JP2019000062A - 釣り用浮子 - Google Patents
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Abstract
【課題】浮子の浮力調整が簡単にでき、封緘部を脱着する必要がなく、おもりを入れた重量分での明確で分かり易い浮力調整ができ、水の浸入による浮力誤差の生じない釣り用浮子を提供する事を目的とする。
【解決手段】浮子本体2から穿設した孔5に設けられた外側筒体6に、外側筒体6の内径と同じ外径を有する内側筒体9を収納する。外側筒体6は、上部の空いた筒体よって形成され、内側筒体9は、上下に貫通する貫通孔と、上下におもり挿通孔と、を有する。浮力を調整するには、内側筒体9を、外側筒体6の上部に空いた外側筒室入り口下縁8と、内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14との間の隙間18に指先21をいれて引き出し、引き出され孔5から露出した上部おもり挿通孔13から、おもり19を出し入れすればよい。
【選択図】図1
【解決手段】浮子本体2から穿設した孔5に設けられた外側筒体6に、外側筒体6の内径と同じ外径を有する内側筒体9を収納する。外側筒体6は、上部の空いた筒体よって形成され、内側筒体9は、上下に貫通する貫通孔と、上下におもり挿通孔と、を有する。浮力を調整するには、内側筒体9を、外側筒体6の上部に空いた外側筒室入り口下縁8と、内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14との間の隙間18に指先21をいれて引き出し、引き出され孔5から露出した上部おもり挿通孔13から、おもり19を出し入れすればよい。
【選択図】図1
Description
この発明は、釣り用の浮子の構造に関する。
釣り、特に磯釣りなどでは、浮子は、環付き浮子と中通し浮子との2種が採用される。図7(A)に示すように、環付き浮子101Aは、浮子の下端に環状金具102が回転可能に設けられ、この環状金具102の中を釣り糸103が通される。浮子下、すなわち浮子101Aの下の釣り糸103の長さを調整するときには、環状金具102より上の、釣り糸103に浮子止め(図示せず)を取り付ける。
図7(B)に示すように、中通し浮子101Bは、浮子101Bを上下に貫通する孔104が設けられ、この孔104の中を釣り糸103が通される。浮子下、すなわち浮子101Bの下の釣り糸103の長さを調整するときには、この孔104より上の、釣り糸103に浮子止め(図示せず)を取り付ける。
また中通し浮子101Bは、環付き浮子101Aと比べて、浮子に釣り糸が絡みついてしまう可能性が少ない、ラインコントロールが良い(道糸を張るとウキが見えなくなる事が無い)、アタリ(魚の食いつき)の感度増幅などの特徴があり、特に磯釣りでは、中通し浮子101Bが使用されることが多い。
また中通し浮子101Bは、環付き浮子101Aと比べて、浮子に釣り糸が絡みついてしまう可能性が少ない、ラインコントロールが良い(道糸を張るとウキが見えなくなる事が無い)、アタリ(魚の食いつき)の感度増幅などの特徴があり、特に磯釣りでは、中通し浮子101Bが使用されることが多い。
また、下記特許文献1には、図7(C)に示すように、環付き浮子101Cを、浮力調整可能な浮子として使用できるものが存在する。すなわち図7(C)が示すように、環付き浮子101Cの貫通孔部106から、封緘部107を取り外し、貫通孔部106に重錘部108を出し入れして浮力調整する。さらに、図7(D)が示すように、封緘部107を嵌着孔部109が有する物に交換することで、発光体110を装着できる夜釣りに対応した環付き浮子101Cが開示されている。
しかしながら、従来の環付き浮子101A、中通し浮子101Bの浮力を調整するには、浮力の異なる各種の浮子を携行して、その都度釣り糸を切断して取り替えて、再び釣り糸を挿通しなければならず、交換作業に時間を要し面倒である。
また、特許文献1には、図7(C)に示すように、重錘部108を出し入れする際に、封緘部107を脱着しなければならず、脱着作業が面倒であり、浮子本体105と封緘部107を一度分離しないといけないため、封緘部107を紛失する恐れがある。
また、特に磯釣りでは潮の流れ、風、波、天候などの自然条件等の変化により、頻繁に迅速な浮力調整が必要だが、封緘部107を脱着して浮力調整を行う場合は、分離した封緘部107を持つ手や、一時保管する手などにより手が塞がるため、浮力調整に時間を要する。
また、貫通孔部106に封緘部107を装着した場合は、貫通孔部106は密閉した気室となるため、重錘部108を入れる前と後では容積の変化があり、貫通孔部106に比重誤差が生じるので、重錘部108を入れた重量分での、明確で分かり易い浮力調整ができない。
さらに、封緘部107で密閉してあっても、浮力調整作業中に浮子本体105が水で濡れている、または、雨が降っている場合は、封緘部107を取り外した際に貫通孔部106へ水が浸入する恐れがあり、これらも浮力誤差を生じさせる要因となるため、浮力調整に神経を要する。
この発明は、以上の問題を解決するために、浮子の浮力調整が簡単にでき、封緘部を脱着する必要がなく、おもりを入れた重量分での明確で分かり易い浮力調整ができ、水の浸入による浮力誤差の生じない釣り用浮子を提供する事を目的とする。
また、特に磯釣りでは潮の流れ、風、波、天候などの自然条件等の変化により、頻繁に迅速な浮力調整が必要だが、封緘部107を脱着して浮力調整を行う場合は、分離した封緘部107を持つ手や、一時保管する手などにより手が塞がるため、浮力調整に時間を要する。
また、貫通孔部106に封緘部107を装着した場合は、貫通孔部106は密閉した気室となるため、重錘部108を入れる前と後では容積の変化があり、貫通孔部106に比重誤差が生じるので、重錘部108を入れた重量分での、明確で分かり易い浮力調整ができない。
さらに、封緘部107で密閉してあっても、浮力調整作業中に浮子本体105が水で濡れている、または、雨が降っている場合は、封緘部107を取り外した際に貫通孔部106へ水が浸入する恐れがあり、これらも浮力誤差を生じさせる要因となるため、浮力調整に神経を要する。
この発明は、以上の問題を解決するために、浮子の浮力調整が簡単にでき、封緘部を脱着する必要がなく、おもりを入れた重量分での明確で分かり易い浮力調整ができ、水の浸入による浮力誤差の生じない釣り用浮子を提供する事を目的とする。
以上の課題を解決するために、第一の発明は、釣り用浮子1であって、浮子本体2と、この浮子本体2を上下に貫通し釣り糸を挿通できる糸挿通孔4と、浮子本体2に穿設した孔5と、この孔5に設けられた外側筒体6と、この外側筒体6の内径と同じ外径を有して前記外側筒体6に対し軸方向へスライド往復可能に収納することのできる内側筒体9と、を有し、前記外側筒体6は、前記収納のため上部の空いた筒体よって形成され、前記内側筒体9は、水を通すための上部貫通孔11と下部貫通孔12とを有し、前記上部貫通孔11は、おもり外径より小さく形成され、前記内側筒体9は、上部に側面側から半円形状に貫いた、上部おもり挿通孔13を有し、よって、前記内側筒体9は、前記外側筒体6の上部に空いた外側筒室入り口下縁8と、前記内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14との間の隙間18に指先21をいれて引き出すことができ、引き出され前記孔5から露出した前記上部おもり挿通孔13から、おもり19を出し入れできることを特徴とする釣り用浮子である。
第二発明は、さらに、前記内側筒体9は、下部に側面側から半円形状に貫いた、下部おもり挿通孔15を有し、前記外側筒体6に対して、前記内側筒体9を上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納することができ、よって、前記上下逆さにした状態で前記内側筒体9は、前記外側筒体6の上部に空いた前記外側筒室入り口下縁8と、前記内側筒体9の下部おもり挿通孔入り口下縁16との間の隙間18に指先21をいれて引き出すことができ、引き出され前記孔5から露出した前記下部おもり挿通孔15から、おもり19を出し入れすることができ、前記内側筒体9の下部貫通孔12から、夕刻や夜間の視認性を高めるため、前記内側筒体9の内径と同じ外径を有する化学発光体20を嵌入して備えられることを特徴とする釣り用浮子である。
第一発明によれば、浮子の浮力を調整するには、浮子本体より内側筒体を指で引き出し、引き出され孔から露出した上部おもり挿通孔からおもりを出し入れすればよい。よって、封緘をするために従来の封緘部のような部品を脱着する必要がなく、面倒なく浮力調整ができる。
また、浮子本体と内側筒体とを分離する必要がないため、内側筒体を紛失する恐れが少ない。
また、浮子の浮力を調整するには、浮子本体と内側筒体とを分離する必要がないため、従来の封緘部のような部品を持つ手や、一時保管する手などにより手が塞がらないため、浮力調整に時間を要しない。
また、内側筒体の上部貫通孔は空いており、内側筒室は水で満たされるため、おもりを入れる前と後での体積の変化が生ぜず、内側筒室の比重誤差が少ないので、おもりを入れた重量分での明確で分かり易い浮力調整ができる。
さらに、内側筒室は密閉された気室ではなく、水で満たされるため、浮力調整の最中に浮子本体が水で濡れている、または、雨が降っている場合でも、水の浸入による浮力誤差が生ぜず、水の浸入を気にする必要がない。
また、浮子本体と内側筒体とを分離する必要がないため、内側筒体を紛失する恐れが少ない。
また、浮子の浮力を調整するには、浮子本体と内側筒体とを分離する必要がないため、従来の封緘部のような部品を持つ手や、一時保管する手などにより手が塞がらないため、浮力調整に時間を要しない。
また、内側筒体の上部貫通孔は空いており、内側筒室は水で満たされるため、おもりを入れる前と後での体積の変化が生ぜず、内側筒室の比重誤差が少ないので、おもりを入れた重量分での明確で分かり易い浮力調整ができる。
さらに、内側筒室は密閉された気室ではなく、水で満たされるため、浮力調整の最中に浮子本体が水で濡れている、または、雨が降っている場合でも、水の浸入による浮力誤差が生ぜず、水の浸入を気にする必要がない。
第二発明によれば、浮子本体から内側筒体を上下逆さにして収納することにより、よって、内側筒体の下部貫通孔から化学発光体を嵌入して備えられるため、夕刻や夜間の視認性向上や夜釣りに対応できる浮子として使用できる。また、この化学発光体は、棒状のもので、例えば、釣り用として市販されている株式会社ルミカ製の発光体(商品名:ケミホタル)を利用できる。
この発明の一実施形態を、図1から図6に示す。
[全体の概略]
図1、図2に示すように、この浮子1は、主に磯釣りなどに用いる浮子1であって、浮子1は浮力のある木などの材料が用いられる。この浮子本体2を上下に貫通し筒体3が設けられ、糸挿通孔4が貫通し形成される。この糸挿通孔4に釣り糸を挿通する。これにより従来の浮子1として使用できる。
[全体の概略]
図1、図2に示すように、この浮子1は、主に磯釣りなどに用いる浮子1であって、浮子1は浮力のある木などの材料が用いられる。この浮子本体2を上下に貫通し筒体3が設けられ、糸挿通孔4が貫通し形成される。この糸挿通孔4に釣り糸を挿通する。これにより従来の浮子1として使用できる。
この浮子1の浮子本体2から穿設した孔5に、外側筒体6が挿入されて固定される。外側筒体6の上部に空いた縁は浮子本体2の外形に沿って形成され、外側筒室7の構造を有することになる。そして、この外側筒室7に、外側筒体6の内径と同じ外径を有して外側筒体6に対し軸方向へスライド往復可能に収納することのできる内側筒体9を収納する。これにより内側筒室10を備えた浮子1として使用できる。
[要部の構造]
図1から図3に示すように、この浮子1の要部は、浮子本体2から穿設した孔5に設けられる外側筒体6と、内側筒体9によって構成された、二重筒構造体17である。
二重筒構造体17は、外側筒体6と内側筒体9が同軸に配置される。外側筒体6は、浮子本体2から穿設した孔5に挿入されて固定される。内側筒体9は、外側筒体6の内径と同じ外径を有して外側筒体6に対し軸方向へスライド往復可能に収納することができる。
図1から図3に示すように、この浮子1の要部は、浮子本体2から穿設した孔5に設けられる外側筒体6と、内側筒体9によって構成された、二重筒構造体17である。
二重筒構造体17は、外側筒体6と内側筒体9が同軸に配置される。外側筒体6は、浮子本体2から穿設した孔5に挿入されて固定される。内側筒体9は、外側筒体6の内径と同じ外径を有して外側筒体6に対し軸方向へスライド往復可能に収納することができる。
二重筒構造体17を構成する内側筒体9の上下には、側面側から半円形状に貫いた上部おもり挿通孔13と、下部おもり挿通孔15を有する。
また、外側筒体6に対して内側筒体9は、外側筒室入り口下縁8から突出する十分な長さを有し、この内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14と外側筒室入り口下縁8との間に、おもり19外径より小さな隙間18を有することになる。
また、図5(A)に示すように、外側筒体6に対して、内側筒体9を上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納した場合は、この内側筒体9の下部おもり挿通孔入り口下縁16と外側筒室入り口下縁8との間に、おもり19外径より小さな隙間18を有することになる。
また、外側筒体6に対して内側筒体9は、外側筒室入り口下縁8から突出する十分な長さを有し、この内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14と外側筒室入り口下縁8との間に、おもり19外径より小さな隙間18を有することになる。
また、図5(A)に示すように、外側筒体6に対して、内側筒体9を上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納した場合は、この内側筒体9の下部おもり挿通孔入り口下縁16と外側筒室入り口下縁8との間に、おもり19外径より小さな隙間18を有することになる。
二重筒構造体17を構成する内側筒体9の上下には、上下に貫通する貫通孔を有し、上部貫通孔11には、おもり19外径より小さく形成される。また下部貫通孔12には、筒形状に貫通しており、外側筒室7と結合した、内側筒室10を有することになる。
また、図5(A)に示すように、外側筒体6に対して、内側筒体9を上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納した場合は、下部貫通孔12が上部に空いた内側筒室10を有することになる。
また、図5(A)に示すように、外側筒体6に対して、内側筒体9を上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納した場合は、下部貫通孔12が上部に空いた内側筒室10を有することになる。
以上の構造により、おもり19を収納するための内側筒室10は、外側筒体6に対して、軸方向へスライド往復可能に収納した内側筒体9によって構成されることとなる。
また、図5(B)に示すように、化学発光体20を嵌入するための内側筒室10は、外側筒体6に対して、上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納した内側筒体9によって構成される。
また、図4(A)に示すように、内側筒体9を指21で引き出すための隙間18構造が、外側筒室入り口下縁8と、内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14と、の間の隙間18によって構成される。
また、図5(A)に示すように、上下逆さに収納した内側筒体9を指21で引き出すための隙間18構造が、外側筒室入り口下縁8と、下部おもり挿通孔入り口下縁16と、の間の隙間18によって構成される。
また、図5(B)に示すように、化学発光体20を嵌入するための内側筒室10は、外側筒体6に対して、上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納した内側筒体9によって構成される。
また、図4(A)に示すように、内側筒体9を指21で引き出すための隙間18構造が、外側筒室入り口下縁8と、内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14と、の間の隙間18によって構成される。
また、図5(A)に示すように、上下逆さに収納した内側筒体9を指21で引き出すための隙間18構造が、外側筒室入り口下縁8と、下部おもり挿通孔入り口下縁16と、の間の隙間18によって構成される。
「実施形態の効果」
以上の実施形態によれば、浮子1の浮力を調整するには、図4に示すように、浮子本体2より内側筒体9を指21で引き出し、引き出され孔5から露出した上部おもり挿通孔13からおもり19を出し入れすればよい。よって、封緘をするために従来の封緘部107のような部品は無用であり、封緘部107を脱着する脱着作業の必要がない。
以上の実施形態によれば、浮子1の浮力を調整するには、図4に示すように、浮子本体2より内側筒体9を指21で引き出し、引き出され孔5から露出した上部おもり挿通孔13からおもり19を出し入れすればよい。よって、封緘をするために従来の封緘部107のような部品は無用であり、封緘部107を脱着する脱着作業の必要がない。
また、内側筒体9の上部貫通孔11は貫通しており、内側筒室10は水で満たされるため、おもり19を入れる前と後での体積の変化が生ぜず、内側筒室10の比重誤差が少ないので、おもり19を入れた重量分での明確で分かり易い浮力調整ができる。また、おもりとしては、ガン玉等の鉛玉を使用することで、ガン玉の種類(重量やサイズ)を変更することにより、より細かな浮力調整ができる。ガン玉とは、釣り用の鉛製の球体おもりであり、各種種類やサイズのものが市販されているため、何処でも簡単に入手することができる。
さらに、内側筒室10は水で満たされるので、浮子本体2が水で濡れている、または、雨が降っている場合でも、水の浸入を気にする必要がない。
さらに、内側筒室10は水で満たされるので、浮子本体2が水で濡れている、または、雨が降っている場合でも、水の浸入を気にする必要がない。
また、中通し浮子1として使用するために、浮子本体2から穿設した孔5に、外側筒体6と内側筒体9によって構成される二重筒構造体17を設けるので、浮子1の製造が面倒でない。
さらに、この浮子1を構成する主な部材は、外側筒体6と内側筒体9となり、よって簡易な構造が得られる。このため浮子1の製造コストを抑えることができる。
さらに、内側筒体9を引き出すための隙間18構造は、外側筒体6と内側筒体9に設けられた各々の孔によって構成され、簡易な構造が得られる。このため浮子1の製造コストを抑えることができる。
さらに、この浮子1を構成する主な部材は、外側筒体6と内側筒体9となり、よって簡易な構造が得られる。このため浮子1の製造コストを抑えることができる。
さらに、内側筒体9を引き出すための隙間18構造は、外側筒体6と内側筒体9に設けられた各々の孔によって構成され、簡易な構造が得られる。このため浮子1の製造コストを抑えることができる。
また、図5に示すように、内側筒体9を上下逆さにして収納することにより、内側筒体9の下部貫通孔12から化学発光体20を嵌入して備えることができるため、夕刻や夜間の視認性向上や夜釣りに対応できる浮子1として使用できる。また、この化学発光体20は、棒状のもので、例えば、釣り用として市販されている株式会社ルミカ製の発光体(商品名:ケミホタル)を利用できる。
また、浮力調整可能な中通し浮子1として使用することができる(図6(B))ため、環付き浮子101Aに使用した場合(図6(A))に比べて、中通し浮子101Bの特徴であるでる、浮子1に釣り糸が絡みついてしまう可能性が少ないこと、ラインコントロールが良い(道糸を張るとウキが見えなくなる事が無い)こと、また、アタリ(魚の食いつき)の感度増幅等を得ることができる。
「他の実施形態」
以上の実態形態では、二重筒構造体17は、浮子本体2の上部から穿設した孔5に設けられたが、他の実施形態では、浮子本体2の様々な部分から穿設した孔5に二重筒構造体17を設けてもよい。例えは浮子本体2の下部から穿設した孔に二重筒構造体17を設けてもよい(図6(D))。
以上の実態形態では、二重筒構造体17は、浮子本体2の上部から穿設した孔5に設けられたが、他の実施形態では、浮子本体2の様々な部分から穿設した孔5に二重筒構造体17を設けてもよい。例えは浮子本体2の下部から穿設した孔に二重筒構造体17を設けてもよい(図6(D))。
以上の実態形態では、二重筒構造体17で構成される外側筒体6と内側筒体9は、完全な円形の筒形状に形成されたが、他の実施形態では、楕円形状に形成してもよい。このようにすることで、内側筒体9を、外側筒体6に対し軸方向へスライド往復する際に、軸周りの回転を抑えることができる。
以上の実態形態では、内側筒体9の上部貫通孔11は、おもり19外径よりも若干小さく円形に形成されたが、他の実態形態では、おもり19外径よりも若干小さく様々な形状に形成してもよい。例えば細長い楕円形状に形成してもよいし、細長い楕円形状を十字に交差させて形成してもよい。
以上の実態形態では、二重筒構造体17で構成される内側筒体9は、外側筒体6に対して外側筒室入り口下縁8から突出する十分な長さを有していたが、他の実態形態では、内側筒体9の長さ自体はやや短くする代わりに上部おもり挿通孔上縁14から上部貫通孔11までの長さを大きくし、外側筒室入り口下縁8から大きく突出させてもよい。
以上の実態形態では、二重筒構造体17は、本発明を実施するにあたっての一例を示したものに過ぎず、様々な形状や大きさの浮子等に実施することができる。浮子1に示した例は一例に過ぎず、例えば、図6(A)(B)(C)に示すように、環付き浮子101A、ななめ浮子101D、棒浮子101Eの浮子本体105から穿設した孔に二重筒構造体17を設けることもできる。なお、環付き浮子101Aとは、浮子の下端に環状金具102が回転可能に設けられ、この環状金具102の中を釣り糸103が通される浮子である。また、ななめ浮子101Dとは、浮子本体105を上下に貫通する孔104が設けられ、この孔104の中を釣り糸103が通され、この孔104に対し浮子本体105が水面をななめに浮遊する浮子である。また、棒浮子101Eとは、浮子本体105の上端に棒状の棒材111を有し、浮子の下端に環状金具102が回転可能に設けられ、この環状金具102の中を釣り糸103が通される浮子である。
また、図6(D)に示すように、ルアー101F等における浮力調整等にも同じく、ルアー本体112から穿設した孔に二重筒構造体17を設けて本発明を実施することができる。なお、ルアー101Fとは、小魚の姿をした疑似餌で、ルアー101Fの 頭部端、腹部下端、尻尾端に環状金具102が回転可能に設けられ、腹部下端、及び、尻尾端には釣り針113が備えられ、頭部端には、この環状金具102の中を釣り糸103が通され固定される。釣り糸103を引くと、ルアー本体112が水流を受けて、左右に体を振動させながら水中を移動する。
また、図6(D)に示すように、ルアー101F等における浮力調整等にも同じく、ルアー本体112から穿設した孔に二重筒構造体17を設けて本発明を実施することができる。なお、ルアー101Fとは、小魚の姿をした疑似餌で、ルアー101Fの 頭部端、腹部下端、尻尾端に環状金具102が回転可能に設けられ、腹部下端、及び、尻尾端には釣り針113が備えられ、頭部端には、この環状金具102の中を釣り糸103が通され固定される。釣り糸103を引くと、ルアー本体112が水流を受けて、左右に体を振動させながら水中を移動する。
1…浮子、2…浮子本体、3…筒体、4…糸挿通孔、5…孔、6…外側筒体、7…外側筒室、8…外側筒室入り口下縁、9…内側筒体、10…内側筒室、11…上部貫通孔、12…下部貫通孔、13…上部おもり挿通孔、14…上部おもり挿通孔入り口上縁、15…下部おもり挿通孔、16…下部おもり挿通孔入り口下縁、17…二重筒構造体、18…隙間、19…おもり、20…化学発光体、21…指。
Claims (2)
- 釣り用浮子1であって、浮子本体2と、この浮子本体2を上下に貫通し釣り糸を挿通できる糸挿通孔4と、浮子本体2に穿設した孔5と、この孔5に設けられた外側筒体6と、この外側筒体6の内径と同じ外径を有して前記外側筒体6に対し軸方向へスライド往復可能に収納することのできる内側筒体9と、を有し、前記外側筒体6は、前記収納のため上部の空いた筒体よって形成され、前記内側筒体9は、水を通すための上部貫通孔11と下部貫通孔12とを有し、前記上部貫通孔11は、おもり外径より小さく形成され、前記内側筒体9は、上部に側面側から半円形状に貫いた、上部おもり挿通孔13を有し、よって、前記内側筒体9は、前記外側筒体6の上部に空いた外側筒室入り口下縁8と、前記内側筒体9の上部おもり挿通孔入り口上縁14との間の隙間18に指先21をいれて引き出すことができ、引き出され前記孔5から露出した前記上部おもり挿通孔13から、おもり19を出し入れできることを特徴とする釣り用浮子。
- 前記内側筒体9は、下部に側面側から半円形状に貫いた、下部おもり挿通孔15を有し、前記外側筒体6に対して、前記内側筒体9を上下逆さに軸方向へスライド往復可能に収納することができ、よって、前記上下逆さにした状態で前記内側筒体9は、前記外側筒体6の上部に空いた前記外側筒室入り口下縁8と、前記内側筒体9の下部おもり挿通孔入り口下縁16との間の隙間18に指先21をいれて引き出すことができ、引き出され前記孔5から露出した前記下部おもり挿通孔15から、おもり19を出し入れすることができ、前記内側筒体9の下部貫通孔12から、夕刻や夜間の視認性を高めるため、前記内側筒体9の内径と同じ外径を有する化学発光体20を嵌入して備えられることを特徴とする請求項1に記載の釣り用浮子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017119199A JP2019000062A (ja) | 2017-06-18 | 2017-06-18 | 釣り用浮子 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020085279A1 (ja) | 2018-10-22 | 2020-04-30 | 株式会社アマダホールディングス | レーザ加工機及びレーザ加工方法 |
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2017
- 2017-06-18 JP JP2017119199A patent/JP2019000062A/ja active Pending
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WO2020085279A1 (ja) | 2018-10-22 | 2020-04-30 | 株式会社アマダホールディングス | レーザ加工機及びレーザ加工方法 |
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