JP2019008382A - 植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法 - Google Patents

植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法 Download PDF

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成英 山田
須藤 晴彦
Haruhiko Sudo
晴彦 須藤
雄吾 高木
Yugo Takagi
雄吾 高木
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Abstract

【課題】植物の生育環境の制約を受けることなく、植物の画像領域を高精度に抽出することができる植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法を提供する。【解決手段】植物の画像領域抽出装置1において、撮影画像取得部(20、31)は、植物の生育段階を時系列的に撮影した複数の撮影画像を取得する。CPUにおいて、色変換処理部は、複数の撮影画像に色変換処理を施して複数の色変換画像とする。二値化閾値設定部は、複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、論理演算処理の結果に従って、二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する。マスク画像生成部は、複数の色変換画像に二値化閾値に基づく二値化処理を施してマスク画像を生成する。植物領域抽出部は、マスク画像に基づいて複数の撮影画像から植物の画像領域を抽出する。【選択図】図2

Description

本発明は、植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法に関する。
特許文献1には、植物体を撮像して取得したカラー画像より植物体の画像領域を抽出する方法が開示されている。この方法では、カラー画像の所定の色成分画像について背景の画像領域の濃度値を計測し、その計測値を予め同種の植物体のサンプルを用いて求められた2値化しきい値を算出する演算式に当てはめて背景の画像領域の明るさに応じた2値化しきい値を算出する。そして、2値化しきい値により色成分画像を2値化処理してマスク画像を生成し、そのマスク画像を用いてカラー画像より植物体の画像領域のみを抽出する。カラー画像は、単位画素当たりの面積を求めるための基準板の画像を含んでいる。2値化しきい値を算出する演算式は、色成分画像の背景の画像領域内の最も暗いまたは最も明るい決められた領域の濃度値と基準板の画像領域の濃度値との間の値に2値化しきい値を決定するものである。
特許第5761789号公報
しかしながら、特許文献1は、植物の生育環境(栽培環境)を制約しなければならないという技術課題がある。例えば、特許文献1は、カラー画像に単位画素当たりの面積を求めるための基準板(指標物)の画像が含まれていること、色成分画像に二値化の基準となる明暗の基準領域が存在することが必須となっており、パレット上に同一環境で植物を生育管理(栽培管理)するような場合に適用範囲が限られている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、植物の生育環境の制約を受けることなく、植物の画像領域を高精度に抽出することができる植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法を提供することを目的の1つとする。
本実施形態の植物の画像領域抽出装置は、その一態様では、植物の生育段階を時系列的に撮影した複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記複数の撮影画像に色変換処理を施して複数の色変換画像とする色変換処理部と、前記複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、当該論理演算処理の結果に従って、前記二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する二値化閾値設定部と、前記複数の色変換画像に前記二値化閾値に基づく二値化処理を施してマスク画像を生成するマスク画像生成部と、前記マスク画像に基づいて前記複数の撮影画像から植物の画像領域を抽出する植物領域抽出部と、を有することを特徴としている。
本実施形態の植物の画像領域抽出方法は、その一態様では、植物の生育段階を時系列的に撮影した複数の撮影画像を取得する撮影画像取得ステップと、前記複数の撮影画像に色変換処理を施して複数の色変換画像とする色変換処理ステップと、前記複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、当該論理演算処理の結果に従って、前記二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する二値化閾値設定ステップと、前記複数の色変換画像に前記二値化閾値に基づく二値化処理を施してマスク画像を生成するマスク画像生成ステップと、前記マスク画像に基づいて前記複数の撮影画像から植物の画像領域を抽出する植物領域抽出ステップと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、植物の生育環境の制約を受けることなく、植物の画像領域を高精度に抽出することができる植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法を提供することができる。
本実施形態による植物の画像領域抽出装置を搭載した植物生育管理システムの構成を示す図である。 植物生育管理装置のハードウェア構成を示す図である。 CPUの内部構成を示す機能ブロック図である。 二値化閾値設定部による二値化閾値の設定の一例を示す図である。 撮影画像とこれに対応する色変換画像及び色変換画像に二値化閾値候補群の各々に基づく二値化処理を施した二値化画像を示す図である。 二値化閾値設定部が排他的論理和演算を実行することの技術的意義を示す図である。 本実施形態による植物の画像領域抽出方法を示すフローチャートである。 図7のステップST10の複数の撮影画像と色変換画像の取り込み処理を示すフローチャートである。 図7のステップST20の論理演算処理を示すフローチャートである。 図7のステップST30の二値化閾値設定処理を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態による植物の画像領域抽出装置を搭載した植物生育管理システムの構成を示す図である。植物生育管理システム1は、例えば、植物工場に設置されて、当該植物工場で生育される野菜や果物等の植物10(図1ではイチゴを例示して描いている)の画像を抽出し、抽出した植物10の画像に基づいて、当該植物10の生育情報を推定して、当該植物10の生育管理(水や栄養分の調整等)を実行する。
植物生育管理システム1は、カラーカメラ(撮影画像取得部)20と、植物生育管理装置(制御用PC)30とを有している。カラーカメラ20と植物生育管理装置30は、互いに通信可能に接続されている。
カラーカメラ20は、植物10の生育段階を時系列的に撮影して複数の撮影画像(RGB画像)を取得する(図1はグレースケールで読み込んでいるが植物10の撮影画像はカラー画像である)。複数の撮影画像は、例えば、第1段階では植物10の発芽画像、第2段階では植物10の栄養成長画像、第3段階では植物10の花芽分化画像、第4段階では植物10の開花画像、第5段階では植物10の受精画像、第6段階では植物10の結実画像とすることができる(第1段階〜第6段階の段階ごとに複数の撮影画像を含むことができる)。カラーカメラ20は、撮影(取得)した複数の撮影画像を植物生育管理装置30に送信する。
なお、図1ではカラーカメラ20を単一のブロックで描いているが、カラーカメラ20の数や配置には自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、植物10の上方と側方に複数のカラーカメラ20を設け、上方のカラーカメラ20で植物の株の密度を主にモニタリングし、側方のカラーカメラ20で植物の丈の長さを主にモニタリングすることができる。
図2は、植物生育管理装置30のハードウェア構成を示す図である。植物生育管理装置30は、インターフェース部(撮影画像取得部)31と、CPU32と、メモリ33と、記憶部34と、入力部35と、表示部36と、これら構成要素31〜36を互いに接続するバス37とを有している。
インターフェース部31は、カラーカメラ20から送信されてきた複数の撮影画像を受信(取得)する。すなわち、複数の撮影画像を取得する「撮影画像取得部」は、カラーカメラ20であってもよいし、植物生育管理装置30のインターフェース部31であってもよい。別言すると、本実施形態の「植物の画像領域抽出装置」は、カラーカメラ20と植物生育管理装置30の組み合わせによって構成されてもよいし、植物生育管理装置30の単体で構成されてもよい。
CPU32は、植物生育管理装置30の全構成要素を制御するための中央処理装置である。CPU32の詳細構成や具体的制御については後述する。
メモリ33は、例えばRAM(Random Access Memory)等から構成されており、インターフェース部31が受信した複数の撮影画像を記録するとともに、CPU32が処理中のデータやプログラム等を記録するものである。
記憶部34は、例えばHDD(Hard Disc Drive)等から構成されており、CPU32がその機能(特に本実施形態による植物の画像領域抽出機能)を実現するための各種のプログラムやデータ等を記憶するものである。
入力部35は、例えばキーボードやマウス等を有する入力装置から構成されている。
表示部36は、インターフェース部31が受信した複数の撮影画像やその他の画像、植物10の生育管理情報等を表示する表示装置から構成されている。
図3は、CPU32の内部構成を示す機能ブロック図である。CPU32は、色変換処理部32Aと、二値化閾値設定部32Bと、マスク画像生成部32Cと、植物領域抽出部32Dとを有している。
色変換処理部32Aは、インターフェース部31が受信した複数の撮影画像に色変換処理を施して複数の色変換画像とする。例えば、色変換処理部32Aは、複数の撮影画像であるRGB画像をLab画像に変換するRGB/Lab変換処理を実行した後、当該Lab画像からB成分を抽出することにより、複数の色変換画像とする。色変換処理部32Aによる色変換処理の前後に亘る複数の撮影画像と複数の色変換画像は、互いに対応付けられて、記憶部34に記憶される。なお、色変換処理部32Aによる色変換処理の態様には自由度があり、種々の設計変更が可能である。
二値化閾値設定部32Bは、色変換処理部32Aによる複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、当該論理演算処理の結果に従って、二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する。
二値化閾値設定部32Bは、色変換処理部32Aによる複数の色変換画像に二値化閾値候補群の各々に基づく二値化処理を施して排他的論理和演算(XOR演算)することで二値化画像群を生成し、当該二値化画像群から選択した二値化画像に対応する二値化閾値を設定する。
二値化閾値設定部32Bは、二値化画像群から最大画素数の二値化画像を選択し、当該二値化画像に対応する二値化閾値を設定する。
本実施形態では、「二値化閾値(二値化閾値候補群の各構成要素)」は、画素濃度値を意味している。また、「二値化処理」は、色変換画像の各画素のうち、二値化閾値(画素濃度値)以上のものを拾い、二値化閾値(画素濃度値)未満のものを切り捨てることにより、白と黒の二階調の二値化画像を生成することを意味している。
図4は、二値化閾値設定部32Bによる二値化閾値の設定の一例を示す図である。図4は、植物10の生育段階を1日毎に90日に亘って撮影して各90枚の撮影画像(RGB画像)と色変換画像を取得する場合を例示している。
まず、二値化閾値設定部32Bは、1日目〜90日目の90枚の色変換画像に対して、二値化閾値候補群のうち最も小さい二値化閾値(画素濃度値)aによる二値化処理を施して、排他的論理和演算(XOR演算)することで、最初の二値化画像を得る。
次いで、二値化閾値設定部32Bは、1日目〜90日目の90枚の色変換画像に対して、二値化閾値候補群のうち2番目に小さい二値化閾値(画素濃度値)a+xによる二値化処理を施して、排他的論理和演算(XOR演算)することで、2枚目の二値化画像を得る。
次いで、二値化閾値設定部32Bは、1日目〜90日目の90枚の色変換画像に対して、二値化閾値候補群のうち3番目に小さい二値化閾値(画素濃度値)a+2xによる二値化処理を施して、排他的論理和演算(XOR演算)することで、3枚目の二値化画像を得る。
同様の処理を続けて行き、最後に、二値化閾値設定部32Bは、1日目〜90日目の90枚の色変換画像に対して、二値化閾値候補群のうち最も大きい二値化閾値(画素濃度値)bによる二値化処理を施して、排他的論理和演算(XOR演算)することで、最後の二値化画像を得る。
このようにして、複数枚の二値化画像から構成される二値化画像群が得られる。ここで、二値化画像群を構成する二値化画像の数は、二値化閾値候補群を構成する二値化閾値の数と同一となっている(対応している)。
そして、二値化閾値設定部32Bは、二値化画像群から最大画素数の二値化画像(二値化画像群のうち白の画素数が最大となる二値化画像)を選択し、当該二値化画像に対応する二値化閾値を設定する。図4の例では、3枚目の二値化画像が最大画素数(5450画素)となっており、それに対応する二値化閾値(画素濃度値)a+2xが設定される。
図5は、撮影画像とこれに対応する色変換画像(仮にx日目とする)、及び色変換画像に二値化閾値候補群の各々に基づく二値化処理を施した二値化画像を示す図である。図5はグレースケールで読み込んでいるため、撮影画像と色変換画像の判別が付き難くなっているが、これは作図の便宜上の理由によるものである。図5の例では、最小の二値化閾値(画素濃度値)aを用いた二値化画像、最大の二値化閾値(画素濃度値)bを用いた二値化画像、及び、中間の二値化閾値(画素濃度値)a+nxを用いた二値化画像を描いている。
図5に示すように、最小の二値化閾値(画素濃度値)aを用いた二値化画像は、色変換画像の全画素を拾った全面白色となっており、最大の二値化閾値(画素濃度値)bを用いた二値化画像は、色変換画像の全画素を切り捨てた全面黒色となっている。これに対し、中間の二値化閾値(画素濃度値)a+nxを用いた二値化画像は、色変換画像のうち、植物10のシルエットに対応する画素部分を拾って白色とし、それ以外の画素部分を切り捨てて黒色としたものとなっている。
続いて、図6を参照して、二値化画像(群)の生成ひいては二値化閾値の設定に際して、二値化閾値設定部32Bが排他的論理和演算(XOR演算)を実行することの技術的意義について説明する。図6では、植物10の生育段階の1日目、45日目、90日目の各色変換画像の簡易モデルを例示しており、各色変換画像の各画素を5×5のマトリックス状に描くとともに、各画素に1−1〜5−5の符号を付している。
生育段階の1日目では、画素4−2、4−3、4−4、5−2、5−3、5−4に植物10の栽培地(栽培容器)が含まれている。生育段階の45日目では、画素4−2、4−3、4−4、5−2、5−3、5−4に植物10の栽培地(栽培容器)が含まれており、且つ、画素2−3、3−3、4−3に植物10の茎部分が含まれている。生育段階の90日目では、画素4−2、4−3、4−4、5−2、5−3、5−4に植物10の栽培地(栽培容器)が含まれており、画素2−3、3−3、4−3に植物10の茎部分が含まれており、画素2−2、2−3、2−4、3−2、3−3、3−4に植物10の葉部分や実部分が含まれている。
ここで、ある画素に植物10が含まれている場合を“1”、含まれていない場合を“0”と定義すると、画素2−3、3−3は、生育段階の1日目⇒45日目⇒90日目に亘って、“0”⇒“1”⇒“1”と推移し、画素2−2、2−4、3−2、3−4は、生育段階の1日目⇒45日目⇒90日目に亘って、“0”⇒“0”⇒“1”と推移している。このように、植物10が時間の経過とともに成長することに着目して、それまで植物10が含まれていない画素に植物10が含まれることになったことを排他的論理和演算(XOR演算)によって読み取って、二値化画像(群)の生成ひいては二値化閾値の設定を実行する。
マスク画像生成部32Cは、色変換処理部32Aによる複数の色変換画像に、二値化閾値設定部32Bが設定した二値化閾値に基づく二値化処理を施して、マスク画像を生成する。マスク画像は、例えば、インターフェース部31が受信した複数の撮影画像(RGB画像)から抽出するべき植物の画像領域を白色とし、それ以外の領域を黒色としたような画像とすることができる。
植物領域抽出部32Dは、マスク画像生成部32Cが生成したマスク画像に基づいて、インターフェース部31が受信した複数の撮影画像(RGB画像)から植物の画像領域を抽出する。
上述したように、マスク画像生成部32Cは、マスク画像の生成に当たって、二値化閾値設定部32Bが設定した二値化閾値を使用するのであるが、二値化閾値設定部32Bがどのようなタイミングで二値化閾値を設定するのかには自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、90日の生育期間を1つのサイクルとしたとき、今回のサイクルが終了したタイミングで、次回のサイクルで使用する二値化閾値を設定することができる。この場合、今回のサイクルは、次回のサイクルで使用する二値化閾値を設定するためのサンプリングサイクルとしての意味合いを持つことになる。あるいは、1つのサイクル内で、一定期間ごとに二値化閾値を設定(更新)することができる。例えば、育成段階の30日目、60日目、90日目が経過したタイミングで、二値化閾値を設定(更新)することができる。
図7は、本実施形態による植物の画像領域抽出方法を示すフローチャートである。
ステップST10では、複数の撮影画像と色変換画像の取り込み処理を実行する。
ステップST20では、複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行する。
ステップST30では、二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する二値化閾値設定処理を実行する。
ステップST40では、植物生育管理装置30のマスク画像生成部32Cが、ステップST10で取り込んだ複数の色変換画像に、ステップST30で設定した二値化閾値に基づく二値化処理を施して、マスク画像を生成する(マスク画像生成処理)。
ステップST50では、植物生育管理装置30の植物領域抽出部32Dが、ステップST40で生成したマスク画像に基づいて、ステップST10で取り込んだ複数の撮影画像から植物の画像領域を抽出する(植物の画像領域抽出処理)。
図8は、図7のステップST10の複数の撮影画像と色変換画像の取り込み処理を示すフローチャートである。
ステップST11では、植物生育管理装置30のインターフェース部31が、カラーカメラ20から送信されてきた撮影画像を受信する。
ステップST12では、植物生育管理装置30の色変換処理部32Aが、インターフェース部31が受信した撮影画像に色変換処理を施して色変換画像とする。
ステップST13では、植物生育管理装置30の記憶部34が、撮影画像(ステップST11)と色変換画像(ステップST12)を互いに対応付けて記憶する。
ステップST14では、所定時間経過するのを待つ。例えば、毎日の同時刻に撮影画像と色変換画像を取り込む場合には、翌日の同時刻になるのを待つ。
ステップST15では、植物生育管理装置30の記憶部34が記憶した撮影画像と色変換画像が所定枚数に到達しているか否かを判定する。撮影画像と色変換画像が所定枚数に到達していない場合(ステップST15:No)は、ステップST11に戻り、撮影画像と色変換画像が所定枚数に到達している場合(ステップST15:Yes)は、リターンする。
図9は、図7のステップST20の論理演算処理を示すフローチャートである。
ステップST21では、植物生育管理装置30の二値化閾値設定部32Bが、二値化閾値候補群のうち最小の二値化閾値(画素濃度値)aを論理演算処理用二値化閾値nに仮設定する(n=a)。
ステップST22では、植物生育管理装置30の記憶部34が記憶した複数の色変換画像が読み出される。
ステップST23では、植物生育管理装置30の二値化閾値設定部32Bが、複数の色変換画像に対して、仮設定した論理演算処理用二値化閾値nによる二値化処理を施す。
ステップST24では、植物生育管理装置30の二値化閾値設定部32Bが、二値化処理を施した複数の色変換画像を排他的論理和演算(XOR演算)することで二値化画像を得る。
ステップST25では、植物生育管理装置30の記憶部34が、二値化閾値設定部32Bが排他的論理和演算(XOR演算)することで得られた二値化画像を記憶する。
ステップST26では、植物生育管理装置30の二値化閾値設定部32Bが、仮設定した論理演算処理用二値化閾値nを一段階だけインクリメントする(n⇒n+x)。
ステップST27では、仮設定した論理演算処理用二値化閾値nが、二値化閾値候補群のうち最大の二値化閾値(画素濃度値)bに到達しているか否かを判定する(n<b?)。論理演算処理用二値化閾値nが最大の二値化閾値(画素濃度値)bに到達していない場合(n<b)(ステップST27:No)は、ステップST23に戻り、論理演算処理用二値化閾値nが最大の二値化閾値(画素濃度値)bに到達している場合(n=b)(ステップST27:Yes)は、リターンする。
ステップST23〜ステップST27のループによって、仮設定した論理演算処理用二値化閾値nがa、a+x、a+2x、・・・、bのそれぞれの場合の二値化画像を得ることで、二値化画像群が生成される。二値化画像群は、植物生育管理装置30の記憶部34に記憶される。
図10は、図7のステップST30の二値化閾値設定処理を示すフローチャートである。
ステップST31では、植物生育管理装置30の二値化閾値設定部32Bが、二値化画像群から最大画素数の二値化画像(白黒の二階調のうちの白領域の画素数が最も大きい二値化画像)を選択し、当該二値化画像に対応する二値化閾値を設定して、リターンする。
このように、本実施形態によれば、植物生育管理装置30の二値化閾値設定部32Bが、複数の色変換画像(RGB画像)と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、論理演算処理の結果に従って、二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する。これにより、植物の生育環境の制約を受けることなく、常に最適な二値化閾値の設定・更新が可能になるため、植物の画像領域を高精度に抽出することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成要素の大きさや形状、機能などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明は、植物工場に設置される植物の画像領域抽出装置及び植物の画像領域抽出方法に適用することができる。
1 植物の生育管理システム(植物の画像領域抽出装置)
10 植物
20 カラーカメラ(撮影画像取得部)
30 植物生育管理装置(制御用PC)
31 インターフェース部(撮影画像取得部)
32 CPU
32A 色変換処理部
32B 二値化閾値設定部
32C マスク画像生成部
32D 植物領域抽出部
33 メモリ
34 記憶部
35 入力部
36 表示部
37 バス

Claims (6)

  1. 植物の生育段階を時系列的に撮影した複数の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
    前記複数の撮影画像に色変換処理を施して複数の色変換画像とする色変換処理部と、
    前記複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、当該論理演算処理の結果に従って、前記二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する二値化閾値設定部と、
    前記複数の色変換画像に前記二値化閾値に基づく二値化処理を施してマスク画像を生成するマスク画像生成部と、
    前記マスク画像に基づいて前記複数の撮影画像から植物の画像領域を抽出する植物領域抽出部と、
    を有することを特徴とする植物の画像領域抽出装置。
  2. 前記二値化閾値設定部は、前記複数の色変換画像に前記二値化閾値候補群の各々に基づく二値化処理を施して排他的論理和演算することで二値化画像群を生成し、当該二値化画像群から選択した二値化画像に対応する二値化閾値を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の植物の画像領域抽出装置。
  3. 前記二値化閾値設定部は、前記二値化画像群から最大画素数の二値化画像を選択し、当該二値化画像に対応する二値化閾値を設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の植物の画像領域抽出装置。
  4. 植物の生育段階を時系列的に撮影した複数の撮影画像を取得する撮影画像取得ステップと、
    前記複数の撮影画像に色変換処理を施して複数の色変換画像とする色変換処理ステップと、
    前記複数の色変換画像と二値化閾値候補群に基づく論理演算処理を実行し、当該論理演算処理の結果に従って、前記二値化閾値候補群から二値化閾値を設定する二値化閾値設定ステップと、
    前記複数の色変換画像に前記二値化閾値に基づく二値化処理を施してマスク画像を生成するマスク画像生成ステップと、
    前記マスク画像に基づいて前記複数の撮影画像から植物の画像領域を抽出する植物領域抽出ステップと、
    を有することを特徴とする植物の画像領域抽出方法。
  5. 前記二値化閾値設定ステップでは、前記複数の色変換画像に前記二値化閾値候補群の各々に基づく二値化処理を施して排他的論理和演算することで二値化画像群を生成し、当該二値化画像群から選択した二値化画像に対応する二値化閾値を設定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の植物の画像領域抽出方法。
  6. 前記二値化閾値設定ステップでは、前記二値化画像群から最大画素数の二値化画像を選択し、当該二値化画像に対応する二値化閾値を設定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の植物の画像領域抽出方法。
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CN111855653A (zh) * 2019-04-25 2020-10-30 河南中原光电测控技术有限公司 一种植物干旱监测方法、监测模块和监测装置
RU2767587C1 (ru) * 2020-10-29 2022-03-17 Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт проблем управления им. В.А. Трапезникова Российской академии наук Способ подготовки набора фотографий для машинного анализа для обнаружения и классификации патологий сельскохозяйственных культур

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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