JP2019020199A - 降雨検出装置 - Google Patents

降雨検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019020199A
JP2019020199A JP2017137385A JP2017137385A JP2019020199A JP 2019020199 A JP2019020199 A JP 2019020199A JP 2017137385 A JP2017137385 A JP 2017137385A JP 2017137385 A JP2017137385 A JP 2017137385A JP 2019020199 A JP2019020199 A JP 2019020199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rain
signal
rainfall
sound
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017137385A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 和弘
Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2017137385A priority Critical patent/JP2019020199A/ja
Publication of JP2019020199A publication Critical patent/JP2019020199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01WMETEOROLOGY
    • G01W1/00Meteorology
    • G01W1/14Rainfall or precipitation gauges

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】 降雨があったときに降雨の開始を安定した検出感度で検出でき、メンテナンス不要で長期間使用可能な降雨検出装置を提供すること。【解決手段】 降雨時における蓋部20の滴下音と、降雨識別制御部80で降雨の有無を判定し、容器本体10B内の送信手段12で容器本体10Bの外部に設けられた受信部90に判定結果を送信すると共に報知手段94で報知する降雨検出装置100であり、集音部20は、蓋部10A、蓋部10Aの上面に配設されたスポンジ22、スポンジ22の表面および蓋部10Aの外表面に敷設されたアルミニウム箔シート26、スポンジ22の一部を厚さ方向にくり抜いて形成された収納空間22Aに設けられたコンデンサマイク24、を備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、降雨検出装置に関する。
従来の降雨検出装置には、電極に落下した雨により電極を導通させて降雨を検出する方式(例えば特許文献1;特開2003−248062号公報)がある。また、検出面に降った雨を光学的に検出する方式も知られている。
特開2003−248062号公報
特許文献1における降雨検出装置は、電極上に雨等が落下して電極が短絡することにより降雨を検出する構成である。このため電極に雨雫が一粒当たっただけで降雨が検出されることになる。すなわち瞬間的な降雨に対しても降雨を検出してしまうという不具合がある。また、電極を外部に露出させているため長期間の使用においては雨に含まれている不純物により電極が腐食してしまうといった不具合もある。さらには、電極に一旦雨が付いてしまうと、電極上の雨が蒸発するまでの間は降雨が継続していると判断されてしまうため、電極上の雨粒を蒸発させるためのヒータ等を設置しなければならず、小型化や省電力化には向いていないといった課題もある。
光学的に降雨の検出を行う降雨検出装置においても、継続的な降雨を確認するためには検出面に付着した雨を検出面から除去する手段を設けなければならず、小型で省エネルギー化された降雨検出装置にすることが困難である。
そこで本発明は、瞬間的な降雨に対しては降雨検出をすることがなく、ある程度継続した降雨があったときに降雨の開始を安定した検出感度で検出でき、かつメンテナンス不要で長期間使用可能な小型で省エネルギー化を図った降雨検出装置の提供を目的としている。
本発明は、降雨時における蓋部の滴下音を集音する集音部と、前記集音部で集音された前記滴下音を電気信号に変換して容器本体の内部に設けられた降雨識別制御部にて前記降雨の有無を判定し、前記容器本体の内部の検出部より前記容器本体の外部に設けられた受信部に対して判定結果を送信し、報知手段により報知する降雨検出装置であって、前記集音部は、前記蓋部と、前記蓋部の上面に配設された弾性体と、前記弾性体の表面および前記蓋部の外表面に敷設された金属箔シートと、前記弾性体の一部を厚さ方向にくり抜いて形成された収納空間に設けられた集音マイクと、を備えていることを特徴とする降雨検出装置である。
これにより、一瞬の降雨に対しその都度反応することがなく、風音や騒音等の雑音による誤作動がなく、滴下音のみを集音することが可能な集音部とすることができ、降雨の開始と終わりを安定した感度で検出することができる。また、メンテナンスが不要で長期間使用することができる小型で省エネルギー化された降雨検出装置を提供することができる。
また、前記蓋部は上面に凹部が形成され、前記弾性体は前記凹部内に収納され前記弾性体の表面が前記凹部を囲む前記蓋部の外周縁の上面と同一天面に形成されおり、前記金属箔シートは前記弾性体および前記蓋部の外周縁と同一天面上に敷設されていることが好ましい。
これにより、弾性体の上面および弾性体を外側から囲む蓋部の外周縁の上面が同一天面上に位置し、かつ、この同一天面に金属箔シートが敷設されているため、防水性が高く、腐食やごみ等の付着による検出感度への悪影響がないため、メンテナンスが不要でありながらも長期間の使用が可能になる。
また、前記集音マイクは、前記金属箔シートとの間に隙間またはスペーサを介して前記収納空間に設けられていることが好ましい。
これにより、集音部が降雨の滴下音以外の騒音を検出することによる誤動作を確実に防止することができる。
また、前記降雨識別制御部は、前記集音マイクにより集音した前記滴下音を所定周波数帯域で増幅する増幅回路と、前記増幅回路の増幅信号が設定電圧値を超えた場合に検出信号を出力する比較回路と、前記比較回路の出力に応じて一定時間幅のパルス電圧信号を生成するパルス電圧発生回路と、前記パルス電圧発生回路から出力されたパルス電圧信号に応じてコンデンサに電荷を蓄え、該コンデンサに蓄えた電荷を放出する充放電回路と、前記コンデンサに蓄えられた電荷が所定値に達するとセット信号を出力し、所定値より降下するとリセット信号を出力する論理回路とを具備することが好ましい。
これにより、雨粒の滴下による金属箔シートの打音が一定時間幅のパルス電圧信号に変換されているため、雨粒の大きさによって降雨の検出感度が左右されることがない。また、パルス電圧信号に応じて電荷を蓄えるコンデンサとコンデンサの電荷を放電する充放電回路と、コンデンサの電荷量に応じてセット信号とリセット信号を出力する論理回路を採用したことにより、降雨が無くなり、ある程度時間が経過したときに降雨の終わりを検出することが可能である。
また、前記検出部は、前記論理回路から前記セット信号が出力されると前記受信部の前記報知手段を作動させ、前記論理回路から前記リセット信号が出力されると前記受信部の前記報知手段を停止させることがさらに好ましい。
これにより、防音性の高い室内に居ながら降雨の開始と終わりを確実に認識することができる。
本発明における降雨検出装置の構成によれば、瞬間的な降雨にもかかわらず、継続的な降雨としての誤検出やその都度降雨検出してしまう等の不具合の発生がない。また、ある程度継続した降雨があったときに降雨の開始を安定した検出感度で検出するため、人間の感覚に適合した降雨の検出が可能である。また、集音部による降雨の滴下音に基づいて降雨検出を行う構成を採用しているので、集音部に滴下した雨を除去するための構成が不要で、メンテナンス不要で小型で省エネルギー化を実現した降雨検出装置を低コストで提供することができる。
第1実施形態における降雨検出装置の概略構成図である。 図1内における降雨検出装置の検出部の斜視図である。 図2におけるIII−III線における概略断面図である。 図3内のIV部分における拡大図である。 コンデンサマイクから出力された滴下音信号としての電圧信号の周波数解析を行った結果を示すグラフである。 増幅回路による出力と充放電回路におけるコンデンサの電圧と経過時間との関係を示すグラフである。 第2実施形態における降雨検出装置の概略構成図である。
本発明における降雨検出装置について実施形態に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3に示すように本実施形態における降雨検出装置100は、蓋部10Aに集音部20を備え、容器本体10Bに降雨識別制御部80と送信手段12を有する検出部10と、送信手段12と無線通信を行う受信手段92および降雨識別制御部80による降雨検出の判定結果を報知する報知手段94を有する受信部90と、を具備している。このように検出部10と受信部90を有する降雨検出装置100の構成を採用することで、屋外に配設する検出部10と屋内に配設する受信部90の小型化が促進され、検出部10および受信部90の設置箇所の選択肢を増やすことができる点で好都合である。
図2と図3から明らかなように、検出部10は、蓋部10Aと蓋部10Aが着脱可能な容器本体10Bを有している。検出部10の駆動電源は乾電池に代表されるバッテリ10Cを用いることができる。バッテリ10Cは容器本体10Bに収容されている。本実施形態における検出部10は、蓋部10Aに集音部20が配設され、容器本体10Bの内部には、送信手段12と、増幅回路30、比較回路40、パルス電圧発生回路50、充放電回路60、論理回路70を有し降雨の有無を判定する降雨識別制御部80が収容されている。
本実施形態における集音部20は、図3と図4に示すように、検出部10の蓋部10Aの上面に形成された凹部10Aaに配設されている。より詳細には、蓋部10Aと、弾性体としてのスポンジ22および集音マイクとしてのコンデンサマイク24と、スポンジ22および蓋部10Aの表面(上面)に密着させた金属箔シートとしてのアルミニウム箔シート26により形成されている。コンデンサマイク24はスポンジ22の一部を厚さ方向にくり抜いて形成された収納空間22Aに埋設されている。収納空間22Aはスポンジ22の厚さ方向に貫通する収容孔やスポンジ22の上面に配設した収容穴を適宜選択することができる。
本実施形態においては、収納空間22Aに埋設されたコンデンサマイク24の集音面の高さをスポンジ22の上面高さ位置よりも下方位置となるようにしている。本実施形態においてはコンデンサマイク24の振動感知面の上部分にはスポンジ22上面との段差部が形成されることになるが、この段差部にはスポンジ22と同じ素材からなるスペーサ25を配設することによりスポンジ22の上面との高さが同一天面となるように形成されている。
コンデンサマイク24が埋設されたスポンジ22(スペーサ25を含む)の上面には、雑振動を遮蔽しつつも降雨時における滴下音を発生するアルミニウム箔シート26を密着させた状態で貼付させている。このアルミニウム箔シート26は、スポンジ22の上面と同一天面上に位置し、かつ、凹部10Aaを外側から囲む蓋部10Aの外周縁10Abの上面にも密着させた状態で貼付(敷設)されている。このようにコンデンサマイク24はアルミニウム箔シート26との間にスペーサ25を介してスポンジ22内の収納空間22Aに配設されているため、雑音を降雨の滴下音として検出させることが好適に防止される。また、集音部20の上面(検出面)はアルミニウム箔シート26によってスポンジ22の外周縁よりも外側範囲を含むようにして蓋部10Aの外表面に密着されているので、蓋部10A(検出部10)の防水性を高めることができる。
このようなコンデンサマイク24の配設形態によれば、降雨時におけるアルミニウム箔シート26の振動(滴下音)としてコンデンサマイク24により検出させる(滴下音を電気信号に変換する)ことができる。これに対して自動車の走行音や生活騒音等により発生した雑振動によってはアルミニウム箔シート26が振動することがなく、しかもアルミニウム箔シート26とスペーサ25が雑振動遮蔽体として機能するから、コンデンサマイク24により雑振動が検出されてしまうことはない。
また、アルミニウム箔シート26の表面は凹凸のない滑らかな平坦面であるので、風切り音は発生しない。さらに、アルミニウム箔シート26は、スポンジ22の表面に密着させた状態で貼付されているので、アルミニウム箔シート26の表面に対して吹き付ける風に対しても振動をすることがない。このように風に対するアルミニウム箔シート26の振動が防止されているので、集音部20は風による影響を受けない構造になっている。
コンデンサマイク24によって降雨の滴下音によるアルミニウム箔シート26の打音が検出されると、コンデンサマイク24から滴下音信号としての電気信号が出力される。ここでは電気信号として電圧信号を用いている。この電圧信号はコンデンサマイク24に電気的に接続されている増幅回路30に入力されることになる。
本実施形態における増幅回路30は、図1に示すようにコンデンサマイク24に電気的に接続されたアンプ32と、アンプ32に配設されたバンドパスフィルタ33により構成されている。コンデンサマイク24から出力された滴下音信号としての電圧信号の周波数解析を行ったところ、図5に示すグラフに示すような結果を得た。図5から明らかなように、滴下音信号としての電圧信号は800〜1500Hzにピークがあることが明らかである。そこで本実施形態においては、滴下音信号としての電圧信号をアンプ32が有するアクティブフィルタとしてのバンドパスフィルタ33によって所定周波数帯域(800〜1500Hz)で増幅された特定帯域増幅電圧信号(増幅信号)を生成している。このような周波数帯域のバンドパスフィルタ33を用いることにより、コンデンサマイク24が集音した滴下音信号を集音部20への降雨による滴下音の電気信号に絞り込むことができ、精度の高い降雨検出が可能になる。
このようにして得られた特定帯域増幅電圧信号はアンプ32から比較回路40に出力されるここでは、比較回路40としてコンパレータを用いている。コンパレータに入力された特定帯域増幅電圧信号に応じて(特定帯域増幅電圧信号がコンパレータに予め設定されている設定電圧値を超えると)、コンパレータは降雨検出予備信号をパルス電圧発生回路50に出力する。本実施形態においては、パルス電圧発生回路50として単安定マルチバイブレータを用いた。単安定マルチバイブレータは入力された降雨検出予備信号をトリガとして一定時間幅で降雨検出信号をパルス電圧信号として生成し、図6に示すように一定時間幅(300ミリ秒〜500ミリ秒の範囲であることが好ましい)にわたって充放電回路60に出力する。
本実施形態においては、増幅回路30(アンプ32)とパルス電圧発生回路50(単安定マルチバイブレータ)との間に比較回路40(コンパレータ)を介在させることにより、所定の降雨強度に満たない特定帯域増幅電圧信号についてはパルス電圧発生回路50に降雨検出信号を出力させないようにしている。また、パルス電圧発生回路50による降雨検出信号(パルス電圧信号)の一定時間幅にわたる出力は、所定の降雨強度を満たせば、雨粒の大小に関係なく一定にしている。これらにより、人間の感覚に近い降雨の検出を行うことが可能になる点で好都合である。
パルス電圧発生回路50により一定時間幅にわたって出力されたパルス電圧信号は、充放電回路60に入力される。本実施形態における充放電回路60は、第1電気抵抗器62A、ダイオード62B、コンデンサ62Cからなる充電回路62と、コンデンサ62Cに蓄えた電荷を放出させる電気抵抗器からなる放電回路64とを有している。パルス電圧発生回路50から出力されたパルス電圧信号は、第1電気抵抗器62Aおよびダイオード62Bを経由させた後にコンデンサ62Cへ入力される。コンデンサ62Cはパルス電圧信号の累積継続時間を蓄電電圧(蓄えた電荷)によりカウントしている。
なお、本実施形態における単安定マルチバイブレータは、降雨検出予備信号をトリガとして一定時間幅にわたってパルス電圧信号(降雨検出信号)を出力している間においては、トリガとなった降雨検出予備信号の後に追加入力された降雨検出予備信号を無視するように設定されている。このような設定により、きわめて短い時間内で複数回の降雨検出予備信号が検出されたとしても、充電回路62(コンデンサ62C)にはカウントされることがなく、本来必要としない降雨以外の雑振動の検出を防ぐことができる点において好都合である。
また、コンデンサ62Cには放電回路64としての第2電気抵抗器が電気的に接続されている。本実施形態における第2電気抵抗器は第1電気抵抗器62Aよりも電気抵抗値が高いものを用いている。ここでは第2電気抵抗器の電気抵抗値を第1電気抵抗器62Aの電気抵抗値の5,000倍とした。放電回路64はコンデンサ62Cに蓄積された電圧を一定の速度で放電させていることにより、充電回路62(コンデンサ62C)における降雨検出信号の累積継続時間を一定速度で減じている。
コンデンサの蓄電電圧の値(降雨検出信号の累積継続時間)が所定値(予め設定された通知電圧(通知トリガ時間))に到達すると、論理回路70のセット信号出力部72によりセット信号としての降雨通知信号が出力される。セット信号出力部72から出力された降雨通知信号(降雨ありとの判定結果)は送信手段12によって容器本体10Bの外部(室内)に設けられた受信部90に向けて無線出力される。この無線による降雨通知信号を室内に配設されている受信部90に内蔵された受信手段92が受信すると、これをトリガとして同じく受信部90に配設されている報知手段94が作動して音、光、振動等を発生させることにより使用者に降雨の検出が通知されるのである。
以上の降雨検出信号のみを使用者に通知するフローに対して、短時間の降雨があった後、降雨が途切れた場合について説明する。この場合、充電回路62には最初の降雨時の降雨検出信号の継続時間が累積された後(報知手段94による通知の有無は問わない)は、放電回路64により充電回路62から降雨検出信号の累積継続時間が減算される(コンデンサ62Cに蓄電された電荷が放出される)のみとなる。
充電回路62の降雨検出信号の累積継続時間(コンデンサの蓄電電圧の値(降雨検出信号の累積継続時間))が所定値より降下する(累積継続時間が予め設定されている所定のリセット時間に到達する)と、論理回路70のリセット信号出力部74からリセット信号(降雨停止通知信号)が出力される。リセット信号出力部74から出力されたリセット信号は送信手段12によって受信部90に向けて無線出力される。この無線によるリセット信号を室内に配設されている受信部90に内蔵された受信手段92が受信すると、報知手段94による降雨の報知動作が停止される。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態における降雨検出装置の概略構成図である。本実施形態においては、第1実施形態と同様の構成については図中に第1実施形態と同じ符号を付すことによりここでの詳細な説明を省略している。本実施形態においては、論理回路70の構成が特徴部分である。
本実施形態における論理回路70は、送信手段12に接続されたフリップフロップ76、フリップフロップ76に接続されたセット用コンパレータ77およびリセット用コンパレータ78と、電気抵抗器R1,R2,R3とにより構成されている。セット用コンパレータ77はコンデンサ62Cの蓄電電圧が所定の通知値に到達したときにフリップフロップ76をセットする。フリップフロップ76がセットされるとセット信号が出力され送信手段12から受信部90にセット信号が送信される。これに対して、コンデンサ62Cの蓄電電圧が所定のリセット値に到達すると、リセット用コンパレータ78がフリップフロップ76をリセットする。フリップフロップ76がセットされるとセット信号が出力され送信手段12から受信部90にセット信号が送信される。
図7に示す電気抵抗器R1と電気抵抗器R2と電気抵抗器R3の電気的公知が等しい場合には、第1実施形態と同様に、電源電圧の2/3の電圧が所定の通知値、電源電圧の1/3の電圧が所定のリセット値となる。すなわち、降雨が継続している間は、セット用コンパレータ77がフリップフロップ76をセットする。これにより報知手段94により降雨が報知される。また、フリップフロップ76がセットされた後、所定時間以上にわたって降雨が止むと、放電回路64により電圧が低下し、電圧がリセット値に達する(リセット値より降下する)とリセット用コンパレータ78がフリップフロップ76をリセットするので報知手段94による降雨の報知が解除される。
なお、報知手段94は、ランプの点灯または点滅やスピーカからの音声出力により降雨検出の報知を行い、ランプの消灯または点灯やスピーカをオフさせることにより、降雨検出の報知を停止している。本実施形態における報知手段94は降雨中において降雨の報知を継続的に行っているため、スピーカによる降雨検出の報知は最初の報知時のみ所定の報知継続時間にわたるものとし、ランプによる降雨の報知は点灯や点滅又は消灯によるものにすることが好ましい。
以上に本実施形態における降雨検出装置100について説明したが、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の実施形態においては、容器本体10Bの内部に設けられた検出部10と容器本体10Bの外部に設けられた受信部90とからなる分離・無線通信型の降雨検出装置100の形態について説明したが、検出部10と受信部90の通信は有線で行うこともできる。また、検出部10と受信部90を共に容器本体10Bに配設した形態を採用することもできる。
また、第1実施形態においては、コンデンサマイク24の集音面の高さ位置をスポンジ22の上面の高さ位置よりも低くすると共に、コンデンサマイク24の集音面とスポンジ22の上面との段差部にスペーサ25を配設しているが、この形態に限定されるものではない。スペーサ25の配設を省略した状態でアルミニウム箔シート26を敷設し、コンデンサマイク24の集音面がアルミニウム箔シート26との間に隙間を介した状態にすることもできる。さらには、コンデンサマイク24の集音面をスポンジ22の上面と同一天面にすると共に、スポンジ22とアルミニウム箔シート26の間にスポンジ22と同一平面形状のスペーサが配設された形態を採用することもできる。
また、本実施形態における降雨検出装置100の検出感度は、パルス電圧発生回路50としての単安定マルチバイブレータによるパルス電圧信号の出力継続時間や、充電回路62を構成する第1電気抵抗器62Aの電気抵抗値を変更することにより調整可能である。よって第1電気抵抗器62Aには可変電気抵抗器を用いることが好ましいといえる。
また、降雨中における消費電力を低減させるためには、パルス電圧発生回路50としての単安定マルチバイブレータによるパルス電圧信号の出力継続時間を決定している電気抵抗器RとコンデンサCの調整を行えばよい。具体的にはコンデンサCの静電容量小さくし、電気抵抗器Rの電気抵抗値を大きくすればよい。このように単安定マルチバイブレータの直前に配設されている電気抵抗器RとコンデンサCの調整を行うことにより、降雨識別制御部80における消費電流値は待機時0.14mA、降雨時0.16mAにすることができた。単純計算では2000mAのバッテリ10Cで18.5か月の使用が可能になる。
また、受信部90の受信手段92がリセット信号を受信した場合、これをトリガとして報知手段94を作動させて音、光、振動等を発生させることにより使用者に降雨停止を通知するようにしてもよい。このとき、報知手段94による報知内容は、降雨検出時における報知内容とは異ならせておくことが好ましい。
また、本発明は以上の実施形態に説明しているとおり、主として降雨を検出するためのものであるがこれに限定されるものではない。例えば、霰、霙、雹等のように滴下音を発生させることができるものであれば、それぞれの降り始め(や降り終わり)を雨と同様に検出することができる。すなわち本発明における降雨とは、降霰、降霙、降雹等を含む概念である。
さらには、以上の実施形態における構成に対し、明細書中に記載されている各種変形例や、他の公知の構成を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 検出部,
10A 蓋部,10Aa 凹部,10Ab 外周縁,
10B 容器本体,10C バッテリ,12 送信手段,
20 集音部,
22 スポンジ(弾性体),22A 収納空間,
24 コンデンサマイク(集音マイク),
25 スペーサ,26 アルミニウム箔シート(金属箔シート),
30 増幅回路,
32 アンプ,33 バンドパスフィルタ,
40 比較回路,
50 パルス電圧発生回路,
60 充放電回路,
62 充電回路,
62A 第1電気抵抗器,62B ダイオード,62C コンデンサ,
64 放電回路,
70 論理回路,
72 セット信号出力部,74 リセット信号出力部,
76 フリップフロップ,
77 セット用コンパレータ,78 リセット用コンパレータ,
80 降雨識別制御部,
90 受信部,
92 受信手段,94 報知手段,
100 降雨検出装置

Claims (5)

  1. 降雨時における蓋部の滴下音を集音する集音部と、前記集音部で集音された前記滴下音を電気信号に変換して容器本体の内部に設けられた降雨識別制御部にて前記降雨の有無を判定し、前記容器本体の内部の検出部より前記容器本体の外部に設けられた受信部に対して判定結果を送信し、報知手段により報知する降雨検出装置であって、
    前記集音部は、
    前記蓋部と、前記蓋部の上面に配設された弾性体と、前記弾性体の表面および前記蓋部の外表面に敷設された金属箔シートと、前記弾性体の一部を厚さ方向にくり抜いて形成された収納空間に設けられた集音マイクと、を備えていることを特徴とする降雨検出装置。
  2. 前記蓋部は上面に凹部が形成され、
    前記弾性体は前記凹部内に収納され前記弾性体の表面が前記凹部を囲む前記蓋部の外周縁の上面と同一天面に形成されおり、
    前記金属箔シートは前記弾性体および前記蓋部の外周縁と同一天面上に敷設されていることを特徴とする請求項1記載の降雨検出装置。
  3. 前記集音マイクは、前記金属箔シートとの間に隙間またはスペーサを介して前記収納空間に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の降雨検出装置。
  4. 前記降雨識別制御部は、
    前記集音マイクにより集音した前記滴下音を所定周波数帯域で増幅する増幅回路と、
    前記増幅回路の増幅信号が設定電圧値を超えた場合に検出信号を出力する比較回路と、
    前記比較回路の出力に応じて一定時間幅のパルス電圧信号を生成するパルス電圧発生回路と、
    前記パルス電圧発生回路から出力されたパルス電圧信号に応じてコンデンサに電荷を蓄え、該コンデンサに蓄えた電荷を放出する充放電回路と、
    前記コンデンサに蓄えられた電荷が所定値に達するとセット信号を出力し、所定値より降下するとリセット信号を出力する論理回路とを具備することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の降雨検出装置。
  5. 前記検出部は、
    前記論理回路から前記セット信号が出力されると前記受信部の前記報知手段を作動させ、前記論理回路から前記リセット信号が出力されると前記受信部の前記報知手段を停止させることを特徴とする請求項4記載の降雨検出装置。
JP2017137385A 2017-07-13 2017-07-13 降雨検出装置 Pending JP2019020199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017137385A JP2019020199A (ja) 2017-07-13 2017-07-13 降雨検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017137385A JP2019020199A (ja) 2017-07-13 2017-07-13 降雨検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019020199A true JP2019020199A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65353082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017137385A Pending JP2019020199A (ja) 2017-07-13 2017-07-13 降雨検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019020199A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110609338A (zh) * 2019-09-18 2019-12-24 江汉大学 点滴式雨量传感器
CN112526643A (zh) * 2020-12-19 2021-03-19 河南安宏信息科技有限公司 雨量器收集口自动遮挡装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110609338A (zh) * 2019-09-18 2019-12-24 江汉大学 点滴式雨量传感器
CN112526643A (zh) * 2020-12-19 2021-03-19 河南安宏信息科技有限公司 雨量器收集口自动遮挡装置
CN112526643B (zh) * 2020-12-19 2023-06-16 河南安宏信息科技有限公司 雨量器收集口自动遮挡装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9461605B2 (en) Electronic device
ES2299851T3 (es) Monitorizacion para piscinas.
JP2019020199A (ja) 降雨検出装置
US20220117457A1 (en) Debris collecting base station, cleaning robot and cleaning system
TW201041556A (en) Cleaning apparatus and detecting method thereof
US9772671B1 (en) Low-power alarm detector
US9671278B2 (en) Toilet flush detection system utilizing transducer with piezoelectric sounder element
US20070071248A1 (en) Hearing aid storage case with hearing aid activity detection
US20180164134A1 (en) Pneumatic sensor in electronic cigarette, device for processing airflow, and electronic cigarette
CN208206570U (zh) 一种室内用多功能空气采样装置
US6097296A (en) Apparatus and method for detecting tornadoes
CA2962716C (en) Wireless acoustic glass breakage detectors
US20080042862A1 (en) Alarm device for indicating excessive static electricity
CN204288407U (zh) 一种基于单片机控制红外报警系统
US9438714B2 (en) Phone call amplification assembly
CN108572013B (zh) 吸烟量监测装置及吸烟量监测系统
CN211506687U (zh) 分布式森林火灾监测装置及分布式森林火灾监测系统
CN208092900U (zh) 一种基于物联网信号传输的工业烟雾报警装置
CN207909289U (zh) 一种便于维护的吸气式烟感探测器进烟盒
WO2020257855A1 (en) Device and method for indicating an emergency exit
CN204744625U (zh) 一种具有高续航能力的大小便监测装置
JP2006250815A (ja) 降雨検出装置
CN220672213U (zh) 一种应用于设备状态采集的声纹识别装置
JPS59115929A (ja) エア−フイルタ−の目詰り検出器
CN216053227U (zh) 室内用被动红外移动探测器