JP2019005905A - 画像形成装置、管理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】転写媒体上の画像の不良を判定可能な画像形成装置において、不良と判定されたジョブを把握することを可能とする。【解決手段】ジョブに基づいて転写媒体に画像を形成する画像形成部と、ジョブを管理し、出力済みのジョブの履歴を提示可能にする制御部と、を有し、制御部は、転写媒体上の画像を読みとった読取結果を取得し、読取結果に基づいて画像が不良であるかを判定し、画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴提示において不良と判定されたジョブを識別可能に提示する。【選択図】図8

Description

この発明は、転写媒体上の画像の不良を判定可能な画像形成装置、管理装置およびプログラムに関する。
用紙に画像を印刷する画像形成装置の分野では、出力された印刷物が正しく印刷されているかを確認することが課題の一つである。そのため、印刷物の画像の良否を確認するための様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、印刷ジョブを出力する際に、標本としてページデータを抽出し、抽出したページデータをディスプレイに表示可能とし、出力された印刷物と対比確認することを可能としている。しかし、印刷物の対比確認を行うためにユーザーが機械に張り付いている必要があり、運用しづらいという欠点がある。
また、特許文献2では、出力された印刷物の画像をスキャナーで読み取り、読み取った画像を縮小してサムネイルを生成し、ジョブの出力完了後にサムネイルを印刷出力することが開示されている。特許文献2の技術では、複数ジョブを出力する場合であってもジョブの出力完了後にまとめてヤレの確認を行うことで、生産性を落とさずに効率よくヤレの確認を行うことができる。ただし、縮小されたサムネイルでは高精度でヤレを検出することが難しいという欠点がある。
特開2007−152882号公報 特開2006−168157号公報
ところで、印刷物の良否を判定する方法として、画像形成装置で印刷された画像を後段のヤレ検知センサー(スキャナー等)で読み取り、印刷用の画像データと読み取った画像データとの比較を行うことで、印刷不良等によりヤレ(不良)となった印刷物を自動で検出することが可能なシステムが提案されている。
このようなシステムでは自動でヤレを検出できるが、ジョブの出力完了後にヤレ検出された画像の検品を行う場合、どのジョブでヤレを検知したのか等、ヤレの情報を確認することが難しいという問題がある。
本発明は上記課題を背景としてなされたものであり、転写媒体上の画像の不良を判定した場合に、不良と判定されたジョブを容易に把握することが可能な画像形成装置、管理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
ジョブに基づいて転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記ジョブを管理し、出力済みのジョブの履歴を提示可能にする制御部と、を有し、
前記制御部は、前記転写媒体上の画像を読みとった読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて前記画像が不良であるかを判定し、前記画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴提示において不良と判定されたジョブを識別可能に提示することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、情報を表示する表示部を有し、
前記制御部は、出力済みのジョブの履歴の提示を前記表示部への表示により行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、出力済みのジョブの履歴の提示を転写媒体への印刷により行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、出力済みのジョブの履歴の提示を外部への送信により行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良と判定された出力済みのジョブのジョブ情報に識別情報を付加して提示することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記識別情報が、不良であることを示すマーク、色表示、背景色の1または2以上を含むものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良と判定された出力済みのジョブのジョブ情報に不良の発生率の情報を付加して提示可能とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、不良と判定されたジョブのジョブ情報にヤレ情報を付加して提示可能とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記ヤレ情報が、不良が発生したページ番号、部数、発生位置および不良の画像の1または2以上を含むものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記ヤレ情報は、不良と判定されたジョブの詳細提示に付加されて提示されるものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良が発生したジョブの確認の有無を提示可能にすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、表示部に複数のタブによって情報の表示を行うことが可能であり、
一つのタブに出力済みのジョブの履歴を表示する場合、前記画像が不良であると判定されたときに、出力済みのジョブの履歴を表示する前記タブを他のタブと識別可能に表示することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記タブを識別可能に表示する場合、前記タブを点滅表示することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良と判定されたジョブを抽出して提示可能とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、転写媒体上の画像を読み取る画像読取部を備えることを特徴とする。
本発明の管理装置のうち、第1の形態は、ジョブを管理し、前記ジョブに基づいて画像形成装置で転写媒体に画像が形成された出力済みのジョブの履歴を提示可能にする管理制御部を有し、
前記管理制御部は、前記転写媒体上の画像を読みとった読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、前記画像が不良であるかを判定し、前記画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴提示において不良と判定されたジョブを識別可能に提示することを特徴とする。
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、ジョブを管理し、前記ジョブに基づいて画像形成装置で転写媒体に画像が形成された出力済みのジョブの履歴を提示可能な制御部で実行されるプログラムであって、
転写媒体上の画像を読み取った読取結果を取得するステップと、
前記読取結果に基づいて、前記画像が不良であるかを判定するステップと、
出力済みのジョブの履歴を提示するステップと、を有し、
前記画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴を提示する際に、不良と判定されたジョブを識別可能に提示することを特徴とする
他の形態のプログラムの発明は、前記形態の発明において、前記ジョブの提示が、表示、印刷および外部への送信の1または2以上であることを特徴とする。
本発明によれば、出力済みジョブの履歴提示において不良と判定されたジョブを識別することができ、ジョブの出力完了後にヤレの確認を行う場合であっても、ヤレの確認を容易に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の機械的構成の概略を示す図である。 同じく、機能ブロック図である。 同じく、ジョブの出力履歴表示画面を示す図である。 同じく、ジョブの出力履歴表示画面の他の例を示す図である。 同じく、ジョブの出力履歴表示画面の他の例を示す図である。 同じく、ジョブの出力履歴表示画面の他の例を示す図である。 同じく、出力したジョブのチケット詳細表示画面を示す図である。 同じく、ジョブのヤレ出力履歴リストを表示した画面を示す図である。 同じく、出力したジョブ情報にヤレ情報を付加して表示する手順を示すフローチャートである。 同じく、ヤレリストの表示を行う手順を示すフローチャートである。 同じく、ヤレを検知した際にジョブリストのタブを点滅させる手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態の画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置1の機械的構成の概略を示す図である。
画像形成装置1は、用紙の搬送方向の上流側からの順番で、装置本体10と、中継装置20と、読取装置30とを備えている。各装置は機械的および電気的に接続されており、装置間での通信および用紙の搬送が可能となっている。
なお、本発明の画像形成装置1の構成は上記構成に限定されず、他の装置を更に備えるものであってもよい。例えば、装置本体10の前段に用紙を給紙する給紙装置が備えられていてもよく、読取装置30の後段に後処理装置が備えられていてもよい。また、装置本体10のみによって画像形成装置1を構成し、中継装置20と読取装置30とともに画像形成システムを構成するとしてもよい。また、本発明では、読取装置が画像形成装置にインラインで機械的に接続されているものでなくてもよく、読み取り結果を画像形成装置で取得可能なものであればよい。
装置本体10は、筐体の上部に、情報の表示および操作入力の受付を行う操作部140を備えている。操作部140は、各種の操作画面を表示可能なタッチパネル式のLCD141を有している。LCD141は本発明の表示部および操作部に相当する。
装置本体10の筐体の上部には、さらに、自動原稿給送部(ADF)135を備えている。自動原稿給送部(ADF)135は、セットされた原稿を自動で給送することができ、給送される原稿はスキャナー部130のCCDによって読み取りが行われる。
また、装置本体10の上部にはプラテンガラス137が備えられており、原稿の読み取りは、プラテンガラス上に原稿をセットすることによっても行うことができる。
なお、スキャナー部130は、原稿を読み込むために用いられるが、出力された印刷部の画像を読み込むものに使用することができる。この場合、スキャナー部130は読取装置に相当する。
装置本体の下部側には、用紙を収納する本体給紙部12が備えられている。本体給紙部12は、収納された用紙を搬送路13へ供給することができる。
用紙は、本発明の転写媒体に相当する。なお、本発明としては転写媒体の材質は紙に限定されず、布やプラスチック製の転写媒体を用いることが可能である。
装置本体10の内部には搬送路13が設けられている。搬送路13の周囲には搬送ローラーが設けられており、搬送路13では、搬送ローラーが駆動されることにより、本体給紙部12から供給される用紙を搬送する。
搬送路13の中途には、画像形成部11が設けられている。
画像形成部11は、各色用の感光体11aを有しており、各色用の感光体11aの周囲には、反時計回りの方向の順に、帯電器11b、露光部11c、現像部11d、およびクリーニング部11eが設けられている。感光体11aは、現像部11dとクリーニング部11eとの間で中間転写ベルト11fに接触している。なお、図では、1つの色用に備えられた感光体、帯電器、露光部、現像部について符号を付しており、他の色用においても同様の構造を有しており、中間転写ベルトに沿って備えられている。
中間転写ベルト11fは、二次転写部11gにおいて搬送路13上の用紙に接触することができる。搬送路13において二次転写部11gの搬送方向下流側の位置に定着器11hが備えられている。
用紙に画像を形成する場合、感光体11aの表面を帯電器11bによって帯電した後に、露光部11cによって感光体11aの表面に潜像を形成する。その後、形成された潜像を現像部11dによって現像してトナー像とする。感光体11a上のトナー像は、中間転写ベルト11fに転写される。これらの動作は他色用の感光体11a上においても行われ、各色のトナー像が重ねて中間転写ベルト11fに転写される。中間転写ベルト11f上のトナー像は、二次転写部11gにおいて用紙に転写され、転写された用紙の画像は定着器11hにより加熱されて定着される。
定着器11hの下流側では、搬送路13から反転搬送路13aが分岐している。反転搬送路13aには反転部13bが設けられており、反転部に送り込まれた用紙の先後が変わって表裏面が反転する。反転搬送路13aの下流側は、画像形成部11よりも上流側の位置で搬送路13に合流している。
用紙の裏面へ画像を形成する場合は、定着器11hを経た用紙が反転搬送路13aに導入され、反転部13bで用紙の先後を入れ替えて用紙の表裏が反転された状態で搬送路13の上流側に環流され、画像形成部11において用紙の裏面側に画像形成が行われる。
用紙の表裏の反転のみを行う場合は、用紙を反転搬送路13aに導入し、表裏が反転された状態でそのまま定着器11hの下流側の搬送路13に搬送する。
用紙の表裏の反転または裏面への画像形成を行わない場合は、用紙を反転搬送路13aに送ることなくそのままストレートで搬送する。
搬送路13は後段の中継装置20の搬送路23に接続されており、装置本体10から排出される用紙は中継装置20の搬送路23に搬送される。中継装置20では、必要に応じて搬送路23で用紙を反転して下流側に搬送する。
中継装置20では搬送路23は後段の読取装置30の搬送路33に接続されており、中継装置20を経た用紙は後段の読取装置30に導入される。
読取装置30は、搬送路33の途中に、用紙の搬送方向の上流側から順に、用紙の下面の画像を読み取る画像読取部31と、用紙の上面の画像を読み取る画像読取部32と、用紙上面の測色を行う測色計34とが備えられている。画像読取部31は、搬送路33で送られる用紙の下面の画像を読み取り、画像読取部32は、搬送路33で送られる用紙の上面の画像を読み取り、測色計34は、搬送路33で送られる用紙の上面の画像を測色する。
画像読取部31、32は、例えば、CMOSセンサーやCCDセンサー等のラインセンサーにより構成することができる。画像読取部31、32、測色計34で取得した読み取りデータは、読取結果として制御CPU113に送信され、画像の不良(ヤレ)の判定や各種の調整に用いられる。読取装置30から排出される用紙は、図示しない排紙トレイに排紙される。
なお、本実施形態では、読取装置30内に画像読取部31、32が設けられているが、画像読取部の位置は読取装置に設けられているものに限定されず、例えば装置本体10や中継装置20内に画像読取部が設けられていてもよい。
次に、画像形成装置1の機能ブロックを図2に基づいて説明する。
画像形成装置1は、主要な構成として、制御ブロック110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有するデジタルコピア本体と、外部装置4との間で入出力される画像データの処理を行う画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160と、を備えている。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160にはネットワーク3を通じて外部装置4が接続されている。
制御ブロック110は、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続されたPCIバス112を有している。PCIバス112にはDRAM制御IC111が接続されており、DRAM制御IC111には、DRAMからなる画像メモリー120が接続されている。
画像メモリー120は、圧縮された画像データを格納する圧縮メモリー121と、画像形成用の非圧縮のデータを格納するページメモリー122とによって構成される。
また、PCIバス112には、コントローラーIC118が接続されており、コントローラーIC118にはHDD127が接続されている。コントローラーIC118はHDD127へのデータの書き込みおよび読み出しを制御するものであり、HDD127には、外部装置4から取得した画像データやスキャナー部130で読み取った画像データ等を格納することができる。HDD127にプログラムやパラメータ等を格納することも可能である。
制御ブロック110は、制御CPU113を備えている。制御CPU113は、CPUや、ROM、RAM等の記憶部によって構成されており、制御CPU113にはDRAM制御IC111が接続されている。
また、制御CPU113には、データを不揮発に記憶する不揮発メモリー115が接続されている。不揮発メモリー115には、画像形成装置1の各部を動作させる各種のプログラムや設定データ、パラメータ等が格納されており、制御CPU113は、不揮発メモリー115に格納されたプログラムを読み出して画像形成装置1の各部の制御を行う。
また、不揮発メモリー115には、ジョブの出力履歴の表示や、用紙上の画像の読取結果に基づいて画像が不良であるかを判定するプログラムや、ジョブにおける不良(ヤレ)の検出率を算出するプログラム、動作パラメータなどが格納されている。
画像が不良であるかの判定方法は特に限定されるものではなく、パターンマッチング等の既知の方法などを使用することができ、不良と判定される際の閾値などを設定することができる。前記閾値はユーザーが変更可能とするものであってもよい。
さらに、不揮発メモリー115には、ジョブの出力履歴情報や、検知した不良(ヤレ)の内容に関する情報等が読み書き可能に記録されており、制御CPU113は、不揮発メモリー115に記憶された履歴情報やヤレ情報に基づいて、履歴情報の表示を行うように制御することができる。履歴情報は、操作部140への表示の他、転写媒体への印刷や、外部への送信が可能である。なお、ヤレに関する情報は、ジョブの出力履歴情報に関連付けて保存するようにしてもよい。
制御CPU113および制御CPU113で実行されるプログラムは、この実施形態では本発明の制御部を構成する。なお、プログラムの格納場所は本発明としては特に限定されるものではなく、例えばHDD127に格納されていてもよく、または移動可能でリムーバブルな記憶媒体に格納されて流通するものであってもよい。
制御CPU113には、さらに、RTC125(日時データ発生装置)が接続されている。RTC125はコンピュータ内で時計として動作し、日時データを制御CPU113へ送信することができる。
制御CPU113には、スキャナー部130のスキャナー制御部132がシリアル通信可能に接続されている。
スキャナー部130は、用紙上の画像を光学的に読み取るCCD131と、スキャナー部全体の制御を行うスキャナー制御部132とを有している。スキャナー制御部132は制御CPU113によって制御され、CCD131における画像の読み取りを行うことができる。スキャナー制御部132は、CPUや、CPUで動作するプログラム等によって構成される。読み取った画像データは読み取り処理部116において所定の処理が行われる。
制御CPU113には、さらに、操作部140の操作部制御部142がシリアル通信可能に接続されている。
操作部140は、情報を表示するLCD141と、操作部140の全体を制御する操作部制御部142とを有している。操作部制御部142は制御CPU113の指示を受けて、LCD141における表示や操作入力を制御する。操作部制御部142は、CPUやCPUで動作するプログラムによって構成される。
制御CPU113には、さらに、プリンター部150のプリンター制御部152が接続されている。
プリンター部150は、LD151とプリンター制御部152とを備えている。LD151は図1の露光部11cに含まれている。LD151は、書き込み処理部123で処理された画像データに基づいて、感光体11a上に潜像を形成する。
プリンター制御部152は、制御CPU113の制御指令を受けてプリンター部150の制御を行うことができる。したがって制御CPU113は、画像形成動作や用紙の搬送等の制御を行うことができる。
プリンター部150は、画像形成部11や給紙トレイ、用紙を搬送する機構などによって構成される。
DRAM制御IC111には、読み取り処理部116と、書き込み処理部123と、圧縮/伸長IC117とが接続されている。
読み取り処理部116はスキャナー部130等で読み取った画像データに対してA/D変換やシェーディング等の所定の処理を行う。
書き込み処理部123は、画像形成部11での画像形成に適したデータに変換したり補正したりする。
圧縮/伸長IC117は、画像データの圧縮または圧縮画像データの伸長を行う。圧縮された画像データは画像メモリー120の圧縮メモリー121やHDD127に格納される。
PCIバス112には、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のDRAM制御IC161が接続されている。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に、画像メモリー(DRAM)162と、コントローラー制御部163と、LAN制御部164が接続されており、LAN制御部164にはLANインターフェース165が接続されている。
LANインターフェース165は、ネットワーク3に接続されており、ネットワーク3には外部装置4が接続されている。
PCIバス112には、さらに、I/O128が接続されている。I/O128は、装置本体10以外の装置との間での通信を行うポートであり、I/O128を通じて、例えば読取装置30の画像読取部31、32や測色計34で読み取りを行った読み取り画像データを読取結果として制御CPU113で取得することができる。
外部装置4は、外部装置4を制御する外部制御部400と、情報を表示する外部表示部410とを備えている。
外部制御部400は、CPUや記憶部、CPUで動作するプログラム等によって構成され、外部表示部410はLCD等によって構成される。外部表示部410には出力したジョブの履歴を表示可能としてもよい。
外部装置4は、端末として機能することができるほか、少なくとも画像形成装置1のジョブの管理する管理装置として機能するものであってもよい。管理装置では、画像形成装置における画像形成を指示、制御するものであってもよい。また、外部装置5で画像形成装置1を制御する場合、外部装置制御部400には、本発明のプログラムが格納されて実行される。また、外部表示部410を本発明の表示部として機能させることも可能である。
また、画像形成装置1では、外部装置4以外に、ネットワークを介して表示装置や遠隔装置などを接続することができる。
次に、画像形成装置1の基本的な動作について説明する。
まず、画像形成装置1で画像データを蓄積する手順について説明する。
スキャナー部130において原稿の画像の読み取りを行う場合、スキャナー部130によって読み取った画像データは読み取り処理部116に送られて所定の処理が行われる。処理が行われた画像データは、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117へ送られ、圧縮/伸長IC117において圧縮処理が行われる。圧縮された画像データは、圧縮メモリー121またはHDD127に格納される。格納された画像データは、制御CPU113により印刷条件とともにジョブとして管理される。
外部から画像データを取得する場合、例えば外部装置4から画像データを取得する場合は、画像データは画像処理部(プリント&スキャナーコントローラ)160のLANIFで受信され、その後、LAN制御部164を経由して画像メモリー(DRAM)162に一旦格納される。その後、DRAM制御IC161の制御によって画像メモリー(DRAM)162に格納された画像データが読み出され、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に順次送られて圧縮処理される。圧縮後の画像データは、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121やHDD119に格納され、上記と同様に制御CPU113による管理がなされる。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、圧縮メモリー121やHDD119に格納された画像データを、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に送出して画像データを展開し、展開された画像データを書き込み処理部123にて繰り返しLD154Aに展開する。その後、LD151Aにおいて画像データに基づいて感光体へ潜像を形成し、画像形成部11において現像、転写、定着等を経ることで、用紙に画像が形成されて印刷物が得られる。出力されたジョブは、制御CPU113で管理され、出力済みのジョブとして不揮発メモリー115やHDD127に読み取り可能に格納する。
また、操作部140において、出力済みジョブのタブを作成し、このタブ中に出力済みジョブの履歴のリスト表示を行う。このタブは、他のタブが重なって当該タブを押下した場合などに最上面に表示するようにしてもよく、ジョブの出力完了に伴って出力済みのジョブの履歴をリスト表示したタブを自動的に最上面に表示するようにしてもよい。
用紙は、その後、中継装置20を経て読取装置30に搬送される。読取装置30では、用紙の裏面片面に画像が形成されている場合は、画像読取部31で画像を読み取り、用紙の表面片面に画像が形成されている場合は、画像読取部32で画像を読み取る。用紙の両面に画像が形成されている場合は、画像読取部31、32で画像を読み取る。また、測色計34によって画像の測色を行う場合は、測色を行う面が上面側になるように搬送して測色計34により測色を行う。
画像読取部31、32、測色計34の読取結果は読取装置30から装置本体10に送信され、I/O128を介して読取結果が制御CPU113で取得される。制御CPU113では、読取結果に基づいて画像の調整やヤレの判定を行う。
次に、ヤレが検知され場合、出力履歴の表示においてヤレが含まれるジョブを識別可能に表示する動作について説明する。履歴の提示は、ジョブの終了後などの所定のタイミングで、自動で行ってもよく、ユーザーの操作に基づいて行ってもよい。
制御CPU113では、読取装置30で読み取った読取結果と印刷用画像データとの比較などによって画像に不良がないかを判定する。ただし、画像の不良(ヤレ)を検知した場合はユーザーがヤレ画像の確認を行う必要があり、ユーザーによるヤレの確認は、生産性の観点から、すべてのジョブの出力完了後にまとめて行うことが望ましい。そのため、複数のジョブを出力した場合であっても、作成された生成物のうち、どのジョブのどこでヤレを検知したか等を容易に確認できるようにすることが求められる。
本実施形態では、ヤレが検出された場合、ジョブの出力履歴の表示画面において、ヤレが含まれるジョブを識別可能に表示し、さらにはジョブの出力履歴の表示画面において、ヤレ情報をジョブの履歴に付加して表示することで、ヤレ情報を容易に確認することを可能にする。
出力履歴においてヤレが検出されたジョブを識別可能に提示する方法としては、例えば、ヤレが検出されたジョブの表示にマークを付与する方法がある。マークは、本発明の識別情報に相当する。
図3は、出力履歴表示画面の一例を示す図である。なお、この画面は操作部140のLCD141に表示させてもよく、外部装置4の外部表示部410や、ネットワーク3に接続された他の機器の表示部に表示させてもよい。他の操作画面についても同様である。
図3の表示画面1400においては、ジョブリストタブ1410内の出力履歴タブ1411が選択されており、出力履歴タブ1411の表示画面に出力履歴リスト1420が表示されている。出力履歴リスト1420の右側には、ジョブの詳細情報を表示するための詳細釦1430およびヤレが検出されたジョブのみを抽出するヤレリスト表示釦1440が押下可能に表示されている。
出力履歴表示リスト1420には、ヤレ検知の有無を示すヤレ検知表示欄1421が設けられている。この例では、ファイル名が「テスト002」のジョブにおいて、ヤレ検知表示欄1421にマーク1422が表示されている。マーク1422の表示により、ユーザーは、「テスト002」のジョブにヤレが含まれていることを把握することができる。
なお、図3では、マークとして「※」を用いているが、本発明としてはマークの種類は特に限定されず、他の種類の記号を用いてもよく、さらに、マークの表示を行う代わりに、ヤレが検知されたジョブの表示色や背景色を変更することによってヤレを含むジョブであることを示してもよい。この場合、表示色や背景色は本発明の識別情報に相当する。なお、マークの表示と、文字の色の変更と、背景色の変更とのうちの二つ以上を同時に行っても良い。
さらに、出力履歴を提示する際に、ヤレが検知されたジョブであることを示すマークのほかに、ヤレの発生率を提示してもよい。
図4は、出力履歴画面においてヤレ検出率を表示した場合の表示画面1500を示しており、出力履歴タブ1511の表示画面には出力履歴リスト1520が表示されている。
詳細釦1530は、ジョブの詳細情報を表示するため操作釦であり、ヤレリスト表示釦1540はヤレが検出されたジョブのみを抽出する操作釦である。
図4では、ファイル名が「テスト004」のジョブの先頭のヤレ検知表示欄1521にマーク1522が表示されているほか、ヤレ検出率表示欄1523において、ヤレ検出率1524が表示されている。ここでは、「15/200」と表示されており、200画像中の15画像がヤレと検出されたことを示している。
ヤレの検出率を出力済み履歴表示に付加して表示することで、ユーザーはヤレの検出率を容易に把握することができ、ヤレ確認の優先度を判断することや、ヤレ検出率が高い場合には機械の故障を予知することが可能となる。ヤレ検知率の表示は、%表示などで行ってもよい。
図5は、ヤレの検知率を%表示した場合の表示画面1600の例を示す図である。
表示画面1600では、出力履歴タブ1611の表示画面には出力履歴リスト1620が表示されている。詳細釦1630は、ジョブの詳細情報を表示するため操作釦であり、ヤレリスト表示釦1640はヤレが検出されたジョブのみを抽出する操作釦である。
図5では、「テスト005」のジョブにおいて、ヤレ検知表示欄1621に、ヤレが検出されたジョブであることを示すマーク1622が表示されており、さらに、ヤレ検出率表示欄1623において、ヤレ検出率1624が表示され、ヤレの検出率が40%であることが表示されている。詳細釦1630は、ジョブの詳細情報を表示するため操作釦であり、ヤレリスト表示釦1640はヤレが検出されたジョブのみを抽出する操作釦である。
なお、図4、図5に示した例では、ヤレ検知表示欄とヤレ検出率の両方を表示するものについて説明したが、ヤレ検出率のみを表示するものとしてもよい。この場合、ヤレ検出率の表示によりそのジョブでヤレが発生していることを把握することができ、ヤレ検出率は、本発明の識別情報に相当する。
さらに、他の形態では、出力履歴の表示の際に、ヤレが検知されたジョブの表示に、ヤレ画像の確認有無を付加して表示している。
図6は、表示画面1700では、出力履歴タブ1711の表示画面には出力履歴リスト1720が表示されている。詳細釦1730は、ジョブの詳細情報を表示するため操作釦であり、ヤレリスト表示釦1740はヤレが検出されたジョブのみを抽出する操作釦である。
さらに、表示場面1700では、ファイル名が「テスト002」のジョブのヤレ検知表示欄1721に、マーク1722が表示され、ファイル名が「テスト006」のジョブにチェックマーク1725が表示されている。ヤレ検知表示欄の表示によって、「テスト002」および「テスト006」のジョブにヤレが検出されたことが示されている。
ただし、この画面では、「テスト002」のジョブに付加されている「※」のマークはユーザーがヤレを未確認であることを示しており、「テスト006」のジョブに付加されているチェックマークは、ヤレが発生し、かつユーザーがヤレを確認済みであることを示している。ヤレが確認済みであるかは、例えば、後述する図7の詳細表示画面においてユーザーが確認釦を押下することにより行うことができ、ヤレが確認済みであると選択されると、「※」マークがチェックマークに変更される。また、該当するジョブのリストで詳細釦が押されると、確認がなされたものとして確認済みにするようにしてもよい。
ヤレが確認済みであることを表示することで、ユーザーが確認作業や確認動作を行ったことを容易に把握することができる。
また、本発明では、出力履歴の表示の際に、不良と判定された出力済みのジョブ情報にヤレの情報を付加して表示することが可能である。ヤレの内容に関する情報としては、例えば、ヤレが検出されたページ番号や部数、ヤレの発生位置に関する情報がこれに含まれる。これらの情報によりヤレの検出位置が容易に把握される。ヤレ情報は、出力済みジョブに対応する詳細画面に表示することができる。詳細画面は、本発明のジョブの詳細表示に相当する。
図7は、ジョブ詳細画面1800を示すものである。ジョブ詳細画面1800は、図4〜図6の表示画面1400、1500、1600または表示画面1700において、所定のジョブを選択して詳細釦1430、1530、1630または詳細釦1730を押下することにより表示される。
図7では、表示画面1400または表示画面1700において、「テスト002」のジョブを選択した上で、詳細釦1400または詳細釦1700を押下することにより表示される。
ジョブ詳細画面1800では、ジョブの基本設定や用紙設定、出力設定とともに、ヤレ情報1810が表示されている。ヤレ情報としては、ヤレが検出されたページの番号(1ページおよび5ページ)と、ページ内におけるヤレの位置(1ページでは画像の右下、5ページでは画像の右上の位置)が表示されている。なお、履歴情報として表示するヤレ情報はページ番号やヤレの位置に限定されず、ヤレが検知された部数や、ヤレが検知されたページの読み取り画像そのものをサムネイル表示してもよい。
出力履歴情報において、ヤレと判定されたジョブの情報にヤレ情報を付加して表示することで、ユーザーが容易にヤレ画像の確認を行うことが可能となる。
なお、ジョブ詳細画面1800において、ヤレ情報1810の右下に表示されているヤレ確認釦1820は、ユーザーがヤレを確認済みであることを示すための釦である。ユーザーがヤレ画像を確認した後にヤレ確認釦1820を押下することで、出力履歴表示画面において、ヤレ確認済みであることを示すマークが付与される。例えば、図6の例のように、ヤレ確認釦が押されたジョブにおいては「※」マークがチェックマークに変更される。なお、ヤレ確認の欄を別に設けて確認がなされたかの表示を行うようにしてもよい。確認済みの表示により、ユーザーがヤレ画像を確認済みであるかを容易に把握することが可能となる。
なお、画像の不良が発生していないジョブに関するジョブ詳細画面では、ヤレ情報に情報は表示されず、ヤレ確認釦をグレーアウトなどすることができる。また、ヤレ確認釦を表示しないようにしてもよい。
ジョブ詳細画面1800においてヤレ情報の確認またはヤレ確認釦の押下が終了すると、閉じる釦1821を押下することにより、履歴表示画面へ戻ることができる。
表示画面1400、1500、1600または表示画面1700において、ヤレリスト表示釦1440、1540、1640またはヤレリスト表示釦1740が押下されると、出力済みの履歴情報のうち、ヤレが発生しているジョブのみを抽出して出力リストとして表示することができる。
図8の表示画面は、ヤレが発生したジョブのみをヤレ出力履歴リスト1900として表示することができる。この表示によりヤレが発生しているジョブを容易に把握することができる。例えば、出力済みのジョブが多数ある場合に、ヤレが発生したジョブのみをまとめて表示することでヤレの発生状況を容易に把握することができる。
次に、履歴表示画面において、出力済みジョブの情報にヤレ情報を付加して表示する際の手順を図9のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、画像形成装置1の制御部または画像形成装置1を管理する外部制御部410の制御により実行される。
まず、ジョブに基づいて用紙上に印刷された画像の読み取りを行い(ステップs1)、画像に不良(ヤレ)が発生しているかを判定する(ステップs2)。判定の方法としては、例えば、読み取った画像と印刷画像データとの比較を行い、両者に所定の差分が発生している場合にヤレであると判定することができる。
画像がヤレであると判定された場合(ステップs2、Yes)、出力したジョブの情報にヤレ情報を付加する(ステップs3)。ヤレ情報としては、ヤレの有無を示す情報や、ヤレ画像が含まれるページ番号、ヤレの位置、ヤレ画像のデータ、ヤレ検出率等が挙げられる。ステップs3後、出力履歴にジョブ情報を記載し(ステップs4)、手順を終了する。出力履歴の表示を行う際には、ヤレを検出したジョブであることを示すマークを付与してもよく、ヤレの検出率を示すようにしてもよい。または、ヤレの情報としてヤレ位置やページ数等を表示してもよく、ヤレ確認釦を履歴に表示し、ユーザーがヤレ画像を確認してヤレ確認釦を押下した際には、履歴画面における表示を変更するようにしてもよく、履歴表示画面におけるヤレ情報の表示内容は特に限定されない。
一方、読み取った画像がヤレでないと判定された場合(ステップs2、No)、ステップs4に移行して出力履歴にジョブ情報を記載し、手順を終了する。
上記手順によれば、出力履歴におけるジョブ情報にヤレの情報が付加されるため、出力履歴画面においてヤレの情報を確認することが可能となる。
さらに、画像形成装置1では、出力履歴表示画面において、ヤレが検出されたジョブのみを抽出したヤレリストを提示することができる。
例えば、図3の例において、ヤレリスト表示釦1440が押下されると、ヤレが検知された「テスト002」のジョブのみが表示される。これにより、ユーザーがヤレジョブを容易に把握することが可能となっている。
図10は、ヤレリストを表示する際の動作手順を示すフローチャートである。以下の手順は、画像形成装置1の制御部または外部装置4の外部制御部400によって行われる。
ジョブの出力履歴表示画面においてヤレリスト表示釦が押下されると(ステップs10)、出力履歴リストのジョブにヤレ情報があるかを判定する(ステップs11)。ヤレ情報がある場合(ステップs11、Yes)、ヤレのあるジョブ情報のみを抽出し(ステップs12)、ヤレリストにヤレ情報のあるジョブを記載する(ステップs13)。その後、手順を終了する。一方、出力履歴リスト内のジョブにヤレ情報が含まれていない場合(ステップs11、No)、手順を終了する。
上記手順によれば、ヤレが検出されたジョブのみがヤレリストとして抽出されて提示可能となり、ユーザーはヤレの含まれるジョブを容易に把握することができ、ヤレ確認を容易に行うことが可能となる。
さらに、画像形成装置1では、ヤレが検出された際に、出力履歴の表示やヤレ情報の確認を促してもよい。例えば、表示画面が複数のタブによって情報の表示を行うものである場合であって、複数のタブのうち、一つのタブに出力済みのジョブの履歴を表示する場合、不良が検出された際に、ジョブ履歴が含まれるタブを識別可能に表示する。例えば、ジョブ履歴が含まれるタブを点滅される。
例えば、図4の例では、ヤレが検出されたときにジョブリストタブ1410を点滅させる。これにより、ヤレ検知時にユーザーに確認を促すことができる。
なお、上記説明ではジョブリストタブのみを点滅させるとしたが、本発明としては点滅させる領域は特に限定されず、例えば出力履歴タブの点滅を行うようにしてもよい。通知の方法は点滅でなくてもよく、例えばタブの色を変えることによって通知を行ってもよい。タブを点滅させるタイミングは本発明としては特に限定されず、ヤレが検知された時点でタブを点滅させてもよく、ヤレが検知されたジョブの出力完了後にタブを点滅させてもよい。
ヤレ検出時にタブを点滅させる動作の手順を図11のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、画像形成装置1の制御部または外部装置4の外部制御部400によって実施される。
用紙上に印刷された画像の読み取りを行い(ステップs20)、画像がヤレ(不良)であるかを判定する(ステップs21)。画像がヤレである場合(ステップs21、Yes)、ジョブリストタブを点滅させ(ステップs22)、手順を終了する。画像がヤレでない場合(ステップs21、No)、ジョブリストタブを点滅させることなく手順を終了する。
上記手順によれば、ヤレが検出された際にユーザーに対し、ヤレが発生していることを通知することができる。
なお、上記各実施形態の説明では、履歴情報を表示部へ表示するものとして説明したが、本発明としては、出力履歴は表示に限定されるものではなく、各種の方法で提示可能とするものする。例えば、用紙に履歴情報の印刷を行ってもよく、履歴情報を外部へ送信してもよい。送信先では、履歴情報を表示したり、印刷したりすることができる。送信先としては、外部装置や端末などの表示装置、遠隔装置などが挙げられる。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、上記説明は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいては適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
3 ネットワーク
4 外部装置
10 装置本体
11 画像形成部
13 搬送路
20 中継装置
30 読取装置
31 画像読取部
32 画像読取部
33 搬送路
34 測色計
100 制御部
113 制御CPU
125 I/O
140 操作部
150 プリンター部
1400 表示画面
1411 出力履歴タブ
1420 出力履歴リスト
1421 ヤレ検知表示欄
1422 マーク
1430 詳細釦
1440 ヤレリスト表示釦
1500 表示画面
1511 出力履歴タブ
1520 出力履歴リスト
1521 ヤレ検知表示欄
1522 マーク
1523 ヤレ検出率欄
1530 詳細釦
1540 ヤレリスト表示釦
1600 表示画面
1611 出力履歴タブ
1620 出力履歴リスト
1621 ヤレ検知表示欄
1622 マーク
1623 ヤレ検出率欄
1700 表示画面
1711 出力履歴タブ
1720 出力履歴リスト
1721 ヤレ検知表示欄
1722 マーク
1723 ヤレ検出率欄
1725 チェックマーク
1800 ジョブ詳細画面
1900 表示画面
1920 ヤレ出力履歴リスト

Claims (18)

  1. ジョブに基づいて転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記ジョブを管理し、出力済みのジョブの履歴を提示可能にする制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記転写媒体上の画像を読みとった読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて前記画像が不良であるかを判定し、前記画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴提示において不良と判定されたジョブを識別可能に提示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 情報を表示する表示部を有し、
    前記制御部は、出力済みのジョブの履歴の提示を前記表示部への表示により行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、出力済みのジョブの履歴の提示を転写媒体への印刷により行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、出力済みのジョブの履歴の提示を外部への送信により行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良と判定された出力済みのジョブのジョブ情報に識別情報を付加して提示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記識別情報が、不良であることを示すマーク、色表示、背景色の1または2以上を含むものであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良と判定された出力済みのジョブのジョブ情報に不良の発生率の情報を付加して提示可能とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、不良と判定されたジョブのジョブ情報にヤレ情報を付加して提示可能とすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置
  9. 前記ヤレ情報が、不良が発生したページ番号、部数、発生位置および不良の画像の1または2以上を含むものであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ヤレ情報は、不良と判定されたジョブの詳細提示に付加されて提示されるものであることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良が発生したジョブの確認の有無を提示可能にすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、表示部に複数のタブによって情報の表示を行うことが可能であり、
    一つのタブに出力済みのジョブの履歴を表示する場合、前記画像が不良であると判定されたときに、出力済みのジョブの履歴を表示する前記タブを他のタブと識別可能に表示することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記タブを識別可能に表示する場合、前記タブを点滅表示することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、出力済みのジョブの履歴提示において、不良と判定されたジョブを抽出して提示可能とすることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 転写媒体上の画像を読み取る画像読取部を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. ジョブを管理し、前記ジョブに基づいて画像形成装置で転写媒体に画像が形成された出力済みのジョブの履歴を提示可能にする管理制御部を有し、
    前記管理制御部は、前記転写媒体上の画像を読みとった読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、前記画像が不良であるかを判定し、前記画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴提示において不良と判定されたジョブを識別可能に提示することを特徴とする管理装置。
  17. ジョブを管理し、前記ジョブに基づいて画像形成装置で転写媒体に画像が形成された出力済みのジョブの履歴を提示可能な制御部で実行されるプログラムであって、
    転写媒体上の画像を読み取った読取結果を取得するステップと、
    前記読取結果に基づいて、前記画像が不良であるかを判定するステップと、
    出力済みのジョブの履歴を提示するステップと、を有し、
    前記画像が不良であると判定された場合、出力済みのジョブの履歴を提示する際に、不良と判定されたジョブを識別可能に提示することを特徴とするプログラム。
  18. 前記ジョブの提示が、表示、印刷および外部への送信の1または2以上であることを特徴とする請求項17記載のプログラム。
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