JP2019006041A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図2は本実施形態で用いるシアンインクの記録ヘッド105の構成を説明するための図である。なお、以降の説明では簡単のため、記録ヘッド105〜108のうちの記録ヘッド105のみについて記載するが、記録ヘッド105以外の記録ヘッド106〜108も記録ヘッド105と同様の構成をとる。
図4は本実施形態に適用される循環経路の構成を示す模式図である。なお、ここでは簡単のため、記録ヘッド105〜108のうちの記録ヘッド105における循環経路のみを説明するが、他の記録ヘッド105〜108における循環経路も同様である。なお本実施形態ではインクはメインタンク1003から第3循環ポンプ1004を介して供給され、負圧制御ユニット230や記録ヘッド105を回り、第1循環ポンプ1001、第2循環ポンプ1002を介してメインタンク1003に回収されるが、この一連の供給・回収のための経路を循環経路と称する。
図5は本実施形態の記録装置におる記録制御系の構成を示す図である。ここでは簡単のため、記録ヘッド105〜108のうちの記録ヘッド105に関わる記録制御系のみ説明する。
図3、図4に示すような循環経路を有する記録装置を用いる場合、吐出口近傍でインクの濃縮(濃度増加)が生じたとしてもインクの循環によって循環経路を介して吐出口近傍から除去される。そのため、吐出口近傍のみにおいて濃縮が進むことは避けられるが、循環によって循環経路全体で徐々に濃縮が進んでしまう。そのため、吐出量が変動し、それによって濃度のずれが生じてしまう虞がある。
本実施形態では、記録動作中の蒸発量Vxと非記録動作中の蒸発量Vyをまず算出し、それらの和をとり、トータルの蒸発量V(Vx+Vy)とする。なお、本実施形態では後述する循環経路内の濃度を更新する(N(x)→N(x+1))処理の前後での蒸発量Vを算出するためにこれらの蒸発量Vx、Vyの算出処理を行う。
次に、記録動作中、非記録動作中のインクの消費量Inを算出する。
本実施形態では、上述のようにして算出された蒸発量Vとインク消費量Inを用い、循環経路内の濃度を算出する。
N(x+1)×(J(x)−In−V)+N(x)×In=N(x)×J(x)
この[式1]により、下記の[式2]に示す記録・回復動作後の循環経路内の濃度N(x+1)の算出式を得られる。
N(x+1)=N(x)×(J(x)−In)/(J(x)−In−V)
ここで、In、Vに比べて、J(x)は顕著に大きい値であるため、J(x)の項はインク初期量Jに近似できる。そのため、下記の[式3]を導くことができる。
N(x+1)=N(x)×(J−In)/(J−In−V)
本実施形態では、上記の[式3]に基づいて、記録・回復動作後の濃度N(x+1)を算出する。
一般的な記録装置では、駆動パルスを記録素子11に印加することで記録素子11を発熱させ、これにより生じた熱エネルギーによってインクを吐出する。ここで、循環経路内のインクの濃度が高いと、インクの粘性も高くなり、それに伴って吐出量が低下してしまう虞がある。そこで、本実施形態では循環経路内のインクの濃度が高い場合には、記録素子の発熱により生じる熱エネルギーが高くなるような制御を行う。詳細には、循環経路内のインク濃度が高い場合には、インク濃度が低い場合に比べてプレパルス幅が長い駆動パルスを記録素子11に印加する。
第1の実施形態では、濃度情報のみに応じて駆動パルスを決定する形態について記載した。
第2の実施形態では、温度情報に基づいて駆動パルスを仮決定し、濃度情報に基づいてパルスシフト数を取得し、仮決定された駆動パルスとパルスシフト数に基づいて実際に印加する駆動パルスを決定する形態について記載した。
各実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクが異なる記録ヘッド105〜108から吐出される形態について記載したが、他の形態による実施も可能である。1つの記録ヘッドからシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクが吐出されるような形態であっても良い。更に、同一のヒータボード内にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを吐出する吐出口列が設けられていても良い。
12 吐出口
13 圧力室
105〜108 記録ヘッド
Claims (13)
- インクを吐出する吐出口と、駆動パルスが印加されることでインクを吐出するためのエネルギーを生成する記録素子と、前記吐出口と連通し、前記記録素子が設けられた圧力室と、を有する記録ヘッドと、
前記圧力室にインクを供給し、且つ、前記圧力室からインクを回収するために、前記圧力室と連通し、前記圧力室と外部との間でインクを循環させる循環経路と、
前記循環経路内のインクの濃度に関する濃度情報を取得する濃度取得手段と、
前記濃度情報に基づいて駆動用の駆動パルスを決定する決定手段と、
前記駆動用の駆動パルスを前記記録素子に印加することでインクを吐出するように吐出動作を制御する制御手段と、を有することを特徴とする記録装置。 - 前記決定手段は、(i)前記濃度情報が示す濃度が第1の閾値よりも低い場合、複数の駆動パルスのうち、記録素子に印加された際に生成されるエネルギーが第1のエネルギーである第1の駆動パルスを前記駆動用の駆動パルスに決定し、(ii)前記濃度情報が示す濃度が前記第1の閾値よりも高い場合、前記複数の駆動パルスのうち、記録素子に印加された際に生成されるエネルギーが前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーである第2の駆動パルスを前記駆動用の駆動パルスに決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記複数の駆動パルスは、それぞれメインパルスおよび当該メインパルスに先立って印加されるプレパルスから構成されており、
前記第1の駆動パルスは、プレパルス幅が第1の幅であって、
前記第2の駆動パルスは、プレパルス幅が前記第1の幅よりも長い第2の幅であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記記録ヘッド内のインクの温度に関する温度情報を取得する温度取得手段を更に有し、
前記決定手段は、前記濃度情報と前記温度情報に基づいて前記駆動用の駆動パルスを決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記決定手段は、(i)前記濃度情報が示す濃度が第1の閾値よりも低く、且つ、前記温度情報が示す温度が第2の閾値よりも低い場合、複数の駆動パルスのうち、記録素子に印加された際に生成されるエネルギーが第1のエネルギーである第1の駆動パルスを前記駆動用の駆動パルスに決定し、(ii)前記濃度情報が示す濃度が前記第1の閾値よりも高く、且つ、前記温度情報が示す温度が前記第2の閾値よりも低い場合、前記複数の駆動パルスのうち、記録素子に印加された際に生成されるエネルギーが前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーである第2の駆動パルスを前記駆動用の駆動パルスに決定し、(iii)前記濃度情報が示す濃度が前記第1の閾値よりも低く、且つ、前記温度情報が示す温度が前記第2の閾値よりも高い場合、前記複数の駆動パルスのうち、記録素子に印加された際に生成されるエネルギーが前記第1のエネルギーよりも低い第3のエネルギーである第3の駆動パルスを前記駆動用の駆動パルスに決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 前記複数の駆動パルスは、それぞれメインパルスおよび当該メインパルスに先立って印加されるプレパルスから構成されており、
前記第1の駆動パルスは、プレパルス幅が第1の幅であって、
前記第2の駆動パルスは、プレパルス幅が前記第1の幅よりも長い第2の幅であって、
前記第3の駆動パルスは、プレパルス幅が前記第1の幅よりも短い第3の幅であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。 - 前記複数の駆動パルスと前記温度情報の対応関係を規定するテーブルを記憶するメモリを更に有し、
前記決定手段は、前記温度情報と前記テーブルに基づいて前記駆動用の駆動パルスを仮決定し、前記濃度情報に基づいて仮決定された前記駆動用の駆動パルスを調整することにより、前記駆動用の駆動パルスを決定することを特徴とする請求項5または6に記載の記録装置。 - 前記複数の駆動パルスと前記濃度情報と前記温度情報の対応関係を規定するテーブルを記憶するメモリを更に有し、
前記決定手段は、前記濃度情報と前記温度情報と前記テーブルに基づいて前記駆動用の駆動パルスを決定することを特徴とする請求項5または6に記載の記録装置。 - 第1のインクを吐出するための前記記録ヘッドと、前記第1のインクよりも初期濃度が高い第2のインクを吐出するための前記記録ヘッドと、を有し、
前記第2のインクに対応する前記第1の閾値は、前記第1のインクに対応する前記第1の閾値よりも大きいことを特徴とする請求項2または5に記載の記録装置。 - 前記制御手段による前記記録動作によるインクの消費量に関する消費量情報を取得する消費量取得手段と、
前記制御手段による前記記録動作の前後における前記記録ヘッドからのインクの蒸発量に関する蒸発量情報を取得する蒸発量取得手段と、を更に有し、
前記濃度取得手段は、前記消費量情報と前記蒸発量情報に基づいて、前記濃度情報を取得することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記循環経路内に存在するインクの初期量に関する初期量情報を取得する初期量取得手段を更に有し、
前記濃度取得手段は、前記消費量情報と前記蒸発量情報と前記初期量情報に基づいて、前記濃度情報を取得することを特徴とする請求項10に記載の記録装置。 - インクを収納するインクタンクを更に有し、
前記循環経路は、前記圧力室と前記インクタンクの間でインクを循環させることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の記録装置。 - インクを吐出する吐出口と、駆動パルスが印加されることでインクを吐出するためのエネルギーを生成する記録素子と、前記吐出口と連通し、前記記録素子が設けられた圧力室と、を有する記録ヘッドを用いて記録を行う記録方法であって、
前記圧力室にインクを供給し、且つ、前記圧力室からインクを回収するために、前記圧力室と連通し、前記圧力室と外部との間でインクを循環させる循環経路を用い、
前記循環経路内のインクの濃度に関する濃度情報を取得する濃度取得工程と、
前記濃度情報に基づいて駆動用の駆動パルスを決定する決定工程と、
前記駆動用の駆動パルスを前記記録素子に印加することでインクを吐出するように吐出動作を制御する制御工程と、を有することを特徴とする記録方法。
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