JP2019024204A - コンテンツ視聴システム、携帯端末及びコンテンツ受信方法 - Google Patents

コンテンツ視聴システム、携帯端末及びコンテンツ受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに安定して番組コンテンツを視聴させる。【解決手段】コンテンツ視聴システムSは、無線ネットワークN1と、コンテンツを受信する受信機7が接続されるネットワークN3とを介して、受信機7からコンテンツを受信可能な携帯端末1と、受信機7とは異なるコンテンツ提供装置とを備える。携帯端末1は、携帯端末1が移動中であるか否かを判定する移動判定部と、移動判定部により携帯端末1が移動中ではないと判定された場合に、受信機7にコンテンツの送信を要求し、携帯端末1が移動中であると判定された場合に、コンテンツ提供装置にコンテンツの送信を要求する送信要求部と、を有する。コンテンツ提供装置は、携帯端末1からコンテンツの送信が要求されると、当該コンテンツを携帯端末1に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ視聴システム、携帯端末及びコンテンツ受信方法に関する。
近年、ユーザの宅内に設置された端末等に録画した番組を、ネットワークを介して、携帯端末等によってリモートで視聴可能とする遠隔視聴サービスが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この遠隔視聴サービスでは、宅内に設置されたテレビ放送の受信端末やNAS(Network Attached Storage)サーバに、屋外からアクセスする端末を登録端末として予め登録しておく。そして、受信端末やNASサーバは、登録端末からの指示に応じて、録画された番組コンテンツや放送中の番組コンテンツを上り回線及びインターネットを介して、当該登録端末に送信する。
特開2008−244656公報
ところで、ケーブルテレビ事業者が遠隔視聴サービスを提供する場合、ユーザは、ケーブルテレビ提供事業者から貸与されるセットトップボックス(STB:Set Top Box、以下STBという。)を自宅に設置し、当該STBに録画した番組コンテンツを遠隔視聴する。
STBから送信される番組コンテンツを登録端末において安定して受信するためには、STBから登録端末までの通信経路において安定した帯域が提供される必要がある。この通信経路には、DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications)に準拠しケーブルテレビ事業者が管理するネットワークと、携帯端末から基地局までの無線ネットワークとが含まれている。
これらのネットワークは、特性が大きく異なるため、各ネットワークにおいて混雑する時間も大きく異なっている。例えば、通勤時間帯には、無線ネットワークにおけるトラヒックが大きく増加し、通勤時間帯に隣接する時間帯(例えば、出勤前又は帰宅後の時間帯)には、ケーブルテレビ事業者が管理するネットワークにおけるトラヒックが大きく増加する。また、ケーブルテレビ事業者が管理するネットワークにおいては、一のノード下において、凡そ500〜1000のユーザがネットワーク帯域を分け合って使用している。このため、時間帯やノードにおける混雑状況によっては、STBから登録端末までの通信経路において十分な通信速度がでない場合がある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザに安定して番組コンテンツを視聴させることができるコンテンツ視聴システム、携帯端末及びコンテンツ受信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るコンテンツ視聴システムは、無線ネットワークと、コンテンツを受信する受信機が接続されるネットワークとを介して、前記受信機から前記コンテンツを受信可能な携帯端末と、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置とを備えるコンテンツ視聴システムであって、前記携帯端末は、前記携帯端末が移動中であるか否かを判定する移動判定部と、前記移動判定部により前記携帯端末が移動中ではないと判定された場合に、前記受信機に前記コンテンツの送信を要求し、前記携帯端末が移動中であると判定された場合に、前記コンテンツ提供装置に前記コンテンツの送信を要求する送信要求部と、を有し、前記コンテンツ提供装置は、前記携帯端末からコンテンツの送信が要求されると、当該コンテンツを前記携帯端末に送信する。
前記コンテンツ提供装置は、一つの前記コンテンツに対応する複数の品質のコンテンツを記憶し、前記携帯端末からコンテンツの送信が要求されると、当該コンテンツに対応する複数の品質のコンテンツのうち、前記携帯端末との通信状況に適した品質に対応するコンテンツを前記携帯端末に送信してもよい。
本発明の第2の態様に係る携帯端末は、無線ネットワークと、コンテンツを受信する受信機が接続されるネットワークとを介して、前記受信機から前記コンテンツを受信可能な携帯端末であって、前記携帯端末が移動中であるか否かを判定する移動判定部と、前記移動判定部により前記携帯端末が移動中ではないと判定された場合に、前記受信機に前記コンテンツの送信を要求し、前記携帯端末が移動中であると判定された場合に、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置に前記コンテンツの送信を要求する送信要求部と、を備える。
前記無線ネットワークにおける前記携帯端末への下りの通信速度を特定する第1特定部と、前記ネットワークにおける前記受信機からの上りの通信速度を特定する第2特定部と、をさらに備え、前記送信要求部は、前記携帯端末が移動中ではないと判定された場合に、前記下りの通信速度及び前記上りの通信速度に基づいて、前記コンテンツの視聴に適した当該コンテンツの品質を特定し、前記受信機に、特定した前記品質の前記コンテンツの送信を要求してもよい。
前記第1特定部は、前記無線ネットワークの通信種別を示す情報を取得し、当該通信種別に基づいて、前記下りの通信速度を特定してもよい。
前記無線ネットワークには、前記無線ネットワークにおける通信を制御する無線通信制御装置が設けられており、前記第1特定部は、前記無線通信制御装置とのラウンドトリップタイムを測定することにより、前記下りの通信速度を特定してもよい。
前記ネットワークには、前記ネットワークにおける通信を監視する通信監視装置が設けられており、前記第2特定部は、前記通信監視装置から、前記上りの通信速度を示す情報を取得することにより、前記上りの通信速度を特定してもよい。
前記携帯端末は、前記下りの通信速度及び前記上りの通信速度に基づいて、前記無線ネットワーク及び前記ネットワークのそれぞれの通信品質を特定する情報を前記携帯端末のユーザに通知する通知部、をさらに備えてもよい。
前記通知部は、前記下りの通信速度及び前記上りの通信速度の少なくともいずれかが、前記コンテンツの視聴に必要とされる通信速度に足りていない場合に、前記無線ネットワーク及び前記ネットワークのそれぞれの通信品質を特定する情報を前記携帯端末のユーザに通知するとともに、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置を介して前記コンテンツを視聴することを当該ユーザに提示してもよい。
前記携帯端末は、前記コンテンツ提供装置の負荷状況を特定する第3特定部をさらに備え、前記通知部は、前記コンテンツ提供装置の負荷状況に基づいて、前記コンテンツ提供装置を介して前記コンテンツを視聴する際における当該コンテンツの視聴方式を提示してもよい。
本発明の第3の態様に係るコンテンツ受信方法は、携帯端末がコンテンツを受信するコンテンツ受信方法であって、前記携帯端末が、自身が移動中であるか否かを判定するステップと、前記携帯端末が、自身が移動中ではないと判定した場合に、ネットワークと接続され、前記コンテンツを受信する受信機に、無線ネットワークと前記ネットワークとを介して前記コンテンツの送信を要求し、自身が移動中であると判定した場合に、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置に、前記無線ネットワークを介して前記コンテンツの送信を要求するステップと、前記受信機が、前記携帯端末から前記コンテンツの送信が要求されると、前記無線ネットワークと前記ネットワークとを介して前記コンテンツを前記携帯端末に送信するステップと、前記コンテンツ提供装置が、前記携帯端末から前記コンテンツの送信が要求されると、前記無線ネットワークを介して前記コンテンツを前記携帯端末に送信するステップと、前記携帯端末が、前記受信機又は前記コンテンツ提供装置から前記コンテンツを受信するステップと、を備える。
本発明によれば、ユーザに安定して番組コンテンツを視聴させることができるという効果を奏する。
第1実施形態に係るコンテンツ視聴システムの構成及び周辺環境を示す図である。 第1実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。 第1実施形態に係る通知部が通知するメッセージの一例を示す図である。 第1実施形態に係る通信監視装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係るノードトラヒックDBに記憶されている情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係る受信機の構成を示す図である。 第1実施形態に係る携帯端末から番組コンテンツを遠隔視聴する際のシーケンス図である。 図7に続くシーケンス図である。 第2実施形態に係る受信機の構成を示す図である。 第3実施形態に係るコンテンツ視聴システムの構成及び周辺環境を示す図である。 第3実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。 第3実施形態に係る通知部が通知するメッセージの一例を示す図である。 第4実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
[コンテンツ視聴システムSの構成]
図1は、第1実施形態に係るコンテンツ視聴システムSの構成及び周辺環境を示す図である。コンテンツ視聴システムSは、携帯端末1と、無線通信制御装置2と、通信監視装置4と、受信機7とを備える。コンテンツ視聴システムSは、携帯端末1が受信機7に記憶されている番組コンテンツ等を遠隔視聴するためのシステムである。
無線通信制御装置2は、携帯電話網等の無線ネットワークN1に設けられており、無線ネットワークN1における通信を制御する。携帯端末1は、無線基地局3を介して無線通信制御装置2に接続されている。
通信監視装置4は、ケーブルテレビのセンター局に設けられているサーバである。通信監視装置4は、有線ネットワークとしてのケーブルテレビ網N2をインターネット等のネットワークN3に接続するための装置であるCMTS(Cable Modem Termination System)5に接続されている。通信監視装置4は、ケーブルテレビ網N2における通信トラヒックを監視する。通信監視装置4は、例えば、受信機7からの上りの混雑状況を測定する。
CMTS5は、図示しない光伝送装置を介して、複数のノードアンプ6に接続されており、DOCSISに準拠しケーブルテレビ事業者が管理するケーブルテレビ網N2を構成する。CMTS5は、ケーブルテレビ網N2を介して、複数のノードアンプ6のそれぞれに接続されている複数の受信機7の通信を制御する。また、CMTS5は、ネットワークN3を介して、無線通信制御装置2に接続されている。
受信機7は、ケーブルテレビを利用するユーザの住宅に設けられているTV受信端末であり、例えば、ケーブルテレビ事業者がユーザに提供するセットトップボックスである。本実施形態において、受信機7は、放送局やケーブルテレビ事業者が放送する番組コンテンツを受信し、テレビ等のディスプレイに表示させる。また、受信機7は、ユーザの指示に応じて、当該番組コンテンツを録画し、受信機7に設けられた記憶部や、受信機7に接続された記憶装置(不図示)に記憶させる。受信機7は、予め登録された携帯端末1からの遠隔視聴リクエストに対して、当該携帯端末1に番組コンテンツを送信する。
携帯端末1は、例えば、受信機7のユーザが所有するスマートフォン等の携帯電話機である。携帯端末1は、受信機7が設置されているユーザ宅の宅外に位置している場合に、無線ネットワークN1、ネットワークN3及びケーブルテレビ網N2を介して受信機7にアクセスし、受信機7に記憶されている番組コンテンツや、受信機7が受信中の番組コンテンツを遠隔視聴することが可能である。
ところで、これらのネットワークは、特性が大きく異なるため、各ネットワークにおいて混雑する時間も大きく異なっている。また、ケーブルテレビ事業者が管理するケーブルテレビ網N2においては、一のノードアンプ6に、凡そ500〜1000のユーザがネットワーク帯域を分け合って使用している。このため、時間帯やノードにおける混雑状況によっては、受信機7から携帯端末1までの通信経路において番組コンテンツの視聴に対して十分な通信速度がでない場合がある。
この場合において、本実施形態に係るコンテンツ視聴システムSは、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信速度を特定し、いずれかの通信速度が番組コンテンツの遠隔視聴に適していない場合に、どのネットワークが遅いのかを示す情報を携帯端末1に通知する。これにより、ユーザは、当該通知に基づいて、各ネットワークの状況を把握し、番組コンテンツを良好に閲覧するための行動をとることができる。
以下、携帯端末1、通信監視装置4及び受信機7の構成について説明する。
[携帯端末1の構成例]
まず、携帯端末1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る携帯端末1の構成図である。携帯端末1は、表示部11と、入力部12と、記憶部13と、制御部14とを備える。
表示部11は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部11は、制御部14の制御に応じて受信機7から受信した番組コンテンツを表示する。
入力部12は、例えば、ボタンや、表示部11に対応して配置される接触センサ等により構成されており、携帯端末1のユーザから操作入力を受け付ける。
記憶部13は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部13は、携帯端末1を機能させるための各種プログラムを記憶する。具体的には、記憶部13は、携帯端末1を、コンテンツ選択部141、第1特定部142、第2特定部143、通知部144、送信要求部145、及び表示制御部146として動作させる通信制御プログラムを記憶する。
制御部14は、例えば、CPUにより構成される。制御部14は、記憶部13に記憶されている各種プログラムを実行することにより、携帯端末1に係る機能を制御する。制御部14は、コンテンツ選択部141と、第1特定部142と、第2特定部143と、通知部144と、送信要求部145と、表示制御部146とを備える。
コンテンツ選択部141は、携帯端末1が宅外に存在している場合に、入力部12により受信機7にアクセスする操作が行われると、無線ネットワークN1、ネットワークN3、ケーブルテレビ網N2を介して、受信機7にコンテンツリストの取得リクエストを送信する。受信機7は、コンテンツリストの取得リクエストを受信すると、コンテンツリストを生成し、当該コンテンツリストを携帯端末1に送信する。また受信機7は、現時点での番組コンテンツの送信に係る能力(例えば、番組コンテンツの変換能力)を示すトランスコード情報を送信する。なお、受信機7は、他の処理との競合等によって番組コンテンツを変換することができない場合、トランスコード情報を送信せずに、コンテンツリストのみ送信する。
その後、コンテンツ選択部141は、受信機7からコンテンツリストを受信し、当該コンテンツリストを表示部11に表示させ、ユーザから当該コンテンツリストに含まれる番組コンテンツの選択を受け付ける。コンテンツ選択部141は、ユーザによる番組コンテンツの選択操作に応じて、番組コンテンツを選択する。
第1特定部142は、無線ネットワークN1における携帯端末1への下りの通信速度を特定する。具体的には、第1特定部142は、コンテンツ選択部141が番組コンテンツを選択したことに応じて、無線ネットワークN1の通信種別を示す情報を取得し、当該通信種別に基づいて下りの通信速度を特定する。
携帯端末1のOS(Operating System)が、Android(登録商標)である場合について説明すると、第1特定部142は、ConnectivityManagerクラスを用いて、無線ネットワークN1の通信種別を示す情報を取得する。例えば、第1特定部142は、無線ネットワークN1が、LTE(Long Term Evolution)回線、Wi−Fi(登録商標)、WiMax(登録商標)、3G回線のいずれかであることを特定する。そして、第1特定部142は、これらの通信種別に予め関連付けられている通信速度を特定する。
なお、第1特定部142は、無線ネットワークN1の通信種別を示す情報を取得し、当該通信種別に基づいて下りの通信速度を特定したが、これに限らない。第1特定部142は、携帯端末1が無線基地局3から受信する電波の電波強度に基づいて通信速度を特定してもよい。
第2特定部143は、ケーブルテレビ網N2における受信機7からの上りの通信速度を特定する。具体的には、第2特定部143は、コンテンツ選択部141が番組コンテンツを選択したことに応じて、通信監視装置4に、受信機7からの上りの通信速度を取得する取得リクエストを送信する。この取得リクエストには、受信機7を識別する受信機IDが含まれており、通信監視装置4は、当該受信機IDに基づいて、受信機7からの上りの通信速度を特定して携帯端末1に送信する。第2特定部143は、当該受信機7からの上りの通信速度を示す情報を通信監視装置4から取得することにより、受信機7からの上りの通信速度を特定する。
なお、第2特定部143は、CMTS5が常に監視しているノードのトラヒック量から、推定された受信機7からの上りの通信速度を示す情報を取得してもよい。すなわち、センター局のCMTS5では、常に配下のノードの全体トラヒック量を把握しているため、通信監視装置4は、取得リクエストを受信したことに応じて、CMTS5が把握しているトラヒック量に基づいて、受信機7が所属しているノードの混雑状況から、上りの通信速度を推定し、当該通知速度を携帯端末1に通知してもよい。
通知部144は、コンテンツ選択部141が番組コンテンツを選択すると、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度に基づいて、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質を特定する情報を携帯端末1のユーザに通知する。
具体的には、通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度のそれぞれについて、携帯端末1における、受信機7から送信されるコンテンツの視聴に必要とされる通信速度(以下、基準速度という。)を満たしているか否かを判定する。通知部144は、基準速度を超えていると判定した場合には通信速度が十分であると判定し、基準速度を超えていないと判定した場合には通信速度が不十分であると判定する。
通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度のそれぞれについて、通信速度が十分であるか否かに基づいて、通信品質を特定する情報として、図3に示す異なるメッセージを表示部11に表示させることによって通知する。
例えば、通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度が十分、かつ、第2特定部143が特定した上りの通信速度が不十分である場合には、時間を改めて再度遠隔視聴を試すか、受信機7において利用中のサービスをオフにして再度遠隔視聴を試す旨のメッセージを通知する。
また、通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度が不十分、かつ、第2特定部143が特定した上りの通信速度が十分である場合には、携帯端末1が受信する電波の受信状況が改善される場所で再度遠隔視聴を試すか、他の通信方式に切り替えて再度遠隔視聴を試す旨のメッセージを通知する。
なお、通知部144は、コンテンツ選択部141が番組コンテンツを選択したことに応じて無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質を特定する情報を携帯端末1のユーザに通知したがこれに限らない。例えば、後述する表示制御部146が番組コンテンツを表示部11に表示させている場合において、通信遅延等によって番組コンテンツが表示部11に表示されない、又は表示されにくい状態となったことに応じて、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質を特定する情報を携帯端末1のユーザに通知してもよい。このようにすることで、携帯端末1のユーザは、番組コンテンツの視聴中に番組コンテンツが表示されなくなった理由を把握し、番組コンテンツを視聴するために適切な行動をとることができる。
また、通知部144は、受信機7から受信したトランスコード情報に基づいて、受信機7が遅延なく変換可能な画質を示す情報を通知してもよい。また、受信機7において番組コンテンツを変換することができないことによって、携帯端末1がトランスコード情報を受信機7から受信できなかった場合、通知部144は、受信機7において番組コンテンツを変換することができない旨を示すメッセージを通知してもよい。
送信要求部145は、通知部144がメッセージを通知した後、入力部12によって番組コンテンツを視聴する操作が行われると、当該番組コンテンツを識別するコンテンツIDを含む遠隔視聴リクエストを受信機7に要求する。この際、送信要求部145は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度に基づいて、番組コンテンツの視聴に適した当該番組コンテンツの品質を特定し、受信機7に、特定した品質の番組コンテンツの送信を要求してもよい。
例えば、送信要求部145は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度の少なくともいずれかが不十分と判定された場合に番組コンテンツを視聴する操作が行われると、番組コンテンツの視聴に適した品質を低画質又は低ビットレートと特定する。送信要求部145は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度の双方が十分と判定された場合に番組コンテンツを視聴する操作が行われると、番組コンテンツの視聴に適した品質を高画質及び高ビットレートと特定する。送信要求部145は、特定した品質を含む遠隔視聴リクエストを受信機7に送信する。受信機7では、当該遠隔視聴リクエストを受信したことに応じて、送信要求部145が特定した品質に基づいて番組コンテンツのストリーミングデータを生成し、携帯端末1に送信する。
表示制御部146は、送信要求部145の要求に応じて受信機7が送信した番組コンテンツを受信し、当該番組コンテンツを表示部11に表示させる。
[通信監視装置4の構成例]
続いて、通信監視装置4の構成について説明する。図4は、本実施形態に係る通信監視装置4の構成図である。通信監視装置4は、記憶部41と、制御部42とを備える。
記憶部41は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部41は、通信監視装置4を機能させるための各種プログラムを記憶する。また、記憶部41は、複数のノードアンプ6のそれぞれに対応する上りの通信速度を示すノードトラヒックDB411を記憶する。図5は、ノードトラヒックDB411に記憶されている情報の一例を示す図である。図5に示されるように、ノードトラヒックDB411には、ノードを識別するノードIDと、当該ノードにおける上りの通信速度と、当該ノードに紐づく受信機7の受信機IDとを関連付けて記憶している。
制御部42は、例えば、CPUにより構成される。制御部42は、記憶部41に記憶されている各種プログラムを実行することにより、通信監視装置4に係る機能を制御する。制御部42は、監視部421と、取得部422と、送信部423とを備える。
監視部421は、受信機7からの上りの通信速度を測定する。具体的には、監視部421は、CMTS5を流れるトラヒックを監視し、ノードアンプ6それぞれに対応する上りの通信速度を測定することで、受信機7からの上りの通信速度を測定する。監視部421は、ノードアンプ6を識別するノードIDと、当該ノードアンプ6における通信速度と、当該ノードアンプ6に紐づく受信機7の受信機IDとを関連付けてノードトラヒックDB411に記憶させる。
なお、監視部421は、まず、各ノードの混雑状況を監視しておき、その後、センター局のCMTS5が把握している、ノードの全体トラヒック量に基づいて、受信機7が所属しているノードの混雑状況から、上りの通信速度を推定してもよい。
取得部422は、携帯端末1から、通信速度を取得する取得リクエストを受信し、当該取得リクエストに含まれている受信機IDに基づいて、当該受信機IDに対応する受信機7からの上りの通信速度を特定する。具体的には、取得部422は、ノードトラヒックDB411を参照し、受信した受信機IDに関連付けられている通信速度を特定する。
送信部423は、取得部422が取得した通信速度を示す情報を、取得リクエストを送信した携帯端末1に送信する。
[受信機7の構成例]
続いて、受信機7の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る受信機7の構成図である。受信機7は、記憶部71と、制御部72とを備える。
記憶部71は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部71は、受信機7を機能させるための各種プログラムを記憶する。また、記憶部71は、CMTS5を介して受信した、放送局又はケーブルテレビ事業者が提供する番組コンテンツを格納する番組コンテンツDB711を記憶する。
制御部72は、例えば、CPUにより構成される。制御部72は、記憶部71に記憶されている各種プログラムを実行することにより、受信機7に係る機能を制御する。制御部72は、記憶制御部721と、遠隔視聴受付部722と、送信部723とを備える。
記憶制御部721は、ユーザの録画指示によって、CMTS5を介して番組コンテンツを受信し、当該番組コンテンツを番組コンテンツDB711に記憶させる。
遠隔視聴受付部722は、CMTS5を介して携帯端末1から番組コンテンツの遠隔視聴リクエストを受け付ける。
送信部723は、遠隔視聴リクエストが受け付けられたことに応じて、遠隔視聴リクエストに含まれているコンテンツIDに基づいて番組コンテンツを選択し、ストリーミングデータを生成する。送信部723は、生成したストリーミングデータを、CMTS5を介して携帯端末1に送信する。
[番組コンテンツの遠隔視聴に係るシーケンス]
続いて、コンテンツ視聴システムSにおける、番組コンテンツの遠隔視聴に係る処理の流れについて説明する。図7は、第1実施形態に係る携帯端末1から番組コンテンツを遠隔視聴する際のシーケンス図である。図8は、図7に続くシーケンス図である。なお、携帯端末1は、ユーザの住宅外に位置するものとする。
まず、携帯端末1のコンテンツ選択部141は、受信機7にアクセスする操作が行われたことに応じて、コンテンツリストの取得リクエストを受信機7に送信する。
続いて、受信機7は、コンテンツリストの取得リクエストを受信したことに応じて、コンテンツリストを生成し(S10)、当該コンテンツリストを携帯端末1に送信する。
続いて、携帯端末1がコンテンツリストを受信し、ユーザが当該コンテンツリストに基づいて番組コンテンツを選択する(S20)。
続いて、携帯端末1の第1特定部142は、無線ネットワークN1における携帯端末1への下りの通信速度を特定する(S30)。
続いて、第2特定部143は、通信監視装置4に、受信機7からの上りの通信速度を取得する取得リクエストを送信する。
続いて、通信監視装置4は、取得リクエストを受信すると、ノードトラヒックDB411を参照し、当該取得リクエストに含まれる受信機IDに基づいて、受信機7からの上りの通信速度を特定する(S40)。通信監視装置4は、当該通信速度を示す通信速度情報を携帯端末1に送信する。第2特定部143は、通信速度情報を受信することによって、受信機7からの上りの通信速度を特定する。
続いて、通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度に基づいて、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質を特定する情報を携帯端末1のユーザに通知する(S50)。
続いて、図8に説明を移す。送信要求部145は、入力部12によって番組コンテンツを視聴する操作が行われたか否かを判定する(S60)。送信要求部145は、当該操作が行われたと判定すると、当該番組コンテンツの遠隔視聴リクエストを受信機7に要求する。この際、送信要求部145は、番組コンテンツの視聴に適した当該番組コンテンツの品質を特定し、特定した品質の番組コンテンツの送信を受信機7に要求する。
受信機7は、遠隔視聴リクエストに含まれているコンテンツIDに基づいて番組コンテンツを選択し、選択した番組コンテンツのストリーミングデータを生成する(S70)。受信機7は、生成したストリーミングデータを携帯端末1に送信する。
携帯端末1の表示制御部146は、ストリーミングデータを受信すると、当該ストリーミングデータに基づいて、番組コンテンツを表示部11に表示させる(S80)。
[第1実施形態における効果]
以上のとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度に基づいて、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質を特定する情報を携帯端末1のユーザに通知する。このようにすることで、携帯端末1は、ユーザに対して、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2の状況を把握できるように、適切な案内を出すことができる。そして、携帯端末1のユーザは、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2の状況を把握し、番組コンテンツが良好に遠隔視聴できない場合であっても最適な行動をとることができる。
<第2実施形態>
[ラウンドトリップタイムに基づいて通信速度を特定する]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るコンテンツ視聴システムSは、通信速度を特定する方法が第1実施形態と異なり、その他の点では同じである。
具体的には、第2実施形態に係る第1特定部142は、無線通信制御装置2に対してPingコマンドを送信し、ラウンドトリップタイム(RTT:Round-Trip Time)を測定する。そして、第1特定部142は、測定結果に基づいて通信速度を特定する。
第2実施形態に係る第2特定部143は、受信機7に、上りの通信速度の取得リクエストを送信し、受信機7から、上りの通信速度を示す情報を受信する。
図9は、第2実施形態に係る受信機7の構成を示す図である。第2実施形態に係る受信機7は、通信速度特定部724をさらに備える。通信速度特定部724は、例えば、CMTS5を介して携帯端末1から受信機7における上りの通信速度の取得リクエストを受信したことに応じて、通信監視装置4又はCMTS5に対してPingコマンドを送信し、ラウンドトリップタイムを測定する。そして、通信速度特定部724は、測定結果に基づいて通信速度を特定し、当該通信速度を示す情報を携帯端末1に送信する。
[第2実施形態における効果]
以上のとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、ラウンドトリップタイムに基づいて通信速度を特定する。また、携帯端末1は、受信機7においてラウンドトリップタイムに基づいて特定された通信速度を示す情報を受信することで、受信機7から上りの通信速度を特定する。ラウンドトリップタイムと通信速度とは相関があることから、携帯端末1は、ラウンドトリップタイムに基づいて精度よく通信速度を特定することができる。
<第3実施形態>
[通信速度が不十分である場合にVODサーバ8への切り替えを提示する]
続いて、第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態に係るコンテンツ視聴システムSの構成及び周辺環境を示す図である。
第3実施形態では、図10に示すように、コンテンツ視聴システムSの周辺環境として、受信機7とは異なるコンテンツ提供装置としての、複数のVOD(Video On Demand)サーバ8が設けられている。VODサーバ8は、例えば、放送局が運営するサーバであり、番組コンテンツを提供する複数の放送局のそれぞれに対応して設けられている。VODサーバ8は、放送終了後の番組コンテンツを提供するVODサービスを提供しており、ユーザが見逃した番組コンテンツを視聴可能にしている。このVODサーバ8は、ネットワークN3に接続されている。
第3実施形態における、コンテンツ視聴システムSでは、携帯端末1の通知部144が、第1特定部142又は第2特定部143が特定した通信速度が不十分である場合に、番組コンテンツの取得先を受信機7からVODサーバ8に切り替えることを提示する点で第2の実施形態と異なり、その他の点では同じである。以下、第3実施形態に係るコンテンツ視聴システムSについて説明する。なお、第2実施形態と同じ構成については説明を省略する。
第3実施形態に係る無線通信制御装置2は、応答時間測定装置として機能し、複数のVODサーバ8のそれぞれに対して定期的にPingコマンドを送信し、ラウンドトリップタイムを測定する。そして、無線通信制御装置2は、測定結果に基づいてVODサーバ8が提供するサービスの混雑状況を特定する。
また、第3実施形態に係る携帯端末1は、図11に示すように、VODサーバ8の混雑状況(負荷状況)を特定する第3特定部147を備える。この第3特定部147は、無線通信制御装置2にVODサーバ8が提供するサービスの混雑状況について問合せを行い、無線通信制御装置2から混雑状況を示す情報を取得することで、当該混雑状況を特定する。第3特定部147は、コンテンツ選択部141が選択した番組コンテンツがどのVODサーバ8から提供されているかを特定し、当該VODサーバ8における混雑状況を問い合わせることによって当該混雑状況を特定する。
通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度の少なくともいずれかが、番組コンテンツの視聴に必要とされる通信速度に足りていない場合に、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質を特定する情報を携帯端末1のユーザに通知するとともに、VODサーバ8を介して番組コンテンツを視聴することを当該ユーザに提示する。
具体的には、通知部144は、通信品質を特定する情報として、図3に示す異なるメッセージを表示部11に表示させることによって通知する。さらに、通知部144は、第1特定部142が特定した下りの通信速度と、第2特定部143が特定した上りの通信速度とが十分であるか否か、及び、第3特定部147が特定したVODサーバ8の混雑状況が、混雑していることを示しているか否かに基づいて、VODサーバ8を介して番組コンテンツを視聴する際における、番組コンテンツの視聴方法を当該ユーザに提示する。より具体的には、通知部144は、図12に示す表に基づいて、番組コンテンツを視聴する際の視聴方法を示すメッセージを表示部11に表示させることによって、当該ユーザに視聴方法を提示する。
図12に示す表では、携帯端末1への下りの通信速度が十分であるか否か、受信機7からの上りの通信速度が十分であるか否か、及びVODサーバ8が混雑しているか否かに基づいて、パターン1からパターン6を定義している。
具体的には、携帯端末1への下りの通信速度、及び受信機7からの上りの通信速度が十分である場合には、通知部144は、VODサーバ8が混雑しているか否かにかかわらず、メッセージを通知しない。
携帯端末1への下りの通信速度が十分、受信機7からの上りの通信速度が不十分、及び、VODサーバ8が混雑なしの場合(パターン1)には、通知部144は、VODサーバ8が提供するVODサービス(ストリーミングサービス)へのリンクを表示部11に表示させる。
携帯端末1への下りの通信速度が十分、受信機7からの上りの通信速度が不十分、及び、VODサーバ8が混雑ありの場合(パターン2)には、ストリーミングサービスによる番組コンテンツの視聴が困難であることから、通知部144は、VODサーバ8が提供するダウンロードサービスへのリンクを表示部11に表示させる。ここで、ダウンロードサービスとは、番組コンテンツに対応するファイルをダウンロードし、ダウンロード完了後に当該ファイルに基づいて番組コンテンツを視聴可能とするサービスである。
携帯端末1への下りの通信速度が不十分、受信機7からの上りの通信速度が十分、及び、VODサーバ8が混雑なしの場合(パターン3)には、ストリーミングサービスによる番組コンテンツの視聴が困難であることから、通知部144は、VODサーバ8が提供するダウンロードサービスへのリンクを表示部11に表示させる。VODサーバ8が提供するダウンロードサービスへのリンクを表示部11に表示させることにより、受信機7が紐づくノードアンプ6における通信帯域に余裕を持たせることができる。
携帯端末1への下りの通信速度が不十分、受信機7からの上りの通信速度が十分、及び、VODサーバ8が混雑ありの場合(パターン4)には、ストリーミングサービスによる番組コンテンツの視聴が困難であることから、通知部144は、受信機7が提供するダウンロードサービスへのリンクを表示部11に表示させる。
携帯端末1への下りの通信速度が不十分、受信機7からの上りの通信速度が不十分、及び、VODサーバ8が混雑なしの場合(パターン5)には、ストリーミングサービスによる番組コンテンツの視聴が困難であることから、通知部144は、VODサーバ8が提供するダウンロードサービスへのリンクを表示部11に表示させる。
携帯端末1への下りの通信速度が不十分、受信機7からの上りの通信速度が不十分、及び、VODサーバ8が混雑ありの場合(パターン6)には、通知部144は、番組コンテンツの視聴が困難である旨を表示部11に表示させる。
なお、通知部144は、番組視聴コンテンツの視聴が困難である場合(パターン6の場合)において、その後に特定された無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質が改善したか否かを判定してもよい。そして、通知部144は、無線ネットワークN1及びケーブルテレビ網N2のそれぞれの通信品質が改善されたと判定した場合に、受信機7又はVODサーバ8を介して番組コンテンツを視聴可能になった旨をユーザに通知してもよい。この場合、通知部144は、図12に示す表に基づいて、番組コンテンツの視聴方法を特定し、当該視聴方法を当該ユーザに提示してもよい。また、通知部144は、この段階で、受信機7において競合状態に基づいて、携帯端末1において番組コンテンツを視聴できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて視聴方法を特定してもよい。
また、この実施形態において、番組コンテンツの取得元を、受信機7からVODサーバ8に切り替える操作は、番組コンテンツの取得開始時だけではなく、番組コンテンツを受信している途中で実施することも可能である。すなわち、携帯端末1は、受信機7を介して番組コンテンツを取得する場合においても、当該番組コンテンツを視聴するためのVODサーバ8のアドレスを取得しておく。そして、携帯端末1の表示制御部146は、受信機7に格納された番組コンテンツを表示部11に表示させる場合、番組コンテンツの先頭からの経過時間(再生位置)を常に取得しておく。ここでは、ユーザの操作によって、早送りや巻き戻し等のトリックプレイが行われた場であっても、番組コンテンツの先頭からの経過時間(再生位置)を常に取得できるものとする。
そして、番組コンテンツ再生中に、受信機7からの上りのネットワークの通信速度の低下が検知された場合、受信機7は、通信速度の低下を示す通知情報を携帯端末1に通知する。携帯端末1の表示制御部146は、当該通知情報を受信したことに応じて、事前に通信監視装置4から取得済みのアドレスにアクセスし、番組コンテンツの取得元を受信機7からVODサーバ8に切り替える。この際、表示制御部146は、受信機7からで最後に受信していた時点の、番組コンテンツの先頭からの経過時間(再生位置)から番組コンテンツを取得する旨の再生位置変更リクエストをVODサーバ8に送信してもよい。このようにすることで、携帯端末1は、番組コンテンツを受信している最中においても、環境の変化に応じてより適切な取得元に切り替えることが出来るだけでなく、その番組コンテンツについても、ユーザが視聴していた見ていた位置(再生位置)の続きから自動的に再生することが可能となる。
[第3実施形態における効果]
以上のとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、第1特定部142が特定した下りの通信速度、及び第2特定部143が特定した上りの通信速度の少なくともいずれかが、番組コンテンツの視聴に必要とされる通信速度に足りていない場合に、VODサーバ8を介して番組コンテンツを視聴することを当該ユーザに提示する。このようにすることで、受信機7における上りの通信速度が番組コンテンツの視聴に不十分であっても、ユーザは、VODサーバ8を介して番組コンテンツを視聴することができる。さらに、携帯端末1における下りの通信速度が不十分である場合にも、ユーザは、ダウンロードサービスを利用して番組コンテンツを視聴することができる。
<第4実施形態>
[携帯端末1が移動している場合にVODサーバ8から番組コンテンツを取得する]
続いて、第4実施形態について説明する。携帯端末1が移動している場合には、無線ネットワークN1の通信品質は時々刻々と変化する。これにより、携帯端末1への下りの通信速度が低下し、受信機7を介した番組コンテンツの視聴に支障が発生する場合がある。これに対し、VODサーバ8は、一つの番組コンテンツについて、画質やビットレートが異なる複数の品質の番組コンテンツを記憶しており、通信速度の低下に対して、番組コンテンツの品質を柔軟に切り替えることが可能である(例えば、Adaptive Bitrate Streamingと呼ばれる仕組みを用いることができる)。このため、第4実施形態では、携帯端末1が移動中等、通信品質が安定しない場合にVODサーバ8から番組コンテンツを取得する。その他の点については、第2実施形態に係る携帯端末1と同じである。以下、第4実施形態に係る携帯端末1の構成について説明する。
図13は、第4実施形態に係る携帯端末1の構成を示す図である。第4実施形態に係る携帯端末1は、移動判定部148をさらに備える。
移動判定部148は、携帯端末1が移動中であるか否かを判定する。具体的には、移動判定部148は、GPS(Global Positioning System)機能を用いて携帯端末1の位置を示す位置情報を定期的に取得し、当該位置情報が示す位置の変化を検出することで携帯端末1が移動中であるか否かを判定する。
送信要求部145は、携帯端末1が移動中であると判定された場合に、VODサーバ8に番組コンテンツの送信を要求する。VODサーバ8は、番組コンテンツを、携帯端末1との通信状況に適した品質に変化させながら、携帯端末1に送信する。
[第4実施形態における効果]
以上のとおり、本実施形態に係る携帯端末1は、携帯端末1が移動中であると判定された場合に、VODサーバ8に番組コンテンツの送信を要求する。このようにすることで、携帯端末1が移動中であることにより無線ネットワークN1において携帯端末1への下りの通信速度が悪化した場合であっても、VODサーバ8が、当該通信速度に対応して品質を変化させながら番組コンテンツを携帯端末1に送信するので、安定して番組コンテンツを視聴することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記実施の形態では、無線通信制御装置2は、ケーブルテレビ網のCMTS5に接続して設けられることとしたが、これに限らない。例えば、無線通信制御装置2は、トラヒックが通過するポイントである、スイッチ等の通信機器に接続して設けられてもよい。
1・・・携帯端末、11・・・表示部、12・・・入力部、13・・・記憶部、14・・・制御部、141・・・コンテンツ選択部、142・・・第1特定部、143・・・第2特定部、144・・・通知部、145・・・送信要求部、146・・・表示制御部、147・・・第3特定部、148・・・移動判定部、2・・・無線通信制御装置、3・・・無線基地局、4・・・通信監視装置、41・・・記憶部、411・・・ノードトラヒックDB、42・・・制御部、421・・・監視部、422・・・取得部、423・・・送信部、5・・・CMTS、6・・・ノードアンプ、7・・・受信機、71・・・記憶部、711・・・番組コンテンツDB、72・・・制御部、721・・・記憶制御部、722・・・リモート視聴受付部、723・・・取得部、724・・・通信速度特定部、8・・・VODサーバ、N1・・・無線ネットワーク、N2・・・ケーブルテレビ網、N3・・・ネットワーク、S・・・コンテンツ視聴システム

Claims (11)

  1. 無線ネットワークと、コンテンツを受信する受信機が接続されるネットワークとを介して、前記受信機から前記コンテンツを受信可能な携帯端末と、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置とを備えるコンテンツ視聴システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記携帯端末が移動中であるか否かを判定する移動判定部と、
    前記移動判定部により前記携帯端末が移動中ではないと判定された場合に、前記受信機に前記コンテンツの送信を要求し、前記携帯端末が移動中であると判定された場合に、前記コンテンツ提供装置に前記コンテンツの送信を要求する送信要求部と、
    を有し、
    前記コンテンツ提供装置は、前記携帯端末からコンテンツの送信が要求されると、当該コンテンツを前記携帯端末に送信する、
    コンテンツ視聴システム。
  2. 前記コンテンツ提供装置は、一つの前記コンテンツに対応する複数の品質のコンテンツを記憶し、前記携帯端末からコンテンツの送信が要求されると、当該コンテンツに対応する複数の品質のコンテンツのうち、前記携帯端末との通信状況に適した品質に対応するコンテンツを前記携帯端末に送信する、
    請求項1に記載のコンテンツ視聴システム。
  3. 無線ネットワークと、コンテンツを受信する受信機が接続されるネットワークとを介して、前記受信機から前記コンテンツを受信可能な携帯端末であって、
    前記携帯端末が移動中であるか否かを判定する移動判定部と、
    前記移動判定部により前記携帯端末が移動中ではないと判定された場合に、前記受信機に前記コンテンツの送信を要求し、前記携帯端末が移動中であると判定された場合に、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置に前記コンテンツの送信を要求する送信要求部と、
    を備える携帯端末。
  4. 前記無線ネットワークにおける前記携帯端末への下りの通信速度を特定する第1特定部と、
    前記ネットワークにおける前記受信機からの上りの通信速度を特定する第2特定部と、
    をさらに備え、
    前記送信要求部は、前記携帯端末が移動中ではないと判定された場合に、前記下りの通信速度及び前記上りの通信速度に基づいて、前記コンテンツの視聴に適した当該コンテンツの品質を特定し、前記受信機に、特定した前記品質の前記コンテンツの送信を要求する、
    請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記第1特定部は、前記無線ネットワークの通信種別を示す情報を取得し、当該通信種別に基づいて、前記下りの通信速度を特定する、
    請求項4に記載の携帯端末。
  6. 前記無線ネットワークには、前記無線ネットワークにおける通信を制御する無線通信制御装置が設けられており、
    前記第1特定部は、前記無線通信制御装置とのラウンドトリップタイムを測定することにより、前記下りの通信速度を特定する、
    請求項4又は5に記載の携帯端末。
  7. 前記ネットワークには、前記ネットワークにおける通信を監視する通信監視装置が設けられており、
    前記第2特定部は、前記通信監視装置から、前記上りの通信速度を示す情報を取得することにより、前記上りの通信速度を特定する、
    請求項4から6のいずれか1項に記載の携帯端末。
  8. 前記下りの通信速度及び前記上りの通信速度に基づいて、前記無線ネットワーク及び前記ネットワークのそれぞれの通信品質を特定する情報を前記携帯端末のユーザに通知する通知部、
    をさらに備える、
    請求項4から7のいずれか1項に記載の携帯端末。
  9. 前記通知部は、前記下りの通信速度及び前記上りの通信速度の少なくともいずれかが、前記コンテンツの視聴に必要とされる通信速度に足りていない場合に、前記無線ネットワーク及び前記ネットワークのそれぞれの通信品質を特定する情報を前記携帯端末のユーザに通知するとともに、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置を介して前記コンテンツを視聴することを当該ユーザに提示する、
    請求項8に記載の携帯端末。
  10. 前記コンテンツ提供装置の負荷状況を特定する第3特定部をさらに備え、
    前記通知部は、前記コンテンツ提供装置の負荷状況に基づいて、前記コンテンツ提供装置を介して前記コンテンツを視聴する際における当該コンテンツの視聴方式を提示する、
    請求項8又は9に記載の携帯端末。
  11. 携帯端末がコンテンツを受信するコンテンツ受信方法であって、
    前記携帯端末が、自身が移動中であるか否かを判定するステップと、
    前記携帯端末が、自身が移動中ではないと判定した場合に、ネットワークと接続され、前記コンテンツを受信する受信機に、無線ネットワークと前記ネットワークとを介して前記コンテンツの送信を要求し、自身が移動中であると判定した場合に、前記受信機とは異なるコンテンツ提供装置に、前記無線ネットワークを介して前記コンテンツの送信を要求するステップと、
    前記受信機が、前記携帯端末から前記コンテンツの送信が要求されると、前記無線ネットワークと前記ネットワークとを介して前記コンテンツを前記携帯端末に送信するステップと、
    前記コンテンツ提供装置が、前記携帯端末から前記コンテンツの送信が要求されると、前記無線ネットワークを介して前記コンテンツを前記携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末が、前記受信機又は前記コンテンツ提供装置から前記コンテンツを受信するステップと、
    を備えるコンテンツ受信方法。
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