JP2018533300A - 走査ビームプロジェクタのパルスレーザ制御 - Google Patents

走査ビームプロジェクタのパルスレーザ制御 Download PDF

Info

Publication number
JP2018533300A
JP2018533300A JP2018517308A JP2018517308A JP2018533300A JP 2018533300 A JP2018533300 A JP 2018533300A JP 2018517308 A JP2018517308 A JP 2018517308A JP 2018517308 A JP2018517308 A JP 2018517308A JP 2018533300 A JP2018533300 A JP 2018533300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
pulse
dac
image
laser diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018517308A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイ. マクビティー,パトリック
ジェイ. マクビティー,パトリック
Original Assignee
マイクロビジョン,インク.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マイクロビジョン,インク. filed Critical マイクロビジョン,インク.
Publication of JP2018533300A publication Critical patent/JP2018533300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/106Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling devices placed within the cavity
    • H01S3/1067Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling devices placed within the cavity using pressure or deformation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3129Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen
    • H04N9/3135Driving therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2033LED or laser light sources
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/50Amplifier structures not provided for in groups H01S5/02 - H01S5/30
    • H01S5/5054Amplifier structures not provided for in groups H01S5/02 - H01S5/30 in which the wavelength is transformed by non-linear properties of the active medium, e.g. four wave mixing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3129Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3191Testing thereof
    • H04N9/3194Testing thereof including sensor feedback

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Geometry (AREA)

Abstract

簡潔に述べると、一または複数の実施形態に従って、走査ビームプロジェクタは、ビームを放射するレーザダイオード(114)と、表面上にビームを走査して仮想的なピクセルを含む画像を表面上に投影するための走査エンジン(110)と、提供されるデジタルビデオ信号に応答してレーザダイオードにビームを放射させる、レーザダイオードに結合されたデジタルアナログ変換器(DAC)と、DACにデジタルビデオ信号を提供するためのパルスピクセル制御器と、を備えており、パルスピクセル制御器は、DACに提供されるデジタルビデオ信号を画像の仮想的なピクセルと位置合わせし、レーザダイオードによって生成するそれぞれの仮想的なピクセルのための最適な波形を選択する。
【選択図】図1

Description

走査ビームビデオプロジェクタ(スキャンビームの映像プロジェクタ)は、理想的には、等間隔の仮想的なピクセル(virtualpixel、仮想画素)のグリッドを、表面に投影(投射)する。
幾何学的形状、光路歪み、およびスキャナ速度の変化に起因して、それぞれの仮想的なピクセルは、連続的に変化する時間周期で、表面を横切って走査される。デジタル走査ビーム投影の1つの課題は、この連続的に変化する時間周期をデジタル制御システムの固定されたクロック周期に一致させることである。レーザ使用の走査ビームビデオプロジェクタの別の課題は、レーザから連続的に低光量出力(low light power、低光パワー)を発生させる場合、より高いレーザ出力を発生させるよりも、はるかに効率的でないことである。オフ状態とより高い光量出力との間で調節(modulate、変調)することにより、低光量出力を発生させることは、はるかに効率的である。この調節により、映像コンテンツの最大輝度を低減することができる。
従来において、走査レーザを用いるビデオプロジェクタは、レーザ駆動波形を発生させるために、一定のサンプル周波数のデジタルアナログ変換器(DAC)を使用している。連続的に変化する仮想的なピクセルの周波数とこれらの波形を再同期(resynchronize)させるために、デジタルアップサンプリングおよび補間が使用されてもよい。アップサンプリングは、高いバストランザクションのパワーコスト(power cost,出力費用、力の損失)を持つ、はるかに高いDACサンプリングレートを含む。補間は、特にコンピュータ処理の映像コンテンツについて、画像の鮮明さの損失を引き起こす可能性がある。レーザの光学的出力の調節は、いずれも、一定周波数のDACを用いた2つの直交する方法(orthogonal way)で、試みられてきた。第一の方法は、同じ波形を有するそれぞれがゼロではないDACサンプルを提供する。この方法は、レーザスペックルアーチファクトの低減と、効率の向上を示しているが、プロジェクタの最大輝度を大幅に低下させる。第二の方法は、それぞれのピクセルの期間におけるDACサンプルを一つを除いて全てゼロ(all but one zero)とする。この方法は、レーザ効率の増加を示すが、アクティブサンプルがそれぞれのピクセルの位置にロックされないので、輝度の低下および著しい映像のアーチファクトを示す。
請求項記載の発明の主題は、明細書の結論部分において特に指摘されるとともに、明確に請求される。ただし、かかる主題は、以下の添付図面と共に読み、以下の詳細な説明を参照することによって理解することができる。
図1は、一または複数の実施形態に従った、パルスピクセル制御器を有するレーザビームスキャナのブロック図である。 図2は、一または複数の実施形態に従った、ビームパルス(パルス波形の光線)と仮想的なピクセルの配列、および、ビームパルスの波形選択を図示した図1のレーザビームスキャナの一部分のブロック図である。 図3は、一または複数の実施形態に従った、図1のパルスピクセル制御器のブロック図である。 図4は、一または複数の実施形態に従った、一定のピクセル幅を有するが可変のビームパルス幅を有する、動的に位置合わせされた(dynamically aligned)パルスを示す、エネルギーデューティサイクルセレクタを用いた波形選択の図である。 図5は、一または複数の実施形態に従った、一定のエネルギーパルス幅を有するが可変なピクセル幅を有する、動的に位置合わせされたパルスを示す、エネルギーデューティサイクルセレクタを用いた波形選択の図である 図6は、一または複数の実施形態に従った、仮想的なピクセルの選択された領域にビームパルス波形を配置するための、デジタルアナログ変換器(DAC)に対するダイナミックエッジエンジンおよびプログラム可能な遅延線の時刻測定と更新の図である。 図7は、一または複数の実施形態に従った、表面上に画像を投影する方法のフロー図である。 図8は、一または複数の実施形態に従った、走査ビームプロジェクタのためのパルスピクセルを制御するための情報処理システムのブロック図である。 図9は、一または複数の実施形態に従った、制御されたパルスピクセルを有する走査ビームプロジェクタを含む情報処理システムの等角図である。 図10は、一または複数の実施形態に従った、ヘッドアップディスプレイ(HUD)として配置された、制御されたパルスピクセルを有する走査ビームプロジェクタを含む車両の図である。 図11は、一または複数の実施形態に従った、ヘッドアップディスプレイ(HUD)として配置された、制御されたパルスピクセルを有する走査ビームプロジェクタを含むアイウェア(眼鏡型機器)の図である。
説明の簡単化および/または明瞭化のために、図面に示される要素は、必ずしも縮尺通りに描かれていないことは理解すべきである。例えば、要素のいくつかの寸法は、明瞭化のために他の要素に対して誇張されている。また、適切と考えられる場合、参照番号は、対応するおよび/または類似の要素を示すために、図面間で反復されている。
以下の詳細な説明では、請求の範囲の発明の主題の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細内容が記載されている。しかし、当業者には理解されるであろうこれらの具体的な詳細内容がなくとも、請求の範囲に記載の主題を実施することができる。他の例では、周知の方法、手順、構成要素および/または回路は詳細に説明されていない
以下の説明および/または特許請求の範囲において、結合される(coupled)、および/または接続される(connected)という用語が、それらの派生語と共に使用される。特定の実施形態では、接続されるという用語は、2以上の要素が互いに直接的に物理的および/または電気的に接触していることを示すために使用される。結合されるという用語、2以上の要素が直接的に、物理的および/または電気的接触の状態であることを意味することができる。しかし、結合されるという用語は、2以上の要素が互いに直接接触していないが、それでもなお互いに協働および/または相互作用できることも意味してもよい。例えば、「結合される」は2以上の要素が互いに接触していないが、他の要素または中間要素を介して間接的に結合されていることを意味しうる。最後に、用語「〜の上で(on)」、「〜の上で(overlying)」および「〜の上で(over)」が、二以上の要素が互いに直接的に物理的接触していることを表すのに使用されてもよい。しかし、「over」は二以上の要素が互いに直接接触していないことを意味してもよい。例えば、「over」は、別の要素の上部に一つの要素が存在するが、互いに接触しておらず、別の要素、または別の複数の要素を二つの要素の間に有してもよい。さらに、用語「および/または」は、「および」、「または」、「排他的な−又は」、「いくつかの、しかし全てではない」、「どちらも〜ない」、および/または「両方」を意味してもよいが、特許請求の範囲の発明の主題の範囲はこの点に限定されない。以下の説明および/または請求項では、用語「備える(comprise)」および「含む(include)」、およびその派生語が使用されてもよく、互いに同義語を意味する。
図1を参照すると、一または複数の実施形態に従った、パルスピクセル制御器(pulsed pixel controller,パルス波形による画素の制御手段)を有するレーザビームスキャナのブロック図が記載されている。図1に示すように、レーザビームスキャナ100は、第一の方向に第一の軸を中心として振動(oscillate)し、第二の方向に第二の軸を中心として振動するように駆動される、微小電気機械システム(MEMS)ミラー112を備える走査エンジン110を備えていることができる。レーザダイオード114は、たとえば走査エンジン110で反射されるレーザビーム116のような光線を放射することができ、MEMSミラー112は、反射されたビーム116を走査して、表面120上に画像118を生成する。図1は、説明を目的として、例えば、微小電気機械システム(MEMS)を基盤とするディスプレイなどの走査ビームディスプレイシステムの一つの種類を図示しているが、多数ある中のいくつか例として、2つの単軸スキャナを使用するもの、回転ポリゴンスキャナ、ガルバノメトリックスキャナ、および、一次元空間光変調器と単一軸スキャナとの組み合わせを使用するシステムを含む、他の種類の走査ディスプレイも、請求される発明の主題として使用されてもよく、特許請求の範囲の発明の主題はこの点に限定されないことに留意すべきである。
一または複数の特定の実施形態では、図1に示すようなレーザビームスキャナ100は、PicoP(登録商標)と呼ばれる米国ワシントン州レッドモンドのマイクロビジョン社により開発されたピコプロジェクタを備えることができる。そのような実施形態では、このピコプロジェクタのレーザダイオード114は、それぞれのレーザの出力に近接するレンズを備えた、1つの赤色レーザダイオード、1つの緑色レーザダイオード、および1つの青色レーザダイオードを備えてもよい。これらのそれぞれのレンズは、レーザからの光を集光し、出力で極めて開口数(NA)の低いビームを提供する、レーザからの光は、ダイクロイック要素(dichroic element)で組み合わされて単一の白色ビームにすることができる。結合されたビーム116は、ビームスプリッタおよび/または基本的な折り畳みミラー光学部品を使用して、表面120上にラスターパターンで出力ビーム116を走査する走査エンジン100に配置された二軸MEMS走査ミラー112に中継されることができる。走査される出力ビーム116の位置に同期してレーザを変調することにより、投影画像118を生成することができる。一または複数の実施形態では、レーザビームスキャナ100は、統合型フォトニクスモジュール(Integrated Photonics Module、IPM)として知られる単一のモジュールを備えてもよく、ある実施形態ではIPMの高さが7ミリメートル(mm)以下であり、他のいくつかの実施形態ではIPMは、高さが5mm未満であってもよい。さらに、IPM100は、総量で5立方センチメートル(cc)未満の体積であってもよいが、特許請求の範囲の発明の主題の主題はこの点に限定されるものではない。一または複数の実施形態では、レーザビームスキャナは、入力として受けとった映像信号に応答して、表面120上の画像118を発生させることができるスタンドアロン装置を備えてもよい。一または複数の実施形態では、以下の図8に関連して表示、説明される情報処理システムに一体化、または結合されてもよい。
一または複数の実施形態において、レーザビームスキャナ100は、ビーム116をラスターパターンで表面120に沿って走査し、画像118を生成するときの、走査ビーム116のパルス発生を制御するためのパルスピクセル制御器126を含む。パルスビームは、画像118上の予定されたピクセル位置でパルス波形を発生させ、予定されたピクセル位置は、仮想的なピクセルとして参照することができる。ビームパルスから表面120上で発生した波形は、画像118の実際の物理量としてのピクセル値を含む。パルスピクセル制御器126は、ビームパルスを適切なタイミングで整列させることによって、仮想的なピクセルが表面120上の位置を変更するときにビームパルスの物理的位置が仮想的なピクセルと一致することができるように、ビームパルスを発生させるように構成することができる。さらに、パルスピクセル制御器126は、それぞれのピクセルについて最大限に効率的な波形を選択することによって、ピクセルごとのビームパルスの出力効率(power efficiency)を最大とするように構成することができる。仮想的なピクセルのビームパルスの配列と波形選択とは、以下に、より詳細に説明される。
一または複数の実施形態で、ビデオプロセッサ122は、ビデオデータの入力を受信し、当該ビデオデータをビデオバッファに提供し、ビデオバッファは、順に、ビデオデータをパルスピクセル制御器126に供給する。パルスピクセル制御器は、ビデオデータに対応するデジタル信号をデジタルアナログ変換器(DAC)128に提供する。デジタルアナログ変換器(DAC)128は、アナログ信号に応答してレーザビーム116を放射するためのレーザダイオード114を駆動するために、デジタル信号をアナログ信号に変換する。仮想的なピクセルに対するビームパルスの位置の決定を容易にするために、センサ(図示せず)を走査エンジン110に配置して、MEMSミラー112の瞬間的位置に関するフィードバックを提供してもよい。例えば、湾曲アームについてのMEMSミラー112の回転量を示す湾曲アームの撓み量に比例する電気信号を発生させる、MEMSミラー112の湾曲アーム上に配置された圧電センサを介して、フィードバックが提供される。フィードバック信号は、センサフィードバック信号をミラー位置推定器134に対するデジタル信号として提供するためのセンサフィードバック130として、アナログ−デジタル変換器(ADC)132に提供されることができる。ミラー位置推定器134は、MEMSミラー112の位置を推定し、推定されたミラー位置をメモリアドレス計算器136に提供する。メモリアドレス計算器136は、ビームパルスに対応する画像118のピクセルのピクセルアドレスを決定する。ピクセルアドレスは、パルスピクセル制御器126に供給され、その結果、画像118の仮想的なピクセルでビームパルスを整列させ、ビームパルスを提供するために、パルスピクセル制御器126は正しいタイミングの調整量、または遅延を決定することができる。さらに、もう一つのセンサ(図示せず)が、センサフィードバック138をもう一つのアナログ−デジタル変換器(ADC)140に提供するために、レーザダイオード114によって放射されるビーム116の強度を決定することができる。もう一つのアナログ−デジタル変換器(ADC)140は、順次、デジタル信号をレーザフィードバックプロセッサ142に提供する。レーザフィードバックプロセッサ142は、パルスによるビーム波形の強度を決定し、この情報をパルスピクセル制御器126に提供し、パルスピクセル制御器126が、レーザダイオード114によって発生するビームパルスのエネルギーを制御することを可能にする。その結果、パルスピクセル制御器126は、センサフィードバック130およびセンサフィードバック138を使用して、画像118の仮想的なピクセルに対して、ビームパルスの配列を容易にするとともに、十分なピクセルエネルギーを維持している間にビームパルスの波形を制御してレーザビーム116のオフタイム(off−time、消灯時間)を最大にすることができる。ビームパルスの配列および波形選択の更なる詳細が、図2を参照して以下に説明される。
図2を参照して、一または複数の実施形態に従った、仮想的なピクセルとビームパルスの配列とビームパルスの波形選択を図示している、図1のレーザビームスキャナの部分的ブロック図を、以下で説明する。図2が示すように、走査ビームディスプレイ100は、ダイナミックエッジエンジン(dynamic edge engine,DEE)210、エネルギーデューティサイクルセレクタ(energy duty cycle selector,EDS)214、およびプログラム可能な遅延線(programmable delay line)216を備えており、それらは全て、図1のパルスピクセル制御器126の機能のブロックを含むことができる。図2のレーザビームディスプレイ100の配置は、例示のために簡略化されている、また、図示されている要素は必ずしも比例または縮尺で描かれていないことに留意すべきである。図2に示す概念的配置では、レーザダイオード114は、ビームパルス224を発生させるために、走査エンジン110のMEMSミラー112で反射されるレーザビーム116を放射する。ビームパルス224は、望ましい位置での画像118の仮想的なピクセル222を含む、実体ピクセル(physical pixel、物理的な画素)を含む。ダイナミックエッジエンジン210は、ビームパルス224を、対応する仮想的なピクセル222と位置合わせする(align、整列させる)。走査エンジン110は、レーザビーム116をその水平方向の走査経路に沿って方向付けするため、ダイナミックエッジエンジン210は、ビームパルス224の遅延時間を、プログラム可能な遅延線216で制御することによって、仮想的なピクセル222に対するビームパルス224のタイミングを制御する。ビデオデータ218は、クロック220によって制御されているので、規則的なクロック間隔(regular clock interval)で受信される。このため、ビデオデータは、所定の対応する仮想的なピクセル222内で、所定のビームパルス224を位置合わせするために、それぞれのピクセルに対してクロック基準(clock basis)毎に時間的にわずかに遅延されてもよい。遅延量はクロック基準によりクロック毎に変化してもよく、これにより、各ビームパルス224の位置合わせを、対応するそれぞれの仮想的なピクセル222毎に個別に調整してもよい。さらに、エネルギーデューティサイクルセレクタ214は、それぞれの仮想的なピクセル224のための波形の効率を最大とし、または最大に近くなるように、それぞれの個々のビームパルス224の波形を選択することができる。ビームパルス224のための波形選択の更なる詳細は、以下の図3および図4に表示および説明されている。
ここで図3を参照して、一または複数の実施形態に従った、図1のパルスピクセル制御器のブロック図が説明される。図3に示すように、パルスピクセル制御器126は、ピクセルアドレスおよびエネルギー信号を受信して、エネルギーデューティサイクルセレクタ214に、ピクセル位置、幅、およびエネルギー信号を出力する、ピクセルタイミングデコーダ310を備えることができる。エネルギーデューティサイクルセレクタ214は、レーザ逆モデルブロック(laser inverse model block)312に対して、ピクセル位置、幅、エネルギー、および波形を提供する。レーザ逆モデルブロックは、センサフィードバック信号130、138、及びエネルギーデューティサイクルセレクタ214からのエネルギーおよび波形信号を含むフィードフォワード信号316を受信した、モデルパラメータ推定ブロック314からの信号を受け取る。これに加えて、モデルパラメータ推定ブロック314は、レーザ逆モデルブロック312からのDAC値である内部フィードバック318を受信する。内部フィードバック318は、フィードフォワード信号316と共に、センサフィードバック信号130および138で許容されるであろう時間尺度(time scale)よりも速い時間尺度で、レーザ逆モデルブロック312のパラメータを調整するために使用することができる。レーザ逆モデルブロック312は、DAC値、DAC位置、およびDAC128のためのクリア位置(消去位置)信号を、ダイナミックエッジエンジン210に提供する。以下の図6に示すように、ダイナミックエッジエンジン210は、DACサンプルの位置合わせを提供する。以下の図4および図5を参照して説明するように、エネルギーデューティサイクル制御器214は、ビームパルスの波形の選択を提供する。
ここで図4を参照すると、一または複数の実施形態に従った、一定のピクセル幅を有するがビームパルス幅を変化する動的に位置合わせされたパルスを示すエネルギーデューティサイクルセレクタを伴う波形選択の図が説明される。図4に示すように、エネルギーデューティサイクルセレクタ214は、対応する仮想的なピクセル222のために、レーザビーム116のビームパルスの波形選択を提供する。出力効率を最大にするために、エネルギーデューティサイクルセレクタ214は、それぞれのピクセルのための、最も効率的な、達成可能な波形を決定する。波形は、仮想的なピクセル222の命令された光エネルギー(commanded optical energy)および時間周期(期間)に基づいて決定されてもよい。レーザダイオード114とそれによるレーザビーム116のオフタイムを最大とし、一方で十分なピクセルのエネルギー精度を維持する波形が選択される。このような波形選択の工程は、結果として、単一の拡大縮小された(scaled)パルス波形の構成によって、レーザビームディスプレイ100の全体的な効率を向上させることができる。また、最も明るいピクセルのためにピクセル全体に亘って一定値である波形を使用することにより、波形選択の工程は、走査ビームディスプレイ100が等価なパルスではないディスプレイの輝度と同等の最大輝度を維持することを可能にする。
グラフ410は、ナノ秒(ns)単位のピクセル幅に対するミリジュール(mJ)単位の望ましいピクセルの光エネルギーを示している。領域412では、ピクセル幅が非常に狭いため、ピクセル幅は達成することが不可能である。領域414では、レーザダイオード114は、この領域のより短い時間でピクセルエネルギーのレベルを達成することができないので、光エネルギーが達成不可能である。領域416では、光エネルギーは達成可能であるが、ピクセルの期間内でパルスを止めるためには時間が不十分であり、光エネルギーは十分なピクセルエネルギーを維持する。領域418では、仮想的なピクセル222の幅は一定であるが、ビームパルス224の幅は変化する可能性がある。図4に示すように、領域416内の垂直な線420は、一定値のピクセル幅を表す。領域416内でピクセルの光エネルギーを増加させるために、対応するビームパルス224の振幅は、ビームパルス224の幅が一定のままである一方で、ピクセルエネルギー値の増加と共に振幅が増加している。ピクセルの光エネルギーを領域418内の、例えば垂直線422に沿って増加させるために、ビームパルス224の幅は増加するピクセルエネルギー値と共に増加し、一方で、ビームパルス224の振幅は一定のままである。従って、エネルギーデューティサイクルセレクタ214は、動的に位置合わせされたビームパルス224のために、領域418からビームパルス224の波形を選択する。結果として、領域418において、ビームパルス224の動的な位置合わせおよび波形選択は、最大振幅が選択されることを可能にし、最大振幅は、レーザダイオード114の動作(ITH)の閾値を常に超過し、レーザダイオード114の動作のより大きな効率性を提供する閾値を常に超過し、その閾値に接近する、またはその値を下回ることはない。さらに、ビームパルス224は仮想的なピクセル222の中心部内に整列され、当該仮想的なピクセル222は、ビームパルス224が仮想的なピクセル222の端部にある場合に発生する可能性のあるピクセルのぼやけ(blurring)を回避する。さらに、各ピクセルの最大輝度は、ビームパルス224が仮想的なピクセル222の中心に位置合わせされたときに達成することができる。
ここで図5を参照すると、一または複数の実施形態に従った、一定のエネルギーパルス幅を有するがピクセル幅が変化する、動的に位置合わせされたパルスを示すエネルギーデューティサイクルセレクタを用いた波形選択の図が説明される。図5のグラフ510は、以下の例外を除き、図4のグラフ410と実質的に同様である。グラフ510は、望ましいピクセルの光エネルギー(E)に対するパルス幅(W)を示す。水平な線512に沿った一定のピクセルエネルギーのために、仮想的なピクセル222の幅が変化してもよい。領域416内で、線512に沿った一定のピクセルエネルギーのために、ビームパルス224は幅が増加し、ビームパルス224は振幅が減少する。領域418内では、線512に沿った一定のエネルギーのために、仮想的なピクセル220の幅は可変であってもよいが、ビームパルス224の幅および高さは一定のままである。従って、エネルギーデューティサイクルセレクタ214は、与えられた仮想的なピクセル222の幅に基づき、領域418からのビームパルス224の波形を選択することができる。
ここで図6を参照すると、一または複数の実施形態に従った、仮想的なピクセルの選択された領域にビームパルス波形を配置するための、ダイナミックエッジエンジンおよびプログラム可能な遅延線のデジタルアナログ変換器(DAC)に対する時間測定(time計時)と更新(update)の図を説明する。図6が示すように、ダイナミックエッジエンジン210は、例えば、仮想的なピクセル222の端部またはその近傍ではなくむしろ仮想的なピクセル222の中心に、対応する仮想的なピクセル222内でビーム116としてレーザダイオード114から放出されるビームパルス224の配列を制御するために、プログラム可能な遅延線216を制御し、且つDAC128に提供される値を制御する。DAC128に提供されたサンプルの位置合わせまたは再配列は、クロック基準により(by clock basis、クロックに基づいて)、クロックを使用して(on clock)プログラム可能な遅延線216を動的に再構成することによって、ダイナミックエッジエンジン210によって実行することができる。プログラム可能な遅延線216は、DAC128への更新(update)を正確に計時して(time)、その仮想的なピクセル222の中心またはその近傍で命令されたビームパルス224を配置して形成する。ダイナミックエッジエンジン210によるビームパルス2224の位置合わせは、例えば、画像118の外観を軟調(soften)にする可能性のあるDACサンプルの補間の使用を回避することにより、画像118のシャープネスの増加を提供することができる。さらに、ダイナミックエッジエンジン210によるビームパルス224の位置合わせは、ビームパルス224が仮想的なピクセル222と整合しない場合に生じる可能性のある画像アーチファクトを回避することができる。
一度ビームパルス224の幅が既知になると、ビームパルス224の値は、ダイナミックエッジエンジン210によってパケット化されることができる。ダイナミックエッジエンジン210に提供される入力610の波形は、DACコード値、DAC位置の値、およびクリア位置の値のためのパケット化されたDAC波形614を備える。DAC128に提供される出力612の波形は、ビームパルス224を仮想的なピクセル222と位置合わせするための、プログラム可能な遅延線216から受信したDACクロック値、クリア値、およびDACコードの値を含む。連続領域ではなくむしろパルス領域内でDAC波形614をパケット化することによって、最大または最大に近い効率および明るさが達成されることができる。いくつかの実施形態では、画像118をズームアウトすると、画像118のいくつかのピクセルは小さすぎる場合がある。この場合、仮想的なピクセル222の幅は、適用すべきビームパルス224の波形の最小閾値よりも小さい。その結果、ダイナミックエッジエンジン210は、次のアドレスのための画像データを待つことができ、2つの仮想的なピクセル222を単一のビームパルス224の波形と組み合わすことができるが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されるものではない。
図7を参照して、一または複数の実施形態に従った、画像を表面上に投影する方法のフロー図が説明される。図7は、方法700の動作の、1つの特定の順序および数を示し、一方で、他の実施形態では、方法700は、様々な他の順序で、より少ない動作を含むことができる。特許請求の範囲に記載された主題の範囲は、これらの点に限定されない。いくつかの実施形態では、いくつかのブロックの動作は、同時にまたは少なくとも部分的に同時に行われてもよく、いくつかのブロックの動作は、順次行われてもよいが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されるものではない。ブロック710で、ビーム116は、表面120上を走査するように生成されることができる。ブロック712で、表面120上に投影される画像に対応するビデオ信号に応答して、表面120上でビームを走査することができる。ブロック714で、ビームパルス224が画像118の仮想的なピクセルで、表面120上に生成される。ブロック716で、クロック基準によりクロック上でビームパルス224を遅延させることにより、ビームパルス224を仮想的なピクセル224と位置合わせさせることができる。ブロック718で、対応する仮想的なピクセル222の各々のためのビームパルス224の波形が選択されることができる。ブロック720で、仮想的なピクセル222のための十分なエネルギーを維持しつつレーザビーム116のオフタイムを最大としてもよく、例えば、ピクセルの明るさを最大とする一方で、エネルギー効率をも最大とする。いくつかの実施形態では、図7の方法700は、電子メモリなどの非一時的な記憶媒体を含む製造された物品に記憶されたコードまたは命令として実施することができ、コードまたは命令は、プロセッサ、ロジック、または他の回路に、その方法を全体的または部分的に実行させることができるが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されるものではない。このようなプロセッサおよび非一時的な記憶媒体を備えるメモリ装置の一例が、以下に、図8を参照して詳細に説明される。
図8を参照して、一または複数の実施形態に従った、パルスレーザ制御を利用したMEMSレーザビームディスプレイを有する情報処理システムのブロック図を説明する。情報処理システム800は、スマートフォン、タブレット、携帯型ゲーム装置、パーソナルコンピュータ等のような、いくつかのタイプのコンピューティングプラットフォームの一例を示すものの、情報処理システムは、図8に示されているよりも多い、またはより少ない要素、および/または異なる要素の組み合わせを含んでもよい。ただし、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されない。情報処理システム800は、例えば、表示面に画像を投影するため、さらに、パルスレーザ制御を実現するための投影表示として、図1のレーザビームディスプレイ100を利用することができるが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されるものではない。
一または複数の実施形態では、情報処理システム800は、アプリケーションプロセッサ810と、ベースバンドプロセッサ812を含んでいてもよい。アプリケーションプロセッサ810は、アプリケーションおよび情報処理システム800のための様々なサブシステムを実行するための汎用プロセッサとして利用することができる。アプリケーションプロセッサ810は、単一のコアを含むことができ、あるいは複数のプロセッシングコアを含むことができ、例えば、一または複数のコアは、デジタル信号プロセッサまたはデジタル信号処理コアを含んでいてもよい。さらに、アプリケーションプロセッサ810は、同じチップ上に配置されたグラフィックスプロセッサまたはコプロセッサを含むことができ、その代わりに、アプリケーションプロセッサ810に結合されたグラフィックスプロセッサ810は、別個のグラフィックスチップを含むことができる。アプリケーションプロセッサ810は、キャッシュメモリなどのオンボードメモリを含むことができ、さらに、動作中にアプリケーションを記憶および/または実行するための同期型DRAM(SDRAM)814、および、情報処理システム800の電源が切られていても、アプリケーションおよび/またはデータを記憶するNANDフラッシュ816などの外部記憶装置に結合されてもよい。一または複数の実施形態では、情報処理システム800を動作または構成する命令、および/または、ここに説明される方法で動作するその構成要素またはサブシステムのいずれかが、非一時的な記憶媒体を含む製造品に記憶することができる。一または複数の実施形態では、記憶媒体は、本明細書に記載され説明される任意の記憶装置を含むことができるが、特許請求の発明主題の範囲はこの点に限定されるものではない。ベースバンドプロセッサ812は、情報処理システム800のための広帯域無線機能を制御することができる。ベースバンドプロセッサ812は、NORフラッシュ818のこのような広帯域無線機能を制御するためのコードを格納することができる。ベースバンドプロセッサ812は、例えば、第3世代(3G)または第4世代(4G)ネットワーク、または同等のネットワーク、あるいは、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークなどの、それよりも上位のネットワークを介して、ブロードバンドネットワーク信号を変調および/または復調するために使用される無線広域ネットワーク(WWAN)トランシーバ820を制御する。WWANトランシーバ820は、WWAN広域ネットワークを介して無線周波数信号を送受信するための一または複数のアンテナ824にそれぞれが結合された、一または複数の出力増幅器822に結合する。また、ベースバンドプロセッサ812は、一または複数の適切なアンテナ828に結合され、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、および/または、IEEE802.00 a/b/g/n規格などを含む振幅変調(AM)または周波数変調(FM)の無線規格を介して通信可能な、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を制御することができる。アプリケーションプロセッサ810およびベースバンドプロセッサ812に関して、単なる例示的な実施形態であることに留意すべきであり、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されない。例えば、SDRAM814、NANDフラッシュ816、および/またはNORフラッシュ818の任意のうちの1つまたは複数は、磁気メモリ、カルコゲニドメモリ、相変化メモリ、またはオボニックメモリのような他のタイプのメモリ技術を含むことができるが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこの点に限定されるものではない。
一または複数の実施形態では、アプリケーションプロセッサ810は、様々な情報またはデータを表示するためのディスプレイ830を駆動することができ、さらに、ユーザからのタッチ入力を、例えば、指またはスタイラスで、タッチスクリーン832を介して受け取ることができる。例えば、環境光センサ834によって検出される環境光の明度の係数としてディスプレイ830の輝度値またはコントラスト値を制御するように、情報処理システム800が動作している環境光の量を検出するために、環境光センサ834を利用してもよい。アプリケーションプロセッサ810によって処理されるおよび/またはNANDフラッシュ816に少なくとも一時的に記憶された画像を捕捉するために、一または複数のカメラ836を利用してもよい。さらに、アプリケーションプロセッサは、情報処理システム800の位置、動作、および/または配向を含む、様々な環境特性を検出するための、ジャイロスコープ838、加速度計840、磁力計842、オーディオコーダ/デコーダ(CODEC)844および/または適切なGPSアンテナ848に結合されたグローバルポジショニングシステム(GPS)制御器846に結合していてもよい。代替的には、制御器846は、全地球的航法衛星システム(GNSS)制御器を備えてもよい。オーディオCODEC844は一または複数のオーディオポート850に結合され、例えば、ヘッドホンおよびマイクロフォンジャックなどのオーディオポート850を介して情報処理システムに結合された内部装置および/または外部装置のいずれかを介してマイクロフォン入力およびスピーカ出力を提供してもよい。さらに、アプリケーションプロセッサ810は、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、高精細マルチメディアインタフェース(HDMI(登録商標))ポート、シリアルポート等の一または複数のI/Oポート854に結合するために、一または複数のI/Oトランシーバ852に結合する。さらに、一または複数のI/Oトランシーバ852は、セキュアデジタル(SD)または加入者識別モジュール(SIM)のような、任意の着脱式メモリのための一または複数のメモリスロット856に結合してもよいが、特許請求の発明主題の範囲はこれらの点に限定されるものではない。一または複数の実施形態では、レーザビームディスプレイ100は、一または複数のI/Oトランシーバ852に結合されてもよく、情報処理システム800のハウジング内に一体化されていてもよく、またはハウジングの外部に配置されてもよいが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されるものではない。
図9を参照して、一または複数の実施形態に従ったパルスレーザ制御を利用したレーザビームディスプレイ100を含む情報処理システムの等角図を説明する。図9の情報処理システム900は、図8の情報処理システム800の具体的な実施形態を表すことができる。情報処理システム900は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ネットブック、ノート型コンピュータ、インターネット閲覧装置、タブレット、パッド等を含む複数のタイプのコンピュータプラットフォームのいずれかを備えてもよいが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されない。図9に示す例では、本明細書で説明されるように、例えば、ここで説明されるように、走査出力ビーム920を提供して画像を投影するために、および/またはパルスレーザ制御を行うために、情報処理システム900はレーザビームディスプレイ100を収容するためのハウジング910を備えることができる。情報処理システム900は任意で、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード914または他の制御ボタンまたはアクチュエータ、任意のマイク入力を有するスピーカまたはヘッドホンジャック916、制御ボタン918、メモリカードスロット920、および/または入出力(I/O)ポート922、またはそれらの組み合わせであってもよい、ディスプレイ912を含むことができる。さらに、情報処理システム900は、他の形状因子と、図示されているよりも少ないまたは多い特徴を含んでもよいが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこれらの点に限定されない。
図10を参照して、一または複数の実施形態に従ったヘッドアップディスプレイ(HUD)として配備されたパルスレーザ制御を利用したレーザビームディスプレイを含む車両の図を説明する。図10に示す実施形態では、レーザビームディスプレイ100は、例えば自動車1010のダッシュボードに配置するなど、車両1010に配置することができ、レーザビームディスプレイ100は、車両の操作者または搭乗者が見ることができる画像1020を投影することができる。図10は、パルスレーザ制御をディスプレイプロジェクタとして利用するレーザビームディスプレイ100の一例の配置を示すが、同様の他の配置が提供されてもよく、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこの点に限定されるものではない。
図11を参照して、一または複数の実施形態に従ったヘッドマウントディスプレイ(HMD)としてパルスレーザ制御を利用したレーザビームディスプレイを含むアイウェアの図を説明する。図11に示す実施形態では、レーザビームディスプレイビームスキャナ100は、アイウェア1110、または、アイウェア1110のフレームに取り付けられる、および、アイウェア1110の着用者が見ることができる画像1120を投影できる他のヘッド装着装置に配備することができる。図11は、混合モード深度検出をディスプレイプロジェクタとして利用するレーザビームディスプレイ100の配備の一例を示すが、他のタイプの同様の配備が提供されてもよく、特許請求の範囲に記載された主題の範囲はこの点に限定されるものではない
特許請求の範囲に記載された主題の範囲は、ある程度の特殊性をもって記載されているが、特許請求の範囲に記載された主題の範囲の趣旨および/または範囲から逸脱することなく、その要素を当業者が変更できることを理解すべきである。走査ビームプロジェクタパルスレーザ制御に関係する発明の主題およびその付随する実用性の多くは、前述の説明によって理解されるであろう。また、請求された発明主題の範囲および/または趣旨から逸脱することなく、またはその材料の優位性の全てを犠牲にすることなく、および/または、実質的な変更をそこに加えることなく、構成要素の形式、構造および/または構成に様々な変更を加えることができることは明らかであろう。ここで説明される形態は、単にその説明的な実施形態に過ぎない。請求項はかかる変更を網羅し、および/または含むことを意図している。

Claims (15)

  1. 走査ビームプロジェクタであって、
    ビームを放射するレーザダイオードと、
    表面上に仮想的なピクセルを含む画像を投影するために、前記表面上にビームを走査する走査エンジンと、
    前記レーザダイオードに結合されたデジタルアナログ変換器(DAC)であって、当該DACに提供されるデジタルビデオ信号に応答して、前記レーザダイオードに前記ビームを放射させるデジタルアナログ変換器(DAC)と、
    前記デジタルビデオ信号を前記DACに提供するためのパルスピクセル制御器であって、前記パルスピクセル制御器は、前記DACに提供された前記デジタルビデオ信号を前記画像の前記仮想的なピクセルと位置合わせさせ、前記仮想的なピクセルのために前記レーザダイオードが発生させる最適な波形を選択することを特徴とする走査ビームプロジェクタ。
  2. 前記パルスピクセル制御器は、対応する仮想的なピクセルのためのピクセルを形成するために、前記DACへの更新の計時に基づいて、クロック基準によりクロック上でプログラム可能な遅延線のセットを構成するダイナミックエッジエンジンを備えていることを特徴とする請求項1に記載の走査ビームプロジェクタ。
  3. 前記パルスピクセル制御器は、対応する仮想的なピクセルのための最大または最大に近い効率の波形を提供するためのエネルギーデューティサイクルセレクタを備えることを特徴とする請求項1に記載の走査ビームプロジェクタ。
  4. 前記波形は、前記仮想的なピクセルの、望ましい光エネルギーおよび時間間隔の少なくとも一部に基づいて選択されることを特徴とする請求項3に記載の走査ビームプロジェクタ。
  5. 前記波形は、十分なピクセルエネルギーを維持する一方で、前記レーザダイオードのオフタイムを最大または最大に近くなるように選択されることを特徴とする請求項3に記載の走査ビームプロジェクタ。
  6. 前記走査エンジンの位置を推定し、且つ前記走査エンジンの位置を前記パルスピクセルの制御器に提供して、前記仮想的なピクセルに対する、前記DACに提供された前記デジタルビデオ信号の位置合わせを容易にする、位置推定器をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の走査ビームプロジェクタ。
  7. 画像を表面に投影する方法であって、
    画像を作成するために、前記表面を走査するビームを生成するステップであって、前記画像が仮想的なピクセルを含んでおり、
    前記画像に対応するビデオ信号に応答して、前記表面に前記ビームを走査するステップと、
    前記画像の前記仮想的なピクセルで、前記表面上にビームパルスを生成するステップであって、クロック基準による所定のクロック上の量によって前記ビームパルスを遅延させていることにより、前記ビームパルスが前記仮想的なピクセルと位置合わせされていることを特徴とする画像を表面に投影する方法。
  8. 前記ビームパルスは、プログラム可能な遅延線のセットによって遅延されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記ビームパルスを前記仮想的なピクセルの選択された領域に配置するために、前記ビームパルスは、デジタルアナログ変換器(DAC)への、時間の更新が遅延されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 情報処理システムであって、
    プロセッサおよび前記プロセッサに結合されたメモリと、
    前記プロセッサに結合されており、前記プロセッサに保存された画像を投影する走査ビームプロセッサであって、前記走査ビームプロセッサが、
    ビームを放射するレーザダイオードと、
    前記画像を表面に投影するために前記ビームを前記表面上に走査する走査エンジンであって、前記画像が仮想的なピクセルを含んでいることを特徴とする、走査エンジンと、
    前記画像に対応して提供されたビデオ信号に応答して、前記レーザダイオードに前記ビームを放射させる、前記レーザダイオードと結合されたデジタルアナログ変換器(DAC)と、
    前記デジタルビデオ信号を前記DACに提供するパルスピクセル制御器であって、前記DACに提供された前記デジタルビデオ信号を、前記画像の前記仮想的なピクセルと位置合わせさせ、前記仮想的なピクセルに関する前記レーザダイオードが発生させた最適な波形を選択する前記パルスピクセル制御器と、
    を備えていることを特徴とする情報処理システム。
  11. 前記パルスピクセル制御器は、対応する仮想的なピクセルのためのピクセルを形成するために、前記DACへの更新の計時に基づいて、クロック基準によりクロック上でプログラム可能な遅延線のセットを構成するダイナミックエッジエンジンを備えていることを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 前記パルスピクセル制御器は、対応する仮想的なピクセルのための最大または最大に近い効率の波形を提供するためのエネルギーデューティサイクルセレクタを備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
  13. 前記波形は、前記仮想的なピクセルの、望ましい光エネルギーおよび時間間隔の少なくとも一部に基づいて選択されることを特徴とする請求項12に記載の情報処理システム。
  14. 前記波形は、十分なピクセルエネルギーを維持する一方で、前記レーザダイオードのオフタイムを最大または最大に近くなるように選択されることを特徴とする請求項12に記載の情報処理システム。
  15. 前記走査エンジンの位置を推定し、且つ前記走査エンジンの位置を前記パルスピクセルの制御器に提供して、前記仮想的なピクセルに対する、前記DACに提供された前記デジタルビデオ信号の位置合わせを容易にする、位置推定器をさらに備えていることを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。

JP2018517308A 2015-10-06 2016-08-03 走査ビームプロジェクタのパルスレーザ制御 Pending JP2018533300A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/876,578 2015-10-06
US14/876,578 US9560328B1 (en) 2015-10-06 2015-10-06 Scanned beam projector pulsed laser control
PCT/US2016/045389 WO2017062092A1 (en) 2015-10-06 2016-08-03 Scanned beam projector pulsed laser control

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018533300A true JP2018533300A (ja) 2018-11-08

Family

ID=57867585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018517308A Pending JP2018533300A (ja) 2015-10-06 2016-08-03 走査ビームプロジェクタのパルスレーザ制御

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9560328B1 (ja)
EP (1) EP3342012B1 (ja)
JP (1) JP2018533300A (ja)
KR (1) KR102594244B1 (ja)
CN (1) CN108141002B (ja)
WO (1) WO2017062092A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180182272A1 (en) * 2016-12-23 2018-06-28 Intel Corporation Microelectromechanical system over-scanning for pupil distance compensation
WO2019069239A1 (en) * 2017-10-02 2019-04-11 Pacific Insight Electronics Corp. MAGNETIC IMAGE PROJECTOR AND METHOD OF OPERATION
CN114815484B (zh) 2019-06-20 2024-07-16 青岛海信激光显示股份有限公司 激光投影设备
WO2024043887A1 (en) * 2022-08-24 2024-02-29 Google Llc Spatial and temporal dither for laser beam scanning display systems in wearable devices

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323355A (ja) * 2005-04-18 2006-11-30 Seiko Epson Corp 光走査装置、光走査装置の制御方法及び画像表示装置
JP2014095787A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Sony Corp 制御装置、制御方法、駆動装置、及び電子機器
WO2014178978A1 (en) * 2013-05-02 2014-11-06 Microvision, Inc. High efficiency laser modulation

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6924476B2 (en) 2002-11-25 2005-08-02 Microvision, Inc. Resonant beam scanner with raster pinch compensation
US6686586B2 (en) 2001-03-23 2004-02-03 Metrologic Instruments, Inc. Diffractive-based laser scanning system employing microcontroller programmed for mode-switching correction in response to binary mode switching signal generation
JP2003344798A (ja) 2002-05-27 2003-12-03 Pentax Corp レーザ走査装置
CN100368864C (zh) * 2005-04-18 2008-02-13 精工爱普生株式会社 光扫描装置、其控制方法及图像显示装置
US20070086495A1 (en) 2005-08-12 2007-04-19 Sprague Randall B Method and apparatus for stable laser drive
US7993005B2 (en) * 2006-11-10 2011-08-09 Seiko Epson Corporation Color laser image generation
JP5125127B2 (ja) * 2007-01-31 2013-01-23 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
US7711018B2 (en) * 2007-12-21 2010-05-04 Microvision, Inc. Method and apparatus for laser diode compensation
US20100149073A1 (en) * 2008-11-02 2010-06-17 David Chaum Near to Eye Display System and Appliance
US20090274185A1 (en) 2008-05-02 2009-11-05 Microvision, Inc. Laser Drive Amplifier
JP5176799B2 (ja) 2008-09-08 2013-04-03 船井電機株式会社 レーザ駆動回路及びレーザディスプレイ
US8165179B2 (en) * 2008-12-23 2012-04-24 Microvision, Inc. Closed loop laser control
US8444275B2 (en) 2010-08-12 2013-05-21 Eastman Kodak Company Light source control for projector with multiple pulse-width modulated light sources

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323355A (ja) * 2005-04-18 2006-11-30 Seiko Epson Corp 光走査装置、光走査装置の制御方法及び画像表示装置
JP2014095787A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Sony Corp 制御装置、制御方法、駆動装置、及び電子機器
WO2014178978A1 (en) * 2013-05-02 2014-11-06 Microvision, Inc. High efficiency laser modulation

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180051635A (ko) 2018-05-16
US9560328B1 (en) 2017-01-31
EP3342012A4 (en) 2019-01-30
KR102594244B1 (ko) 2023-10-25
CN108141002B (zh) 2021-01-05
CN108141002A (zh) 2018-06-08
EP3342012A1 (en) 2018-07-04
WO2017062092A1 (en) 2017-04-13
EP3342012B1 (en) 2022-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6821200B2 (ja) 混合モードの深度検出
US9921056B2 (en) Devices and methods for adjustable resolution depth mapping
US10200683B2 (en) Devices and methods for providing foveated scanning laser image projection with depth mapping
US20140118704A1 (en) Mobile Device, Case and Attachment with Retractable Optic
JP2018533300A (ja) 走査ビームプロジェクタのパルスレーザ制御
JP6981680B2 (ja) レーザ画像投影の走査と共に深度マッピングを提供するための装置および方法
US9762873B2 (en) Dynamic constancy of brightness or size of projected content in a scanning display system
US8810561B2 (en) Dual laser drive method. apparatus, and system
JP5674437B2 (ja) 表示装置
US9104038B2 (en) Multiple laser drive method, apparatus and system
US10110863B2 (en) Speckle reduction in multi-laser beam scanning display
WO2014103462A1 (ja) 画像表示装置、画像表示方法及びプログラム
US20150237316A1 (en) Multi-Segment Brightness Compensation
JP5854120B2 (ja) 表示装置
JP2015040955A (ja) 投影装置、制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210202