JP2018533161A - 電池コネクタ、電池モジュールおよび電気車両 - Google Patents

電池コネクタ、電池モジュールおよび電気車両 Download PDF

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Abstract

電気車両用の電池コネクタが提供される。 電池コネクタは、ヒューズ部を有する接続シートと、ヒューズ部が収容された保護部品とを含む。ヒューズ部の断面積は、接続シートの残りの断面積よりも狭い。【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2015年8月31日に国家知的所有権局に提出された中国特許出願第201510546897.2および2015年8月31日に国家知的所有権局に提出された中国特許出願第201520667220.Xに優先権を主張し、これらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
(技術分野)
本開示は、概して車両技術分野に関し、より具体的には、電池コネクタ、電池モジュールおよび電気車両に関する。
電気車両は、動作のための電力の供給のために、電池モジュールを電源として使用する。従来技術においては、電気車両の電池モジュールは、ヒューズ素子を介して互いに接続される。制御回路の故障が生じると、ヒューズ素子は、電池モジュールの間の接続を適時に切り離し、電源を切り離して事故を避ける。しかしながら、従来のヒューズに適用されるアーク消弧対策はない。ヒューズが溶けると、電気アークが生じる可能性がある。電気アークは、電池を壊して、燃焼および爆発の危険の原因となる可能性がある。これにより、乗員の安全が脅かされる。また、ヒューズを支持する部材がないので、ヒューズの最も弱い部分にひびが生じる。これにより、安全性および信頼性が低くなる可能性がある。
本開示の実施形態は、関連技術において存在する少なくとも1つの問題を少なくともある程度解決することを目的とする。
本開示の第1の態様の実施形態によれば、電気車両用の電池コネクタが提供される。前記電池コネクタは、ヒューズ部を有する接続シートと、前記ヒューズ部を収容する保護部品と、を備え、前記ヒューズ部の断面積は、前記接続シートの残りの部分の断面積よりも狭い。
本開示の1つの実施形態において、前記接続シートは、第1の接続部と、第2の接続部と、を備え、前記ヒューズ部は、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に配置される。
本開示のいくつかの実施形態では、前記ヒューズ部の幅は、前記第1の接続部の幅および前記第2の接続部の幅よりも狭い。
本開示の1つの実施形態によれば、前記ヒューズ部の幅方向において、前記ヒューズ部の第1の側面と、前記第1の接続部の第1の側面と、前記第2の接続部の第1の側面とは同じ水平面に位置し、前記ヒューズ部の第2の側面と、前記第1の接続部の第2の側面と、前記第2の接続部の第2の側面とは凹部を画成する。
本開示の1つの実施形態では、前記ヒューズ部に、少なくとも1つのスルーホールが形成される。
本開示の1つの実施形態において、前記電池コネクタは、前記ヒューズ部の厚さ方向において対向する2つの面にそれぞれ配置された第1の磁性部材および第2の磁性部材をさらに備え、前記ヒューズ部は、前記第1の磁性部材と第2の磁性部材との間に設けられる。前記第1の磁性部材の前記ヒューズ部に対向する面の極性と、前記第2の磁性部材の前記ヒューズ部に対向する面の極性とは、互いに反対である。
本開示の1つの実施形態において、前記保護部品は、第1のシェルと、第2のシェルと、を含み、前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、それらの間に密閉された保護チャンバを画成し、前記ヒューズ部は、前記保護チャンバの中に配置される。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、スナップ嵌合を介して互いに接続される。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のシェルは、第1の突起と、前記第2のシェルに嵌合する、前記第1のシェルの第1の接合面に形成された第1のスロットと、を含み、前記第2のシェルは、第2のスロットと、前記第1のシェルに嵌合する、前記第2のシェルの第2の接合面に形成された第2の突起と、を含み、前記第1のスロットは前記第2の突起に嵌合され、前記第1の突起は前記第2のスロットに嵌合される。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のスロットおよび前記第1の突起は、前記第1の接合面における前記第1の接合面の幅方向の両面にそれぞれ配置され、前記第2の突起および前記第2のスロットは、前記第2の接合面の幅方向における前記第2の接合面の両面にそれぞれ配置され、前記第1の接合面の長手方向における前記第1の接合面各面には第1のリリーフ溝が配置され、前記第2の長手方向における接合面の前記第2の接合面の各面には第2のリリーフ溝が配置され、前記第1のリリーフ溝と前記第2のリリーフ溝とは互いに嵌合され、これらを介して第1の接続部と第2の接続部とを貫通させる。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、前記保護チャンバを画成するように、少なくともこれらのいずれかに配置されたろう付け層を介して一緒に溶接される。
本開示の1つの実施形態において、前記保護チャンバは水素で満たされる。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のシェルまたは前記第2のシェルに、前記保護チャンバと連通するガス注入口が形成される。
本開示の1つの実施形態において、ダクトが前記ガス注入口に挿入される。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のシェルおよび前記第2のシェルは、絶縁性、耐炎性および耐高温性の非金属材料から作られる。
本開示の1つの実施形態において、前記第1のシェルおよび前記第2のシェルは、セラミックから作られる。
本開示の1つの実施形態において、前記第1の接続部、前記第2の接続部および前記ヒューズ部は一体に成形される。
本開示の1つの実施形態において、前記第1の接続部、前記第2の接続部および前記ヒューズ部は、金属材料から作られる。
本開示の1つの実施形態において、前記保護部品は、前記ヒューズ部の2つの端部に隣接する前記接続シートの部分それぞれに接続される。
本開示の1つの実施形態において、前記接続シートに嵌合された前記保護部品の表面は金属化された表面として構成され、前記金属化された表面は溶接によって前記接続シートに固定される。
本開示の実施形態の第2の態様によれば、電池モジュールが提供される。前記モジュールは、上述した前記電池コネクタを含む。
本開示の実施形態の第3の態様によれば、電気車両が提供される。前記電気車両は、上述した前記電池コネクタを含む。
本開示の実施形態にかかる前記電池コネクタでは、接続シートの残りの部分の断面積よりも狭い断面積を有する前記ヒューズ部が接続シートに配置され、ヒューズ部は前記保護部品の中に収容される。これにより、電池の間の接続を実現し、制御回路が故障したときには、電池を保護するように電池の間の接続を適時に遮断する。さらに、ヒューズ部の溶融により生じた電気アークが速やかに消され、電気アークによる電池の破損が防がれる。従って、燃焼や爆発の危険性が低くなり、乗員の安全上の危険が避けられる。さらに、前記保護部品は、前記ヒューズ部の支持部材として機能し、前記ヒューズ部の接続信頼性を高め、前記接続シートの信頼性を高める。
本開示の実施形態のこれらおよび他の態様および利点は、添付の図面を参照してなされる以下の説明から明らかになるであろう。
図面全体にわたって、同様の参照符号は対応する部分を示す。
本開示の1つの実施形態による電池コネクタの分解立体図 図1における部分Aの部分拡大図 本開示の1つの実施形態にかかる接続シートが展開された電池コネクタの接続シートの概略図 本開示の1つの実施形態による電池コネクタの斜視図
ここで、様々な実施例について詳細に参照し、その例が添付の図面に示す。以下の詳細な説明では、本開示および本明細書に記載された実装の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細を示す。しかしながら、本明細書に記載された実施形態は、これらの具体的を詳細なしに実施されうる。他の例では、実装の態様を不必要に不明瞭にしないように、周知の方法、手順、構成要素および機械的装置を詳細に記載しない。
本開示の実施形態にかかる電気車両用の電池コネクタ1を、図1〜図4の参照とともに説明する。
図1〜図4に示すように、本開示の実施形態による電池コネクタ1は、接続シート10と保護部品20とを含む。接続シート10は、隣接する2つの電池を接続するように構成される。
具体的には、接続シート10は、ヒューズ部13を有し、ヒューズ部13の断面積は、接続シート10の他の部分の断面積よりも狭い。過電流または短絡電流がヒューズ部13を通るとき、ヒューズ部13自体が発熱して溶け、接続シート10を切り離して電池を保護する。制御回路に故障が生じると、ヒューズ部が溶け、隣接する2つの電池を切り離す。
ヒューズ部13の断面は、ヒューズ部13をヒューズ部13の幅方向に沿って切断することにより得られる。具体的には、図1に示す前後方向は、ヒューズ部13の幅方向である。接続シート10の残りの部分とは、ヒューズ部13以外の接続シート10の他の部分を意味する。いくつかの実施形態では、接続シート10は、第1の接続部11と第2の接続部12とを含み、接続シートの残りの部分は第1の接続部11と第2の接続部12とを指す。
ヒューズ部13は、保護部品20の中に収容されている。そして、ヒューズ部13の溶ける間に生じる電気アークが保護部品20の中に限定されて、接続シート10の他の部分が破壊しないように、電気アークが速やかに消される。従って、電池の破損が防がれ、電池の爆発が防がれる。なお、「ヒューズ部13を保護部品20の中に封止する」は、保護部品20の内面とヒューズ部13の表面とを密着させること、保護部品20の内面が保護チャンバ24を画成すること、および、ヒューズ部13を保護チャンバ24の中に配置することを意味することに留意すべきである。
電気車両の動作の間に、電池コネクタ1は連続的に揺れることがある。ヒューズ部13の断面積は、接続シート10の他の部分の断面積よりも狭い。従って、ヒューズ部13は、接続シート10の残りの部分と比較して、連続的な振動により容易に壊れる可能性がある。保護部品20は、接続シート10の、ヒューズ部13の2つの端部に隣接する部分に接続し、保護部品20は、ヒューズ部13の支持ケースとして機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高める。これにより、接続シート10の信頼性が高められる。
本開示の実施形態にかかる電池コネクタ1では、接続シート10に、接続シート10の残りの断面積よりも狭い断面積を有するヒューズ部13が接続シート10の間に配置され、ヒューズ部13が保護部品20の中に収容される。これにより、ヒューズ部13は、電池の間の接続を実現し、制御回路に故障が生じたときには、電池の間の接続は適時に遮断されて電池が保護される。さらに、ヒューズ部13の溶融により生じる電気アークは、速やかに消され、電池の破損が防がれる。従って、燃焼および爆発の危険性が低くなり、乗員への安全上の危険が低くなる。また、保護部品20は、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、電池コネクタ1の揺れによるヒューズ部13の破損を防ぐ。
本開示の1つの実施形態において、図1〜図3に示すように、接続シート10は、第1の接続部11および第2の接続部12を含み、ヒューズ部13は、第1の接続部11および第2の接続部12の間に配置される。これにより、制御回路に故障が生じたとき、隣接する2つの電池を切り離すように、ヒューズ部13が溶けて接続シート10を切り離して、電池の破壊を防ぐ。例えば、図1〜図3に示すように、ヒューズ部13が溶けたときに、第1の接続部11と第2の接続部12とが互いから切り離されるように、ヒューズ部13の第1の端部は第1の接続部11と接続され、ヒューズ部13の第2の端部は第2の接続部12と接続される。これにより、電池の破壊が効果的に防がれる。
1つの実施形態において、図2および図3に示すように、ヒューズ部13の幅は、第1の接続部11および第2の接続部12の幅よりも狭い。言いかえると、ヒューズ部13の幅は第1の接続部11の幅よりも狭く、また、ヒューズ部13の幅は第2の接続部12の幅より狭い。そして、ヒューズ部13は、接続シート10の最も弱い部分として構成されており、ヒューズ部13は、接続シート10全体で見ると最も容易に溶ける。これにより、接続シート10が溶ける間に生じる電気アークはヒューズ部13に限定され、ヒューズ部13の保護対策が容易になる。その結果、接続シート10の他の部分が、電気アークによる電池の破壊が防がれ、電池の破壊による爆発が防がれる。例えば、図3に示すように、第1の接続部11はd1の幅を有し、ヒューズ部13はd2の幅を有し、第2の接続部12はd3の幅を有する。d2はd1より狭く、d2はd3よも狭い。
本開示のいくつかの実施形態において、ヒューズ部13の幅方向(図1における前後方向)において、ヒューズ部13の第1の側面と、第1の接続部11の第1の側面と、第2の接続部12の第1の側面とは同じ水平面に位置する。ヒューズ部13の第2の面と、第1の接続部11の第2の面と、第2の接続部12の第2の面とは、これらの間に凹部14を画成する。これにより、電気アークが引き延ばされてその電力が少なくなるように、ヒューズ部13が溶ける間に生じた電気アークが外力の下に凹部14に導かれる。さらに、凹部14には接続シート10がないので、電気アークは燃え続けられない。これにより、電気アークは速やかに消され、車両および乗員の潜在的な安全上の危険が低くなる。
例えば、図1〜図3に示すように、前後方向(図1および図2に示す前後方向)において、ヒューズ部13の幅は、第1の接続部11の幅および第2の接続部の幅よりも狭い。ヒューズ部13の前側面壁と、第1の接続部11の前側面壁と、第2の接続部12の前側面壁とは同じ水平面にあり、また、ヒューズ部13の後側面壁と、第1の接続部11の後側面壁と、第2の接続部12の後側面とは、これらの間に凹部14を画成する。これにより、溶融の間に生じた電気アークは、外力の下に凹部14に導かれて引き延ばされ、その電力は低くなる。
本開示の1つの実施形態では、図1〜図3に示すように、ヒューズ部13には、少なくとも1つのスルーホール131が形成される。そして、溶融の間に生じた電気アークは、いくつかのより小さな電気アークに分けられる。これにより、電気アークの電力は減少し、電気アークは速やかに消される。
本開示の1つの実施形態において、溶融の間に生じた電気アークが、いくつかの小さな電気アークに分けられるように、ヒューズ部13は、少なくとも1つのスルーホール131を有する。これにより、電気アークの電力は低くなり、容易に電気アークは速やかに消される。本開示の1つの実施形態において、図1〜図3に示すように、ヒューズ部13には、少なくとも1つの溝134が形成される。これにより、溶融の間に生じた電気アークがいくつかの小さな電気アークに分けられるだけでなく、ヒューズ部13の幅がより狭まり、制御回路に故障が生じたときに、ヒューズ部13は確実に溶ける。これにより、電池コネクタの信頼性および安全性はさらに高まる。
例えば、図3に示すように、ヒューズ部13には、1つのスルーホール131および2つの溝134が形成される。スルーホール131はヒューズ部13の中央部に形成され、ヒューズ部13の幅方向におけるスルーホール131の両面に、対称に形成される。1つの溝134の開口部は、凹部14から遠ざかる方向を向き、他の溝134の開口部は凹部14に対向する方向を向く。従って、溶融の間に生じる電気アークが、いくつかの小さな電気アークに分けられるだけでなく、ヒューズ部13の幅が、さらに狭められる。これにより、制御回路に故障が生じたときに、ヒューズ部13が確実に溶ける。これにより、電池コネクタ1の信頼性および安全性がさらに高まる。
図1に示すように、いくつかの実施形態において、ヒューズ部13の厚さ方向、つまり、図1に示す上下方向には、第1の磁性部材23と第2の磁性部材(不図示)とが保護部品20の対向する2つの外面にそれぞれ配置される。ヒューズ部13は、第1の磁性部材23と第2の磁性部材との間に配置される。第1の磁性部材23のヒューズ部13に対向する面の極性と、第2の磁性部材のヒューズ部13に対向する面の極性とは、互いに反対である。本開示のいくつかの実施形態において、第1の磁性部材23と第2の磁性部材との間の磁界の方向、ヒューズ部の電流方向および凹部14の開口方向は、左手の法則に従う。ヒューズ部13に電流が流れるとき、ヒューズ部13は第1の磁性部材23と第2の磁性部材との間の磁界の中において力を受ける。ヒューズ部13の溶融の間に生じた電気アークは、その力の下で、凹部14の中に引かれて、電気アークは引き延ばされ、接続シート10から引き離されたまま維持される。これにより、電気アークは速やかに消される。なお、ヒューズ部13において電気アークが生じるので、電気アークは、ヒューズ部13から凹部14の開口部に向かって引き延ばされることに留意すべきである。
例えば、図1に示すように、第1の磁性部材23は、保護部品20の下面に配置され、第2の磁性部材は、保護部品の上面に配置される。第1の磁性部材23の上端(図1に示すように、第1の磁性部材23の、接続シート10に対向する方向を向く端面)と、第2の磁性部材の上端(図1に示すように、第2の磁性部材23の接続シート10から遠ざかる方向を向く端面)とは両方ともN極である。第1の磁性部材23の下端と第2の磁性部材23の下端とは両方ともS極である。また、凹部14の開口部は後方を向く。左手の法則(左手の法則は、手を開いて親指を他の4本の指に対して垂直に保ち、仮に、磁力線の方向が手のひらに垂直な方向であり他の4本の指が電流の方向を指す場合、親指が指す方向が磁界において電流を運ぶ導体に加わる力の方向を指すことを意味する) に従って、手の平が下を向き、親指が凹部14の開口方向を指し、他の4本の指が左の方向を指す。つまり、ヒューズ部13を通る電流は左を指す(つまり、図1に示す左)。
別の例においては、第1の磁性部材23と第2の磁性部材の取り付け方向は、上述した通りである。つまり、第1の磁性部材23の上端と第2の磁性部材の上端との両方がN極であり、第1の磁性部材23と第2の磁性部の両方の端部はS極である。左手の法則に従い、ヒューズ部13を通る電流の方向が右を指せば(つまり、図1に示す右)、凹部14の開口方向は正面を指す。つまり、凹部14の開口は前方を向く。
本開示の他のいくつかの実施形態において、第1の磁性部材23の上端と第2の磁性部材の上端とは両方ともS極であり、第1の磁性部材23と第2の磁性部材の下端とは両方ともN極である。図1に示すように、凹部14の開口方向は後方を指し、左手の法則(左手を開き、他の4本の指に対して親指を垂直にしたときに、磁力線が手の平に垂直な方向に向き、他の4本の指は電流の方向を示す場合には、親指は磁界中の導電体に加えられる力の方向に向くこと)に従って、手の平が上を向き、親指が凹部14の開口方向を指し、他の4本の指が右方向を指すと、ヒューズ部13を通る電流の方向は右を指す(つまり、図1に示す右)。
電池コネクタ1の取り付け方向は、第1の磁性部材23および第2の磁性部材23の極性関係(つまり、N−S方向)および凹部14の開口方向に関係する。左手の法則に従って磁界の中の電気アークに印加された力の下、ヒューズ部13の溶融の間に生じた電気アークが凹部14に向けて引かれる限り、第1の磁性部材23および第2の磁性部材23の取り付け位置、第1の磁性部材23および第2の磁性部材23の極性関係(つまり、N−S方向)、電流の方向および凹部14の開口方向には特別な限定はないことに留意すべきである。
本開示の1つの実施形態では、図1に示すように、保護部品20は、第1のシェル21および第2のシェル22を含む。第1のシェル21および第2のシェル22は、これらの間に密閉された保護チャンバ24を画成し、保護チャンバ24の中にヒューズ部13が配置される。これにより、ヒューズ部13が保護チャンバ24の中に隔離され、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークによる接続シート10の他の部分の破壊が防がれることで、電池コネクタ1の安全性および信頼性が高まる。
いくつかの実施形態において、第1のシェル21と第2のシェル22はスナップ嵌合を介して接続される。具体的には、第1のシェル21は、第2のシェル22に嵌合する第1のシェル21の第1の接合面に形成された突起および/またはスロットを備え、第2のシェル22は、第1のシェル21に嵌合する第2のシェル22の第2の接合面に形成されたスロットおよび/または突起を備え、第2のシェル22の第2の接合面に形成されたスロットおよび/または突起は、第1のシェル21の第1の接合面に形成された突起および/またはスロットに嵌合される。
例えば、第1のシェル21は、その第1の接合面に形成された少なくとも1つの突起を含み、第2のシェル22は、その第2の接合面に形成された少なくとも1つのスロットを含み、少なくとも1つの突起は、少なくとも1つのスロットに嵌合される。別の例では、第1のシェル21は、その第1の接合面に形成された少なくとも1つのスロットを含み、第2のシェル22は、その第2の接合面に形成された少なくとも1つの突起を含み、少なくとも1つのスロットは、少なくとも1つの突起に嵌合される。いくつかの他の例では、第1のシェル21は、その第1の接合面に形成された少なくとも1つの突起部と、少なくとも1つのスロットとを含み、第2のシェル22は、その第2の接合面に形成された少なくとも1つのスロットと、少なくとも1つの突起とを含み、第1の接合面の少なくとも1つの突起は、第2の接合面の少なくとも1つのスロットと嵌合され、第1の接合面の少なくとも1つのスロットは、第2の接合面の少なくとも1つの突起と嵌合される。
本開示のいくつかの実施形態において、図1に示すように、第1のシェル21は、第2のシェル22に嵌合され、第1のシェル21の第1の接合面(不図示)に形成された第1の突起(不図示)と第1のスロット(不図示)とを含み、第2のシェル22は、第1のシェル21に嵌合される第2のシェル22の第2の接合面221に形成された第2のスロット222と第2の突起223とを含み、第1のスロットは第2の突起223と嵌合され、第1の突起は第2のスロット222と嵌合される。これにより、第1の突起は第2のスロット222に嵌合され、第2の突起223は第1のスロットに嵌合され、第1のシェル21と第2のシェル22とが互いにさらに強固に接続される。これにより、溶融の間に生じた電気アークはさらに隔離されて、第1のシェルおよび第2のシェルにより画成された保護チャンバ24から外に伸び出ることが防がれる。従って、接続シートは燃えず、電池は破壊されず、車両および乗員に安全上の危険がもたらされない。
いくつかの実施形態において、図1および図2に示すように、第1のスロットおよび第1の突起は、第1の接合面の幅方向における第1の接合面の2つの面(つまり、図1に示した前後方向)にそれぞれ配置され、第2の突起223および第2のスロット222は、第2の接合面221の幅方向における第2の接合面の2つの面(つまり、図1に示した前後方向)にそれぞれ配置される。これにより、第1の接合面と第2の接合面221とは、接続シートとの干渉なしに互いに直接に接続される。図1および図2に示すように、第1の接合面の長手方向(図1に示した左右方向)における第1の接合面の両側に第1のリリーフ溝214がそれぞれ設けられ、第2の接合面の長手方向(図1に示した左右方向)における第2の接合面の両側に第2のリリーフ溝224がそれぞれ配置さ、第1のリリーフ溝214と第2のリリーフ溝224とが互いに嵌合されて、第1の接続シート11と第2の接続シート12とが当該溝を貫通することを可能にする。これにより、組立工程において、第1の接続シート11と第2の接続シート12との干渉なしに、第1の接合面と第2の接合面221とが接続シート10に密着される。図1に示すように、左右方向において、第1のリリーフ溝214および第2のリリーフ溝224は、第1の接合面の左右両側にそれぞれ、第2の接合面221の左右両側にそれぞれ配置される。
本開示のいくつかの他の実施形態では、第1のシェル21と第2のシェル22とが一緒に溶接される。具体的には、ろう付け層(不図示)が、第1のシェル21と第2のシェル22との接合面の間に配置される。ろう付け層を介して第1のシェル21と第2のシェル22とが一緒に溶接され、保護チャンバ24が画成される。これにより、密閉された保護チャンバ24が形成され、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークが外気から隔離され、電気アークの消弧速度が効果的に速められる。なお、第1のシェル21と第2のシェル22との接合面の少なくとも一方にはろう付け層が配置され、ろう付け層はろう付け炉内で溶かされる。高温下では、第1の接合面および第2の接合面221のろう付け層が溶かされ、第1の接合面と第2の接合面221とが互いに溶接される。これにより、ヒューズ部13は、保護チャンバ24の中に封止される。
本開示のいくつかの実施形態において、保護チャンバ24は水素で満たされる。水素は、多くの熱を奪い、アークゾーンの中の温度を下げるだけでなく、イオン化したガスを吹き飛ばして、新しい高圧ガスで保護チャンバ24を満たすので、電気アークの消弧速度が速められ、その消弧効果が改善される。いくつかの実施例において、図1に示すように、水素を充填するために第1のシェル21または第2のシェル22に保護チャンバ24と連通するガス注入口25が形成されて消弧速度が速められる。1つの実施形態において、水素の充填に便利なように、ダクト26がガス注入口25に挿入される。
本開示のいくつかの実施形態において、第1のシェル21と第2のシェル22とは、絶縁性、耐炎性および耐高温性の非金属材料で作られる。これにより、ヒューズ部13の溶融の間に生じた電気アークが消されたときに、ヒューズ部13が接続シート10他の部分から隔離されて、接続シート10の他の部分の破壊が防がれる。1つの実施形態において、第1のシェル21と第2のシェル22とはセラミックから作られる。セラミック材料は、豊富な供給源および低コストであり、セラミックプロセスは成熟しているので、コストが削減され、生産サイクルが短縮される。
いくつかの実施形態において、第1の接続部11、第2の接続部12およびヒューズ部13は一体に成形される。これにより、電池コネクタ1の構造が簡略化され、製造サイクルが短縮されて、コストが低くなる。なお、第1の接続部11と第2の接続部12とヒューズ部13とを一体に成形する製造方法に特に限定はないことに留意すべきである。例えば、第1の接続部11と第2の接続部12とヒューズ部13とは、インパクト成形により一体に成形されてもよい。いくつかの実施形態において、第1の接続部11と第2の接続部12とヒューズ部13とは金属材料で作られる。金属材料は良好な導電性能を有し、これは電池間の接続に有益である。なお、第1の接続部11、第2の接続部12およびヒューズ部13の金属材料に特段の限定はない。例えば、金属材料は、銅、銀、スズ、またはそれらの合金であってもよい。
本開示のいくつかの実施形態では、保護部品20は、ヒューズ部13の2つの端部に隣接する接続シート10の部分に接続される。これにより、ヒューズ部13全体が保護部品20の中に配置され、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークによる接続シート10の他の部分の破壊が防がれ、接続シート10が良好に保護される。なお、電気車両が動作する間、例えば、電気車両が路上を走行しているときには、電池コネクタ1が連続的に揺れる可能性がある。ヒューズ部13の断面積は接続シート10の他の部分の断面積よりも狭いので、ヒューズ部13は、接続シート10の他の部分に比べて、連続的な揺れにより破損しやすい。いくつかの実施形態において、保護部品20は、ヒューズ部13の2つの端部に隣接する接続シート10の部分に接続される。これにより、保護部品20は、ヒューズ部13の支持筐体として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を増し、接続シート10の信頼性を高めることに留意すべきである。
いくつかの実施形態において、接続シート10に適合された保護部品20の表面は金属化された表面として構成され、金属化された表面は溶接によって接続シート10に固定される。なお、保護部品20と接続シート10とは互いに密着し、高温下で保護部品20および接続シート10の表面の金属が溶け始め、冷却された後、保護部品20の表面と接続シート10の表面とは互いに溶接される(つまり、保護部品20と接続シート10とが互いに溶接される)ことに留意すべきである。これにより、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークによる接続シート10の他の部分の破壊が防がれる。保護部品20は、ヒューズ部13の支持部材として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、接続シート10の信頼性および安全性を高める。
本開示の実施形態において、電気車両用の電池コネクタ1は、接続シート10と保護部品20とを含む。
具体的には、接続シート10は、ヒューズ部13を有し、ヒューズ部13の断面積は、接続シート10の残りの部分の断面積よりも狭い。過電流または短絡電流がヒューズ部13を通ると、ヒューズ部13が発熱して溶け始め、接続シートを切り離して電池を保護する。このため、制御回路に故障が生じたときに、ヒューズ部13が溶けて2つの電池を切り離す。
保護部品20は、第1のシェル21と第2のシェル22とを含み、第1のシェル21と第2のシェル22との間に密閉された保護チャンバ24を画成する。保護チャンバ24の内部にはヒューズ部13が配置される。接続シート10に適合された保護部品20の面は金属化された表面として構成される。つまり、第1のシェル21と第2のシェル22との接合面は、金属化された表面として構成される。第1のシェル21と第2のシェル22の金属化された表面は、ヒューズ部13の2つの端部に隣接する接続シート10の部分にそれぞれ溶接される。そして、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークによる接続シート10の他の部分の破壊が防がれる。保護部品20は、ヒューズ部13の支持筐体として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、接続シート10の信頼性及び安全性を高める。
例えば、第2のシェル22に対向して接続された第1のシェル21の面と、第1のシェル21に対向して接続される第2のシェル22の表面とは接合面である。これらの接合面は、金属化された表面として構成される。接続シート10は、第1の接続部11と第2の接続部12とを含み、第1の接続部11と第2の接続部12との間には、ヒューズ部13が配置される。ヒューズ部13に接続された第1の接続部11の端部は、第1のシェル21と第2のシェル22の金属化された表面それぞれに溶接される。ヒューズ部13に接続された第2の接続部12の端部も、第1のシェル21と第2のシェル22の金属化された表面にそれぞれ溶接される。さらに、第1のシェル21および第2のシェル22は、これらの金属化された表面を介して一緒に溶接される。これにより、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークによる接続シート10の他の部分の破壊が防がれる。その結果、ヒューズ部13の接続信頼性が高められ、接続シート10の信頼性および安全性が高められる。
本開示の実施形態にかかる電池コネクタ1では、接続シート10の残りの部分の断面積よりも狭い断面積を有するヒューズ部13が接続シート10に配置され、ヒューズ部13は保護部品20の中に、具体的には、第1のシェル21および第2のシェル22により画成される保護チャンバ24の中に、収容される。具体的には、これにより、電池の間の接続を実現し、制御回路が故障したときには、電池を保護するように電池の間の接続を適時に遮断する。さらに、溶融により生じた電気アークが速やかに消され、電気アークによる電池の破損が防がれる。従って、燃焼や爆発の危険性が低くなり、乗員の安全上の危険が避けられる。
また、第1のシェル21と第2のシェル22との接合面は金属化される。第1のシェル21と第2のシェル22の金属化された表面は、ヒューズ部13に隣接する接続シート10の部分に溶接により固定される。これにより、保護部品20は、ヒューズ部13の支持筐体として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、接続シート10の信頼性を高める。
本開示の実施形態にかかる電池コネクタ1が、図1〜図4を参照して説明される。なお、以下の説明は、いくつかの説明的な実施形態を示すに過ぎず、本開示を限定するものと解釈できないことに留意すべきである。
図1および図4に示すように、電池コネクタ1は、接続シート10と保護部品20とを含る。接続シート10は、第1の接続部11と、第2の接続部12と、ヒューズ部13とを含み、ヒューズ部13は、第1の接続部11と第2の接続部12との間に配置される。ヒューズ部13は、板状に構成され、前後方向(図1に示す)において、ヒューズ部13の幅は、第1の接続部11および第2の接続部12の幅よりも狭い。従って、ヒューズ部13は、接続シート10の最も弱い部分として構成される。つまり、ヒューズ部13は、接続シート10全体で見ると最も容易に溶ける。制御回路の異常が生じたときには、接続シート10は、(ヒューズ部13を溶かすことにより)ヒューズ部13で切断され、第1の接続部11と第2の接続部12とが切り離される。
図2および図3に示すように、ヒューズ部13の前側壁132と、第1の接続部11の前側壁と、第2の接続部12の前側壁とは、互いに同一平面上にある。そして、ヒューズ部13の後側面壁133と、第1の接続部11の後側面壁と、第2の接続部12の後側面壁とは、これらの間に凹部14を画成する。これにより、溶融の間に生じた電気アークが外力の下で凹部14に導かれる。つまり、電気アークは引き延ばされて、その電力を低める。また、凹部14には接続シート10がなく、電気アークは燃え続けられないので、電気アークは速やかに消されて、車両および乗員の安全上の危険が避けられる。
また、ヒューズ部13には、溶融の間に生じる電気アークがいくつかの小さな電気アークに分けられ、電気アークの電力が低くなるように、スルーホール131が形成される。これにより、電気アークが速やかに消される。ヒューズ部13には、さらに、2つの溝134が形成され、2つの溝134は、スルーホール131の両側に対称に形成される。1つの溝134の開口部は、凹部14から遠ざかる方向に向き、他の溝134の開口部は凹部14の方を向く。これにより、溶融の間に生じる電気アークがいくつかの小さな電気アークに分けられるだけでなく、ヒューズ部13の幅がさらに狭くされ、制御回路に異常が生じたときにヒューズ部13が確実に溶断される。これにより、電池コネクタ1の信頼性および安全性がさらに高まる。
図1および図4に示すように、保護部品20は、第1のシェル21および第2のシェル22を含む。第1のシェル21および第2のシェル22は、これらの間に密閉された保護チャンバ24を画成し、保護チャンバ24の中に、ヒューズ部13が配置される。これにより、ヒューズ部13は保護チャンバ24の中に隔離され、電池コネクタ1の安全性および信頼性が高められる。第1のシェル21の外側表面および第2のシェル22の外側表面には、第1の磁性部材23および第2の磁性部材がそれぞれ配置される。第1のシェル21の下表面には第1の磁性部材23が配置され、第2のシェル22の上表面には第2の磁性部材が配置される。
第1の磁性部材23の上端(図1に示すように接続シート10の方を向く第1の磁性部材23の端面)と、第2の磁性部材の上端(図1に示すように接続シート10から遠ざかる方向に向いている第2の磁性部材の端面)とは両方ともN極である。第1の磁性部材23の下端と第2の磁性部材の下端とは両方ともS極である。凹部14の開口方向は後方(つまり、図1に示す後方)を向いており、電流方向は左向きである。これにより、溶融の間に生じた電気アークが、磁力の下で凹部14に導かれる。つまり、電気アークが引き延ばされて、その電力が低められる。さらに、凹部14には接続シート10がないので、電気アークは燃え続けられないので、電気アークは速やかに消される。これにより、車両および乗員の安全上の危険が避けられる。
また、図1および図2に示すように、第1のシェル21と第2のシェル22とはスナップ嵌合を介して接続される。具体的には、第2のシェル22が嵌合される第1のシェル21の第1の接合面には、第1の突起および第1のスロットが形成される。第1の溝および第1の突起は、第1の接合面の前後方向の両側に配置される。第1のシェル21に嵌合される第2のシェル22の第2の接合面221には、第2の突起223および第2のスロット222が形成される。第2のスロット222および第2の突起223は、第2の接合面221の前後方向における両側に配置される。第2の突起223は、第1のスロットに挿入されて嵌合されるために適しており、第1の突起は、第2のスロット222に挿入され、その中で嵌合されるために適している。これにより、第1のシェル21と第2のシェル22とがより密接に接続されて、溶融の間に生じる電気アークがさらに隔離される。
また、図1に示す左右方向において、第1の接合面の両側(左右両側)には、第1のリリーフ溝214が配置されて、第1の接続部11と第2の接続部12とが当該溝を貫通することを可能とし、第2の接合面221の両側(左右両側)には、第2のリリーフ溝214が配置されて、第1の接続部11と第2の接続部12とが当該溝を貫通することを可能とする。これにより、第1の接続部11と第2の接続部12との干渉なしに、第1の接合面および第2の接合面が第1の接続部11および第2の接続部に密着する。
なお、第2のシェル22と対向して接続された第1のシェル21の面は第1の接合面であり、第1のシェル21に対向して接続された第2のシェル22の面は第2の接合面221であることに留意すべきである。
また、第1のシェル21および第2のシェル22は、絶縁性、耐炎性および耐高温性の非金属材料から作られ、第1の接合面の少なくとも一部および第2の接合面221の少なくとも一部(例えば、第1および第2の接合面の端部)が金属化される。例えば、第1の接合面の少なくとも一部および第2の接合面221の少なくとも一部の少なくとも一方には、ろう付け層が配置される。第1の接続部11、第2の接続部12およびヒューズ部13は、インパクト成形によって一体に成形されてよい。第1の接続部11、第2の接続部12およびヒューズ部13は、銅、スズなどの金属材料から形成される。
ヒューズ部13に接続された第1の接続部11の端部は、第1のシェル21の第1の接合面および第2のシェル22の第2の接合面にそれぞれ嵌合されて溶接される。ヒューズ部13に接続された第2の接続部12の端部は、第1のシェル21の第2の接合面および第2のシェル22の第2の接合面にそれぞれ嵌合されて溶接される。高温の下で、金属化された表面上の金属が溶け始めると、第1の接続部11が第1の接合面および第2の接合面にそれぞれ溶接され、第2の接続部12は、第1の接合面および第2の接合面にそれぞれ溶接される。これにより、第1のシェル21および第2のシェル22により画成された、密閉された保護チャンバ24の中にヒューズ部13が限定される。このように、溶融の間に生じた電気アークは、保護チャンバの中に隔離され、電気アークによる接続シート10の残りの部分の破壊が防がれる。そして、保護部品20は、ヒューズ部13の支持筐体として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、接続シート10の信頼性を高め、電気車両の運転中の頻繁な揺れによるヒューズ部13の破損を防ぐ。
本開示のいくつかの他の実施形態では、第1の接合面の全体および第2の接合面221の全体が金属化され、第1のシェル21の第1の接合面と第2のシェル22の第2の接合面221とが互いに嵌合されて溶接される。つまり、第1のシェル21と第2のシェル22とは、溶接を介して互いに接続される。そのようなとき、高温の下で、金属化された表面の金属が溶け始め、そして、第1の接続部11は、第1の接合面および第2の接合面にそれぞれ溶接される。第2の接続部12は、第1の接合面および第2の接合面にそれぞれ溶接され、同時に、第1の接合面が第2の接合面に溶接される。従って、第1のシェル21および第2のシェル22により画成された、密閉された保護チャンバ24の中にヒューズ部13が限定される。
保護チャンバ24は、水素で充填される。水素は、多くの熱を奪い、アークゾーンの中の温度を下げ、イオン化ガスを吹き飛ばして保護チャンバ24を新鮮な高圧ガスで満たし、電気アークの消弧速度を速め、その消弧効果を改善する。ガス注入口25が第1のシェル21に形成され、ダクト26がガス注入口25に挿入されて水素を保護チャンバ24に充填する。保護チャンバ24が水素で満たされたとき、ダクト26は切り離され、圧縮され、密閉される。
本開示の実施形態にかかる電池モジュール(不図示)が、図1〜図4を参照して説明される。本開示の実施形態にかかる電池モジュールは、上述した電池コネクタ1を含む。このように、制御回路の異常が生じたときには、その回路が適時に遮断され、ヒューズ部13の溶融の間に生じる電気アークが隔離され、電池の破損が防がれ、燃焼および爆発の危険性が低くなる。
本開示の電池モジュールによれば、接続シート10の残りの部分の断面積より狭い断面積を有するヒューズ部13が接続シート10に配置される。ヒューズ部13は保護部品20に収容される。これにより、電池間の接続を実現し、制御回路に故障が生じたときは、電池間の接続が適時に切り離されて電池が保護される。また、溶融により生じる電気アークが速やかに消されて、電池の破損が防がれて、燃焼や爆発の危険性が低くなり、乗員の安全上の危険が避けられる。また、保護部品20は、ヒューズ部13の支持筐体として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、接続シート10の信頼性を高める。
本開示の実施形態にかかる電気車両(不図示)が、図1〜図4を参照して説明されるであろう。本開示の実施形態にかかる電気車両は、上述した電池コネクタ1を含む。このように、電気車両の制御回路の異常が生じたときに、回路を適時に切り離して、電気車両および乗員を保護する。
本開示の実施形態にかかる電気車両によれば、接続シート10の残りの部分の断面積よりも狭い断面積を有するヒューズ部13が接続シート10に配置される。ヒューズ部13は保護部品20に収容され、電池間の接続を実現でき、制御回路が故障した場合には、電池間の接続を適時に切り離して電池を保護する。また、溶融により生じた電気アークが速やかに消され、電気アークによる電池の破損が防がれ、燃焼や爆発の危険性が減らされ、乗員の安全上の危険が避けられる。また、保護部品20は、ヒューズ部13の支持筐体として機能し、ヒューズ部13の接続信頼性を高め、接続シート10の信頼性を高める。
本開示において、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内側」および「外側」は、次に記載され、または、検討中の図面に示す方向を示すと解釈されるべきである。これらの相対的な用語は、記載の便宜のためであり、本開示が特定の方向で構築または操作されることを要しない。
さらに、「第1」および「第2」などの用語は、説明のために本開示において使用され、相対的な重要性または意義を示唆または示唆したり、示された技術的特徴の数を暗示したりすることを意図しない。従って、「第1」および「第2」で定義された特徴は、この特徴の1つまたは複数を含む。
本開示では、特に明記しない限り、「取り付けられた」、「接続された」、「固定された」などの用語は広く用いられ、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、または一体的な接続であり、また、機械的または電気的接続であり、また、介在する構造を介する直接的な接続または間接的な接続であってもよく、また、特定の状況に応じて当業者が理解できる2つの要素の内部連通である。
本開示を通して、「ある実施形態」、「ある実施形態」、「別の実施形態」、「例」、「特定の例」または「いくつかの例」という表現は、少なくとも1つの実施形態または実施例に関連して含まれる特定の特徴、材料、または特性を意味する。従って、「いくつかの実施形態において」、「1つの実施形態において」、「ある実施形態において」、「別の実施形態において」、「ある実施形態において」、「特定の実施形態において」または「一部では」といった表現は、本明細書全体を通じて様々な箇所で「例」と記載されているが、必ずしも本開示の同じ実施形態または例を示さない。さらに、特定の特徴、構造、材料または特性は、1つまたは複数の実施形態または例において任意の適切な方法で組み合わされる。
前述の記載は、説明のためであって、具体的な実施形態を参照して説明された。しかしながら、上記例示的検討は網羅的であることを意図したり、開示を開示された正確な形態に限定したりすることを意図しない。上記の教示を考慮して多くの変化および変形が可能である。実施形態は、本開示の原理およびその実用的な適用を最もよく説明するために選択され、記載され、これにより、当業者は、本開示および意図される具体的な用途に適した様々な変化を有する様々な実施形態を最も良く利用できる。
(付記)
(付記1)
電気車両用の電池コネクタであって、
ヒューズ部を有する接続シートと、
前記ヒューズ部を収容する保護部品と、
を備え、
前記ヒューズ部の断面積は、前記接続シートの残りの部分の断面積よりも狭い、
電池コネクタ。
(付記2)
前記接続シートは、
第1の接続部と、
第2の接続部と、
を備え、
前記ヒューズ部は、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に配置される、
付記1に記載の電池コネクタ。
(付記3)
前記ヒューズ部の幅は、前記第1の接続部の幅および前記第2の接続部の幅よりも狭い、
付記2に記載の電池コネクタ。
(付記4)
前記ヒューズ部の幅方向において、前記ヒューズ部の第1の側面と、前記第1の接続部の第1の側面と、前記第2の接続部の第1の側面とは同じ水平面に位置し、
前記ヒューズ部の第2の側面と、前記第1の接続部の第2の側面と、前記第2の接続部の第2の側面とは凹部を画成する、
付記3に記載の電池コネクタ。
(付記5)
前記ヒューズ部に、少なくとも1つのスルーホールが形成される、
付記3に記載の電池コネクタ。
(付記6)
前記ヒューズ部の厚さ方向において対向する、前記保護部品の2つの外面にそれぞれ配置された第1の磁性部材および第2の磁性部材、
をさらに備え、
前記ヒューズ部は、前記第1の磁性部材と第2の磁性部材との間に配置され、前記第1の磁性部材の前記ヒューズ部に対向する面の極性と、前記第2の磁性部材の前記ヒューズ部に対向する面の極性とは、互いに反対である、
付記4に記載の電池コネクタ。
(付記7)
前記保護部品は、
第1のシェルと、
第2のシェルと、
を含み、
前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、それらの間に密閉された保護チャンバを画成し、
前記ヒューズ部は、前記保護チャンバの中に配置される、
付記2〜6のいずれか1つに記載の電池コネクタ。
(付記8)
前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、スナップ嵌合を介して互いに接続される、
付記7に記載の電池コネクタ。
(付記9)
前記第1のシェルは、
第1の突起と、
前記第2のシェルに嵌合する、前記第1のシェルの第1の接合面に形成された第1のスロットと、
を含み、
前記第2のシェルは、
第2のスロットと、
前記第1のシェルに嵌合する、前記第2のシェルの第2の接合面に形成された第2の突起と、
を含み、
前記第1のスロットは前記第2の突起に嵌合され、前記第1の突起は前記第2のスロットに嵌合される、
付記8に記載の電池コネクタ。
(付記10)
前記第1のスロットおよび前記第1の突起は、前記第1の接合面の幅方向における前記第1の接合面の両面にそれぞれ配置され、
前記第2の突起および前記第2のスロットは、前記第2の接合面の幅方向における前記第2の接合面の両面にそれぞれ配置され、
前記第1の接合面の長手方向における前記第1の接合面の各面には第1のリリーフ溝が配置され、
前記第2の接合面の長手方向における前記第2の接合面の各面には第2のリリーフ溝が配置され、
前記第1のリリーフ溝と前記第2のリリーフ溝とは互いに嵌合され、これらを介して前記第1の接続部と前記第2の接続部とを貫通させる、
付記9に記載の電池コネクタ。
(付記11)
前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、前記保護チャンバを画成するように、前記第1のシェルおよび前記第2のシェルの少なくとも一方に配置されたろう付け層を介して一緒に溶接される、
付記7に記載の電池コネクタ。
(付記12)
前記保護チャンバは水素で満たされる、
付記7〜11のいずれか1つに記載の電池コネクタ。
(付記13)
前記第1のシェルまたは前記第2のシェルに、前記保護チャンバと連通するガス注入口が形成される、
付記12に記載の電池コネクタ。
(付記14)
ダクトが前記ガス注入口に挿入される、
付記13に記載の電池コネクタ。
(付記15)
前記第1のシェルおよび前記第2のシェルは、絶縁性、耐炎性および耐高温性の非金属材料から作られる、
付記7〜14のいずれか1つに記載の電池コネクタ。
(付記16)
前記第1のシェルおよび前記第2のシェルは、セラミックから作られる、
付記15に記載の電池コネクタ。
(付記17)
前記第1の接続部、前記第2の接続部および前記ヒューズ部は一体に成形される、
付記2〜16のいずれか1つに記載の電池コネクタ。
(付記18)
前記第1の接続部、前記第2の接続部および前記ヒューズ部は、金属材料から作られる、
付記2〜17のいずれか1つに記載の電池コネクタ。
(付記19)
前記保護部品は、前記ヒューズ部の2つの端部に隣接する前記接続シートの部分にそれぞれ接続される、
付記1〜18のいずれか1つに記載の電池コネクタ。
(付記20)
前記接続シートに嵌合された前記保護部品の表面が金属化された表面として構成され、前記金属化された表面は溶接によって前記接続シートに固定される、
付記19に記載の電池コネクタ。
(付記21)
付記1〜20のいずれか1つに記載の電池コネクタを備える、
電池モジュール。
(付記22)
付記1〜20のいずれか1つに記載の電池コネクタを備える、
電気車両。
本開示は、概して車両技術分野に関し、より具体的には、電池コネクタ、電池モジュールおよび電気車両に関する。

Claims (22)

  1. 電気車両用の電池コネクタであって、
    ヒューズ部を有する接続シートと、
    前記ヒューズ部を収容する保護部品と、
    を備え、
    前記ヒューズ部の断面積は、前記接続シートの残りの部分の断面積よりも狭い、
    電池コネクタ。
  2. 前記接続シートは、
    第1の接続部と、
    第2の接続部と、
    を備え、
    前記ヒューズ部は、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に配置される、
    請求項1に記載の電池コネクタ。
  3. 前記ヒューズ部の幅は、前記第1の接続部の幅および前記第2の接続部の幅よりも狭い、
    請求項2に記載の電池コネクタ。
  4. 前記ヒューズ部の幅方向において、前記ヒューズ部の第1の側面と、前記第1の接続部の第1の側面と、前記第2の接続部の第1の側面とは同じ水平面に位置し、
    前記ヒューズ部の第2の側面と、前記第1の接続部の第2の側面と、前記第2の接続部の第2の側面とは凹部を画成する、
    請求項3に記載の電池コネクタ。
  5. 前記ヒューズ部に、少なくとも1つのスルーホールが形成される、
    請求項3に記載の電池コネクタ。
  6. 前記ヒューズ部の厚さ方向において対向する、前記保護部品の2つの外面にそれぞれ配置された第1の磁性部材および第2の磁性部材、
    をさらに備え、
    前記ヒューズ部は、前記第1の磁性部材と第2の磁性部材との間に配置され、前記第1の磁性部材の前記ヒューズ部に対向する面の極性と、前記第2の磁性部材の前記ヒューズ部に対向する面の極性とは、互いに反対である、
    請求項4に記載の電池コネクタ。
  7. 前記保護部品は、
    第1のシェルと、
    第2のシェルと、
    を含み、
    前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、それらの間に密閉された保護チャンバを画成し、
    前記ヒューズ部は、前記保護チャンバの中に配置される、
    請求項2〜6のいずれか1項に記載の電池コネクタ。
  8. 前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、スナップ嵌合を介して互いに接続される、
    請求項7に記載の電池コネクタ。
  9. 前記第1のシェルは、
    第1の突起と、
    前記第2のシェルに嵌合する、前記第1のシェルの第1の接合面に形成された第1のスロットと、
    を含み、
    前記第2のシェルは、
    第2のスロットと、
    前記第1のシェルに嵌合する、前記第2のシェルの第2の接合面に形成された第2の突起と、
    を含み、
    前記第1のスロットは前記第2の突起に嵌合され、前記第1の突起は前記第2のスロットに嵌合される、
    請求項8に記載の電池コネクタ。
  10. 前記第1のスロットおよび前記第1の突起は、前記第1の接合面の幅方向における前記第1の接合面の両面にそれぞれ配置され、
    前記第2の突起および前記第2のスロットは、前記第2の接合面の幅方向における前記第2の接合面の両面にそれぞれ配置され、
    前記第1の接合面の長手方向における前記第1の接合面の各面には第1のリリーフ溝が配置され、
    前記第2の接合面の長手方向における前記第2の接合面の各面には第2のリリーフ溝が配置され、
    前記第1のリリーフ溝と前記第2のリリーフ溝とは互いに嵌合され、これらを介して前記第1の接続部と前記第2の接続部とを貫通させる、
    請求項9に記載の電池コネクタ。
  11. 前記第1のシェルと前記第2のシェルとは、前記保護チャンバを画成するように、前記第1のシェルおよび前記第2のシェルの少なくとも一方に配置されたろう付け層を介して一緒に溶接される、
    請求項7に記載の電池コネクタ。
  12. 前記保護チャンバは水素で満たされる、
    請求項7〜11のいずれか1項に記載の電池コネクタ。
  13. 前記第1のシェルまたは前記第2のシェルに、前記保護チャンバと連通するガス注入口が形成される、
    請求項12に記載の電池コネクタ。
  14. ダクトが前記ガス注入口に挿入される、
    請求項13に記載の電池コネクタ。
  15. 前記第1のシェルおよび前記第2のシェルは、絶縁性、耐炎性および耐高温性の非金属材料から作られる、
    請求項7〜14のいずれか1項に記載の電池コネクタ。
  16. 前記第1のシェルおよび前記第2のシェルは、セラミックから作られる、
    請求項15に記載の電池コネクタ。
  17. 前記第1の接続部、前記第2の接続部および前記ヒューズ部は一体に成形される、
    請求項2〜16のいずれか1項に記載の電池コネクタ。
  18. 前記第1の接続部、前記第2の接続部および前記ヒューズ部は、金属材料から作られる、
    請求項2〜17のいずれか1項に記載の電池コネクタ。
  19. 前記保護部品は、前記ヒューズ部の2つの端部に隣接する前記接続シートの部分にそれぞれ接続される、
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の電池コネクタ。
  20. 前記接続シートに嵌合された前記保護部品の表面が金属化された表面として構成され、前記金属化された表面は溶接によって前記接続シートに固定される、
    請求項19に記載の電池コネクタ。
  21. 請求項1〜20のいずれか1項に記載の電池コネクタを備える、
    電池モジュール。
  22. 請求項1〜20のいずれか1項に記載の電池コネクタを備える、
    電気車両。
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