JP2018534885A - オーディオレベリング及び増強装置 - Google Patents

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Abstract

オーディオビデオ放送よりも低いサウンドレベルを克服するためのオーディオレベリング及びサウンド増強装置。この装置は、HDMIケーブルなどのソースと、テレビ及びコンピュータモニタなどの、増強されたサウンドを再生できる装置との間に配置される。この装置は、オーディオレベラーと、サウンドを増強するために必要な回路及び/又はソフトウェアを有する、オーディオレベラーと電気的に通信するpc基板又はチップとを含む。ハウジングは、初期オーディオ信号を受け取る入力ポートと、入力信号が処理された後にオーディオ再生装置に接続する出力ポートとを含む。【選択図】図2

Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2015年9月25日に出願された「オーディオレベリング及び増強装置(AUDIO LEVELING AND ENHANCEMENT DEVICE)」という名称の同時係属中の米国仮特許出願第62/232,952号の完成出願であり、この文献の開示はその全体が図面を含めて引用により本明細書に組み入れられる。
本発明は、オーディオレベリング及び増強装置に関する。具体的には、本発明は、オーディオビジュアル機器又は装置と共に使用するオーディオレベリング装置に関する。さらに具体的には、本発明は、テレビ及びDVDプレーヤなどと共に使用するレベリング装置に関する。
当業者には周知のように、通常はラジオ、テレビ、DVDプレーヤ、及びサウンドシステムを介してラジオ又はテレビを通じてサウンドを放送する同様のものによってもたらされるサウンド又はオーディオは、会話のサウンドが放送中の他のサウンドよりも低レベルであるかのように聞こえる状況に見舞われる。この結果、ユーザは、常に遠隔制御装置を通じてサウンドレベルを調整することが必要になる。これによって苛立ちがつのるだけでなく、番組又は放送を見たり聞いたりする楽しみが大きく損なわれる。
コンピュータ、モニタ又はその他のデジタルオーディオ装置上でディスクを再生する際にも同じ不一致が感じられる。
先行技術では、引用により本明細書に組み入れられる米国特許第5,839,834号、第7,203,325号、第6,169,807号及び第5,130,665号などに開示されているような様々な回路を通じてこの状況を緩和しようとする努力が行われてきた。
米国特許第5,839,834号明細書 米国特許第7,203,325号明細書 米国特許第6,169,807号明細書 米国特許第5,130,665号明細書 米国特許第9,390,698号明細書
従って、これらの欠点を克服するとともに、放送時にサウンドを増強する装置が必要とされている。本発明は、これに向けられたものである。
本発明は、一般にサウンド増強手段と電気的に通信するオーディオレベラーの両方を有するハウジングを含むオーディオレベリング装置である。本発明の装置は、オーディオビデオ信号のソースと、装置から受け取られたオーディオビデオ信号を再生する装置との間に配置される。
装置は、サウンド増強手段と電気的に通信するオーディオレベラーをそれ自体が含む。サウンド増強手段は、オーディオレベラーから受け取った信号をレイヤ化する手段を内蔵するマイクロチップ又はpc基板などのいずれかの好適な電子装置を含む。
本発明をさらに完全に理解できるように、以下の詳細な説明及び添付図面を参照する。
図面では、複数の図全体を通じて同じ部分を同じ参照文字によって示す。
サウンド増強方法を示すフローチャートである。 本発明の装置を示す正面図である。
最初に留意すべきこととして、本発明は、テレビ、コンピュータモニタ、ケーブル、無線、RCAケーブル及びHDMI(高品位マルチメディアインターフェイス)送信信号などの増強されたオーディオビデオ信号を再生できるソースから受け取られた増強されたオーディオビジュアル信号及び/又はビジュアル信号を送信する装置に関する。本発明を説明する目的で、以下の説明はHDMI環境を参照しながら行う。しかしながら、本発明はそのように限定されるものではなく、上記で列挙したその他の送信信号も含むと理解されたい。
本発明が関連する当業者には周知のように、HDMI装置は、HDMIに準拠するソース装置から互換性のあるコンピュータ又はTVモニタ、ビデオ装置、或いはデジタルオーディオ装置に未圧縮のビデオデータ及び未圧縮のデジタルオーディオデータを転送する小型オーディオビデオインターフェイスである。この装置は、既存のアナログビデオ規格のデジタル代替品である。
ここで図面を参照すると、HDMI装置に関連するオーディオ信号をレベリングして増強する装置を大まかに10で示している。本発明の装置は、サウンドをレベリングして増強するために、HDMIソース(図示せず)とオーディオ/ビジュアル装置(図示せず)との間に配置される。
本発明の装置は、入力ポート12と出力ポート14とを有するハウジング11を含む。入力ポート12には、ソースからのHDMIケーブルが通じる。
装置10内には、大まかに16で示すオーディオレベリング装置又はオーディオレベラーが配置される。装置16は、第1の側又は入力側17と、第2の側又は出力側17’とを有する。この装置は、入力ポート12に電気的に接続される。この接続は、多くの方法で行うことができる。例えば、装置16をポート12に配線接続することができる。ポート12は、装置16又は同様のものと一体的にその一部として形成することができる。従って、装置16は、その第1の端部17が入力部12におけるHDMIケーブルの出力に接触し、その第2の端部17’がサウンド増強手段18と電気的に通信する。
サウンド増強手段18は、装置16の出力部17’に接続された入力部20と、ポート14に接続された出力部20とを有する。オーディオレベリング装置又はオーディオレベラー16の出力部17’は、サウンド増強手段の入力部20と電気的に通信する。
具体的に言えば、本発明の装置は、最初に信号処理装置であるオーディオレベリング装置16を介してサウンドをピークに引き上げながら、会話を呼び出して追跡する。
先行技術で開示されているようなオーディオレベリング装置は周知であり、公称レベルで動作するオーディオレベリング装置を提供するGefen社などから市販されている。
公称レベルとは、電子信号処理装置が動作するように設計された動作レベルのことである。このような装置を構成する電子回路は、出力できる最大信号と、信号に加わる低レベルの内部的に生成される電子ノイズとが限られている。この内部ノイズと最大出力レベルとの間の差分が装置のダイナミックレンジである。信号が多くの装置を通じて不適切に連鎖すると、信号のダイナミックレンジは狭くなる。公称レベルは、これらの装置が最良のダイナミックレンジのために動作するように設計されたレベルである。
公称レベルに関連する測定値に信号対雑音比がある。信号対雑音比は、通常は公称出力と最大出力との間の差分である「ヘッドルーム」を残した公称レベルとノイズフロアとの間の差分として定義される。測定レベルは時間平均であり、すなわちオーディオ信号のピークは平均測定レベルを一定の間隔で上回る。ヘッドルーム測定は、クリッピング前にピークレベルが公称測定レベルからどれほど逸脱できるかを定めるものである。所与の信号のピークと平均との間の差分が波高率(クレストファクタ)である。
平均信号レベルを設計レベル又は公称レベルに対応させるには利得(利得)を適用する。
一般に、これらのオーディオレベリング装置は、DRC又は単純に圧縮とも呼ばれるダイナミックレンジ圧縮を含む。圧縮は、オーディオ信号のダイナミックレンジを狭め又は「圧縮する」ことによって大きなサウンドのボリュームを下げ、又は静かなサウンドを増幅する。圧縮は、一般に録音、再生及び放送時に計測用増幅器において使用される。
換言すれば、オーディオ信号の振幅が一定の閾値を上回る場合には、コンプレッサがオーディオ信号のレベルを下げる。この閾値は、一般にdB単位で設定され、低い閾値(例えば、−60dB)では(−5dBの高い閾値と比べて)より多くの信号部分が処理される。
下方圧縮では、一定の閾値を上回る大きなサウンドが低減され、静かなサウンドは影響を受けない。上方圧縮では、閾値を下回るサウンドのラウドネスが増加し、それよりも大きな節は変化しない。下方圧縮及び上方圧縮では、いずれにおいてもオーディオ信号のダイナミックレンジは狭くなる。
エキスパンダは逆の機能を実行し、オーディオ信号のダイナミックレンジを広げる。一般に、エキスパンダは、設定閾値レベルを下回るオーディオ信号のレベルを低減することによって静かなサウンドをさらに静かなものにするために使用される。ノイズゲートは、エキスパンダの一種である。
コンプレッサに入力された信号は分割され、一方のコピーは可変利得増幅器に送信され、他方のコピーはサイドチェーンに送信されて、信号レベルによって制御される回路が必要な利得を増幅段に適用する。今日では、ほとんどのコンプレッサにおいてこの「フィードフォワードタイプ」として知られている設計が使用されている。
可変利得増幅に使用される技術は数多く存在し、それぞれに異なる利点及び欠点がある。例えば、今日の技術でも、グリッド−カソード電圧を変化させて利得を変更する「可変ミュー(Variable−Mu)」と呼ばれる構成では真空管が使用されている。入力信号の電力が増加するにつれて利得が減少する電圧制御増幅器(VCA)も使用されている。光学式コンプレッサは、光依存性抵抗器(LDR)と小型ランプ(LED又はエレクトロルミネセントパネル)とを用いて信号利得に変化をもたらす。光学式コンプレッサでは、光の応答時間及び抵抗器がアタック及びリリースを和らげるので、より滑らかな特性が信号に加わる。オーディオレベラーにおいて使用される他の技術としては、電界効果トランジスタ及びダイオードブリッジが挙げられる。
本明細書に示すようなデジタルオーディオでは、一般にデジタル信号処理技術を用いてデジタルオーディオエディタ又は専用ワークステーションを介して圧縮を行う。使用するアルゴリズムは、しばしばアナログ技術をエミュレートする。利得低減の量は、割合によって決まる。例えば、4:1の割合は、入力レベルが閾値を4dB上回る場合に出力信号レベルが閾値を1dB上回ることを意味する。従って、利得(レベル)は以下のように3dB低減される。
閾値=−10dB
入力=−6dB(閾値を4dB上回る)
出力=−9dB(閾値を1dB上回る)
最も大きな∞:1の割合は、しばしば「限界(limiting)」として知られている。限界は、一般に60:1の割合を用いて達成され、事実上(「アタック」として知られている入力ラウドネスの急増の直後を除き)閾値を上回るあらゆる信号が閾値レベルに低減されることを意味する。
コンプレッサは、どれほど素早く作動するかについてある程度の制御を行うことができる。「アタックフェーズ」とは、コンプレッサが割合によって決まるレベルに達するように利得を減少させている期間のことである。「リリースフェーズ」とは、コンプレッサが割合によって決まるレベルまで、或いはレベルが閾値を下回ったらゼロdBまで利得を増大させている期間のことである。
各期間の長さは、利得の変化率及び必要な変化によって決まる。より直観的な動作のために、コンプレッサのアタック及びリリース制御は、時間単位(多くはミリ秒)で表記される。この時間は、メーカーによって定められる設定されたdBの量、大抵は10dBだけ利得が変化するのに掛かる時間である。例えば、コンプレッサの時定数が10dBとされ、アタックタイムが1msに設定されている場合には、利得が10dB減少するのに1ms掛かり、20dB減少するのに2ms掛かる。
多くのコンプレッサでは、アタックタイム及びリリースタイムをユーザが調整することができる。しかしながら、コンプレッサによっては、アタックタイム及びリリースタイムが回路設計によって決まっているものもあり、これらをユーザが調整することはできない。時に、アタックタイム及びリリースタイムは「自動」又は「プログラム依存」であり、すなわち入力信号に応じて時間が変化する。ソース材料のラウドネスパターンは、コンプレッサによって修正されるので、使用する設定に応じて微妙な形から極めて顕著な形まで信号の特性を変化させることができる。
その後、サウンドレベリングをどのように行ったかに関わらず、レベリング装置からの出力はサウンド増強手段に供給される。
図1に示すように、まず221において、レベリング装置16からのオーディオ信号を処理する。
最初に留意すべきこととして、以下のサウンド増強の説明は、DAWソフトウェアを埋め込んだマイクロチップに内蔵されたものとする。或いは、コンプレッサ、フェーダ、エキスパンダ、リミッタなどをシミュレートする必要な回路を有する、ハウジング内に配置されたPC基板が機能し、これを利用してサウンド増強機能をもたらすこともできる。
本発明によれば、一般にレベリング装置の出力を取り込み、この初期信号と初期信号の複製でもある少なくとも1つの2次信号とから成る信号を生成し、この信号から少なくとも2つのレイヤを形成することによって増強が行われる。各レイヤは、選択周波数にあるイコライザによって処理されることが好ましい。各レイヤの周波数は、同じとすることも、又は互いに異なることもできる。
レイヤの少なくとも一方は、例えばプラグイン及び/又はアウトボードギアなどの予め選択した電子機器に通すことによって処理されることが好ましい。引用により本明細書に組み入れられる米国特許第9,390,698号に記載されるように、最初にボリュームを調整する。次に、少なくとも1つのレイヤを処理した後に信号をレイヤ化してイコライザに通し、これらのボリュームを調整した後にレベラー、そしてマスターフェーダに通し、ここからレイヤ化信号が出力される。
図1に示すように、221において、レベラーからの入力信号220を処理する。通常、レベルは約8〜16dBに調整される。標準的なボリュームコントロールを利用する。或いは、増強プロセスのいずれかの時点で信号ボリュームの上昇、低下又は調整を行うこともできる。
最初に、イコライザ222が、重複信号のあらゆる望ましくない周波数のフィルタ除去、或いは周波数の強化又は追加のいずれかを行う。イコライザからの出力は、初期信号の少なくとも1つの正確なコピーと、初期信号の正確な複製である1つの2次信号とに分割される。次に、これらの信号を処理してレイヤ化する。図1では、これを223のレイヤ1及び233のレイヤ2として示す。毎秒125〜400サイクルの周波数をいずれかの所望のレベル又はボリュームに調整することができ、あらゆる後続のレイヤはこの減少の影響を受けるようになる。イコライザの使用は、必要に応じて排除することもできるが、その後のレイヤ223、233の各々の処理中に信号の処理を容易にする上で重要であることが分かっている。
図面には示していないが、必要に応じてレイヤ3、レイヤ4などの2つよりも多くのレイヤを生成して図1に示す方法に従って処理することもできる。
図1に示すように、221において、コピー又は複製されたオーディオ信号220を処理する。装置に源信号が入力されると、最初にステップ221においてこの信号をチップによって処理する。通常、レベルは約8〜16dBに調整される。標準的なボリュームコントロールを利用する。或いは、増強プロセスのいずれかの時点、すなわちプリマスタリング、マスタリング、リマスタリング時に信号ボリュームの上昇又は調整を行うこともできる。
イコライザ222は、重複におけるあらゆる望ましくない周波数のフィルタ除去、或いは周波数の強化又は追加のいずれかを行う。イコライザからの出力は、初期信号又はファイルの少なくとも1つの正確なコピーと、初期信号の正確な複製である2次信号とに分割され、これらはそれぞれレイヤ1及びレイヤ2として識別される。図1では、これを223のレイヤ1及び233のレイヤ2として示す。毎秒125〜400サイクルの周波数をいずれかの所望のレベル又はボリュームに調整することがでる。あらゆる後続のレイヤはこの減少の影響を受けるようになる。イコライザの使用は、必要に応じて排除することもできるが、その後のレイヤ223、233の各々の処理中に信号の処理を容易にする上で重要であることが分かっている。
図面には示していないが、必要に応じてレイヤ3、レイヤ4などの2つよりも多くのレイヤを生成して図1に示す方法に従って処理することもできる。
223に示すレイヤ1の処理中には、最初にフェーダ223aによってレイヤ1のボリュームを調整し、次にイコライザ224によって処理し、225においてイコライザのボリュームコントロールを介してボリュームを調整し、コンプレッサ226によって圧縮し、227においてコンプレッサのボリュームコントロールによって再びボリュームを調整し、コンプレッサ/エキスパンダ228によって処理し、229においてフェーダによってもう一度ボリュームを調整し、イコライザ230によって処理し、230aにおいてイコライザのボリュームコントロールによって再びボリュームを調整し、リミッタ241によって処理し、マスターフェーダ241aを通じて出力に送信して出力241bに至る。
図示してはいないが、イコライザ224の代わりにフェーダを代用し、これに従ってボリュームを調整することもできると理解されたい。
233に示すレイヤ2は、レイヤ1の処理と同様に処理され、従って最初にフェーダ233aによってレイヤ2のボリュームを調整し、イコライザ234によって処理し、次に235においてイコライザのボリュームコントロールを介してボリュームを調整し、コンプレッサ236によって処理し、237においてコンプレッサのボリュームコントロールによって再びボリュームを調整し、コンプレッサ/エキスパンダ238によって処理し、フェーダ239においてもう一度ボリュームを調整し、イコライザ230に入力する前に結合バスにおいてレイヤ1上に統合又はレイヤ化してレイヤ化信号にし(260)、この統合されたレイヤをイコライザ230によって処理し、イコライザのボリュームコントロールによってボリュームを最終調整し(230a)、リミッタ241によって処理し、マスターフェーダ241aを通じて出力して241bにおいて出力する。
さらに具体的には、イコライザ230に入力する直前に結合バス260を用いて入力信号をレイヤ化し、その後にレイヤ化信号を共に処理する。従って、出力は、レイヤ化された増強信号である。
全てのレイヤの処理の同期が重要である。各レイヤがそれぞれの処理を受けるのに必要な時間は実質的に同等であり、従って各レイヤの信号が処理を受けて結合バス260において統合されて241bにおいて出力されるのに掛かる時間も実質的に同じである。処理は、同時に行われることが好ましい。
各レイヤ223、233によって生成される信号のラウドネスは等しくなり得るが、通常、ほとんどの例では、レイヤ1 223の方が233におけるレイヤ2よりも大きい。例えば、レイヤ1は、低音域を最小化する一方で高周波数を強調処理することができる。レイヤ2は、高周波数を最小化する一方で低音域周波数を強調し、又はこの逆とすることができる。
同様に、初期オーディオ信号の低音域周波数が弱い場合には、レイヤ2の処理によって低音域周波数のラウドネスを高めることにより、処理済みの信号がイコライザ230に入力される前に結合バス260において結合され、ボリュームが調整されて(230a)リミッタ241、マスターフェーダ241a及び出力241bを通過した時に、結果として得られるオーディオ信号が通常は低音域成分を増加させて、初期オーディオ信号の場合よりもボリューム及び存在を高めるようにし、又はこの逆を行うことができる。
通常、レイヤ1及びレイヤ2は、それぞれ他方のレイヤが対象とする周波数帯とは異なる周波数帯を対象とする。一方のレイヤの対象でない周波数をもう一方のレイヤの対象にして補完し合う。
増強後には、ダイナミックレンジが維持されているように思える。226、236などにおいてコンプレッサを利用する場合、通常、閾値設定はユーザの要求に合わせて調整される。各レイヤは、少なくとも1つの同等の増強装置を用いて処理されることが好ましい。本発明を実施する際には図1に示す処理が好ましいが、例えばコンプレッサ/エキスパンダとフェーダなどの2つの装置に信号を通すことが不可欠である。本明細書で使用する「複数の装置(multiple pieces of equipment)」という用語は、例えば圧縮、ボリューム低減、増強、等化などの1又は2以上の複数の機能を提供する単一の電子装置の同等物を含むように意図される。
増強後には、ダイナミックレンジが維持されているように思える。
226、236などにおいてコンプレッサを利用する場合、通常、閾値設定はユーザの要求に合わせて調整される。しかしながら、これらのレイヤは同じ帯域に存在することができる。
各レイヤは、1つの増強装置の少なくとも同等物を用いて処理されることが好ましい。本発明を実施する際には図2に示す処理が好ましいが、例えばコンプレッサ/エキスパンダとフェーダなどの2つの装置の同等物に信号を通すことが不可欠である。「複数の装置」という用語は、例えば圧縮、ボリューム低減、増強、等化などの1又は2以上の複数の機能を提供する単一の電子装置をシミュレートするソフトウェア又は配線回路を含むように意図される。
一般に、レイヤ1又はレイヤ2が強調する特定の周波数は、最初にイコライザ222からレイヤ化プロセスの開始にさしかかる時のボリュームレベルと比べてボリュームが大きくなる。
サウンド増強処理の完了後には、このサウンドが、サウンド増強装置から出力ポート14を通じて、テレビ、コンピュータモニタ、又は同様の高品位装置などにおける好適なポートを有する受信装置内に送信される。
なお、本発明を2つの別個の装置として説明したが、レベラーと、それ自体がマイクロチップ、PC基板、又はレベラーに埋め込まれたソフトウェアであり得るサウンド増強装置とを含む単一の装置を含むことも本発明の範囲に含まれる。
10 オーディオレベリング及び増強装置
11 ハウジング
12 入力ポート
14 出力ポート
16 オーディオレベリング装置
17 第1の端部
17’ 第2の端部
18 サウンド増強手段
20 入力部
22 出力部

Claims (7)

  1. オーディオレベリング及びサウンド増強装置であって、
    (a)ソースからの入力オーディオ信号又は入力オーディオビジュアル信号を受け取るための入力ポートと、前記信号を前記装置から受信装置に送信するための出力ポートとを有するハウジングと、
    (b)前記ハウジング内に配置されて、
    (1)前記ハウジングの入力ポートと電気的に通信する入力ポートと、
    (2)前記ソースからの前記入力をレベリングする手段と、
    (3)出力ポートと、
    を含むオーディオレベラーと、
    (c)前記ソースから受け取った前記オーディオ信号を増強する増強手段と、
    を備え、前記増強手段は、
    (1)前記レベラーから前記出力を受け取るための入力ポートと、
    (2)前記ハウジングの前記出力ポートと電気的に通信する出力ポートと、
    (3)前記オーディオレベラーから受け取った前記入力信号をレイヤ化する手段と、
    を含む、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記ハウジングの入力ポートは、HDMIケーブルと電気的に通信する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記オーディオレベラーは、前記ソースをピークに引き上げながら前記ソースからの前記会話信号を追跡する手段を含む、
    請求項1に記載の装置。
  4. 前記サウンドを増強する前記手段は、前記ハウジング内に配置されたマイクロチップを含む、
    請求項1に記載の装置。
  5. 前記サウンドを増強する前記手段は、前記ハウジング内に配置されたpc基板を含む、
    請求項1に記載の装置。
  6. 前記サウンドを増強する前記手段は、
    (a)原オーディオファイルを信号分割器に入力して前記原オーディオファイルと前記原オーディオファイルの少なくとも1つの正確な複製とを出力する入出力手段と、
    (b)前記原オーディオファイルのボリュームと前記少なくとも1つの正確な複製のボリュームとを同時に同じ時点で低減する、前記入出力手段と通信する第1のイコライザと、
    (c)前記イコライザから同時に正確に同じ時点で出力された各オーディオファイルを処理する処理手段と、
    (d)第2のリミッタと、
    を備え、各処理手段は、該処理手段に関連する関連オーディオファイルを有するとともに、
    (1)前記第1のイコライザと通信する第1のリミッタと、
    (2)前記リミッタからの出力の前記ボリュームを低減するボリューム低減手段と、
    (3)前記ボリューム低減手段からの前記出力を受け取り、出力を有するコンプレッサと、
    (4)前記コンプレッサからの前記出力の前記ボリュームを低減し、出力を有する第2のボリューム低減手段と、
    (5)前記第2のボリューム低減手段からの前記出力を受け取る、出力を有するエキスパンダと、
    (6)前記エキスパンダからの前記出力の前記ボリュームを低減する手段と、
    (7)前記エキスパンダからの前記出力を処理する第2のイコライザと、
    を含み、前記第2のリミッタにおいて前記第2のイコライザの各々からの前記出力を統合して、前記第2のリミッタから単一のリマスタリングされたオーディオ出力を供給する、
    請求項5に記載の装置。
  7. オーディオビジュアル信号の前記オーディオ部分をレベリングして増強する方法であって、
    (a)前記オーディオ信号の前記ボリュームを低減するステップと、
    (b)前記オーディオ信号を複製して、前記オーディオ信号の少なくとも1つの正確なコピーを提供するステップと、
    を含み、前記オーディオ信号は、第1の信号レイヤを定め、前記正確なコピーは、第2の信号レイヤ[前記原レコーディングの少なくとも1つの同等の2次信号]を定め、前記方法は、
    (c)前記原オーディオ信号及び前記同等の2次信号の各々を全体として2つの別個の同一の信号レイヤに分離するステップと、
    (d)前記信号レイヤの各々の振幅を低減するステップと、
    (e)前記同一の信号レイヤを同時に処理するステップであって、
    (i)リミッタ、エキスパンダ、コンプレッサ及びイコライザから成る群から選択された少なくとも2つの装置を用いて、前記信号レイヤの一方を第1の周波数範囲内で、前記信号レイヤの他方を異なる周波数範囲内で順番に処理し、
    (ii)各信号レイヤを前記装置のうちの1つから前記装置のうちの別の装置に送信する際に前記信号レイヤの各々の前記ボリュームを全体として低減する、
    ことによって前記同一の信号レイヤを同時に処理するステップと、
    (f)前記処理された信号レイヤをイコライザにおいて統合するステップと、
    (g)前記統合された信号レイヤを、少なくともリミッタ及びマスターフェーダを通じて共に同時に処理して出力するステップと、
    を含み、前記信号レイヤの各々を処理する時間は同じである、
    ことを特徴とする方法。
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