JP2019020927A - ユーザ認証システム、コンピューティング装置、端末装置、その方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム - Google Patents

ユーザ認証システム、コンピューティング装置、端末装置、その方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存の情報処理装置に搭載されている構成を利用して、ユーザの操作を要さずに短時間で正確なユーザ認証を行うこと。【解決手段】端末装置を使用してコンピューティング装置のユーザ認証を行うユーザ認証システムであって、前記端末装置が、所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力する出力工程と、前記コンピューティング装置に搭載されるマイクモジュールに、前記第1の音が入力された場合に、ユーザを認証する認証工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ認証システム、コンピューティング装置、端末装置、その方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
近時、ノートPCやデスクトップPC等の情報処理装置では、手軽にユーザ認証を行うためにパスワードに代わる認証方式が求められている。パスワードに代わる認証方式としては、例えば、顔認証、指紋認証、スマートカード認証、及びデバイス認証等がある。
顔認証、指紋認証、及びスマートカード認証は、それぞれ、IRカメラ、指紋センサ、スマートカードリーダー等の認証用の高価なセンサやデバイスが必要となる。
また、スマートフォンやスマートウォッチ等のスマートデバイスを使用したデバイス認証は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いて、情報処理装置がスマートデバイスを検出した場合に、ユーザ認証を行うものである。かかるデバイス認証は、Bluetooth(登録商標)を常時ONとする必要があるため、電力消費が大きくなってしまう。
また、デバイス認証では、デバイスはある程度広い範囲で情報処理装置により検出されてしまうため、不正使用者が少し離れた位置から情報処理装置を不正使用する可能性がある。例えば、正当な利用者が近くにいても情報処理装置を見ていない状況において、不正な利用者が僅かの隙に正当な利用者のスマートフォンを使用して情報処理装置のユーザ認証を行うことが考えられる。
特開2013−190900号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、既存の情報処理装置に搭載されている構成を利用して、ユーザの操作を要さずに短時間で正確なユーザ認証が可能なユーザ認証システム、コンピューティング装置、端末装置、その方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1態様に係る、端末装置を使用してコンピューティング装置のユーザ認証を行うユーザ認証システムは、前記端末装置が、所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力する出力工程と、前記コンピューティング装置に搭載されるマイクモジュールに、前記第1の音が入力され、入力された前記第1の音が認証可能である場合に、ユーザを認証する認証工程と、を含む。
また、前記認証工程では、前記第1の音の音源の方向が、前記コンピューティング装置に対して所定角度範囲内でない場合は、ユーザを認証しなくてもよい。
また、前記認証工程では、前記第1の音の音源が前記コンピューティング装置に対して所定距離以上離れている場合は、ユーザを認証しなくてもよい。
また、前記所定のイベントは、前記コンピューティング装置のスピーカから出力される第2の音が、前記端末装置のマイクに入力された場合であってもよい。
また、前記コンピューティング装置は、前記コンピューティング装置の電源ON、サスペンド状態から復帰、又はロック画面を解除する場合に、前記第2の音を出力してもよい。
また、前記所定のイベントは、前記端末装置が前記コンピューティング装置に近接し、さらに所定のモーションを検出した場合であってもよい。
また、少なくとも前記第1の音は、非可聴音であってもよい。
また、前記第1の音は、ワンタイムパスワードを音に変調したものでもよい。
また、前記コンピューティング装置は、ノートPC、デスクトップPC、又はタブレットであり、前記端末装置は、スマートフォン、携帯電話端末、又はスマートウォッチであってもよい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第2態様に係る、端末装置を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置は、マイクモジュールと、 前記マイクモジュールから第1の音が入力された場合に、前記第1の音の音源の方向を判定する信号処理手段と、前記第1の音が認証可能であり、かつ、前記第1の音の音源の方向が前記コンピューティング装置に対して所定角度範囲内の場合に、ユーザを認証するユーザ認証手段と、を備える。
また、さらに、前記マイクモジュールから入力される音の音源の方向を判定する信号処理手段を備え、前記ユーザ認証手段は、前記第1の音の音源の方向が前記コンピューティング装置に対して所定角度範囲内でない場合は、ユーザを認証しなくてもよい。
また、さらに、スピーカを備え、前記信号処理手段は、前記コンピューティング装置の電源ON、サスペンド状態から復帰、又は画面ロックを解除する場合に、第2の音を前記スピーカから出力してもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第3態様に係る、コンピューティング装置でユーザ認証を行う場合に使用される端末装置は、スピーカと、所定のイベントが発生した場合に、前記スピーカから第1の音を出力する信号処理手段と、を備える。
また、さらに、マイクを備え、前記所定のイベントは、前記端末装置が、前記コンピューティング装置のスピーカから出力される第2の音が前記マイクに入力された場合であってもよい。
また、さらに、前記コンピューティング装置への近接及び所定のモーションを検出するための検出部を備え、前記所定のイベントは、前記検出部が、前記コンピューティング装置への近接及び所定のモーションを検出した場合であってもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第4態様に係る、端末装置を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置の方法は、マイクモジュールから、前記端末装置から出力される第1の音が入力された場合に、ユーザを認証する工程と、を含む。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第5態様に係る、コンピューティング装置でユーザ認証を行う場合に使用される端末装置の方法であって、所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力させる工程を含む。
また、端末装置を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置に搭載されるプログラムは、マイクモジュールから、前記端末装置が出力する第1の音が入力された場合にユーザを認証する工程をコンピュータに実行させる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第7態様に係る、コンピューティング装置でユーザ認証を行う場合に使用される端末装置に搭載されるプログラムであって、所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力させる工程をコンピュータに実行させる。
本発明の上記態様によれば、既存の情報処理装置に搭載されている構成を利用して、ユーザの操作を要さずに短時間で正確なユーザ認証が可能となるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係るユーザ認証システムの一例を示す概念図である。 図2は、本実施の形態に係るユーザ認証システムにより実行されるユーザ認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図3は、実施例1に係るユーザ認証システムの概略の外観構成図である。 図4は、図3のノートPCの概略のハードウェア構成例を示す図である。 図5は、図3のスマートフォンの概略のハードウェア構成例を示す図である。 図6は、図4のノートPC及び図5のスマートフォンのユーザ認証に関連する部分の概略の機能構成図である。 図7は、実施例1に係るユーザ認証システムにより実行されるユーザ認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施例2に係るユーザ認証システムの概略の外観構成図である。 図9は、実施例2に係るユーザ認証システムにより実行されるユーザ認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。
以下に、この発明にかかるユーザ認証システム、コンピューティング装置、端末装置、方法、及びコンピュータ実行可能なプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。本発明の構成要素は、本明細書の図面に一般に示してあるが、様々な構成で広く多様に配置し設計してもよいことは容易に理解できる。従って、本発明の装置、システム、方法、及びプログラムの実施形態についての以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に示す本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の選択した実施形態の一例を示すものであって、本明細書の特許請求の範囲に示す本発明と矛盾無く装置、システム、方法、及びプログラムについての選択した実施形態を単に示すものである。当業者は、特定の細目の1つ以上が無くても、又は他の方法、部品、材料でも本発明を実現できることが理解できる。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの又は実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態)
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るユーザ認証システムを説明する。図1は、本実施の形態に係るユーザ認証システムの一例を示す概念図である。図1に示すように、本実施の形態に係るユーザ認証システム1は、コンピューティング装置10を使用する権限のあるユーザの端末装置20と、端末装置20を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置10とで構成されている。
コンピューティング装置10は、例えば、ノートPC10A、タブレット10B、及びデスクトップPC10C等である。端末装置20は、例えば、スマートフォン20A,携帯電話端末20B、スマートウォッチ20C等のウェアラブル端末、及びPDA等である。
本実施の形態では、端末装置20は、所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音(認証用の音)を出力する。コンピューティング装置10は、マイクモジュールからこの第1の音が入力された場合に、ユーザを認証する。すなわち、入力された音が認証可能な場合(認証用の音と一致する場合)にユーザを認証する。また、本実施の形態では、入力された音の音源の方向が、コンピューティング装置10に対して所定角度範囲θ内(例えば、正面方向)でない場合は、ユーザを認証しない。このようにして、本実施の形態では、端末装置20がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内にない場合は、正当な利用者が近くにいてもコンピューティング装置10を見ていない状況と考えられるため、不正使用防止のためにユーザを認証しない。
すなわち、本実施の形態では、端末装置20がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内にある場合は、正当な利用者がコンピューティング装置10を使用している状況と考えてユーザを認証する。一方、端末装置20がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内にない場合は、正当な利用者は近くにいるが、正当な利用者がコンピューティング装置10を使用していない状況と考えて、不正使用防止のためにユーザを認証しないことにしている。
端末装置20は、スピーカ21と、マイク22と、検出部23と、信号処理部24とを備えている。
信号処理部24は、所定のイベントが発生した場合に、スピーカ21から認証用の音(第1の音)を出力させる。認証用の音は、非可聴音としてもよい。これにより、ユーザおよび周囲の人に煩わしく感じさせず、他の音(環境音など)に混ざりにくくマイクで拾いやすく誤認識を低減することができる。非可聴音は、人間の耳には聞くことができない音であり、例えば、超音波(16kHz〜20kHz程度以上の音波)である。また、認証用の非可聴音は、セキュリティをより向上させるために、ワンタイムパスワードを所定の変調方式で非可聴音に変調したものとしてもよい。ワンタイムパスワードは、例えば、公知の時刻同期方式やチャレンジ&レスポンス方式等を使用して生成してもよい。
上述した所定のイベントは、コンピューティング装置10のスピーカ12から出力される第2の音(例えば、固有の非可聴音)が、端末装置20のマイク22に入力した場合であることにしてもよい。
また、所定のイベントは、端末装置20がコンピューティング装置10へ近接し、さらに端末装置20の所定のモーションを検出した場合であることにしてもよい。例えば、所定のモーションは、止まる動作、置く動作、及び座る動作等である。例えば、端末装置20は、当該端末装置20を所持するユーザがコンピューティング装置10のある部屋に入り、止まる又は座る動作を検出した場合に、認証用の非可聴音をスピーカ21から出力してもよい。
検出部23は、端末装置20の位置情報、移動、及び使用状況を常にモニタリングしており、端末装置20のコンピューティング装置10へ近接及び上述の所定のモーションを検出する。検出部23は、例えば、加速度センサ、角速度センサ(ジャイロセンサ)、磁気センサ等を有するモーションセンサ、GPS(Global Positioning System)衛星から位置情報を取得するGPSセンサ、Bluetooth(登録商標)通信の距離検出機能、及び測距センサ等の1又は複数を使用して、コンピューティング装置10への近接や端末装置20の所定のモーションを検出することにしてもよい。
上記構成において、信号処理部24及び検出部23は、ハードウェアやソフトウェアのモジュール、又は、その組み合わせで構成することができる。また、コンピュータがプログラムを実行することにより、信号処理部24及び検出部23の機能を実現することにしてもよい。
コンピューティング装置10は、マイクモジュール11と、スピーカ12と、信号処理部13と、ユーザ認証部14と、を備えている。
マイクモジュール11は、例えば、信号処理部13で音源の位置情報(方向、位置を含む)を算出するためにアレイマイクや複数のマイクで構成されており、音を集音して入力するためのものである。
信号処理部13は、マイクモジュール11から入力される音に対して各種信号処理(A/D変換やノイズリダクション等)を行う。また、信号処理部13は、入力される音の音源の位置情報(方向、位置)を算出してもよい。信号処理部13は、例えば、マイクモジュール11の各マイクから入力される音の到達時間の差により、音源の位置情報を算出することができる。
ユーザ認証部14は、マイクモジュール11から入力される音が認証用の音と一致した場合にユーザを認証する。また、信号処理部13で算出した音の音源の方向がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲θ内にない場合は、ユーザを認証しないことにしてもよい。例えば、ユーザ認証部14は、コンピューティング装置10の使用を許可する1又は複数のユーザの認証用の非可聴音をメモリに予め登録しておき、入力した音と一致するかを判定してもよい。
また、ワンタイムパスワードを使用する場合は、信号処理部13は、マイクモジュール11から入力される非可聴音をワンタイムパスワードに復調し、ユーザ認証部14は、復調したワンタイムパスワードが正しいか否かを判定してもよい。
また、信号処理部13は、コンピューティング装置10の電源ON時、サスペンド状態や画面ロックから復帰する場合に、ユーザ認証を開始するために、メモリに予め格納している固有の非可聴音をスピーカ12から出力してもよい。例えば、ノートPCの場合は、所定時間入力がない場合やLIDクローズでスリープ状態に移行し、入力操作やLIDオープンでスリープ状態から復帰する場合に、第2の音(例えば、固有の非可聴音)をスピーカ12から出力してもよい。また、例えば、タブレットの場合は、所定時間入力がない場合は画面をロックし、スワイプして画面ロックを解除する際に、第2の音をスピーカ12から出力してもよい。
上記構成において、信号処理部13及びユーザ認証部14は、ハードウェアやソフトウェアのモジュール、又は、その組み合わせで構成することができる。また、コンピュータがプログラムを実行することにより、信号処理部13及びユーザ認証部14の機能を実現することにしてもよい。
図2は、本実施の形態に係るユーザ認証システム1により実行されるユーザ認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。本実施の形態に係るユーザ認証システム1により実行されるユーザ認証処理を図2のフローチャートに従って説明する。図2のフローチャートでは、一例として非可聴音をスピーカから出力する場合について説明する。
図2において、まず、端末装置20では、信号処理部24は、所定のイベントが発生した場合に(ステップS1の「Yes])、認証用の非可聴音をスピーカ21から出力する(ステップS2)。
例えば、コンピューティング装置10は、電源ONの場合、サスペンド状態や画面ロックから復帰する場合に、固有の非可聴音をスピーカ12から出力する。これに応じて、端末装置20は、この固有の非可聴音をマイク22から入力した場合に、認証用の非可聴音をスピーカ21から出力することにしてもよい。
また、端末装置20は、コンピューティング装置10への近接、又は、コンピューティング装置10に近接し、さらに所定のモーションを検出した場合に、認証用の非可聴音をスピーカ21から出力することにしてもよい。また、認証用の非可聴音は、ワンタイムパスワードを非可聴音に変調したものでもよい。
コンピューティング装置10では、マイクモジュール11から非可聴音が入力されると(ステップT1の「Yes」)、信号処理部13は、マイクモジュール11から入力した非可聴音の音源の方向を判定する(ステップT2)。
ユーザ認証部14は、入力した非可聴音がユーザ認証用の非可聴音と一致し、かつ、信号処理部13で判定した非可聴音の音源の方向がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内(例えば、正面方向)にあるか否かを判断する(ステップT3)。
入力した非可聴音がユーザ認証用の非可聴音と一致し、かつ、信号処理部13で判定した非可聴音の方向がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内にある場合には(ステップT3の「Yes」)、ユーザ認証部14はユーザを認証して(ステップT4)、所定の処理(例えば、システムの起動、復帰等)を行ってもよい。
入力した非可聴音がユーザ認証用の非可聴音と一致し、かつ、信号処理部13で判定した非可聴音の方向がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内にない場合には(ステップT3の「No」)、ユーザ認証部14は、ユーザの認証失敗と判定して(ステップT5)、ユーザに対して認証失敗のメッセージを通知してもよい。
なお、上述したように、ユーザ認証部14は、非可聴音の音源の方向がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内(例えば、正面方向)にあるか否かを判定しないで、入力される非可聴音がユーザ認証用の非可聴音と一致する場合にユーザを認証してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、端末装置20では、所定のイベントが発生した場合に、スピーカ21から第1の音(認証用の音)を出力し、コンピューティング装置10は、マイクモジュール11からこの第1の音が入力された場合に、ユーザを認証することとしたので、既存の情報処理装置に搭載されている構成を利用して、ユーザの操作を要さずに短時間で正確なユーザ認証が可能となる。付言すると、認証用の高価なセンサやデバイスを使用しない低コストな構成とすることができる。
また、コンピューティング装置10は、入力した音の音源の方向が、コンピューティング装置10に対して所定角度範囲内の場合にないユーザを認証しないこととしたので、例えば、端末装置(音源)20がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲外にある場合は、正当な利用者が近くにいてもコンピューティング装置10を見ていない状況と考えられるため、その見ていない隙に不正使用されることを防止することができる。
コンピューティング装置10は、第1の音の音源がコンピューティング装置10に対して所定距離以上離れている場合は、ユーザを認証しないこととしたので、より不正使用を防止することが可能となる。
また、所定のイベントは、端末装置20が、コンピューティング装置10のスピーカ12から出力される第2の音が、マイク22から入力された場合であることとしたので、2段階の照合を行うことでより不正使用をより防止することが可能となる。
また、コンピューティング装置10は、電源ON、サスペンド状態から復帰、又はロック画面を解除する場合に、固有の非可聴音をスピーカ12から出力することで、コンピューティング装置10の電源ON、サスペンド状態から復帰、又はロック画面を解除する場合に、ユーザ認証を行うことが可能となる。
また、所定のイベントは、端末装置20のコンピューティング装置10への近接及び所定のモーションを検出した場合であることとしたので、端末装置20をコンピューティング装置10に近づけ、さらに、所定のモーションを行った場合に、ユーザ認証を行うことが可能となる。
また、所定のパスワードは、ワンタイムパスワードであることとしたので、セキュリティを向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、ユーザを認証する場合に、音の音源の方向がコンピューティング装置10に対して所定角度範囲内にあることを条件としているが、信号処理部13は、コンピューティング装置10に対して所定角度範囲の音のみを抽出し(ビームフォーミング処理)、ユーザ認証部14は、抽出された音が認証用の音と一致する場合に、ユーザを認証してもよい。
(実施例1)
図3〜図7を参照して、実施例1に係るユーザ認証システム1を説明する。実施例1では、コンピューティング装置10を移動して使用する場合(例えば、ノートPC10A,タブレット10B)を想定しており、コンピューティング装置10側からユーザ認証処理を開始する。実施例1では、コンピューティング装置10及び端末装置20を、ノートPC10A及びスマートフォン20Aに適用した例を説明する。
図3は、実施例1に係るユーザ認証システム1の概略の外観構成図である。図3に示すように、ユーザ認証システム1は、ユーザ認証を行うノートPC10Aと、ノートPC10Aのユーザ認証で使用されるスマートフォン20Aとを備えている。
ノートPC10Aは、図3に示すように、いずれも略直方体である本体側筐体102およびディスプレイ側筐体(「LID」とも称する)103を備える。本体側筐体102は、キーボードおよびタッチパッド等を有する入力部104と、左右のスピーカ106a、106bとを備える。ディスプレイ側筐体103は、LCD(液晶ディスプレイ)107と、LCD107の表示面側にその上方の略中央に配置され、前方の被写体を撮像可能なカメラ108と、カメラ108を挟んでその両側に配置される左右の複数のマイク105a、105bとを備える。なお、マイクの数を2つとしているが、3つ以上としてもよい。
本体側筐体102およびディスプレイ側筐体103は、それぞれの端部で左右の一対の連結部(ヒンジ部)109a、109bによって連結されており、連結部109a、109bは、これらの筐体を開閉自在に支持している。
スマートフォン20Aは、略六面体形状の筐体202を備えている。筐体202の表面のうち一方側の面を正面202A、正面202Aに対向する他方側の面を背面、筐体202の表面のうち正面202Aと背面に挟まれた面を側面202Bとする。スマートフォン20Aは、筐体202の正面202Aに、タッチパネル203A及び各種アイコンや画像が表示される表示部203Bで構成されるタッチ表示部203と、レシーバ207が配置されている。筐体202の手前側の側面202Bに、マイク205と、スピーカ206とが配置されている。また、右側の側面202Bに、不図示の電源ボタンやボリューム調整ボタン等の操作部が配置されている。
タッチ表示部203は、アイコン、文字、図形、画像等の情報を表示するとともに、指、スタイラス、ペン等(以下、「指示体」と称する)を用いてタッチパネル203Aに対して行われる各種操作を検出する。タッチパネル203Aが各種操作を検出する方式は、静電容量式、感圧式等の方式を採用することができる。
図4は、図3のノートPC10Aの概略のハードウェア構成例を示す図である。ノートPC10Aは、同図に示すように、CPU111、ROM112、メモリ113、ストレージ114、LCD107、入力部104、カメラデバイス115、オーディオデバイス117、計時回路120、無線通信部119、バッテリ121、DC−DCコンバータ122,ACアダプタ123を備えており、各部はバスを介して直接または間接的に接続されている。
CPU111は、バスを介して接続されたストレージ114に格納されたOS130によりノートPC10A全体の制御を行うとともに、ストレージ114に格納された各種のプログラムに基づいて処理を実行する機能を司る。ROM112は、BIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)112aやデータ等を格納している。
メモリ113は、キャッシュメモリやRAMで構成されており、CPU111の実行プログラムの読み込み領域として、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。
ストレージ114は、例えば、SSDやHDD等の不揮発性の記憶装置で構成されており、例えば、Windows(登録商標)等のノートPC10A全体の制御を行うためのOS30と、周辺機器類をハードウェア操作するための各種のドライバ131と、ブラウザ、メールアプリ、音声アシスタント、及びVOIP等のアプリ132等を記憶する機能を有する。
LCD107は、CPU111の制御に従って、表示情報をビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号に応じた各種情報を表示画面に表示する。
なお、本実施の形態では、ディスプレイとしてLCDを使用することにしているが、本発明はこれに限られるものではなく、有機ELディスプレイやCRT等の他のディスプレイを使用することにしてもよい。
入力部104は、ユーザが入力操作を行うためのユーザインターフェースであり、文字、コマンド等を入力する各種キーより構成されるキーボードや、画面上のカーソルを移動させたり、各種メニューを選択するタッチパッド等を備えている。
カメラデバイス115は、カメラ108と、カメラ処理回路116とを備えている。カメラ108は、レンズや撮像部(CCDやCMOS)を備えており、レンズは被写体光を結像し、撮像部は結像された被写体光をR,G,Bの画像信号として出力する。カメラ処理回路116は、A/D変換器、画像処理用LSI、メモリ等を備え、撮像部の駆動タイミングや露出制御等を行うと共に、撮像部で得られたRGBの画像信号をデータ処理(A/D変換等)して、CPU111に出力する。
オーディオデバイス117は、マイク105a、105bと、スピーカ106と、音声処理用のDSP118とを備えている。マイク105a、105bは、音声を入力してDSP118に出力する。スピーカ106は、DSP118から出力される音声データに応じた音声を出力する。
また、オーディオデバイス117は、超音波の入出力の処理が可能となっており、超音波をマイク105a、105bで集音し、また、スピーカ106から超音波を出力可能に構成されている。
DSP118は、wake on voice機能を備えており、スリープ状態でもDC/DCコンバータ122から電力が供給されており、スリープ状態にある場合でもマイク105a、105bから音を集音可能に構成されている。
DSP118は、A/D変換器と、D/A変換器と、アンプと、各種フィルタ等を含む音声処理用LSI及びメモリ等を備えており、マイク105a、105bから入力される音声をA/D変換した後に音声処理し、音声処理後の音声データ(デジタルデータ)をCPU111に出力したり、CPU111から入力される音声データ(デジタルデータ)を音声処理し、音声処理後の音声データをD/A変換して、スピーカ106から出力させる。
DSP118は、マイク105a、105bから入力される音(超音波、音声を含む)の位置情報(その音源の位置、方向)を、各マイクの音の到達時間の差から算出することが可能となっている。また、DSP118は、ノートPC10Aに対して所定角度範囲の音のみを抽出するビームフォーミング処理を行うことが可能となっている。
計時回路120は、システムクロックあるいは発振器により生成される信号から時刻信号を生成し、現在時刻を出力する。
無線通信部119は、Bluetooth(登録商標)の通信規格に基づく通信や、Wi−Fi(Wireless Fidelity)の通信規格に基づいた通信を行う。無線通信部119は、他のBluetooth(登録商標)デバイス(例えば、スマートフォン20A)とBluetooth(登録商標)通信を行うことができる。
ACアダプタ123は、商用電源に接続して、AC電圧をDC電圧に変換してDC−DCコンバータ122に出力する。DC−DCコンバータ122は、ACアダプタ123から供給されるDC電圧を所定の電圧に変換して各部に電力を供給し、また、バッテリ121の充電を行う。バッテリ121は、DC−DCコンバータ122により充電され、充電した電圧を各部に供給する。バッテリ121は、ACアダプタ123が商用電源に接続されていない場合に使用される。
図5は、図3のスマートフォン20Aの概略のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、スマートフォン20Aは、制御部210と、メモリ211と、ストレージ212と、無線通信部215と、通信部216と、オーディオデバイス217と、電源部224と、タッチ表示部203(タッチパネル203A、表示部203B)と、操作部223と、レシーバ207,計時回路219、モーションセンサ部225、及びGPS測位部226等を備えている。
タッチ表示部203は、表示部203Bと、表示部203Bに重畳されたタッチパネル203Aとを有する。タッチパネル203Aは、指やペン等の指示体を用いてタッチパネル203Aに対して行われた各種操作を、操作が行われた場所のタッチパネル203A上での位置とともに検出し、制御部210に通知する。タッチパネル203Aによって検出される操作には、タッチ操作、スライド操作、及びピッチ操作が含まれる。表示部203Bは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成され、文字や図形等を表示する。
操作部223は、電源ボタンやボリューム調整ボタン等を通じて利用者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する指示信号を制御部210へ送信する。
電源部224は、制御部210の制御に従って、蓄電池又はACアダプタから得られる電力を、制御部210を含むスマートフォン20Aの各部へ供給する。
通信部216は、例えば、3G/4GLTE方式で、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間で無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。
無線通信部215は、Bluetooth(登録商標)の通信規格に基づく通信や、Wi−Fi(Wireless Fidelity)の通信規格に基づいた通信を行う。また、無線通信部215は、他のBluetooth(登録商標)デバイス(例えば、ノートPC10A)とBluetooth(登録商標)通信を行うことができる。
計時回路219は、システムクロックあるいは発振器により生成される信号から時刻信号を生成し、現在時刻を出力する。
モーションセンサ部225は、加速度センサ、角速度センサ(ジャイロセンサ)、磁気センサを有し、ユーザの動作状態(移動等)に応じてユーザが所持するスマートフォン100に加わる特定方向の力等や、地球の磁場(磁界)を検出する。
また、GPS測位部226は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して、緯度、経度情報に基づく地理的な位置データを取得する。
モーションセンサ部225により検出されたセンサデータ(加速度データ、角速度データ、磁気データ)、及び、GPS測位部226により取得された位置データは、制御部210に出力される。
オーディオデバイス217は、マイク205と、スピーカ206と、音声処理用のDSP218とを備えている。マイク205は、音声を入力してDSP218に出力する。スピーカ206は、DSP218から出力される音声データに応じた音声を出力する。
また、オーディオデバイス217は、超音波の入出力の処理が可能となっており、超音波をマイク205で集音し、また、スピーカ206から超音波を出力可能に構成されている。
DSP218は、wake on voice機能を備えており、画面ロック状態(スリープ状態)にある場合でも電源部224から電力が供給されている。そのため、オーディオデバイス217は、画面ロック状態にある場合でもマイク205から音を集音可能となっている。
DSP218は、A/D変換器と、D/A変換器と、アンプと、各種フィルタ等を含む音声処理用LSI及びメモリ等を備えており、マイク205から入力される音声をA/D変換した後に音声処理し、音声処理後の音声データ(デジタルデータ)を制御部210に出力したり、制御部210から入力される音声データ(デジタルデータ)を音声処理し、音声処理後の音声データをD/A変換して、スピーカ206から出力させる。
メモリ211は、例えば、RAMやDRAM等で構成されており、制御部110によって実行されるプログラム、制御部110が参照するデータ、制御部110の演算結果等が一時的に記憶されるワークエリアとして使用される。
ストレージ212は、例えば、不揮発性メモリ(例えば、EEPROM、SSD)であり、制御部210での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。ストレージ212に記憶されるプログラムには、スマートフォンの各機能を実現するためのOS212a、デバイスをハードウェア制御するためのドライバ212b、ノートPC10Aに対してリモートでユーザ認証を行うためのリモート認証用アプリ212c、音声ファイルを再生させるための音声再生アプリ、電話機能を実現するための電話アプリ、電子メール機能を実現するためのメールアプリ、WEBブラウジング機能を実現するためのブラウザアプリ、ファイル閲覧用アプリ、及びワープロアプリ等の他のアプリ212d、及び各種データ等が含まれる。各種アプリとデバイス間の通信にはOS212aが介在する。
制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP等であり、スマートフォン20Aの動作を統括的に制御して各種の機能(モード)を実現する。具体的には、制御部200は、ストレージ212に記憶されているデータやメモリ211に展開したデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ212に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行して、タッチ表示部203、無線通信部215,通信部216、オーディオデバイス217等を制御することによって各種機能(モード)を実現する。なお、制御部210が実行するプログラムや参照するデータは、通信部216や無線通信部215による通信でサーバ装置からダウンロードしたり、アップデートしてもよい。
図6は、図4のノートPC10A及び図5のスマートフォン20Aのユーザ認証に関連する部分の概略の機能構成図である。
図6において、ノートPC10Aでは、ROM112に格納されたBIOS112aやストレージ114にインストールされたOS130等のプログラムは、メモリ113に読み込まれ、CPU111によって実行される。各アプリ及びドライバ間のデータ又はコマンドの送受信には、OS130が介在する。以下、CPU111が実行するプログラムの動作・機能をプログラムを主体として説明する。
OS130は、ノートPC10Aの省電力制御を行い、通常状態とスリープ状態の遷移を制御する。OS130は、通常状態において入力操作が行われない場合は、スリープ状態に移行させる。また、OS130は、例えば、スリープ状態において、入力操作(LIDオープンを含む)が行われると、ユーザ認証の実行要求をBIOS112aに通知し、BIOS112aからユーザ認証成功の通知があった場合に、通常状態に復帰させる。
BIOS112aは、電源投入時にユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合は、OS130を起動させる。また、BIOS112aは、スリープ状態から通常状態に復帰する場合に、OS130からのユーザ認証の実行要求に従ってユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合は、OS130にユーザ認証の成功を通知し、OS130は通常状態に復帰させる。
オーディオデバイス117のDSP118は、メモリ118aに、ユーザ認証のトリガーとなる固有の超音波のデータと、ワンタイムパスワード算出用の演算式を格納している。この演算式は、スマートフォン20Aと共通である。ユーザ認証の前段階として、DSP118は、BIOS112aの指示に従って、メモリ118aに格納している固有の超音波のデータに応じた固有の超音波をスピーカ106から出力させる。
また、DSP118は、マイク105a、105bから超音波が入力されると、超音波からパスワードを復調すると共に、計時回路120から出力される現在時刻を使用し、超音波が入力したときの時刻に基づいて、ワンタイムパスワード算出用の演算式を使用してワンタイムパスワードを算出する。さらに、DSP118は、ノートPC10Aに対するこの超音波の音源の方向を算出する。
BIOS112aは、DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致するか否かを判定する。BIOS112aは、両者が一致する場合には、さらに、DSP118で判定した超音波の音源の方向がノートPC所定角度範囲内であるか否かを判定し、超音波の音源の方向が所定角度範囲内である場合には、ユーザを認証する。
スマートフォン20Aにおいて、OS212aは、スマートフォン20Aの省電力制御を行い、通常状態とスリープ状態の遷移を制御する。
リモート認証用アプリ212cは、OS30上で実行されるアプリであり、認証用の超音波をスピーカ206から出力し、この認証用の超音波を使用してノートPC10Aのユーザ認証を行うためのアプリケーションである。
リモート認証用アプリ212cは、計時回路219から出力される現在時刻に基づいてワンタイムパスワードを算出するための演算式を記憶している。この演算式は、ノートPC10Aと共通のものである。
リモート認証用アプリ212cは、DSP218より、マイク205から入力した超音波と登録している固有の超音波が一致する旨の通知を受け取ると、上述の演算式を使用して、計時回路219から出力される現在時刻に基づいたワンタイムパスワードを生成する。リモート認証用アプリ212cは、生成したワンタイムパスワードの出力をDSP218に指示する。
オーディオデバイス217のDSP218は、メモリ218aに、ユーザ認証のトリガーとなる固有の超音波のデータを格納している。DSP218は、マイク205から超音波が入力されると、マイク205から入力した超音波と登録している固有の超音波が一致するか否かを判断し、一致している場合はリモート認証用アプリ212cにその旨を通知する。また、DSP218は、リモート認証用アプリ212cからの指示に応じて、ワンタイムパスワードを所定の変調方式で超音波に変調してスピーカ206から出力する。
図7は、実施例1に係るユーザ認証システム1により実行されるユーザ認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。実施例1に係るユーザ認証システム1により実行されるユーザ認証処理を図7のフローチャートに従って説明する。
図7において、まず、ノートPC10Aでは、BIOS112aは、ノートPC10Aの電源がONされた場合又はサスペンド状態から復帰する場合に(ステップT11の「Yes])、オーディオデバイス117のDSP118に、メモリ118aに格納した固有の超音波のデータに応じた固有の超音波をスピーカ106から出力させる(ステップT12)。
スマートフォン20Aでは、DSP218は、マイク205から超音波が入力されると(ステップS11の「Yes」)、マイク205から入力された超音波と登録されている固有の超音波が一致するか否かを判断し(ステップS12)、一致する場合には(ステップS12の「Yes」)、その旨をリモート認証用アプリ212cに通知する。リモート認証用アプリ212cは、その旨の通知を受け取ると、上述の共通の演算式を使用して、計時回路219から出力される現在時刻に基づいたワンタイムパスワードを生成する(ステップS13)。DSP218は、リモート認証用アプリ212cの指示に従い、生成されたワンタイムパスワードを所定の変調方式で超音波に変調して(ステップS14)、スピーカ206から出力する(ステップS15)。
ノートPC10Aでは、DSP118は、マイク105a,105bから超音波が入力すると(ステップT13の「Yes」)、超音波からパスワードを復調する(ステップT14)。また、DSP118は、超音波がマイク105a,105bに入力した現在時刻に基づいて、上述の共通の演算式を使用してワンタイムパスワードを生成すると共に(ステップT15)、この超音波の音源の方向を算出する(ステップT16)。なお、DSP118は、ワンタイムパスワードを生成する際の現在時刻に関して、リモート認証用アプリ212cでワンタイムパスワードを生成してから、マイク105,105bに認証用の超音波が入力されるまでの遅延分を補正してもよい。
BIOS112aは、DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致するか否かを判定する(ステップT17)。BIOS112aは、DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致しない場合は(ステップT17の「No」)、ユーザ認証失敗と判定する(ステップT20)。
DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致する場合には(ステップT17の「Yes」)、BIOS112aは、DSP118で算出した超音波の音源の方向がノートPC10Aに対して所定角度範囲内であるか否かを判定する(ステップT18)。超音波の音源の方向がノートPC10Aに対して所定角度範囲内でない場合には(ステップT18の「No」)、BIOS112aは、ユーザ認証失敗と判定する(ステップT20)。他方、超音波の音源の方向がノートPC10Aに対して所定角度範囲内である場合には(ステップT18の「Yes」)、BIOS112aは、ユーザを認証する(ステップT19)。
なお、DSP118は超音波の音源の位置を算出し、BIOS112aは、DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致し、超音波の音源の方向が所定角度範囲内にあり、さらに、超音波の音源がノートPC10Aから所定距離以内の場合に、ユーザを認証することにしてもよい。
以上説明したように、実施例1によれば、移動して使用するタイプのコンピューティング装置10の場合(例えば、ノートPC10A,タブレット10B)に、コンピューティング装置10側からユーザ認証処理を開始することが可能となる。
また、実施例1によれば、wake on voice機能を備えたDSP218を使用してユーザ認証を行っているので、このwake on voice機能は、スマートフォン20Aでは通常装備されている機能であるため、追加の電力消費はなく、例えば、Bluetooth(登録商標)を使用してユーザ認証を行う場合に比して、電力消費を低減することが可能となる。
(実施例2)
図8及び図9を参照して、実施例2に係るユーザ認証システム1を説明する。実施例2では、コンピューティング装置10を固定の位置で使用する場合(例えば、デスクトップPC10C)を想定しており、端末装置20側からユーザ認証処理を開始する。実施例2では、コンピューティング装置10及び端末装置20を、デスクトップPC10C及びスマートフォン20Aに適用した例を説明する。
図8は、実施例2に係るユーザ認証システム1の概略の外観構成図である。図8に示すように、ユーザ認証システム1は、ユーザ認証を行うデスクトップPC10Cと、デスクトップPC10Cのユーザ認証で使用されるスマートフォン20Aとで構成されている。
デスクトップPCは、図8に示すように、本体301と、本体301に接続されたLCD302と、本体301に接続されたキーボード装置等の入力部303を備える。デスクトップPC10Cのハードウェア構成は、LCD302と、入力部303が外部接続される以外は図4のノートPC10Aと同等の構成を有していているので、その説明を省略する。また、スマートフォン20Aの外観構成及びハードウェア構成は図3及び図5と同等の構成である。
図9は、実施例2に係るユーザ認証システム1により実行されるユーザ認証処理の一例を説明するためのフローチャートである。実施例2に係るユーザ認証システム1により実行されるユーザ認証処理を図9のフローチャートに従って説明する。図9において、図7と同等の処理を行うステップには同一のステップ番号を付している。
図9において、スマートフォン20Aでは、リモート認証用アプリ212ccは、デスクトップPC10Cへの近接及び所定のアクションを検出すると(ステップS20の「Yes」)、上述の演算式を使用して、計時回路219から出力される現在時刻に基づいたワンタイムパスワードを生成する(ステップS13)。
リモート認証用アプリ212cは、モーションセンサ部225により検出されたセンサデータ(加速度データ、角速度データ、磁気データ)、及び、GPS測位部226により取得された位置情報等をモニタリングしており、端末装置20のデスクトップPC10Cへの近接及び所定のモーションを検出することが可能に構成されている。例えば、リモート認証用アプリ212cは、スマートフォン20Aを携帯するユーザ(スマートフォン20A)のデスクトップPC10Cへの近接(例えば、デスクトップPC10Cの置かれている部屋に入り)を検出し、所定のアクションとして、例えば、(デスクトップPC10Cの正面で)立ち止まる動作、椅子に座る動作、又はスマートフォン20Aを机に置く動作等を検出した場合に、認証用の超音波を送信してもよい。
DSP218は、リモート認証用アプリ212cの指示に従い、生成されたワンタイムパスワードを所定の変調方式で超音波に変調して(ステップS14)、スピーカ206から出力する(ステップS15)。
ノートPC10Aでは、DSP118は、マイク105a,105bから超音波が入力すると(ステップT13の「Yes」)、超音波からパスワードを復調する(ステップT14)。また、DSP118は、超音波がマイク105a,105bから入力した時刻に基づいて、上述の共通の演算式を使用してワンタイムパスワードを生成すると共に(ステップT15)、この超音波の音源の方向を算出する(ステップT16)。
BIOS112aは、DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致するか否かを判定する(ステップT17)。BIOS112aは、DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致しない場合は(ステップT17の「No」)、ユーザ認証失敗と判定する(ステップT20)。
DSP118で復調されたパスワードとDSP118で生成したタイムパスワードが一致する場合には(ステップT17の「Yes」)、BIOS112aは、DSP118で算出した超音波の音源の方向がデスクトップPC10Cに対して所定角度範囲内であるか否かを判定する(ステップT18)。超音波の音源の方向がデスクトップPC10Cに対して所定角度範囲内でない場合には(ステップT18の「No」)、BIOS112aは、ユーザ認証失敗と判定する(ステップT20)。他方、超音波の音源の方向がデスクトップPC10Cに対して所定角度範囲内である場合には(ステップT18の「Yes」)、BIOS112aは、ユーザを認証する(ステップT19)。
以上説明したように、実施例2によれば、固定の位置で使用するタイプのコンピューティング装置10の場合(例えば、デスクトップPC10C)に、端末装置20側からユーザ認証処理を開始することが可能となる。
1 ユーザ認証システム
10 コンピューティング装置
10A ノートPC
10B タブレット
10C デスクトップPC
11 マイクモジュール
12 スピーカ
13 信号処理部
14 ユーザ認証部
20 端末装置
20A スマートフォン
20B 携帯電話端末
20C スマートウォッチ
21 スピーカ
22 マイク
23 検出部
24 信号処理部
105a、105b マイク
106 スピーカ
111 CPU
112 ROM
112a BIOS
113 メモリ
114 ストレージ
117 オーディオデバイス
118 DSP
120 計時回路
130 OS
205 マイク
206 スピーカ
210 制御部
211 メモリ
212 ストレージ
212a OS
212c リモート認証用アプリ
217 オーディオデバイス
219 計時回路
225 モーションセンサ部
226 GPS測位部

Claims (19)

  1. 端末装置を使用してコンピューティング装置のユーザ認証を行うユーザ認証システムであって、
    前記端末装置が、所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力する出力工程と、
    前記コンピューティング装置に搭載されるマイクモジュールに、前記第1の音が入力された場合に、ユーザを認証する認証工程と、
    を含むことを特徴とするユーザ認証システム。
  2. 前記認証工程では、前記第1の音の音源の方向が、前記コンピューティング装置に対して所定角度範囲内でない場合は、ユーザを認証しないことを特徴とする請求項1に記載のユーザ認証システム。
  3. 前記認証工程では、前記第1の音の音源が前記コンピューティング装置に対して所定距離以上離れている場合は、ユーザを認証しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ認証システム。
  4. 前記所定のイベントは、前記コンピューティング装置のスピーカから出力される第2の音が、前記端末装置のマイクに入力された場合であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のユーザ認証システム。
  5. 前記コンピューティング装置は、前記コンピューティング装置の電源ON、サスペンド状態から復帰、又はロック画面を解除する場合に、前記第2の音を出力することを特徴とする請求項4に記載のユーザ認証システム。
  6. 前記所定のイベントは、前記端末装置が前記コンピューティング装置に近接し、さらに所定のモーションを検出した場合であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のユーザ認証システム。
  7. 少なくとも前記第1の音は、非可聴音であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のユーザ認証システム。
  8. 前記第1の音は、ワンタイムパスワードを音に変調したものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のユーザ認証システム。
  9. 前記コンピューティング装置は、ノートPC、デスクトップPC、又はタブレットであり、前記端末装置は、スマートフォン、携帯電話端末、又はスマートウォッチであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のユーザ認証システム。
  10. 端末装置を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置であって、
    マイクモジュールと、
    前記マイクモジュールから、前記端末装置が出力する第1の音が入力された場合に、ユーザを認証するユーザ認証手段を備えたことを特徴とするコンピューティング装置。
  11. さらに、前記マイクモジュールから入力される前記第1の音の音源の方向を判定する信号処理手段を備え、
    前記ユーザ認証手段は、前記第1の音の音源の方向が前記コンピューティング装置に対して所定角度範囲内でない場合は、ユーザを認証しないことを特徴とする請求項10に記載のコンピューティング装置。
  12. さらに、スピーカを備え、
    前記信号処理手段は、前記コンピューティング装置の電源ON、サスペンド状態から復帰、又は画面ロックを解除する場合に、第2の音を前記スピーカから出力することを特徴とする請求項10又は11に記載のコンピューティング装置。
  13. コンピューティング装置でユーザ認証を行う場合に使用される端末装置であって、
    スピーカと、
    所定のイベントが発生した場合に、前記スピーカから第1の音を出力する信号処理手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  14. さらに、マイクを備え、
    前記所定のイベントは、前記端末装置が、前記コンピューティング装置のスピーカから出力される第2の音が前記マイクに入力された場合であることを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  15. さらに、前記コンピューティング装置への近接及び所定のモーションを検出するための検出部を備え、
    前記所定のイベントは、前記検出部が、前記コンピューティング装置への近接及び所定のモーションを検出した場合であることを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  16. 端末装置を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置の方法であって、
    マイクモジュールから、前記端末装置が出力する第1の音が入力された場合に、ユーザを認証する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  17. コンピューティング装置でユーザ認証を行う場合に使用される端末装置の方法であって、
    所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力させる工程を含むことを特徴とする方法。
  18. 端末装置を使用してユーザ認証を行うコンピューティング装置に搭載されるプログラムであって、
    マイクモジュールから、前記端末装置が出力する第1の音が入力された場合に、ユーザを認証する工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
  19. コンピューティング装置でユーザ認証を行う場合に使用される端末装置に搭載されるプログラムであって、
    所定のイベントが発生した場合に、スピーカから第1の音を出力させる工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
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