JP2018530192A5 - - Google Patents

Description

有利な配置では、アンテナ８５は、アンテナ６５およびアンテナ８５が好ましくは９０度または互いに直交する角度１０１で方向付けられることを示すために、「Ｘ」または「Ｙ」方向に方向付けられる。受信アンテナ８５の「Ｘ」または「Ｙ」軸に対して９０度などの角度方向に送信アンテナ６５の「Ｚ」軸を配置することにより、有利には、散乱電磁場によって生成されるアンテナ８５におけるＲＦ信号の第２の成分の大きさと非散乱電磁場によって生成されるアンテナ８５におけるＲＦ信号の第１の成分の大きさとの比率が増加する。この特徴は、アンテナ８５で発生する受信散乱信号と受信直接信号との比率を少なくとも１０ｄＢ増加することが分かった。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限定されない。
（付記１）
第１の無線周波数（ＲＦ）信号源と、
送信アンテナと、
第１のＲＦ信号に応答し、第１のＲＦ信号に従って電磁場を生成するために送信アンテナに結合された送信機出力段と、
電磁場を散乱する身体の位置の変化が受信ＲＦ信号の変化を生み出すように、送信アンテナによって生成された電磁場の乱反射から生成された受信ＲＦ信号を捕捉するために、送信アンテナに対して実質的に直交するように方向付けられた受信アンテナと、
受信ＲＦ信号の変化が検出された際に近接検出指示信号を生成するために受信ＲＦ信号に応答する信号プロセッサと、
を含む、近接検出器。
（付記２）
スタンバイモードから起動モード動作に電子デバイスの電源の動作モードを変更するために、近接検出指示信号が、電源に印加される、付記１に記載の近接検出器。
（付記３）
ＷｉＦｉ通信能力を有するモバイルデバイスに含まれる近接検出器であって、それに加えて、第１のＲＦ信号がＷｉＦｉ通信能力を提供する、付記１または２に記載の近接検出器。
（付記４）
信号プロセッサが、受信ＲＦ信号および第１のＲＦ信号に応答して復調信号を生成する復調器を含む、付記１〜３のいずれか一項に記載の近接検出器。
（付記５）
復調信号が、復調信号の大きさを示す出力信号を生成する段に結合され、段の出力信号が、段の出力信号の変化の割合が閾値を超えた際に近接検出指示信号を生成する比較器に結合される、付記４に記載の近接検出器。
（付記６）
電磁場を散乱する身体の位置の変化を検出する方法であって、
第１の無線周波数（ＲＦ）信号を生成することと、
電磁場を生成するために第１のＲＦ信号を送信アンテナに印加することと、
電磁場を散乱する身体の位置の変化が受信ＲＦ信号の対応する変化を生み出すように、送信アンテナによって生成された電磁場の乱反射から生成された受信ＲＦ信号を受信アンテナで受信することであって、受信アンテナは、送信アンテナに対して実質的に直交するように方向付けられている、ことと、
電磁場を散乱する身体の位置の前記変化によって生み出された受信ＲＦ信号の変化を検出することと、
変化の検出に応答して近接検出指示信号を生成することと
を含む、方法。
（付記７）
電子デバイスの電源に近接検出指示信号を印加することと、
近接検出指示信号に応答してスタンバイモードから起動モード動作に電源の動作モードを変更することと、
をさらに含む、付記６に記載の方法。
（付記８）
検出するステップが、
受信ＲＦ信号および第１のＲＦ信号に応答して復調信号を生成することを含む、付記６または７に記載の方法。
（付記９）
復調信号の大きさを示す出力信号を生成することをさらに含み、
近接検出指示信号を生成するステップが、出力信号を出力信号の変化の割合を表す値と比較することを含む、付記８に記載の方法。
（付記１０）
第１のＲＦ信号を使用してモバイルデバイスのＷｉＦｉ通信能力を提供することをさらに含む、付記６〜９のいずれか一項に記載の方法。

Claims (10)

1. 第１の無線周波数信号源と、
   送信アンテナと、
   前記第１の無線周波数信号に応答し、前記第１の無線周波数信号に従って電磁場を生成するために前記送信アンテナに結合された送信機出力段と、
   電磁場を散乱する身体の位置の変化が受信無線周波数信号の変化を生み出すように、前記送信アンテナによって生成された前記電磁場の乱反射から生成された前記受信無線周波数信号を捕捉するために、前記送信アンテナに対して実質的に直交するように方向付けられた受信アンテナと、
   前記受信無線周波数信号の前記変化が検出された際に近接検出指示信号を生成するために前記受信無線周波数信号に応答する信号プロセッサと、
   を含む、近接検出器。
2. スタンバイモードから起動モード動作に電子デバイスの電源の動作モードを変更するために、前記近接検出指示信号が、前記電源に印加される、請求項１に記載の近接検出器。
3. ＷｉＦｉ通信能力を有するモバイルデバイスに含まれる近接検出器であって、それに加えて、前記第１の無線周波数信号が前記ＷｉＦｉ通信能力を提供する、請求項１または２に記載の近接検出器。
4. 前記信号プロセッサが、前記受信無線周波数信号および前記第１の無線周波数信号に応答して復調信号を生成する復調器を含む、請求項１〜３のいずれか一項に記載の近接検出器。
5. 前記復調信号が、前記復調信号の大きさを示す出力信号を生成する段に結合され、前記段の前記出力信号が、前記段の前記出力信号の変化の割合が閾値を超えた際に前記近接検出指示信号を生成する比較器に結合される、請求項４に記載の近接検出器。
6. 電磁場を散乱する身体の位置の変化を検出する方法であって、
   第１の無線周波数信号を生成することと、
   電磁場を生成するために前記第１の無線周波数信号を送信アンテナに印加することと、
   電磁場を散乱する身体の位置の変化が受信無線周波数信号の対応する変化を生み出すように、前記送信アンテナによって生成された前記電磁場の乱反射から生成された前記受信無線周波数信号を受信アンテナで受信することであって、前記受信アンテナは、前記送信アンテナに対して実質的に直交するように方向付けられている、ことと、
   前記電磁場を散乱する身体の位置の前記変化によって生み出された前記受信無線周波数信号の前記変化を検出することと、
   前記変化の検出に応答して近接検出指示信号を生成することと、
   を含む、方法。
7. 電子デバイスの電源に前記近接検出指示信号を印加することと、
   前記近接検出指示信号に応答してスタンバイモードから起動モード動作に前記電源の動作モードを変更することと、
   をさらに含む、請求項６に記載の方法。
8. 前記検出するステップが、
   前記受信無線周波数信号および前記第１の無線周波数信号に応答して復調信号を生成することを含む、請求項６または７に記載の方法。
9. 前記復調信号の大きさを示す出力信号を生成することをさらに含み、
   前記近接検出指示信号を生成する前記ステップが、前記出力信号を前記出力信号の変化の割合を表す値と比較することを含む、請求項８に記載の方法。
10. 前記第１の無線周波数信号を使用してモバイルデバイスのＷｉＦｉ通信能力を提供することをさらに含む、請求項６〜９のいずれか一項に記載の方法。