JP2019003979A - magnet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マグネットに関する。 The present invention relates to a magnet.
従来より、潜水士は、船底や桟橋の橋脚等において、海中において溶接や切断等の作業を浮遊状態で行う場合、絶えず泳ぎながら作業するか、ロープで体を固定する等して作業をしている。 Traditionally, divers work on the bottom of a ship, pier piers, etc. when welding or cutting in the sea in a floating state, either by constantly swimming or by fixing the body with a rope. Yes.
しかしながら、ロープが使えない作業環境の場合もあり、体を固定出来ないで不安定な状態での作業を余儀なくされ、作業効率が悪くなるという問題がある。 However, there are cases where the rope cannot be used, and there is a problem that the body cannot be fixed and is forced to work in an unstable state, resulting in poor work efficiency.
本発明は、上記従来のこの様な課題に鑑みて、作業効率を向上させることが出来るマグネットを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a magnet capable of improving working efficiency in view of the above-described conventional problems.
第1の本発明は、
マグネット本体と、
前記マグネット本体をカバーするマグネットカバー部材と、
連結対象物との連結が可能な連結具と、
前記マグネットカバー部材に一端部が取り付けられた棒状部材と、を備え、
前記棒状部材の他端部は、前記マグネット本体の外周部の外側に張り出しており、
前記連結具は、前記マグネットカバー部材、又は前記棒状部材に設けられている、ことを特徴とするマグネットである。
The first aspect of the present invention is
A magnet body;
A magnet cover member for covering the magnet body;
A connector capable of being connected to an object to be connected;
A rod-like member having one end attached to the magnet cover member,
The other end portion of the rod-shaped member protrudes outside the outer peripheral portion of the magnet body,
The connector is a magnet provided on the magnet cover member or the rod-shaped member.
また、第2の本発明は、
前記吸着面に取付可能なシート状部材を備えた、ことを特徴とする上記第1の本発明のマグネットである。
The second aspect of the present invention
The magnet according to the first aspect of the present invention, comprising a sheet-like member that can be attached to the attraction surface.
また、第3の本発明は、
前記シート状部材は、厚みの異なる複数種類が予め用意されており、
前記複数種類の中から、何れかの前記シート状部材を選択することにより、前記マグネット本体の吸着力の度合いを調整出来る、ことを特徴とする上記第2の本発明のマグネットである。
The third aspect of the present invention
As for the sheet-like member, a plurality of types having different thicknesses are prepared in advance,
The magnet according to the second aspect of the present invention, wherein the degree of the attractive force of the magnet body can be adjusted by selecting any one of the sheet-like members from the plurality of types.
また、第4の本発明は、
マグネット本体と、
前記マグネット本体の上面に一端部が取り付けられた棒状部材と、
前記棒状部材の前記一端部に配置された、連結対象物の連結が可能な連結具と、を備え、
前記棒状部材の他端部は、前記マグネット本体の外周部の外側に張り出している、ことを特徴とするマグネットである。
The fourth aspect of the present invention is
A magnet body;
A rod-like member having one end attached to the upper surface of the magnet body;
A connector arranged at the one end of the rod-shaped member and capable of connecting objects to be connected;
The other end portion of the rod-shaped member projects to the outside of the outer peripheral portion of the magnet body.
本発明によれば、作業効率を向上させることが出来るマグネットを提供することが出来るという効果を発揮する。 According to the present invention, it is possible to provide a magnet capable of improving work efficiency.
以下に、本発明のマグネットの一実施の形態について、図面を用いて説明する。 Hereinafter, an embodiment of a magnet of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施の形態のマグネット100の概略斜視図である。
FIG. 1 is a schematic perspective view of a
また、図2は、本実施の形態のマグネット100を船底1に吸着させた状態を示す概略側面図である。
FIG. 2 is a schematic side view showing a state in which the
本実施の形態のマグネット100は、図1、図2に示す様に、(1)略円盤状又は略円柱状を成し、最大約160kgの荷重が吊り下げられた状態で被吸着物(例えば、本実施の形態では船底1)に吸着可能なマグネット本体110と、(2)マグネット本体110をカバーすると共に、例えば、潜水士(図示省略)自身の体をロープ部材2を介して連結したり、或いは船底1への溶接作業に必要な材料や工具類を入れたバケツ(図示省略)をロープ部材2や番線(図示省略)を介して吊り下げることが出来るリング状の連結具120が中央に固定された略盆状のマグネットカバー130と、(3)マグネットカバー130の端部に一端部141aが固定された棒状のアーム部材であって、その棒状のアーム部材の他端部141bは、平面視でマグネット本体110の吸着面111の外周部から外側に向けて張り出しているアーム部材140と、を備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
そして、アーム部材140は一端部141aから他端部141bに向かうに従って、側面視で吸着面111を含む基準面(図2に示す船底1の面が基準面に相当する)から直線的に徐々に遠ざかる様に傾斜している。
As the
なお、マグネット本体110は、マグネットカバー130の内面に接着剤で固定されている。
The
また、本実施の形態のマグネット100には、図3(a)、図3(b)に示す様に、マグネット100の吸着面111とマグネットカバー130の端面130aとを完全にカバーする、外形が円形状のゴム製のシート状部材150が予め接着されている。
In addition, the
図3(a)は、マグネット100の吸着面111と、その周囲を取り囲むマグネットカバー130の端面130aとを覆う様に、ゴム製のシート状部材150が接着されている状態を示すマグネット100の底面図であり、図3(b)は、図3(a)に示すマグネット100の側面図である。
FIG. 3A is a bottom view of the
この様に、マグネット100の吸着面111とマグネットカバー130の端面130aとを、ゴム製のシート状部材150を貼り付けて完全にカバーしておくことにより、シート状部材150の表面に、鉄さびや溶接作業に伴って発生する鉄の残りカス等が吸着した場合でも、吸着面111に直接吸着した場合に比べて、布切れや手袋等で拭くだけで簡単に除去することが出来る。
In this way, by attaching the rubber sheet-
これにより、マグネット100を、鉄さび等が吸着した状態で被吸着物に吸着させてしまうことが簡単に防止出来るので、被吸着物の塗装面や防蝕膜等を傷つけたり、鉄さび等の介在により吸着力が低下することを防止することが出来る。
As a result, the
この様な構成のもとで、潜水士が、本実施の形態のマグネット100を用いて海中において、例えば船底1に対して、溶接作業を行う場合について、図2を用いて説明する。
Under such a configuration, a case in which a diver performs a welding operation on the
即ち、潜水士は、自らの体に巻き付けたロープ部材2の端部2a(図2参照)を、マグネット100の連結具120に予め連結しておき、溶接作業を行う船底1の所定の場所まで移動した後、マグネット100の、シート状部材150が付着されている吸着面111を船底1に吸着させる。
That is, the diver connects the
連結具120には、溶接作業に必要な材料や工具類を入れたバケツ(図示省略)を吊り下げることも可能である。
It is also possible to suspend a bucket (not shown) containing materials and tools necessary for welding work on the
この様に、マグネット100を船底1に吸着させ、潜水士の体をローブ部材2によりマグネット100の連結具120に連結しておくことで、海中において浮遊状態にある潜水士の体がロープ部材2で固定されるので、安定した状態で溶接作業を行うことが出来て、溶接の仕上がりも向上すると共に、潜水士の疲労も低減する。
In this way, the
更にまた、溶接作業が終了した場合や、溶接場所を移動する場合等において、マグネット100を船底1から取り外す際には、潜水士は、アーム部材140の他端部141bを片手で握り、マグネットカバー130の端面130aの内、他端部141bから最も遠い位置に隣接する第1エッジ部131(図2、図3(a)参照)を支点として、矢印A方向(図2参照)に他端部141bを移動させることで、梃子の原理により、強力な磁力のマグネット100を船底1から、軽い力で素早く取り外すことが出来る。
Furthermore, when the
なお、第1エッジ部131を支点とする場合に限らず例えば、マグネットカバー130の端面130aの内、他端部141bから最も近い位置に隣接する第2エッジ部132(図2、図3(a)参照)を支点として、矢印B方向(図2参照)に他端部141bを移動させても良い。この場合でも、梃子の原理により、強力な磁力のマグネット100を船底1から、軽い力で素早く取り外すことが出来る。
The
この様に、本実施の形態のマグネット100によれば、潜水士の海中での作業効率が格段に向上する。
As described above, according to the
なお、本実施の形態のマグネット本体110は、本発明のマグネット本体の一例にあたり、本実施の形態の連結具120は、本発明の連結具の一例にあたる。また、本実施の形態のマグネットカバー130は、本発明のマグネットカバー部材の一例にあたり、本実施の形態のアーム部材140は、本発明の棒状部材の一例にあたる。また、本実施の形態のシート状部材150は、本発明のシート状部材の一例にあたる。
In addition, the magnet
なお、上記実施の形態では、シート状部材150がマグネット100の吸着面111に予め接着されている場合について説明したが、これに限らず例えば、シート状部材は、別部材として用意されており、必要に応じて作業者が後から貼り付ける構成としても良い。その構成の場合、例えば、シート状部材の接着面には、接着用の粘着部材が塗布されており、その粘着部材の表面に剥離シートが貼り付けられており、シート状部材を吸着面111に接着する際に、その剥離シートを外す構成としても良い。
In the above-described embodiment, the case where the sheet-
また、上記実施の形態では、シート状部材150が1枚である場合について説明したが、これに限らず例えば、厚みの異なるシート状部材が複数枚用意されている構成であっても良い。この構成の場合、複数枚のシート状部材の中から、所望の厚みのものを選び、マグネット100の吸着面111に接着することにより、上述した様に、シート状部材に付着する鉄さび等の除去が容易に行えるという効果に加えて、シート状部材の厚みに応じて、マグネット100の吸着力を弱める度合いを調整することが出来るという効果も発揮する。また、吸着力を再調整する場合は、吸着面111に既に接着されている所定厚みのシート状部材を別の厚みのシート状部材に取り替えれば良い。
Moreover, although the case where the sheet-
また、上記構成例では、吸着力を再調整する場合は、吸着面111に既に接着されている所定厚みのシート状部材を別の厚みのシート状部材に取り替える構成について説明したが、これに限らず例えば、厚みの異なるシート状部材が接着されたマグネットを複数本用意しておいても良い。これにより、吸着力を再調整する必要はなく、厚みの異なるシート状部材が接着された複数本のマグネットの中から、所望の吸着力に応じたマグネットを選んで使用すれば良い。
Further, in the above configuration example, when the adsorption force is readjusted, the configuration in which the sheet-like member having a predetermined thickness already bonded to the
また、上記構成例では、厚みの異なるシート状部材が複数枚用意されている場合について説明したが、これに限らず例えば、同じ厚みのシート状部材が複数枚用意されている構成としても良い。この構成の場合、マグネット100の吸着面111に接着するシート状部材の枚数を調節することにより、マグネット100の吸着力を弱める度合いを調整することが出来る。
In the above configuration example, the case where a plurality of sheet-like members having different thicknesses are prepared has been described. However, the present invention is not limited to this. For example, a plurality of sheet-like members having the same thickness may be prepared. In the case of this configuration, the degree of weakening the attractive force of the
また、上述したシート状部材150はゴム製である場合について説明したが、ゴム製に限定されるものではない。
Moreover, although the case where the sheet-
また、上記構成例では、シート状部材150をマグネット100の吸着面111に接着する場合について説明したが、これに限らず例えば、図4(a)〜図4(c)に示す様に、シート状部材150に代えて、袋状部材160をマグネット100の吸着面111に被せる構成としても良い。図4(a)は、袋状部材160をマグネット100の吸着面111に被せた状態を上面から見た平面図であり、図4(b)は、図4(a)のC−C’線切断端面図であり、図4(c)は、袋状部材160をマグネット100の吸着面111に被せた状態における一部端面を含む側面図である。図4(a)、(b)では、アーム部材140の図示を省略した。図1〜図3(b)で説明した構成部材と同じ部材には同じ符号を付した。
In the above configuration example, the case where the sheet-
図4(a)〜図4(c)に示す袋状部材160は、ゴム製であり、一方側が開放された袋状を成している。その開放された開口部161の大きさは、マグネットカバー130の直径より小さく形成されている。そのため、袋状部材160をマグネット100の吸着面111に被せる場合、ゴムの弾性を利用して開口部161を広げながら、吸着面111を覆う様にしてマグネットカバー130を袋状部材160の内部に挿入する。開口部161はゴムの復元力により元の大きさに戻るので、マグネット100に被せられた袋状部材160が自然に外れることは無い。
The bag-
これにより、袋状部材160の表面に、鉄さびや溶接作業に伴って発生する鉄の残りカス等が吸着した場合でも、吸着面111に直接吸着した場合に比べて、布切れや手袋等で拭くだけで簡単に除去することが出来る。よって、マグネット100を、鉄さび等が吸着した状態で被吸着物に吸着させてしまうことが簡単に防止出来るので、被吸着物の表面を傷つけたり、鉄さび等の介在により吸着力が低下することを防止することが出来る。
As a result, even when iron rust or residual iron residue generated by welding work is adsorbed on the surface of the bag-
また、袋状部材160をマグネット100の吸着面111に被せる構成の場合、袋状部材160は、単数又は複数の第2シート状部材170を、吸着面111と袋状部材160の内面160aとの間に挿入出来る構成であっても良い。この場合、複数の第2シート状部材170は、全て同じ厚みであり、上述したシート状部材150の様に吸着面111に接着させる必要は無い。これにより、吸着面111と袋状部材160の内面160aとの間に挿入する第2シート状部材の枚数を調整することにより、マグネット100の吸着力を弱める度合いを調整することが出来るという効果を発揮する。
When the bag-shaped
また、同じ厚みの第2シート状部材170に代えて、異なる厚みの第3シート状部材(図示省略)を予め複数枚用意しておいても良い。これにより、吸着面111と袋状部材160の内面160aとの間に挿入する第3シート状部材の厚みに応じて、マグネット100の吸着力を弱める度合いを調整することが出来るという効果を発揮する。
Further, instead of the second sheet-
また、上記実施の形態では、マグネット100を被吸着物の一例として船底1に吸着させる場合について説明したが、これに限らず例えば、切鋼管杭、矢板、桟橋の橋脚等にマグネット100を吸着させて、溶接作業、切断作業、防蝕作業等を行う場合にも同様の効果を発揮する。
In the above embodiment, the case where the
また、上記実施の形態では、アーム部材140は一端部141aから他端部141bに向かうに従って、側面視で吸着面111を含む基準面(図2に示す船底1の面が基準面に相当する)から徐々に遠ざかる様に傾斜している場合について説明したが、これに限らず例えば、図5(a)に示す様に、第2マグネット200の第2アーム部材240は、一端部241aから他端部241bに向けて、側面視で吸着面111を含む基準面(図5(a)に示す船底1の面が基準面に相当する)に平行に伸びており、他端部241bの手前において、手で持ち易い様に一部分241cのみ、基準面から遠ざかる方向に湾曲した構成としても良い。
Moreover, in the said embodiment, the
また、上記実施の形態では、アーム部材140が一つ設けられている場合について説明したが、これに限らず例えば、図5(b)に示す様に、一対の第3アーム部材340L、340Rを備えた第3マグネット300であっても良い。
Moreover, although the case where one
また、上記実施の形態では、アーム部材140がマグネットカバー130に固定されている場合について説明したが、これに限らず例えば、図5(c)に示す様に、回動可能に取り付けられた第4アーム部材440を備えた第4マグネット400であっても良い。この構成の場合、第4アーム部材440の根元部441は、マグネットカバー130の側面に固定された回動支持部135により、回動可能に支持されており、第4アーム部材440を回動支持部135を回動中心として、図5(c)に示す側面視で時計回りに回動させることにより、第4アーム部材440が収納位置に位置し、コンパクトに折り畳まれる。また、第4アーム部材440を回動支持部135を回動中心として、図5(c)に示す側面視で反時計回りに回動させることにより、第4アーム部材440が操作位置に位置する。図5(a)〜図5(c)では、上述した構成部材と同じ部材には同じ符号を付した。
In the above embodiment, the case where the
また、上記実施の形態では、マグネット100を海中で使用して、潜水士の体を安定的に保持する場合について説明したが、これに限らず例えば、マグネット100を水中で用いても良いし、或いは、陸上で用いても良い。この場合でも、上記と同様、作業者がマグネットを被吸着物に吸着させて体を保持することが出来るので、安定状態で作業が行えて作業品質が向上すると共に、強力な磁力のマグネットを軽い力で素早く取り外すことが出来て、作業効率が向上する。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where the
また、上記実施の形態では、マグネット100の連結具120に作業者の体をロープ部材2で連結させる場合について説明したが、これに限らず例えば、連結具120に連結する連結対象物は作業者の体に限定されるものでは無い。例えば、作業に必要な重量物を連結具120に吊り下げて作業する場合であっても良い。その場合でも、マグネットの吸着位置を変更したり、作業が終了した場合にマグネットを取り外す際には、アーム部材を操作することで、梃子の原理を利用することになるので、強力な磁力のマグネットを軽い力で素早く取り外すことが出来て、作業効率が向上する。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where an operator's body was connected with the
また、上記実施の形態では、マグネット100を海中で使用して、潜水士の体を安定的に保持する場合について説明したが、これに限らず例えば、海中、水中、陸上の何れであるかに関わらず、金属製の基材に対して、型枠や鋼材等を仮固定する場合に、本発明のマグネット(例えば、上述したマグネット100等)を用いて仮固定しても良い。即ち、従来は、金属製の基材に対して、鋼材等を固定する場合は、鋼材等を基材に仮溶接してから固定していたが、一例として上述したマグネット100(第2マグネット200、第3マグネット300、第4マグネット400、第5マグネット500、第6マグネット、或いは第7マグネット700でも良い)を用いて、基材、鋼材、マグネット100の順に配置して、強力な磁力で鋼材を基材に吸着させて仮固定した上で、本格的な固定が完了した後、そのマグネット100のアーム部材140を片手で操作するだけで、梃子の原理により、強力な磁力のマグネット100を軽い力で素早く取り外すことが出来て、作業効率が向上する。また、本発明のマグネットをこの様に仮固定に用いる場合、作業者の位置を基準として、基材が上方にあるか、側方にあるか、或いは下方にあるかは問わない。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where the
また、上記実施の形態では、マグネット100を海中で使用して、潜水士の体を安定的に保持する場合について説明したが、これに限らず例えば、海中、水中、陸上の何れであるかに関わらず、例えば構造物を構築する際に、基準線となる糸を張る作業において、金属製の基材上のA点とB点に本発明のマグネット(例えば、上述したマグネット100等)をそれぞれ吸着させて、それらのマグネットの間に糸を張るようにしても良い。即ち、金属製の基材上のA点とB点に対して、一例として上述したマグネット100(第2マグネット200、第3マグネット300、第4マグネット400、第5マグネット500、第6マグネット、或いは第7マグネット700でも良い)を強力な磁力により吸着させてしっかりと固定した上で、それら2つのマグネット100の連結具120に糸を結び付けることにより、基準線としての糸を張る作業が簡単に行えると共に、所定の作業が完了した後でマグネット100を撤去する際には、そのマグネット100のアーム部材140を片手で操作するだけで、梃子の原理により、強力な磁力のマグネット100を軽い力で素早く取り外すことが出来て、作業効率が向上する。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where the
また、上記実施の形態では、マグネットカバー130にアーム部材140の一端部141aを固定した構成(図1参照)について説明したが、これに限らず例えば、図6(a)、図6(b)に示す様に、第5アーム部材540を第5マグネット本体510に直接固定した構成の第5マグネット500としても良い。図6(a)は、本発明のマグネットの別の実施の形態の第5マグネット500の概略斜視図であり、図6(b)は、図6(a)に示す第5マグネット500の分解斜視図である。即ち、第5マグネット500は、図6(a)、図6(b)に示す様に、(1)略円盤状又は略円柱状を成し、最大約160kgの荷重が吊り下げられた状態で被吸着物に吸着可能な、中央部に第1貫通孔511が形成された第5マグネット本体510と、(2)略長方形状の平板状に成形された一端部541aの中央部に形成された第2貫通孔542と、後述する固定用ボルト530及び固定用ナットを兼ねたナット付き連結具520とを利用して、一端部541aが、第5マグネット本体510の上面512に固定された棒状のアーム部材であって、その棒状のアーム部材の断面が円形状で中空の他端部541bが、平面視で第5マグネット本体510の吸着面513の外周部から外側に向けて張り出している第5アーム部材540と、(3)第5アーム部材540の一端部541aを、第5マグネット本体510の上面512に固定するために、第1貫通孔511及び第2貫通孔542を貫通する様に、第5マグネット本体510の吸着面513側から挿入された、頭部531が皿形状の固定用ボルト530と、(4)ロープ部材2(図2参照)、番線、糸、或いはカラビナ(図示省略)等を連結することが出来るリング状の連結具であって、第1貫通孔511及び第2貫通孔542に挿入されている固定用ボルト530の先端部532に螺合させることで第5アーム部材540の一端部541aを第5マグネット本体510の上面512にしっかりと固定するための固定用ナットの機能も兼ね備えたナット付き連結具520と、を備えている。これにより、簡単な構成でありながら、第5アーム部材540をしっかりと固定することが出来る。
Moreover, in the said embodiment, although the structure (refer FIG. 1) which fixed the one
なお、第5マグネット本体510の吸着面513の中央部に設けられた第1貫通孔511の外周縁部は、固定用ボルト530の頭部531の皿形状に合わせて、漏斗状に傾斜しており、固定用ボルト530を装着した際に、頭部531が吸着面513から飛び出さない様に形成されている。
The outer peripheral edge of the first through
また、第5マグネット500においても、上述したシート状部材150が吸着面513に予め接着されていても良いし、或いは、上述した様に別部材として、同一厚みのものが単数又は複数枚用意されていて必要に応じて吸着面513に接着しても良いし、若しくは、異なる厚みのものが複数枚用意されていて必要に応じて吸着面513に接着しても良い。また、別部材として用意されたこれらのシート状部材は、上述した袋状部材160の内面160a(図4(b)参照)と吸着面513との間に挿入することで吸着面513に取り付ける構成としても良い。これにより、シート状部材150に付着した鉄さび等の除去や、マグネットの磁力の調整等について上記と同様の効果を発揮する。
Also, in the
また、上記の第5アーム部材540は、一端部541aが平板状に成形されていると共に側面視で略への字状に屈曲されており、且つ、他端部541bが手で握り易い様に断面が円形状の中空の棒状部材である場合について説明したが、これに限らず例えば、一端部も他端部も共に平板状であって、一端部側が側面視で略への字状に屈曲された棒状部材であっても良い。
In addition, the
また、上記の第5マグネット500にはマグネットカバーが設けられておらず、第5アーム部材540(図6(a)、図6(b)参照)を、固定用ボルト530とナット付き連結具520を用いて第5マグネット本体510に直接固定した場合について説明したが、これに限らず例えば、第5マグネット500(図6(a)、図6(b)参照)において、第5マグネット本体510を、図7(a)、図7(b)に示す第2マグネットカバー630が接着剤等で固定された第5マグネット本体510に差し替えた第6マグネット(図示省略)としても良い。図7(a)は、第2マグネットカバー630が第5マグネット本体510に接着剤等で固定された状態を吸着面513側から見た底面図であり、図7(b)は、第2マグネットカバー630付の第5マグネット本体510における、図7(a)に示すD−D’線での切断端面図である。図6(a)、図6(b)で説明した部材と基本的に同じ部材には同じ符号を付した。
The
第2マグネットカバー630が接着剤等で固定された第5マグネット本体510は、図7(a)、図7(b)に示す様に、中央部に形成された第1貫通孔511の吸着面513側の外周縁部には、上述した通り、固定用ボルト530の頭部531の皿形状に合わせて、漏斗状の傾斜面511aが形成されている。また、第2マグネットカバー630は、第5マグネット本体510の外径より大きな内径の凹部を有する円形で盆状の金属製のキャップであり、中央部に第5マグネット本体510の第1貫通孔511と同径の第3貫通孔631が形成されている。また、第2マグネットカバー630は、その底面632の中央部に第5マグネット本体510が接着剤等での固定により位置決めされており、第1貫通孔511、第3貫通孔631、及び第2貫通孔542に挿入されている固定用ボルト530の先端部532に、ナット付き連結具520を螺合させることで、第5アーム部材540の一端部541aと、第2マグネットカバー630と、第5マグネット本体510とをしっかりと固定している。なお、第5マグネット本体510を第2マグネットカバー630に接着剤等で固定することにより、位置決めが出来るという効果の他に、固定用ボルト530等の締結部材だけでの固定に比べてよりしっかりと固定することが出来るが、第5マグネット本体510を第2マグネットカバー630に接着剤等で固定することは、行わなくても良い。以上のことから明らかな様に、第6マグネットは、第5マグネット500で説明した内容と基本的に同じであり(図6(a)、図6(b)参照)、異なる点は、第5マグネット500の第5マグネット本体510を、第2マグネットカバー630付の第5マグネット本体510に代えただけである。これにより、第5マグネット500と同様の効果を発揮すると共に、金属製の第2マグネットカバー630を付けたことにより、それを付けていない第5マグネット500の吸着力に比べて吸着力が強化されるという効果も発揮する。
As shown in FIGS. 7A and 7B, the
また、上記実施の形態では、各種のマグネット(例えば、マグネット100や、第5マグネット500等)が、最大約160kgの荷重に耐えられる吸着力を有する場合について説明したが、本発明のマグネットの吸着力はこれに限られるものではない。
In the above-described embodiment, the case where various magnets (for example, the
また、上記実施の形態では、アーム部材の他端部が真っすぐであるか(図2、図5(b)、図5(c)参照)、或いは、アーム部材の他端部の手前側の一部分(図5(a)の符号241c参照)が手で持ち易い様に湾曲している場合について説明したが、これに限らず例えば、アーム部材は、一端部から他端部側に向かうに従って、側面視でマグネット本体の吸着面を含む基準面(例えば、図2に示す船底1の面が基準面に相当する)から直線的に徐々に遠ざかる様に傾斜すると共に、他端部の手前辺りから他端部に向かうに従って、当該基準面からより大きく遠ざかる方向に湾曲構成としても良い。この構成により、他端部は、当該基準面から大きく湾曲して立ち上がっているので、被吸着物の表面に突き出した箇所が存在しても、他端部が、その突き出した箇所に干渉することを防止出来る。これにより、マグネットが吸着可能な被吸着物の外観形状の自由度が向上する。
In the above embodiment, the other end of the arm member is straight (see FIGS. 2, 5B, and 5C), or a part of the front side of the other end of the arm member. Although the description has been given of the case where the arm member is curved so that it can be easily held by hand (for example, the arm member is not limited to this, for example, the arm member has a side surface as it goes from one end to the other end). As seen from the reference surface including the attracting surface of the magnet body (for example, the surface of the
また、上記実施の形態では、例えば第5マグネット本体510の吸着面513の外周の角部513a(図7(a)、図7(b)参照)は、全周に亘り円形状を成している場合について説明したが、これに限らず例えば、図7(a)、図7(b)において二点鎖線で示す様に、第5マグネット本体510の吸着面513の外周の角部513aの内、図7(b)中の右側の角部の断面において三角形を成した領域513bが、切除された構成であっても良い。この構成の場合、第5アーム部材540の一端部541a(図7(b)では二点鎖線で示した)は、第2マグネットカバー630の上面に固定されており、他端部541b(図7(b)では二点鎖線で示した)は、吸着面513の角部513aの一部が斜めに切除された領域513b(図7(a)、図7(b)では二点鎖線で示した)の側から図7(b)中において更に右側の斜め上方に向けて伸びている。この様に斜めに切除された領域513bを設けることにより、第5マグネット本体510の外周端部を厚み方向に完全に切除するわけではないので、吸着力の低下を抑制しつつ、第5アーム部材540を矢印A方向(図7(b)参照)に移動させて第5マグネット本体510を被吸着物(図示省略)から外す際に必要な力をより小さく出来るという効果を発揮する。また、この様に斜めに切除された領域513bを設けることにより、第5アーム部材540の他端部541b側までの長さを短くしても、第5マグネット本体510を被吸着物から外す際に必要な力は変わらない様に出来るので、第5アーム部材540の他端部541bの出っ張りが短く出来る分、マグネット自体を全体としてコンパクトな形状にすることが出来る。また、第5アーム部材540を矢印B方向(図7(b)参照)に移動させて第5マグネット本体510を被吸着物(図示省略)から外す場合もあることを考慮すれば、斜めに切除された領域513bは、図7(b)中の左側の角部、即ち、第5アーム部材540の一端部541aの先端側に設けても良いし、両方に設けても良い。なお、この切除された領域513bは、円盤状又は円柱状の第5マグネット本体510を成形後に後加工で切除しても良いし、切除された領域513bを予め角部の形状として反映させた成形をしても良い。なお、図7(a)、図7(b)は、第5マグネット本体510の吸着面513の外周の角部513aが、全周に亘り円形状を成している場合を示すと共に、上述した斜めに切除された領域513bを有する別の構成例も二点鎖線を用いて同時に示している。
Moreover, in the said embodiment, the corner |
また、上記実施の形態では、作業内容や作業条件等に応じて、マグネット100の被吸着物への吸着力を調整するために、シート状部材150、袋状部材160、第2シート状部材170を備えた構成について説明したが、これに限らず例えば、作業者が海中、水中、或いは陸上の何れであるかに関わらず、作業現場まで移動したり作業準備をしているときに、作業者が所持している複数のマグネット(例えば、図1のマグネット100)同士が不意に強力な吸着力で吸着することが無いように、また、仮に互いに吸着したとしても、通常よりきわめて弱い吸着力で吸着する様に、マグネットの吸着面を図4(a)、図4(b)の様に覆うことで吸着力を極端に低下させることが可能な、肉厚の分厚い袋状部材を備えた構成としても良い。これにより、マグネット同士が不意に吸着して、作業者の指を挟んでしまい、作業者が負傷するという危険性を防止することが出来る。この袋状部材の材質としては、例えば、吸着時の衝撃力を吸収できる弾力性を有する、ゴム製部材や、内部に気泡を含む独立発泡のクッション性部材等が好ましいが、これに限定されるものではない。
In the above embodiment, the sheet-
また、上記構成例では、複数のマグネット同士が不意に強力な吸着力で吸着することが無いように肉厚の分厚い袋状部材を備えた構成について説明したが、これに限らず例えば、これと同じ効果を発揮するゴム製のキャップ(図示省略)を備えた構成でも良い。このゴム製のキャップは、例えば、マグネット本体110の吸着面111とマグネットカバー130(図1参照)の側壁面をすっぽりカバーする構造のキャプであって、そのキャップの底面、即ち、吸着面111に対向する面の肉厚部分の内部には、金属製の薄板状部材が予め仕込まれている。これにより、マグネット本体110がその金属製の薄板状部材を吸着しようとする力を利用して、キャップがマグネット本体110の吸着面111に吸着された状態が維持されるので、作業現場への移動中や作業準備中において吸着面111をしっかり覆うことが出来る。また、キャップを取り外すときは、その金属製の薄板状部材による吸着力はそれほど強くないので、キャップを手で持って通常の力で取り外すことが出来る。また、当該キャップの材質としては、例えば、吸着時の衝撃力を吸収できる弾力性を有する、ゴム製部材や、内部に気泡を含む独立発泡のクッション性部材等が好ましいが、これに限定されるものではない。
Further, in the above configuration example, the configuration including the thick bag-like member is described so that the plurality of magnets are not attracted by the unexpectedly strong attractive force. The structure provided with the rubber caps (illustration omitted) which exhibits the same effect may be sufficient. The rubber cap is, for example, a cap having a structure that completely covers the attracting
また、上記実施の形態では、作業者が、マグネット100のアーム部材140を手で持って矢印A方向やB方向(図2参照)に移動させて、梃子の原理により、マグネット100を被吸着物から小さな力で素早く取り外すことが出来ることについて説明したが、これに限らず例えば、アーム部材140の他端部141bに貫通孔142(図2では二点鎖線で示した)を設け、当該貫通孔142にロープの一端部を結び付けて、ロープの他端部を矢印A方向に引っ張ることにより、離れた場所からでも、マグネット100を被吸着物から小さな力で素早く取り外すことが出来る。
Further, in the above embodiment, the operator holds the
また、上記実施の形態では、本発明の実施の形態として、本発明の棒状部材の一例としてのアーム部材140の他端部141bが、マグネット本体110の外周部の外側に張り出している場合について説明した(図1参照)。しかしながら、アーム部材は、これに限らず例えば、図8に示す構成であっても、梃子の原理を利用して、マグネットを被吸着物から小さな力で素早く取り外すことが出来る。図8は、第7マグネット700の側面図であり、上述したマグネット100と基本的に同じ構成には同じ符号を付した。図8に示す第7マグネット700では、垂直アーム部材740は、その一端部741aがマグネットカバー130の上面の中央部に固定され、且つ、他端部741bがその上方に位置する様に、マグネットカバー130の上面に対して垂直に配置されている。垂直アーム部材740の一端部741aには、例えば、作業者(図示省略)自身の体をロープ部材2を介して連結するための連結用孔部720が形成されており、他端部741bには、離れた場所に居る作業者がロープ(図示省略)の他端部を例えば矢印H方向(図8参照)に引っ張ることで、第7マグネット700を被吸着物1001から小さな力で素早く取り外すことが出来る様にするために、ロープ(図示省略)の一端部を結び付けることが出来る貫通孔742が形成されている。また、図8に示す第7マグネット700では、作業者が、マグネットカバー130を直接持って引っ張り上げることで被吸着物1001から取り外す場合に比べて、垂直アーム部材740の他端部741bを、例えば矢印H方向に移動させることで、第7マグネット700をマグネットカバー130の図8中の右側角部133Rを支点として回動させて、より小さな力で取り外すことが出来る様に、垂直アーム部材740の長さが設定されている。
Further, in the above embodiment, as an embodiment of the present invention, a case where the
なお、上記実施の形態では、マグネット100の吸着面111側にゴム製のシート状部材150を貼り付けた構成について説明したが、これに限らず例えば、乾燥することでゴム状の被膜が形成される接着剤等を吸着面111側に塗布しても良いし、或いは、マグネット本体110の少なくとも吸着面111をコーティング剤により予めコーティングしておいても良い。これにより、マグネット100を、鉄さび等が吸着した状態で被吸着物に吸着させてしまうことが、吸着面を布切れや手袋等で拭くだけで簡単に防止出来るので、被吸着物の塗装面や防蝕膜等を傷つけたり、鉄さび等の介在により吸着力が低下することを防止することが出来る。
In the above-described embodiment, the configuration in which the rubber sheet-
また、上記実施の形態では、図6(a)、図6(b)に示す第5マグネット500では、固定用ナットの機能を兼ねたナット付き連結具520を用いた場合について説明したが、これに限らず例えば、連結対象物との連結が可能なリング状部材又は孔部を第5アーム部材540の一端部541aに設け、固定用ボルト530の先端部532に螺合させることで第5アーム部材540の一端部541aを第5マグネット本体510の上面512にしっかりと固定するための固定用ナットの機能と分離させた構成であっても良い。
In the above-described embodiment, the case where the
また、上記実施の形態では、マグネット本体の吸着面の形状が、略円形である場合について説明したが、これに限らず例えば、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形であっても良いし、或いは楕円形やひょうたん型など、どのような形であっても良い。 In the above embodiment, the case where the shape of the attracting surface of the magnet body is substantially circular has been described. However, the shape is not limited to this, and may be a polygon such as a triangle, a quadrangle, a pentagon, and a hexagon. Or any shape such as an oval or gourd shape.
また、上記実施の形態では、第5マグネット本体510(図7(a)、図7(b)参照)と第5アーム部材540の一端部541aとを固定するために、頭部531が皿形状の固定用ボルト530(図6(b)参照)を用いる場合について説明したが、これに限らず例えば、固定用ボルト530の頭部の形状は、六角形状や上面の角に丸みを帯びたナベ形状等どの様な形状であっても良い。この様に例えば、頭部が六角形状やナベ形状の固定用ボルト530を用いる場合、第5マグネット本体510の中央部に形成された第1貫通孔511の孔径は、固定用ボルト530の頭部の直径より大きく、且つ、第1貫通孔511の孔の深さ、即ち第5マグネット本体510の厚みの寸法が、固定用ボルト530の頭部の高さより大きく構成されておれば良い。また、この構成の場合の第5マグネット本体510は、接着剤等により第2マグネットカバー630の内面にしっかりと固定されているものとする。これにより、この場合の第5マグネット本体510は、その第1貫通孔511の吸着面513側の外周縁部に、漏斗状の傾斜面511aを形成しなくても、固定用ボルト530の頭部が第5マグネット本体510の吸着面513側に突き出ることはなく、且つ、固定用ボルト530とナット付き連結具520とにより、第5アーム部材540の一端部541aは、第2マグネットカバー630の上面にしっかりと固定される。
Moreover, in the said embodiment, in order to fix the 5th magnet main body 510 (refer FIG. 7 (a), FIG.7 (b)) and the one
本発明のマグネットによれば、海中、水中、或いは陸上において作業効率を向上させることが出来るという効果を発揮し、例えば、海中や水中においてマグネットを被吸着物に吸着させた状態で、潜水士自身の体をロープ部材を介してマグネットの連結具に連結することが出来るので、潜水士は安定した状態で作業が行えると共に、梃子の原理を利用してマグネットの棒状部材の他端部を操作することにより、梃子の原理を利用しない場合に比べて軽い力で、強力な磁力のマグネットを被吸着物から取り外すことが出来るので、潜水士による海中や水中での作業効率を向上させることが出来るマグネットとして有用である。 According to the magnet of the present invention, it is possible to improve the work efficiency in the sea, underwater or on land. For example, in the state where the magnet is adsorbed to the object to be adsorbed in the sea or underwater, the diver himself The body can be connected to the magnet connector via the rope member, so that the diver can work in a stable state and also operate the other end of the magnet rod-like member using the lever principle This makes it possible to remove a magnet with a strong magnetic force from the object to be adsorbed with a lighter force than when the lever principle is not used, so that a diver can improve work efficiency in the sea and underwater. Useful as.
1 船底
2 ロープ部材
100 マグネット
110 マグネット本体
111 吸着面
120 連結具
130 マグネットカバー
140 アーム部材
150 シート状部材
160 袋状部材
170 第2シート状部材
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記マグネット本体をカバーするマグネットカバー部材と、
連結対象物との連結が可能な連結具と、
前記マグネットカバー部材に一端部が取り付けられた棒状部材と、を備え、
前記棒状部材の他端部は、前記マグネット本体の外周部の外側に張り出しており、
前記連結具は、前記マグネットカバー部材、又は前記棒状部材に設けられている、ことを特徴とするマグネット。 A magnet body;
A magnet cover member for covering the magnet body;
A connector capable of being connected to an object to be connected;
A rod-like member having one end attached to the magnet cover member,
The other end portion of the rod-shaped member protrudes outside the outer peripheral portion of the magnet body,
The said coupling tool is provided in the said magnet cover member or the said rod-shaped member, The magnet characterized by the above-mentioned.
前記複数種類の中から、何れかの前記シート状部材を選択することにより、前記マグネット本体の吸着力の度合いを調整出来る、ことを特徴とする請求項2に記載のマグネット。 As for the sheet-like member, a plurality of types having different thicknesses are prepared in advance,
The magnet according to claim 2, wherein the degree of attraction force of the magnet main body can be adjusted by selecting any one of the sheet-like members from the plurality of types.
前記マグネット本体の上面に一端部が取り付けられた棒状部材と、
前記棒状部材の前記一端部に配置された、連結対象物の連結が可能な連結具と、を備え、
前記棒状部材の他端部は、前記マグネット本体の外周部の外側に張り出している、ことを特徴とするマグネット。 A magnet body;
A rod-like member having one end attached to the upper surface of the magnet body;
A connector arranged at the one end of the rod-shaped member and capable of connecting objects to be connected;
The magnet is characterized in that the other end portion of the rod-shaped member protrudes outside the outer peripheral portion of the magnet body.
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