JP2019007282A - 音楽ホール等の段床前部を座面として活用し座席と立見席として両用するための手すり配置 - Google Patents

音楽ホール等の段床前部を座面として活用し座席と立見席として両用するための手すり配置 Download PDF

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雅彦 末山
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Abstract

【課題】 老朽化した音楽ホール等の改修費用を圧縮しつつ経営改善にも寄与すること。【解決手段】 音楽ホール等の座席を撤去し、段床部分を座面として活用する手法を考案した。段床を立見席とする際に、法的に求められる手すり位置を通常の段床前端部から座面の長さ分後退させて配置することで、立見席と座席の変更を最小限の労力で可能とするとともに発券枚数を増加させる。改修費用を圧縮しつつ興行主に対する営業力を向上させることで、音楽ホール等の経営改善を実現する。【選択図】図1

Description

図3に表示した床面が段床及び傾斜床の劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂若しくは集会場の用途に供する施設(以下、音楽ホール等と表記)は、昭和30年代から地方自治体等により整備されてきた。規模的には、県は約2000席、中核市は約1500席、市は約1000席、町村は約500席規模の音楽ホール等の公共施設を建設してきた。しかし平成の大合併の結果、各自治体が音楽ホール等を複数所有し過当競争から経営悪化が深刻化する事態となり、地方財政の疲弊も相まって、新築や改築はもとより、改修や施設維持費用すらままならない現状にある。しかも、これらの音楽ホール等のうち初期に建築されたものは築50年を超え改築や改修の時期を迎えている。
私は地方公務員で老朽化した964席の音楽ホールに勤務している。熊本地震に被災したこともあり、閉館すべきか、改修すべきか、どうやって経営改善するかを職務として考える毎日だ。そこで、音楽ホール等の改修費用を圧縮しつつ経営改善にも寄与する手法を考案することが課題となった。これは日本では普遍的な課題である。
興行主の利益の視点から考えると、2000席や1500席規模の大型音楽ホール等の需要は旺盛であるが、1000席規模の中型音楽ホール等は老朽化と経営悪化に悩まされている。500席規模の小型音楽ホール等は過当競争にさらされ閉館された施設も多く見受けられる。この前提条件を踏まえた経営改善の方向性として、既存座席を撤去し立見席とすることで、大規模ホールと同等の発券枚数を確保することとした。図2に表示した通常アプローチの手すりと可搬座席の併用方式を採用すると、手すりの強度確保には埋め込みや壁面固定などが必要となるが、老朽化した段床に大きく深い穴を開ける技術的困難さと段床自体の強度低下が避けられないことから補強工事まで追加することになり、改修費用が多額であること、椅子購入費用、椅子収納場所、椅子を運ぶ人手も必要となり。実現難易度が高いと判断した。図3に表示した新手法を考案した。
立見席と座席を最小限の労力で可変する構造に改修する。
図1に示した形状に段床をを改修することで音楽ホール等の定員を増大し立見席として利用する。
また、図1の座面にクッションを置いたり、手すりに折り畳み式の座面を組み込むことにより座席としても利用可能となる。
古すぎて部品入手不可能な椅子を、現行製品である席幅の広い椅子に換装すると、高額な改修費用と席数減少による興行主への営業力低下という問題が発生し、改修工事をしたために閉館に追い込まれるという結果を招きかねない。
図1に示した新手法であれば、改修費用も劇的に安価となり、音楽ホール等の営業力も向上し、経営改善に大きく寄与する。
しかし、集客範囲が重複する他の音楽ホールがこの新手法を採用した場合は、再度、音楽ホール等の競争激化を招き経営改善の効果が減殺されるため、知的所有権を早期に確定し新手法を採用する音楽ホール等の数を理性的にコントロールする必要がある。
新手法の概念図 通常の手法による立見席と座席の併用手法の概念図 音楽ホール等の椅子を撤去した段床の形状図 量販品を組合せた自立式バリケード(新手法を実施する一例)
図4に示す通り、安価に入手可能な量販部品を小改造し高さ750mmの自立式バリケードを組み立てる。
別途、鉄筋コンクリート床面に高ナットを埋め込む改修工事を行う。しかし、床面内部の鉄筋配置によっては最適な場所に高ナットの埋め込みが不可能な場合もあるので、床面固定用長穴と脚部角度の許容範囲内で埋め込み位置を調整して施工する。
最後に自立式バリケード脚部長穴の上方からボルト止めして固定する。このユニットを並べて手すりとする。
座面にはクッションを置き、クッション枚数で座面高を調整し手すりによる視界不良を改善する。調整限度を超える場合は、図4に示す車止め流用部品の脚部を切断した低い手すりと交換して対応する。
座面に置くクッションの間隔を調整し、1列のクッション枚数で座席数を可変させ快適性と収益性を自在に調整できる。
隣席の観客との関係性によりクッション位置を微調整してプライバシー確保にも寄与する。
高齢者など筋力低下により椅子からの立上り動作が困難な人には、手すりの上下2段の横方向パイプと脚部の縦方向パイプを掴み身体を引き寄せることで立上り動作を助けられる。また通路から席への移動の際も身体保持に寄与するようなユニバーサルデザインとなる。
吊天井落下事故発生時には手すりが観客の生存空間確保に寄与する。
手すり下部は防火構造となっているので、火災で煙が発生し観客が這って進む姿勢の際には火炎から身体を保護する安全な避難通路となる。加えて低い位置に表示した避難方向指示矢印は日本語を理解できない外国人や幼児にも最良の避難方向を本能的に認識させ安全性を高める。
古代ローマのコロッセオ、野球場やサッカースタジアムのスタンド席、近世の芝居小屋の構造を、現代の法規制に合致させつつ安価に実現する新手法として考案した。結果的に、音楽ホール等とライブハウスの中間形態に到達したので、この新形態をライブホールと名付ける。
私の勤務先である八代市厚生会館の改修案として提案しているが、採用されるかは不透明である。
全ての音楽ホール等の新築、改築、改修に採用される可能性は高いと思われる。
今回の実施手法であれば、改修費用は安価で、営業力が向上するだけでなく、火災や地震での観客の安全性も向上し、手すりに使用した自立式バリケードは災害やイベント時に車止めや避難所内の仕切にも流用でき、段床に突起物がないので救援物資の集積場として音楽ホール等を転用できる。
経営改善ができず閉館するような最悪の事態でも、自立式バリケードの脚部を90度回転させると最小限のスペースで保管できるので廃棄費用も削減される。

Claims (1)

  1. 音楽ホール等の床面が段床形状であって、段床の前部及びその上空部分を座面として活用するために、手すりを後方にずらして配置することを登録請求の対象とする。手すりについては、固定と収納及び可搬に関わらず登録請求の対象とする。また手すりの形状についても、一体、分割、壁、板、柵、バリケード、棒、パイプ、鎖、紐等及びそれらの組合せに関わらず登録請求の対象とする。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3046573B2 (ja) * 1997-12-24 2000-05-29 中央ビルト工業株式会社 仮設観覧席および仮設観覧席の組立方法
JP3407216B2 (ja) * 1999-01-19 2003-05-19 コクヨ株式会社 移動観覧席

Patent Citations (2)

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