JP2019008619A - 情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】個々のユーザーの商品の使用状況を反映した情報を個々のユーザーに効率よく提供可能な情報提供システムを提供すること。【解決手段】情報提供システム1は、化粧品である商品が収容される商品収容部と、ユーザーPによる商品の使用を検知するためのセンサーと、センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器2と、ネットワークNを介して商品使用データを受信可能な情報提供サーバー4とを備える。情報提供サーバー4は、ネットワークNを介して受信した商品使用データに基づき、ユーザーによる商品の使用状況を反映した提供情報を作成する提供情報作成部と、提供情報のデータを、前記ネットワークを介して、前記ユーザーのユーザー端末に送信する情報送信部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、個々のユーザーの商品の使用状況を反映した個々のユーザーに有用な情報を効率よく提供可能な情報提供システムに関する。
従来の化粧品類は、使用方法が推奨されているものの、正しく使用されているか否かは、使用者の自己判断であった。また誤った保管方法や用法の誤りによって、期待される効果が得られない場合があった。
物品にセンサーを取り付け、該物品の使用のされ方を検知することは従来行われている。例えば、特許文献1には、物品の使用時に該物品に発現する物理量の変化を、荷重センサー、変位センサー若しくは重量センサー又はこれらの組み合わせにより検出し、該複数の物理量と物品の使用時に得た官能評価とを対応付けることにより、官能評価を定量化する物品使用特性測定装置が記載されている。
また特許文献2には、使用後に回収して再使用する再使用型容器に、データ保持手段を設け、該データ保持手段に、当該容器の使用に関するデータを記録することが記載されている。
特許文献3には、肌状態測定装置により測定されたユーザーの測定データを、ネットワークを介してデータ管理サーバーに送信し、データ管理サーバーが、その測定データを用いて決定したスキンケア装置の制御方法により、肌に対してスキンケア作用を与えるスキンケア装置を制御する肌状態測定ケアシステムが記載されている。
特開2001−153693号 特開2002−211574号公報 特開2017−027618号公報
特許文献1の装置又は方法は、人による感覚的評価を数量化でき、また、開発対象の物品に対して、使用される条件のもとで所定の評価を得られる設計基準、あるいは設計の指針となるデータを、予め求めることができるというものであり、商品のユーザーに、ユーザー毎の使用状況を反映した情報を提供するものではない。
また特許文献2は、データ保持手段に記録されるデータは、使用回数等のリサイクル目的のものであり、同文献にも、商品のユーザーに、ユーザー毎の使用状況を反映した情報を提供することに関し何ら記載されていない。
特許文献3のシステムは、ユーザーにより使用される肌状態測定装置から得られる測定データを利用して、スキンケア装置を制御するものであるが、同文献にも、商品のユーザーに、ユーザー毎の使用状況を反映した情報を提供することに関し何ら記載されていない。
従って、本発明の課題は、個々のユーザーの商品の使用状況を反映した情報を個々のユーザーに効率よく提供可能な情報提供システムを提供することに関する。
本発明は、化粧品である商品が収容される商品収容部と、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーと、前記センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器と、
ネットワークを介して前記商品使用データを受信可能な情報提供サーバーとを備え、
前記情報提供サーバーは、
前記ネットワークを介して受信した前記商品使用データに基づき、前記ユーザーによる前記商品の使用状況を反映した提供情報を作成する提供情報作成部と、
前記提供情報のデータを、前記ネットワークを介して、前記ユーザーのユーザー端末に送信する情報送信部とを有する、情報提供システムを提供するものである。
本発明は、化粧品である商品が収容される商品収容部と、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーと、前記センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器を提供するものである。
また本発明は、化粧品である商品が収容される商品収容部を備えた化粧品容器が載置され、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーと、前記センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器用台座と、
ネットワークを介して前記商品使用データを受信可能な情報提供サーバーとを備え、
前記情報提供サーバーは、
前記ネットワークを介して受信した前記商品使用データに基づき、前記ユーザーによる前記商品の使用状況を反映した提供情報を作成する提供情報作成部と、
前記提供情報のデータを、前記ネットワークを介して、前記ユーザーのユーザー端末に送信する情報送信部とを有する、情報提供システムを提供するものである。
本発明の情報提供システムによれば、個々のユーザーの商品の使用状況を反映した情報を個々のユーザーに効率よく提供可能である。
本発明の化粧品容器によれば、化粧品である商品のユーザーに、この化粧品容器に収容された商品を使わせることによって、ユーザーの商品使用データを入手することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい一実施形態である情報提供システムの概略を示す模式図である。 図2は、図1に示す情報提供システムに用いる化粧品容器の構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す情報提供システムに用いる化粧品容器の一例を示す模式図であり、(a)はセンサーモジュールを取り付けた状態の断面図、(b)はセンサーモジュールを取り出した状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の好ましい一実施形態である情報提供システムを示すブロック図である。 図5は、ユーザー毎に作成される使用履歴テーブルの一例を示す図である。 図6は、ユーザー毎に作成される使用履歴テーブルの他の例を示す図である。 図7は、評価基準データベースに登録されている判定基準の一例を示す図である。 図8(a)〜図8(d)は、それぞれ、化粧品である商品の使用の履歴と身体データの形状の変化の履歴とが同一の時間軸で表されたユーザー端末の画面を示す図である。図8(a)〜図8(d)においては、肌の状態の変化を誇張して示してある。 図9は、本発明の一実施形態である情報提供システム1を動作させる順序の一例を示すフローチャート図である。 図10は、本発明の一実施形態である情報提供システム1を動作させる順序の他の例を示すフローチャート図である。 図11は、本発明の情報提供システムの化粧品容器におけるセンサーの取り付け個所の他の例を示す斜視図である。
以下、本発明の情報提供システムを、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本発明の好ましい一実施形態である情報提供システム1は、図1に示すように、ユーザーPによって使用される化粧品容器2と、該ユーザーPによって使用されるユーザー端末3と、インターネット等のネットワークNを介してユーザー端末3と接続された情報提供サーバー4とを備えている。情報提供サーバー4は、図4に示すように、データベース7を備えているか、データベース7との間でデータを送受信可能なようにネットワークN等を介して接続されている。
化粧品容器2は、図2に示すように、化粧品である商品21aが収容される商品収容部21と、ユーザーによる商品21aの使用を検知するためのセンサー22と、該商品21aを特定するための商品特定データ及びセンサー22からの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、ユーザー端末3に無線で送信する無線送信手段23とを備えている。化粧品である商品は、固形物、液状、ペースト状、クリーム状、ジェル状、粉体の圧縮成形物、温度によって性状が変化するもの等、従来の化粧品がとり得る任意の剤型とすることができる。化粧品容器2は、図11に示す化粧品容器2Bのような形状の容器であっても良い。図11に示す化粧品容器2Bは、液状化粧品の化粧品容器として適している。液状には、乳液状も含まれる。
化粧品容器2は、タイマー24及び図示しない電源(電池)を備えており、センサー22によって測定された測定データを、タイマー24から出力される時刻と関連づけて記録するデータロガー25を備えている。
センサー22は、ユーザー端末3又は情報提供サーバー4における所定の処理の結果として、ユーザーによる商品の使用を検知可能なものであっても良い。化粧品容器2が備えるセンサー22の数は一つでも複数でも良い。
図3に化粧品容器2の具体例を示した。図3に示す化粧品容器2は、商品収容部21を備えた容器本体121と、商品収容部21の開口部を開閉可能な蓋122とを備えており、容器本体121に、センサーモジュール124の収容部123が形成されている。
センサーモジュール124は、前述したセンサー22、無線送信手段23、タイマー24、データロガー25及び電源等が一体として取り扱うことができるように纏められたものであり、好ましくはブロック又はカード状である。収容部123に、センサーモジュール124が脱着可能に収容されている。電源は、一次又は二次電池の他、電磁誘導方式で外部から電力を供給するものであっても良い。センサーモジュール124としては、例えば、テキサスインスツルメンツのSimple−Linkセンサータグ等の公知のものを用いることもできる。センサー22や無線送信手段23等は、好ましくはモジュール124として、化粧品容器2から脱着自在であることが、センサー等の再利用を可能として、資源の有効利用を図る観点から好ましい。化粧品容器2から取り出したセンサー22やセンサーモジュール124等は、商品特定情報等を再設定化した上で再利用することができる。図3に示す化粧品容器2は、栓体125を備えている。栓体125は、センサーモジュール124の挿入後、収容部123の入り口に脱着可能又は脱着不可能に取り付けられ、収容部123内へ水等の侵入を阻止する。
ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22としては、例えば、加速度センサー、角速度センサー、照度センサー、荷重センサー、質量センサー等を用いることができ、これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。化粧品容器2は、好ましくは、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22として、化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーを、単独で又は他のセンサーとともに設ける。また、他の方法として、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサー22として、照度センサーを設け、蓋の開閉に伴う照度の変化を検知して、商品の使用と検知することもできる。
好ましくは、化粧品容器2に、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22として、化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサー及び該商品の使用の前後の商品の収容量の変化を検知するセンサーとを設け、該化粧品容器の全体又は蓋の移動及び該化粧品容器の商品の収容量の変化の両方を検知したときに、該商品が使用されたと検知させることが、商品の使用ではない事象を、商品の使用と誤認することを防止し、商品の使用をより的確に把握することができる観点から好ましい。商品の使用の前後の商品の収容量の変化を検知するセンサーとしては、質量センサー、照度センサー等が挙げられる。商品の使用の前後の商品の収容量の変化を検知するセンサーとしては、質量センサー及び照度センサーの何れか1つ又は2以上を用いることが好ましい。商品の使用の前後の商品の収容量の変化を検知するセンサーも、ユーザー端末3又は情報提供サーバー4における所定の処理の結果として、商品の収容量の変化を検知可能なものであっても良い。
質量センサーは、例えば、商品の減少に伴う化粧料容器や商品の質量の減少を検知可能なように、化粧用容器の底部や商品収容部の底部等に設ける。照度センサーは、商品21aの収容量の減少に伴って照度センサーに入力される光量が変化するように、例えば、図3(a)中の符号22bに示す位置に設ける。この場合、LED等の光源及び電源を、蓋体122の裏面から光を照射可能なように設けることも好ましい。照射する光は、可視光でも良いし、可視光以外の光線、例えば赤外線等でも良い。
また化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーとしては、加速度センサー及び角速度センサーのいずれか一方、好ましくは両方を設けることが好ましく、それらから得られるデータに基づき、ユーザーが商品を移動させたり傾かせたり蓋を取り外したりしたことを検知することができる。ユーザーによる商品の移動、傾け、蓋の取り外しは、例えばそれらの1種又は2種以上の事象を検知した時刻に、ユーザーによる商品の使用があったと判断することができる。なお、蓋を取り外したことを検知するためには、センサーを蓋に設けることも好ましい。
化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーとしては、加速度センサー及び角速度センサーの一方又は双方と、照度センサーとを設けることも好ましい。例えば、照度センサーにより測定される照度の変化のみに基づき蓋が開閉されたと検知するよりも、該照度の変化及び加速度センサー等による商品の移動や傾斜の両方を検知したときに蓋が開閉されたと判断させる方が、蓋の開閉以外の要因により照度が変化したことを蓋の開閉と誤検知することを防止することができるので好ましい。
ユーザーによる商品の使用を的確に検知する観点から、化粧品容器2には、加速度データ、角速度センサー、荷重センサー、質量センサー、照度センサーから選択される種類が異なる2以上のセンサーを設けることが好ましい。
化粧品容器2は、商品の使用時における使用環境を測定する環境センサーを備えることが好ましく、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22とともに、商品の使用時における使用環境を測定する環境センサーを備えることが好ましい。
環境センサーとしては、温度センサーや湿度センサー等を用いることができる。環境センサーとして、温度センサー及び湿度センサーのいずれか一方、好ましくは両方を設けることによって、それらから得られる測定データに基づき、ユーザーが商品を使用した使用環境を判断することができる。情報提供サーバー4は、環境センサーを設けた化粧品容器2から得られる測定データにより、例えば、商品を使用した日や場所の湿度が高いか否かや、使用した日や場所の温度が高いか否か等を把握することができ、また、使用場所が、温度及び湿度が共に高い浴室内であるか等を把握することができる。
また、使用時における環境条件(温度や湿度)が、使用する化粧品自体や化粧品の使用条件として適切でない場合に、ユーザーに、その条件での商品の使用を中止したり停止するように推奨したり指示したりすることができる。前述したセンサーモジュール124は、環境センサーも内蔵していることが好ましい。
環境センサーから得られる温度又は湿度に関する測定データは、以下に説明する、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22から得られる測定データと同様にして、情報提供サーバー4に送信され、情報提供サーバー4において該測定データに基づき作成された提供情報が、同様にしてユーザー端末に提供情報として提供される。以下に説明する「センサー22」についての説明は、矛盾しない限り、環境センサーについても適用される。
環境センサーは、保管時の環境の計測に用いることもできる。環境センサーを、保管時の環境の計測に用いる場合、環境センサーによる環境の計測は、24時間連続して行っても良いし、例えば1時間毎等、所定の時間間隔で計測しても良い。化粧品容器又は該化粧品容器用の台座に環境センサー及び無線通信手段を設けることで、ユーザーによる商品の保管環境に関するデータを取得できる。保管環境に関するデータは、情報提供サーバーにネットワークを介して入力し、例えば、情報提供サーバーによる保管環境に関する情報の提供に利用することができる。一例を挙げれば、個々の商品との関係において保管する環境が不適切な場合に、当該商品について品質劣化の虞がある旨を通知することもできる。保管環境に関する情報は、商品使用データに基づき作成した個々のユーザーの商品の使用状況を反映した情報の提供と同時に提供しても良いし、前後して提供しても良いし、単独で提供しても良い。
データロガー25は、センサー22により測定された情報をデジタル処理して記憶する装置である。センサー22から得られた各種の測定データは、データロガー25内で、タイマー24から入力される時刻データと関連付けられて保存される。データロガー25は、ユーザー端末3のデータ取得部31の要求に応じ、又は予め決められた任意のタイミングで、保存されているデータを、無線送信手段23を介して無線でユーザー端末3に送信する。無線の形式は、Wi−fi,ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)LE、ZigBe、赤外線等、特に制限されない。本実施形態において、化粧品容器2からユーザー端末3に送信される商品使用データは、センサー22により測定された測定データとタイマー24から出力された時刻データとが互いに関連付けられたデータであるが、本発明において、化粧品容器2からユーザー端末3に送信される「商品使用データ」は、送信前に時刻(時刻データ)と関連付けられたデータであっても良いし、センサーから得られる情報(測定データ)であって、後に時刻(時刻データ)と関連付けられる情報であっても良い。例えば、「商品使用データ」は、化粧品容器から無線送信された測定データが、ユーザー端末内において時計機能から出力される時刻と関連付けられて生成されたものであっても良い。
なお、化粧品容器2から無線で送信される商品使用データ等の各種データは、ユーザー端末3を介さずに情報提供サーバー4に送信されても良い。例えば、各種のデータを、インターネットに接続されたゲートウェイ等に無線で送信し、インターネットを介して情報提供サーバー4に送信しても良い。
本実施形態では、商品特定データは、化粧品容器2において、データロガー25、又はデータロガー25とは別のICタグ等のデバイス(図示せず)に記録されている。
商品特定データは、個々の化粧品容器2に収容されている商品を特定可能なデータであり、例えば、商品毎に付与された商品名、識別番号、商品のロット毎に付与された識別番号等が挙げられる。商品特定データは、ユーザー端末3や情報提供サーバー4等におけるに所定の処理の結果として商品を特定可能なものでも良く、例えば、収容される商品が特定されている化粧品容器2については、化粧品容器2に付与された識別番号等であっても良い。
本実施形態におけるユーザー端末3は、図4に示すように、データ取得部31、データ送信部32、データ結合部33、身体情報取得手段51及び身体情報送信部53を備える。本実施形態におけるユーザー端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット型のパーソナルコンピューター、専用端末等の汎用のコンピューターから構成され、表示部、入力部、記憶部、演算部及び通信部等を備えている。表示部は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode−Ray Tube)、ELディスプレイ(Electroluminescence display)等によって構成され、入力部は、例えばキーボードやタッチパネル、USB等の外部メモリを接続可能はインターフェース等によって構成される。記憶部は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)等によって構成され、演算部は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成され、通信部は、化粧品容器2からデータを無線で受信又は送受信可能なインターフェース、及びユーザー端末3を、無線又は有線でインターネット等のネットワークNに接続可能なインターフェース等から構成されている。化粧品容器2とユーザー端末3との間を接続する無線の形式は、Wi−fi,ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)LE、ZigBe、赤外線、電話回線等、特に制限されない。ユーザー端末3を、インターネット等のネットワークNに接続する方法は、ネットワークに接続可能な任意の方法を用いることができる。
ユーザー端末3は、汎用のコンピューターの表示部、入力部、記憶部、演算部及び通信部等は、OS(Operation System)及び該OS上で動作するアプリケーションソフトによって相互に連関して動作することによって、前述したデータ取得部31、データ送信部32、データ結合部33、身体情報取得手段51及び身体情報送信部53等として機能する。
なお、ユーザーは、使用するユーザー端末3を変更したり、複数種類のユーザー端末3を任意の順で使用しても良い。例えば、ある日においては、スマートフォンから送信してもよいし、異なる日にはタブレットから送信してもよい。また、情報提供サーバー4から提供情報の受信を促がす連絡が、ネットワークや電話回線を通じて、スマートフォンとタブレットの両方に来るようにしても良い。
ユーザー端末3のデータ取得部31は、化粧品容器2のデータロガー25から、無線送信手段23を介して送信された商品使用データを受信するように構成されており、また化粧品容器2のデータロガー25から又はICタグ等の他のデバイスから商品特定データを受信するように構成されている。ユーザー端末3のデータ送信部32は、データ取得部31が受信した商品特定データ及び商品使用データを、ネットワークNを介して情報提供サーバー4に送信するように構成されている。
データ取得部31が、化粧品容器2から商品特定データ及び商品使用データを受信するタイミング、及びデータ送信部32が、データ取得部31が受信した商品特定データ及び商品使用データを情報提供サーバー4に送信するタイミングは、それぞれ任意に設定することができる。
例えば、データ取得部31は、ユーザー端末3が、化粧品容器2に設けられた近距離無線通信(ZigBe等)や無線LANの通信圏内に入ったときに自動で、両データを受信しても良いし、化粧品容器2とユーザー端末3とが常時接続可能な場合は、連続して両データを受信しても良い。好ましくは、ユーザーが、ユーザー端末3を用いて情報提供サーバー4のWebページにアクセスし、そのWebページ内の表示に従って所定の操作を行ったときに両データを受信するようにする。ここでいう「所定の操作」とは、例えば、化粧品容器2へのアクセスを認識又はイメージさせる表示が付された「ボタン」の押圧(クリック又はタッチパネルのタッチ)である。他方、データ送信部32は、ユーザー端末3が、化粧品容器2からデータを受信したときに自動で両データを送信しても良いし、また化粧品容器2とユーザー端末3とが常時接続可能な場合は、連続して両データを送信しても良い。好ましくは、ユーザー端末3を用いて情報提供サーバー4のWebページにアクセスしているユーザーが、そのWebページ内に表示された所定の操作を行ったときに両データが送信されるようにする。ここでいう「所定の操作」は、例えば、情報の送信を認識又はイメージさせる表示が付された「ボタン」の押圧(クリック又はタッチパネルのタッチ)である。
データ取得部31によるデータの取得と、データ送信部32によるデータの送信とは、Webページ内に表示された一つのボタンの押圧等、一つの操作により同時に行われるようにしても良い。
ユーザー端末3は、商品特定データと商品使用データとを結合又は関連づけて、特定の商品についての商品使用データ(以下、特定商品使用データという)とするデータ結合部33を有することが好ましく、データ送信部32は、商品特定データ及び商品使用データとして、特定商品使用データを情報提供サーバー4に送信することが好ましく、情報提供サーバー4のデータ取得部41は、商品特定データ及び商品使用データとして、特定商品使用データを受信することが好ましい。特定商品使用データは、商品特定データと、商品使用データと、両者を関連付けるデータとを含むものであっても良い。
本実施形態における情報提供サーバー4は、使用方法分析部40と、身体情報分析部50とを有している。
使用方法分析部40は、図4に示すように、データ取得部41、使用履歴作成部42、使用方法判定部46、結果送信部48、使用環境判定部47及び第2結果送信部49を含んでいる。また身体情報分析部50は、図4に示すように、身体データ取得部54と、身体データ分析部55と、分析結果送信部58とを有している。身体データ分析部55は、肌分析部56と、身体形状分析部57とを有している。
本実施形態における情報提供サーバー4は、例えば、汎用コンピューターから構成されており、表示部、入力部、記憶部、演算部及び通信部を備えている。表示部は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode−Ray Tube)、ELディスプレイ(Electroluminescence display)等によって構成され、入力部は、例えばキーボードやタッチパネル、USB等の外部メモリを着脱自在なインターフェースによって構成される。記憶部は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)等によって構成され、演算部は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成され、通信部は、インターネットに接続可能な公知のインターフェースから構成されている。
本実施形態における情報提供サーバー4の主要部を構成する汎用コンピューターの表示部、入力部、記憶部、演算部及び通信部等は、OS(オペレーションシステム)や、汎用コンピューターにインストールされた提供情報作成制御プログラムによって、相互に連関して動作することによって、情報提供サーバー4における、前述した使用方法分析部40及び身体情報分析部50として機能し、更に使用方法分析部40と身体情報分析部50とを連動させる連動動作手段(図示せず)として機能する。
本実施形態における情報提供サーバー4においては、使用方法分析部40における使用履歴作成部42及び使用方法判定部46が主に、本発明における提供情報作成部として機能し、使用方法分析部40における結果送信部48が主に、本発明における情報送信部として機能する。
本実施形態では、使用方法分析部40のデータ取得部41は、ユーザー端末3によりネットワークNを介して、情報提供サーバー4のWebページにアクセスした各ユーザーに、ユーザー毎に重複のない一意のユーザーIDを付与し、該ユーザーに関する各種情報を、データベース7に、ユーザーIDと関連付けて記録する。データ取得部41は、好ましくは、ユーザー端末3を用いて情報提供サーバー4のWebページにアクセスしているユーザーが、該Webページ内の表示に従って所定の操作することにより、情報提供サーバー4が要求するユーザーに関する情報を入力可能になされている。ユーザーに関する情報としては、例えば、ユーザーの氏名、住所、メールアドレス、ユーザーが希望するニックネーム等であり、これらは個々のユーザーに一意に付与されたユーザーIDと関連付けられてユーザー管理データベース71に登録されて管理される。また、ユーザーに関する情報として、ユーザーが特定される情報だけでなく、年齢や性別などの情報や、肌質や、これまでの他の商品使用歴、アレルギーの有無等の通常のアンケートで取得するような情報を入力させ、これらを同様に管理することも好ましい。
情報提供サーバー4のデータ取得部41は、個々のユーザー端末3から、前述した商品特定データ及び商品使用データ(好ましくは特定商品使用データ)を受信する。また、化粧品容器2に設けられた環境センサーからユーザー端末3に送信され、該ユーザー端末3から送信された使用環境データを特定商品使用データとともに受信する。
使用履歴作成部42は、ユーザー端末3から受信した商品特定データ及び商品使用データ(好ましくは特定商品使用データ)に基づき、個々のユーザーが使用している商品の特定及びそのユーザーによる特定した商品についての使用履歴データの作成を行う。使用している商品は、使用を予定している商品、例えばユーザーが購入した商品であっても良い。
本実施形態における使用履歴作成部42は、商品特定部43と、使用情報特定部44と、使用情報記録部45を有している。本実施形態における使用履歴作成部42は、受信した商品特定データ及び商品使用データ(好ましくは特定商品使用データ)と、更に受信した使用環境データとに基づき、使用環境を含む使用履歴データを作成する。
より具体的に説明すると、商品特定部43はデータベース7に含まれる商品管理データベース72から、データ取得部41が取得した商品特定データに対応する商品を抽出し、使用情報特定部44は、データ取得部41が取得した商品使用データに基づき、その商品の使用事実の特定の特定を行い、更に、データ取得部41が取得した使用環境データに基づき、その商品が使用されたときの環境条件の特定を行う。
使用情報特定部44によって特定される商品の使用事実は、少なくとも当該商品が使用された使用時刻が特定されることが好ましい。本明細書にいう「使用時刻」には、年月日の特定や「年」を除く「月」及び「日」のみの特定等、日にちまでしか特定されていないもの、更に時間(60分)位まで特定されているもの、更に分単位まで特定されているもの、及び更に秒単位までの特定されているもののいずれもが含まれるが、通常、年月日の他、時間又は分単位までの特定で十分である。また、商品の使用事実には、商品の使用量や使用後の残量も含まれることが好ましい。
他方、商品が使用されたときの環境条件としては、使用時の温度、使用時の湿度等が挙げられる。
商品の使用情報として「使用時刻」を特定するには、例えば、化粧品容器2に設けるセンサー22に、加速度及び角速度センサーを含ませ、ユーザー端末3を介して情報提供サーバー4に入力される商品使用データに、時刻と関連付けられた加速度及び角速度の変化データを含ませる。この場合、例えば、その加速度及び角速度の変化データが、商品の使用に起因すると判断される所定の基準を満たす変化を示す場合に、当該商品使用データに含まれる時刻から特定される時刻、例えば前記の所定の基準を満たす変化があった時刻に、当該商品が使用されたと判定することができる。
前述したように、使用された事実の特定には、記化粧品容器が、前記ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーとして、加速度及び角速度センサーのような、化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーによる化粧品容器の全体又は蓋の移動の検知と、化粧品容器の商品の収容量の変化したこととの両方を検知したときに、使用があったと判断することが、使用の事実をより的確に検知できる観点から好ましい。ただし、この場合も化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーにより移動を検知したときの時刻を、使用時刻と特定することが好ましい。
化粧品容器の商品の収容量が変化したことを検知する方法の一つとして、化粧品容器2又は商品21aの質量の変化を検知する方法が挙げられる。
化粧品容器2又は商品21aの質量の変化を検知するには、例えば、化粧品容器2に設けるセンサーに質量センサーを含ませ、ユーザー端末3を介して情報提供サーバー4に入力される商品使用データに、時刻と関連付けられた質量のデータを含ませる。そして、化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーによる化粧品容器の全体又は蓋の移動が検知された時刻の前後に、質量の変化があったか否かを、その質量のデータに基づき判定する。そして、移動の前後に質量の変化があったときに、当該移動の際に、商品の使用があったと特定する。質量センサーは、化粧品容器の化粧品収容部の底部に配し、該化粧品収容部に内容器に収容した状態の化粧品を収容させるか、化粧品容器の底部に、化粧品容器の荷重を受けるように設けることが好ましい
化粧品容器の商品の収容量が変化したことを検知する方法の他の方法として、照度センサーを用いて、化粧品容器内に残る商品を透過する光の光量の変化を検知する方法が挙げられる。前述した通り、照度センサーを、商品21aの収容量の減少に伴って照度センサーに入力される光量が変化するように、例えば、図3(a)中の符号22bに示す位置に設ける。そして、化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサーによる化粧品容器の全体又は蓋の移動が検知された時刻の前後に、照度センサーに入射された光量に変化があったか否かを、照度センサーから得られたデータに基づき判定する。そして、移動の前後で、照度センサーに入射された光量に変化があったときに、当該移動の際に、商品の使用があったと特定する。
また、商品の使用に関する好ましい情報として「使用量」を特定するには、例えば、化粧品容器2に設けるセンサーに質量センサーを含ませ、ユーザー端末3を介して情報提供サーバー4に入力される商品使用データに、時刻と関連付けられた質量のデータを含ませる。そして、その質量のデータに基づき、前述した方法により特定した「使用時刻」の前後での質量を特定し、その差を演算することにより、「使用した量」を特定することができる。
商品の使用情報として「使用量」を特定する他の方法としては、例えば、化粧品容器2に、センサーとして照度センサーを、化粧料を透過した光の量に応じて照度が変化するように配置し、ユーザー端末3を介して情報提供サーバー4に入力される商品使用データに、時刻と関連付けられた該照度センサーから得られた照度の変化データを含ませる。そして、その照度の変化データに基づき、他の方法により特定した「使用時刻」の前後での照度の変化を特定し、特定した照度の変化量を、所定のアルゴリズムで、所定の光透過率を有する化粧品の減少量に換算して「使用量」とする。
容器に加速度センサーを設けて該センサーからのデータにより商品の使用を検知する一方、当該商品の使用の際の使用量を、使用前後の容器を、スマートフォンの画面上に測定物を載せることにより当該測定物の質量を測定可能とするアプリケーションソフト及びセンサーを組み込んだスマートフォンの画面上に載せて測定することにより求めることもできる。
商品の使用事実として「使用時刻」を特定する他の方法としては、例えば、化粧品容器2に設けるセンサー22に、照度センサーを含ませ、ユーザー端末3を介して情報提供サーバー4に入力される商品使用データに、時刻と関連付けられた照度の変化データを含ませる。照度の変化データは、例えば、数秒から数分に亘る照度の変化のデータであり、この照度の変化データに、商品の使用時に生じる照度の変化が含まれる場合に、当該変化があった時点を、該商品の使用があった時刻と特定することができる。例えば、蓋の裏側等、蓋の開閉により照度が変化する場所に照度センサーを設けておき、(1)蓋を開けたことに起因すると判断される所定の基準を満たす照度の変化(増加)及び(2)蓋を閉じたことに起因すると判断される所定の基準を満たす照度の変化(減少)のうちの前者又は両方が含まれる場合に、前者の変化(照度の増加)があった時点に、商品の使用があったと判定することができる。また、化粧品容器2の底部に照度センサーを設けておき、使用時に化粧品を取り出すために化粧品容器を持ち上げた際の照度の変化を検知し、ユーザーが使用したと判定することもできる。この場合の判定は仮判定とし、使用に伴い生じる他の変化を他のセンサーで検知したときに使用したと本判定とすることが好ましい。
商品の使用時の環境条件として「使用時の温度」又は「使用時の湿度」を特定するには、例えば、化粧品容器2に設けるセンサーに温度又は湿度センサーを含ませ、ユーザー端末3を介して情報提供サーバー4に入力される商品使用データに、時刻と関連付けられた温度又は湿度のデータを含ませる。そして、その温度又は湿度のデータに基づき、前述した方法等により特定した「使用時刻」における温度又は湿度を特定することにより、「使用時の温度」又は「使用時の湿度」を特定することができる。
使用情報記録部45は、例えば、前述した方法により商品特定部43において特定された商品と、前述した方法により使用情報特定部44によって特定された商品の使用に関する情報(使用時刻や使用環境等)とを相互に関連付けて、使用履歴データベース73に記録する。以下、商品と関連付けられている特定のユーザーの使用情報を、以下「特定商品使用情報」ともいう。
特定商品使用情報の使用履歴データベース73への記録は、例えば、図5に示すように、ユーザー毎に作成される使用履歴テーブル74に、使用した商品と関連付けて、使用時刻(日時)や、該使用時刻(日時)に関連付けた他の使用状況(使用時温度、湿度、使用量等)を、順次記録することにより行う。
また、特定商品使用情報の使用履歴データベース73への記録は、情報提供サーバー4が、商品特定データ及び商品使用データを受信する度に、繰り返される。情報提供サーバー4が、商品特定データ及び商品使用データを受信する頻度及び使用情報記録部45が特定商品使用情報を使用履歴データベース73に記録する頻度は、それぞれ、少なくとも1週間に1回以上であり、好ましくは2日1回以上、より好ましくは1日1回以上、更に好ましくは1日に2回以上である。情報提供システム1の化粧品容器2、ユーザー端末3及び情報提供サーバー4等は、特定商品使用情報の使用履歴データベース73への記録が上記の好ましい頻度で繰り返されるように制御される。
特定商品使用情報の使用履歴テーブル74への記録が繰り返されることによって、特定のユーザーによる特定の商品の使用履歴データが作成される。特定のユーザーによる特定の商品の使用履歴データを、以下「特定商品使用履歴データ」ともいう。特定商品使用履歴データは、図6に示すように、一つの商品毎に分けられた使用履歴テーブル74に記録されても良いし、図5に示すように、複数の商品に共通する使用履歴テーブル74に記録されても良い。図5に示す使用履歴テーブル74は、ユーザー毎に分けられているが、個々の使用履歴テーブル74に、各ユーザーが使用した複数の商品(商品A,商品B)についての特定商品使用状況履歴データが纏めて示されている。
本実施形態の情報提供サーバー4は、前記の使用履歴作成部42で作成された特定商品使用状況履歴データに基づき、その特定のユーザーによる当該商品の使用方法が、当該商品についての好ましい使用方法であるか否かを判定する使用方法判定部46と、その使用方法判定部46による判定結果を、ネットワークNを介してユーザー端末3に送信して表示させる結果送信部48を有している。また、本実施形態の情報提供サーバー4は、前記の使用履歴作成部42で作成された特定商品使用状況履歴データに基づき、その特定のユーザーによる当該商品の使用時における温度や湿度等の使用環境が、当該商品についての好ましい使用環境であるか否かを判定する使用環境判定部47と、その使用環境判定部47による判定結果を、ネットワークNを介してユーザー端末3に送信して表示させる第2結果送信部49を有している。
本実施形態の情報提供システム1が利用するデータベース7には、化粧品である多数の商品のそれぞれについて、商品毎に、ユーザーの使用方法(使用頻度や使用量等)が好ましい使用方法であるか否かを判断する基準とすべき評価基準が登録された評価基準データベース75が含まれている。情報提供サーバー4の使用方法判定部46は、特定商品使用状況履歴データによって特定される商品に対応する評価基準を、個々の商品に付された識別番号等をキーとして取り出し、特定商品使用状況履歴データによって特定されるユーザーの使用方法(使用頻度や使用量等)を、取り出した判定基準と照合して、当該ユーザーの使用方法が、当該商品についての好ましい使用方法であるか否かを判定する。
評価基準データベース75には、例えば、図7に示すように、個々の商品についての使用方法(使用頻度、使用量等)が複数の区分に分けて登録されており、またそれらの区分のうち、いずれの区分を、推奨される区分、好ましい区分、注意を喚起すべき区分及び警告を発すべき区分にすべきかが登録されている。情報提供サーバー4の使用方法判定部46は、特定商品使用状況履歴データによって特定される商品が、商品Aである場合、図7に示すような、商品Aの使用方法についての評価基準を取り出し、特定商品使用状況履歴データから特定される商品Aについてのユーザーの使用方法が、その評価基準に含まれる区分のうちのどれに該当するかを判定する。そして、判定した区分が、推奨される区分、好ましい区分、注意を喚起すべき区分及び警告を発すべき区分のいずれに該当するかを判定し、その判定結果に対応する情報を、結果送信部48に対して、ユーザー端末3に送信するように指令する。
結果送信部48は、上述にようにして使用方法判定部46により判定された判定結果を、使用状況履歴データによって特定されるユーザーによる特定の商品の使用方法が、当該商品についての好ましい使用方法であるか否かの判定結果として、ネットワークNを介してユーザー端末3に送信する。この判定結果の送信は、好ましくは、商品のユーザーが、ユーザー端末3を用いて、情報提供サーバー4にアクセスしたとき又はアクセスして所定の操作を行ったときに行われる。データを受信したユーザー端末3には、受信したデータに応じた提供情報が表示される。具体的には、情報提供サーバー4にアクセスしてきたユーザー端末3に対して、判定結果のデータを含むデータをネットワークNを介して送信することによって、該データを受信したユーザー端末3が有するブラウザ機能や該ユーザー端末3にインストールさせたアプリケーションソフトが動作し、ユーザー端末3に、使用方法判定部46により判定された判定結果が表示される。
ユーザー端末3に表示させる「好ましい使用方法であるか否かの表示」は、ユーザーが、自己の使用方法が、正しいことや許容される使用方法であることを概ね認識できるものであれば良く、ユーザーの使用方法が、当該商品について推奨される使用方法か否かを表示するものであっても良いし、当該商品について適切と言える範囲の使用方法であるか否かを表示するものであっても良いし、当該商品について許容される使用方法であるか否かの表示であっても良い。また、具体的に表示させる表示は、文章、文字列、マーク、記号、絵等のいずれであっても良く、それらの2以上の組み合わせでも良い。
例えば、推奨される使用頻度が1日1回の商品Aについて、月曜日や商品の使用開始日等の任意に設定した基準日(1日目)から1週間についてのユーザーの使用頻度が、図8(a)に示すように、1日1回であった場合は、例えば、当該基準日から1週間後に、推奨される使用方法であったことを意味する表示として「使用回数パーフェクト この調子で頑張りましょう」といった表示や「使用回数100点」といった表示をしたり、それらの表示とともに「◎」の記号や「笑顔」のマークを表示する。他方、推奨される使用頻度が1日1回の商品Aについて、基準日(1日目)から1週間についての使用頻度が、図8(b)に示すように、2日に1回であった場合は、当該基準日から1週間後や使用されなかった日の翌日である3日目や5日目等に、注意を喚起すべき表示として、「毎日の使用が望まれます。もう少し頑張りましょう。」といった表示や「使用回数50点」といった表示をしたり、それらの表示とともに「△」の記号や「泣顔」のマークを表示する。ユーザー端末3に送信する、ユーザーの使用方法の評価結果に応じた情報は、送信情報データベース76等に登録しておき、そこから抽出して送信する。
このように、本実施形態である情報提供システムによれば、化粧品である商品のユーザーPは、ユーザー端末3の簡単な操作により、個々のユーザーの商品の使用状況を反映した情報を取得することができ、当該商品を、当該商品に適した好ましい使用方法で使用することが容易となる。適切に使用している場合においても、それが評価されることで、その適切な使用を継続する動機付けともなる。
また、ユーザーPは、商品の使用状況を反映した情報を取得することができるため、自分の使用方法が身体情報の改善に及ぼす度合いを認知できる。
なお、好ましい使用方法は、使用頻度に関する使用方法に限られず、使用量等についての好ましい使用方法であっても良い。例えば、質量センサーその他のセンサーを用いて得られる化粧品の1回当たりの使用量や任意の日数(例えば1日、2日等)当たりの使用量を、図7に示すような使用量の評価基準と照合することにより、1回当たりや1日当たりの使用量が、推奨される使用量に対して適切か否か等を判定することもでき、例えば、使用量が好ましい使用量に比して過剰である場合、注意を喚起すべき表示や警告の表示として、ユーザー端末に、「使用量が多くても効果は向上しません」といった表示や、「使用量を減らしてください!」といった表示を表示させることもできる。また、質量センサーその他のセンサーを用いて得られる化粧品の1回当たりの使用量や任意の日数(例えば1日、2日等)当たりの使用量と、図7に示すような使用量の評価基準を用いることにより、1回当たりや1日当たりの使用量が、推奨される使用量に対して適切か否か等を判定することもできる。
本実施形態の情報提供システム1が利用するデータベース7には、化粧品である多数の商品のそれぞれについて、商品毎に、その商品を使用する際の環境条件(温度や湿度等)が適切であるか否かを判断する基準とすべき評価基準が登録された評価基準データベース75も含まれている。本実施形態では、使用環境判定部47が使用する評価基準データベース75と使用方法判定部46が使用する評価基準データベースとは共通しているが、それぞれ独立したデータベースとすることもできる。
情報提供サーバー4の使用環境判定部47は、特定商品使用状況履歴データによって特定される商品に対応する評価基準を、個々の商品に付された識別番号等をキーとして取り出し、特定商品使用状況履歴データによって特定されるユーザーの使用時における環境条件(温度や湿度等)を、取り出した判定基準と照合して、当該ユーザーの使用時の環境条件が、当該商品についての好ましい使用条件であるか否かを判定する。
使用環境判定部47は、例えば、特定商品使用状況履歴データによって特定される商品が、商品Aである場合、図7に示すような、商品Aの使用方法についての評価基準を取り出し、特定商品使用状況履歴データから特定されるユーザーの使用時における環境条件が、その評価基準に含まれる区分のうちのどれに該当するかを判定する。そして、使用環境判定部47は、判定した区分が、推奨される区分、好ましい区分、注意を喚起すべき区分及び警告を発すべき区分のいずれに該当するかを判定し、その判定結果に対応する情報を、第2結果送信部49に対して、ユーザー端末3に送信するように指令する。使用環境判定部47による判定結果を、ユーザー端末3に送信して表示させる方法は、使用方法判定部46により判定された判定結果を送信して表示させる方法と同様である。
このように、本実施形態である情報提供システムは、使用環境を含む使用履歴データを作成する使用履歴作成部42と、使用環境の適否を判定する使用環境判定部47と、使用環境判定部の判定結果を、ユーザー端末に送信して表示させる第2結果送信部を有するため、化粧品である商品のユーザーは、ユーザー端末3の簡単な操作により、個々のユーザーの商品の使用環境を反映した情報を取得することができ、当該商品を、当該商品に適した好ましい環境条件で使用することが容易となる。
また、図7に示すような、使用時の温度の評価基準を用いて判定することにより、当該商品を使用する際の周囲の温度が好ましいか否か、例えば、温度により性状が変化するクリーム状の化粧品に関し、肌上での延びが良くなる適切な温度での使用であるか、又は該化粧品の延びが悪くなったり液だれを生じやすくなる可能性が高まる過度に低温若しくは高温の環境下の使用ではないか等で使用していないか否かを判定することもできる。
また本発明の情報提供システムは、化粧品容器2が、商品の使用時における使用環境を測定する環境センサーを備え、情報提供サーバー4が、環境センサーから得られた使用環境の情報に基づき該使用環境に応じた推奨情報を作成する推奨情報作成部と、その推奨情報を前記ユーザー端末に送信する推奨情報送信部とを有することも好ましい。
前記推奨情報作成部は、例えば、環境センサーとして化粧品容器2に設けた温度センサー又は湿度センサーから得られた温度又は湿度のデータに基づき、各使用時における温度又は湿度を求め、求めた温度又は湿度に対応する推奨情報を、図示しない推奨情報データーベースから抽出して、ユーザーのユーザー端末3に送信する。温度又は湿度に対応する推奨情報としては、例えば、使用時における湿度が所定値以下で乾燥の程度が高い場合は、「乾燥しています。普段より多めに使用しましょう」といった推奨情報、湿度が所定値以下の任意に設定される所定日数以上が続いた場合は、「乾燥した日が続いています。多めに使用しましょう」といった推奨情報等が挙げられる。
推奨情報作成部及び推奨情報送信部を有する情報提供サーバーは、推奨情報作成部が主に本発明における提供情報作成部として機能し、推奨情報送信部が主に、本発明における情報送信部として機能する。推奨情報作成部は、使用環境判定部47と同様にして使用環境を判定し、提供情報作成部は、第2結果送信部と同様にして、ユーザー端末3に対して推奨情報を提供する。推奨情報作成部及び推奨情報送信部を有する情報提供サーバーは、汎用コンピューターの表示部、入力部、記憶部、演算部、通信部等を、汎用コンピュータにインストールされたOS(オペレーションシステム)や所定の制御プログラムによってによって相互に連関して動作させることによって得られる。
ユーザーによる誤った使用方法を防止又は早期に是正する観点から、本発明の情報提供システムは、情報提供サーバー4が分析した、ユーザーによる商品の使用方法や環境条件が不適切な場合に、ユーザー端末3にアラートを表示させる機能を備えることが好ましい。上述した実施形態の情報提供システム1においては、使用履歴作成部42が、ユーザー端末3から送信されるデータに基づき、特定の商品についてのユーザーの使用時刻や使用量についての使用方法を特定し、使用方法判定部46が、図7に示す評価基準に従って、その使用方法が、誤った使用方法であって特にその程度の高いものではないかを判定する。また、上述した実施形態の情報提供システム1においては、使用履歴作成部42が、ユーザー端末3から送信されるデータに基づき、特定の商品についてのユーザーの使用時の環境条件を特定し、使用環境判定部47が、図7に示す評価基準に従って、その環境条件が、誤ったものであって特にその程度の高いものではないかを判定する。そして、図7に示す使用頻度、使用量及び使用環境のそれぞれについて、使用者の使用方法から求められる区分が、表7に示す「警告を発すべき区分」に該当する場合は、誤ったものであって特にその程度の高いものとして、結果送信部48又は第2結果送信部49に対してデータを送信し、ユーザー端末3に警告を表示させる。
例えば、推奨される使用頻度が1日1回の商品Aについて、ユーザーが登録した使用開始日から3日までの使用回数が、図8(c)に示すように連続して3日である場合、図7に示す評価基準の「2≧が3日≧に達したとき」という「警告を発すべき条件」に該当するものとして、該ユーザー端末3に対して警告を表示させる。
ユーザー端末3に対する警告の送信は、ユーザー端末に、「一日の使用回数は1回にしてください!」といった表示させるデータの送信であっても良いし、ユーザー端末やユーザー端末に接続された他の装置に、警告の表示をさせたり、警告を意味する音声やアラーム音を発生させるデータの送信であっても良い。
本実施形態の情報提供システム1によれば、化粧品である商品のメーカーは、自社又は委託先に情報提供サーバーの管理を行わせることによって、個々のユーザーの現実の使用状況を把握することができ、それにより商品の説明書や、店頭での説明等の多様な方法により、ユーザーによる誤った使い方を防止することができ、ユーザーの顧客満足度を向上させることができる。ユーザー端末に送信する情報は、ユーザーのみならず、化粧品である商品の販売者等の、本システムの提供者側にとっても商品開発に有用な情報となるため、本システムによる情報提供者側に蓄積することが好ましい。
本実施形態の情報提供システム1の情報提供サーバー4は、図4に示すように、ユーザー端末3が具備する身体情報取得手段51又は該ユーザー端末3に接続された身体情報取得手段52により取得したユーザーの身体データを、インターネット等のネットワークNを介してユーザー端末3から取得する身体データ取得部54と、取得した身体データに基づき、ユーザーの化粧品適用部位の状態を分析する身体データ分析部55と、その分析結果を、ユーザー端末3に送信して表示させる分析結果送信部58とを備える。身体データを取得するユーザー端末3は、商品使用データを受信するユーザー端末3と、同一であっても異なっていても良い。
身体データとしては、スマートフォンやタブレット型のパーソナルコンピューターに標準で搭載されているカメラ機能を用いて撮影した2次元の画像データや、顔等の3次元的な立体形状を有する化粧品適用部位をラインセンサー等によりスキャンして得られる3次元立体形状データが挙げられる。身体情報取得手段51.52が、ユーザー端末3のカメラ機能又はユーザー端末3に接続された別の撮像手段により、2次元の画像データを取得する場合、身体情報送信部53及び身体データ取得部54は、例えば、使用方法分析部40のデータ取得部41が、商品特定データ及び商品使用データをユーザー端末3から受信するタイミングと同時に、身体データを送受信する。
そして、身体データ分析部55における肌分析部56が、受信した画像データを分析して、ユーザーの化粧品適用部位の肌の状態を評価する。評価する肌の状態の分析としては、例えば、個々のユーザーの特定個所の画像データを、身体情報データベース77に登録していき、化粧品の初回使用日に撮影した画像データと、2回目以降使用日に撮影した画像データとを比較して、2回目以降の各使用日における初回使用日からの肌の状態の改善の程度を評価する。これに代えて、化粧品が使用された特定の日に撮影した画像データと、前回の化粧品使用日に撮影した画像データを比較して、前回の使用日からの肌の状態の改善の程度を評価しても良い。改善を評価する肌の状態としては、化粧品を適用することにより改善することが期待される種々の状態が挙げられ、例えば、シミの有無や程度、くすみの有無や程度、肌の色(美白効果)等を評価することができる。
図8(a)〜図8(c)には、月曜日や商品の使用開始日等の任意に設定した基準日(1日目)から1週間についての、ユーザーの使用事実の有無と、使用事実が確認された日に撮影された画像データとを上下に並べて示したものであり、例えば、このような使用の履歴と肌の状態の変化とを関連付けた画像を、ユーザー端末3に送信して表示部に表示させることで、ユーザーは、自己の使用方法とその使用方法の結果の肌状態の変化とを併せて認識することができる。使用方法分析部40による分析結果と身体情報分析部50による分析結果とを関連付けて、ユーザー端末3に表示させたり、データベースに蓄積することが好ましい。図8(a)〜図8(c)には、1日1回の使用が推奨される化粧品である商品について、図8(a)は、1日1回使用した理想的な使用方法を行ったユーザーに対して提供した情報の表示であり、図8(b)は、2日に1回の頻度で使用したユーザーに対して提供した情報の表示であり、図8(c)は、1〜3日まで1日に2回の頻度で過剰の化粧料の使用したユーザーに対して提供した情報の表示である。図8(c)のユーザーは、初日から3日まで過剰量を使用したために2〜3日目に肌の状態の悪化したことが推定される。
これにより、化粧品である商品のユーザーは、化粧品の使用方法や使用環境とそれによる肌状態の変化を認識することができるため、例えば、化粧品の効果が認められない場合に、その原因が自己の不適切な使用方法にあることを認識でき、適切な使用方法に改善する強い動機づけとなる。他方、化粧品の効果が認められる場合は、自己の適切な使用の結果であることを認識でき、適切な使用方法を継続する動機づけともなる。
商品の使用の履歴と肌状態の変化の履歴とを関連付けた情報(画像やデータ等)、当該商品についての適切な使用方法を知るために有用な指標ともなるため、ユーザーのみならず、情報提供者側にとっても有用な情報となる。
ユーザー端末3が専用端末で3次元立体形状データを取得可能である場合や、ユーザー端末に、3次元立体形状データの取得装置を接続した場合は、身体データ分析部55は、身体形状分析部57として、商品の使用の履歴と肌の立体形状の変化の履歴とを関連付けた情報(画像やデータ等)を得ることが可能となる。その場合、商品の使用の履歴と肌の立体形状の変化の履歴とを関連付けて、ユーザー端末3に送信して表示させることで、化粧品である商品のユーザーは、自己による化粧品の使用方法や環境条件の適否と、肌の立体形状の変化との関係を容易に認識することができる。肌の立体形状の変化としては、例えば、たるみの改善やむくみの改善、顔の輪郭の変化等が挙げられる。この場合もユーザーに、不適切な使用方法の改善や適切な使用方法の継続について動機づけを与えることができる。また、当該商品についての適切な使用頻度や使用環境を知ることができるため、ユーザーのみならず、情報提供者側の化粧品のメーカー等にとっても有用である。
なお、3次元立体形状データの取得装置としては、各種公知のものを用いることができ、例えば、Artec Group Inc社製の3Dスキャナ(ArtecEvaTM(登録商標))やVECTRA M3(キャンフィールドイメージングシステムズ CANFIELD Imaging Systems)等を用いることができ、また、米国マイクロソフトから発売された「Kinect for Windows」(2012年発売のKinect v1、2014年発売のKinect v2)を用いることもできる。「Kinect for Windows」は、赤外線プロジェクターと赤外線カメラとを備え、赤外線プロジェクターにより投光された赤外線パターンを赤外線カメラで読み取り、そのパターンのゆがみから各部までの距離情報を得ることができ、更にその距離情報に基づき、ヒトの輪郭を認識したり、ヒトの複数の部位点の位置を把握することができるものである。
本発明における化粧品としての商品としては、例えば、肌用化粧水、保湿液、美容液、保湿クリーム、乳液、洗顔料、フェイシャルリンス、化粧用油、ファンデーション、化粧下地、おしろい、口紅、アイシャドウ、頬紅、アイライナー、マニキュア、育毛剤、ヘアカラー、ヘアトニック、ハンドクリーム、ボディローション等が挙げられる。化粧品の身体に対する適用部位(化粧品適用部位)としては、例えば、顔全体、唇、まつげ、瞼、爪、頭皮、手、ボディ、脇、脛等が挙げられる。
図9は、上述した情報提供システム1を作動させる順序の一例を示すフローチャート図である。上述した情報提供システム1により、商品を使用するユーザーのユーザー端末に対し、該ユーザーによる商品の使用状況を反映した情報を提供するには、図9に示すように、ユーザー端末3にインストールされているアプリを起動させ(ステップS1)、その状態で、化粧品容器に収容された商品を使用する(ステップS2)と、化粧品容器が具備する「ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサー」(以下「使用検知センサー」)により当該商品の使用が検知され、該センサー22からの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データが作成される(ステップS3)。作成された商品使用データは、無線によりユーザー端末3に送信され(ステップS4)、更にユーザー端末3から情報提供サーバー4に、インターネットを介して送信される(ステップS5)。情報提供サーバー4は、提供情報作成制御プログラムによって制御される提供情報作成部にデータが入力される(ステップS6)。そして、身体データの一例である顔データが入力されているかのチェックが行われる(ステップS7)。商品使用データが入力された時点で顔データが入力されている場合は、診断プログラムが起動され、使用履歴作成部により使用履歴データが作成され、使用方法判定部により、その使用履歴データに基づき使用方法の判定が行われる(ステップS8)。また、顔データを用いた身体情報分析部による処理も行われる。
他方、商品使用データが入力された時点で顔データが入力されていない場合は、ユーザー端末3に対して、顔データを撮影して送るように促す顔データ欠落アラートが送信される(ステップS9)。データ欠落アラートを受信したユーザー端末3には、ステップS1で起動させてあるアプリの機能により、撮影の仕方等が表示され、ユーザー端末3に搭載されたカメラ機能を用いて、ユーザー自身によるユーザーの顔の撮像が行われる(ステップS10)。撮像を終了して、送信ボタンの押圧等の所定の操作を行うことによって、撮像した顔のデータが、情報提供サーバー4に送信される。情報提供サーバー4は顔のデータを受信すると、ステップS8において、診断プログラムが起動され、使用履歴作成部により使用履歴データが作成され、使用方法判定部により、その使用履歴データに基づき使用方法の判定が行われる。
ステップS8における、使用方法の判定の結果、使用方法が、アラート(警告)を発すべき所定の基準に合致する場合は、結果送信部からアラートが送信され(ステップS12)、ユーザー端末3がアラートを受信すると(ステップS13)、ユーザー端末の画面上に、使用の中止や使用の改善を促す表示が表示され、あるいはユーザー端末から警告音が発せられる。これにより、ユーザーは、使用方法の確認を行い、場合によっては、使用の中止、使用の改善、容器の修理の手配等を行う(ステップS14)。ステップS8において、使用方法の判定の結果が、アラート(警告)を発すべき所定の基準に合致しない場合は、ユーザー端末3に送信すべき提供情報が作成され(ステップS15)、ユーザー端末3に対して送信され(ステップS16)、ユーザー端末3が受信する(ステップS17)。提供情報を受信したユーザー端末3の画面には、ユーザーの使用状況を反映した情報が表示され、好ましくは、ユーザーの使用状況を反映した情報及び顔画像が併せて表示される(ステップS18)。例えば、ユーザーが、その表示を確認し、確認ボタンの押圧等の所定の操作を行うことにより、アプリが終了する(ステップS19)。
情報提供サーバー内又はこれに接続されたデーターベースのデータ蓄積部内には、情報提供サーバーが受信した商品使用データ等が順次蓄積される(ステップS20,S21)。この蓄積データを用いることにより、過去の判定結果や過去の商品使用データと対比した判定等が可能となる。
図10は、上述した情報提供システム1を作動させる順序の他の例を示すフローチャート図である。図10に示すフローにおいては、ユーザー端末3にインストールされたアプリを起動し(ステップS31)、該アプリにより表示される指示に従い、ユーザーは、自信の顔データを撮像する(ステップS32)。撮像後、アプリにより表示される指示に従い、送信ボタンの押圧等に所定の操作を行うことにより、顔データが、情報提供サーバー4に、インターネットを介して送信される(ステップS33)。情報提供サーバー4は、提供情報作成制御プログラムによって制御される提供情報作成部にデータが入力される(ステップS34)。その入力を契機として、商品使用データが入力されているかのチェックが行われる(ステップS35)。顔データが入力された時点で商品使用データが入力されている場合は、診断プログラムが起動され、使用履歴作成部により使用履歴データが作成され、使用方法判定部により、その使用履歴データに基づき使用方法の判定が行われる(ステップS36)。また、顔データを用いた身体情報分析部による処理も行われる。
他方、顔データが入力された時点で商品使用データが入力されていない場合は、ユーザー端末3に対して、商品使用データを送るように促す商品使用データ欠落アラートが送信される(ステップS37)。商品使用データ欠落アラートを受信したユーザー端末3には、ステップS31で起動させてあるアプリの機能により、商品使用データの取り込み及び送信方法等が表示され、その指示に従って送信ボタンの押圧等の所定の操作を行うことによって、化粧品容器のデーターロガーに記憶されていた商品使用データ、あるいは、ユーザー端末3に記憶されていた商品使用データが、情報提供サーバー4に送信される。情報提供サーバー4は、商品使用データを受信すると診断プログラムが起動され、使用履歴作成部により使用履歴データが作成され、使用方法判定部により、その使用履歴データに基づき使用方法の判定が行われる(ステップS36)。また、顔データを用いた身体情報分析部による処理も行われる。これ以後は、図9に示すフローのステップS11以降と同様の順序で、各種の処理が進められる。
本発明は、上記の実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。
例えば、本発明の情報提供システム1の動作の順序は、図9や図10に示すフローの順序に制限されない。
また、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー及び商品の使用時における使用環境を測定する環境センサーとしてのセンサーは、それぞれ、化粧品容器2に設けるのに代えて、化粧品容器2とセットをなす台座、例えば、化粧品容器2の底部の形状に対応する形状の凹部を備えた台座や、化粧品容器2の底部に設けた凹部に対応する凸部を備えた台座に設けることもできる。化粧品容器2とセットをなす台座とは、化粧品容器2と合致する凹部又は凸部を備えた台座の他、デザイン上の統一感を有する台座等が含まれる。
図11は、本発明の情報提供システムの他の実施形態の要部が示されている。
図11に示す例においては、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22が、化粧品容器2が載置される専用の台座、より具体的には、化粧品容器2の底部の形状に対応する形状の凹部を備えた専用の台座に設けられている。
第2実施形態の情報提供システムにおいては、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサー22と、該センサー22からの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを無線で送信する無線送信手段(図示せず)とが、化粧品である商品が収容される商品収容部を備えた化粧品容器2にではなく、該化粧品容器2が載置される化粧品容器用台座9に設けられている。化粧品容器用台座9に設けるセンサーとしては、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサーとして前述した各種のセンサーを用いることができ、例えば、質量センサー、荷重センサー、照度センサー等を設けることができる。
化粧品容器用台座9に設けた質量センサーや荷重センサーを設けた場合、化粧品容器用台座9に載置された化粧品容器2の質量や荷重を該質量センサーにより測定しておき、化粧品容器2が持ち上げられたことによる測定値の変化を検出したときに、当該化粧品容器2内に収容された商品の使用があったと検知することもできる。
また、ユーザーによる商品の使用を検知するためのセンサーを、化粧品容器2と、該化粧品容器2用の台座9との両方に設けることもできる。例えば、商品が使用されたことを検知するセンサーを化粧品容器2に設ける一方、その使用時における使用量を検知するためのセンサー、例えば質量センサーや照度センサー等を台座9に設けることもできる。
第2実施形態については、センサーを化粧品容器に設ける以外は、好ましい構成を含めて、図1〜図8を参照しつつ説明した上述した実施形態と同様の構成とすることができる。
また、図8(d)に示すように、複数の商品についての化粧用容器のそれぞれについて、使用履歴データを作成し、それらを同じ時間軸で、ユーザー端末に表示させるとともに、当該複数の商品の併用方法が、好ましい使用方法であるか否かを判定させても良い。例えば、商品Aと商品Bとを同時に使用することが望ましくない複数の商品について、両方の使用事実が同日に検知されたときに、「併用はおやめください」といった注意を表示させることで、併用に関し注意を喚起することができる。また、併用する場合は、それぞれの使用量を減らすことが望まれる場合、両方の使用事実が同日に検知されたときに、「それぞれの使用量を半分にしてください」といった注意を表示させることで、併用に関し注意を喚起することができる。
本発明の化粧品容器又は本発明の情報提供システムによれば、化粧品容器やその台座に設けたセンサーから得られるデータに基づき、複数人の商品使用データを得ることができる。複数人のユーザの商品使用データは、例えば、統計学上の処理や、ビッグデータとして人工知能(AI)による処理を行うことによって、より良い使用方法の開発に活用することもできる。ここでいう使用方法には、商品の使用量、商品の使用間隔、商品の使用時期、複数の商品の組み合わせ方等が挙げられるが、これらに制限されるものではない。商品の使用時期としては、例えば、朝、昼、夜のいずれの時期に使用すると高い効果が得られるか等が挙げられる。
また、商品使用データに基づきユーザーの使用履歴を作成した結果、当該ユーザーが当該商品を継続して使用していると判断される場合は、当該商品を継続して使用していることを理由として商品の割引(継続割引)を提案しても良い。また、身体情報取得手段により取得したユーザーの身体データに基づき、ユーザーの化粧品適用部位の状態を分析した結果として、その肌の状態に合った商品の提案や、使用する商品の変更、商品の使用の中断等を提案することもできる。
1 情報提供システム
2 化粧品容器
21a 商品
21 商品収容部
22 センサー
23 無線送信手段
24 タイマー
25 データロガー
121 容器本体
122 蓋
123 収容部
124 センサーモジュール
3 ユーザー端末
31 データ取得部
32 データ送信部
33 データ結合部
4 情報提供サーバー
40 使用方法分析部
41 データ取得部
42 使用履歴作成部
43 商品特定部
44 使用情報特定部
45 使用情報記録部
46 使用方法判定部
47 使用環境判定部
48 結果送信部(情報送信部)
49 第2結果送信部(情報送信部)
50 身体情報分析部
51,52 身体情報取得手段
53 身体情報送信部
54 身体データ取得部
55 身体データ分析部
56 肌分析部
57 身体形状分析部
58 分析結果送信部(情報送信部)
7 データベース
71 ユーザー管理データベース
72 商品管理データベース
73 使用履歴データベース
74 使用履歴テーブル
75 評価基準データベース
76 送信情報データベース
77 身体情報データベース

Claims (9)

  1. 化粧品である商品が収容される商品収容部と、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーと、前記センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器と、
    ネットワークを介して前記商品使用データを受信可能な情報提供サーバーとを備え、
    前記情報提供サーバーは、
    前記ネットワークを介して受信した前記商品使用データに基づき、前記ユーザーによる前記商品の使用状況を反映した提供情報を作成する提供情報作成部と、
    前記提供情報のデータを、前記ネットワークを介して、前記ユーザーのユーザー端末に送信する情報送信部とを有する、情報提供システム。
  2. 前記提供情報作成部は、
    前記商品使用データに基づき、前記商品についての前記ユーザーの使用履歴データの作成を行う使用履歴作成部と、
    前記使用履歴データに基づき、前記ユーザーによる前記商品の使用方法が、当該商品についての好ましい使用方法であるか否かを判定する使用方法判定部とを有し、
    前記情報送信部は、
    前記提供情報のデータとして、前記使用方法判定部による判定結果のデータを、前記ネットワークを介して前記ユーザー端末に送信する結果送信部を有する、請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記情報提供サーバーは、更に、前記ユーザー端末が具備する身体情報取得手段又は前記ユーザー端末に接続された身体情報取得手段により取得した前記ユーザーの身体データを、ネットワークを介して前記ユーザー端末から取得する身体データ取得部と、該身体データに基づき、前記ユーザーの化粧品適用部位の状態を分析する身体データ分析部と、その分析結果のデータを、前記ユーザー端末に送信する分析結果送信部とを備える、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 前記化粧品容器が、前記商品の使用時における使用環境を測定する環境センサーを備えており、前記情報提供サーバーは、使用環境を含む使用履歴データを作成する前記使用履歴作成部と、使用時における使用環境の適否を判定する使用環境判定部と、該使用環境判定部の判定結果のデータを、前記ユーザー端末に送信する第2結果送信部とを有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の情報提供システム。
  5. 前記化粧品容器が、前記商品の使用時における使用環境を測定する環境センサーを備え、前記情報提供サーバーは、前記環境センサーから得られた使用環境の情報に基づき該使用環境に応じた推奨情報を作成する推奨情報作成部と、その推奨情報を前記ユーザー端末に送信する推奨情報送信部とを有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の情報提供システム。
  6. 前記化粧品容器が、前記ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーとして、該化粧品容器の全体又は蓋の移動を検知するセンサー及び該商品の使用の前後の
    商品の収容量の変化を検知するセンサーとを備えており、該化粧品容器の全体又は蓋の移動、及び該化粧品容器の商品の収容量の変化の両方を検知したときに、該商品が使用されたと検知する、請求項1〜5の何れか1項に記載の情報提供システム。
  7. 化粧品である商品が収容される商品収容部と、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーと、前記センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器。
  8. ユーザーによる前記商品の使用を検知するための前記センサーとして、加速度データ、角速度センサー、荷重センサー、質量センサー、照度センサーから選択される1又は2以上のセンサーを備える、請求項7に記載の化粧品容器。
  9. 化粧品である商品が収容される商品収容部を備えた化粧品容器が載置され、ユーザーによる前記商品の使用を検知するためのセンサーと、前記センサーからの情報と時刻とが関連付けられた商品使用データを、無線で送信する無線送信手段を備えた化粧品容器用台座と、
    ネットワークを介して前記商品使用データを受信可能な情報提供サーバーとを備え、
    前記情報提供サーバーは、
    前記ネットワークを介して受信した前記商品使用データに基づき、前記ユーザーによる前記商品の使用状況を反映した提供情報を作成する提供情報作成部と、
    前記提供情報のデータを、前記ネットワークを介して、前記ユーザーのユーザー端末に送信する情報送信部とを有する、情報提供システム。
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