JP2018537077A - エアロゾル送達システムおよびエアロゾル送達システムの動作方法 - Google Patents

エアロゾル送達システムおよびエアロゾル送達システムの動作方法 Download PDF

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Abstract

エアロゾル送達システムは、誘導加熱装置(1;3)およびエアロゾル形成物品(2;4)を備える。エアロゾル形成物品(1;3)は、複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)と、少なくとも2つの異なるサセプタ(203、204;403、404)と、を含む。誘電加熱装置(1;3)は、− 複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)を含むエアロゾル形成物品(2;4)の少なくとも部分(20;40)を収容するためのくぼみ(11;31)を含む装置のハウジング(10;30)と、− くぼみ(11;31)を囲って配置されるコイル(L)と、− 電力供給源(12)と、− 電力供給源(12)とコイル(L)に接続される電源電気部品(14)と、を含む。電源電気部品(14)は、交流をコイルに供給して(I;I1、I2)磁界強度(H)と周波数(f)を有する交番磁界を発生させ、少なくとも1つのエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)に、このエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS;PS1、PS2)を発生させるよう構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、誘電加熱装置とエアロゾル形成物品を備えるエアロゾル送達システムと、このエアロゾル送達システムの動作方法に関する。
既知のさらに従来的な喫煙物品、例えば紙巻たばこは、燃焼過程の結果として風味および芳香をユーザーに送達する。可燃性材料(主にたばこ)の塊は燃焼し、材料の隣接した部分はそれを通して引き込まれた適用された熱の結果として熱分解するが、典型的な燃焼温度は喫煙中に800℃を超える。この加熱中、可燃性材料の非能率的な酸化が発生し、様々な蒸留および熱分解の産物が産出される。これらの産物が喫煙物品の本体を通してユーザーの口に向けて引き込まれるにつれて、それらは冷却され凝縮して、喫煙に関連付けられた風味および芳香を消費者に与えるエアロゾルまたは蒸気を形成する。
さらに従来的な喫煙物品に対する代替品には、可燃性材料それ自体は喫煙者が吸い込むエアロゾルに風味剤を直接提供しない物品が含まれる。これらの物品では、一般に本質的に炭素質の可燃性発熱体は、発熱体から、また風味付けされたエアロゾルを放出する加熱により活性化される要素を含むゾーンを通して引き込まれる際に、燃焼して空気を加熱する。
さらに従来的な喫煙物品のなお別の代替品は、エアロゾルを形成するたばこを豊富に含む基体に熱的に近接して配置された、磁気透過性がありかつ導電性のサセプタを備えたエアロゾルを形成するたばこを豊富に含む固体基体を含むエアロゾル形成物品である。たばこを豊富に含む基体のサセプタは、交番磁界がサセプタ内で誘導されるように、誘導源、例えばコイルによって生成される交番磁界に晒される。
この誘導された交番磁界はサセプタ内に熱を発生し、また少なくともサセプタ内に生成された熱の一部は、サセプタからサセプタに熱的に近接して配置されたエアロゾル形成基体に伝達されてエアロゾルを生成し、望ましい風味を出す。
この目的のために、たばこを豊富に含む基体の全体は通常、消費実行の全期間において加熱される。サセプタの空間的近傍付近におけるたばこ風味化合物あるいはたばこを豊富に含む基体の他の追加の風味化合物が最初にエアロゾル化され(サセプタの近傍付近におけるたばこを豊富に含む基体の温度が最も高いため)、そして最初に枯渇するため、コイルに供給される電力は通常、消費実行の間にサセプタの温度を増大させるよう制御されて、サセプタの近傍付近に位置しないたばこ風味化合物あるいはたばこを豊富に含む基体の他の追加の風味化合物もエアロゾル化されるようにする。
別の方法として、たばこを豊富に含む基体の長さに沿って配置された異なるセグメントが逐次的に加熱され、各吸煙中に、たばこを豊富に含む基体の「新鮮な」(枯渇していない)部分が加熱される。これは例えば、固体のたばこを豊富に含む基体を収容するくぼみの長さに沿って配置された複数の分離した個々のコイルを用いて達成可能であり、それぞれの分離したコイルは、固体のたばこを豊富に含む基体のロッドの長さに沿ってこの固形のたばこを豊富に含む基体のロッドの異なる部分をそれぞれ囲んでいる。分離した個々のコイルは交流を逐次的に供給され、それぞれの個々の分離したコイルによって囲まれたくぼみのそれぞれの部分、そしてその結果として固体のたばこを豊富に含む基体のロッドの異なるセグメントのサセプタに交番磁界を逐次的に発生させ、これによって固体のたばこを豊富に含む基体のロッドの異なるセグメントを逐次的に加熱する。
コイルは個々の分離したコイルであるため、サセプタの加熱に影響を与える個々の分離したコイルの属性(例えばインダクタンス)がある程度変動し得、たばこを豊富に含む基体のロッドの個々のセグメントが均一に加熱されない場合があるが、これは、たばこ風味化合物あるいはたばこを豊富に含む基体の追加の風味化合物の非均一なエアロゾル化という結果につながり、非均一な消費経験になりかねない。また、固体のたばこを豊富に含む基体のロッドの異なるセグメントに均質な交番磁界を生成するには、個々の分離したコイルを相互に対して正確に軸方向に整列させて配置しなければならない。
さらに、個々のセグメントの逐次的な加熱は、個々のコイルに交流を別個に供給してそれぞれの個々のコイルで囲まれた個々のセグメントを加熱する必要がある。全ての個々のセグメントの長さに延び、かつ全てのセグメントを囲む、コイル1つのみの使用では、個々のセグメントの逐次的な加熱を達成することはできない。さらに、全ての個々のセグメントにおけるサセプタ材料は同一であるため、加熱するセグメントに隣接して配置される加熱しないセグメントが、加熱するセグメントを囲む(隣接した)個々のコイルの交番磁界によって意図せず加熱されることを防止するためには、別の対策を講じなければならない。
したがって、誘導加熱装置およびサセプタを含むエアロゾル形成物品、より具体的には、サセプタを含む固体エアロゾル形成基体を備えるエアロゾル形成物品を備える改良されたエアロゾル送達システムに対するニーズがある。
本発明に一態様によると、誘導加熱装置およびエアロゾル形成物品を備える、エアロゾル送達システムが提案されている。
エアロゾル形成物品は、
− 複数のエアロゾル形成セグメントと、
− 複数のエアロゾル形成セグメントのエアロゾル形成セグメントそれぞれが、それぞれのエアロゾル形成セグメント中に、少なくとも2つの異なるサセプタのうちの少なくとも1つのサセプタ(1つのみのサセプタが好ましい)を含む、少なくとも2つの異なるサセプタとを備える。
誘導加熱装置は、
− エアロゾル形成物品の少なくとも部分を収容するよう形状付けられた内表面を有するくぼみを含む装置のハウジングであって、エアロゾル形成物品のこの部分は少なくとも複数のエアロゾル形成セグメントを含む、装置のハウジングと、
− くぼみの少なくとも一部を囲むよう配置されたコイルであって、くぼみのこの一部は複数のエアロゾル形成セグメントを含むエアロゾル形成物品の少なくとも部分を収容するよう寸法付けられかつ形状付けられているコイルによって囲まれている、コイルと、
− 電力供給源と、
− 電力供給源およびコイルに接続された電源電気部品であって、電源電気部品は交流をコイルに供給して、コイルによって囲まれたくぼみの一部に、エアロゾル形成物品の複数のエアロゾル形成セグメントの少なくとも1つのエアロゾル形成セグメントにおいてこの少なくとも1つのエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させるよう適合されている、所定の磁場強度と所定の周波数を有する交番磁界を発生させるよう構成されている、電源電気部品と、を備える。
「エアロゾル形成物品」とは、エアロゾルを形成できる揮発性化合物を放出することができる物品である。エアロゾル形成物品は、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル形成部分を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、エアロゾルを形成できる揮発性化合物を放出することができる基体であることが好ましい。揮発性化合物はエアロゾル形成基体の加熱により放出される。好ましい実施形態では、エアロゾル形成基体は固体である。
エアロゾル形成基体はニコチンを含んでもよい。ニコチンを含有するエアロゾル形成基体はニコチン塩マトリクスであってもよい。エアロゾル形成基体は植物由来材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体はたばこを含みうるが、たばこ含有材料は揮発性のたばこ風味化合物を含むことが好ましく、これが加熱に伴いエアロゾル形成基体から放出される。
エアロゾル形成基体は均質化したたばこ材料を含みうる。均質化したたばこ材料は、粒子状のたばこを凝集することによって形成されうる。存在する場合、均質化したたばこ材料のエアロゾル形成体含有量は、乾燥質量ベースで5%以上であり、乾燥質量ベースで5〜30重量パーセント以上であることが好ましい。
別の方法として、エアロゾル形成基体は非たばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は均質化した植物由来材料を含みうる。
エアロゾル形成基体は少なくとも1つのエアロゾル形成体を含んでもよい。エアロゾル形成体は、使用時に、密度が高く安定したエアロゾルの形成を促進し、エアロゾル発生装置の動作温度で熱分解に対して実質的に耐性のある任意の適切な公知の化合物または化合物の混合物であってもよい。適切なエアロゾル形成体は当業界で周知であり、多価アルコール(トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、およびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノアセテート、ジアセテート、またはトリアセテートなど)、およびモノカルボン酸、ジカルボン酸、またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなど)を含むが、これに限定されない。特に好ましいエアロゾル形成体は多価アルコールまたはその混合物(トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオールなど)であり、そしてグリセリンが最も好ましい。エアロゾル形成基体は、その他の添加物および成分(風味剤など)を含みうる。エアロゾル形成基体はニコチンおよび少なくとも一つのエアロゾル形成体を含むことが好ましい。特に好ましい実施形態では、エアロゾル形成体はグリセリンである。
「エアロゾル形成セグメント」という用語は、エアロゾル形成物品のエアロゾル形成部分の一部であって、こうした一部それぞれが所定温度を上回って加熱されるのに伴ってエアロゾルを形成可能な揮発性化合物を放出することができる、一部を指す。エアロゾル形成物品のエアロゾル形成部分は、複数のエアロゾル形成セグメントを含む。複数のエアロゾル形成セグメントの個々のエアロゾル形成セグメントは、エアロゾル形成物品の長手方向に沿って順々に逐次隣接して配置されてもよい。ただし、複数のセグメントの個々のエアロゾル形成セグメントは、異なって配置されてもよい。例えば、これらは、中央に配置された個々のエアロゾル形成セグメント(エアロゾル形成物品の長手方向軸の周りに直接配置され、かつこれを含むセグメント)が1つ以上の異なる個々の追加のエアロゾル形成セグメントによって管状に囲まれるように、同軸に配置されてもよい。別の方法として、複数のセグメントの個々のセグメントは、エアロゾル形成物品の円周方向に見たときに隣接して配置されてもよい。例えば、エアロゾル形成物品がロッド形状で、2つのエアロゾル形成セグメントを含むケースでは、2つのエアロゾル形成セグメントのそれぞれはロッド形状のエアロゾル形成物品の片半を形成する(エアロゾル形成物品はその後その長手方向軸に沿って2つの半円筒形状のエアロゾル形成セグメントに分離され、例えば、2つのエアロゾル形成セグメントはその後上半円筒半と下半円筒を形成し得る)。随意で、個々のエアロゾル形成セグメントは、熱分離壁によって相互に熱的に分離されてもよい。
「サセプタ」という用語は通常、電磁エネルギーを熱に変換することができる材料を指す。交番電磁界内に位置するとき、典型的にサセプタ内でヒステリシス損失が生じ、且つ、渦電流が誘導され、これはサセプタの加熱の原因となる。ここで、サセプタ内の過電流の発生は回避されるべきである。サセプタがエアロゾル形成たばこ基体と熱接触する位置にあるか、またはその基体と熱的に近接した位置にあるときにエアロゾルが形成されるようにそのそれぞれのサセプタによってそのエアロゾル形成たばこ基体が加熱される。サセプタは、サセプタと直接的物理接触して配置されることが好ましい。
サセプタは、過電流を発生させることなくエアロゾル形成基体をエアロゾル化するのに十分な温度に誘導加熱され得るあらゆる材料から形成され得る。例えば、サセプタはフェライトを含んでもよい。好ましいサセプタは250℃を超える温度に加熱され得る。
サセプタは、そのサセプタを封入する保護用外部層、例えば保護用セラミック層または保護用ガラス層を有してよい。そのサセプタは、サセプタ材料のコアの上に形成される、ガラスによって、またはセラミックによって形成される保護被覆を備え得る。
好ましいサセプタは、非導電性の材料からなる。例えば、非導電性の材料は、フェライトなどの強磁性セラミック材料である。非導電性のセラミック材料では、交番磁界によって過電流は誘導されない(材料が電気的に非導電性であるため)。さらに、強磁性材料では、ヒステリシス損失はそれぞれの強磁性材料のキュリー温度において消失する。
サセプタは細長い材料を含んでもよい。サセプタはまた、粒子、例えばフェライト粒子を含んでもよい。サセプタが複数の粒子の形態であるケースでは、粒子はエアロゾル形成基体内に均質に分散していることが好ましい。サセプタ粒子のサイズは、好ましくは5マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲、より好ましくは10マイクロメートル〜80マイクロメートルの範囲であり、例えば20マイクロメートル〜50マイクロメートルである。
サセプタは、固体、中空または多孔性であってもよい。サセプタは、固体であることが好ましい。サセプタはフィラメント、ロッド、シート、またはバンドである、連続した外形を有してもよい。
サセプタ外形が一定の断面、例えば円形である場合、それは1ミリメートル〜5ミリメートルの好ましい幅または直径を有する。サセプタ外形がシートまたはバンドの形態を有する場合、そのシートまたはバンドは好ましくは2ミリメートル〜8ミリメートル、より好ましくは、3ミリメートル〜5ミリメートル、例えば4ミリメートルの幅、および好ましくは0.03ミリメートル〜0.15ミリメートル、より好ましくは0.05ミリメートル〜0.09ミリメートル、例えば0.07ミリメートルの厚みを有する長方形の形状を有することが好ましい。
「異なるサセプタ」とは、B−H図(磁場Hにおける磁束密度B)における異なるヒステリシスループ領域を有するサセプタである。エアロゾル形成物品は、少なくとも2つの異なるサセプタ、つまり、2つ以上の異なるサセプタを含む。
複数のセグメントのエアロゾル形成セグメントのそれぞれは、それぞれのエアロゾル形成セグメント中に少なくとも1つのサセプタを含み、少なくとも2つの異なるサセプタのうちの1つのみを含むことが好ましい。これは、複数のエアロゾル形成セグメントの個々のエアロゾル形成セグメントそれぞれが、固有のサセプタを含むケースを含むが、複数のエアロゾル形成セグメントの個々のエアロゾル形成セグメントの一部が同一のサセプタを含む一方でエアロゾル形成セグメントの他のエアロゾル形成セグメントが異なるサセプタを含むケースも含む。
誘電加熱装置は、くぼみを含む装置のハウジングを含み、装置のハウジングのくぼみは、複数のエアロゾル形成セグメントを含むエアロゾル形成物品の少なくとも部品または一部を収容するよう形状付けられた内表面を有する。ただし、随意で、くぼみはエアロゾル形成物品の追加の部品または一部を収容し得る。
エアロゾル形成セグメントを含むエアロゾル形成物品の部品または一部が配置されるくぼみの部分を囲むよう配置される「コイル」は通常、1つ以上の個々のコイルを含むものとして具体化され得るが、単一のコイルのみとして具体化されることが好ましい。
電力供給源は一般的に、特に本線に接続される電源供給ユニット、1つ以上の使い捨て電池、再充電可能電池、または要求される電源電圧および要求される電源アンペア数を供給する能力を有するその他の任意の適切な電源を含む、任意の適切な電源を備え得る。詳細には、電源は再充電可能電池を含み得る。
電源電気部品は、電力供給源とコイルの両方に接続される。電源電気部品は、当該技術分野で公知の通り、コイルによって囲まれるくぼみの一部に、コイルに供給された交流の振幅および周波数、コイルの巻線の数、コイルの長さなどから算出可能な磁界強度および周波数を有する交番磁界を発生させるために交流をコイルに供給するよう構成される。
一般的に、電源電気部品は任意の適切な方法で具体化され得るが、これは通常、コイルに供給された交流の、アンペア数、周波数、期間等を制御するためのマイクロコントローラーを含み得る。好ましくは、交流の周波数(したがって、交番磁界の周波数)は、5MHz〜12MHzの範囲とし得る。
簡略にするために、以下では、サセプタが交番磁界に晒されるとヒステリシス損失のみが発生する(過電流損失はない)ものとする。
交番磁界の1サイクル中にサセプタ内に発生する熱は、B−H図中のそれぞれのサセプタのヒステリシスループ領域に対応する。交流の振幅が大きいと(つまり、磁界強度が大きいと)、このケースではそれ以上、交流の振幅の更なる増大がヒステリシスループ領域の増大につながらないため、交流の振幅が磁界強度がサセプタ内の飽和の原因とならないように選択される限りは、ヒステリシスループ領域は大きくなる。
したがって、サセプタ内で発生する総熱出力(時間単位の)は周波数と1サイクル中に発生する熱の掛け算に比例しており、コイルに供給された交流の振幅によって制御され得る一方で、他方では交流の周波数によって制御され得る。
一方、エアロゾル形成セグメントそれぞれに対する、周囲への熱損失率(時間単位)がある。ただし、サセプタ内で発生した熱出力(時間単位)が熱損失率(時間単位)より大きい限りは、サセプタの温度は増大する。熱損失率が発生した熱出力よりも大きいケースでは、サセプタの温度は減少する。熱損失率と発生した熱出力が等しいケースでは、サセプタの温度は変化しない。
したがって、複数のエアロゾル形成セグメントのエアロゾル形成セグメントそれぞれは、サセプタを1つのみ含むことが好ましいため、少なくとも2つのサセプタのうちの一方のサセプタの温度が増大する一方で(つまり、サセプタが加熱される)、少なくとも2つのサセプタのうちの他方のサセプタの温度は増大しないように、異なるサセプタの加熱を制御することが可能である。これは、複数のセグメントの個々のセグメントの選択的加熱を可能にする。
例えば、異なるサセプタの総数が2つ(第一のサセプタと第二のサセプタ)、合計で4つのエアロゾル形成セグメントがあり、4つのエアロゾル形成セグメントのうちの2つが第一のサセプタを含み、4つのエアロゾル形成セグメントのうちの他の2つが第二のサセプタを含む、ケースでは、最初に交流をコイルに供給して、磁界強度と周波数を有する交番磁界を発生させて最初に第一のサセプタを含む2つのエアロゾル形成セグメントを加熱する一方で、第二のサセプタを含む2つのエアロゾル形成セグメントは加熱しないことが可能である。所定の時間後、交流がコイルに供給されて、異なる磁界強度および/または異なる周波数を有する交番磁界を発生し、第二のサセプタを含む2つのエアロゾル形成セグメントを加熱する一方で、第一のサセプタを含む2つのエアロゾル形成セグメントはそれ以上加熱しない。
これによって、エアロゾル形成セグメントの加熱の任意の望ましいシーケンスを達成することが多かれ少なかれ可能である。例えば、複数のエアロゾル形成セグメントの個々のエアロゾル形成セグメントは、順次逐次的に加熱されて、1度に1つのセグメントのみが加熱されるように加熱され得る。別の方法として、2つまたはそれ以上のセグメントを同時に加熱することが可能である(これらのセグメントは、その後、同一のサセプタを含み得る)。また、複数のエアロゾル形成セグメントの一部または全部が、所定の磁界強度と周波数の交番磁界を用いて同時に加熱することが可能な異なるサセプタを含むことは、本発明の範囲内である。このケースでは、サセプタは、該所定の交番磁界の磁界強度および周波数では、異なるサセプタの全てが加熱されるように選択されなければならず、この所定の磁界強度および/または周波数以外の磁界強度および/または周波数では、少なくとも2つのサセプタの一方のサセプタのみが加熱される一方で、少なくとも2つのサセプタのうちの他方のサセプタは加熱されない。個々のエアロゾル形成セグメントの加熱の様々なオプションのいくつかを以下により詳細に説明する。結果は、消費実行中のたばこ風味化合物あるいは追加の風味化合物の均一なエアロゾル化であり、これは、均一な消費経験という結果をもたらす。
本発明のエアロゾル送達システムの誘電加熱装置は、マウスピースを含んでも含まなくてもよい。例えば、誘導加熱装置がマウスピースを含まないケースでは、エアロゾル形成基体は、フィルターを提供されたロッド形状の固体のたばこを豊富に含む基体として具体化されてもよい。ロッド形状の固体のたばこを豊富に含む基体(少なくとも2つのサセプタを備える複数のセグメントを含む)は、フィルターをくぼみの外方に突出させて装置のくぼみ内に挿入され、その結果、消費実行中、消費者が基体のフィルター端を吸い得るようにしてもよい。別の方法では、装置はマウスピースを備えてもよく、このケースでは、エアロゾル形成基体は個々の誘導加熱装置によって完全には封入されず、そのため、消費実行中、消費者はマウスピースを吸うこととなり得る。これらの実施形態のいずれも(マウスピースを有するもの、有さないもの)、本発明の範囲内と考えられる。
既に述べたように、本発明のエアロゾル送達システムの一態様によると、少なくとも2つの異なるサセプタは強磁性で、非導電性の材料からなることが好ましい。詳細には、この強磁性の、非導電性の材料はセラミック材料とし得る。さらにより詳細には、セラミック材料はフェライトとし得る。こうした材料の利点は、過電流が生成されないことであり(これらの材料は非導電性であるため)、そのため、発生する熱の量は、特定のサセプタ材料の所定のキュリー温度において消失するヒステリシス損失のみに基づいて制御され得る。
本発明のエアロゾル送達システムの別の態様によると、電源電気部品は、所定の磁界強度および所定の周波数を有する交番磁界が複数のエアロゾル形成セグメントの単一のエアロゾル形成セグメントにおいて単一のエアロゾル形成セグメントの熱損失よりも大きい熱出力を発生させるよう適合され、そして、交番磁界がさらに、同時に、単一のエアロゾル形成セグメント以外のエアロゾル形成セグメントそれぞれにおいてそれぞれの他のエアロゾル形成セグメントの熱損失よりも小さい熱出力を発生させるよう適合されるように、交流をコイルに供給するよう構成される。これは、単一のエアロゾル形成セグメントのみを個々に加熱すると同時に他の全てのエアロゾル形成セグメントを加熱しないことを可能にする。
本発明のエアロゾル送達システムの別の態様によると、電源電気部品は、第一の期間中、交番磁界が、単一のエアロゾル形成セグメントにおいて単一のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させるように適合された第一の所定の磁界強度と第一の所定の周波数を有するように、交流をコイルに供給するよう構成される。電源はさらに、第一の期間に続く第二の期間中、交番磁界が第一の所定の磁界強度と第一の所定の周波数とは異なる第二の所定の磁界強度と第二の所定の周波数を有するように交流をコイルに供給するよう構成され、第二の所定の磁場強度と第二の所定の周波数を有する交番磁界は、この単一のエアロゾル形成セグメントとは異なる別の単一のエアロゾル形成セグメントにおいて別の単一のエアロゾル形成セグメントの熱損失よりも大きい熱出力を発生させるよう適合される。これは、第一の期間中に第一のエアロゾル形成セグメントを加熱し、その後、第二の期間中に第二のエアロゾル形成セグメントを加熱することを可能にする。このシーケンスを追加のエアロゾル形成セグメントにも拡張して、複数のセグメントの個々のエアロゾル形成セグメントのそれぞれを順次加熱してもよい。
本発明のエアロゾル送達システムの別の態様によると、電源電気部品は、所定の磁界強度および所定の周波数を有する交番磁界が複数のエアロゾル形成セグメントの第一のエアロゾル形成セグメントにおいて第一のエアロゾル形成セグメントの熱損失よりも大きい熱出力を発生させるよう適合され、そして、所定の磁界強度と所定の周波数を有する交番磁界がさらに、同時に、第一のエアロゾル形成セグメントとは異なる少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメントにおいて少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメントの熱損失よりも大きい熱出力を同時に発生させるよう適合されるように、交流をコイルに供給するよう構成される。これは、交番磁界が所定の磁界強度と周波数を有するケースにおいて複数のエアロゾル形成セグメントの2つ以上のエアロゾル形成セグメントを同時に加熱することを可能にするが、これは、この所定の磁界強度および周波数においてのみ、異なるサセプタを同時に加熱することが可能だからである(異なるサセプタのサセプタ材料は、所定の磁界強度および周波数における異なるサセプタ材料のこうした同時加熱を許容するよう選択されるものとすると)。所定の磁界強度および/または周波数以外の磁界強度および/または周波数では、異なるサセプタ材料は同時には加熱されない場合がある。
本発明の別の一般的な態様は、本発明のエアロゾル送達システムの動作方法に関する。本方法は、
本発明によるエアロゾル送達システムを提供するステップと、
少なくとも2つの異なるサセプタを含む複数のエアロゾル形成セグメントがコイルによって囲まれるように、エアロゾル形成物品の少なくとも部分を装置のハウジングのくぼみ内に挿入するステップと、
複数のエアロゾル形成セグメントの少なくとも1つのエアロゾル形成セグメントにおいて、少なくとも1つのエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を、交流をコイルに供給する電源電気部品を用いて発生させ、コイルによって囲まれたくぼみの一部に、所定の磁界強度と所定の周波数を有する交番磁界を発生させるステップと、を含む。
本発明の方法の一態様によると、エアロゾル送達システムを提供するステップは、少なくとも2つの異なるサセプタが非導電性の材料からなるエアロゾル形成物品を提供することを含む。
本発明の方法のさらに別の態様によると、非導電性の材料は強磁性セラミック材料である。
本発明の方法のさらに別の態様によると、強磁性セラミック材料はフェライトである。
本発明の方法のさらに別の態様によると、本方法は、所定の磁界強度と所定の周波数を有する交番磁界を用いて、複数のエアロゾル形成セグメントの単一のエアロゾル形成セグメントにおいて単一のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させる一方で、同時に、所定の磁界強度と所定の周波数を有する交番磁界を用いて、単一のエアロゾル形成セグメント以外のエアロゾル形成セグメントそれぞれにおいてそれぞれの他のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも小さい熱出力を発生させることを含む。
本発明のさらに別の態様によると、本方法は、第一の期間中、第一の所定の磁界強度と第一の所定の周波数を有する交番磁界を用いて、単一のエアロゾル形成セグメントにおいて単一のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させ、第一の期間に続く第二の期間中、第二の所定の磁界強度と第二の所定の周波数を有する交番磁界を用いて別の単一のエアロゾル形成セグメントにおいて別の単一のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させることを含む。
本発明の方法の別の態様によると、本方法は、所定の磁界強度と所定の周波数を有する交番磁界によって、複数のエアロゾル形成セグメントの第一のエアロゾル形成セグメントにおいて第一のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させ、所定の磁界強度と所定の周波数を有する交番磁界によって、同時に、第一のエアロゾル形成セグメントとは異なる少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメントにおいて少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメントの熱損失率よりも大きい熱出力を発生させることを含む。
様々な態様の利点は、本発明のエアロゾル送達システムに関連して上で既に述べており、上記記載を参照されたい。
本発明のさらなる有益な態様は、図面を用いて、本発明の実施形態の以下の記述から明らかになるだろう。
図1は、本発明に従ったエアロゾル送達システムの第一の実施形態を示す。 図2は、本発明に従ったエアロゾル送達システムの第二の実施形態を示す。 図3は、強磁性サセプタのB−H図である。 図4は、コイルの交番磁界の磁界強度Hにおいて、そして交番磁界を発生させるためにコイルに流れる交流において、サセプタ中に発生する熱を表す図である。 図5は、コイルに流れる交流において、サセプタ中に発生する熱出力を示す。 図6は、低交流振幅および高周波数での第一の動作モードにおける、本発明のエアロゾル送達システムの熱出力と熱損失を示す。 図7は、高交流振幅および低周波数での第二の動作モードにおける、本発明のエアロゾル送達システムの熱出力と熱損失を示す。
図1は、誘導加熱装置1と、誘導加熱装置1の装置のハウジング10のくぼみ11内に配置されたエアロゾル形成物品2とを備えた本発明によるエアロゾル送達システムの第一の実施形態を示す。図1に示すように、エアロゾル形成物品2は、第一のエアロゾル形成セグメント200と第二のエアロゾル形成セグメント201を含む部分20を備え得る。一般的に、2つよりも多い数のエアロゾル形成セグメントが可能であるが、簡略にするために、第一のエアロゾル形成セグメント200と第二のエアロゾル形成セグメント201のみを図示する。また、図1に図示するエアロゾル送達システムの実施形態では、第一のエアロゾル形成セグメント200と第二のエアロゾル形成セグメント201はエアロゾル形成物品2の(エアロゾル形成)部分20の上半部と下半部を形成するよう配置され、図1に点線で示されるように、第一のエアロゾル形成セグメント200と第二のエアロゾル形成セグメント201は熱絶縁壁202(例えば、断熱箔など)によって相互に熱的に分離される。図1に図示する配置はエアロゾル形成セグメントのとりうる配置の1つであるが、エアロゾル形成セグメントの他の配置も可能である。例えば、エアロゾル形成セグメントは、エアロゾル形成物品(隣接して配置されたエアロゾル形成セグメントの間に配置された熱絶縁壁を有する、または有さない)の長手方向軸に沿って順次逐次的に配置される、円筒形のセグメントとして具体化されてもよい。
第一のエアロゾル形成セグメント200と第二のエアロゾル形成セグメント201のそれぞれは、固体のたばこを豊富に含む基体を含んでもよい。第一のエアロゾル形成セグメント200には、第一の強磁性サセプタ203が配置され、第二のエアロゾル形成セグメント201には、第一の強磁性サセプタ203とは異なる第二の強磁性サセプタ204が配置される。第一のサセプタおよび第二のサセプタは、小さなブレードまたはストリップの形状を有してもよいが、粒子または任意の他の適切な形態で存在してもよい。第一の強磁性サセプタおよび第二の強磁性サセプタは、フェライトなどのセラミック材料からなって、非導電性であってもよい。
図1に図示するエアロゾル送達システムの実施形態の導電加熱装置1は、くぼみ11を囲んでくぼみ11内に交番磁界を誘導することができるよう配置されるらせん状に巻かれたインダクタコイルLをさらに含む。
誘電加熱装置1はさらに、電池(例えば、再充電可能な電池)などのDC電源であり得る、電力供給源12を含む。電池を再充電するためのピン130を含むドッキングポート13も、一例として図1に示す。
誘電加熱装置1はさらに、一方は電力供給源12(再充電可能な電池)に、他方はコイルLに接続される、電源電気部品14を含む。電源電気部品14は、交流をコイルLに供給することができる。コイルLへの電気接続は、装置のハウジング10内に配置されるが、簡略化するために図1には図示しない。電源電気部品14は通常、コイルLに供給される交流の振幅と周波数を制御し得るマイクロコントローラユニット(詳細には図示しない)を含む。
図2は、誘導加熱装置3とエアロゾル形成物品4を備えた本発明によるエアロゾル送達システムの別の実施形態を示す。ただし、図2は、エアロゾル送達システムの別の実施形態を非常に概観的に図示しているに過ぎず、図1の実施形態に関連して記載する多くの構成要素は図2の実施形態にも存在し得るため、これらについては再度詳細に説明する必要はない。図2に図示する実施形態の図1に図示する実施形態との重要な差異は、図2のエアロゾル送達システムの実施形態の誘電加熱装置3がマウスピース35を含むのに対して、図1の実施形態の誘電加熱装置はそのようなマウスピースを含まないことである。誘電加熱装置3は、エアロゾル形成物品4が配置されるくぼみ31を含む装置のハウジング30を含む。この実施形態のエアロゾル形成物品4は、第一のエアロゾル形成セグメント400と熱絶縁壁402(同じく点線で示す)によって分離される第二のエアロゾル形成セグメント401とを含む部分40と、第一のエアロゾル形成セグメント400内に配置された第一のサセプタ403と、第一のサセプタ403とは異なる、第二のエアロゾル形成セグメント401内に配置された第二のサセプタ404のみを含む。図2に図示するエアロゾル送達システムの実施形態の誘電加熱装置3は、動作時にエアロゾル形成物品が配置されるくぼみ31内に交番磁界を発生させるよう同じくくぼみ31を囲んで配置されるコイルLをさらに備える。
図3〜図7を用いて、本発明のエアロゾル送達システムの動作について次に説明する。
図3では、フェライトなどの強磁性材料からなるサセプタの図B−H図が示される(Bは磁束密度を表し、Hは磁束密度Bの原因となる磁界強度を表す)。グラフ5は、公知のヒステリシスループを例示する。グラフ5の最外線50によって境界付けられた領域は、この特定のサセプタに対して交番磁界によって生じ得る最大のヒステリシスを表している。グラフ5の小さな内側曲線51は、とりうる最大のヒステリシスを生じる交番磁界の磁界強度よりも小さい磁界強度を有する交番磁界によって生じるヒステリシスを表す。
交番磁界の1サイクル中のヒステリシス損失によりサセプタ内に発生する熱量qh(H)(例えば、ジュールで測定される)は、交番磁界によって生じるそれぞれのヒステリシスループの領域500または510がそれぞれ増大するにつれて増大する(実際は、領域500はとりうる最大の領域を表しており、そのため、交番磁界の1サイクル中のとりうる最大のヒステリシス損失を表している)。この点に関し、サセプタは非導電性の材料からなるため、過電流は発生せず、結果として、過電流によって生じる熱損失はないことを再度述べておく。ただし、飽和が生じると(磁束密度Bのそれ以上の増大とならない磁界強度Hsatにおいて)、ヒステリシスループの領域は、磁界強度がHsatより高い場合であっても増大しない。したがって、交番磁界の1サイクル中にサセプタ内で発生し得る最大熱量qmax(H)は、qmax(H)を超えて増大しない。このことは、交番磁界の磁界強度Hにおける熱qhを示す図4の左側の図から明白である。
上で述べたように、交番磁界はコイルLを流れる交流Iによって発生する。コイルを流れる交番電流Iによって発生する交番磁界の磁界強度Hは交流Iと直接比例するため、交番磁磁界の1サイクル中にサセプタ内で発生する熱量qhは、図4の右側に、Iにおけるqhで図示するのと同じ様式で増大する。
これは、サセプタ内で発生する熱出力PS(時間単位当たり、例えば1秒あたり発生する熱の総量)は、異なる周波数f1、f2、f3での交流Iにおける熱出力PSを表す図5における図から明白であるように、交番磁界の(またはコイルLを流れる交流Iの)周波数fが増大すると増大することを意味するが、f1はf2よりも低く、f2はf3よりも低い(f1<f2<f3)。上で述べたように、周波数f1、f2およびf3は、5MHz〜12MHzの範囲であることが好ましい。
一方、エアロゾル形成セグメントの昇温度では(つまり、周囲温度を超える温度では)、対流性かつ拡散性の熱損失による、周囲に対するエアロゾル形成セグメントの熱損失がある。周囲に対する熱損失率QLOSS(時間単位当たり、例えば1秒当たりの周囲に対する熱損失量)がヒステリシス損失によって生じる熱出力PS(同一の時間単位当たり、例えば1秒あたりのセグメントのサセプタ内に発生する熱量)よりも大きい/高い場合、エアロゾル形成セグメントの温度が減少する。率QLOSSが熱出力PSよりも小さい場合、エアロゾル形成セグメントの温度は増大し、エアロゾル形成セグメントがさらに加熱される。率QLOSSが熱出力PSと等しいケースでは、エアロゾル形成セグメントの温度は一定に保たれて、増大も減少もしない。
特定のサセプタについて熱出力PSと率QLOSSが等しい、「PS=QLOSS」で示される線を図5に示す。したがって、周波数f1では、いかなる場合でも熱出力PSが熱損失率QLOSSよりも小さいために、エアロゾル形成セグメントのこれ以上の加熱は不可能であり(交流Iの振幅には関係なく)、一方、周波数f2およびf3では、コイルLに流れる交流Iの振幅を増大させて交番磁界の増大した交番磁界強度Hを発生させることでサセプタとエアロゾル形成セグメントのさらなる加熱が可能である。
図6には、本発明によるエアロゾル送達システムの第一の動作モードを図示するが、図中、2つの異なるサセプタが2つの異なるエアロゾル形成セグメントに配置される(1つのタイプのサセプタのみが2つのエアロゾル形成セグメントのそれぞれに配置される)交番磁界は同時に晒される。この動作の第一のモードでは、交流Iの振幅は小さく、所定の周波数fは高い。周波数fは、条件f・qmax1>QLOSS(これは、PS1>QLOSSを意味する)を満たすように選択される。図5と同様に、線PS=QLOSSを図6に示す。図6における連続線600が第一のサセプタ内で発生する熱出力を表し、点線601が第二のサセプタ内で発生する熱出力を表すものとする。したがって、連続線600は、第一のサセプタが熱出力の、急激ではあるが第二のサセプタよりも低い最大熱出力を呈すことを示す。(点線601を参照)あるいは換言すると、第一のサセプタは第二のサセプタよりも低いヒステリシス熱の飽和限界qmaxを有するが、コイルLに流れる交流Iの振幅の関数としてより高い初期増加率(ゼロから始まる増加率)を有する。
したがって、所定の高周波数fでのこの第一の動作モードでは、交流Iの振幅は、図6のI1とI2によって境界付けられる範囲から選択される。I1は、所定の高周波数f、条件QLOSS=f・qmax1を満たすように選択される。I2は、条件QLOSS=f・qmax2を満たすような様式で選択される。交流の振幅Iがこの範囲から選択される場合、第一のサセプタ(および、それに応じて第一のエアロゾル形成セグメント)が加熱されるが、これは、この範囲からの振幅では、連続線600による第一のサセプタの熱出力PS1は熱損失率QLOSSよりも高く、その第一のサセプタが加熱されるからである。同時に、点線601の第二のサセプタの熱出力PS2は熱損失Q率LOSSよりも低く、したがって、第二のサセプタ(および、それに応じて第二のエアロゾル形成セグメント)は加熱されず、むしろ、第二のサセプタの温度は減少する。
図7には、本発明によるエアロゾル送達システムの第二の動作モードを図示するが、図中、2つの異なるサセプタが2つの異なるエアロゾル形成セグメントに配置される(1つのタイプのサセプタのみが2つのエアロゾル形成セグメントのそれぞれに配置される)交番磁界は同時に晒される。この第二の動作モードでは、交流Iの振幅は大きく、所定の周波数fは低い。周波数fは、条件f・qmax1<QLOSS<f・qmax2を満たすように選択される(これは、PS1<QLOSS<PS2を意味する)。線PS=QLOSSを図7にも示す。所定の低周波数fでのこの動作モードでは、交流Iの振幅はI1よりも大きくなるよう選択される。I2は、条件QLOSS=f・q2(I1)を満たすように選択される。交流の振幅IがI1よりも高くなるよう選択される場合、第二のサセプタ(および、それに応じて第二のエアロゾル形成セグメント)が加熱されるが、これは、I1より高い振幅では、点線601による第二のサセプタの熱出力PS2は熱損失率QLOSSよりも高く、その第二のサセプタが加熱されるからである。同時に、連続線600の第一のサセプタの熱出力PS1は熱損失率QLOSSよりも低く、したがって、第一のサセプタ(および、それに応じて第一のエアロゾル形成セグメント)は加熱されず、むしろ、第一のサセプタの温度は減少する。
したがって、コイルに流れる交流の振幅と周波数を制御することを通じて、2つのエアロゾル形成セグメントのうちの1つのみを選択的に加熱することが可能である。
本発明を図面に示す実施形態を用いて説明するが、本発明の基礎をなす教示から逸脱することなく様々な修正および変更をなすことが可能であることは、当業者にとって明らかである。一例に過ぎず、個々のセグメントの異なる配置が可能であり、より多くの数の異なるセグメントおよび異なる異なるセグメントも可能である。ただし、多くの他の変更および修正が可能かつ本発明の基礎をなす教示によってカバーされ得るため、保護の範囲は記載の実施形態に限られず、むしろ、添付の特許請求の範囲によって画定される。

Claims (14)

  1. 誘導加熱装置(1;3)およびエアロゾル形成物品(2;4)を備えるエアロゾル送達システムであって、
    前記エアロゾル形成物品(1;3)は、
    − 複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)と、
    − 前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)のエアロゾル形成セグメント(200、201、400、401)それぞれが、前記それぞれのエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)中に少なくとも2つの異なるサセプタ(203、204;403、404)のうちの少なくとも1つのサセプタ(203;204;403;404)を含む、少なくとも2つの異なるサセプタ(203、204;403、404)と、を含み、
    前記誘導加熱装置(1;3)は、
    − 前記エアロゾル形成物品(2;4)の少なくとも部分(20;40)を収容するよう形状付けられた内表面を有するくぼみ(11;31)を含む装置のハウジング(10;30)であって、前記エアロゾル形成物品(2;4)の前記部分(20;40)が少なくとも前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)を含む、装置のハウジング(10;30)と、
    − 前記くぼみ(11;31)の少なくとも一部を囲むよう配置されたコイル(L)であって、前記コイル(L)によって囲まれる前記くぼみ(11;31)の前記一部が、前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)を含む前記エアロゾル形成物品(2;4)の少なくとも前記部分(20;40)を収容するよう寸法付けおよび形状付けられている、コイル(L)と、
    − 電力供給源(12)と、
    − 前記電力供給源(12)および前記コイル(L)に接続された電源電気部品(14)であって、前記電源電気部品(14)は、交流を前記コイルに供給して(I;I1、I2)、前記コイル(L)によって囲まれた前記くぼみ(11;31)の前記一部に前記エアロゾル形成物品(2;4)の前記複数のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の少なくとも1つのエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において、この少なくとも1つのエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS;PS1、PS2)を発生させるよう適合された所定の磁界強度(H)と所定の周波数(f)を有する交番磁界を発生させるよう構成された、電源電気部品(14)と、を含む、エアロゾル送達システム。
  2. 前記少なくとも2つの異なるサセプタ(203、204;403、404)は非導電性の材料からなる、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  3. 前記非導電性の材料は強磁性セラミック材料である、請求項2に記載のエアロゾル送達システム。
  4. 前記強磁性セラミック材料はフェライトである、請求項3に記載のエアロゾル送達システム。
  5. 前記電源電気部品(14)は、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界が、前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)の単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(Ps)を発生させるように適合され、そして、前記交番磁界がさらに、同時に、前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)以外のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)それぞれにおいて前記それぞれの他のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)の前記熱損失率(QLOSS)よりも小さい熱出力を発生させるよう適合されるように、前記交流を前記コイル(L)に供給するよう構成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアロゾル送達システム。
  6. 前記電源電気部品(14)は、第一の期間中、前記交番磁界が、前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させるよう適合された第一の所定の磁界強度(H)と第一の所定の周波数(f)を有するように前記交流を前記コイル(L)に供給するよう構成され、前記電源はさらに、前記第一の期間に続く第二の期間中、前記交番磁界が、前記第一の所定の磁界強度(H)と前記第一の所定の周波数(f)とは異なる第二の所定の磁界強度(H)と第二の所定の周波数(f)を有するように前記交流を前記コイル(L)に供給するよう構成され、前記交番磁界は、前記単一のエアロゾル形成セグメント(200:201;400;401)とは異なる別の単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記別の単一のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させるよう適合された前記第二の所定の磁界強度(H)と前記第二の所定の周波数(f)を有する、請求項5に記載のエアロゾル送達システム。
  7. 前記電源電気部品(14)は、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界が前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)の第一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記第一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させるよう適合され、そして、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界がさらに、同時に、前記第一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)とは異なる少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)において前記少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させるよう適合されるように、前記交流を前記コイル(L)に供給するよう構成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアロゾル送達システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のエアロゾル送達システムの動作方法であって、前記方法が、
    − 請求項1〜7のいずれか1項に記載のエアロゾル送達システムを提供するステップと、
    − 前記少なくとも2つの異なるサセプタ(203、204;403、404)を含む前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)が前記コイル(L)によって囲まれるように、前記エアロゾル形成物品(2;4)の少なくとも部分(20;40)を前記装置のハウジング(10;30)の前記くぼみ(11;31)内に挿入するステップと、
    − 前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)の少なくとも1つのエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において、前記少なくとも1つの前記エアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を、交流を前記コイル(L)に供給する前記電源電気部品(14)を用いて発生させ、前記コイル(L)によって囲まれた前記くぼみ(11;31)の前記一部に、所定の磁界強度(H)と所定の周波数(f)を有する交番磁界を発生させるステップと、を含む、方法。
  9. 前記エアロゾル送達システムを提供する前記ステップが、前記少なくとも2つの異なるサセプタ(203、204;403、404)が非導電性の材料からなるエアロゾル形成物品(2;4)を提供することを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記非導電性の材料は強磁性セラミック材料である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記強磁性セラミック材料はフェライトである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記方法は、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界を用いて前記複数のエアロゾル形成セグメント(200、201;400、401)の単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させ、一方で同時に、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界を用いて前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)以外のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)それぞれにおいて前記それぞれの他のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)の前記熱損失率(QLOSS)よりも小さい熱出力(PS)を発生させることを含む、請求項8〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記方法は、第一の期間中、第一の所定の磁界強度(H)と第一の所定の周波数(f)を有する前記交番磁界によって、前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記単一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させることと、そして、前記第一の期間に続く第二の期間中、第二の所定の磁界強度(H)と第二の所定の周波数(f)を有する前記交番磁界によって、別の単一のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)において前記別の単一のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させることを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記方法は、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界によって、前記複数のエアロゾル形成セグメントの第一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)において前記第一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させることと、そして、前記所定の磁界強度(H)と前記所定の周波数(f)を有する前記交番磁界によって、同時に、前記第一のエアロゾル形成セグメント(200;201;400;401)とは異なる少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)において前記少なくとも1つの別のエアロゾル形成セグメント(201;200;401;400)の前記熱損失率(QLOSS)よりも大きい熱出力(PS)を発生させることを含む、請求項8〜11のいずれか1項に記載の方法。
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