JP2019003244A - 情報提供装置及び情報提供方法並びに車両 - Google Patents

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純一 伊藤
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篤司 池野
拓磨 峰村
Takuma Minemura
拓磨 峰村
惇也 増井
Junya Masui
惇也 増井
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Abstract

【課題】本発明は、好適に情報を提供することができる情報提供装置を提供することを目的とする。【解決手段】ユーザの音声を入力可能な音声入力手段と、入力された音声をユーザ毎に認識する音声認識手段と、音声認識結果からユーザ毎の要求を取得する要求取得手段と、要求に基づいて情報を出力する情報出力手段と、を備える情報提供装置において、情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求したユーザとは異なるユーザからの第二要求が取得された場合には、該第一要求と該第二要求との間で要求の調停を行う調停手段と、調停手段による要求の調停結果に基づいて、情報出力手段からの出力を制御する出力制御手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザに情報を提供する技術に関し、特に、複数の要求を調停した情報を提供する技術に関する。
従来、ユーザ(特に、車両内のユーザ)に対して種々の情報提供を行う装置の開発が行われている。例えば、特許文献1には、種々の情報を提供するための情報メニューを表示する手段を備えた車載器において、ユーザによって異なる様々な要求に応えるために、ユーザに応じて情報メニューの表示形態を変更する技術が開示されている。
また、特許文献2には、種々の情報を提供する機能を備えた車載装置において、車両内のユーザ構成に応じた情報を提供する技術が開示されている。
また、特許文献3には、音声認識方式を採用したナビゲーションシステム等の車両搭載装置において、複数の音声認識手段を備え、ユーザ毎に適した音声認識手段を選択する技術が開示されている。
特開2006−260266号公報 特開2012−133530号公報 特開2005−003997号公報 特開2000−305596号公報
従来から、ユーザの要求に応じて情報を提供する技術が知られている。従来技術によれば、情報提供装置が所定の情報を提供しているときに異なる情報の提供が要求された場合、情報提供装置は、現在提供中の情報に代えて新たに要求された情報の提供を行う。このとき、例えば車両において複数のユーザが乗車している場合、新たな情報の提供を要求したユーザとは異なるユーザに対しては、意図せず情報が変更されている虞がある。
そして、現在提供されている情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、ユーザに提供する情報を変更する技術については、未だ改良の余地を残すものである。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザに情報を提供する情報提供装置又は情報提供方法において、該装置又は該方法によって現在提供されている情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る情報提供装置は、ユーザからの要求に基づいて情報を提供しているときに、その情報を要求したユーザとは異なるユーザからの要求が入力された場合には、これら複数の要求を調停した情報を提供する。
より詳しくは、ユーザの音声を入力可能に構成された音声入力手段と、前記音声入力手段に入力された音声をユーザ毎に認識する音声認識手段と、前記音声認識手段による音声
認識結果から、ユーザ毎の要求を取得する要求取得手段と、前記要求取得手段によって取得された要求に基づいて情報を出力する情報出力手段と、を備える情報提供装置において、前記情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求したユーザとは異なるユーザからの第二要求が前記要求取得手段によって取得された場合には、該第一要求と該第二要求との間で要求の調停を行う調停手段と、前記調停手段による要求の調停結果に基づいて、前記情報出力手段からの出力を制御する出力制御手段と、を備える。
ここで、上記の音声認識手段は、音声入力手段に入力された音声に基づいて、発話者を区別して音声認識ができるように構成されている。例えば、音声認識手段は、入力された音声の声紋パターンに基づいて発話者を区別することができる。また、例えば、音声認識手段は、発話された語彙に基づいて発話者を区別してもよい。そして、上記の要求取得手段は、音声認識手段による音声認識結果から、ユーザ毎の要求を取得する。
そして、上記の情報出力手段は、要求取得手段によって取得された要求に基づいて情報を出力する。なお、情報出力手段は、一つであってもよいし、複数であってもよい。ここで、仮に情報出力手段からの出力がなんら制御されない場合には、情報出力手段が上記の第一要求に基づいて情報を出力しているときに、要求取得手段によって上記の第二要求が取得された場合には、情報出力手段は、第一要求に基づく情報に代えて第二要求に基づく情報を出力することになる。このとき、或るユーザに対しては、意図せず情報が変更されている虞がある。
そこで、上記の調停手段は、このような場合に、第一要求と第二要求との間で要求の調停を行う。そして、上記の出力制御手段は、調停手段による要求の調停結果に基づいて、情報出力手段からの出力を制御する。このとき、調停手段は、情報出力手段に対する指令を第一要求に基づく指令または第二要求に基づく指令に設定する。そして、出力制御手段は、情報出力手段がこのように設定された指令に基づいて情報を出力するように出力の制御を行う。これにより、第一要求に基づく指令が、後から入力された第二要求に基づく指令によって一律にキャンセルされてしまうことがなくなる。その結果、意図せず情報が変更されてしまう事態が抑制される。
このように、本発明に係る情報提供装置は、該情報提供装置によって現在提供されている情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
また、本発明に係る情報提供装置は、複数の前記情報出力手段を備え、前記調停手段は、前記複数の情報出力手段に対して情報出力手段毎に要求に基づく指令を設定してもよい。そして、前記出力制御手段は、前記複数の情報出力手段が前記調停手段によって設定された情報出力手段毎の指令に基づいて情報を出力するように出力の制御を行ってもよい。
このような構成においては、入力されている複数の要求に対する出力を、情報出力手段毎に制御することができる。これにより、情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに、要求取得手段によって第二要求が取得された場合に、第二要求に基づく情報を特定の情報出力手段に出力させることが可能となる。その結果、当該特定の情報出力手段とは異なるその他の情報出力手段については、意図せず出力情報が変更されてしまう事態が抑制される。つまり、現在提供している情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
また、本発明に係る情報提供装置は、複数のユーザについて、各ユーザが着座した座席の位置を着座位置として認識する着座位置認識手段と、前記音声入力手段にユーザの音声が入力されたときに、前記音声認識手段による音声認識結果と、前記着座位置認識手段に
よって認識される着座位置と、に基づいて、該音声を発した発話者の着座位置を特定するとともに、該発話者の着座位置と、前記複数の情報出力手段の位置と、に基づいて、前記複数の情報出力手段のうち該発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段を特定する特定手段と、を更に備えてもよい。そして、前記調停手段は、前記特定手段によって特定される前記情報出力手段であって前記第二要求をした発話者が情報を取得していると推定される前記情報出力手段に対して、要求に基づく指令を設定してもよい。
上述したように、音声認識手段は、発話者を区別して音声認識ができるように構成されている。したがって、上記の特定手段は、音声認識結果と各ユーザの着座位置とに基づいて、発話者の着座位置を特定することができる。更に、特定手段は、予め記憶された複数の情報出力手段の位置と発話者の着座位置とに基づいて、発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段を特定することができる。
ここで、或る発話者が情報の要求をしたときに、仮に該発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段とは異なる情報出力手段に対して該要求に基づく指令が設定されると、該異なる情報出力手段に対しては、意図せず出力情報が変更されてしまうことになる。そこで、調停手段は、第二要求をした発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段に対して、要求に基づく指令を設定する。
例えば、所定の情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに更に第二要求が取得されたときにおいて、該第二要求をした発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段が該所定の情報出力手段に特定される場合には、該所定の情報出力手段に対して、該第一要求と該第二要求との間で要求の調停が行われる。この場合、該所定の情報出力手段とは異なる情報出力手段に対しては、要求の調停は行われない。これにより、第二要求をした発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段とは異なる情報出力手段に対して、意図せず出力情報が変更されてしまう事態が抑制される。つまり、現在提供している情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
また、本発明に係る情報提供装置は、前記要求取得手段によって取得された要求に基づく情報が、ユーザが共有する情報である共有情報であるか否かを判別する判定手段を、更に備えてもよい。そして、前記調停手段は、前記判定手段によって前記第二要求に基づく情報が前記共有情報であると判別される場合、前記情報出力手段に対する指令を該第二要求に基づく指令に設定してもよい。
上述したように、第一要求に基づく指令が後から入力された第二要求に基づく指令によって一律にキャンセルされるということは、意図せず出力情報が変更されてしまう事態が生じ得るということである。しかしながら、後から入力された第二要求に基づく情報が共有情報である場合には、該共有情報がユーザに速やかに共有されることが望ましい。そこで、このような場合、調停手段は、情報出力手段に対する指令を第二要求に基づく指令に設定する。その結果、第一要求に基づく指令が後から入力された第二要求に基づく指令によってキャンセルされることになるものの、可及的速やかに共有情報が出力される。これにより、共有情報がユーザに速やかに共有される。つまり、現在提供している情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
ここで、本発明に係る情報提供装置は、上述したように共有情報を提供した後には、情報出力手段に対する指令を第一要求に基づく指令に戻してもよい。このような情報提供装置は、ユーザが所望の情報を得られるように情報を提供することができる。また、本発明に係る情報提供装置が、情報出力手段として、情報を表示によって出力する表示手段及び情報を音声によって出力する音声出力手段を有する場合には、該情報提供装置は、共有情
報を音声出力手段によって出力してもよい。このような情報提供装置は、例えば車両を運転している運転者に対しても、好適に共有情報を提供することができる。
なお、本発明は、上述した情報提供装置が行う情報提供方法として特定することもできる。また、本発明は、上述した情報提供装置が備えられている車両として特定することもできる。この場合、上述した情報提供装置は、音声認識手段、要求取得手段、調停手段、出力制御手段、特定手段、及び判定手段の全部又は一部が、車両外のサーバに備えられるシステムとして特定することもできる。そして、上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、ユーザに情報を提供する情報提供装置又は情報提供方法において、該装置又は該方法によって現在提供されている情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
第一の実施形態に係る情報提供装置のシステム構成図である。 乗員からの要求およびそのときの情報出力手段からの出力情報の一例を示す図である。 第一の実施形態における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す第一の図である。 第一の実施形態における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す第二の図である。 第一の実施形態における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す第三の図である。 第一の実施形態に係る情報提供処理フローを示すフローチャートである。 第一の実施形態の変形例1に係る情報提供装置のシステム構成図である。 第一の実施形態の変形例1における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す図である。 第一の実施形態の変形例2に係る情報提供装置のシステム構成図である。 第一の実施形態の変形例2における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る情報提供装置のシステム構成図である。 第二の実施形態に係る情報提供処理フローを示すフローチャートである。 第二の実施形態の変形例に係る情報提供処理フローを示すフローチャートである。
(第一の実施形態)
<構成>
図1は、本実施形態に係る情報提供装置のシステム構成図である。本実施形態では、図1に示すシステムを有する情報提供装置が車両100に適用される。そして、本システムは、車両100に備えられた各種装置と車載端末200とを含んで構成される。車載端末200は、CPU、主記憶装置、補助記憶装置によって構成することができる。そして、補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、CPUによって実行されることで、図1に図示した各手段が機能する。なお、車載端末200の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。
まず、車両100に備えられた各種装置の構成について説明する。前席表示装置111は、画像の表示が可能なデバイス(液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等)であって、前席表示装置111には、例えば各種情報の画面(交通、天気、ニュース、SNS等)や映像データに基づいて再生される映像画面等が表示される。なお、車両100には図示しない通信部が設けられ、前席表示装置111は、該通信部によって取得された外部コンテンツを表示できるように構成されている。また、車両100には図示しないGNNS受信部が設けられ、前席表示装置111は、該GNNS受信部によって取得された車両100の位置情報を地図データと共に表示できるように構成されていて、目的地へのナビゲーションが可能となっている。
音声出力部112は、音声の出力が可能なデバイス(スピーカ)であって、音声出力部112によって、例えば各種情報の音声(交通、天気、ニュース、SNS等)や音楽等が出力される。なお、音声出力部112は、通信部によって取得された外部コンテンツを出力できるように構成されている。また、目的地へのナビゲーションが可能となるように構成されている。なお、本実施形態においては前席表示装置111および音声出力部112が、本発明に係る情報出力手段に相当する。
また、車両100には、第一音声入力部121、第二音声入力部122、第三音声入力部123、および第四音声入力部124が備えられている。第一音声入力部121は、図1に示すシート1(シート1は、例えば運転席である。)付近に設けられている。また、第二音声入力部122は、図1に示すシート2(シート2は、例えば助手席である。)付近に設けられていて、第三音声入力部123は図1に示すシート3付近に、第四音声入力部124は図1に示すシート4付近に設けられている。これら音声入力部は、入力された乗員の音声を電気信号に変換するためのものであり、例えばマイクロフォンまたはマイクロフォンアレイ等からなる。そして、これら音声入力部を介して乗員の音声が車載端末200に入力される。なお、本実施形態においてはこれら音声入力部が、本発明に係る音声入力手段に相当する。
次に、車載端末200の構成について説明する。音声認識部201は、上述した音声入力部を介して入力された音声を乗員毎に認識する手段であって、本発明に係る音声認識手段に相当する。音声認識部201は、発話者を区別して音声認識ができるように構成されている。例えば、音声認識部201は、入力された音声の声紋パターンと、車載端末200に記憶されている乗員の声紋パターンと、を比較することによって、発話者を区別することができる。また、例えば、音声認識部201は、発話された語彙に基づいて発話者を区別してもよい。
要求取得部202は、音声認識部201による音声認識結果から乗員毎の要求を取得する手段であって、本発明に係る要求取得手段に相当する。ここで、要求とは、乗員が所望する情報の要求である。なお、要求取得部202は、周知の手法に基づいて音声認識結果から要求を取得することができる。そして、要求取得部202によって取得された要求は、出力制御部203または調停部204に入力される。
出力制御部203は、要求取得部202によって取得された要求、または後述する調停部204によって調停された要求に基づいて、前席表示装置111および音声出力部112(以下、これらを「情報出力手段」と称する場合もある。)からの情報の出力を制御する手段である。
以上に述べたように、本実施形態に係る情報提供装置では、発話者の音声から取得された要求に基づいて情報が出力される。ここで、従来技術によれば、情報出力手段が或る乗員からの第一要求に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求した乗員とは異
なる乗員からの第二要求が要求取得部202によって取得された場合には、情報出力手段は第一要求に基づく情報に代えて第二要求に基づく情報を出力することになる。このとき、或る乗員に対しては、意図せず情報が変更されている虞がある。
そこで、本実施形態ではこのような場合に、調停部204が第一要求と第二要求との間で要求の調停を行う。調停部204が行う要求の調停について以下に説明する。
<要求の調停>
調停部204は、各乗員が所望の情報を得られるように要求の調停を行う。調停部204は、例えば、入力された要求に対して各情報出力手段からどのような情報を出力させるかを記述したテーブルを有しており、第二要求が取得されたときに該テーブルに基づいて第一要求と第二要求との間で要求の調停を行う。上記のテーブルでは、乗員からの入力として想定される第二要求およびそのときに想定される各情報出力手段からの出力情報と、各情報出力手段に対する調停後の要求に基づく指令と、の対応が定義されている。ここで、調停部204は、車両100を運転している運転者に対して「音声」によって情報が提供されるように、要求の調停を行う。なお、このようなテーブルに基づいて要求の調停を行う手法は、あくまで一例であって、これに限定する意図はない。
図2は、乗員からの要求およびそのときの情報出力手段からの出力情報の一例を示す図である。図2に示す状態では、上記の図1に示したシート2(ここでは、助手席に相当する。)に着座した乗員からの音声が第二音声入力部122に入力され、該音声が音声認識部201によって認識され、要求取得部202によって該音声認識結果から要求として「ニュース」が取得されている。そして、出力制御部203がこの要求に基づいて、前席表示装置111から「ニュース画面」を出力させ、音声出力部112から「ニュース音声」を出力させている。
そして、図2に示した状態において、更に、異なる乗員からの要求が取得された場合について説明する。ここでは、情報出力手段が第一要求(ここでは、シート2の乗員からの要求)に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求した乗員とは異なる乗員(ここでは、シート1(運転席)の乗員)からの要求が取得された場合について想定する。この場合とは、情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに更に第二要求が取得された場合である。したがって、調停部204によって、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる。
図3は、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す第一の図である。図3に示す状態では、第二要求(シート1の乗員からの要求)として「音楽」が取得されている。この場合、調停部204は、前席表示装置111に対して「ニュース画面」が出力されるように指令を設定し、音声出力部112に対して「音楽」が出力されるように指令を設定する。そして、出力制御部203は、調停部204によって調停されたこのような指令に基づいて、情報出力手段からの情報の出力を制御する。その結果、前席表示装置111から「ニュース画面」が、音声出力部112から「音楽」が出力されることになる。つまり、調停部204は、第一要求をしたシート2の乗員に対して「画面」によって情報が提供され、第二要求をした運転者に対して「音声」によって情報が提供されるように、第一要求と第二要求との間で要求の調停を行っている。
そして、以上に説明した調停の結果、第一要求に基づく指令が、後から入力された第二要求に基づく指令によって一律にキャンセルされてしまうことがなくなる。つまり、本実施形態に係る情報提供装置は、各乗員が所望する情報を出力することができる。なお、本実施形態においては第一要求と第二要求との間で要求の調停を行う調停部204が、本発
明に係る調停手段に相当する。また、出力制御部203が要求の調停結果に基づいて情報出力手段からの出力制御することで、本発明に係る出力制御手段として機能する。
なお、要求の調停においては、予め設定された乗員毎の優先順位に従って要求の調停が行われてもよい。図4は、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す第二の図である。図4に示す状態では、上記の図1に示したシート1の乗員からの要求として「ニュース」が取得されている。そして、出力制御部203がこの要求に基づいて、前席表示装置111から「ニュース画面」を出力させ、音声出力部112から「ニュース音声」を出力させている。このような状態において、更に、シート2の乗員からの要求として「音楽」が取得されると、調停部204によって、第一要求(「ニュース」)と第二要求(「音楽」)との間で要求の調停が行われる。
ここで、調停部204は、シート1の乗員(つまり、運転者)からの要求を優先して、第一要求と第二要求との間で要求の調停を行うことができる。その結果、図4に示すように、前席表示装置111から「ニュース画面」が、音声出力部112から「ニュース音声」が出力されることになる。つまり、この場合には、情報出力手段が運転者(ここでは、該運転者が乗員のうちで優先順位が最上位である。)からの要求に基づいて情報を出力しているときにその他の乗員からの要求が取得されても、その他の乗員からの要求に基づく情報は出力されないことになる。
また、要求の調停においては、予め設定された情報毎の優先順位に従って要求の調停が行われてもよい。図5は、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す第三の図である。図5に示す状態では、上記の図1に示したシート1の乗員からの要求として「ニュース」が取得されている。そして、出力制御部203がこの要求に基づいて、前席表示装置111から「ニュース画面」を出力させ、音声出力部112から「ニュース音声」を出力させている。このような状態において、更に、シート2の乗員からの要求として「ナビゲーション」が取得されると、調停部204によって、第一要求(「ニュース」)と第二要求(「ナビゲーション」)との間で要求の調停が行われる。
ここで、調停部204は、出力情報として「ナビゲーション」が優先して出力されるように、第一要求と第二要求との間で要求の調停を行うことができる。その結果、図4に示すように、前席表示装置111から「ナビゲーション画面」が、音声出力部112から「ナビゲーション音声」が出力されることになる。
<情報提供処理フロー>
本実施形態に係る情報提供装置において実行される情報提供処理フローについて、図6に基づいて説明する。図6は、本実施形態に係る情報提供処理フローを示すフローチャートである。本フローは、第一音声入力部121、第二音声入力部122、第三音声入力部123、または第四音声入力部124に乗員の音声が入力されると実行される。
本フローでは、先ず、S101において、乗員からの音声が取得される。S101では、上記の音声入力部を介して乗員の音声が取得される。例えば、上記の図1に示したシート1が運転席である場合には、運転者からの音声が第一音声入力部121に入力される。また、後席の乗員からの音声は第三音声入力部123または第四音声入力部124に入力される。そして、入力された乗員の音声が電気信号に変換され、S101において取得される。
次に、S102において、S101で取得した音声が乗員毎に認識される。S102で
は、音声認識部201によって、発話者を区別して音声が認識される。音声認識部201は、上述した手法によって発話者を区別することができる。
次に、S103において、S102の処理による音声認識結果から乗員毎の要求が取得される。S103では、要求取得部202によって、要求が取得される。なお、S103において、S102の処理による音声認識結果から要求を取得することができなかったときは、本フローの実行が終了される。この場合、要求を取得することができなかった旨を情報出力手段を介して出力することもできる。
次に、S104において、情報出力手段が情報を出力中であるか否かが判別される。S104では、出力制御部203から情報出力手段への指令信号の有無によって上記が判別される。そして、S104において肯定判定された場合はS105の処理へ進み、S104において否定判定された場合はS107の処理へ進む。なお、S104において肯定判定された場合、情報出力手段は或る乗員からの要求に基づいて情報を出力していることになる。つまり、情報出力手段は第一要求に基づいて情報を出力している。このとき、本実施形態に係る情報提供装置は、第一要求をした乗員を特定することができる。
S104において肯定判定された場合、次に、S105において、S103で取得した要求が第二要求であるか否かが判別される。S105では、第一要求をした乗員とは異なる乗員からの要求が要求取得部202によって取得されている場合に肯定判定される。そして、S105において肯定判定された場合、つまり情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに更に第二要求が取得された場合は、S106の処理へ進む。一方、S105において否定判定された場合はS107の処理へ進む。
S105において肯定判定された場合、次に、S106において、要求の調停が行われる。S106では、調停部204によって、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる。調停部204は、上述した手法によって第一要求と第二要求令との間で要求の調停を行うことができる。
次に、S107において、要求に基づく情報の出力処理が実行される。S107の処理では、出力制御部203が、S103で取得した要求またはS106で調停された要求に基づいて、情報出力手段から情報を出力させる。そして、S107の処理の後、本フローの実行が終了される。
なお、上述したように、情報出力手段は外部コンテンツを表示できるように構成されている。したがって、本実施形態に係る情報提供装置は、S107の処理において、要求された外部コンテンツ情報を提供することができる。また、本実施形態に係る情報提供装置は、乗員毎の好みのコンテンツ等を格納したユーザプロファイルを記憶してもよい。そして、乗員毎の要求に応じた情報を該ユーザプロファイルで絞り込み、提供することもできる。
以上に説明したように、本実施形態に係る情報提供装置は、該情報提供装置によって現在提供されている情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
なお、上記の図1に示したシステムでは、音声認識部201、要求取得部202、出力制御部203、および調停部204が車載端末200に備えられているが、本実施形態に係る情報提供装置は、これらを車両100外のサーバに備えるシステムとして特定することもできる。また、本実施形態では、車両100に上述した情報提供装置が適用される例について述べたが、本発明に係る情報提供装置が適用される対象は車両に限定されない。
(第一の実施形態の変形例1)
<構成>
次に、上述した第一の実施形態の変形例1について説明する。なお、本変形例において、上述した第一の実施形態と実質的に同一の構成、実質的に同一の処理については、その詳細な説明を省略する。
図7は、本変形例に係る情報提供装置のシステム構成図である。図7に示す車両100は、前席表示装置111に加えて後席表示装置113を備えている。後席表示装置113は、前席表示装置111と同様に機能するデバイスである。
更に、図7に示す車両100には、第一シートセンサ131、第二シートセンサ132、第三シートセンサ133、第四シートセンサ134、および第五シートセンサ135、が備えられている。第一シートセンサ131は、図7に示すシート1(シート1は、例えば運転席である。)に設けられている。また、第二シートセンサ132は、図7に示すシート2(シート2は、例えば助手席である。)に設けられていて、第三シートセンサ133は図7に示すシート3に、第四シートセンサ134は図7に示すシート4に、第五シートセンサ135は図7に示すシート5に設けられている。これらシートセンサは、各乗員が着座した座席の位置を着座位置として認識するためのものであり、周知のセンサを用いることができる。そして、これらシートセンサによって出力される電気信号が車載端末200に入力される。なお、本変形例においてはこれらシートセンサが、本発明に係る着座位置認識手段に相当する。
また、図7に示す車載端末200は、特定部205を有している。特定部205には、音声認識部201による音声認識結果と上述したシートセンサによる出力とが入力される。そして、特定部205は、音声認識結果と各乗員の着座位置とに基づいて、発話者の着座位置を特定することができる。ここで、特定部205は、上記の各音声入力部に入力される音声の音量や上記の各音声入力部を介して取得される音声の取得タイミングを考慮に入れて、上記を特定することができる。または、車両100内に車内カメラが備えられる場合には、車内カメラが撮像した乗員の画像に対する画像処理結果を考慮に入れて、上記を特定することもできる。更に、前席表示装置111、音声出力部112、および後席表示装置113(以下、これらを「情報出力手段」と称する場合もある。)の位置が車載端末200に予め記憶されており、特定部205は、情報出力手段の位置と発話者の着座位置とに基づいて、発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段を特定することができる。なお、本変形例においては特定部205が、本発明に係る特定手段に相当する。
ここで、或る発話者が要求をしたときに、仮に該発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段とは異なる情報出力手段に対して該要求に基づく指令が設定されると、該異なる情報出力手段に対しては、意図せず出力情報が変更されてしまうことになる。
そこで、本変形例では、特定部205からの出力が調停部204に入力され、調停部204は、発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段を考慮して、第一要求と第二要求との間で要求の調停を行う。本変形例において調停部204が行う要求の調停について以下に説明する。
<要求の調停>
図8は、本変形例における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す図である。図8に示す状態では、上記の図7に示したシート3の乗員からの要求として「ニュース」が取得されている
。そして、出力制御部203がこの要求に基づいて、前席表示装置111および後席表示装置113から「ニュース画面」を出力させ、音声出力部112から「ニュース音声」を出力させている。このような状態において、更に、シート1の乗員からの要求として「ナビゲーション」が取得されると、調停部204によって、第一要求(「ニュース」)と第二要求(「ナビゲーション」)との間で要求の調停が行われる。
ここで、調停部204は、第二要求をした発話者(つまり、シート1の乗員)が情報を取得していると推定される音声出力部112に対して第二要求に基づく指令が設定されるように、要求の調停を行う。その結果、図8に示すように、前席表示装置111から「ナビゲーション画面」が、音声出力部112から「ナビゲーション音声」が、後席表示装置113から「ニュース画面」が出力されることになる(ここでは、音声出力部112からの「ナビゲーション音声」と前席表示装置111からの「ナビゲーション画面」とが連動している。)。これにより、第一要求に基づいて情報を出力している後席表示装置113からの情報が、第二要求によって意図せず変更されてしまう事態が抑制される。このように、本変形例に係る情報提供装置は、各乗員が所望する情報を出力することができる。
以上に説明したように、本変形例に係る情報提供装置は、該情報提供装置によって現在提供されている情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。なお、本変形例の説明で述べた情報提供装置が適用される対象は車両に限定されない。例えば、所定の空間(会議室やオフィス等)内の座席に複数のユーザが着座している場合においても、本発明に係る着座位置認識手段は、各ユーザの着座位置を認識することができる。そして、この場合にも、本発明に係る調停手段が、第二要求をした発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段に対して、要求に基づく指令を設定することによって、ユーザに対して好適に情報が提供されることになる。
(第一の実施形態の変形例2)
<構成>
次に、上述した第一の実施形態の変形例2について説明する。なお、本変形例において、上述した第一の実施形態および第一の実施形態の変形例1と実質的に同一の構成、実質的に同一の処理については、その詳細な説明を省略する。
図9は、本変形例に係る情報提供装置のシステム構成図である。図9に示す車両100は、上記の図7に示した車両100とは異なり、後席表示装置113を備えていない。そして、図9に示す車両100では、シート3に乗員が着座していて、該乗員がスマートフォン114を有している。
本変形例では、このようなシステムにおいて車載端末200とスマートフォン114とが通信可能に構成されている。詳しくは、スマートフォン114からの情報の出力が出力制御部203によって制御可能に構成されている。つまり、スマートフォン114は、乗員からの要求に基づいて情報を出力することができ、本発明に係る情報出力手段に相当する。
<要求の調停>
図10は、本変形例における、第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる場合の、要求と情報出力手段からの出力情報との対応の一例を示す図である。図10では、出力制御部203がシート3の乗員からの要求に基づいて、前席表示装置111およびスマートフォン114から「ニュース画面」を出力させ、音声出力部112から「ニュース音声」を出力させている。そして、シート1の乗員からの第二要求として「ナビゲーション」が取得されると、前席表示装置111から「ナビゲーション画面」が、音声出力部112から「ナビゲーション音声」が、スマートフォン114から「ニュース画面」が出力さ
れることになる。このように、本変形例に係る情報提供装置は、各乗員が所望する情報を出力することができる。
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について、図11および図12に基づいて説明する。なお、本実施形態において、上述した第一の実施形態およびその変形例と実質的に同一の構成、実質的に同一の制御処理については、その詳細な説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る情報提供装置のシステム構成図である。図11に示すシステムは、上記の図7に示したシステムに加えて、車載端末200が判定部206を有している。
本実施形態では、要求取得部202によって取得された要求が判定部206に入力される。そして、判定部206は、要求に基づく情報が、車内の全乗員が共有すべき情報であるか否かを判別する。以下、車内の全乗員が共有すべき情報を共有情報と称する。ここで、判定部206は、例えば、入力された要求と予め記憶された共有情報の種別テーブルとを比較し、要求に基づく情報が共有情報であるか否かを判別することができる。なお、共有情報とは、例えば目的地情報である。また、本実施形態においては判定部206が、本発明に係る判定手段に相当する。
ここで、本実施形態に係る情報提供装置において実行される情報提供処理フローについて、図12に基づいて説明する。図12は、本実施形態に係る情報提供処理フローを示すフローチャートである。
図12に示すフローでは、上記の図6に示したフローにおけるS105の処理において肯定判定された場合に、S201の処理が実行される。そして、S201において、第二要求に基づく情報が共有情報であるか否かが判別される。S201では、判定部206によって上記が判別される。そして、S201において肯定判定された場合はS202の処理へ進み、S201において否定判定された場合はS203の処理へ進む。
S201において肯定判定された場合、次に、S202において、調停部204が、情報出力手段に対する指令を第二要求に基づく指令に設定する。そして、S202の処理の後、S107の処理が実行される。一方、S201において否定判定された場合、次に、S203において、調停部204が、情報出力手段に対する指令を第一要求に基づく指令または第二要求に基づく指令に設定する。つまり、この場合には、上述した第一の実施形態と同様にして第一要求と第二要求との間で要求の調停が行われる。そして、S203の処理の後、S107の処理が実行される。
以上のフローが実行されることによって、共有情報が乗員に速やかに共有されることになる。つまり、このような情報提供装置においても、現在提供している情報とは異なる情報の提供が要求された場合に、好適に情報を提供することができる。
(第二の実施形態の変形例)
次に、上述した第二の実施形態の変形例について、図13に基づいて説明する。なお、本変形例において、上述した第二の実施形態と実質的に同一の構成、実質的に同一の処理については、その詳細な説明を省略する。
本変形例では、上記の図12に示したフローにおけるS201の処理において肯定判定された場合に、共有情報を出力するにあたって、第二要求をした乗員以外の乗員の意見も考慮して出力情報を決定する。これについて、図13に基づいて説明する。図13は、本
変形例に係る情報提供処理フローを示すフローチャートである。
図13に示すフローでは、上記の図12に示したフローにおけるS201の処理において肯定判定された場合に、S301の処理が実行される。本変形例に係る情報提供装置は、S301において、乗員の意見を抽出する。S301では、例えば、車載端末200が音声出力部112を介して乗員に問いかけを行うことで、第二要求をした乗員以外の乗員からの発話を促す。そして、上記の音声入力部を介して入力された乗員からの音声に基づいて、車内の乗員の意見を抽出する。
次に、S302において、S301で抽出した意見について、意見の競合があるか否かが判別される。そして、S302において肯定判定された場合はS303の処理へ進み、S302において否定判定された場合はS202の処理へ進む。
S302において肯定判定された場合、次に、S303において、意見の決定処理が実行される。S303では、多数決で意見を決定してもよいし、車載端末200に記憶されている過去履歴を参照して意見を決定してもよい。そして、S303の処理の後、S202の処理へ進む。
本変形例に係る情報提供装置が以上のフローを実行することによって、共有情報を好適に出力することができる。
100 車両
111 前席表示装置
112 音声出力部
113 後席表示装置
121 第一音声入力部
122 第二音声入力部
123 第三音声入力部
124 第四音声入力部
131 第一シートセンサ
132 第二シートセンサ
133 第三シートセンサ
134 第四シートセンサ
135 第五シートセンサ
200 車載端末
201 音声認識部
202 要求取得部
203 出力制御部
204 調停部
205 特定部

Claims (6)

  1. ユーザの音声を入力可能に構成された音声入力手段と、
    前記音声入力手段に入力された音声をユーザ毎に認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段による音声認識結果から、ユーザ毎の要求を取得する要求取得手段と、
    前記要求取得手段によって取得された要求に基づいて情報を出力する情報出力手段と、を備える情報提供装置において、
    前記情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求したユーザとは異なるユーザからの第二要求が前記要求取得手段によって取得された場合には、該第一要求と該第二要求との間で要求の調停を行う調停手段と、
    前記調停手段による要求の調停結果に基づいて、前記情報出力手段からの出力を制御する出力制御手段と、
    を備える、情報提供装置。
  2. 複数の前記情報出力手段を備え、
    前記調停手段は、前記複数の情報出力手段に対して情報出力手段毎に要求に基づく指令を設定し、
    前記出力制御手段は、前記複数の情報出力手段が前記調停手段によって設定された情報出力手段毎の指令に基づいて情報を出力するように出力の制御を行う、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 複数のユーザについて、各ユーザが着座した座席の位置を着座位置として認識する着座位置認識手段と、
    前記音声入力手段にユーザの音声が入力されたときに、前記音声認識手段による音声認識結果と、前記着座位置認識手段によって認識される着座位置と、に基づいて、該音声を発した発話者の着座位置を特定するとともに、該発話者の着座位置と、前記複数の情報出力手段の位置と、に基づいて、前記複数の情報出力手段のうち該発話者が情報を取得していると推定される情報出力手段を特定する特定手段と、を更に備え、
    前記調停手段は、前記特定手段によって特定される前記情報出力手段であって前記第二要求をした発話者が情報を取得していると推定される前記情報出力手段に対して、要求に基づく指令を設定する、
    請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記要求取得手段によって取得された要求に基づく情報が、ユーザが共有する情報である共有情報であるか否かを判別する判定手段を、更に備え、
    前記調停手段は、前記判定手段によって前記第二要求に基づく情報が前記共有情報であると判別される場合、前記情報出力手段に対する指令を該第二要求に基づく指令に設定する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の情報提供装置。
  5. ユーザの音声を取得するステップと、
    取得した音声をユーザ毎に認識するステップと、
    音声認識結果からユーザ毎の要求を取得するステップと、
    取得した要求に基づいて情報を出力するステップと、
    第一要求に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求したユーザとは異なるユーザからの第二要求を取得した場合には、該第一要求と該第二要求との間で要求の調停を行うステップと、
    要求の調停結果に基づいて出力を制御するステップと、
    を備える、情報提供方法。
  6. ユーザの音声を入力可能に構成された音声入力手段と、前記音声入力手段に入力された音声をユーザ毎に認識する音声認識手段と、前記音声認識手段による音声認識結果からユーザ毎の要求を取得する要求取得手段と、前記要求取得手段によって取得された要求に基づいて情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段が第一要求に基づいて情報を出力しているときに、その情報を要求したユーザとは異なるユーザからの第二要求が前記要求取得手段によって取得された場合には、該第一要求と該第二要求との間で要求の調停を行う調停手段と、前記調停手段による要求の調停結果に基づいて、前記情報出力手段からの出力を制御する出力制御手段と、を有する情報提供装置が備えられていることを特徴とする車両。
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