ抑制吐水時間Tc(例えば13.2秒)とする。
In step S212, the controller 220A opens the first on-off valve 227a.
Thus, water is intermittently discharged from the first water discharge portion 228a of the spreader 228 toward the bowl surface 211a of the
In step S212, the time from the start of water discharge to the end of water discharge (water discharge time) is defined as an organic contamination suppression water discharge time Tc (eg, 13.2 seconds).
この一連のステップS210、ステップS211、ステップS212は「排水トラップ230及び横引配管HPにおいてバイオフィルムを発生させる細菌の増殖を抑制するための吐水」であり、この3ステップの実行を「有機物汚れ抑制吐水モード」という。
なお、「有機物汚れ抑制吐水モード」で使用される水量(すなわち、第1の吐水部228aから吐水される水量)は毎回一定であり、その水量は複数の所定流量(例えば、1リットル、2リットル、4リットル)から選択自在である。
The series of step S210, step S211, and step S212 is “water discharge for suppressing the growth of bacteria that generate biofilms in the drainage trap 230 and the horizontal piping HP”. This is called “water discharge mode”.
Note that the amount of water used in the “organic matter suppression water discharge mode” (that is, the amount of water discharged from the first water discharge unit 228a) is constant each time, and the amount of water is a plurality of predetermined flow rates (for example, 1 liter, 2 liters). 4 liters).
<3.3.作用効果
このようにして得られた本発明の第2実施形態である小便器200は、有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、排水トラップ230及び横引配管HPにおいてバイオフィルムを発生させる細菌の増殖を抑制し、バイオフィルムを含む有機物汚れの形成を抑制することができる。また、仮に、バイオフィルムを含む有機物汚れが排水トラップ230及び横引配管HP内に形成されたとしても、小便器200によれば、有機物汚れ抑制吐水モードを実行することにより、有機物汚れを設定されたスケジュールに基づいて洗浄することができる。
さらに、仮に、バイオフィルムを含む有機物汚れが排水トラップ230及び横引配管HP内に形成されたとしても、小便器200によれば、尿希釈吐水モードを実行することにより、排尿がされてから本洗浄吐水モードが実行されるまでの排水トラップ230及び横引配管HP内の洗浄水の尿濃度を低下させることができる。よって、小便器200によれば、洗浄水中の尿が有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることを抑制することができる。
さらに、小便器200によれば、尿希釈吐水モードが実行されることにより、本洗浄吐水モードが実行されるときに排水トラップ230内の洗浄水の尿濃度が尿の希釈により低下されている。よって、本洗浄吐水モードの実行により、この実行時点の排水トラップ230内の洗浄水中の尿が横引配管HPの上流側に流れる場合においても、横引配管HP内に残存する洗浄水の尿濃度が低減され、洗浄水中の尿が尿石を生じさせることを抑制することができる。
従って、小便器200によれば、有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードを組合せることにより、洗浄水中の尿が排水トラップ230及び横引配管HP内においてバイオフィルムを含む有機物汚れにより尿石を生じさせることを抑制することができる。
また、有機物汚れ抑制吐水モードで使用する水量が、毎回一定であることにより、使用条件に因らず、確実に排水トラップ230及び横引配管HP内の有機物汚れの堆積を抑制することができる。
<3.3. The effect of the
Furthermore, even if organic matter contamination including biofilm is formed in the drain trap 230 and the horizontal pipe HP, according to the
Furthermore, according to the
Therefore, according to the
Further, since the amount of water used in the organic matter suppression water discharge mode is constant each time, it is possible to reliably suppress the accumulation of organic matter in the drain trap 230 and the horizontal pipe HP regardless of the use conditions.
さらに、尿希釈吐水モードにおいて、排尿中の排水トラップ230内の尿が横引配管HPに流入するとき、この流入の瞬間流量が比較的小さいことによりこの尿が横引配管HPの上流側に逆流するように流れてしまうことを抑制することができる。これにより、横引配管HPの上流側に尿石が生じることを抑制することができる。また、有機物汚れ抑制吐水モードにおける吐水の瞬間流量は尿希釈吐水モードにおける吐水の瞬間流量よりも高くなるので、有機物汚れ抑制吐水モードにおける吐水により横引配管HPを比較的広範囲に確実に洗浄することができる。よって、有機物汚れ抑制吐水モードと尿希釈吐水モードを組合せることにより、洗浄水中の尿が横引配管HP内においてバイオフィルムを含む有機物汚れにより尿石を生じさせることをより抑制することができる。 Further, in the urine dilution spout mode, when the urine in the drain trap 230 during urination flows into the horizontal pipe HP, the urine flows backward to the upstream side of the horizontal pipe HP because the instantaneous flow rate of the inflow is relatively small. It can suppress that it flows like. Thereby, it is possible to suppress the occurrence of urinary stones on the upstream side of the horizontal pipe HP. In addition, since the instantaneous flow rate of water discharge in the organic matter suppression water discharge mode is higher than the instantaneous flow rate of water discharge in the urine dilution water discharge mode, the horizontal pipe HP is reliably washed over a relatively wide area by water discharge in the organic matter suppression water discharge mode. Can do. Therefore, by combining the organic matter suppression water discharge mode and the urine dilution water discharge mode, it is possible to further suppress the urine in the wash water from causing urinary stones due to the organic matter contamination including the biofilm in the horizontal pipe HP.
さらに、本洗浄吐水モードにおけるボウル面211aの洗浄性能を確保するとともに、尿希釈吐水モードに使用する洗浄水の無駄使いを抑制することができる。 Furthermore, it is possible to ensure the cleaning performance of the bowl surface 211a in the main cleaning water discharge mode and to suppress the waste of the cleaning water used in the urine dilution water discharging mode.
さらに、有機物汚れ抑制吐水モードにおいて横引配管HP内に流入した洗浄水の水位は本洗浄吐水モードにおいて横引配管HP内に流入した洗浄水の水位より高くなるため、実行頻度が有機物汚れ抑制吐水モードの実行頻度よりも高い本洗浄吐水モードの実行時に横引配管HPの水位面付近に発生したバイオフィルムを含む有機物汚れを有機物汚れ吐水モードによって洗い流すことができる。従って、横引配管HPにおいて洗浄水中の尿が有機物汚れにより比較的短時間で尿石を生じさせることをより抑制することができる。 Furthermore, since the water level of the cleaning water that has flowed into the horizontal pipe HP in the organic dirt suppression water discharge mode is higher than the water level of the cleaning water that has flowed into the horizontal pipe HP in the main cleaning water discharge mode, the frequency of execution is reduced. Organic dirt including a biofilm generated in the vicinity of the water level surface of the horizontal pipe HP during execution of the main cleaning water discharge mode higher than the mode execution frequency can be washed away by the organic dirt water discharge mode. Therefore, it is possible to further suppress the urine in the wash water from generating the urinary stone in a relatively short time due to the organic matter contamination in the horizontal pipe HP.
さらに、有機物汚れ抑制吐水モードが、一定時間ごとに実行されることにより、使用頻度によらず確実に排水トラップ230内が置換されるため、排水トラップ230内の有機汚れの成長が抑制され、より確実に排水トラップ230および建物配管HP内の汚れの堆積を抑制できる。 Furthermore, since the organic matter contamination suppressing water discharge mode is executed at regular intervals, the inside of the drainage trap 230 is surely replaced regardless of the frequency of use, so that the growth of organic contamination in the drainage trap 230 is suppressed. Accumulation of dirt in the drain trap 230 and the building pipe HP can be reliably suppressed.
さらに、有機物汚れ抑制吐水モードが、間欠的に実行されることにより、有機物汚れ抑制吐水モードを1回だけ行う場合に比べて建物配管HP内の有機物汚れが残存し難くなるため、より建物配管HP内の汚れの堆積を抑制することができる。 Furthermore, since the organic matter dirt suppression water discharge mode is intermittently executed, the organic matter dirt in the building pipe HP is less likely to remain compared to the case where the organic dirt suppression water discharge mode is performed only once. The accumulation of dirt inside can be suppressed.
<4.変形例>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記に限定されるものではない。以下、一例を示す。
<4. Modification>
As mentioned above, although the form for implementing this invention was demonstrated, this invention is not limited to the above. An example is shown below.
例えば、小便器については、便器本体の最下部が床面から所定距離上方に位置し且つ便器本体の背面がその背後の壁面に沿って取付けられる壁掛け式の小便器について説明するが、便器本体が床面上に直接配置される床置き式の小便器であってもよい。 For example, regarding a urinal, a wall-mounted urinal in which the lowermost part of the toilet body is positioned a predetermined distance above the floor and the back surface of the toilet body is attached along the wall surface behind it will be described. A floor-mounted urinal arranged directly on the floor may be used.
例えば、使用水量削減のため、小便器が使用を検知してから尿希釈吐水モードを開始するまでのあいだに所定の待機時間を設けても良い。
この待機時間は、コントローラーに記録されたプログラム等により目的達成のため意図的に実現される待機時間であり、信号の伝送の遅れや弁体の動作等の遅れによりわずかに生じる吐水動作の遅れ時間とは区別される。
For example, in order to reduce the amount of water used, a predetermined waiting time may be provided between the time when the urinal detects use and the time when the urine dilution water discharge mode is started.
This waiting time is a waiting time that is intentionally achieved to achieve the purpose by a program recorded in the controller, etc., and a slight delay in the water discharge operation caused by a delay in signal transmission or valve body operation. It is distinguished from
100、 200 ・・・ 小便器
110 ・・・ 便器本体
111、 211 ・・・ ボウル部
111a、211a ・・・ ボウル面
111b ・・・ 排水口
112 ・・・ 収納室
120 ・・・ 自動洗浄ユニット
121 ・・・ 主給水管
121a ・・・ 主給水路
122 ・・・ 止水栓
123a ・・・ 第1の給水管
123b ・・・ 第2の給水管
124a ・・・ 第1の給水路
124b ・・・ 第2の給水路
125 ・・・ 管継手
126a ・・・ 第1の定流量弁
126b ・・・ 第2の定流量弁
127a、227a ・・・ 第1の開閉弁
127b、227b ・・・ 第2の開閉弁
128、 228 ・・・ スプレッダ(吐水部)
128a、228a ・・・ 第1の吐水部
128b、228b ・・・ 第2の吐水部
128c、228c ・・・ 尿検知センサー
129 ・・・ 電解除菌水ユニット
120A、220A ・・・ コントローラー(制御部)
130、 T ・・・ 排水トラップ
U ・・・ 尿石
V ・・・ 有機物汚れ
X ・・・ 細菌
Y ・・・ 高pH環境領域
Z ・・・ ウレアーゼ酵素
W ・・・ 壁面
F ・・・ 床面
S ・・・ 排水ソケット
HP ・・・ 横引配管
VP ・・・ 縦排水管
Ta ・・・ 本洗浄時間
Tb ・・・ 有機物汚れ抑制吐水判定時間
Tc ・・・ 有機物汚れ抑制吐水時間
Td ・・・ 有機物汚れ抑制吐水実行時間
T ・・・ 所定時間
P ・・・ 所定回数
p ・・・ 使用回数カウンター
100, 200 ...
DESCRIPTION OF
128a, 228a ... 1st
130, T ... Drain trap
U: Urine stone V ... Organic soil X ... Bacteria Y ... High pH environment zone Z ... Urease enzyme
W ・ ・ ・ Wall surface F ・ ・ ・ Floor surface S ・ ・ ・ Drain socket HP ・ ・ ・ Horizontal piping VP ・ ・ ・ Vertical drain
Ta ... Main cleaning time Tb ... Organic matter suppression water discharge judgment time Tc ... Organic matter suppression water discharge time Td ... Organic matter suppression water discharge execution time T ... Predetermined time P ... Predetermined number of times p .. Usage counter
Claims (9)
排尿を受けるボウル面を形成し、その底部に排水口を形成するボウル部と、
前記ボウル部の排水口と連通する排水トラップと、
前記ボウル部のボウル面に洗浄水を吐水する吐水部と、
使用者の小便器の使用を検知する検知センサーと、
前記吐水部による洗浄水の吐水を制御する制御部とを備え、
前記制御部が、
前記検知センサーが使用者の使用を検知しなくなった後に、前記吐水部から吐水を行う本洗浄吐水モードと、
設定されたスケジュールに基づいて前記吐水部から洗浄水を吐水して前記排水トラップの下流側に接続される前記横引配管におけるバイオフィルムを含む有機物汚れの形成を抑制する有機物汚れ抑制吐水モードと、
前記検知センサーが使用者の使用を検知している間において前記吐水部から吐水を行う尿希釈吐水モードとを有し、
前記有機物汚れ抑制吐水モードで吐水される水量が、毎回一定であることを特徴とする小便器。 A urinal that drains into a horizontal pipe for drainage,
Forming a bowl surface for receiving urination, and forming a drain port at the bottom thereof;
A drain trap communicating with the drain port of the bowl portion;
A water discharge part for discharging cleaning water to the bowl surface of the bowl part;
A detection sensor that detects the use of the user's urinal;
A control unit for controlling the water discharge of the washing water by the water discharge unit,
The control unit is
After the detection sensor no longer detects the use of the user, the main cleaning water discharging mode for discharging water from the water discharging unit,
Organic matter suppression water discharge mode that suppresses the formation of organic matter contamination including the biofilm in the horizontal pipe connected to the downstream side of the drain trap by discharging cleaning water from the water discharge unit based on a set schedule,
While the detection sensor detects the use of the user, it has a urine dilution water discharge mode for discharging water from the water discharge unit,
A urinal characterized in that the amount of water discharged in the organic matter suppression water discharge mode is constant each time.
前回の前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数が所定回数以上であった場合は、前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行し、
前回の前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行してからの小便器使用回数が所定回数より少なかった場合は、前記有機物汚れ抑制吐水実行時間経過時に前記有機物汚れ抑制吐水モードを実行することを特徴とする請求項5に記載の小便器。 At the time when the organic dirt suppression water discharge determination time is shorter than the organic dirt suppression water discharge execution time after the main cleaning water discharge mode ends,
If the urinal usage count since the previous execution of the organic dirt suppression water discharge mode is a predetermined number or more, execute the organic dirt suppression water discharge mode,
When the urinal usage count since the previous execution of the organic matter suppression water discharge mode is less than a predetermined number, the organic matter suppression water discharge mode is executed when the organic matter suppression water discharge execution time has elapsed. The urinal according to claim 5.
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