JP2019004209A - 通信装置及びビークル - Google Patents

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Abstract

【課題】ビークル内外での通信を良好にする通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置10は、車体200に設置されるモバイル通信の移動局11と、移動局11と通信可能に接続されるとともに、車体200内の端末40がアクセスする無線アクセスポイント12と、を備える。無線アクセスポイント12は、移動局11とは離れて車体200に設置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置及びビークルに関する。
特許文献1に示すように、モバイル通信においては、基地局と移動局との間で無線通信が行われる。
国際公開第2011/43298号
無線通信においては、通信経路中の遮蔽物の影響を受け、通信品質が低下することがある。特に、ミリ波又は準ミリ波などの高周波数帯の通信は、遮蔽物の影響を受け易い。
ビークル(Vehicle)のボディは、ビークル内外での通信の遮蔽物となる。したがって、ビークル内の移動局は、ビークル外の建物等に設置された基地局との間での通信しようとしても、良好な通信品質を得られないことがある。
ビークル内外での通信を良好にすることが望まれる。
本発明の一つの実施形態において、通信装置は、ビークルに設置されるモバイル通信の移動局と、前記移動局と通信可能に接続されるとともに、前記ビークル内の端末がアクセスする無線アクセスポイントと、を備え、前記無線アクセスポイントは、前記移動局とは離れて前記ビークルに設置される。
本発明の他の実施形態において、ビークルは、ビークル本体と、ビークル本体に設置されたモバイル通信の移動局と、前記移動局と通信可能に接続されるとともに、前記ビークル本体内の端末と通信する無線アクセスポイントと、を備え、前記無線アクセスポイントは、前記移動局とは離れて前記ビークル本体に設置される。
本発明によれば、ビークル内外での通信を良好にすることができる。
図1はバスの断面図である。 図2はバスの断面図である。 図3は通信装置の機能ブロック図である。
[1.実施形態の概要]
(1)実施形態に係る通信装置は、モバイル通信の移動局を備える。移動局は、ビークルに設置される。ビークルにおける移動局を、ビークル外の基地局との通信に適した位置に設置することで、モバイル通信の良好な通信品質を確保し易い。
モバイル通信は、例えば、第3世代モバイルネットワーク(3G)、第4世代モバイルネットワーク、第5世代モバイルネットワーク(5G)、又はその後の世代のモバイルネットワークである。モバイル通信は、高速通信の実現のため、ミリ波又は準ミリ波が利用される通信であるのが好ましい。ミリ波又は準ミリ波が利用されるモバイル通信は、例えば、5Gである。
移動局とは、移動する無線局であり、基地局と通信する。基地局は、一般に、移動しない無線局である。基地局は、例えば、モバイル通信の事業者等によって建物又は鉄塔の上部に設置される。
ビークル(vehicle)は、移動のための機械であって、例えば、人又は貨物を輸送する。ビークルは、建設機械、農業機械、産業機械、又はその他の機械であって、移動するものを含む。ビークルは、自走する必要はなく、例えば、貨物コンテナのように牽引されるものであってもよい。ビークルは、例えば、陸上、水上、又は空中を移動する。陸上は、道路であってもよいし、軌道上であってもよい。ビークルは、バス又は旅客列車のように旅客輸送用のビークルであってもよいし、トラック又は貨物列車のように貨物輸送用ビークルであってもよいし、自家用車(Owner-driver car)であってもよい。
ビークルは、一般に、自動車車室、客室、又は乗務員室のように人が搭乗するための内部空間を有している。なお、ビークルの内部空間は、貨物を搭載するための空間であってもよいし、車載機器が搭載される空間であってもよい。
実施形態に係る通信装置は、無線アクセスポイントを備える。前記ビークル内の端末は、前記無線アクセスポイントへアクセスする。前記無線アクセスポイントは、前記移動局と通信可能に接続される。ビークル内の端末は、前記無線アクセスポイントを介して、車外の基地局との間で行われるモバイル通信を利用することができる。移動局と無線アクセスポイントとの接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
実施形態において、前記無線アクセスポイントは、前記移動局とは離れて前記ビークルに設置される。移動局から離れて設置される無線アクセスポイントは、端末から無線アクセスポイントへのアクセスに適した配置をとることができる。この結果、無線アクセスポイントと端末との間の通信品質を良好にすることができる。
前述のように、移動局は、ビークル外の基地局との通信に適した位置に設置される。しかし、移動局にとって適切な位置が、ビークル内の端末からのアクセスに適した位置とは限らない。このため、移動局及び無線アクセスポイントを同じ位置に設置する必要があると、移動局及び無線アクセスポイントの少なくともいずれか一方にとって不適切な設置位置となる。しかし、移動局と無線アクセスポイントとを離すことで、移動局及び無線アクセスポイントそれぞれを適切な位置に設置できる。
無線アクセスポイントは、端末が、無線通信によりアクセスするための無線機である。無線アクセスポイントは、例えば、WiFi(登録商標)のような無線LANアクセスポイントである。無線アクセスポイントは、bluetooth(登録商標)などのWiFi(登録商標)以外の無線通信のためのアクセスポイントであってもよい。
端末は、無線アクセスポイントにアクセスする無線機である。端末は、例えば、無線LAN子機である。端末は、車外へ移動したときには、直接、車外の基地局と通信できるようにモバイル通信移動局としての機能も有しているのが好ましい。端末は、例えば、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンのように、人が持ち運んでいるか人に装着される無線機であってもよいし、ビークルに搭載された貨物に取り付けられた無線機であってもよいし、車載機器に取り付けられた無線機であってもよい。
(2)前記移動局と前記無線アクセスポイントとは、無線接続されるのが好ましい。無線接続は、移動局と無線アクセスポイントとの間における通信用配線を不要にするため、移動局及び無線アクセスポイントの設置を容易にし、両者の配置の自由度を高める。
(3)前記ビークルは、車室を形成するとともに開口を有するビークル本体を備えることができる。車室は、自動車車室、客室、又は乗務員室のように人が搭乗するための内部空間であってもよいし、貨物を搭載するための内部空間であってもよいし、車載機器が搭載される内部空間であってもよい。車室を形成するビークル本体は、無線通信を阻害する遮蔽物になる。ビークル本体が、金属等の導電性材料によって形成されている場合、無線通信を特に阻害し易い。ビークル本体は、例えば、自動車又は鉄道車両の車体、又は航空機の機体である。開口は、ビークル本体において、採光等のために、車室内から車室外へ開放された部分である。開口は、例えば、ガラス等の部材が取り付けられた窓である。
前記移動局は、前記開口の範囲内又は前記開口の範囲近傍に配置される。この場合、移動局は、車内外間の無線通信の経路として、開口を利用できる。無線通信への影響を抑えるため、開口に取り付けられている部材は、ガラス等の絶縁材からなるのが好ましい。
ここで、開口の範囲は、開口を車内外方向にみて開口が存在する範囲である。開口の範囲近傍は、無線通信に開口を利用できる程度に開口に近い位置をいう。移動局は、車室内に配置されていてもよいし、車室外に配置されていてもよい。
(4)前記前記移動局は、前記車室内に配置されるのが好ましい。移動局を車室内に配置することで、移動局の設置が容易となり有利である。しかも、移動局は、車室内に配置されていても、車室外の基地局との間のモバイル通信の経路として開口を利用すれば、ビークル本体の影響を抑えて、車外へのモバイル通信が可能である。設置の容易性の観点からは、移動局及び無線アクセスポイントの両方を車室内に配置するのが好ましい。なお、車室外に配置された移動局は、車室内の無線アクセスポイントとの間の無線通信の経路として開口を利用できる。
(5)前記無線アクセスポイントは、前記車室内において、前記移動局よりも上方に配置されるのが好ましい。この場合、移動局と無線接続との無線通信の経路として、車室内における移動局よりも上方の空間が利用される。車室内は、多くの場合、下部空間には座席などの遮蔽物となる構造物が多いのに対して、上部空間には遮蔽物となる構造物が少ない。このため、無線アクセスポイントを比較的上方に配置することで、無線アクセスポイントからみて、車室内の広い範囲に対して見通しが良くなり、車室内の移動局及び端末から無線アクセスポイントへの良好な無線通信が可能となる。
(6)前記無線アクセスポイントは、前記車室の天井又は天井近傍に配置されるのが好ましい。この場合、無線アクセスポイントからみて、車室内の広い範囲に対して見通しが良くなり、車室内の移動局及び端末から無線アクセスポイントへの良好な無線通信が可能となる。ここで、天井近傍は、天井から少し離れた位置を含み、例えば、天井から下方へ延びる面(例えば、車室の正面、背面、左面、及び右面)において天井に近い位置である。
(7)前記移動局及び前記無線アクセスポイントは、前記移動局と前記無線アクセスポイントとを結ぶ直線上に、前記車室内に設けられた構造物が介在しない位置に配置されているのが好ましい。移動局と無線アクセスポイントとの間に、遮蔽物となる構造物が存在しないことで、移動局と無線アクセスポイントとの間を良好に無線接続することができる。ここで、構造物とは、例えば、車室内に設けられた座席、柱、壁のように車室内において予め設置され、ビークル運行中又は運行後に移動することがほとんどない物体をいい、乗客又は乗客の貨物・器具(例えば、車椅子)のように、ビークルの運行中又は運行後において移動することが想定されているものを含まない。
(8)前記移動局と前記無線アクセスポイントとの無線接続のための周波数は、前記無線アクセスポイントと前記端末との無線通信のための周波数よりも高いのが好ましい。移動局と無線アクセスポイントとの無線接続のための周波数が高いことで、端末と無線アクセスポイントとの間の無線通信よりも、広帯域の高速通信が可能となる。
(9)前記移動局を複数備えるのが好ましい。ビークルは、移動するため、車外に設置された基地局に対する相対的な位置関係が変化する。したがって、一つの移動局だけでは、基地局と移動局との通信環境を良好に保つことが困難なことがある。これに対して、移動局が複数あると、基地局と移動局とが良好な通信環境を得ることができる確率が高まり、好適である。また、複数の移動局があっても、無線アクセスポイントが移動局の上方に配置されている場合、いずれの移動局からみても無線アクセスポイントへの良好な見通しを確保し易い。
(10)複数の前記移動局は、前記ビークルの正面、背面、左面、及び右面のうちの少なくとも2面以上に配置されているのが好ましい。開口は、ビークル上面ではなく、ビークルの正面、背面、左面、及び右面に形成されていることが多いため、開口を利用する観点からは、ビークルの正面、背面、左面、及び右面のいずれかに移動局を配置するのが好適である。一方、ビークルの正面、背面、左面、及び右面のうちの1面だけに、移動局を設置すると、ビークルの向きの変化によって、移動局が基地局の方向に向かないことがある。しかし、ビークルの正面、背面、左面、及び右面のうちの少なくとも2面以上に移動局を配置することで、基地局と移動局とが良好な通信環境を得ることができる確率が高まり、好適である。
(11)実施形態に係るビークルは、ビークル本体と、ビークル本体に設置されたモバイル通信の移動局と、前記移動局と通信可能に接続されるとともに、前記ビークル本体内の端末と通信する無線アクセスポイントと、を備える。前記無線アクセスポイントは、前記移動局とは離れて前記ビークル本体に設置される。
[2 実施形態の詳細]
[2.1 ビークル]
図1及び図2は、ビークル100の一例としてバスを示している。バス100は、ビークル本体として、車体200を備える。車体200は、例えば、スチール製のボディシェルを有する。車体200は、例えば、天井面201、正面202、背面203、左面205、右面206、及び床面208を備える。
正面202は、フロントガラス302が取り付けられる開口402を有する。背面203は、リアガラス303が取り付けられる開口403を有する。左面205は、サイドガラス305が取り付けられる開口405を有する。右面206は、サイドガラス306が取り付けられる開口406を有する。天井面201及び床面208は、開口を有しない。
車体200の内部は、車室500である。車室500は、天井面201、正面202、背面203、左面205、右面206、及び床面208によって囲まれた空間である。車室500には、乗客及び運転手が搭乗する。車室500の床面208には、乗客及び運転手のための座席600が設置される。座席600は、車室500内のほぼ全体にわたって設置されるため、車室500内において、座席600上部よりも下方の空間701は、水平方向にみると見通しが悪い。一方、車室500内において、座席600よりも上方の空間702は、構造物が少なく、水平方向及び垂直方向ともに見通しが良い。
[2.2 通信装置]
図3は、通信装置10を示している。この実施形態において、通信装置10は、バス100に設置される車載通信装置である。通信装置10は、車室500内の端末40に対して、ワイヤレスインターネットアクセスを含む通信サービスを提供する。
端末40は、例えば、乗客が有するスマートフォン、タブレット、又はノートパソコンである。端末40は、無線LAN子機としての機能を有する。無線LAN子機は、無線LANアクセスポイント(無線LANルータ)との間で、無線通信をする。端末40は、モバイル通信の移動局としての機能を有していてもよい。モバイル通信の移動局は、基地局50との間で、無線通信をする。モバイル通信は、例えば、5Gモバイル通信である。5Gモバイル通信では、例えば、28GHz帯が使用される。基地局50は、一般に、建物の屋上などの高所に設置されている。基地局50は、モバイル通信サービス事業者のネットワーク(図示省略)を介して、インターネット60に接続されている。
端末40が車室500内にあると、車体200が遮蔽物となり、端末40と基地局50との間のモバイル通信の通信品質が低下する。特に、ミリ波を利用する5Gモバイル通信では、電波が車内外の間を通過しにくく、通信品質が低下しやすい。実施形態において、通信装置10は、通信装置10を経由した通信サービスを端末40に提供する。この通信サービスにより、端末40は、基地局50へ直接アクセスするのに替えて、又は、基地局50へ直接アクセスするのに加えて、通信装置10を経由した通信をすることができる。この通信サービスにより、端末40は、基地局50への直接アクセスにおける通信品質が低くても、良好な通信環境を得ることができる。
通信装置10は、モバイル通信の移動局としての機能を有する第1通信機11を備える。第1通信機11は、第1無線部111及び第2無線部112を備える。第1無線部111は、モバイル通信の移動局(MS)である。第1無線部111は、基地局50との間で、例えば、4G及び5Gに準拠した通信を行う。
通信装置10は、無線LANアクセスポイント(無線LANルータ)としての機能を有する第2通信機12を備える。第2通信機12は、第1無線部121及び第2無線部122を備える。第1無線部121は、無線LANアクセスポイント(無線LANルータ)である。第1無線部121は、車室500内の端末40に対して、車内無線LAN通信環境を提供する。無線LANでは、例えば、2.5GHz帯及び5GHz帯が使用される。端末40は、無線通信により、第1無線部121にアクセスする。
第1無線部121は、車内LANとインターネットとを繋ぐルータとしても機能するため、車室500内の端末40は、第1無線部121にアクセスすることで、通信装置10を介して、モバイル通信を利用したインターネット通信をすることができる。
なお、第1無線部(無線LANルータ)121には、LANケーブルを介して、端末40aが有線接続されていてもよい。つまり、通信装置10によって提供される車内LANは、無線LAN及び有線LANが混在していてもよい。端末40aも、モバイル通信を利用したインターネット通信をすることができる。
実施形態において、端末40,40aによるインタネットアクセスは、モバイル通信を利用するため、第1無線部121は、モバイル通信移動局である第1無線部111と接続されている必要がある。実施形態において、第1無線部(移動局)111と第1無線部(無線LANアクセスポイント)121とは、無線接続されている。
第1通信機11と第2通信機12とが無線接続されていることで、両通信機11,12を、別体にでき、両通信機11,12を離して設置でき、設置位置の自由度が高まる。なお、第1通信機11及び第2通信機12は、それぞれ、別個の筐体に格納され、それぞれの筐体は、車体200の異なる位置に設置される。設置位置については後述する。
実施形態において、第1無線部111と第1無線部121と、の間の無線接続は、前述の第2無線部112,122によって確立される。第2無線部112,122は、例えば、WiGig(登録商標)のような短距離高速無線通信規格に準拠した無線通信を行う。WiGig(登録商標)では、例えば、60GHz帯が使用される。
実施形態においては、第1通信機11と第2通信機12との間の無線通信の周波数(60GHz)は、第2通信機12と端末40との間の無線通信の周波数(2.4GHz,5GHz)よりも高い。第1通信機11と第2通信機12との間の無線通信は、高い周波数の使用により、第2通信機12と端末40との間の無線通信よりも、広帯域化された高速通信が可能である。
第1通信機11と第2通信機12との間の通信では、第2通信機12と端末40との間の無線通信よりも、良好な通信環境が望まれる。これは、第1通信機11と第2通信機12との間の通信品質が低下すると、多数の端末40全てに悪影響を及ぼすためである。また、第1通信機11と第2通信機12との間の良好な通信環境は、第2通信機2に有線接続された端末40a(例えば、車載機器に搭載された端末40)による通信を良好に保ったりするためにも好適である。第2通信機2に有線接続された端末40aは、例えば、車両100の運行制御・自動運転などに関連しており、通信の優先度が高いことが多く、良好な通信環境が求められる。第2無線部112,122は、第1通信機11と第2通信機12との間の良好な通信環境を提供する。
実施形態において、通信装置10は、複数の第1通信機11を備える。すなわち、通信装置10は、複数の移動局111を備えており、複数のモバイル通信のコネクションを確立することができる。複数の第1通信機11は、第2通信機12との無線接続のため、それぞれ、第2無線部112を備える。第2通信機12の第2無線部122は、複数の第2無線部112との間で、無線接続を確立する。第1通信機11の数が多くても、第1通信機11と第2通信機12とは無線接続であるため、両者11,12の接続は容易である。
実施形態の通信装置10は、複数のモバイル通信が可能であるため、例えば、一つの端末40が、複数のモバイル通信コネクションを利用したマルチパスにより、インターネットへアクセスすることができる。バス10が移動して通信環境が変化しても、マルチパスにより、通信を安定させることができる。
[2.3 通信機の配置]
図1及び図2においては、第1通信機11及び第2通信機12は、いずれも、車室500内に設置されている。モバイル通信をする第1通信機11にとっては、車室外に配置されているほうが、良好なモバイル通信環境を確保する上では有利である。しかし、第1通信機11を、車室外に配置するには、第1通信機11への電源供給線を第1通信機11に接続するための穴を、車体200に加工する必要がある。このため、第1通信機11も車室内に配置するほうが、車体200への加工を少なくでき、設置が容易である。
実施形態においては、図1及び図2に示すように、第1通信機11は、開口(窓)402,403,405,406の範囲Rに設置される。より具体的には、図1及び図2に示すように、第1通信機11は、フロントガラス(フロントウィンドウ)302、リアガラス(リアウィンドウ)303、サイドガラス(サイドウィンドウ)305,306に取り付けられている。車室内外にまたがる無線通信においては、車室内の無線機が開口(ウィンドウ)402,403,405,406に近いほど、通信品質が良くなる。したがって、第1通信機11を、車室内に配置しても、開口に近い配置であることで、車室内外にまたがるモバイル通信C1であっても、比較的良好な通信環境を確保できる。
実施形態においては、移動局の機能を有する第1通信機11が、バス100の前後左右に設けられているため、バス100からみて、水平方向全方向に対するモバイル通信C1が可能であり、バス100がどの方向を向いていても、基地局50との安定した通信が可能となる。なお、第1通信機11は、異なる方向に向けて2以上設けられているのが好ましく、3以上設けられているのがより好ましく、4以上設けられていてもよい。
第1通信機11は、ガラス(ウィンドウ)に取り付けられていてもよいし、ガラス(ウィンドウ)の範囲Rに位置するように、車体200に取り付けられていてもよい。また、第1通信機11は、開口の範囲Rから外れていても、開口の範囲Rの近傍の位置11a(図1参照)に配置されていれば、開口を利用した車外との無線通信C1を良好に行える。また、第1通信機11は、車外の位置11bに配置されていてもよい。
実施形態においては、第2通信機12は、第1通信機11とは離れた位置に設けられており、より具体的には、天井面201に取り付けられている。第2通信機12は、車室500内において、前後方向及び左右方向のほぼ中央位置に設けられていると、車室内500での無線通信C2,C3の平均スループットを高くすることができる。
天井面201に取り付けられた第2通信機12は、天井面201の下方に伸びる前後左右面202,203,205,206の開口402,403,405,406の範囲に配置された第1通信機11よりも上方に位置する。したがって、第1通信機11と第2通信機12との間の無線通信C2は、車室内において、第1通信機11よりも上方の空間を利用した通信である。
実施形態において、複数の第1通信機11それぞれは、天井面201に取り付けられた第2通信機12との間を結ぶ直線上に、座席600などの構造物が介在しないように、配置されている。第1通信機11と第2通信機12との間の無線通信C2は、直線性が高く、遮蔽物によって通信の影響を特に受けやすい。このため、第1通信機11と第2通信機12との間に遮蔽物となる構造物が介在しないことで、無線通信C2の通信環境を良好にすることができる。
例えば、リアガラス303及びサイドガラス305,306の範囲に配置された第1通信機11は、座席600よりも上方に配置されており、座席600などの構造物の少ない空間701を通信に利用できる。したがって、第1通信機111と第2通信機12との間を結ぶ直線上に構造物が介在しない配置を得るのが容易である。
また、図2において、フロントガラス302の範囲に配置された第1通信機11のように、第2通信機12との間に構造物がなければ、第1通信機11が車室内において比較的低い位置に設けられていてもよい。
[3.付記]
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 通信装置
20 第1通信機
21 第1無線部
22 第2無線部
30 第2通信機
31 第1無線部
32 第2無線部
40 端末
50 基地局
100 ビークル
200 車体
201 天井面
202 正面
203 背面
205 左面
206 右面
208 床面
302 フロントガラス
303 リアガラス
305 サイドガラス
306 サイドガラス
402 開口
403 開口
405 開口
406 開口
500 車室
600 座席
701 下方空間
702 上方空間
C1 モバイル通信
C2 第1通信機と第2通信機との間の無線通信
C3 第2通信機と端末との間の無線通信

Claims (11)

  1. ビークルに設置されるモバイル通信の移動局と、
    前記移動局と通信可能に接続されるとともに、前記ビークル内の端末がアクセスする無線アクセスポイントと、を備え、前記無線アクセスポイントは、前記移動局とは離れて前記ビークルに設置される
    通信装置。
  2. 前記移動局と前記無線アクセスポイントとは、無線接続される
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ビークルは、車室を形成するとともに開口を有するビークル本体を備え、
    前記移動局は、前記開口の範囲内又は前記開口の範囲近傍に配置される
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記前記移動局は、前記車室内に配置される
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記無線アクセスポイントは、前記車室内において、前記移動局よりも上方に配置される
    請求項3又は4に記載の通信装置。
  6. 前記無線アクセスポイントは、前記車室の天井又は天井近傍に配置される
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記移動局及び前記無線アクセスポイントは、前記移動局と前記無線アクセスポイントとを結ぶ直線上に、前記車室内に設けられた構造物が介在しない位置に配置されている
    請求項2〜6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記移動局と前記無線アクセスポイントとの無線接続のための周波数は、前記無線アクセスポイントと前記端末との無線通信のための周波数よりも高い
    請求項2〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記移動局を複数備える
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 複数の前記移動局は、前記ビークルの正面、背面、左面、及び右面のうちの少なくとも2面以上に配置されている
    請求項9に記載の通信装置。
  11. ビークル本体と、
    ビークル本体に設置されたモバイル通信の移動局と、
    前記移動局と通信可能に接続されるとともに、前記ビークル本体内の端末と通信する無線アクセスポイントと、を備え、前記無線アクセスポイントは、前記移動局とは離れて前記ビークル本体に設置される
    ビークル。
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