JP2019003015A - 心臓マッサージ練習用具 - Google Patents
心臓マッサージ練習用具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019003015A JP2019003015A JP2017117222A JP2017117222A JP2019003015A JP 2019003015 A JP2019003015 A JP 2019003015A JP 2017117222 A JP2017117222 A JP 2017117222A JP 2017117222 A JP2017117222 A JP 2017117222A JP 2019003015 A JP2019003015 A JP 2019003015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- simulated
- heart
- compression force
- compression
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Instructional Devices (AREA)
Abstract
Description
一般社団法人日本蘇生協議会(JRC)の蘇生ガイドライン2015によれば、心臓マッサージに際して押す深さは5 cm〜6 cm、圧迫頻度は100回/分〜120回/分、圧迫したら圧を解除、そして中断を最小限にする事が推奨されている。
請求項1記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項1の練習用具」という。)は、心臓マッサージ練習時に加えられる直接圧迫力に耐え得るケーシングと、当該ケーシングの内部にある模擬心臓本体と、当該直接圧迫力を弾性力で減衰させて間接圧迫力とする構造の弾性減衰構造と、当該間接圧迫力を当該模擬心臓本体に作用させるとともに、当該直接圧迫力の解除により当該弾性減衰構造の弾性力で復帰して当該間接圧迫力を解除する構造の圧力作用構造と、を備え、当該模擬心臓本体は、当該間接圧迫力により定常状態から収縮して収縮状態となり、当該間接圧迫力の解除により当該収縮状態から当該定常状態へ弾性復帰する構造に構成されている、ことを特徴とする。弾性減衰構造の弾性力の反発力が、心臓マッサージの時に人体から受ける反発力に近い大きさに設定されていることが好ましい。練習者が実際にどれほどの力が必要なのかを体験するために有用だからである。
請求項2記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項2の練習用具」という。)は、請求項1の練習用具の好ましい態様として、前記ケーシングは、練習時に上面となる天板部と、前記模擬心臓本体を囲み当該天板部を設置面上で下支えする周壁部と、により少なくとも構成され、前記圧力作用構造は、当該天板部を貫通する貫通孔の中を上下動可能に貫通する所定長のスライド軸と、当該スライド軸の上端に設けた圧迫板と、当該スライド軸の下端に設けた作用板と、により少なくとも構成され、前記弾性減衰構造が、当該圧迫板と当該天板部との間に配されることで当該圧迫板が所定位置に支持され、当該圧迫板に前記直接圧迫力が加えられたとき、前記弾性減衰構造の弾性力で減衰させて得る間接圧迫力が当該作用板を介して前記模擬心臓本体に作用するように構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項3の練習用具」という。)は、請求項1又は2の練習用具の好ましい態様として、前記圧迫板の上面に圧迫クッション材が設けられ、当該圧迫クッション材を介して前記直接圧迫力が加えられるように構成され、前記直接圧迫力が加えられる当該圧迫クッション材の上面の移動距離よりも前記圧力作用構造の移動距離が小さくなるように構成されていることを特徴とする。圧迫クッション材は、胸骨と心臓との間の軟部組織と同等の硬さ及び弾力性を有することが好ましい。
請求項4記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項4の練習用具」という。)は、請求項3の練習用具の好ましい態様として、前記模擬心臓本体の下に、交換可能な下敷きクッション材が設けられていることを特徴とする。下敷きクッション材は、心臓と椎骨との間の軟部組織と同等の硬さ及び弾力性を有することが好ましい。
請求項5記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項5の練習用具」という。)は、請求項1乃至4いずれかの練習用具の好ましい態様として、当該模擬心臓本体には、静脈逆止弁と動脈逆止弁が設けられ、当該静脈逆止弁は、前記模擬心臓本体が前記収縮状態から前記定常状態へ弾性復帰するときの陰圧により作動して仮想血液を前記模擬心臓本体の内部への吸引のみを許すとともに、当該陰圧の解除により復帰するように構成され、当該動脈逆止弁は、前記模擬心臓本体が前記定常状態から前記収縮状態へ収縮するときの陽圧により作動した前記模擬心臓本体内部の当該仮想血液を前記模擬心臓本体の外部へ圧送のみを許すとともに、当該陽圧の解除により復帰するように構成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項6の練習用具」という。)は、請求項5の練習用具の好ましい態様として、前記静脈逆止弁には、模擬静脈管が接続され、前記動脈逆止弁には、模擬動脈管が接続されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項7の練習用具」という。)は、請求項1乃至6いずれかの練習用具の好ましい態様として、前記模擬心臓本体の周囲を囲む、若しくは、前記模擬心臓本体を挟む、模擬胸郭を備えており、前記模擬胸郭の内部に、模擬肺臓と、弾力性ある模擬胸壁と、が位置していることを特徴とする。
請求項8記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項8の練習用具」という。)は、請求項7の練習用具の好ましい態様として、前記模擬胸壁は、バルブを介したエアー注入により膨張する所定形状のバルーンクッションにより構成されていることを特徴とする。当該バルブ若しくは別のバルブからエアー抜きをすることで、バルーンクッションが収縮しコンパクトに持ち運びできるようになっていることが好ましい。
請求項9記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項9の練習用具」という。)は、請求項8の練習用具の好ましい態様として、前記模擬肺臓には、笛付き通気管が設けられ、当該笛付き通気管は、前記模擬肺臓への圧迫により外部へのエアー流出を許すとともに圧迫解除によりエアー流入を許し、当該エアーの流出時に流出音を発するように構成されていることを特徴とする。
請求項10記載の発明に係る心臓マッサージ練習用具(以下、「請求項10の練習用具」という。)は、請求項8又は9の練習用具の好ましい態様として、前記模擬心臓本体は、エアーをも圧送可能に構成され、前記模擬動脈管の開放端を前記バルブに接続することにより、前記模擬心臓本体から前記バルーンクッションにエアー注入可能に構成されていることを特徴とする。すなわち、模擬心臓本体は、模擬静脈管から仮想血液をとりこめば模擬動脈から仮想血液を圧送できるし、模擬静脈管からエアーをとりこめば模擬動脈管からエアーを圧送できる構造になっている。
図1乃至図4に示すように、心臓マッサージ練習用具1(以下、「練習用具1」という。)は、ケーシング3と、ケーシング3の内部にある模擬心臓本体5と、ケーシング3と後述する圧迫板43の間に配される弾性減衰構造7と、間接圧迫力を当該模擬心臓本体5に作用させる圧力作用構造9と、好ましい態様として模擬心臓本体5の周囲を囲む模擬胸郭11から概ね構成されている。説明の都合から順番を入れ替えるが、以下それぞれの部材について説明する。
ケーシング3は、模擬心臓本体5が練習者の直接圧迫力を直接受けないようにするための円筒状の容器であるが、目的が害されなければ形状に何ら制限はない。ケーシング3全体は、練習者による心臓マッサージ練習時に繰り返し加えられる直接圧迫力に耐え得る強度が必要であり、強度が十分であれば材質に制限はない。本実施形態では合成樹脂製のものを採用したが、金属製のものやこれらの素材を複合的に用いたものでもよい。ケーシング3は、練習時(人体が横になったときの心臓の状態と同じ状態の時)に上面となる平面視円形の天板部31と、模擬心臓本体5を囲み天板部31を設置面81の上で下支えする平面視環状の周壁部35と、により少なくとも構成されている。天板部31の中心には、任意の形状(本実施形態では円形、大きさは後述)の貫通孔33が貫通形成されている。周壁部35には、開口部37が形成されている。開口部37は、模擬心臓本体5に接続される後述の模擬静脈管25及び模擬動脈管27をケーシング3の外部に接続できるように構成されている。ケーシング3の底部はあってもよいが、本実施形態のケーシング3は、模擬心臓本体5の出し入れを簡単にするために底部を有していない。模擬心臓本体5への圧迫力作用は、次に述べる圧力作用構造9の働きによる。
圧力作用構造9は、天板部31を貫通する貫通孔33の中を上下動可能に貫通する所定長のスライド軸41と、スライド軸41の上端にほぼ水平にネジ47などの固定部材により固定された任意形状(本実施形態では円形)の圧迫板43と、スライド軸41の下端にほぼ水平に同じくネジ49などの固定部材により固定された同じく任意形状(本実施形態では円形)の作用板45と、により少なくとも構成されている。圧迫板43、スライド軸41および作用板45の三者は、何れも合成樹脂製としたが、これ以外の素材を自由に採用して構わない。何れの素材を採用した場合でも、練習時に繰り返し付加される直接圧迫力Fに耐え得る材質と構造が選ばれなければならないことは言うまでもない。
図1、図3、図4に示す符号7が、圧迫板43とケーシング3(天板部31)の間に配された弾性減衰構造を示す。他の部材や構造も採用可能であるが、本実施形態の弾性減衰構造7は、圧縮バネであるコイルバネで構成されている。このため、以下では、弾性減衰構造7の代わりにコイルバネ7と称する場合もある。コイルバネ7は直接圧迫力Fを、その弾性力で減衰させて間接圧迫力f(すなわち、直接圧迫力F>間接圧迫力f)を得るため、換言すれば、蘇生現場の人体から受ける程の大きな反発力を練習者の手に作用させるためのものである。
ケーシング3の内部や模擬心臓本体5の内部に弾性減衰構造(図示を省略)を配すること、模擬心臓本体5自体に弾性減衰構造に匹敵する弾性力を持たせること、すなわち、本実施形態で採用する構造と異なる構造の採用を妨げるものではないが、コイルバネ7のケーシング3への外部設置を採用することがコスト的に構造的に有利と考えたものである。なお、図3及び図4が示すようにコイルバネ7は、模擬心臓本体5に対する圧迫板43の相対位置を含む他部材に対する圧力作用構造9全体の相対位置を所定位置に支持する機能とともに、圧迫とその解除の繰り返しを実現する機能(後述)を有している。
図3及び図4に示す符号5は、模擬心臓本体を示す。図3と図4の比較から理解できるように、模擬心臓本体5は、練習時に上下方向に伸縮自在とするための弾力性のある合成樹脂製の蛇腹構造を有している。模擬心臓本体5は、模擬静脈管25(図2)が接続される静脈逆止弁21と、模擬動脈管27が接続される動脈逆止弁23とを介して内外連通するように構成されている。ここで、圧迫板43に直接圧迫力Fが加えられたとき、コイルバネ7の弾性力で減衰させて得た間接圧迫力fが作用板45を介して模擬心臓本体5を上から圧迫して定常状態(図3に示す状態)から収縮状態(図4に示す状態)に収縮させる。ここで、直接圧迫力Fの解除に伴う間接圧迫力fの解除により、模擬心臓本体5が有する弾性復帰力により、収縮状態の模擬心臓本体5が復帰して元の定常状態に復帰するようになっている。なお、シンプルな構造を採用した本実施形態では不採用であるが、模擬心臓本体5の弾性復帰力を補助するための弾性部材(図示を省略)を併用することを妨げない。
さらに、第1の容器又は第2の容器に目盛りを表示しておき、複数の使用者の間で誰がより多くの仮想血液を第1の容器から第2の容器に一定時間で移送できるかを競わせてもよい。使用者は、競争を楽しみながら、どの程度の圧迫力をどの程度の圧迫頻度で加えれば効率的に血流を確保できるのかを試行錯誤し、訓練することができる。
図1乃至図4に示す符号11は、模擬胸郭を示す。模擬胸郭11は、ドーナツ形状の袋体と、当該ドーナツ形状の袋体に囲まれた中央の空間の上面を塞ぐ上面シートと、で構成されている。当該中央の空間に、上述のケーシング3、模擬心臓本体5、弾性減衰構造7、及び圧力作用構造9が収容される。本明細書において、ドーナツ形状の袋体とは、1本のチューブの両端をつなぎ合わせて環状としたものと同等の形状を有する袋体である。
模擬胸郭11を構成するドーナツ形状の袋体の内部に、模擬胸壁13が配置されている。模擬胸壁13もまた、ドーナツ形状の袋体で構成される。すなわち、模擬胸郭11と模擬胸壁13とで、2重構造の袋体が構成される。模擬胸郭11を構成する袋体の内部であって、模擬胸壁13を構成する袋体の外部となる空間を、本明細書では模擬肺臓15と呼ぶ。模擬胸郭11及び模擬胸壁13は、例えば軟質樹脂のシートで構成され、それぞれ容易に変形できるようになっている。
模擬胸郭11には、通気管63が取り付けられている。通気管63は、模擬胸郭11を構成する袋体を貫通し、模擬胸郭11の外部と模擬肺臓15との間で、エアーの流入及び流出の両方を許容する。通気管63には、笛65が取り付けられている。笛65は、模擬肺臓15から模擬胸郭11の外部へエアーが流出するときに共鳴音を発生する。
図4に示されるように直接圧迫力Fによって圧迫板43が押し下げられると、模擬胸壁13及び模擬肺臓15も圧迫される。このとき、模擬胸壁13の内部からはエアーは流出しないが、模擬肺臓15からはエアーが流出し、笛65が共鳴音を発生する。
直接圧迫力Fが解除されると、模擬胸壁13及び模擬肺臓15への圧迫も解除される。すると、模擬胸郭11が模擬胸壁13によって内側から圧迫されて、模擬肺臓15の体積が拡大する。このとき、通気管63を介して、模擬胸郭11の外部から模擬肺臓15にエアーが流入する。
図5及び図6に示される練習用具1aは、図1乃至図4に示される練習用具1の構成要素に対して、圧迫クッション材51と、下敷きクッション材53と、粘着シート55とが追加された変形例である。図5は上述の図3に対応する状態を示し、図6は上述の図4に対応する状態を示す。他の点については、練習用具1と同様であるので重複する説明を省略する。
粘着シート55は、図5及び図6に示される練習用具1aにおいて省略されてもよい。粘着シート55は、図1乃至図4に示される練習用具1において用いられてもよい。
下敷きクッション材53は、圧迫クッション材51よりも硬い発泡樹脂などの素材で構成されている。下敷きクッション材53は、人体の心臓と椎骨との間に位置する軟部組織の硬さ及び弾力性を基準として選択されたものでもよい。これにより、圧迫力に対する模擬心臓本体5の挙動を、実際の心臓マッサージに即したものに近づけることができる。
また、模擬心臓本体5を何らかの理由で交換する場合に、併せて下敷きクッション材53を交換してもよい。模擬心臓本体5を交換する理由として、例えば、異なる心臓サイズ(大人、学童、幼児)を想定した模擬心臓本体5の交換などが考えられる。その場合に、ケーシング3のサイズを変更しなくても、交換する模擬心臓本体5の特性に応じて厚みの異なる下敷きクッション材53を用意しておくことにより、最適な状態で模擬心臓本体5を使用することができる。
3 ケーシング
5 模擬心臓本体
7 弾性減衰構造(コイルバネ)
9 圧力作用構造
11 模擬胸郭
13 模擬胸壁
15 模擬肺臓
21 静脈逆止弁
23 動脈逆止弁
25 模擬静脈管
27 模擬動脈管
31 天板部
33 貫通孔
35 周壁部
37 開口部
41 スライド軸
43 圧迫板
45 作用板
47 ネジ
49 ネジ
51 圧迫クッション材
53 下敷きクッション材
55 粘着シート
61 バルブ
63 通気管
65 笛
67 通気管
71 仮想血液(静脈)
73 仮想血液(動脈)
81 設置面
Claims (10)
- 心臓マッサージ練習時に加えられる直接圧迫力に耐え得るケーシングと、
当該ケーシングの内部にある模擬心臓本体と、
当該直接圧迫力を弾性力で減衰させて間接圧迫力とする構造の弾性減衰構造と、
当該間接圧迫力を当該模擬心臓本体に作用させるとともに、当該直接圧迫力の解除により当該弾性減衰構造の弾性力で復帰して当該間接圧迫力を解除する構造を有する圧力作用構造と、を備え、
当該模擬心臓本体は、当該間接圧迫力により定常状態から収縮して収縮状態となり、当該間接圧迫力の解除により当該収縮状態から当該定常状態へ弾性復帰する構造に構成されている、
ことを特徴とする心臓マッサージ練習用具。 - 前記ケーシングは、練習時に上面となる天板部と、前記模擬心臓本体を囲み当該天板部を設置面上で下支えする周壁部と、により少なくとも構成され、
前記圧力作用構造は、当該天板部を貫通する貫通孔の中を上下動可能に貫通する所定長のスライド軸と、当該スライド軸の上端に設けた圧迫板と、当該スライド軸の下端に設けた作用板と、により少なくとも構成され、
前記弾性減衰構造が、当該圧迫板と当該天板部との間に配されることで当該圧迫板が所定位置に支持され、
当該圧迫板に前記直接圧迫力が加えられたとき、前記弾性減衰構造の弾性力で減衰させて得る間接圧迫力が当該作用板を介して前記模擬心臓本体に作用するように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記圧迫板の上面に圧迫クッション材が設けられ、当該圧迫クッション材を介して前記直接圧迫力が加えられるように構成され、前記直接圧迫力が加えられる当該圧迫クッション材の上面の移動距離よりも前記圧力作用構造の移動距離が小さくなるように構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記模擬心臓本体の下に、交換可能な下敷きクッション材が設けられている
ことを特徴とする請求項3記載の心臓マッサージ練習用具。 - 当該模擬心臓本体には、静脈逆止弁と動脈逆止弁が設けられ、
当該静脈逆止弁は、前記模擬心臓本体が前記収縮状態から前記定常状態へ弾性復帰するときの陰圧により作動して仮想血液を前記模擬心臓本体の内部への吸引のみを許すとともに、当該陰圧の解除により復帰するように構成され、
当該動脈逆止弁は、前記模擬心臓本体が前記定常状態から前記収縮状態へ収縮するときの陽圧により作動した前記模擬心臓本体内部の当該仮想血液を前記模擬心臓本体の外部へ圧送のみを許すとともに、当該陽圧の解除により復帰するように構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記静脈逆止弁には、模擬静脈管が接続され、
前記動脈逆止弁には、模擬動脈管が接続されている
ことを特徴とする請求項5記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記模擬心臓本体の周囲を囲む、若しくは、前記模擬心臓本体を挟む、模擬胸郭を備えており、
前記模擬胸郭の内部に、模擬肺臓と、弾力性ある模擬胸壁と、が位置している
ことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記模擬胸壁は、バルブを介したエアー注入により膨張する所定形状のバルーンクッションにより構成されている
ことを特徴とする請求項7記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記模擬肺臓には、笛付き通気管が設けられ、
当該笛付き通気管は、前記模擬肺臓への圧迫により外部へのエアー流出を許すとともに圧迫解除によりエアー流入を許し、当該エアーの流出時に流出音を発するように構成されている
ことを特徴とする請求項8記載の心臓マッサージ練習用具。 - 前記模擬心臓本体は、エアーをも圧送可能に構成され、
前記模擬動脈管の開放端を前記バルブに接続することにより、前記模擬心臓本体から前記バルーンクッションにエアー注入可能に構成されている
ことを特徴とする請求項8又は9記載の心臓マッサージ練習用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117222A JP6927517B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 心臓マッサージ練習用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117222A JP6927517B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 心臓マッサージ練習用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019003015A true JP2019003015A (ja) | 2019-01-10 |
JP6927517B2 JP6927517B2 (ja) | 2021-09-01 |
Family
ID=65004943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017117222A Active JP6927517B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 心臓マッサージ練習用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6927517B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2700826C1 (ru) * | 2019-03-15 | 2019-09-23 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Национальный исследовательский Мордовский государственный университет им. Н.П. Огарёва" | Тренажер для прямого массажа сердца |
JP2020126096A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 学校法人東邦大学 | 心臓マッサージ練習器具および心臓マッサージ練習方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221897A (ja) * | 2001-01-24 | 2002-08-09 | Yagami Inc | 蘇生法訓練用人体モデル |
JP4610551B2 (ja) * | 2003-05-09 | 2011-01-12 | レールダル メディカル エー エス | 蘇生訓練用人体模型 |
JP2013050710A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-03-14 | Kyoto Univ | 心肺蘇生練習器具 |
KR101267384B1 (ko) * | 2011-11-24 | 2013-05-24 | 주식회사 씨유메디칼시스템 | 심폐소생술 훈련용 마네킹 |
JP2013257526A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-12-26 | Athena Kogyo Co Ltd | 心臓マッサージ訓練用器具 |
US20150086958A1 (en) * | 2013-09-25 | 2015-03-26 | University Of Delaware | Medical treatment simulation devices |
JP2015191235A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 学校法人東邦大学 | 心臓マッサージ練習用具及び心臓マッサージ練習方法 |
-
2017
- 2017-06-14 JP JP2017117222A patent/JP6927517B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221897A (ja) * | 2001-01-24 | 2002-08-09 | Yagami Inc | 蘇生法訓練用人体モデル |
JP4610551B2 (ja) * | 2003-05-09 | 2011-01-12 | レールダル メディカル エー エス | 蘇生訓練用人体模型 |
JP2013050710A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-03-14 | Kyoto Univ | 心肺蘇生練習器具 |
KR101267384B1 (ko) * | 2011-11-24 | 2013-05-24 | 주식회사 씨유메디칼시스템 | 심폐소생술 훈련용 마네킹 |
JP2013257526A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-12-26 | Athena Kogyo Co Ltd | 心臓マッサージ訓練用器具 |
US20150086958A1 (en) * | 2013-09-25 | 2015-03-26 | University Of Delaware | Medical treatment simulation devices |
JP2015191235A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 学校法人東邦大学 | 心臓マッサージ練習用具及び心臓マッサージ練習方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020126096A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 学校法人東邦大学 | 心臓マッサージ練習器具および心臓マッサージ練習方法 |
RU2700826C1 (ru) * | 2019-03-15 | 2019-09-23 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Национальный исследовательский Мордовский государственный университет им. Н.П. Огарёва" | Тренажер для прямого массажа сердца |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6927517B2 (ja) | 2021-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8647124B2 (en) | Methods and apparatus for providing realistic medical training | |
US4773865A (en) | Training mannequin | |
JP6522376B2 (ja) | 心臓マッサージ練習用具及び心臓マッサージ練習方法 | |
EP2312555B1 (en) | Medical patient simulator | |
US9240130B2 (en) | Combat medical simulators and associated systems and methods | |
WO2010147129A1 (ja) | 心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具 | |
US11151901B2 (en) | Training manikin | |
JP4610551B2 (ja) | 蘇生訓練用人体模型 | |
US9953548B2 (en) | Removable tension-pneumothorax-simulator cartridge for use with a patient simulating mannequin | |
JP2007505360A5 (ja) | ||
JPH05504631A (ja) | 心肺蘇生術教授用人体模型 | |
JPS63502053A (ja) | 緊急時の人命救助技術の訓練装置 | |
KR101737090B1 (ko) | 심폐소생술 시뮬레이터의 흉부모형 장치 | |
JP2019003015A (ja) | 心臓マッサージ練習用具 | |
KR101798534B1 (ko) | 흉부모형 장치, 및 이를 포함하는 심폐소생술 시뮬레이터 | |
US10482791B2 (en) | Single use mannequin having chest compression feedback mechanism for use in simulated cardiopulmonary resuscitation (CPR) training | |
KR20130036193A (ko) | 임종 호흡의 시뮬레이션 수단을 갖는 마네킹 | |
JP2009115993A (ja) | 一次救命トレーニングモデルキット | |
Stanley et al. | Recreating the feel of the human chest in a CPR manikin via programmable pneumatic damping | |
CN204204295U (zh) | 一种用于Heimlich手法实验教学用模型 | |
EP3688744B1 (en) | A training manikin | |
JP7300145B2 (ja) | 心臓マッサージ練習器具および心臓マッサージ練習方法 | |
Russomano et al. | Extraterrestrial CPR and its applications in terrestrial medicine | |
KR101612262B1 (ko) | 휴대용 응급조치 교육 기자재 | |
RU2144218C1 (ru) | Тренажер для отработки навыков первой медицинской помощи |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20170712 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210112 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210713 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6927517 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |