JP2018529118A - セキュリティ要素 - Google Patents

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Abstract

本発明は、−少なくとも第1のサブ波長配置(110)が表示内に着色領域を提供する、第1の表示を含む第1の情報領域(102)と、−少なくとも第2のサブ波長配置(112)が表示内に着色領域を提供する、第2の表示を含む第2の情報領域(104)とを有するセキュリティ要素(100)に関する。情報領域を入射光で見たときに、第1のサブ波長配置と第2のサブ波長配置は実質的に互いに異なる色を有しており、情報領域を透過光で見たときに、第1のサブ波長配置と第2のサブ波長配置は、実質的に同じ色を有している。本発明はさらに、このタイプのセキュリティ要素を含むバリュードキュメント、並びに、このタイプのセキュリティ要素を製造する方法にも関する。

Description

本発明は、セキュリティ要素、及びこのようなセキュリティ要素を有するバリュードキュメント、並びにその製造方法に関する。
本発明の意味内におけるバリュードキュメントとは、数ある中でもとりわけ、紙幣、証券、債券、証書、バウチャー、小切手、航空券、高品質の入場券、製品セキュリティ用のラベル、クレジットカード又はキャッシュカードであるが、パスポート、IDカード又は他の身分証明書類などの偽造の危険性のある他の書類も含まれる。
バリュードキュメント、特に紙幣は、通常、例えばセキュリティースレッドなどの特定のセキュリティ要素が紙又は透かしに少なくとも部分的に組み込まれた、紙基材、ポリマー基材、又は紙とポリマーの組合せでできている。さらなるセキュリティ要素として、所謂窓用フイルム(Fensterfolien)、セキュリティースレッド、セキュリティバンドを、バリュードキュメントに接着/積層又は導入することもできる。セキュリティ要素は、担体又はベース材料として、通常、ポリマー又はポリマー組成物を含む。典型的には、セキュリティ要素は、偽造に対するより優れた保護を確実にするために、ホログラム又はある特定の色ずれ効果などの光学的に可変なセキュリティ特徴を有する。光学的に可変なセキュリティ特徴の効果は、複写によって失われるか、又はただ単に黒く見えるだけであることから、光学的に可変なセキュリティ要素の特定の利点は、これらのセキュリティ要素におけるセキュリティ特徴が、複写機で単に複写することによっては模倣することができないことである。
本発明の目的は、高度の偽造防止効果を有すると同時に、使用者が単純かつ直感的な方法で検証可能なセキュリティ要素を供給することである。
この目的は、独立請求項の主題によって達成される。好ましい実施形態は、独立請求項に定められている。
本発明の第1の態様は、
− 第1の表示を含む第1の情報領域であって、少なくとも第1のサブ波長配置が表示内に着色領域を供給する、第1の情報領域、及び
− 第2の表示を含む第2の情報領域であって、少なくとも第2のサブ波長配置が表示内に着色領域を供給する、第2の情報領域
を有し、上記情報領域が並べて配置されている、セキュリティ要素に関し、
− 情報領域を入射光で見たときに、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、実質的に互いに異なる色又は互いに異なる色印象を有するか若しくは生成し、かつ
− 情報領域を透過光で見たときに、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、実質的に同じ色又は同じ色印象を有するか若しくは生成し、
第1の表示及び第2の表示は、入射光及び透過光で認識可能である。
セキュリティ要素は、特に、セキュリティースレッド、引き裂きスレッド(Aufreissfaden)、セキュリティバンド、セキュリティストリップ、パッチ又はラベルでありうる。セキュリティ要素はまた、特に、2つのパーツ又は複数のパーツで形成されていてもよい。2部式のセキュリティ要素の場合、セキュリティ要素は、例えば、2つのセキュリティースレッド、又は2つのパッチ、若しくはセキュリティースレッドとパッチなど、一方のパーツは第1の情報領域を含み、他方のパーツは第2の情報領域を含む、2つのパーツを含む。
情報領域を入射光で見たときに、好ましくは、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、実質的に相補的な色又は色印象を有する。
好ましくは、セキュリティ要素は、互いに反対側に配置された第1の主領域と第2の主領域とを画成する。見る者がセキュリティ要素を入射光で第1の主領域の方向から見たときに、その者は、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置の互いに異なる色印象を知覚する。これは、見る者がセキュリティ要素を入射光で第2の主領域の方向から見たときにも同様に適用可能である。言い換えれば、互いに異なる色印象の効果は、見る方向/見る側とは無関係に知覚することができる。有利には、真偽を検証可能にするために、セキュリティ要素の特定の配向/アラインメントをもたらすことは、結果として必要ではない。
好ましくは、サブ波長配置は、2次元周期的なカラーフィルタ格子である。
特に、格子が設けられたセキュリティ要素は、透明な領域又は凹部にまで及んでいてもよい。特に、このような領域又は凹部は、以後、ウィンドウとも称される。
特に、2次元周期的なカラーフィルタ格子は、以下のように構成されうる:
格子面を画成する連続的な高屈折率の特に金属性のベース層を有し、かつ、該ベース層の上に、個別の高屈折率の特に金属性の領域要素の2次元規則的パターンを有する、2次元周期的なカラーフィルタ格子であって、その各々が、格子面に対して平行に延び、かつ、その各々が、中間誘電体によってベース層から、ベース層の厚さ及び領域要素の厚さを超える距離で離間されており、規則的なパターンは、格子面に対して平行に延びる少なくとも2つの方向に、100nm〜800nm、好ましくは200nm〜500nmの周期性を有する。
格子には、高屈折率のベース層と、該ベース層の上に配置された高屈折率の領域要素とが設けられている。ベース層及び/又は領域要素の高屈折率特性は、材料の適切な選択によって達成される。材料としての金属に加えて、ケイ素、硫化亜鉛、又は二酸化チタンが、特に問題になる。本明細書において、用語「金属性」は、特に異なる説明がない限り、「高屈折率」と同義であると理解される。
パターンで配置された不連続な領域要素が、連続した金属層の上に配置されていることは、格子の効果にとって不可欠である。垂直な側面を有する外形を有する2次元周期格子が、金属的に垂直に気化すると、不連続な金属膜が格子の上側のプラトー上に生成される。連続した金属膜は、下部格子領域(ベース層)上に形成される。外形の高さは、プラトー上のみ、金属被覆される。
非蒸発性の格子構造は、本明細書では、例えば約1.5の屈折率を有する、誘電材料からなる。この場合、特に、例えばPET箔などのプラスチック箔が基材として適している。実際のベース構造は、例えば、好ましくはUVラッカーなどのプラスチックからも形成される。蒸着後、構造は、最終的に、UVラッカー又は溶剤系ラッカーで満たされ、任意選択的に、被覆箔で覆われる。したがって、上側と下側とが実質的に同じ屈折率を有する層構造が存在する。
さらには、コーティングは、単一の金属層のみに限られない。また、複数の層も想定され、特に3層が想定されている。多層コーティングされた1次元周期格子は、反射及び透過の両方において、ファブリ・ペロー共振器の形成を通じてフィルタリングする、強力なカラーフィルタを可能にすることが知られている。3層では、次の層が特に好ましい:誘電体スペーサ層が介在する2つの半透明な金属層、及び/又は、誘電体スペーサ層が介在する2つの高屈折率層。金属層については、次の材料が適している:Al、Ag、Pt、Pd、Au、Cu、Cr及びそれらの合金。高屈折率層としては、例えば、ZnS、ZnO、TiO、ZnSe、SiO、Ta又はケイ素が適している。低屈折率層としては、SiO、Al及び/又はMgFが適している。
特に適切な製造方法では、誘電体は、最初にベース構造として適切に構造化され、その後、コーティングされる。次に、ベース層は、各領域要素の下の領域に開口部を有する。これは、光学的効果が生じ、次に伝送も生じることから、同時に有利である。
格子は、好ましくは、ベース構造を形成し、かつ、ベース層を領域要素から離間する誘電体と同じ屈折率を有する埋め込み型誘電体に埋め込まれることが好ましい。屈折率は、例えば1.4〜1.6の間でありうる。
2次元カラーフィルタ格子の色彩効果は、パターンの周期性に応じて決まることが見出された。これは、着色された記号又は画像の生成に用いることができる。この目的のため、領域要素とベース層との間の領域フィルファクタ(Flachenfullfaktor)及び/又は距離を局所的に変化させることができる。特に、同一の寸法を有する幾つかの領域要素の群を、所望の色効果が生じるように構成することが可能である。その結果、この群はサブピクセルを形成する。幾つかのサブピクセルは、対応する幾何学的構成を通して異なる色特性を有するように構成され、次いで、結合されて1つのピクセルを形成する。これにより、着色画像の表示が可能になる。異なる色を、格子の1つ又は幾つかのパラメータの対応する局所的変動(2つの空間方向における領域要素間の距離、及びベース層からの領域要素の距離)を通して、そこで変化させることができる。
RGB色などの基本色のピクセルごとの色混合を通じて、サブピクセル領域において、忠実なカラー画像を作り出すことができる。従来の印刷技術に対するこのような構造の利点は、本発明では、マイクロメートル範囲に至る非常に微細な構造化が実現できることである。例えば、格子を、モアレ拡大配置用にミクロ画像を供給するように形成することによるなど、この微細構造化は、モアレ拡大配置の用途に特に適している。モアレ拡大配置のマイクロレンズは小さい焦点距離及び比較的大きい開口率を有することから、マイクロレンズアレイでは、上述した2次元周期格子の大きな角度公差は、非常に有利な効果を有する。したがって、本明細書に記載される構造は、以前から知られている1次元の周期的サブ波長構造よりも、マイクロレンズとの組合せにおいて、より大きな彩度を示す。
上記説明を考慮して、国際公開第2012/156049号を参照されたい。2次元周期的カラーフィルタ格子のさらなる実施形態に関しては、さらに国際公開第2014/023415号も参照されたい。これらの参考文献の内容は、2次元周期的カラーフィルタ格子の構成及び製造に関して明確に取り込まれる。
好ましくは、少なくとも第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、互いに反対方向に位置合わせされる。
特に好ましくは、少なくとも第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、基準面に関して互いに反対方向に位置合わせされる。これは、具体的には、第1のサブ波長配置の外形の高さ又はプラトーが第2のサブ波長配置の外形の高さ又はプラトーとは逆の方向に位置合わせされるように理解されるべきである。具体的には、基準面は、セキュリティ要素の第1の主領域と第2の主領域との間の(仮想的な)中心面である。
特に、好ましくは第1のサブ波長配置は、セキュリティ要素の第1の主領域の方向に位置合わせされるとともに、第2のサブ波長配置は、セキュリティ要素の第2の主領域の方向に位置合わせされる。
好ましくは、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、同じ構造、すなわち実質的に同一の2次元周期的カラーフィルタ格子を有する。入射光で見たときに第2のサブ波長配置と比較して第1のサブ波長配置の異なる色は、2つのサブ波長配置が基準面に関して互いに反対方向に位置合わせされることで、得られる。
入射光で見たときにサブ波長配置によって生成される色又は色印象は、サブ波長配置を見る側に応じて決まることから、サブ波長配置、特に2次元周期的なカラーフィルタ格子は、セキュリティ特徴としての用途にとって有利である。サブ波長配置は、前面(格子の上側)及び後面(下方の格子領域、ベース層)から、又は2つの側から見ることができるレベルに及んでいる。入射光では、サブ波長配置は、前面又は一方の側から見たときに、後面又は他方の側から見たときとは異なる色で現れる。対照的に、透過光で見たときに、色又は色印象は、サブ波長配置を前面から見るか、後面から見るかとは無関係に、知覚することができる。
有利には、サブ波長配置が、入射光では、それらを前面から見るか、後面から見るかに応じて、互いに異なる色/色印象を有し、さらには、透過光で見たときには、見る側(前面、後面)とは無関係なある特定の色をも有するという光学的効果は、印刷用インクなどによっては模倣することができない。したがって、見る状況が異なることによる上述の色彩効果はサブ波長配置によってのみ生成することができることから、サブ波長配置を有するセキュリティ要素は、偽造対策に特によく適している。
セキュリティ要素の真偽の検証のためには、各々サブ波長配置を含む第1の情報領域及び第2の情報領域を供給することが特に有利であり、ここで、上記情報領域は、並べて配置されており、かつ
− 情報領域を入射光で見ると、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、実質的に相補的な色又は相補的な色印象を有している。これは、見る者がすでにセキュリティ要素の主領域の一方を見ているときに、2つの情報領域のサブ波長配置の異なる色をすぐに知覚し、したがってセキュリティ要素の機能がより容易に理解されるという理由から、特に有利である。加えて、この配置は、見る者/使用者が、セキュリティ要素を、他方の主領域からも見るように促す。そうすることによって、使用者は、同様にこのサブ波長配置を他方の主領域から見たときに、サブ波長配置によって生成される色が変化することに気づくであろう。
さらに好ましくは、第1の情報領域は、第1のサブ波長配置に加えて、さらに互いに異なるサブ波長配置を有する。
さらに好ましくは、第2の情報領域は、第2のサブ波長配置に加えて、さらに互いに異なるサブ波長配置を有する。
さらに好ましくは、第1の情報領域及び第2の情報領域のさらに互いに異なるサブ波長配置は、入射光で見たときに、実質的に互いに異なる色/異なる色印象を有する。特に、第1の情報領域及び第2の情報領域のさらに互いに異なるサブ波長配置は、入射光で見たときに、実質的に相補的な色/色印象を有しうる。
さらに好ましくは、第1の情報領域及び第2の情報領域のさらに互いに異なるサブ波長配置は、透過光で見たときに、実質的に同じ色/色印象を有する。
好ましくは、第1の表示及び第2の表示は、同じ輪郭形状を有する。好ましくは、第1の表示及び第2の表示は、透過光で見たときに、同じ色/色印象を有するとともに、第1の表示及び第2の表示は、入射光で見たときに、互いに異なる色/色印象を有する。
特に、等しい輪郭形状の場合には、同じ表示領域は、透過光において同じ色/色印象を有するとともに、同じ表示領域は、入射光において、異なる又は互いに異なる色/色印象を有する。
好ましくは、第1の表示及び第2の表示は、互いに異なる輪郭形状を有する。好ましくは、透過光で見たときに、第1の表示及び第2の表示は、同じ色/色印象を有し、入射光で見たときに、第1の表示及び第2の表示は、互いに異なる色/色印象を有する。
特に、異なる輪郭形状の事例では、異なる表示領域は、透過光では同じ色/色印象を有するのに対し、これらの表示領域は、入射光では、異なる又は互いに異なる色/色印象を有する。
好ましくは、セキュリティ要素は、キャリア基材を含む。キャリア基材は、好ましくは、少なくとも情報領域のエリアにおいて、透明又は半透明である。キャリア基材は、互いに反対側に配置された、第1の主領域及び第2の主領域を有する。好ましくは、第1のサブ波長配置は、第1の主領域上に配置され、第2のサブ波長配置は、第2の主領域上に配置される。あるいは、第1及び第2のサブ波長配置は、同じ主領域上に配置される。
好ましくは、キャリア基材はキャリア箔である。特に好ましくは、キャリア基材は、ポリエチレンテレフタラート(PET)及び/又はポリプロピレン(PP)を含み、特に好ましくは、キャリア基材はPET又はPPからなる。
好ましくは、セキュリティ要素は、第1のサブ波長配置のためのエンボス層及びメタライゼーションを有する。好ましくは、セキュリティ要素は、第2のサブ波長配置のためのエンボス層及びメタライゼーションを有する。
好ましくは、セキュリティ要素は、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置のための(共通の)エンボス層及び(共通の)メタライゼーションを有する。これは、例えば、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置が同じ主領域上に配置されている事例である。
好ましくは、第1の表示及び/又は第2の表示は、モスアイ構造など、カラーフィルタ特性を有しないさらなるサブ波長配置を含む。
さらなる態様は、互いに反対側に配置された第1の主領域及び第2の主領域を有するバリュードキュメント基材と、上述の態様のうちの1つ以上を有している少なくとも1つのセキュリティ要素とを有するバリュードキュメント、特に紙幣に関する。
セキュリティ要素は、好ましくは、バリュードキュメント基材に適用/導入される。バリュードキュメント基材は、紙、ポリマー、又は紙とポリマーとの組合せを含みうる。バリュードキュメント基材としてのポリマー又は紙とポリマーとの組合せの紙幣において、セキュリティ要素のキャリア基材は、バリュードキュメント基材の部分領域でありうる。例えば、バリュードキュメント基材は、ポリマー箔であってよく、セキュリティ要素のキャリア基材は、該ポリマー箔の部分領域である。バリュードキュメント基材は、好ましくは、透明な合成ポリマーである。特に、用語「紙」とは、綿などの天然ポリマーを意味する。特に、用語「ポリマー」とは、PETなどの合成ポリマーを意味する。
セキュリティ要素がバリュードキュメント基材に埋め込まれる場合、セキュリティ要素の上側及び下側は、好ましくは、バリュードキュメント基材の上側及び下側に(実質的に)平行に延在する。バリュードキュメントの上側及び下側とセキュリティ要素の上側及び下側は、主領域と称することもできる。これらの主領域は、見る者に関連情報を再生する。したがって、主領域は、セキュリティ要素を有するバリュードキュメントを見る者にとって視認可能になる。例えば、紙幣の1つの主領域は、紙幣の価値及びそのシリアルナンバーを再生することができる。対応して、セキュリティ要素の上側及び下側は、バリュードキュメントの上側及び下側と同様に、第1及び第2の主領域とみなすことができる。
特に、本発明に従うセキュリティ要素の情報領域は、セキュリティ要素がバリュードキュメント基材内に埋め込まれている、すなわち部分的に囲まれている場合であっても、それらを見る者に視認されるように、露出している。
好ましくは、第1の主領域は、バリュードキュメントの前側を形成する。好ましくは、第2の主領域は、バリュードキュメントの裏側を形成する。好ましくは、第1のサブ波長配置は前側に配置されており、第2のサブ波長配置は裏側上に配置されている。
好ましくは、第1の情報領域は第1のウィンドウに配置される。好ましくは、第2の情報領域は第2のウィンドウに配置される。
具体的には、ウィンドウは、透明又は半透明の領域として理解されるべきである。
ウィンドウは、バリュードキュメント基材に、例えば凹部又は開口として設けることができる。あるいは、ウィンドウは、透明/半透明のバリュードキュメント基材に、透明又は半透明の領域として設けることもできる。
特に、用語「ウィンドウ」は、本明細書で言及されるバリュードキュメント及びセキュリティ要素の専門分野で一般的に受け入れられる意味を有する。
好ましくは、セキュリティ要素は、2つの互いに離間したキャリア基材、すなわち、第1のキャリア基材及び第2のキャリア基材を含む。第1及び第2のキャリア基材は、好ましくは、少なくとも、情報領域のエリアにおいて透明又は半透明である。第1のキャリア基材は第1の情報領域を有しており、第2のキャリア基材は第2の情報領域を有している。
好ましくは、バリュードキュメント基材自体が第1及び第2の情報領域のキャリア基材である。
さらなる態様は、セキュリティ要素の製造方法に関し、該方法は、
− キャリア基材を供給する工程、
− キャリア基材上に第1の情報領域の複数のサブ波長配置を生成する工程、
− キャリア基材上に第2の情報領域の複数のサブ波長配置を生成する工程、及び
− 第1の情報領域及び第2の情報領域をバリュードキュメント基材に施す工程
を含む。
好ましくは、第1の情報領域は、バリュードキュメント基材の第1の主領域に施され、第2の情報領域は、バリュードキュメント基材の第2の主領域に施される。
あるいは、第1の情報領域及び第2の情報領域は、同じ主領域に施される。
好ましくは、本方法は、ロール・ツー・ロール法で行われる。
好ましくは、本方法は、
キャリア基材を少なくとも2つのウェブに分割する工程であって、一方のウェブが第1の情報領域のサブ波長配置を含み、他方のウェブが第2の情報領域のサブ波長配置を含む、工程
を含む。
好ましくは、本方法は、
第1の情報領域をバリュードキュメント基材の主領域に施す工程
を含む。
好ましくは、本方法は、
第2の情報領域を同じバリュードキュメント基材の主領域に施す工程
を含む。
本発明は、明瞭性を高めるために、その表現において規模及び比率に対する忠実な再現が省かれている添付の図面と併せて、好ましい実施形態を通して以下に説明される。
図面について以下に説明する。
ある変形に従う平面図におけるセキュリティ要素の概略図 図1aのセキュリティ要素のI−Iに沿って切り取った概略的な断面図 さらなる変形に従う平面図におけるセキュリティ要素の概略図 ある変形に従う平面図におけるセキュリティ要素を有するバリュードキュメントの概略図 ある変形に従う図3aに従うバリュードキュメントのI−Iに沿って切り取った概略的な断面図 さらなる変形に従うセキュリティ要素を有する、図3aに従うバリュードキュメントのI−Iに沿って切り取った概略的な断面図 セキュリティ要素の製造に関する概略図 図4aと同じ サブ波長配置としての2次元周期格子の概略図 第1及び第2のサブ波長配置の概略図 図6aと同じ
図1aは、平面図におけるセキュリティ要素100の概略図を示している。セキュリティ要素100は、第1の表示を含む第1の情報領域102を含む。第1の表示は、輪郭及び幾つかの領域、並びに背景106からなる、蝶の画像を含む。さらには、セキュリティ要素100は、第2の表示を含む第2の情報領域104を含む。第2の表示は、輪郭及び複数の領域、並びに周囲環境108からなる、蝶の画像を含む。さらには、セキュリティ要素100はキャリア基材114を含む。第1の表示は、第1のサブ波長配置(図示せず)を有する領域110を含む。第2の表示は、第2のサブ波長配置を含む領域112を含む。図1aから明らかなように、第1の情報領域102及び第2の情報領域104は、並べて配置されている。情報領域102及び104を入射光で同時に見たときに、見る者は、領域110を、領域112と比較して異なった色として知覚する。言い換えれば、領域110、112の第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、入射光(反射)で見たときに、実質的に互いに異なる色を有する。対照的に、情報領域102、104を透過光で見たときには、領域110及び112は、実質的に同じ色を有するように見える。言い換えれば、第1のサブ波長配置及び第2のサブ波長配置は、情報領域102、104を透過光で見たときに、同じ色を生成する。情報領域102及び104を入射光で見るか透過光で見るかとは無関係に、第1及び第2の表示、すなわち蝶は、認識可能である。
図1bは、図1aに従うセキュリティ要素100の切断線I−Iに沿って切り取った概略的な断面図を示している。本明細書において、図1bに示される構造又は配置は、単なる例示と見なされるべきであることに留意すべきである。それに対応して、他の構造もまた、図1aに関しての説明と同じ機能を果たすことができる。図1bは、第1の主領域HF及び第2の主領域HFを有するキャリア基材114を示している。第1の主領域HF及び第2の主領域HFは、互いに反対側に配置されている。情報領域102は、第1の主領域HFに又はその上に配置されている。第2の情報領域104は、第2の主領域HF上に配置されている。
図2は、第1の情報領域202及び第2の情報領域204を有する、セキュリティ要素200のさらなる変形を示している。第1の情報領域202は、蝶及び背景206を含む第1の表示を含む。蝶には、サブ波長配置を含む領域210が設けられている。第2の情報領域204は、数字「15」及び背景208を含む第2の表示を有している。領域212はサブ波長配置を含む。セキュリティ要素200は、その内部/上に情報領域202及び204が設けられたキャリア基材214を含む。第1の表示及び第2の表示は、互いに異なる輪郭形状を有しており、透過光で見たときに、第1の表示及び第2の表示は同じ色を有し、入射光で見たときに、第1の表示及び第2の表示は互いに異なる色を有する。これは、特に、第1の表示の領域210及び第2の表示の領域212に施すことができる。さらには、背景206及び背景208は、これらの2つの領域もまた、透過光では同じ色を有し、入射光では互いに異なる色を有するように、サブ波長配置を有していてもよい。背景206、208のサブ波長配置は、領域210、212のサブ波長配置とは異なっていてもよい。
図3aは、バリュードキュメント基材308と、少なくとも1つのセキュリティ要素302とを含む、バリュードキュメント300を示している。セキュリティ要素302は、情報領域102及び104又は202及び204と同様に構成することができる、情報領域304a及び306aを含む。
図3bは、例えば図3aに示されるように、切断線I−Iに沿ったバリュードキュメントを通る断面を概略的に示している。図3bは、第1の主領域HF及び第2の主領域HFを有するバリュードキュメント基材308を示している。第1の情報領域304b及び第2の情報領域306bを含むセキュリティ要素302bは、バリュードキュメント基材の第1の主領域HFの上/そこに配置されている。
図3cは、代替的な例示的実施形態に従うように見えうるように、切断線I−Iに沿ったバリュードキュメント300の断面図を示している。バリュードキュメント基材308は、第1の主領域HF及び第2の主領域HF、並びに、セキュリティ要素302aに対応しうるセキュリティ要素302cを含む。セキュリティ要素302cは、第1の情報領域304c及び第2の情報領域306cを含む。図3bに従う実施形態とは対照的に、セキュリティ要素302cは、情報領域304c及び306cが、バリュードキュメント基材308の主領域の内/上方、及び/又は上に施されるように、図3cに従う実施形態ではバリュードキュメント基材に埋め込まれている。例えば、第1の情報領域304cを担持する第1のキャリア基材(図示せず)は、製紙することによってバリュードキュメント基材308に導入されてもよい。これは、第2の情報領域306cにも同様に施すことができる。この事例では、セキュリティ要素302cは、2つのパーツを有するように構成される。あるいは、バリュードキュメント基材308は、第1及び第2の情報領域304c、306cの領域において少なくとも部分的に半透明な合成ポリマーであってよく、第1及び第2の情報領域304c、306cは、バリュードキュメント基材308の主領域の少なくとも一方の上に設けられる。
図4aは、その上に第1の情報領域404の複数のサブ波長配置と第2の情報領域406の複数のサブ波長配置とが生成されたキャリア基材402を含む、ロール又はエンドレス材料400の詳細を示している。さらなる処理のため、キャリア基材402は、ウェブに分割され、第1の情報領域404のサブ波長配置を含むウェブと、第2の情報領域406のサブ波長配置を含むウェブとが生成される。
図4bは、複数の第1の情報領域404を有するウェブ408と複数の第2の情報領域406を有するウェブ410の詳細を示している。
図5は、サブ波長配置として使用することができる2次元周期格子501を示している。格子501は、垂直な側面を有する外形を備えたエンボス層502を提供することによって製造される。外形は、柱504のパターン506が、エンボス層502の上側に形成されるように構成されている。エンボス層502は、誘電体でできており、エンボス層502の表面にベース層503として堆積され、かつ、柱504上にコーティング505として堆積された金属層でコーティングされていた。側面は垂直であることから、これら側面はコーティングされていない。
原則として、格子501は、透過光動作において完全に不透明ではない、すなわち、ある程度光透過性が維持されるように構成される。したがって、材料と同様に、金属層の層厚tは、それに対応して選択される。
パターン506において、本明細書では単に例示的に正方形を有するように構成されており、とりわけ円筒状の(必ずしも円筒状である必要はない)嵩高い部分でありうる柱504は、2次元周期格子の形態で配置されており、格子のベース層503によって画成された格子面の2つの互いに垂直な方向に沿って、周期p及びpが存在する。柱504又はベース面の高さの広がりは、s及びsで指定される。ベース層503並びにコーティング505は、層厚tを有する。パターン506に配置されたコーティング505は、ベース層503の上部から距離h−tだけ、柱504の高さhから離間されている。起伏のあるエンボス層502の柱の高さhは、金属層が不連続であり、かつ、コーティング505が接続されないように、本明細書では層厚tよりも大きい。よって、結果的に、その上にコーティング505が配置された孔508を有する、格子面を画成するベース層503からなる金属構造が生じる。コーティング505とベース層503との距離は、誘電性の柱504によってもたらされる。
周期p及びpは、好ましくは100nm〜1000nmの範囲にあり、好ましくは200nm〜500nmである。充填率s/p及びs/pは、0.2超〜0.8、好ましくは0.7未満である。偏光に依存しないカラーフィルタリングを達成するために、空間における2つの方向についての外形パラメータは、できるだけ同一に、すなわちp=p及びs=sになるように選択される。しかしながら、これは任意選択的である。同様に、記載される実施形態の例における周期性の方向は、互いに垂直である。この場合もまた、これは任意選択的である。外形及び周期性の空間的に非対称な配置も同様に想定される。言い換えれば、パターン506は、図5に示されるようなカルテシアンパターンである必要はない。柱504も同様に非対称に構成することができる。
さらなる展開において、格子501は、単層の誘電体内に埋め込まれてもよい。これは、格子ベース構造501の表面がそれによって平らになることから、適用上の利点を有する。
図6aは、キャリア基材614上に配置された、第1の情報領域、特に第1のサブ波長配置600aの詳細を示している。
図6bは、同様にキャリア基材614上に配置された、第2の情報領域、特に第2のサブ波長配置600bの詳細を示している。
図6a及び6bによれば、第1のサブ波長配置600a及び第2のサブ波長配置600bは、キャリア基材614の異なる主領域上に配置される。
特に好ましくは、両方、すなわち第1のサブ波長配置600a及び第2のサブ波長配置600bを、例えばキャリア基材614の第1の主領域など、同じ主領域上に配置することが、さらなる実施形態によってもたらされてもよい。これは、例えば、エンボス層をキャリア基材614の第1の主領域に施すことによって、生成することができる。
エンボス層は、第1のサブ波長配置600aの構造に対応する構造で、第1の領域に供給され、かつ、第2のサブ波長配置600bの構造に対応する構造で、第2の領域に供給される。言い換えれば、第1の領域の逆の構造を第2の領域に浮き出させる。その後、図6a、6bに示されるように、2つの領域に金属層が供給される。
例えば、サブ波長配置600a及びサブ波長配置600bを、図1bに示されるように、キャリア基材614上に配置することができる。
100、200、302 セキュリティ要素
102、202、304、404 第1の情報領域
104、204、306、406 第2の情報領域
114、214、308 キャリア基材
110、112、201、212 サブ波長配置を有する領域
300 バリュードキュメント
308、408 バリュードキュメント基材
HF 主領域

Claims (15)

  1. − 第1の表示を含む第1の情報領域であって、少なくとも第1のサブ波長配置が前記表示に着色領域を供給する、第1の情報領域、及び
    − 第2の表示を含む第2の情報領域であって、少なくとも第2のサブ波長配置が前記表示に着色領域を供給する、第2の情報領域
    を有し、前記情報領域が並べて配置されている、セキュリティ要素において、
    − 前記情報領域を入射光で見たときに、前記第1のサブ波長配置及び前記第2のサブ波長配置が実質的に互いに異なる色を有しており、
    − 前記情報領域を透過光で見たときに、前記第1のサブ波長配置及び前記第2のサブ波長配置が実質的に同じ色を有しており、
    前記第1の表示及び前記第2の表示が入射光及び透過光で認識可能である、
    セキュリティ要素。
  2. 前記サブ波長配置が、2次元周期的なカラーフィルタ格子であることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティ要素。
  3. 少なくとも前記第1のサブ波長配置及び前記第2のサブ波長配置が、向きが互いに反対になるように位置合わせされていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセキュリティ要素。
  4. 前記第1の情報領域が、前記第1のサブ波長配置に加えて、さらに互いに異なるサブ波長配置を有しており、
    前記第2の情報領域が、前記第2のサブ波長配置に加えて、さらに互いに異なるサブ波長配置を有しており、
    前記第1の情報領域及び前記第2の情報領域の前記さらに互いに異なるサブ波長配置が、入射光で見たときに実質的に互いに異なる色を有しており、かつ、透過光で見たときに実質的に同じ色を有している
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセキュリティ要素。
  5. 前記第1の表示及び前記第2の表示が等しい輪郭形状を有しており、前記第1の表示及び前記第2の表示が、透過光で見たときに同じ色を有しており、かつ、前記第1の表示及び前記第2の表示が、入射光で見たときに互いに異なる色を有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセキュリティ要素。
  6. 前記第1の表示及び前記第2の表示が互いに異なる輪郭形状を有しており、前記第1の表示及び前記第2の表示が、透過光で見たときに同じ色を有しており、かつ、前記第1の表示及び前記第2の表示が、入射光で見たときに互いに異なる色を有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセキュリティ要素。
  7. 前記セキュリティ要素が、互いに反対側に配置された第1及び第2の主領域を有するキャリア基材を備えており、前記第1のサブ波長配置が前記第1の主領域上に配置されており、かつ、前記第2のサブ波長配置が前記第2の主領域上に配置されているか、あるいは、前記第1のサブ波長配置と前記第2のサブ波長配置とが同じ主領域上に配置されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のセキュリティ要素。
  8. 前記セキュリティ要素が、前記第1のサブ波長配置のためのエンボス層及びメタライゼーションを有しており、かつ、前記第2のサブ波長配置のためのエンボス層及びメタライゼーションを有しているか、あるいは、前記セキュリティ要素が、前記第1のサブ波長配置及び前記第2のサブ波長配置のためのエンボス層及びメタライゼーションを有していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のセキュリティ要素。
  9. 互いに反対側に配置された第1の主領域及び第2の主領域を有するバリュードキュメント基材と、請求項1〜8のいずれか一項に記載される少なくとも1つのセキュリティ要素とを有するバリュードキュメント。
  10. 前記第1の主領域が前記バリュードキュメントの前面を形成しており、かつ、前記第2の主領域が後面を形成しており、前記第1のサブ波長配置が前記前面に配置されており、前記第2のサブ波長配置が前記後面に配置されていることを特徴とする、請求項9に記載のバリュードキュメント。
  11. 前記第1の情報領域が第1のウィンドウ内に配置されており、前記第2の情報領域が第2のウィンドウ内に配置されていることを特徴とする、請求項9又は10に記載のバリュードキュメント。
  12. 前記セキュリティ要素が、2つの互いに離間したキャリア基材を備えており、前記第1のキャリア基材が前記第1の情報領域を有しており、前記第2のキャリア基材が前記第2の情報領域を有していることを特徴とする、請求項11に記載のバリュードキュメント。
  13. 前記バリュードキュメント基材が、前記第1の情報領域及び前記第2の情報領域のためのキャリア基材であることを特徴とする、請求項9〜12のいずれか一項に記載のバリュードキュメント。
  14. 請求項1〜8のいずれか一項に記載されるセキュリティ要素の製造方法であって、
    − キャリア基材を供給する工程、
    − 前記キャリア基材上に第1の情報領域の複数のサブ波長配置を生成する工程、
    − 前記キャリア基材上に第2の情報領域の複数のサブ波長配置を生成する工程、及び
    − 前記第1の情報領域及び前記第2の情報領域をバリュードキュメント基材に施す工程
    を含む、方法。
  15. 前記方法が、ロール・ツー・ロール法で行われるか、及び/又は、次の工程:
    − 前記キャリア基材を少なくとも2つのウェブに分割する工程であって、一方のウェブが第1の情報領域のサブ波長配置を含み、他方のウェブが第2の情報領域のサブ波長配置を含む、工程、
    − 第1の情報領域をバリュードキュメント基材の主領域に施す工程、及び
    − 第2の情報領域を同じバリュードキュメント基材の主領域上に施す工程
    のうちの1つ以上を有することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
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