JP2019012774A - 放射線検出器 - Google Patents

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浩志 鬼橋
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Abstract

【課題】放射線の入射開始時を検出することができ、且つ、放射線画像の品質の劣化を抑制することができる放射線検出器を提供する。【解決手段】放射線検出器は、基板と、前記基板に設けられ、第1の方向に延びる複数の制御ライン2c1と、前記基板に設けられ、第1の方向に交差する第2の方向に延びる複数のデータライン2c2と、対応する制御ラインと対応するデータラインとに電気的に接続された第1のトランジスタ2b2と、第1のトランジスタの放射線の照射側に設けられた第1の遮蔽部2b4と、を有する。放射線を電気的な情報に変換する複数の検出部2gと、対応する制御ラインと対応するデータラインとに電気的に接続された第2のトランジスタと、第2のトランジスタの放射線の照射側に設けられた第2の遮蔽部と、を有する少なくとも1つの入射放射線検出部と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、放射線検出器に関する。
放射線検出器の一例にX線検出器がある。X線検出器には、例えば、複数の光電変換部を有するアレイ基板と、複数の光電変換部の上に設けられX線を蛍光に変換するシンチレータとが設けられている。また、光電変換部には、シンチレータからの蛍光を電荷に変換する光電変換素子、電荷の蓄積および放出のスイッチングを行う薄膜トランジスタ、電荷を蓄積する蓄積キャパシタなどが設けられている。
一般的には、X線検出器は、以下のようにして電荷を読み出す。まず、外部から入力された信号によりX線の入射を認識する。次に、予め定められた時間の経過後に、読み出しを行う光電変換部の薄膜トランジスタをオン状態にして、蓄積された電荷を積分アンプで電圧に変換し読み出す。
しかしながら、この様にすると、X線検出器の動作の開始が外部からの信号に依存することになるので、タイムラグなどにより処理時間が長くなるという問題がある。
ここで、半導体材料に光を照射すると、半導体材料から電子が放出される(光電効果)。そのため、半導体材料を含む薄膜トランジスタに、シンチレータにおいて発生した蛍光を入射させれば、薄膜トランジスタがオフ状態となっていても、ソース電極とドレイン電極との間に電流が流れる。また、薄膜トランジスタのドレイン電極はデータラインと電気的に接続されている。そのため、光電効果により発生した電流をデータラインを介して検出すればX線の入射開始時を知ることができる。
ところが、X線画像の撮影時に光電効果による電流がデータラインに流れると、撮影されたX線画像の品質が劣化するおそれがある。
そこで、X線の入射開始時を検出することができ、且つ、X線画像の品質の劣化を抑制することができるX線検出器の開発が望まれていた。
特表2014−526178号公報
本発明が解決しようとする課題は、放射線の入射開始時を検出することができ、且つ、放射線画像の品質の劣化を抑制することができる放射線検出器を提供することである。
実施形態に係る放射線検出器は、基板と、前記基板に設けられ、第1の方向に延びる複数の制御ラインと、前記基板に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びる複数のデータラインと、対応する前記制御ラインと対応する前記データラインとに電気的に接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの放射線の照射側に設けられた第1の遮蔽部と、を有し、前記放射線を電気的な情報に変換する複数の検出部と、対応する前記制御ラインと対応する前記データラインとに電気的に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの前記放射線の照射側に設けられた第2の遮蔽部と、を有する少なくとも1つの入射放射線検出部と、を備えている。
前記第2の遮蔽部の蛍光の透過率または前記放射線の透過率は、前記第1の遮蔽部の蛍光の透過率または前記放射線の透過率より高い。
X線検出器を例示するための模式斜視図である。 X線検出器のブロック図である。 アレイ基板の回路図である。 光電変換部に設けられた薄膜トランジスタと遮蔽部を例示するための模式断面図である。 他の実施形態に係る入射X線検出部に設けられた薄膜トランジスタと遮蔽部を例示するための模式断面図である。 他の実施形態に係るアレイ基板の回路図である。 他の実施形態に係る光電変換部を例示するための模式断面図である。 他の実施形態に係る光電変換部を例示するための模式断面図である。 (a)〜(c)は、導光部を例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施の形態に係る放射線検出器は、X線のほかにもγ線などの各種放射線に適用させることができる。ここでは、一例として、放射線の中の代表的なものとしてX線に係る場合を例にとり説明をする。したがって、以下の実施形態の「X線」を「他の放射線」に置き換えることにより、他の放射線にも適用させることができる。
また、以下に例示をするX線検出器1は、放射線画像であるX線画像を検出するX線平面センサである。X線平面センサには、大きく分けて直接変換方式と間接変換方式がある。
直接変換方式は、入射X線により光導電膜内部に発生した光導電電荷(電荷)を高電界により電荷蓄積用の蓄積キャパシタに直接導く方式である。
間接変換方式は、X線をシンチレータにより蛍光(可視光)に変換し、蛍光をフォトダイオードなどの光電変換素子により電荷に変換し、電荷を蓄積キャパシタに導く方式である。
以下においては、一例として、間接変換方式のX線検出器1を例示するが、本発明は直接変換方式のX線検出器にも適用することができる。
すなわち、X線検出器は、X線を電気的な情報に変換する検出部を有するものであれば良い。検出部は、例えば、X線を直接的またはシンチレータと協働して検出するものとすることができる。
なお、直接変換方式のX線検出器には既知の技術を適用することができるので、詳細な説明は省略する。
また、X線検出器1は、例えば、一般医療用途などに用いることができるが、用途に限定はない。
図1は、X線検出器1を例示するための模式斜視図である。
なお、図1においては、バイアスライン2c3などを省いて描いている。
図2は、X線検出器1のブロック図である。
図3は、アレイ基板2の回路図である。
図1〜図3に示すように、X線検出器1には、アレイ基板2、信号処理部3、画像処理部4、シンチレータ5、および入射判定部6が設けられている。
アレイ基板2は、シンチレータ5によりX線から変換された蛍光(可視光)を電気信号に変換する。
アレイ基板2は、基板2a、光電変換部2b、制御ライン(又はゲートライン)2c1、データライン(又はシグナルライン)2c2、バイアスライン2c3、および入射X線検出部2gを有する。
本実施の形態においては、光電変換部2bがX線をシンチレータ5と協働して検出する検出部となる。
なお、光電変換部2b、制御ライン2c1、データライン2c2、およびバイアスライン2c3などの数は例示をしたものに限定されるわけではない。
基板2aは、板状を呈し、無アルカリガラスなどの透光性材料から形成されている。
光電変換部2bは、基板2aの一方の面に複数設けられている。
光電変換部2bは、制御ライン2c1とデータライン2c2とにより画された領域に設けられている。複数の光電変換部2bは、マトリクス状に並べられている。
なお、1つの光電変換部2bは、X線画像における1つの画素(pixel)に対応する。
複数の光電変換部2bのそれぞれには、光電変換素子2b1、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)2b2(第1のトランジスタの一例に相当する)、および遮蔽部2b4(第1の遮蔽部の一例に相当する)が設けられている。
また、図3に示すように、光電変換素子2b1において変換した電荷が供給される蓄積キャパシタ2b3を設けることができる。蓄積キャパシタ2b3は、例えば、矩形平板状を呈し、薄膜トランジスタ2b2の下に設けることができる。ただし、光電変換素子2b1の容量によっては、光電変換素子2b1が蓄積キャパシタ2b3を兼ねることができる。
この場合、薄膜トランジスタ2b2をオン状態とすることで光電変換部2bから電荷が放出され、薄膜トランジスタ2b2をオフ状態とすることで光電変換部2bに電荷が蓄積される。
なお、蓄積キャパシタ2b3が設けられる場合には、薄膜トランジスタ2b2をオフ状態にするとバイアスライン2c3から蓄積キャパシタ2b3に一定の電荷が蓄積され、薄膜トランジスタ2b2をオン状態にすると蓄積キャパシタ2b3に蓄積されている電荷が放出される。
光電変換素子2b1が蓄積キャパシタ2b3を兼ねる場合(蓄積キャパシタ2b3が省略される場合)には、電荷の蓄積および放出が行われるのは光電変換素子2b1となる。
なお、以下においては、一例として、蓄積キャパシタ2b3が設けられる場合を例示する。
光電変換素子2b1は、例えば、フォトダイオードなどとすることができる。
薄膜トランジスタ2b2は、蓄積キャパシタ2b3への電荷の蓄積および放出のスイッチングを行う。薄膜トランジスタ2b2は、アモルファスシリコン(a−Si)やポリシリコン(P−Si)などの半導体材料を含むものとすることができる。薄膜トランジスタ2b2は、ゲート電極2b2a、ドレイン電極2b2b及びソース電極2b2cを有している。薄膜トランジスタ2b2のゲート電極2b2aは、対応する制御ライン2c1と電気的に接続される。薄膜トランジスタ2b2のドレイン電極2b2bは、対応するデータライン2c2と電気的に接続される。
すなわち、薄膜トランジスタ2b2は、対応する制御ライン2c1と対応するデータライン2c2とに電気的に接続されている。薄膜トランジスタ2b2のソース電極2b2cは、対応する光電変換素子2b1と蓄積キャパシタ2b3とに電気的に接続される。また、光電変換素子2b1のアノード側と蓄積キャパシタ2b3は、対応するバイアスライン2c3と電気的に接続される(図3を参照)。
遮蔽部2b4は、膜状を呈し、薄膜トランジスタ2b2とシンチレータ5との間に設けられている。すなわち、遮蔽部2b4は、薄膜トランジスタ2b2のX線の照射側に設けられている。遮蔽部2b4は、光電変換素子2b1とシンチレータ5との間には設けられていない。遮蔽部2b4は、シンチレータ5において発生した蛍光が薄膜トランジスタ2b2のチャネル2b2dに入射するのを抑制する。遮蔽部2b4は、例えば、クロム、モリブデン、タングステン、遮光性を有する樹脂などを含むものとすることができる。
なお、遮蔽部2b4の作用に関する詳細は後述する。
制御ライン2c1は、所定の間隔をあけて互いに平行に複数設けられている。制御ライン2c1は、例えば、行方向(第1の方向の一例に相当する)に延びている。
1つの制御ライン2c1は、基板2aの周縁近傍に設けられた複数の配線パッド2d1のうちの1つと電気的に接続されている。1つの配線パッド2d1には、フレキシブルプリント基板2e1に設けられた複数の配線のうちの1つが電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板2e1に設けられた複数の配線の他端は、信号処理部3に設けられた制御回路31とそれぞれ電気的に接続されている。
データライン2c2は、所定の間隔をあけて互いに平行に複数設けられている。データライン2c2は、例えば、行方向に直交する列方向(第2の方向の一例に相当する)に延びている。
1つのデータライン2c2は、基板2aの周縁近傍に設けられた複数の配線パッド2d2のうちの1つと電気的に接続されている。1つの配線パッド2d2には、フレキシブルプリント基板2e2に設けられた複数の配線のうちの1つが電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板2e2に設けられた複数の配線の他端は、信号処理部3に設けられた信号検出回路32とそれぞれ電気的に接続されている。
図3に示すように、バイアスライン2c3は、データライン2c2とデータライン2c2との間に、データライン2c2と平行に設けられている。
バイアスライン2c3には、図示しないバイアス電源が電気的に接続されている。図示しないバイアス電源は、例えば、信号処理部3などに設けることができる。
なお、バイアスライン2c3は、必ずしも必要ではなく、必要に応じて設けるようにすればよい。バイアスライン2c3が設けられない場合には、光電変換素子2b1のアノード側と蓄積キャパシタ2b3は、バイアスライン2c3に代えてグランドに電気的に接続される。
制御ライン2c1、データライン2c2、およびバイアスライン2c3は、例えば、アルミニウムやクロムなどの低抵抗金属を用いて形成することができる。
保護層2fは、光電変換部2b、制御ライン2c1、データライン2c2、およびバイアスライン2c3を覆っている。
保護層2fは、例えば、酸化物絶縁材料、窒化物絶縁材料、酸窒化物絶縁材料、および樹脂材料の少なくとも1種を含む。
入射X線検出部2gは、X線の入射を検出する。
入射X線検出部2gには、少なくとも薄膜トランジスタ2b2(第2のトランジスタの一例に相当する)が設けられている。薄膜トランジスタ2b2は、対応する制御ライン2c1と対応するデータライン2c2とに電気的に接続されている。入射X線検出部2gには、光電変換素子2b1および蓄積キャパシタ2b3をさらに設けることができる。ただし、図1および図3に例示をした入射X線検出部2gの場合には、遮蔽部2b4が設けられていない。
入射X線検出部2gの構成要素が光電変換部2bの構成要素と同じであれば、同一の工程で入射X線検出部2gと光電変換部2bを形成することができる。そのため、生産効率を向上させることができる。
信号処理部3は、アレイ基板2の、シンチレータ5側とは反対側に設けられている。
信号処理部3には、制御回路31と、信号検出回路32とが設けられている。
制御回路31は、薄膜トランジスタ2b2のオン状態とオフ状態を切り替える。
図2に示すように、制御回路31は、複数のゲートドライバ31aと行選択回路31bとを有する。
行選択回路31bには、画像処理部4などから制御信号S1が入力される。行選択回路31bは、X線画像の走査方向に従って、対応するゲートドライバ31aに制御信号S1を入力する。
ゲートドライバ31aは、対応する制御ライン2c1に制御信号S1を入力する。
例えば、制御回路31は、フレキシブルプリント基板2e1と制御ライン2c1とを介して、制御信号S1を各制御ライン2c1毎に順次入力する。制御ライン2c1に入力された制御信号S1により薄膜トランジスタ2b2がオン状態となり、光電変換部2b(蓄積キャパシタ2b3)からの電荷(画像データ信号S2)が受信できるようになる。
信号検出回路32は、薄膜トランジスタ2b2がオン状態の時に、光電変換部2b(蓄積キャパシタ2b3)から電荷(画像データ信号S2)を読み出す。
画像処理部4は、複数の光電変換部2bからの画像データ信号S2に基づいて、X線画像を構成する。画像処理部4は、配線を介して、信号処理部3および入射判定部6と電気的に接続されている。なお、画像処理部4および入射判定部6は、信号処理部3と一体化されていてもよい。
シンチレータ5は、複数の光電変換素子2b1の上に設けられ、入射するX線を可視光すなわち蛍光に変換する。シンチレータ5は、基板2a上の複数の光電変換部2bが設けられた領域(有効画素領域)を覆うように設けられている。
シンチレータ5は、例えば、ヨウ化セシウム(CsI):タリウム(Tl)、あるいはヨウ化ナトリウム(NaI):タリウム(Tl)などを用いて形成することができる。この場合、真空蒸着法などを用いて、シンチレータ5を形成すれば、複数の柱状結晶の集合体からなるシンチレータ5が形成される。
また、シンチレータ5は、例えば、酸硫化ガドリニウム(GdS)などを用いて形成することもできる。この場合、複数の光電変換部2bごとに四角柱状のシンチレータ5が設けられるように、マトリクス状の溝部を形成することができる。溝部には、大気(空気)、あるいは酸化防止用の窒素ガスなどの不活性ガスが満たされるようにすることができる。また、溝部が真空状態となるようにしてもよい。
その他、蛍光の利用効率を高めて感度特性を改善するために、シンチレータ5の表面側(X線の入射面側)を覆うように図示しない反射層を設けることができる。
また、空気中に含まれる水蒸気により、シンチレータ5の特性と図示しない反射層の特性が劣化するのを抑制するために、シンチレータ5と図示しない反射層を覆う図示しない防湿体を設けることができる。
ここで、一般的なX線検出器においては、以下のようにしてX線画像を構成する。
まず、制御回路31は、薄膜トランジスタ2b2をオフ状態にする。薄膜トランジスタ2b2がオフ状態となることで、バイアスライン2c3を介して一定の電荷が蓄積キャパシタ2b3に蓄積される。次に、X線が照射されると、シンチレータ5によりX線が蛍光に変換される。蛍光が光電変換素子2b1に入射すると、光電効果によって電荷(電子およびホール)が発生し、発生した電荷と、蓄積されている電荷(異種電荷)とが結合して蓄積されている電荷が減少する。次に、制御回路31は、薄膜トランジスタ2b2を順次オン状態にする。信号検出回路32は、サンプリング信号に従って各蓄積キャパシタ2b3に蓄積されている電荷(画像データ信号S2)をデータライン2c2を介して読み出す。
画像処理部4は、読み出された画像データ信号S2を受信し、受信した画像データ信号S2を順次増幅し、増幅された画像データ信号S2(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。そして、画像処理部4は、デジタル信号に変換された画像データ信号S2に基づいて、X線画像を構成する。構成されたX線画像のデータは、画像処理部4から記憶部6aなどに向けて出力される。
また、一般的なX線検出器においては、以下のようにして撮影動作を開始する。まず、X線源などの外部機器からの信号により、X線がX線検出器に入射したのを認識する。次に、予め定められた時間の経過後に、読み出しを行う光電変換部2bの薄膜トランジスタ2b2をオン状態にして、蓄積された電荷を読み出す。すなわち、一般的なX線検出器の場合は、X線が実際にX線検出器に入射したのを検出しているわけではない。
そのため、外部機器からの信号が入力された時点と、読み出し動作を開始する時点との間に所定の時間を設ける必要がある。その結果、タイムラグなどが生じ、処理時間が長くなる。
そこで、本実施の形態に係るX線検出器1には、入射X線検出部2gと入射判定部6とが設けられている。
入射判定部6は、入射X線検出部2gと電気的に接続されている。例えば、入射判定部6は、入射X線検出部2gが電気的に接続されたデータライン2c2と電気的に接続されている。入射判定部6は、薄膜トランジスタ2b2がオフ状態の時に、入射X線検出部2gから出力された電流に基づいてX線の入射開始時を判定する。例えば、入射判定部6は、入射X線検出部2gから出力された電流を検出し、検出された電流の値が所定の閾値を超えた場合には、X線が入射したと判定することができる。
入射判定部6は、X線の入射を知らせる信号を信号処理部3に送信する。入射X線検出部2gと入射判定部6とが設けられていれば、X線の入射開始時を直接判定することができるので、タイムラグなどが生じることがない。そのため、処理時間が長くなるのを抑制することができる。
また、入射判定部6には、X線画像のデータを記憶する記憶部6aを設けることができる。
入射判定部6は、X線の入射が開始されたと判定した際に、X線画像のデータを識別する識別情報を取得する。識別情報は、例えば、X線の入射開始を検知した時刻やID番号などとすることができる。入射判定部6は、識別情報と、対応するX線画像のデータとを関連付けるとともに記憶部6aに記憶させる。
画像処理部4は、入射判定部6からの信号に基づいて、X線の入射の開始後に、撮影動作を中止するとともに、識別情報を用いて記憶部6aに記憶されている所望のX線画像のデータを抽出する。
次に、入射X線検出部2gについてさらに説明する。
半導体材料に光を照射すると、半導体材料から電子が放出される(光電効果)。そのため、半導体材料を含む薄膜トランジスタ2b2に、シンチレータ5において発生した蛍光を入射させれば、薄膜トランジスタ2b2がオフ状態となっていても、ソース電極2b2cとドレイン電極2b2bとの間に電流が流れる。また、薄膜トランジスタ2b2のドレイン電極2b2bはデータライン2c2と電気的に接続されている。そのため、入射判定部6は、光電効果により発生した電流をデータライン2c2を介して検出することができるので、X線の入射開始時を判定することができる。
ところが、X線画像の構成時においては、光電効果による電流はノイズとなる。そのため、光電効果による電流が付加された画像データ信号S2を用いてX線画像を構成すると、X線画像の品質が劣化するおそれがある。例えば、撮影されたX線画像のコントラストが低くなるおそれがある。
そこで、本実施の形態に係るX線検出器1においては、図1および図3に示すように、光電変換部2bには遮蔽部2b4を設け、入射X線検出部2gには遮蔽部2b4を設けないようにしている。
X線画像の撮影に用いる光電変換部2bに遮蔽部2b4を設ければ、薄膜トランジスタ2b2において光電効果による電流が生じるのを抑制することができる。そのため、X線画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
入射X線検出部2gに遮蔽部2b4を設けないようにすれば、薄膜トランジスタ2b2において光電効果による電流を容易に生じさせることができる。そのため、X線の入射開始時を容易に検出することができる。
前述したように、X線画像の構成時においては、入射X線検出部2gにおいて光電効果により生じた電流はノイズとなる。そのため、画像処理部4は、X線画像を構成する際に、入射X線検出部2gから出力された画像データ信号S2を削除する、または、信号に対して所定の補正をする。
また、重要な撮影対象はX線画像の中央領域に写るようにし、それほど重要ではない撮影対象はX線画像の周縁領域に写るようにする場合が多い。そのため、入射X線検出部2gは、X線画像の周縁領域、すなわち、アレイ基板2の周縁側に設けることが好ましい。
例えば、図1および図3に示すように、マトリクス状に並べられた複数の光電変換部2bの端に入射X線検出部2gを設けることができる。例えば、端に設けられる光電変換部2bを形成する際に、遮蔽部2b4を形成しないようにして入射X線検出部2gとすることができる。入射X線検出部2gが端に設けられていれば、前述したノイズの影響が大きい場合であっても、重要な撮影対象の画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
入射X線検出部2gの数には特に限定はない。すなわち、入射X線検出部2gは、少なくとも1つ設けられていればよい。ただし、入射X線検出部2gの数を多くすれば、半導体材料の面積を増加させることができるので、光電効果により生じる電流を増加させることができる。そのため、X線の入射開始時を検出するのが容易となる。
一方、入射X線検出部2gの数を多くしすぎると、前述したノイズの影響が大きくなるので、X線画像の品質が劣化するおそれがある。そのため、入射X線検出部2gの数は、実験やシミュレーションを行うことで決定することが好ましい。
また、複数のデータライン2c2毎に入射X線検出部2gを電気的に接続すると、前述したノイズの影響が大きくなるので、X線画像の品質が劣化するおそれがある。例えば、1つの制御ライン2c1に複数の入射X線検出部2gを電気的に接続すると、X線画像の品質が劣化するおそれがある。
そのため、入射X線検出部2gを複数設ける場合には、1つのデータライン2c2に複数の入射X線検出部2gを電気的に接続することが好ましい。すなわち、複数のデータライン2c2のうち、端に位置するデータライン2c2に少なくとも1つの入射X線検出部2gが電気的に接続されるのが好ましい。この様にすれば、X線画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
この場合、最も端に位置するデータライン2c2に複数の入射X線検出部2gを電気的に接続することがより好ましい。この様にすれば、重要な撮影対象の画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
ここで、半導体材料にX線などの放射線を照射しても、半導体材料から電子が放出される。直接変換方式のX線検出器にはシンチレータ5が設けられていないが、半導体材料を含む薄膜トランジスタ2b2に、X線を入射させれば、薄膜トランジスタ2b2がオフ状態となっていても、ソース電極2b2cとドレイン電極2b2bとの間に電流が流れる。 そのため、直接変換方式のX線検出器に入射X線検出部および入射判定部6を設ければ、X線の入射開始時を検出することができ、且つ、X線画像の品質の劣化を抑制することができる。
本発明を直接変換方式のX線検出器に適用する場合には、遮蔽部2b4は、X線の透過率が低い材料から形成することができる。遮蔽部2b4は、例えば、クロム、モリブデン、タングステンなどの金属から形成することができる。
また、入射X線検出部には、少なくとも薄膜トランジスタ2b2を設けることができる。入射X線検出部には、光導電膜をさらに設けることができる。
図4は、光電変換部2bに設けられた薄膜トランジスタ2b2と遮蔽部2b4を例示するための模式断面図である。
図5は、他の実施形態に係る入射X線検出部2g1に設けられた薄膜トランジスタ2b2と遮蔽部2b4a(第2の遮光部の一例に相当する)を例示するための模式断面図である。
図6は、他の実施形態に係るアレイ基板2の回路図である。
なお、図4および図5に示すように、本実施の形態に係る薄膜トランジスタ2b2は、ボトムゲート構造を有するものとすることができる。
図4および図5に示すように、遮蔽部2b4、2b4aは絶縁膜2f3に覆われている。遮蔽部2b4、2b4aと、ドレイン電極2b2b、ソース電極2b2c、およびチャネル2b2dとの間には絶縁膜2f1が設けられている。ゲート電極2b2aとチャネル2b2dとの間には絶縁膜2f2が設けられている。チャネル2b2dは半導体材料を含んでいる。
図1および図3に例示をした入射X線検出部2gには遮蔽部が設けられていない。これに対して、図5および図6に例示をした入射X線検出部2g1には遮蔽部2b4aが設けられている。
間接変換方式のX線検出器1の場合には、遮蔽部2b4aの蛍光の透過率が遮蔽部2b4の蛍光の透過率よりも高くなるようにすることができる。直接変換方式のX線検出器の場合には、遮蔽部2b4aのX線の透過率が遮蔽部2b4のX線の透過率よりも高くなるようにすることができる。例えば、遮蔽部2b4aを透光性を有する樹脂から形成し、遮蔽部2b4を金属から形成することができる。
また、図4および図5に示すように、遮蔽部2b4aのX線の照射側の面の面積は、遮蔽部2b4のX線の照射側の面の面積よりも小さくなるようにすることもできる。例えば、遮蔽部2b4をX線の照射側から見た場合に、遮蔽部2b4とチャネル2b2dが重なるようにすることができる。遮蔽部2b4aをX線の照射側から見た場合に、チャネル2b2dが遮蔽部2b4aからはみ出すようにすることができる。
前述したように、遮蔽部2b4を設ければ、ドレイン電極2b2bとソース電極2b2cとの間に設けられたチャネル2b2dに入射する蛍光またはX線を少なくすることができる。そのため、X線画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
一方、上記のような遮蔽部2b4aを設ければ、遮蔽部2b4に比べてチャネル2b2dに入射する蛍光またはX線を多くすることができる。そのため、X線の入射開始時を検出することができる。
遮蔽部2b4aを設ければ、前述したノイズの影響を小さくすることができる。しかしながら、遮蔽部2b4aの構成では、光電効果により発生する電流が少なくなる。
そのため、遮蔽部2b4aを設ける場合には、複数の入射X線検出部2g1を設けることが好ましい。
この場合、図6に示すように、最も端に位置するデータライン2c2に複数の入射X線検出部2g1を電気的に接続し、その他のデータライン2c2に複数の光電変換部2bを電気的に接続することができる。この様にすれば、X線の入射開始時を検出するのが容易となるとともに、重要な撮影対象の画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
図7および図8は、他の実施形態に係る光電変換部2baを例示するための模式断面図である。
基板2aは、無アルカリガラスなどの透光性材料から形成されている。そのため、光電変換部2baと光電変換部2baとの間や、光電変換部2baと入射X線検出部2gとの間を透過し、基板2aに到達した蛍光が基板2aの内部を拡散して、ゲート電極2b2a側からチャネル2b2dに入射するおそれがある。蛍光がチャネル2b2dに入射すると、光電効果により電流が生じるのでX線画像の品質が劣化するおそれがある。
図7および図8に示すように、ゲート電極2b2aをX線の照射側とは反対側から見た場合に、ゲート電極2b2aとチャネル2b2dが重なるようにすれば、ゲート電極2b2a側からチャネル2b2dに蛍光が入射するのを抑制することができる。そのため、X線画像の品質が劣化するのを抑制することができる。
この場合、図8に示すチャネル2b2dの面積は、図7に示すチャネル2b2dの面積よりも小さいので、X線画像の品質が劣化するのを抑制することがさらに容易となる。
これに対して、入射X線検出部2g、2g1においては、蛍光がゲート電極2b2a側からチャネル2b2dに入射しやすくなるようにすることが好ましい。例えば、図5に示すように、ゲート電極2b2aをX線の照射側とは反対側から見た場合に、チャネル2b2dがゲート電極2b2aからはみ出すようにすることができる。この様にすれば、基板2aの内部を伝播する蛍光がチャネル2b2dに入射しやすくなるので、X線の入射開始時を検出するのがさらに容易となる。
また、入射X線検出部2g、2g1に設けられた薄膜トランジスタ2b2のゲート電極2b2aのX線の照射側とは反対側の面の面積は、光電変換部2bに設けられた薄膜トランジスタ2b2のゲート電極2b2aのX線の照射側とは反対側の面の面積よりも小さくなるようにしてもよい。
図9(a)〜(c)は、導光部7を例示するための模式図である。
図9(a)は、導光部7を例示するための模式平面図である。
図9(b)、(c)は、図9(a)における導光部7の模式側面図である。
図9(a)〜(c)に示すように、アレイ基板2(基板2a)のX線の照射側とは反対側には導光部7を設けることができる。アレイ基板2と導光部7は密着させることができる。
導光部7は、板状を呈し、透光性を有する樹脂などから形成することができる。
導光部7のアレイ基板2の側の面には、複数の導光路7aを設けることができる。
X線の照射側から見た場合に、複数の導光路7aは、複数の光電変換部2bが設けられる領域20と、少なくとも1つの入射X線検出部2gが設けられる領域21との間を延びている。なお、図9(a)〜(c)に例示をしたものは、複数の入射X線検出部2gが設けられる場合である。複数の導光路7aは、所定の間隔をあけて互いに平行となるように設けることができる。なお、直線状の導光路7aを例示したが、導光路7aの形態は直線状に限定されるわけではない。例えば、導光路7aの形態は、曲線状とすることもできるし、屈曲した形態とすることもできる。また、導光路7aの数や寸法も適宜変更することができる。
導光路7aは、例えば、導光部7の一方の表面に開口する溝とすることができる。溝の内部には、例えば、空気が満たされるようにすることができる。
前述したように、シンチレータ5において生じた蛍光の一部は、光電変換部2baと光電変換部2baとの間や、光電変換部2baと入射X線検出部2gとの間を透過し、基板2aに到達する。また、図7および図8に示すように、光電変換部2baは、ゲート電極2b2a側からチャネル2b2dに蛍光が入射し難い構成を有することができる。そのため、導光部7が設けられていれば、複数の光電変換部2bが設けられる領域20を透過し導光部7に到達した蛍光を、入射X線検出部2gが設けられる領域21に導くことができる。領域21に導かれた蛍光は、入射X線検出部2g、2g1においてゲート電極2b2aの側からチャネル2b2dに入射する。そのため、導光部7を設ければ、X線の入射開始時を検出するのがさらに容易となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 X線検出器、2 アレイ基板、2a 基板、2b 光電変換部、2b1 光電変換素子、2b2 薄膜トランジスタ、2b3 蓄積キャパシタ、2b4 遮蔽部、2b4a 遮蔽部、2c1 制御ライン、2c2 データライン、2c3 バイアスライン、2b2d チャネル、2g 入射X線検出部、2g1 入射X線検出部、3 信号処理部、4 画像処理部、5 シンチレータ、6 入射判定部、7 導光部

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられ、第1の方向に延びる複数の制御ラインと、
    前記基板に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びる複数のデータラインと、
    対応する前記制御ラインと対応する前記データラインとに電気的に接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの放射線の照射側に設けられた第1の遮蔽部と、を有し、前記放射線を電気的な情報に変換する複数の検出部と、
    対応する前記制御ラインと対応する前記データラインとに電気的に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの前記放射線の照射側に設けられた第2の遮蔽部と、を有する少なくとも1つの入射放射線検出部と、
    を備え、
    前記第2の遮蔽部の蛍光の透過率または前記放射線の透過率は、前記第1の遮蔽部の蛍光の透過率または前記放射線の透過率より高い放射線検出器。
  2. 基板と、
    前記基板に設けられ、第1の方向に延びる複数の制御ラインと、
    前記基板に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びる複数のデータラインと、
    対応する前記制御ラインと対応する前記データラインとに電気的に接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの前記放射線の照射側に設けられた第1の遮蔽部と、を有し、前記放射線を電気的な情報に変換する複数の検出部と、
    対応する前記制御ラインと対応する前記データラインとに電気的に接続された第2のトランジスタと、を有する少なくとも1つの入射放射線検出部と、
    を備えた放射線検出器。
  3. 前記入射放射線検出部と電気的に接続された入射判定部をさらに備え、
    前記入射判定部は、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタがオフ状態の時に、前記入射放射線検出部から出力された電流に基づいて前記放射線の入射開始時を判定する請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 前記第2の遮蔽部の前記放射線の照射側の面の面積は、前記第1の遮蔽部の前記放射線の照射側の面の面積よりも小さい請求項1または3に記載の放射線検出器。
  5. 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタは、ボトムゲート構造を有し、
    前記第2のトランジスタのゲート電極の前記放射線の照射側とは反対側の面の面積は、前記第1のトランジスタのゲート電極の前記放射線の照射側とは反対側の面の面積よりも小さい請求項1〜4のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  6. 前記第1の遮蔽部は、クロム、モリブデン、およびタングステンの少なくともいずれかを含む請求項1〜5のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  7. 前記第2のトランジスタのチャネルの面積は、前記第1のトランジスタのチャネルの面積よりも大きい請求項1〜6のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  8. 前記複数のデータラインのうち、端に位置するデータラインに前記少なくとも1つの入射放射線検出部が電気的に接続されている請求項1〜7のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  9. 前記基板の前記放射線の照射側とは反対側に設けられた導光部をさらに備えた請求項1〜8のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  10. 前記複数の検出部からの画像データ信号に基づいて、放射線画像を構成する画像処理部をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記放射線画像を構成する際に、前記少なくとも1つの入射放射線検出部から出力された信号を削除する、または、前記信号に対して所定の補正をする請求項1〜9のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  11. 前記入射判定部は、前記放射線の入射が開始されたと判定した際に、放射線画像のデータを識別する識別情報を取得する請求項3〜10のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  12. 前記入射判定部は、前記識別情報と、対応する前記放射線画像のデータとを関連付けるとともに記憶部に記憶させ、
    前記画像処理部は、前記入射判定部からの信号に基づいて、前記放射線の入射の開始後に、撮影動作を中止するとともに、前記識別情報を用いて前記記憶部に記憶されている前記放射線画像のデータを抽出する請求項11記載の放射線検出器。
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